JP2016527159A - エレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置 - Google Patents

エレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、2節点力均一化アセンブリにそれぞれ2つの揺動可能な第2の球形節点が対称的に設置され、3節点力均一化アセンブリに共線ではない揺動可能な3つの第2の球形節点が設置され、前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心とそれに設置された2つの第1の球形節点の揺動中心とが同一の水平面にあり、且つ共線であり、前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心、バランスベースの揺動中心及び前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心が同一の水平面にあり、且つ共線であり、前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心からバランスベースの揺動中心までの距離が3節点力均一化アセンブリの揺動中心からバランスベースの揺動中心までの距離の1.5倍であるエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置を開示し、本発明の解決手段によれば、五組のワイヤーロープの負荷を自動的に調節することができ、最終的に各組のワイヤーロープの負荷を同様にして、エレベーター用ワイヤーロープセットの負荷が異なることで発生する危害を克服することができる。

Description

本発明は、エレベーター用ワイヤーロープセットの力均一化装置の改進に関し、特に五組のワイヤーロープの負荷を調節して各組のワイヤーロープの負荷を同様にすることができるエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置に関する。
現在、国内外のエレベーターは一般に牽引器を用いてエレベーターを駆動し、牽引エレベーター懸垂持上システムは、滑車、ワイヤーロープセット、かご、カウンターウェイトシステム等の主な部材で構成される。前記牽引エレベーター懸垂持上システムでは、ワイヤーロープセットにおけるそれぞれのワイヤーロープが滑車の溝内に巻き付いて発生する摩擦力によってかごの昇降の動力を提供する。エレベーター駆動技術が進んでいる条件で、エレベーターの持上高さ及び走行速度が共に大幅に高まってきて、それと同時にエレベーターそのものの安全性と信頼性がより高く要求されるようになった。理論的には、エレベーターは使用過程でワイヤーロープセットにおけるそれぞれのワイヤーロープの負荷が同様であり且つ滑車におけるワイヤーロープを巻き付けるための溝の形状とサイズも同様であるはずであるが、実際の使用過程で、様々な原因でワイヤーロープセットにおけるそれぞれのワイヤーロープの負荷が同様ではなく、負荷が大きいワイヤーロープや、負荷が小さいワイヤーロープもある。負荷が大きいワイヤーロープは対応する滑車における溝との間の摩擦力が比較的に大きく、対応する滑車における溝の摩擦がより深刻になり、長時間経過すると、対応する滑車における溝の形状とサイズが変化して、負荷が大きいワイヤーロープが作動中で負荷が大きくなることを引き起こしてしまう。滑車における溝が摩損されて半径が0.1ミリメートル減少すると、滑車が一回り揺動するたびに、ワイヤーロープが0.314ミリメートル少なく運動する。20階建のビルを例とすると滑車が約100回り揺動し、ワイヤーロープは31.4ミリメートル少なく運動し、試験したところ、このワイヤーロープが約3000ニュートン多く負荷することを発見した。ワイヤーロープセットにおけるそれぞれのワイヤーロープの負荷が不均一になる時、負荷が小さいワイヤーロープと滑車の間に蠕動現象が発生して、ワイヤーロープと滑車の間の蠕動が原因となりワイヤーロープと滑車の摩損を引き起こしてしまう。階層が高いほど、上述した場合が深刻になる。従って、長時間使用されている、負荷が大きいワイヤーロープが使用過程で破断しやすくてエレベーターの安全事故を引き起こしてしまう。また、負荷が小さいワイヤーロープは滑車との摩損によっても損壊され、ひどく損壊された場合にワイヤーロープの破断をも招いてエレベーターの安全事故を引き起こしてしまう。そのため、五組のワイヤーロープの負荷を調節して各組のワイヤーロープの負荷を同様にすることができるエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置を開発した。
