JP7069323B2 - 予圧の一体型測定機能を有するロータリープレスの調整可能な予圧レール - Google Patents

予圧の一体型測定機能を有するロータリープレスの調整可能な予圧レール Download PDF

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Description

本発明は、単層錠又は多層錠を製造するロータリープレスであって、プレス材料を型プレートの開口内に充填する少なくとも1つの充填装置と、少なくとも1つの充填ステーションと、下側パンチに対する少なくとも1つの計量ステーションと、少なくとも1つの圧力ステーションと、錠剤ストリッパー及び錠剤放出シュートを備える少なくとも1つの排出ステーションとを備え、少なくとも1つの圧力ステーションは、それぞれ上側プレスローラー及び下側プレスローラーと、それぞれ上側カムトラック及び下側カムトラックとを備え、カムトラックは、上側パンチ及び下側パンチと相互作用する、ロータリープレスに関する。更なる一態様において、本発明は、ロータリープレスの使用に関する。
ロータリープレスを用いて、特に粉末状の原材料から、医薬錠剤、又は化学ペレット、工業ペレット、若しくは産業ペレットを大量に製造することが知られている。ロータリープレスは、概して、円形のフットプリントを有するローターを備え、ローターは、上側パンチガイド及び下側パンチガイドと、また、その間に配置された型プレートとを備える。この型プレートは、開口又は型穴を有し、充填ステーションにおいて、この開口又は型穴に、充填装置によって、圧縮される材料が充填される。型穴に充填された材料は、計量ステーションによって計量される。本発明に関して、計量とは、余剰のプレス材料を、下側パンチの上昇によって充填装置内に押し戻すことを意味する。
上側パンチ及び下側パンチは、ローターの上下に位置するとともに、それぞれの静止カムキャリア上に締結された静止制御カムによって、ローター円周上で軸方向に動く。ロータリープレスにおいて、ヘッドガイド型(head-guided)又はロールガイド型(roll-guided)のパンチシャフトが用いられる。ローターの上側パンチガイドは、上側パンチシャフトに対するローターの上部における軸方向穴によって形成される。同様に、下側パンチガイドは、下側パンチシャフトに対するローターの下部における軸方向穴によって形成される。これらの軸方向穴は、型プレートの型穴と位置合わせされて配置され、それにより、上側パンチ及び下側パンチは、充填及びプレス手順中、型穴内に移動することができる。
ペレットは、ロータリープレスのプレスステーションにおいてプレスされる。ロータリープレスのローターの回転中、上側パンチ及び下側パンチの対は、それぞれ、圧力ローラーステーションにおいて互いに重ねて配置されて設けられる2つの圧力ローラーを通して連続的に引き寄せられる。そのような圧力ローラーステーションは、例えば、特許文献1に記載されている。プレスステーションは、ロータリープレスのキャリアプレート上に堅く固定され、上側圧力ローラー及び下側圧力ローラーを備える。圧力ローラーは、軸受ブロックによってプレスステーションのガイド柱上に締結され、互いに対して調整可能に配置されて設けられる。圧力ローラーの互いに対する位置決めに起因して、上側パンチ及び下側パンチが互いに向かって動き、それにより、型内でパンチ間のプレス材料にプレス力が及ぼされる。プレス材料に対してプレス力が作用することにより、粉末状のプレス材料からペレットが製造される。
ペレットの形成は、プレス工具が型穴内で互いに向かって動く圧迫手順に基づくものであり、ここでは、存在する可能性のある、粉末粒子間にある空気が、パンチのプレス面間に位置するプレス材料から押し出される。この圧迫の結果、粉末粒子間の空気で満たされた中間空間が本質的に完全に除去されることになる。これらの中間空間が存在しなくなることにより、プレス粒子が互いに接触し、それにより、プレス力がプレス粒子に伝達されることで、粒子の相互係止及び互いに対する接続が達成される。得られるペレットは、規定の硬さを有する。ロータリープレス内にプレスステーションが1つのみ存在する場合、これは、主プレスステーションと称される。対応する圧迫手順は、主圧迫と称される。
1つのみのプレスステーションを備える従来技術に記載のこれらのロータリープレスの不都合点は、存在する主プレスステーションが1つのみの場合、プレス材料の脱気が上手く行われないことが多いことである。この結果は、医薬ペレットのための粉末状のプレス材料にも、また、特に大量のプレス材料又は超微粉成分を多く含むプレス材料にも当てはまる。脱気が不十分であると、圧迫手順が不完全になるとともに、不均一又は不適切な硬さを有するペレットになる。加えて、そのようなペレットは、ひび割れ及びキャッピング(capping)を起こす傾向がある。
不適切な脱気は、ロータリープレスに第2のプレスステーションを設けることで対処することができる。この第2のプレスステーションは、予圧ステーションと称され、主圧迫の前に、プレス材料に含まれる空気をプレス材料から除去するのに主に用いられる。これにより、主圧力ローラーが通過する際の圧力滞留時間をプレス材料の脱気にも用いるのではなく、ほぼ最終圧迫のみに用いることが可能になる。したがって、圧力滞留時間は、ペレットを製造及び圧迫する、プレス材料に対するプレス力の作用に本質的に完全に利用可能である。このようにして、超高速度のローター及び難度の高いプレス材料の場合でも、硬い錠剤を得ることが可能になる。
上側予圧ローラー及び下側予圧ローラーを備える予圧ステーションを使用する代わりに、上側予圧レール及び下側予圧レールからなる予圧ステーションを用いることができる。これらの予圧レールは、上側圧力ローラー及び下側圧力ローラーの左前に位置する。ここで、「左」及び「右」という用語は、カムトラックを外側から見た場合に得られる、すなわち、ロータリープレスの外部の観察者から見える空間的な方向に関連する。加えて、カムの割当ては、ロータリープレスのローターの回転方向に依存する。例として、本願では、ローターが反時計回り、すなわち左回りに回転するロータリープレスが記載される。
上側カムトラックにおいて、予圧レールが、上側圧力ローラーの左側でプルダウンカムに統合され、プルダウンカムは、圧力ローラーの右側でプルアップカムに合一し、プルアップカムは、上側パンチを充填装置の上に再び上昇させる。本発明の意味では、プルダウンカムは、上側パンチがプレス手順中に下方に動く際に沿う、カムトラックの構成要素であり、一方で、プルアップカムは、プレス手順の後に上側パンチの上方への動きを制御する。
従来技術において上述したロータリープレスにおいて、上側圧力ローラーの左側にある上側パンチプルダウンカムと、上側圧力ローラーの右側にある上側パンチプルアップカムとは、上側カムトラックのカムキャリア上に個々に堅く締結される。上側パンチカムの最高点から、上側パンチのシャフトが、プルダウンカムに引き継がれ、上側圧力ローラーの下死点の方向に引き下げられる。カム自体は、型の上縁部までおよそ25 mmのストロークを有する。上側パンチは、上側圧力ローラーの設定された押込み深さだけ、型に能動的に押し込まれる。上側パンチの押込み深さは、通常、2 mm~10 mmの間で変化し得るため、上側パンチのヘッドは、上側圧力ローラーに対して異なる高さに延在する。上側パンチの押込み深さが増大するにつれ、開始角度がより不適当なものとなり、それにより、ロータリープレスにおいて、工具及び上側圧力ローラーの摩耗、並びに騒音レベル及び振動も増大する。
上側パンチの押込み深さが2 mm~10 mmまでは、上側パンチプルダウン及びプルアップカムを用いるとともに、上側圧力ローラーの調整能力と協働して、調整行程を実現することができる。しかしながら、従来技術に記載のロータリープレスの1つの不都合点は、上側パンチの10 mmを超える押込み深さに対する技術的に十分な解決策が示されていないことである。しかしながら、様々なタイプのペレットを製造するのに上側パンチの10 mmまでの押込み深さでは不十分である用途が存在する。これらの用途は、特に、非常に高さのある単層ペレットの製造、及びまた複層錠剤の製造に関する。
