JP2016503777A - 抗生物質の活性を増強する活性を有するスピロイソオキサゾリン化合物 - Google Patents

抗生物質の活性を増強する活性を有するスピロイソオキサゾリン化合物 Download PDF

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Abstract

本発明は、一般式(I):(上式中、m及びnは0又は1、R1は、とりわけ、置換されていてもよいアルキル鎖、特にフッ素又は環式基で置換されたもの、R2はフェニル、置換されていてもよいベンジル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びS、N及びOから選択される少なくとも1個の原子を含む5又は6の頂点の複素環から選択)のスピロイソオキサゾリン化合物に関する。本発明はまた細菌及び/又はマイコバクテリアに対して活性である抗生物質と組み合わせての、特に結核のような細菌及びマイコバクテリア感染症の治療における薬剤としてのこの化合物の使用に関し、該化合物は前記抗生物質の活性を増強する。【選択図】なし

Description

本発明は、例えば結核、ハンセン病及び非定型マイコバクテリア感染症のような、細菌及びマイコバクテリア感染症の治療に使用されるスピロイソオキサゾリン型化合物に関する。
本発明は、また、医薬として、特に例えば結核、ハンセン病及び非定型マイコバクテリア感染症のような細菌及びマイコバクテリア感染症の治療における医薬として使用することができる新規化合物に関する。
本発明は、また、活性成分として上述の化合物の少なくとも一つと、場合によっては細菌及び/又はマイコバクテリアに対して活性な抗生物質、特にEthA経路を介して活性化可能な抗生物質を含有する薬学的組成物に関する。
本発明は、また、上述の化合物の少なくとも一つと、細菌及び/又はマイコバクテリアに対して活性な少なくとも一つの抗生物質、特にEthA経路を介して活性化可能な抗生物質を、結核、ハンセン病又は一般的なマイコバクテリア感染症の治療において、同時に、別々に、又は時間的に広がりをもって使用される併用品として含む製品(キット)に関する。
世界中で毎年200万の人々が結核で死亡する。エイズの流行や抗生物質多剤耐性株の出現がこの病気の影響の深刻化をもたらしており、世界保健機関は、危険性が増している世界的流行病の原因であり、世界的な規模での健康の異常事態としてとらえている。
ますます増加する結核菌(マイコバクテリウム・ツベルクローシス)株は、イソニアジド(INH)やリファンピシン(RIF)等の第一選択抗生物質に対して多耐性であることが今や特徴となっている。そこで、これらの抗生物質は、株が耐性ではないが、低い治療指数(活性成分の治療指数は、毒性用量に対する治療用量の比である)という欠点があるエチオナミド(ETH)等の第二選択抗生物質と置き換えられなければならない。
特定の化合物に組み合わせることによってエチオナミド(ETH)の活性を増大させることからなる一方策は既に検討されている。実際、ETHはEthA酵素によって治療的に活性な形にインビボ(in vivo)で変換されるプロドラッグである(文献“Activation of the prodrug ethionamide is regulated in mycobacteria”, A.R. Baulardら, Journal of Biological Chemistry, 2000, 275, 28326-28331を参照)。ETHに対して観察される耐性は、結核菌の転写抑制因子EthRがEthA酵素の発現を制御し、治療的に活性な物質へのETHの転換を制限するという事実から生じている。
本発明の一つの目的は、特にマイコバクテリアに対して活性な抗生物質、特にマイコバクテリアに対して活性でEthA経路を介して活性化可能な抗生物質、例えばチオアミドファミリーの全抗生物質、特にエチオナミド及びプロチオナミドの活性を増強する可能性が高い新規化合物を提案することである。
本発明の他の目的は、細菌及び/又はマイコバクテリアに対して活性な抗生物質、特にマイコバクテリアに対して活性でEthA経路を介して活性化可能な抗生物質と組み合わせて、同一の抗生物質の投薬量で、より高い効力を達成することを可能にし、あるいは所定の効力を達成しながら上述の抗生物質投薬量を低減させることを可能にする、先に述べられたような化合物を提案することである。
本発明の他の目的は、製造が簡単で安価である先に述べられたような化合物を提案することである。
本発明の他の目的は、生体液に満足できる程度に可溶性である先に述べられたような化合物を提案することである。
