JP2016531935A - アルカノールの製造方法 - Google Patents

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Abstract

本出願は熱回収装置および方法に関するもので、本出願に係る熱回収装置によれば、回分式反応器で非連続的に発生する熱を回収することができ、また、熱交換された熱交換媒体を蓄熱装置に供給することによって、必要に応じて多様な種類および多量のスチームを生成することができ、生成した前記スチームを多様な産業分野に適用することができる。

Description

本出願は、アルカノールの製造方法及び製造装置に関する。
n−ブタノール(n−butanol)のようなアルカノールは、化学産業において溶媒及び中間体として多様な用途に用いられている。例えば、n−ブタノールは、溶剤、酢酸ブチル、医薬品、香料、可塑剤、安定剤の原料として使用されている。
前記アルカノールの製造において、工程条件及び製造コストなどの問題は、非常に重要な課題として残っている。例えば、従来のアルカノールの製造工程では、高温及び高圧の水素気体を使用してアルデヒド基を還元させる水素化工程が要求され、これによって、高費用の工程設備が必要であり、且つ、工程上の安定性にも問題点が存在した。
したがって、より安定的であり、工程投資費用を低減することができる前記アルカノールの製造工程が要求されている。また、前記アルカノールが多様な産業分野において使用されるために、大量生産が可能な工程が要求される。
本出願は、アルカノールの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
本出願は、アルカノールの製造方法に関する。例示的な本出願の前記製造方法によれば、高圧の水素気体を使用する既存の方式に比べて簡単な工程によって経済的且つ安定的にアルカノールを製造することができる。1つの例示で、本出願の製造方法では、特定触媒を使用することによって、水素生成反応及びアルカノールの生産工程を同時に行うことができる。例えば、前記製造方法では、イソプロピルアルコールとシクロヘキサノールなどの2級アルコールがラネーニッケル触媒の下でそれぞれアセトンと水素に、シクロヘキサノンと水素に分解されながら水素を生成し、前記生成した水素がn−ブチルアルデヒドのアルデヒド基を還元してn−ブタノールを製造することができるので、従来高圧の水素気体を使用することによって惹起された工程上の危険性などの問題点を改善することができ、経済的にn−ブタノールを製造することができる。
本出願のアルカノールの製造方法は、下記化学式1の化合物及び下記化学式2の化合物を反応させる反応段階を含む。
Figure 2016531935
Figure 2016531935
前記化学式1で、Rは、炭素数1〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキル基を示すか、または炭素数1〜12のアルケニルを示す。例えば、前記Rは、炭素数1〜10、炭素数1〜8、炭素数1〜6または炭素数1〜4のアルキル基を示すか、または炭素数1〜10、炭素数1〜8、炭素数1〜6または炭素数1〜4のアルケニルを示し、1つの例示で、前記Rは、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基またはビニル基であることができるが、これに制限されるものではない。
前記化学式2で、R、R及びRは、それぞれ独立に、水素、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜24のアリール基であり、前記R、R及びRのうち少なくとも1つは、水素である。例えば、前記Rが水素の場合、前記R及びRは、それぞれ独立に、水素、炭素数1〜12、例えば、炭素数1〜10、炭素数1〜8、炭素数1〜6、炭素数1〜4のアルキル基であるかまたは炭素数6〜24、例えば、炭素数6〜18、炭素数6〜12のアリール基であることができ、前記Rが水素の場合、前記R及びRは、水素、炭素数1〜12、例えば、炭素数1〜10、炭素数1〜8、炭素数1〜6、炭素数1〜4のアルキル基であるか、または炭素数6〜24、例えば、炭素数6〜18、炭素数6〜12のアリール基であることができる。また、Rが水素の場合、前記R及びRは、水素、炭素数1〜12、例えば、炭素数1〜10、炭素数1〜8、炭素数1〜6、炭素数1〜4のアルキル基であるかまたは炭素数6〜24、例えば、炭素数6〜18、炭素数6〜12のアリール基であることができる。前記でアルキル基は、直鎖状、分岐状または環状のアルキル基であることができ、特に制限されるものではない。
