JP6278429B2 - 金属を含まない酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用 - Google Patents

金属を含まない酸性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用 Download PDF

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Description

本発明は、ヒドロキシル含有及び/又はカルボキサミド含有材料を染色及び捺染するための染料の技術分野に関する。
トリアジン残基を含むジスアゾ化合物は公知であり、各種の染着における着色剤として使用することが可能である(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、及び特許文献4を参照されたい)。
英国特許第2,036,780号明細書 米国特許第3,945,990号明細書 米国特許第5,006,128号明細書 米国特許第5,519,121号明細書
ヒドロキシル含有及び/又はカルボキサミド含有材料の染色及び捺染の文脈においては、公知の染料は多くの技術的難点を有していて、それらを克服する必要がある。
驚くべきことには、以下に記載する式(1)の染料が公知の染料よりも高度に有利な性質を示すということが見出された。それらの性質に含まれるのは、上述の材料の上、それらを含むブレンド物の上、さらにはミクロ繊維の上での、高い明度を備えた高い染色強度、さらには高い堅牢性たとえば、洗濯堅牢性、摩擦(contact)堅牢性、及び耐光堅牢性である。最も重要なことは、式(1)の染料が、金属を含まないこと、及び均一な染色を与えることである。
本発明は、式(1)の染料に関する:
Figure 0006278429
[式中、それぞれ互いに独立して
Gが、式(i)又は(ii)の残基であり、
Figure 0006278429
、R、R、及びRが、
水素、
(C〜C12)−アルキル、
(C〜C)−アルケニル、
(C〜C)−シクロアルキル、又は
アリール−(C〜C12)−アルキルであるが、
そのアルキル鎖は、直鎖状又は分岐状であり、任意選択で、1個又は複数のヘテロ原子によって中断されるか、及び/又はヒドロキシ、カルボキシ、SOM、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アシル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、及びカルバモイルからなる群より選択される1個又は複数の置換基によって置換されており、
及びRが、
水素、
(C〜C12)−アルキル、
ヒドロキシ、カルボキシ、SOM、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アシル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、及びカルバモイルからなる群より選択される置換基を用いて置換された(C〜C12)−アルキル、
(C〜C)−シクロアルキル、
式(iii)の基、
Figure 0006278429
(式中、
26及びR27が、
水素、
(C〜C12)−アルキル、
ヒドロキシ、(C〜C12)−アルコキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、ハロゲン、−NHCO(C〜C)−アルキル若しくは−NHSO(C〜C)−アルキル、CONH、又はSONHによって置換された、(C〜C12)−アルキル、であり、
41が、水素又は(C〜C)−アルキルであり、
nが、0、1又は2であり、
pが、0又は1〜6である)、又は
(C〜C12)−アルキル(ここで、そのアルキル鎖は、1個又は複数のヘテロ原子によって中断されていてもよい)であり、
及びRが、
水素、
(C〜C)−アルキル、又は
フェニルであり、
及びR10が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、−NHCHO、−NHCO(C〜C)−アルキル、−NHCOアリール、−NHSO(C〜C)−アルキル、又は−NHSOアリールであり、
及びDが、フェニル誘導体、ナフチル誘導体、若しくはヘテロシクリル誘導体の残基であるが、それには、少なくとも1個の基−SOMが含まれており、Mは、水素、アルカリ金属、アンモニウム、置換若しくは非置換のテトラ(C〜C12)−アルキルアンモニウム、又はアルカリ土類金属の1当量分である]。
本出願に現れる(C〜C12)アルキル基は、直鎖状であっても分岐状であってもよく、たとえばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、イソペンチル、メチルブチル、及びn−ヘキシルである。同じ論理がアルコキシ基にもあてはまり、それらはたとえばメトキシ及びエトキシである。
フェニル誘導体、ナフチル誘導体、若しくはヘテロシクリル誘導体の残基は、フェニル構造、ナフチル構造、若しくはヘテロシクリル構造をベースとした残基である。それらの構造は、一般的に言って、置換されていても、あるいは非置換であってもよい。本発明においては、それらが先に説明したD又はDである場合には、それらの構造には、少なくとも1個の基−SOMが担持されている。好適なフェニル構造、ナフチル構造、及びヘテロシクリル構造については、以下において言及する。
シクロアルキル基は、好ましくは(C〜C)−シクロアルキル、特に好ましくはシクロペンチル及びシクロヘキシルである。「シクロアルキル」という用語には、本出願の目的においては、置換シクロアルキル基及び同様に不飽和シクロアルキル基が含まれる。このタイプの好ましい基は、シクロペンテニル又はシクロヘキセニルである。好ましい置換基は、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アシル、シアノ、ニトロ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス−(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、ウレイド、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、及びアシルオキシである。
(C〜C)−アルケニル基は、直鎖状であってもあるいは分岐状であってもよく、たとえばビニル及びアリルである。「アルケニル」という用語には、本出願の目的においては、同様にアルキニル基、たとえばエチニル及びプロパルギルが含まれる。
