JP2016503359A - プラスチック材料で所望の色及び所望の効果を提供する処方を決定する方法及び装置ならびにプラスチック材料に添加される色/効果配合物を調製する方法 - Google Patents

プラスチック材料で所望の色及び所望の効果を提供する処方を決定する方法及び装置ならびにプラスチック材料に添加される色/効果配合物を調製する方法 Download PDF

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Abstract

所望の色及び所望の効果、たとえば、真珠光沢効果を提供する処方を決定する方法は、i.処方に組み込むべく、好適には20種以下の構成要素を含む一群の異なる効果材料を提供することと、ii.所望の効果に最も近い効果を前記一群から選択することと、iii.選択された効果材料を使用して処方を決定するようにマッチング予測システムに指示することであって、マッチング予測システムが、選択された効果材料と、マッチングされる色に関する色情報と、に基づいて処方を決定する、マッチング予測システムに指示することと、を含む。プラスチックに添加すべく液体色/効果配合物を調製する方法も記載されている。

Description

本発明は、プラスチック材料で所望の色及び効果を提供することに関する。好適な実施形態は、プラスチック材料で色及び効果の両方をマッチングさせることに関する。
(特許文献1)(カラーマトリックス(ColorMatrix))には、熱可塑性高分子材料の着色に使用される色配合物を選択及び送達する方法及びシステムが記載されている。色配合物は、単一着色剤ディスパージョンを所定量で組み合わせることにより調製される。その開示には、効果顔料を含む配合物の調製については記載されていない。
効果顔料は、プラスチック又は他の材料に効果(たとえば、真珠もしくは真珠層の光沢又は花崗岩、大理石、ホログラフィー、もしくはグリッターのような効果)を付与する層状又は板状の顔料を含む。そのような効果顔料は、プラスチック部品に望ましい効果を導入することにより、効果顔料を含まない(特許文献1)に見られるような着色剤を用いて単純に作製された部品と比較して、一般により魅力的なものとするために、使用可能である。
(特許文献2)(ポリワン(Polyone))には、カラーマッチングのシステム及び方法が記載されている。それには、ホログラフィックフレーク、花崗岩、大理石、又は真珠光沢剤を含む視覚効果の使用が参照されているが、色及び効果をどのようにマッチングされるか、又は色及び効果を含む配合物をどのように調製するかについては、とくに開示されていない。
国際公開第2008/078079号パンフレット 米国特許第6772151号明細書
効果、たとえば、真珠光沢効果のマッチングは、慣用的ではない。使用しうる何百という多くの真珠光沢顔料が存在するので、実質的な数を含む在庫を提供すると、経費がかかり、特定の効果をマッチングさせるためにそのような顔料を選択しうるプロセスが複雑化する。さらに、選択及びプラスチック材料中への添加のために真珠光沢顔料をそれぞれの液体配合物で提供するのであれば、マッチングプロセスで必要とされうるものと同程度に多くの真珠光沢配合物の調製及び貯蔵が必要であるので(多数のそのような配合物が必要になるであろう)、かなりの事業であり、コストのかかる大量の在庫を生じるであろう。さらに、液体配合物に組み込んでしまうと、顔料を他の用途に使用したり、必要量を上回ったときに製造業者に戻したりすることができないであろう。本発明の目的は、上述の問題に対処することである。
熱可塑性材料中に効果顔料を組み込む代替手段は、効果顔料を含有するマスターバッチを熱可塑性材料と配合することを含む。しかしながら、一般的には、効果顔料は、マスターバッチへの組込みに使用される機械的プロセス(たとえば、剪断/混合及び押出しの適用)時に損傷を受けやすい。そのような損傷により、効果が低減したり、かつ/又は所望の効果の生成に必要とされる顔料の増量が必要になったりしうる。本発明の目的は、この
