JP2016530341A - インクジェット印刷のためのインク組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は(a)0.5から15w/v%に含まれる濃度で、20000(20K)から50000(50K)の分子量を有するポリエチレングリコール;(b)一般式(I)の非イオン性界面活性剤[ここで、nは5から40の間であり、前記界面活性剤は0.1%から2.0%v/vの濃度である];並びに(c)液体担体、結合剤及び印刷に適した添加剤から選択される一又は複数の成分を含む組成物に関する。本発明による組成物は生物学的目的のための分子の印刷に適している。式(I)【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット印刷及び分子生物学に関する。特に、本発明は、基質上のアミノ酸、ペプチド及び/又はタンパク質等の、生物学的重要性のあるインクジェット印刷分子に有用な組成物に関する。
インクジェット印刷は、多孔質表面上にテキスト及び画像を印刷するために広く使用される印刷方法である。
近年、インクジェット印刷技術は、核酸又はタンパク質アレイを開発するために、生物学の分野に適用されてきている。
遺伝子チップは、およそ100μmの分解能を有するペン先が割れた(それにより希釈溶液の液滴が回収され、前処理されたホイル上に沈着する)万年筆を使用して、典型的に生成される。したがって、DNAは基質に共有結合する。DNAライブラリーがフィルム一式に印刷されるのを可能にするロボットシステムも記載されている。加えて、ガラス上に、イムノアッセイに関するポリカーボネートCD上の抗原の円形アレイ、及び濾紙上の酵素アレイに、それらを印刷するための明らかなDNA分解のない「バブルジェット」印刷方式を使用した300dpiでDNAを膜上に沈着させるための従来のプリンターが記載されている。オリゴヌクレオチドの沈着のための代替的なものは、スライドに滴下される全液滴中のin situでの目的のDNAの合成のための試薬の印刷である。コンビナトリアル化学の要件を満たすために、異なるタンクからの48の異なる試薬を可能にする制御バルブを備えたインクジェットプリンターが開発された。
インクジェット印刷技術は、バイオセンサーの製造にも適用されてきた。
印刷及び結合プロセスが変性及びタンパク質の機能の損失を引き起こしてはならないため、タンパク質アレイは、核酸のそれらよりもより問題である。
組織工学において、またポリマー表面の修正において、その他追加的に適用され、それは細胞が局所的に結合するのを許可し又は妨げる。懸濁液中の細胞の直接的なインクジェット印刷も実証されてきた。
しかしながら、上述されているように、分子生物学の分野に応用されるインクジェット印刷を使用することの主な限定のうちの一つは、印刷される成分(核酸、タンパク質、細胞等のいずれか)の変性/機能の損失を妨げることである。
更に、印刷のための組成物が粘度及び表面張力の一定のパラメーターを満たす必要があることが考慮されるべきである。インクの粘度は、インクが注入される経路がおよそ100μsで満たされることが可能となる程度に十分低くなければならない。しかしながら、表面張力は、インクが滴り落ちることなくノズルにとどまることが可能となる程度に十分高くある必要がある。インクの設計における重要な態様は、「最初の一滴」の問題である。
したがって、分子生物学の分野に関するインクジェット印刷おける進歩にも関わらず、印刷される分子の安定性及び適用される基質に対する結合に悪影響を及ぼすことのない、印刷で使用するための好適な表面張力及び粘度パラメーターを提示する組成物を発見する必要がある。
本発明の発明者は、印刷に使用するためのインク組成物を開発し、これは上の背景技術で言及した問題を解決する。
したがって、第一の態様において、本発明は、
(a)0.5から15重量/体積%に含まれる濃度で、20000(20K)から50000(50K)に含まれる分子量のポリエチレングリコール;
(b)一般式(I)の非イオン性界面活性剤
Figure 2016530341

[ここで、nは5から40に含まれる]前記界面活性剤は0.1%から2.0体積/体積%に含まれる濃度である;並びに
(c)液体担体、結合剤及び印刷のための添加剤から選択される一又は複数の成分
を含むインク組成物を提供する。
特に、発明者は、20−50Kの範囲内の分子量を有し、0.5から15重量/体積%に含まれる範囲の濃度を有するポリエチレングリコールを含む組成物が、(a)10−13mPa・sの値に調整される粘度;(b)球状の、得られる均一な液滴(図1に示される);(c)増加する液滴の乾燥動力学、及び(d)最小限にされる、例えば「コーヒーリング効果」等の望ましくない効果(図1及び図2を参照のこと)を可能にすることを発見した。この効果は、液滴中の溶媒のエバポレーション及び機能材料粒子の縁に対する変位の結果であり、均一インク層ではなくリングを生じさせる。
第一の態様において、本発明は、
(a)0.5から15重量/体積%に含まれる濃度で、20000(20K)から50000(50K)に含まれる分子量のポリエチレングリコール;
(b)一般式(I)の非イオン性界面活性剤
Figure 2016530341

[ここで、nは5から40に含まれる]前記界面活性剤は0.1%から1.0体積/体積%に含まれる濃度である;並びに
(c)液体担体、結合剤及び印刷に適した添加剤から選択される一又は複数の成分
を含むインク組成物を提供する。
加えて、本発明の発明者は、式(I)の非イオン性界面活性剤を0.1%から1.0体積/体積%の濃度範囲で含むことにより、表面張力がインクジェット印刷に理想的なおよそ35mN/mに調整され得ることを発見した。更に、以下に示されるように、一般式(I)の界面活性剤の濃度が1%体積を超える場合、インクの質は悪化し、したがって、インジェクターホールを通じた注入のための液滴の適切な形成を妨げる泡の一種を生成する。
更に、以下に示されるように、同一濃度値に関して、インクに45mN/m超、即ちインクジェット印刷の最適範囲外の表面張力値を提供するTween 80等の、印刷組成物の形成に広く使用される別の界面活性剤では、一般式(I)の非イオン性界面活性剤の包含に関連する効果は観察されなかった。したがって、Tween 80が使用される場合、印刷に適した表面張力値を達成するために、他の界面活性剤が含まれることが必要であり、それは組成物調製をより高価にし、加えて、分子が基質上に印刷されることが意図される分子結合の安定性及び効率を危うくするであろう。
有利には、一般式(I)の非イオン性界面活性剤の包含により、他の界面活性剤を使用して組成物の表面張力を調整する必要はなく、これはTween 80の使用に関する大きな進歩を意味する。
上に開示されているように、生物学の領域における目的の分子のインクジェット印刷の分野において、一方では、印刷に適しており(好適な表面張力及び粘度パラメーターを満たさなければならないことを意味する)、他方では、本発明の組成物の印刷が生じる基質に対して印刷される分子及びそのアンカーの安定性/活性の両方を尊重する組成物を達成することが重大である。
