JP2016536242A - ガラス製造装置およびガラスシート製造方法 - Google Patents

ガラス製造装置およびガラスシート製造方法 Download PDF

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Abstract

ガラス製造装置が、ガラスリボンを生成するように構成された成形機器と、第1の上流延伸ロール対の少なくとも一方が実質的に一定のトルクで回転し、第1の中流延伸ロール対の少なくとも一方が実質的に一定のトルクで回転し、第1の下流延伸ロール対の少なくとも一方が実質的に一定の角速度で回転するように、第1の牽引ロール装置と第2の牽引ロール装置と第3の牽引ロール装置とを独立して動作させるように構成された、制御機器とを備えている。さらなる例において、ガラスリボンを製造する方法が提供される。

Description

関連出願の説明
本出願は、その内容が引用されその全体が参照することにより本書に組み込まれる、2013年10月4日に出願された米国特許出願第14/046,419号の優先権の利益を米国特許法第120条の下で主張するものである。
本開示の例示的な実施形態は、ガラスシートを製造する装置および方法、およびガラスシートを製造するフュージョンダウンドロー装置および方法に関する。
近年、ガラスシートを製造する方法としてフュージョンダウンドローに対する関心が高まってきている。フュージョンダウンドローによるガラス製造は、下方ロール対を一定の角速度で回転させるマスターモータを備えた、下方牽引ロール装置と、下方ロール対のマスターモータの測定トルクの既定割合に一致するトルクで、上方ロール対を回転させるように構成された上方スレーブモータを備えた、上方牽引ロール装置とを含み得る。
本書に完全に明記されているかのようにその内容全体が参照することにより本書に組み込まれる、2011年11月29日に出願された同時係属の特許文献1に記載されているように、下方/上方牽引ロール装置のマスター/スレーブ構成は種々の処理用途で有益になり得る。
さらに、フュージョンダウンドローガラス製造プロセスは、上方延伸ロール対が実質的に一定のトルクで回転し、下方延伸ロール対が実質的に一定の角速度で回転するように、上方牽引ロール装置と下方牽引ロール装置とを独立して動作させるように構成された制御機器を含み得る。
米国特許出願第13/305,810号明細書
ガラスシートの要件がより厳しくなるにつれ、これらの牽引ロール装置の能力を超えてしまうことがある。
背景技術の項で開示された上記情報は、単に本開示の背景に対する理解を深めるためのものであり、従って従来技術のいずれの部分も形成しない情報や、あるいは従来技術が通常の当業者に提案し得ない情報を含み得る。
本開示の例示的な実施形態は、ガラスリボンを成形するガラス製造装置を提供する。
本開示の例示的な実施形態は、ガラスリボンを製造する方法をさらに提供する。
さらなる特徴は以下の説明の中に明記され、ある程度はその説明から明らかになるであろうし、あるいは開示される例示的な実施形態を実施することにより分かるであろう。
例示的な実施形態は、ガラスリボンを製造するように構成された装置を開示する。この装置は、第1のエッジ部分と第2のエッジ部分との間に延在する幅を有するガラスリボンを、生成する成形機器、第1の牽引ロール装置、第2の牽引ロール装置、第3の牽引ロール装置、および、第1の牽引ロール装置と、第2の牽引ロール装置と、第3の牽引ロール装置とを独立して動作させるように構成された、制御機器、を備えている。第1の牽引ロール装置は、ガラスリボンの第1のエッジ部分を、ガラスリボンの幅の方向を横切る方向に延在する延伸経路に沿って成形機器から延伸する、第1の上流延伸ロール対を備えている。第2の牽引ロール装置は、第1の上流延伸ロール対から延伸経路に沿って下流に位置付けられた第1の中流延伸ロール対を、この第1の中流延伸ロール対がガラスリボンの第1のエッジ部分を延伸経路に沿ってさらに延伸するように、備えている。第3の牽引ロール装置は、第1の中流延伸ロール対から延伸経路に沿って下流に位置付けられて、ガラスリボンの第1のエッジ部分を延伸経路に沿ってさらに延伸する、第1の下流延伸ロール対を備えている。制御機器は、第1の上流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転し、第1の中流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転し、さらに第1の下流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定の角速度で回転するように、第1の牽引ロール装置と、第2の牽引ロール装置と、第3の牽引ロール装置とを独立して動作させる。
例示的な実施形態はさらに、ガラスリボンを製造する方法を開示する。この方法は、第1の上流延伸ロール対を備えた第1の牽引ロール装置と、第1の上流延伸ロール対から延伸経路に沿って下流に位置付けられた第1の中流延伸ロール対を備えている、第2の牽引ロール装置と、第1の中流延伸ロール対から延伸経路に沿って下流に位置付けられた第1の下流延伸ロール対を備えている、第3の牽引ロール装置とを提供するステップを含む。この方法は、第1のエッジ部分と第2のエッジ部分との間に延在する幅を有する、ガラスリボンを成形するステップと、第1の上流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転してガラスリボンの第1のエッジ部分を延伸経路に沿って延伸するように、第1の牽引ロール装置を独立して動作させるステップとを含む。この方法は、第1の中流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転してガラスリボンの第1のエッジ部分を延伸経路に沿ってさらに延伸するように、第2の牽引ロール装置を独立して動作させるステップと、第1の下流延伸ロール対の少なくとも一方が実質的に一定の角速度で回転してガラスリボンの第1のエッジ部分を延伸経路に沿ってさらに延伸するように、第3の牽引ロール装置を独立して動作させるステップとを含む。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、例示および説明のためのものであり、本開示のさらなる説明を提供することを意図したものであることを理解されたい。
例示的な実施形態のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれかつその一部を構成する添付の図面は、本開示の例示的な実施形態を示したものであり、その説明と共に本開示の原理を説明する役割を果たす。
本開示の例示的な実施形態によるガラス製造装置を示した図 本開示の例示的な実施形態による図1のガラス製造装置の側面図 本開示の例示的な実施形態による、第1の高度での図1のガラス製造装置の上面図 本開示の例示的な実施形態による、第2の高度での図1のガラス製造装置の上面図 本開示の例示的な実施形態による、第3の高度での図1のガラス製造装置の上面図 本開示の例示的な実施形態によるガラス製造装置を示した図 本開示の例示的な実施形態による、中間高度での図6のガラス製造装置の上面図 本開示の例示的な実施形態による2つの異なる高度での独立した一定力の入力制御を示した例示的なグラフ 本開示の例示的な実施形態による最も低い延伸ロールで受けた力の例示的なグラフ 本開示の例示的な実施形態による最も低い延伸ロールの速さの例示的なグラフ
本開示を、例示的な実施形態を示した添付の図面を参照して、以下でより十分に説明する。ただし、請求項は多くの異なる形で具現化され得、本書に明記される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろこれらの実施形態例は、本開示が完全なものとなり、かつ請求の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。図面において、層および領域の大きさおよび相対的な大きさは、明瞭にするため誇張されていることがある。図面の中の同様の参照番号は、同様の要素を示す。
要素が別の要素に「接している」または「接続されている」として参照される場合には、他の要素に直接接しているまたは直接接続されているものでもよいし、または介在する要素が存在しているものでもよいことを理解されたい。対照的に、要素が別の要素に「直接接している」または「直接接続されている」として参照される場合、介在する要素は存在しない。本開示のために、「X、Y、およびZのうちの少なくとも1つ」とは、Xのみ、Yのみ、Zのみ、または、X、Y、およびZのうちの任意の2以上の項目の組合せ(例えば、XYZ、XYY、YZ、ZZなど)と解釈され得ることを理解されたい。
ここで図1および2を参照すると、本開示の態様に従って使用され得るガラス製造装置101の例示的な実施形態の前面図および側面図が概略的に示されている。ガラス製造装置101はダウンドローフュージョン装置として図示されているが、さらなる例では他の成形装置を使用してもよい。一例においてガラス製造装置101は、ガラスリボン105を生成する成形機器103を含むものでもよく、ガラスリボン105は、そのガラスリボン105の第1のエッジ部分105aと第2のエッジ部分105bとの間に延在する幅「W」を有している。
