JP2016511434A - パイロット評価システム - Google Patents

Abstract

航空機を操縦することにおける技量を評価するための方法及び装置が提供される。一群の操縦が評価される任意の数の乗組員による航空機の操縦の間、航空機の任意の数の乗組員によって実行される一群の操縦の技量を評価するための情報は、ディスプレイシステム上に表示される。任意の数の乗組員による一群の操縦の技量を評価するユーザ入力は、入力システムを介して受け付けられる。ユーザ入力は記憶される。ユーザ入力を使用して任意の数の乗組員によって実行される一群の操縦の技量に関する報告書が生成される。【選択図】図１

Description

本開示は広く言えば航空機に関し、特に、航空機を操縦することに関する。さらに具体的には、本開示は、航空機の飛行における操縦の技量を評価するための方法及び装置に関する。

パイロットは、航空機を飛行するための知識及び経験を得るために飛行訓練を経験する。訓練は、教室での訓練、シミュレータでの訓練、及び実際の飛行経験を含み得る。訓練の一環として、航空機の操縦において種々の操作を行うことにおけるパイロットの習熟度のレベルを評価するために試験が行われる。

試験は様々な形態をとる。例えば、知識の試験及び実践的な試験が行われ得る。知識の試験は筆記試験とも呼ばれ、航空機の操縦の種々の側面についてのパイロットの知識を試験する。

実践的な試験は、航空機の飛行においてパイロットに同伴する指導者を伴う。この飛行は、シミュレータ、実際の航空機、又はその両方において実行され得る。

訓練の後でさえ、パイロットの評価はまた周期的に行われ得る。例えば、飛行再審査は、米国連邦航空局（ＦＡＡ）によって発行された許可証を有するパイロットに対して行われ得る。飛行再審査は、様々な規則及び規制に合致するやり方で、航空機を操縦することにおけるパイロットの習熟度を評価するために実行され得る。

現在、パイロットの評価を行うことにおいて、評価者は、パイロットの能力を評価するための紙ベースのプロセスを使用する。このプロセスにおいて使用される書式は、航空機を操縦するパイロットの実演を見た後で、評価を行う人によって記入され得る。

紙の書面を使用すると、誤った又は期限切れの書式を使用することによって、評価者が無効な評価を行うことがある。結果として、パイロットの実演を観察し、かつ適正な書式を用いた適正な評価を行うために、そのパイロットの別のセッションが必要とされる。この状況によって、望まれる以上にパイロットの評価を実行するための時間及び費用がかかることになる。更に、紙の書式はまた、使用することが困難であり、高価で、誤りが起き易く、かついたずらに時間を消費する。

それ故、少なくとも上述の問題点のいくつかに加え、起こり得る他の問題点も考慮に入れた、方法及び装置を有することが望ましい。

例示的な一実施形態において、装置は、ディスプレイシステム、入力システム、及び飛行評価器（ａ ｆｌｉｇｈｔ ａｓｓｅｓｓｏｒ）を備える。飛行評価器は、一群の操縦が評価される任意の数の乗組員による航空機の操縦の間に、航空機の任意の数の乗組員によって実行される一群の操縦の技量を評価するための情報を、ディスプレイシステム上に表示するように設定されている。飛行評価器は更に、任意の数の乗組員による一群の操縦の技量を評価するユーザ入力を、入力システムを介して受け付けるように設定されている。

別の例示的な実施形態において、航空機を操縦することにおける技量を評価するための方法が提供される。一群の操縦が評価される任意の数の乗組員による航空機の操縦の間に、航空機の任意の数の乗組員によって実行される一群の操縦の技量を評価するための情報が、ディスプレイシステム上に表示される。任意の数の乗組員による一群の操縦の技量を評価するユーザ入力は、入力システムを介して受け付けられる。ユーザ入力は記憶される。ユーザ入力を使用して、任意の数の乗組員によって実行される一群の操縦の技量についての報告書が生成される。

更に別の例示的な実施形態において、飛行評価システムは、評価管理器及び飛行評価器を備える。評価管理器は、任意の数の乗組員によって実行された一群の操縦の技量を評価するための情報を特定するように設定されている。飛行評価器は、評価管理器からの情報を受け付け、一群の操縦が評価される任意の数の乗組員による航空機の操縦の間に、航空機の任意の数の乗組員によって実行される一群の操縦の技量を評価するための情報を、ディスプレイシステム上に表示するとともに、任意の数の乗組員による一群の操縦の技量を評価するユーザ入力を、入力システムを介して受け付けるように設定される。

特徴及び機能は、本開示の様々な実施形態で独立に実現することが可能であるか、以下の説明及び図面を参照してさらなる詳細が理解され得る、更に別の実施形態で組み合わせることが可能である。

例示的な実施形態の特徴と考えられる新規の機能は、添付の特許請求の範囲において明記される。しかしながら、例示的な実施形態と、好ましい使用モードと、更にはその目的及び特徴とは、添付図面を参照して本開示の例示的な実施形態の後述の詳細な説明を読むことにより最もよく理解されるであろう。

例示的な一実施形態による、評価環境のブロック図である。 例示的な一実施形態による、飛行評価システムの図である。 例示的な一実施形態による、人員データベースの図である。 例示的な一実施形態による、評価データベースの図である。 例示的な一実施形態による、航空機の操縦における乗組員の能力を評価するためのプロセスの高レベルの流れ図である。 例示的な一実施形態による、任意の数の乗組員の評価を実行するためのグラフィカルユーザインターフェースを表示するためのプロセスの流れ図である。 例示的な一実施形態による、書式をアップデートするためのプロセスの流れ図である。 例示的な一実施形態による、アップデートされた書式を表示するためのプロセスの流れ図である。 例示的な一実施形態による、任務選択画面の図である。 例示的な一実施形態による、試験画面の図である。 例示的な一実施形態による、人員画面の図である。 例示的な一実施形態による、情報画面の図である。 例示的な一実施形態による、報告書画面の図である。 例示的な一実施形態による、操縦評価画面の図である。 例示的な一実施形態による、コメント画面の図である。 例示的な一実施形態による、署名画面の図である。 例示的な一実施形態による、要約画面の図である。 例示的な一実施形態による、グラフィカルユーザインターフェースにおいて表示され得る別の画面の図である。 例示的な一実施形態による、履歴画面の図である。 例示的な一実施形態による、評価画面の図である。 例示的な一実施形態による、データ構造の図である。 例示的な一実施形態による、データ処理システムのブロック図である。

例示的な実施形態は、１以上の種々の検討事項を認識して考慮する。例えば、例示的な実施形態は、面倒であることに加えて、時間がかかり、かつ瑕疵が起きやすい、パイロットの評価を行うために現在使用されている書式は、それらをコンピュータなどの装置において使用されるための電子書式に置き代えることによって、より効率的に成り得ることを認識して考慮する。

それらの実施形態はまた、電子書式を使用する場合でさえも、パイロットの技量を評価するための現在のプロセスは未だ、望ましいものよりも面倒であり得ることを認識して考慮する。例えば、例示的な実施形態は、現在使われている書式が、パイロットの技量の評価を行う場合に、階級付けの標準化において望ましいレベルを提供しないことを認識して考慮する。

別の例として、例示的な実施形態は、現在使われている書式が、パイロットの技量を評価することよりもむしろデータ入力に対して最適化されていることを認識して考慮する。現在使われている書式では、評価者は、複数のセクション間で飛躍することが要求され得る。この状況は、階級付けの間に項目を喪失することをもたらし得、かつ階級付けにおいて誤りを起こすことをもたらし得る。更に、現在使用されているプロセスでは、物理的な書式が提出されて、使用のためのシステムの中へ入力される。

例示的な実施形態は、航空機を操縦する任意の数の乗組員の技量を評価するための方法及び装置を提供する。これらの例示的な実施形態において、装置は、ディスプレイシステム、入力システム、及び飛行評価器（ａ ｆｌｉｇｈｔ ａｓｓｅｓｓｏｒ）を備える。飛行評価器は、一群の操縦が評価される任意の数の乗組員による航空機の操縦の間に、航空機の任意の数の乗組員によって実行される一群の操縦の技量を評価するための情報を、ディスプレイシステムに表示するように設定されている。飛行評価器は、任意の数の乗組員による一群の操縦の技量を評価するユーザ入力を、入力システムを介して受け付ける。

これらの例示的な例において、項目に関する「任意の数の」又は「一群の」の使用は、１以上の項目を意味する。例えば、任意の数の乗組員は、１以上の乗組員である。更に別の例において、一群の操縦は１以上の操縦である。

今度は、図面、特に図１を参照すると、例示的な一実施形態による、評価環境のブロック図が描かれている。この例示的な例において、評価環境１００の中において、評価者１０２は、航空機１０８を操縦する任意の数の乗組員１０６の評価を実行する。

