JP2016533218A - 耐高圧引裂性バルーン - Google Patents

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Abstract

拡張可能な医療用バルーンは、第一曲げ弾性率を有するポリマー材料で形成された内層(12)と、第二曲げ弾性率を有する材料で形成された中間層(14)と、第三曲げ弾性率を有する材料で形成された外層(16)とを含む。内層及び外層の曲げ弾性率は3,400atm〜約5,440atm(50,000psi〜約80,000psi、345MPa〜約552MPa)であり、中間層の曲げ弾性率は約8,850atm〜約15,700atm(約130,000psi〜約230,000psi、約896MPa〜約1,586MPa)である。90°に屈曲した状態で算出されるバルーンの破裂強度は、約2,380atm(約35,000psi、約241MPa)以上である。

Description

本発明は、拡張可能な医療用バルーンの分野、特に、医療装置の送達及び拡張に用いられるものに関する。
拡張可能な医療用バルーンは、古典的バルーン拡張術(POBA)を含む様々な医療処置において、また、ステント送達のような医療装置の治療部位への送達のために用いられている。
非常に小さい管に対して処置を行う場合や、カテーテルの治療部位への移動経路が長く曲がりくねっている場合には、POBAやステント送達等のために腔内でバルーンを用いる医療処置において、要求が厳しくなる可能性がある。
体腔における屈曲部の中心等において病変が高い抵抗を生じて集中する処置において、単層及び二層のバルーンでは、局所的な応力に起因してバルーンの外面上に微細な裂傷が生じたり、破裂圧力の減少が見られたりすることがある。
末梢血管系において拡張やステント留置が行われる場合には、このような問題は一層顕著となり得る。
バルーンは、破裂時においても圧力や、最も一般的にはフープ強度によって測定される高い強度を維持しつつも、壁は薄く、比較的弾性があり、且つ予測可能な膨張特性を有することが一般に望まれているという問題がさらに存在する。
直径を容易に制御するためには非弾性であることが望ましいが、外科医が個々の病変を治療するためにバルーンの直径を変化させることができるように、弾性であることが望ましい場合もある。圧力のわずかな変化では、バルーンの直径は大きく変化しないことが望ましい。
単一のポリマー材料によって優れた特性のバランスを達成するのは困難となり得る。従って、様々なポリマーを混合したり、ポリマー層を複数にしたバルーンが長年にわたって開発されてきた。
しかしながら、優れた物理的特性のバランスを有する拡張可能な医療用バルーンのための技術は依然として必要とされている。
本発明の範囲を限定することなく、本発明のいくつかの実施形態についての要約が以下に記載される。本発明の集約的な実施形態や追加的な実施形態についてのさらなる詳細は、以下の発明の詳細な説明に見出すことができる。
一態様において、本発明はポリ(エーテル−ブロック−アミド)共重合体で形成された内層と、ポリアミドで形成された中間層と、中間層よりも低い曲げ弾性率を有するポリマー材料からなる外層とを含み、90°に屈曲した状態で算出されるバルーンの破裂強度が約35,000psi(約241MPa)以上である拡張可能な医療用バルーンに関する。
別の態様において、本発明はポリ(エーテル−ブロック−アミド)共重合体で形成された内層と、ポリアミドで形成された中間層と、中間層の曲げ弾性率よりも低い曲げ弾性率を有するポリマー材料からなる外層とを含み、公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、その柔軟性は1atm(0.1MPa)毎に約0.25%〜約0.50%の径方向の膨張率である拡張可能な医療用バルーンに関する。
別の態様において、本発明は第一曲げ弾性率を有するポリマー材料で形成された内層と、第二曲げ弾性率を有する材料で形成された中間層と、第三曲げ弾性率を有する材料で形成された外層とを含み、内層及び外層の曲げ弾性率は50,000psi〜約110,000psi(345MPa〜約758MPa)であり、中間層の曲げ弾性率は約130,000psi〜約230,000psi(約896MPa〜約1,586MPa)であり、90°に屈曲した状態で算出されるバルーンの破裂強度が約35,000psi(約241MPa)以上である拡張可能な医療用バルーンに関する。
別の態様において、本発明はポリ(エーテル−ブロック−アミド)共重合体で形成された内層と、ポリアミドで形成された中間層と、外層よりも低いデュロメータを有するポリマー材料からなる外層とを含み、90°に屈曲した状態で算出されるバルーンの破裂強度が約35,000psi(約241MPa)以上である拡張可能な医療用バルーンに関する。
以下の詳細な説明及び特許請求の範囲を参照することによって、本願のこれらの、あるいは他の態様、実施形態、及び利点が当業者に直ちに明らかとなるであろう。
