JP2016540876A - 酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用 - Google Patents

酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2016540876A
JP2016540876A JP2016550976A JP2016550976A JP2016540876A JP 2016540876 A JP2016540876 A JP 2016540876A JP 2016550976 A JP2016550976 A JP 2016550976A JP 2016550976 A JP2016550976 A JP 2016550976A JP 2016540876 A JP2016540876 A JP 2016540876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino
carbamoyl
alkyl
monocycloalkyl
sulfamoyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016550976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6196741B2 (ja
Inventor
バービエル、ロクサーナ
ヴァジャラヴェル、シヴァムルガン
ティアン ロー、ウェイ
ティアン ロー、ウェイ
Original Assignee
ダイスター・カラーズ・ディストリビューション・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from EP20130190651 external-priority patent/EP2868708A1/en
Priority claimed from EP20130190656 external-priority patent/EP2868711A1/en
Application filed by ダイスター・カラーズ・ディストリビューション・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング filed Critical ダイスター・カラーズ・ディストリビューション・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
Publication of JP2016540876A publication Critical patent/JP2016540876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6196741B2 publication Critical patent/JP6196741B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B35/00Disazo and polyazo dyes of the type A<-D->B prepared by diazotising and coupling
    • C09B35/50Tetrazo dyes
    • C09B35/56Tetrazo dyes of the type
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P1/00General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed
    • D06P1/39General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed using acid dyes
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P5/00Other features in dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form
    • D06P5/30Ink jet printing
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/28Colorants ; Pigments or opacifying agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

式(I)の染料(1種又は複数)、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用。【化1】

Description

本発明は、ヒドロキシル含有及び/又はカルボキサミド含有材料を染色及び捺染するための染料の技術分野に関する。
橋かけ基を有する酸性染料は、従来技術からも公知であり、各種の染着において着色剤として使用することが可能であるが、これについてはたとえば以下の特許を参照されたい:特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、及び特許文献7。ピリジンカップリング剤を含む酸性染料も従来技術から公知であり、各種の染着において着色剤として使用することが可能であるが、これについてはたとえば以下の特許を参照されたい:特許文献8、特許文献9、及び特許文献10。
英国特許第1,331,445号明細書 独国特許第34 16 327号明細書 米国特許第3,979,378号明細書 米国特許第5,543,259号明細書 米国特許出願公開第2009/207287A1号明細書 国際公開第2010/000780号パンフレット 中国特許第101337925A号明細書 米国特許第3,959,250号明細書 米国特許第5,468,848号明細書 国際公開第2007/045825号パンフレット
しかしながら、ヒドロキシル含有及び/又はカルボキサミド含有材料の染色及び捺染の文脈においては、公知の染料は多くの技術的難点を有していて、改良が求められている。そのような難点の一つは、それらの多くが、重金属たとえば、Cu、Cr又はNiを含んでいるということである。そのような重金属は、毒学的見地、さらには環境的見地から危険であり、そのため排除されるべきものである。
驚くべきことには、以下に記載する式(I)の染料が、公知の染料よりも高度に有利な性質を示すということが今や見出された。それらの性質に含まれるのは、上述の材料の上、それらを含むブレンド物の上、さらにはミクロ繊維の上での、高い明度を備えた高い染色強度、さらには高い堅牢性たとえば、洗濯堅牢性、摩擦(contact)堅牢性、及び耐光堅牢性である。最も重要なことは、式(I)の染料が、重金属を実質的に含まないこと、及び均一な染色を与えることである。金属は、対イオンとしてしか存在が許されず、それらは、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の族から選択され、重金属のような悪影響は有していない。
本発明は、式(I)の染料(1種又は複数)に関する。
Figure 2016540876
[式中、それぞれ互いに独立して
は、式IIaであるか、
Figure 2016540876
又は式IIbであり、
Figure 2016540876
は、式IIIaであるか、
Figure 2016540876
又は式IIIbであり、
Figure 2016540876
、R、R、R、R、R、R、及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここで、それらの内の少なくとも二つは、SOMであり、
、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16は、互いに独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は2個のヘテロ原子によって中断されたアルキル、アルコキシ、置換されたアルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シアノ、アシルオキシ、アルキルカルボニル、アシルアミノ、アルキルスルホニル−アミノ、アミノ、モノアルキル−アミノ、モノシクロアルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモイル、ウレイド、−SOM、又はアルキルウレイドであり、
17及びR20は、互いに独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールカルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−スルファモイル、アミノ、N−アシルアミノ、N−チオアシルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、N−モノアルキルアミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−アリールアミノ、N,N−ジアリールアミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキルアミノ、N,N−ジシクロアルキルアミノ、N−アルキル−N−シクロアルキル−アミノ、N−アリール−N−シクロアルキル−アミノ、N−ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
18及びR21は、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、置換されたカルバモイル、アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、カルボニルトリフルオロメチル、アルキルスルホニル、ハロゲン、アルキルスルホン酸、又はSOMであり、
19及びR22は、互いに独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ、シアノ、カルバモイル、アルコキシカルボニル、COOM、アミノ、ヒドロキシル、モノシクロアルキル−アミノ、モノアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、モノ−アリール−アミノ、ジアリール−アミノ、モノシクロアルキルモノアリールアミノ、モノアルキルモノアリールアミノ、アルキルチオ、アリールチオであるか、
又は
ヒドロキシ、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ハロゲン、シアノ、COOM、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、カルバモイル、ニトロ、アミノ、アシルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、及びフェニルウレイドからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
23及びR29は、互いに独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ、シアノ、カルバモイル、アルコキシカルボニル、COOM、アミノ、ヒドロキシル、モノシクロアルキル−アミノ、モノアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、モノ−アリール−アミノ、ジアリール−アミノ、モノシクロアルキルモノアリールアミノ、モノアルキルモノアリールアミノ、アルキルチオ、アリールチオであるか、
又は
ヒドロキシ、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ハロゲン、シアノ、COOM、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、カルバモイル、ニトロ、アミノ、アシルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、及びフェニルウレイドからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
24及びR30は、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、置換されたカルバモイル、アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、カルボニルトリフルオロメチル、又はハロゲンであり、
25、R26、R27、R28、R31、R32、R33、及びR34は、互いに独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキル、アミノアルキル、アミノ−ヒドロキシ−アルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、チオアルコキシアルキル−アミノアルキル、アミノアルキルオキシアルキル、アミノ−アルキルチオキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールオキシアルキル、アリールチオキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンであり、
式(I)の染料は、2〜6個のスルホン酸基を有し、そして
ここで、ピリジンカップリング剤の上で未確定の(unfixed)付着点を有する結合とは、置換基のR25、R26、R27、及びR28を担持するアミノ残基はそれぞれ、R24に対してオルト位又はパラ位に位置することができるということを意味している、これはすなわち、置換基R25及びR26を担持するアミノ残基が、R24に対してオルト位に位置する場合には、置換基R27〜R28を担持するアミノ残基は、R24に対してパラ位に位置する(又はその逆も同様である)ことを意味しており;
そして
同じことが、それぞれR30に対してオルト位又はパラ位に位置することが可能な置換基R31、R32、R33〜R34を担持するアミノ残基にも適用できる、これはすなわち、置換基R31及びR32を担持するアミノ残基が、R30に対してオルト位に位置する場合には、置換基R33〜R34を担持するアミノ残基は、R30に対してパラ位に位置する(又はその逆も同様である)ことを意味している。]
本発明は、式(I)の染料のすべての互変異性体及び幾何異性体に関連する。
本発明におけるアルキル基は、直鎖状であっても、分岐状であってもよく、(C〜C12)−アルキル基、好ましくは(C〜C)−アルキル基、たとえば、n−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、2−エチルヘキシル、sec−ブチル、tert−ブチル、及びメチルブチルである。
同じことがアルコキシ基にもあてはまり、従って好ましくは(C〜C)−アルコキシ、たとえばメトキシ及びエトキシであるし、チオアルコキシ基にもあてはまり、好ましくは(C〜C)−チオアルコキシ、たとえば−SCH又は−SCである。
シクロアルキル基は、好ましくは(C〜C)−シクロアルキル、特に好ましくはシクロペンチル及びシクロヘキシルである。「シクロアルキル」という用語には、本発明の目的においては、置換シクロアルキル基及び同様に不飽和シクロアルキル基が含まれる。このタイプの好ましい基は、シクロペンテニルである。好ましい置換基は、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アシル、シアノ、ニトロ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、ウレイド、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、及びアシルオキシである。
アルケニル基は、直鎖状であってもあるいは分岐状であってもよく、好ましくは(C〜C)の基、たとえばビニル及びアリルである。「アルケニル」という用語には、本発明の目的においては、同様にアルキニル基、たとえばエチニル及びプロパルギルが含まれる。
本発明におけるアリール基は、好ましくはフェニル又はナフチルである。「フェニル」及び「ナフチル」という用語には、非置換及び置換されたフェニル及びナフチルが含まれる。好ましい置換基は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、ウレイド、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、及びアシルオキシである。
本発明におけるヘテロアリール基は、好ましくは、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、チオフェン、チアゾール、イソチアゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、1,3,4−チアジアゾール、フラン、オキサゾール、ベンゾオキサゾール、又はイソオキサゾールである。「ヘテロアリール」という用語には、非置換の形及び置換された形の上述の基が含まれる。好ましい置換基は、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、ウレイド、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、及びアシルオキシである。
ヘテロシクロアルキル基は、好ましくは、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、テトラヒドロフラン、又はピペラジンである。「ヘテロシクロアルキル」という用語には、非置換の形及び置換された形の上述の基が含まれる。好ましい置換基は、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、及びアシルオキシである。
ハロゲンは、好ましくは塩素、臭素、又はフッ素である。
Mは、好ましくは、水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、又はモノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラ−(C〜C)−アルキルアンモニウムである。
好ましい染料のいくつかの群が存在している。好ましい染料の一つの群においては、Yが、式(IIa)の基であり、そしてYが、式(IIIa)の基である。また別の好ましい染料の群においては、Yが、式(IIb)の基であり、そしてYが、式(IIIb)の基である。Yが式(IIa)の基であり、そしてYが式(IIIb)の基であるような染料や、それを逆にしてものもまた本発明の好ましい実施態様を形成する。
したがって、式(1)の染料(1種又は複数)が本発明の一つの好ましい実施態様を形成している。
Figure 2016540876
[式中、
は、式IIaであり、
Figure 2016540876
は、式IIIaであり、
Figure 2016540876
、R、R、R、R、R、R,及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16は、互いに独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は2個のヘテロ原子によって中断されたアルキル、アルコキシ、置換されたアルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シアノ、アシルオキシ、アルキルカルボニル、アシルアミノ、アルキルスルホニル−アミノ、アミノ、モノアルキル−アミノ、モノシクロアルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモイル、ウレイド、−SOM、又はアルキルウレイドであり、
17及びR20は、互いに独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールカルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−スルファモイル、アミノ、N−アシルアミノ、N−チオアシルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、N−モノアルキルアミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−アリールアミノ、N,N−ジアリールアミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキルアミノ、N,N−ジシクロアルキルアミノ、N−アルキル−N−シクロアルキル−アミノ、N−アリール−N−シクロアルキル−アミノ、N−ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
18及びR21は、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、カルボニルトリフルオロメチル、アルキルスルホニル、ハロゲン、アルキルスルホン酸、又はSOMであり、
19及びR22は、互いに独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ、シアノ、カルバモイル、アルコキシカルボニル、COOM、アミノ、ヒドロキシル、モノシクロアルキル−アミノ、モノアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、モノ−アリール−アミノ、ジアリール−アミノ、モノシクロアルキルモノアリールアミノ、モノアルキルモノアリールアミノ、アルキルチオ、アリールチオであるか、
又は
ヒドロキシ、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ハロゲン、シアノ、COOM、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、カルバモイル、ニトロ、アミノ、アシルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、及びフェニルウレイドからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンであり、
そして
式(1)の染料は、2〜6個のスルホン酸基を有している。]
本発明の特に好ましい染料は、式(1a)のものである。
Figure 2016540876
[式中、
1a、R2a、R3a、R4a、R5a、R6a、R7a、及びR8aは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
9a、R10a、R13a、及びR14aは、互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、−SOM、又は(C〜C)−アシルアミノであり、
17a及びR20aは、互いに独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、スルファモイル、アミノ、N−アシルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、N−モノアルキルアミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−アリールアミノ、N,N−ジアリールアミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキルアミノ、N,N−ジシクロアルキルアミノ、N−アルキル−N−シクロアルキル−アミノ、N−アリール−N−シクロアルキル−アミノ、ヒドロキシルアルキルスルホニルアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニル−ウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
18a及びR21aは、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、又はアルコキシカルボニルであり、
19a及びR22aは、互いに独立して、非置換で、直鎖状若しくは分岐状の(C〜C)アルキル、非置換の(C〜C)シクロアルキル、又は1種又は複数の置換基たとえば、メチル、エチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びメチルブチルを用いて置換された(C〜C)シクロアルキルであり、