描かれているように、評価１０４は、航空機１０８を操縦している間に、任意の数の乗組員１０６によって実行される一群の操縦１１０に対して、評価者１０２によって行われ得る。任意の数の乗組員１０６によって実行される一群の操縦１１０は、航空機１０８が任意の数の種々の状態にある場合に実行される操縦を含み得る。例えば、一群の操縦は、航空機１０８が、地上での静止、地上での移動、離陸、着陸、水平飛行、及び他の状態のうちの少なくとも１つにある場合に実行され得る。

本明細書の中において使用されるように、「少なくとも１つ」というフレーズは、項目の列挙に関連して使用される場合、列挙された項目の１以上の種々の組み合わせが使用され得ることと、列挙の中の各々の項目の１つだけが必要とされ得ることを意味する。例えば、「項目Ａ、項目Ｂ、及び項目Ｃのうちの少なくとも１つ」は、例えば、限定しないが、「項目Ａ」、又は「項目Ａと項目Ｂ」を含む。この例は、「項目Ａと項目Ｂと項目Ｃ」、又は「項目Ｂと項目Ｃ」も含む。他の例として、「〜のうちの少なくとも１つ」は、例えば、限定しないが、「２個の項目Ａと１個の項目Ｂと１０個の項目Ｃ」、「４個の項目Ｂと７個の項目Ｃ」、並びに他の適切な組み合わせを含む。

評価者１０２は、一群の操縦１１０を実行する任意の数の乗組員１０６を観察することを通じて、評価１０４を実行する。これらの例示的な例において、評価者１０２は、飛行評価システム１１２を使用して、任意の数の乗組員１０６の評価１０４を実行する。描かれているように、飛行評価システム１１２は、ハードウェアシステムであり、ソフトウェアを含み得る。

描かれているように、飛行評価システム１１２は、航空機１０８の操縦の間において任意の数の乗組員１０６が一群の操縦１１０を実行する間に、評価者１０２に対して情報１１４を表示し得る。この情報の表示は、航空機１０８が１以上の種々の状態にある場合に生じ得る。情報１１４の表示は、任意の数の乗組員１０６の技量の評価１０４を行うために、評価者１０２によって使用され得る。

特に、情報１１４は、評価１０４が、評価者１０２によって望ましいやり方で実行され得るようになっている。例えば、情報１１４は、評価１０４が、評価が実行され得る他の乗組員と同様に、任意の数の乗組員１０６に対して標準化されるように、選択され得る。

今度は図２を参照すると、例示的な一実施形態による、飛行評価システムの図が描かれている。この図面において、飛行評価システム１１２に対する１つの実施態様の例が示されている。

この例示的な例において、飛行評価システム１１２は、任意の数の種々の構成要素を含む。描かれているように、飛行評価システム１１２は、飛行評価器２００及びコンピュータシステム２０２を含む。

描かれているように、飛行評価器２００は、図１の評価者１０２によって使用される構成要素である。飛行評価器２００は、評価者１０２が操縦１１０を実行している乗組員１０６の評価１０４を実行する時間の間、航空機１０８の中に配置され得る。これらの種々の例示的な例において、飛行評価器２００は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせにおいて実施され得る。ソフトウェアが使用される場合、飛行評価システム１１２によって実行される動作は、プロセッサユニット上で実行されるように設定されたプログラムコードで実施され得る。ファームウェアが使用される場合、飛行評価システム１１２によって実行される動作は、プロセッサユニット上で実行されるように、プログラムコード及びデータで実施され得、固定記憶域に保存され得る。ハードウェアが採用される場合、ハードウェアは、飛行評価器２００内で動作を実行するように働く回路を含むことができる。

これらの例示的な例において、ハードウェアは、回路システム、集積回路、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、プログラマブル論理デバイス、又は任意の数の動作を実行するように設定された他の適切なタイプのハードウェアの形態をとることができる。プログラマブル論理装置では、装置は、任意の数の動作を実行するように設定される。装置は、任意の数の動作を実行するように恒久的に設定されることも、後で再設定されることもできる。プログラマブル論理デバイスの例として、例えばプログラマブル論理アレイ、プログラマブルアレイ論理、フィールドプログラマブル論理アレイ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、及び他の適切なハードウェアデバイスが挙げられる。加えて、これらのプロセスは無機的な構成要素と統合された有機的な構成要素内で実装され得るし、これらのプロセスは、人間以外の有機的な構成要素で全体的に構成されてよい。たとえば、これらのプロセスは有機半導体の回路として実施可能である。

例示的な一例において、飛行評価器２００は、データ処理システム２０４の中に実装され得る。データ処理システム２０４は、任意の数の種々のやり方によって実装され得る。例示的な一例において、データ処理システム２０４は、携帯型データ処理システムであり得る。このようにして、評価者１０２は、データ処理システム２０４を航空機１０８上に運び込むことができる。例えば、データ処理システム２０４は、タブレットコンピュータ、携帯電話、ラップトップコンピュータ、電子飛行バッグ（ＥＦＢ）として実装され得るし、他の何らかの適切な形態において実装され得る。

描かれているように、飛行評価器２００は、この例示的な例において、航空機１０８の任意の数の乗組員１０６によって実行される一群の操縦１１０の技量を評価するための情報１１４を、ディスプレイシステム２０６上に表示するように設定されている。特に、情報１１４は、ディスプレイシステム２０６上のグラフィカルユーザインターフェース２０７上に表示され得る。

ディスプレイシステム２０６は、ハードウェアシステムであり、１以上のディスプレイ装置を含む。例えば、ディスプレイシステム２０６は、液晶ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、プラズマディスプレイ、及び他の適切なタイプのディスプレイ装置のうちの少なくとも１つを含み得る。

評価者１０２は、ディスプレイシステム２０６上のグラフィカルユーザインターフェース２０７上に表示された情報１１４を見ながら、評価１０４を実行し得る。更に、評価１０４の実行において、評価者１０２は、入力システム２１０を介してユーザ入力２０８を飛行評価器２００に入力し得る。入力システム２１０は、ハードウェアシステムであり、１以上の入力装置を含む。例えば、入力システム２１０は、マウス、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、ボタン、タッチスクリーン、及び他の適切なタイプの装置のうちの少なくとも１つを含み得る。

例示的な一例において、ディスプレイシステム２０６及び入力システム２１０は、互いに一体化され得る。例えば、ディスプレイシステム２０６及び入力システム２１０は、データ処理システム２０４の中のタッチスクリーンの形態をとり得る。

情報１１４は、評価１０４が実行される前に、飛行評価器２００へ送られ得る。別の例において、情報１１４に対するアップデートは、評価１０４が実行されるのに先立って、又は評価１０４が実行される際に、飛行評価器２００によって受け付けられ得る。情報１１４は、例示的な一例において、コンピュータシステム２０２内の評価管理器２１５から受け付けられ得る。描かれているように、情報１１４は、通信リンク２１１を介して送られ得る。これらの例示的な例において、通信リンク２１１は、無線通信リンクである。

この例示的な例において、コンピュータシステム２０２は、１以上のコンピュータである。コンピュータシステム２０２内に２以上のコンピュータが存在する場合、これらのコンピュータは、ネットワークなどの通信媒体を使用して相互通信し得る。

コンピュータシステム２０２内の評価管理器２１５は、情報１１４としての乗組員情報２１２及び試験情報２１４を特定し得る。乗組員情報２１２は、人員データベース２１６を使用して、コンピュータシステム２０２によって特定され得る。試験情報２１４は、評価データベース２１８を使用して、評価管理器２１５によって特定され得る。この例示的な例において、乗組員情報２１２は、評価１０４が行われる任意の数の乗組員１０６についての情報である。

評価管理器２１５は、通信リンク２１１を使用して飛行評価器２００に情報１１４を送るように設定されている。これらの例示的な例において、評価管理器２１５は、リクエスト、プッシュ型情報１１４、又はそれらの何らかの組み合わせに応答して、情報を送り得る。情報１１４が飛行評価器２００からのリクエストなしにプッシュされる場合、情報１１４は、人員データベース２１６及び評価データベース２１８のうちの少なくとも１つにおいてアップデートが生じる場合に、送られ得る。このような場合、評価１０４を実行するために飛行評価器２００によるアップデートが必要とされ得る。

描かれているように、試験情報２１４は、評価者１０２によって評価される一群の操縦１１０を特定するために使用される情報である。付加的に、試験情報２１４はまた、評価１０４が行われるべき基準を含み得る。

これらの例示的な例において、試験情報２１４は、任意の数の種々の要因に基づき得る。これらの例示的な例において、試験情報２１４は、航空機のタイプ、航空路線、航空機のメーカー、国、及び他の適切な情報のうちの少なくとも１つに基づき得る。

試験情報２１４を用いることで、他の乗組員に対して行われる評価と比較して、評価１０４は、一定の基準に基づいて任意の数の乗組員１０６に対して実行され得る。言い換えると、試験情報２１４は、評価１０４を標準化し、評価１０４における過誤を低減するやり方で、評価１０４をより客観的に生成するために使用され得る。

評価１０４が完了すると、報告書２２０が、飛行評価器２００によって生成され得る。描かれている例において、報告書２２０は電子報告書である。付加的に、報告書２２０は、評価者１０２及び任意の数の乗組員１０６のうちの少なくとも１人によって署名され得る。

