JP2016530998A - ロータリー式打錠機の垂直方向に分割されたローターセグメントを交換するシステム及び方法 - Google Patents

ロータリー式打錠機の垂直方向に分割されたローターセグメントを交換するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ロータリー式打錠機34の垂直方向に分割されたローターセグメント16を交換するシステム及び方法に関する。本システムは、垂直方向に分割された少なくとも2つのローターセグメント16と、移送ユニット36と、組立キャリッジ38とからなるローター10を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ロータリー式打錠機の垂直方向に分割されたローターセグメントを交換するシステムに関する。本システムは、垂直方向に分割された少なくとも2つのローターセグメントと、移送ユニットと、組立キャリッジとを備える。別の態様において、本発明は、垂直方向に分割されたローターセグメントを設置及び取外しする方法に関する。
従来技術において、圧縮ツール及び対応する圧力ステーションによって、流動性かつ結合性の乾燥粉末圧縮混合物から固形小片を大量に打ち出すロータリー式打錠機が既知である。製薬産業では、ロータリー式打錠機は錠剤を製造するのに用いられる。化学産業では、例えば、洗濯機及び食器洗浄機向けの洗浄用錠剤がこれらの機械を用いて製造され、また、アルカリ電池の製造のためのリングもこの方法で製造される。技術産業では、これらの打錠機は、例えば、焼結部品としての金属粉末の圧縮錠剤及び触媒に用いる酸化物セラミックスの製造に好適であるとわかっている。
通常、ロータリー式打錠機はローターを備え、ローターは、複数のダイがピッチ円上に配置されているダイテーブルを備える。各ダイは上側パンチ及び下側パンチを備え、上側パンチ及び下側パンチはガイドカーブによって案内される。上側パンチ及び下側パンチは、ローターの一部である対応するガイドにおいて支持される。圧縮される材料は、少なくとも1つの充填装置によってダイに充填することができる。上側パンチ及び下側パンチは、充填ステーション、計量ステーション、予圧縮ステーション、及び主圧縮ステーションを経て案内される。
従来技術において既知の装置の1つの不都合点は、ロータリー式打錠機におけるツールの変更に非常に時間がかかることである。ツールの変更、すなわち圧縮ツールの取替え、特に、上側パンチ及び/又は下側パンチ、及び/又は、ダイ及び/又はダイインサートの取替えだけでなく、リング形状の圧縮体の製造に用いる中心マンドレル及び中心マンドレルホルダーの取替えも、製造の休止中、すなわち、ロータリー式打錠機のシャットダウン時に行われる。ロータリー式打錠機がより大型になり、取り替えるツールがより多くなるほど、シャットダウン時間はより長くなる。代替的に、従来技術においては、ダウンタイムを短縮するためにローター全体を取り替えることができる(交換式ローター)。その結果、特に、ローター重量が1000 kg〜3500 kgとなる場合がある非常に大型の機械では、ロータリー式打錠機がより大型の場合及びロータリー式打錠機のローターの直径がより大きい場合、非常に大きい重量を移動させなければならないことを意味する。
特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、及び特許文献5は、分割されたローター又はダイテーブルを備えるロータリー式打錠機を記載している。特許文献1は、ロータリー式打錠機の圧縮ツールを組み立てることを可能にするダイ構成を記載している。特許文献2は、ダイテーブルが少なくとも2つのリングセグメントからなるロータリー式打錠機を記載している。特許文献2は、詳細には、引張部材の駆動によりロータリー式打錠機のローターにリングセグメントを取り付ける装置を開示している。特許文献3は、分割されたダイテーブルと、ロータリー式打錠機の下側パンチガイドの本体にダイセグメントを取り付ける装置とを更に備えるロータリー式打錠機のローターを記載している。特許文献4は、分割されたローターを記載している。特許文献5は、中央ローターユニットに取り付けられる分割されたダイテーブルを記載している。
これらの装置の1つの不都合点は、ローター若しくはダイセグメントを取外し又は清掃するために、各場合において、打錠機の更なる要素、特に上側パンチ及び下側パンチを制御するカムを取り外さなければならないことである。したがって、ローターの変更又は清掃には機械のダウンタイムを伴う。さらに、ここで記載した装置は小さい場合が多く、そのため、ローターの変更の際に移動させる質量が比較的小さい。
特許文献6、特許文献7、及び特許文献8は、昇降ツール及び移動ツール並びに搬送装置を記載しているが、ローターは、全体が取り外されるか(交換式ローター)、又は、例えば、ロータリー式打錠機の更なる部品を更に取り外すことが必要な様式であるかのいずれかである。従来技術にも記載されている昇降ツール及び移動ツールは、小型で軽量の交換式ローターをロータリー式打錠機から取り外すのに特に適しており、これらのツールは、大型の打錠機の大型の交換式ローター又は重いローターセグメントには適していない。
特許文献6は、ロータリー式打錠機及びロータリー式打錠機を清掃する方法を記載している。特許文献6は、完全な圧縮ユニットをキャリッジに移送するピボットアームを記載しているが、特許文献6では、圧縮ユニット全体がロータリー式打錠機から取り外される。このロータリー式打錠機は、ダイテーブルと、上側パンチ及び下側パンチと、充填装置と、打ち出した錠剤を掻き集める装置とを備える。圧縮ユニットの完全な取外しには、人員及び作業時間に関して上述の不都合点が伴い、1000 kgには満たないが数百kgの重さの圧縮ユニットの全体を移動、移送、及び保管する必要がある。
また、特許文献7は、ロータリー式打錠機、及びロータリー部品を取り替える方法を記載している。しかし、この特許出願では、ローターは垂直方向の分割により分断されるのではなく、代わりに水平方向に分離されて構成されている。特許文献7は、個々のローター部品、特にダイテーブルと上側パンチ及び下側パンチのガイドとを互いに分離することができる方法を記載している。しかし、このタイプの取外しの1つの不都合点は、ロータリー式打錠機の更なる部品の取外しをなおも必要とし、これにより、ローターの取替えにおいて時間消費及び人員の利用に負の影響を与えることである。詳細には、これらの部品の複雑で時間のかかる調整が必要となる。従来技術に記載されているローターは、ピッチ円の直径が約420 mm〜500 mmの比較的小型のローターである。したがって、移動させるこれらのパーツの個々の重量は約60 kg〜100 kgしかない。
特許文献9は、上側パンチ及び下側パンチ、すなわち圧縮ツールが取替え可能であるロータリー式打錠機を開示している。この装置の1つの不都合点は、ロータリー式打錠機の更なる部品を除去することなく、ローターを清掃のために除去することができる方法が記載されていないことである。
特開平6-71497号 欧州特許出願公開第2082867号 欧州特許出願公開第1316411号 実開平4-75691号 特開平5-131294号 国際公開第2003/020499号 国際公開第2009/112886号 特開2009-248141号 特開平5-185295号
したがって、本発明の目的は、従来技術の不都合点及び不足点を有しない装置及び方法を提供するとともに、ロータリー式打錠機の迅速なツール変更を行う改善された解決策を提供することである。
この目的は独立特許請求項によって達成される。有利な実施形態は従属請求項から導出される。
第1の好ましい実施形態において、本発明は、ローターと、受取装置と、組立キャリッジとからなるロータリー式打錠機の垂直方向に分割されたローターセグメントを取り替えるシステムに関する。
ロータリー式打錠機のローターは、詳細には、ローターコアと、少なくとも2つのローターセグメントとを備え、ローターセグメントは、ローターの垂直方向の分割により形成されている。本発明の意味では、「垂直方向の分割」という用語は、基部領域が360度の全円を形成する円形のローターが、好ましくは等しいサイズのローターセグメントに区分されることを意味する。このような垂直方向の分割は、円形のパイを好ましくはそれぞれ同じサイズのピースのパイに分けることから知られているのと同様である。同様に、垂直方向に分割されたローターセグメントは、円形のローターリングを好ましくは同じサイズのセグメントに分けることにより製造される。垂直方向の分割は、特に、上側パンチガイド及び下側パンチガイド又はダイテーブル等の個々のローター部品を互いに分離することができる水平方向の分割とは異なる。このような方法は、例えば特許文献7に記載されている。
円形のローターは、上から見ると円を形成している。ローターセグメントは、上から見ると、外側の弧及び2つの脚部によって本質的に画定されており、ここでは脚部は円の半径を示し、ともに或る角度を形成する。2つの脚部の交点は、ここでは円及び/又はローターの中心点に対応する。ローターコアはこの中心点の回りにセンタリングされる。ローターセグメントはローターコアに取り付けられる。したがって、垂直方向に分割されたローターセグメントは、本発明の意味では、脚部の仮想交点の領域においてテーパー状先端部がなくてもよいため、本質的に完全な円セグメントにしか対応しない。
n個のローターセグメントの場合、ローターセグメントを画定する脚部は、その交点において以下のような角度αを形成する。
α=360度/n
ローターセグメントを画定する円の外側に面する弧の長さsは、ローターセグメントの数nにおいて以下のようになる。
