JP2016519219A - 改善した耐腐食性を有する機能性クロム層 - Google Patents

改善した耐腐食性を有する機能性クロム層 Download PDF

Info

Publication number
JP2016519219A
JP2016519219A JP2016508048A JP2016508048A JP2016519219A JP 2016519219 A JP2016519219 A JP 2016519219A JP 2016508048 A JP2016508048 A JP 2016508048A JP 2016508048 A JP2016508048 A JP 2016508048A JP 2016519219 A JP2016519219 A JP 2016519219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
depositing
chromium layer
acid
electroplating bath
functional chromium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016508048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6388913B2 (ja
Inventor
ファイステナウアー ゼバスティアン
ファイステナウアー ゼバスティアン
ヴァイス ティナ
ヴァイス ティナ
アルバレス ダヴィド
アルバレス ダヴィド
ロスト マティアス
ロスト マティアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atotech Deutschland GmbH and Co KG
Original Assignee
Atotech Deutschland GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=48184049&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2016519219(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Atotech Deutschland GmbH and Co KG filed Critical Atotech Deutschland GmbH and Co KG
Publication of JP2016519219A publication Critical patent/JP2016519219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6388913B2 publication Critical patent/JP6388913B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/04Electroplating: Baths therefor from solutions of chromium
    • C25D3/10Electroplating: Baths therefor from solutions of chromium characterised by the organic bath constituents used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D17/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells for electrolytic coating
    • C25D17/10Electrodes, e.g. composition, counter electrode
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/04Electroplating: Baths therefor from solutions of chromium
    • C25D3/08Deposition of black chromium, e.g. hexavalent chromium, CrVI
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/56Electroplating: Baths therefor from solutions of alloys

Abstract

本発明の水性電気めっき浴は、クロム(VI)イオン、硫酸イオン及びメタントリスルホン酸又はその塩を触媒として含む。本発明の水性電気めっき浴から堆積された機能性クロム層は、増加した耐腐食性を有する。