飛行評価器２００は、通信リンク２１１を介してコンピュータシステム２０２に報告書２２０を送る。その後、報告書２２０は、エンティティー２２４で使用されるために送られ得る。例えば、エンティティー２２４は、航空会社、訓練施設、連邦政府関係機関、パイロットユニオン、又は他の何らかの適切なエンティティーであり得る。これらの例示的な例において、報告書２２０はまた、任意の数の乗組員１０６に対する試験の履歴を提供するために、乗組員情報２１２をアップデートするために使用され得る。

このようにして、飛行評価システム１１２、特に飛行評価器２００を使用して、評価者１０２は、航空機１０８の動作の間に、任意の数の乗組員１０６が一群の操縦１１０を実行する間に、リアルタイムで任意の数の乗組員１０６の評価１０４を実行し得る。更に、飛行評価器２００による情報１１４の表示は、任意の数の乗組員１０６の評価１０４を生成することにおいて、任意の数の乗組員１０６の望ましい評価を可能にし得る。例えば、評価１０４は、ガイドライン、階級付け尺度、指示命令、及び適切なタイプの情報のうちの少なくとも１つを使用して行われ得る。

今度は図３を参照すると、例示的な一実施形態による、人員データベースが描かれている。描かれているように、人員データベース２１６に対する１つの実施態様が示されている。

この例示的な例において、人員データベース２１６は、人員情報３００を含む。描かれているように、人員記録３０２内の人員情報３００は、名前３０４、組織３０６、肩書３０８、装備３１０、及び履歴３１２を含む。

名前３０４は、乗組員の名前である。例えば、組織３０６は、乗組員を採用する航空会社であり得る。肩書３０８は、組織内における乗組員の肩書である。例えば、肩書は、操縦士、副操縦士、又は他の何らかの適切な肩書であり得る。例えば、装備３１０は、その人が操縦する航空機のタイプであり得る。

履歴３１２は、人に対する以前の評価を含み得る。例えば、履歴３１２は、スコア、コメント、及び以前の評価からの他の情報を含み得る。

今度は図４を参照すると、例示的な一実施形態による、評価データベースの図が描かれている。この図面の中において、評価データベース２１８に対する１つの実施態様の例が示されている。

描かれているように、評価データベース２１８は、試験情報２１４を生成することにおいて使用されるための情報を含む。例えば、評価データベース２１８は、それに対して評価が行われるべきイベント４００を含み得る。イベント４００の選択は、航空機のタイプ４０２及び組織４０４のうちの少なくとも１つに基づき得る。

イベント４００内の１つのイベントは、それに対して評価１０４が行われるべき出来事又はハプニングであり、それは様々な形態をとり得る。例えば、イベントは、飛行前のチェック、エンジン開始、ゲートからの移動、地上走行、離陸、範囲、下降、着陸、エンジン停止、及び他の適切なイベントのうちの少なくとも１つから選ばれ得る。他のイベントはまた、乱流に対する遭遇、乱流警告の受け付け、再経路指定の指示命令の受け付け、エンジンの望ましくない動作、及び航空機１０８の操縦の間に生じ得る他の適切なタイプのイベントを含む。

例えば、航空機のタイプ４０２の中の１つの航空機のタイプは、民間航空機、軍事用航空機、又は他の何らかの適切なタイプの航空機であり得る。更に、航空機４０２のタイプはまた、航空機の製造業者及びモデルに基づき得る。ある場合において、航空機のタイプは、更により具体的であり得、航空機に対するアカウント番号に基づき得る。

描かれているように、組織４０４は、任意の数の種々の形態をとり得る。例えば、組織４０４は、航空会社、訓練施設、政府機関、又は他の何らかの適切なタイプの組織のうちの少なくとも１つを含み得る。

イベント４００からの１つのイベントの選択、航空機のタイプ４０２からの１つの航空機のタイプの選択、及び組織４０４からの１つの組織の選択の少なくとも１つに基づいて、試験情報２１４は、評価情報４０５から選択され得る。これらの例示的な例において、試験情報２１４は、一群の操縦４０６、階級付け基準４０８、指示命令４１０、及びイベント４００の中の１つのイベントに対する他の適切なタイプの情報のうちの少なくとも１つを含み得る。

一群の操縦４０６は、それに対して評価１０４が行われるべき１以上の操縦を特定する。これらの例示的な例において、操縦は、生じ得るイベントに応答して乗組員によって実行され得る動作である。

例示的な例において、階級付け基準４０８は、評価１０４に対する階級又はスコアを生成するために使用される情報を提供する。階級付け基準４０８は、同じ一群の操縦を実行し得る他の乗組員に対して、任意の数の乗組員１０６によって実行される一群の操縦１１０のより標準化されたスコア付けを提供するために、使用される。

指示命令４１０は、評価１０４を実行するために、評価者１０２に対して情報を提供し得る。例えば、指示命令４１０は、評価１０４を実行することにおいて評価者１０２がどの動作を探すべきかの指標を提供し得る。別の例として、指示命令４１０は、イベントに対する一群の操縦４０６におけるどの操縦をどの乗組員が実行しているべきかを示すことができ、他の適切な情報も示してよい。

これらの例示的な例において、評価情報４０５は、書式４１２として構造化され得る。これらの書式は、様々なフォーマットにおいて保存され得る。例えば、書式４１２は、エクステンシブルマークアップ言語（ＸＭＬ）書面、ハイパーテキストマークアップ言語（ＨＴＭＬ）書面、又は他の何らかの適切なフォーマットとして記憶され得る。

書式４１２は、航空会社、指示命令施設、又は他の何らかのエンティティーによって生成され得る。これらの書式は、評価データベース２１８の中でアップデートされ得る。その後、書式４１２に対するアップデートは、評価１０４を実行することにおいて使用されるために、図２の飛行評価器２００へ送られ得る。

書式４１２に対するアップデートは、様々な形態をとり得る。例えば、アップデートは、フォーマット、構造、内容、及び書式４１２の他の部分であり得る。

描かれているように、これらのアップデートは、評価管理器２１５によって、飛行評価器２００へ送られる。これらの変更は、例示的な一例において、情報を受け付ける飛行評価器２００からのリクエストを要求することなしに、動的に行われ得る。

評価環境１００の図解及び図１から図４における評価環境１００の種々の構成要素は、例示的な一実施形態が実施され得るやり方に対する、物理的又は構造的な制限を示唆することを意図していない。図示した構成要素に加えて又は代えて、他の構成要素を使用できる。いくつかの構成要素は不要になることもある。また、幾つかの機能的構成要素を図示するためにブロックが提示されている。例示的な一実施形態で実施される場合、１以上のこれらのブロックを、異なるブロックに統合し、分割し、又は統合して分割し得る。

例えば、飛行評価器２００は、航空機１０８上へ運び込まれるよりはむしろ、航空機１０８上のコンピュータシステム内に実装され得る。これらの例示的な例において、飛行評価器２００は、通信リンク２１１を介して航空機１０８へ送信されるソフトウェアの形態をとり得る。

今度は図５を参照すると、例示的な一実施形態による、航空機の操縦における乗組員の技量を評価するためのプロセスの高レベルの流れ図が、描かれている。図５において示されている種々の動作は、図２の中の飛行評価器２００を使用して実施され得る動作の例である。

このプロセスは、任意の数の航空機の乗組員によって実行される一群の操縦の技量を評価するための情報を、ディスプレイシステム上に表示することによって開始する（動作５００）。この例示的な例において、情報は、一群の操縦が評価される、任意の数の乗組員による航空機の操縦の間に表示される。

任意の数の乗組員による一群の操縦の技量を評価する入力が、入力システムを介して受け付けられる（動作５０２）。その後、報告書が、航空機の任意の数の乗組員によって実行される一群の操縦の技量に基づいて生成される（動作５０４）。その後、プロセスは終了する。

今度は図６を参照すると、例示的な一実施形態による、任意の数の乗組員の評価を実行するためのグラフィカルユーザインターフェースを表示するためのプロセスの流れ図が描かれている。この例において示される種々の動作は、図２の飛行評価器２００によって、ディスプレイシステム２０６内のグラフィカルユーザインターフェース２０７に表示され得る。

プロセスは、グラフィカルユーザインターフェースに評価選択画面を表示することによって開始する（動作６００）。この画面は、グラフィカルユーザインターフェース内に表示される場合、評価者の１以上の種々の評価を可能にする。これらの種々の選択は、任意の数の乗組員に対する評価を実行するために使用され得る。評価は、シミュレータ、実際の航空機、又はそれらの何らかの組み合わせにおいて実行され得る。言い換えると、１つの評価は、別の評価が航空機それ自身内で実行され得る間に、その航空機に対するシミュレータ内で実行され得る。

