JP2016525366A5 - - Google Patents

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本発明は以下の態様を含み得る。

[1]
a)変異型葉酸受容体を選択可能マーカーとしてコードするポリヌクレオチドであって、前記変異型葉酸受容体が、野生型葉酸受容体に比べて葉酸結合親和性が低下している、ポリヌクレオチドと、
b)目的のポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドと
を含み、宿主細胞内へ導入された際に、前記目的のポリペプチドが前記宿主細胞から分泌される、発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[2]
前記コードされた変異型葉酸受容体が、野生型葉酸受容体に比べて低下した葉酸結合親和性をもたらす少なくとも1つの変異を葉酸結合ポケットに含む、請求項1に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[3]
前記コードされた変異型葉酸受容体が、低下した葉酸結合親和性をもたらすアミノ酸の置換、欠失または挿入から選択される少なくとも1つの変異を含む、請求項1または2に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[4]
前記コードされた変異型葉酸受容体が、変異型葉酸受容体アルファである、請求項1から3のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[5]
前記コードされた変異型葉酸受容体が、成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ(配列番号1)のアミノ酸配列に由来するアミノ酸配列を含み、前記変異型葉酸受容体のアミノ酸配列が、前記成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ(配列番号1)に比べて葉酸結合親和性を低下させる少なくとも1つの変異を含む、請求項4に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[6]
前記変異型葉酸受容体が、成熟型の野生型ヒト葉酸受容体配列の49位、104位および166位から選択されるアミノ酸位置に構造的に対応するかまたはアミノ酸配列相同性により対応するアミノ酸位置に、少なくとも1つの置換を含む、請求項4または5に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[7]
前記変異型葉酸受容体が、成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1)のアミノ酸49に構造的に対応するかまたはアミノ酸配列相同性により対応するアミノ酸位置に置換を含む、請求項1から6のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[8]
前記変異型葉酸受容体が、野生型葉酸受容体に比べて、5−メチルテトラヒドロ葉酸の6Sジアステレオ異性体への結合親和性が低下している、請求項1から7のうち1項または複数項、具体的には請求項6または7に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[9]
前記変異型葉酸受容体が、野生型葉酸受容体に比べて、葉酸への結合親和性が低下している、請求項1から8のうち1項または複数項、具体的には請求項6または7に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[10]
前記コードされた変異型葉酸受容体が、成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1)のアミノ酸49に構造的に対応するかまたはアミノ酸配列相同性により対応する位置にアミノ酸置換を含み、前記野生型配列に存在するアラニンが、ロイシン、グリシン、バリン、イソロイシン、ヒスチジンおよびアスパラギン酸からなる群から選択されるアミノ酸によって置換されている、請求項7から9のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[11]
前記野生型配列の49位に存在するアラニンが、ロイシンによって置換されている、請求項10に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[12]
前記コードされた成熟型の変異型葉酸受容体が、ヒト葉酸受容体アルファの成熟型の野生型配列(配列番号1)と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%または少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、前記成熟型の変異型葉酸受容体のアミノ酸配列が、前記野生型ヒト葉酸受容体アルファに比べて前記成熟型の変異型葉酸受容体の葉酸結合親和性を低下させる少なくとも1つの変異を含む、請求項1から11のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[13]
前記コードされた変異型葉酸受容体が以下の特徴:
a)前記成熟型の変異型葉酸受容体が、以下の配列

を含み、Xaaは、アラニンではなく、好ましくはロイシン、グリシン、バリン、イソロイシン、ヒスチジンおよびアスパラギン酸から選択されるアミノ酸であり、さらに好ましくは、Xaaはロイシンであること、または
b)前記成熟型の変異型葉酸受容体が、配列番号9として示される配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、Xaaは、前記変異型葉酸受容体ではアラニンではなく、好ましくは、Xaaは、ロイシン、グリシン、バリン、イソロイシン、ヒスチジンおよびアスパラギン酸から選択されるアミノ酸であり、さらに好ましくは、Xaaはロイシンであり、Xaaがアラニンである成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1を参照)に比べて、前記変異型葉酸受容体の葉酸結合親和性が低減していること
を有する、請求項1から12のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[14]
前記コードされた変異型葉酸受容体が以下の特徴:
a)以下の配列

