JP2016524696A - イメージ取得方法及びこれを利用したイメージ取得装置 - Google Patents

イメージ取得方法及びこれを利用したイメージ取得装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、ウエハのような平坦な測定対象の表面の欠陥をより詳細にイメージできるイメージ取得方法及びこれを利用したイメージ取得装置に関するものである。本発明の一実施形態に係るイメージ取得方法は、所定サイズのピクセル(pixel)単位で測定対象の表面のイメージ(image)を得るイメージ取得手段と、前記測定対象を移動させることができる移動手段とを含む測定装置を利用してイメージを得る方法であって、前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第1の領域のイメージを得るステップと、前記移動手段により前記測定対象を移動させて前記第1の領域と異なる第2の領域のイメージを得るステップと、前記第1の領域及び前記第2の領域のうち、いずれか1つのイメージから他の1つのイメージを減算してデファレンシャルイメージ(differential image)を得るステップと、前記デファレンシャルイメージを複数回重ね合わせるステップとを含むことを特徴とする。

Description

本発明は、イメージ取得方法及びこれを利用したイメージ取得装置に関し、より詳細には、ウエハのような平坦な測定対象の表面の欠陥をより詳細にイメージできるイメージ取得方法及びこれを利用したイメージ取得装置に関する。
走査型プローブ顕微鏡(SPM、Scanning Probe Microscope)は、MEMS工程等によって製作された微細なプローブを試料の表面上に走るようにしながら(Scanning)、その試料の表面特性を測定し、3Dイメージに見せる顕微鏡をいう。このような走査型プローブ顕微鏡は、測定方式によって原子間力顕微鏡(AFM、Atomic Force Microscope)、走査型トンネル顕微鏡(STM、Scanning Tunneling Microscope)などに細分化される。
一般に、原子間力顕微鏡のような走査型プローブ顕微鏡は、探針の測定位置を決定するために、光学ビジョンシステム(Optical Vision System)を使用する。光学ビジョンシステムは、CCD(Charged−coupled device、電荷結合素子)やCMOS(Complementary metal−oxide−semiconductor、相補性金属酸化膜半導体)のようなイメージセンサを用いたデジタル方式のカメラと、測定対象の表面側に向いた対物レンズと、カメラと対物レンズとを光学的に連結して、対物レンズに結ばれた像をカメラのイメージセンサに伝達する鏡筒を含んで構成される。
走査型プローブ顕微鏡を用いて測定対象の表面を測定するときには、まず、精密ステージを用いて、上述した光学ビジョンシステムをZ方向(上下方向)に移動させて測定対象の表面に焦点を合わせる。これにより、イメージセンサには、測定対象の表面の像が結ばれるようになり、カメラから出力される信号をモニタのような表示装置に表示することにより、ユーザは、対物レンズの倍率どおりに拡大された測定対象の表面を確認することができる。
その後、光学ビジョンシステムで測定対象の表面を確認しながら、測定対象をXY方向に移動させるXYステージを用いて測定対象を所望の位置に移動させ、走査型プローブ顕微鏡による測定を行う。
このような走査型プローブ顕微鏡、特に、原子間力顕微鏡は、ウエハのような平坦な測定対象の欠陥レビュー(defect review)に多く活用されている。このような欠陥レビューは、光学ビジョンシステムで欠陥の位置を確認し、その位置に探針を移動させて(実際には測定対象を移動する)、欠陥の詳しい形状を探針を介してイメージすることにより行うようになる。
しかし、ウエハのように平坦な測定対象の表面の欠陥が幅の大きくない場合には、光学ビジョンシステムで欠陥の存在を確認し難く、ついに、走査型プローブ顕微鏡による欠陥レビューが不可能であるか、制限的に行われるようになる場合がしばしば発生する。
図1aは、光学ビジョンシステムで見たウエハの表面イメージであり、図1bは、図1aの表面イメージをローパスフィルタを用いてイメージ処理したバックグラウンドイメージであり、図1cは、図1aのイメージからバックグラウンドイメージを減算したイメージであり、図1dは、図1cのイメージを32回重ね合わせたイメージであり、図1eは、図1cのイメージを512回重ね合わせたイメージである。
図1aに示すように、肉眼ではウエハ上の欠陥を発見し難い。これにより、欠陥を目立って見えるようにするために、通常はローパスフィルタ(low pass filter)を使用して高周波領域のノイズ成分を除去し、図1bのようなバックグラウンドイメージ(background image)を得た後、図1aのイメージからバックグラウンドイメージを除去して図1cのようなイメージを得る処理を行う。しかし、図1cに示すように、この場合にも矢印で表示された部分に位置する欠陥を肉眼で確認することは難しいという点が分かる。