図1および2にさらに示されているように、ガラス製造装置101は牽引ロール機器115および分離機器119を含み得る。種々の成形機器を、本開示の態様に従って使用することができる。例えば図1および2に示されているように、成形機器103は開口133を含み、この開口133でトラフ135に流入する溶融ガラス123を受け入れる。次いで溶融ガラス123はトラフ135から溢れ出て2つの側面137aおよび137bを流れ落ち、その後、成形機器103の底部139で融合する。底部139の位置で、2つの側面137a、137bは一体になり、かつ2つの各側面137a、137b上を流れている2つの溢れ出た溶融ガラス123の壁が、底部139から下向きに延伸されるガラスリボン105として融合する。
ガラスリボン105の一部が底部139から粘性ゾーン141内へと延伸され、ここでガラスリボン105は最終的な厚さへと薄化し始める。ガラスリボン105のこの部分は、次いで粘性ゾーン141から硬化ゾーン143(粘弾性ゾーン)内へと延伸される。硬化ゾーン143においてガラスリボン105のこの部分は、所望の外形で粘性状態から弾性状態に硬化される。次いで、ガラスリボン105のこの部分は硬化ゾーン143から弾性ゾーン145に延伸される。弾性ゾーン145内に入ると、ガラスリボン105の外形を恒久的に変化させずに、ガラスリボン105は制限内で変形され得る。
ガラスリボン105のこの部分が弾性ゾーン145に入った後、分離機器119を提供して、ガラスリボン105から複数のガラスシート147a、147bを一定期間に亘って順次分離させることができる。分離機器119は図示の移動アンビル機を含み得るが、他の例ではさらなる分離機器を提供してもよい。
ガラス製造装置101は、図1および2に概略的に示されている牽引ロール機器115をさらに含んでいる。以下でより十分に論じるが、牽引ロール機器115を提供すると、底部139からガラスリボン105を延伸するのを助けることができ、また弾性ゾーン145から硬化ゾーン143へとガラスリボン105を上昇する力の伝達を隔離することができる。従って本開示の牽引ロール機器は、ガラスリボンを所望の厚さに延伸できると同時に、ガラスシート内の残留応力も低減することができる。図示のように、牽引ロール機器115は、粘性ゾーン141、硬化ゾーン143、および弾性ゾーン145内に位置し得る。実際には、図面に示されているように、第1の牽引ロール装置(以下でより十分に論じる)が粘性ゾーン141内に位置し、あるいは粘性ゾーン141に隣接する硬化ゾーン143の上部に位置し得る。第2の牽引ロール装置(以下でより十分に論じる)は硬化ゾーン143内に、また第3の牽引ロール装置(以下でより十分に論じる)は弾性ゾーン145内に位置している。
図1、図2、および図3は、本開示の1つの例示的な実施形態による牽引ロール機器115の第1の例を示しているが、さらなる例では他の牽引ロール機器115の構造を提供してもよい。牽引ロール機器115は第1の牽引ロール装置149を含み得、第1の牽引ロール装置149は、ガラスリボン105の幅「W」の方向を横切る方向に延びる延伸経路153に沿ってガラスリボン105の第1のエッジ部分105aを成形機器103から延伸するように構成された、第1の上流延伸ロール対151を含んでいる。
図示のように第1の上流延伸ロール対151は、第1の牽引ロール部材155aおよび第2の牽引ロール部材155bを含み得る。第1の牽引ロール部材155aおよび第2の牽引ロール部材155bは夫々、これらの間のガラスリボン105の第1のエッジ部分105aに係合するように構成された、夫々の耐火性ロールカバー157a、157bを備え得る。第1の牽引ロール部材155aおよび第2の牽引ロール部材155bのうちの少なくとも1つは、夫々のモータ159a、159bを備え得る。例えば図示では、第1の牽引ロール部材155aおよび第2の牽引ロール部材155bの両方が、夫々のモータ159a、159bを備えている。さらなる例では、第1の牽引ロール部材155aおよび第2の牽引ロール部材155bのうちの一方のみがモータを備え、このとき他方の牽引ロール部材は、第1の牽引ロール部材155aおよび第2の牽引ロール部材155bのうちの一方のみが駆動されるようベアリングを備え得る。
別の例において第1の牽引ロール装置149は、第1の上流延伸ロール対151に加えて、またはこれに代えて、ガラスリボン105の第2のエッジ部分105bを延伸経路153に沿って成形機器103から延伸するように構成された、第2の上流延伸ロール対161を含み得る。図示のように第2の上流延伸ロール対161は、第1の牽引ロール部材163aおよび第2の牽引ロール部材163bを含み得る。第1の牽引ロール部材163aおよび第2の牽引ロール部材163bは夫々、これらの間のガラスリボン105の第2のエッジ部分105bに係合するように構成された、夫々の耐火性ロールカバー165a、165bを備え得る。第1の牽引ロール部材163aおよび第2の牽引ロール部材163bのうちの少なくとも1つは、夫々のモータ167a、167bを備え得る。例えば図示では、第1の牽引ロール部材163aおよび第2の牽引ロール部材163bの両方が、夫々のモータ167a、167bを備えている。さらなる例では、第1の牽引ロール部材163aおよび第2の牽引ロール部材163bのうちの一方のみがモータを備え、このとき他方の牽引ロール部材は、第1の牽引ロール部材163aおよび第2の牽引ロール部材163bのうちの一方のみが駆動されるようベアリングを備え得る。
図1、図2、および図4に示されているように、牽引ロール機器115は第2の牽引ロール装置169をさらに含み、第2の牽引ロール装置169は、第1の上流延伸ロール対151から延伸経路153に沿って下流に位置付けられた、第1の中流延伸ロール対171を含んでいる。この第1の中流延伸ロール対171は、ガラスリボン105の第1のエッジ部分105aを延伸経路153に沿ってさらに延伸するように構成されている。図示のように第1の中流延伸ロール対171は、第1の牽引ロール部材173aおよび第2の牽引ロール部材173bを含み得る。第1の牽引ロール部材173aおよび第2の牽引ロール部材173bは夫々、これらの間のガラスリボン105の第1のエッジ部分105aに係合するように構成された、夫々の耐火性ロールカバー175a、175bを備え得る。第1の牽引ロール部材173aおよび第2の牽引ロール部材173bのうちの少なくとも1つは、夫々のモータ177a、177bを備え得る。例えば図示では、第1の牽引ロール部材173aおよび第2の牽引ロール部材173bの両方が、夫々のモータ177a、177bを備えている。さらなる例では、第1の牽引ロール部材173aおよび第2の牽引ロール部材173bのうちの一方のみがモータを備え、このとき他方の牽引ロール部材は、第1の牽引ロール部材173aおよび第2の牽引ロール部材173bのうちの一方のみが駆動されるようベアリングを備え得る。
別の例において第2の牽引ロール装置169は、第1の中流延伸ロール対171に加えて、またはこれに代えて、第2の上流延伸ロール対161から延伸経路153に沿って下流に位置付けられた、第2の中流延伸ロール対179を含んでもよく、この第2の中流延伸ロール対179は、ガラスリボン105の第2のエッジ部分105bを延伸経路153に沿ってさらに延伸するように構成されている。図示のように第2の中流延伸ロール対179は、第1の牽引ロール部材181aおよび第2の牽引ロール部材181bを含み得る。第1の牽引ロール部材181aおよび第2の牽引ロール部材181bは夫々、これらの間のガラスリボン105の第2のエッジ部分105bに係合するように構成された、夫々の耐火性ロールカバー183a、183bを備え得る。第1の牽引ロール部材181aおよび第2の牽引ロール部材181bのうちの少なくとも1つは、夫々のモータ185a、185bを備え得る。例えば図示では、第1の牽引ロール部材181aおよび第2の牽引ロール部材181bの両方が、夫々のモータ185a、185bを備えている。さらなる例では、第1の牽引ロール部材181aおよび第2の牽引ロール部材181bのうちの一方のみがモータを備え、このとき他方の牽引ロール部材は、第1の牽引ロール部材181aおよび第2の牽引ロール部材181bのうちの一方のみが駆動されるようベアリングを備え得る。
図1、図2、および図5に示されているように、牽引ロール機器115は第3の牽引ロール装置187をさらに含み、第3の牽引ロール装置187は、第1の中流延伸ロール対171から延伸経路153に沿って下流に位置付けられた、第1の下流延伸ロール対189を含んでいる。この第1の下流延伸ロール対189は、ガラスリボン105の第1のエッジ部分105aを延伸経路153に沿ってさらに延伸するように構成されている。図示のように第1の下流延伸ロール対189は、第1の牽引ロール部材191aおよび第2の牽引ロール部材191bを含み得る。第1の牽引ロール部材191aおよび第2の牽引ロール部材191bは夫々、これらの間のガラスリボン105の第1のエッジ部分105aに係合するように構成された、夫々の耐火性ロールカバー193a、193bを備え得る。第1の牽引ロール部材191aおよび第2の牽引ロール部材191bのうちの少なくとも1つは、夫々のモータ195a、195bを備え得る。例えば図示では、第1の牽引ロール部材191aおよび第2の牽引ロール部材191bの両方が、夫々のモータ195a、195bを備えている。さらなる例では、第1の牽引ロール部材191aおよび第2の牽引ロール部材191bのうちの一方のみがモータを備え、このとき他方の牽引ロール部材は、第1の牽引ロール部材191aおよび第2の牽引ロール部材191bのうちの一方のみが駆動されるようベアリングを備え得る。
