JP2016535938A - ロック可能な圧力筐体 - Google Patents

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Abstract

本開示は、筐体の外側から作動可能なロッキング機構により筐体または筐体開口部を閉鎖するために筐体上に固定可能なアクセス用フード、アクセス用蓋または同様の筐体部品を備える、好ましくは医療用設計の電気機器または電子機器のための筐体に関する。ロッキング機構は、少なくとも1つのロック/滑動部を備えており、少なくとも1つのロック/滑動部は筐体上またはアクセス用フード/アクセス用蓋上に長手方向に変位可能であるように保持され、少なくとも1つのロック/滑動部は傾斜部とそこから滑動方向に離間したアンダーカットまたは戻り止め突起部とを設けられており、一方でアクセス用フード/アクセス用蓋または筐体に、少なくとも1つの突出部が設けられており、2つの係合手段が、ロック/滑動部の現時点の滑動位置に応じて、アクセス用フード/アクセス用蓋を筐体に向かって引くために関連する戻り止め突起部と、またはアクセス用フード/アクセス用蓋を筐体から離れるように押すために傾斜部と、交互に作動的に係合するような方法で、少なくとも1つの突出部は、2つの係合手段を画定するように形成および/または配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、特に請求項1のプレアンブルによる医療機器のロック可能な筐体(圧力筐体)に関する。
特に、医療技術において、また自動車工学または航空機の製造の分野においても、電気機器および電子部品を、一方では機器およびコンポーネントを、例えば湿気、ごみおよび震動/衝撃/振動のような外部からの影響から保護し、他方では、電磁波が筐体から漏れるのを効果的に防止する、いわゆる保護筐体に収容することが基本的に求められる。
そのような筐体は通常、取付けフラップまたはフード(hood)で閉鎖可能な少なくとも1つの取付け開口部を含む。
先行技術から、前述の種類の筐体は周知である。前記筐体はその周辺部にねじで取り付けられたまたは溶接された4つの側壁を有するベースプレートからなる。筐体の蓋は、カバーが取り付けられた状態で側壁を覆うまたは側壁の裏側に配置される、周辺囲い取付フレームを備える。最後に、貫通孔が側壁、および周辺囲い取付フレームに設けられ、好ましくはタッピンねじまたは金属製のねじを、カバーを側壁へ取り付けるために前記貫通孔内へねじ込むことができる。
この一般に公知の筐体の製造における問題は、個々の筐体部品間の既に存在する微小な間隙または遊びにより、電磁波が筐体内部から漏れるという結果になり得ることである。その上、塵埃粒子および湿気がこれらの「取付け間隙」を貫通し、内蔵されたコンポーネントに損傷を与える。後者は実際には対応するシーリングにより防止することができるが、これらシーリングは通常、(非金属の)合成材料でできており、したがって電磁波に対して透過性である。
湿気および塵埃を通さずかつ電磁波に関しては絶縁されている筐体を提供するために、個々の筐体コンポーネントは高い精度で製造されなければならず、さらには取付けも高い費用をかけて実施されるものである。このため、筐体部品にさねはぎ縁を設けなければならず、かつ、ねじ固定のために設けられる穴が、予め決められた相対的位置が個々の筐体部品をねじで取り付ける間に変わらないように厳密に設定されなければならない。筐体部品の準備および取付けにおけるこの費用により、筐体が全体として高価なものとなり、その取扱いが非実用的なものとなる。
これらの問題を考慮して、単純な組み立ておよび手入れの容易さで優れた、好ましくは医療用の(機器の)筐体を提供することが本発明の目的である。好ましい目的は、筐体の組み立て時間、したがって(電気/電子)機器全体の組み立て時間を短縮することである。さらに好ましい目的は、一方では電磁波/放射線が筐体の内部から外側に向かって漏れることを回避し、また他方ではいずれの外部の妨害放射線も機器筐体に侵入することを防止するために、筐体をファラデーケージとして形成することである。
