JP2017000172A - グロメット、ラケット及びグロメットの成形方法 - Google Patents

グロメット、ラケット及びグロメットの成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フレーム及びストリングを保護しつつ、ストリングの振動をより良く減衰させることができるようにしたグロメットの提供。【解決手段】所定方向に延在する帯状部31と、帯状部の一方の面から突出する筒部32とを備えてグロメット25が構成される。帯状部は、筒部が突出する側と反対側に形成される第1の層38と、筒部が突出する側に形成される第2の層39とを一体に備えている。第1の層は、繊維からなる強化材を含んで形成され、第2の層及び筒部は、強化材を含まずに形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、ストリングとフレームとの接触を回避することができるグロメット、ラケット及びグロメットの成形方法に関する。
テニスやバドミントンのラケットにおいては、ループ状に形成されたフレームにストリングが張り渡されている。フレームには、ストリングが挿通される挿通孔が所定の間隔を隔てて多数形成され、これら挿通孔にはグロメットが装着されている。
グロメットとしては、例えば、特許文献1に開示されるように、挿通孔に挿入される複数の筒部と、これら筒部に連なる帯状部とを備えたものが利用されている。グロメットは、筒部にストリングが挿通されることで、ストリングにフレームの挿通孔が接触することを回避し、それらを保護する機能を有している。特許文献1のグロメットは、繊維強化樹脂として剛性を持たせ、グロメットの耐久性を高めている(段落[0029]、[0035]参照)。
特開2005−237877号公報
しかしながら、特許文献1のグロメットにあっては、帯状部と筒部とが一体になり、帯状部だけでなく筒部も繊維強化樹脂によって形成される。従って、筒部の剛性が高くなるため、筒部においてストリングの振動減衰作用が十分に得られ難くなる、という問題がある。
ここで、仮に、ストリングの振動を吸収できる軟質樹脂でグロメット全体を形成した場合、筒部においてストリングの振動減衰効果を期待できる。ところが、この場合、帯状部に対するストリングの食い込み量が大きくなって帯状部が破損してしまう、という問題がある。この結果、ストリングとフレーム(挿通孔)とが接触することで、それらに損傷が発生し、フレーム及びストリングを保護するというグロメット本来の機能を十分に得られなくなる。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、フレーム及びストリングを保護しつつ、ストリングの振動をより良く減衰させることができるグロメット、ラケット及びグロメットの成形方法を提供することを目的とする。
本発明のグロメットは、所定方向に延在する帯状部と、この帯状部の一方の面から突出する筒部とを備えたグロメットにおいて、前記帯状部は、前記筒部が突出する側と反対側に形成される第1の層と、前記筒部が突出する側に形成される第2の層とを一体に備え、前記第1の層は、繊維からなる強化材を含んで形成され、前記第2の層及び前記筒部は、前記強化材を含まずに形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、筒部が強化材を含まないで形成されるので、筒部の弾性率を低下させて軟質にすることができる。これにより、筒部を繊維強化樹脂とする従来構造に比べ、筒部におけるストリングの振動減衰作用を向上させることができる。しかも、第1の層は繊維からなる強化材を含むので、ストリングの張設による帯状部での食い込み量を小さくすることができる。この結果、帯状部が破損してストリングとフレームとが接触することを防止でき、それらが損傷しないように保護することができる。このように第1の層での保護を行えるので、第2の層及び筒部については、振動減衰に有利な材料を選択できるようになり、振動減衰作用をより向上させることができる。
また、本発明のグロメットにおいて、前記第1の層は、繊維強化樹脂により形成され、前記第1の層を形成する母材と、前記第2の層及び前記筒部を形成する母材とは、それぞれ熱可塑性樹脂であるとよい。この構成によれば、第2の層及び筒部を熱可塑性樹脂として軟質となり、それらによって、ストリングの振動減衰作用を良好に得ることができる。しかも、第1の層と第2の層とを後述のように熱融着する場合には、加熱によって溶融するので、かかる熱融着を容易に行うことができる。