そして
Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンである。]
式(1a)の特に好ましい染料においては、
1a、R3a、R4a、R5a、R6a、及びR8aが、互いに独立して、SOM、水素、アルキル、アルコキシ、又はハロゲンであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
2a及びR7aが、水素であり、
9a、R10a、R13a、及びR14aが、互いに独立して、水素、メチル、ハロゲン、−SOM、又はアセチルアミノであり、
17a及びR20aが、互いに独立して、メチル、エチル、ブチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、イソプロピル、sec−ブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチル−プロピル、tert−ブチル、3−メチルブチル、ペンテン−2−イル、2−エチルヘキシル、2,2−ジメチルプロピル、フェニル、ベンジル、アリル、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、2−シアノエチル、2−(メチル−チオ)エチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、テトラヒドロフルフリル、2−フラン−2−イル−エチル、6−ヒドロキシ−1−[2−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)−エチル]、2−(2−tert−ブチルスルファニルエタンスルホニル)−エチル、2−(エチルスルホニル)エタノール、3−(4−ヒドロキシブトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、3−イソプロポキシプロピル、又は3−エトキシプロピルであり、
18a及びR21aが、互いに独立して、シアノ又はカルバモイルであり、
19a及びR22aが、メチルであり、
そして
Mが、水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、又はアンモニウムである。
式(1a)の好ましい染料の例が、表1に示した式(1a〜1a1249)の化合物であるが、ここでR2a及びR7aは水素である。
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
本発明のさらに好ましい染料は、式(1b)のものである。
Figure 2016540876
[式中、
1b、R2b、R3b、R4b、R5b、R6b、R7b、及びR8bは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
9b、R10b、R13b、及びR14bは、互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、−SOM、又は(C〜C)−アシルアミノであり、
17b及びR20bは、互いに独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、スルファモイル、アミノ、N−アシルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、N−モノアルキルアミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−アリールアミノ、N,N−ジアリールアミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキルアミノ、N,N−ジシクロアルキルアミノ、N−アルキル−N−シクロアルキル−アミノ、N−アリール−N−シクロアルキル−アミノ、ヒドロキシルアルキルスルホニルアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニル−ウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
18b及びR21bは、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、又はアルコキシカルボニルであり、
19b及びR22bは、互いに独立して、非置換で、直鎖状若しくは分岐状の(C〜C)アルキル、非置換の(C〜C)シクロアルキル、又は1種又は複数の置換基たとえば、メチル、エチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びメチルブチルを用いて置換された(C〜C)シクロアルキルであり、
そして
Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンである。]
式(1b)の特に好ましい染料においては、
1b、R3b、R4b、R5b、R6b、及びR8bが、互いに独立して、SOM、水素、アルキル、アルコキシ、又はハロゲンであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
2b及びR7bが、水素であり、
9b、R10b、R13b、及びR14bが、互いに独立して、水素、メチル、ハロゲン、−SOM、又はアセチルアミノであり、
17b及びR20bが、互いに独立して、メチル、エチル、ブチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、イソプロピル、sec−ブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチル−プロピル、tert−ブチル、3−メチルブチル、ペンテン−2−イル、2−エチルヘキシル、2,2−ジメチルプロピル、フェニル、ベンジル、アリル、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、2−シアノエチル、2−(メチルチオ)エチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、テトラヒドロフルフリル、2−フラン−2−イル−エチル、6−ヒドロキシ−1−[2−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)−エチル]、2−(2−tert−ブチルスルファニルエタンスルホニル)−エチル、2−(エチルスルホニル)エタノール、3−(4−ヒドロキシブトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、3−イソプロポキシプロピル、又は3−エトキシプロピルであり、
18b及びR21bが、互いに独立して、シアノ又はカルバモイルであり、
19b及びR22bが、メチルであり、
そして
Mが、水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、又はアンモニウムである。
式(1b)の好ましい染料の例が、表2に示した式(1b〜1b170)の化合物であるが、ここでR2b及びR7bは水素である。
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
また別の好ましい実施態様は、式(2)の染料(1種又は複数)及びそれらの混合物である。
Figure 2016540876
[式中、
、R、R、R、R、R、R,及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
、R10、R13、R14は、互いに独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、1個又は2個のヘテロ原子によって中断されたアルキル鎖、アルコキシ、置換されたアルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シアノ、アシルオキシ、アルキルカルボニル、アシルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アミノ、モノアルキル−アミノ、モノシクロアルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモイル、ウレイド、アルキルウレイド、又はSOMであり、
24及びR30は、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、置換されたカルバモイル、アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、カルボニルトリフルオロメチル、又はハロゲンであり、
23及びR29は、互いに独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ、シアノ、カルバモイル、アルコキシカルボニル、COOM、アミノ、ヒドロキシル、モノシクロアルキル−アミノ、モノアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、モノ−アリール−アミノ、ジアリール−アミノ、モノシクロアルキルモノアリールアミノ、モノアルキルモノアリールアミノ、アルキルチオ、アリールチオであるか、
又は
ヒドロキシ、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ハロゲン、シアノ、COOM、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、カルバモイル、ニトロ、アミノ、アシルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、及びフェニルウレイドからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
25、R26、R27、R28、R31、R32、R33、及びR34は、互いに独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキル、アミノアルキル、アミノ−ヒドロキシ−アルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、チオアルコキシアルキル−アミノアルキル、アミノアルキルオキシアルキル、アミノアルキルチオキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールオキシアルキル、アリールチオキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンであり、
式(2)の染料は、2〜6個のスルホン酸基を有し、
そして
ここで、ピリジンカップリング剤の上で未確定の(unfixed)付着点を有する結合とは、置換基のR25、R26、R27、及びR28を担持するアミノ残基はそれぞれ、R24に対してオルト位又はパラ位に位置することができるということを意味している、これはすなわち、置換基R25及びR26を担持するアミノ残基が、R24に対してオルト位に位置する場合には、置換基R27〜R28を担持するアミノ残基は、R24に対してパラ位に位置する(又はその逆も同様である)ことを意味しており;
そして
同じことが、それぞれR30に対してオルト位又はパラ位に位置することが可能な置換基R31、R32、R33及びR34を担持するアミノ残基にも適用できる、これはすなわち、置換基R31及びR32を担持するアミノ残基が、R30に対してオルト位に位置する場合には、置換基R33〜R34を担持するアミノ残基は、R30に対してパラ位に位置する(又はその逆も同様である)ことを意味している。]
本発明の特に好ましい実施態様は、式(2a)の染料及びそれらの混合物である。
Figure 2016540876
[式中、
1a、R2a、R3a、R4a、R5a、R6a、R7a、及びR8aは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
9a、R10a、R13a、及びR14aは、互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル(C〜C)−アシルアミノ、又はSOMであり、
23a及びR29aは、互いに独立して、非置換で、直鎖状若しくは分岐状の(C〜C)−アルキル、非置換の(C〜C)−シクロアルキル、又は好ましくはメチル、エチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びメチルブチルの群から選択される1種又は複数の置換基を用いて置換された(C〜C)−シクロアルキルであり、
24a及びR30aは、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、又はアルコキシカルボニルであり、
25a、R26a、R27a、R28a、R31a、R32a、R33a、及びR34aは、互いに独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキル、アミノアルキル、アミノ−ヒドロキシ−アルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、チオアルコキシアルキル−アミノアルキル、アミノアルキル−オキシアルキル、アミノアルキルチオキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールオキシアルキル、アリールチオキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニル−ウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
そして
Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンである。]
式(2a)の特に好ましい染料においては、
1a、R3a、R4a、R5a、R6a、及びR8aが、互いに独立して、SOM、水素、アルキル、アルコキシ、又はハロゲンであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
2a及びR7aが、水素であり、
9a、R10a、R13a、及びR14aが、互いに独立して、水素、メチル、ハロゲン、SOM、又はアセチルアミノであり、
23a及びR29aが、メチルであり、
24a及びR30aが、互いに独立して、シアノ又はカルバモイルであり、
25a、R26a、R27a、R28a、R31a、R32a、R33a、及びR34aが、互いに独立して、水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、イソプロピル、sec−ブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、tert−ブチル、3−メチルブチル、ペンタン−2−イル、2−エチルヘキシル、2,2−ジメチルプロピル、フェニル、ベンジル、2−ヒドロキシエチル、アリル、2−メトキシエチル、3−メトキシ−プロピル、2−シアノエチル、2−(メチルチオ)エチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、2−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)−エチル、2−(2−tert−ブチルスルファニルエタンスルホニル)−エチル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、3−(4−ヒドロキシブトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエタンスルホニル)−エチル、3−(2−フェノキシ−エトキシ)−プロピル、3−イソプロポキシ−プロピル、3−エトキシ−プロピル、3−エトキシブチルであるか、
又は
COOM又はSOMによって置換された(C〜C)−アルキルであり、
そして
Mが、水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、又はアンモニウムである。
式(2a)の好ましい染料の例が、式(2a〜2a2594)の化合物及びそれらの混合物(表3)であるが、ここでR1a、R2a、R7a、及びR8aは、水素である。
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
本発明のさらに特に好ましい実施態様は、式(2b)の染料及びそれらの混合物である。
Figure 2016540876
[式中、
1b、R2b、R3b、R4b、R5b、R6b、R7b、及びR8bは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
9b、R10b、R13b、及びR14bは、互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C〜C)−アシルアミノ、又はSOMであり、
23b及びR29bは、互いに独立して、非置換で、直鎖状若しくは分岐状の(C〜C)−アルキル、非置換の(C〜C)−シクロアルキル、又は好ましくはメチル、エチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びメチルブチルの群から選択される1種又は複数の置換基を用いて置換された(C〜C)−シクロアルキルであり、
24b及びR30bは、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、又はアルコキシカルボニルであり、
25b、R26b、R27b、R28b、R31b、R32b、R33b、及びR34bは、互いに独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキル、アミノアルキル、アミノ−ヒドロキシ−アルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、チオアルコキシアルキル−アミノアルキル、アミノアルキル−オキシアルキル、アミノアルキルチオキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールオキシアルキル、アリールチオキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニル−ウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
又は
互いに結合して、その環が中断されていないか、又は酸素及び硫黄からなる群より選択された1個又は複数のヘテロ原子によって中断されている、非置換であるか、又は1個又は複数の(C〜C)−アルキル基によって置換された5員又は6員の環を形成しており、
そして
Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンである。]
式(2b)の特に好ましい染料においては、
1b、R3b、R4b、R5b、R6b、及びR8bが、互いに独立して、SOM、水素、アルキル、アルコキシ、又はハロゲンであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
2b及びR7bが、水素であり、
9b、R10b、R13b、及びR14bが、互いに独立して、水素、メチル、ハロゲン、−SOM、又はアセチルアミノであり、
23b及びR29bが、メチルであり、
24b及びR30bが、互いに独立して、シアノ又はカルバモイルであり、