この意味において、本発明の発明者は、基質に印刷される分子の安定性又は結合に悪影響を及ぼすことなく、ある一定の範囲の分子量及び濃度でPEGを含み、所定の濃度で一般式(I)の非イオン性界面活性剤を含む第一の態様の一つのような組成物で、インクジェット印刷に適した組成物が得られることを発見した。特に、以下に提供される実験データは、マーカー、フルオレセイン−5−チオセミカルバジドマーカー(生物学の分野で、バイオセンサーの開発における生体分子のマーカーとして広く使用される)が、どのようにして機能化基質に完全に固定されているかを説明する(図3を参照のこと)。加えて、蛍光性顕微鏡検査を使用することにより、一旦基質に印刷されたマーカーの蛍光性活性が、その強度の有意な劣化を伴わずに維持されることを立証することが可能である(図3を参照のこと)。本発明の組成物は、基質に印刷される分子の活性に悪影響を及ぼさないこと及びそれが基質に固定することを妨げ又は阻害しないことが示されている。
本発明の組成物の目的の別の著しい利点は凝集体を生成しないことであり、それは本発明の組成物に印刷に使用される理想的なプロファイルを提供する。
上記の全てに関して、本発明の組成物の目的は、バイオテクノロジーの分野に適用されるインクジェット印刷における突破口を示す。
本発明において、用語「ポリエチレングリコール」(PEG)(ポリエチレンオキシド又はポリオキシエチレン(POE)としても知られる)は、式(II):のモノマーにより形成されるポリエーテルである。
Figure 2016530341
従来、重合度は、粘度の関数であるK値により特徴づけられている。重合度が大きければ大きいほど、Kの値は大きくなる。一実施態様において、PEGは25000(25K)から50000(50K)の分子量を有する。別の実施態様において、PEGは20000(20K)から40000(40K)の分子量を有する。別の実施態様において、PEGは20000(20K)、25000(25K)、35000(35K)、及び40000(40K)からなる群より選択される分子量を有する。好ましくは、ポリエチレングリコールの分子量は35000(35K)である。
別の実施態様において、PEGは5から10%に含まれる重量/体積濃度の範囲内である。別の実施態様において、PEGは6から8%の重量/体積濃度である。別の実施態様において、PEGは7.5%の重量/体積濃度である。
別の実施態様において、PEGは35Kの分子量を有し、0.5から15%に含まれる重量/体積濃度の範囲内である。別の実施態様において、PEGは35Kの分子量を有し、5から10%に含まれる重量/体積濃度の範囲内である。別の実施態様において、PEGは35Kの分子量を有し、6から8%に含まれる重量/体積濃度の範囲内である。好ましくは、PEGは35Kの分子量を有し、7.5%w/vの重量/体積濃度である。
本発明において、一般式(I)のアルキルアリールポリエーテルアルコールタイプの非イオン性界面活性剤は、商業的にTriton X(登録商標)(Union Carbide Co., Inc.の登録商標)としても知られている。例示的及び非制限的な方法において、Triton Xシリーズの例は以下の通りである。

Figure 2016530341
好ましい実施態様において、一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるもの(商業的にTriton X−100としても知られる)である。
別の実施態様において、一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、0.5から2.0v/v%に含まれる体積/体積濃度である。別の実施態様において、界面活性剤は、0.5から1.5v/v%に含まれる濃度である。好ましくは、一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、1.0v/v%の濃度である。
別の実施態様において、一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、0.1から0.5v/v%に含まれる体積/体積濃度である。好ましくは、一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、0.1%のv/v濃度である。
別の実施態様において、一般式(I)の界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から2.0%に含まれる体積/体積濃度である。別の実施態様において、一般式(I)の界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.5から1.5%に含まれる体積/体積濃度である。別の実施態様において、一般式(I)の界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、1.0%の体積/体積濃度である。
別の実施態様において、一般式(I)の界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から1.0%に含まれる体積/体積濃度である。別の実施態様において、一般式(I)の界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から0.5%に含まれる体積/体積濃度である。別の実施態様において、一般式(I)の界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1%の体積/体積濃度である。
本発明において、「重量/体積濃度%(w/v%)」との表現は、組成物の総体積(ミリリットルで表される)に対して加えられたポリエチレングリコールのグラムで割り、得られた値に100を掛けて計算される。
本発明において、「体積/体積濃度%(v/v%)」との表現は、組成物の総体積に対する非イオン性界面活性剤の体積で割り(界面活性剤の体積と組成物の総体積は、どちらも同じ単位で表される)、得られた値に100を掛けて計算される。