別の例において第3の牽引ロール装置187は、第1の下流延伸ロール対189に加えて、またはこれに代えて、第2の中流延伸ロール対179から延伸経路153に沿って下流に位置付けられた、第2の下流延伸ロール対197を含んでもよく、この第2の下流延伸ロール対197は、ガラスリボン105の第2のエッジ部分105bを延伸経路153に沿ってさらに延伸するように構成されている。図示のように第2の下流延伸ロール対197は、第1の牽引ロール部材199aおよび第2の牽引ロール部材199bを含み得る。第1の牽引ロール部材199aおよび第2の牽引ロール部材199bは夫々、これらの間のガラスリボン105の第2のエッジ部分105bに係合するように構成された、夫々の耐火性ロールカバー201a、201bを備え得る。第1の牽引ロール部材199aおよび第2の牽引ロール部材199bのうちの少なくとも1つは、夫々のモータ203a、203bを備え得る。例えば図示では、第1の牽引ロール部材199aおよび第2の牽引ロール部材199bの両方が、夫々のモータ203a、203bを備えている。さらなる例では、第1の牽引ロール部材199aおよび第2の牽引ロール部材199bのうちの一方のみがモータを備え、このとき他方の牽引ロール部材は、第1の牽引ロール部材199aおよび第2の牽引ロール部材199bのうちの一方のみが駆動されるようベアリングを備え得る。当然のことながら、牽引ロール機器115は、随意的なエッジロール対202(202a、202b)および204、および/または随意的な切り株状アイドリングロール対206、208をさらに含んでもよい(図1、2、および6参照)。
図6および図7に示されているように、牽引ロール機器115は中間牽引ロール装置205をさらに含んでもよく、中間牽引ロール装置205は、第1の中流延伸ロール対171から延伸経路153に沿って下流でありかつ第1の下流延伸ロール対189から延伸経路に沿って上流である位置に位置付けられた、第1の中間延伸ロール対207を含んでいる。この第1の中間延伸ロール対207は、ガラスリボン105の第1のエッジ部分105aを延伸経路153に沿ってさらに延伸するように構成されている。図示のように第1の中間延伸ロール対207は、第1の牽引ロール部材209aおよび第2の牽引ロール部材209bを含み得る。第1の牽引ロール部材209aおよび第2の牽引ロール部材209bは夫々、これらの間のガラスリボン105の第1のエッジ部分105aに係合するように構成された、夫々の耐火性ロールカバー211a、211bを備え得る。第1の牽引ロール部材209aおよび第2の牽引ロール部材209bのうちの少なくとも1つは、夫々のモータ213a、213bを備え得る。例えば図示では、第1の牽引ロール部材209aおよび第2の牽引ロール部材209bの両方が、夫々のモータ213a、213bを備えている。さらなる例では、第1の牽引ロール部材209aおよび第2の牽引ロール部材209bのうちの一方のみがモータを備え、このとき他方の牽引ロール部材は、第1の牽引ロール部材209aおよび第2の牽引ロール部材209bのうちの一方のみが駆動されるようベアリングを備え得る。
別の例において中間牽引ロール装置205は、第1の中間延伸ロール対207に加えて、またはこれに代えて、第2の中流延伸ロール対179から延伸経路153に沿って下流でありかつ第2の下流延伸ロール対197から延伸経路153に沿って上流である位置に位置付けられた、第2の中間延伸ロール対215を含み得る。第2の中間延伸ロール対215は、ガラスリボン105の第2のエッジ部分105bを延伸経路153に沿ってさらに延伸するように構成されている。図示のように第2の中間延伸ロール対215は、第1の牽引ロール部材217aおよび第2の牽引ロール部材217bを含み得る。第1の牽引ロール部材217aおよび第2の牽引ロール部材217bは夫々、これらの間のガラスリボン105の第2のエッジ部分105bに係合するように構成された、夫々の耐火性ロールカバー219a、219bを備え得る。第1の牽引ロール部材217aおよび第2の牽引ロール部材217bのうちの少なくとも1つは、夫々のモータ221a、221bを備え得る。例えば図示では、第1の牽引ロール部材217aおよび第2の牽引ロール部材217bの両方が、夫々のモータ221a、221bを備えている。さらなる例では、第1の牽引ロール部材217aおよび第2の牽引ロール部材217bのうちの一方のみがモータを備え、このとき他方の牽引ロール部材は、第1の牽引ロール部材217aおよび第2の牽引ロール部材217bのうちの一方のみが駆動されるようベアリングを備え得る。
中間牽引ロール装置205は、第2の牽引ロール装置169と第3の牽引ロール装置187との間の第4の高度に位置付けられたものとして説明および図示されているが、本開示はこれらの例示的な実施形態に限定されない。中間牽引ロール装置205は、牽引ロール機器115の様々な高度に位置付けられ得る。さらに、複数の牽引ロール装置205を牽引ロール機器115に含み、延伸経路153に沿った様々な高度に位置付けることができるよう、中間牽引ロール装置205をモジュール式のものとしてもよい。
各延伸ロール対を、第1および第2の牽引ロール部材を含むものとして説明してきたが、この第1および第2の牽引ロール部材は、延伸ロール対の延伸ロールとしても称され得る。
ガラス製造装置101の牽引ロール機器115は、第1の上流延伸ロール対151のうちの少なくとも一方が実質的に一定のトルクで回転し、第1の中流延伸ロール対171のうちの少なくとも一方が実質的に一定のトルクで回転し、さらに第1の下流延伸ロール対189のうちの少なくとも一方が実質的に一定の角速度で回転するように、第1の牽引ロール装置149と、第2の牽引ロール装置169と、第3の牽引ロール装置187とを独立して動作させるように構成された、制御機器223(例えば、プログラマブルロジックコントローラ)をさらに含み得る。制御機器223は、ケーブル、ワイヤレスネットワーク、有線ネットワーク、およびこれらの組合せなどを通じて、牽引ロール装置149、169、187、205と通信225することができる。本開示のために、第1、第2、および第3の牽引ロール装置149、169、187の独立した動作とは、第1、第2、および第3の牽引ロール装置のうちの1つを、第1、第2、および第3の牽引ロール装置のうちの他の牽引ロール装置の動作に影響されることなく動作させ得ることを意味する。従って、例えば制御機器223による第1の牽引ロール装置149の独立した動作では、制御機器は第2の牽引ロール装置169または第3の牽引ロール装置187の動作パラメータの変化を考慮せずに、第1の牽引ロール装置149を動作させることができる。また、例えば制御機器223による第2の牽引ロール装置169の独立した動作では、制御機器は第1の牽引ロール装置149または第3の牽引ロール装置187の動作パラメータの変化を考慮せずに、第2の牽引ロール装置169を動作させることができる。さらに、例えば制御機器223による第3の牽引ロール装置187の独立した動作では、制御機器は第1の牽引ロール装置149または第2の牽引ロール装置169の動作パラメータの変化を考慮せずに、第3の牽引ロール装置187を動作させることができる。
前述したように第1の上流延伸ロール対151は、第1の牽引ロール部材155aまたは第2の牽引ロール部材155bのうちの1つに関連する単一のモータを含み得る。このような例において制御機器223は、この単一のモータを、関連する第1の牽引ロール部材155aまたは第2の牽引ロール部材155bを実質的に一定のトルクで回転させるように動作させることができる。さらに上述したように、第1の牽引ロール部材155aおよび第2の牽引ロール部材155bの夫々は、対応するモータ159a、159bを備え得る。このような例において制御機器223は、第1の上流延伸ロール対151の両方などその少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように、モータ159a、159bを動作させることができる。第1の上流延伸ロール対151の両方の牽引ロール部材155a、155bを実質的に一定のトルクで回転させることは、ガラスリボン105の第1のエッジ部分105aの両面で力を等しく加えるために望ましいであろう。
前述したように第1の牽引ロール装置149は、随意的な第2の上流延伸ロール対161をさらに含み得る。このような例において第2の上流延伸ロール対161は、第1の牽引ロール部材163aまたは第2の牽引ロール部材163bのうちの1つに関連する単一のモータを含み得る。このような例において制御機器223は、この単一のモータを、関連する第1の牽引ロール部材163aまたは第2の牽引ロール部材163bを実質的に一定のトルクで回転させるように動作させることができる。さらに上述したように、第1の牽引ロール部材163aおよび第2の牽引ロール部材163bの夫々は、対応するモータ167a、167bを備え得る。このような例において制御機器223は、第2の上流延伸ロール対161の両方などその少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように、モータ167a、167bを動作させることができる。第2の上流延伸ロール対161の両方の牽引ロール部材163a、163bを実質的に一定のトルクで回転させることは、ガラスリボン105の第2のエッジ部分105bの両面で力を等しく加えるために望ましいであろう。