25b、R26b、R27b、R28b、R31b、R32b、R33b、及びR34bが、互いに独立して、水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、イソプロピル、sec−ブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、tert−ブチル、3−メチルブチル、ペンタン−2−イル、2−エチルヘキシル、2,2−ジメチルプロピル、フェニル、ベンジル、2−ヒドロキシエチル、アリル、2−メトキシエチル、3−メトキシ−プロピル、2−シアノエチル、2−(メチルチオ)エチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、2−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)−エチル、2−(2−tert−ブチルスルファニルエタンスルホニル)−エチル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、3−(4−ヒドロキシブトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエタンスルホニル)−エチル、3−(2−フェノキシ−エトキシ)−プロピル、3−イソプロポキシ−プロピル、3−エトキシ−プロピル、3−エトキシブチルであるか、
又は
COOM又はSOMによって置換された(C〜C)アルキルであるか、
又は
互いに結合して、その環が中断されていないか、又は酸素及び硫黄からなる群より選択された1個又は複数のヘテロ原子によって中断されている、非置換であるか、又は1個又は複数の(C〜C)−アルキル基によって置換された6員の環を形成しており、
そして
Mが、水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、又はアンモニウムである。
式(2b)の好ましい染料の例が、式(2b〜2b192)の化合物及びそれらの混合物(表4)であるが、ここでR1b、R2b、R7b、及びR8bは、水素である。
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
本発明のさらに好ましい実施態様は、式(2c)の染料及びそれらの混合物である。
Figure 2016540876
[式中、
1c、R2c、R3c、R4c、R5c、R6c、R7c、及びR8cは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
9c、R10c、R13c、及びR14cは、互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C〜C)−アシルアミノ、又はSOMであり、
23c及びR29cは、互いに独立して、非置換で、直鎖状若しくは分岐状の(C〜C)−アルキル、非置換の(C〜C)−シクロアルキル、又は好ましくはメチル、エチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びメチルブチルの群から選択される1種又は複数の置換基を用いて置換された(C〜C)−シクロアルキルであり、
24c及びR30cは、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、又はアルコキシカルボニルであり、
25c、R26c、R27c、R28c、R31c、R32c、R33c、及びR34cは、互いに独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキル、アミノアルキル、アミノ−ヒドロキシ−アルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、チオアルコキシアルキル−アミノアルキル、アミノアルキル−オキシアルキル、アミノアルキルチオキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールオキシアルキル、アリールチオキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
又は
ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
又は
酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
そして
Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンである。]
式(2c)の特に好ましい染料においては、
1c、R3c、R4c、R5c、R6c、及びR8cが、互いに独立して、SOM、水素、アルキル、アルコキシ、又はハロゲンであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
2c及びR7cが、水素であり、
9c、R10c、R13c、及びR14cが、互いに独立して、水素、メチル、ハロゲン、SOM、又はアセチルアミノであり、
23c及びR29cが、メチルであり、
24c及びR30cが、互いに独立して、シアノ又はカルバモイルであり、
25c、R26c、R27c、R28c、R31c、R32c、R33c、及びR34cが、互いに独立して、水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、イソプロピル、sec−ブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、tert−ブチル、3−メチルブチル、ペンタン−2−イル、2−エチルヘキシル、2,2−ジメチルプロピル、フェニル、ベンジル、2−ヒドロキシエチル、アリル、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、2−シアノエチル、2−(メチルチオ)エチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、2−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)−エチル、2−(2−tert−ブチルスルファニルエタンスルホニル)−エチル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、3−(4−ヒドロキシブトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエタンスルホニル)−エチル、3−(2−フェノキシ−エトキシ)−プロピル、3−イソプロポキシ−プロピル、3−エトキシ−プロピル、又は3−エトキシブチルであるか、
又は
COOM又はSOMによって置換された(C〜C)アルキルであり、
そして
Mが、水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、又はアンモニウムである。
式(2c)の好ましい染料の例が、式(2c〜2c184)の化合物及びそれらの混合物(表5)であるが、ここでR1c、R2c、R7c、及びR8cは、水素である。
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
Figure 2016540876
本発明はさらに、式(I)の染料を製造するためのプロセスも提供するが、それには以下の工程が含まれる:
a)式(3)の化合物をジアゾ化する工程、
Figure 2016540876
[式中、R〜Rは先に定義されたものである]
b)工程a)において得られたジアゾニウム塩を、式(4)及び(5)の化合物と反応させて、
Figure 2016540876
[式中、R〜R16は先に定義されたものである]
式(6)の中間体を生成させる工程、
Figure 2016540876
c)式(6)の化合物をジアゾ化させる工程、
d)工程c)において得られたジアゾニウム塩を、式(7)及び(8)、(9)及び(10)、(11)及び(12)の化合物又はそれらの混合物と反応させる工程。
Figure 2016540876
[式中、R17〜R19、及びR20〜R22、及びR23〜R28、及びR29〜R34は、先に定義されたものである]
式(3)及び(6)の化合物のジアゾ化は、当業者には周知のジアゾ化の手段、好ましくは、塩酸、硫酸若しくはリン酸若しくはそれらの混合物のような無機酸、又は酢酸若しくはプロピオン酸若しくはそれらの混合物のような有機酸を使用した酸性媒体の中で亜硝酸ナトリウム又はニトロシル硫酸を使用することによって実施することができる。無機酸と有機酸との混合物もまた、有利に使用することができる。
式(3)の化合物のジアゾ化によって得られたジアゾニウム塩の、式(4)及び(5)の化合物の上へのカップリング反応、さらには式(6)の化合物のジアゾ化によって得られたジアゾニウム塩の、式(7)及び(8)又は(9)及び(10)又は(11)及び(12)の化合物又はそれらの混合物の上へのカップリング反応も同様にして、公知の方法によって実施することができる。
式(3)の化合物は公知であり、市場で入手することもできるし、あるいは、たとえば米国特許第5,728,874号明細書又は独国特許第172106号明細書に開示されている方法のような、当業者には周知の一般的な化学反応の手段によって合成することもできる。
その中のR18及びR21がシアノである、式(7)及び(8)のピリドンは、市場で入手することもできるし、あるいは、たとえば米国特許出願公開第2004006234A1号明細書のような文献に開示されている方法によって合成することもできる。そのようにして得られたピリドンニトリルを、当業者には周知の反応によって、さらに誘導体化させることも可能であり、たとえば加水分解によって、その中のR18及びR21がカルボナミドである、式(7)及び(8)のピリドンを形成させたり、あるいは、加水分解とその後にエステル化させることによって、その中のR18及びR21がアルコキシカルボニルである、式(7)及び(8)のピリドンを形成させたりすることができる。
その中のR24及びR30がシアノを表している式(9)、(10)、(11)、及び(12)のピリジンも、市場で入手することもできるし、あるいは、たとえば独国特許第2230392号明細書のような文献に開示されている方法によって合成することもできる。同様にして、本発明において使用されるジアミノピリジンもすべて、そのプロトコールに従って合成することができる。そのようにして得られたピリジンを、当業者には周知の反応によって、さらに誘導体化させることも可能であり、たとえば加水分解によって、その中のR24及びR30がカルボナミドであるような、式(7)、(8)、(9)、及び(10)のピリジンを形成させたり、あるいは、加水分解とその後にエステル化させることによって、その中のR24及びR30がアルコキシカルボニルであるようなピリジンを形成させたりすることもできる。
上述の誘導体化反応は、相当するアルコールの存在下において、アルカリ性媒体又は酸性媒体中、好ましくは、無機の強酸たとえば硫酸又は塩酸のガス又は溶液、酸性樹脂又はクロロトリメチルシラン又はその他の適切な酸触媒を使用して実施することができる。それらの反応は、不活性な雰囲気下、40℃〜150℃の範囲の温度で実施するのが好適である。
別な方法として、上述の誘導体化反応を、対応するピリドンニトリルを含む染料を合成した後で、最終工程として実施することも可能である。
本発明の染料は単独で使用することもできるし、あるいは、本発明における他の染料及び/又はその他の物質との混合物として使用することもできる。
したがって、上述の1種又は複数の染料を含む化学的組成物もまた、本発明の一つの態様である。
上述の2種以上の染料からなる化学的組成物も、本発明のまた別な好ましい態様を構成する。
さらに、上述の1種又は複数の染料混合物を含む染色用水溶液もまた、本発明の態様を構成する。
本発明の染料は、天然、人工、再生、変性、又は合成のヒドロキシル含有、アミノ含有、及び/又はカルボキサミド含有繊維材料並びにそれらのブレンド物を、酸性染料について当業界で広く知られている染着法によって染色及び捺染するのに好適である。
したがって、本発明はさらに、カルボキサミド含有及び/又はヒドロキシル含有材料を染色又は捺染するためのプロセスも目的としており、それにはカルボキサミド含有及び/又はヒドロキシル含有材料を上述の染料と接触させることが含まれる。
合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維、野菜繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア;靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐;葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ;茎繊維、竹;動物からの繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維;紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、並びにLyocell繊維からなる群より選択される繊維、さらにはそのような繊維のブレンド物を染色するための、上述の染料、上述の化学的組成物、又は上述の水溶液の使用も、本発明のまた別な態様を構成する。
本発明のさらに別な態様は、以下のものからなる群より選択される、繊維及びそのような繊維を含むブレンド物である:化学的及び/又は物理的のいずれかで結合された形にある、本発明の1種又は複数の染料を含む、合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維、野菜繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア;靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐;葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ;茎繊維、竹;動物からの繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維;紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、並びにLyocell繊維。
染色にかける上述の基材は、糸、織布、ループ形成性編物、又はカーペットなど各種の形態で存在させることが可能であるが、それらに限定される訳ではない。たとえば、たとえば紙及び皮革のようなシート状の構造の形態で、ナイロンフィルムのようなフィルムの形態で、たとえばポリアミド及びポリウレタンからなるバルクマス(bulk mass)の形態で、特にはたとえばセルロース繊維のような繊維の形態で存在させる。それらの繊維は、織物繊維たとえば織布又は糸の形態であるか、あるいは「かせ」若しくは巻取りパッケージの形態であるのが好ましい。
本発明の染料及びそれらの塩及び/又は混合物は、染色又は捺染プロセスにおける単一の染色着色剤として使用することもできるし、あるいは、染色組成物又は捺染組成物における二成分、三成分又は多成分を組み合わせた着色剤の一部として使用することもできる。二成分、三成分又は多成分のシェード染色は、単一の着色剤を用いて実施した染色に比較して、同等の堅牢性のレベルを示す。
本発明の染料及びそれらの塩又は混合物は、他の公知であるか、及び/又は市販の酸性染料との高い相溶性を有しており、それらは、関連する発色団を有し、同様の技術的性能を有するそのような染料と共に使用し、特定の色相を得ることが可能である。同様の技術的性能としては、たとえば以下のものが挙げられる:同等のビルドアップ性、同等の堅牢性、及び同等の染色の際の吸尽染色速度。
本発明の染料は、水溶性染料に関連した公知の染着技術によって、上述の材料、特に上述の繊維材料に染着させることができる。このことは、染色プロセス及び捺染プロセスのいずれにもあてはまる。
それは、羊毛又はその他の天然ポリアミド若しくは合成ポリアミド及びそれらと他の繊維材料との混合物からなる繊維材料を染色させる場合に特にあてはまる。通常は、染色すべき材料を温度約40℃の浴に浸漬し、その中でしばらく撹拌し、次いで染浴を所望の弱酸性のpH、好ましくは弱酢酸性のpHに調節するが、実際の染色は60〜98℃の温度で実施される。しかしながら、この染色は沸騰温度又は、密閉した染色装置の中で106℃までの温度で実施することもできる。
本発明の染料は、水への溶解性が非常に高いので、通常の連続染色プロセスにおいても幸便に使用することができる。
本発明の染料はさらに、デジタル捺染プロセス、特にデジタル織物捺染において使用することもできる。このためには、本発明の染料を水性インクの中に配合する必要がある。
本発明の染料を含むデジタル織物捺染用インクは、本発明のまた別な態様である。
本発明のインクには、本発明の染料を、インクの全重量を基準にして、好ましくは0.1重量%〜50重量%、より好ましくは0.5重量%〜30重量%、最も好ましくは1重量%〜15重量%の範囲の量で含む。
所望により、そのインクには、本発明の1種又は複数の染料に加えて、デジタル捺染に使用される染料をさらに含んでいてもよい。
連続流動プロセスで使用する本発明のインクでは、電解質を添加することにより、0.5〜25mS/mの導電率になるようにすることも可能である。有用な電解質としてはたとえば、硝酸リチウム及び硝酸カリウムなどが挙げられる。本発明のインクには、合計して1重量%〜50重量%、好ましくは5重量%〜30重量%の有機溶媒が含まれていてもよい。好適な有機溶媒としてはたとえば以下のようなものが挙げられる:アルコール類たとえば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、イソプロパノール、1−ブタノール、tert−ブタノール、及びペンチルアルコール、多価アルコール類たとえば1,2−エタンジオール、1,2,3−プロパントリオール、ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−プロパンジオール、2,3−プロパンジオール、ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ヘキサンジオール、D,L−1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2−オクタンジオール、ポリアルキレングリコール類たとえば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1〜8個のアルキレン基を有するアルキレングリコール類たとえば、モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、チオグリコール、チオジグリコール、ブチルトリグリコール、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、多価アルコールの低級アルキルエーテル類たとえば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールイソプロピルエーテル、ポリアルキレングリコールエーテル類たとえば、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリコールグリセロールエーテル、ポリエチレングリコールトリデシルエーテル、ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル、アミン類たとえば、メチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジブチルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−アセチルエタノールアミン、N−ホルミルエタノールアミン、エチレンジアミン、尿素誘導体類たとえば、尿素、チオ尿素、N−メチル尿素、N,N’−イプシロンジメチル尿素、エチレン尿素、1,1,3,3−テトラメチル尿素、アミド類、たとえば:ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトアミド、ケトン類又はケトアルコール類たとえば、アセトン、ジアセトンアルコール、環状エーテル類たとえば、テトラヒドロフラン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、2−ブトキシエタノール、ベンジルアルコール、2−ブトキシエタノール、ガンマ−ブチロラクトン、イプシロン−カプロラクタム、さらにスルホラン、ジメチルスルホラン、メチルスルホラン、2,4−ジメチルスルホラン、ジメチルスルホン、ブタジエンスルホン、ジメチルスルホキシド、ジブチルスルホキシド、N−シクロヘキシルピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチルピロリドン、2−ピロリドン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドン、1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、1,3−ビスメトキシメチルイミダゾリジン、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール、2−(2−プロポキシエトキシ)エタノール、ピリジン、ピペリジン、ブチロラクトン、トリメチルプロパン、1,2−ジメトキシプロパン、ジオキサン、酢酸エチル、エチレンジアミンテトラアセテート、エチルペンチルエーテル、1,2−ジメトキシプロパン及びトリメチルプロパン。