ロックウェル硬さ、ショアA硬さ、及びショアD硬さのスケールによる比較を含むテーブルである。 本発明に従った三層構造を有するバルーンの長手方向の断面図である。 図2の3−3線に沿った径方向の断面図である。 本発明に従ったバルーンを備えたカテーテルアセンブリの長手方向の断面図である。 ステントが配置された拡張可能な医療用バルーンの側面図である。 90°に屈曲した状態でバルーンの破裂強度が算出されるバルーン破裂試験を示す側面図である。 90°に屈曲した状態でバルーンの破裂強度を算出した場合の、本発明に従った三層バルーンの破裂強度と、二層バルーンの破裂強度とを対比して示すグラフである。 公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、1mm毎の径方向の膨張率によって決定される本発明に従った5×20mmの三層バルーンの柔軟性と、5×20mmの二層バルーンの柔軟性とを対比して示すグラフである。 公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、1mm毎の径方向の膨張率によって決定される本発明に従った5×120mmの三層バルーンの柔軟性と、5×120mmの二層バルーンの柔軟性とを対比して示すグラフである。 公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、1mm毎の径方向の膨張率によって決定される本発明に従った6×20mmの三層バルーンの柔軟性と、6×20mmの二層バルーンの柔軟性とを対比して示すグラフである。 公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、1mm毎の径方向の膨張率によって決定される本発明に従った6×100mmの三層バルーンの柔軟性と、6×100mmの二層バルーンの柔軟性とを対比して示すグラフである。 公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、1mm毎の径方向の膨張率によって決定される本発明に従った12×20mmの三層バルーンの柔軟性と、12×20mmの二層バルーンの柔軟性とを対比して示すグラフである。 公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、1mm毎の径方向の膨張率によって決定される本発明に従った12×80mmの三層バルーンの柔軟性と、12×80mmの二層バルーンの柔軟性とを対比して示すグラフである。
本願の実施形態は様々な形態をとり得るが、本明細書では本願の特定の実施形態について詳細に説明している。この説明は本願の原理の例示であって、本願を図示された特定の実施形態に限定することを意図するものではない。
本発明は、内側の柔軟で弾性の高い層と、中間の堅硬で弾性の低い層と、外側の柔軟で弾性の高い層との少なくとも三つの層を有する拡張可能な医療用バルーンに関する。柔軟で弾性の高い内層及び外層は、引張永久歪みの低い材料で形成することが望ましい(ASTM D412参照)。内層を形成するこの引張永久歪みの低い材料は、処置が完了した後に容易に除去するための折り畳み性を向上させることができる。
内層及び外層は、約40,000psi〜約110,000psi(約276MPa〜約758MPa)、好ましくは約50,000psi〜約80,000psi(約345MPa〜約552MPa)、より好ましくは約55,000psi〜約75,000psi(約379MPa〜約517MPa)の曲げ弾性率を有するポリマー材料で形成されることが望ましい。
内層及び外層は、ショアD硬さのスケールで測定した場合に約25D〜約75Dの範囲、より好ましくは約25D〜約70Dの範囲内で、約75D未満、より好ましくは約70D未満となるデュロメータを有するポリマー材料で形成されることが望ましい。いくつかの実施形態において、この範囲は約50D〜約75Dであり、より好ましくは50D〜約70Dである。
堅硬で弾性の低い中間層は、約130,000psi〜約230,000psi(約896MPa〜約1,586MPa)、より好ましくは約130,000psi〜約210,000psi(約896MPa〜約1,448MPa)の曲げ弾性率を有するポリマー材料で形成される。
外層は、ロックウェル硬さのスケールで測定した場合に約60〜約115、より好ましくは約70〜約115、最も好ましくは約80〜約115の範囲内となるデュロメータを有することができるが、この範囲は変更可能である。ショアD硬さのスケール(ASTM D2240)に基づく外層のデュロメータは、好ましくは約75Dより大きく、より好ましくは約80Dより大きい。ショアA硬さ、ショアD硬さ、及びロックウェル硬さの比較を図1に示す。図1は、「http://www.calce.umd.edu/general/Facilities/Hardness_ad_.htm」を元に作成した。このスケールからわかるように、ナイロンのショアD硬さは80以上であり、ロックウェル硬さは約95より大きい。これらの数値は、スケールから近似される。