本発明の他の目的は、特に経口的に、活性であり、及び/又は引き起こす副作用がより少ない、先に述べられたような化合物を提供することである。
上述の目的の少なくとも一つを達成するために、本発明は、一般式(I):
Figure 2016503777
(上式中、
m=0又は1;
n=0又は1;
R1は、次の群:
直鎖状又は分枝状C1−C5アルキル鎖;
直鎖状又は分枝状で置換されたC1−C5アルキル鎖;
特に少なくとも一つのフッ素原子(F)で置換されたもの、
特に少なくとも一つのフッ素原子(F)によって又はC3−C6飽和もしくは不飽和の環式基で置換された直鎖状又は分枝状C1−C3アルキル鎖;
C3−C6飽和もしくは不飽和の環式基;及び
CN、CHCN、CH
から選択される基を表し;
R2は、次の群:
フェニル;
置換されていてもよいベンジル、特にCl又はF原子で置換されたベンジル;
ナフタレニル;
置換フェニル、特に少なくとも一つの直鎖状又は分枝状C1−C4アルキル鎖で置換されたフェニル、
少なくとも一つの直鎖状又は分枝状の置換C1−C4アルキル鎖によって置換されたフェニル、特に少なくとも一つのフッ素原子(F)で置換されたもの、
OCH、OCF、Cl、F、CHSO及びCFから選択される少なくとも一つの基で置換されたフェニル;
同一のO−CH−O基で置換された二つの連続炭素原子を有するフェニル基;
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル基;及び
S、N及びOから選択される少なくとも1個の原子を環中に含む5又は6の頂点を有する飽和又は不飽和の複素環、特にS、N及びOから選択される少なくとも1個の原子を環中に含む5又は6頂点を有する芳香族複素環
から選択される)
の化合物をこのように提案する。
本発明によれば、m及びnは互いに同一でも異なっていてもよい。有利には、m=n=1である。エチオナミドと組み合わせたこのような成分は、マイコバクテリア、特に結核菌に特に活性があることが証明されている。
R1は、次の基から選択される基を表し得る:
−CHCF、−CFCF、−(CHCF、−CH−イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、−CH−シクロプロピル、−CH−シクロブチル、−CH−シクロペンチル、置換されていてもよいフェニル、特に塩素(Cl)又はフッ素(F)原子によって置換されたフェニル、置換されていてもよいベンジル、特にCl又はF原子によって置換されたベンジル、−O−フェニル及びチオフェニル。
前述の置換R1基は、一置換又は多置換であり得る。一実施態様によれば、上述の基は、一置換である;フェニル又はベンジル基はその場合Cl原子によってのみ又はF原子によってのみ置換される。フェニル又はベンジル基が一置換であるか多置換であるかに関わらず、このCl又はF原子の位置は本発明では限定されない。従って、Cl又はF原子は、一般式(I)を有する分子の残りの部分に結合しているベンゼン環の炭素に対して、あるいはベンジル基の場合には、一般式(I)を有する分子の残りの部分に結合しているCH基に結合しているベンゼン環の炭素に対して、オルト、メタ又はパラ位に位置し得る。
有利には、R1は−CHCF及び−(CHCFから選択される。このような2種の基は本発明の化合物に増加した効果をもたらす。特にR1=CHCFである場合、本発明の化合物はマイコバクテリア、特に結核菌に対するエチオナミドの活性を増強するのに特に効果的であると思われる。
一実施態様によれば、R2は、次の基から選択される:フェニル基、OCH、OCF、Cl、F又はCFによりオルト置換されたフェニル基、特にOCH又はClでオルト位が置換されたもの。有利には、フェニル基は、OCH、OCF、Cl、F又はCFから選択される基によってオルト位で一置換され、特にOCH又はClでオルト位が一置換される。このような基は、本発明の化合物のエチオナミドの増強活性を改善する。置換基のオルト位は本発明の化合物のエチオナミドの増強活性を改善する。
他の実施態様によれば、R2は、5又は6個の原子を有する芳香族複素環であって、本発明の一般式(I)を有する化合物の環
Figure 2016503777
の窒素に対してα位に結合した複素環原子に隣接するその少なくとも一つの原子が硫黄原子、酸素原子又は窒素原子であるものから選択される。本発明によれば、5又は6個の原子を有する複素環は、よってS、N及びO原子から選択される二つの原子を含み得る。この場合、S、N及びOから選択される二つの原子は、式(I)中の環
Figure 2016503777
の窒素のα位の炭素環に結合した複素環原子の何れの側にも位置され得、後者に直接隣接し得る。