1つの例示で、R及びRは、それぞれ独立に、水素、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜24のアリール基を示し、この場合、前記R及びRのうち少なくとも1つは、水素であり、Rは、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜24のアリール基であることができる。例えば、前記Rが水素の場合、前記Rは、水素、炭素数1〜12、例えば、炭素数1〜10、炭素数1〜8、炭素数1〜6、炭素数1〜4のアルキル基であるかまたは炭素数6〜24、例えば、炭素数6〜18、炭素数6〜12のアリール基であることができ、前記Rが水素の場合、前記Rは、水素、炭素数1〜12、例えば、炭素数1〜10、炭素数1〜8、炭素数1〜6、炭素数1〜4のアルキル基であるかまたは炭素数6〜24、例えば、炭素数6〜18、炭素数6〜12のアリール基であることができる。前記炭素数1〜12のアルキル基は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基であることができ、前記炭素数6〜24のアリール基は、例えば、フェニル基、トリル基、キシリル基またはナフチル基であることができるが、これに制限されるものではない。これによって、前記化学式2の化合物は、メタノール、1級アルコールまたは2級アルコールであることができ、例えば、1級アルコールまたは2級アルコール、好ましくは、2級アルコールであることができる。前記R〜Rがいずれもアルキル基である場合、前記化学式2の化合物は、3級アルコールであり、前記3級アルコールは、金属触媒の存在の下で水素を生成することができない。前記反応段階は、金属触媒の存在の下で行われることができる。前記金属触媒は、前記化学式2の化合物を分解して水素を生成する脱水素化反応及び前記生成した水素を使用したアルデヒドの還元反応の反応速度及び反応効率を高めるために、本出願の製造方法で使用される。
1つの例示で、前記金属触媒は、銅、コバルト、モリブデン、ニッケル、ニッケル−アルミニウム合金、ニッケル−モリブデン合金、ラネーコバルト、ラネーニッケル、及び亜鉛−クロム合金よりなる群から選択された1種以上であることができ、好ましくは、ラネーニッケルであることができる
前記ラネーニッケル触媒は、特に、2級アルコールに対して基質特異性(substrate specificity)または触媒特異性(catalytic specificity)に優れている。前記「基質特異性」または「触媒特異性」は、特定の化合物に対する触媒活性の効果を意味する。例えば、アルカノールの製造方法において化学式2の化合物として2級アルコールを使用し、前記金属触媒としてラネーニッケルを使用する場合、前記化学式2の化合物の脱水素化反応及び前記化学式1の化合物の還元反応を促進させる効果を極大化することができ、高い転換率でアルカノールを製造することができる。
前記化学式1の化合物は、前記化学式1を満足するものであれば、特に制限されるものではなく、例えば、前記化学式1でRは、炭素数2〜6のアルキル基または炭素数4〜10のアルケニルであることができる。前記化学式1の化合物は、例えば、n−ブチルアルデヒドまたは2−エチル−2−ヘキセナール(2−ethyl−2−hexenal)であることができる。
前記化学式2の化合物は、前記化学式2を満足するものであれば、特に制限されるものではなく、例えば、1級アルコール(primary alcohol)または2級アルコール(secondary alcohol)、好ましくは、2級アルコールであることができる。3級アルコール(tertiary alcohol)を使用する場合には、前述したように、前記3級アルコールは、分子構造上、金属触媒の存在の下で化学式1の化合物をアルカノールに還元させるための水素を生成することができない。また、1級アルコールの場合、触媒の存在の下で水素を生成することはできるが、1級アルコールが水素を生成する場合、前記化学式1のようなアルデヒド化合物に転換され、前記アルデヒド化合物は、さらに水素を受けて還元され、1級アルコールになるので、化学式1の化合物に水素を提供しにくいことがある。しかし、2級アルコールの場合、金属触媒、特にラネーニッケル触媒の存在の下で水素を生成し、ケトン化合物に転換され、前記ケトン化合物は、ラネーニッケル触媒の存在の下で、水素によって還元されないので、前記化学式1の化合物が還元されるのに十分な水素を提供することができる。したがって、前記化学式2の化合物として2級アルコールを使用する場合に、高い効率でアルカノールを製造することができる。
1つの例示で、前記2級アルコールは、下記化学式3の化合物であることができる。
Figure 2016531935