必須のものではないが、いくつかの例において制御機器223は、第1の上流延伸ロール対151に関連するモータの一方または両方を実質的に一定の第1のトルクで動作させてもよく、また同時に第2の上流延伸ロール対161に関連するモータの一方または両方を、第1のトルクに実質的に等しい実質的に一定の第2のトルクで回転するように動作させてもよい。実質的に等しい第1および第2のトルクを与えることは、例えば、実質的に同じ力をガラスリボン105に、また第1のエッジ部分105aおよび第2のエッジ部分105bに加えるために望ましいであろう。
前述したように第2の牽引ロール装置169は、随意的な第2の中流延伸ロール対179をさらに含み得る。このような例において第2の中流延伸ロール対179は、第1の牽引ロール部材181aまたは第2の牽引ロール部材181bのうちの1つに関連する単一のモータを含み得る。このような例において制御機器223は、この単一のモータを、関連する第1の牽引ロール部材181aまたは第2の牽引ロール部材181bを実質的に一定のトルクで回転させるように動作させることができる。さらに上述したように、第1の牽引ロール部材181aおよび第2の牽引ロール部材181bの夫々は、対応するモータ185a、185bを備え得る。このような例において制御機器223は、第2の中流延伸ロール対179の両方などその少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように、モータ185a、185bを動作させることができる。第2の中流延伸ロール対179の両方の牽引ロール部材181a、181bを実質的に一定のトルクで回転させることは、ガラスリボン105の第2のエッジ部分105bの両面で力を等しく加えるために望ましいであろう。
必須のものではないが、いくつかの例において制御機器223は、第1の中流延伸ロール対171に関連するモータの一方または両方を実質的に一定の第1のトルクで動作させてもよく、また同時に第2の中流延伸ロール対179に関連するモータの一方または両方を、第1のトルクに実質的に等しい実質的に一定の第2のトルクで回転するように動作させてもよい。実質的に等しい第1および第2のトルクを与えることは、例えば、実質的に同じ力をガラスリボン105に、また第1のエッジ部分105aおよび第2のエッジ部分105bに加えるために望ましいであろう。
前述したように、第1の下流延伸ロール対189は、第1の牽引ロール部材191aまたは第2の牽引ロール部材191bのうちの1つに関連する単一のモータを含み得る。このような例において制御機器223は、この単一のモータを、関連する第1の牽引ロール部材191aまたは第2の牽引ロール部材191bが実質的に一定の角速度で回転するように動作させることができる。さらに上述したように、第1の牽引ロール部材191aおよび第2の牽引ロール部材191bの夫々は、対応するモータ195a、195bを備え得る。このような例において制御機器223は、第1の下流延伸ロール対189の両方などその少なくとも1つが実質的に一定の角速度で回転するように、モータ195a、195bを動作させることができる。第1の下流延伸ロール対189の両方の牽引ロール部材191a、191bを実質的に一定の角速度で回転させることは、ガラスリボン105の第1のエッジ部分105aの両面でガラスリボンを等しく延伸するために望ましいであろう。
前述したように第3の牽引ロール装置187は、随意的な第2の下流延伸ロール対197をさらに含み得る。このような例において第2の下流延伸ロール対197は、第1の牽引ロール部材199aまたは第2の牽引ロール部材199bのうちの1つに関連する単一のモータを含み得る。このような例において制御機器223は、この単一のモータを、関連する第1の牽引ロール部材199aまたは第2の牽引ロール部材199bが実質的に一定の角速度で回転するように動作させることができる。さらに上述したように、第1の牽引ロール部材199aおよび第2の牽引ロール部材199bの夫々は、対応するモータ203a、203bを備え得る。このような例において制御機器223は、第2の下流延伸ロール対197の両方などその少なくとも1つが実質的に一定の角速度で回転するように動作させることができる。第2の下流延伸ロール対197の両方の牽引ロール部材199a、199bを実質的に一定の角速度で回転させることは、ガラスリボン105の第2のエッジ部分105bの両面でガラスリボンを等しく延伸するために望ましいであろう。
必須のものではないが、いくつかの例において制御機器223は、第1の下流延伸ロール対189に関連するモータの一方または両方を実質的に一定の第1の角速度で動作させてもよく、また同時に第2の下流延伸ロール対197に関連するモータの一方または両方を、第1の角速度に実質的に等しい実質的に一定の第2の角速度で回転するように動作させてもよい。実質的に等しい第1および第2の角速度を与えることは、例えば、ガラスリボンを第1のエッジ部分105aおよび第2のエッジ部分105bで等しく延伸するために望ましいであろう。
これまでに述べたように制御機器223は、第1の上流延伸ロール対151および第2の上流延伸ロール対161のうちの少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように、第1の牽引ロール装置149を独立して動作させるように構成され得るが、実施形態はこれに限られるものではない。すなわち例示的な実施形態では、第1の上流延伸ロール対151および第2の上流延伸ロール対161のうちの少なくとも1つが一定のトルクではなく実質的に一定の角速度で回転するよう、第1の牽引ロール装置149を独立して動作させるように制御機器223を構成してもよい。さらに、第1の中流延伸ロール対171および第2の中流延伸ロール対179のうちの少なくとも1つが一定のトルクではなく実質的に一定の角速度で回転するよう、第2の牽引ロール装置169を独立して動作させるように制御機器223を構成してもよい。
制御機器223は、第1の中間延伸ロール対207および第2の中間延伸ロール対215のうちの少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するよう、中間牽引ロール装置205を独立して動作させるようにさらに構成され得る。あるいは第1の中間延伸ロール対207および第2の中間延伸ロール対215のうちの少なくとも1つが一定のトルクではなく実質的に一定の角速度で回転するよう、中間牽引ロール装置205を独立して動作させるように制御機器223を構成してもよい。
表1は、本開示の例示的な実施形態による5つの異なる独立した制御スキームを提供する。例えば表1に示されているように、制御スキーム「A」は、第1の上流延伸ロール対151および第2の上流延伸ロール対161のうちの少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように第1の牽引ロール装置149を独立して動作させ、第1の中流延伸ロール対171および第2の中流延伸ロール対179のうちの少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように第2の牽引ロール装置169を独立して動作させ、第1の下流延伸ロール対189および第2の下流延伸ロール対197のうちの少なくとも1つが実質的に一定の角速度で回転するように第3の牽引ロール装置187を独立して動作させるように構成された、制御機器223を含み、さらにこの制御機器223は、提供される場合には中間牽引ロール装置205を、第1の中間延伸ロール対207および第2の中間延伸ロール対215のうちの少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように、または第1の中間延伸ロール対207および第2の中間延伸ロール対215のうちの少なくとも1つが一定のトルクではなく実質的に一定の角速度で回転するように、独立して動作させるように構成されている。
表1に示されている別の例として、制御スキーム「E」は、第1の上流延伸ロール対151および第2の上流延伸ロール対161のうちの少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように第1の牽引ロール装置149を独立して動作させ、第1の中流延伸ロール対171および第2の中流延伸ロール対179のうちの少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように第2の牽引ロール装置169を独立して動作させ、第1の下流延伸ロール対189および第2の下流延伸ロール対197のうちの少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように第3の牽引ロール装置187を独立して動作させるように構成された、制御機器223を含み、さらにこの制御機器223は、提供される場合には中間牽引ロール装置205を、第1の中間延伸ロール対207および第2の中間延伸ロール対215のうちの少なくとも1つが実質的に一定のトルクで回転するように、独立して動作させるように構成されている。