本発明は、従来技術の不足を克服するために、五組のワイヤーロープの負荷を調節して各組のワイヤーロープの負荷を同様にすることができるエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の採用する技術的解決手段は、ベースと、揺動可能に前記ベースに設置されているバランスベースと、揺動可能に前記バランスベースの一端に設置されており、その中心面に沿って、ワイヤーロープ取付用の第1の貫通穴をそれぞれの中心に設置した2つの第1の球形節点が対称的に設置され、その揺動中心がその中心面に位置する2節点力均一化アセンブリと、揺動可能に前記バランスベースの他端に設置された3節点力均一化アセンブリであって、同一の直線に存在しない、ワイヤーロープ取付用の第2の貫通穴をそれぞれの中心に設置した3つの第2の球形節点が設置され、その揺動中心が当該3節点力均一化アセンブリの重心を通過し且つ当該3節点力均一化アセンブリに垂直である直線に位置する3節点力均一化アセンブリと、を含み、前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心とそれに設置された前記3つの第2の球形節点の揺動中心とが同一の水平面にあり、前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心とそれに設置された前記2つの第1の球形節点の揺動中心とが同一の水平面にあり、且つ共線であり、前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心、前記バランスベースの揺動中心及び前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心が同一の水平面にあり、且つ共線であり、前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心から前記バランスベースの揺動中心までの距離が前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心から前記バランスベースの揺動中心までの距離の1.5倍であるエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置である。
好ましくは、前記バランスベースの底部に第1の球形突起が設置され、前記ベースに第1の球形室が設置され、前記第1の球形突起が前記第1の球形室内に置かれて前記第1の球形室を巡って揺動できる。
好ましくは、前記2節点力均一化アセンブリの下部に揺動ブラケットが設置され、前記2節点力均一化アセンブリの中心面がそれに設置された前記揺動ブラケットの中心面と重なり合い、前記揺動ブラケットの底部に第2の球形突起が設置され、前記バランスベースの一端に第2の球形室が設置され、他端に第3の球形室が設置され、前記第2の球形突起が前記第2の球形室内に設置されて前記第2の球形室を巡って揺動でき、前記3節点力均一化アセンブリの下部に第3の球形突起が設置され、前記第3の球形突起の揺動中心が前記3節点力均一化アセンブリの重心を通過し且つ前記3節点力均一化アセンブリに垂直である直線に位置し、前記第3の球形突起が前記第3の球形室内に設置されて前記第3の球形室を巡って揺動できる。
好ましくは、前記2節点力均一化アセンブリにはその中心面に沿って、それぞれに前記第1の球形節点を設置した2つの第4の球形室が対称的に設置されており、それぞれの前記第1の球形節点が該第1の球形節点を設置する第4の球形室を巡って揺動できる。
好ましくは、前記2節点力均一化アセンブリに第1のねじ穴が設置されており、前記第1のねじ穴によって前記揺動ブラケットを前記2節点力均一化アセンブリの下部に固定することができる。
好ましくは、前記3節点力均一化アセンブリには、共線ではなく、それぞれに前記第2の球形節点を設置した3つの第5の球形室が設置されており、それぞれの前記第2の球形節点が該第2の球形節点を設置する第5の球形室を巡って揺動できる。
好ましくは、前記3節点力均一化アセンブリに第2のねじ穴が設置されており、前記第2のねじ穴によって前記第3の球形突起を前記3節点力均一化アセンブリの下部に固定することができる。
好ましくは、前記ベースを取り付けやすくするために、前記ベースに固定穴が均一に分布されている。
好ましくは、五節点力均一化装置はワイヤーロープセットのロープ頭部又はロープ尾部に取り付けられる。
上述した技術的解決手段を適用したので、本発明は従来技術に比べて以下のような長所を有している。
本発明に係るエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置において、前記2節点力均一化アセンブリ、3節点力均一化アセンブリがそれぞれバランスベースを巡って揺動でき、前記バランスベースがベースを巡って揺動できる。2節点力均一化アセンブリにそれぞれ2つの第2の球形節点が対称的に設置され、それぞれの第2の球形節点が2節点力均一化アセンブリを巡って揺動できる。前記3節点力均一化アセンブリに3つの第2の球形節点が設置され、前記3つの第2の球形節点が同一の直線に存在せず、前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心が3節点力均一化アセンブリの重心を通過し且つ3節点力均一化アセンブリに垂直である直線に位置する。また、前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心とそれに設置された3つの第2の球形節点の揺動中心とが同一の水平面にある。前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心とそれに設置された2つの第1の球形節点の揺動中心とが同一の水平面にあり、且つ共線である。前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心、バランスベースの揺動中心及び前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心が同一の水平面にあり、且つ共線である。