複層錠剤を製造するために、まず、充填ステーション内の充填装置によって、第1のプレス材料を型プレートの穴内に充填する。このために、ロータリープレスの下側パンチは、固定的に締結された充填カムによって、規定の充填深さまで引き下げられる。これにより、プレス材料を充填するための、3つの空間的方向において閉鎖された空間がもたらされる。ここでは、下側パンチのプレス面は、この閉鎖空間の下面を形成する。このプレス面は、プレス空間の外壁を形成する円筒形の型穴に隣接する。プレス材料は、型プレートの上方に位置する充填装置によって、プレス空間の開放した上面を通して充填することができる。プレス空間の深さは、交換可能な異なる充填カムを使用することによって制御することができる。
充填手順の開始時、下側パンチは、型のピッチ円における型の上縁部と同一平面になるように、プレス材料が充填された充填装置の充填チャンバー内に移動し、既定の最大充填位置に達するまで、充填カムによって連続的に引き下げられる。下側パンチの完全な下方移動中、プレス材料が型プレート上に位置するため、プレス材料は、下側パンチの下方移動の間に型穴に吸い込まれ、それにより、型穴の均一で均質な充填が達成される。この場合、プレス空間は、型穴の壁及び下側パンチの上面によって形成されることが有利である。このプレス空間は、頂部が開放しており、圧縮される材料は、上述したように、この開口を介して充填される。
充填カムの長さは、充填装置の充填開口の長さのおよそ半分に対応する。従来のロータリープレスは、過剰計量の原則に従って動作し、すなわち、充填カムを用いて、錠剤の完成に必要とされるよりも多くのプレス材料を型に充填する。当業者には、粗充填(gross filling)と呼ばれる。プレス材料の充填手順は、通常、少なくとも充填装置の中央まで行われる。計量ユニットは、ここで、下側パンチに対する充填カムに隣接する。計量ユニットにより、下側パンチは、最下の充填位置に対して0 mm~10 mmだけ手動又は自動で上昇することができ、それにより、正味の充填(net filling)が達成される。同時に、過剰なプレス材料は、充填装置の右側に押し戻され、再使用することができる。
第1の充填手順、すなわち第1のプレス材料の充填が終わった後、上側パンチ及び下側パンチは、押圧ステーション(pressing-on station)に送られる。押圧ステーションにおいて、上側パンチプルダウンカムによって制御される上側パンチが型穴に押し込まれ、第1の粉末層のプレス材料が、下側パンチの方向に下方に変位する。この場合、上側パンチの押込み深さは、上側押圧ローラーの位置の設定によっても影響を受ける。上側パンチの押込みの最下点において、第1のプレス材料層の上に自由空間が形成される。この自由空間は、第2の層、すなわち次の層の粗充填の体積に対応する。また、対応するカム及びレールは、下側押圧ローラーに達するまで下降される。ここでは、上側押圧ローラー及び下側押圧ローラーは、押圧ステーション内で互いに非常に特別な位置にある。上側押圧ローラーの位置に起因して、上側パンチは、上側パンチが型内で引き上げられた後、第1の層の上に、第2の層の総体積に対応する自由空間が残るように、型内に押し込まれる。下側パンチは、下側押圧ローラーの位置により、上側パンチの押込み深さに関連して、プレス材料の第1の層が軽く押し付けられるように位置付けられる。
第1の層のプレス材料をプレスした後、上側パンチは、プルアップカムによって、第2の充填装置の上に上昇する。加えて、下側パンチは、下側押圧ローラーの上死点の高さに位置するレールによって、第2の充填及び計量ステーションに導かれる。第2のプレス材料は、第2の充填装置によって型キャビティ内に充填される。第2の充填装置は、第1の充填ステーションが備えるような充填カムと相互作用しない。むしろ、第2の充填のための総充填深さは、押圧ステーションにおける上側パンチの押込み深さによって形成される。
第2の充填装置によって第2の充填材料を充填した後、過剰なプレス化合物が、計量ステーションにおいて第2の充填装置に押し戻され、第2の層の正味の充填が、二層錠の型内に残って圧縮される。第1のプレス材料から形成される押圧層は、第2の層の下に位置する。
従来技術から既知のロータリープレスは、上側パンチによって形成された第2のプレス層の型キャビティを充填するのに、通常、非常に大きな充填深さが必要とされるという不都合点を有する。このため、大きな押込み深さを実現することができる上側パンチを設ける必要がある。多層錠、特に二層錠の製造に許容可能な結果を得るためには、10 mm~25 mmの充填深さが必要であることが示されている。
従来技術に記載されているロータリープレスでは、25 mmまでの押込み行程は、単一の固定された上側パンチプルダウン及びプルアップカムを用いて実現することができない。通常、例えば、以下の押込み深さ範囲を有する3つのカム対が用いられる。
・0 mm~10 mm
・8 mm~18 mm
・15 mm~25 mm
ロータリープレスにおいてヘッドガイド型プレス工具が用いられる場合、個々のカムは、その全体が一部品で製造される。したがって、1つのプレスステーションに対して3つの異なる押込み深さ範囲がある場合、3つのプルダウンカム及び3つのプルアップカムが必要となる。しかしながら、内側ローラー及び外側ローラーを用いてプレス工具がガイドされる場合、これらのガイドカムを一部品で製造することは可能でない。むしろ、カムは、3つの部品、すなわち、内側カム、上側カム、及び外側カムからなり、これらの部品は、パッケージとして上側カムキャリアにともに締結される。したがって、カム対は、例えば、3つのプルダウンカムセグメント及び3つのプルアップカムセグメントからなる。3つの異なる押込み深さ範囲がある場合、プレスステーションあたり18個のカムセグメントが必要となる。これらのカムは硬化鋼から製造されるため、使用者の高額の投資につながる。
コストのかかる多数のカムセグメントを使用することに関連するこの不都合点は、二層錠だけでなく、最大5つの異なるプレス材料層を有する多層錠が製造される場合、増大する。カムセグメントの取得コストが高いことに加えて、カムセグメントには相当な保管要件が生じ、ロータリープレスの再装備中にロータリープレスに不適当なカムの組合せが設置されることを防ぐために、かなりのロジスティック及び監視の費用もかかる。ロータリープレスの正しい装備には、熟練の技術者が必要とされ、その使用にも高いコストが伴う。
独国特許第19705092号
この従来技術を起点として、本発明の目的は、従来技術に記載されたロータリープレスの不都合点を有せず、さらに、多層錠の製造のために上側パンチを最大25 mmの押込み深さで型穴に押し込むことが必要とされる場合に、コストのかかる種々のカムセグメントの使用を回避するロータリープレスを提供することである。
上記目的は、本発明によれば、単層錠又は多層錠を製造するロータリープレスであって、型プレートの開口内にプレス材料を充填する少なくとも1つの充填装置と、少なくとも1つの充填ステーションと、下側パンチに対する少なくとも1つの計量ステーションと、少なくとも1つのプレスステーションと、錠剤ストリッパー及び錠剤放出シュートを備える少なくとも1つの排出ステーションとを備え、少なくとも1つのプレスステーションは、それぞれ上側プレスローラー及び下側プレスローラーと、それぞれ上側カムトラック及び下側カムトラックとを備え、カムトラックは、上側パンチ及び下側パンチと相互作用する、ロータリープレスによって達成される。本発明に係るロータリープレスは、上側圧力ローラーの下に、プルダウンカムと、上側予圧レールと、安全レールと、プルアップカムとを含む、垂直方向に調整可能な少なくとも1つの上側組合せカムが配置されて設けられ、下側カムトラックが、下側圧力ローラーの下に取り付けられて設けられる、垂直方向に調整可能な下側予圧レールと、一部品の排出カムとを備えることを特徴とする。本発明の意味では、キャッチカムは、安全レールとも呼ばれることが好ましい。予圧レール及び予圧カムという用語は、本発明の意味では同義に用いられることが好ましい。
少なくとも1つの予圧ステーションにおいて、上側予圧ローラー及び下側予圧ローラーを使用する代わりに、上側予圧レール及び下側予圧レールを用いることが好ましい。これらの予圧レールは、上側圧力ローラー及び下側圧力ローラーの左前に位置する。本願に関して、「カムトラック」という用語は、本質的に閉鎖した円をともに形成する様々なカムセグメント及びレールを並列したものを指す。カムトラックは、ローラーガイド型又はヘッドガイド型プレス工具をガイドするのに用いられる。カムセグメントは、ねじを用いてカムキャリアに締結されることが好ましい。本発明の意味では、カムは、概ね非線形の外形を有し、固定的に形成される。それに対して、レールは、本質的に直線形の外形を有し、ロータリープレスの可動構成要素をなす。