一実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、35000(35K)の分子量のPEGを含み、非イオン性界面活性剤はnが9から10に含まれるものである。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、0.5から15%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から2.0%に含まれるv/v濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、0.5から15%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から1.0%に含まれるv/v濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、5から10%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から2.0%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、5から10%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から1.0%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、6から8%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から2.0%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、6から8%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から1.0%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、7.5%の重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から2.0%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、7.5%の重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から1.0%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、0.5から15%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.5から1.5%に含まれるv/v濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、0.5から15%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から0.5%に含まれるv/v濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、5から10%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.5から1.5%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、5から10%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から0.5%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、6から8%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.5から1.5%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、6から8%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から0.5%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、7.5%の重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.5から1.5%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、7.5%の重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1から0.5%に含まれる体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、0.5から15%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、1.0%の体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、0.5から15%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1%の体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、5から10%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、1.0%の体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、5から10%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1%の体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、6から8%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、1.0%の体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、6から8%に含まれる重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1%の体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、7.5%の重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、1.0%の体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、7.5%の重量/体積濃度%で、35Kの分子量のPEGを含み;一般式(I)の非イオン性界面活性剤は、nが9から10に含まれるものであり、0.1%の体積/体積濃度%である。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、
(a)10%の重量/体積濃度%で20000の分子量のポリエチレングリコール;及び1.0%の体積/体積濃度%でn=9−10である一般式(I)の非イオン性界面活性剤;あるいは、
(b)7.5%の重量/体積濃度%で35000の分子量のポリエチレングリコール;及び1.0%の体積/体積濃度%でn=9−10である一般式(I)の非イオン性界面活性剤;あるいは
(c)5%の重量/体積濃度%で40000の分子量のポリエチレングリコール;及び1.0%の体積/体積濃度%でn=9−10である一般式(I)の非イオン性界面活性剤