前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心からバランスベースの揺動中心までの距離が3節点力均一化アセンブリの揺動中心からバランスベースの揺動中心までの距離の1.5倍である。本発明の解決手段によれば、五組のワイヤーロープの負荷を自動的に調節でき、本発明が安定状態に達すると、各組のワイヤーロープの負荷が同様になって、エレベーター用ワイヤーロープセットの負荷が異なることで発生する危害を克服し、ワイヤーロープセットの使用寿命を高め、それによってエレベーターの安全性を高めることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の技術的解決手段を更に説明する。
本発明に係るエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置の局所断面図である。 図1におけるA−A断面図の拡大図である。 本発明に係るエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置用の3節点力均一化アセンブリの正面図の拡大図である。 図3におけるB−B断面図である。
以下、添付図面及び具体的な実施例を参照しながら本発明を更に詳しく説明する。
図1、2、3、4は、本発明に係るエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置を示す。当該装置は、ワイヤーロープセットのロープ頭部又はロープ尾部に取り付けられ、バランスベース1、ベース8、2節点力均一化アセンブリ2、3節点力均一化アセンブリ3を含む。バランスベース1は、揺動可能にベース8に設置されている。2節点力均一化アセンブリ2と3節点力均一化アセンブリ3は、それぞれ中心対称構造を有する。2節点力均一化アセンブリが揺動可能にバランスベース1の一端に設置され、3節点力均一化アセンブリ3が揺動可能にバランスベース1の他端に設置されている。2節点力均一化アセンブリ2には、その中心面に沿って2つの第1の球形節点26が対称的に設置されている。2節点力均一化アセンブリ2の揺動中心は、その中心面に位置する。それぞれの第1の球形節点26の中心に、第1の貫通穴27が設置されている。第1の貫通穴24は、ワイヤーロープ(不図示)を取り付けるために用いられる。3節点力均一化アセンブリ3には、3つの第2の球形節点35が設置されている。3つの第2の球形節点35は、同一の直線に存在しない。3節点力均一化アセンブリ3の揺動中心は、3節点力均一化アセンブリ3の重心を通過し且つ3節点力均一化アセンブリ3に垂直である直線に位置している。それぞれの第2の球形節点35の中心に、第2の貫通穴36が設置されている。第2の貫通穴36は、ワイヤーロープ(不図示)を取り付けるために用いられる。3節点力均一化アセンブリ3の揺動中心とそれに設置された3つの第2の球形節点35の揺動中心とは、同一の水平面にある。2節点力均一化アセンブリ2の揺動中心とそれに設置された2つの第1の球形節点26の揺動中心とは、同一の水平面にあり、且つ共線である。2節点力均一化アセンブリ2の揺動中心、バランスベース1の揺動中心及び3節点力均一化アセンブリ3の揺動中心は、同一の水平面にあり、且つ共線である。2節点力均一化アセンブリ2の揺動中心からバランスベース1の揺動中心までの距離は、3節点力均一化アセンブリ3の揺動中心からバランスベース1の揺動中心までの距離の1.5倍である。
この実施例において、図1、2、3、4に示すように、バランスベース1の底部に第1の球形突起6が設置され、ベース8に第1の球形室7が設置されている。第1の球形突起6が第1の球形室7内に置かれて第1の球形室7を巡って揺動でき、2節点力均一化アセンブリ2の下部に揺動ブラケット24が設置されている。2節点力均一化アセンブリ2の中心面がそれに設置された揺動ブラケット24の中心面と重なり合う。揺動ブラケット24の底部に第2の球形突起25が設置され、バランスベース1の一端に第2の球形室4が設置され、他端に第3の球形室5が設置され、第2の球形突起24が第2の球形室4内に設置されて第2の球形室4を巡って揺動できる。3節点力均一化アセンブリ3の下部には、その揺動中心が3節点力均一化アセンブリ3の重心を通過し且つ3節点力均一化アセンブリ3に垂直である直線に位置する第3の球形突起34が設置されている。第3の球形突起34は、第3の球形室5内に設置されて、第3の球形室5を巡って揺動できる。2節点力均一化アセンブリ2には、その中心面に沿って、それぞれに第1の球形節点26を設置した2つの第4の球形室22が対称的に設置されている。それぞれの第1の球形節点26は、第1の球形節点26を設置する第4の球形室22を巡って揺動できる。2節点力均一化アセンブリ2には、第1のねじ穴23が設置されている。第1のねじ穴23によって、揺動ブラケット24を2節点力均一化アセンブリ2の下部に固定することができる。3節点力均一化アセンブリ3には、共線ではなく、それぞれに第2の球形節点35を設置した3つの第5の球形室32が設置されている。それぞれの第2の球形節点35は、第2の球形節点35を設置する第5の球形室32を巡って揺動できる。3節点力均一化アセンブリ3には、第2のねじ穴33が設置されている。第2のねじ穴33によって、第3の球形突起34を3節点力均一化アセンブリ3の下部に固定することができる。ベース8を取り付けやすくするために、ベース8に固定穴9が均一に分布されている。