問題に対処することである。たとえば、マスターバッチ(又は液体濃縮物)を熱可塑性材料に添加する場合と比較して、効果顔料への応力を低減し、改良された明るさ及び/又は効果光沢を有する着色熱可塑性材料を作製することが目的である。
国際公開第2008/078079号パンフレットに見られるように、比較的未熟なオペレータが行えるように、マッチング予測システム及び配合物分配システムをできるかぎり単純に操作できるようにすることが望ましい。色及び効果をマッチングさせる既存の手段では、オペレータは、かなりの知識及び経験を有することが必要とされる傾向がある。たとえば、第1に、効果を同定しなければならない。これは、肉眼により、顕微鏡を用いて、試行錯誤により、又はこれらの組合せにより、行われうる。第2に、効果に加えられる色が、通常、試行錯誤により、同定され、所要の色及び効果の組合せが達成されるまで、複数回の式の修正が行われる。第3に、配合物がすべての規制及び処理の要件を満たすことが保証されるように、最終使用要件についての知識及び理解が必要とされる。第4に、調製された液体配合物がレオロジー適正であり、かつ最終使用要件を満たすのに十分な程度に長い貯蔵寿命を有することが保証されるように、一定レベルの知識及び理解が必要とされる。本発明の目的は、上述の問題に対処することである。
本発明の目的は、色及び効果をマッチングさせて熱可塑性材料で使用される安定かつ/又はポンプ操作可能な液体配合物を作製する、簡単に使用できる汎用性のあるシステム及び方法を提供することである。
本発明の第1の態様によれば、プラスチック材料で所望の色及び所望の効果を提供する処方を決定する方法が提供される。本方法は、
(i)処方に組み込むべく選択されうる一群の異なる効果材料を提供することと、
(ii)所望の効果に最も近い効果材料を前記一群から選択することと、
(iii)選択された効果材料を使用して処方を決定するようにマッチング予測システムに指示することであって、マッチング予測システムが、前記選択された効果材料と、マッチングされる色に関する色情報と、に基づいて処方を決定する、マッチング予測システムに指示することと、
を含む。
効果材料は、プラスチック材料中に組み込まれたときに角度依存性(たとえば、虹色光彩、カラートラベル、又は光沢)やテクスチャーなどの追加の色効果を提供する任意の材料でありうる。効果材料は、好適には、組み込まれたときに光沢効果を提供する。
効果材料は、好適には、層状又は板状の材料、たとえば、層状又は板状の顔料を含む。
効果材料は、真珠もしくは真珠層の光沢又は花崗岩、大理石、ホログラフィー、もしくはグリッターのような効果を提供するように選択されうる。効果材料は、金属酸化物被覆雲母顔料(たとえば、真珠光沢剤)、アルミニウムフレーク顔料、鉄フレーク顔料、ステンレス鋼フレーク顔料、金青銅顔料、及び亜鉛顔料から選択されうる。効果材料は、マーカー顔料を含みうる。
一群の異なる効果材料は、20種以下、たとえば、15種以下又は10種以下の構成要素を含みうる。構成要素の数を限定することにより、種々の利点が得られる。たとえば、在庫を最小限に抑えうるうえに、適切な効果材料を注意深く選択することにより、非常に広範にわたる色及び効果をマッチングさせることが可能である。
好適には、前記一群の異なる効果材料は、少なくとも2種、好適には少なくとも4種の層状又は板状の顔料を含む。前記一群は、20種以下の層状又は板状の顔料を含みうる。
それは、15種以下の前記顔料を含みうる。
好適には、前記一群の異なる効果材料は、プラスチック材料中に組み込まれたときに真珠光沢効果を生じるように配置された少なくとも2種、好適には少なくとも4種、より好適には少なくとも6種の顔料を含む。前記一群は、前記真珠光沢効果を生じるように配置された20種以下の顔料を含みうる。それは、15種以下の前記顔料を含みうる。
好適には、前記一群の異なる効果材料は、少なくとも2種、好適には少なくとも4種、より好適には少なくとも6種の金属酸化物被覆雲母顔料を含む。前記一群は、20種以下の金属酸化物被覆雲母顔料を含みうる。それは、15種以下の前記顔料を含みうる。