前記化学式3で、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜24のアリール基を示すか、または前記R及びRは、一緒に炭素数3〜16のシクロアルキル基を形成することができる。1つの例示で、前記R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1〜10、炭素数1〜8、炭素数1〜6または炭素数1〜4のアルキル基を示すか、または炭素数6〜24、炭素数6〜18または炭素数6〜12のアリール基を示すことができ、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、フェニル基、トリル基、キシリル基またはナフチル基であることができるが、これに制限されるものではない。また、R及びRは、一緒に炭素数3〜16のシクロアルキル基、例えば、炭素数4〜12または炭素数5〜8のシクロアルキル基を形成することができ、例えば、シクロヘキシル基を形成することができる。
1つの例示で、前記化学式3の化合物は、イソプロピルアルコール、2−ブタノール、2−ペンタノール、2−ヘキサノール、2−ヘプタノール、グリセロール、3−メチル−2−ブタノール、α−フェニルエタノール、ジフェニルメタノール、3−ペンタノール、3、3−ジメチル−2−ブタノール、4−フェニル−2−ブタノール、1、2、3、4−テトラヒドロ−1−ナフトール及びシクロヘキサノールよりなる群から選択された1種以上の化合物を含むことができ、好ましくは、イソプロピルアルコール、及び/またはシクロヘキサノールを含むことができる。
本出願の製造方法の一具体例において、前記反応段階は、化学式2の化合物が金属触媒、特に、ラネーニッケル触媒の存在の下で脱水素化される脱水素化段階を含むことができ、前記脱水素化段階は、前記化学式2の化合物がラネーニッケル触媒の存在の下でケトン化合物及び水素に分解されることを含むことができる。
前記で用語「脱水素化」は、水素を含む化合物が分解されて水素が生成される反応を意味し、例えば、前記脱水素化段階では、化学式2の化合物である2級アルコールが金属触媒の存在の下でケトン化合物及び水素に分解されることを意味することができる。
1つの例示で、前記脱水素化される段階で形成されるケトン化合物は、アセトン、シクロヘキサノン、ブタノン、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、2−ヘプタノン、ジヒドロキシアセトン、メチルイソプロピルケトン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、3−ペンタノン、3、3−ジメチル−2−ブタノン、4−フェニル−2−ブタノン及びテトラロンよりなる群から選択された1種以上の化合物を含むことができ、前記化学式2の化合物がイソプロピルアルコール及び/またはシクロヘキサノールである場合、前記ケトン化合物は、アセトン及び/またはシクロヘキサノンであることができる。
本出願の製造方法は、前記化学式2の化合物から分解された水素が化学式1の化合物を還元させる還元段階をさらに含むことができる。前記還元段階は、前記反応段階の脱水素化段階で前記化学式2の化合物から分解された水素が化学式1の化合物の還元反応を誘導し、前記化学式1の化合物を還元する段階であり、これによって、前記化学式1の化合物が還元されることによってアルカノールが生成され得る。前記還元段階は、前述した反応段階後にまたは前記反応段階と同時に進行されることができ、また、前記脱水素化段階後にまたは前記脱水素化段階と同時に進行され得る。前述したように、前記脱水素化段階及び還元段階は、いずれも、金属触媒、特にラネーニッケル触媒の下で行われることができる、この場合、前記金属触媒は、脱水素化段階で前記化学式2の化合物をケトン化合物及び水素に分解して水素の生成を促進させ、前記化学式2の化合物から分解された水素が前記化学式1の化合物を還元させる反応を促進させることができる。また、前記金属触媒を使用することによって、水素の生成反応及びアルカノールの製造工程を同時に行うことができるので、工程の経済性及び安定性を向上させることができる。
前記金属触媒は、化学式1の化合物100重量部に対して50〜500重量部、例えば100〜450重量部、200〜400重量部または250〜350重量部の含量で存在することができる。前記金属触媒が前記範囲の含量で存在する場合、優れた効率でアルカノールの製造が可能である。例えば、前記金属触媒が化学式1の化合物100重量部に対して50重量部未満で存在する場合には、触媒活性程度が低いため、反応が遅くなるか、転換率または選択度が低くなることがある。一方、前記金属触媒が化学式1の化合物100重量部に対して500重量部を超過して存在する場合には、触媒の含量が増加して、反応後の精製工程が難しいだけでなく、触媒の含量に比べて触媒活性の効率が高くない短所がある。