Figure 2016536242
いくつかの例において、本願全体を通じて論じられる延伸ロール対は、その全体が参照することにより本書に組み込まれるAnderson他への2009年4月30日に公開された米国特許出願公開第2009/0107182号明細書に明記されているような類似した構造および向きを有し得る。例えば延伸ロール対はいずれも、ガラスリボンに対して鉛直下向きに傾斜したロールでもよいし、または水平レベルのロールでもよい。さらに図3および4に示されているように、いずれのロール対(水平レベルまたは下向き傾斜)も既定の水平角θを有するように位置付けることができ、ロールの各面は、ガラスリボン105の夫々の主表面227、229に対してこの水平角θで位置付けられることになる。水平角θは、適切なレベルの横方向延伸張力231を提供するために、および/または通常のロール摩耗時に生じ得るテーパの影響に適応するために望ましいであろう。
図1および6は、延伸ロール対の第1の牽引ロール部材155a、163a、173a、181a、191a、199a、209a、217aの夫々が、ガラスリボン105に対して鉛直下向きに傾斜したロールを備え得る例を示している。延伸ロール対の第2の牽引ロール部材155b、163b、173b、181b、191b、199b、209b、217bは同様に、ガラスリボン105に対して鉛直下向きに傾斜したロールを備え得る。任意の延伸ロール対の下向き傾斜角度は、プロセスの考慮事項次第で任意の他の延伸ロール対と異なっていてもよいし、あるいは同じでもよい。第1の上流延伸ロール対151および/または第2の上流延伸ロール対161を下向き傾斜させることで、2つの延伸ロール対151、161間に所望レベルの横方向延伸張力231を与えることができる。第1の中流延伸ロール対171および/または第2の中流延伸ロール対179を下向き傾斜させることで、2つの延伸ロール対171、179間に所望レベルの横方向延伸張力233を与えることができる。第1の下流延伸ロール対189および/または第2の下流延伸ロール対197を下向き傾斜させることで、2つの延伸ロール対189、197間に所望レベルの横方向延伸張力235を与えることができる。同様に、第1の中間延伸ロール対207および/または第2の中間延伸ロール対215を下向き傾斜させることで、2つの延伸ロール対207、215間に所望レベルの横方向延伸張力237を与えることができる。
いくつかの例では、ガラスリボン105を横切る平均の横方向延伸張力231、233、235、237を制御(または調整)するよう、自動ポジショナ(図示なし)を作動させるように制御機器223を構成してもよいし、あるいは鉛直下向きに傾斜したロールの下向き傾斜位置を手動の機構を用いて調節してもよい。
さらなる例において、延伸ロール対151、161、171、179、189、197、207、215の1以上は、延伸ロールの回転軸がガラスリボンの延伸経路153に実質的に垂直に延在するような、ガラスリボンに対して水平レベルのロールでもよい。牽引ロール機器の1つまたは両方のロール対を水平レベルのロールとして提供することは、これらのロール対に沿ってガラスリボンの幅を横切る横方向の張力が必要ない場合に望ましいであろう。
ここで、図1〜7に示されている牽引ロール機器115に関して、ガラスリボン105を製造する方法を説明する。
図1、2、および3を参照すると、この方法は、第1の上流延伸ロール対151を備えた第1の牽引ロール装置149を提供するステップを含み得る。別の例において、第1の牽引ロール装置149は第2の上流延伸ロール対161を随意的に備え得る。
図1、2、および4を参照すると、この方法は、第1の上流延伸ロール対151から延伸経路153に沿って下流に位置付けられた第1の中流延伸ロール対171を含む、第2の牽引ロール装置169を提供するステップをさらに含む。さらなる例において第2の牽引ロール装置169は、第2の上流延伸ロール対161から延伸経路153に沿って下流に位置付けられた、第2の中流延伸ロール対179を随意的に備え得る。
この方法はさらに、第1の中流延伸ロール対171から延伸経路153に沿って下流に位置付けられた第1の下流延伸ロール対189を含む、第3の牽引ロール装置187を提供するステップを含む。さらなる例において第3の牽引ロール装置187は、第2の中流延伸ロール対179から延伸経路153に沿って下流に位置付けられた、第2の下流延伸ロール対197を随意的に備え得る。
この方法は随意的に、第1の中流延伸ロール対171から延伸経路153に沿って下流でありかつ第1の下流延伸ロール対189から延伸経路153に沿って上流である位置に位置付けられた第1の中間延伸ロール対207を含む、中間牽引ロール装置205を提供するステップをさらに含む。さらなる例において中間牽引ロール装置205は、第2の中流延伸ロール対179から延伸経路153に沿って下流でありかつ第2の下流延伸ロール対197から延伸経路153に沿って上流である位置に位置付けられた、第2の中間延伸ロール対215を随意的に備え得る。
この方法はさらに、第1のエッジ部分105aと第2のエッジ部分105bとの間に延在する幅「W」を有するガラスリボン105を、成形するステップを含む。第1の牽引ロール装置149を、例えば制御機器223で、第2の牽引ロール装置169からの入力または第3の牽引ロール装置187からの入力なしで、または何らかの中間牽引ロール装置205が提供される場合には中間牽引ロール装置205からの入力なしで、独立して動作させることができる。例えば第1の牽引ロール装置149を、第1の上流延伸ロール対151の少なくとも1つの延伸ロール(牽引ロール部材155a、155b)が実質的に一定のトルクで回転してガラスリボン105の第1のエッジ部分105aを延伸経路153に沿って延伸するように、独立して動作させることができる。一例では第1の牽引ロール装置149を、第1の上流延伸ロール対151の両方の延伸ロール(牽引ロール部材155a、155b)が実質的に一定のトルクで回転するように動作させてもよい。
第2の上流延伸ロール対161は、提供される場合、第2の上流延伸ロール対161の少なくとも1つの延伸ロール(牽引ロール部材163a、163b)が実質的に一定のトルクで回転してガラスリボン105の第2のエッジ部分105bを延伸経路153に沿って延伸するように、さらに独立して動作させることができる。一例では第1の牽引ロール装置149を、第2の上流延伸ロール対161の両方の延伸ロール(牽引ロール部材163a、163b)が実質的に一定のトルクで回転するように動作させてもよい。従って延伸経路153に沿って所望の張力239を、ガラスリボン105において底部139と第1の牽引ロール装置149との間で維持することができる。
この方法は、第1の中流延伸ロール対171の少なくとも1つの延伸ロール(牽引ロール部材173a、173b)が実質的に一定のトルクで回転してガラスリボン105の第1のエッジ部分105aを延伸経路153に沿ってさらに延伸するように、第2の牽引ロール装置169をさらに独立して動作させる。一例においてこの方法は、第1の中流延伸ロール対171の両方の延伸ロール(牽引ロール部材173a、173b)が実質的に一定のトルクで回転するように、第2の牽引ロール装置169を動作させるステップを含み得る。
第2の中流延伸ロール対179は、提供される場合、第2の中流延伸ロール対179の少なくとも1つの延伸ロール(牽引ロール部材181a、181b)が実質的に一定のトルクで回転してガラスリボン105の第2のエッジ部分105bを延伸経路153に沿って延伸するように、さらに独立して動作させることができる。一例では第2の牽引ロール装置169を、第2の中流延伸ロール対179の両方の延伸ロール(牽引ロール部材181a、181b)が実質的に一定のトルクで回転するように動作させてもよい。従って延伸経路153に沿って所望の張力241を、ガラスリボン105において第1の牽引ロール装置149と第2の牽引ロール装置169との間で維持することができる。
この方法は、第1の下流延伸ロール対189の少なくとも1つの延伸ロール(牽引ロール部材191a、191b)が実質的に一定の角速度で回転してガラスリボン105の第1のエッジ部分105aを延伸経路153に沿ってさらに延伸するように、第3の牽引ロール装置187をさらに独立して動作させる。一例においてこの方法は、第1の下流延伸ロール対189の両方の延伸ロール(牽引ロール部材191a、191b)が実質的に一定の角速度で回転するように、第3の牽引ロール装置187を動作させるステップを含み得る。