前記一群の異なる効果材料は、第1の銀色効果顔料及び第1の金色効果顔料を含みうる。それはまた、第1の白色効果顔料を含みうる。上述の第1の銀色、金色、及び白色の効果顔料は、真珠光沢効果を生じるように配置されうるとともに、好適には、それぞれ、金属酸化物被覆雲母顔料である。
とくに明記されていないかぎり、本明細書に記載の粒子サイズは、好適にはISO13320に準拠して、レーザ回折により評価されうる。
前記一群の異なる効果材料は、第2の銀色効果顔料及び第2の金色効果顔料を含みうる。それはまた、第2の白色効果顔料を含みうる。上述の第2の銀色、金色、及び白色の効果顔料は、真珠光沢効果を生じるように配置されうるとともに、好適には、それぞれ、金属酸化物被覆雲母顔料である。
前記第1の銀色効果顔料は、第1の数平均粒子サイズを有する粒子を含みうるとともに、前記第2の銀色効果顔料は、第2の数平均粒子サイズを有する粒子を含み得、前記第1及び第2の粒子サイズは、異なる。前記第2の銀色効果顔料の数平均粒子サイズを前記第1の銀色効果顔料の数平均粒子サイズで割り算したものとして定義される比は、好適には少なくとも2、好適には少なくとも3、より好適には少なくとも4である。前記比は、50未満でありうる。好適には、前記一群は、比較的小さい数平均粒子サイズを有する銀色効果顔料(好適には、前記第1の銀色効果顔料でありうる)及び比較的大きい数平均粒子サイズを有する銀色効果顔料(好適には、前記第2の銀色効果顔料でありうる)を含む。
前記第1の金色効果顔料は、第1の数平均粒子サイズを有する粒子を含みうるとともに、前記第2の金色効果顔料は、第2の数平均粒子サイズを有する粒子を含み得、前記第1及び第2の粒子サイズは、異なる。前記第2の金色効果顔料の数平均粒子サイズを前記第1の金色効果顔料の数平均粒子サイズで割り算したものとして定義される比は、好適には少なくとも2、好適には少なくとも3、より好適には少なくとも4である。前記比は、50未満でありうる。好適には、前記一群は、比較的小さい数平均粒子サイズを有する金色効果顔料(好適には、前記第1の金色効果顔料でありうる)及び比較的大きい数平均粒子サイズを有する金色効果顔料(好適には、前記第2の金色効果顔料でありうる)を含む。
前記第1の白色効果顔料は、第1の数平均粒子サイズを有する粒子を含みうるとともに、前記第2の白色効果顔料は、第2の数平均粒子サイズを有する粒子を含み得、前記第1及び第2の粒子サイズは、異なる。前記第2の白色効果顔料の数平均粒子サイズを前記第1の白色効果顔料の数平均粒子サイズで割り算したものとして定義される比は、好適には少なくとも2、好適には少なくとも3、より好適には少なくとも4である。前記比は、50未満でありうる。好適には、前記一群は、比較的小さい数平均粒子サイズを有する白色効果顔料(好適には、前記第1の白色効果顔料でありうる)及び比較的大きい数平均粒子サイズを有する白色効果顔料(好適には、前記第2の白色効果顔料でありうる)を含む。
前記一群の異なる効果材料は、好適には、比較的小さい数平均粒子サイズを有する第1の銀色効果顔料、より大きい数平均粒子サイズを有する第2の銀色効果顔料、比較的小さい数平均粒子サイズを有する第1の金色効果顔料、及びより大きい数平均粒子サイズを有する第2の金色効果顔料を含む。任意選択で、前記一群は、比較的小さい数平均粒子サイズを有する第1の白色効果顔料及びより大きい数平均粒子サイズを有する第2の白色効果顔料を含みうる。
前記一群の異なる効果顔料は、好適には真珠光沢顔料である青銅色効果顔料を含みうる。
前記一群の異なる効果顔料は、好適には真珠光沢顔料である青色効果顔料を含みうる。
前記一群の前記各効果材料の特徴は、好適には、前記一群に含まれる効果材料のいずれかが組み込まれた色及び効果をマッチングさせる処方をマッチング予測システムにより決定できるように、前記マッチング予測システム内に、たとえば、前記システムのソフトウェア内に含まれる。