本明細書において有用であることがわかっているVESTAMID(登録商標)Lポリアミド12シリーズのショアD硬さは、約68〜、典型的には約74である。
PEBAX(登録商標)6333、7033、及び7233のショアD硬さは、「http://www.pebax.com/sites/pebax/en/properties/mechanical_properties1.page」に見出すことができ、以下の表1に示す。これらの測定の標準偏差は、一般に約+/−3である。これらの測定には、ASTM規格D790又はISO178が適用される。
一実施形態において、内層はポリ(エーテル−ブロック−アミド)で形成され、中間層はポリアミド又はナイロンで形成され、外層はポリ(エーテル−ブロック−アミド)で形成される。好ましい実施形態においては、外層はナイロン12であり、ラウロラクタムで形成される。ナイロン12は、VESTAMID(登録商標)L2101Fという商品名で北米のデグサヒュルスAG社から入手可能である。デグサ社の本部は、ドイツのデュッセルドルフに位置する。ナイロン12は様々なポリマーメーカーから入手可能である。Grilamid(登録商標)L25は、EMSグリボリーから市販されている別のナイロン12である。
ポリ(エーテル−ブロック−アミド)共重合体は、PEBAX(登録商標)という商品名で北米のアルケマ社から入手可能である。アルケマ社の本部はペンシルバニア州フィラデルフィアに位置する。本明細書において有用である特定のPEBAX(登録商標)の等級には、6333、7033、及び7233が含まれるが、これらに限定されない。特定の実施形態においては、内層はPEBAX(登録商標)7033で形成され、外層はPEBAX(登録商標)7233で形成される。
ポリウレタンエラストマー等の他の材料、例えばオハイオ州クリーブランドのノベオン社から入手可能なTecothane(商標)ポリウレタンは、柔軟な内層として有用であることがわかっている。特定の例として、Tecothane(商標)TT−1074Aが挙げられる。
バルーンの直径は約3mm〜約12mmの範囲にわたる。
好ましくは、内層及び中間層はバルーンの壁の厚さの約30%〜約50%を占め、外層はバルーンの壁の厚さの約20%以下、より好ましくは、バルーンの壁の厚さの約15%以下であることが望ましい。
本発明に従ったバルーンの二重壁の厚さは、約0.0015インチ〜約0.0040インチ(約0.0381mm〜約0.1016mm)、好ましくは約0.0017インチ〜約0.0037インチ(約0.0432mm〜約0.0940mm)であり、直径は約3mm〜約12mmである。
内層は、バルーンの破裂強度の少なくとも10%、いくつかの実施形態においては少なくとも20%を提供する。また、外層上に潤滑性コーティングを適用してもよい。この潤滑性コーティングは、バルーンの構造的完全性を提供するものではない。
結果として得られるバルーンにおいて、90°に屈曲した状態で算出されるバルーンの破裂強度は約35,000psi(約241MPa)より大きく、より好ましくは約40,000psi(約276MPa)より大きい。
これとは対照的に、二層バルーンにおいては、90°に屈曲した状態で算出されるバルーンの破裂強度は約35,000psi(約241MPa)未満を示す。
結果として得られるバルーンにおいて、破裂圧力は好ましくは約400psi(約27.2atm、約2.8MPa)より大きく、より好ましくは約450psi(約30.6atm、約3.1MPa)より大きく、算出される破裂強度は45,000psi(約310MPa)より大きく、より好ましくは47,500psi(約328MPa)より大きく、最も好ましくは50,000psi(約345MPa)より大きい。破裂強度は当技術分野において、フープ強度、又は径方向の引張強度と呼ばれる場合もある。
算出される破裂強度は実際にバルーンの試験中に破裂する圧力におけるものとは異なるものであり、また、異なる壁の厚さのバルーンを同じスケールで比較するため、バルーンの壁の厚さ及び直径が考慮に入れられる。
破裂強度(psi)は以下の数式を用いて算出される。
Pはバルーン破裂時の内圧(psi)であり、Dは10atm(147psi、1MPa)の圧力印加時のバルーンの外径(mm)であり、tはバルーンのより大きい外径を有する部分における壁の厚さ(mm)である。
バルーンの壁の厚さを実質的に変化させることなく微細な引裂に抵抗するための方法として、よりデュロメータが低く、柔軟で、弾性の高いポリマー材料の薄い層を二層バルーンの外側に追加することによって、破裂強度が向上される。
結果として得られるバルーンは、一般に約8atm〜約14atm(約0.8MPa〜約1.4MPa)の範囲である公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、mm単位のバルーンの径方向の膨張率に基づくと、実質的に同じ柔軟性を示す。