s=2・π/n
ここで、πは、円周に対する円の直径の数値比を表す。
ローターの垂直方向の分割により、個々のローターセグメントをセグメントごとにロータリー式打錠機から取り外すことが可能になる。したがって、1回の取替え動作につき移動させなければならない重量がより小さくなり、それにより、移動させるパーツのハンドリングが大幅に容易になる。また、個々のローターセグメントはローター全体よりも小さい。本発明によると、ローターセグメントは、特に同じ位置、すなわち、ロータリー式打錠機の圧力ロールステーションと除去装置との間において取り外される。ローターは、ロータリー式打錠機に回転可能に位置しており、それにより、1つのセグメントを除去した後、角度αだけ更に回転させて、更なるローターセグメントの取外しを可能にすることができる。セグメントの弧の長さsがより小さいと、上側パンチ及び下側パンチを制御する上側パンチカーブ及び下側パンチカーブが、取替えの間、ロータリー式打錠機に留まることが可能になる。したがって、打錠機のダウンタイムが短縮され、人員コストが削減される。なぜなら、カムの取付け及び取外し、並びにロータリー式打錠機の他の部品のそれに伴う調整というのは、従来技術に記載のローター取替えにおける総作業時間のまさに大きな要因であるためである。
ロータリー式打錠機のローターが、駆動フランジに脱着可能にセンタリング取付けされるローターコアを含む場合が有利である。このローターコアは、有利な方法で簡単に取り外すことができる。少なくとも2つのローターセグメントは、ローターコアの外周に取り付けられる。重量上の理由から、またセグメントのハンドリングを向上するために、特に6つの同一のセグメントを用いることにより、完全なローターを形成することができる。この分割にかかわらず、好ましいローターセグメントの重量は400 kg〜500 kgの範囲である。このような大きな重量のハンドリングを可能にする、垂直方向に分割されたローターセグメントを取り替えるシステムを提供することが可能であることは全く驚くべきことであった。垂直方向の分割により、特に、移動させるローターセグメントの重量を、好ましいローターセグメントを移送ユニットを用いて移送することができ、高さが調整可能なロータリーセグメントカルーセルによって組立キャリッジに引き継ぐことができるような大きさにすることが可能になる。
別の好ましい実施形態において、垂直方向に分割されたローターセグメントを取り替えるシステムは、好適な動作においてロータリー式打錠機から取り外されたセグメントを持ち上げるために、移送ユニットを備え、この移送ユニットには、ローターセグメントを、取付けねじ及びシリンダーピン及び/又は他の形状嵌合及び摩擦力係止(force-locking)による連結手段によって自動又は手動で取り付けることができる。ローターセグメントは、好適な運動シーケンスにより、この移送ユニットによって組立キャリッジに移送することもできる。このような移送ユニットを、本発明に係るシステムの動作を操作者にとって可能な限り簡単にするとともに、セグメントの取替え時に必然的にかさむ人的労力を最小限に抑えるように提供することが有利であるとわかっている。
移送ユニットは、垂直方向に分割されたローターセグメントを引き取る受取装置を備え、この受取装置は、摺動ガイドレール上を摺動することができるとともに回転することができるように取り付けられることが有利である。移送ユニットは、センタリング取付け装置によってロータリー式打錠機のキャリアプレートにセンタリングされ、移送ユニットを組立キャリッジに連結する連結装置を備えるように取り付けることができる。
受取装置は、摺動ガイドレールの移送ユニットの基部領域に、摺動することができるように取り付けられる。特に、摺動ガイドレールの使用により、これらの摺動ガイドレール上での受取装置の水平移動が可能になり、それにより、受取装置は、ロータリー式打錠機から取り外されるローターセグメントに接近することができ、及び/又はロータリー式打錠機から除去することができる。特に、摺動ガイドレールは、同じく回転することができ、受取装置の回転運動に従うことができるように配置されている。
垂直方向のローターセグメントが移送ユニットの受取装置に取り付けられる場合、また、ローターセグメントがローターコアから外れている場合、受取装置は摺動ガイドレール上でロータリー式打錠機から移動させることができる。したがって、ローターセグメントは、ロータリー式打錠機から或る距離だけ離れて除去され、受取装置の回転運動が可能になる。回転運動の半径は、受取装置を復帰させることにより低減されることが有利であり、したがって、受取装置の慣性モーメントも低減され、それにより、この回転運動を実行するのに必要な力が低減する。回転運動を更に容易にするために、移送ユニットにはグリップが設けられることが好ましい。さらに、回転運動の半径が最小になる後退状態での受取装置の回転により、セグメントを取り替える省スペースの装置が提供される。
移送ユニットは動作が簡単であることが有利であるとわかっている。移送ユニットは、例えば転動カートに配置され、ダイの取替え及び/又はセグメントの変更のためにロータリー式打錠機のキャリアプレートに摩擦力係止及び/又は形状嵌合によって連結している。
本発明の好ましい一実施形態において、この連結は、移送ユニットのセンタリング取付け装置を用いて行われ、このセンタリング取付け装置により、移送ユニットをロータリー式打錠機のキャリアプレートに取付け及びセンタリングすることができる。このとき、移送ユニットは、移送キャリッジによってロータリー式打錠機の駆動基部の近くにもたらされ、持ち上げられるロータリーセグメントの近位の、移送キャリッジのために設けられた位置にもたらされる。次に、移送ユニットは、安定した設計のセンタリングピン又は角ブラケットによってセンタリングされ、6つの取付けねじによってロータリー式打錠機のキャリアプレートに取り付けられることが好ましい。これらの取付けねじを非常に頑丈に設計することが有利であるとわかっている。なぜなら、移送キャリッジは、移送ユニットをロータリー式打錠機に取り付けた後、まず解放されて、次いで完全に除去されるので、好ましい6つの取付けねじが移送ユニットの重量を保持するのに十分とするためである。
転動キャリッジは、必要に応じてこのように、移送ユニットをロータリー式打錠機のそれぞれのキャリアプレートの主要な高さに調整してキャリアプレートに取り付ける、高さ調整可能な移送キャリッジである。移送キャリッジは、装填時、転倒のリスクを最小限に抑えるために常に低い状態で移動することが有利であるとわかっている。
本発明の好ましい別の実施形態において、移送ユニットは、移送ユニットを組立キャリッジに連結する連結装置を備える。この連結装置は、移送ユニットと組立キャリッジとの間の摩擦力係止及び/又は形状嵌合による連結を可能にし、それにより、ローターセグメントの安全な移送が保証される。
本発明の好ましい別の実施形態において、ローターセグメントを取り替えるシステムは、組立キャリッジを備える。少なくとも1つのローターセグメントを収容する組立キャリッジを備えることが好ましい。組立キャリッジが3つのセグメントを収容するように設計される場合が更に好ましい。本発明に係るローターセグメントを収容及び保管する組立キャリッジを、上述の重量範囲にある比較的大型のロータリー式打錠機のローターセグメントにも利用可能とすることができることは全く驚くべきことであった。このことは、特に、ロータリー式打錠機の外側ローターの垂直方向の分割と、ローターセグメントを、好ましい移送ユニットによってロータリー式打錠機から組立キャリッジに有利に移送することとによって可能になる。
本発明の好ましい一実施形態において、組立キャリッジは、特に、少なくとも1つのローターセグメントを収容する高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルを備える。この高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルは、セグメントの変更の際だけでなく特に移送時にロックされる。したがって、組立キャリッジは、ロック位置に自動的に係合するとともに、デテント機構に外側から容易にアクセス可能なばね付きロックピンを備える。
本発明の特に好ましい一実施形態において、セグメントカルーセルは、高さが調整可能であり、回転可能に設計されている。高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルの高さ調整は、ロックナットを有する圧力ねじによって実現されるセグメントカルーセルの回転軸の高さ調整機能によって達成され、ここでは主要高さは、バーニヤ目盛によって読み取ることができる。高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルの重量は、アキシャル転がり軸受によって主に保持される。
垂直方向に分割されたロータリーセグメントは、ローターセグメントのボア穴と協働する取付けねじによって、高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルに取り付けられる。したがって、高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルも対応するボア穴を有する。高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルの前面のこれらの取付けボア穴は、高さ方向及び水平方向において、垂直方向に分割されたローターセグメントの対応するボア穴の位置に向くことができることが有利であるとわかっている。垂直方向に分割されたローターセグメントは、セグメント取替えプロセス中は、移送ユニットの受取装置に取り付けられて提示されている。