その後、プロセスは、任意の数の評価を選択するユーザ入力を受け付ける（動作６０２）。任意の数の評価から１つの評価が選択される（動作６０４）。

実行されるべき評価のタイプを示す評価画面が、グラフィカルユーザインターフェースに表示される（動作６０６）。評価を示す情報が受け付けられる（動作６０８）。評価が航空機内で実行される場合、情報は、スケジュール、ラインチェックのタイプ、及び他の適切な情報を含み得る。スケジュールは、特定の飛行であり得、それは飛行される航空機のタイプを特定するために使用され得る。評価がシミュレータを使用して実行される場合、情報は、航空機、日付、場所、及び他の適切な情報の特定を含み得る。

その後、プロセスは、グラフィカルユーザインターフェースに人員画面を表示する（動作６１０）。その後、プロセスは、人員画面を介して乗組員及び評価者についての情報を受け付ける（動作６１２）。次に、プロセスは、グラフィカルユーザインターフェースに情報画面を表示する（動作６１４）。動作６１４において、情報画面は、人員データベース２１６からの情報を表示するように設定されている。この画面は、例えば、評価のための人員、日付、及び評価のために評価されている人員についての他の情報などの情報を示し得る。

補助者、着陸方法、パイロットのモニタリング、及び他の適切な情報を特定するユーザ入力が、受け付けられる（動作６１６）。動作６１６における情報の入力は、評価されている一人の人又は複数の人を特定するために使用される。

報告書画面がグラフィカルユーザインターフェースに表示される（動作６１８）。報告書画面は、評価のための任務を選択する能力を提供する。各々の任務に対して、一群の操縦が任務を完了するために実行される。評価は、１つの任務又は複数の任務が１以上の乗組員によって実行されるやり方の評価であり得る。これらの例示的な例において、特定の実施によっては、評価は、１つの任務又は複数の任務に対して実行され得る。それらの任務が互いに十分に関連すると考えられる場合、評価は、複数の任務に対して行われ得る。他の場合において、評価は、エンティティーによる評価を実行するための書式のデザインに基づいて、複数の任務に対して行われ得る。評価に対する任務の選択は、この動作において実行され得る。

評価の階級及び手順の区別が受け付けられる（動作６２０）。動作６２０において、実行される操縦についての情報が受け付けられる。例えば、情報は、パイロットの技量に対して入力される階級の表示がまたこの動作において受け付けられ得るのと同様に、パイロットによって実行される手順を含み得る。次に、操縦評価画面が、グラフィカルユーザインターフェースに表示される（動作６２２）。この画面は、評価者に、任務のために実行されるべき種々の操縦に対してスコアを入力するための能力を提供する。

実行される操縦の評価を提供するユーザ入力が受け付けられる（動作６２４）。ユーザ入力は、乗組員の評価において評価された種々の操縦に対するスコアの形態をとり得る。

その後、プロセスは、グラフィカルユーザインターフェースにコメント画面を表示する（動作６２６）。コメント画面は、評価者が、乗組員の技量についての更なる情報を入力することを可能にする。その後、プロセスは、乗組員についてのコメントを受け付ける（動作６２８）。ある場合において、ユーザ入力は、乗組員についてのコメントがないかもしれない。

署名画面がグラフィカルユーザインターフェースに表示される（動作６３０）。その後、１以上の署名が、署名画面に対するユーザ入力に受け付けられる（動作６３２）。

その後、プロセスは、グラフィカルユーザインターフェースに要約画面を表示する（動作６３４）。報告書を送るためのユーザ入力が受け付けられる（動作６３６）。その後、プロセスは報告書を送る（動作６３８）。

次に、技量の評価を生成するために未だ評価されてない別の評価が存在するか否か関して、判定が行われる。別の評価が存在する場合、プロセスは、上述されたように動作６０２へ戻る。さもなければ、プロセスは終了する。

図６の中の種々の動作における情報の特定は、任意の数の種々のやり方において行われ得る。例えば、情報は、情報をフィールドに入力するユーザ入力によって特定され得る。他の例において、情報は、画面上に表示されるリストからの情報の選択を通して、特定され得る。

図示した種々の実施形態での流れ図及びブロック図は、例示的な一実施形態における装置及び方法のいくつかの可能な実施態様の構造、機能、及び動作を示している。これに関して、流れ図又はブロック図の各々のブロックは、１つの動作又はステップの１つのモジュール、セグメント、機能及び／又は部分を表わすことができる。例えば、１以上のブロックは、ハードウェア内のプログラムコードとして、又はプログラムコードとハードウェアの組合わせとして実装可能である。ハードウェア内に実装した場合、ハードウェアは、例えば、流れ図又はブロック図の中の１以上の動作を実行するように製造又は設定された集積回路の形態をとり得る。プログラムコードとハードウェアとの組み合わせとして実装される場合、この実装はファームウェアの形態を取ることがある。

次に図７を参照すると、例示的な一実施形態による、書式をアップデートするためのプロセスの流れ図が描かれている。図７において示されているプロセスは、図４の評価データベース２１８内の書式４１２をアップデートする場合に、実施され得る。特に、このプロセスは、第１の書式が使用されている間に、第１の書式を第２の書式４１２で動的に置き代えるために、図２の評価管理器２１５によって実施され得る。

プロセスは、第２の書式によって修正されるべき第１の書式を選択することによって開始する（動作７００）。第１の書式は、評価データベース２１８内の書式４１２の中の既存の書式であり得る。第２の書式は、航空会社、指示命令施設、又は他の何らかの適切なエンティティーによって生成されるアップデートされたすなわち新しい書式であり得る。

次に、プロセスは、第１の書式と第２の書式との間の差異及び類似性を識別する（動作７０２）。これらの例示的な例において、書式間の類似性は、第１の書式と第２の書式との間の同じ情報を含む。書式間の差異は、第１の書式では要求されなかったが、第２の書式で新しく要求される情報を含み得る。

識別された第１の書式と第２の書式との類似性に基づいて、その後、プロセスは、第１の書式内に入力された全てのデータを、第２の書式へ移動し（動作７０４）、その後、プロセスは終了する。動作７０４の間に、プロセスは、２つの書式間でのデータの書式設定の違いを考慮し得る。

このようにして、評価データベース２１８における１以上の書式４１２が、アップデートされる。例示的な一実施形態の使用によって、書式４１２は、書式４１２が評価者又は他のエンティティーによって使用されている間に、アップデートされた書式によって動的に置き代えられ得る。

今度は図８を参照すると、例示的な一実施形態による、アップデートされた書式を表示するためのプロセスの流れ図が描かれている。図８において示されているプロセスは、書式４１２の中の１つの書式が、図７に示されるプロセスを使用してアップデートすなわち置き代えられた場合、図２の飛行評価器２００によって実施され得る。特に、この図面において示されるプロセスは、図２のディスプレイシステム２０６内のグラフィカルユーザインターフェース２０７を使用して、飛行評価器２００によって実施され得る。

プロセスは、第１の書式からの情報を有する第２の書式を提示することによって開始する（動作８００）。これらの例示的な例において、第２の書式は、図７で説明されたプロセスによって修正されたアップデートされた書式である。第１の書式は、第２の書式によって修正された書式である。

次に、プロセスは、第１の書式と第２の書式との間の差異を表示する（動作８０２）。これらの描かれている例において、書式間の差異の表示は、任意の数の種々のやり方によって表示され得る。例えば、差異は、グラフィカルユーザインターフェース２０７内で強調され得る。

他の例示的な例において、差異のドロップダウンリストが、グラフィカルユーザインターフェース２０７で示され得る。この例において、評価者は、差異のリスト内の特定の差異を選択し得、飛行評価器２００は、評価者を、付加的な入力又は動作を要求する第２の書式内のページに案内し得る。例えば、第２の書式が第１の書式内に含まれていなかった新しいフィールドを含む場合、新しいフィールドが存在することの表示が、グラフィカルユーザインターフェース２０７上で表示される差異のリスト上に現れ得る。その後、評価者は、新しいフィールドを選択し得、飛行評価器２００は、評価者がそのフィールドによって必要とされる入力を入力し得るように、評価者を対応するフィールドにガイドし得る。

更に他の例示的な例において、アイコンがグラフィカルユーザインターフェース２０７上に提示され得る。このアイコンによって、評価者が、アイコンに対応するフィールド内に含まれる情報が第１の書式内に含まれる情報とは異なる情報であることを知ることができる。例えば、赤い旗が、第２の書式内の新しいフィールドに隣接するように、グラフィカルユーザインターフェース２０７上に表示され得る。この場合において、評価者は旗を選択し得、要求されるタイプの入力の指示命令を与えるテキストが現れ得る。

更に他の例示的な例において、書式間の差異及び類似性が、異なるタイプのテキストによって表示され得る。例えば、類似のフィールドがイタリック体で表示され、新しいすなわち異なるフィールドが太字テキストで表示され得る。無論、第１の書式と第２の書式との間の差異は、特定の実施態様に応じて、別の適切なやり方で表示され得る。

このようにして、評価者は、第１の書式と第２の書式との間の差異及び類似性を、グラフィカルユーザインターフェース２０７内で見ることができる。更に、評価者は、新しい情報が要求されるフィールドへ案内され得る。結果として、例示的な一実施形態の使用によって、評価者は、評価を完了するために最も新しい書式を受け得る。