第2の下流延伸ロール対197は、提供される場合、第2の下流延伸ロール対197の少なくとも1つの延伸ロール(牽引ロール部材199a、199b)が実質的に一定の角速度で回転してガラスリボン105の第2のエッジ部分105bを延伸経路153にさらに沿って延伸するように、さらに独立して動作させることができる。一例においてこの方法は、第2の下流延伸ロール対197の両方の延伸ロール(牽引ロール部材199a、199b)が実質的に一定の角速度で回転するように、第3の牽引ロール装置187を動作させるステップを含み得る。従って延伸経路153に沿って所望の張力243を、ガラスリボン105において第2の牽引ロール装置169と第3の牽引ロール装置187との間で維持することができる。
この方法は、提供される場合には中間牽引ロール装置205を、第1の中間延伸ロール対207の少なくとも1つの延伸ロール(牽引ロール部材209a、209b)が実質的に一定のトルクで回転してガラスリボン105の第1のエッジ部分105aを延伸経路153に沿ってさらに延伸するように、さらに独立して動作させる(図6および7)。一例においてこの方法は、第1の中間延伸ロール対207の両方の延伸ロール(牽引ロール部材209a、209b)が実質的に一定のトルクで回転するように、中間牽引ロール装置205を動作させるステップを含み得る。
第2の中間延伸ロール対215は、提供される場合、第2の中間延伸ロール対215の少なくとも1つの延伸ロール(牽引ロール部材217a、217b)が実質的に一定のトルクで回転してガラスリボン105の第2のエッジ部分105bを延伸経路153に沿ってさらに延伸するように、さらに独立して動作させることができる。一例においてこの方法は、第2の中間延伸ロール対215の両方の延伸ロール(牽引ロール部材217a、217b)が実質的に一定のトルクで回転するように、中間牽引ロール装置205を動作させるステップを含み得る。従って、延伸経路153に沿って所望の張力245を、ガラスリボン105において第2の牽引ロール装置169と中間牽引ロール装置205との間で維持することができ、さらに延伸経路153に沿って所望の張力247を、ガラスリボン105において中間牽引ロール装置205と第3の牽引ロール装置187との間で維持することができる。
この例示的な実施形態は、一定のトルクモードで動作される第1の牽引ロール装置149と、一定のトルクモードで動作される第2の牽引ロール装置169と、一定の角速度モードで動作される第3の牽引ロール装置187と、一定のトルクモードで動作される中間牽引ロール装置205とを説明しているが、本開示はこれに限定されない。すなわち牽引ロール装置の夫々を、一定のトルクモードまたは一定の角速度モードで動作させることができる。例えば牽引ロール装置は、表1の制御スキームで動作され得る。例えば表1の制御スキーム「C」において、第1の牽引ロール装置149を一定のトルクモードで動作させ、第2の牽引ロール装置169を一定の角速度モードで動作させ、第3の牽引ロール装置187を一定の角速度モードで動作させ、さらに提供される場合には中間牽引ロール装置205を一定の角速度モードで動作させてもよい。
この方法は、第1の下流延伸ロール対189から延伸経路153に沿った下流の位置で、ガラスリボン105から複数のガラスシート147a、147bを一定期間に亘って順次分離させるステップをさらに含み得る。例えば図1および2に示されているように、分離機器119を周期的に作動させて、ガラスリボン105が成形機器103から延伸されるときに複数のガラスシート147a、147bを順次分離させてもよい。
図8は、2つの異なる高度での一定力を示しており、例えば曲線249は、図1の粘性ゾーン141における第1の牽引ロール装置149での一定力を示し、また曲線251は、図1の硬化(粘弾性)ゾーン143における第2の牽引ロール装置169での一定力を示している。制御機器223はユーザによって、第1の牽引ロール装置149および第2の牽引ロール装置169を長時間に亘って一定力で独立して動作させるように構成され得る。従ってガラスリボン105は、底部139から最も低いロールである第3の牽引ロール装置187まで、一定の鉛直力を受ける。
図1に示されているように、最も低いロールである第3の牽引ロール装置187は、マスターロールとして動作し、一定速度で動作してガラスリボン105の速さを制御する。
図9は、第1の下流延伸ロール対189および第2の下流延伸ロール対197によってガラスリボン105に加えられる力の一例のグラフを示している。Y軸は力(ポンド)であり、X軸は時間(時間:分)である。1つのプロット253は、第1の下流延伸ロール対189によって第1のエッジ部分105aでガラスリボン105に加えられている力を表し、一方他のプロット255は、第2の下流延伸ロール対197によって第2のエッジ部分105bでガラスリボン105に加えられている力を表している。この力の図は、ガラスリボン105が伸びていくことに起因するガラスリボン105の重量の漸進的変化と、ガラスリボン105からガラスシート147aを折り取ることに起因するガラスリボン105の重量の急激な変化とに関連した、鋸歯状パターンを示している。第3の牽引ロール装置187は、粘度方程式(方程式1)によって説明される粘弾性ゾーン143の下流に位置しているため、図1に示されている弾性ゾーン145内において第1の下流延伸ロール対189および第2の下流延伸ロール対197は、粘弾性(硬化)ゾーン143内への摂動の伝搬を隔離する。
η(T)/G=10000秒 [方程式1]
ここで、粘度(η)の単位はPa・sであり、剛性率(G)の単位はPaである。従ってη/Gの単位は時間である。
図8および9に示されているように、一定期間を通して、第1の上流延伸ロール対151および第2の上流延伸ロール対161と第1の中流延伸ロール対171および第2の中流延伸ロール対179は、ガラスリボン105の第1のエッジ部分105aおよび第2のエッジ部分105bに延伸経路153に沿って実質的に一定の力を加え、また第1の下流延伸ロール対189および第2の下流延伸ロール対197は、ガラスリボン105の第1のエッジ部分105aおよび第2のエッジ部分105bに延伸経路153に沿って変動する力を加える。
図10は、最も低い(またはマスター)牽引ロール装置である第3の牽引ロール装置187の、第1の下流延伸ロール対189および第2の下流延伸ロール対197の速さを時間(時間:分)の関数として示しており、一定の速さ(各目盛りは0.2インチ/分(50.8mm/分))でガラスリボン105の厚さを制御し優れた属性を維持することを示している。この速さは、厚さなど所望の製品仕様を得るよう、制御機器223によって容易に調節される。
図1に示されているように、ガラスリボン105は延伸経路153に沿って延伸方向257に延伸される。図8、9、および10に戻ると、その一定期間を通して、第1の上流延伸ロール対151および第2の上流延伸ロール対161は夫々実質的に一定の力(例えば、8ポンド(35.6N))を、夫々ガラスリボン105の第1のエッジ部分105aおよび第2のエッジ部分105bに延伸方向257とは反対の方向に加える。その一定期間を通して、第1の中流延伸ロール対171および第2の中流延伸ロール対179も夫々実質的に一定の力(例えば、6ポンド(26.7N))を、夫々ガラスリボン105の第1のエッジ部分105aおよび第2のエッジ部分105bに延伸方向257とは反対の方向に加える。さらに図示されているように、第1の下流延伸ロール対189および第2の下流延伸ロール対197は夫々変動する力を、夫々ガラスリボン105の第1のエッジ部分105aおよび第2のエッジ部分105bに、延伸方向257の方向から(例えば、約5ポンド(22.2N)から)延伸方向257とは反対の方向まで(例えば、約18ポンド(80.1N)まで)加える。従って第1のエッジ部分105aは、第1の上流延伸ロール対151と第1の中流延伸ロール対171と第1の下流延伸ロール対189との間で、その一定期間を通して引張状態で一定に維持される。同様に第2のエッジ部分105bは、第2の上流延伸ロール対161と第2の中流延伸ロール対179と第2の下流延伸ロール対197との間で、その一定期間を通して引張状態で一定に維持される。さらなる例において、両エッジ105a、105bへの全ての力は、装置の設定次第で、延伸方向257に対して正または負の方向に作用し得る。
図9にさらに示されているように、第1の下流延伸ロール対189および第2の下流延伸ロール対197は夫々、延伸ロール189、197に関連する一定の角速度により、変動する力を加える。プロット253、255のパターン259、261は、ガラスリボン105の長さが増加するときの変化している力を表し、一方パターン263、265は、ガラスリボン105からガラスシート147aを分離する際に生じる力の急な変化を表している。同じ一定期間の間、第1の上流延伸ロール対151および第2の上流延伸ロール対161の一定のトルクによって、ガラスリボン105への実質的に一定の力を維持することができ、また第1の中流延伸ロール対171および第2の中流延伸ロール対179の一定のトルクも、ガラスリボン105への実質的に一定の力を維持することができる。従って、応力集中および対応する表面欠陥が望ましくない形でガラスリボン105内に固定され得る硬化ゾーン143内へと、力の乱れがガラスリボンの上方に伝達されるのを防ぐことができる。