本方法は、既存の材料の色及び効果にマッチングさせるためのものでありうるか、又は既存の色(たとえば、見本、塗料、写真などで表現された色)にマッチングされうるもしくは独立して形成されうる所望の色と一緒に、選択された所望の効果をプラスチック材料で生成するためのものでありうる。
本方法の工程(ii)は、プラスチック材料で提供及び/又は再現される効果を決定することを含みうる。本方法が既存の材料に関連付けられる効果にマッチングさせることを含む場合、本方法は、好適には、既存の材料を分析して、好適には、再現する必要のある効果を決定し、かつ再現する必要のある効果に最も近い効果材料を前記一群から選択することを可能にすることを含む。
既存の材料の分析は、オペレータによる目視評価により又は分析装置を用いて行われうる。目視評価により行う場合、オペレータは、好適には、既存の材料を目視して、既存の材料で再現された効果を、マッチング予測システムを用いて及び/又は本方法で使用可能な特定の効果を用いて達成可能な効果と、比較する。この目的のために、好適には、マッチング予測システムにより達成可能な各効果の視覚的表現が提供される。視覚的表現は、各効果が再現されているパレットを含みうる。オペレータは、好適には、既存の材料で再現された効果をパレットの効果と比較して、所望の効果に最も近いパレットの効果を選択する。パレットは、本方法で使用可能な各効果材料が組み込まれている及び/又はマッチング予測システムに特徴が含まれる関連材料(たとえば、プラスチック材料)を含むそれぞれの見本を含みうる。
分析装置を使用する場合、所望の効果を決定して好適な効果材料を前記一群から選択するように配置されうる。分析は、分光学的又は顕微鏡的技術を含みうる。
効果を独立して形成する場合(すなわち、既存の効果にマッチングさせることを含まない)、本方法は、効果材料の1つを前記一群から選択することを含みうる。これは、顧客が所要の効果のタイプを特定すること及び/又はマッチング予測システムを用いて達成可能な効果の表現、たとえば、見本から選択することを含みうる。
本方法は、好適には、提供される所望の色を選択すること及び所望の色に関する情報をマッチング予測システムに入力することを含む。所望の色は、たとえば、顧客により提供されるサンプルにより定義されうる。そのようなサンプルは、見本、塗料、写真の一部、又は所望の色が表現されている任意のサンプルの形態をとりうる。サンプルは、所望の色のみを再現しうるか、又は所望の色及び効果の両方を再現しうる。本方法は、サンプルの
色を決定する工程を含みうる。これは、分析装置、たとえば、分光計などを含みうる。他の選択肢として、所望の色は、既存の表色系(たとえば、パントン(Pantone)又は他の参照を介して)及びマッチング予測システムへの関連情報入力から選択されうる。
したがって、好適な一実施形態では、サンプルの色及び効果が分析されうるとともに、色及び効果にできるかぎり近くマッチングさせるようにマッチング予測システムが使用されうる。好適には、色及び効果は、2つの個別工程で独立して分析される。他の選択肢として、所望の色及び効果は、特定のサンプルを入手及び/又は分析することなく、他の手段で好適な色及び効果を選択することにより、再現されうる。しかしながら、好適には、本方法は、サンプルの色及び効果にマッチングさせることを含む。
工程(iii)では、先に述べたように、マッチング予測システムに指示する。これは、一群から選択された効果材料に関する詳細をシステムに入力することを含みうる。これは、たとえば、オペレータが所望の効果をパレットから手動で選択した場合、オペレータにより手動で行われうる。他の選択肢として、デバイスを使用するのであれば、効果を決定するために使用したデバイスから直接入力しうる。好適には、色情報は、マッチング予測システムに入力され(好適には、選択された効果材料の入力とは独立して個別の工程で)、これは、手動で又は色を決定するデバイスを介して自動で行われうる。