本発明の目的および場合によりさらなる目的は、添付の請求項1の特徴を備える(医療)機器筐体により達成される。有利な構成は従属請求項の主題である。
本発明は、これまでは2つの筐体部品間の着脱可能な接続要素として用いられているねじを、ロッキング機構を作動させるための調節デバイスとして間接的な方法でのみ使用するという考えに基づく。本発明による、2つの筐体部品を接続するためのこのようなロッキング機構は通常、アンダーカット/戻り止め突起部と傾斜部とを有するロックまたは滑動部を含み、ロック/滑動部は第1筐体部品上に可動に支持され、外側から、好ましくは止めねじまたは例えばニーレバー(knee lever)などの他の任意の調節機構により作動可能である。アンダーカット/戻り止め突起部のための第1係合手段および傾斜部のための第2係合手段は、第2筐体部品上に配置/形成される。
2つの係合手段およびアンダーカット/戻り止め突起部は、アンダーカット/戻り止め突起部が、ロック/滑動部のロッキング移動の際に第1係合手段と作動的に係合され、一方で傾斜部は第2係合手段との係合から離れるように配置される。このように、第1係合手段と、したがって関連する筐体部品とは、ロック/滑動部に向かって、したがって関連する筐体部品へ引かれる。代わりに、ロック/滑動部が開口/解放方向に移動するよう作動される場合、アンダーカット/戻り止め突起部は第1係合手段との係合を離れ、一方で傾斜部は第2係合手段と作動的に係合する。結果として、第2係合手段と、したがって関連する筐体部品とは、ロック/滑動部から、したがって関連する筐体部品から離れるように押される。
換言すると、本発明の一態様によると、好ましくは医療用設計の電気機器または電子機器の筐体であって、筐体の外側から作動可能なロッキング機構により筐体または筐体開口部を閉鎖するために筐体上に固定可能なアクセス用フード、アクセス用蓋または同様の筐体部品を備える筐体が提案される。ロッキング機構は、少なくとも1つのロック/滑動部を備えており、少なくとも1つのロック/滑動部は第1筐体部品上、すなわち筐体上またはアクセス用フード/アクセス用蓋上に長手方向に変位可能であるように保持され、少なくとも1つのロック/滑動部は傾斜部とそこから滑動方向に離間したアンダーカットまたは戻り止め突起部とを設けられており、一方で第2筐体部品、すなわちアクセス用フード/アクセス用蓋または筐体に、少なくとも1つの突出部が設けられており、2つの係合手段が、ロック/滑動部の現時点の滑動位置に応じて、アクセス用フード/アクセス用蓋を筐体に向かって引くために関連する戻り止め突起部と、またはアクセス用フード/アクセス用蓋を筐体から離れるように押すために傾斜部と、交互に作動的に係合するような方法で、少なくとも1つの突出部は、2つの係合手段を画定するように形成および/または配置される。
戻り止め突起部を備えたロック/滑動部を形成することにより、極めて大きい補強(bracing)力を互いに接続される筐体部品へ加えることができ、2つの筐体部品を互いに向かって引きあわせる。この補強力は、一方では、例えばボルト状の突出部の形状の係合手段の後ろ側にフックの方式で増加的に係合し、このようにして、それをますます引き上げる、戻り止め突起部の形状に起因するものであり、他方で、例えば止めねじの形状のロック/滑動部を作動させるための調節機構のタイプに起因するものである。ロッキング機構の自動ロック効果も生じさせるこの極めて大きい補強力を再び解放し、互いに補強された(braced)2つの筐体部品を解放するために、関連する係合手段に対して楔の方式で押圧される、例えばまたボルト状の突出部の形状の傾斜部が設けられ、同時に戻り止め突起部がその係合手段を解放するか、またはそれを解放している。このようにして、最初に互いに強固に接続される両方の筐体部品は力により互いから分離できる。
ロッキング機構のこの構成により、2つの筐体部品の接触点を、それらが放射線に対して不透過性となるように最適化することが可能となる。一例として、さねはぎ接続が2つの筐体部品間に設けられてもよく、これは緊密な圧入が生じるような設計を有する。ロッキング機構が2つの筐体部品にロッキング方向および解放方向の両方に拘束力を加えるとき、圧入が力により確立可能なだけでなく解放可能である。