本発明に従ったバルーンは、約10atm(約1MPa)の公称圧力から約15atm〜約30atm(約1.5MPa〜約3MPa)の定格破裂圧力までの範囲内、より好ましくは18atm〜約24atm(約1.8MPa〜約2.4MPa)の範囲内において、1atm(0.1MPa)毎に約0.50%以下、好ましくは約0.25%〜約0.50%、より好ましくは約0.28%〜約0.50%の径方向の膨張率である柔軟性を示し、以下の例においてより詳細に説明される。
バルーンは、当技術分野で公知の任意の適切な方法を用いて形成することができる。いくつかの実施形態において、この方法は好ましくは、管状のパリソンを形成する工程と、管状のパリソンを延伸させる工程と、バルーンのパリソンをバルーン鋳型内に配置する工程と、管状のパリソンをバルーン鋳型内で径方向に拡張させることによってバルーンを形成する工程とを含む。バルーンはその後、ヒートセットされる。延伸工程及び径方向への拡張工程を介して形成されるバルーンについては、米国特許第5,913,861号、米国特許第5,643,279号、及び米国特許第5,948,345号や、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第6,946,092号、及び米国特許第7,101,597号に開示されており、これらの文献はそれぞれ、本明細書においてその全体が参考として取り入れられる。
管状のパリソンは、共押出技術を用いて形成することができる。管状のパリソンは、柔軟な内層と、堅硬な中間層と、別の柔軟な外層とを含む少なくとも三つの層を有する。
あるいは、柔軟でより可撓性の高い内層及び外層は、バルーンパリソンの上にコーティングするか、バルーンパリソンから形成された後にバルーン自体の上にコーティングすることによって形成することもできる。
コーティングは、溶媒、又は溶媒の混合物によって適用することができる。コーティングは例えば、管状のパリソンやバルーン内に注入することができる。
いくつかの実施形態において、バルーンの腰部は単一の層で形成することが望ましい場合がある。この場合、腰部を挿入管でマスクしたり、コーティングの適用後にそのコーティングを除去したりすることができる。
管状のパリソンは、4.0X未満の延伸率で軸線方向(長手方向)に延伸されることが望ましい(ここで、Xは管状のパリソンの開始時の長さとする)。特定の実施形態において、方法はバルーンパリソンを3.50Xの延伸率で延伸させる工程を含む(ここで、Xは管状のパリソンの開始時の長さとする)。
これよりかなり高い延伸率、例えば4.25という延伸率の場合、バルーンの破裂圧力は20%以上低下し、これに対応して算出される破裂強度は10%以上低下した。
バルーンはその後、鋳型を含む任意の適切な技術を用いて管状のパリソンから形成することができる。鋳型技術を用いた場合、管状のパリソンを鋳型内に配置し、径方向に拡張させることができる。成形圧力は約400psi〜約600psi(約2.8MPa〜約4.1MPa)の間とすることができる。
好ましくは、バルーンは約150℃以下の温度でヒートセットされる。いくつかの実施形態においては、ヒートセット温度は約125℃以下である。特定の実施形態において、バルーンは120℃でヒートセットされる。ヒートセット温度をこれよりかなり高くすると、最終的なバルーンの破裂強度に負の影響を及ぼすことがわかっている。例えば、ヒートセット温度を140℃とすると、120℃で形成された同様のバルーンと比較して破裂圧力は15%以上減少し、これに対応して破裂強度は10%以上減少することがわかった。
ここで図面に戻ると、図2は本発明に従ったバルーン10の長手方向の断面を示す。バルーン10は本発明に従って、内層12、中間層14、及び外層16の三層で示される。図3は、図2の3−3線に沿った径方向の断面図である。
バルーンは、潤滑性コーティング(図示なし)をさらに含んでもよい。潤滑性コーティングは、バルーン腰部18、20、バルーン円錐部19、21、バルーン本体部23、又はその任意の部分に適用することができる。潤滑性コーティングは、好ましくは約0.1ミクロン〜約5.0ミクロン、より好ましくは約0.5ミクロン〜約2.0ミクロンの厚さで適用される。
潤滑性コーティングにおいては、任意の適切な潤滑性材料を使用することができる。このような潤滑性コーティングは、当技術分野において公知である。潤滑性コーティングにおいて利用可能な材料の例には、熱可塑性材料及び熱硬化性材料の両方が含まれる。潤滑性ポリマーは、疎水性又は親水性の何れかの性質を示し得る。一般に親水性の材料の方が生体適合性があるため、好ましい場合が多い。潤滑性コーティングについては、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第5,509,899号に開示されており、この文献は本明細書においてその全体が参考として取り入れられる。
