JP2016511764A - 1,1,1,3−テトラクロロプロパンを1,1,3−トリクロロプロペンへ脱塩化水素化する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、HCC−250fb(1,1,1,3−テトラクロロプロパン)の脱塩化水素化における1,1,3−トリクロロプロペン選択率を向上させる方法に関する。通常の実施においては、HCC−250fbを脱塩化水素化して1,1,3−トリクロロプロペンを生成させるための触媒としてFeCl3を用いる。本発明においては、水の源物質を反応系中に加えて、ペンタクロロシクロヘキセン及び/又はヘキサクロロシクロヘキサンのような高沸点化合物の形成を抑止する。水の1つの源物質はH2O自体である。水の他の源物質は1種類以上の水和金属ハロゲン化物である。【選択図】なし

Description

本出願は、2014年2月17日出願の米国特許出願14/181,755(その開示事項は参照として本明細書中に包含する)の利益を主張する。
本出願はまた、2013年2月19日出願の米国仮特許出願61/766,380(その開示事項は参照として本明細書中に包含する)の利益も主張する。
本出願はまた、2013年2月19日出願の米国仮特許出願61/766,423(その開示事項は参照として本明細書中に包含する)の利益も主張する。
化合物の1,1,3−トリクロロプロペンは、他の商業的に重要な化合物の形成における化学中間体として有用である。例えば米国特許公開2012−0142980(その開示事項は参照として本明細書中に包含する)を参照。
米国特許公開2012−0142980
本発明は、HCC−250fb(1,1,1,3−テトラクロロプロパン)の脱塩化水素化における1,1,3−トリクロロプロペン選択率を向上させる方法に関する。通常の実施においては、HCC−250fbを脱塩化水素化して1,1,3−トリクロロプロペンを生成させるための触媒としてFeClを用いる。米国特許公開2012−0035402A1(その開示事項は参照として本明細書中に包含する)を参照。
HCC−250fbを脱塩化水素化するための触媒としてFeClのみを用いると、反応生成物は、所望の生成物、即ち1,1,3−トリクロロプロペンに加えて、ペンタクロロシクロヘキセン及び/又はヘキサクロロシクロヘキサン種のような相当量の高沸点化合物(HBC)を含むことが見出された。理論に縛られることは望まないが、HBCの形成は1,1,3−トリクロロプロペンの二量体化に起因すると考えられる。
驚くべきことに、脱塩化水素化触媒としてFeClを用いるHCC−250fbの脱塩化水素化反応中に水の源物質を加えると、1,1,3−トリクロロプロペンへの選択率が大きく向上することが見出された。更なる研究によって、HO自体はHCC−250fbを1,1,3−トリクロロプロペンに脱塩化水素化するために有効な触媒として機能することはできないが、FeClとHOを組み合わせるとHBCの形成の減少にプラスの効果を与えたことが示された。十分なHOの源物質を系中に加えると、HBCへの選択率はゼロに減少した。これらの結果によって、触媒としてFeClを用いるHCC−250fbの脱塩化水素化において、HBCの形成を制御するための抑制剤としてHOの源物質を用いることができることが証明された。
而して、本発明の一態様は、HOの源物質を系中に加えて、HBCの形成を抑止し、且つ1,1,3−トリクロロプロペン選択率を向上させる、触媒としてFeClを用いてHCC−250fbを接触脱塩化水素化して1,1,3−トリクロロプロペンを製造する方法に関する。
幾つかの態様においては、本発明方法は、系中に加えるHCC−250fbに対するHOの重量比が0重量%より大きく約5重量%までの範囲であり、好ましくはHCC−250fbに対するHOの重量比が約0.01%〜1%であるという特徴を含む。
HBCの形成を抑止して1,1,3−トリクロロプロペン選択率を向上させるために水をFeCl触媒と共に用いることに加えて、幾つかの水和金属ハロゲン化物は水の源物質として働くことができ、したがってFeClのための共触媒として用いて、HBCの形成を抑止して1,1,3−トリクロロプロペン選択率を向上させることができることが見出された。理論に縛られることは望まないが、水和金属ハロゲン化物からの水は、上記に記載した反応への水の直接添加とほぼ同じように作用し、即ち成功裏にHBCの形成を抑止して1,1,3−トリクロロプロペン選択率を向上させると考えられる。