例示的な一実施形態のある代替的な実装では、ブロックに記載された１以上の機能が、図中に記載の順序を逸脱して現れることがある。例えば、場合によっては、連続して示されている２つのブロックがほぼ同時に実行されること、又は時には含まれる機能によってはブロックが逆順に実施されることもあり得る。また、流れ図又はブロック図に描かれているブロックに加えて他のブロックが追加されることもあり得る。

例えば、図６において、要約は、要約画面がグラフィカルユーザインターフェース内に表示される場合、常に送られ得るとは限らない。代わりに、要約は保存され得、後で送られ得る。ある場合において、要約は、特定の任務がある理由で繰り返される場合に、消去され得る。

別の例として、一連の画面が図６の種々の動作において表示された。一連の画面を表示する動作は、ある場合において中断され得る。例えば、プロセスは、評価がキャンセルされる場合、又は行われている評価がもはや適用不可能となるイベントが生じる場合に、中断され得る。

別の例示的な例として、幾つかの動作は、異なる順序で実行され得る。例えば、動作６３０で表示される署名画面は、動作６３４における要約画面の表示後に、実行され得る。

今度は図９から図１７を参照すると、例示的な一実施形態による、グラフィカルユーザインターフェースで表示され得る画面の図が描かれている。これらの図面において示される種々の画面は、飛行評価器２００によってディスプレイシステム２０６のグラフィカルユーザインターフェース２０７に表示され得る画面の例である。更に、これらの画面は、図６の流れ図に関して説明された種々の動作において表示され得る画面の例である。図９から図１７において描かれている画面の順序は、任意の数の種々の任務において乗組員を適切に評価することについて、図１の評価者１０２を支援する。結果として、評価についてのより均一なプロセスが、例示的な一実施形態を使用して実現され得る。

今度は図９を参照すると、例示的な一実施形態による、評価選択画面の図が描かれている。この例において、評価選択画面９００は、図６の動作６００において表示される画面の例である。

評価選択画面９００は、図２の評価者１０２によって実行されるべき評価を選択するユーザ入力を受け付けるように設定されている。この例示的な例において、評価９０２、評価９０４、評価９０６、評価９０８、評価９１０、及び評価９１２が、ポップアップメニュー９１４で選択されている。ポップアップメニュー９１４は、制御９１６が選択されると表示される。この例において、選択され得る種々の評価は、評価を行うことに使用されるために表示され得る形式についてのものである。

今度は図１０を参照すると、例示的な一実施形態による、試験画面の図が描かれている。試験画面１０００は、図６の動作６０６において表示される画面の例である。

試験画面１０００は、評価のための情報を示すユーザ入力を受け付けるために表示され得る。この例において、セクション１００２は、航空機のタイプの選択を受け付けるように設定されている。セクション１００４は、評価の日付の選択を受け付けるように設定されている。

この例において、評価は、シミュレータの代わりに実際の航空機において実行される。このタイプの評価は、ラインチェックと呼ばれ得る。この例示的な例において、ラインチェックはチェックのカテゴリーであり、各チェックは異なるニュアンスを有し得る。セクション１００６、セクション１００８、セクション１０１０、セクション１０１２、セクション１０１４、及びセクション１０１６は、生成され得る報告書のタイプを特定するために選択されるように設定されている。

この例示的な例において、年に一度のラインチェックがセクション１００６において選ばれる。結果として、年に一度のラインチェック報告書が、評価の間に図２の評価者１０２による入力から生成される。特定の実施態様によっては、１以上の付加的な報告書のタイプが評価の間に選択され得る。

今度は図１１を参照すると、例示的な一実施形態による、人員画面の図が描かれている。この特定の例において、人員画面１１００は、図６の動作６１０において表示され得る人員画面の例である。

この特定の例において、乗組員及び評価者などの人員についての情報が入力され得る。例えば、乗組員についての情報は、人員画面１１００内のセクション１１０１及び１１０２に入力され得る。評価者は、人員画面１１００内のセクション１１０４に入力され得る。この例示的な例において、評価者１０２は、各々の乗組員についての情報を人員の画面１１００に入力し得る。他の例示的な例において、これらの乗組員及び評価者１０２についての情報は、図２の人員データベース２１６などのデータベースから読み出され得る。

例えば、セクション１１０１において、乗組員の名前がフィールド１１０６内に入力され得る。従業員の識別子がフィールド１１０８内に入力され得る。航空機の識別子がフィールド１１１０内に入力され得る。乗組員のランクがフィールド１１１２内で選択され得る。航空機内の乗組員の位置がフィールド１１１４内で選択され得る。この例示的な例において、類似の情報がセクション１１０２及びセクション１１０４内に示されるフィールド内に入力され得る。

今度は図１２を参照すると、例示的な一実施形態による、情報画面が描かれている。この描かれている例において、情報画面１２００は、図６の動作６１４において表示され得る画面の例である。

描かれているように、情報画面１２００は、実行されるべき評価に対する情報を特定する。特に、情報画面１２００は、評価に対する情報を入力するために、図１の評価者１０２によって使用され得る。

この例において、評価されている乗組員のための補助者の選択がセクション１２０２に示されている。評価のための飛行経路の選択がセクション１２０４内で行われ得る。セクション１２０４内で選択された経路に対する着陸方法のタイプはセクション１２０６内で選択され得る。

今度は図１３を参照すると、例示的な一実施形態による、報告書画面が描かれている。この例において、報告書画面１３００は、図６の動作６１８で表示され得る画面の例である。この例において、報告書画面１３００は、図１１のセクション１１０２に指定された乗組員に対して表示される。他の例示的な例において、報告書画面１３００は、図１１のセクション１１０１に指定された乗組員、又はその人の情報が人員画面１１００に入力された他の乗組員に対して表示され得る。

報告書画面１３００は、評価の間の乗組員の技量を特定する、図１の評価者１０２からのユーザ入力を受け付けるように設定されている。この描かれている例において、報告書画面１３００内のセクション１３０１は、カテゴリーのリスト１３０３を示す。カテゴリーのリスト１３０３内のカテゴリーは、飛行の段階であってもよいし、乗組員の技量を評価するために評価者１０２によって使用される評価の他のカテゴリーであってもよい。カテゴリーのリスト１３０３内のカテゴリーは、評価の間に選択され得る。例えば、パイロットモニタリング／パイロット飛行外職務のカテゴリー１３０５が、この例示的な例において選択される。評価者１０２は、パイロットモニタリング及びパイロット飛行外シナリオに特有の任務の技量について乗組員を評価するために、パイロットモニタリング／パイロット飛行外職務のカテゴリー１３０５を選択し得る。

この例示的な例において、項目リスト１３０２を有するセクション１３０７が、報告書画面１３００内に示される。項目リスト１３０２内の項目は、評価者１０２による評価の間に評価される任務であり得る。

ある例示的な例において、評価者１０２によって評価される任務の数は、評価によって異なり得る。例えば、この評価において、評価者１０２は、チェックリスト手順１３０４、無線通信１３０６、及び飛行計画１３０８を、評価の間に乗組員によって実演されるものとして選択した。他の評価では、評価者１０２は、特定の実施態様に応じて、項目リスト１３０２における同じ任務を評価してもよいし、異なる任務を評価してもよい。

これらの描かれている例において、乗組員は、報告書画面１３００で評価者１０２によって評価されたあらゆる任務に対するスコアを受け得る。このスコアは、数字のスコア、満足度／不満足度の描写、又は他の何らかの適切な形態のスコア付けを使用する別のタイプのスコアであり得る。

描かれているように、評価についての付加的なコメントが、報告書画面１３００のセクション１３１０内へ入力され得る。例えば、評価者１０２は、報告書画面１３００のセクション１３１０内に説明のためのコメントを入力し得る。例えば、評価者１０２は、ある任務での乗組員の技量についてコメントし得る。別の例示的な例において、評価者１０２は、任務が何故完了しなかったのか、任務が何故評価されなかったのかに関して、又は他の何らかの適切な理由について、コメントし得る。

ある場合において、飛行の動的状態が、どの任務が評価者１０２によって評価され得るのかに影響を与え得る。結果として、項目リスト１３０２内にリストされた、全ての任務が各々の評価の間に実行され得るわけではない。このやり方において、評価された任務、評価されなかった任務、及び他の飛行の詳細に関するコメントが、報告書画面１３００のセクション１３１０内へ入力され得る。報告書画面１３００の中へ入力されたコメントは、図２の報告書２２０内に含まれる。

セクション１３０１、セクション１３０７、及びセクション１３１０を含む報告書画面１３００の図が描かれているが、セクション１３０１、セクション１３０７、及びセクション１３１０に加えて、又は代えて、他のセクションが報告書画面１３００の中で実施され得る。例えば、付加的なセクションは、乗組員を評価することにおいて評価者１０２を支援するために、報告書画面１３００内で実施され得る。

