JP2016528202A5 - - Google Patents

Claims (28)

1. 脈絡網膜血管新生障害または透過性障害を有する小児を治療するための医薬であって、小児の体循環に入らないか、または急速に消去されるＶＥＧＦアンタゴニストを含み、前記ＶＥＧＦアンタゴニストが前記小児の眼に投与される、医薬。
2. 前記ＶＥＧＦアンタゴニストがラニビズマブである、請求項１に記載の医薬。
3. 前記ＶＥＧＦアンタゴニストが非抗体ＶＥＧＦアンタゴニストである、請求項１に記載の医薬。
4. 前記非抗体アンタゴニストが、ＶＥＧＦ−Ａを結合するアンキリン反復ドメインを含む組換えヒト可溶性ＶＥＧＦ受容体融合タンパク質および組換え結合タンパク質から選択される、請求項３に記載の医薬。
5. 前記非抗体ＶＥＧＦアンタゴニストが低分子化合物である、請求項３に記載の医薬。
6. 前記小児が１８歳未満かつ１歳超である、請求項１から５までのいずれか一項に記載の医薬。
7. 前記小児が１２歳未満かつ１歳超である、請求項１から５までのいずれか一項に記載の医薬。
8. 前記小児に投与される前記ＶＥＧＦアンタゴニストの用量が、脈絡網膜血管新生障害または透過性障害の治療を受けている成人に投与される典型的な用量と同一である、請求項６または請求項７に記載の医薬。
9. 前記小児に投与される前記ＶＥＧＦアンタゴニストの用量が、脈絡網膜血管新生障害または透過性障害の治療を受けている成人に投与される典型的な用量の６０％以下である、請求項６または請求項７に記載の医薬。
10. 前記小児が５歳未満かつ１歳超である、請求項１から５までのいずれか一項に記載の医薬。
11. 前記小児に投与される前記ＶＥＧＦアンタゴニストの用量が、脈絡網膜血管新生障害または透過性障害の治療を受けている成人に投与される典型的な用量の４０％以下である、請求項１０に記載の医薬。
12. 前記ＶＥＧＦアンタゴニストの第１の用量が投与され、前記ＶＥＧＦアンタゴニストの第２の用量が必要に応じて、しかし第１の投与の少なくとも４週後に投与される、請求項１から１１までのいずれか一項に記載の医薬。
13. 前記第１の用量の投与後に、継続する、または再発する疾患活性が観察されるときのみ前記第２の用量が投与される、請求項１２に記載の医薬。
14. 前記脈絡網膜血管新生障害が、炎症を引き起こす疾患に続発する、請求項１に記載の医薬。
15. 炎症が感染性病原体の存在に起因する、請求項１４に記載の医薬。
16. 前記感染性病原体が、ウイルス、細菌、原生動物、真菌および回虫から選択される、請求項１５に記載の医薬。
17. 前記脈絡網膜血管新生障害が脈絡膜の外傷に続発する、請求項１に記載の医薬。
18. 前記脈絡網膜血管新生障害が網膜ジストロフィーに続発する、請求項１に記載の医薬。
19. 前記網膜ジストロフィーがベスト病、ノースカロライナ黄斑ジストロフィー、スタルガルト病、コロイデレミア、またはコーツ病と関連している、請求項１８に記載の医薬。
20. 前記脈絡網膜血管新生障害が新生物性疾患に続発する、請求項１に記載の医薬。
21. 前記新生物性疾患が脈絡膜腫瘍である、請求項２０に記載の医薬。
22. 前記小児にラニビズマブが投与され、前記脈絡網膜血管新生障害が円錐角膜、ベスト病、眼トキソカラ症、またはブルック膜の外傷性断裂に続発しない、請求項１に記載の医薬。
23. 前記透過性障害が黄斑浮腫である、請求項１に記載の医薬。
24. 前記黄斑浮腫が偽水晶体、ブドウ膜炎、閉塞性脈管炎、色素性網膜炎、網膜静脈分枝閉塞症（ＢＲＶＯ）、網膜中心静脈閉塞症（ＣＲＶＯ）、眼性虚血性症候群、放射線視神経症／網膜症、炎症後脈絡膜血管新生、増殖性糖尿病網膜症（ＰＤＲ）、鎌状赤血球網膜症、イールズ病、または非動脈炎性虚血性視神経症に続発する、請求項２３に記載の医薬。
25. レーザー光凝固療法（ＬＰＴ）、または光線力学的療法（ＰＤＴ）と組み合わせて投与される、請求項１から２４までのいずれか一項に記載の医薬。
26. ＬＰＴまたはＰＤＴの開始、およびＶＥＧＦアンタゴニスト投与の開始が互いに１カ月以内に行われる、請求項２５に記載の医薬。
27. ＶＥＧＦアンタゴニスト投与の開始がＬＰＴまたはＰＤＴの開始の前に行われる、請求項２５または２６に記載の医薬。
28. 抗炎症剤と組み合わせて投与される、請求項１から２７までのいずれか一項に記載の医薬。