本発明の別の好ましい実施形態において、組立キャリッジは、特に転倒を防止するように設計され、例えば、特に移送をより簡単にするのに用いることができる2つの偏向ローラーを備えることが有利である。組立キャリッジの足部又は支持領域の好ましい実施形態は、特に、組立キャリッジの水平方向のレベリングを可能にする。このレベリングは、例えば不均一な基面状態の場合に有利である場合がある。本発明の好ましい一実施形態において、組立キャリッジの手動及び電動双方の動作モードが提供される。
複数の垂直方向に分割されたローターセグメントを同時に収容することができるが、それにもかかわらず軽量かつ安全に動作する組立キャリッジを利用可能とすることができることは全く驚くべきことであった。垂直方向の分割により、好ましいローターセグメントは、好ましい組立キャリッジによる移送及び移送ユニットによる移送に好適な重量を有する。
組立キャリッジは、特に、正面から移送ユニットに平行に連結する。この連結は、連結装置によって実現され、組立キャリッジを移送ユニットに迅速かつ安全に固定することを可能にする。ロータリー式打錠機のツールは、除去した後に落としたり、組立キャリッジに位置決めしたりする場合に、損傷から保護されることが好ましい。組立キャリッジは、特に、その設計、使用される材料、及びその特性に起因して清掃が容易である。
本発明では、ローターセグメントが、外側からローターコアにセンタリング及び取付けされることが好ましい。ローターコア及びローターセグメントの互いに対するこの構成により、ローターコアからローターセグメントを解放するとともに、ローターセグメントをロータリー式打錠機から取り外すことが容易に可能になる。本発明の構造は、セグメントの重量を低減するために、安定な包囲されたローターコアによって、セグメントを材料の厚さに関して最適化することができるため、特に有利である。
さらに、ローターコアは、各ローターセグメントにつき、少なくとも1つのガイド、少なくとも1つのセンタリング具、少なくとも1つの支持面(支持フランジ)、及び/又は垂直方向に分割されたローターセグメントを取り付ける4つのねじ付きボア穴を備えることが好ましい。ねじ付きボア穴は、好ましくは4つの取付けねじと協働する。ローターセグメントのローターコアへの取付けは、ガイドによって、ローターセグメントがローターコアに対して正しい位置にもたらされるという点で大幅に容易になる。セグメントをローターコアに予めセンタリングすることは、2つのボルトによって実行される。さらに、好ましい一実施形態において、ローターコアは、ローターセグメントの水平方向の位置を確立する更なるセンタリング部材を備える。ローターコアにおけるローターセグメントの配置は、垂直方向では支持面又は支持フランジにより確実になる。この支持面又は支持フランジにはローターセグメントの少なくとも一部が当接し、ローターセグメントとローターコアとの間の連結のための保持力の増大をもたらす。垂直方向に分割されたローターセグメントのローターコアへの取付けは、ローターコアの4つのねじ付きボア穴と協働する4つの取付けねじによって達成されることが好ましい。特に、ツール及びダイにかなりの摩耗をもたらす製造プロセスにおいて、例えば、摩耗性材料を圧縮する場合では、ロータリー式打錠機のダウンタイムは、これらの部材を用いることにより大幅に短縮することができる。
分割されたローターは、機能面では一部品ローター及び/又は交換可能なローターに対応するが、それに制限されないことが有利であるとわかっている。本発明の別の好ましい実施形態では、ローターは、2つ〜10のローターセグメント、好ましくは4つ〜8つのローターセグメント、特に好ましくは6つのローターセグメントを備える。ローターの垂直方向の分割により、各場合において移動させる重量を低減し、ローターの取替えを容易にする。2つ〜10のローターセグメント、好ましくは4つ〜8つのローターセグメント、特に好ましくは6つのローターセグメントの使用は、個々のローターセグメントを可能な限り軽くするべきという考えから生じる。このことは、より多くの数のローターセグメントを使用するべきであることを示すが、一方で、個々のセグメント取替え動作の数は無制限とするべきではない。無制限にすると、より長い機械ダウンタイムを生じてしまう。2つ〜10のローターセグメント、好ましくは4つ〜8つのローターセグメント、特に好ましくは6つのローターセグメントの使用は、この考えに照らして特に有利であるとわかっている。
例えば、垂直方向の分割により、セグメントの取替え時の準備作業を最小限に抑え、可能な限り少ない取付け及び取外しの労力を達成することが可能になる。全ての圧縮ステーション及び錠剤排出導管を取り外す必要がないことが有利である。したがって、ローターの垂直方向の分割は、特に、ロータリー式打錠機の迅速なツール入替えを可能にする。この低減したツール入替え時間は、ローターの垂直方向の分割と、移送ユニットと、組立キャリッジとからなる、本発明に係るシステムの使用から特に得られる。本発明に係るシステムの構成要素は互いに噛み合い、ツール入替え時間は、例えば、システムの部品を1つのみ使用可能であり、個々の理論上の時間削減が付加される場合よりも大きく削減されるようになっている。
それぞれのセグメントは、ローターを、好ましくは所定の取替え位置に回転させることによって取り替えることができる。例えば6つのセグメントの場合、ローターには、上側パンチ及び下側パンチ及び/又はダイを清掃した新たなセグメントを完全に組み付けることができる。取替え時間は、それぞれ個々のステーションに新たな上側パンチ及び/又は下側パンチを組み付ける必要がある場合よりもはるかに短くなる。特に、分割取替えの場合、ロータリー式打錠機の更なる構成要素、例えば、圧力ステーション、充填ステーション等は、取り外したり外方に枢動させたりする必要がない。上記構成要素がロータリー式打錠機に留まることが可能なこれらの大きい寸法のロータリー式打錠機を利用可能とすることができることは全く驚くべきことであった。この驚くべき効果は、ローターの垂直方向の分割と、ロータリー式の取出し可能な受取装置を備える移送ユニットと、高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルを備える組立キャリッジとの協働から特に得られる。したがって、全体として、ロータリー式打錠機に必要な床面積が低減する。さらに、ローターの回りの組立品に対して必要な予防措置が低減する。個々のセグメントは、特にツール入替え時に移送ユニットによって除去され、組立キャリッジ上に配置される。上側カム及び下側カム、特に充填カム及び計量カムは、機械内のローターコアに留まる。内部の上側パンチカム及び下側パンチカムがセグメント取替え中にロータリー式打錠機に留まることができるロータリー式打錠機を提供することが可能であることは全く驚くべきことであった。特に、垂直方向に分割されたローターセグメントを取り外し、保管のため移送ユニットによって組立キャリッジに移送した後、カムには容易にアクセス可能であり、カムを特に簡単に清掃することができる。
さらに、上側パンチ及び下側パンチは、セグメント取替え後、上側パンチカム及び下側パンチカムに自動的に螺合することは全く驚くべきことであった。このことは、詳細には、セグメント取替え中、カムがロータリー式打錠機に留まることができることに起因し、カムが少なくとも2つの部品からなり、開放することができるように設計されることにより達成される。これにより、上側パンチ及び下側パンチ、及び/又はカムと協働するのに用いるローラーが、自動的にカム開口に進入し、セグメント取替えの完了後、カムを閉鎖する場合、自動的に再度使用する準備が整うことが可能になる。
例えば、ローターは、上側パンチガイド及び下側パンチガイドと、外周の回りに配置されるダイとを備えるセグメントを備えるローターコアからなることが有利であるとわかっている。これらのセグメントは、形状嵌合及び/又は摩擦力係止によってローターコアに脱着可能に連結し、及び/又は、形状嵌合及び/又は摩擦力係止によって隣のセグメントに脱着可能に連結する。このようにして、好ましくは打錠機のローターの所定のシャットダウン位置において、ローターコアから単一のセグメントを解放して除去することが容易に可能になる。その後、このセグメントは、新たなツール又は再調整したツール、すなわち、上側パンチ及び/又は下側パンチ並びに必要に応じてダイ及び/又はダイインサートを有する別のセグメントと取替え可能であることが好ましい。
ローターセグメントは、互いに重なって配置された少なくとも3つの部分、すなわち、
a.上側パンチガイドと、
b.取替え可能なダイセグメントを収容及び取付けする中間リング、又は、中心マンドレルホルダーを取り付ける処理されたフランジを有する取替え可能なダイセグメントを収容及び取付けする中間リングと、
c.下側パンチのガイドと、
を備えることが好ましい。
上側パンチガイドと、下側パンチに対するガイド、すなわち下側パンチガイドとは、1つのアセンブリとして組み合わせて提供することもできることが好ましい。さらに、個々のセグメントは、セグメントに個々に脱着可能に結合される少なくとも1つのサブセグメントを含むように提供されることが好ましい。このようにして、例えば、ダイ、及び/又はダイインサートを備えるローターの部品のみを、分割形態で、上側パンチ及び/又は下側パンチを備えるセグメント全体を除去する必要なくローターから分離することが可能であることが有利である。それにより、ツールを、ダイ又はダイインサートよりも(than)頻繁に取り替えなければならない場合、最適なツール変更を行うことができる。