これにより、アベレージング(averaging)効果を得るために、図1cのイメージを複数回(32回)重ね合わせて図1dのようなイメージを得る。信号対雑音比(SNR;Signal−to−noise ratio)が重ね合わせ回数の平方根に比例するため、重ね合わせを繰り返す場合に、ノイズに比べて欠陥が目立って見えるようになる。したがって、図1dに矢印で表示された程度の欠陥は、さらに目立って見えるようになるが、これより小さい欠陥は、依然として視認不可能であるという問題を有する。
さらに、図1eを参照すると、このような重ね合わせ度効果は微々であり、イメージを512回重ね合わせても、32回重ね合わせた場合に比べて欠陥が目立って見えることはない。
したがって、イメージの重ね合わせ処理を行う場合にも、光学ビジョンシステムで視認できる欠陥には限界が明らかに存在し、このため、欠陥レビューを行わなければならない欠陥であるにもかかわらず、見過ごす場合が多く発生する。これは、イメージセンサのピクセル間の不均一性、光学システムの位置による不均一性などが原因であると思われる。
本発明は、上記のような問題を解決するために案出されたものであって、本発明において解決しようとする課題は、ウエハのような平坦な測定対象の表面の欠陥をより詳細にイメージできるイメージ取得方法及びこれを利用したイメージ取得装置を提供することにある。
本発明の課題は、以上で言及した課題等に制限されず、言及されていないさらに他の課題等は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
上記の課題を解決するための本発明の一実施形態に係るイメージ取得方法は、所定サイズのピクセル(pixel)単位で測定対象の表面のイメージ(image)を得るイメージ取得手段と、前記測定対象を移動させることができる移動手段とを含む測定装置を利用してイメージを得る方法であって、前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第1の領域のイメージを得るステップと、前記移動手段により前記測定対象を移動させて前記第1の領域と異なる第2の領域のイメージを得るステップと、前記第1の領域及び前記第2の領域のうち、いずれか1つのイメージから他の1つのイメージを減算してデファレンシャルイメージ(differential image)を得るステップと、前記デファレンシャルイメージを複数回重ね合わせるステップとを含むことを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の他の実施例に係るイメージ取得方法は、所定サイズのピクセル(pixel)単位で測定対象の表面のイメージ(image)を得るイメージ取得手段と、前記測定対象を移動させることができる移動手段とを含む測定装置を利用してイメージを得る方法であって、前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第1の領域のイメージをN回(ここで、Nは、2以上の整数)得るステップと、N個の前記第1の領域のイメージを合算して第1の合算イメージを得るステップと、前記移動手段により前記測定対象を前記第1の領域と異なる第2の領域に移動させるステップと、前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第2の領域のイメージをM回(ここで、Mは、2以上の整数)得るステップと、M個の前記第2の領域のイメージを合算して第2の合算イメージを得るステップと、前記第1の合算イメージ及び前記第2の合算イメージのうち、いずれか1つから他の1つを減算してデファレンシャルイメージ(differential image)を得るステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の他の特徴によれば、前記第1の領域と前記第2の領域とは、前記イメージ取得手段の解像度のサイズ以上に離れていることを特徴とする。
また、本発明のさらに他の特徴によれば、前記第1の領域と前記第2の領域とは、感知しようとする感知対象のサイズより小さいサイズの分だけ離れていることを特徴とする。
また、本発明のさらに他の特徴によれば、前記Nと前記Mとは同一であることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係るイメージ取得装置は、所定サイズのピクセル(pixel)単位で測定対象の表面のイメージ(image)を得るイメージ取得手段と、前記測定対象を移動させることができる移動手段と、前記イメージ取得手段から得たイメージを受信してイメージ処理を行い、前記移動手段の駆動を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第1の領域のイメージを得るし、前記移動手段により前記測定対象を移動させて前記第1の領域と異なる第2の領域のイメージを得た後、前記第1の領域及び前記第2の領域のイメージのうち、いずれか1つのイメージから他の1つのイメージを減算してデファレンシャルイメージ(differential