1つの例示で、前記製造方法に使用される2級アルコールは、化学式1の化合物100重量部に対して100〜2000重量部、例えば300〜1800重量部、500〜1600重量部、700〜1400重量部、900〜1200重量部または1000〜1100重量部を含んで反応させることができる。前記2級アルコールの反応量が100重量部未満である場合、水素が充分に提供され得ないため、製造されるn−ブタノールの収率が減少することができ、2000重量部を超過する場合、過度な使用量に起因してコストが上昇し、精製が難しい問題が発生し得る。
本出願の他の具体例で、アルカノールの製造方法は、前記化学式1の化合物及び化学式2の化合物を有機溶媒に溶解させた状態で行うことができる。前記のように、化学式1の化合物及び化学式2の化合物に有機溶媒をさらに含むことによって、反応物である化学式1の化合物及び化学式2の化合物を容易に混合することができ、化学式2の化合物の濃度を最適に維持して、反応効率をさらに向上させることができる。
1つの例示で、前記有機溶媒としては、アルコール系化合物、芳香族系化合物、炭化水素系化合物、ヘテロ環化合物、エーテル系化合物を使用することができる。例えば、前記アルコール系化合物としては、炭素数1〜12の1級アルコールが例示されることができ、前記芳香族系化合物としては、ベンゼン、トルエンまたはキシレンが例示されることができ、前記ヘテロ環化合物としては、テトラヒドロフラン、1、4−ジオキサンなどを例示でき、前記エーテル系化合物としては、ジエチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテルなどを例示できる。
本出願のアルカノールの製造方法において、化学式1の化合物及び化学式2の化合物を反応させる反応段階は、50〜150℃、例えば60〜120℃、65〜100℃、70〜90℃または75〜85℃の温度で行われることができる。これによって、前記のような範囲に工程温度を調節することによって、化学式1の化合物及び化学式2の化合物の反応段階で高い反応効率を得ることができる。例えば、前記反応段階が50℃未満で行われる場合には、化学式1の化合物及び化学式2の化合物が充分に反応しないことによって、反応の効果が大きく低下するか、または生成されるアルカノールの量が減少し得る。また、前記反応温度が100℃を超過すれば、不要な副反応が過度に起きることによって、アルカノールへの転換率または選択度が大きく低下する短所がある。
本出願の製造方法では、金属触媒、特に、ラネーニッケル触媒の存在の下で、2級アルコール、特に、イソプロピルアルコール及び/またはシクロヘキサノールが脱水素化されて分解された水素によってn−ブチルアルデヒドなどのアルデヒド化合物をn−ブタノールなどのアルカノールに還元することができるので、従来の方法のように、高圧の水素気体を反応物質として別に含まないため、反応工程の危険性が低く、生産工程設備を単純化することができる。また、本発明の製造方法によれば、工程の経済性を向上させることができるので、n−ブタノールの大量生産を可能にすることができる。
また、本出願は、前記製造方法に使用されるためのアルカノールの製造装置に関する。
本出願のアルカノールの製造装置は、反応器及び反応物供給装置を含むことができる。1つの例示で、前記反応器には、金属触媒が充填されており、前記反応物供給装置は、前記反応器に下記化学式1の化合物及び下記化学式2の化合物を供給する装置であることができる。
Figure 2016531935
Figure 2016531935
前記化学式1及び2で、Rは、炭素数1〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキル基を示すか、または炭素数1〜12のアルケニルを示し、R、R及びRは、それぞれ独立に、水素、炭素数1〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキル基または炭素数6〜24のアリール基であり、前記R、R及びRのうち少なくとも1つは、水素である。前記化学式1及び化学式2に関する具体的な説明は、前記製造方法で説明したものと同様なので省略する。
1つの例示で、前記反応器は、前記化学式1の化合物及び化学式2の化合物を反応させるための装置であって、前記反応器としては、化学式1の化合物及び化学式2の化合物が流入され得る。また、前記反応器の内部は、金属触媒が充填されており、前記化学式1の化合物及び化学式2の化合物が反応を起こすための適切な条件に維持され得る。前記製造装置に含まれる反応器の形態は、化合物の合成などに通常的に使用されるものであれば、特に限定されず、反応条件、反応物及び生成物の量を考慮して反応器のサイズ、形態及び種類を決定して使用することができ、例えば、凝結器及び撹拌器が設置された3口フラスコを使用することができる。