而して、本発明の他の態様は、FeCl及び水の源物質を含み、共触媒として1種類以上の水和金属ハロゲン化物を含む触媒混合物を用いて、HCC−250fbを脱塩化水素化して1,1,3−トリクロロプロペンを製造する方法に関する。
幾つかの態様においては、水和金属ハロゲン化物共触媒はBaCl・2HOを含む。本出願人らは、CrCl・6HO、CuCl・2HO、FeCl・4HO、FeCl・6HO、MnCl・6HO、NiCl・6HO、SnCl・2HO、CoBr・6HO、VI・6HO、又はこれらの混合物のような任意の水和金属ハロゲン化物が本発明において有用であり、触媒としてFeClを用いるHCC−250fbの脱塩化水素化のための共触媒/水の源として用いることができると考える。
幾つかの態様においては、HCC−250fbに対するFeClの重量比は0ppmより高く10,000ppmまでであり、HCC−250fbに対するBaCl・2HOの重量比は0%より高く10%までである。
幾つかの態様においては、HCC−250fbに対するFeClの重量比は100ppm〜2000ppmであり、HCC−250fbに対するBaCl・2HOの重量比は0.1%〜5%である。
本発明の任意の特定の形態及び/又は態様に関して本明細書に記載する任意の特徴を、組合せの適合性を確保するために適当な場合には修正を加えて、本明細書に記載する本発明の任意の他の形態及び/又は態様の1以上の任意の他の特徴と組み合わせることができることは、本発明が関係する技術の当業者によって認識される。かかる組合せは本開示によって意図される本発明の一部であるとみなされる。
上記の一般的な記載及び以下の詳細な記載は両方とも例示及び例証のみのものであり、特許請求される発明を制限するものではないことを理解すべきである。他の態様は、本明細書に開示する発明の詳細及び実施を考察することによって当業者に明らかになるであろう。
上記に記載したように、HO及び/又は1種類以上の水和金属ハロゲン化物共触媒から選択される水の源物質を、主触媒としてFeClを用いるHCC−250fbの脱塩化水素化プロセスに加えることによって、望ましくないHBCの形成を抑止して1,1,3−トリクロロプロペン選択率を大きく向上させることができることが見出され、これはプロセスの廃棄物を減少させ、粗生成物のその後の分離を簡単にし、したがって製造コストを減少させるのに有益である可能性がある。
脱塩化水素化反応は、好ましくは、約20モル%以上、好ましくは約40モル%以上、更により好ましくは約50モル%以上のHCC−250fb転化率、及び少なくとも約50モル%又はそれ以上、好ましくは少なくとも約70モル%又はそれ以上、より好ましくは少なくとも約95モル%又はそれ以上の所望の1,1,3−トリクロロプロペン生成物の選択率を達成する条件下で行う。選択率は、形成された生成物のモル数を消費した反応物質のモル数で割ることによって算出される。
脱塩化水素化反応のために有用な反応温度は、約50℃〜約300℃の範囲であってよい。好ましい温度は約70℃〜約150℃の範囲であってよく、より好ましい温度は約100℃〜約125℃の範囲であってよい。1つの特に好ましい反応温度は約120℃である。反応は、大気圧、大気圧以上の圧力、又は真空下で行うことができる。真空圧は約0torr〜約760torrであってよい。反応物質出発材料と触媒混合物との接触時間は、約1〜10時間、好ましくは約2〜8時間、より好ましくは約4時間の範囲であってよいが、より長い時間又はより短い時間を用いることができる。
下表は、本発明の一態様にしたがって行った試験の結果を示す。
Figure 2016511764
他の態様においては、HCC−250fbのための脱塩化水素化触媒として水和金属ハロゲン化物のBaCl・2HOを試験したところ、120℃、8時間の滞留時間、及び2.3%のBaCl・2HO/250fb重量比の反応条件下において、6.5モル%の250fb転化率しか達成されなかった。反応生成物中にHBCは検出されなかったが、1,1,3−トリクロロプロペンの収率は低かった。
更なる研究によって、FeClとBaCl・2HOの組合せは、1,1,3−トリクロロプロペンへの選択率及びHBCの形成の減少の両方に対してプラスの効果を有していたことが示された。HCC−250fb及びFeClの混合物にBaCl・2HOを加えると、HBCへの選択率が減少し、1,1,3−トリクロロプロペンへの選択率が大きく増加した。これらの結果によって、FeClとBaCl・2HOの混合物を、HCC−250fbの脱塩化水素化においてHBCの形成を制御するための有効な触媒として用いることができることが立証された。他の水和金属ハロゲン化物化合物は同等の効果を与えると予測される。