マッチング予測システムは、好適には、プログラムされ、結果として、選択された効果材料を含む処方を生成しなければならない。すなわち、選択された効果材料を省略することはできない。しかしながら、それは、処方に含まれる効果材料及び色成分(たとえば、処方に組み込まれる効果材料でない顔料及び/又は染料)の量を変化させうる。好適には、マッチング予測システムは、工程(ii)で選択されたものに対応する単一効果材料が組み込まれた処方を生成する。
前記マッチング予測システムは、好適には、工程(ii)で選択された効果に関する情報及び色情報を受け取って、所望の色及び効果のマッチング又は厳密マッチングを決定するように配置されたコンピュータを含む。前記コンピュータは、好適には、前記一群に含まれる各効果材料に関する情報を含むデータベースを含む。前記コンピュータは、好適には、本明細書に記載の色配合物の分配に使用すべく配置された色分配システムに含まれる多数の基本色配合物に関する情報を含むデータベースを含む。前記コンピュータは、好適には、前記色分配システムに含まれる各基本色配合物に関する情報を含む。前記コンピュータは、好適には、前記各基本色配合物の可視領域スペクトルに関する情報及び前記一群の異なる効果材料中に提供される各効果材料に関する情報を含む。前記コンピュータは、好適には、異なるタイプのプラスチック中に組み込まれたときの、たとえば、ポリエステル、ポリオレフィン、スチレンポリマー、ポリカーボネート、及びポリアミドから選択される1つ以上のプラスチック中に組み込まれたときの前記基本色配合物及び効果材料の性質及び/又は効果に関する情報を含む。
前記コンピュータは、好適には、複数又は多数の基本色配合物及び/又は効果材料を混合することから生じる効果、たとえば、色スペクトルを決定する手段を含む。そのほかに、前記コンピュータは、複数又は多数の基本色配合物及び/又は効果材料の混合物を異なるタイプの高分子材料に添加する効果を決定するように配置されうる。
前記コンピュータは、好適には、複数又は多数の基本色配合物及び/又は効果材料の混合物を異なる濃度で高分子材料中に添加する効果を決定する手段を含む。コンピュータはまた、処方に従って調製された色/効果配合物をプラスチック材料中に添加すべき濃度を決定しうる。
好適には、本方法では、マッチング予測システムは、所望の色及び効果を提供する少なくとも2つ、好適には少なくとも4つの異なる処方を決定する。
前記マッチング予測システム、たとえば、一群の各効果材料に関する情報及び各基本色配合物に関する情報を含むデータベースを含む前記コンピュータは、第1の位置で提供されうる。工程(ii)で選択された効果に関する情報及び色情報は、好適には、第1の位置から離れた第2の位置から前記コンピュータに入力される。たとえば、第1及び第2の位置は、少なくとも1.61、80.46、又は160.93km(1、50、又は100マイル)離れていてもよい。いくつかの実施形態では、第1及び第2の位置は、何千マイルも離れていてもよい。情報は、好適には、たとえば、グローバルネットワーク、たとえば、インターネットなどのグローバルコンピュータネットワークを介して、第2の位置から第1の位置にデジタル方式で伝達される。好適には、マッチング予測及び/又はコンピュータへのアクセスは、ウェブサイトを介する。たとえば、工程(ii)で選択された効果に関する情報及び/又は色情報は、情報をウェブサイトに付託することにより伝達されうる。次いで、ウェブサイトは、前記マッチング予測システムと通信しうるとともに、マッチング予測システムからの情報、たとえば、処方は、次いで、前記ウェブサイトを介して返信及び/又は送達されうる。
前記第2の位置は、ブランドマネージャ、設計者、及び/又は顧客の位置でありうる。記載の本方法の工程(ii)は、第2の位置で行われうる。たとえば、第2の位置では、人(たとえば、顧客又は販売員)は、工程(ii)で、所望の効果に最も近い効果材料を前記一群から選択しうる。これは、所望の効果と達成可能な効果の表現とを比較することにより行われうる。所望の色はまた、記載のように選択されうる。次いで、効果及び色に関する情報は、第1の位置に伝達され、本方法の工程(iii)が行われる。
本方法では、マッチング予測システムにより工程(iii)で決定された色/効果に関する情報は、第2の位置に伝達されうる。これは、マッチング予測システムを介して取得可能な色と所望の色との差に関する情報を含みうる。伝達された情報は、取得可能な色の色スペクトルを含みうる。本方法は、2つのスペクトルを比較できるように、取得可能な色及び所望の色のスペクトルを同一出力上に視覚的に表現することを含みうる。本方法は、取得可能な色及び/又は効果を可視化できるように、第2の位置に可視化手段を提供することを含みうる。
第1の態様に係る方法は、記載のように処方を決定することと、プラスチック材料を含む部品を製造するための色/効果配合物を作製することと、を含みうる。本方法は、好適には、処方を決定することと、色/効果配合物を作製することと、前記マッチング予測システムにより決定された所望の色及び所望の効果を有するプラスチック材料を含む部品を製造することと、を含む。
本方法では、工程(iii)で決定された処方は、部品を製造すべくプラスチック材料に添加される流体色/効果配合物を作製するために使用されうる。
処方は、好適には、色分配システムに伝達される(たとえば、デジタル方式で)。それは、好適には、任意選択で前記ウェブサイトを介して、前記マッチング予測システムから好適にはコンピュータ制御分配システムである色分配システムに伝達される。
本方法は、好適には、多数の流体基本色配合物を含む前記色分配システムを用いて、所定量の前記基本色配合物を決定された処方に従って容器内に分配することを含む。
色分配システムは、10種超、好適には20種超、より好適には25種超の流体基本色配合物を含みうる。各基本色配合物は、好適には、高分子材料、たとえば、熱可塑性高分子材料と相溶性である。各色配合物は、好適には、着色される高分子材料(たとえば、熱可塑性材料)を溶融加工可能な温度で安定である。
前記基本色配合物は、好適には、不揮発性流体色配合物である。前記基本色配合物は、好適には、不揮発性液体担体と、1種以上の顔料又は染料(好適には、効果材料ではない)と、を含む。前記基本色配合物は、好適には、プラスチック材料中に投入されるように配置される。前記配合物は、好適には、関連加工温度で安定でありかつ/又は分解されない。前記配合物は、好適には、たとえば押出し装置又は射出成形装置で溶融加工される熱可塑性高分子材料中に組み込まれたときに安定である。好適には、前記配合物は、150℃未満、好適には200℃未満、より好適には250℃未満の温度で安定でありかつ/又は分解しない。
前記基本色配合物は、好適には、混合物を造形して部品を規定できるように前記色配合物と高分子材料との混合物を加熱、たとえば、溶融加工することを含むプロセスで、高分子材料、たとえば、熱可塑性材料を含む着色部品を製造するために使用される。部品は、高分子材料と前記液体色配合物とを含む混合物を押し出す及び/又は成形することにより、たとえば、射出成形又は圧縮成形することにより、製造されうる。
前記色分配システムは、好適には、前記第1の位置及び/又は前記第2の位置とは異なる第3の位置に提供される。たとえば、前記第3の位置は、前記第1及び/又は第2の位置から、好適には前記第1及び第2の位置の両方から、少なくとも1.61、8.05、16.09、又は80.46km(1、5、10、又は50マイル)の位置でありうる。
この(又は各)色分配システムに関連付けられるのは、好適には、マッチング予測システムに特徴が含まれる及び/又は本方法で選択するために利用可能である各効果材料を多量に含むコレクションである。したがって、流体色/効果配合物は、同一の位置で利用可能な色分配システム及び効果材料を用いて調製可能である。