を含むものである。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、
(a)10%の重量/体積濃度%で20000の分子量のポリエチレングリコール;及び0.1%の体積/体積濃度%でn=9−10である一般式(I)の非イオン性界面活性剤;あるいは、
(b)7.5%の重量/体積濃度%で35000の分子量のポリエチレングリコール;及び0.1%の体積/体積濃度%でn=9−10である一般式(I)の非イオン性界面活性剤;あるいは
(c)5%の重量/体積濃度%で40000の分子量のポリエチレングリコール;及び0.1%の体積/体積濃度%でn=9−10である一般式(I)の非イオン性界面活性剤
を含むものである。
一実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、生体分子、生体分子マーカー及び生体分子とコンジュゲートした生体分子マーカーからなる群より選択される分子を含む。
一実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、生体分子を含む。
別の実施態様において、生体分子は、組成物1ml当たり0.1から1mgの生体分子に含まれる濃度である。
本発明において、用語「生体分子」とは、とりわけタンパク質、ビタミン、核酸及び炭化水素等の生物により生成される任意の分子を指す。これらの生体分子は、生体分子を産生させる生物体からそれらを単離させて得ることができ、又は当業者によく知られた技術を用いて実験室規模で合成され得る。本発明で言及される生体分子は、バイオセンサー及び材料工学においても、更に使用され得る。一実施態様において、生体分子はタンパク質である。別の実施態様において、生体分子はビオチンである。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、生体分子マーカーを含む。
本発明において、用語「生体分子マーカー」とは、特定の生体分子の追跡又は同定を可能にする任意の発色団標識を含む。説明に役立つ例はフルオロフォアである。蛍光性標識は、生体分子の検出及び分析にとって重要な要素である。現在、膨大な量の様々なフルオロフォアが存在する。生体分子の標識に使用されるそれらの中には、ダンシル、フルオレセイン及びローダミン Bがある。
一実施態様において、生体分子マーカーはフルオロフォアである。
本発明の組成物がフルオロフォアを含む場合、得られる組成物はバイオセンサーの開発に使用され得る。
別の実施態様において、フルオロフォアはフルオレセインである。別の実施態様において、前記フルオレセインはチオセミカルバジド基で化学的に修飾されている。
本発明の第一の態様の組成物は、PEG及び一般式(I)の非イオン性界面活性剤と共に、液体担体、結合剤及び印刷のための添加剤から選択される一又は複数の成分を含む。
本発明において、用語「液体担体」とは、組成物の液体成分を含み、その流動性及び乾燥特性を決定する。加えて、それは基質に分子を固定させる働きをする。
一実施態様において、液体担体は、水性である、即ち水を含む。別の実施態様において、液体担体は水及び水溶性の有機溶媒を含む。水溶性の有機溶媒の例は、アルコールである。別の実施態様において、液体担体は水及びアルコールC−C10を含む。アルコールC−C10の例は:とりわけメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブタノール及びtert−ブタノールである。好ましくは、液体担体は水である。
本発明において、用語「印刷のための添加剤」とは、本発明の組成物の特性のいくつかを修正するために組成物に添加される任意のその他基質を意味する。当業者は、印刷のための添加剤の広範なリストから、とりわけpH緩衝液、レオロジー改質剤及び湿潤剤等を選定し得る。
本発明において、「レオロジー改質剤」との表現は、とりわけ、組成物が沈着するのを妨げ、インクが一度印刷されてから飛び散るのを妨げる能力を有する物質を意味する。
一実施態様において、印刷のための添加剤はpH緩衝液である。別の実施態様において、pH緩衝液は、以下からなる群より選択される:トリス−HCl(トリエタノールアミンの塩酸塩)、MOPS(3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸)、MES(2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸)、TAE(トリスヒドロキシメチルアミノメタン/酢酸/EDTA)、TBE(トリス−HCl/ボレート/EDTA)、及びPBS(アルカリ性リン酸緩衝液)。好ましくは、pH緩衝液はアルカリ性リン酸緩衝液である。
一実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、液体担体及び印刷のための添加剤を含む。別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、(液体担体として)水及び印刷のための添加剤を含む。別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、液体担体及び(印刷のための添加剤として)pH緩衝液を含む。別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、(液体担体として)水及び(印刷のための添加剤として)pH緩衝液を含む。好ましくは、本発明の第一の態様の組成物は、(液体担体として)水及び(印刷のための添加剤として)アルカリ性リン酸緩衝液を含む。
本発明において、「結合剤」とは、液体担体と印刷される分子との間の凝集性を保持する物質を指す。結合剤の説明に役立つ、非制限的な例は、ポリアクリル酸、アクリル製樹脂及びポリビニルピロリドンである。
本発明の第一の態様の組成物の調製は、異なる成分(ポリエチレングリコール、非イオン性界面活性剤、生物学的重要性のある分子等)をあらゆる順序で混合することにより行われ得る。
一実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、(a)ポリエチレングリコールを水溶液に溶解させること;(b)一般式(I)の非イオン性界面活性剤を添加すること;及び任意選択的に、(c)生物学的重要性のある分子を添加することを含むプロセスにより調製される。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、(a)ポリエチレングリコールをpH緩衝液水溶液に溶解させること;(b)一般式(I)の非イオン性界面活性剤を添加すること;及び任意選択的に、(c)生物学的重要性のある分子を添加することを含むプロセスにより調製される。
別の実施態様において、本発明の第一の態様の組成物は、(a)ポリエチレングリコールをアルカリ性リン酸緩衝液水溶液に溶解させること;(b)一般式(I)の非イオン性界面活性剤を添加すること;及び(c)生物学的重要性のある分子を添加することを含むプロセスにより調製される。