本発明のインクには、慣用される添加剤をさらに含んでいてもよく、たとえば粘度調整剤を用いて、温度範囲20〜50℃における粘度を1.5〜40.0mPasの範囲とする。好適なインクでの粘度は1.5〜20mPas、特に好適なインクでの粘度は1.5〜15mPasである。
有用な粘度調整剤としては、レオロジー添加物たとえば、ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルピロリドン及びそのコポリマー、ポリエーテルポリオール、連合増粘剤、ポリウレア、ポリウレタン、アルギン酸ナトリウム、変性ガラクトマンナン、ポリエーテルウレア、ポリウレタン、ノニオン性セルロースエーテルなどが挙げられる。
その他の添加剤として、本発明のインクに界面活性剤を加えて界面張力を20〜65mN/mに調整することもできるが、これは使用するプロセス(サーマル又はピエゾ技術)の機能として必要な場合に採用する。有用な界面活性剤としてはたとえば、各種界面活性剤、特にノニオン性界面活性剤、ブチルジグリコール、1,2−ヘキサンジオールなどが挙げられる。
本発明のインクにはさらに、通常使用される添加物たとえば真菌や細菌の成長を抑制するための物質を、インクの全重量を基準にして0.01重量%〜1重量%の量で加えることができる。
このインクは、常法に従って、成分を水に混合させることによって調製することができる。
本発明のインクは、幅広く各種の予備処理をした材料、たとえば絹、皮革、羊毛、ポリアミド繊維及びポリウレタン、及び各種のセルロース系繊維材料を捺染するための、インクジェット捺染プロセスにおいて特に有用である。ブレンド布地、たとえば綿、絹、羊毛とポリエステル繊維若しくはポリアミド繊維とのブレンド物もまた、同様に捺染することができる。
捺染インクに必要なすべての化学薬品がすでに含まれている、通常の織物の捺染の場合とは対照的に、デジタル又はインクジェットプリントの場合には、別の前処理ステップにおいて助剤を織物基材に塗布しておかねばならない。
たとえばセルロース及び再生セルロース繊維、さらには絹及び羊毛のような織物基材の前処理は、捺染に先立って水性アルカリ液で行う。それに加えて、捺染インクを適用したときに移動性物質(motives)の流動を防止するための増粘剤、たとえばアルギン酸ナトリウム、変性ポリアクリレート、又は高エーテル化ガラクトマンナンなどが必要である。
これらの前処理用反応剤は、好適なアプリケータを使用して所定の量を均一に織物基材に塗布するが、そのためにはたとえば、2本又は3本ロールパッド、無接触スプレー技術を用いたり、発泡塗布の手段によったり、あるいは程よく適合させたインクジェット技術を用いたりして、その後に乾燥させる。
以下の実施例を使用して、本発明を説明する。部及びパーセントは、特に記さない限り、重量によるものである。重量部と容積部との間の関係は、キログラムとリットルの間の関係と同じである。
実施例:
製造例1:
最初に、8.62gの4,4’−ジアミノ−ビフェニル−2,2’−ジスルホン酸を、やや酸性のpHの水の中に溶解させて、完全な溶液とした。その溶液に氷を加え、温度が10〜15℃に達したら、その4,4’−ジアミノ−ビフェニル−2,2’−ジスルホン酸の溶液の中に、10.6mLの5N亜硝酸ナトリウム溶液を、滴下により添加した。氷−塩水浴を用いてその反応混合物をさらに冷却して、0〜8℃に下げた。温度が0〜8℃に達したら、その混合物を、12gの氷を加えた、12.38gの濃HClの中に滴下により添加した。その反応混合物を、1時間撹拌させて反応を完結させると、黄色の懸濁液が生成した。
6.55gの2,5−ジメチル−フェニルアミンを、その黄色の懸濁液の中に直接添加し、撹拌した。添加するにつれて、紫色の沈殿物が観察された。得られた中間体沈殿物の4,4’−ビス−(4−アミノ−2,5−ジメチル−フェニルアゾ)−ビフェニル−2,2’−ジスルホン酸を、減圧濾過し、有機溶媒を用いて洗浄し、乾燥させた。
次いで、14.50gの乾燥させた中間体の、4,4’−ビス−(4−アミノ−2,5−ジメチル−フェニルアゾ)−ビフェニル−2,2’−ジスルホン酸を、やや酸性のpHの水の中に溶解させると、赤紫色の完全な溶液が得られた。その溶液に氷を加え、その温度が10〜15℃に達したら、10.1mLの5N亜硝酸ナトリウム溶液を、その4,4’−ビス−(4−アミノ−2,5−ジメチル−フェニルアゾ)−ビフェニル−2,2’−ジスルホン酸溶液の中に滴下により添加した。氷−塩水浴を用いてその反応混合物をさらに冷却して、0〜8℃に下げた。温度が0〜8℃に達したら、その混合物を、氷を加えた濃HClの中に滴下により添加した。紫色の懸濁液が生成したが、その反応混合物を撹拌して、反応を完結させた。
そのようにして得られた反応混合物を、さらに精製することなく、以下に示すようにして、次の工程で使用した。
10.93gの1−エチル−6−ヒドロキシ−4−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニトリルを、撹拌しながらメタノールの中に溶解させ、やや酸性になるように調節した。その紫色の懸濁液を、メタノール溶液の中に滴下により添加し、撹拌した。添加するにつれて、鮮やかな橙色の沈殿物が観察された。そのようにして得られた沈殿物を、減圧濾過し、ブラインを用いて洗浄すると、式1aの反応生成物が得られた。
その分析データは、反応生成物1aのために割り当てた構造と一致している。
反応生成物1aは、目標の繊維材料を鮮やかな橙色の色調に染色する。
同様にして、式(1a〜1a1249)の染料はすべて、上述の方法に従って合成することができる。
染色例1−1:
本発明の染料1aの1部を、2000部の水の中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)及び6部の酢酸ナトリウムを添加した。次いで、酢酸(80%)を用いてそのpHを5に調節した。その染浴を加熱して、10分間で50℃とし、次いで100部のポリアミド−6の織布を浸漬させた。50分間かけて温度を98℃にまで上昇させてから、この温度で60分かけて染色を実施した。その後、冷却して60℃とし、染色した材料を取り出した。熱水及び冷水を用いて、そのポリアミド−6布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させた。
そのようにして得られた橙色の染色物は、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには繊維における良好な均染性を有している。
染色例1−2:
本発明の染料1aの1部を、2000部の水の中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)及び6部の酢酸ナトリウムを添加した。次いで、酢酸(80%)を用いてそのpHを5.5に調節した。その染浴を加熱して、10分間で50℃とし、次いで100部のポリアミド−6,6の織布を浸漬させた。密閉した染色ビーカーの中で、50分間かけて温度を120℃にまで上昇させてから、この温度で60分かけて染色を実施した。その後、冷却して60℃とし、染色した材料を取り出した。熱水及び冷水を用いて、そのポリアミド−6,6布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させた。
そのようにして得られた橙色の染色物は、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには繊維における良好な均染性を有している。
染色例1−3:
100部のポリアミド−6材料を、1000部の50℃の染液溶液(liquor solution)を用いてパジングしたが、その溶液は、40部の染料1a、100部の尿素、20部のノニオン性可溶化剤(ブチルジグリコールをベースとしたもの)、20部の酢酸(pHを4.0に調節するため)、10部の均染助剤(エトキシル化アミノプロピル脂肪酸をベースとしたもの)、及び815部の水からなっていた。その材料を巻き取り、85℃〜98℃の蒸熱処理室の中に3〜6時間入れておいた。固着させた後、熱水及び冷水を用いてその布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させた。
そのようにして得られた橙色の染色物は、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには繊維における良好な均染性を有している。
染色例1−4:
本発明の染料1aの1部を、2000部の水及び5部の硫酸ナトリウムの中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)及び5部の酢酸ナトリウムを添加した。次いで、酢酸(80%)を用いてそのpHを4.5に調節した。その染浴を加熱して、10分間で50℃とし、次いで100部のウール織布を浸漬させた。50分間かけて温度を100℃にまで上昇させてから、この温度で60分かけて染色を実施した。その後、冷却して90℃とし、染色した材料を取り出した。熱水及び冷水を用いて、そのウール布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させた。
そのようにして得られた橙色の染色物は、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには繊維における良好な均染性を有している。
染色例1−5:
本発明の染料1aの1部を、1000部の軟水及び7.5部の硫酸ナトリウムの中に溶解させ、1部の湿潤剤(アニオン性)を添加した。100部の漂白した綿の編地をこの溶液に加えた。次いでその染浴を2℃/分の速度で加熱していって98℃としてから、この温度で60分かけて染色を実施した。その後、冷却して80℃にした。80℃でさらに20分間、染色を継続した。次いでその染色した材料を取り上げ、熱水及び冷水を用いて洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させた。
そのようにして得られた橙色の染色物は、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには繊維における良好な均染性を有している。
染色例1−6:
4部の化学漂白した(松材)亜硫酸パルプを、55℃の水100部と混合した。本発明の染料1aの1部を、100部の熱水に溶解させた。この溶液80部を、混合したパルプに加え、2分間混合した。その後で、樹脂サイズ剤を用い、常法に従ってその混合物をサイジングし、さらに2分間混合した。次いで、2000部の冷水を用いて55部のこの溶液を希釈し、この溶液を用いて紙を処理した(produce out)。
その橙色に染色した紙は、良好な湿潤堅牢性を有している。
製造例2−インクの調製:
82部の脱イオン水の中に溶解させた本発明の染料1aの3部を、15部のジエチレングリコールと共に60℃の染浴の中に加えた。冷却させると、橙色の捺染インクが得られた。その橙色の捺染インクを使用して、紙、ポリアミド、又は羊毛織物の上にインクジェット捺染をすることができる。
製造例3:
最初に、8.62gの4,4’−ジアミノ−ビフェニル−2,2’−ジスルホン酸を、やや酸性のpHの水の中に溶解させて、完全な溶液とした。その溶液に氷を加え、温度が10〜15℃に達したら、10.6mLの5N亜硝酸ナトリウムの溶液を滴下により添加した。12gの氷を用いてその反応混合物を0〜8℃にさらに冷却し、その混合物を12.38gの濃HClの中に滴下により添加した。黄色の懸濁液が生成し、その反応を1時間以内に完結させた。
6.30gの2,5−ジメチル−フェニルアミンを、そのジアゾ懸濁液の中に直接添加し、撹拌した。添加するにつれて、紫色の沈殿物が観察された。得られた、中間体の沈殿物の4,4’−ビス−(4−アミノ−2,5−ジメチル−フェニルアゾ)−ビフェニル−2,2’−ジスルホン酸を、減圧濾過し、有機溶媒を用いて洗浄し、乾燥させた。
次いで、15.22gの乾燥させた中間体の、4,4’−ビス−(4−アミノ−2,5−ジメチル−フェニルアゾ)−ビフェニル−2,2’−ジスルホン酸を、やや酸性のpHの水の中に溶解させると、橙色の完全な溶液が得られた。その溶液に氷を加え、温度が10〜15℃に達したら、10.1mLの5N亜硝酸ナトリウム溶液を滴下により添加した。氷を用いてその反応混合物を0〜8℃にさらに冷却し、その混合物を濃HClの中に滴下により添加した。紫色の懸濁液が生成し、その反応は90分で完結した。
そのようにして得られた反応混合物を、以下に示すようにして、次の工程で使用した:
14.62gの2,6−ビス(3−メトキシ−プロピルアミノ)−4−メチル−ニコチノニトリルをメタノール中で撹拌し、やや酸性になるように調節した。その反応混合物を、メタノール溶液の中に滴下により添加し、撹拌した。添加するにつれて、鮮やかな橙色の沈殿物が観察された。得られた沈殿物を、減圧濾過して分離し、ブラインを用いて洗浄すると、式2a842の反応生成物が得られた。その分析データは、反応生成物2a842のために割り当てた構造と一致している。その反応生成物は、目標の繊維材料を、鮮やかな橙色〜赤色の色調に染色する。
同様にして、式(2a〜2a1938)の染料はすべて、上述の方法に従って合成することができる。
染色例3−1:
本発明の染料2a842の1部を、2000部の水の中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)及び6部の酢酸ナトリウムを添加した。次いで、酢酸(80%)を用いてそのpHを5に調節した。その染浴を加熱して、10分間で50℃とし、次いで100部のポリアミド−6の織布を浸漬させた。50分間かけて温度を98℃にまで上昇させてから、この温度で60分かけて染色を実施した。その後、冷却して60℃とし、染色した材料を取り出した。熱水及び冷水を用いて、そのポリアミド−6布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させた。そのようにして得られた染色は、赤色の色調を与え、繊維において、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには良好な均染性を有している。
染色例3−2:
本発明の染料2a842の1部を、2000部の水の中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)及び6部の酢酸ナトリウムを添加した。次いで、酢酸(80%)を用いてそのpHを5.5に調節した。その染浴を加熱して、10分間で50℃とし、次いで100部のポリアミド−6,6の織布を浸漬させた。50分間かけて温度を120℃にまで上昇させてから、この温度で60分かけて染色を実施した。その後、冷却して60℃とし、染色した材料を取り出した。熱水及び冷水を用いて、そのポリアミド−6,6布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させた。そのようにして得られた染色は、赤色の色調を与え、繊維において、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには良好な均染性を有している。
染色例3−3:
100部のポリアミド−6材料を、1000部の50℃の染液溶液(liquor solution)を用いてパジングしたが、その溶液は、40部の染料2a842、100部の尿素、20部のノニオン性可溶化剤(ブチルジグリコールをベースとしたもの)、20部の酢酸(pHを4.0に調節するため)、10部の均染助剤(エトキシル化アミノプロピル脂肪酸をベースとしたもの)、及び815部の水からなっていた。その材料を巻き取り、85〜98℃の蒸熱処理室の中に3〜6時間入れておいた。固着させた後、熱水及び冷水を用いてその布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させた。そのようにして得られた染色は、赤色の色調を与え、繊維において、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには良好な均染性を有している。
染色例3−4:
本発明の染料2a842の1部を、2000部の水及び5部の硫酸ナトリウムの中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)及び5部の酢酸ナトリウムを添加する。次いで、酢酸(80%)を用いてそのpHを4.5に調節した。その染浴を加熱して、10分間で50℃とし、次いで100部のウール織布を浸漬させた。50分間かけて温度を100℃にまで上昇させてから、この温度で60分かけて染色を実施した。その後、冷却して90℃とし、染色した材料を取り出した。熱水及び冷水を用いて、そのウール布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させた。そのようにして得られた染色は、赤色の色調を与え、繊維において、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには良好な均染性を有している。
染色例3−5:
本発明の染料2a842の1部を、1000部の軟水及び7.5部の硫酸ナトリウムの中に溶解させ、1部の湿潤剤(アニオン性)を添加した。100部の漂白した綿の編地をこの溶液に加えた。次いでその染浴を2℃/分の速度で加熱していって98℃としてから、この温度で60分かけて染色を実施した。その後、冷却して80℃にした。80℃でさらに20分間、染色を継続した。次いでその染色した材料を取り上げ、熱水及び冷水を用いて洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させた。そのようにして得られた染色物は、赤色の色調を与え、繊維において、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには良好な均染性を有している。
染色例3−6:
4部の化学漂白した(松材)亜硫酸パルプを、55℃の水100部と混合した。本発明の染料2a842の1部を、100部の熱水に溶解させた。この溶液80部を、混合したパルプに加え、2分間混合した。その後で、樹脂サイズ剤を用い、常法に従ってその混合物をサイジングし、さらに2分間混合した。次いで、2000部の冷水を用いて55部のこの溶液を希釈し、この溶液を用いて紙を処理した(produce out)。その混合物から得られた赤色の紙は、良好な湿潤堅牢性を有している。
製造例4−インクの調製:
82部の脱イオン水の中に溶解させた本発明の染料2a842の3部を、15部のジエチレングリコールと共に60℃の染浴の中に加えた。冷却すると、赤色の捺染インクが得られた。その赤色の捺染インクを使用して、紙、ポリアミド、又は羊毛織物の上にインクジェット捺染をすることができる。