従って本開示の方法は、第1の上流延伸ロール対151が実質的に一定の力をガラスリボン105の第1のエッジ部分105aに延伸経路153に沿って加えるように、第1の牽引ロール装置149を一定期間に亘って独立して動作させることができる。この方法は、第1の中流延伸ロール対171の少なくとも一方が実質的に一定の力をガラスリボン105の第1のエッジ部分105aに延伸経路153に沿って加えるように、第2の牽引ロール装置169をこの一定期間に亘って独立して動作させるステップをさらに含み得る。この方法は、第1の下流延伸ロール対189の少なくとも一方が実質的に一定の角速度で回転し、かつ第1の下流延伸ロール対189が変動する力をガラスリボン105の第1のエッジ部分105aに延伸経路153に沿って加えるように、第3の牽引ロール装置187をこの一定期間に亘って独立して動作させるステップをさらに含み得る。この方法は、第1の下流延伸ロール対189から延伸経路153に沿った下流の位置で、ガラスリボン105から複数のガラスシート147aをこの一定期間に亘って順次分離させるステップをさらに含み得る。
上で論じたように、第1の牽引ロール装置149は第2の上流延伸ロール対161を備え得る。このような例において、この方法は、第2の上流延伸ロール対161が実質的に一定の力をガラスリボン105の第2のエッジ部分105bに延伸経路153に沿って加えるように、第1の牽引ロール装置149を動作させるステップをさらに含み得る。前述したように第2の牽引ロール装置169は、第2の上流延伸ロール対161から延伸経路153に沿って下流位置付けられた、第2の中流延伸ロール対179を含み得る。この方法は、第2の中流延伸ロール対179が実質的に一定の力をガラスリボン105の第2のエッジ部分105bに延伸経路153に沿って加えるように、第2の牽引ロール装置169を動作させるステップをさらに含み得る。さらに前述したように、第3の牽引ロール装置187は、第2の中流延伸ロール対179から延伸経路153に沿って下流位置付けられた、第2の下流延伸ロール対197を含み得る。このような例において、この方法は、第2の下流延伸ロール対197の少なくとも一方が実質的に一定の角速度で回転し、かつ第2の下流延伸ロール対197が変動する力をガラスリボン105の第2のエッジ部分105bに延伸経路153に沿って加えるように、第3の牽引ロール装置187を動作させるステップをさらに含み得る。
この方法はさらに、提供される場合には中間牽引ロール装置205を、第1の中間延伸ロール対207の少なくとも一方が実質的に一定の力をガラスリボン105の第1のエッジ部分105aに延伸経路153に沿って加えるように、この一定期間に亘って独立して動作させるステップをさらに含み得る。上で論じたように、中間牽引ロール装置205は第2の中間延伸ロール対215を備え得る。このような例において、この方法は、第2の中間延伸ロール対215が実質的に一定の力をガラスリボン105の第2のエッジ部分105bに延伸経路153に沿って加えるように、中間牽引ロール装置205を動作させるステップをさらに含み得る。
牽引ロール機器115を使用して、ガラスリボンにおける横方向延伸張力および/または下方延伸シート張力の一貫性を向上させることができ、これにより、製造されるガラスリボンの残留応力が低減し、ガラスの平坦度が向上する。より具体的には、製品の応力および平坦度がガラスリボンに設定される硬化ゾーンを、ガラスリボンが通過しているエリア内で、牽引ロール機器115を使用して、横方向延伸張力および/または下方延伸シート張力の一貫性を制御および向上させることができる。
比較される例示的な実施形態において、牽引ロール機器は上方牽引ロール装置および下方牽引ロール装置のみを有し得る。このような比較される牽引ロール機器において、上方牽引ロール装置および下方牽引ロール装置で必要とされる夫々一定トルクまたは一定速度を達成するための挟力は、重量の大きいガラスリボンでは、延伸ロール対の間の挟力がガラスリボンに亀裂を生じさせることになるような過度に大きいものであることが必要になる。重量の大きいガラスリボンは、幅が広く長さが長くさらに厚さが薄い、大型のガラスシートを製造するときに生じ得る。
さらに、上流延伸ロール対と、中流延伸ロール対と、さらに提供される場合には中間延伸ロール対とを、本願の例示的な実施形態で明記しプロット249、251で図示したように実質的に一定のトルクモードで動作させると、上流延伸ロール対と中流延伸ロール対とを実質的に一定の角速度で動作させた場合を上回るさらなる利点が提供される。第1に、一定角速度の上流および中流延伸ロール対と提供される場合には中間延伸ロール対では、ロールの直径が異なると、異なる張力が与えられ得る。対照的に、上流および中流延伸ロール対と提供される場合には中間延伸ロール対を、実質的に一定のトルクで動作させると、一貫した鉛直の張力を長期に亘って実現することが可能になる。実際に、実質的に一定のトルクで動作させると、ロールの摩耗がほぼ補償される。一定トルクでロールが磨耗すると、力はロールの直径によって若干変化するが、その影響は極わずかである。速度制御の方が、ロールの直径に対して大幅に高い感度を有する。第2に、一定角速度の上流および中流延伸ロール対と提供される場合には中間延伸ロール対では、ロールの直径の不確実さのために、シートの速さと相関させるのが困難であることが判明し得る。対照的に、上流および中流延伸ロール対と提供される場合には中間延伸ロール対を、実質的に一定のトルクで動作させると、相互に関連付けてローラの適切な角速度を得る必要性が取り除かれる。第3に、上流および中流延伸ロール対と提供される場合には中間延伸ロール対を、実質的に一定のトルクで動作させると、上流または中流延伸ロール対、または提供される場合には中間延伸ロール対の速さを調節して、ロールの磨耗を補償するよう試みたときに生じ得る、バックリングまたは亀裂発生のリスクを回避することができる。第4に、上流および中流延伸ロール対と提供される場合には中間延伸ロール対を、実質的に一定のトルクで動作させると、一定の角速度が遅すぎた場合のロールのスキップのリスクを回避することができる。第5に、上流および中流延伸ロール対と提供される場合には中間延伸ロール対を動作させると、一定角速度モードでロールの振れに起因して起こり得る、過度の牽引力のばらつきを回避することができる。
従って本開示の例示的な実施形態によれば、多くの高度で駆動ロールを使用するため、ガラスリボンの牽引を増加させることができる。従って、より大きくより重いシート、および、より平坦な表面を有するより薄いシートを、製造することができる。
本開示の例示的な実施形態によれば、4以上の高度に容易に拡張されるモジュール式設計を適用することができる。
本開示の例示的な実施形態によれば、所望の高度に駆動ロールを配置して、粘弾性ゾーンを通じて平坦なガラスリボンを維持するために必要な鉛直および横方向の延伸力を提供することができる。従って、より長くかつより幅広の粘弾性ゾーンを実現することができる。
本開示の例示的な実施形態によれば、粘弾性ゾーンの下に最も低いロールを配置することで、底部から粘弾性ゾーンに至るまで一定の鉛直力を維持するだけでなく、下流の摂動、例えばリボンが伸びていくことおよびリボンからシートを折り取ることによる衝撃などの摂動から、粘弾性ゾーンを隔離することができる。
本明細書で説明される制御機器などのいくつかの機能ユニットは、その実装の独立性を強調するためにモジュールとして分類した。例えばモジュールは、カスタムVLSI回路またはゲートアレイを含むハードウェア回路、ロジックチップなどの既製の半導体、トランジスタ、または他の個別の構成要素として実装され得る。モジュールはさらに、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、またはプログラマブルロジックデバイスなどの、プログラマブルハードウェアデバイスに実装され得る。またモジュールは、バルブ、ピストン、ギヤ、接続部材、およびスプリングなどと共に実装され得る。
モジュールを、種々のタイプのプロセッサによって実行するためにソフトウェアに実装してもよい。実行可能コードの特定モジュールは、例えばオブジェクト、プロシージャ、または関数として構造化され得る、例えばコンピュータ命令の1以上の物理ブロックまたは論理ブロックを含み得る。それにもかかわらず、特定モジュールの実行ファイルは物理的に一緒の場所にある必要はなく、論理的に結合されたときにモジュールを含みかつモジュールに対し記述された目的を達成する、異なる場所に保存された異種の命令を含み得る。
実行可能コードのモジュールは、単一の命令でもよいし、あるいは多数の命令でもよく、さらにいくつかの異なるコードセグメントに亘って、また異なるプログラム間に、またいくつかのメモリデバイスに亘って、分布されるものさえ可能である。同様に演算データは、本書ではモジュール内で特定および説明され得、また任意の適切な形で具現化され得、さらに任意の適切なタイプのデータ構造内で構造化され得る。演算データは、単一のデータセットとしてまとめられたものでもよいし、あるいは様々な記憶装置など、様々な場所に亘って分布されたものでもよい。