「圧力ステーション」という用語は、主圧力ステーションと、予圧ステーション及び押圧ステーションとの双方を含むことが好ましい。ペレットのプレス手順は主圧力ステーションで行われることが好ましく、ペレットを製造するためのプレス力は、この主プレス手順に伴って、主圧力ローラーからプレス工具を介して、圧縮される粉末状の材料に伝達される。プレス材料の脱気は、初期プレスステーションにおいて行われることが更に好ましい。また、総プレス時間は、主プレス手順中のプレス材料の圧迫に有利に利用可能であることが好ましい。押圧ステーションは、例えば、多層錠又はコア被覆錠(jacket core tablets:有核錠)の製造中に、型の開口内に既に配置された第1の粉末材料を軽くプレスし、それにより、例えば、ペレットコア又は更なる充填層を収容する準備を有利に行うのに用いられることが好ましい。
右及び左という用語は、本願の図1に示されているような例示的なカムトラックの外部の観察者に対して与えられるように、本願では使用される。図1では、上側圧力ローラーの位置は、中央に示され、本発明に係る予圧レールは、その左側に位置する。例えば、プルダウンカムは、カムトラック内の圧力ローラーの左側に位置し、型プレートの方向において図示のローラーガイド型上側パンチをガイドする。
図1は、例えば、本発明に係るロータリープレスに統合されて設けられるような上側カムトラックを示している。圧力ローラーは、カムトラックの上に配置されて設けられることが好ましい。上側圧力ローラーは、ロータリープレスの上側ハウジングカバーの方向に面し、一方、カムトラックは、ローターが位置するキャリアプレートに面する。このキャリアプレートの方向における移動は、本発明では「下方」移動と称され、一方、上側ハウジングカバーの方向における移動は、本発明では「上方」移動を表す。
上側予圧レール及び下側予圧レールは、プレス工具、すなわち上側プレスパンチ及び下側プレスパンチのシャフトローラー又はシャフトヘッドに対する長い直線領域を有することが有利である。これにより、従来技術と比較して大幅に延長された、レールの領域における予圧の圧力滞留時間がもたらされる。シャフトローラーの使用に関して、摩擦を伴わずに、より長い距離にわたって摩耗することなく、より大きな予圧を伝達することができることが有利である。加えて、予圧の延長された圧力滞留時間により、プレス材料の改善された材料脱気が得られる。
本発明の更なる利点は、プレス工具のシャフトが、必要に応じて、内側シャフトローラー及び外側シャフトローラーを備えることができることである。2つのシャフトローラーを用いる場合、これらのシャフトローラーは、内側予圧レール及び外側予圧レールに対して作用し、それにより、予圧ローラーを使用する場合と比較して、増大された予圧及び延長された圧力保持時間を実現することができることが有利である。
さらに、本発明に係る予圧レールは、予圧ローラーと比較して予圧の伝達に対する省スペースの代替形態をなすことが非常に有利であることがわかっている。予圧ステーションは、カムトラックのピッチ円上で主圧力ステーションと同じスペースを占めることが好ましい。これは、特に、主圧力ローラー及び予圧ローラーが有利には等しいローラー直径を有する場合に特に当てはまる。本発明に係る予圧レールは、圧力ステーションの空間要件の20%しか必要とせず、そのため、残りの空間を、プレス工具を制御するためのより長くより柔らかい制御カムと、より長い充填装置とに用いることができることは全く驚くべきことであった。より長くより平坦な制御カムを使用することで、ロータリープレスの静かで低摩擦の動作が確実になることが有利である。長い充填装置は、型穴へのプレス材料の向上した充填結果をもたらすことが有利であり、それにより、得られるペレットの向上した均質性及び均一な重量が達成される。更に驚くべき利点は、このようにして最適化された上側カム及び下側カムを備えるロータリープレスは、はるかに速く回転することができ、それにより、より生産性が高くなることである。
上側予圧レールは、圧力ローラーの位置と同期して調整することができることが好ましい。このように同期して垂直方向の調整を行うことができることで、上側圧力ローラーの下死点からの予圧レールの距離も精密に設定することができることが有利である。これにより、上側パンチが制御されずに型穴に押し込まれることが確実に防止される。本発明に係るこの利点は、設定された上側パンチ押込み深さとは無関係に実現することができることは全く驚くべきことであった。従来技術に記載の従来のロータリープレスにおいて、上側パンチは、型穴内に数ミリメートルの深さまで、制御されずに押し込まれ得る。なぜなら、上側カムキャリアの下側領域に取り付けられた、固定的に形成されたキャッチレールのみが、上側パンチを捕捉することができるためである。
本発明に係る調整可能な予圧レールを使用する際、予圧レールと圧力ローラーとの間の距離が例えば0.5 mmである場合、及び圧力ローラーが3 mmの上側パンチ押込み深さに設定された場合、上側パンチは、プレス材料がない状態で、例えば、型内に、通常の数ミリメートル、例えば6 mm~8 mmの範囲ではなく、最大で3.3 mmだけ押し込むことができる。
プルダウンカム及びプルアップカムを含む上側組合せカムの垂直方向の調整は、手動又は自動で行われることが好ましい。垂直方向の調整の柔軟な設計により、本発明に係るロータリープレスは、使用者の要件に個別に適合可能である。上側組合せレールは、調整後に上側カムキャリアに堅く接続されて設けられることが更に好ましい。
排出カムは、製造されたペレットを排出するのに用いられることが好ましい。錠剤の製造が完了した後、工具対はプレスステーションを出ることが好ましい。次いで、上側パンチは、まずプルアップカムによって上昇することが好ましい。上側パンチの上方移動中、下側パンチは、好ましくは排出レールに達し、それにより、下側パンチは、上側パンチに対して平行に、時間的に遅れて上昇することが有利である。下側パンチは、その上方移動により、プレスされた完成した錠剤を、型穴内のプレス位置から型又は型プレートの上縁部に向かって上方に押すことが好ましい。この場合、上側パンチは、常に錠剤の上縁部までの最小距離を有することが好ましい。このように、例えば、衝突による錠剤の損傷又は破損をもたらし得る、製造された錠剤と上側パンチとの間の接触は、効果的に回避される。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、閉鎖された連続的に垂直方向に調整可能な安全レールが、上側圧力ローラーの領域において、プルダウンカムとプルアップカムとの間に配置されて設けられる、ロータリープレスに関する。当業者には、従来のロータリープレスにおいて、プルダウンカムとプルアップカムとの間にはカム関連の接続がなく、それにより、このカム接続がないことに起因して、上側カムトラックにおいて上側圧力ローラーの下に隙間が存在することがわかる。上側パンチが、プルダウンカムとプルアップカムとの間の領域において打錠機のローターの上部に制御されずに落下することがないように、従来のロータリープレスでは、カムキャリア上に固定キャッチレールが位置し、それにより、上側パンチがこうして落下することを防止する。この固定キャッチレールは、通常、カムキャリアの下側領域に配置されるため、上側パンチは、固定キャッチレールがあるにもかかわらず、上側圧力ローラーの下の領域において、なおも型内に最大10 mm押し込まれるか又は型内に落下する可能性がある。
ローター下部に下側パンチが存在しない場合、又は型穴に下側パンチが存在して、型にはプレス材料が充填されている場合のみ、上側パンチが型内に不所望に押し込まれても問題がない。第1の場合では、上側パンチ及び下側パンチの衝突は、下側パンチが型穴に存在しないことにより回避される。第2の場合では、上側パンチは、下側パンチのプレス面に接触することなく、圧縮される材料の上に置かれる。こうして、プレス材料の存在により、上側パンチ及び下側パンチのプレス面が損傷から保護される。