好ましくは、本発明による筐体は、既に上述のとおり、好ましくはさねはぎ原理に従い結合可能な、ベースプレートと、複数の側壁と、少なくとも1つのアクセス用フードまたはアクセス用蓋と、を備えている。この目的のために、少なくとも1つの溝またはさらに複数の溝が、少なくともベースプレートの筐体内側表面上にその周辺に沿って形成されていてもよく、それらのそれぞれの溝の深さは、側壁および好ましくはアクセス用フード/アクセス用蓋の直立したプラグイン収容のために筐体内側表面に垂直になるように方向づけられている。そのような溝がアクセス用フード/アクセス用蓋上および/または側壁上にも、実際に前記部品から組み立てられる筐体が、選択された長手方向縁部上または全ての長手方向縁部上にさねはぎ接続を含むように、設けられてもよいことは言うまでもない。
本発明の別の態様によると、複数の連続的に離間した案内ピンが、少なくとも1つの筐体部品上または選択された筐体部品、すなわちベースプレート、側壁および/またはアクセス用フード/アクセス用蓋上において、対応する筐体部品のそれぞれの筐体内側表面上の縁部に形成され、案内ピンは、ロック/滑動部を長手方向に案内するために設けられる。好ましくは、ロック/滑動部は板金部品から製造することができるだけでなく、鋳造金属部品から製造することもできる。
ロック/滑動部が、長手方向に連続的に間隔を空けて配置され、案内ピンが長手方向に滑動するように中に挿入されるまたは挿入可能な、複数の長手方向の貫通スロットを備えることが好ましい。換言すると、案内ピンは長手方向の貫通スロットとともにロック/滑動部のためのスロットタイプの案内の一種を構成する。代替的に、ダブテール(dovetail)案内、カーテン(curtain)案内または同様の案内スロットもまた考えられるであろう。案内が、ロック/滑動部が意図せずに上昇して外れるのを防止すれば有利である。案内ピンの場合、これらには軸方向雌ねじを設けることができ、ロック/滑動部の取付けの後で軸方向雌ねじに留めねじをねじ込むことができる。
本発明のさらなるまたは別の態様によると、作動機構は、それぞれのロック/滑動部を筐体の外側から長手方向に変位させるために設けられる。この作動機構は、止めねじであってもよく、例えば、止めねじは、選択された筐体部品、すなわちベースプレート、側部プレートおよび/またはアクセス用フード/アクセス用蓋に、関連するロック/滑動部の滑動方向にねじ込まれ、止めねじの前面が、関連するロック/滑動部をその長手方向に押すまたは引くために関連するロック/滑動部に係合する。例えば、ニーレバー構成のような作動機構のための他の設計もある。
さらに、少なくとも1つの突出部が、選択された筐体部品、すなわちベースプレート、側壁および/またはアクセス用フード/アクセス用蓋に固定されるまたは固定可能な別体の係合手段コンポーネントにより設けられれば有利である。一方では、これは係合手段コンポーネントが取り付けられるそれぞれの筐体部品を強化/補強する効果を有し、他方では、係合手段コンポーネントをその取付けの間、ロッキング機構が、関連するロック/滑動部と協働して良好に機能することを確保するために、精密に調節することができる。
係合手段コンポーネントが、板金部品または鋳造金属部品として形成され、複数の突起またはボルト状の長手方向に離間した突出部を備え、複数の突起またはボルト状の長手方向に離間した突出部は、それぞれがロック/滑動部上の戻り止め突起部および/または傾斜部と協働するため1つまたは2つの係合手段を画定することが好ましい。
本発明は、添付の図面を参照し好ましい例示的な実施形態に基づいて以下でより詳細に説明される。
本発明の好ましい例示的な実施形態による好ましくは医療用機器の筐体の一部を示す。 好ましくは医療用機器の筐体の筐体部品上に設置するための係合手段コンポーネントを示す。 本発明の好ましい例示的な実施形態によるロッキング機構の一部としての滑動部を示す。