本発明に係るエレベーター用ワイヤーロープセットの三節点力均一化装置は一つのユニットとして例えば12節点力均一化装置、10節点力均一化装置である多節点力均一化装置に用いることができ、この場合に、ベース8はバランスベース1となる。
上述した技術的解決手段を適用したので、本発明は従来技術に比べて以下のような長所を有している。
本発明に係るエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置において、2節点力均一化アセンブリ、3節点力均一化アセンブリがそれぞれバランスベースを巡って揺動でき、バランスベースがベースを巡って揺動できる。2節点力均一化アセンブリにそれぞれ2つの第2の球形節点が対称的に設置され、それぞれの第2の球形節点が2節点力均一化アセンブリを巡って揺動できる。前記3節点力均一化アセンブリに3つの第2の球形節点が設置され、前記3つの第2の球形節点が同一の直線に存在せず、前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心が3節点力均一化アセンブリの重心を通過し且つ3節点力均一化アセンブリに垂直である直線に位置する。また、前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心とそれに設置された3つの第2の球形節点の揺動中心とが同一の水平面にある、前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心とそれに設置された2つの第1の球形節点の揺動中心とが同一の水平面にあり、且つ共線である。前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心、バランスベースの揺動中心及び前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心が同一の水平面にあり、且つ共線である。前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心からバランスベースの揺動中心までの距離が3節点力均一化アセンブリの揺動中心からバランスベースの揺動中心までの距離の1.5倍である。このように、本発明の五節点力均一化装置は、揺動ロッドとてこの原理を利用して、各組の独立した牽引ワイヤーロープに他のワイヤーロープに対して相互に関連する力学関連を持たせた。この組合機構によって、牽引ワイヤーロープセットが負荷した場合に、そのいずれか一本の負荷に変化が発生しても球形節点に伝達されて球形節点を揺動させ、該球形節点が負荷して揺動して対応する2節点力均一化アセンブリ又は3節点力均一化アセンブリをその揺動中心を巡って揺動させる。このように、各自の球形節点の負荷のバランスを取り、つまり、てこの原理(トルク=力*距離)を利用して、各組のワイヤーロープの負荷を等しくする。また、2節点力均一化アセンブリ又は3節点力均一化アセンブリが負荷して揺動するとバランスベース1がベース8上で揺動することも引き起こされる。このようにして、2節点力均一化アセンブリと3節点力均一化アセンブリの間の全体的な負荷のバランスが取られる。なお、各組のワイヤーロープ同士はてこ原理によってバランスを取ることもでき、このように相互に関連する一組のてこ及び揺動ロッドから構成されたバランシング機構によって、それぞれの牽引ワイヤーロープを関連させ、且つそれぞれのワイヤーロープが該組の牽引ワイヤーロープにおいて特定の割合の分力を占めるようにして、それぞれの牽引ワイヤーロープの負荷を等しくする。これにより、エレベーター牽引ワイヤーロープセットにおけるそれぞれの牽引ロープが滑車溝内に巻き付けられて発生する摩擦力が一致するという目的を達成した。
本発明の解決手段によれば、五組のワイヤーロープの負荷を自動的に調節でき、本発明が安定状態に達すると、各組のワイヤーロープの負荷が同様になって、エレベーター用ワイヤーロープセットの負荷が異なることで発生する危害を克服し、ワイヤーロープセットの使用寿命を高め、それによってエレベーターの安全性を高めることができる。
上述した実施例はただ本発明の技術的構想及び特徴を説明するためのものであって、当業者が本発明の内容を理解して実施することができるようにすることを目的とし、それによって本発明の保護範囲を限定してはいけなく、本発明の主旨の実質に基づいて行った同等な変化又は修飾は全部本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
1 バランスベース
2 2節点力均一化アセンブリ
3 3節点力均一化アセンブリ
4 第2の球形室
5 第3の球形室
6 第1の球形突起
7 第1の球形室
8 ベース
9 固定穴
21 2節点力均一化アセンブリ主体
22 第4の球形室
23 第1のねじ穴
24 揺動ブラケット
25 第2の球形突起
26 第1の球形節点
27 第1の貫通穴
31 3節点力均一化アセンブリ主体
32 第5の球形室
33 第2のねじ穴
34 第3の球形突起
35 第2の球形節点
36 第2の貫通穴

Claims (18)

  1. ベースと、