image)を得るし、前記デファレンシャルイメージを複数回重ね合わせて、測定対象の表面のイメージを処理することを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係るイメージ取得装置は、所定サイズのピクセル(pixel)単位で測定対象の表面のイメージ(image)を得るイメージ取得手段と、前記測定対象を移動させることができる移動手段と、前記イメージ取得手段から得たイメージを受信してイメージ処理を行い、前記移動手段の駆動を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第1の領域のイメージをN回(ここで、Nは、2以上の整数)得るし、N個の前記第1の領域のイメージを合算して第1の合算イメージを算出し、前記移動手段により前記測定対象を前記第1の領域と異なる第2の領域に移動させ、前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第2の領域のイメージをM回(ここで、Mは、2以上の整数)得るし、M個の前記第2の領域のイメージを合算して第2の合算イメージを算出し、前記第1の合算イメージ及び前記第2の合算イメージのうち、いずれか1つから他の1つを減算してデファレンシャルイメージ(differential image)を算出し、測定対象の表面のイメージを処理することを特徴とする。
また、本発明の他の特徴によれば、前記イメージ取得手段は、CCDまたはCMOSを用いたイメージ装置であることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係る原子間力顕微鏡は、上述したイメージ取得装置を含むことを特徴とする。
本発明に係るイメージ取得方法とこれを利用したイメージ取得装置によれば、ウエハのような平坦な測定対象の表面の欠陥をより詳細にイメージできるようになり、欠陥レビューを効果的に行うことができる。
光学ビジョンシステムで見たウエハの表面イメージである。 図1aの表面イメージをローパスフィルタを用いてイメージ処理したバックグラウンドイメージである。 図1bのイメージからバックグラウンドイメージを減算したイメージである。 図1cのイメージを32回重ね合わせたイメージである。 図1cのイメージを512回重ね合わせたイメージである。 本発明の一実施形態に係るイメージ取得装置の概略的な概念図である。 本発明の一実施形態に係るイメージ取得方法のフローチャートである。 ウエハの第1の領域のイメージである。 ウエハの第2の領域のイメージである。 図4aのイメージと図4bのイメージのデファレンシャルイメージである。 図5のデファレンシャルイメージを32回重ね合わせたイメージである。 図5のデファレンシャルイメージを512回重ね合わせたイメージである。 測定対象の欠陥を側面から概略化して見た図である。 第1の領域と第2の領域とが離れている距離を解像度より小さくした場合に、測定対象の欠陥を側面で概略化して見た図である。 第1の領域と第2の領域とが離れている距離を欠陥のサイズより大きくした場合に、測定対象の欠陥を側面で概略化して見た図である。 本発明の他の実施形態に係るイメージ取得方法のフローチャートである。 図10のイメージ取得方法の様々な変形例を示した時間フローチャートである。
本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付される図面とともに詳細に後述されている実施形態を参照すれば、明確になるはずである。しかし、本発明は、以下において開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形で実現されることができ、単に本実施形態は、本発明の開示が完全なようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有した者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。
素子(elements)または層が他の素子または層の「上(on)」に指し示されるものは、他の素子のすぐ上にまたは中間に他の層若しくは他の素子を介在した場合を全て含む。
例え、第1、第2などが種々の構成要素を叙述するために使用されるが、これらの構成要素は、これらの用語により制限されないことはもちろんである。これらの用語らは、単に1つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。したがって、以下において言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素でありうることはもちろんである。
明細書の全体にわたって同一参照符号は、同一構成要素を表す。
図面において表れた各構成の大きさ及び厚さは、説明の便宜のために図示されたものであり、本発明が、図示された構成の大きさ及び厚さに必ず限定されるものではない。