を含み、Xaaはロイシンであること、または
b)配列番号13として示される配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、Xaaはロイシンであり、Xaaがアラニンである成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1を参照)に比べて、5−メチルテトラヒドロ葉酸の6Sジアステレオ異性体への前記変異型葉酸受容体の結合親和性が低減していること
を有する、請求項1から13のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[15]
葉酸類代謝に関与する選択可能マーカーをコードするポリヌクレオチドを追加的に含む、請求項1から14のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[16]
選択可能マーカーをコードする前記ポリヌクレオチドが、ジヒドロ葉酸レダクターゼをコードする、請求項15に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[17]
a)変異型葉酸受容体をコードするポリヌクレオチドを含む発現カセットであって、前記コードされた変異型葉酸受容体が、成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1)のアミノ酸49に構造的に対応するかまたはアミノ酸配列相同性により対応する位置にアミノ酸置換を含み、前記位置にて野生型配列に存在するアラニンがロイシンによって置換されている、発現カセットと、
b)目的のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む、少なくとも1つの発現カセットと、
c)ジヒドロ葉酸レダクターゼをコードするポリヌクレオチドを選択可能マーカーとして含む、発現カセットと
を含む、請求項1から16のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
[18]
生存能が葉酸類の取込みに依存している宿主細胞であって、
a)野生型葉酸受容体に比べて葉酸結合親和性が低下した変異型葉酸受容体をコードする、選択可能マーカーとして導入されたポリヌクレオチドと、
b)目的のポリペプチドをコードする少なくとも1つの導入されたポリヌクレオチドと
を含み、前記目的のポリペプチドは、前記宿主細胞から分泌される、宿主細胞。
[19]
前記変異型葉酸受容体が、請求項2から14のいずれか1項に規定された1つまたは複数の特徴を有する、請求項18に記載の宿主細胞。
[20]
請求項1から17のうち1項または複数項に規定された発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せを含む、請求項19に記載の宿主細胞。
[21]
以下の特徴:
a)哺乳類細胞であること、
b)齧歯類細胞であること、
c)CHO細胞であること、
d)内因性の葉酸受容体を発現すること、
e)葉酸類代謝に関与する選択可能マーカー、好ましくはジヒドロ葉酸レダクターゼをコードする、導入されたポリヌクレオチドを含むこと、および/または
f)前記導入されたポリヌクレオチドが、安定にゲノムへ組み込まれていること
のうち1つまたは複数を有する、請求項18から20のうち1項または複数項に記載の宿主細胞。
[22]
生存能が葉酸類の取込みに依存している宿主細胞に、
a)野生型葉酸受容体に比べて葉酸結合親和性が低下した変異型葉酸受容体を選択可能マーカーとしてコードするポリヌクレオチドと、
b)前記宿主細胞から分泌される目的のポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドと
を導入するステップを含む、請求項18から21のうち少なくとも1項に記載の宿主細胞を作製するための方法。
[23]
請求項1から17のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せを宿主細胞内へ導入する、請求項22に記載の方法。
[24]
目的のポリペプチドを所望の収量で発現することが可能な少なくとも1つの宿主細胞を選択するための方法であって、
a)請求項18から21のうち1項または複数項に記載の複数の宿主細胞を提供するステップと、
b)制限的な濃度で葉酸類を含む選択培養培地中で、前記複数の宿主細胞を培養するステップと、
c)目的のポリペプチドを発現する少なくとも1つの宿主細胞を取得するステップと
を含む方法。
[25]
ステップb)で使用される前記選択培養培地が、約2000nM以下、約1750nM以下、約1500nM以下、約1250nM以下、約1000nM以下、約750nM以下、約500nM以下、約350nM以下、約300nM以下、約250nM以下、約150nM以下、約100nM以下、約75nM以下、約50nM以下、約40nM以下、約35nM以下、約30nM以下、約25nM以下、約20nM以下、約15nM以下、約10nM以下、約7.5以下、約5nM以下、および約2.5nM以下から選択される濃度で、制限的な濃度の葉酸類を含み、前記葉酸類が、好ましくは葉酸である、請求項24に記載の方法。
[26]
前記宿主細胞が、ジヒドロ葉酸レダクターゼである選択可能マーカーをコードする導入されたポリヌクレオチドを含み、ステップb)で使用される前記選択培養培地が、1500nM以下、1250nM以下、1000nM以下、750nM以下、500nM以下、200nM以下、150nM以下、125nM以下、100nM以下、75nM以下、50nM以下、25nM以下、20nM以下、15nM以下、および10nM以下から選択される濃度で葉酸代謝拮抗剤を含む、請求項24または25に記載の方法。
[27]
以下の特徴:
i)ステップb)およびc)を含む1回または複数回の選択サイクルを実施すること、
ii)ステップc)の後、前記細胞を、非制限的な濃度の葉酸類を含む培養培地で培養し、次いで、再度ステップb)に従って培養し、ステップc)に従って取得すること、
iii)ステップb)および/もしくはc)を実施する前および/もしくは後に、フローサイトメトリーに基づく選択および前記宿主細胞に導入された1つもしくは複数の追加的な選択可能マーカーについての選択から選択される1つもしくは複数の追加的な選択ステップを実施すること、
iv)宿主細胞を安定にトランスフェクトすること、ならびに/または
v)選択された宿主細胞が免疫グロブリン分子を組換えによって発現して分泌すること
のうち1つまたは複数を有する、請求項24から26のいずれか1項に記載の方法。
[28]
a)請求項18から21のうち少なくとも1項に記載の宿主細胞、ならびに/または目的のポリペプチドの発現および分泌を可能にする条件下で請求項24から27のうち少なくとも1項に従って選択された宿主細胞を培養するステップと、
b)細胞培養培地から目的のポリペプチドを単離するステップと、
c)任意選択で、単離された目的のポリペプチドを処理するステップと
を含む、目的のポリペプチドを生産するためのプロセス。
[29]
a)以下の配列