図1に部分的に示される機器筐体は、ベースプレート1と、ベースプレート1に接続されるものである少なくとも2つの側部プレート2と、U字型設計を有するように屈曲可能な断面を有するフード(図示せず)とを備え、したがって、前記フードは2つのさらなる側部プレートとカバーとを1つの部品として一体形成する。これに対する代替形態として、(底部およびカバーを含む)筐体の各側部がそれぞれのプレート要素から形成されることも可能である。
図1によると、ベースプレート1は、その筐体内側表面に周辺を囲む1つまたは複数の溝4を備え、溝4の中に側部プレート2がさねはぎ原理によって挿入可能であるか、挿入される。加えて、雌ねじを備える複数の実質的に均一に離間したねじ口金またはスタッド6が溝4に沿って形成される。
図1において、部分的にのみ示される筐体に、既に上述した溝4内へ挿入されまたは直立して押圧される2つの対向する側部プレート2が設けられる。さらに、図2に示されるようないわゆる係合手段コンポーネント8が、その周辺領域で各側部プレート2に取り付けられる(ねじで取り付けられる/リベットで留められる/溶接される、など)。
本発明の場合において、係合手段コンポーネント8は、板金組立ストリップ8aを備える板金部品からなっており、板金組立ストリップ8aから長手方向に離間した複数のタブ8bが実質的に直角に突出する。各タブまたは(選択された)タブ8bは、(同一の)長手方向端部に楔形の折り目8cを含む。各タブまたは(選択された)タブ8bはしたがって、図1および3に基づいて以下に記載されるように、ロッキング機構のための2つの係合手段A、Bを形成する。
本発明の場合において、図3によるロッキング機構は、板金または鋳造金属部品により形成されたロックまたは滑動部10からなる。これは、板金組立ストリップ12を備え、板金組立ストリップ12内に、長手方向に離間した複数の長尺状スロット14がねじ口金6の数および距離に従って形成される。加えて、板金組立ストリップ12は、複数の楔形の傾斜部18とともにタブ型の戻り止め突起部20が長手方向に離間するように形成される自由上縁を含む棚部16を形成するように、長手方向の一縁部で(90°)折り曲げられる。傾斜部18および戻り止め突起部20の数および位置は、滑動部10が第1長手方向に係合手段コンポーネント8に沿って移動されるとき、戻り止め突起部20が係合手段コンポーネント8のタブ8bと、(関連する係合手段を表す)互いに対向する側縁Bでアンダーカット形式で係合し、したがってそれらを引き上げ、一方で傾斜部20が、(それらの関連する係合手段を同様に表す)互いに対向する側部折り目Aで係合手段コンポーネント8のタブ8bから離間するように選択される。滑動部10が逆の長手方向に移動される場合、戻り止め突起部20は係合手段コンポーネント8のタブ8bとの係合を解放し、一方傾斜部18は係合手段コンポーネント8のタブ8bと係合しそれらを離す方向に押す。この手順は以下で、ロッキング機構の機能についての説明との関連においてより詳細に説明される。
一方の長手方向端部において、特に図3に示されるように、ロック/滑動部10は、折り目22を備えており、折り目22は、板金組立ストリップ12に垂直であり、中に貫通孔24が形成される。貫通孔24の配向はロック/滑動部10の滑動方向に平行である。最後に、戻り止め突起部20および楔形の傾斜部18の効果的な方向は互いに反対であることに留意されたい。換言すると、戻り止め突起部20がある長手方向変位方向において後ろに到達するプロセスを促進する一方で、傾斜部18は逆の長手方向変位方向に下り傾斜になっており、すなわち、それらの楔効果が逆の長手方向変位方向で生じる。
本発明による筐体の組み立ておよびロッキング機構の作動モードは、図1に基づいて以下に記載される。