本発明は、特に、パンチ直径に応じて、例えば上側パンチ及び下側パンチのシャフトが、直径10 mm〜100 mmまでの寸法を有するロータリー式打錠機のツールを備える場合が有利である。より大きい充填深さ、例えば、40 mm、60 mm、80 mm、又は100 mmの充填深さが必要とされる場合でも、本発明に包含される。シャフトの大径と、下側パンチの充填深さ及び上側パンチの挿入深さ(immersion depth)に対応するシャフトの作動経路とにより、ツールは長く(例えば250 mm以上)かつ重く(例えば5 kg以上)なり得る。このようなツールも、本発明の意味では変更することができ、分割されたローターの一部とすることができることは全く驚くべきことであった。
また、リング又はリング形状の圧縮体を製造するのに必要なツールも含むことが有利である。ロータリー式打錠機を用いて錠剤の代わりにリング形状の圧縮体を製造する場合、中心マンドレル及び中心マンドレルホルダーが更に必要とされる。リング又はリング形状の圧縮体は、例えば、電池産業におけるアルカリ電池、洗浄剤、触媒等に必要とされる。中心マンドレルのホルダーは、ダイプレートの下だが、下側パンチシャフトガイドの上に配置される。したがって、下側パンチシャフトは中心マンドレルホルダーによって長くなっている。それにより、上側パンチシャフトガイドと、ダイテーブルの受け部を備える中間フランジと、処理された中心マンドレルホルダーと、下側パンチシャフトガイドとからなるローターパッケージ全体の高さは増加する。リングを製造するツールは、ローターの分割に起因してより速いツール変更も実現可能にし、そのためダウンタイムを大幅に低減することができることは全く驚くべきことであった。
本発明によって効率を上げることが可能になることが有利であるとわかっている。化学産業及び技術産業において、加工する粉末及び顆粒の流動性により、製造速度の制限を狭くする必要がある。ツール及び圧縮ステーションの数がより多いより大型の機械を用いることによって効率を上げることが可能になる。しかし、現行の技術水準では、清掃及びツール変更のためのダウンタイムはより長い。本発明を用いると、特にダウンタイムが低減され、全体時間に対する製造時間の量が向上する。
本発明を用いると、機械寸法がより大きいにもかかわらず、ツール変更のための時間が短縮され、ひいてはロータリー式打錠機のダウンタイムも短縮されるところまで効率の上昇を達成することができることは全く驚くべきことであった。したがって、ロータリー式打錠機のローターのツールの数が増加し、及び/又は、更なる圧縮ステーションを用いることができることにより、同じ機械速度/プロセス速度において効率の上昇が達成される。錠剤製造(tableting)に関して、このことは、同じプロセス速度において効率の上昇が可能になることを意味する。従来技術において、ツールの数のこのような増加は、ローターが圧縮ツールによって重くなり、したがって迅速な清掃又は迅速なツール変更がもはや可能でなくなることから制限されるが、本発明を用いると、寸法がより大きいにもかかわらず、ローターセグメントが取替え可能であるため、経済的なプロセスを確実にすることができる。
本発明は、機械サイズ及び円周にある3つの圧縮ステーションの好ましい使用に起因して、均一なプロセス速度でかなりの効率の上昇を達成することができるが、それにもかかわらず、非常に大型の機械の場合のダウンタイムを、従来技術に比べて、10時間〜12時間超ではなく、2時間〜3時間まで低減することができることに特に寄与する。垂直方向に分割されたローターにはこのような短いツール入替え時間を達成することができ、このことは、ローターの垂直方向の分割と、移送ユニットによる移送と、組立キャリッジの使用との非常に有利な相互作用によるものとすることができることは全く驚くべきことであった。これらの個々の要因の相互作用は、ツール入替え時間の低減をもたらし、ツール入替え時間は、ロータリー式打錠機の個々の特徴が実現され、これらの仮想的な個々の時間削減が付加されればより一層少なくなる。このことは特に、本発明に係るロータリー式打錠機に上側パンチカム及び下側パンチカムを維持し、ロータリー式打錠機のキャリアプレートに取り付けられた充填ステーション又は計量ステーション又は圧力ローラーユニット等の打錠機の構成要素を取り外すことを避けることに関して当てはまる。これは、移送ユニットの使用、並びに、垂直方向に分割されたローターセグメントを、ローターコア、及び組立キャリッジの高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルに締結する締結手段の使用によって可能になる。
したがって、本発明に係る垂直方向に分割されたセグメントからなる分割されたローターは、上側カム及び下側カム、特に充填カム及び計量カム及び圧縮ツールを完備した通常の取替え可能なローターの場合のように、昇降機構を用いることにより駆動フランジに配置、センタリング、及び係止されないことが有利であるとわかっている。
好ましい一実施形態において、受取装置に取り付けるローターセグメントは、取付けねじを受ける3つのボア穴と、シリンダーピンを受ける2つのボア穴とを有し、これらのボア穴は下側パンチガイドの下に配置され、受取装置の取付けねじ及びシリンダーピンと協働する。下側パンチガイドの領域にある3つのボア穴の配置は、体の大きさの異なる人々がボア穴及び取付け手段に良好に手が届くことを保証する。異なるタイプの取付け手段、特に取付けねじ及びシリンダーピンの使用により、垂直方向に分割されたローターセグメントと移送ユニットの受取装置との間の特に確実で安定した連結が確保される。
本発明の別の好ましい実施形態において、ローターセグメントは、4つの取付けねじによって、ローターコア及び高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルの双方に取り付けることができる。同じ取付けねじの好ましい使用により、手で保持しなければならない余分な部品を使用する数を可能な限り少なくする、セグメントを取り替えるシステムが利用可能になる。これにより、調達コスト及び保管コストが削減される。
移送ユニットと組立キャリッジとの連結装置は、移送ユニットにあるキャッチフックと組立キャリッジにある凹部とによって形成される迅速作動ロック(quick-action lock)であり、キャッチフックが凹部と協働することが想定されることも好ましい。本発明の意味では、「迅速作動ロック」という用語は、道具を用いずに手によって迅速に緩めたり、取り付けて締めたりすることができるクランプ装置を指す。このことは、移送ユニットに位置するキャッチフックが組立キャリッジに設けられている凹部に係合し、それにより移送ユニットと組立キャリッジとの間に摩擦力係止及び/又は形状嵌合による連結を確立することによりなされる。迅速作動ロックの使用は、特に、この連結を確立するのに更なる道具の準備を必要としないことから有利である。さらに、迅速作動ロックは、他の締結装置に比べて迅速に開閉することができ、それにより変更動作の総所要時間を更に低減することが有利である。
組立キャリッジにある凹部は、特に、キャッチフックが所定の高さで留まる必要はなく、その代わり、留まる高さが可変であるように形成される。したがって、別の手段は、高さの差を均等にし、それにより不均一な床面状態を相殺することができるように利用可能である。さらに、好ましい一実施形態において、連結装置は、移送ユニットの位置を組立キャリッジに対して水平方向に規定するのに用いるセンタリングノブを備える。このセンタリングノブは、垂直方向において細長いセンタリングスロットに係合し、それにより、移送ユニットの組立キャリッジに対する高さ調整機能もこのセンタリングによって補助される。
別の態様において、本発明は、特にセグメントを取り外す方法に関し、本方法は、
a.上側パンチカム及び下側パンチカムを除去位置において開放するステップと、
b.移送ユニットを、センタリング取付け装置によってロータリー式打錠機のキャリアプレートに位置決めするステップと、
c.移送ユニットの受取装置を伸長させるステップと、
d.ローターコアに位置する垂直方向に分割されたローターセグメントを、取付けねじ及びシリンダーピンによって受取装置に取り付けるステップと、
e.取付けねじを緩めることによってローターコアからローターセグメントを解放するステップと、
f.こうして除去されたローターセグメントを伴った受取装置を伸長させるステップと、
g.こうして除去されたローターセグメントを伴った受取装置を枢動及び/又は移動させるステップと、
h.こうして除去されたローターセグメントを、受取装置によって組立キャリッジの高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルに移送するステップと、
i.こうして除去されたローターセグメントを、組立キャリッジの高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルに位置決め及び取付けするステップと、
を含み、全ての上側パンチカム及び下側パンチカムは、セグメント変更の間、ロータリー式打錠機に留まる。
別の態様において、本発明は、特にセグメントを設置する方法を含み、本方法は、
a.上側パンチカム及び下側パンチカムを除去位置において開放するステップと、
b.移送ユニットを、センタリング取付け装置によってロータリー式打錠機のキャリアプレートに位置決めするステップと、
c.組立キャリッジの高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルに位置する垂直方向に分割されたローターセグメントを、取付けねじ及びシリンダーピンによって移送ユニットの受取装置に取り付けるステップと、