第二の態様において、本発明は、基質上の生物学的重要性のある分子をインクジェット印刷するための上に記載される組成物の使用であって、前記生体分子が生体分子、生体分子マーカー又はマーカーとコンジュゲートした生体分子からなる群より選択される、使用を提供する。
熱、圧電、静電及び音響技術に基づくプリンターがインクジェット印刷に一般的に使用される。しかしながら、最初の二つが最も一般に使用される。機能材料が分解するのを妨げる高温(200−300℃)を印刷に要しないため、圧電技術に基づく印刷システムは熱印刷よりも好ましい。
市場では、圧電技術に基づく最もよく知られた商業的なプリンターは、Pixdro、Dimatix、Ceradropである。
圧電技術に基づく印刷のために考慮されるパラメーターは:放電開始電圧、波形、印刷される基質/注入ノズルの間隔、液滴間隔(drsp)、及び適用する層の数である。
本発明において、「基質」とは、印刷可能であり、印刷された目的の分子が結合することによって、基で機能化された任意の物質を意味する。基質の説明に役立つ非制限的な例は、SAM(自己組織化単分子膜)で修飾された金属基質(例えば金、シリコン若しくはガラス基質)又はポリマー基質(ポリスチレン(PS)若しくはポリメタクリル酸メチル(PMMA))である。当業者は、印刷される分子により、基質への分子の固定が生じるようにするにはどの官能基の型が基質に包含されるのに最も適しているかを決定する。非制限的な説明のため、アミノ酸性質の分子を印刷することが目的である場合、基質はマレイミド基、ビオチン−アビジン、カルボン酸基(−COOH)、アルデヒド(−CHO)、及びエステル(−COOR、ここで基Rは基C−C10アルキル及び5−6員環の基から選択され、前記員環は−C−、−CH−、−CH2−、−O−、−N−、−NH−、及び−S−からなる群より選択され、この環は芳香族の、飽和又は部分的に飽和した環であり、任意選択的に一又は複数の員環が一又は複数のハロゲン基で置換されている)で機能化され得る。一実施態様において、エステルはRがC又はCであるものである。あるいは、別の実施態様において、基質はペンタフルオロフェニルメタクリレート(PFM)基で機能化され得る。別の実施態様において、基質はポリスチレンであり、PFMで機能化されている。
目的の官能基での支持の機能化を実行する手順は、当業者によく知られている(Griesser H. J. et al., “Plasma Methods for the Generation of Chemically Reactive Surfaces for Biomolecule Immobilization and Cell Colonization - A Review”, Plasma Process. Polym., 2006, vol. 3, p. 392-418; Borros S. et al., “Functionalized, Swellable Hydrogel Layers as a Platform for Cell Studies”, Advanced Functional Materials, 2009, vol. 19, p. 1276-1286; Forch R. “Reactions of Plasma-Polymerised Pentafluorophenyl Methacrylate with Simple Amines”, Plasma Processes and Polymers, 2010, vol. 7, p. 915-925を参照のこと)。例えば、基質をPFMで機能化することを望む場合、「プラズマグラフト」又は「プラズマ重合」技術を使用することが可能である。一実施態様において、基質はPSであり、プラズマグラフト又はプラズマ重合により産生されるPFMで機能化されている。
第三の態様において、本発明は、上に記載されたような組成物で印刷された基質を提供する。
本明細書及び特許請求の範囲を通じて、用語「含む(comprise)」及びその語の変化形は、その他技術的特徴、添加剤、成分又は工程を排除することを意図しない。更に、用語「含む(comprise)」は、「〜からなる」の場合を包含する。追加的な目的、利点及び特徴は、本明細書の調査により当業者に明らかとなり、本発明の実施により理解され得る。以下の例及び図面は説明のために提供され、本発明を制限することは意図されていない。更に、本発明は、本明細書中に記載される特定の、好ましい実施態様の全ての組合せの可能性を含む。
吐出電圧25VでのPEO−35Kに基づく液滴の展開挙動。ストロボ画像の写真は、20μ秒後(a)及び60μ秒後(b)に撮影された。 二つの異なるモチーフ:a)ラインdrsp=20μmで2層、b)ドットdrsp=25μmを使用して、実施例1で処方されたインクの印刷後に生成されたパターン。 実施例1で処方されたインク組成物の印刷により生成されたパターンの蛍光顕微鏡写真(λex=492nm;λem=516nm)。 実施例6で処方されたインク組成物の印刷により生成されたパターンの蛍光顕微鏡写真(λex=492nm;λem=516nm)。
−インク組成物の粘度を決定するためのプロトコール
以下で処方される組成物の粘度を決定するために、450μlの組成物をAnton Paarのレオメータの分析プラットフォームに沈着させた。分析するインクを、円錐プレートと分析プラットフォームとの間1mmの距離で、直径1mmの円錐プレートに接触させた。その後1・10から1・10−1のせん断速度を適用した。この範囲において、インクの挙動はニュートン的であり、即ちインクの粘度はせん断力に影響されない。
−インク組成物の表面張力を決定するためのプロトコール
以下で処方される組成物の表面張力を決定するために、表面張力の分析のために特別に設計された針を備えた2連シリンジ(B/BRAUN)を〜50μlの処方されたインクで満たす。シリンジには、分析する液滴の形成を可能にする特別なピストンが制御された方法で針の先端に提供されている。Laplace−Youngの等式を通じて特別なソフトウェアで液滴の曲率半径を計算し、表面張力を決定する。
実施例1 バイオインク1の調製
ビーカー中で0.01MのPBS(Sigma-Aldrich)の8mlの水溶解に0.75gのPEG−35Kを溶解させて、7.5重量/体積%のPEG−35K(Aldrich)の溶液を調製した。PEG及びPBS溶液をマグネティックスターラー(400RPM、10分)を使用して撹拌し、均質化した。その後、0.01mlのTriton X−100(Sigma-Aldrich)を添加し、更に5分間均質化した。得られた溶液に、ジメチルホルムアミド(DMF、Sigma-Aldrich)中0.43Mの60μlのフルオレセイン−5−チオセミカルバジド溶液(Fluka)を添加した。得られた混合物を1分間均質化した。得られた溶液をファルコン型のチューブに移し、0.01MのPBSの緩衝溶液で10mlまでフラッシュした。最終的に、得られた組成物を直径0.45μm及び0.2μmのポリビニリデンフルオライドPVDFフィルターを用いて連続的に濾過した。