上述の環に結合した複素環原子は、有利には炭素原子である。
有利には、R2は、次の基から選択される:
Figure 2016503777
このような化合物は、マイコバクテリア、特に結核菌に抗するためにエチオナミドとの組み合わせで特に効果的である。
他の実施態様によれば、R2は、次の基から選択される:
Figure 2016503777
本発明の化合物は、有利には次の化合物から選択される:
Figure 2016503777
Figure 2016503777
Figure 2016503777
本発明は、また、医薬としての使用のため、特に細菌及びマイコバクテリア感染症の治療、特に結核、ハンセン病又は非定型マイコバクテリア感染症の治療におけるその使用のための上記化合物にも関する。
本発明は、また、活性成分として、先に述べた一般式(I)の少なくとも一つの化合物と一種の薬学的に許容される賦形剤を含有する薬学的組成物に関する。
本発明に係る薬学的組成物において、活性成分(類)として使用される化合物又は化合物群は、およそ0.3mgから1gの間に含まれる単位用量の投与を可能にする量で使用され得る。本発明に係る薬学的組成物中において、マイコバクテリアに対して活性な抗生物質又は抗生物質群は、存在する場合、世界保健機関(WHO、結核の治療:国家プログラムのためのガイドライン2003;WHO/CDS/TB2003.313.)、国立又は非政府保健機関又は適格な製薬研究所によって通常推奨される用量に等しいか又はそれよりも少ない単位用量の投与を可能にする量で有利には使用される。
当業者は、薬学的組成物の投与経路に応じて、一つ又は数種の薬学的に許容される賦形剤を選択することができる。当業者は、勿論、使用される賦形剤が、本発明に係る組成物に付与される固有の性質と適合性があるようにするであろう。更に、医薬又は薬学的組成物の形態(例えば溶液、懸濁液、エマルジョン、錠剤、カプセル剤、坐剤等々)は選択される投与経路に依存するであろう。
従って、本発明の意味において、医薬又は薬学的組成物は、任意の適切な経路によって、例えば経口、肛門、局所(例えば、外用)、全身、静脈内、筋肉内又は粘膜経路によって、あるいは他にパッチを使用することによって、あるいは他にリポソーム、マイクロパーティクル、マイクロカプセルにカプセル化された形態で、あるいはこれらに固定されて、ナノ粒子と類似物に結合されて、投与され得る。経口経路による投与に適した賦形剤の非限定的な例として、特にタルク、ラクトース、デンプンとその誘導体、セルロースとその誘導体、ポリエチレングリコール、アクリル酸ポリマー、ゼラチン、ステアリン酸マグネシウム、動物、植物又は合成脂肪、パラフィン誘導体、グリコール類、安定剤、保存料、抗酸化剤、湿潤剤、固結防止剤、分散剤、乳化剤、味覚修飾剤、浸透剤、可溶化剤等々を挙げることができる。医薬及び薬学的組成物のための製剤化及び投与技術は、当該技術分野でよく知られており、当業者は、特にRemingtonのPharmaceutical Sciences(最新版)を参照することができる。
本発明は、また、細菌感染症、好ましくはマイコバクテリア感染症、より詳細には結核、ハンセン病又は非定型マイコバクテリア感染症の予防及び/又は治療を意図する医薬の製造のために本発明に係る少なくとも一つの化合物を使用することを目的とする。
有利には、薬学的組成物は、活性成分として、細菌及び/又はマイコバクテリアに対して活性な少なくとも一つの抗生物質、特にEthA経路を介して活性化可能な抗生物質、特にEthA経路を介して活性化可能な抗生物質の例であるエチオナミド、プロチオナミド、イソキシル及びチオアセタゾンを更に含む。しかし、本発明は、これらの抗生物質に限定されるものではない。
本発明は、また、式(I)の少なくとも一つの化合物と、特に細菌及び/又はマイコバクテリアに対して活性な少なくとも一つの抗生物質、特にEthA経路を介して活性化可能な少なくとも一つの抗生物質を、結核、ハンセン病又は一般的マイコバクテリア感染症の治療において、同時に、別個に又は時間をあけて分けて使用される併用品として含むキット又は製品に関する。
定義
本発明の意味において、チオフェニル基は、4個の炭素原子と1個の硫黄原子を含む環状基として定義される。
ある基が置換されることが示されていない場合、後者は本発明の意味において、置換されない。
置換基の位置が示されていない場合、置換フェニルという用語は、少なくとも一つの水素原子が、示されたような基又は原子で置換されている任意のフェニル基に関する。好ましくは、R2では、フェニル基は一置換、好ましくはOCH基、塩素原子又はフッ素原子による一置換である。しかし、少なくとも二つの置換基を含み得る。