Description

本発明は、電気めっきにより機能性クロム層を堆積させるためのめっき浴組成物及びその方法に関する。
電気めっきにより堆積された機能性クロム層は、製品、例えばショックアブソーバー、ハイドロリックピストンなどの摩耗及び腐食耐性を改善するために使用される。
使用されるめっき浴組成物は、クロム酸、硫酸イオン、水及びアルキルスルホン酸又はその塩を含む。
S:Cのモル比≧1:3を有するアルキルスルホン酸触媒は、EP 0 196 053 B1に開示されている。好適なアルキルスルホン酸の例は、メチルスルホン酸、エチルスルホン酸、プロピルスルホン酸、メタンジスルホン酸及び1,2−エタンジスルホン酸である。かかるアルキルスルホン酸は、めっきの間のカソード電流効率を改善する。
めっきの間の鉛アノードの腐食を減少させるためのアルキルポリスルホン酸、ハロゲン化アルキルポリスルホン酸及び相応する塩、例えばメタンジスルホン酸の使用は、EP 0 452 471 B1に開示されている。
機能性クロム層の堆積のためのめっき浴組成物中の添加剤としての芳香族トリスルホン酸は、US 2195409に開示されている。かかるめっき浴組成物から得られたクロム層は、脆く不均一である。
プロパン−1,2,3−トリスルホン酸を含む、改善されたカソード電流効率を有する機能性クロム層を堆積させるためのめっき浴組成物は、DE 43 05 732 A1に開示されている。
本発明の課題は、改善された耐腐食性を有する機能性クロム層を堆積させるためのめっき浴組成物及び前記めっき浴組成物を利用する方法を提供することである。
前記課題は、
(i)クロム(VI)イオン源、
(ii)硫酸イオン源、及び
(iii)メタントリスルホン酸又はその塩
を含む、機能性クロム層を堆積するための水性電気めっき浴によって解決される。
さらに、前記課題は、
(i)金属基材を準備する工程、
(ii)前記基材と、クロム(VI)イオン源、硫酸イオン源及びメタントリスルホン酸又はその塩を含む水性電気めっき浴とを接触させる工程、及び
(iii)前記基材をカソードとして外部電流を付与することによって、前記基材上に機能性クロム層を堆積させる工程
を上記の順で含む、金属基材上に機能性クロム層を堆積する方法によって解決される。
本発明の水性電気めっき浴から堆積され、そして、本発明の方法によって堆積される機能性クロム層は、既知のアルキルスルホン酸を含む従来の電気めっき浴組成物から堆積される機能性クロム層に比較して増加した耐腐食性を有する。
本発明の水性電気めっき浴は、クロム(VI)イオン供給源、硫酸イオン、メタントリスルホン酸又はその塩、及び任意に界面活性剤を含む。
クロム(VI)イオン源は、好ましくは、めっき浴中で溶解性であるクロム(VI)化合物、例えばCrO3、Na2Cr27及びK2Cr27、最も好ましくは、CrO3である。本発明の電気めっき浴中のクロム(VI)イオン濃度は、好ましくは80〜600g/l、より好ましくは100〜200g/lである。
電気めっき浴中に存在する硫酸イオンは、好ましくは、硫酸又はめっき浴溶解性の硫酸塩、例えばNa2SO4の形で添加される。電気めっき浴中の硫酸イオンの濃度は、好ましくは1〜15g/l、より好ましくは2〜6g/lの範囲である。
クロム酸対スルフェートの質量%における濃度比は、好ましくは、25〜200、より好ましくは60〜150である。
電気めっき浴中のアルキルスルホン酸は、メタントリスルホン酸(HC(SO2OH)3)であるか、又はメタントリスルホン酸と1以上の他のアルキルスルホン酸との混合物である。メタントリスルホン酸と混合する好適な他のアルキルスルホン酸は、メタンスルホン酸、メタンジスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、プロピルスルホン酸、1,2−プロパンジスルホン酸、1,3−プロパンジスルホン酸及び1,2,3−プロパン−トリスルホン酸を含む。前述のスルホン酸の相応する塩、例えばナトリウム、カリウム及びアンモニウムの塩もまた、遊離アルキルスルホン酸との混合物の代わりに又はその混合物として使用できる。
