JP2016508515A5 - - Google Patents

Claims (24)

1. 高ガラクトシル化されていることを特徴とする、抗ＴＮＦ−α抗体。
2. 高フコシル化されている、請求項１記載の抗体。
3. モノガラクトシル化Ｎ−グリカンおよび／または二ガラクトシル化Ｎ−グリカンを含む、請求項１または２記載の抗体。
4. 重鎖が配列番号１を含み、かつ軽鎖が配列番号２を含む、請求項１〜３いずれか１項記載の抗体。
5. 前記抗体がアダリムマブである、請求項１〜４いずれか１項記載の抗体。
6. 非ヒト哺乳動物の乳房上皮細胞において産生されたものである、請求項１〜５いずれか１項記載の抗体。
7. トランスジェニック非ヒト哺乳動物において産生されたものである、請求項１〜６いずれか１項記載の抗体。
8. 前記非ヒト哺乳動物が、ヤギ、ヒツジ、バイソン、ラクダ、ウシ、ブタ、ウサギ、バッファロー、ウマ、ラット、マウスまたはラマである、請求項６または７記載の抗体。
9. 前記非ヒト哺乳動物がヤギである、請求項８記載の抗体。
10. 請求項１〜９いずれか１項記載の抗体を含む組成物。
11. 抗体の集団を含む組成物であって、
    前記抗体が抗ＴＮＦ−α抗体であり、および
    前記集団中の前記抗体のガラクトシル化のレベルが少なくとも６０％である、組成物。
12. 前記集団中の前記抗体のフコシル化のレベルが少なくとも５０％である、請求項１１記載の組成物。
13. 前記集団中の前記抗体のフコシル化のレベルに対する前記集団中の前記抗体のガラクトシル化のレベルの比が、１．０から１．４の間である、請求項１１または１２記載の組成物。
14. 前記集団中の前記抗体の少なくとも３５％が二ガラクトシル化Ｎ−グリカンを含み、かつ前記集団中の前記抗体の少なくとも２５％がモノガラクトシル化Ｎ−グリカンを含む、請求項１１〜１３いずれか１項記載の組成物。
15. 前記抗体が、非ヒト哺乳動物の乳房上皮細胞において産生されたものであり、前記抗体の集団が、乳腺上皮細胞において産生されたものではない抗体の集団と比較して、増加したレベルの補体依存性細胞傷害（ＣＤＣ）活性を有する、請求項１１〜１４いずれか１項記載の組成物。
16. 前記抗体が、非ヒト哺乳動物の乳房上皮細胞において産生されたものであり、前記抗体の集団が、乳腺上皮細胞において産生されたものではない抗体の集団と比較して、増加したレベルの抗体依存性細胞傷害（ＡＤＣＣ）活性を有する、請求項１１〜１５いずれか１項記載の組成物。
17. 抗体の集団を作製する方法であって、
    抗体の集団が産生されるように非ヒト哺乳動物の乳腺上皮細胞において抗体の集団を発現させる工程を含み、
    前記抗体が抗ＴＮＦ−α抗体であり、
    前記集団中の抗体のガラクトシル化のレベルが少なくとも６０％である、方法。
18. 請求項１〜９いずれか１項記載の抗体または請求項１１〜１６いずれか１項記載の組成物の抗体の集団を産生する、乳腺上皮細胞。
19. 請求項１８記載の乳腺上皮細胞を含む、トランスジェニック非ヒト哺乳動物。
20. 炎症性疾患または自己免疫疾患を有する対象に投与される、請求項１０〜１６いずれか１項記載の組成物。
21. 抗体の集団を含む組成物であって、
    前記抗体が、抗ＴＮＦ−α抗体であり、および
    前記抗体の少なくとも３０％が少なくとも１つのオリゴマンノースを含む、組成物。
22. 前記抗体が、高マンノースグリコシル化パターンを示す、請求項２１記載の組成物。
23. 前記抗体が乳汁由来であり、該乳汁由来抗体の少なくとも１つの鎖が、オリゴマンノースを含みかつフコシル化されていない、請求項２２記載の組成物。
24. 前記乳汁由来抗体の主要な糖鎖がフコシル化されていない、請求項２３記載の組成物。