フェニルが担持する置換基のオルト位とは、本発明の化合物の環
Figure 2016503777
の窒素に対してα位の炭素原子に結合しているフェニル基の炭素原子を意味する。
5又は6個の原子を有する複素環は飽和もしくは不飽和であり得る。それらは一つ又は数個の二重結合を含み得る。それらはまた芳香族環であり得る。従って、本発明の意味において、N、O及びSから選択される少なくとも一つの原子を環中に含む5又は6頂点を有する芳香族複素環との用語は、環中に少なくとも1個の窒素原子と環中にヘテロ原子として1個だけ又は数個のN原子を含む5又は6頂点の芳香族複素環、環中に少なくとも1個のO原子と環中にヘテロ原子として1個だけ又は数個のO原子を含む5又は6頂点、特に5頂点の芳香族複素環、環中に少なくとも1個のS原子と環中にヘテロ原子として1個だけ又は数個のS原子を含む5又は6頂点の芳香族複素環、環中に少なくとも1個の窒素原子と環中にヘテロ原子として少なくとも1個のO又はS原子を含む5又は6頂点、特に5頂点の芳香族複素環を特に含む。特に、S、N及びOから選択される二つの異なる又は同一のヘテロ原子を含む5又は6の頂点の芳香族複素環は、本発明に係る5又は6の頂点の芳香族複素環に属する。
非定型マイコバクテリア感染は、結核菌以外の少なくとも一つのマイコバクテリアによって引き起こされるマイコバクテリア感染症、特にマイコバクテリウム・カンサシ(M. Kansasii)に関与するマイコバクテリア感染症としてここでは定義される。
本発明によれば、「治療」という用語は、上述の感染症の治癒的処置及び/又は予防的処置を指す。「治療」という用語は、患者の状態のあらゆる改善、特に患者の少なくとも一つの感染部位に存在する細菌の数の何らかの削減を含む。
本発明において、EthA経路を介して活性化可能な抗生物質とは、EthA酵素と少なくともインビトロ(in vitro)で反応して抗菌性を有する物質を生成する任意の物質と定義される。当業者は、例えば次の刊行物に記載された方法を適用することによって、ある抗生物質が、EthA経路によって活性化可能であるかどうかを決定することができる:“Activation of the prodrug ethionamide is regulated in mycobacteria” A.R. Baulardら, Journal of Biological Chemistry, 2000, 275, 28326-28331。
本発明の意味において、細菌及び/又はマイコバクテリアに対して活性な抗生物質は、細菌及び/又はマイコバクテリウム、特に結核菌の増殖を少なくともインビトロで制限するか又は減少させることができる任意の薬剤として定義される。マイコバクテリウム、特に結核菌を少なくともインビトロで破壊することができる薬剤はまた本発明の意味においてマイコバクテリアに対して活性な抗生物質である。マイコバクテリアに対して活性で、EthA酵素経路を介して活性化可能な抗生物質のなかで、エチオナミド、プロチオナミド、イソキシル、チアセタゾン及びこれらの抗生物質の少なくとも2種の混合物を挙げることができる。
本発明の意味における抗生物質はまた上記のもの以外の他の生理活性化経路を介して活性化可能な抗生物質であり得る。
実験セクション
合成法
核磁気共鳴スペクトル(NMR)H及び13Cを300MHzでBrukerTMのDPX300分光計で、周囲温度で実施した。ケミカルシフトは百万分率(ppm)で表される。帰属は、H及び13C一次元(1D)又は二次元(2D)HSQC−COSY実験を用いて実施された。質量スペクトルは、三連四重極型システム(Varian 1200ws)を備えたLCMS質量分析計あるいはLCMS Waters Alliance Micromass ZQ2000システムで実施された。市販の試薬及び溶媒は、後で精製することなく使用された。
化合物1から3の合成法のフロー図
Figure 2016503777
中間生成物1、2及び3の合成。 カリウムtert−ブトキシド(1.5mmol)を、無水エーテル(2.0mL)中のトリフェニルメチルホスホニウムヨージド(1.5mmol)のアルゴン下の懸濁液に添加する。混合物を1時間還流させると、次いで黄色に変わる。ケトン化合物をその後、分けて添加する。周囲温度での30分の撹拌後、TLC分析は反応が完了したことを示す。次いで、反応媒体を、蒸留水(1mL)を使用して加水分解し、エーテルを使用して2回抽出する。合わせた有機相をMgSOで乾燥させ、濃縮乾固させる。得られた残留物をシリカゲルカラム(シクロヘキサン/酢酸エチル溶出液)で精製して、予想した生成物を無色の油の形態で得る。