Claims (21)

  1. 式(I)の染料(1種又は複数)。
    Figure 2016540876
    [式中、それぞれ互いに独立して
    は、式IIaであるか、
    Figure 2016540876
    又は式IIbであり、
    Figure 2016540876
    は、式IIIaであるか、
    Figure 2016540876
    又は式IIIbであり、
    Figure 2016540876
    、R、R、R、R、R、R、及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここで、それらの内の少なくとも二つは、SOMであり、
    、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16は、互いに独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は2個のヘテロ原子によって中断されたアルキル、アルコキシ、置換されたアルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シアノ、アシルオキシ、アルキルカルボニル、アシルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アミノ、モノアルキル−アミノ、モノシクロアルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモイル、ウレイド、−SOM、又はアルキルウレイドであり、
    17及びR20は、互いに独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールカルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−スルファモイル、アミノ、N−アシルアミノ、N−チオアシルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、N−モノアルキルアミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−アリールアミノ、N,N−ジアリールアミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキルアミノ、N,N−ジシクロアルキルアミノ、N−アルキル−N−シクロアルキル−アミノ、N−アリール−N−シクロアルキル−アミノ、N−ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
    又は
    ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    18及びR21は、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、置換されたカルバモイル、アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、カルボニルトリフルオロメチル、アルキルスルホニル、ハロゲン、アルキルスルホン酸、又はSOMであり、
    19及びR22は、互いに独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ、シアノ、カルバモイル、アルコキシカルボニル、COOM、アミノ、ヒドロキシル、モノシクロアルキル−アミノ、モノアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、モノアリール−アミノ、ジアリール−アミノ、モノシクロアルキルモノアリールアミノ、モノアルキルモノアリールアミノ、アルキルチオ、アリールチオであるか、
    又は
    ヒドロキシ、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ハロゲン、シアノ、COOM、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、カルバモイル、ニトロ、アミノ、アシルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、及びフェニルウレイドからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    23及びR29は、互いに独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ、シアノ、カルバモイル、アルコキシカルボニル、COOM、アミノ、ヒドロキシル、モノシクロアルキル−アミノ、モノアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、モノアリール−アミノ、ジアリール−アミノ、モノシクロアルキルモノアリールアミノ、モノアルキルモノアリールアミノ、アルキルチオ、アリールチオであるか、
    又は
    ヒドロキシ、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ハロゲン、シアノ、COOM、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、カルバモイル、ニトロ、アミノ、アシルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、及びフェニルウレイドからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    24及びR30は、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、置換されたカルバモイル、アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、カルボニルトリフルオロメチル、又はハロゲンであり、
    25、R26、R27、R28、R31、R32、R33、及びR34は、互いに独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキル、アミノアルキル、アミノ−ヒドロキシ−アルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、チオアルコキシアルキル−アミノアルキル、アミノアルキルオキシアルキル、アミノアルキルチオキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールオキシアルキル、アリールチオキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
    又は
    ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンであり、
    式(I)の染料は、2〜6個のスルホン酸基を有し、そして
    ここで、ピリジンカップリング剤の上で未確定の付着点を有する結合とは、置換基のR25、R26、R27、及びR28を担持するアミノ残基はそれぞれ、R24に対してオルト位又はパラ位に位置することができるということを意味している、これはすなわち、置換基R25及びR26を担持するアミノ残基が、R24に対してオルト位に位置する場合には、置換基R27〜R28を担持するアミノ残基は、R24に対してパラ位に位置する(又はその逆も同様である)ことを意味しており;
    そして
    同じことが、それぞれR30に対してオルト位又はパラ位に位置することが可能な置換基R31、R32、R33〜R34を担持するアミノ残基にも適用できる、これはすなわち、置換基R31及びR32を担持するアミノ残基が、R30に対してオルト位に位置する場合には、置換基R33〜R34を担持するアミノ残基は、R30に対してパラ位に位置する(又はその逆も同様である)ことを意味している。]
  2. 式(1)を有する、請求項1に記載の染料(1種又は複数)。
    Figure 2016540876
    [式中、
    は、式IIaであり、
    Figure 2016540876