例えば、例示的な一実施形態の代替的な実施態様において、１つのセクションが報告書画面１３００内で示され得る。そのセクションは、項目リスト１３０２内の種々の任務を評価することにおいて評価者１０２に対するガイダンスを提供する。このタイプのセクションが使用される場合、評価者１０２は、任務が選択されると、項目リスト１３０２内の各任務に対する評価のための基準を見ることができる。言い換えると、選択された任務の評価のための基準が、ある例示的な例におけるポップアップセクション内に表示され得る。これらの基準は、特定の実施態様に応じて、ユーザの好み、連邦航空局のガイドラインに基づいて、又は他の適切な基準に基づいて決定され得る。このようにして、例示的な一実施形態は、報告書画面１３００を使用して、評価者１０２に、特定の組の任務の間に乗組員の技量を評価し、コメントし、かつ記録するための均一なプロセスを提供する。

今度は図１４を参照すると、例示的な一実施形態による、操縦評価画面の図が描かれている。評価画面１４００は、図６の動作６２２において表示され得る画面の例である。

この例において、評価画面１４００は、その乗組員の評価の間に種々の操縦を実行する乗組員の技量を評価するために使用され得る。一群の操縦の技量に対して階級付けされる種々の項目が、セクション１４０２、セクション１４０４、セクション１４０６、セクション１４０８、セクション１４１０、セクション１４１２、セクション１４１６、及びセクション１４１８に見られる。

今度は図１５を参照すると、例示的な一実施形態による、コメント画面の図が描かれている。この例示的な例において、コメント画面１５００は、動作６２６において表示され得る画面の例である。

この特定の例において、コメント画面１５００は、これらの例示的な例における他の画面において見られない評価者１０２からの付加的な入力を受け付けるように設定されている。この付加的な入力は、セクション１５０４内のフィールド１５０２に評価者１０２によって入力され得る。

今度は図１６を参照すると、例示的な一実施形態による、署名画面が描かれている。この例において、署名画面１６００は、図６の動作６３０において表示され得る。

描かれているように、署名画面１６００は、試験された任意の数の乗組員及び評価者からの署名を受け付けるために使用され得る。この例において、署名は、セクション１６０２内に乗組員によって入力され得る。評価者１０２の署名は、セクション１６０４内に入力され得る。

今度は図１７を参照すると、例示的な一実施形態による、要約画面の図が描かれている。この描かれている例において、要約画面１７００は、図６の動作６３４において表示され得る画面の例である。

描かれているように、要約画面１７００は、評価者１０２によって行われた評価の要約を提供する。更に、要約画面１７００内に表示された要約は、評価からの他の情報と同様に、報告書内に送られ得る。

図９から図１７の中の種々の画面の図は、情報１１４を表示するために、ディスプレイシステム２０６のグラフィカルユーザインターフェース２０７において飛行評価器２００によって表示され得る、画面の例として提示されている。これらの画面は、グラフィカルユーザインターフェース２０７内に表示され得る、ある例示的な画面の例であることのみを企図されているのであって、飛行評価器２００がグラフィカルユーザインターフェース２０７で情報１１４を表示し得るやり方を限定することを企図していない。

これらの例示的な例において、評価者１０２は、乗組員の均一な評価において助けとなるように、これらの画面を図９から図１７において提示された順序で使用し得る。無論、評価者１０２はまた、評価者１０２の好みに応じて、任意の順序で、図９から図１７において描かれた画面を操作する。このやり方において、図６において示されたプロセス、及び図９から図１７において描かれた一連の画面は、評価者１０２に対して均一で容易に使用可能な評価を提供する。

図１８において、例示的な一実施形態による、グラフィカルユーザインターフェース内で表示され得る別の画面の図が描かれている。この例において、情報画面１８００は、イベント１８０２、イベント１８０４、イベント１８０６、イベント１８０８、イベント１８１０、イベント１８１２、及びイベント１８１４を、飛行概略図１８１６上に表示する。この例示的な例において、飛行概略図１８１６は航空機の飛行の垂直な飛行概略図であって、飛行の間に評価が種々のイベントに対して行われる。これらのイベントは、評価が、特定のイベントのために実行される任務に対して評価が行われるべき時を示すために、飛行概略図１８１６上の位置に表示される。

無論、他の例示的な例において、他のタイプの飛行概略図が使用され得る。例えば、水平な飛行概略図が、本例において示される垂直な飛行概略図の代わりに、又はそれに加えて表示され得る。水平な飛行概略図は、航空図上に重ねられた航空機の経路を示し得る。航空図は、地形、政治的特徴、空域の境界、無線周波数、及び他の適切な情報のうちの少なくとも１つを示し得る。評価が行われるべきイベントは、イベントが経路上で生じる位置に表示され得る。

図１９を参照すると、例示的な一実施形態による、履歴画面の図が描かれている。履歴画面１９００は、特定のイベントに対して行われた以前の評価において乗組員がどのように操縦を実行したかについての情報を、評価者に提供するために表示され得る。

この例示的な例において、以前の評価は、セクション１９０２、セクション１９０４、セクション１９０６、セクション１９０８、セクション１９１０、及びセクション１９１２内で示される。これらのセクションは、情報画面１８００内で特定されたイベントに対して実行された任務に対して行われた評価におけるスコアについての情報を提供する。例えば、セクション１９０２は図１８のイベント１８０２に対応し、セクション１９０４は図１８のイベント１８０４に対応し、セクション１９０６は図１８のイベント１８０６に対応し、セクション１９０８は図１８のイベント１８０８に対応し、セクション１９１０は図１８のイベント１８１０に対応し、セクション１９１２は図１８のイベント１８１２に対応する。

今度は図２０を参照すると、例示的な一実施形態による、評価画面の図が描かれている。評価画面２０００は、図６の動作６２２において表示され得る評価画面の別の例である。この例において、評価画面２０００は、イベントが生じた時に任務に対して実行された操縦に階級付けするための基準を表示している。

この例において、評価される乗組員は、セクション２００２で選択され得る。この例において、「Ｊａｎｅ Ｃａｒｏｌ」は、セクション２００２内のボタン２００４を選択することによって選択された。他の乗組員は、セクション２００２内のボタン２００６、ボタン２００８、及びボタン２０１０のうちの１つを選択することによって選択され得る。

評点がセクション２０１２内で選択される。この評定は、ボタン２０１４、ボタン２０１６、ボタン２０１８、ボタン２０２０、ボタン２０２２、及びボタン２０２４のうちの１つを選択することによって、任務に対する操縦の技量に対して行われ得る。

セクション２０２６は、評価者が、行われた繰り返しの数を入力することを可能にする。例えば、乗組員が任務を５回実行したので、評価者は「５」を入力し得る。繰り返しの数は、ボタン２０２８、ボタン２０３０、ボタン２０３２、ボタン２０３４、及びボタン２０２６のうちの１つを選択することによって入力され得る。

評点の理由は、セクション２０３８内に入力され得る。ここでの理由は、ボタン２０４０、ボタン２０４２、ボタン２０４６、ボタン２０４８、ボタン２０５０、ボタン２０５２、及びボタン２０５４のうちの１つを選択することによって選択され得る。

乗組員がイベントに応じた任務のための操縦を実行することに熟練しているか否かの評価は、ボタン２０６０及びボタン２０６２のうちの１つを選択することによってセクション２０５８内で行われる。

最終的な評点が、セクション２０６４内に入力される。最終的な評定は、ボタン２０６６、ボタン２０６８、ボタン２０７０、ボタン２０７２、ボタン２０７４、及びボタン２０７６のうちの１つを選択することによって行われ得る。

更に、評価者はまた、セクション２０７８内にコメントを入力し得る。このやり方において、評価者は、任務における操縦の技量の評価に対して重要であり得る更なる情報を入力し得る。

見られるように、評価画面２０００内の種々のセクションにおける評点及び理由は、この画面を使用する異なる評価者によって行われるより標準化された評価をもたらすようなやり方で準備されている。

今度は図２１を参照すると、例示的な一実施形態による、データ構造の図が描かれている。この例において、データ構造２１００は、図２の飛行評価器２００に情報１１４を送るために使用され得るデータ構造の例である。

データ構造２１００は、情報１１４を送るためにデータが使用され得る１つのやり方の例である。この例において、データ構造２１００は、統一モデリング言語（ＵＭＬ）の図の形態で描かれている。

この例示的な例において、データ構造２１００は種々の要素を含む。描かれているように、データ構造２１００は、評価２１０２、イベント２１０４、指示命令２１０６、階級２１０８、生徒２１１０、及び指導者２１１２を含む。

評価２１０２は、データ構造２１００の親エンティティーである。評価２１０２は、ブリーフィング（ｂｒｉｅｆｉｎｇ）の時間、デブリーフィング（ｄｅｂｒｉｅｆｉｎｇ）の時間、識別子、名前、及びデバイス（ｄｅｖｉｃｅ）の時間などの情報を含み得る。これらの例示的な例において、ブリーフィングの時間は、評価の前における評価者と生徒と間の会合の時間である。生徒は、図１の乗組員１０６のうちの一人であり得る。