少なくとも2つ、好適には少なくとも3つ、より好適には少なくとも4つの色分配システムが提供されうる。1つは、記載の第3の位置に提供されうるとともに、他の1つは、第4の位置に提供されうる。この場合、前記第3及び第4の位置は、前記第2の位置から少なくとも80.46km(50マイル)の位置にある。他の色分配システムは、他の位置に提供されうる。色分配システムのネットワークは、世界中のさまざまな位置に提供されうる。マッチング予測システムは、好適には同一の色/効果配合物を多重(たとえば各)色分配システムにより分配できるように、任意選択で前記ウェブサイトを介して、好適には前記各色分配システムと通信するように配置される。各色分配システムは、好適には、同一(すなわち、まったく同じ)基本色配合物を含有する。
前記方法は、好適には、前記色分配システムにより分配された1種以上の着色剤を含む流体配合物と、本方法の工程(ii)で選択された前記効果材料と、を接触させることを含む。
一実施形態では、効果材料を流体中に分散させうる。次いで、流体と、1種以上の着色剤を含む前記流体配合物と、を接触させうる。しかしながら、1種以上の着色剤を含む及び/又は前記色分配システムにより分配された前記流体配合物に接触させるために、固体形態の効果材料を選択することが好適である。したがって、好適には、前記色/効果配合物の調製は、固体(たとえば、固体微粒子)形態の効果材料を選択することと、前記固体効果材料と、1種以上の着色剤を含む前記流体配合物又は前記配合物の一部と、を接触させることと、を含む。したがって、本方法は、固体微粒子形態の効果材料を容器内に導入して、1種以上の着色剤を含む前記流体配合物に接触させる工程を含みうる。本方法は、秤量された量の効果材料(秤量された量は、好適には処方に従う)を容器内に導入することを含みうる。秤量は、手動で行われうる。他の選択肢として、効果材料は、あらかじめ
秤量された量で利用可能でありうるとともに(すなわち、工程(iii)で処方を決定する前にあらかじめ秤量される)、本方法は、そのようなあらかじめ秤量された効果材料を用いて色/効果流体配合物を調製することを含みうる。したがって、この場合、調製される色/効果配合物の量は、あらかじめ秤量された(あらかじめ決められた)量の効果材料を使用するように調整されるであろう。
あらかじめ秤量された量の効果材料は、それぞれの容器内に供給されうるとともに、分配された内容物(すなわち、効果材料)は、色/効果配合物の調製時に容器から分配されうる。又は、他の選択肢として、固体形態の効果材料は、たとえばカプセル中などに、密閉されうる。カプセル自体を色/効果配合物の調製に使用してもよく、好適には、カプセルを作製する物質は、溶解して色/効果配合物の一部になる。
効果材料と、1種以上の着色剤を含む流体配合物と、を容器内で接触させた後、好適には、混合手段を用いて材料を混合し、均一で好適には実質的に安定な色/効果配合物を作製する。好適には、効果顔料に実質的に損傷(たとえば、傷又は破片)を与えない混合手段が選択される。これは、先に述べたような損傷を最小限に抑えるべく十分に低い剪断で操作されるブレード付き撹拌機を使用することを含みうる。好適には、ブレード付きでないミキサーが使用される。好適には、本方法は、混合される成分に直接接触しない混合手段を用いて、前記効果材料と、1種以上の着色剤を含む流体配合物と、を混合することを含む。好適には、前記混合手段は、振動力を印加して成分を混合することを含む。たとえば、前記力は、成分を含有する容器を振盪させて混合を行うことを含みうる。これは、有利には、効果材料への損傷を最小限に抑えうる。
一般的には、所望の色と同一の色配合物に効果材料を単に添加するだけでは、所望の色及び効果の色/効果配合物を作製することはできない。なぜなら、効果顔料の添加により効果を生じるだけでなく、色にも影響を及ぼすからであり、さらには、効果顔料の添加により色配合物の粘度が増加するおそれがあり、その結果、たとえば、ポンプ操作及び/又は溶融加工装置内のプラスチック材料中への送達ができなくなり、配合物が使用不可能であったからである。