前述のプロトコールに従い、製剤1は11.20±1.1mPa・sの粘度及び35.53±0.3mN/mの表面張力を有することを見出した。
実施例2 バイオインク2の調製
ビーカー中で0.01MのPBS(Sigma-Aldrich)の8mlの水溶解に0.100gのPEG−20Kを溶解させて、10.0重量/体積%のPEG−20K(Aldrich)の溶液を調製した。PEG及びPBS溶液をマグネティックスターラー(400RPM、10分)を使用して撹拌し、均質化した。その後、0.01mlのTriton X−100(Sigma-Aldrich)を添加し、混合物を更に5分間均質化した。得られた溶液に、ジメチルホルムアミド(DMF)中0.43Mの60μlのフルオレセイン−5−チオセミカルバジド溶液(Fluka)を添加し、混合物を1分間均質化した。得られた溶液をファルコン型のチューブに移し、0.01MのPBSの緩衝溶液で10mlまでフラッシュした。最終的に、得られたインクを直径0.45μm及び0.2μmのPVDFフィルターを用いて連続的に濾過した。
前述のプロトコールに従い、製剤は13.2±2.1mPa・sの粘度及び35.81±0.7mN/mの表面張力を有することを見出した。
実施例3 バイオインク3の調製
ビーカー中で0.01MのPBS(Sigma-Aldrich)の8mlの水溶解に0.5gのPEG−40Kを溶解させて、5.0重量/体積%のPEG−40K(Aldrich)の溶液を調製した。PEG及びPBS溶液をマグネティックスターラー(400RPM、10分)を使用して撹拌し、均質化した。その後、0.01mlのTriton X−100(Sigma-Aldrich)を添加し、混合物を更に5分間均質化した。得られた溶液に、ジメチルホルムアミド(DMF)中0.43Mの60μlのフルオレセイン−5−チオセミカルバジド溶液(Fluka)を添加し、得られた混合物を1分間均質化した。得られた溶液をファルコン型のチューブに移し、0.01MのPBSの緩衝溶液で10mlまでフラッシュした。最終的に、得られたインクを直径0.45μm及び0.2μmのPVDFフィルターを用いて連続的に濾過した。
実施例4:式(I)の界面活性剤の効果
A.1%を超える濃度の影響
実施例1のバイオインク組成物を使用して、非イオン性界面活性剤の%の増加がその特性に関して有する効果を決定した。
このために、以下の量:10mlの溶解中0.15ml及び0.20mlのTriton X−100(一般式(I)(式中、nは9−10である)の非イオン性界面活性剤)が包含された、実施例1に記載の組成物に基づく2つの組成物を処方した。
異なる組成物を均質化した場合、泡の生成が観察された。
この現象は、印刷の際、圧電システムのチャンバ―内で制御困難な相当量の泡が生成され、それがバブル注入をもたらしたため、インク印刷において悪影響を及ぼした。液滴の形成が可能であったケースはなかった。
したがって、この試験は、一般式(I)の非イオン性界面活性剤の量は注入に適した組成物を達成するのに重要であり、それが均一な液滴をもたらすことを示す。
B.Tween 80界面活性剤の効果
Tween 80の場合、実施例1及び2に記載のようなインクを、Triton X−100溶液を別のTween 80溶液(Sigma-Aldrich)で置き換えて、各ポリエチレングリコールに関して調製した。Tween 80の割合は0.1から1v/v%の範囲で様々である。
B.1ビーカー中で8mlの0.01MのPBS水溶液(Sigma-Aldrich)に0.75gのPEG−35Kを溶解させて、7.5重量/体積%のPEG−35K(Aldrich)の溶液を調製した。PEG及びPBS溶液をマグネティックスターラー(400RPM、10分)を使用して撹拌し、均質化した。続いて、異なる量のTween 80(Sigma-Aldrich)を、0.1−1mlの範囲で添加し、更に5分間均質化した。得られた溶液に、ジメチルホルムアミド(DMF)中0.43Mの60μlのフルオレセイン−5−チオセミカルバジド溶液(Fluka)を添加した。得られた混合物を1分間均質化した。得られた溶液をファルコン型のチューブに移し、0.01MのPBSの緩衝溶液で10mlまでフラッシュした。最終的に、得られたインクを直径0.45μm及び0.2μmのPVDFフィルターを用いて連続的に濾過した。表面張力の結果を表1にまとめる。
Figure 2016530341
観察され得るように、Tween 80を含む製剤は、バイオインク製剤1により示される値よりもおよそ40%高い表面張力を示した。
B.2ビーカー中で0.01MのPBS(Sigma-Aldrich)の8mlの水溶液に0.1gのPEG−20Kを溶解させて、10重量/体積%のPEG−20K(Aldrich)の溶液を調製した。PEG及びPBS溶液をマグネティックスターラー(400RPM、10分)を使用して撹拌し、均質化した。続いて、異なる量のTween 80(Sigma-Aldrich)を、0.1−1mlの範囲で添加し、更に5分間均質化した。得られた溶液に、ジメチルホルムアミド(DMF)中0.43Mの60μlのフルオレセイン−5−チオセミカルバジド溶液(Fluka)を添加した。得られた混合物を1分間均質化した。得られた溶液をファルコン型のチューブに移し、0.01MのPBSの緩衝溶液で10mlまでフラッシュした。最終的に、得られたインクを直径0.45μm及び0.2μmのPVDFフィルターを用いて連続的に濾過した。表面張力の結果を表2にまとめる。
Figure 2016530341
観察され得るように、Tween 80を含む製剤は、バイオインク製剤2により示される値よりも少なくとも30%高い表面張力を示した。
したがって、このセクションで示すデータは、インクの表面張力を適切に調製するためには、0.1−1.0%のv/v濃度範囲において一般式(I)の界面活性剤を選択することが不可欠であることを示す。
実施例5 バイオインクの印刷
シリンジを使用して、印刷カートリッジ(DMP 11610)を実施例1で処方されたおよそ0.5mlのバイオインクで満たした。圧電システム(10ρlのインジェクターが備えられている)を採用してそのシステムを2時間そのままにするようにし、インジェクターを下向きの位置に維持した。その後、カートリッジをプリンターのホルダーに置き、DMPプリンター11610のストロボカメラを使用して、注入ノズル中で生成された液滴とその挙動を観察した。これらの印刷試験を実行するために、吐出ノズルのパルス及びトリガー電圧を調整した。ノズルパルスに関して、チャンバ―内の液滴の注入時間、滞留時間及び排出時間を、それぞれ3.584μs、10.688μs及び7.29μsに制御する。トリガー電圧を25V(PEG35K及びPEG40K)及び21V(PEG 20K)に調製する。ストロボ画像を20μ秒(a)及び60μ秒(b)で撮影した(図1(a)及び(b))。