本発明の種々の実施形態のそれぞれの特徴が部分的にまたは全体的に互いに結合または組み合わせ可能であり、当業者が十分理解できるように技術的に様々な連動及び駆動が可能であり、各実施形態が相互に対して独立的に実施可能でありうるし、連関関係として共に実施可能でありうる。
以下、添付された図面を参考して本発明に係るイメージ取得方法及びこれを利用したイメージ取得装置について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るイメージ取得装置の概略的な概念図である。図2を参照して、まず、本発明のイメージ取得方法が適用され得るイメージ取得装置100について説明する。
本発明の一実施形態に係るイメージ取得装置100は、イメージ取得手段110と、移動手段130と、制御部150と、表示装置170とを備えて構成される。
イメージ取得手段110は、所定サイズのピクセル(pixel)単位で測定対象1の表面のイメージを光学的に得る手段であって、本実施形態では、デジタル方式のカメラ111と、鏡筒112と、対物レンズ113と、光源114とを備えて構成される。
デジタル方式のカメラ111は、CCDやCMOSのようなイメージセンサを装着したカメラを意味し、イメージをピクセル単位でデジタル化して制御部150に送信する。このようなカメラ111は、デジタル方式であればいかなるイメージセンサを使用しても構わず、様々な解像度のカメラが適用可能である。例えば、デジタル方式のカメラ111として、日本のソニー(SONY)社のモデル名XCL−5005CRを使用することができる。
鏡筒112は、カメラ111がその上部に装着され、その下部には対物レンズ113が装着されて、対物レンズ113で拡大された像をカメラ111のイメージセンサに伝達する役割を行う。また、光ファイバ115とも連結されて、光源114から光をその内部に照射して測定対象1の表面のイメージを視認できるようにする。
対物レンズ113は、測定対象1の表面のイメージを拡大する役割をし、倍率は様々に設定されることができる。すなわち、5倍、10倍、20倍の倍率の対物レンズがその用途によって様々に適用されることができ、例えば、ウエハ表面の観察の場合、10倍の倍率の対物レンズが使用され得る。
イメージ取得手段100は、Zステージ120により上下に移動されることができる。Zステージ120は、直線移動ステージであって、様々な方式の移動ステージが使用され得るし、例えば、ボールスクリュー方式の移送ステージが使用され得る。このようなZステージ120を用いて対物レンズ113に像が結ばれるようにイメージ取得手段100の位置を上下に調整する。
移動手段130は、測定対象1をXY平面で移動させることができる手段を意味し、長距離移送装置131と、短距離移送装置132とを備えて構成されることができる。
長距離移送装置131は、移送正確度は比較的高くないが、速い時間内に長い距離の移送が可能な装置であって、例えば、公知のボールスクリュー方式の移送ステージでありうる。
それに対し、短距離移送装置132は、移送正確度が高く、短い距離の移送が可能な装置であって、例えば、原子間力顕微鏡で使用されるXYスキャナ装置でありうる。ここで、XYスキャナ装置とは、原子間力顕微鏡で測定対象のXYスキャンを担当するピエゾ駆動スキャナをいい、(株)パークシステムズのXYスキャナ装置でありうる。詳しい事項は、(株)パークシステムズのホームページ(www.parkafm.com)に開示されている。
長距離移送装置131と短距離移送装置132とは、いずれか1つのみを使用して構成されることもできるが、共に使用することが速い移送と正確な移送との両方を満たすことができ、好ましい。
制御部150は、イメージ取得手段110及び移動手段130を制御し、イメージ取得手段110から得られたイメージデータを処理して表示装置170に測定対象1の表面イメージを表示する。制御部150を用いた詳しい制御方法は後述する。
表示装置170は、制御部150で処理したイメージを外部のユーザが視認できるように表示する装置を意味し、公知のLCDモニタ、CRTモニタ、OLEDモニタなどが使用され得る。
以下では、上述したような構成を有したイメージ取得装置100を用いてイメージを取得する方法について具体的に説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係るイメージ取得方法のフローチャートである。また、図4aは、ウエハの第1の領域のイメージであり、図4bは、ウエハの第2の領域のイメージである。また、図5は、図4aのイメージと図4bのイメージとのデファレンシャルイメージである。また、図6aは、図5のデファレンシャルイメージを32回重ね合わせたイメージであり、図6bは、図5のデファレンシャルイメージを512回重ね合わせたイメージである。
参考までに、以下において説明する図4a、図4bのイメージは、ソニー社のモデル名XCL−5005CRをカメラ111として使用して得たものであり、10倍の倍率の対物レンズ113を介して拡大して得たものである。カメラ111のセルサイズ(cell size)は、横、縦において3.45μmであり、画像サイズは、2448×2050(5,018,400ピクセル)であり、フレームレート(frame rate)は15fpsである。