図1によると、複数のねじ口金6がベースプレート1の(2つの)対向する長手方向の縁部に形成される。2つのロック/滑動部10は、ねじ口金6を板金組立ストリップ12内の長尺状スロット14に通すことにより長手方向に変位可能となるようにねじ口金6に取り付けられたそれらのそれぞれの板金組立ストリップ12を備え、最終的に、留めねじ26がねじ口金6へねじ込まれ、ロック/滑動部10がねじ口金6から上昇して外れるのを防止する。このようにして、2つのロック/滑動部10はベースプレート1上を平行に長手方向に移動できる。戻り止め突起部20と傾斜部18とを含むそれぞれの長手方向の棚部16は、各ロック/滑動部10の外向きに面する長手方向側部上に位置し、ベースプレートの内側に基本的に垂直である。
ロック/滑動部10を作動させるために、各々1つの作動機構が設けられる。ここで、それは、止めねじ28からなっており、止めねじ28は、ベースプレート1にロック/滑動部の長手方向にねじ込まれ、その端部が関連するロック/滑動部10のそれぞれの貫通孔24内に、回転可能であるが軸方向に動かないように固定される。換言すると、止めねじ28をベースプレート1で回転させると、ベースプレート1がねじの長手方向に移動し、この移動がドッキングされたロック/滑動部10へその長手方向変位のために移される。
係合手段コンポーネント8は、少なくとも1つの長手方向縁部上、本発明の場合においては2つの対向する長手方向縁部上の各側部プレート2上に、係合手段A、Bを画定するそのタブ8bが関連する滑動部10の傾斜部18および戻り止め突起部20に係合可能な方法で、(ねじで取り付ける、リベットで留める、溶接するなどにより)固定される。
筐体を前記筐体部品から組み立てるために、2つの図示された側部プレート2が例えばベースプレート1に形成される溝4内へ直立して押圧される。次いで、2つのロック/滑動部10が、その上に形成された戻り止め突起部20が係合手段コンポーネント8上に形成されたタブ8bの後ろに係合し、このようにして、それらを引き上げるような方法で、止めねじ28により作動される/シフトさせられる。このプロセスにおいて、2つの側部プレート2が溝4内へより強く引かれ、(止めねじを介して加えられる)高い前負荷力を伴う準自動ロッキング方式によりそこに保持される。この方法により、図示された側部プレート2とベースプレート1との間の緊密な接続および電磁放射線を通さない接続が達成される。
側部プレート2の一方を、例えば封入された機器要素(図示せず)を手入れする目的で取り外すために、対応する止めねじ28が逆方向に回され、したがってロック/滑動部10が、戻り止め突起部20が係合手段コンポーネント8のタブ8bとの係合を離れ、代わりに傾斜部18がタブ8bに係合してそこに押圧をかける方向に移動される。これにより、それぞれの側部プレート2が傾斜部18の楔形状に対応してベースプレート1上の溝4から押し出される。
少なくとも2つの平行なロック/滑動部10を作動させるための共通のねじが、各ロック/滑動部10に個別に設けられるいくつかの止めねじ28の代わりに配置されてもよいことは明らかである。ロック/滑動部10がベースプレート1(および図示されていないアクセス用フード)上の代わりに側部プレート2上に配置されることも可能である。最後に、係合ポイントが図示されたタブにより形成されることは必須ではなく、それらはまた、係合手段コンポーネントに挿入された合わせくぎまたはスタッドボルトにより形成されてもよい。

Claims (10)

  1. 好ましくは医療用設計の電気機器または電子機器の筐体であって、
    前記筐体は、前記筐体の外側から作動可能なロッキング機構により前記筐体または筐体開口部を閉鎖するために前記筐体上に固定可能な少なくとも1つのアクセス用フード、アクセス用蓋または同様の筐体部品を備えており、
    前記ロッキング機構が少なくとも1つのロック/滑動部(10)を備えており、前記少なくとも1つのロック/滑動部(10)は前記1つの部品上、すなわち前記筐体上または前記アクセス用フード/アクセス用蓋上に長手方向に変位可能であるように保持され、前記少なくとも1つのロック/滑動部(10)は少なくとも1つの傾斜部(18)とそこから滑動方向に離間した少なくとも1つのアンダーカットまたは戻り止め突起部(20)とが設けられており、