d.ローターセグメントを、受取装置によって組立キャリッジの高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルから移送するステップと、
e.ローターセグメントを伴った受取装置を枢動及び/又は移動させるステップと、
f.ローターセグメントを伴った移送ユニットの受取装置を後退させるステップと、
g.取付けねじによってローターセグメントをローターコアに位置決め及び取付けするステップと、
h.上側パンチカム及び下側パンチカムを閉鎖するステップと、
を含み、全ての上側パンチカム及び下側パンチカムは、セグメントの変更の際、ロータリー式打錠機に留まる。
上側パンチカム及び下側パンチカムがロータリー式打錠機に留まることができる方法を提供することが可能であることは全く驚くべきことであった。これにより、ロータリー式打錠機の内部の上側パンチカム及び下側パンチカムが開閉可能であり、それにより、垂直方向に分割されたローターセグメントを、除去位置において設置及び取外しすることができることが可能になる。ロータリー式打錠機の上側パンチカーブ及び下側パンチカーブは、特に、ロータリー式打錠機の充填カム及び計量カムである。垂直方向に分割されたローターセグメントの使用により、特に、これらの上側パンチカム及び下側パンチカムが、セグメントの取替えの間、ロータリー式打錠機に留まり、除去する必要がないことが可能になる。これにより、ロータリー式打錠機のダウンタイムが短縮され、面倒な調整プロセスが回避される。
ロータリー式打錠機のキャリアプレートの移送ユニットは、移送ユニットがまず高さ調整可能な移送キャリッジによってロータリー式打錠機にもたらされるように位置決めされている。移送キャリッジは、キャリッジが転倒することを防止するために、下がっているときのみ移動することが有利であるとわかっている。移送ユニットが配置される移送キャリッジの保管領域は、その後、移送キャリッジの高さ調整によってロータリー式打錠機のキャリアプレートの高さに適合される。これにより、移送ユニットをロータリー式打錠機のキャリアプレートに少なくとも部分的に移動させることが可能である。その後、移送ユニットは、センタリング取付け装置によって好ましい所定位置にもたらされ、6つの取付けねじを用いることによりキャリアプレートに取り付けられる。この取付けを可能な限り頑丈にし、移送ユニットとキャリアプレートとの間の確実な連結を確保することが有利であるとわかっている。その後、移送キャリッジは、ロータリー式打錠機から除去される。
次に、移送ユニットの受取装置を伸長する。本発明の意味では、伸長及び復帰は、このために提供された移送ユニットの摺動ガイドレール上における受取装置の水平方向移動を指す。摺動ガイドレールは、本発明の意味では受取装置が伸長及び復帰することを指す水平方向の往復運動を可能にする。伸長することにより、受取装置は、特に取り替えるロータリーセグメントに向かって移動し、また、復帰することによりそのロータリーセグメントを取り去る。
移送ユニットの受取装置は、特に回転するように設計されている。回転運動は、受取装置の軸の回りで実行される。この回転運動の半径は、受取装置が伸長及び復帰することにより特に変更される。これは、特に、旋回半径が小さいと慣性モーメントが小さくなり、ひいては回転運動に印加される力が小さくなることから有利である。さらに、垂直方向に分割されたローターセグメントは、回転運動のための十分なスペースを形成するために、装填状態の受取装置を復帰させることによりローターコアからまず取り外さなければならないため、この復帰により受取装置の回転運動が可能になる。
受取装置は、取付けねじ及びシリンダーピンによって伸長した後、垂直方向に分割されたローターセグメントに取り付けられる。このために、ローターセグメントの下側パンチガイドの領域には、取付けねじ及びシリンダーピンと協働するボア穴が設けられる。ローターセグメントの下側領域におけるボア穴の配置により、特に背の小さい人物が受取装置とローターセグメントとの間の取付け連結を確立することを可能にすることが確実になる。
次に、取り外される垂直方向に分割されたローターセグメントは、ローターセグメントとローターコアとの間の連結を確立する好ましくは4つの取付けねじを緩めることによって、ローターコアから解放される。
本方法の別の好ましい実施形態において、ローターセグメントは、組立キャリッジの高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルにローターセグメントを取り付けるのと同じ締結手段を用いてローターコアに取り付けられる。この設計により、手で保持する余分な部品の数が低減し、保管コストが排除される。さらに、これによりセグメント取替え手順が簡略化される。
ローターコアから垂直方向に分割されたローターセグメントを緩めた後、受取装置を復帰させる。したがって、ローターセグメントはロータリー式打錠機から除去され、受取装置が回転又は枢動することができるような十分なスペースが形成される。回転軸の回りの回転又は枢動により、受取装置は、組立キャリッジの高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルの領域にくる。受取装置の摺動ガイドレール上の移動により、垂直方向に分割されたローターセグメントは、高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルの自由位置の近位にもたらすことができる。本発明に係るシステムを用いることにより、セグメントを変更するこのような省スペース及び時間節約的な方法を利用可能とすることができることは全く驚くべきことであった。
垂直方向に分割されたローターセグメントは、組立キャリッジの高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルに移送され、ロータリーダブレットトプレスから取り外されたローターセグメントは、組立キャリッジの高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルに位置決め及び取付けされる。これは、ローターセグメントをローターコアに取り付けるのと同じ取付け手段によってなされる。高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルは、特にこれらの取付け手段を受ける好適なボア穴を有する。セグメントカルーセルの回転する高さ調整可能な設計により、垂直方向に分割されたローターセグメント及びセグメントカルーセルの対応するボア穴の水平方向及び垂直方向の位置合わせが特に可能になる。
セグメントは、本質的に、記載したプロセスステップをセグメントの取外しの際と逆の順序で行うことにより設置される。手順の実行は、このプロセスの可逆性のため、操作者にとって非常に容易である。セグメント変更の誤りの起こりやすさが特に低減される。
ここで記載されたセグメント変更についての本方法の重要な特徴は、上側パンチカーブ及び下側パンチカーブは、セグメント変更の間、ロータリー式打錠機に留まることである。これらは、特に制御カーブ、充填カーブ、及び計量カーブである。これらのカーブがロータリー式打錠機に留まることは、特に、セグメント変更がこのようにして大幅に容易になり、より迅速に実行することができることから有利である。特に、ツールの複雑な再調整が必要でない。このことは、ローター又はローターセグメント又はダイセグメントを変更する従来技術に記載されている方法及び装置と比べて重要な違いである。ツール入替え中、大型のセグメントローターにとってロータリー式打錠機のカーブの維持を可能とすることができることは全く驚くべきことであった。
方法の別の好ましい実施形態において、セグメントの設置の際及びセグメントの取外しの際、圧縮ツールを用いて垂直方向に分割されたローターセグメントを除去及び設置するために、ロータリー式打錠機の内側において、内部の上側パンチカム及び下側パンチカムを手動又は自動で開放する。本方法のこの柔軟な設計は、ロータリー式打錠機の異なる使用領域における異なる要件の形を支持し、最適なプロセス適用を可能にする。
また、上側パンチツール及び下側パンチツールは、ローターセグメントの除去及び設置の際、自動的にカムに螺合することが好ましい。これは、カムが水平方向に2部分に分かれていることができることによって達成される。組付け状態では、2つのカム部分はU字形部品を形成する。「U」字の開放部は、パンチツールの方向を指す。これらのパンチツールは、カムのU字形の開放部と協働するローラーを備え、カムによって圧縮ツールの制御を容易にする。
セグメントの変更時、パンチツールはカムから引き抜かれ、中心マンドレルホルダーのみによって保持される。このとき、例えば下側パンチのローラーは、小さい距離だけ下方に移動する。カム部品の水平方向の分離により、カムのU字形の開放部は拡大し、詳細には、この開放部も下方に移動する。その後、パンチツールがカムに向かって移動すると、パンチ上のローラーはカムのU字形の開放部に再進入することができる。次に、2つのカム部品が互いに再連結される場合、パンチツールはまた、製造プロセスのためにパンチツールに確立された位置に戻る。この自動的な螺合は、セグメント変更動作を著しく容易にし、また、変更動作の全体時間を低減するのに著しく寄与する。