図3に示すように、本実施形態の一実施形態に係るイメージ取得方法は、第1の領域のイメージ取得ステップS110、第2の領域のイメージ取得ステップS120、デファレンシャルイメージ取得ステップS130、及びデファレンシャルイメージ重ね合わせステップS140を含んで構成される。
第1の領域のイメージ取得ステップS110は、測定対象1の表面のうち、任意の第1の領域のイメージを得るステップである。第1の領域のイメージは、図4aのように得られることができる。図4aのようなイメージは、上述したイメージ取得手段110のカメラ111で得られた1個のフレームのイメージを表示装置170により表したものを取り込むことにより得られた。
その後、図4bのような第2の領域のイメージを得る(S120)。第2の領域は、第1の領域と異なる領域を意味するが、第1の領域とほとんどの領域が重ねられても、一部のみでも重ねられなければ、第2の領域であるといえる。また、第1の領域から第2の領域に測定対象を移送させることは、移送手段130が担当するが、特に、短距離移送装置132が好適に利用され得る。
本実施形態において第2の領域は、移送手段130により測定対象1を図4aを基準とするとき、右側に1μm移動させた後、イメージ取得手段110により得られたイメージと対応する領域として設定された。ここで、第2の領域の様々な設定方法については後述する。
図4a及び図4bに示すように、肉眼では測定対象1であるウエハ上の欠陥を発見し難い。これにより、制御部150により後述するイメージ処理(image processing)を行うようになる。
ステップS120後に得られた第1の領域のイメージ及び第2の領域のイメージのうち、いずれか1つのイメージから他の1つのイメージを減算してデファレンシャルイメージ(differential image)を得る(S130)。
イメージを減算することは、各ピクセル別になされるようになるが、第1の領域の(i,j)地点に位置するピクセルのローデータ(raw data)値を第2の領域の(i,j)地点に位置するピクセルのローデータ値で除算することによりなされることができる。図5の場合、グレースケール(gray scale)に予め変換された図4a及び図4bのデータを用いて階調値を互いに除算することによりイメージが得られた。このような減算は、種々の方法でなされることができ、例えば、R値、G値、B値をそれぞれ除算した後に平均を出し、グレースケールに変換する方法が可能であり、Gチャネルの値のみを除算する方法も可能である。
減算により図5のように平坦化されたイメージが得られたが、これによっても肉眼で欠陥を確認し難いので、ステップS130後に、図5のようなデファレンシャルイメージを重ね合わせるステップを行う(S140)。
本ステップのイメージの重ね合わせは、各セルの階調値を加える方式で行われるようになるが、重ね合わせの回数が多くなるほど、欠陥がさらに目立って見えるようになる。図6aのように32回の重ね合わせを行った場合より、図6bのように512回の重ね合わせを行った場合にさらに多い欠陥を視認することができるようになる。このような重ね合わせの回数は、視認しようとする欠陥のサイズを考慮して様々に決定することができる。
図6bに示すように、図4a及び図4bにおいてどうしても視認できなかった欠陥まで視認することができるようになり、小さい欠陥も原子間力顕微鏡で欠陥レビューを行うことができるようになるので、さらに詳しい欠陥レビューが可能である。
図7は、測定対象の欠陥を側面で概略化して見た図である。特に、図7(a)は、図4a及び図4bに対応する欠陥を示した図であり、図7(b)は、これのデファレンシャルイメージを示した図である。
図7を参照して、上述した本発明のイメージ取得方法により得られたイメージにより欠陥がさらに詳しく視認可能な理由を説明する。
図7(a)に示すように、第1の領域でのイメージ(実線で図示)と第2の領域でのイメージ(点線で図示)において、欠陥2は、一部が重ねられ、一部は重ねられないようにイメージされる。ここで、測定対象1を移動してもセンサ及び光学システムなどの不均一性によるバックグラウンドイメージはそのまま重ねられて測定されるので、欠陥2のみが移動されるように測定される。
図7(b)に示すように、第1の領域のイメージから第2の領域のイメージを除算し、デファレンシャルイメージを得ることができる。デファレンシャルイメージは、バックグラウンドイメージが完全に除去されて欠陥2の外郭の基準線3の信号強度Iが0に収束され、かつ、このデファレンシャルイメージの場合、規準線3に比べて高くイメージされる地点と低くイメージされる地点とが互いに隣接して位置するようになり、その間にはイメージの階調値が急激に変化する地点4が存在するようになって、反転されたイメージの形を見せる。すなわち、規準線3に比べて明るく表示される領域5と暗く表示される領域6とが互いに隣接して位置するようになる。