本明細書を通して、実施形態、例、例示的な実施形態、およびこれらに類似する言葉を、本明細書全体を通じて参照する場合、必ずというわけではないが同じ実施形態を称することがある。さらに、例示的な実施形態を参照して本書で説明される主題の、説明される特徴、構造、または特性は、1以上の例示的な実施形態において任意の適切な形で結合され得る。説明においては、主題の実施形態の完全な理解を提供するために、制御、構造、アルゴリズム、プログラミング、ソフトウェアモジュール、ユーザの選択、ハードウェアモジュール、ハードウェア回路、ハードウェアチップ、処理、構成、製品などの、いくつかの例など、多くの具体的詳細が提供される。しかしながら関連技術の当業者は、この主題を、1以上のこの具体的詳細を含まずに、または他の方法、構成要素、材料などと共に、実施し得ることを認識するであろう。他の例において、周知の構造、材料、または動作は、開示される主題の態様を不明瞭にしないよう、詳細に図示または説明しない。
上述した方法は、論理的な流れで概して明記されている。従って描写順および分類されるステップは、代表的な実施形態を示したものである。例示的な実施形態に示されている方法の1以上のステップまたはその一部と機能、ロジック、または効果が同等である、他のステップおよび方法を考え出すことができる。さらに、採用された形式および説明は論理ステップの説明のために提供されたものであり、説明される方法の範囲を限定するものではないと理解されたい。さらに、特定の方法が行われる順は、説明される対応するステップの順を厳守したものでもよいし、あるいは厳守しないものでもよい。
請求される発明の精神または範囲から逸脱することなく、本開示において種々の改変および変形が作製可能であることは当業者には明らかであろう。従って、本開示の改変および変形が添付の請求項およびその同等物の範囲内であるならば、請求される本発明はこのような改変および変形を含むと意図されている。
101 ガラス製造装置
103 成形機器
105 ガラスリボン
105a 第1のエッジ部分
105b 第2のエッジ部分
149 第1の牽引ロール装置
151 第1の上流延伸ロール対
153 延伸経路
161 第2の上流延伸ロール対
169 第2の牽引ロール装置
171 第1の中流延伸ロール対
179 第2の中流延伸ロール対
187 第3の牽引ロール装置
189 第1の下流延伸ロール対
197 第2の下流延伸ロール対
205 中間牽引ロール装置
207 第1の中間延伸ロール対
215 第2の中間延伸ロール対
223 制御機器

Claims (6)

  1. ガラス製造装置において、
    第1のエッジ部分と第2のエッジ部分との間に延在する幅を有するガラスリボンを、生成するように構成された、成形機器、
    第1の上流延伸ロール対を備えた第1の牽引ロール装置であって、前記第1の上流延伸ロール対が、前記ガラスリボンの前記第1のエッジ部分を、前記ガラスリボンの前記幅の方向を横切る方向に延在する延伸経路に沿って前記成形機器から延伸するように構成されている、第1の牽引ロール装置、
    前記第1の上流延伸ロール対から前記延伸経路に沿って下流に位置付けられた第1の中流延伸ロール対を備えている、第2の牽引ロール装置であって、前記第1の中流延伸ロール対が、前記ガラスリボンの前記第1のエッジ部分を前記延伸経路に沿ってさらに延伸するように構成されている、第2の牽引ロール装置、
    前記第1の中流延伸ロール対から前記延伸経路に沿って下流に位置付けられた第1の下流延伸ロール対を備えている、第3の牽引ロール装置であって、前記第1の下流延伸ロール対が、前記ガラスリボンの前記第1のエッジ部分を前記延伸経路に沿ってさらに延伸するように構成されている、第3の牽引ロール装置、および、
    前記第1の上流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転し、前記第1の中流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転し、さらに前記第1の下流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定の角速度で回転するように、前記第1の牽引ロール装置と、前記第2の牽引ロール装置と、前記第3の牽引ロール装置とを独立して動作させるように構成された、制御機器、
    を備えていることを特徴とするガラス製造装置。
  2. 前記第1の中流延伸ロール対から前記延伸経路に沿って下流でありかつ前記第1の下流延伸ロール対から前記延伸経路に沿って上流である位置に位置付けられた中間延伸ロール対を備えている、中間牽引ロール装置であって、前記中間延伸ロール対が、前記ガラスリボンの前記第1のエッジ部分を前記延伸経路に沿ってさらに延伸するように構成されている、中間牽引ロール装置、
    をさらに備え、前記制御機器が、前記中間延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転するように、前記中間牽引ロール装置を独立して動作させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のガラス製造装置。
  3. 前記制御機器が、前記第1の上流延伸ロール対の両方の延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転するように前記第1の牽引ロール装置を動作させ、前記第1の中流延伸ロール対の両方の延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転するように前記第2の牽引ロール装置を動作させ、さらに前記第1の下流延伸ロール対の両方の延伸ロールが実質的に一定の角速度で回転するように前記第3の牽引ロール装置を動作させるように、構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のガラス製造装置。
  4. 前記第1の牽引ロール装置が、前記ガラスリボンの前記第2のエッジ部分を前記成形機器から前記延伸経路に沿って延伸するように構成された、第2の上流延伸ロール対をさらに備え、
    前記第2の牽引ロール装置が、前記第2の上流延伸ロール対から前記延伸経路に沿って下流に位置付けられた、前記ガラスリボンの前記第2のエッジ部分を前記成形機器から前記延伸経路に沿ってさらに延伸するように構成された第2の中流延伸ロール対をさらに備え、
    前記第3の牽引ロール装置が、前記第2の中流延伸ロール対から前記延伸経路に沿って下流に位置付けられた、前記ガラスリボンの前記第2のエッジ部分を前記成形機器から前記延伸経路に沿ってさらに延伸するように構成された第2の下流延伸ロール対をさらに備え、かつ、
    前記制御機器が、前記第2の上流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転するように前記第1の牽引ロール装置を動作させ、前記第2の中流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転するように前記第2の牽引ロール装置を動作させ、さらに前記第2の下流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定の角速度で回転するように前記第3の牽引ロール装置を動作させるように、さらに構成されていることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載のガラス製造装置。
  5. ガラスリボンを製造する方法において、
    第1の上流延伸ロール対を備えた第1の牽引ロール装置と、前記第1の上流延伸ロール対から延伸経路に沿って下流に位置付けられた第1の中流延伸ロール対を備えている、第2の牽引ロール装置と、前記第1の中流延伸ロール対から前記延伸経路に沿って下流に位置付けられた第1の下流延伸ロール対を備えている、第3の牽引ロール装置とを提供するステップ、
    第1のエッジ部分と第2のエッジ部分との間に延在する幅を有する、ガラスリボンを成形するステップ、
    前記第1の上流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転して前記ガラスリボンの前記第1のエッジ部分を前記延伸経路に沿って延伸するように、前記第1の牽引ロール装置を独立して動作させるステップ、
    前記第1の中流延伸ロール対の少なくとも1つの延伸ロールが実質的に一定のトルクで回転して前記ガラスリボンの前記第1のエッジ部分を前記延伸経路に沿ってさらに延伸するように、前記第2の牽引ロール装置を独立して動作させるステップ、および、
    前記第1の下流延伸ロール対の少なくとも一方が実質的に一定の角速度で回転して前記ガラスリボンの前記第1のエッジ部分を前記延伸経路に沿ってさらに延伸するように、前記第3の牽引ロール装置を独立して動作させるステップ、
    を含むことを特徴とする方法。
  6. 前記第1の下流延伸ロール対から前記延伸経路に沿って下流の位置で、一定期間に亘って前記ガラスリボンから複数のガラスシートを順次分離させるステップをさらに含み、このとき前記一定期間を通して、前記第1の上流延伸ロール対が実質的に一定の力を前記ガラスリボンの前記第1のエッジ部分に前記延伸経路に沿って加え、前記第1の中流延伸ロール対が実質的に一定の力を前記ガラスリボンの前記第1のエッジ部分に前記延伸経路に沿って加え、さらに前記第1の下流延伸ロール対が変動する力を前記ガラスリボンの前記第1のエッジ部分に前記延伸経路に沿って加えることを特徴とする請求項5記載の方法。
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