1−N−Boc−4−メチレンピペリジン(1)。1H NMR (CDCl3, 300 MHz) d(ppm) 1.47 (s, 9H, CH3 Boc), 2.18 (t, 4H, J=5.9 Hz, CH2), 3.42 (t, 4H, J=5.8 Hz, CH2N), 4.74 (s, 2H, =CH2)。収率70%。[(M-tBu),H]+ 142.1。純度>95%。
1−N−Boc−3−メチレンピロリジン(2)。1H NMR (CDCl3, 300 MHz) d (ppm) 1.48 (s, 9H, CH3 Boc), 2.55 (t, 2H, J=7.2 Hz, CH2), 3.48 (m, 2H, CH2), 3.93 (m, 2H, CH2), 4.98 (m, 2H, =CH2)。収率83%。[(M-tBu),H]+ 128.1。純度>95%。
1−N−Boc−3−メチレンアゼチジン(3)。1H NMR (CDCl3, 300 MHz) d (ppm) 1.46 (s, 9H CH3 Boc), 4.49 (t, 4H, J=2.7 Hz, CH2), 4.99 (q, 2H, J=2.4 Hz, CH2)。収率69%。[(M-tBu),H]+ 114.3。純度>95%。
化合物4、5及び10の合成法のフロー図
Figure 2016503777
化合物6から9の合成法のフロー図
Figure 2016503777
化合物11から59の合成法のフロー図
Figure 2016503777
操作条件:(a)NHOH.HCl、CHCl、ピリジン、RT;(b)13%のNaOCl、CHCl、0℃からRT;(c)(i)1,4−ジオキサン中のHCl(4M)、(ii)R’−COH、HOBt、EDCI.HCl、DIEA、DMF;(d)NCS、DMF、RT、(e)1−N−Boc−4−メチレン−ピペリジン、EtN、THF、RT;(f)(i)1,4−ジオキサン中のHCl(4M)、(ii)CF(CH−COH、HOBt、EDCI.HCl、DIEA、DMF。
工程1:オキシム合成: ヒドロキシルアミン塩酸塩(1mmol)をジクロロメタン(860μL)及びピリジン(80μL)中のアルデヒド溶液(1mmol)に添加する。次いで、混合物を周囲温度で撹拌する。反応の進行と終了を薄層クロマトグラフィー(TLC)によって追跡する。ジクロロメタンを加えた後、有機相を、蒸留水を使用して洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮乾固させる。このようにして得られたオキシムは、その後の如何なる精製も必要とせずに使用される。
工程2:中間生成物8cから29cの合成プロセス。 次亜塩素酸ナトリウム(13%の塩素溶液、3.4mL)溶液を、0℃に冷却されたCHCl中のオキシム溶液(1mmol)及びアルケン1、2又は3(0.8mmol)に加える。反応が完了するまで混合物を周囲温度で撹拌する。二相を分離した後、有機相を、1NのHCl(2回)、NaHCOの飽和溶液及びブラインを使用して逐次的に洗浄した後、減圧下で蒸発させる。必要に応じて、得られたスピロイソオキサゾリン誘導体を、分取HPLC又はフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル溶出液)を使用して精製する。
工程2’及び2”:誘導体6b−6c及び7b−7cの合成プロセス。 N−クロロスクシンイミド(1mmol)をDMF(1.9mL)中のオキシム溶液(1mmol)に加える。周囲温度で1時間撹拌した後(LC/MSコントロールが反応の終わりを示す)、DMFを減圧下で蒸発させる。得られた残留物をCHClに取った後、ブラインを使用して2回洗浄する。有機相をMgSOで乾燥させ、濃縮乾固させる。THF(32mL)中のトリエチルアミン溶液(2mmol)をTHF(32mL)中のクロロ−オキシム及び1−N−Boc−4−メチレン−ピペリジン(1.3mmol)の溶液に4時間かけて滴下して加える。反応媒体を周囲温度で撹拌する。このようにして生成されたトリエチルアミン塩酸塩を濾過により除去し、THFを減圧下で蒸発させる。得られた残留物をジクロロメタンに取り、1NのHCl溶液及びブラインを使用して逐次洗浄する。次いで、有機相をMgSOで乾燥させ、濃縮乾固させる。収集した残留物をシリカゲルカラム(CHCl/EtOAcの溶出液)で精製する。
工程3:N−Boc基の脱保護。 ジオキサン(2.2mL)中の4NのHCl溶液をジオキサン(4.4mL)中のN−Boc−アミン(1mmol)の溶液に加える。反応媒体を周囲温度で撹拌する。反応が完了したところで(TLCが続く)、生成された沈殿物を焼結ガラス上で遠心分離し、その後の精製をすることなくカップリング工程において使用する。