しかしながら、下側パンチが型穴内に位置し、プレス材料が型穴内に存在しない状態でロータリープレスがモーターによって始動する場合、上側パンチ及び下側パンチに対する損傷が生じる可能性がある。上側パンチが型穴内に高速の自由落下で10 mmまで押し込まれると、上側パンチは、下側パンチのプレス面に強い力で衝突し、それにより、下側パンチ及び上側パンチのプレス面は、上側パンチ及び/又は下側パンチに傷が刻まれるか又は刻み目が破損することによって損傷し、使用不能になる。プレス工具の再取得には、かなりの経済的な出費及び長い納品時間が伴う。加えて、損傷した工具を特定して交換しなければならず、これは、ロータリープレスのシャットダウン時間及び人的コスト(personnel expenditure)の増加につながる。
また、材料詰まりが発生した場合、製造中に同等の損傷が生じる可能性がある。その場合、ロータリープレスは空の状態で、すなわちプレス材料なしで稼働し、それにより、上側パンチ及び下側パンチの衝突が起こり得るという可能性が存在する。上側パンチと下側パンチとの間の衝突を回避するために、本発明によれば、高さを連続的に調整することができる閉鎖された安全レールが、上側圧力ローラーの下死点の下の領域において、プルダウンカムとプルアップカムとの間に設けられることが意図される。
プルダウンカムと、予圧レールと、安全レールと、プルアップカムとからなる上側組合せレールの調整を可能にするために、2つのクランプねじのみを緩める必要があることが有利である。続いて、カムは、調整ねじを回すことによって上下に動かすことができる。これは、上側圧力ローラーの設定位置に応じて行われることが好ましい。組合せカムは、後側にキーガイドを有し、一方、2つのクランプねじは、組合せカムの長穴を介してカムキャリアのねじ付き穴に係合する。この好ましい構成によって、組合せカムは、高さを軸方向に調整可能であるが、径方向には可動でないことが有利である。
下側予圧レールにおいて、クランプとして形成された締結が同等に実現されることが好ましい。下側予圧レールの調整は、このために特殊なハンドホイールが設けられるので、ロータリープレスの操作者にとって実行しやすいことが有利である。下側予圧レールの調整中、下側パンチは、設定された計量位置に応じて、予圧レールに対する異なる垂直位置から移動することが好ましい。したがって、これは、上側パンチが常に組合せカムに対して同一の位置から可動移行レールに衝突するという点で、本発明によって克服される技術的問題を呈する。下側シャフトは、予圧レールに送られ、下側圧力ローラーに更に送られ、そこから、次の充填ステーション又は排出ステーションに移動することが有利である。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、上側予圧レールが、上側圧力ローラーに関して0.3 mm~1.0 mmだけ後ろに配置されて設けられるロータリープレスに関する。 レールは、上側圧力ローラーの下死点の後ろに凹んでいることが好ましい。
「後ろに(set back)」及び「凹む(recessed)」という用語は、本発明に関して、 レールがカムトラックに対して上方にオフセットされて設けられることを意味する。当業者には、本質的に円形のカムトラックに関する「上方」という用語は、カムトラックの後退した構成要素が、後続のカムセグメント又は上側圧力ローラーの下死点までの比較的小さい距離を有することを意味するように理解されることがわかる。これらの用語の定義は、上側カムトラック及び下側カムトラックに等しく当てはまる。
特に静かに機械振動を伴わずに動作するロータリープレスを、上側圧力ローラーと予圧レールとの間に0.3 mm~1.0 mmの距離を有して設けることができることは全く驚くべきことであった。驚くほど静かな機械の稼働は、本発明に係る予圧レールと圧力ローラーとの間の距離に起因して得られることが有利である。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、組合せカムの左右に配置されて設けられ、組合せカムへの移行領域においてピボット継手をそれぞれ備える、可動移行レールを備えるロータリープレスに関する。可動移行レールは、上側カムキャリアの一部である。移行レールの可動設計は、0 mm~25 mmの上側パンチの長い調整行程を可能にすることが有利である。したがって、ピボット継手は、可動移行レールと上側組合せカムとの間にそれぞれ位置し、換言すれば、上側組合せカムは、2つの可動移行レール間に配置されて設けられ、組合せカムの外側においてピボット継手によって2つの可動移行レールにそれぞれ接続される。
当業者には、ピボット継手は、ピボット継手に接続された部材の回転運動を1つの空間平面において可能にすることがわかる。この空間平面は、ピボット継手の中心点を通る仮想軸に対して垂直であり、この仮想軸は、本発明の意味では、「回転軸」又は「回転運動の軸」とも称される。本発明に係るピボット継手の回転軸は、円形カムトラックの中心点とピボット継手との間の仮想接続線と一致することが有利である。
本発明の更なる好ましい一実施形態において、可動移行レールは、角度及び長さの変化を補償するために、固定移行レールに対する移行領域に、玉継手をそれぞれ備える。固定移行レールは、上側組合せカムに面しない側において可動移行レールに隣接することが好ましい。固定移行レール及び可動移行レールは、玉継手にそれぞれ接続されることが有利であり、これにより、角度及び長さの補償が可能になるため、上側パンチの押込み深さが拡大した際に、可動移行レールに詰まりが生じない。
玉継手によって固定移行レールに接続され、ピボット継手によって上側組合せカムに接続される可動移行レールの使用に起因して、上側パンチの押込み深さを、特に10 mm~25 mmの範囲で実現することができる、ロータリープレスを提供することができる。したがって、本発明に係るロータリープレスは、例えば、プレス材料を、例えば、多層錠の製造に使用される3:1~5:1という高い圧迫比で圧縮することが可能である。また、特別なプレス材料、例えばポリワックスは、大きな充填深さと、これに関連する対応して大きな上側パンチ押込み深さとを必要とする。
固定移行レールへの移行領域における玉継手及びピボット継手の使用と、上側組合せカムとに関連する移行レールの可動設計に起因して、0 mm~25 mmの上側パンチ押込み範囲をカバーすることができるように、上側カムトラックを設けることができることは、全く驚くべきことであった。可動移行レールの使用は、異なるカム対の使用がこうして排除されることから、特に有利である。こうして、更なるレール及びカムの取得コストと、更にはレールの保管のため及びロジスティック分野における出費とを節約することができる。加えて、異なるカム及びレールが設置されることが回避され、これにより、本発明に係るロータリープレスの動作中の人的コストが低減する。一方、特に、正しいカムが圧縮されるプレス材料と組み合わせて使用されているか否かを確立するために必要な監視費用も排除される。
調整可能な予圧レールは、プルダウン及びプルアップレールの一体部分をなし、上側カムトラックにおける上側圧力ローラーの下に位置することが好ましい。上側カムキャリアにおける調整可能な予圧レールの締結は、2つのねじによって実現されることが好ましく、ここでは、この締結は変位可能に形成される。この変位は、締結ねじの締結穴が長穴として実現されることで可能になることが好ましい。上側組合せレールを調整するには、締結ねじを緩めることが好ましい。締結ねじを緩めた後、調整ねじを左右に回すことができ、それにより、上側圧力ローラーの設定に従って、組合せレールの上下の垂直調整が達成される。組合せレールの調整が完了した後、上側組合せレールをカムキャリアに締結するのに用いる2つの締結ねじが、再び締め付けられる。上側組合せレールは、垂直方向の調整の後、上側カムキャリアに再び堅く接続されて設けられることが好ましい。予圧レールを垂直方向に調整可能であることは、締結ねじと長穴との相互作用によって確実になることが有利である。