さらに図7(b)に示すように、デファレンシャルイメージにおいて、バックグラウンドイメージが規準線3のように扁平に変形され、かつ最も明るく表示される地点7と最も暗く表示される地点8とが互いに隣接して位置されることにより、イメージ重ね合わせを行う場合に、バックグラウンドイメージは重ね合わせにより増幅されず、欠陥2部分の階調値の差異のみが増幅される。したがって、1つのイメージを得て重ね合わせる既存の方法に比べて少ない数の重ね合わせを行いながらも、バックグラウンドの屈曲を減らしながら最も大きい階調値の差、すなわち、明るさの差異を得ることができ、視認性に優れたものである。
図8は、第1の領域と第2の領域とが離れている距離を解像度より小さくした場合に、測定対象の欠陥を側面で概略化して見た図であり、図9は、第1の領域と第2の領域とが離れている距離を欠陥のサイズより大きくした場合に、測定対象の欠陥を側面で概略化して見た図である。
以下、図8及び図9を参照して、第1の領域と第2の領域とがある程度離れていると効果的に欠陥2を視認可能であるかについて説明する。
本実施形態では、理論的にカメラ111の1つのセルに表示される領域は、横、縦においてそれぞれ3.45μmの領域であり、測定対象1は、10倍の対物レンズ113により拡大されて表示されるので、実際的にカメラ111の1つのセルに表示される領域は、横、縦においてそれぞれ0.345μmのサイズの領域である。カメラ111では、ピクセル単位でデータが得られるようになるので、ピクセルのサイズが識別可能な最小単位、すなわち、解像度(resolution)であるといえる。したがって、本実施形態のイメージ取得装置100の解像度は、理論的に0.345μmになることができる。
しかし、これは、解像度を求める1つの例示に過ぎず、解像度とは、イメージ取得手段100により識別可能な最小長さ単位を意味する。すなわち、解像度は、上述したように理論的に計算されることができるが、対物レンズ113の光学的特性、光学システムの品質などにより制限されることができる。例えば、色々と知られた原因(開口数NAによるAiry disk直径など)により対物レンズ113の解像度が1μmに制限されると、カメラ111の解像度がより小さいとしても、イメージ取得装置100の解像度は、対物レンズ113の解像度である1μmに制限されることができる。
図8のように、解像度範囲以内の範囲で第1の領域(実線)と第2の領域(点線)とが離れていると、第1の領域のイメージと第2の領域のイメージとを減算して図8(b)のようにデファレンシャルイメージを得る場合、最も明るく表示される地点7と最も暗く表示される地点8との間の明るさの差異(すなわち、信号のサイズの差異)が微細になることにより、欠陥をそのまま測定することに比べても区別がさらに難しくなる。したがって、第1の領域のイメージと第2の領域のイメージとは、少なくともイメージ取得装置100の解像度よりは大きく離れていることが好ましい。
それに対し、図9のように、欠陥2が互いに重ねられないように第1の領域(実線)と第2の領域(点線)とが離れていると、図9(b)のようにデファレンシャルイメージにおいて最も明るく表示される地点7と最も暗く表示される地点8とが隣接しないようになり、図7(b)でのようなイメージの階調値が急激に変化する地点4が存在しないようになることにより、視認性が低下する。
したがって、少なくともイメージ取得手段110の解像度以上に測定対象1を移動手段130により移動させることが好ましく、かつ測定しようとする欠陥2のサイズ(すなわち、XY方向の幅)を考慮して、欠陥2のサイズ以下に測定対象1を移動手段130により移動させることが好ましい。ここで、解像度は、カメラ111の種類及び対物レンズ113の倍率により変化するので、カメラ111及び対物レンズ113の仕様によって決定され得る。
本実施形態では、カメラ111そのものの解像度は0.345μmであるが、対物レンズ113の解像度が1μmであって、イメージ取得装置100の解像度が1μmに決められることにより、第1の領域から1μmの分だけ右側に測定対象1を移動させて第2の領域をイメージし、これにより、1μm以上の欠陥の視認性を優秀にした。このような第1の領域と第2の領域との間の距離は、測定しようとする欠陥のサイズによって様々に設定することができる。
一方、第1の領域と第2の領域とが左右に離隔して位置するものと本実施形態で説明したが、これに局限されるものではなく、上下に位置してもよく、一定の角度を有して離隔して位置しても構わない。
図10は、本発明の他の実施形態に係るイメージ取得方法のフローチャートであり、図11は、図10のイメージ取得方法の様々な変形例を示した時間フローチャートである。
図10に示すように、本発明の他の実施形態に係るイメージ取得方法は、第1の領域のイメージをN回(ここで、Nは、2以上の整数)取得するステップ(S210)、第1の領域のイメージ等を合算して第1の合算イメージを得るステップ(S220)、移動手段130により測定対象1を第1の領域と異なる第2の領域に移動させるステップ(S230)、第2の領域のイメージをM回(ここで、Mは、2以上の整数)取得するステップ(S240)、第2の領域のイメージ等を合算して第2の合算イメージを得るステップ(S250)、及び第1の合算イメージ及び第2の合算イメージのうち、いずれか1つから他の1つを減算してデファレンシャルイメージを得るステップ(S260)を含んで構成される。