カルボン酸とのカップリング: DMF中のカルボン酸(1.5mmol)、EDCI.HCl(1.5mmol)、HOBt(0.5mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(4mmol)の溶液を15分間周囲温度で撹拌する。スピロイソオキサゾリン塩酸塩(1mmol)を加える。2時間の攪拌後(LC/MSが続く)に反応が完了したところで、溶媒を減圧下で蒸発させる。得られた残留物をジクロロメタンに取り、1NのHCl(2回)、NaHCOの飽和溶液及びブラインを逐次的に使用して洗浄する。次いで、有機相をMgSOで乾燥させ、濃縮乾固する。次いで、化合物を、分取HPLCを使用して精製する。
化合物の活性の評価
エチオナミド増強の細胞試験
使用される試験は、これらの化合物が結核菌に対するエチオナミドの殺菌活性を増強することができることを確認することを可能にする。この試験は「ハイコンテントスクリーニング」(HCS)又は高密度コンテントスクリーニング試験である。HCS試験は、与えられた環境において微生物(例えば細菌)の所定の表現型の特徴を研究することを可能にする細胞培養上で実施される。観察される表現型の変化は、所定の標識タンパク質の産生の増加(又は減少)から考慮中の微生物の形態の変形までの範囲でありうる。該方法は次の刊行物に記載されている:“Ethionamide Boosters: Synthesis, Biological Activity, and Structure-Activity Relationships of a Series of 1,2,4-Oxadiazole EthR Inhibitors”, M. Flipoら, Journal of Medicinal Chemistry, 2011, 54(8), 2994-3010。
この試験は、エチオナミド(ETH)の活性を10倍増強するために必要なリガンド濃度を決定することを目的とする。
ETHの活性を10倍増強するために必要なリガンド濃度を測定するために、一定濃度のエチオナミド(そのCMI99の1/10に相当する0.1μg/mL)が選択される。リガンド濃度を変化させることにより、細菌増殖を50%阻害するのに必要な濃度、すなわち、エチオナミドの活性を10倍増強するために必要な濃度を決定され得る。この濃度はEC50で示される。
溶解度の測定
サンプルのDMSO中の10mMの溶液40μLをpH7.4の1.96mLのMeOH又はPBSに添加する。次いで、サンプルを室温で24時間攪拌し、5分間遠心分離し、その後、0.45μmサイズのフィルターで濾過する。次いで20μLの各溶液を180μLのMeOHに添加し、次いでLC−MSにより分析する。溶解度は、質量シグナルPBS/MeOHの表面の比として決定される。
測定された生物学的活性
以下の表IからIIIは、試験された本発明の化合物の化学式と上述のプロトコルに従って実験的に測定されたEC50の値をまとめたものである。
Figure 2016503777
Figure 2016503777
Figure 2016503777
Figure 2016503777
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Figure 2016503777
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Figure 2016503777
Figure 2016503777
Figure 2016503777
Figure 2016503777
Figure 2016503777
測定された溶解度の例を挙げると、化合物10(BDM41420)は、上記のプロトコルに従って測定して、150μMに等しい溶解度を示す。

Claims (18)

  1. 一般式(I):
    Figure 2016503777
    (上式中、
    m=0又は1;
    n=0又は1;
    R1は、次の群:
    直鎖状又は分枝状C1−C5アルキル鎖;
    少なくとも一つのフッ素原子(F)で置換された直鎖状又は分枝状C1−C5アルキル鎖;
    少なくとも一つのC3−C6飽和もしくは不飽和の環式基で置換された直鎖状又は分枝状C1−C3アルキル鎖;
    C3−C6飽和もしくは不飽和の環式基;及び
    CN、CHCN、CH
    から選択される基を表し;
    R2は、次の基:
    フェニル;
    Cl又はF原子で置換されていてもよいベンジル;