    は、式IIIaであり、
    Figure 2016540876
    、R、R、R、R、R、R,及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16は、互いに独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は2個のヘテロ原子によって中断されたアルキル、アルコキシ、置換されたアルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シアノ、アシルオキシ、アルキルカルボニル、アシルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アミノ、モノアルキル−アミノ、モノシクロアルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモイル、ウレイド、−SOM、又はアルキルウレイドであり、
    17及びR20は、互いに独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールカルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−スルファモイル、アミノ、N−アシルアミノ、N−チオアシルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、N−モノアルキルアミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−アリールアミノ、N,N−ジアリールアミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキルアミノ、N,N−ジシクロアルキルアミノ、N−アルキル−N−シクロアルキル−アミノ、N−アリール−N−シクロアルキル−アミノ、N−ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
    又は
    ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    18及びR21は、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、カルボニルトリフルオロメチル、アルキルスルホニル、ハロゲン、アルキルスルホン酸、又はSOMであり、
    19及びR22は、互いに独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ、シアノ、カルバモイル、アルコキシカルボニル、COOM、アミノ、ヒドロキシル、モノシクロアルキル−アミノ、モノアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、モノアリール−アミノ、ジアリール−アミノ、モノシクロアルキルモノアリールアミノ、モノアルキルモノアリールアミノ、アルキルチオ、アリールチオであるか、
    又は
    ヒドロキシ、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ハロゲン、シアノ、COOM、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、カルバモイル、ニトロ、アミノ、アシルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、及びフェニルウレイドからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンであり、
    そして
    式(1)の前記染料は、2〜6個のスルホン酸基を有する。]
  3. 式(1a)を有する、請求項1又は2に記載の染料。
    Figure 2016540876
    [式中、
    1a、R2a、R3a、R4a、R5a、R6a、R7a、及びR8aは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    9a、R10a、R13a、及びR14aは、互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、−SOM、又は(C〜C)−アシルアミノであり、
    17a及びR20aは、互いに独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、スルファモイル、アミノ、N−アシルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、N−モノアルキルアミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−アリールアミノ、N,N−ジアリールアミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキルアミノ、N,N−ジシクロアルキルアミノ、N−アルキル−N−シクロアルキル−アミノ、N−アリール−N−シクロアルキル−アミノ、ヒドロキシルアルキルスルホニルアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
    又は
    ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    18a及びR21aは、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、又はアルコキシカルボニルであり、
    19a及びR22aは、互いに独立して、非置換で、直鎖状若しくは分岐状の(C〜C)アルキル、非置換の(C〜C)シクロアルキル、又は1種又は複数の置換基たとえば、メチル、エチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びメチルブチルを用いて置換された(C〜C)シクロアルキルであり、
    そして
    Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンである。]
  4. 1a、R3a、R4a、R5a、R6a、及びR8aが、互いに独立して、SOM、水素、アルキル、アルコキシ、又はハロゲンであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    2a及びR7aが、水素であり、
    9a、R10a、R13a、及びR14aが、互いに独立して、水素、メチル、ハロゲン、SOM、又はアセチルアミノであり、
    17a及びR20aが、互いに独立して、メチル、エチル、ブチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、イソプロピル、sec−ブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、tert−ブチル、3−メチルブチル、ペンテン−2−イル、2−エチルヘキシル、2,2−ジメチルプロピル、フェニル、ベンジル、アリル、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、2−シアノエチル、2−(メチルチオ)エチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、テトラヒドロフルフリル、2−フラン−2−イル−エチル、6−ヒドロキシ−1−[2−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)−エチル]、2−(2−tert−ブチルスルファニルエタンスルホニル)−エチル、2−(エチルスルホニル)エタノール、3−(4−ヒドロキシブトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、3−イソプロポキシプロピル、又は3−エトキシプロピルであり、
    18a及びR21aが、互いに独立して、シアノ又はカルバモイルであり、
    19a及びR22aが、メチルであり、
    そして
    Mが、水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、又はアンモニウムである、
    式(1a)を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の染料。
  5. 式(1b)を有する、請求項1又は2に記載の染料。
    Figure 2016540876
    [式中、
    1b、R2b、R3b、R4b、R5b、R6b、R7b、及びR8bは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    9b、R10b、R13b、及びR14bは、互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、−SOM、又は(C〜C)−アシルアミノであり、
    17b及びR20bは、互いに独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、スルファモイル、アミノ、N−アシルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、N−モノアルキルアミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−アリールアミノ、N,N−ジアリールアミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキルアミノ、N,N−ジシクロアルキルアミノ、N−アルキル−N−シクロアルキル−アミノ、N−アリール−N−シクロアルキル−アミノ、ヒドロキシルアルキルスルホニルアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
    又は
    ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    18b及びR21bは、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、又はアルコキシカルボニルであり、
    19b及びR22bは、互いに独立して、非置換で、直鎖状若しくは分岐状の(C〜C)アルキル、非置換の(C〜C)シクロアルキル、又は1種又は複数の置換基たとえば、メチル、エチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びメチルブチルを用いて置換された(C〜C)シクロアルキルであり、
    そして
    Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンである。]
  6. 1b、R3b、R4b、R5b、R6b、及びR8bが、互いに独立して、SOM、水素、アルキル、アルコキシ、又はハロゲンであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    2b及びR7bが、水素であり、
    9b、R10b、R13b、及びR14bが、互いに独立して、水素、メチル、ハロゲン、−SOM、又はアセチルアミノであり、
    17b及びR20bが、互いに独立して、メチル、エチル、ブチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、イソプロピル、sec−ブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、tert−ブチル、3−メチルブチル、ペンテン−2−イル、2−エチルヘキシル、2,2−ジメチルプロピル、フェニル、ベンジル、アリル、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、2−シアノエチル、2−(メチルチオ)エチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、テトラヒドロフルフリル、2−フラン−2−イル−エチル、6−ヒドロキシ−1−[2−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)−エチル]、2−(2−tert−ブチルスルファニルエタンスルホニル)−エチル、2−(エチルスルホニル)エタノール、3−(4−ヒドロキシブトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、3−イソプロポキシプロピル、又は3−エトキシプロピルであり、
    18b及びR21bが、互いに独立して、シアノ又はカルバモイルであり、
    19b及びR22bが、メチルであり、
    そして
    Mが、水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、又はアンモニウムである、
    式(1b)を有する、請求項1、2、又は5のいずれか1項に記載の染料。
  7. 式(2)及びそれらの混合物を有する、請求項1に記載の染料。
    Figure 2016540876
    [式中、
    、R、R、R、R、R、R,及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    、R10、R13、R14は、互いに独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、1個又は2個のヘテロ原子によって中断されたアルキル鎖、アルコキシ、置換されたアルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シアノ、アシルオキシ、アルキルカルボニル、アシルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アミノ、モノアルキル−アミノ、モノシクロアルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、カルバモイル、スルファモイル、ウレイド、アルキルウレイド、又はSOMであり、
    24及びR30は、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、置換されたカルバモイル、アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、カルボニルトリフルオロメチル、又はハロゲンであり、
    23及びR29は、互いに独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アルコキシ、シアノ、カルバモイル、アルコキシカルボニル、COOM、アミノ、ヒドロキシル、モノシクロアルキル−アミノ、モノアルキル−アミノ、ジ(シクロ)アルキル−アミノ、ジアルキル−アミノ、モノアリール−アミノ、ジアリール−アミノ、モノシクロアルキルモノアリールアミノ、モノアルキルモノアリールアミノ、アルキルチオ、アリールチオであるか、
    又は
    ヒドロキシ、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ハロゲン、シアノ、COOM、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、カルバモイル、ニトロ、アミノ、アシルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ウレイド、アルキルウレイド、及びフェニルウレイドからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    25、R26、R27、R28、R31、R32、R33、及びR34は、互いに独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキル、アミノアルキル、アミノ−ヒドロキシ−アルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、チオアルコキシアルキル−アミノアルキル、アミノアルキルオキシアルキル、アミノアルキルチオキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールオキシアルキル、アリールチオキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
    又は
    ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、チオアシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、N−モノシクロアルキル−カルバモイル、N−モノアルキル−カルバモイル、N,N−ジシクロアルキル−カルバモイル、N,N−ジアルキル−カルバモイル、N−モノアリール−カルバモイル、N,N−ジアリール−カルバモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールカルバモイル、N−モノアルキル−N−モノアリール−カルバモイル、スルファモイル、N−モノシクロアルキル−スルファモイル、N−モノアルキル−スルファモイル、N,N−ジシクロアルキル−スルファモイル、N,N−ジアルキル−スルファモイル、N−モノアリール−スルファモイル、N,N−ジアリール−スルファモイル、N−モノシクロアルキル−N−モノアリールスルファモイル、N−モノアルキル−N−モノアリールスルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンであり、
    式(2)の染料は、2〜6個のスルホン酸基を有し、
    そして
    ここで、ピリジンカップリング剤の上で未確定の付着点を有する結合とは、置換基のR25、R26、R27、及びR28を担持するアミノ残基はそれぞれ、R24に対してオルト位又はパラ位に位置することができるということを意味している、これはすなわち、置換基R25及びR26を担持するアミノ残基が、R24に対してオルト位に位置する場合には、置換基R27〜R28を担持するアミノ残基は、R24に対してパラ位に位置する(又はその逆も同様である)ことを意味しており;
    そして
    同じことが、それぞれR30に対してオルト位又はパラ位に位置することが可能な置換基R31、R32、R33及びR34を担持するアミノ残基にも適用できる、これはすなわち、置換基R31及びR32を担持するアミノ残基が、R30に対してオルト位に位置する場合には、置換基R33〜R34を担持するアミノ残基は、R30に対してパラ位に位置する(又はその逆も同様である)ことを意味している。]
  8. 式(2a)及びそれらの混合物を有する、請求項1又は7に記載の染料。
    Figure 2016540876
    [式中、
    1a、R2a、R3a、R4a、R5a、R6a、R7a、及びR8aは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    9a、R10a、R13a、及びR14aは、互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C〜C)−アシルアミノ、又はSOMであり、
    23a及びR29aは、互いに独立して、非置換で、直鎖状若しくは分岐状の(C〜C)−アルキル、非置換の(C〜C)−シクロアルキル、又は好ましくはメチル、エチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びメチルブチルの群から選択される1種又は複数の置換基を用いて置換された(C〜C)−シクロアルキルであり、
    24a及びR30aは、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、又はアルコキシカルボニルであり、
    25a、R26a、R27a、R28a、R31a、R32a、R33a、及びR34aは、互いに独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキル、アミノアルキル、アミノ−ヒドロキシ−アルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、チオアルコキシアルキル−アミノアルキル、アミノアルキル−オキシアルキル、アミノアルキルチオキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールオキシアルキル、アリールチオキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
    又は
    ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    そして
    Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンである。]
  9. 1a、R3a、R4a、R5a、R6a、及びR8aが、互いに独立して、SOM、水素、アルキル、アルコキシ、又はハロゲンであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    2a及びR7aが、水素であり、
    9a、R10a、R13a、及びR14aが、互いに独立して、水素、メチル、ハロゲン、SOM、又はアセチルアミノであり、
    23a及びR29aが、メチルであり、
    24a及びR30aが、互いに独立して、シアノ又はカルバモイルであり、
    25a、R26a、R27a、R28a、R31a、R32a、R33a、及びR34aが、互いに独立して、水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、イソプロピル、sec−ブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、tert−ブチル、3−メチルブチル、ペンタン−2−イル、2−エチルヘキシル、2,2−ジメチルプロピル、フェニル、ベンジル、2−ヒドロキシエチル、アリル、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、2−シアノエチル、2−(メチルチオ)エチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、2−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)−エチル、2−(2−tert−ブチルスルファニルエタンスルホニル)−エチル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、3−(4−ヒドロキシブトキシ)−プロピル、2−(2−ヒドロキシエタンスルホニル)−エチル、3−(2−フェノキシ−エトキシ)−プロピル、3−イソプロポキシ−プロピル、3−エトキシ−プロピル、3−エトキシブチルであるか、
    又は
    COOM又はSOMによって置換された(C〜C)−アルキルであり、
    そして
    Mが、水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、又はアンモニウムである、
    式(2a)を有する、請求項1、7又は8のいずれか1項に記載の染料。
  10. 式(2b)及びそれらの混合物を有する、請求項1又は7のいずれか1項に記載の染料。
    Figure 2016540876
    [式中、
    1b、R2b、R3b、R4b、R5b、R6b、R7b、及びR8bは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    9b、R10b、R13b、及びR14bは、互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C〜C)−アシルアミノ、又はSOMであり、
    23b及びR29bは、互いに独立して、非置換で、直鎖状若しくは分岐状の(C〜C)−アルキル、非置換の(C〜C)−シクロアルキル、又は好ましくはメチル、エチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びメチルブチルの群から選択される1種又は複数の置換基を用いて置換された(C〜C)−シクロアルキルであり、
    24b及びR30bは、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、又はアルコキシカルボニルであり、
    25b、R26b、R27b、R28b、R31b、R32b、R33b、及びR34bは、互いに独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキル、アミノアルキル、アミノ−ヒドロキシ−アルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、チオアルコキシアルキル−アミノアルキル、アミノアルキルオキシアルキル、アミノアルキルチオキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールオキシアルキル、アリールチオキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
    又は
    ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
    又は
    互いに結合して、その環が中断されていないか、又は酸素及び硫黄からなる群より選択された1個又は複数のヘテロ原子によって中断されている、非置換であるか、又は1個又は複数の(C〜C)−アルキル基によって置換された5員又は6員の環を形成しており、
    そして
    Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンである。]
  11. 1b、R3b、R4b、R5b、R6b、及びR8bが、互いに独立して、SOM、水素、アルキル、アルコキシ、又はハロゲンであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    2b及びR7bが、水素であり、
    9b、R10b、R13b、及びR14bが、互いに独立して、水素、メチル、ハロゲン、−SOM、又はアセチルアミノであり、
    23b及びR29bが、メチルであり、
    24b及びR30bが、互いに独立して、シアノ又はカルバモイルであり、
    25b、R26b、R27b、R28b、R31b、R32b、R33b、及びR34bが、互いに独立して、水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、イソプロピル、sec−ブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、tert−ブチル、3−メチルブチル、ペンタン−2−イル、2−エチルヘキシル、2,2−ジメチルプロピル、フェニル、ベンジル、2−ヒドロキシエチル、アリル、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、2−シアノエチル、2−(メチルチオ)エチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、2−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)−エチル、2−(2−tert−ブチルスルファニルエタンスルホニル)−エチル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、3−(4−ヒドロキシブトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエタンスルホニル)−エチル、3−(2−フェノキシ−エトキシ)−プロピル、3−イソプロポキシ−プロピル、3−エトキシ−プロピル、3−エトキシブチルであるか、
    又は
    COOM又はSOMによって置換された(C〜C)アルキルであるか、
    又は
    互いに結合して、その環が中断されていないか、又は酸素及び硫黄からなる群より選択された1個又は複数のヘテロ原子によって中断されている、非置換であるか、又は1個又は複数の(C〜C)−アルキル基によって置換された6員の環を形成しており、
    そして
    Mが、水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、又はアンモニウムである、
    式(2b)を有する、請求項1、7、又は10のいずれか1項に記載の染料。
  12. 式(2c)及びそれらの混合物を有する、請求項1又は7に記載の染料。
    Figure 2016540876
    [式中、
    1c、R2c、R3c、R4c、R5c、R6c、R7c、及びR8cは、互いに独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、又はSOMであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    9c、R10c、R13c、及びR14cは、互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C〜C)−アシルアミノ、又はSOMであり、
    23c及びR29cは、互いに独立して、非置換で、直鎖状若しくは分岐状の(C〜C)−アルキル、非置換の(C〜C)−シクロアルキル、又は好ましくはメチル、エチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル及びメチルブチルの群から選択される1種又は複数の置換基を用いて置換された(C〜C)−シクロアルキルであり、
    24c及びR30cは、互いに独立して、シアノ、カルバモイル、又はアルコキシカルボニルであり、
    25c、R26c、R27c、R28c、R31c、R32c、R33c、及びR34cは、互いに独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、カルバモイル、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ヒドロキシアルキルスルホニルアルキル、アミノアルキル、アミノ−ヒドロキシ−アルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、チオアルコキシアルキル−アミノアルキル、アミノアルキルオキシアルキル、アミノアルキルチオキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールオキシアルキル、アリールチオキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断されたアルキルであるか、
    又は
    ヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであるか、
    又は
    酸素及び硫黄からなる群より選択される1個又は複数のヘテロ原子によって中断され、そしてヒドロキシ、アリール、シクロアルキル、アルコキシ、アミノ、N−モノアルキル−アミノ、N,N−ジアルキル−アミノ、N−モノアリール−アミノ、N,N−ジアリール−アミノ、N−アルキル−N−アリール−アミノ、N−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−ジシクロアルキル−アミノ、N−モノアルキル−モノシクロアルキル−アミノ、N,N−モノアリール−モノシクロアルキル−アミノ、N−アシルアミノ、N−アルキルスルホニル−アミノ、ウレイド、アルキルウレイド、フェニルウレイド、ハロゲン、シアノ、COOM、ニトロ、アシル、アルキルスルホニル、アリーロイル、トリフルオロメチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、カルバモイル、スルファモイル、及びSOMからなる群より選択される1種又は複数の置換基によって置換されたアルキルであり、
    そして
    Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカリ土類金属の1当量、又は1価の有機カチオンである。]
  13. 1c、R3c、R4c、R5c、R6c、及びR8cが、互いに独立して、SOM、水素、アルキル、アルコキシ、又はハロゲンであるが、ここでそれらの内の少なくとも二つはSOMであり、
    2c及びR7cが、水素であり、
    9c、R10c、R13c、及びR14cが、互いに独立して、水素、メチル、ハロゲン、SOM、又はアセチルアミノであり、
    23c及びR29cが、メチルであり、
    24c及びR30cが、互いに独立して、シアノ又はカルバモイルであり、
    25c、R26c、R27c、R28c、R31c、R32c、R33c、及びR34cが、互いに独立して、水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、イソプロピル、sec−ブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、tert−ブチル、3−メチルブチル、ペンタン−2−イル、2−エチルヘキシル、2,2−ジメチルプロピル、フェニル、ベンジル、2−ヒドロキシエチル、アリル、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、2−シアノエチル、2−(メチルチオ)エチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、2−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)−エチル、2−(2−tert−ブチルスルファニルエタンスルホニル)−エチル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、3−(4−ヒドロキシブトキシ)プロピル、2−(2−ヒドロキシエタンスルホニル)−エチル、3−(2−フェノキシ−エトキシ)−プロピル、3−イソプロポキシ−プロピル、3−エトキシ−プロピル、又は3−エトキシブチルであるか、
    又は
    COOM又はSOMによって置換された(C〜C)アルキルであり、
    そして
    Mが、水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、又はアンモニウムである、
    式(2c)を有する、請求項1、7、又は12のいずれか1項に記載の染料。
  14. 請求項1に記載の染料の製造であって、
    a)式(3)の化合物をジアゾ化する工程、
    Figure 2016540876
    [式中、R〜Rは先に定義されたものである]
    b)工程a)において得られた前記ジアゾニウム塩を、式(4)及び(5)の化合物と反応させて、
    Figure 2016540876
    [式中、R〜R16は先に定義されたものである]
    式(6)の中間体を生成させる工程、
    Figure 2016540876
    c)前記式(6)の化合物をジアゾ化させる工程、
    d)工程c)において得られた前記ジアゾニウム塩を、式(7)及び(8)、(9)及び(10)、(11)及び(12)の化合物又はそれらの混合物と反応させる工程、
    Figure 2016540876
    [式中、R17〜R19、及びR20〜R22、及びR23〜R28、及びR29〜R34は、先に定義されたものである]
    の工程を含む、製造。
  15. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の1種又は複数の染料を含む、化学的組成物。
  16. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の2種以上の染料からなる、化学的組成物。
  17. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の1種又は複数の化合物を含む、染色用水溶液。
  18. カルボキサミド含有及び/又はヒドロキシル含有材料を染色又は捺染するためのプロセスであって、前記カルボキサミド含有及び/又はヒドロキシル含有材料を、請求項1〜13のいずれか1項に記載の染料と接触させることを含む、プロセス。
  19. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の染料を含む、デジタル織物捺染用インク。
  20. 合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維、野菜繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア;靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐;葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ;茎繊維、竹;動物由来の繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維;紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、及びLyocell繊維からなる群より選択される繊維、さらにはそのような繊維のブレンド物を染色するための、請求項1〜13のいずれか1項に記載の染料、請求項15若しくは16に記載の化学的組成物、又は請求項17に記載の水溶液の使用。
  21. 化学的及び/又は物理的のいずれかで結合された形で請求項1〜13のいずれか1項に記載の1種又は複数の染料を含む、合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維、野菜繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア;靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐;葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ;茎繊維、竹;動物由来の繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維;紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、及びLyocell繊維からなる群より選択される、繊維及びそのような繊維を含むブレンド物。
JP2016550976A 2013-10-29 2014-10-22 酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用 Expired - Fee Related JP6196741B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP20130190651 EP2868708A1 (en) 2013-10-29 2013-10-29 Metal-free acid dyes, process for the production thereof and their use
EP13190656.2 2013-10-29
EP20130190656 EP2868711A1 (en) 2013-10-29 2013-10-29 Metal free acid dyes, process for the production thereof and their use
EP13190651.3 2013-10-29
PCT/EP2014/072665 WO2015062939A1 (en) 2013-10-29 2014-10-22 Acid dyes, process for the production thereof and their use