また、相互侵入高分子網目を利用することもできる。この材料については、例えば本発明の譲受人に譲渡された米国特許第5,693,034号に記載されており、この文献は本明細書においてその全体が参考として取り入れられる。
治療薬の送達を制御するためのコーティングを追加することもできる。
図4は本発明に従ったバルーン10を備えたカテーテルアセンブリ30の長手方向の断面を示す。カテーテルアセンブリ30は、内側シャフト22及び外側シャフト24を有する二重管腔カテーテルである。内側シャフト22は、ガイドワイヤ管腔26を画定する内面25を有する。ガイドワイヤ28は、管腔26内に配置されて示される。
バルーン10の近位腰部18は外側シャフト24の遠位端の周りに位置し、バルーン10の遠位腰部20は内側シャフト22の遠位端の周りに位置する。
このアセンブリは、図5に示すように、バルーン10の周りにステント40をさらに配置することができる。ステントの送達を伴う処置の場合、潤滑性コーティングは、腰部18、20、円錐部19、21、又は腰部及び円錐部を組み合わせた部分にのみ適用することが望ましい場合がある。
血管形成術(PTCA)、ステント等の医療装置の送達(SDS)、泌尿生殖器系処置、胆管系処置、神経系処置、末梢血管系処置、腎臓系処置等を含むがこれらに限定されない様々な医療処置の何れにおいても、本明細書に記載されたバルーンを利用することができる。
以下の非限定的な実施例は、本発明のいくつかの態様をさらに示す。
実施例
PEBAX(登録商標)7233(内層)、VESTAMID(登録商標)L2101F(中間層)、及びPEBAX(登録商標)7033(外層)は、内径0.04810インチ(1.2217mm)、外径0.08970インチ(2.2784mm)の管内に軸線方向に共押出された。PEBAX(登録商標)7233からなる内層の壁の厚さは0.0077インチ(0.1956mm)であり、VESTAMID(登録商標)L2101Fからなる中間層の壁の厚さは0.0112インチ(0.2845mm)であり、PEBAX(登録商標)7033からなる外層の壁の厚さは0.0019インチ(0.0483mm)であった。各層の断面における比率はおおよそ、内層が40%、中間層が50%、外層が10%であった。
50mm/秒の速度、45℃の温度、400psi(2.8MPa)の内圧、及び3.50の延伸率で管を延伸した。延伸された管は(内径)0.1260インチ(3.2004mm)のバルーン鋳型内に挿入され、95℃でバルーンが形成され、120℃、1分間の条件での形成直後にヒートセットされた。バルーンの成形圧力は500psi(3.4MPa)であった。
90°に屈曲した状態の三層バルーン(図6参照)の平均バルーン破裂圧力は、0.00340インチ(0.0864mm)の二重壁の厚さにおいて458.5psi(31.2atm、3.2MPa)であった一方、同様の内層及び中間層を有するが外層は有しない二層で形成されたバルーンの平均バルーン破裂圧力は、90°に屈曲した状態において約300psi(20.4atm、2.1MPa)であった。
破裂強度(psi)は以下の数式を用いて算出された。
Pはバルーン破裂時の内圧(psi)であり、Dは10atm(147psi、1MPa)の破裂圧力印加時のバルーンの外径(mm)であり、tはバルーンのより大きい外径を有する部分における壁の厚さである。
三層バルーンについて算出された破裂強度は42,881psi(296MPa)であった一方、二層バルーンについて算出された破裂強度は30,190psi(208MPa)であった。
この例は、図7に示される。
図8A〜10Bのように様々なサイズのバルーンについて、公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、mm単位の径方向の膨張率に基づくと、三層バルーンの柔軟性は二層バルーンの柔軟性と実質的に同じである。バルーンの柔軟性は、公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、1atm(0.1MPa)毎に約0.50%以下、好ましくは約0.25%〜約0.50%、より好ましくは約0.28%〜約0.50%の径方向の膨張率である。
本明細書で触れられた全ての米国特許文献及び米国特許出願公開を含む全ての刊行物は、本明細書においてその全体が参考として取り入れられる。本明細書で触れられた任意の同時係属中の特許出願もまた、本明細書においてその全体が参考として取り入れられる。本明細書における参考文献についての引用や考察は、これらが従来技術であると認められるというように解釈してはならない。
本明細書における説明は、特定の実施形態の態様についての一例として記載された特定の実施形態にその範囲を限定するものではない。本明細書に記載された方法、組成物、及び装置は、本明細書に記載された任意の特徴のみを、あるいは本明細書に記載された他の任意の特徴との組み合わせを含むことができる。実際、通常の実験を行うだけで、本明細書に図示して説明したものに加えて、様々な改変が前述の説明及び添付の図面から当業者に明らかとなるであろう。このような改変及び均等物は、添付の特許請求の範囲に含まれることを意図する。