これらの描かれている例において、デブリーフィングの時間は、評価が完了した後の評価者と乗組員との間の会合の時間である。識別子は、評価のタイプである。名前は、評価されている生徒の名前であり、デバイスの時間は、シミュレータで費やした全時間である。

例示的な例において、イベント２１０４は、高度インデックス、ｉ＿ｓｅｌｅｃｔｅｄ、名前、及び時間インデックスを含む。この情報は、評価が行われ得るイベントを識別するために使用される。イベント２１０４は、評価２１０２のサブカテゴリーである。これらの例示的な例において、高度インデックスは、イベント２１０４が生じる高さである。Ｉ＿ｓｅｌｅｃｔｅｄは、内部使用変数（ｉｎｔｅｒｎａｌ ｕｓａｇｅ ｖａｒｉａｂｌｅ）であって、どのイベントが現在評価されているかをアプリケーションが知ることができるように使用される。名前は、イベント２１０４の名前である。時間インデックスは、イベント２０１４が生じる時間である。

指示命令２１０６は、イベント２１０４のサブカテゴリーである。指示命令２１０６は、行動、周波数、識別子、名前、トリガ、及びタイプを含む。これらの例示的な例において、行動は、評価者がシミュレータで実行し得る特定の行動を表示するカテゴリーである。周波数は、シミュレータに通信する時に使用する周波数である。識別子は、イベントに対する指示命令の順序を決定する行（ｒｏｗ）のインデックスである。名前は、指示命令のタイトルネームである。トリガは、指示命令が実行される原因になる動作である。タイプは、指示命令のタイプの分類である。

階級２１０８は、イベント２１０４の各々の評点である。階級２１０８は、最終的な評点、識別子、ノート、プロフ（ｐｒｏｆ、熟練）、評点、理由、及び繰り返しを含む。これらの例示的な例において、最終的な評点は、図２０の評価画面２０００のセクション２０６４内の最終的な評点のフィールドに対応する。識別子は、評価画面２０００の生徒２１１０及びセクション２００２内の生徒に対して、階級２１０８内の階級を関係付ける識別子である。ノートは、評価画面２０００のセクション２０７８内のノートフィールドに対応する。プロフは、評価画面２０００のセクション２０５８内のプロフフィールドに対応する。評点は、評価画面２０００のセクション２０１２内の評点フィールドに対応する。理由は、評価画面２０００のセクション２０３８内の理由フィールドに対応する。繰り返しは、評価画面２０００のセクション２０２６内の繰り返しフィールドに対応する。

生徒２１１０は、評価において階級付けされる生徒である。生徒２１１０は、追加日、装備、識別子、名前、組織、総合的階級、写真、及び肩書に対するフィールドを含む。これらの描かれている例において、追加日は、生徒が評価に加えられた時を表示するタイムスタンプである。装備は、生徒書式（ｓｔｕｄｅｎｔ ｆｏｒｍ）上の装備フィールドに対応する。識別子は、生徒を評価２１０２に関係付ける。名前は、生徒書式上の名前フィールドに対応する。組織は、生徒書式上の組織フィールドに対応する。総合的階級は、各々の評価に対する全体の生徒記録表上に示されるスコアに対応する。写真は、生徒２１１０の画像に対応する。肩書は、生徒書式上の肩書フィールドに対応する。

指導者２１１２は、生徒を階級付けし、アプリケーションを実行する人である。指導者２１１２は、図１の評価者１０２の例であり得る。指導者２１１２は、指示命令、位置、観察者、写真、及び規制を含む。画かれているように、指導者は指導者の名前である。位置は位置フィールドに対応する。観察者は任意の他の観察者の名前である。写真は指導者の画像である。規制は、評価を観察する任意の規制者の名前を含む。

描かれているように、データ構造２１００は、任意の数の種々のやり方において実装され得る。例えば、データ構造２１００は、フラットファイル、ハイパーテキストマークアップ言語（ＨＴＭＬ）書面、エクステンシブルマークアップ言語（ＸＬＭ）書面、又は他の何らかの適切な形態であり得る。更に、データ構造２１００は、図２のグラフィカルユーザインターフェース２０７内で情報１１４を表示するために飛行評価器２００によって使用され得るプログラムコード、スクリプト、又は他の要素も含み得る。

今度は図２２を参照すると、例示的な一実施形態による、データ処理システムのブロック図が描かれている。データ処理システム２２００は、図２のデータ処理システム２０４及びコンピュータシステム２０２を実施するために使用され得る。この例示的な例では、データ処理システム２２００は通信フレームワーク２２０２を含み、これによりプロセッサユニット２２０４、メモリ２２０６、固定記憶域２２０８、通信ユニット２２１０、入出力（Ｉ／Ｏ）ユニット２２１２、及び表示ユニット２２１４間の通信が行われる。この例では、通信フレームワークはバスシステムの形態を取ることができる。

プロセッサユニット２２０４は、メモリ２２０６に読み込まれうるソフトウェアに対する指示命令を実行する役割を果たす。プロセッサユニット２２０４は、特定の実行形態に応じて、いくつかのプロセッサ、マルチプロセッサコア、又は他の何らかの種類のプロセッサであり得る。

メモリ２２０６及び固定記憶域２２０８は、記憶デバイス２２１６の例である。記憶デバイスは、限定する訳ではないが例としてはデータ、機能的な形態のプログラムコード及び／又は他の適切な情報といった情報の一時的及び／又は恒久的な保存が可能な、任意のハードウェアである。記憶デバイス２２１６は、これらの例示的な例では、コンピュータ可読記憶デバイスと称されることもある。メモリ２２０６は、これらの例では、例えば、ランダムアクセスメモリ、又は、任意の他の適切な揮発性或いは不揮発性の記憶デバイスであり得る。固定記憶域２２０８は、特定の実行形態に応じて様々な形態をとり得る。

例えば、固定記憶域２２０８は、１以上の構成要素又はデバイスを包含し得る。例えば、固定記憶域２２０８は、ハードドライブ、フラッシュメモリ、書換え型光ディスク、書換え可能磁気テープ、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。固定記憶域２２０８によって使用される媒体はまた、着脱可能なものであり得る。例えば、着脱可能ハードドライブは、固定記憶域２２０８向けに使用され得る。

これらの例示的な例において、通信ユニット２２１０は、他のデータ処理システム又は装置との通信を提供する。これらの例示的な例において、通信ユニット２２１０は、ネットワークインターフェースカードである。

入出力ユニット２２１２は、データ処理システム２２００に接続されうる他のデバイスとのデータの入出力を可能にする。例えば、入出力ユニット２２１２は、キーボード、マウス、及び／又は他の何らかの適切な入力装置を通じて、ユーザ入力のための接続を提供し得る。更に、入出力ユニット２２１２は、プリンタに出力を送信し得る。ディスプレイ２２１４は、ユーザに情報を表示するための機構を提供する。

オペレーティングシステム、アプリケーション、及び／又はプログラムに対する指示命令は、通信フレームワーク２２０２を通じてプロセッサユニット２２０４と連通している記憶デバイス２２１６内に配置され得る。種々の実施形態のプロセスは、メモリ２２０６などのメモリ内に配置されうるコンピュータで実行される指令を使用して、プロセッサユニット２２０４によって実行され得る。

これらの指令は、プログラムコード、コンピュータ使用可能プログラムコード、又はコンピュータ可読プログラムコードと称され、プロセッサユニット２２０４内のプロセッサによって読み取られ、実行され得る。種々の実施形態のプログラムコードは、メモリ２２０６又は固定記憶域２２０８といった種々の物理的な又はコンピュータ可読の記憶媒体上に具現化され得る。

プログラムコード２２１８は、選択的に着脱可能なコンピュータ可読媒体２２２０上に機能的な形態で配置され、かつ、プロセッサユニット２２０４による実行のために、データ処理システム２２００に読込まれるか、又は送信され得る。プログラムコード２２１８とコンピュータ可読媒体２２２０は、これらの例示的な例では、コンピュータプログラム製品２２２２を形成する。一例では、コンピュータ可読媒体２２２０は、コンピュータ可読記憶媒体２２２４又はコンピュータ可読信号媒体２２２６であり得る。

これらの例示的な例では、コンピュータ可読記憶媒体２２２４は、プログラムコード２２１８を伝搬させるか、又は送信する媒体というよりはむしろ、プログラムコード２２１８を保存するために使用される物理的なすなわち有形の記憶デバイスである。

代替的に、プログラムコード２２１８は、コンピュータ可読信号媒体２２２６を用いてデータ処理システム２２００に転送可能である。コンピュータ可読信号媒体２２２６は、例えば、プログラムコード２２１８を含む伝播されたデータ信号であってもよい。例えば、コンピュータ可読信号媒体２２２６は、電磁信号、光信号、及び／又は他の任意の好適なタイプの信号であってもよい。これらの信号は、無線通信リンク、光ファイバケーブル、同軸ケーブル、有線などの通信リンク、及び／又は他の任意の好適なタイプの通信リンクによって送信され得る。