また、本発明のグロメットにおいて、前記繊維強化樹脂の繊維は、連続繊維であるとよい。この構成によれば、連続繊維とすることで、第1の層の強度、剛性をより高めることができる。これにより、帯状部におけるストリングの食い込みをより良く抑制できる。
また、本発明のグロメットにおいて、前記第1の層と、第2の層とは熱融着されているとよい。この構成によれば、第1の層と第2の層との密着性を向上でき、それらの一体感を強めることができる。また、第1の層に使用される連続繊維を所定の角度に配置することで、帯状部の延在方向中間で屈曲するように変形することを回避することができる。これにより、帯状部を、フレームの形状に沿う緩やかな湾曲形状に容易に変形させることができる。
本発明のラケットは、上記グロメットと、ストリングが張設されて打球面を形成するフレームとを備えたラケットであって、前記フレームに形成された挿通孔に前記筒部を挿通して前記グロメットが前記フレームに装着され、張設された前記ストリングが前記第1の層で折り返されることを特徴とする。
また、本発明のラケットにおいて、前記帯状部は、前記フレームの外周面に面接触するとともに、前記フレームの前後幅と略同一の前後幅に形成されているとよい。この構成によれば、強化材を含んだ帯状部によってフレームを保護することができ、帯状部をいわゆるバンパーとして機能させることができる。
また、本発明のラケットの成形方法において、所定方向に延在する帯状部と、この帯状部の一方の面から突出する筒部とを備えたグロメットの成形方法であって、前記帯状部は、前記筒部が突出する側と反対側に形成される第1の層と、前記筒部が突出する側に形成される第2の層とを一体に備え、繊維からなる強化材を含んだ繊維強化樹脂によって前記第1の層を形成する第1の層形成工程と、前記第1の層形成工程で形成された第1の層を金型のキャビティ内に配置した後、当該キャビティ内に前記強化材を含まない樹脂材を注入して前記第2の層及び前記筒部を成形しながら、当該第2の層と前記第1の層とを熱融着する第2の層及び筒部形成工程とを行うことを特徴とする。この方法によれば、第1の層と第2の層とを強固且つ簡単に一体にすることができる。
本発明によれば、第1の層が強化材を含み、第2の層及び筒部が強化材を含まずに形成されるので、フレーム及びストリングを保護しつつ、ストリングの振動をより良く減衰させることができる。
本発明の実施の形態に係るラケットの外観図であり、図1Aは、前記ラケットの正面図、図1Bは、前記ラケットの側面図である。 フレームを前後方向に切断した断面図である。 フレームから先端側のグロメットを取り外した状態の説明用正面図である。 グロメットを一部断面視した概略斜視図である。 フレーム及びグロメットを前後方向に切断した断面図である。 フレーム及びグロメットを左右方向に切断した断面図である。 第1の層形成工程の一例を示す説明図である。 第2の層及び筒部形成工程の一例を示す説明図である。 耐久性能を評価する実験の説明図である。 実施例2及び比較例の振動を測定した結果を示すグラフである。 減衰振動の包絡線を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下においては、本発明に係るグロメットを硬式テニス用のラケットに適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、軟式テニス用のテニスラケットや、スカッシュ用のラケット、バドミントン用のラケットなどに適用してもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係るラケットの外観図であり、図1Aは、前記ラケットの正面図、図1Bは、前記ラケットの側面図である。なお、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1に示すように、ラケット10は、ボールを打つ部位であるヘッド11と、プレーヤがラケット10を把持する部位であるグリップ12と、ヘッド11とグリップ12とを一体に連結するシャフト13とを備えている。なお、以下の説明において、図1中矢印にて示すように、ラケット10の長手方向のうちヘッド11が位置する側を先端側とし、グリップ12が位置する側を後端側とする。また、ラケット10の打球面上において(即ち打球面に沿う平面上において)長手方向に直交する方向を幅方向(あるいは、左右方向)とし、ラケット10の打球面に直交する方向を厚さ方向(あるいは、前後方向)とする。