組合せレールの垂直方向に調整可能な設計により、上側パンチの0 mm~25 mmの押込み深さの調整範囲全体をカバーするロータリープレスを設けることができることは全く驚くべきことであった。上側組合せレールは、後側に長いキーを有し、これにより、カムキャリアにおける対応する溝において軸方向移動を可能にするが、径方向移動は阻止することが更に好ましい。「後側」という用語は、本発明に関して、上側組合せカムの、上側カムトラックの外部の観察者に面しない側を指し、すなわち、本発明に係る組合せカムの後側は、円形カムトラックの仮想中心点に面する。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、下側予圧レールがスイングアームに配置されて設けられるロータリープレスに関する。本発明に関して、スイングアームは、カムトラックの外部の観察者にとって左側にある回転点を有する回転可能なレールである。スイングアームの右側において、スイングアームの下側は、好ましくは予圧を測定して表示するロードセル上に支持される。
下側予圧レールは、締結具によって、好ましくは安定して実現されるスイングアーム上に締結されることが好ましい。例えば、締結具として締結ねじを用いることが可能である。スイングアームは、更なる締結具、例えばボルトによって、プレート上に回転可能に締結されることが有利である。このプレートは、後側に、すなわち、下側カムトラックの外部の観察者に面しない側に、下側カムキャリアにおける対応する溝に係合する長いキーを有する。プレートの軸方向移動は、このキーガイドによって可能になることが有利である。一方、プレートの径方向移動は、このタイプの締結によって阻止される。
本発明の更なる利点は、本発明に従って、下側予圧レールをプレート上にスイングアームによって締結することで、プレート及び下側予圧レールを平行に垂直方向に調整可能であることが確実になることである。下側予圧レールのこのタイプの垂直変位は、本発明に係るロータリープレスの使用者にとって特に単純で誤りを起こしにくい。このことは、下側予圧レールは、製造されるペレットの設定される所望の厚さに応じて、例えば上側予圧レールよりも頻繁に調整する必要があることから特に有利である。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、下側可動移行レールが、下側カムトラックにおいて計量カムと下側予圧カムとの間に配置されて設けられ、下側可動移行レールが、右側においてピボット継手によって下側予圧レールに接続され、可動移行レールは、左側において玉継手によって計量カムに接続されて設けられる、ロータリープレスに関する。垂直方向に調整可能な下側予圧レールは、垂直方向の調整を行うごとに計量カムに対する位置を変える。本発明に従って、計量カムと下側予圧カムとの間に下側可動移行レールを配置することにより、計量カムから下側予圧カムへの下側パンチの下側シャフトの滑らかで連続的な移行がもたらされることが有利である。これにより、下側シャフトが可動移行レールの領域に引っ掛かることが回避されることが有利である。
下側可動移行レールは、旋回可能かつ変位可能に取り付けられ、これは、下側可動移行レールが、可動移行レールの右側におけるピボット継手によって下側予圧レールに接続することで達成されることが好ましい。可動移行レールは、玉継手によって、下側可動移行レールの左側における計量カムに接続される。回転継手は、可動移行レールの固定旋回点を表し、一方、左側にある玉軸受により、可動移行レールの回転及びスラスト動作が可能になることが有利である。
測定セルによって排出力を測定するのに用いられる両側排出レールは、予圧ステーションの下側圧力ローラー及び調整可能な下側予圧レールの右側に設けられることが更に好ましい。
下側可動移行レールの玉軸受は、下側予圧レールの垂直調整の際に生じる高さ及び長さの変化を補償することができることが有利である。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、下側予圧レールを、自動的に又はハンドホイールを介して手動で垂直方向に調整可能であるロータリープレスに関する。下側圧力ローラーに対する下側予圧レールの相対位置の設定は、スピンドルを用いて測定され、ゲージを用いて表示されることが好ましい。下側予圧レールに接続されるプレートは、下側予圧レールの調整が完了した後、締結具、例えばねじによって下側カムキャリアにクランプすることができることが有利である。下側予圧レールが調整可能であることで、本発明に係るロータリープレスを、異なるペレット幾何形状、例えば、ペレットの所望の厚さによって決まる異なる動作要件に最適に適合させることが可能になる。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、下側予圧レールが、下側圧力ローラーに対して0.3 mm~1.0 mmだけ後ろに配置されて設けられるロータリープレスに関する。下側予圧レールを下側圧力ローラーの上死点に対して0.3 mm~1.0 mmだけ後ろに配置することに起因して、予圧ステーション内に加わる予圧は、主圧力ステーション内に加わる主圧力よりも小さいことが有利である。このことは、上側予圧レール及び下側予圧レール及びそのマウントが、主圧力ステーション内で生じる高いプレス力を吸収するように設計されていないことから必須である。上側圧力ローラー又は下側圧力ローラーに対する上側先行圧力レール又は下側先行圧力レールの誤った配置は、本発明に係るロータリープレスの駆動の即時停止をもたらす。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、下側予圧レールが、下側カムトラックに、締結具によって、手動及び/又は自動で締結及び/又はクランプ取付けされて設けられるロータリープレスに関する。締結具は、下側予圧レールをスイングアームに締結するのに用いる締結ねじとすることができることが好ましい。下側予圧レールの締結は、予圧レールを下側圧力ローラーに対して垂直方向に調整可能であることを可能にし、それにより、本発明に係るロータリープレスの単純な動作性が保証されることが有利である。
更なる一態様において、本発明は、上側予圧レールの上側圧力ローラーまでの距離が、ゲージによって測定されて表示される、本発明に係るロータリープレスの使用に関する。上側予圧レールと上側圧力ローラーとの間の距離を測定及び表示するゲージは、マウントによって上側予圧レールの上に配置されることが好ましく、締結具、例えばねじによって、上側予圧ユニットに接続される。ゲージは、全動作時間において、上側予圧レールの上側圧力ローラーまでの実際の距離を確認し、それを表示することが有利である。これにより、本発明に係るロータリープレスの実際の動作パラメーターの取得が可能になることが有利である。
予圧レールの可動設計に起因して必要とされる上側予圧レールの上側圧力ローラーまでの実際の距離の測定及び表示は、技術的に単純に抑えられた、例えば機械的な丸形表示器である装置によって実現することができることは全く驚くべきことであった。
更なる一実施形態において、本発明は、上側予圧レールと上側圧力ローラーとの間の距離の測定及び表示が機械的及び/又は電気的に行われ、測定結果がタッチパネルに表示される、ロータリープレスの使用に関する。当業者には、タッチパネルとは、タッチスクリーン又はタッチディスプレイスクリーンであり、これらの用語は、本願の範囲内で同義に用いられることがわかる。タッチパネルは、タッチパネルの一部としてのディスプレイスクリーン上の画像の部分を触ることによって、ロータリープレスのプログラムシーケンスを直接制御することができる組み合わされた入出力装置である。タッチパネルは、特に、抵抗式及び静電容量式の入力に応答する装置であることが好ましい。