本発明に応じた電気めっき浴において酸化されてメタントリスルホン酸又はその塩を生じるメタントリスルホン酸又はその塩の前駆体は、メタントリスルホン酸又はその塩の供給源の一部として又はその唯一の供給源として使用されてよい。
本発明の電気めっき浴中のメタントリスルホン酸又はその塩の濃度は、好ましくは2〜80mmol/l、より好ましくは4〜60mmol/lである。
メタントリスルホン酸と他のアルキルスルホン酸との混合物が利用される場合の前述のメタントリスルホン酸及び他のアルキルスルホン酸又は塩の全濃度は、好ましくは4〜160mmol/l、より好ましくは12〜120mmol/lである。
堆積される機能性クロム層内のマイクロクラックの数が多いことが所望され、なぜならば、そうして高い耐腐食性及び所望の機械的特性、例えば減少した内部ストレスが達成されるからである。機能性クロム層内のマクロクラックに対してマイクロクラックは、下にある基材の表面には及ばず、したがって、下にある基材の材料(通常、鋼)の腐食を生じない。
メタントリスルホン酸又はその塩、或いは他のアルキルスルホン酸との混合物の構成成分は、水酸化ナトリウム及びK3[Fe(CN)6]を含む水溶液中でのエッチング後に光学顕微鏡で決定する場合に、機能性クロム層表面cmあたり、200〜1000個、より好ましくは450〜750個と、多くの数の所望のマイクロクラックを可能にする。線に沿ってマイクロクラックの数を数え、そして、cmあたりのマイクロクラックの数を、以下の式を用いて計算する:
マイクロクラック/cm=(線あたりのクラックの平均数):(線がcmで示される場合の長さ)。
マイクロクラックの数及び耐腐食性は、触媒としてのメタントリスルホン酸又はその塩で、唯一のアルキルスルホン酸としてメタンジスルホン酸ナトリウム塩又はプロパン−1,2,3−トリスルホン酸ナトリウム塩に比して増加した。このことは実施例1−3に示されている。
さらに、増加した数の所望のマイクロクラックがより高い電流密度でも得られ(実施例3)、一方で、メタンジスルホン酸などの既知のアルキルスルホン酸の場合に、マイクロクラックの数はより高い電流密度で減少している(実施例1)。めっき速度が増加するため、めっきの間のより高い電流密度の値が望ましい。
本発明の電気めっき浴は、任意にさらに、めっき液の上で不所望な泡形成を減少させる界面活性剤を含む。界面活性剤は、過フッ化スルホナート界面活性剤、過フッ化ホスファート界面活性剤、過フッ化ホスホナート界面活性剤、部分フッ化スルホナート界面活性剤、部分フッ化ホスファート界面活性剤、部分フッ化ホスホナート界面活性剤及びその混合物を含む群から選択されている。
任意の界面活性剤の濃度は、好ましくは0.05〜4g/l、より好ましくは0.1〜2.5g/lである。
めっきの間に付与される電流密度は、好ましくは10〜250A/dm2、より好ましくは40〜200A/dm2である。機能性クロム層でめっきされるべき基材は、電気めっきの間にカソードとして機能する。
カソードの電流効率は、機能性クロム層の電気めっきの間にカソードでの金属(クロム)の堆積に実際に使用される電流のパーセンテージである。
本発明の方法の好ましい電流効率は、50A/dm2の電流密度で≧22%である。
本発明の電気めっき浴の温度は、めっきの間に好ましくは10〜80℃の範囲、より好ましくは45〜70℃の範囲、最も好ましくは50〜60℃の範囲に維持される。
不活性アノードは、本発明の方法において適用されることが好ましい。
好適な不活性アノードは、例えばチタン又はチタン合金製であり、1以上の白金族金属、その合金及び/又はその酸化物で被覆されている。被覆は好ましくは白金属、酸化イリジウム又はその混合物からなる。かかる不活性アノードは、電気めっきの間により高い電流密度を可能にし、そうして鉛アノードに比較してより高いめっき速度を可能にする。
本発明のめっき浴は、慣用の鉛アノードを用いて操作されてもよい。
クロム(III)イオンは、かかる不活性アノードの使用の場合に形成される。クロム(VI)イオンベースの機能性クロム電気めっき浴におけるアルキルスルホン酸としてのメタントリスルホン酸及び/又はその塩は、クロム(III)イオンに対して極めて感受性が高い。