BaCl・2HOとFeClの混合物は、HCC−250fbを脱塩化水素化して1,1,3−トリクロロプロペンを生成させるための触媒として用いることができ、これによってHBCへの選択率を減少させて1,1,3−トリクロロプロペンへの選択率を向上させることができる。HBCは所望の生成物に転化させることができないので、この新しい触媒混合物はプロセス廃棄物を減少させ、粗生成物のその後の分離を簡単にし、したがって全製造コストを減少させるのに有益である。
以下の実施例は本発明の種々の態様に関する更なる詳細を与える。
実施例1:
磁気撹拌子及び全凝縮器を取り付けた500mLのガラスフラスコ(反応器)に、150.8gのHCC−250fb(Vulcan、99.9重量%)、及び0.113gのFeClを充填した。反応器を撹拌し、油浴を用いて120±2℃に加熱した。4時間後、反応器を油浴から取り出し、室温に冷却した。次に、反応器中の混合物を濾過し、脱イオン(DI)水で洗浄し、MgSOで乾燥した。GC分析によると、反応混合物は、81.1重量%の1,1,3−トリクロロプロペン、3.7重量%のHCC−250fb、及び15.2重量%のHBCを含んでおり、これは96.8モル%のHCC−250fb転化率、91.4モル%の1,1,3−トリクロロプロペン選択率、及び8.6モル%のHBC選択率を示した。
実施例2:
100.6gのHCC−250fb(Vulcan、99.9重量%)及び0.35gのDI−HOを反応器中に充填して、実施例1に記載したものと同じ反応条件及び手順にしたがった。GC分析によると、反応混合物は、0.5重量%の1,1,3−トリクロロプロペン、及び99.5重量%のHCC−250fbを含んでおり、HBCは検出されず、これは0.6モル%のHCC−250fb転化率、及び100モル%の1,1,3−トリクロロプロペン選択率を示した。
実施例3:
実施例1に記載したものと同じ装置に、100.3gのHCC−250fb(Vulcan、99.9重量%)、0.076gのFeCl、及び0.11gのDI−HOを充填した。実施例1と同じ反応条件及び手順にしたがった。GC分析によると、反応混合物は80.8重量%の1,1,3−トリクロロプロペン、13.1重量%のHCC−250fb、及び6.1重量%のHBCを含んでおり、これは88.9モル%のHCC−250fb転化率、96.4モル%の1,1,3−トリクロロプロペン選択率、及び3.6モル%のHBC選択率を示した。
実施例4:
100.2gのHCC−250fb(Vulcan、99.9重量%)、0.08gのFeCl、及び0.36gのDI−HOを反応器中に充填し、実施例1に記載のものと同じ反応条件及び手順にしたがった。GC分析によると、反応混合物は、28.8重量%の1,1,3−トリクロロプロペン、71.2重量%のHCC−250fbを含んでおり、HBCは検出されず、これは33.6モル%のHCC−250fb転化率、及び100モル%の1,1,3−トリクロロプロペン選択率を示した。
実施例5:
100.7gのHCC−250fb(Vulcan、99.9重量%)、0.075gのFeCl、及び0.3gのDI−HOを反応器中に充填し、実施例1に記載したものと同じ反応条件及び手順にしたがった。GC分析によると、反応混合物は、50.8重量%の1,1,3−トリクロロプロペン、48.6重量%のHCC−250fb、及び0.5重量%のHBCを含んでおり、これは56.8モル%のHCC−250fb転化率、99.5モル%の1,1,3−トリクロロプロペン選択率、及び0.5モル%のHBC選択率を示した。
実施例6:
実施例1に記載したものと同じ装置に、150.5gのHCC−250fb(Vulcan、99.9重量%)及び3.5gのBaCl・2HOを充填した。実施例1と同じ反応条件及び手順にしたがった。GC分析によると、反応混合物は、5.2重量%の1,1,3−トリクロロプロペン、及び94.8重量%のHCC−250fbを含んでおり、HBCは検出されず、これは6.5モル%のHCC−250fb転化率、及び100モル%の1,1,3−トリクロロプロペン選択率を示した。
実施例7:
150.5gのHCC−250fb(Vulcan、99.9重量%)、0.117gのFeCl、及び0.88gのBaCl・2HOを反応器中に充填し、実施例1に記載したものと同じ反応条件及び手順にしたがった。GC分析によると、反応混合物は、77.9重量%の1,1,3−トリクロロプロペン、15.7重量%のHCC−250fb、及び6.3重量%のHBCを含んでおり、これは86.6モル%のHCC−250fb転化率、96.1モル%の1,1,3−トリクロロプロペン選択率、及び3.9モル%のHBC選択率を示した。