を含む変異型葉酸受容体であって、Xaaはアラニンではなく、前記変異型葉酸受容体の葉酸結合親和性が、Xaaがアラニンである対応する野生型葉酸受容体(配列番号1)に比べて低減している、変異型葉酸受容体、または
b)配列番号9として示される配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む変異型葉酸受容体であって、Xaaは、前記変異型葉酸受容体ではアラニンではなく、Xaaがアラニンである成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1を参照)に比べて、前記変異型葉酸受容体の葉酸結合親和性が低減している、変異型葉酸受容体をコードするポリヌクレオチドの、生存能を葉酸類の取込みに依存している細胞を選択するための選択可能マーカーとしての使用。
[30]
Xaaが、ロイシン、グリシン、バリン、イソロイシン、ヒスチジンおよびアスパラギン酸から選択されるアミノ酸であり、好ましくはXaaがロイシンである、請求項29に記載の使用。
[31]
a)以下の配列

を含み、Xaaがロイシンである、変異型葉酸受容体、または
b)配列番号9として示される配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、Xaaが、b)による前記変異型葉酸受容体ではロイシンである、変異型葉酸受容体
をコードするポリヌクレオチドの、生存能を葉酸類の取込みに依存している細胞を選択するための選択可能マーカーとしての使用。
[32]
前記変異型葉酸受容体が、請求項8、9または14のうち1項または複数項に規定された特徴を有する、請求項29から31のいずれか1項に記載の使用。
[33]
ポリヌクレオチドによってコードされている前記変異型葉酸受容体が、GPIで繋留されている、請求項29から32のいずれか1項に記載の使用。
[34]
前記変異型葉酸受容体が、選択可能マーカーとしてのジヒドロ葉酸レダクターゼと組み合わせた選択可能マーカーとして使用される、請求項29から33のうち1項または複数項に記載の使用。
[35]
請求項24から28に記載の方法における、請求項29から34のうち1項または複数項に記載の使用。

Claims (19)