本発明の好ましい実施態様において、更なる金属のカチオン、例えば銀イオン、鉛イオン及びその混合物が、電気めっき浴に添加される。このようにして、クロム(III)イオンの不利な作用を最小限にすることができる。更なる金属イオンの濃度は、好ましくは0.005〜5g/l、より好ましくは0.01〜3g/lの範囲にある。
本発明は、機能性クロム電気めっき浴及び機能性クロム層を基材の上に堆積する方法を提供し、前記基材は高い電流密度でも得られる増加した耐腐食性を有する。
実施例
本発明は、以下の実施例を参照して説明されるが、これに限定されるものでない。
マイクロクラックの数を、水酸化ナトリウム及びK3[Fe(CN)6]を含む水溶液中でのクロム層表面のエッチング後に光学顕微鏡で決定した。同じ長さを有するいくつかの線に沿ってマイクロクラックの数を決定し、そこからマイクロクラックの平均数を計算し、次いで線の長さ(cm)で除して、クラック/cmとして「マイクロクラックの平均数」を与える。
機能性クロム層の耐腐食性を、ISO 9227 NSS(neutral salt spray test、中性塩吹付け試験)に応じて決定した。
実施例1−3にわたって、250g/l CrO3、3.2g/l 硫酸イオン及び2ml/lの界面活性剤を含む水性電気めっき浴ストック溶液を使用した。異なる量のアルキルスルホン酸を、機能性クロム層の堆積前に、このストック溶液に添加した。
実施例1(比較)
アルキルスルホン酸は、2〜12g/l(7.6〜45.4mmol/l)の濃度においてストック溶液に添加されるメタンジスルホン酸二ナトリウム塩であった。このアルキルスルホン酸は、EP 0 452 471 B1に開示されている。
表1は、単独のアルキルスルホン酸として、異なる濃度のメタンジスルホン酸二ナトリウム塩で決定したマイクロクラックの平均数をまとめている(めっき浴温度:58℃、電流密度:50A/dm2)。
Figure 2016519219
所望の多くの数のマイクロクラックは、ストック溶液中で狭い濃度範囲の触媒メタンジスルホン酸二ナトリウム塩を使用する場合にだけ得られる。
表2は、単独のアルキルスルホン酸として、18.9mmol/l(5g/l)のメタンジスルホン酸二ナトリウム塩を有する電気めっき浴組成物について異なる電流密度で決定したマイクロクラックの平均数をまとめている。
Figure 2016519219
所望のマイクロクラックの数は、電流密度の増加とともに減少している。
不所望な赤錆の形成が、ISO 9227 NSSに応じた中性塩吹付け試験192時間後に認められていた(>0.1%の表面積が、192時間後に赤錆で覆われている)。
実施例2(比較)
アルキルスルホン酸は、14.3mmol/l(5g/l)の濃度においてストック溶液に添加されたプロパン−1,2,3−トリスルホン酸三ナトリウム塩であった。このアルキルジスルホン酸は、DE 43 05 732 A1に開示されている。
50A/dm2及びめっき浴温度55℃で電流効率は17.4%であり、この条件下で堆積したクロム層中のマイクロクラックの数は160クラック/cmである。
不所望の赤錆の形成が、既にISO 9227 NSSに応じた中性塩吹付け試験24時間後に認められていた(>0.1%の比表面積が24時間後に赤錆で覆われている)。
実施例3(本発明)
アルキルスルホン酸は、6.2〜37.2mmol/l(2〜12g/l)の濃度においてストック溶液に添加されるメタントリスルホン酸三ナトリウム塩であった。
表3は、単独のアルキルスルホン酸として、異なる濃度のメタントリスルホン酸三ナトリウム塩で決定したマイクロクラックの平均数をまとめている(めっき浴温度:58℃、電流密度:50A/dm2)。
Figure 2016519219
表4は、単独のアルキルスルホン酸として、24.8mmol/l(8g/l)のメタントリスルホン酸三ナトリウム塩を有する電気めっき浴組成物について異なる電流密度で決定したマイクロクラックの平均数をまとめている。
Figure 2016519219
所望の多くの数のマイクロクラックが、付与される電流密度の全範囲において獲得されている。
不所望な赤錆の形成は、ISO 9227 NSSに応じた中性塩吹付け試験552時間後まで認められなかった。