本方法の別の好ましい実施形態において、受取装置は摺動ガイドレール上における直線的な調整移動及び/又は再設定移動によって伸長又は復帰し、ここでは、調整移動及び/又は復元移動は、ハンドホイールによって手動で行われるか又は自動化される。好ましい一実施形態において、移送ユニットはハンドホイールを備える。このハンドホイールは、衝突するスピンドル駆動装置によってハンドホイールの径方向運動を受取装置の直線運動に変換するラックピニオン機構である。この直線的な調整移動及び/又は復元移動は、摺動ガイドレール上の水平方向における受取装置の伸長及び復帰を表し、これにより、受取装置は、ロータリー式打錠機又は高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルに向かって移動するか、又はロータリー式打錠機又は高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセルから離れるように移動することができる。
本発明に係るシステムを用いるセグメント変更時、操作者に物理的な負担が全くない場合が有利である。例えば、移送ユニットの水平方向の持上げは、スピンドル駆動装置又はロッド駆動装置によって達成することができる。特に、これにより、移送ユニットの手動、モーター駆動、空気圧、又は油圧による動作が可能になる。移送ユニットは、特に、ロータリー式打錠機から例えば500 kgまでの重量を安全に受容し、組立キャリッジに移送することができる。
別の好ましい実施形態において、この移動は、例えば、自動の油圧駆動装置又は電気駆動装置によって実現することもできる。特に、任意のタイプの手動又は自動の駆動装置を用いることができる。このことは、労働力の使用が最小限になる場合に有利である。
本発明の別の好ましい実施形態において、受取装置の回転運動は、自動化プロセスにおいて実現することもできる。特に、受取装置の回転運動は減衰運動であり、この減衰はオイルブレーキによって実現される。オイルブレーキは、回転運動に印加される力が回転速度の増加に伴って増加するという点で、達成することができる回転速度を制限する。
本方法の別の好ましい実施形態において、ロータリー式打錠機のキャリアプレートへの移送ユニットの取付けは、特に、圧力ロールステーションと除去装置との間の所定位置において行われる。本発明の意味では、圧力ロールステーションは、圧縮体を製造する目的でパンチツールを圧縮する、上側圧力ローラー及び下側圧力ローラーを受ける柱形状の装置である。本発明の意味では、除去装置は、製造される圧縮体をロータリー式打錠機から出すことができる領域にある装置である。これは、ロータリー式打錠機のローターと同期して回転し、完成した圧縮体をコンベヤ部材すなわちコンベヤシュートに移送する搬出ホイール(coastingwheel)によって達成される。外部にあるこれらの周辺コンベヤ部材及び搬出ホイールは、セグメントの変更時、取外し又は除去する必要がなく、その代わり、ロータリー式打錠機に留まることが有利である。ロータリー式打錠機の回転可能なローターは、垂直方向に分割されたローターセグメントを取り外した後に更に回転し、次のセグメントを移送ユニットによって除去することができるように適所にもたらされる。さらに、ロータリー式打錠機のキャリアプレートの移送ユニットの所定位置において、1組のボア穴のみをキャリアプレートの取付け手段に設ける必要があり、それによりキャリアプレートの製造コストが低減されることが有利である。
垂直方向に分割されたローターセグメントは、ロータリー式打錠機の外側からより簡単に点検、清掃、及び新たなツールの組付けをすることができる。ローターセグメントのサイズに起因して、ローターセグメントは洗浄機又は工業用洗浄機に送ることもできる。
以下、本発明を、図を基に例としてより詳細に記載する。これらの例及び図は、好ましい実施形態の変形形態に関するが、本発明を制限しない。
垂直方向に分割されたローターセグメントを備えるロータリー式打錠機のローターの概略斜視図である。 垂直方向に分割されたローターセグメントと、移送ユニットと、組立キャリッジとを備えるローターを備えるロータリー式打錠機の、開始位置における概略図である。 垂直方向に分割されたローターセグメントと、移送ユニットと、組立キャリッジとを備えるローターを備えるロータリー式打錠機の、セグメント取替え動作中の概略図である。
図1は、ロータリー式打錠機34の一部として、全体として参照符号10の付されたローターを概略斜視図において示す。ロータリー式打錠機の設計及び機能は当業者には十分よく知られており、そのためこれらの設計及び機能は、本明細書の文脈内においてここでは更に記載する必要はない。ローター10は、駆動装置によって回転を誘発することができる。このようにして、ローター10の円周の回りに配置されている上側パンチ50及び下側パンチ30は、固定配置された種々のステーションを通過する。これらのステーションは、充填ステーション、予圧縮ステーション、主圧縮ステーション、排出ステーション等である。圧縮される材料が投入されるダイは、上側パンチ及び下側パンチの各対に割り当てられる。上側パンチ50及び下側パンチ30は、ガイドカムによってダイ内に案内され、それにより、ダイ内に導入された材料は圧縮される。このようなロータリー式打錠機は、例えば、錠剤の製造だけでなく、工業製品、例えば、電池の製造に用いる圧縮リングの製造にも用いることができる。
ローター10は、ローター10の駆動装置に連結要素(詳細は図示せず)によって連結するローターコア12を備える。全体として参照符号14の付された外側ローターは、ローター10の回りに配置される。外側ローター14は複数のローターセグメント16を備え、各ローターセグメント16はピッチ円に広がる。本明細書に示されている例示的な実施形態によると、6つのロータリーセグメント16が、それぞれ60度のピッチ円にわたるように設けられている。このことは、ローターセグメントを画定する脚部がともに60度の角度を形成することを意味する。ローターセグメント16は、形状嵌合及び/又は摩擦力係止によりローターコア12に連結することができる。したがって、ローターコアにあるボア穴58と協働する4つの取付けねじ54が、各ローターセグメントに提供される。さらに、ローターセグメント16は、形状嵌合及び/又は摩擦力係止により、径方向に延在する前面18にも連結することができる。ローターセグメント16は、例えば迅速変更要素(quick-change elements)等によって取り付けることもできる。
図1の図は、全部で5つのローターセグメント16を示し、6番目のローターセグメント16は除去されている。これは、ローターセグメント16を、ローターコア12からそれぞれ個別に除去することができることを示している。ローターセグメント16とローターコア12との間の連結は、ボア穴58と協働する取付けねじ54によって形成され、取付けねじ54は、ロータリー式打錠機34の動作中、ローターコア12及び隣のローターセグメント16に対して寸法的に安定かつ位置的に安定した位置に配置されるようになっている。
また、図1の図において、外側ローター14の全体を形成するローターセグメント16は、上側パンチガイド20と、下側パンチガイド22と、ダイ領域24とを備えることが明白である。外側ローター14の分割により、ダイテーブルも、ダイセグメント78の形態になる。上側パンチガイド20は、本質的に既知の様式で上側パンチ50のガイド26を備える。下側パンチガイド22は、ここでは例として示されている下側パンチ30のガイド28を備える。ダイ領域24はダイ開口32を有する。1つのガイド26及び1つのガイド28は、ダイ開口32と同一平面にあり、それにより、上側パンチ50及び下側パンチ30は、ガイドカム(図示せず)にわたって対になって互いに径方向にシフトすることができ、それにより、圧縮される材料をダイ開口32に充填することができる。
ローターセグメント16の内部では、ダイ及び/又はダイインサートが異なるプレスフォーマット、すなわち複数の異なる錠剤形状を呈することを想定することが可能である。
図1に示されているように、各ローターセグメント16は、複数のガイド26及び28、及び/又はダイ開口32を備える。本明細書に示されている例によると、12個のガイド26、28、及びダイ開口32が、セグメント16ごとに提供される。本明細書に示されていない更なる例示的な実施形態によると、ローターセグメント16の数並びにローターセグメント16あたりのガイド26、28及びダイ開口32の数は、当然ながら異なるように選択することもできる。ローターセグメント16の数は偶数でも奇数でもよい。ローターセグメント16は、均等に分けても不均等に分けてもよい。
少なくとも外側ローター14の分割は、ローターセグメント16をローターコア12から個別に取り外すことができる可能性をもたらす。同時に、上側パンチ50及び下側パンチ30は取外しにより除去される。取り外されたローターセグメント16は、新たな上側パンチ50及び下側パンチ30又は処理し直した上側パンチ50及び下側パンチ30を有する新たなローターセグメント16に取り替えることができる。ローターセグメント16を徐々に、すなわち図1によると6段階で増やしていくことにより、ローターセグメント16内に配置されたツールによって、比較的短い時間内に全部で6つのローターセグメント16を取り替えることが可能である。したがって、ローター10全体のツール入替え時間は、比較的短時間に抑えることができる。
図1は、垂直方向に分割されたローターセグメント16を受取装置48に取り付けることができる、取付けねじ68及びシリンダーピン72のボア穴66及び70を更に示している。本発明によると、ボア穴66及び70は下側パンチガイド22の領域に配置されている。
さらに、図1は、垂直方向に分割されたローターセグメント16をローターコア12上にセンタリングする手段を示している。これは、垂直方向においてローターセグメント16の少なくとも一部が当接する支持面64によって行われる。水平方向のセンタリングは、ローターセグメント16の内側にある凹部(図示せず)と協働するセンタリングセグメント62によって達成される。また、この図は、セグメント16をローターコア12に取り付ける間、ローターセグメント16の予めのセンタリングを可能にするセンタリングピン60を示している。