本出願のアルカノール製造装置の一具体例で、前記反応物供給装置を介して前記化学式1の化合物及び前記化学式2の化合物が前記反応器に供給され、前記反応器には、金属触媒が充填されていてもよい。
この場合、前記化学式1の化合物及び前記化学式2の化合物は、前記金属触媒の存在の下に反応することができ、前記化学式2の化合物は、脱水素化され、ケトン化合物及び水素に分解され得る。また、前記化学式2の化合物から分解された水素が前記化学式1の化合物を還元させることによってアルカノールを製造することができる。1つの例示で、前記反応器に充填されている金属触媒は、ラネーニッケルであることができ、この場合、前記化学式1の化合物及び前記化学式2の化合物の反応段階で脱水素化反応及び還元反応が良好に起こるので、高い転換率でアルカノールを製造することができる。これに関する詳しい説明は、前述したアルカノールの製造方法で説明したものと同様なので省略する。
1つの例示で、前記化学式1の化合物は、前記化学式1を満足するものであれば、特に制限されるものではなく、例えば、前記化学式1で、Rは、炭素数2〜6のアルキル基または炭素数4〜10のアルケニルであることができ、好ましくは、n−ブチルアルデヒドまたは2−エチル−2−ヘキセナールであることができる。
また、前記化学式2の化合物は、前記化学式2を満足するものであれば、特に制限されるものではなく、例えば、2級アルコールであることができる。1つの例示で、前記2級アルコールは、下記化学式3の化合物であることができる。
Figure 2016531935
前記化学式3で、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜24のアリール基を示すか、または前記R及びRは、一緒に炭素数3〜16のシクロアルキル基を形成することができる。前記化学式3に関する具体的な説明は、前記製造方法で説明したものと同様なので省略する。
1つの例示で、前記化学式3の化合物は、イソプロピルアルコール、2−ブタノール、2−ペンタノール、2−ヘキサノール、2−ヘプタノール、グリセロール、3−メチル−2−ブタノール、α−フェニルエタノール、ジフェニルメタノール、3−ペンタノール、3、3−ジメチル−2−ブタノール、4−フェニル−2−ブタノール、1、2、3、4−テトラヒドロ−1−ナフトール及びシクロヘキサノールよりなる群から選択された1種以上の化合物を含むことができ、好ましくは、イソプロピルアルコール及び/またはシクロヘキサノールを含むことができる。
本出願の製造方法及び装置によれば、高い転換率で高純度のn−ブタノールを製造することができ、高圧の水素気体を反応物質として使用しないので、工程の経済性及び安定性を向上させることができる。
本出願に係る製造方法及び製造装置によれば、製造工程の経済性及び安定性を向上させることができ、アルカノールの大量生産が可能である。
以下、本発明による実施例及び本発明によらない比較例を通じて本発明を詳しく説明するが、本発明の範囲が下記提示された実施例によって制限されるものではない。
実施例1
凝結器と撹拌器を設置した100mLの3口フラスコに2.0gのn−ブチルアルデヒド、イソプロピルアルコール39.3g、ラネーニッケル6.0gを入れ、フラスコの内部温度を80℃に昇温させ、3時間反応させた。反応後、生成した混合物をGCで分析した結果、転換率は100%であり、アセトン3%、イソプロピルアルコール74%及びn−ブタノール23%(GC%area)で構成されることを確認した。
実施例2
凝結器と撹拌器を設置した100mLの3口フラスコに2.0gのn−ブチルアルデヒド、シクロヘキサノール48.1g、ラネーニッケル6.0gを入れ、フラスコの内部温度を86℃に昇温させ、3時間反応させた。前記反応後、生成した生成物及びフラスコの内部に残存する反応物の混合物をGCで分析した結果、転換率は、100%であり、n−ブタノール2%、シクロヘキサノール97%及びシクロヘキサノン1%(GC%area)で構成されることを確認した。
実施例3
凝結器と撹拌器を設置した100mLの3口フラスコに2.0gのn−ブチルアルデヒド、イソプロピルアルコール39.3g、シクロヘキサノール24.1g、ラネーニッケル6.0gを入れ、フラスコの内部温度を75℃に昇温させ、3.5時間反応させた。前記反応後、生成した生成物及びフラスコの内部に残存する反応物の混合物をGCで分析した結果、転換率は、100%であり、アセトン2%、イソプロピルアルコール56%、n−ブタノール2%、シクロヘキサノール39%及びシクロヘキサノン1%(GC%area)で構成されることを確認した。
実施例4