    揺動可能に前記ベースに設置されているバランスベースと、
    揺動可能に前記バランスベースの一端に設置されており、その中心面に沿って、ワイヤーロープ取付用の第1の貫通穴をそれぞれの中心に設置した2つの第1の球形節点が対称的に設置され、その揺動中心がその中心面に位置する2節点力均一化アセンブリと、
    揺動可能に前記バランスベースの他端に設置された3節点力均一化アセンブリであって、同一の直線に存在しない、ワイヤーロープ取付用の第2の貫通穴をそれぞれの中心に設置した3つの第2の球形節点が設置され、その揺動中心が当該3節点力均一化アセンブリの重心を通過し且つ当該3節点力均一化アセンブリに垂直である直線に位置する3節点力均一化アセンブリと、を含み、
    前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心とそれに設置された前記3つの第2の球形節点の揺動中心とが同一の水平面にあり、
    前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心とそれに設置された前記2つの第1の球形節点の揺動中心とが同一の水平面にあり、且つ共線であり、
    前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心、前記バランスベースの揺動中心及び前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心が同一の水平面にあり、且つ共線であり、
    前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心から前記バランスベースの揺動中心までの距離が前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心から前記バランスベースの揺動中心までの距離の1.5倍であることを特徴とするエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  2. 前記バランスベースの底部に第1の球形突起が設置され、前記ベースに第1の球形室が設置されており、前記第1の球形突起が前記第1の球形室内に置かれて前記第1の球形室を巡って揺動できることを特徴とする請求項1に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  3. 前記2節点力均一化アセンブリの下部に揺動ブラケットが設置され、前記2節点力均一化アセンブリの中心面がそれに設置された前記揺動ブラケットの中心面と重なり合い、前記揺動ブラケットの底部に第2の球形突起が設置され、前記バランスベースの一端に第2の球形室が設置され、他端に第3の球形室が設置され、前記第2の球形突起が前記第2の球形室内に設置されて前記第2の球形室を巡って揺動でき、前記3節点力均一化アセンブリの下部に第3の球形突起が設置され、前記第3の球形突起の揺動中心が前記3節点力均一化アセンブリの重心を通過し且つ前記3節点力均一化アセンブリに垂直である直線に位置し、前記第3の球形突起が前記第3の球形室内に設置されて前記第3の球形室を巡って揺動できることを特徴とする請求項1に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  4. 前記2節点力均一化アセンブリにはその中心面に沿って、それぞれに前記第1の球形節点を設置した2つの第4の球形室が対称的に設置されており、それぞれの前記第1の球形節点が前記第1の球形節点を設置する第4の球形室を巡って揺動できることを特徴とする請求項1又は3に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  5. 前記2節点力均一化アセンブリに第1のねじ穴が設置されており、前記第1のねじ穴によって前記揺動ブラケットを前記2節点力均一化アセンブリの下部に固定することができることを特徴とする請求項3に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  6. 前記3節点力均一化アセンブリには、共線ではなく、それぞれに前記第2の球形節点を設置した3つの第5の球形室が設置されており、それぞれの前記第2の球形節点が前記第2の球形節点を設置する第5の球形室を巡って揺動できることを特徴とする請求項1又は3に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  7. 前記3節点力均一化アセンブリに第2のねじ穴が設置されており、前記第2のねじ穴によって前記第3の球形突起を前記3節点力均一化アセンブリの下部に固定することができることを特徴とする請求項3に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  8. 前記ベースを取り付けやすくするために、前記ベースに固定穴が均一に分布されていることを特徴とする請求項1、2、3、5又は7に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  9. ベースと、
    揺動可能に前記ベースに設置されているバランスベースと、
    揺動可能に前記バランスベースの一端に設置されており、中心対称構造を有しており、且つその中心面に沿ってワイヤーロープをそれぞれ取り付けるための2つの第1の球形節点が対称的に設置されている2節点力均一化アセンブリと、
    揺動可能に前記バランスベースの他端に設置されており、中心対称構造を有しており、且つ前記ワイヤーロープをそれぞれ取り付けるための3つの第2の球形節点が設置されている3節点力均一化アセンブリと、を含み、
    前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心、前記バランスベースの揺動中心及び前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心が同一の水平面にあり、且つ共線であり、
    前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心から前記バランスベースの揺動中心までの距離が前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心から前記バランスベースの揺動中心までの距離の1.5倍であることを特徴とするエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  10. 前記2節点力均一化アセンブリの揺動中心がその中心面に位置し、それぞれの前記第1の球形節点の中心に前記ワイヤーロープを取り付けるための第1の貫通穴が設置されていることを特徴とする請求項9に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  11. 前記3つの第2の球形節点が同一の直線に存在せず、前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心が前記3節点力均一化アセンブリの重心を通過し且つ前記3節点力均一化アセンブリに垂直である直線に位置し、それぞれの前記第2の球形節点の中心に前記ワイヤーロープを取り付けるための第2の貫通穴が設置されており、前記3節点力均一化アセンブリの揺動中心とそれに設置された前記3つの第2の球形節点の揺動中心とが同一の水平面にあることを特徴とする請求項9に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  12. 前記バランスベースの底部に第1の球形突起が設置され、前記ベースに第1の球形室が設置されており、前記第1の球形突起が前記第1の球形室内に置かれて前記第1の球形室を巡って揺動できることを特徴とする請求項9に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  13. 前記2節点力均一化アセンブリの下部に揺動ブラケットが設置され、前記2節点力均一化アセンブリの中心面がそれに設置された前記揺動ブラケットの中心面と重なり合い、前記揺動ブラケットの底部に第2の球形突起が設置され、前記バランスベースの一端に第2の球形室が設置され、他端に第3の球形室が設置され、前記第2の球形突起が前記第2の球形室内に設置されて前記第2の球形室を巡って揺動でき、前記3節点力均一化アセンブリの下部に第3の球形突起が設置され、前記第3の球形突起の揺動中心が前記3節点力均一化アセンブリの重心を通過し且つ前記3節点力均一化アセンブリに垂直である直線に位置し、前記第3の球形突起が前記第3の球形室内に設置されて前記第3の球形室を巡って揺動できることを特徴とする請求項9に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  14. 前記2節点力均一化アセンブリにはその中心面に沿って、それぞれに前記第1の球形節点を設置した2つの第4の球形室が対称的に設置されており、それぞれの前記第1の球形節点が前記第1の球形節点を設置する前記第4の球形室を巡って揺動できることを特徴とする請求項9に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  15. 前記2節点力均一化アセンブリに第1のねじ穴が設置されており、前記第1のねじ穴によって前記揺動ブラケットを前記2節点力均一化アセンブリの下部に固定することができることを特徴とする請求項9に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  16. 前記3節点力均一化アセンブリには、共線ではなく、それぞれに前記第2の球形節点を設置した3つの第5の球形室が設置されており、それぞれの前記第2の球形節点が前記第2の球形節点を設置する前記第5の球形室を巡って揺動できることを特徴とする請求項9に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  17. 前記3節点力均一化アセンブリに第2のねじ穴が設置されており、前記第2のねじ穴によって前記第3の球形突起を前記3節点力均一化アセンブリの下部に固定することができることを特徴とする請求項13に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
  18. ワイヤーロープセットのロープ頭部又はロープ尾部に取り付けられることを特徴とする請求項9に記載のエレベーター用ワイヤーロープセットの五節点力均一化装置。
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