Claims (15)

  1. ポリ(エーテル−ブロック−アミド)共重合体で形成された内層と、
    ポリアミドで形成された中間層と、
    前記中間層よりも低い曲げ弾性率を有するポリマー材料からなる外層とを含み、
    90°に屈曲した状態で算出されるバルーンの破裂強度が約35,000psi(約241MPa)以上である拡張可能な医療用のバルーン。
  2. 請求項1に記載の拡張可能な医療用のバルーンにおいて、90°に屈曲した状態で算出される前記バルーンの破裂強度が約40,000psi(約276MPa)以上である拡張可能な医療用のバルーン。
  3. 請求項1又は2に記載の拡張可能な医療用のバルーンにおいて、前記バルーンの柔軟性は、ポリ(エーテル−ブロック−アミド)で形成された内層と、ポリアミドで形成された外層とのみからなるバルーンの柔軟性と実質的に同じである拡張可能な医療用のバルーン。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の拡張可能な医療用のバルーンにおいて、前記バルーンの柔軟性は、1atm(0.1MPa)毎の径方向の膨張率が約0.50%以下である拡張可能な医療用のバルーン。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の拡張可能な医療用のバルーンにおいて、前記バルーンの柔軟性は、公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、1atm(0.1MPa)毎の径方向の膨張率が約0.25%〜約0.50%である拡張可能な医療用のバルーン。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のバルーンにおいて、前記外層は、ポリ(エーテル−ブロック−アミド)からなるバルーン。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のバルーンにおいて、前記内層及び前記外層の曲げ弾性率は約50,000psi〜約110,000psi(約345MPa〜約758MPa)であるバルーン。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のバルーンにおいて、前記内層及び前記外層の曲げ弾性率は約55,000psi〜約75,000psi(約379MPa〜約517MPa)であるバルーン。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載のバルーンにおいて、前記中間層の曲げ弾性率は約130,000psi〜約230,000psi(約896MPa〜約1,586MPa)であるバルーン。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載の拡張可能な医療用のバルーンにおいて、前記内層及び前記外層のデュロメータは、ショアD硬さのスケールにおいて約25D〜約75Dである拡張可能な医療用のバルーン。
  11. 請求項1〜10の何れか一項に記載の拡張可能な医療用のバルーンにおいて、前記中間層のデュロメータは、ロックウェル硬さのスケールにおいて約60〜約115である拡張可能な医療用のバルーン。
  12. 第一曲げ弾性率を有するポリマー材料で形成された内層と、
    第二曲げ弾性率を有する材料で形成された中間層と、
    第三曲げ弾性率を有する材料で形成された外層とを含み、
    前記内層及び前記外層の曲げ弾性率が50,000psi〜約110,000psi(345MPa〜約758MPa)であり、前記中間層の曲げ弾性率が約130,000psi〜約230,000psi(約896MPa〜約1,586MPa)であり、90°に屈曲した状態で算出されるバルーンの破裂強度が約35,000psi(約241MPa)以上である拡張可能な医療用のバルーン。
  13. 請求項12に記載の拡張可能な医療用のバルーンにおいて、前記バルーンの柔軟性は、公称圧力から定格破裂圧力までの範囲内において、1atm(0.1MPa)毎の径方向の膨張率が約0.25%〜約0.50%である拡張可能な医療用のバルーン。
  14. 請求項12又は13に記載の拡張可能な医療用のバルーンにおいて、90°に屈曲した状態で算出される前記バルーンの破裂強度が約40,000psi(約276MPa)より大きい拡張可能な医療用のバルーン。
  15. 請求項12〜14の何れか一項に記載の拡張可能な医療用のバルーンにおいて、前記内層及び前記外層はポリ(エーテル−ブロック−アミド)で形成され、前記内層はナイロン12で形成される拡張可能な医療用のバルーン。
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