Claims (15)

  1. (i)クロム(VI)イオン源、
    (ii)硫酸イオン源、及び
    (iii)メタントリスルホン酸又はその塩
    を含む、機能性クロム層を堆積するための水性電気めっき浴。
  2. 請求項1記載の機能性クロム層を堆積するための水性電気めっき浴であって、クロム(VI)イオン濃度が80〜600g/lの範囲にある水性電気めっき浴。
  3. 請求項1又は2記載の機能性クロム層を堆積するための水性電気めっき浴であって、硫酸イオン濃度が1〜15g/lの範囲にある水性電気めっき浴。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項記載の機能性クロム層を堆積するための水性電気めっき浴であって、メタントリスルホン酸の塩が、ナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩から選択されている水性電気めっき浴。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項記載の機能性クロム層を堆積するための水性電気めっき浴であって、メタントリスルホン酸又はその塩の濃度が、2〜80mmol/lの範囲である水性電気めっき浴。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項記載の機能性クロム層を堆積するための水性電気めっき浴であって、メタントリスルホン酸と、メタンスルホン酸、メタンジスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、プロピルスルホン酸、1,2−プロパンジスルホン酸、1,3−プロパンジスルホン酸及び1,2,3−プロパン−トリスルホン酸を含む群から選択された1以上の他のアルキルスルホン酸を含む水性電気めっき浴。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項記載の機能性クロム層を堆積するための水性電気めっき浴であって、めっき浴がさらに、過フッ化スルホナート界面活性剤、過フッ化ホスファート界面活性剤、過フッ化ホスホナート界面活性剤、部分フッ化スルホナート界面活性剤、部分フッ化ホスファート界面活性剤、部分フッ化ホスホナート界面活性剤及びその混合物からなる群から選択された界面活性剤を含む水性電気めっき浴。
  8. 請求項7記載の機能性クロム層を堆積するための水性電気めっき浴であって、界面活性剤の濃度が0.05〜4g/lの範囲である水性電気めっき浴。
  9. (i)金属基材を準備する工程、
    (ii)前記基材と請求項1から8のいずれか1項記載の水性電気めっき浴とを接触させる工程、及び
    (iii)前記基材をカソードとして外部電流を付与することによって、前記基材上に機能性クロム層を堆積させる工程
    を上記の順で含む、金属基材上に機能性クロム層を堆積する方法。
  10. 請求項9記載の金属基材上に機能性クロム層を堆積する方法であって、使用の間に水性電気めっき浴を10〜80℃の範囲にある温度に維持する方法。
  11. 請求項9又は10記載の金属基材上に機能性クロム層を堆積する方法であって、使用の間に金属基材に10〜250A/dm2の範囲にある電流密度が付与される方法。
  12. 請求項9から11のいずれか1項に記載の金属基材上に機能性クロム層を堆積する方法であって、不活性アノードを工程(iii)において使用する方法。
  13. 請求項12に記載の金属基材上に機能性クロム層を堆積する方法であって、不活性アノードが、白金属、酸化イリジウム及びその混合物からなる群から選択された表面を有する方法。
  14. 請求項12又は13に記載の金属基材上に機能性クロム層を堆積する方法であって、水性電気めっき浴がさらに、銀、鉛及びその混合物からなる群から選択された追加金属のカチオンを含む方法。
  15. 請求項14に記載の金属基材上に機能性クロム層を堆積する方法であって、追加金属のカチオンの濃度が0.005〜5g/lの範囲にある方法。
JP2016508048A 2013-04-17 2014-01-22 改善した耐腐食性を有する機能性クロム層 Active JP6388913B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13164188.8 2013-04-17
EP13164188.8A EP2792770B1 (en) 2013-04-17 2013-04-17 Functional chromium layer with improved corrosion resistance
PCT/EP2014/051251 WO2014170037A1 (en) 2013-04-17 2014-01-22 Functional chromium layer with improved corrosion resistance

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016519219A true JP2016519219A (ja) 2016-06-30
JP6388913B2 JP6388913B2 (ja) 2018-09-12

Family

ID=48184049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016508048A Active JP6388913B2 (ja) 2013-04-17 2014-01-22 改善した耐腐食性を有する機能性クロム層

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20160024674A1 (ja)
EP (1) EP2792770B1 (ja)
JP (1) JP6388913B2 (ja)
KR (1) KR102194114B1 (ja)
CN (1) CN105102686B (ja)
CA (1) CA2908478C (ja)
ES (1) ES2546007T3 (ja)
PL (1) PL2792770T3 (ja)
TW (1) TWI645078B (ja)
WO (1) WO2014170037A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101646160B1 (ko) * 2015-11-13 2016-08-08 (주)에스에이치팩 내식성이 우수한 크롬도금액
KR102012726B1 (ko) * 2018-12-06 2019-08-21 주식회사 에이엔씨코리아 6 가 크롬도금액 및 이를 이용한 크랙프리 펄스-리버스 전기도금방법

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5161492A (en) * 1974-11-27 1976-05-28 Hishe Kagaku Kk Kafuruorokashibozokukagobutsuno suiyokakaizenhoho
JPS6179796A (ja) * 1984-09-26 1986-04-23 Kiyoteru Takayasu クロム電析方法
JPS61235593A (ja) * 1985-03-26 1986-10-20 エム アンド テイー ケミカルズ インコーポレーテツド 高い効率で玉虫色でない付着性の光沢クロム析出層を、実質的に陰極低電流密度腐食なしで形成するクロムメツキ浴
JPH0347985A (ja) * 1989-07-13 1991-02-28 Nippon M & T Kk クロムめっき方法
JPH04502786A (ja) * 1989-11-06 1992-05-21 アトフィナ・ケミカルズ・インコーポレイテッド クロム電気めっき中の鉛含有陽極の保護
JP2006131987A (ja) * 2004-10-08 2006-05-25 Daiso Co Ltd クロムめっき方法
JP2011063839A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Mazda Motor Corp 摺動部材
US20120055807A1 (en) * 2009-03-09 2012-03-08 Andreas Fath Methods for decomposing partially fluorinated and perfluorinated surfactants