実施例8:
150.1gのHCC−250fb(Vulcan、99.9重量%)、0.112gのFeCl、及び3.5gのBaCl・2HOを反応器中に充填し、実施例1に記載のものと同じ反応条件及び手順にしたがった。GC分析によると、反応混合物は、38.9重量%の1,1,3−トリクロロプロペン、47.3重量%のHCC−250fb、及び0.02重量%のHBCを含んでおり、これは50.7モル%のHCC−250fb転化率、99.9モル%の1,1,3−トリクロロプロペン選択率、及び0.03モル%のHBC選択率を示した。
本明細書において用いる単数形の「a」、「an」、及び「the」は、記載が他に明確に示していない限りにおいて、複数のものを包含する。更に、量、濃度、又は他の値若しくはパラメーターを、範囲、好ましい範囲、又はより高い好ましい値とより低い好ましい値のリストのいずれかとして与える場合には、これは、範囲が別々に開示されているかどうかにかかわらず、任意のより高い範囲限界又は好ましい値と、任意のより低い範囲限界又は好ましい値の任意の対から形成される全ての範囲を具体的に開示すると理解すべきである。明細書において数値の範囲が示されている場合には、他に示されていない限りにおいて、この範囲はその端点及びこの範囲内の全ての整数及び小数を含むと意図される。本発明の範囲を、範囲を規定する際に示される具体的な値に限定することは意図しない。
上記の記載は本発明の例示のみのものであると理解すべきである。種々の代替及び修正は、本発明から逸脱することなく当業者によって想到しうる。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲内の全てのかかる代替、修正、及び変更を包含すると意図される。

Claims (10)

  1. 水の源物質を系中に加えて、1,1,3−トリクロロプロペン選択率を向上させ、且つペンタクロロシクロヘキセン及び/又はヘキサクロロシクロヘキサンのような高沸点化合物の形成を抑止する、鉄ハロゲン化物を含む触媒又は触媒混合物を用いてHCC−250fbを接触脱塩化水素化して1,1,3−トリクロロプロペンを製造する方法。
  2. 水の源物質がHOを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 鉄ハロゲン化物化合物がFeCl及びFeClなどの塩化物化合物を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 系中に加えるHCC−250fbに対するHOの重量比が0重量%より大きく5重量%までの範囲であってよい、請求項2に記載の方法。
  5. 水の源物質が1種類以上の水和金属ハロゲン化物を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 水和金属ハロゲン化物が、BaCl・2HO、CrCl・6HO、CuCl・2HO、FeCl・4HO、FeCl・6HO、MnCl・6HO、NiCl・6HO、SnCl・2HO、CoBr・6HO、VI・6HO、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
  7. 水和金属ハロゲン化物がBaCl・2HOを含み、鉄ハロゲン化物がFeClを含む、請求項5に記載の方法。
  8. HCC−250fbに対するFeClの重量比が0より大きく10,000ppmまでであり、HCC−250fbに対するBaCl・2HOの重量比が0より大きく10%までである、請求項7に記載の方法。
  9. HCC−250fbに対するFeClの重量比が100〜2000ppmであり、HCC−250fbに対するBaCl・2HOの重量比が0.1%〜5%である、請求項7に記載の方法。
  10. 脱塩化水素化反応を、少なくとも約80%又はそれ以上の出発材料のHCC−250fbの転化率が達成される条件下で行う、請求項1に記載の方法。
JP2015558192A 2013-02-19 2014-02-18 1,1,1,3−テトラクロロプロパンを1,1,3−トリクロロプロペンへ脱塩化水素化する方法 Ceased JP2016511764A (ja)

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