得られた結果から、注入した液滴は均質であり、コーヒーリング効果の兆候はなかったことが強調される。加えて、液滴は一旦注入されるとすぐに乾燥することが確認された。凝集体の形成は観察されず、それは本発明の組成物に、印刷に使用される理想的なプロファイルを提供する。
一旦液滴の理想的な条件が確立されると、印刷される基質(この場合、基質は、材料工学のグループGEMAT, Chemical Institute of Sarriaにより供給されるPS−PFMである)は印刷プラットフォームに置かれ、基質と印刷カートリッジ間の最小間隔は1mmに設定された。最終的に、印刷されるパターン、液滴間隔及び印刷される層の数を決定した。印刷ラインに関して、20μmのdrspを選択し、二層のバイオインクを適用した。印刷ドットに関して、25μmのdrspを選択し、一層のみのバイオインクを適用した。
この方法において、平行線は、液滴と適用する基質上の二層のバイオインクとの間、20μlの間隔で印刷され、したがって図2に示される結果が達成された。
得られた結果から、注入された液滴は均質であり、コーヒーリング効果の兆候はなかったことが強調される。加えて、液滴は一旦注入されるとすぐに乾燥することが確認された。
凝集体の形成は観察されず、それは本発明の組成物に、印刷に使用される理想的なプロファイルを提供する。
最終的に、λex=492nm;λem=516nmの範囲内で蛍光顕微鏡検査法(蛍光色素のための特別なフィルターI13を備えるLeika DMRA 2)を使用して、実施例1で処方されたインクで印刷される基質を分析し、図3の画像を生成した。
図3で示される結果から、第一に、蛍光性分子は基質の表面に固定され、それがマーカーの第1級アミノ基と基質のPFM基との間の反応を引き起こし、アミドを生じさせることを示すことが強調される。これは、本発明の組成物が、目的の分子が基質に結合することを阻害せず、したがって、「スクリーン効果」問題が克服される事実を示す。
図3において、印刷されたラインの高解像度及び分解能(40μm)が観察され得る。
最終的に、固定された分子は長時間にわたるその蛍光性の特性を維持したことが観察された。これは、本発明の組成物が印刷された分子の安定性/活性に悪影響を及ぼさないことを示す。
実施例6 バイオインク4の調製
ビーカー中で0.01MのPBS(Sigma-Aldrich)の8mlの水溶解に0.75gのPEG−35Kを溶解させて、7.5重量/体積%のPEG−35K(Aldrich)の溶液を調製した。PEG及びPBS溶液をマグネティックスターラー(400RPM、10分)を使用して撹拌し、均質化した。その後、0.1mlのTriton X−100(Sigma-Aldrich)を添加し、混合物を更に5分間均質化した。得られた溶液に、PBS中0.042Mの60μlのビオチン(ビオチニル−3,6,9−トリオキサウンデカンジアミン、Thermo Scientific)溶液を添加し、得られた混合物を1分間均質化した。得られた溶液をファルコン型のチューブに移し、0.01MのPBSの緩衝溶液で10mlまでフラッシュした。
前述のプロトコールに従い、製剤4は14.30±0.1mPa・sの粘度及び36.10±0.02mN/mの表面張力を有することを見出した。
実施例7 バイオインク5の調製
ビーカー中で0.01MのPBS(Sigma-Aldrich)の8mlの水溶解に1gのPEG−20Kを溶解させて、10重量/体積%のPEG−20K(Aldrich)の溶液を調製した。PEG及びPBS溶液をマグネティックスターラー(400RPM、10分)を使用して撹拌し、均質化した。その後、0.1mlのTriton X−100(Sigma-Aldrich)を添加し、混合物を更に5分間均質化した。得られた溶液に、PBS中0.042Mの60μlの溶解のビオチン(ビオチニル−3,6,9−トリオキサウンデカンジアミン、Thermo Scientific)を添加し、得られた混合物を1分間均質化した。得られた溶液をファルコン型のチューブに移し、0.01MのPBSの緩衝溶液で10mlまでフラッシュした。
前述のプロトコールに従い、製剤5は10.10±0.1mPa・sの粘度及び36.45±0.05mN/mの表面張力を有することを見出した。
実施例8 バイオインク4での印刷
シリンジを使用して、印刷カートリッジ(DMP 11610)を実施例6で処方されたおよそ0.5mlのバイオインクで満たした。圧電システム(10ρlのインジェクターが備えられている)を採用してそのシステムを2時間そのままにするようにし、インジェクターを下向きの位置に維持した。その後、カートリッジをプリンターのホルダーに置き、DMPプリンター11610のストロボカメラを使用して、注入ノズル中で生成された液滴とその挙動を観察した。これらの印刷試験を実行するために、吐出ノズルのパルス及びトリガー電圧を調整した。ノズルパルスに関して、チャンバ―内の液滴の注入時間、滞留時間及び排出時間を、それぞれ3.584μs、10.688μs及び7.29μsに制御する。トリガー電圧を27Vに調整する。
得られた結果から、注入された液滴は均質であり、コーヒーリング効果の兆候はなかったことが強調される。加えて、液滴は一旦注入されるとすぐに乾燥することが立証された。凝集体の形成は観察されず、それは本発明の組成物に、印刷に使用される理想的なプロファイルを提供する。
一旦液滴の理想的な条件が確立されると、印刷される基質(この場合、基質は、材料工学のグループGEMAT, Chemical Institute of Sarriaにより供給されるPS−PFMである)は印刷プラットフォームに置かれ、基質と印刷カートリッジ間の最小間隔は1mmに設定された。最終的に、印刷されるパターン、液滴間隔及び印刷される層の数を決定した。印刷ラインに関して、20μmのdrspが選択された。
この方法において、平行線は20μlの液滴間隔で印刷された。
得られた結果から、注入された液滴は均質であり、コーヒーリング効果の兆候はなかったことが強調される。加えて、液滴は一旦注入されるとすぐに乾燥することが立証された。
凝集体の形成は観察されず、それは本発明の組成物に、印刷に使用される理想的なプロファイルを提供する。
一旦実施例6のバイオインクが印刷されると、基質は20μlのストレプトアビジン溶液(FITC, Invitrogen)中で1分間インキュベートされ、次いで0.01MのPBS溶液(Sigma Aldrich)で洗浄され、窒素流で乾燥された。
最終的に、λex=492nm;λem=516nmの範囲内で蛍光顕微鏡検査法(蛍光色素のためのI13特別フィルターを備えるLeika DMRA 2)を使用して、実施例6で処方されたインクで印刷される基質を分析し、図4の画像を生成した。
図4で示される結果から、第一に、分子は基質の表面に固定され、それがマーカーの第1級アミノ基と基質のPFM基との間の反応を引き起こし、アミドを生じさせることを示すことが強調される。これは、本発明の組成物が、目的の分子が基質に結合することを阻害せず、したがって、「スクリーン効果」問題が克服された事実を示す。