  1. a)変異型葉酸受容体を選択可能マーカーとしてコードするポリヌクレオチドであって、前記変異型葉酸受容体が、野生型葉酸受容体に比べて葉酸結合親和性が低下している、ポリヌクレオチドと、
    b)目的のポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドと
    を含み、宿主細胞内へ導入された際に、前記目的のポリペプチドが前記宿主細胞から分泌される、発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
  2. 前記コードされた変異型葉酸受容体が、野生型葉酸受容体に比べて低下した葉酸結合親和性をもたらす少なくとも1つの変異を葉酸結合ポケットに含む、請求項1に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
  3. 前記コードされた変異型葉酸受容体が、変異型葉酸受容体アルファである、請求項1または2に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
  4. 以下の特徴の1または複数を有する、請求項3に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ:
    a) 前記コードされた変異型葉酸受容体が、成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ(配列番号1)のアミノ酸配列に由来するアミノ酸配列を含み、前記変異型葉酸受容体のアミノ酸配列が、前記成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ(配列番号1)に比べて葉酸結合親和性を低下させる少なくとも1つの変異を含む
    b) 前記変異型葉酸受容体が、成熟型の野生型ヒト葉酸受容体配列の49位、104位および166位から選択されるアミノ酸位置に構造的に対応するかまたはアミノ酸配列相同性により対応するアミノ酸位置に、少なくとも1つの置換を含む;および/または
    c) 前記変異型葉酸受容体が、成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1)のアミノ酸49に構造的に対応するかまたはアミノ酸配列相同性により対応するアミノ酸位置に置換を含む。
  5. 前記変異型葉酸受容体が、野生型葉酸受容体に比べて、5−メチルテトラヒドロ葉酸の6Sジアステレオ異性体への結合親和性が低下している、および/または
    前記変異型葉酸受容体が、野生型葉酸受容体に比べて、葉酸への結合親和性が低下している、請求項1からのうち1項または複数項記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
  6. 前記コードされた変異型葉酸受容体が、成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1)のアミノ酸49に構造的に対応するかまたはアミノ酸配列相同性により対応する位置にアミノ酸置換を含み、前記野生型配列に存在するアラニンが、ロイシン、グリシン、バリン、イソロイシン、ヒスチジンおよびアスパラギン酸からなる群から選択されるアミノ酸によって置換されているか、または
    前記野生型配列の49位に存在するアラニンが、ロイシンによって置換されている、
    請求項4のc)または請求項5に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
  7. 前記コードされた変異型葉酸受容体が以下の特徴:
    a)前記成熟型の変異型葉酸受容体が、以下の配列

    を含み、Xaaは、アラニンではなく、Xaaは、任意選択で、ロイシン、グリシン、バリン、イソロイシン、ヒスチジンおよびアスパラギン酸から選択されるアミノ酸、またはロイシンであること、または
    b)前記成熟型の変異型葉酸受容体が、配列番号9として示される配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、Xaaは、前記変異型葉酸受容体ではアラニンではなくXaaがアラニンである成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1を参照)に比べて、前記変異型葉酸受容体の葉酸結合親和性が低減しており、Xaaは、任意選択で、ロイシン、グリシン、バリン、イソロイシン、ヒスチジンおよびアスパラギン酸から選択されるアミノ酸、またはロイシンであること
    を有する、請求項1からのうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
  8. 前記コードされた変異型葉酸受容体が以下の特徴:
    a)以下の配列