    一方で他の部品、すなわち前記アクセス用フード/アクセス用蓋または前記筐体に、少なくとも1つの突出部(8b)が設けられており、少なくとも2つの係合手段(A、B)が、前記ロック/滑動部(10)の現時点の滑動位置に応じて、前記アクセス用フード/アクセス用蓋を前記筐体に向かって引くために前記関連する戻り止め突起部(20)と、または前記アクセス用フード/アクセス用蓋を前記筐体から離れるように押すために前記傾斜部(18)と、交互に作動的に係合するような方法で、前記少なくとも1つの突出部(8b)は、前記少なくとも2つの係合手段(A、B)を画定するように形成および/または配置されることを特徴とする、筐体。
  2. さねはぎ原理に従い結合可能な、ベースプレート(1)と、複数の側壁(2)と、前記少なくとも1つのアクセス用フードまたはアクセス用蓋と、を備えることを特徴とする、請求項1に記載の筐体。
  3. 少なくとも1つの溝または複数の溝(4)が、少なくとも前記ベースプレート(1)の筐体内側表面上にその周辺に沿って形成され、それらのそれぞれの溝の深さが、前記側壁(2)および好ましくは前記アクセス用フード/アクセス用蓋の直立したプラグイン収容のために前記筐体内側表面に垂直になるように配向されていることを特徴とする、請求項2に記載の筐体。
  4. 複数の連続的に離間した案内ピン(6)が、少なくとも1つの筐体部品上または選択された筐体部品、すなわち前記ベースプレート(1)、前記側壁(2)および/または前記アクセス用フード/アクセス用蓋上において、対応する筐体部品のそれぞれの筐体内側表面上の縁部に形成され、前記案内ピン(6)は、前記ロック/滑動部(10)を長手方向に案内するために設けられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の筐体。
  5. 前記ロック/滑動部(10)が板金または鋳造金属部品から製造されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の筐体。
  6. 前記ロック/滑動部(10)が、前記長手方向に連続的に間隔を空けて配置され、前記案内ピン(6)が前記長手方向に滑動するように中に挿入されるまたは挿入可能な、複数の長手方向の貫通スロット(14)を備えることを特徴とする、請求項4に記載の筐体。
  7. 前記それぞれのロック/滑動部(10)を前記筐体の外側から長手方向にシフトさせるための作動機構を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の筐体。
  8. 前記作動機構は止めねじ(28)であることを特徴としており、前記止めねじ(28)は、選択された筐体部品、すなわち前記ベースプレート(1)、前記側部プレート(2)および/または前記アクセス用フード/アクセス用蓋に、関連する前記ロック/滑動部(10)の前記滑動方向にねじ込まれ、前記止めねじ(28)の前面が、関連する前記ロック/滑動部(10)をその長手方向に押すまたは引くために前記関連するロック/滑動部(10)に係合する、請求項7に記載の筐体。
  9. 前記少なくとも1つの突出部(8b)が、選択された筐体部品、すなわち前記ベースプレート(1)、前記側壁(2)および/または前記アクセス用フード/アクセス用蓋に固定されるまたは固定可能な別体の係合手段コンポーネント(8)により設けられることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の筐体。
  10. 好ましくは板金部品である前記係合手段コンポーネント(8)が、複数の突起またはボルト状の長手方向に離間した突出部(8b)を備え、前記幾つかの突起またはボルト状の長手方向に離間した突出部(8b)は、それぞれが前記ロック/滑動部(10)上の前記少なくとも1つの戻り止め突起部(20)および/または前記少なくとも1つの傾斜部(18)と協働するため1つまたは2つの係合手段(A、B)を画定することを特徴とする、請求項9に記載の筐体。
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