実施例9 バイオインク6の調製
ビーカー中で0.01MのPBS(Sigma-Aldrich)の8mlの水溶解に0.75gのPEG−35Kを溶解させて、7.5重量/体積%のPEG−35K(Aldrich)の溶液を調製した。PEG及びPBS溶液をマグネティックスターラー(400RPM、10分)を使用して撹拌し、均質化した。その後、0.1mlのTriton X−100(Sigma-Aldrich)を添加し、更に5分間均質化した。得られた溶液に、ジメチルホルムアミド(DMF、Sigma-Aldrich)中0.43Mの60μlのフルオレセイン−5−チオセミカルバジド溶液(Fluka)を添加した。得られた混合物を1分間均質化した。得られた溶液をファルコン型のチューブに移し、0.01MのPBSの緩衝溶液で10mlまでフラッシュした。最終的に、得られた組成物を直径0.45μm及び0.2μmのポリビニリデンジフルオライドPVDFフィルターを用いて連続的に濾過した。
前述のプロトコールに従い、製剤6はインクジェット印刷における使用に適切な粘度及び表面張力値を有することを見出した。
実施例10 バイオインク7の調製
ビーカー中で0.01MのPBS(Sigma-Aldrich)の8mlの水溶解に0.100gのPEG−20Kを溶解させて、10.0重量/体積%のPEG−20K(Aldrich)の溶液を調製した。PEG及びPBS溶液をマグネティックスターラー(400RPM、10分)を使用して撹拌し、均質化した。その後、0.1mlのTriton X−100(Sigma-Aldrich)を添加し、混合物を更に5分間均質化した。得られた溶液に、ジメチルホルムアミド(DMF)中0.43Mの60μlのフルオレセイン−5−チオセミカルバジド溶液(Fluka)を添加し、混合物を1分間均質化した。得られた溶液をファルコン型のチューブに移し、0.01MのPBSの緩衝溶液で10mlまでフラッシュした。最終的に、得られたインクを直径0.45μm及び0.2μmのPVDFフィルターを用いて連続的に濾過した。
前述のプロトコールに従い、製剤7は11.9mPa・sの粘度及び36.70mN/mの表面張力を有することを見出した。
実施例11 バイオインク8の調製
ビーカー中で0.01MのPBS(Sigma-Aldrich)の8mlの水溶解に0.5gのPEG−40Kを溶解させて、5.0重量/体積%のPEG−40K(Aldrich)の溶液を調製した。PEG及びPBS溶液をマグネティックスターラー(400RPM、10分)を使用して撹拌し、均質化した。その後、0.1mlのTriton X−100(Sigma-Aldrich)を添加し、混合物を更に5分間均質化した。得られた溶液に、ジメチルホルムアミド(DMF)中0.43Mの60μlのフルオレセイン−5−チオセミカルバジド溶液(Fluka)を添加し、得られた混合物を1分間均質化した。得られた溶液をファルコン型のチューブに移し、0.01MのPBSの緩衝溶液で10mlまでフラッシュした。最終的に、得られたインクを直径0.45μm及び0.2μmのPVDFフィルターを用いて連続的に濾過した。
前述のプロトコールに従い、製剤8はインクジェット印刷に理想的な粘度及び表面張力値を有することを見出した。

Claims (16)

  1. (a)0.5から15%に含まれる重量/体積濃度で、20000(20K)から50000(50K)に含まれる分子量のポリエチレングリコール;
    (b)一般式(I)の非イオン性界面活性剤
    Figure 2016530341

    [ここで、nは5から40に含まれる]前記界面活性剤は0.1%から2.0%に含まれる体積/体積濃度である;並びに
    (c)液体担体、結合剤及び印刷に適した添加剤から選択される一又は複数の成分
    を含むインク組成物。
  2. 界面活性剤のv/v濃度が0.1から1.0%に含まれる、請求項1に記載のインク組成物。
  3. 生体分子、生体分子マーカー又はマーカーとコンジュゲートした生体分子からなる群より選択される分子を含む、請求項1又は2に記載のインク組成物。
  4. ポリエチレングリコールの重量/体積濃度が6から8%に含まれる、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. ポリエチレングリコールが35000(35K)の分子量を有し、重量/体積濃度が6から8%に含まれる、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 一般式(I)の界面活性剤が、nが9から10に含まれる値を有するものである、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 一般式(I)の界面活性剤が0.1から1.0%に含まれる体積/体積濃度である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 一般式(I)の界面活性剤が1.0%の体積/体積濃度である、請求項7に記載の組成物。
  9. 一般式(I)の界面活性剤が0.1%の体積/体積濃度である、請求項7に記載の組成物。
  10. (a)10%の重量/体積濃度%で20000の分子量のポリエチレングリコール;及び1.0%の体積/体積濃度%でn=9−10である一般式(I)の非イオン性界面活性剤;あるいは、
    (b)7.5%の重量/体積濃度%で35000の分子量のポリエチレングリコール;及び1.0%の体積/体積濃度%でn=9−10である一般式(I)の非イオン性界面活性剤;あるいは
    (c)5%の重量/体積濃度%で40000の分子量のポリエチレングリコール;及び1.0%の体積/体積濃度%でn=9−10である一般式(I)の非イオン性界面活性剤
    を含む、請求項1に記載のインク組成物。
  11. 液体担体及び印刷のための添加剤を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 添加剤がpH緩衝液である、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 緩衝液がアルカリ性リン酸緩衝液である、請求項12に記載の組成物。
  14. 液体担体が水である、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 基質上の分子をインクジェット印刷するための請求項1から14に記載の組成物の使用であって、前記分子が生体分子、生体分子マーカー又はマーカーとコンジュゲートした生体分子からなる群より選択される、使用。
  16. 請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物で印刷された基質。
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