    ナフタレニル;
    少なくとも一つの直鎖状又は分枝状C1−C4アルキル鎖で置換されたフェニル、
    少なくとも一つのフッ素原子(F)で置換された少なくとも一つの直鎖状又は分枝状C1−C4アルキル鎖で置換されたフェニル;
    OCH、OCF、Cl、F、CHSO及びCFから選択される少なくとも一つの基で置換されたフェニル;
    同一のO−CH−O基で置換された二つの連続炭素原子を有するフェニル基;
    シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル基;並びに
    S、N及びOから選択される少なくとも1個の原子を環中に含む5又は6の頂点を有する複素環
    から選択される)
    のスピロイソオキサゾリン型化合物。
  2. m=n=1を特徴とする、請求項1に記載の化合物。
  3. R1が、次の基:−CHCF、−CFCF、−(CHCF、−CH−イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、−CH−シクロプロピル、−CH−シクロブチル、−CH−シクロペンチル、Cl又はF原子によって置換されたフェニル、ベンジル、Cl又はF原子によって置換されたベンジル、−O−フェニル及びチオフェニルから選択されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. R1が−CHCF及び−(CHCFから選択されることを特徴とする、請求項1から3の何れか一項に記載の化合物。
  5. R2が、フェニル、あるいはOCH、OCF、Cl、F又はCFによりオルト位が置換されたフェニルであることを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の化合物。
  6. R2が、式(I)の環
    Figure 2016503777
    の窒素に対してα位の炭素に結合した複素環原子に隣接するS、N及びO原子から選択される少なくとも一つの原子を有する5又は6個の頂点を有する芳香族複素環から選択されることを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の化合物。
  7. R2が、次の基:
    Figure 2016503777
    から選択されることを特徴とする、請求項6に記載の化合物。
  8. R2が、次の基:
    Figure 2016503777
    から選択されることを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の化合物。
  9. 次の群:
    Figure 2016503777
    Figure 2016503777
    Figure 2016503777
    から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
  10. 医薬として使用するための、請求項1から9の何れか一項に記載の化合物。
  11. 細菌及びマイコバクテリア感染症の治療に使用するための、請求項1から9の何れか一項に記載の化合物。
  12. 結核、ハンセン病及び非定型マイコバクテリア感染症の治療に使用するための、請求項1から9の何れか一項に記載の化合物。
  13. 活性成分として請求項1から9の何れかに記載の少なくとも一つの化合物と薬学的に許容される賦形剤を含有する薬学的組成物。
  14. 活性成分として細菌及び/又はマイコバクテリアに対して活性な少なくとも一つの抗生物質を更に含有することを特徴とする、請求項13に記載の組成物。
  15. 活性成分としてEthA酵素経路を介して活性化可能な少なくとも一つの抗生物質を更に含有することを特徴とする、請求項13に記載の薬学的組成物。
  16. 請求項1から9の何れか一項に記載の少なくとも一つの化合物と、細菌及び/又はマイコバクテリアに対して活性な少なくとも一つの抗生物質とを含む製品。
  17. 請求項1から9の何れか一項に記載の少なくとも一つの化合物と、エチオナミド、プロチオナミド、イソキシル及びチアセタゾンから選択される少なくとも一つの抗生物質とを含む製品。
  18. 請求項1から9の何れか一項に記載の少なくとも一つの化合物と、エチオナミド、プロチオナミド、イソキシル及びチアセタゾンから選択される少なくとも一つの抗生物質とを、結核、ハンセン病又は非定型マイコバクテリア感染症の治療に使用される併用品として含む製品。
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