本発明のこの代替的な実施形態は、ロータリープレスの単純な動作性に対する現行の要件に対応し、手動で又は電気的に行うことができる距離測定の結果が、タッチパネルに表示されることが有利である。タッチパネルにおける測定結果の表示は、ロータリープレスの使用者が時間損失なしで表示された結果に応答することができ、その結果を、タッチパネルを介して直接入力することができることから特に有利である。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、上側予圧レールと上側圧力ローラーとの間のゼロ位置、及び下側予圧レールと下側圧力ローラーとの間のゼロ位置が機械的及び/又は電気的に監視されるロータリープレスの使用に関する。ゼロ位置は、本願に関して、下側予圧レール及び下側圧力ローラーの上死点が同じ高さに位置する設定を指す。これと同様に、上側カムトラックのゼロ位置は、上側予圧レールと上側圧力ローラーの下死点との高さが等しいことによって規定される。予圧レールは、常に、圧力ローラーの死点に対して好ましくは0.3 mm~1 mmだけ後ろにあり、それにより、初期プレス力は、常に主プレス力よりも少ないことが必要である。そうでない場合、予圧レール及びそのマウントは、主プレスステーションにおける主圧力で生じる高いプレス力のためには設計されていないことから、損傷が生じる。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、上側予圧レールが上側圧力ローラーの下に配置されて設けられ、及び/又は下側予圧レールが下側圧力ローラーの上に配置されて設けられる場合、ロータリープレスが自動的に停止する、ロータリープレスの使用に関する。この停止機構は、予圧レールの上側調整及び下側調整において提供されるリミットスイッチによって実現されることが好ましい。ゼロ位置に達すると、これらのリミットスイッチがロータリープレスを停止させることが好ましい。
更なる好ましい一実施形態において、本発明は、初期プレス力も上側予圧レールにおいて測定セルによって測定され、測定された初期プレス力がタッチパネルに表示される、ロータリープレスの使用に関する。プレス手順中に上側予圧レールと下側予圧レールとの間に生じる予圧は、測定セルを用いて測定され、タッチパネルに表示されることが好ましい。測定セルは、スイングアーム及び下側予圧レールに接続されて設けられた下側予圧ユニットのプレートに締結されることが好ましい。測定セルは、スイングアームを通って延在することが好ましい。下側予圧レールは、測定セルの領域において、スイングアームに、締結具、例えば2つの締結ねじを用いて取り付けられる。下側予圧レールの下側は、測定セルの上側に機械的に接触することが好ましい。
ここで、例えば、下側予圧レールの負荷が下側パンチのシャフトのローラーに起因して生じる場合、これらの負荷は、スイングアームに対する力として伝達され、スイングアームは、その回転可能な取付けにより、この力伝達に対して固定旋回点において右側に僅かに下方に曲がることができる。スイングアームが下方に移動する場合、予圧レールの下側は、測定セルの端面に押し付けられ、タッチパネルに有利に表示される力信号をもたらす。予圧を取得する測定セルは、好ましくは下側予圧レールにおいて実現することができることは全く驚くべきことであった。下側予圧レールのクランプは、手動又は自動で行われることが更に好ましい。
本発明に関して、ロータリープレスは、測定セルを備え、この測定セルを用いて、好ましくはプレス手順中に上側予圧レールと下側予圧レールとの間に生じる予圧をタッチパネルにおいて測定及び表示することができることが好ましい。測定セルは、プレート上に配置及び/又は締結されて設けられ、スイングアームを通って突出することが好ましい。下側予圧レールは、測定セルの領域においてスイングアーム上に、好ましくは2つのねじを用いて締結、特に堅くねじ留めされることが好ましく、下側予圧レールの下側は、測定セルに機械的に接触する。下側パンチシャフトの好ましくは2つのローラーによって下側 レールに負荷が与えられる際、力がスイングアームに伝達されることが好ましく、スイングアームは、旋回点を介して負荷によって僅かに下方に曲がることができることが好ましい。スイングアームの下方移動により、下側予圧レールが測定セルの端面に押し付けられることが好ましく、それにより、例えばタッチパネル上に表示することができる力信号が生成されることが有利である。
本発明に関して、ロータリープレスは、下側予圧レールの位置監視を確実にするように構成されることが更に好ましい。このために、ロータリープレスは、好ましくは上側予圧レールの下に精密に配置されて設けられるとともに、好ましくは下側プレスパンチシャフトのローラーに作用する、上昇する下側予圧レールを備えることが好ましい。上昇する下側予圧レールのこの有利な配置により、上側パンチの表面と下側パンチの表面との間で型穴内に位置することが好ましいプレス材料に所望の予圧が及ぼされる。下側予圧レールの(ゼロ)位置の監視は、ロッカーアーム及びリミットスイッチによって行うことができることが好ましい。下側カムキャリアにおけるプレートの締結は、例えば、ねじ等の締結具を用いて達成することができる。
本発明を、例示的な実施形態及び以下の図面に基づいてより詳細に記載する。
ロータリープレスの上側カムトラックの好ましい一実施形態の図である。 ロータリープレスの上側カムトラックの好ましい一実施形態の詳細図(背面 図)である。 ロータリープレスのカムトラックを備える下側カムキャリアの好ましい一実 施形態の図である。
図1は、ロータリープレスの上側カムトラック17の好ましい一実施形態を示している。上側圧力ローラー3が、図1に概略的に示されている。上側圧力ローラー3は、プレスパンチと相互作用し、型の型穴内で錠剤を製造する。特に、好ましくは、内側予圧レール1.1と、外側予圧レール1.2と、安全レール1.3とからなる上側予圧ユニット1が、図1に示されている。ここで、上側予圧ユニット1は、本発明に関して、組合せカムと同義のものを指す。内側予圧レール1.1及び外側予圧レール1.2は、調整可能に実現されることが好ましい。本発明に関して、このためには、まず、締結ねじ2.1及び2.2を緩めることが好ましい。上側予圧レール1の位置及び/又は高さは、調整ねじ6を調整することによって、上側圧力ローラー3の設定及び/又は位置に応じて設定することができる。この場合、予圧レール1に対する上側圧力ローラー3のゼロ位置をセンサー8によって監視することが有利である。上側圧力ローラー3と予圧レール1との間の実際の距離は、同じく図1に示されているゲージ7、特にダイヤルゲージによって得られることが更に好ましい。さらに、ダイヤルゲージに対するマウント4、及びこのマウントに対する締結ねじ5も示されている。予圧レール1の圧力ローラー3に対する調整が完了した後、2つのねじ2.1及び2.2は、再び締めることができる。
カムキャリア17は、内側にキー18を有し、それにより、カムキャリア17における溝内での予圧レール1.1及び1.2の軸方向移動が可能になることが有利であり、予圧レール1.1及び1.2の径方向移動を防ぐことが有利であることが更に好ましい。
本発明に関して、安全レール1.3が予圧レール1.1及び1.2間に配置されて設けられることが好ましい。安全レール1.3は、本発明に関して、キャッチレール又は一体型安全レールとも呼ばれることが好ましい。安全レール1.3は、上側圧力ローラー3のうちの1つの下死点の下に配置されることが有利であり、したがって、プルダウンカムとプルアップカムとの間で従来の打錠機に存在するカム経路における隙間に代わって用いられることが有利である。この隙間により、上側パンチを、カム経路のより大きな領域にわたって型に押し込み、圧縮される錠剤材料にプレス圧力を伝達することが可能になる。従来のプレスにおいて、上側パンチが、上側圧力ローラー3の下の領域において、型に過剰に深く押し込まれることを防ぐために、通常、いわゆるキャッチカムが設けられ、キャッチカムは、ローター上部にパンチヘッドが置かれること、又はプレスパンチがカム経路から外れることを防ぐように支持される。しかしながら、実際のところ、この設計では、プレス材料が型内に位置せず、上側パンチが制止されることなく、覆われない下側パンチに押し付けられる場合、問題が生じ得ることが示されている。
そのような機械的損傷がプレスパンチに加わるリスクは、一体型安全レール1.3を設けることによって防止される。調整可能な予圧レール1.1及び1.2が、好ましくは圧力ローラー3の後ろ0.3 mm~1.0 mmに位置することから、上側パンチは、圧力ローラー3を越えて型内にこの量だけしか押し込むことができず、それにより、プレスパンチ表面の接触が完全に排除される。外側予圧レール1.2は、本発明に関して、プルダウンカムとして機能することもでき、プルダウンカムと同義のものを指すことが有利である。
内側予圧レール1.1は、上側圧力ローラー3の下に配置されて設けられ、2つのねじ2.1及び2.2を用いて締結することができ、2つのねじ2.1及び2.2は、好ましくはカムキャリア17においてクランプねじとして実現されることが好ましい。本発明に関して、ねじ2.1及び2.2用の締結穴は、長穴2a及び2bとして実現され、それにより、内側予圧レール1.1の変位が有利に可能になることが好ましい。