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1589988A (en) * 1924-11-11 1926-06-22 Chromium Products Corp Chromium plating
US2195409A (en) 1936-07-31 1940-04-02 Nat Aniline & Chem Co Inc Electrodeposition
DE3402554A1 (de) 1984-01-26 1985-08-08 LPW-Chemie GmbH, 4040 Neuss Abscheidung von hartchrom auf einer metallegierung aus einem waessrigen, chromsaeure und schwefelsaeure enthaltenden elektrolyten
US5453175A (en) * 1989-11-06 1995-09-26 Elf Atochem N. A., Inc. Protection of lead-containing anodes during chromium electroplating
DE4305732A1 (de) 1993-02-22 1994-09-22 Trinova Chemie Gmbh Galvanisches Chrombad und Verfahren zur Hartverchromung bei hohen Stromausbeuten

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5161492A (en) * 1974-11-27 1976-05-28 Hishe Kagaku Kk Kafuruorokashibozokukagobutsuno suiyokakaizenhoho
JPS6179796A (ja) * 1984-09-26 1986-04-23 Kiyoteru Takayasu クロム電析方法
JPS61235593A (ja) * 1985-03-26 1986-10-20 エム アンド テイー ケミカルズ インコーポレーテツド 高い効率で玉虫色でない付着性の光沢クロム析出層を、実質的に陰極低電流密度腐食なしで形成するクロムメツキ浴
JPH0347985A (ja) * 1989-07-13 1991-02-28 Nippon M & T Kk クロムめっき方法
JPH04502786A (ja) * 1989-11-06 1992-05-21 アトフィナ・ケミカルズ・インコーポレイテッド クロム電気めっき中の鉛含有陽極の保護
JP2006131987A (ja) * 2004-10-08 2006-05-25 Daiso Co Ltd クロムめっき方法
US20120055807A1 (en) * 2009-03-09 2012-03-08 Andreas Fath Methods for decomposing partially fluorinated and perfluorinated surfactants
JP2011063839A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Mazda Motor Corp 摺動部材

Also Published As

Publication number Publication date
EP2792770B1 (en) 2015-06-24
CN105102686B (zh) 2017-03-08
ES2546007T3 (es) 2015-09-17
TWI645078B (zh) 2018-12-21
TW201500597A (zh) 2015-01-01
KR102194114B1 (ko) 2020-12-23
JP6388913B2 (ja) 2018-09-12
WO2014170037A1 (en) 2014-10-23
US20160024674A1 (en) 2016-01-28
EP2792770A1 (en) 2014-10-22
CA2908478A1 (en) 2014-10-23
CA2908478C (en) 2020-12-15
CN105102686A (zh) 2015-11-25
KR20150140653A (ko) 2015-12-16
PL2792770T3 (pl) 2015-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10006135B2 (en) Electroplating bath and method for producing dark chromium layers
ITTO950840A1 (it) Bagni alcalini elettrolitici e procedimenti per zinco e leghe di zinco
KR20010042102A (ko) 니켈-텅스텐 합금용 연성제
JPS60169588A (ja) 亜鉛用または亜鉛合金用酸性電着浴
JP6388913B2 (ja) 改善した耐腐食性を有する機能性クロム層
US5620583A (en) Platinum plating bath
EP2096193B1 (en) Process for the preparation of corrosion resistant zinc and zinc-nickel plated linear or complex shaped parts
TWI519683B (zh) 含鐵材料之腐蝕保護方法
US20060266257A1 (en) Metal plating process
US3457147A (en) Chromium plating bath and process
JPS58104194A (ja) 高耐食性電気亜鉛めつき鋼板およびその製造方法
US3657079A (en) Novel process and product
CN106894064A (zh) 一种变压器外壳铸件专用酸性电镀锌镍合金电解液
EP0492790A2 (en) Electroplating composition and process
JPH01136986A (ja) 水性酸性電気メツキ浴

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6388913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250