図2は、ロータリー式打錠機34と、移送ユニット36と、組立キャリッジ38との好ましい配置を示している。移送ユニット36は、ここでは開始位置にある。開始位置とは、移送ユニット36の受取装置48が伸長も枢動もしていないことを意味する。この位置では、移送ユニット36は、ロータリー式打錠機34のキャリアプレート40及び組立キャリッジ38に取り付けられている。次に、受取装置48は伸長して、それによりロータリー式打錠機34から取り外されるローターセグメント16の近位にもたらすことができる。
セグメント変更のために、例えば、枢動可能な移送ユニット36が、ロータリー式打錠機34のローターセグメント16の除去用の周辺モジュールとして用いられる場合が有利であるとわかっている。この装置は、昇降機構によって、ロータリー式打錠機34のキャリアプレート40上に、例えばセグメントを除去する所定位置に配置され、その位置に取り付けられる。このために、移送ユニット36はセンタリング取付け装置44を備える。ロータリー式打錠機34のキャリアプレート40への移送ユニット36の取付けは、例えば、6つの取付けねじによって達成される。受取装置48は、ローターセグメント16を受け取るように手動又はモーター駆動装置によって伸長することができる。このために、受取装置48は摺動ガイドレール74に支持されており、受取装置48は、摺動ガイドレール74上で水平方向の調整移動及び/又は再設定移動を実行する。この移動は、本発明の意味においては、伸長又は復帰することを指す。したがって、垂直方向に分割されたローターセグメント16は、例えば3つの取付けねじ68及び2つのシリンダーピン72によって受取装置48に取り付けられる。次に、垂直方向に分割されたローターセグメント16をローターコア12に固定する取付けねじ54を緩める。受取装置48は、最小旋回半径を有する中央開始位置に復帰する。これにより、最初に枢動運動又は回転運動のためのスペースが生じ、旋回半径の低減によって、回転運動又は枢動運動のために印加される力が低減される。次に、この装置は例えば180度外方に枢動する。組立キャリッジ38は受取装置48の外側位置に立っている。
組立キャリッジ38の枢動可能な頂部は、高さ調整可能な回転セグメントカルーセル52を形成し、例えば、120度の角度で配置される3つのセグメント受け部を備える。組立キャリッジ38のロータリー式打錠機34からの距離は、移送ユニット36と組立キャリッジ38との固定連結によって特に規定される。移送ユニット36は、セグメントの除去中、セグメントの設置中、セグメントの変更中、及び/又はツールの変更中、ロータリー式打錠機34の組立キャリッジ38及び/又はキャリアプレート40に対して摩擦力係止及び/又は形状嵌合による連結状態で連結される。移送ユニット36の受取装置48が180度回転した位置にある場合、受取装置48は最終位置に伸長し、ローターセグメント16は、組立キャリッジ38の高さ調整可能な回転セグメントカルーセル52の第1のセグメント位置に、例えば4つの取付けねじ54を用いて取り付けられる。4つの取付けねじ54は、垂直方向に分割されたローターセグメント16をまたローターコア12に取り付ける同じねじであることが好ましい。
このプロセスは、組立キャリッジ38の位置の数及びローターセグメント16の数に応じて何度も繰り返すことができる。このために、組立キャリッジ38のそれぞれの空の受入れ位置は受取り位置に枢動する。組立キャリッジ38が全て使用されると、空の組立キャリッジ38と取り替えることができる。例えば、2つのローターセグメント16及び6個のローターセグメント16を備える1つのローター10のための空間を有する組立キャリッジ38には、6段階の取外しステップ及び3つの組立キャリッジ38が必要である。
完全な分割されたローター10の全てのローターセグメント16を取り外した場合、ローターコア12、並びに特にガイドカーブである上側カム及び下側カム、対応するダスト吸引ノズルを備える充填カム及び計量カムのみが、ロータリー式打錠機34に位置する。セグメント変更時、カムの全てがロータリー式打錠機34内に留まることは主な利点と見なすことができる。除去位置の上側カム及び下側カムは、自動的に開放し、上側パンチ50及び下側パンチ30の上側シャフト及び下側シャフトの頭部をロールとともに、ローターセグメント16を伴うカムから簡単に除去することができる。次に、吸引ホース及び吸引ノズルが取り外される。次に、機械の内側全体及び上側カム及び下側カムが徹底的に清掃される。
例えばロータリー式打錠機34における6個のローターセグメント16の設置の準備の際、2つの組立キャリッジ38を、それぞれ清掃ツール及び機能ツールが装着された清掃された3つのローターセグメント16とともに利用可能とすることができる。清掃された6つのローターセグメント16は、例えば、セグメントの設置用の移送ユニット36によって順番にロータリー式打錠機34に設置することができる。次に、吸引ホース、吸引ノズル、充填装置、及び材料供給部が設置される。ロータリー式打錠機34は、再び使用の準備が整う。ロータリー式打錠機34の停止から開始までのツール入替え時間は、2時間〜最大3時間と見積もることができ、従来技術に記載されている10時間〜12時間のツール入替え時間に比べて大幅な短縮を示す。また、従来の打錠機のツール入替えには通常2人の従事者が必要である。したがって、この方法は、特に従事者が大きな重量を手動で移動させる必要がないため、非常に効率的である。
また、図2は、移送ユニット36が、ロータリー式打錠機34の固定位置においてキャリアプレートに取り付けられることを示している。これはセンタリング取付け装置44によって行われる。移送ユニットをキャリアプレート40に取り付けるために確立された位置は、特に、圧力ローラーステーション86と、完成した圧縮体をロータリー式打錠機34から取り出す除去装置88との間に位置している。垂直方向に分割されたローターセグメント16を用いることにより、ローターセグメント16は、ローター14を取り替える際に取り外す必要がない。
受取装置48は、摺動レールすなわちガイドレール74上で水平方向に移動することができる。これは、ハンドホイール42によって手動で又は自動化プロセスにおいて実行することができる。ハンドホイール42の径方向運動は、ラックピニオン機構によって受取装置48の直線運動に変換される。
移送ユニット36は、セグメント変更動作中、ロータリー式打錠機34のキャリアプレート40及び組立キャリッジ38に連結される。組立キャリッジ38に対する連結は、例えば迅速作動ロックとして設計される連結装置46によって実行される。組立キャリッジ38に設けられているキャッチフック90は移送ユニット36の凹部92に留まる。移送ユニット36の凹部92は、組立キャリッジ38と移送ユニット36との間の連結が固定高さに制限されず、その代わり、凹部92の設計により、特に床面における不均一さを補償することができるように特に設計されている。
また、図2は、各ローターセグメント16のためにローターコア12にあるセンタリング部材62並びに支持面及び/又は支持フランジ64を示している。ローターコア12のこれらの部品により、垂直方向に分割されたローターセグメント16は、設置の間、垂直方向及び水平方向にセンタリングされる。
図3は、セグメント変更動作中の、垂直方向に分割されたローターセグメント16と、移送ユニット36と、組立キャリッジ38とを備える本発明のロータリー式打錠機34のシステムを示している。次に、取り外されるローターセグメント16は、移送ユニット36の受取装置48に配置され、枢動可能な受取装置48を用いて高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセル52に向かって回転する。
10 ローター
12 ローターコア
14 外側ローター
16 垂直方向に分割されたローターセグメント
18 垂直方向に分割されたローターセグメント16の前面
20 上側パンチガイド
22 下側パンチガイド
24 ダイ領域
26 ガイド
28 ガイド
30 下側パンチ
32 ダイ開口
34 ロータリー式打錠機
36 移送ユニット
38 組立キャリッジ
40 キャリアプレート
42 ハンドホイール
44 キャリアプレート40に対する移送ユニット36のセンタリング取付け装置
46 組立キャリッジ38に移送ユニット36を取り付ける連結装置、特に迅速作動ロック
48 受取装置
50 上側パンチ
52 高さ調整可能な回転高さ調整式のロータリーセグメントカルーセル
54 ローターセグメントをローターコア及び高さ調整可能な回転高さ調整式のロータリーセグメントカルーセルに取り付ける取付けねじ
56 受取装置の回転軸
58 取付けねじ54用のボア穴
60 ローターセグメント16を案内するローターコア12のガイド
62 ローターセグメント16をセンタリングするローターコア12のセンタリング具
64 支持面又は支持フランジ
66 取付けねじ68用のボア穴
68 取付けねじ
70 シリンダーピン72用のボア穴
72 シリンダーピン
74 受取装置の摺動ガイドレール
78 ダイセグメント
80 リング形状の圧縮体を製造する中間リング
82 取付けフランジ
84 中心マンドレルホルダー
86 圧力ローラーステーション
88 除去装置
90 迅速作動ロックのキャッチフック
92 迅速作動ロックの凹部

Claims (14)