図3のイメージ取得方法は、デファレンシャルイメージを先に得るし、これを重ね合わせることを特徴とするが、本実施形態のイメージ取得方法は、重ね合わせを先に行った後にデファレンシャルイメージを得ることにおいてのみ相違があるので、相違点を中心として説明する。
まず、第1の領域のイメージをN回(ここで、Nは、2以上の整数)取得する(S210)。これは、カメラ111を介して連続にN個のフレームのイメージを得ることで行われる。本実施形態のカメラ111の場合、フレームレートが15fpsであるから、1秒に15フレームのイメージを得ることができる。すなわち、一定時間の間、カメラ111を介してフレーム単位のイメージを得ることにより本ステップを行う。
次に、イメージ処理によりS210ステップで得られた各フレームのイメージをピクセル単位で合算し、第1の合算イメージを得る(S220)。これは、制御部150により行われることができる。
次いで、移動手段130により測定対象1を第1の領域と異なる第2の領域に移動させる(S230)。これについての詳しい説明は、上述したとおりであるから、省略する。
続いて、第2の領域のイメージをM回(ここで、Mは、2以上の整数)取得する(S240)。イメージの取得方法は、ステップS210と同じであるから、詳細な説明を省略する。
次いで、イメージ処理によりステップS240で得られた各フレームのイメージをピクセル単位で合算し、第2の合算イメージを得る(S250)。これは、制御部150により行われることができる。
その後、第1の合算イメージ及び第2の合算イメージのうち、いずれか1つから他の1つを減算してデファレンシャルイメージを得る(S260)。デファレンシャルイメージを得る方法は、図3のステップS130と同じであるから、詳細な説明を省略する。
これにより、結果的に図3のような効果を期待することができ、図6bのようなイメージを得ることができるようになる。
一方、NとMとは互いに同じである必要はないが、図7(b)のような正確な反転効果のためには、NとMとが同じであることが好ましい。
図11(a)に示すように、第1の領域を西方(すなわち、左側)に位置させた後、Nフレームのイメージを取得し、連続的に第2の領域を東方(すなわち、右側)に位置させた後、Mフレームのイメージを取得する方法で図10の実施形態を行うことができる。
また、図11(b)に示すように、第1の領域を西方に位置させた後、Nフレームのイメージを取得し、連続的に第2の領域を東方に位置させた後、Mフレームのイメージを取得し、次いで、西方に位置した第1の領域を再度Pフレームの間イメージし、かつ東方に位置した第2の領域を再度Qフレームの間イメージする方法で図10の実施形態を行うことができる。
また、図11(c)に示すように、第1の領域を西方に位置させた後、Nフレームのイメージを取得し、連続的に第2の領域を東方に位置させた後、Nフレームのイメージを取得し、次いで、第3の領域を北方(すなわち、上側)に位置させた後、Pフレームのイメージを取得し、連続的に第4の領域を南方(すなわち、下側)に位置させた後、Qフレームのイメージを取得する方法で図10の実施形態を行うことができる。ここで、第1の領域を合算したイメージ、第2の領域を合算したイメージ、第3の領域を合算したイメージ、及び第4の領域を合算したイメージのうち、2つ以上を選択してデファレンシャルイメージを取得することができる。
上述したM、N、P、Qは、2以上の整数であって、互いに同じでなくても構わないが、図7(b)のような正確な反転効果のためには、互いに同じであることが好ましい。
一方、第1の領域と第2の領域とが左右に離隔して位置し、第3の領域と第4の領域とが上下に離隔して位置することと本実施形態で説明したが、これに局限されるものではなく、第1の領域と第2の領域との間が上下に位置するか、一定の角度を有して離隔して位置しても構わず、かつ第3の領域と第4の領域との間が左右に位置してもよく、一定の角度を有して離隔して位置しても構わない。すなわち、第1の領域ないし第4の領域間の位置関係は自由に設定されることができる。
以上のように説明したイメージ取得方法とこれを利用したイメージ取得装置は、原子間力顕微鏡に利用されることができる。原子間力顕微鏡には、キャチレバーが測定対象の表面のどの地点に接触することになるか光学的に観察する光学ビジョンシステムが含まれるが、上述したイメージ取得方法は、このような光学ビジョンシステムに適用されることができる。
以上、添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明の属する技術分野における通常の知識を有した者は、本発明のその技術的思想や必須的な特徴を変更せずに、他の具体的な形態で実施され得るということが理解できるであろう。それ故に、以上で記述した実施形態は、あらゆる面において例示的なものであり、限定的でないものと理解すべきである。