型プレートの型を充填装置によって充填する間、プレスパンチの上側シャフトを収容するのに、移行カム(図示せず)を用いることができる。移行カムは、可動レール10及び15間に配置されて設けることができることが好ましく、そのため、移行カムは、上側カムトラック17内の好ましくは3つの圧力ローラー3のうちの1つの間にそれぞれ設けられることが好ましい。移行レールは、上側パンチ及び上側パンチ取出し開口の停滞(sluggishness)を監視するように構成されたセンサー(図示せず)を備えることができる。ローターが反時計回りに回転する場合、プレスパンチの上側シャフトは、好ましくは可動なレール10を介して上側予圧レール1に送られることが好ましい。レール10の端部において、内側シャフトローラーは、好ましくはピボット継手として形成される継手9の後で、予圧レール1のプルダウンカムに移行することができ、そこで、引き下げられることが好ましい。ここでは、シャフトは、内側予圧レール1.1及び外側予圧レール1.2に移行することが好ましく、その後、シャフトが予圧レール1.1及び1.2の直線領域に達するまで更に下降される。
上側予圧ユニット1並びに予圧レール1.1及び1.2は、圧力ローラー3に対して垂直に調整可能であるように実現されることが好ましい。この垂直方向の調整は、手動又は自動で行うことができることが有利である。したがって、圧力ローラー3の下死点に対する予圧レール1、1.1、1.2の最適な位置を、上側圧力ローラー3の設定及び/又は位置にかかわらず設定することができるという本発明の特定の利点が示される。
図1は、好ましくは可動な、すなわち調整可能に実現される移行レール10及び15、及び好ましくは固定の移行レール12も更に示している。固定移行レール12は、プレスパンチの上側シャフトが打錠機の充填装置の上を移行することが有利に可能になるように配置されて設けられることが好ましい。本発明に関して、移行レール10は、入口レールと同義のものを指し、移行レール15は、出口レールを指すことが好ましい。図1は、充填装置と上側圧力ローラー3との間の上側シャフトをガイドする可動移行レール10及び15が、好ましくは固定の移行レール12と予圧ユニット1との間に配置されて設けられることが好ましいことを示している。
この例では、移行レール10及び15の可動性に起因して、上側シャフトは、カムキャリアに堅く締結された、好ましくは固定に形成された移行レール12から、垂直方向に調整可能な予圧レール1.1及び1.2への移行が可能であることから、移行レール10及び15の好ましい可動設計は、従来の打錠機に対する顕著な利点を示す。本発明に関して、好ましくは可動に設計された移行レール10及び15が、好ましくは固定に形成された移行レール12と垂直方向に調整可能な予圧レール1.1及び1.2との間で垂直に調整可能であることによって生じる高さの差を補償及び/又は克服する場合が特に好ましい。このことは、継手9及び14を設けることによって確実にされることが有利である。継手9及び14は、図1によれば、入口レール10と予圧レール1との間の移行点、又は予圧レール1と出口レール15との間の移行点にそれぞれ配置されて設けられ、好ましくはピボット継手として設計される。移行レール10、15の好ましくは可動な設計に起因して、長さ補償が必要となり、この長さ補償は、更なる継手11によって好ましくは固定の移行レール12に対して行われることが好ましい。これらの継手は、好ましくは補償継手と称され、玉継手として形成される。入口レール10及び出口レール15の詰まりは、特に、継手9、11、14を設けることによって効果的に回避され、それにより、錠剤製造プロセスのスムーズな流れが促進される。
本発明の更なる利点は、シャフトをローラーによって軸方向にガイドすることができ、移行レール10及び15を特に片側で垂直方向に調整可能であることに起因して、カムキャリア17内におけるシャフトの内側ガイドローラー及び/又はその構成要素の詰まりが驚くほど効果的に防止されることである。このことは、従来のヘッドガイド型プレスパンチシャフトとは対照的に、シャフトの移動のために大きな上部空間(head freedom)を与える必要がないため、特に、シャフトの詰まりに起因する深刻な機械的損傷のリスクを実質的に低減することができることを理由とすることが有利である。好ましくは可動な移行レール10及び15に対してここで述べる利点は、それぞれ、好ましくはカムトラックにおいて他の圧力ローラー3間に取り付けられる移行レール10及び15にも当てはまる。
図1は、例えば3つの圧力ローラー3を備えることができる上側カムキャリア17の詳細を示している。しかしながら、本発明は、そのようなカムキャリアに制限されず、むしろ、特にシングルプレス、ダブルプレス、及びトリプルプレスにおいて用いることができ、この場合、圧力ローラー3の数は変化し得る。
図2は、ロータリープレスの上側カムトラック17の1つの好ましい実施形態の詳細を示している。特に、好ましいカムトラック17の背面図の詳細図が図2に示されており、すなわち、例えば、打錠機の内側領域から見ることができる図が示されている。
図3は、ロータリープレスのカムトラックを備える下側カムキャリア17の好ましい一実施形態の詳細を示している。特に、カムキャリア19のカムトラック内における下側圧力ローラー23の位置が概略的に示されている。図3に示されている下側カムトラック19の好ましい実施形態は、予圧の測定を可能にし、したがって、錠剤製造プロセスにおける品質管理に大いに寄与することが有利である。下側予圧ステーションは、下側予圧レール24を備えることが好ましく、下側予圧レール24は、2つのねじを用いて好ましくは安定したスイングアーム27に締結されて設けられることが好ましい。スイングアーム27は、好ましくは回転可能に設計され、ボルト27aによってプレート29上に締結することができる。
プレート29は、キー44を備えることが好ましく、キー44は、カムキャリア19における対応する溝に係合することが好ましい。ここでは、プレート29の軸方向キーガイドが可能であるが、径方向移動は効果的に阻止されることが有利である。本発明に関して、プレート29が、2つのガイドレール42において軸方向に移動することができる楔30上に支持されることが好ましい。スターグリップ31及びスピンドル31aにより、楔を左右に調整可能とすることができることが有利である。本発明に関して、楔30は、スターグリップ31を右に回転させると右に動き、好ましくは調整スピンドルによって形成されるスピンドル31aが、この右方移動に従うことが好ましい。特に、この調整動作は、プレート29及び下側予圧レール24の好ましくは平行な上昇を引き起こすことが好ましい。同様に、スターグリップ31及び調整スピンドルの左回転により、プレート29及び下側予圧レール24の好ましくは平行な下降が生じることが好ましい。下側予圧レール24が調整可能であるこの特に便利な設計は、例えば、所望の錠剤厚さを下側予圧レール24の高さ及び/又は位置設定を用いて設定することができることから、実際には、下側予圧レール24を比較的頻繁に調整する必要があるため、特に有利である。下側予圧レール24の調整が完了した後、プレート29は、ねじ35を用いて、例えば、カムキャリア19をクランプすることによって締結することができる。
本発明に関して、下側予圧レール24のゼロ位置は、ロッカーアーム28及びリミットスイッチ36を用いて監視することができ、ゼロ点は、下側予圧レール24及び下側圧力ローラー23の上死点が互いに同じ高さにある場合として特に規定されることが好ましい。本発明に関して、下側予圧レール24は、例えば、下側圧力ローラー23の上死点の0.3 mm~1.0 mmだけ後ろに配置されて設けられ、それにより、予圧は、有利には主圧力よりも小さいことが特に好ましい。上側ゼロ点センサー8及びゼロ点リミットスイッチ36は、打錠機内の安全装置を形成することが有利であり、この安全装置を用いると、上側予圧レール1又は下側 予圧レール24の不適切な設定の際に、打錠機を即座に停止することができることが好ましい。
図3に示されている下側カムトラック19の好ましい実施形態の更なる利点は、下側初期圧力レール24の高さ及び/又は位置設定を、スピンドル34を用いて測定し、ゲージ32、好ましくはダイヤルゲージを用いて表示することができることである。