  1. ロータリー式打錠機(34)の垂直方向に分割されたローターセグメント(16)を変更するシステムであって、該システムは、ローター(10)と、移送ユニット(36)と、組立キャリッジ(38)とを備え、
    前記ローター(10)は、ローターコア(12)と、少なくとも2つのローターセグメント(16)とを備え、該ローターセグメント(16)は、前記ローター(10)の垂直方向の分割により形成されることと、
    前記移送ユニット(36)は、摺動ガイドレール(74)に摺動可能に取り付けられるとともに回転可能であるローターセグメント(16)を把持する受取装置(48)を備え、前記移送ユニット(36)は、前記ロータリー式打錠機(34)のキャリアプレート(40)のセンタリング取付け装置(44)によって取付け及びセンタリングすることができ、前記移送ユニット(36)を前記組立キャリッジ(38)に連結する連結装置(46)を備えることと、
    前記組立キャリッジ(38)は、少なくとも1つのローターセグメント(16)を収容する高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセル(52)を備え、前記組立キャリッジ(38)は、前記連結装置(46)によって前記移送ユニット(36)に連結することができることと、
    を特徴とする、システム。
  2. 前記ローターセグメント(16)は、外側からセンタリングされ、前記ローターコア(12)に取り付けられ、該ローターコア(12)は、各ローターセグメント(16)につき、少なくとも1つのガイド(60)、少なくとも1つのセンタリング具(62)、少なくとも1つの支持面(64)、及び/又は、垂直方向に分割されたローターセグメント(16)の取付け用の4つのねじ付きボア穴(58)を備え、該ねじ付きボア穴(58)は、4つの取付けねじ(54)と協働することを特徴とする、請求項1に記載のロータリー式打錠機(34)の垂直方向に分割されたローターセグメント(16)を変更するシステム。
  3. 前記ローター(10)は、2つ〜10、好ましくは4つ〜8つ、特に好ましくは6つのローターセグメント(16)を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のロータリー式打錠機(34)の垂直方向に分割されたローターセグメント(16)を変更するシステム。
  4. 前記垂直方向に分割されたローターセグメント(16)は、互いに重なった少なくとも3つの部分、詳細には、
    a.上側パンチ(50)のガイド(20)と、
    b.固形錠剤の製造に用いる取替え可能なダイセグメント(78)を収容及び取付けする中間リング(76)、又は、リング形状の圧縮体の製造に用いる中心マンドレルホルダー(84)を取り付ける処理されたフランジ(82)を有する前記取替え可能なダイセグメントを収容及び取付けする中間リング(80)と、
    c.下側パンチ(30)のガイド(22)と、
    を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロータリー式打錠機(34)の垂直方向に分割されたローターセグメント(16)を変更するシステム。
  5. 前記受取装置(48)に取り付けるローターセグメント(16)は、取付けねじ(68)を収容する3つのボア穴(66)と、シリンダーピン(72)を収容する2つのボア穴(70)とを有し、前記ボア穴(66)は下側パンチ(30)のガイド(22)の下に配置され、前記受取装置(48)の取付けねじ(68)及びシリンダーピン(72)と協働することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のロータリー式打錠機(34)の垂直方向に分割されたローターセグメント(16)を変更するシステム。
  6. ローターセグメント(16)は、4つの取付けねじ(54)によって前記ローターコア(12)及び前記高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセル(52)に取り付けることができることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のロータリー式打錠機(34)の垂直方向に分割されたローターセグメント(16)を変更するシステム。
  7. 前記組立キャリッジ(38)を備える前記移送ユニット(36)の前記連結装置(46)は、前記移送ユニット(36)にあるキャッチフック(90)と、前記組立キャリッジ(38)にある凹部(92)とによって形成される迅速作動ロックであり、前記キャッチフック(90)は前記凹部(92)と協働することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のロータリー式打錠機(34)の垂直方向に分割されたローターセグメント(16)を変更するシステム。
  8. a.上側パンチカム及び下側パンチカムを除去位置において開放するステップと、
    b.移送ユニット(36)を、センタリング取付け装置(44)によってロータリー式打錠機(34)のキャリアプレート(40)に位置決めするステップと、
    c.前記移送ユニット(36)の受取装置(48)を伸長させるステップと、
    d.ローターコア(12)に配置されている垂直方向に分割されたローターセグメント(16)を、取付けねじ(68)及びシリンダーピン(72)によって受取装置(48)に取り付けるステップと、
    e.前記取付けねじ(54)を緩めることによって前記ローターコア(12)から前記ローターセグメント(16)を解放するステップと、
    f.こうして除去された前記ローターセグメント(16)を伴った前記受取装置(48)を復帰させるステップと、
    g.こうして除去された前記ローターセグメント(16)を伴った前記受取装置(48)を枢動及び/又は移動させるステップと、
    h.こうして除去された前記ローターセグメント(16)を、前記受取装置(48)によって組立キャリッジ(38)の高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセル(52)に移送するステップと、
    i.こうして除去された前記ローターセグメント(16)を、前記組立キャリッジ(38)の前記セグメントカルーセル(52)に位置決め及び取付けするステップと、
    を含み、全ての前記上側パンチカム及び前記下側パンチカムは、前記セグメントの変更の間、前記ロータリー式打錠機(34)内に留まる、セグメントを取り外す方法。
  9. a.上側パンチカム及び下側パンチカムを除去位置において開放するステップと、
    b.移送ユニット(36)を、センタリング取付け装置(44)によってロータリー式打錠機(34)のキャリアプレート(40)に位置決めするステップと、
    c.組立キャリッジ(38)の高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセル(52)に位置する垂直方向に分割されたローターセグメント(16)を、取付けねじ(68)及びシリンダーピン(72)によって前記移送ユニット(36)の受取装置(48)に取り付けるステップと、
    d.前記ローターセグメント(16)を、前記組立キャリッジ(38)の前記セグメントカルーセル(52)から前記受取装置(48)によって受け取るステップと、
    e.前記ローターセグメント(16)を伴った前記受取装置(48)を枢動及び/又は移動するステップと、
    f.前記ローターセグメント(16)を伴った前記移送ユニット(36)の前記受取装置(48)を伸長させるステップと、
    g.取付けねじ(54)によってローターコア(12)に前記ローターセグメント(16)を位置決め及び取付けするステップと、
    h.前記上側パンチカム及び前記下側パンチカムを閉鎖するステップと、
    を含み、全ての前記上側パンチカム及び前記下側パンチカムは、前記セグメントの変更の際、前記ロータリー式打錠機(34)内に留まる、セグメントを設置する方法。
  10. 内部の上側パンチカーブ及び下側パンチカーブは、前記ローターセグメントの除去領域において自動又は手動で開放し、ローターセグメント(16)を取外し及び取付けすることを特徴とする、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記上側パンチ(30)及び前記下側パンチ(74)は、前記ローターセグメント(16)の取外し及び設置の間、前記上側パンチカム及び前記下側パンチカムに自動的に螺合することを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記受取装置(48)の前記取外しの伸長又は復帰は、摺動ガイドレール(74)上の直線的な調整移動によって実行され、該調整移動は、ハンドホイール(42)による手動又はオートメーションによって実行されることを特徴とする、請求項8〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記ローターセグメント(16)を前記ローターコア(12)及び前記高さ調整可能なロータリーセグメントカルーセル(52)に取り付けることは、同じ取付け手段(68、72)を用いて行われることを特徴とする、請求項8〜12に記載の方法。
  14. 前記移送ユニット(36)を前記ロータリー式打錠機(34)の前記キャリアプレート(40)に取り付けることは、圧力ロールステーション(86)と除去装置(88)との間で提供されることを特徴とする、請求項8〜13のいずれか1項に記載の方法。
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