本出願に現れるヘテロアリール基又はヘテロアリール残基は、好ましくは、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、ピロール、ベンゾイミダゾール、ベンゾトリアゾール、イミダゾール、ピラゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、チオフェン、チアゾール、イソチアゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、1,3,4−チアジアゾール、フラン、オキサゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、ベンゾオキサゾール、又はイソオキサゾールである。「ヘテロアリール」という用語には、非置換の形及び置換された形の上述の基が含まれる。好ましい置換基は、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、ウレイド、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、及びアシルオキシである。
ヘテロシクロアルキル基は、好ましくは、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、テトラヒドロフラン、又はピペラジンである。「ヘテロシクロアルキル」という用語には、非置換の形及び置換された形の上述の基が含まれる。好ましい置換基は、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキルモノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、アミノカルボニル−アミノ、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、及びアシルオキシである。
本出願に現れるアリール又はアリール残基は、具体的にはフェニル又はナフチルである。「フェニル」及び「ナフチル」という用語には、非置換及び置換されたフェニル及びナフチルが含まれる。好ましい置換基は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ、モノアルキル−モノ(ヒドロキシアルキル)アミノ、カルバモイル、スルファモイル、アシルアミノ、ウレイド、アミノスルホニルアミノ、アルコキシカルボニル、又はアシルオキシである。
ハロゲンは、好ましくは塩素、臭素、又はフッ素である。
好ましい構造というものも存在している。したがって、先に述べた染料であって、その中でそれぞれ互いに独立して、以下のようになっているものが好ましい:
〜Rが、同一であって、水素、(C〜C)−アルキル、又はヒドロキシル、シアノ若しくはアルケニルによって置換された(C〜C)−アルキルであり、
及びRが、同一であって、
水素、
(C〜C)−アルキル、
ヒドロキシによって置換された(C〜C)−アルキル、
(C〜C)−シクロアルキル、又は−SOMによって置換された(C〜C)−アルキル、又は請求項1において定義された式(iii)の基であってR26及びR27が、それぞれ互いに独立して、
水素、
(C〜C)−アルキル、
ヒドロキシによって置換された(C〜C)−アルキル、
(C〜C)−アルコキシ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、シアノ、又はハロゲンであり、
nが、0又は1であり、
pが、0又は1〜4であり、
及びRが、同一であって、水素、メチル、又はエチルであり、そして
及びR10が、同一であって、水素、メチル、エチル、ハロゲン、トリフルオロメチル、メトキシ、又はエトキシである。
この文脈においては、「それぞれ互いに独立して(independent from each other)という用語は、たとえば、R及びRが同一であって、たとえば水素であるような選択をしても、そのことが、たとえばR及びR10の選択には何の影響もないということを意味している。この場合、RとR10が、互いに違っていてもよいし、あるいは同一であってもよい。R〜Rが同一であり、RとRとが同一であり、RとRとが同一であり、そしてRとR10とが同一であるような染料が好ましい。
さらにより好ましいのは、式(1a)、(1a)、(1a)、又は(1a)を有する、上述の染料である:
Figure 0006278429
[式中、
5a及びR6aが、水素、(C〜C)−アルキル、ヒドロキシによって置換された(C〜C)−アルキル、(C〜C)−シクロアルキル、又はSOMによって置換された(C〜C)−アルキルであり、
9a及びR10aが、同一であって、水素又はメトキシであり、
26a、R27a、R26b、及びR27bのそれぞれが、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、又はハロゲンであり、
43a及びR43bが、水素又は(C−C)アルキルであり、
sが、0又は1〜6であり、そして
及びDが、先に定義されたものである]。
さらにより好ましいのは、D及びDが、それぞれ互いに独立して、式(I)〜(XIV)からなる群より選択される、上述の染料である:
Figure 0006278429
[式中、
11及びR30が、それぞれ互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、NHC(O)R31、CONH、S(O)32、又はハロゲンであり、
31及びR32が、水素、(C〜C)−アルキル、又はヒドロキシルによって置換された(C〜C)−アルキルであり、
Mが、水素、アルカリ金属、アンモニウム、又はアルカリ土類金属の1当量である]、
式(II)
Figure 0006278429
[式中、
12が、水素又は(C〜C)−アルキルであり、
nが、0又は1であり、そして
Mが、先に定義されたものである]、
式(III)
Figure 0006278429
[式中、
13が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、シアノ、ニトロ、CONH、又はハロゲンであり、そして
Mが、先に定義されたものである]、
式(IV)
Figure 0006278429
[式中、
14が、水素、シアノ、CONH、C(O)R33、又はCOOR34であり、
33が、水素又は(C〜C)−アルキルであり、
34が、水素又は(C〜C)−アルキルであり、
15が、水素、−CHO、又は式(a)若しくは(c)の基であり、
Figure 0006278429
(式中、
16、R35、及びR36が、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、SOM、又は−CONHである)、
mが、0又は1であり、そして
Mが、先に定義されたものである]、
式(V)
Figure 0006278429
[式中、
Mが、先に定義されたものである]、
式(VI)
Figure 0006278429
[式中、
17が、−SOM、−CHO、−CH=C(CN)、先に定義された式(a)の基、又は式(b)又は(d)の基であり、
Figure 0006278429
(式中、
37、R38、及びR39が、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、SOM、又は−CONHである)、
18が、−SOM、(C〜C)−アルキル、スルホフェニル(C〜C)−アルキルアミノ、(C〜C12)−アルキルアミノ、(C〜C)−シクロアルキルアミノ、モルホリノ、又はピペリジノであり、そして
Mが、先に定義されたものである]、
式(VII)
Figure 0006278429
[式中、
19が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ニトロ、NHC(O)R40、NHSO47、又はハロゲンであり、
40が、水素又は(C〜C)アルキルであり、
47が、(C〜C)−アルキルである]、
式(VIII)
Figure 0006278429
[式中、
20が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、シアノ、ニトロ、CONH、又はハロゲンである]、
式(IX)
Figure 0006278429
[式中、
21が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、又はCONHであり、
Eが、硫黄又は酸素である]、
式(X)
Figure 0006278429
[式中、
22及びR23が、それぞれ互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、又はCONHであり、そして
Uが、メチレン又はC=Oである]、
式(XI)
Figure 0006278429
[式中、
24及びR25が、それぞれ互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、又はCONHである]、
式(XII)
Figure 0006278429
[式中、
44及びR45が、それぞれ互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、CONH、又はSOMである]、
式(XIII)
Figure 0006278429
[式中、
46が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、CONH、又はSOMである]、
並びに
式(XIV)
Figure 0006278429
[式中、
48が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ニトロ、NHC(O)R49、NHSO50、又はハロゲンであり、
49が、水素又は(C〜C)−アルキルであり、
50が、(C〜C)−アルキルであり、
そして
Mが、先に定義されたものである]。
Mは、好ましくは水素、リチウム、ナトリウム又はカリウムである。
好ましい染料の群が存在している。一つの好ましい群は、その中でD及びDが、同一の群(I)〜(XIV)から選択されている、上述の染料からなっている。また別な好ましい群は、その中でD及びDが、異なった群(I)〜(XIV)から選択されている、上述の染料からなっている。しかしながら、最も好ましいのは、その中でDとDとが同一である上述の染料である。
本発明の最も好ましい染料は、式(1aa)〜(1an)、(1aa)〜(1an)、(1aa)〜(1an)、及び(1aa)〜(1an)の染料である。
Figure 0006278429

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[式中、R、R、R9a、R10a、R11〜R15、R17、R18、R22〜R25、R26a、R27a、R30、R43a、R44、R45、R46、R48、E、T、U、M、n、s、及びmは、先に定義されたものである]
本発明の好ましい実施形態の例は、1−1から1−288までの染料(表1)及びそれらの混合物である。
Figure 0006278429
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Figure 0006278429
本発明の染料は単独で使用することもできるし、あるいは、本発明における他の染料及び/又はその他の物質との混合物として使用することもできる。
したがって、上述の1種又は複数種の染料を含む化学的組成物もまた、本発明の一つの態様である。
上述の2種以上の染料からなる化学的組成物も、本発明のまた別な好ましい態様を構成する。
さらに、上述の1種又は複数種の染料混合物を含む染色用水溶液もまた、本発明の態様を構成する。
本発明における染料を製造するための以下の工程を含むプロセスは、本発明のまた別な態様である:
a)式(2)及び(3)の化合物をジアゾ化させる工程、
−NH (2) D−NH (3)
[式中、D及びDは、請求項1において定義されたものである]
b)工程a)において得られた反応生成物を式(4)の化合物と反応させる工程、
Figure 0006278429
[式中、R〜R10及びGは、先に定義されたものである]。
式(2)及び(3)の化合物のジアゾ化は、当業者には公知であるジアゾ化の手段、好ましくは、塩酸、硫酸若しくはリン酸若しくはそれらの混合物のような無機酸、又は酢酸若しくはプロピオン酸若しくはそれらの混合物のような有機酸を使用した酸性媒体の中で亜硝酸ナトリウム又はニトロシル硫酸を使用することによって、実施することができる。無機酸と有機酸との混合物もまた、有利に使用することができる。
式(2)及び(3)のジアゾ化された化合物の式(4)の化合物の上へのカップリング反応も同様に、公知の方法によって実施することができる。
式(2)〜(4)の化合物は公知であって、市場で入手することができるし、あるいは、当業者には公知の一般的な化学反応の手段によって合成することもできる。
式(4)の化合物は、たとえば、2,4,6−トリクロロトリアジンを式(5)〜(8)の化合物と、当業者には公知の縮合反応に従って反応させることによって得ることができる、
Figure 0006278429
[式中、R〜R10は先に定義されたものである]。
本発明の染料は、天然、人工、再生、変性、又は合成のヒドロキシル含有、アミノ含有、及び/又はカルボキサミド含有繊維材料並びにそれらのブレンド物を、酸性染料について当業界で広く知られている染着法によって染色及び捺染するのに好適である。
したがって、本発明はさらに、カルボキサミド及び/又はヒドロキシル含有材料を染色又は捺染するためのプロセスも目的としており、それにはカルボキサミド及び/又はヒドロキシル含有材料を上述の染料と接触させることが含まれる。
合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維、植物繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア;靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐;葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ;茎繊維、竹;動物由来の繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維;紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、並びにLyocell繊維からなる群より選択される繊維、さらにはそのような繊維のブレンド物を染色するための、上述の染料、上述の化学的組成物、又は上述の水溶液の使用も、本発明のまた別な態様を構成する。
本発明のさらに別な態様は、以下のものからなる群より選択される、繊維及びそのような繊維を含むブレンド物である:化学的及び/又は物理的のいずれかで結合された形にある、本発明の1種又は複数種の染料を含む、合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維、植物繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア;靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐;葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ;茎繊維、竹;動物由来の繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維;紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、並びにLyocell繊維。
染色にかける上述の基材は、糸、織布、ループ形成性編物、又はカーペットなど各種の形態で存在させることが可能であるが、それらに限定される訳ではない。たとえば、たとえば紙及び皮革のようなシート状の構造の形態で、ナイロンフィルムのようなフィルムの形態で、たとえばポリアミド及びポリウレタンからなるバルクマス(bulk mass)の形態で、特にはたとえばセルロース繊維のような繊維の形態で存在させる。それらの繊維は、織物繊維たとえば織布又は糸の形態であるか、あるいは「かせ」若しくは巻取りパッケージの形態であるのが好ましい。
本発明の染料及びそれらの塩及び/又は混合物は、染色又は捺染プロセスにおける単一の染色着色剤として使用することもできるし、あるいは、染色組成物又は捺染組成物における二成分、三成分又は多成分を組み合わせた着色剤の一部として使用することもできる。二成分、三成分又は多成分のシェード染色は、単一の着色剤を用いて実施した染色に比較して、同等の堅牢性のレベルを示す。
本発明の染料及びそれらの塩又は混合物は、他の公知であるか、及び/又は市販の酸性染料とは高い相溶性を有しており、それらは、関連する発色団を有し、同様の技術的性能を有するそのような染料と共に使用し、特定の色相を得ることが可能である。同様の技術的性能としては、たとえば以下のものが挙げられる:同等のビルドアップ性、同等の堅牢性、及び同等の染色の際の吸尽染色速度。
本発明による染料は、水溶性染料に関連した公知の染着技術によって、上述の材料、特に上述の繊維材料に染着させることができる。このことは、染色プロセス及び捺染プロセスのいずれにもあてはまる。
それは、羊毛又はその他の天然ポリアミド若しくは合成ポリアミド及びそれらと他の繊維材料との混合物からなる繊維材料を染色させる場合に特にあてはまる。通常は、染色すべき材料を温度約40℃の浴に浸漬し、その中でしばらく撹拌し、次いで染浴を所望の弱酸性のpH、好ましくは弱酢酸性のpHに調節するが、実際の染色は60〜98℃の温度で実施される。しかしながら、この染色は沸騰温度又は、密閉した染色装置の中で106℃までの温度で実施することもできる。
本発明による染料の水への溶解性が非常に高いので、それらを通常の連続染色プロセスにおいても幸便に使用することができる。
本発明の染料はさらに、デジタル捺染プロセス、特にデジタル織物捺染において使用することもできる。このためには、本発明の染料を水性インクの中に配合する必要がある。
本発明の染料を含むデジタル織物捺染用インクは、本発明のまた別な態様である。
本発明のインクには、本発明の染料を、インクの全重量を基準にして、好ましくは0.1重量%〜50重量%、より好ましくは0.5重量%〜30重量%、最も好ましくは1重量%〜15重量%の範囲の量で含む。
所望により、そのインクには、本発明の1種又は複数種の染料に加えて、デジタル捺染に使用される染料をさらに含んでいてもよい。
連続流動プロセスで使用する本発明のインクでは、電解質を添加することにより、0.5〜25mS/mの導電率になるようにすることも可能である。有用な電解質としては、たとえば、硝酸リチウム及び硝酸カリウムなどが挙げられる。本発明のインクには、合計して1重量%〜50重量%、好ましくは5重量%〜30重量%の有機溶媒が含まれていてもよい。好適な有機溶媒としては、たとえば以下のようなものが挙げられる:アルコール類たとえば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、イソプロパノール、1−ブタノール、tert−ブタノール、及びペンチルアルコール、多価アルコール類たとえば1,2−エタンジオール、1,2,3−プロパントリオール、ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−プロパンジオール、2,3−プロパンジオール、ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ヘキサンジオール、D,L−1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2−オクタンジオール、ポリアルキレングリコール類たとえば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1〜8個のアルキレン基を有するアルキレングリコール類たとえば、モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、チオグリコール、チオジグリコール、ブチルトリグリコール、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、多価アルコールの低級アルキルエーテル類たとえば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールイソプロピルエーテル、ポリアルキレングリコールエーテル類たとえば、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリコールグリセロールエーテル、ポリエチレングリコールトリデシルエーテル、ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル、アミン類たとえば、メチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジブチルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−アセチルエタノールアミン、N−ホルミルエタノールアミン、エチレンジアミン、尿素誘導体類たとえば、尿素、チオ尿素、N−メチル尿素、N,N’−イプシロンジメチル尿素、エチレン尿素、1,1,3,3−テトラメチル尿素、アミド類、たとえば:ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトアミド、ケトン類又はケトアルコール類たとえば、アセトン、ジアセトンアルコール、環状エーテル類たとえば、テトラヒドロフラン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、2−ブトキシエタノール、ベンジルアルコール、2−ブトキシエタノール、ガンマ−ブチロラクトン、イプシロン−カプロラクタム、さらにスルホラン、ジメチルスルホラン、メチルスルホラン、2,4−ジメチルスルホラン、ジメチルスルホン、ブタジエンスルホン、ジメチルスルホキシド、ジブチルスルホキシド、N−シクロヘキシルピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチルピロリドン、2−ピロリドン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドン、1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、1,3−ビスメトキシメチルイミダゾリジン、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール、2−(2−プロポキシエトキシ)エタノール、ピリジン、ピペリジン、ブチロラクトン、トリメチルプロパン、1,2−ジメトキシプロパン、ジオキサン、酢酸エチル、エチレンジアミンテトラアセテート、エチルペンチルエーテル、1,2−ジメトキシプロパン及びトリメチルプロパン。
本発明のインクには、慣用される添加剤をさらに含んでいてもよく、たとえば粘度調整剤を用いて、温度範囲20〜50℃における粘度を1.5〜40.0mPasの範囲とする。好適なインクでの粘度は1.5〜20mPas、特に好適なインクでの粘度は1.5〜15mPasである。
有用な粘度調整剤としては、たとえば以下のレオロジー添加剤が挙げられる:
ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルピロリドン及びそのコポリマー、ポリエーテルポリオール、複合増粘剤、ポリ尿素、ポリウレタン、アルギン酸ナトリウム、変性ガラクトマンナン、ポリエーテル尿素、ポリウレタン、ノニオン性セルロースエーテル。
その他の添加剤として、本発明のインクに界面活性剤を加えて界面張力を20〜65mN/mに調整することもできるが、これは使用するプロセス(サーマル又はピエゾ技術)の機能として必要な場合に採用する。有用な界面活性剤としては、たとえば、各種界面活性剤、特にノニオン性界面活性剤、ブチルジグリコール、1,2−ヘキサンジオールなどが挙げられる。
本発明のインクにはさらに、通常使用される添加物たとえば真菌や細菌の成長を抑制するための物質を、インクの全重量を基準にして0.01重量%〜1重量%の量で加えることができる。
このインクは、常法に従って、成分を水に混合させることによって調製することができる。
本発明のインクは、幅広く各種の予備処理をした材料、たとえば絹、皮革、羊毛、ポリアミド繊維及びポリウレタン、及び各種のセルロース系繊維材料を捺染するための、インクジェット捺染プロセスにおいて特に有用である。ブレンド布地、たとえば綿、絹、羊毛とポリエステル繊維若しくはポリアミド繊維とのブレンド物もまた、同様に捺染することができる。
捺染インクに必要なすべての化学薬品がすでに含まれている、通常の織物の捺染の場合とは対照的に、デジタル又はインクジェットプリントの場合には、別の前処理ステップにおいて助剤を織物基材に塗布しておかねばならない。
たとえばセルロース及び再生セルロース繊維、さらには絹及び羊毛のような織物基材の前処理は、捺染に先立って水性アルカリ液で行う。それに加えて、捺染インクを適用したときに移動性物質(motives)の流動を防止するための増粘剤、たとえばアルギン酸ナトリウム、変性ポリアクリレート、又は高エーテル化ガラクトマンナンなどが必要である。
これらの前処理用反応剤は、好適なアプリケータを使用して所定の量を均一に織物基材に塗布するが、そのためにはたとえば、2本又は3本のロールパッドの無接触スプレー技術を用いたり、発泡塗布の手段によったり、あるいは程よく適合させたインクジェット技術を用いたりして、その後に乾燥させる。
以下の実施例を使用して、本発明を説明する。部及びパーセントは、特に記さない限り、重量によるものである。重量部と容積部との間の関係は、キログラムとリットルの間の関係と同じである。
実施例1
a)機械式撹拌器、温度調節器、及びコンデンサーを備えた250mLの丸底フラスコの中に、63.22部の塩酸(30%)を移し込んだ。50部の3−(ジエチルアミノ)アセトアニリド(A)を徐々に添加した。その反応混合物を、1時間以内で、徐々に加熱して80℃とした。その反応混合物を80℃に保持して、その反応を完結させた。その反応混合物を冷却し、脱イオン水を用いて希釈した。90部の30%NaOH溶液を用いてpHをややアルカリ性に調節してから、有機溶媒を用いてその反応混合物を抽出した。500部の脱イオン水を用いてその有機層を洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。その有機相を蒸留して、乾固させた。35部の反応生成物(B)が、暗褐色の粘稠な油状物として得られた。その分析データは、反応生成物(B)のために割り当てた構造と一致している。
Figure 0006278429
b)機械式撹拌器、温度センサー及びpHプローブを備えた1Lの丸底フラスコの中に、109部のアセトニトリル及び109部の脱イオン水を移し込んだ。氷浴を使用して、その反応混合物冷却して0〜2℃とした。次いでその反応混合物に、19.81部のシアヌル酸塩化物(C)を徐々に添加した。35.28部の3−N,N−ジエチルアミノアニリン(B)を50部のアセトニトリルの中に溶解させ、その反応混合物に滴下により添加した。水酸化ナトリウム溶液を用いてpHを4〜4.5の値に維持し、温度は2℃未満に維持した。3時間後に、温度を室温にまで上げ、水酸化ナトリウム溶液を使用してそのpHを5〜5.5に維持した。その反応混合物を撹拌して、完結させた。脱イオン水を用いてその反応混合物を希釈し、生成した固形物を濾過し、中性になるまで洗浄した。乾燥させると、47.26部の固形物(H)が得られた。その分析データは、反応生成物(H)のために割り当てた構造と一致している。
Figure 0006278429
c)3部の水及び2.71部の2−メルカプトエタノールの中に溶解させた、10部の中間体(H)、50部のアセトニトリル、2.26部の重炭酸ナトリウムを含む反応混合物を、80℃に加熱して、完結させた。冷却して室温としてから、脱イオン水を用いてその反応混合物を希釈した。塩酸溶液を使用してその反応混合物のpHを6.5〜7に調節した。そのスラリーを一夜撹拌し、次いで濾過し、脱イオン水を用いて中性になるまで洗浄した。乾燥させると、10.94部の反応生成物(J)が、暗灰色の固形物として得られた。その分析データは、反応生成物(J)のために割り当てた構造と一致している。
Figure 0006278429
d)8.16部の3−アミノ−4−メチルフェニルスルファニル酸(K)を、80部の脱イオン水の中に加えた。その混合物のpHを6.3に調節すると、透明な溶液が得られた。氷−塩混合物を使用して、その溶液を0〜5℃にまで冷却した。その反応混合物に9.15部の5N亜硝酸ナトリウム溶液を滴下により添加し、次いでその反応混合物に、15.07部の37%HClを急速に添加した。その反応混合物を、0〜5℃で2.5時間撹拌し、生成したジアゾニウム塩を、次のカップリング工程に使用した。
Figure 0006278429
e)10部のカップリング剤(J)及び0.36部のスルファミン酸を、50mLの脱イオン水及び150mLのアセトニトリルと混合した。37%塩酸を使用して、そのようにして得られた混合物のpHを、pH2.5に調節した。氷−塩混合物を使用して、その反応混合物を0〜5℃にまで冷却した。ジアゾニウム塩(L)をカップリング剤の溶液に、滴下により添加したが、その間水酸化ナトリウム溶液を用いてそのpHを2.5〜5.5の間に維持した。その反応混合物を3時間撹拌すると、反応が完結した。減圧下で蒸留してから、塩酸を使用してpHを5に調節した。塩化ナトリウムを添加し、生成したスラリーを濾過し、中性になるまで洗浄した。乾燥させると、18.22部の酸性染料(1−1)が得られた。その分析データは、染料(1−1)のために割り当てた構造と一致している。
Figure 0006278429
同様にして、すべての本発明の染料(特に表1に示したもの)を、先に実施例1−1について述べたのと同様のプロセスによって得ることが可能である。
染色例1
本発明実施例1−1の染料の1部を、2000部の水の中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)及び6部の酢酸ナトリウムを添加する。次いで、酢酸(80%)を用いてそのpHを5に調節する。その染浴を加熱して、10分間で50℃とし、次いで100部のポリアミド−6の織布を浸漬させる。50分間かけて温度を98℃にまで上昇させてから、この温度で60分かけて染色を実施する。その後、冷却して60℃とし、染色した材料を取り出す。熱水及び冷水を用いて、そのポリアミド−6布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパン乾燥させる。そのようにして得られたスカーレット色の染色物は、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには繊維における良好な均染性を有している。
染色例2
本発明実施例1−1の染料の1部を、2000部の水の中に溶解させ、1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)及び6部の酢酸ナトリウムを添加する。次いで、酢酸(80%)を用いてそのpHを5.5に調節する。その染浴を加熱して、10分間で50℃とし、次いで100部のポリアミド−6,6の織布を浸漬させる。50分間かけて温度を120℃にまで上昇させてから、この温度で60分かけて染色を実施する。その後、冷却して60℃とし、染色した材料を取り出す。熱水及び冷水を用いて、そのポリアミド−6,6布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパン乾燥させる。そのようにして得られたスカーレット色の染色物は、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには繊維における良好な均染性を有している。
染色例3
100部のポリアミド−6材料を、1000部の50℃の染液溶液(liquor solution)を用いてパジングするが、その溶液は、40部の実施例1−1の染料、100部の尿素、20部のノニオン性可溶化剤(ブチルジグリコールをベースとしたもの)、20部の酢酸(pHを4.0に調節するため)、10部の均染助剤(エトキシル化アミノプロピル脂肪酸をベースとしたもの)、及び810部の水からなっている。その材料を巻き取り、85〜98℃の蒸熱処理室の中に3〜6時間入れておく。固着させた後、熱水及び冷水を用いてその布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパン乾燥させる。そのようにして得られたスカーレット色の染色物は、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには繊維における良好な均染性を有している。
染色例4
本発明実施例1−1の染料の1部を、2000部の水の中に溶解させ、5部の硫酸ナトリウム及び1部の均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレンオキシドの縮合反応生成物をベースとしたもの)及び5部の酢酸ナトリウムを添加する。次いで、酢酸(80%)を用いてそのpHを4.5に調節する。その染浴を加熱して、10分間で50℃とし、次いで100部のウール織布を浸漬させる。50分間かけて温度を100℃にまで上昇させてから、この温度で60分かけて染色を実施する。その後、冷却して90℃とし、染色した材料を取り出す。熱水及び冷水を用いて、そのウール布地を洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させる。そのようにして得られたスカーレット色の染色物は、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには繊維における良好な均染性を有している。
染色例5
本発明実施例1−1の染料の1部を、1000部の水及び7.5部の硫酸ナトリウムの中に溶解させ、1部の湿潤剤(アニオン性)を添加する。100部の漂白した綿の編地をこの溶液に加える。次いでその染浴を2℃/分の速度で加熱していって98℃としてから、この温度で60分かけて染色を実施する。その後、冷却して80℃にする。80℃でさらに20分間、染色を継続する。次いでその染色した材料を取り上げ、熱水及び冷水を用いて洗浄し、石鹸洗いをしてから、スパンし、乾燥させる。そのようにして得られたスカーレット色の染色物は、極めて良好な光堅牢性及び湿潤堅牢性、さらには繊維における良好な均染性を有している。
染色例6
82部の脱イオン水の中に溶解させた本発明実施例1−1の染料の3部を、15部のジエチレングリコールと共に60℃の染浴の中に加える。冷却すると、スカーレット色の捺染インクが得られる。そのスカーレット色の捺染インクを使用して、紙、ポリアミド、又は羊毛織物の上にインクジェット捺染をすることができる。
染色例7
4部の化学漂白した(松材)亜硫酸パルプを、55℃の水100部と混合する。1部の本発明の染料1a161を、100部の熱水に溶解させる。この溶液80部を、混合したパルプに加え、2分間混合する。その後で、樹脂サイズ剤を用い、常法に従ってその混合物をサイジングし、さらに2分間混合する。次いで、2000部の冷水を用いて55部のこの溶液を希釈し、この溶液を用いて紙を処理する(produce out)。その混合物から得られたオレンジ色の紙は、良好な湿潤堅牢性を有している。

Claims (11)

  1. 式(1)
    Figure 0006278429
    [式中、それぞれ互いに独立して
    Gが、式(i)又は(ii)の残基であり、
    Figure 0006278429
    、R、R、及びRが、
    水素、
    (C〜C12)−アルキル、
    (C〜C)−アルケニル、
    (C〜C)−シクロアルキル、又は
    アリール−(C〜C12)−アルキルであるが、
    前記アルキル鎖は、直鎖状又は分岐状であり、任意選択で、1個又は複数のヘテロ原子によって中断されるか、及び/又はヒドロキシ、カルボキシ、SOM、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アシル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、及びカルバモイルからなる群より選択される1個又は複数の置換基によって置換されており、
    及びRが、
    水素、
    (C〜C12)−アルキル、
    ヒドロキシ、カルボキシ、SOM、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アシル、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アリーロイルオキシ、及びカルバモイルからなる群より選択される置換基を用いて置換された(C〜C12)−アルキル、
    (C〜C)−シクロアルキル、
    式(iii)の基、
    Figure 0006278429
    (式中、
    26及びR27が、
    水素、
    (C〜C12)−アルキル、
    ヒドロキシ、(C〜C12)−アルコキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、ハロゲン、−NHCO(C〜C)−アルキル若しくは−NHSO(C〜C)−アルキル、CONH、又はSONHによって置換された、(C〜C12)−アルキル、であり、
    41が、水素又は(C〜C)−アルキルであり、
    nが、0、1又は2であり、
    pが、0又は1〜6である)
    又は、(C〜C12)−アルキル(ここで、前記アルキル鎖は、1個又は複数のヘテロ原子によって中断されていてもよい)であり、
    及びRが、
    水素、
    (C〜C)−アルキル、又は
    フェニルであり、
    及びR10が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、−NHCHO、−NHCO(C〜C)−アルキル、−NHCOアリール、−NHSO(C〜C)−アルキル、又は−NHSOアリールであり、
    Mは、水素、アルカリ金属、又はアンモニウムである]の染料であって、式(1)が下記の式(1a)、(1a)、(1a)、又は(1a)であり、D及びDが、それぞれ互いに独立して、式(I)〜(XIII)からなる群より選択される一種である、染料。
    Figure 0006278429
    [式中、
    5a及びR6aが、水素、(C〜C)−アルキル、ヒドロキシによって置換された(C〜C)−アルキル、(C〜C)−シクロアルキル、又はSOMによって置換された(C〜C)−アルキルであり、
    9a及びR10aが、同一であって、水素又はメトキシであり、
    26a、R27a、R26b、及びR27bのそれぞれが互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、又はハロゲンであり、
    43a及びR43bが、水素又は(C−C)アルキルであり、
    sが、0又は1〜6であり、
    nが、0、1又は2であり、
    Mが、先に定義されたものである]
    Figure 0006278429
    [式中、
    11及びR30が、それぞれ互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、NHC(O)R31、CONH、S(O)32、又はハロゲンであり、
    31及びR32が、水素、(C〜C)−アルキル、又はヒドロキシルによって置換された(C〜C)−アルキルであり、
    Mが、水素、アルカリ金属、又はアンモニウムである]、
    式(II)
    Figure 0006278429
    [式中、
    12が、水素又は(C〜C)−アルキルであり、
    nが、0又は1であり、
    Mが、先に定義されたものである]、
    式(III)
    Figure 0006278429
    [式中、
    13が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、シアノ、ニトロ、CONH、又はハロゲンであり、そして
    Mが、先に定義されたものである]、
    式(IV)
    Figure 0006278429
    [式中、
    14が、水素、シアノ、CONH、C(O)R33、又はCOOR34であり、
    33が、水素又は(C〜C)−アルキルであり、
    34が、水素又は(C〜C)−アルキルであり、
    15が、水素、−CHO、又は式(a)若しくは(c)の基であり、
    Figure 0006278429
    (式中、
    16、R35、及びR36が、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、SOM、又は−CONHである)、
    mが、0又は1であり、
    Mが、先に定義されたものである]、
    式(V)
    Figure 0006278429
    [式中、
    Mが、先に定義されたものである]、
    式(VI)
    Figure 0006278429
    [式中、
    17が、−SOM、−CHO、−CH=C(CN)、先に定義された式(a)の基、又は式(b)又は(d)の基であり、
    Figure 0006278429
    (式中、
    37、R38、及びR39が、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、SOM、又は−CONHである)、
    18が、−SOM、(C〜C)−アルキル、スルホフェニル(C〜C)−アルキルアミノ、(C〜C12)−アルキルアミノ、(C〜C)−シクロアルキルアミノ、モルホリノ、又はピペリジノであり、
    Mが、先に定義されたものである]、
    式(VII)
    Figure 0006278429
    [式中、
    19が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ニトロ、NHC(O)R40、NHSO47、又はハロゲンであり、
    40が、水素又は(C〜C)アルキルであり、
    47が、(C〜C)−アルキルであり、
    Mが、先に定義されたものである]、
    式(VIII)
    Figure 0006278429
    [式中、
    20が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、シアノ、ニトロ、CONH、又はハロゲンであり、
    Mが、先に定義されたものである]、
    式(IX)
    Figure 0006278429
    [式中、
    21が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、又はCONHであり、
    Eが、硫黄又は酸素であり、
    Mが、先に定義されたものである]、
    式(X)
    Figure 0006278429
    [式中、
    22及びR23が、それぞれ互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、又はCONHであり、
    Uが、メチレン又はC=Oであり、
    Mが、先に定義されたものである]、
    式(XI)
    Figure 0006278429
    [式中、
    24及びR25が、それぞれ互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、又はCONHであり、
    Mが、先に定義されたものである]、
    式(XII)
    Figure 0006278429
    [式中、
    44及びR45が、それぞれ互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、CONH、又はSOMであり、
    Mが、先に定義されたものである]、
    並びに
    式(XIII)
    Figure 0006278429
    [式中、
    46が、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、CONH、又はSOMであり、
    Mが、先に定義されたものである]
  2. 式中、それぞれ互いに独立して
    〜Rが、同一であって、水素、(C〜C)−アルキル、又はヒドロキシル、シアノ若しくはアルケニルによって置換された(C〜C)−アルキルであり、
    及びRが、同一であって、
    水素、
    (C〜C)−アルキル、
    ヒドロキシによって置換された(C〜C)−アルキル、
    (C〜C)−シクロアルキル、又は−SOMによって置換された(C〜C)−アルキル、又は請求項1において定義された式(iii)の基であって、R26及びR27が、それぞれ互いに独立して、
    水素、
    (C〜C)−アルキル、
    ヒドロキシによって置換された(C〜C)−アルキル、
    (C〜C)−アルコキシ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、シアノ、又はハロゲンであり、
    nが、0又は1であり、
    pが、0又は1〜4であり、
    及びRが、同一であって、水素、メチル、又はエチルであり、そして
    及びR10が、同一であって、水素、メチル、エチル、ハロゲン、トリフルオロメチル、メトキシ、又はエトキシである、
    請求項1に記載の染料。
  3. とDが同一である、請求項1又は2に記載の染料。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の1種又は複数種の染料を含む、化学的組成物。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の2種以上の染料からなる、化学的組成物。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の1種又は複数種の化合物を含む、染色用水溶液。
  7. 請求項1に記載の染料を製造するためのプロセスであって、
    a)式(2)及び(3)の化合物をジアゾ化させる工程、
    −NH (2)
    −NH (3)
    [式中、D及びDは、請求項1において定義されたものである]
    b)工程a)において得られた反応生成物を式(4)の化合物と反応させる工程、
    Figure 0006278429
    [式中、R〜R10及びGは、請求項1において定義されたものである]
    を含む、プロセス。
  8. カルボキサミド及び/又はヒドロキシル含有材料を染色又は捺染するためのプロセスであって、前記カルボキサミド及び/又はヒドロキシル含有材料を、請求項1〜3のいずれか1項に記載の染料と接触させることを含む、プロセス。
  9. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の染料を含む、デジタル織物捺染用インク。
  10. 合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維、植物繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア;靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐;葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ;茎繊維、竹;動物由来の繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維;紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、及びLyocell繊維からなる群より選択される繊維、さらにはそのような繊維のブレンド物を染色するための、請求項1〜3のいずれか1項に記載の染料、請求項4若しくは5に記載の化学的組成物、又は請求項6に記載の水溶液の使用。
  11. 化学的及び/又は物理的のいずれかで結合された形で請求項1〜3のいずれか1項に記載の1種又は複数種の染料を含む、合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、及びアラミド繊維、植物繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア;靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐;葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ;茎繊維、竹;動物由来の繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、さらには毛皮及び皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維;紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、及びリヨセル(Lyocell)繊維からなる群より選択される、繊維及びそのような繊維を含むブレンド物。
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