シャフト13は、前後方向から見て、グリップ12からヘッド11に向かって二股に分岐するスロート15を備え、左右のスロート15の間にはヘッド11の一部を形成するヨーク17が形成されている。なお、シャフト13は、これに限らず、二股に分岐していないものとしてもよい。
ヘッド11は、上下方向に長い楕円形状のフレーム20と、フレーム20の内側に張設されたストリング21とを備え、フレーム20の内側に打球面(フェース)を形成する。フレーム20は、例えば繊維強化樹脂等からなる中空の筒状体を楕円形状に成形したものである。なお、フレーム20は中空とせずに内部に発泡材を充填したり、木製或いは金属製としたりしてもよい。
図2は、フレームを前後方向に切断した断面図である。図2に示すように、フレーム20の外周面20aには、厚さ方向における中央部が両側部20bに比べて凹んだ溝部22が設けられている。溝部22は、フレーム20の周方向に沿って連続して設けられている(図1B参照)。また、フレーム20には、挿通孔23が設けられ、かかる挿通孔23は、フレーム20の外周面20aにおける溝部22の底側から内周面20cまで貫通して形成されている。挿通孔23は、フレーム20の周方向に沿って複数設けられている(図1A参照)。
図1Aに示すように、フレーム20には、その外周側から4体のグロメット25〜28が装着され、これらグロメット25〜28を介してストリング21がフレーム20に張設される。本実施の形態では、先端側のグロメット25は、図1Aのフレーム20の正面視にて、約10時方向の個所から約2時方向の個所に亘って設けられ、フレーム20のトップ20A側を保護している。左右のグロメット26、27は、先端側のグロメット25の左右両端近傍からフレーム20の左右の側面に形成された最下位の挿通孔23に達する位置に亘って設けられている。また、後端側のグロメット28は、ヨーク17に設けられている。なお、後端側のグロメット28を除く各グロメット25〜27は、ラケット10の振動減衰性能等の各種条件に応じ、フレーム20の周方向に沿う長さを変えてもよい。
続いて、先端側のグロメット25の具体的な構成について、図1に加え、図3及び図4を参照して説明する。図3は、フレームから先端側のグロメットを取り外した状態の説明用正面図であり、図4は、グロメットを一部断面視した概略斜視図である。
図1A及び図3に示すように、グロメット25は、所定方向としてフレーム20の周方向に延在する帯状部31と、この帯状部31の一方の面となる図3中下面から突出する複数の筒部32とを備えている。帯状部31は、後述する成形の直後において、図4に示すように、直線方向に延在し、フレーム20に取り付ける際にフレーム20に沿って湾曲するように変形される。
図5は、フレーム及びグロメットを前後方向に切断した断面図である。図5に示すように、帯状部31は、底面部34、前後一対の側面部35、前後一対のカバー面部36を備えている。底面部34は、フレーム20における溝部22の底側に面接触するよう配置される。各側面部35は、底面部34の前後方向両側に連なり、溝部22の側面側に面接触するよう配置される。カバー面部36は、側面部35の図5中上端に連なり、溝部22の外側の外周面20aに面接触するよう配置される。帯状部31の前後幅は、フレーム20の前後幅と略同一に設定されている。底面部34の面内には、筒部32の内部に連通する開口34aが形成されている。底面部34と2つの側面部35とは、溝部22の内部に嵌め込まれるようになり、この嵌め込みによって、帯状部31の内面がフレーム20の外周面20aに密着して取り付けられる。
図6は、フレーム及びグロメットを左右方向に切断した断面図である。図5及び図6に示すように、筒部32は、帯状部31側が基部とされ、基部と反対側の先端部がフレーム20の外側から挿通孔23に挿通される。この挿通によってグロメット25がフレーム20に装着され、帯状部31とフレーム20の外周面20aとが密着した状態となる。この状態で、筒部32の先端側は、フレーム20の内周面20c側から内方に突出するように配設される。
帯状部31は、筒部32が突出する側と反対側すなわち外側に形成される第1の層38と、筒部32が突出する側すなわち内側に形成される第2の層39とを一体に備えている。