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016540876A true JP2016540876A (ja) 2016-12-28
JP6196741B2 JP6196741B2 (ja) 2017-09-13

Family

ID=51794866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016550976A Expired - Fee Related JP6196741B2 (ja) 2013-10-29 2014-10-22 酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用

Country Status (11)

Country Link
US (1) US9725597B2 (ja)
EP (1) EP3063231B1 (ja)
JP (1) JP6196741B2 (ja)
KR (1) KR101781767B1 (ja)
CN (1) CN106029788B (ja)
BR (1) BR112015029599A2 (ja)
ES (1) ES2637479T3 (ja)
MX (1) MX353410B (ja)
PT (1) PT3063231T (ja)
TW (3) TW201529749A (ja)
WO (1) WO2015062939A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2868715A1 (en) * 2013-10-29 2015-05-06 DyStar Colours Distribution GmbH Metal free acid dyes, process for the production thereof and their use
CN106977979B (zh) * 2017-03-24 2019-03-05 江苏迪安化工有限公司 一种高水洗型分散黑染料组合物

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49112930A (ja) * 1973-02-10 1974-10-28
US3979378A (en) * 1970-01-31 1976-09-07 Badische Anilin- & Soda-Fabrik Aktiengesellschaft Water-soluble azo dyes having a substituted 2-hydroxypyridone (6) coupling component
JPS57167354A (en) * 1981-03-26 1982-10-15 Basf Ag Novel disazo dye
JPS58127933A (ja) * 1982-01-27 1983-07-30 Mita Ind Co Ltd 電子写真感光体
EP2457956A1 (en) * 2010-11-30 2012-05-30 Kemira Oyj Azo dyes

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE172106C (ja)
DE79780C (ja)
DE72665C (de) KALLE & CO. in Biebrich a. Rh Verfahren zur Darstellung einer Naphtylendiamin-ai «^-disulfosäure
DE61174C (de) LEOPOLD CAS-SELLA & CO. in Frankfurt a. M Verfahren zur Darstellung von Diamidonaphtalin-yS-disulfosäure
GB1331445A (en) 1970-03-31 1973-09-26 Ici Ltd Azo dyestuffs
DE2230392A1 (de) 1972-06-22 1974-01-31 Cassella Farbwerke Mainkur Ag Substituierte pyridinverbindungen und verfahren zu ihrer herstellung
US3956294A (en) 1972-06-22 1976-05-11 Cassella Farbwerke Mainkur Aktiengesellschaft Substituted pyridine compounds
US3960480A (en) 1973-02-10 1976-06-01 Cassella Farbwerke Mainkur Aktiengesellschaft Bisazo dyestuffs of the 2,6-diaminopyridine series
DE3416327A1 (de) 1984-05-03 1985-11-07 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Farbsalze sulfonsaeuregruppenhaltiger polyazofarbstoffe
DE3577719D1 (de) 1984-10-15 1990-06-21 Ciba Geigy Ag Reaktivfarbstoffe, deren herstellung und verwendung.
JP2565531B2 (ja) 1988-02-02 1996-12-18 三菱化学株式会社 記録液
US5276182A (en) 1990-07-09 1994-01-04 The Dow Chemical Company Process for preparing polyurea oligomers
JP2853351B2 (ja) * 1990-11-07 1999-02-03 富士電機株式会社 電子写真用感光体
DE4321422A1 (de) * 1993-06-28 1995-01-05 Bayer Ag Basische Azofarbstoffe
US5543259A (en) 1993-12-13 1996-08-06 Xerox Corporation Developer compositions
GB9809823D0 (en) 1998-05-09 1998-07-08 Zeneca Ltd Compounds
US6696552B2 (en) 2002-06-27 2004-02-24 Xerox Corporation Process for preparing substituted pyridone compounds
GB0521551D0 (en) 2005-10-22 2005-11-30 Avecia Inkjet Ltd Yellow azo dyes for ink jet printing
JP2009013290A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Sumitomo Chemical Co Ltd アゾ化合物又はその塩
JP2009175451A (ja) 2008-01-24 2009-08-06 Sumitomo Chemical Co Ltd 着色感光性組成物、並びにそれを用いた色フィルタアレイ及び固体撮像素子
TWI461408B (zh) * 2008-07-02 2014-11-21 Clariant Finance Bvi Ltd 酸染料

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3979378A (en) * 1970-01-31 1976-09-07 Badische Anilin- & Soda-Fabrik Aktiengesellschaft Water-soluble azo dyes having a substituted 2-hydroxypyridone (6) coupling component
JPS49112930A (ja) * 1973-02-10 1974-10-28
JPS57167354A (en) * 1981-03-26 1982-10-15 Basf Ag Novel disazo dye
JPS58127933A (ja) * 1982-01-27 1983-07-30 Mita Ind Co Ltd 電子写真感光体
EP2457956A1 (en) * 2010-11-30 2012-05-30 Kemira Oyj Azo dyes

Also Published As

Publication number Publication date
BR112015029599A2 (pt) 2017-07-25
US20160257817A1 (en) 2016-09-08
US9725597B2 (en) 2017-08-08
MX353410B (es) 2018-01-10
CN106029788B (zh) 2018-03-06
ES2637479T3 (es) 2017-10-13
MX2016005219A (es) 2016-08-12
PT3063231T (pt) 2017-08-24
CN106029788A (zh) 2016-10-12
EP3063231B1 (en) 2017-05-17
TWI608056B (zh) 2017-12-11
TW201529751A (zh) 2015-08-01
WO2015062939A1 (en) 2015-05-07
EP3063231A1 (en) 2016-09-07
TW201529749A (zh) 2015-08-01
TW201533171A (zh) 2015-09-01
KR20160077041A (ko) 2016-07-01
KR101781767B1 (ko) 2017-09-25
JP6196741B2 (ja) 2017-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6356300B2 (ja) 金属原子を含まない反応性染料、それらを製造するための方法、及びそれらの使用
JP2015523436A (ja) 金属原子を含まない反応性染料、それらを製造するための方法、及びそれらの使用
JP6196741B2 (ja) 酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用
JP6452171B2 (ja) 酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用
JP6406722B2 (ja) 酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用
JP6278429B2 (ja) 金属を含まない酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用
EP2868710A1 (en) Metal free acid dyes, process for the production thereof and their use
JP6406723B2 (ja) 酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用
EP2868713A1 (en) Metal free acid dyes, process for the production thereof and their use
EP2868707A1 (en) Metal free acid dyes, process for their production and use of said dyes
WO2015062929A1 (en) Acid dyes, process for the production thereof and their use
EP2868708A1 (en) Metal-free acid dyes, process for the production thereof and their use
EP2868711A1 (en) Metal free acid dyes, process for the production thereof and their use
EP2868703A1 (en) Metal free acid dyes, process for their production and their use
EP2868712A1 (en) Metal free acid dyes, process for the production thereof and their use
WO2015062927A1 (en) Acid dyes, methods for the production thereof and their use
EP2868714A1 (en) Metal free acid dyes, process for the production and their use
EP2868706A1 (en) Metal free acid dyes, methods for the production thereof and their use
JP2015525280A (ja) 反応性染料及びそれらの金属錯体、それらを製造するための方法、並びにそれらの使用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170315

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170315

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6196741

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees