JP2016538832A5

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Publication number: JP2016538832A5
Application number: JP2016523206A
Authority: JP
Filing date: 2014-10-17
Publication date: 2017-11-24
Anticipated expiration: 2034-10-17

Description

別の態様において、抗ＲＳＰＯ３抗体が提供され、該抗体は、配列番号１９０、１９２、１９４、１９６、１９８、２００、２０２、２０４、２０６、２０８、２１０、２１２又は２１４のアミノ酸配列に対して、少なくとも９０％、９１％、９２％、９３％、９４％、９５％、９６％、９７％、９８％、９９％又は１００％の配列同一性を有する軽鎖可変ドメイン（ＶＬ）を含む。ある実施態様において、配列番号１９０、１９２、１９４、１９６、１９８、２００、２０２、２０４、２０６、２０８、２１０、２１２、又は２１４のアミノ酸配列に対して、少なくとも９０％、９１％、９２％、９３％、９４％、９５％、９６％、９７％、９８％又は９９％の同一性を有するＶＬ配列は、参照配列に対して置換（例えば保存的置換）、挿入、又は欠失を含むが、その配列を含む抗ＲＳＰＯ３抗体は、ＲＳＰＯ３へ結合する能力を保持する。ある実施態様において、総計１から１０のアミノ酸が、配列番号１９０、１９２、１９４、１９６、１９８、２００、２０２、２０４、２０６、２０８、２１０、２１２、又は２１４において、置換され、挿入され、及び／又は欠失している。ある実施態様において、総計１から５のアミノ酸が、配列番号１９０、１９２、１９４、１９６、１９８、２００、２０２、２０４、２０６、２０８、２１０、２１２、又は２１４において、置換され、挿入され、及び／又は欠失している。ある実施態様において、置換、挿入、又は欠失は、ＨＶＲ外の領域で（すなわちＦＲ内で）生じる。任意で、抗ＰＲＯ３抗体は、配列番号１９０、１９２、１９４、１９６、１９８、２００、２０２、２０４、２０６、２０８、２１０、２１２、又は２１４のＶＬ配列を、その配列の翻訳後修飾を含み、含む。特定の実施態様において、ＶＬは、（ａ）配列番号２３のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ１、（ｂ）配列番号２４のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ２、及び（ｃ）配列番号２５のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ３から選択される一つ、二つ、又は三つのＨＶＲを含む。

Claims

（ａ）（ｉ）配列番号５３のアミノ酸配列を含む超可変領域−Ｌ１（ＨＶＲ−Ｌ１）；（ｉｉ）配列番号５４のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ２；及び（ｉｉｉ）配列番号５５のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ３を含む軽鎖可変ドメイン（ＶＬ）、及び（ｂ）（ｉ）配列番号５６のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ１；（ｉｉ）配列番号５７のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ２；及び（ｉｉｉ）配列番号５８のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ３を含む重鎖可変ドメイン（ＶＨ）を含む、Ｒスポンジン２（ＲＳＰＯ２）に結合する単離された抗体。
配列番号１０５のＶＬ配列、及び配列番号１０６のＶＨ配列を含む、請求項１に記載の単離された抗体。
配列番号１０５の配列に対して少なくとも９５％同一であるＶＬ配列、及び配列番号１０６の配列に対して少なくとも９５％同一であるＶＨ配列を含む、請求項１に記載の単離された抗体。
ＲＳＰＯ２媒介性ｗｎｔシグナル伝達を阻害する、請求項１〜３のいずれか一項に記載の単離された抗体。
膜貫通Ｅ３ユビキチナーゼとＲＳＰＯ２の相互作用を阻害する、請求項１−４の何れか一項に記載の単離された抗体。
ヒト化、又はキメラ抗体である、請求項１−５の何れか一項に記載の単離された抗体。
完全長ヒトＩｇＧ１又はＩｇＧ２ａ抗体である、請求項１−６の何れか一項に記載の単離された抗体。
Ｆｖ、Ｆａｂ、Ｆａｂ’、ｓｃＦｖ、ダイアボディ、又はＦ（ａｂ’） _２断片を含む抗体断片である、請求項１−６の何れか一項に記載の単離された抗体。
二重特異性抗体又は多重特異性抗体である、請求項１−６の何れか一項に記載の単離された抗体。
ロイシンリッチリピート含有Ｇタンパク質共役型受容体（ＬＧＲ４）、ロイシンリッチリピート含有Ｇタンパク質共役型受容体（ＬＧＲ５）、及び／又はロイシンリッチリピート含有Ｇタンパク質共役型受容体（ＬＧＲ６）の一以上とＲＳＰＯ２の相互作用を阻害する、請求項１−９の何れか一項に記載の単離された抗体。
請求項１−１０の何れか一項に記載の抗体及び細胞傷害剤を含むイムノコンジュゲート。
請求項１−１０の何れか一項に記載の抗体又は請求項１１に記載のイムノコンジュゲート、及び薬学的に許容可能な担体を含む薬学的製剤。
付加的治療剤を更に含む、請求項１２に記載の薬学的製剤。
請求項１−１０の何れか一項に記載の抗体をコードする単離された核酸。
請求項１４に記載の核酸を含む宿主細胞。
抗体が産生されるように、請求項１５に記載の宿主細胞を培養することを含む、請求項１−１０の何れか一項に記載の抗体を産生する方法。
宿主細胞から抗体を回収することを更に含む、請求項１６に記載の方法。
（ａ）（ｉ）配列番号５３のアミノ酸配列を含む超可変領域−Ｌ１（ＨＶＲ−Ｌ１）；（ｉｉ）配列番号５４のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ２；及び（ｉｉｉ）配列番号５５のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ３を含む軽鎖可変ドメイン（ＶＬ）、及び（ｂ）（ｉ）配列番号５６のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ１；（ｉｉ）配列番号５７のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ２；及び（ｉｉｉ）配列番号５８のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ３を含む重鎖可変ドメイン（ＶＨ）
を含む抗体と同じ、ＲＳＰＯ２のエピトープに結合する、
膜貫通Ｅ３ユビキチナーゼとＲＳＰＯ２の相互作用を阻害する、Ｒスポンジン２（ＲＳＰＯ２）に結合する単離された抗体。