第1の層38は、本実施の形態では、繊維からなる強化材を含む繊維強化熱可塑性プラスチック(Fiber Reinforced ThermoPlastics、以下、「FRTP」とする)の板を、後述のようにプレス成形して形成される。FRTPを形成する母材は、特に限定されるものでないが、ナイロンの他、熱可塑性ポリウレタン、ポリエチレン選択できる。FRTPに使用する繊維は、特に限定されるものでないが、カーボン繊維の他、ガラス繊維、アラミド繊維を選択できる。この選択は、繊維の変化による第1の層38の硬さや色、ストリングの振動吸収性能等に応じて行うことができる。
FRTPの繊維の形態は、連続繊維による織物とする他、不連続繊維若しくは一方向材としてもよい。但し、連続繊維とした方が、強度、剛性を高めることができ、不連続繊維等にすると、連続繊維に比べ強度が弱くなる可能性があるものの、加工性等で有利となる。織物とした場合の繊維の織り方は、平織、綾織など何れでもよく、フレーム20の周方向に対する繊維の延在方向の角度も45°の他に、0/90°にする等任意の角度を採用することができる。上記角度を45°とすると、第1の層38のフレーム20に沿う柔軟性を付与し易くなる。繊維の積層数は、1層に限られず、複数層としてもよい。また、例えば、強度が求められる開口34aまわりの繊維だけを複数層としたり、繊維の織り方、角度を変えたりする等、求められる機能に応じて部分的に繊維の構成を変えてもよい。
第2の層39及び筒部32は、上述の強化材を含まない樹脂材を、後述のように射出成形して形成される。第2の層39及び筒部32を形成する母材は、特に限定されるものでないが、熱可塑性樹脂を用いることが好ましく、ナイロン(12ナイロン等)や熱可塑性ポリウレタン(TPU)が例示できる。第1の層38と、第2の層39とは、後述するように熱融着されて一体化される。
なお、第1の層38は、FRTP以外の繊維強化樹脂としてもよく、例えば、母材として、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂を用いてもよい。また、第2の層39の母材として、ABS、ポリエチレンテレフタレートを用いてもよい。第1の層38及び第2の層39の両方とも熱可塑性樹脂を用いれば熱融着できるが、少なくとも一方が熱可塑性樹脂でない場合には、接着剤を用いた接着や溶剤を用いた固定等により、各層38、39が一体化される。特に、熱硬化性樹脂を用いた場合には、接着剤を用いることが好ましい。
図6に示すように、フレーム20にストリング21を張設する際、フレーム20の内側からグロメット25の筒部32(挿通孔23)を通ってフレーム20の外側に出たストリング12が、グロメット25の底面部34で折り返される。すなわち、グロメット25の底面部34において第1の層38に形成された開口34aの内周縁によって、ストリング21が折り返される。従って、ストリング21に張力が加わった状態において、グロメット25に最も大きい力が加わる箇所は、第1の層38における開口34aの内周縁の点Pとなり、当該内周縁とその近傍にストリング21が食い込むようになる。
先端側のグロメット25は、図5に示すように、帯状部31の前後幅がフレーム20の前後幅と略同一になるので、ラケット10がコートに叩き付けられたり擦られたりするときに、フレーム20のトップ20A側を保護することができる。この保護は、主として、第1の層38によって行われ、第1の層38は、繊維からなる強化材を含んで強度や耐衝撃性が高められているので、フレーム20を良好に保護することができる。なお、先端側のグロメット25を除く各グロメット26〜28(図1A参照)は、先端側のグロメット25より短い前後幅に形成されている。従って、各グロメット26〜28は、上述したカバー面部36を省略したり、カバー面部36に加えて側面部35の一部又は全部を省略したりしたような形状に形成されるものであり、ここでは、詳細な図示、説明を省略する。
続いて、本実施の形態における先端側のグロメット25の成形方法について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、第1の層形成工程の一例を示す説明図である。図8は、第2の層及び筒部形成工程の一例を示す説明図である。なお、以下に記載の成形方法は、一例に過ぎないものであり、同様にグロメット25を形成できる限りにおいて種々の変更が可能である。
先ず、本実施の形態の成形方法では、帯状部31の第1の層38を形成する第1の層形成工程を行う。この工程は、最初に、連続繊維が織り込まれた強化材を、母材となる熱可塑性樹脂に浸潤させて板状のFRTPを形成する。次いで、板状のFRTPを、グロメット25の長さ及び前後幅に応じて細長い形状に切断する。その後、図7Aに示すように、切断したFRTP100を、プレス成形機(不図示)の金型C1内に配設する。この金型C1の内部は、上述した帯状部31における第1の層38に対応した形状に設けられ、且つ、開口34aを形成するためのピンC1aと、ピンC1aを受容する凹部C1bとが形成されている。従って、図7Bに示すように、金型C1でFRTP100を挟み込むことで、ピンC1aがFRTP100を貫通して開口34aが形成される。これと同時に、金型C1からFRTP100に対し、所定の温度で所定のプレス圧が加わり、FRTP100を折り曲げるようにして底面部34、側面部35及びカバー面部36に対応する形態となる第1の層38がプレス成形される。
上記第1の層形成工程の終了後、帯状部31の第2の層39及び筒部32を形成する第2の層及び筒部形成工程を行う。この工程では、射出成形機(不図示)を用い、図8A及び図8Bに示すように、射出成形機の金型C2は、グロメット25全体の形状に応じたキャビティC2aを有するものである。キャビティC2a内には、筒部32(図8Aでは不図示)の内周面を形成するためのピンC2bが突設される。このピンC2bに対し、プレス成形された第1の層38の開口34aをピンC2bに挿通しつつ、キャビティC2a内に第1の層38を配置する(図8A参照)。その後、金型C2の閉型をしてからランナ(不図示)を通じ、所定温度に加熱された樹脂材(第2の層39を形成する強化材を含まない母材)を、キャビティC2a内における第1の層38の図8B中下面側に対して注入する。注入する樹脂材は高温に加熱されるので、第1の層38を形成する熱可塑性樹脂に熱融着した状態となりながら、底面部34、側面部35及びカバー面部36に対応する形態となる第2の層39と筒部32とが成形される。従って、第2の層39及び筒部32の成形と、第1及び第2の層38、39の一体化とが同時に行われる。樹脂注入から所定時間が経過して注入した樹脂材が硬化した後、脱型することで成形されたグロメット25が得られる。
ここで、熱融着とは、第1及び第2の層38、39の界面において、それぞれの母材が融点以上に加熱されて相互に溶け合った状態となってから、冷却されて固化することで一体となるように固着した状態をいう。ここで、熱融着を行うため、第2の樹脂39の母材の融点が第1の層38の母材38の融点より高温としたり、第1の層38のFRTPの母材が低融点になるものとしたりすることが好ましい。
以上のように、実施の形態に係るグロメット25によれば、強化材を含むFRTPによって第1の層38を形成したので、ストリング21を張設しても、帯状部31における開口34a周辺への食い込みを小さくすることができる。これにより、食い込みが経時的に伸展して帯状部31が破れたり穴が開いたりすることを防止でき、ストリング21と挿通孔23の内周とが接触しないように効果的に保護することができる。
また、帯状部31では、第1の層38がFRTPにより形成されて剛性を発揮するので、第2の層39及び筒部32を軟質な樹脂によって形成してもグロメット25としての耐久性を良好に保つことができる。このように第1の層38が剛性を有することで、グロメット25の耐久性を維持しつつ、第2の層39及び筒部32に用いる樹脂の種類を多様化でき、グロメット25の設計の選択性を拡げることができる。例えば、第2の層39及び筒部32を軟質な樹脂によって形成し、筒部32によってストリング21の振動を減衰させる機能を付与することができる。これにより、ラケット10を介してプレーヤに伝わる振動を弱くし、打球時の衝撃を緩和することができ、プレーヤに不快感を感じさせないようにすることができる。
ここで、仮に、帯状部31の第1の層38だけをフレーム20に沿うように湾曲する場合(図3参照)、第1の層38は底面部34、側面部35及びカバー面部36の図5に示した凸凹形状によって、湾曲に抗する力を発揮する。そして、第1の層38が薄くて硬質であると、第1の層38がある程度の曲率以上において、急角度に折れ曲がるように変形するため、フレーム20に沿った滑らかな湾曲形状に形成することが困難になる。また、仮に、第1の層38と第2の層39とを熱融着せずに単に重ねた構成としても、上記のように湾曲させると、それらの間に隙間が空いたり分離したりするため、第1の層38をフレーム20に沿わせることが困難となる。
この点、上記実施の形態の帯状部31においては、第1の層38と第2の層39とが熱融着されて一体となるので、それらの間に隙間が空いたり分離したりしないようにすることができる。従って、例えば、帯状部31をフレーム20に沿うように湾曲する場合、軟質な第2の層39の曲率に合わせて第1の層38も湾曲させることができる。これにより、帯状部31全体としての柔軟性を良好に保つことができ、フレーム20の曲率が大きいフレーム20であっても、当該フレーム20に沿うようにすることができる。以上のように、上記実施の形態のグロメット25は、ストリング21の張設による食い込み等の変形抑制と、フレーム20に沿う柔軟性とを両立させることができる。
ここで、上述した特許文献1では、グロメットの帯状部と、ラケットのフレームとの間には粘弾性材を介在させており、この粘弾性材によって打球時に発生するストリングの振動を吸収している(段落[0025]参照)。粘弾性材は、その面内に形成された貫通穴に筒部を挿通することでグロメットに取り付けられ、ストリングの張設を利用してフレームに固定される。しかし、フレームの保護を考慮して帯状部及び筒部に繊維強化樹脂を使用するため、筒部を挿通孔に挿入することで帯状部をフレームに沿わせても、ストリングからの力が加わらない帯状部の端部に浮きが発生するなど、柔軟性に問題がある。また、帯状部と筒部が一体となり且つ繊維強化樹脂を使用するため、打撃時に筒部の伸縮が小さくなり、反発性を低下させる場合がある。以上を考慮すると、グロメットの材料選択が狭まる、という問題もある。
この点、上記実施の形態のように、第1の層38及び第2の層39の母材を熱可塑性樹脂とし、それらの層38、39を熱融着した場合には、第2の層39と第1の層38とが離れない一体とした状態としてグロメット25を取り扱うことができる。第1の層38に使用されている連続繊維を所定の角度に配置することにより、グロメット25を湾曲させたときに、軟質な第2の層39と一体として第1の層38も柔軟に湾曲できるようになり、グロメット25をフレーム20に容易に沿わせることができる。これにより、帯状部31の端部がフレーム20から浮いてしまうことを防ぐことができる。しかも、第2の層39が第1の層38と一体となるので、グロメット25をフレーム20に装着する前に、それらが別々にならずに取扱性を良好に保つことができる。また、強化材を含まずに単一の樹脂材によって帯状部及び筒部を形成する従来構造と比べると、ストリング保護のため従来構造では使用困難な軟質材料を第2の層39に使用できる。よって、第2の層39及び筒部32での材料の選択肢が広まり、さらに第2の層39及び筒部32に振動減衰性など機能性を付与できる。
続いて、上記の実施の形態に係るグロメットについての性能(耐久性能、振動吸収性能、ホールド感(ボールと打球面との接触時間))を評価するために行った実験について説明する。実験では、実施例1及び実施例2として、図4〜図6に示す形態のグロメットを製造した。実施例1及び実施例2における第1の層のFRTPは、下記の表1に示す条件のものを用いた。第2の層及び筒部の母材は、実施例1では12ナイロン、実施例2では、熱可塑性ポリウレタン(TPU)とした。比較例のグロメットは、FRTPを用いずに、各実施例のグロメットを成形する射出成形機の金型C2(図8参照)に対し、母材として12ナイロンだけを注入して成形した。従って、比較例のグロメットは、各実施例のグロメットと同じ形態となるが、異なる材質によって形成されたものである。
Figure 2017000172
実施例1及び比較例のグロメットに対し、耐久性能を評価するための実験を行った。この実験では、先ず、図9に示すように、ストリングを張設する前の比較例のグロメット25に対し、表面粗さ計Tを用いて帯状部31の表面のXY座標を測定した。この測定の左右方向(図9中紙面直交方向)の位置は、図6に示す位置Pとした。この位置Pは、帯状部31において張設されるストリング21から力が加わる底面部34上であって、隣り合う開口34aの中間位置である。測定は2回行い、それぞれのY座標の最大値と最小値の差を深さとした測定結果を以下の表2に示す。表2では、2回の測定での深さの平均値も示す。