下側予圧レール24を垂直方向に調整することができることで、下側予圧レール24の位置が計量カム21に対して変化するという結果になる。下側パンチシャフトを下側カムトラック19の個々の構成要素間でスムーズに問題なく移行することを確実にするために、下側移行レール43も可動に設計され、特に旋回可能及び変位可能に取り付けられる。上述の利点は、好ましくは可動に設計された移行レール10及び15に関しても同様に当てはまる。本発明に関して、移行レール43は、継手25を備え、継手25は、下側予圧レール24への移行領域において、有利にはピボット継手として設計されることが好ましい。他方の端部において、移行レール43は、継手26を備えることが好ましく、継手26は、玉(軸受)継手として設計されることが好ましく、回転運動及び/又は摺動運動を可能にすることが有利である。
1 上側予圧ユニット
1.1 調整可能な内側予圧レール
1.2 調整可能な外側予圧レール
1.3 安全レール(キャッチレール)
2.1 クランプねじ
2.2 クランプねじ
2a 長穴
2b 長穴
3 上側圧力ローラー
4 ダイヤルゲージに対するマウント
5 4に対する締結ねじ
6 調整ねじ
7 ダイヤルゲージ
8 上側ゼロ点センサー
9 ピボット継手
10 可動移行レール、入口レール
11 玉継手
12 移行レール
14 ピボット継手
15 可動移行レール、出口レール
17 上側カムトラック
18 キー
19 カムトラックを備える下側カムキャリア
21 計量カム
22 計量カムの調整機構
23 下側圧力ローラー
24 下側予圧レール
25 ピボット継手
26 玉継手
27 下側予圧レールに対するスイングアーム
27a ボルト
28 ゼロ点ロッカーアーム
29 プレート
30 楔
31 スターグリップ
31a スピンドル
32 ダイヤルゲージ
33 ねじ付きスピンドル軸受
34 ねじ
35 クランプねじ
36 ゼロ点リミットスイッチ
42 ガイドレール
43 可動移行レール
44 キー
45 ローラーピン
46 排出カム

Claims (15)

  1. 単層錠又は多層錠を製造するロータリープレスであって、
    レス材料を型プレートの開口内に充填する少なくとも1つの充填装置と、
    少なくとも1つの充填ステーションと
    1つ以上の下側パンチに対する少なくとも1つの計量ステーションと
    少なくとも1つのプレスステーションと
    錠剤ストリッパー及び錠剤放出シュートを備える少なくとも1つの排出ステーションとを備え、
    記少なくとも1つのプレスステーションは、
    1つ以上の上側パンチに主なプレス力をかけるための上側圧力ローラー(3)と、
    前記下側パンチに主なプレス力をかけるための下側圧力ローラー(23)と、
    前記上側パンチを案内するための上側カムトラック(17)と、
    前記下側パンチを案内するための下側カムトラック(19)と、を含み、
    前記上側カムトラック(17)は、垂直方向に調整可能な少なくとも1つの上側組合せカム(1)を含み、
    前記上側組合せカム(1)は、
    プレス手順の間、下方側に前記上側パンチを案内するためのプルダウンカム(1.1)と、
    前記プレス手順の後に、上方側に前記上側パンチを案内するためのプルアップカムと、
    前記上側パンチに予圧をかけるための上側予圧レール(1.2)と、
    前記上側圧力ローラー(3)の下死点の下の領域であって、前記プルダウンカム(1.1)と前記プルアップカムとの間に配置される、前記上側パンチと前記下側パンチとの衝突を回避するための安全レール(1.3)と、を含み、
    前記上側組合せカム(1)は、前記上側圧力ローラー(3)と前記型プレートとの間に配置され、
    前記下側カムトラック(19)は、前記下側圧力ローラー(23)と前記型プレートとの間に配置される垂直方向に調整可能な下側予圧レール(24)および一体型排出カム(46)を含む、ロータリープレス。
  2. 前記上側予圧レール(1.2)の連続的な垂直調整は、前記上側圧力ローラー(3)の垂直調整と同期して行われることを特徴とする、請求項1に記載のロータリープレス。
  3. 前記上側予圧レール(1.2)は、前記上側圧力ローラー(3)の下死点の高さよりも0.3mm~1.0mmの高さだけ高く配置されて設けられ
    前記下側予圧レール(24)は、前記下側圧力ローラー(23)の上死点の高さよりも0.3mm~1.0mmの高さだけ低く配置されて設けられ
    前記予圧は、前記主なプレス力よりも小さい、請求項1又は2に記載のロータリープレス。
  4. 前記少なくとも1つの上側組合せカムは、ピボット継手(9、14)によって上側可動移行レール(10、15)上に取り付けられて設けられることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のロータリープレス。
  5. 前記可動移行レール(10、15)は、角度及び長さの変化を補償するために、玉継手(11)によって固定移行レール(12)に接続されて設けられることを特徴とする、請求項4に記載のロータリープレス。
  6. 前記下側予圧レール(24)は、スイングアーム(27)上に配置されて設けられることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載のロータリープレス。
  7. 下側可動移行レール(43)が、前記下側カムトラック(19)において計量カム(21)と前記下側予圧レール(24)との間に配置されて設けられ、前記可動移行レール(43)は、前記予圧レール(24)への移行領域に、ピボット継手(25)を備え、その反対側に、高さ及び長さの変化を補償するために、玉継手(26)を備えることを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載のロータリープレス。
  8. 前記下側予圧レール(24)は、ハンドホイールを介して手動で及び/又は自動的に高さを調整可能であることを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載のロータリープレス。
  9. 前記下側予圧レール(24)は、締結具によって、手動及び/又は自動で前記下側カムトラック(19)に取付け可能であることを特徴とする、請求項1~8のいずれか1項に記載のロータリープレス。
  10. 前記上側組合せカム(1)の垂直方向の調整が、手動及び/又は自動で行われることを特徴する、請求項1~9のいずれか1項に記載のロータリープレスの使用。
  11. 前記上側予圧レール(1.2)と前記上側圧力ローラー(3)の下死点との間の距離の測定が、機械的及び/又は電気的に行われ、前記距離測定の結果は、タッチパネルに表示されることを特徴とする、請求項10に記載のロータリープレスの使用。
  12. 前記上側予圧レール(1.2)のゼロ位置と、前記下側予圧レール(24)のゼロ位置は、機械的及び/又は電気的に監視され
    前記上側予圧レール(1.2)の前記ゼロ位置が、前記上側予圧レール(1.2)が前記上側圧力ローラー(3)の下死点と同じ高さの位置であり、
    前記下側予圧レール(24)の前記ゼロ位置が、前記下側予圧レール(24)が前記下側圧力ローラー(23)の上死点と同じ高さの位置である、請求項10又は11に記載のロータリープレスの使用。
  13. 前記上側予圧レール(1.2)が前記ゼロ位置よりも下に配置されて設けられ、及び/又は前記下側予圧レール(24)が前記ゼロ位置よりも上に配置されて設けられる場合に、ロータリープレスが自動的に停止することを特徴とする、請求項12に記載のロータリープレスの使用。
  14. 前記上側予圧レール(1.2)における前記予圧が測定され、該予圧、タッチパネルに表示されることを特徴とする、請求項10~13のいずれか1項に記載のロータリープレスの使用。
  15. 前記予圧は、前記下側予圧レール(24)によって測定セルに負荷がかかることにより、前記測定セルによって測定されることを特徴とする、請求項14に記載のロータリープレスの使用。
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