データ処理システム２２００に関して例示されている種々の構成要素は、種々の実施形態が実施され得る様態に構造的な制限を設けることを意図していない。種々の例示的な実施形態は、データ処理システム２２００に関して例示されている構成要素の、追加的な、及び／又は代替的な構成要素を含むデータ処理システム内に実装され得る。図２２に示した他の構成要素は、図示されている例示的な例と異なる可能性がある。種々の実施形態は、プログラムコード２２１８を実行可能な任意のハードウェアデバイス又はシステムを使用して実装され得る。

このようにして、例示的な実施形態は、航空機の乗組員の技量を評価するための方法及び装置を提供する。１以上の例示的な実施形態では、評価者は、パイロットなどの乗組員の評価を実行するために、タブレットコンピュータのための携帯電話などの、携帯型データ処理システムを使用し得る。

携帯型データ処理システムにおける飛行評価器の使用によって、評価者は、シミュレーション又は実際の飛行の間に、リアルタイムでパイロットの技量を評価し得る。種々の例示的な例における飛行評価器は、特定のイベントに対して実行された操縦の望ましい評価のガイドを提供し得る。また、飛行評価器の使用は、操縦の技量に階級付けするためのガイダンスを提供し得る。このようにして、同じガイダンスが、異なる評価者による異なる時に実行される評価に使用され得る。結果として、乗組員の評価の結果からもたらされる標準化の程度の増加が生じ得る。

付加的に、これらの例示的な例において飛行評価器を使用することによって、評価を実行するために必要とされる時間及び労力の量が低減され得る。飛行評価器を用いて、紙ベースの階級付け、及び操縦が実行された後での紙ベースの階級付けに対する必要性は、低減され又は除去され得る。

付加的に、飛行評価器によって生成された要約は、任意の数の種々の目的に使用され得る。例えば、要約は、乗組員のデブリーフィングに対して使用され得、規制目的で記録として使用され得、他の使用に対して用いられ得る。

上述した種々の例示的な実施形態の記載は、例示及び説明を目的とするものであり、網羅的な説明であること、又はこれらの実施形態を開示された形態に限定することを意図していない。当業者には、多数の修正例及び変形例が明らかであろう。

更に、異なる例示的な実施形態は、他の例示的な実施形態とは異なる特徴を提供することができる。選択された１以上の実施形態は、実施形態の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び他の当業者に対し、様々な実施形態の開示内容と、考慮される特定の用途に適した様々な修正との理解を促すために選択及び記述されている。

Claims (20)

1. ディスプレイシステム（２０６）と、
   入力システム（２１０）と、
   一群の操縦（１１０）が評価される任意の数の乗組員（１０６）による航空機（１０８）の操縦の間に、前記航空機（１０８）の前記任意の数の乗組員（１０６）によって実行された前記一群の操縦（１１０）の技量を評価するための情報（１１４）を、前記ディスプレイシステム（２０６）に表示するとともに、前記任意の数の乗組員（１０６）による前記一群の操縦（１１０）の前記技量を評価するユーザ入力（２０８）を、前記入力システム（２１０）を介して受け付けるように設定された飛行評価器（２００）を備える装置。
2. 前記飛行評価器（２００）は、前記ユーザ入力（２０８）を記憶するとともに、前記ユーザ入力（２０８）を使用して、前記任意の数の乗組員（１０６）によって実行された前記一群の操縦（１１０）の前記技量についての報告書（２２０）を生成するように更に設定されている、請求項１に記載の装置。
3. 前記一群の操縦（１１０）は、イベントに応じて実行される任務のためのものである、請求項１に記載の装置。
4. 前記飛行評価器（２００）は、前記ユーザ入力（２０８）に基づく報告書（２２０）を、通信リンク（２１１）を介してエンティティー（２２４）に送るように更に設定されている、請求項１に記載の装置。
5. 前記飛行評価器（２００）は、前記任意の数の乗組員（１０６）によって実行された前記一群の操縦（１１０）の前記技量を評価するための前記情報（１１４）に対するアップデートを、通信リンク（２１１）を介してコンピュータシステム（２０２）から、受け付けるように更に設定されている、請求項１に記載の装置。
6. 前記飛行評価器（２００）は、イベントに対する前記任意の数の乗組員（１０６）による前記一群の操縦（１１０）の実演の間に、前記ユーザ入力（２０８）を受け付けるように設定されている、請求項１に記載の装置。
7. 前記ディスプレイシステム（２０６）、前記入力システム（２１０）、及び前記飛行評価器（２００）は、データ処理システム（２０４）内に配置されている、請求項１に記載の装置。
8. 前記データ処理システム（２０４）は、タブレットコンピュータ、電子飛行バッグ、携帯電話、及びラップトップコンピュータのうちの１つから選択される、請求項７に記載の装置。
9. 前記航空機（１０８）の前記操縦は、前記航空機（１０８）、及び前記航空機（１０８）のシミュレータのうちの少なくとも１つを使用して実行される、請求項１に記載の装置。
10. 前記ディスプレイシステム（２０６）及び前記入力システム（２１０）は、タッチスクリーン装置の形態をとる、請求項１に記載の装置。
11. 航空機（１０８）を操縦することにおける技量を評価するための方法であって、
    一群の操縦（１１０）が評価される任意の数の乗組員（１０６）による前記航空機（１０８）の操縦の間に、前記航空機（１０８）の前記任意の数の乗組員（１０６）によって実行された前記一群の操縦（１１０）の前記技量を評価するための情報（１１４）を、ディスプレイシステム（２０６）に表示することと、
    前記任意の数の乗組員（１０６）による前記一群の操縦（１１０）の前記技量を評価するユーザ入力（２０８）を、入力システム（２１０）を介して受け付けることと、
    前記ユーザ入力（２０８）を記憶することと、
    前記ユーザ入力（２０８）を使用して、前記任意の数の乗組員（１０６）によって実行された前記一群の操縦（１１０）の前記技量についての報告書（２２０）を生成することを有する、方法。
12. 前記表示することは、
    前記一群の操縦（１１０）が評価される前記任意の数の乗組員（１０６）による前記航空機（１０８）の操縦の間に、前記航空機（１０８）の前記任意の数の乗組員（１０６）によって実行された前記一群の操縦（１１０）の前記技量を前記ディスプレイシステム（２０６）上で評価するための前記情報（１１４）を、携帯型データ処理システムのための前記ディスプレイシステム（２０６）内のグラフィカルユーザインターフェース（２０７）に表示することを有する、請求項１１に記載の方法。
13. 前記表示することは、
    前記任意の数の乗組員（１０６）によって実行された前記一群の操縦（１１０）の前記技量を評価するための階級付け基準（４０８）を表示することを有する、請求項１１に記載の方法。
14. 前記一群の操縦（１１０）は、イベントに応じて実行される任務に対するものである、請求項１１に記載の方法。
15. 前記任意の数の乗組員（１０６）によって実行された前記一群の操縦（１１０）の前記技量を評価するための前記情報（１１４）に対するアップデートを、通信リンク（２１１）を介してコンピュータシステム（２０２）から、受け付けることを更に有する、請求項１１に記載の方法。
16. イベントに対する前記任意の数の乗組員（１０６）による前記一群の操縦（１１０）の実演の間に、前記ユーザ入力（２０８）が受け付けられる、請求項１１に記載の方法。
17. 前記表示システム（２０６）及び前記入力システム（２１０）は、タブレットコンピュータ、電子飛行バッグ、携帯電話、及びラップトップコンピュータのうちの１つから選択されたデータ処理システム（２０４）内に配置されている、請求項１１に記載の方法。
18. 前記航空機（１０８）の前記操縦は、前記航空機（１０８）、及び前記航空機（１０８）のシミュレータのうちの少なくとも１つを使用して実行される、請求項１１に記載の方法。
19. 任意の数の乗組員（１０６）によって実行された一群の操縦（１１０）の技量を評価するための情報（１１４）を特定するように設定された評価管理器（２１５）と、
    前記情報（１１４）を前記評価管理器（２１５）から受け付け、前記一群の操縦（１１０）が評価される前記任意の数の乗組員（１０６）による航空機（１０８）の操縦の間に、前記航空機（１０８）の前記任意の数の乗組員（１０６）によって実行された前記一群の操縦（１１０）の前記技量を評価するための前記情報（１１４）を、ディスプレイシステム（２０６）に表示するとともに、前記任意の数の乗組員（１０６）による前記一群の操縦（１１０）の前記技量を評価するユーザ入力（２０８）を、入力システム（２１０）を介して受け付けるように設定された飛行評価器（２００）を備える、飛行評価システム（１１２）。
20. 前記評価管理器（２１５）は、前記飛行評価器（２００）上の第１の書式を第２の書式に動的に置き代えるために、前記第２の書式を送るように更に設定され、かつ前記飛行評価器（２００）は、前記第１の書式と前記第２の書式との間の差異及び類似性のうちの少なくとも１つを表示する、請求項１９に記載の飛行評価システム（１１２）。
    

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