この測定後、比較例及び実施例1のグロメットをラケットのフレームに装着した後、ボールを打球できるようにストリングを張設した。比較例及び実施例1共に、張設したストリングのテンションは50ポンド、ストリング(縦)の材質をポリエステル、ストリング(横)の材質をナイロンとした。また、比較例及び実施例1において、グロメットを変更した点を除き、その他の条件も同一とした。そして、張設したストリングの面圧が57(面圧測定機:Racket Diagnostic Centre、バボラ社製)に安定した後、張設したストリングをフレームから取り外してから、上述と同様にしてXY座標を同じ位置Pで測定した。測定結果を表2に示す。
Figure 2017000172
表2に示すように、比較例及び実施例1の両方とも、ストリングの張設後に深さが深くなる、言い換えると、ストリングが折り返される位置でストリングが食い込んで凹みが形成される。この深さから、比較例及び実施例1のそれぞれについて、ストリングの張設前との差を演算すると、表2に示すように、実施例1の方が差(絶対値)が小さい、つまり、ストリングの食い込み量が小さくなる。これを比で表すと、比較例におけるストリングの張設前後での差を100%とすると、実施例1との差は約89%(=0.429/0.481)となり、実施例1の方が約11%食い込み量を小さくすることができた。このように食い込み量を小さくしたことで、比較例に比べて実施例1の方がグロメット25の破損防止を図ることができ、フレーム及びストリングの損傷も抑制することが可能となる。
実施例2及び比較例のグロメットに対し、振動減衰性能を評価するための実験を行った。この実験では、ラケットに実施例2及び比較例のグロメットを装着してストリングを張設してから、ラケットのグリップを固定し、フェース中央(打球点)に衝撃を与え、グリップに伝わる振動を測定した。測定結果を図10のグラフにて示す。図10のグラフを見ると、比較例では、衝撃を与えた時点から最大振幅となる時間が0.00317秒、最大振幅の半分の振幅となる時間が0.0368秒、となった。これに対し、実施例2では、衝撃を与えた時点から最大振幅となる時間が0.00317秒、最大振幅の半分の振幅となる時間が0.0244秒、となった。最大振幅から振幅が半分になるまでの時間(半減期)は、比較例では0.037秒となるのに対し、実施例2では0.024秒となり、実施例2の方が半減期が約0.013秒短くなることから、振動減衰性能が向上することが理解できる。
また、図11のグラフにおいて、減衰振動の包絡線の公式:x=ae-ζωtより、減衰項は、ζによる。図10のグラフから実施例2及び比較例のζωを求めると、比較例は40.57、実施例2は30.92となった。ここで、ωは周波数を表しているが、フレームの影響が大きくストリングの周波数帯にも変化が見られなかったことから、比較例と実施例2とで略同一と近似すると、比較例と実施例2との減衰比は、指数の比として定義でき、131.2%(=40.57/30.92)となった。従って、この減衰比が100%より約30%大きな数値となることからも、実施例2は振動減衰性能が向上することが理解できる。
実施例2及び比較例のグロメットに対し、ホールド感(ボールと打球面との接触時間)を評価するための実験を行った。この実験では、フレームに実施例2及び比較例のグロメットを装着してストリングを面圧57(面圧測定機:Racket Diagnostic Centre、バボラ社製)で張設してから、ラケットのグリップを固定冶具により台に固定した。そして、ボール打ち出し機から打球面中央(打球点)に向かってボールを打ち出し、打球面でボールを打球した。この打球前後のボールを高速カメラで撮像してパーソナルコンピュータ等に出力し、解析ソフトでボールの所定時間毎の座標位置を求めてから、所定条件下でボールの反発前及び反発後の平均速度を求めた。そして、ボールの反発前平均速度を求めた時間の最終時刻をボールと打球面との接触開始時刻とした。また、求めた座標位置から、ボールが最も打ち出し方向に移動した時刻を最大移動時刻とし、接触開始時刻と最大移動時刻との差からボールと打球面との接触時間を算出した。実施例2及び比較例それぞれについて、グロメット以外は同一条件下で、上記のようにボールの打球及び接触時間の算出を6回行った。それら算出結果と、平均の接触時間を以下の表3に示す。
Figure 2017000172