凝結器と撹拌器を設置した100mLの3口フラスコに2.0gのn−ブチルアルデヒド、トルエン21.8g、イソプロピルアルコール19.7g、ラネーニッケル6.0gを入れ、フラスコの内部温度を74℃に昇温させ、3.5時間反応させた。前記反応後、生成した生成物及びフラスコの内部に残存する反応物の混合物をGCで分析した結果、転換率は、100%であり、アセトン1%、イソプロピルアルコール27%、n−ブタノール3%及びトルエン69%(GC%area)で構成されることを確認した。
実施例5
凝結器と撹拌器を設置した100mLの3口フラスコに2.0gのn−ブチルアルデヒド、トルエン43.5g、シクロヘキサノール24.1g、ラネーニッケル6.0gを入れ、フラスコの内部温度を100℃に昇温させ、3時間反応させた。前記反応後、生成した生成物及びフラスコの内部に残存する反応物の混合物をGCで分析した結果、転換率は、100%であり、n−ブタノール1%、トルエン76%、シクロヘキサノール22%及びシクロヘキサノン1%(GC%area)で構成されることを確認した。
実施例6
凝結器と撹拌器を設置した100mLの3口フラスコに2.0gのn−ブチルアルデヒド、トルエン26.1g、イソプロピルアルコール7.9g、シクロヘキサノール9.6g、ラネーニッケル6.0gを入れて、フラスコの内部温度を79℃に昇温させ、4時間反応させた。前記反応後、生成した生成物及びフラスコの内部に残存する反応物の混合物をGCで分析した結果、転換率は、100%であり、アセトン及びイソプロピルアルコール6%、n−ブタノール3%、トルエン67%、シクロヘキサノール23%及びシクロヘキサノン1%(GC%area)で構成されることを確認した。
実施例7
凝結器と撹拌器を設置した100mLの3口フラスコに2.0gの2−エチル−2−ヘキセナール、イソプロピルアルコール39.3g、ラネーニッケル6.0gを入れ、フラスコの内部温度を80℃に昇温させ、2時間反応させた。前記反応後、生成した生成物及びフラスコの内部に残存する反応物の混合物をGCで分析した結果、転換率は、100%であり、アセトン2%、イソプロピルアルコール71%、2−エチルヘキサノール27%(GC%area)で構成されることを確認した。
比較例1
凝結器と撹拌器を設置した100mLの3口フラスコに2.0gのn−ブチルアルデヒド、イソプロピルアルコール39.3g、Pd/C(palladium on carbon)触媒0.50gを入れ、フラスコの内部温度を76℃に昇温させ、4時間反応させた。前記反応後、生成した生成物及びフラスコの内部に残存する反応物の混合物をGCで分析した結果、n−ブタノールの生成は観察することができなかった。
比較例2
凝結器と撹拌器を設置した100mLの3口フラスコに2.0gのn−ブチルアルデヒド、イソプロピルアルコール19.7g、Ni/SiO−Al触媒0.50gを入れ、フラスコの内部温度を76℃に昇温させ、3.5時間反応させた。前記反応後、生成した生成物及びフラスコの内部に残存する反応物の混合物をGCで分析した結果、n−ブタノールの生成は観察することができなかった。
本出願の実施例によるn−ブタノールの製造方法によれば、約70〜100℃の反応条件で高圧の水素気体を反応物質として使用せず、n−ブタノールを生成させることができ、特に、実施例1のように、工程の温度及び化合物の含量を適切に調節する場合、非常に高い転換率でn−ブタノールを製造することができることを確認することができる。
一方、比較例1及び2のように、ラネーニッケル触媒ではない触媒を使用する場合には、n−ブタノールが生成されないことを確認することができる。

Claims (21)

  1. 下記化学式1の化合物を金属触媒の存在の下で下記化学式2の化合物と反応させる反応段階を含むアルカノールの製造方法:
    Figure 2016531935
    化学式1及び2で、Rは、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数1〜12のアルケニルであり、R、R及びRは、それぞれ独立に、水素、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜24のアリール基であり、前記R、R及びRのうち少なくとも1つは、水素である。
  2. 金属触媒は、銅、コバルト、モリブデン、ニッケル、ニッケル−アルミニウム合金、ニッケル−モリブデン合金、ラネーコバルト、ラネーニッケル、及び亜鉛−クロム合金よりなる群から選択された1種以上である、請求項1に記載のアルカノールの製造方法。
  3. 金属触媒は、ラネーニッケルである、請求項2に記載のアルカノールの製造方法。
  4. 化学式1でRは、炭素数2〜6のアルキル基または炭素数4〜10のアルケニルである、請求項1に記載のアルカノールの製造方法。
  5. 化学式2の化合物は、2級アルコールである、請求項1に記載のアルカノールの製造方法。