Claims (9)

  1. 所定サイズのピクセル(pixel)単位で測定対象の表面のイメージ(image)を得るイメージ取得手段と、前記測定対象を移動させることができる移動手段とを含む測定装置を利用してイメージを得るイメージ取得方法であって、
    前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第1の領域のイメージを得るステップと、
    前記移動手段により前記測定対象を移動させて前記第1の領域と異なる第2の領域のイメージを得るステップと、
    前記第1の領域及び前記第2の領域のうち、いずれか1つのイメージから他の1つのイメージを減算してデファレンシャルイメージ(differential image)を得るステップと、
    前記デファレンシャルイメージを複数回重ね合わせるステップと、
    を含むことを特徴とするイメージ取得方法。
  2. 所定サイズのピクセル(pixel)単位で測定対象の表面のイメージ(image)を得るイメージ取得手段と、前記測定対象を移動させることができる移動手段とを含む測定装置を利用してイメージを得るイメージ取得方法であって、
    前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第1の領域のイメージをN回(ここで、Nは、2以上の整数)得るステップと、
    N個の前記第1の領域のイメージを合算して第1の合算イメージを得るステップと、
    前記移動手段により前記測定対象を前記第1の領域と異なる第2の領域に移動させるステップと、
    前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第2の領域のイメージをM回(ここで、Mは、2以上の整数)得るステップと、
    M個の前記第2の領域のイメージを合算して第2の合算イメージを得るステップと、
    前記第1の合算イメージ及び前記第2の合算イメージのうち、いずれか1つから他の1つを減算してデファレンシャルイメージ(differential image)を得るステップと、
    を含むことを特徴とするイメージ取得方法。
  3. 前記第1の領域と前記第2の領域とは、前記イメージ取得手段の解像度のサイズ以上に離れていることを特徴とする請求項1または2に記載のイメージ取得方法。
  4. 前記第1の領域と前記第2の領域とは、感知しようとする感知対象のサイズより小さいサイズの分だけ離れていることを特徴とする請求項1または2に記載のイメージ取得方法。
  5. 前記Nと前記Mとは同一であることを特徴とする請求項2に記載のイメージ取得方法。
  6. 所定サイズのピクセル(pixel)単位で測定対象の表面のイメージ(image)を得るイメージ取得手段と、
    前記測定対象を移動させることができる移動手段と、
    前記イメージ取得手段から得たイメージを受信してイメージ処理を行い、前記移動手段の駆動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第1の領域のイメージを得るし、前記移動手段により前記測定対象を移動させて前記第1の領域と異なる第2の領域のイメージを得た後、前記第1の領域及び前記第2の領域のイメージのうち、いずれか1つのイメージから他の1つのイメージを減算してデファレンシャルイメージ(differential image)を得るし、前記デファレンシャルイメージを複数回重ね合わせて、測定対象の表面のイメージを処理することを特徴とするイメージ取得装置。
  7. 所定サイズのピクセル(pixel)単位で測定対象の表面のイメージ(image)を得るイメージ取得手段と、
    前記測定対象を移動させることができる移動手段と、
    前記イメージ取得手段から得たイメージを受信してイメージ処理を行い、前記移動手段の駆動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第1の領域のイメージをN回(ここで、Nは、2以上の整数)得るし、N個の前記第1の領域のイメージを合算して第1の合算イメージを算出し、前記移動手段により前記測定対象を前記第1の領域と異なる第2の領域に移動させ、前記イメージ取得手段により前記測定対象の表面のうち、第2の領域のイメージをM回(ここで、Mは、2以上の整数)得るし、M個の前記第2の領域のイメージを合算して第2の合算イメージを算出し、前記第1の合算イメージ及び前記第2の合算イメージのうち、いずれか1つから他の1つを減算してデファレンシャルイメージ(differential image)を算出し、測定対象の表面のイメージを処理することを特徴とするイメージ取得装置。
  8. 前記イメージ取得手段は、CCDまたはCMOSを用いたイメージ装置であることを特徴とする請求項6または7に記載のイメージ取得装置。
  9. 請求項6または7に記載のイメージ取得装置を含むことを特徴とする原子間力顕微鏡。
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