表3に示すように、比較例に比べて実施例2の方が、打球面とボールとの接触時間が約0.13秒長くなる。従って、実施例2の方が、ラケットの打球面でボールを打球したときに、打球面でボールを掴むようなホールド感を向上でき、ユーザに伝わる感触を良好にすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状、方向などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記グロメット25の成形方法では、第1の層38をプレス成形し、第2の層39及び筒部32を射出成形したが、かかる成形方法に限られず、上記実施の形態と同様の作用、効果を得られる限りにおいて種々の変更が可能である。また、第1の層38を金型内に配置せずに第2の層39及び筒部32を成形し、当該成形後、第1の層38と第2の層39を熱融着したり、熱融着以外の方法で固着したりしてもよい。
また、第1の層38及び第2の層39は、明確に層構造として独立した構成をなすものでなくてもよい。言い換えると、第1の層38及び第2の層39を同じ樹脂材を用いて形成し、帯状部31の外面寄りに繊維からなる強化材を配設した構成としてもよい。この場合、帯状部31の外面及び強化材を含む所定厚さが第1の層38となり、帯状部31の内面を形成する第1の層38以外の所定厚さが第2の層39となる。
また、グロメット25における帯状部31及び筒部32の形状は、図示構成例に限られず、フレーム20の形状等に応じて変更してもよい。
本発明は、ラケットのフレームに装着されるグロメット、このグロメットが装着されるラケット、グロメットの成形方法であり、フレーム及びストリングを保護しつつ、ストリングの振動をより良く減衰できるという効果を有する。
10 ラケット
20 フレーム
21 ストリング
25〜28 グロメット
31 帯状部
32 筒部
38 第1の層
39 第2の層

Claims (7)

  1. 所定方向に延在する帯状部と、この帯状部の一方の面から突出する筒部とを備えたグロメットにおいて、
    前記帯状部は、前記筒部が突出する側と反対側に形成される第1の層と、前記筒部が突出する側に形成される第2の層とを一体に備え、
    前記第1の層は、繊維からなる強化材を含んで形成され、前記第2の層及び前記筒部は、前記強化材を含まずに形成されていることを特徴とするグロメット。
  2. 前記第1の層は、繊維強化樹脂により形成され、
    前記第1の層を形成する母材と、前記第2の層及び前記筒部を形成する母材とは、それぞれ熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記繊維強化樹脂の繊維は、連続繊維であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のグロメット。
  4. 前記第1の層と、第2の層とは熱融着されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のグロメット。
  5. 前記請求項1ないし請求項3の何れかに記載のグロメットと、ストリングが張設されて打球面を形成するフレームとを備えたラケットであって、
    前記フレームに形成された挿通孔に前記筒部を挿通して前記グロメットが前記フレームに装着され、張設された前記ストリングが前記第1の層で折り返されることを特徴とするラケット。
  6. 前記帯状部は、前記フレームの外周面に面接触するとともに、前記フレームの前後幅と略同一の前後幅に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のラケット。
  7. 所定方向に延在する帯状部と、この帯状部の一方の面から突出する筒部とを備えたグロメットの成形方法であって、
    前記帯状部は、前記筒部が突出する側と反対側に形成される第1の層と、前記筒部が突出する側に形成される第2の層とを一体に備え、
    繊維からなる強化材を含んだ繊維強化樹脂によって前記第1の層を形成する第1の層形成工程と、
    前記第1の層形成工程で形成された第1の層を金型のキャビティ内に配置した後、当該キャビティ内に前記強化材を含まない樹脂材を注入して前記第2の層及び前記筒部を成形しながら、当該第2の層と前記第1の層とを熱融着する第2の層及び筒部形成工程とを行うことを特徴とするグロメットの成形方法。
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