  6. 2級アルコールは、下記化学式3の化合物である、請求項5に記載のアルカノールの製造方法:
    Figure 2016531935
    前記化学式3で、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜24のアリール基を示すか、またはR及びRは、一緒に炭素数3〜16のシクロアルキル基を形成する。
  7. 化学式3の化合物は、イソプロピルアルコール、2−ブタノール、2−ペンタノール、2−ヘキサノール、2−ヘプタノール、グリセロール、3−メチル−2−ブタノール、α−フェニルエタノール、ジフェニルメタノール、3−ペンタノール、3、3−ジメチル−2−ブタノール、4−フェニル−2−ブタノール、1、2、3、4−テトラヒドロ−1−ナフトール及びシクロヘキサノールよりなる群から選択された1種以上の化合物を含む、請求項6に記載のアルカノールの製造方法。
  8. 反応段階は、化学式2の化合物がラネーニッケルの存在の下で脱水素化される脱水素化段階を含む、請求項3に記載のアルカノールの製造方法。
  9. 脱水素化段階は、化学式2の化合物がラネーニッケルの存在の下でケトン化合物及び水素に分解されることを含む、請求項8に記載のアルカノールの製造方法。
  10. ケトン化合物は、アセトン、シクロヘキサノン、ブタノン、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、2−ヘプタノン、ジヒドロキシアセトン、メチルイソプロピルケトン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、3−ペンタノン、3、3−ジメチル−2−ブタノン、4−フェニル−2−ブタノン及びテトラロンよりなる群から選択された1種以上の化合物を含む、請求項9に記載のアルカノールの製造方法。
  11. 化学式2の化合物から分解された水素が化学式1の化合物を還元させる還元段階をさらに含む、請求項9に記載のアルカノールの製造方法。
  12. 金属触媒は、化学式1の化合物100重量部に対して50〜500重量部の含量で存在する、請求項1に記載のアルカノールの製造方法。
  13. 化学式1の化合物100重量部に対して2級アルコール100〜2000重量部を反応させる、請求項5に記載のアルカノールの製造方法。
  14. 反応させる段階は、化学式1の化合物及び化学式2の化合物を有機溶媒に溶解させた状態で行われる、請求項1に記載のアルカノールの製造方法。
  15. 反応させる段階は、50〜150℃の温度で行われる、請求項1に記載のアルカノールの製造方法。
  16. 金属触媒が充填されている反応器と;
    前記反応器に化学式1の化合物及び下記化学式2の化合物を供給する反応物供給装置と
    を含むアルカノールの製造装置:
    Figure 2016531935
    前記化学式1及び2で、Rは、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数1〜12のアルケニルであり、R、R及びRは、それぞれ独立に、水素、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜24のアリール基であり、前記R、R及びRのうち少なくとも1つは、水素である。
  17. 金属触媒は、ラネーニッケルである、請求項16に記載のアルカノールの製造装置。
  18. 化学式1でRは、炭素数2〜6のアルキル基または炭素数4〜10のアルケニルである、請求項16に記載のアルカノールの製造装置。
  19. 化学式2の化合物は、2級アルコールである、請求項16に記載のアルカノールの製造装置。
  20. 2級アルコールは、下記化学式3の化合物である、請求項19に記載のアルカノールの製造装置:
    Figure 2016531935
    前記化学式3で、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜24のアリール基を示すか、またはR及びRは、一緒に炭素数3〜16のシクロアルキル基を形成する。
  21. 化学式3の化合物は、イソプロピルアルコール、2−ブタノール、2−ペンタノール、2−ヘキサノール、2−ヘプタノール、グリセロール、3−メチル−2−ブタノール、α−フェニルエタノール、ジフェニルメタノール、3−ペンタノール、3、3−ジメチル−2−ブタノール、4−フェニル−2−ブタノール、1、2、3、4−テトラヒドロ−1−ナフトール及びシクロヘキサノールよりなる群から選択された1種以上の化合物を含む、請求項20に記載のアルカノールの製造装置。
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