    を含み、Xaaはロイシンであること、または
    b)配列番号13として示される配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、Xaaはロイシンであり、Xaaがアラニンである成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1を参照)に比べて、5−メチルテトラヒドロ葉酸の6Sジアステレオ異性体への前記変異型葉酸受容体の結合親和性が低減していること
    を有する、請求項1からのうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
  9. 葉酸類代謝に関与する選択可能マーカーをコードするポリヌクレオチドを追加的に含み、
    選択可能マーカーをコードする前記ポリヌクレオチドが、任意選択で、ジヒドロ葉酸レダクターゼをコードする、請求項1から8のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
  10. a)変異型葉酸受容体をコードするポリヌクレオチドを含む発現カセットであって、前記コードされた変異型葉酸受容体が、成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1)のアミノ酸49に構造的に対応するかまたはアミノ酸配列相同性により対応する位置にアミノ酸置換を含み、前記位置にて野生型配列に存在するアラニンがロイシンによって置換されている、発現カセットと、
    b)目的のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む、少なくとも1つの発現カセットと、
    c)ジヒドロ葉酸レダクターゼをコードするポリヌクレオチドを選択可能マーカーとして含む、発現カセットと
    を含む、請求項1からのうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せ。
  11. 生存能が葉酸類の取込みに依存している宿主細胞であって、
    a)野生型葉酸受容体に比べて葉酸結合親和性が低下した変異型葉酸受容体をコードする、選択可能マーカーとして導入されたポリヌクレオチドと、
    b)目的のポリペプチドをコードする少なくとも1つの導入されたポリヌクレオチドと
    を含み、前記目的のポリペプチドは、前記宿主細胞から分泌される、宿主細胞。
  12. 前記変異型葉酸受容体が、請求項2からのいずれか1項に規定された1つまたは複数の特徴を有し、
    宿主細胞が、任意選択で、請求項1から10のうち1項または複数項に規定された発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せを含む、請求項11に記載の宿主細胞。
  13. 以下の特徴:
    a)哺乳類細胞であること、
    b)齧歯類細胞であること、
    c)CHO細胞であること、
    d)内因性の葉酸受容体を発現すること、
    e)葉酸類代謝に関与する選択可能マーカー、好ましくはジヒドロ葉酸レダクターゼをコードする、導入されたポリヌクレオチドを含むこと、および/または
    f)前記導入されたポリヌクレオチドが、安定にゲノムへ組み込まれていること
    のうち1つまたは複数を有する、請求項11または12に記載の宿主細胞。
  14. 生存能が葉酸類の取込みに依存している宿主細胞に、
    a)野生型葉酸受容体に比べて葉酸結合親和性が低下した変異型葉酸受容体を選択可能マーカーとしてコードするポリヌクレオチドと、
    b)前記宿主細胞から分泌される目的のポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドと
    を導入するステップを含み、
    請求項1から10のうち1項または複数項に記載の発現ベクターまたは少なくとも2つの発現ベクターの組合せを任意選択で宿主細胞内へ導入する、請求項11〜13の少なくとも1項に記載の宿主細胞を作製するための方法。
  15. 目的のポリペプチドを所望の収量で発現することが可能な少なくとも1つの宿主細胞を選択するための方法であって、
    a)請求項11から13のうち1項または複数項に記載の複数の宿主細胞を提供するステップと、
    b)制限的な濃度で葉酸類を含む選択培養培地中で、前記複数の宿主細胞を培養するステップと、
    c)目的のポリペプチドを発現する少なくとも1つの宿主細胞を取得するステップと
    を含む方法。
  16. 以下の特徴:
    i)ステップb)およびc)を含む1回または複数回の選択サイクルを実施すること、
    ii)ステップc)の後、前記細胞を、非制限的な濃度の葉酸類を含む培養培地で培養し、次いで、再度ステップb)に従って培養し、ステップc)に従って取得すること、
    iii)ステップb)および/もしくはc)を実施する前および/もしくは後に、フローサイトメトリーに基づく選択および前記宿主細胞に導入された1つもしくは複数の追加的な選択可能マーカーについての選択から選択される1つもしくは複数の追加的な選択ステップを実施すること、
    iv)宿主細胞を安定にトランスフェクトすること、ならびに/または
    v)選択された宿主細胞が免疫グロブリン分子を組換えによって発現して分泌すること
    のうち1つまたは複数を有する、請求項15に記載の方法。
  17. a)請求項11から13の少なくとも1項に記載の宿主細胞、ならびに/または目的のポリペプチドの発現および分泌を可能にする条件下で請求項15または16に従って選択された宿主細胞を培養するステップと、
    b)細胞培養培地から目的のポリペプチドを単離するステップと、
    c)任意選択で、単離された目的のポリペプチドを処理するステップと
    を含む、目的のポリペプチドを生産するためのプロセス。
  18. a)以下の配列

    を含む変異型葉酸受容体であって、Xaaはアラニンではなく、前記変異型葉酸受容体の葉酸結合親和性が、Xaaがアラニンである対応する野生型葉酸受容体(配列番号1)に比べて低減している、変異型葉酸受容体、または
    b)配列番号9として示される配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む変異型葉酸受容体であって、Xaaは、前記変異型葉酸受容体ではアラニンではなく、Xaaがアラニンである成熟型の野生型ヒト葉酸受容体アルファ配列(配列番号1を参照)に比べて、前記変異型葉酸受容体の葉酸結合親和性が低減している、変異型葉酸受容体であって、
    a)およびb)において、Xaaが、任意選択で、ロイシン、グリシン、バリン、イソロイシン、ヒスチジンおよびアスパラギン酸から選択されるアミノ酸である、変異型葉酸受容体
    をコードするポリヌクレオチドの、生存能を葉酸類の取込みに依存している細胞を選択するための選択可能マーカーとしての使用。
  19. a)以下の配列

    を含み、Xaaがロイシンである、変異型葉酸受容体、または
    b)配列番号9として示される配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、Xaaが、b)による前記変異型葉酸受容体ではロイシンである、変異型葉酸受容体
    をコードするポリヌクレオチドの、生存能を葉酸類の取込みに依存している細胞を選択するための選択可能マーカーとしての使用。
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