前記色/効果配合物は、好適には、液体成分と固体成分とを含む。好適な液体は、分散媒、担体ベース、及び安定剤ベースから選択される。前記担体ベースは、好適には、配合物中の移行性及び/又は可動性の固体に対して配置され、かつ前記安定剤ベースは、好適には、配合物の粘度を増加させて固体を安定化させるために及び/又は固体が沈降しないようにするために配置される。配合物中の固体は、好適には、顔料及び効果材料から選択される。分散媒は、好適には、配合物中の液体内への固体の分散を容易にする。担体ベースは、好適には、20℃で200〜20,000cPの範囲内の粘度を有し、好適には、ブルックフィールド粘度計、スピンドル7、20rpmを用いて測定される。それは、好適には、250℃超の沸点を有する。それは、好適には、15未満のガードナカラースケール値を有する。安定剤ベースは、20℃で固体でありうるが、好適には液体である。粘度は、上述したように測定したときに20℃で200〜100,000cPの範囲内でありうる。沸点は、250℃超でありうる。
前記色/効果配合物中の全固体含有率は、好適には80wt%以下、好適には45wt%以下、より好適には40wt%以下、とくに30wt%以下である。全固体含有率は、少なくとも10wt%、好適には少なくとも20wt%、より好適には少なくとも30wt%でありうる。前記色/効果配合物中の残部の材料は、たとえば、分散媒、担体ベース、及び安定剤ベースから選択される液体を含みうる。
前記色/効果配合物中の固体の重量を液体の重量で割り算したものとして定義される比
は、好適には0.25〜0.66の範囲内、好適には0.4〜0.6の範囲内、より好適には0.45〜0.55の範囲内である。
色/効果配合物中の固体形態の効果材料の重量を固体の全重量で割り算したものとして定義される比は、少なくとも0.2、好適には少なくとも0.3、より好適には少なくとも0.4でありうる。比は、0.9未満でありうる。
前記色/効果配合物は、
固体の少なくとも30wt%が効果材料からなる10〜40wt%の固体と、
分散媒を含む60〜90wt%の液体と、担体ベースと、安定剤ベースと、
を含みうる。
前記色/効果配合物は、
固体の少なくとも30wt%が効果材料からなる10〜40wt%の固体と、
0.5〜5wt%の分散媒と、
29〜42.5wt%の担体ベースと、
29〜42.5wt%の安定剤ベースと、
を含みうる。
前記色/効果配合物は、20℃で1000〜50,000cPの範囲内、好適には2000〜30,000cPの範囲内、好適には2000〜20,000cPの範囲内の粘度を有しうる。これは、好適には、ブルックフィールド粘度計、スピンドル7、20rpmを用いて測定される。
以上に記載したように、工程(iii)で決定された処方は、部品を製造すべくプラスチック材料に添加される色/効果配合物を作製するために使用されうる。部品は、人、たとえば、顧客又は潜在顧客により、たとえば、記載の第2の位置で、評価されるサンプルでありうる。この場合、サンプル量(たとえば、10〜500g)の色/効果配合物のみを作製しうる。したがって、本方法は、前記マッチング予測システムにより決定された処方を選択することと、処方を用いてサンプル部品を作製することと、を含みうる。サンプル部品は、評価のために、作製場所から離れた位置(たとえば、少なくとも16.09km(10マイル)の距離)に配達されうる。したがって、本方法は、
(i)サンプル部品が許容可能である場合、好適にはウェブサイトを介して、製造量の色/効果配合物を注文すること、又は
(ii)代替処方を決定するように要求すること、もしくはおそらく好適には第2の位置にあらかじめ中継されたものでありうるあらかじめ決められた処方を用いて代替サンプル部品を作製するように要求すること、
を含みうる。
第1の態様に係る方法は、好適には、前記色分配システムにより分配されたかつ効果材料を含む少なくとも1kg、好適には少なくとも10kgの色/効果配合物を作製及び/又は供給することを含む。配合物は、部品を製造するために使用されうる。
好適な一実施形態では、プラスチック材料で所望の色及び所望の効果を提供する処方を決定して、プラスチック材料を含む部品を製造すべく色/効果配合物を作製する方法が提供される。本方法は、
(i)処方に組み込むべく選択されうる一群の異なる効果材料を提供することと、
(ii)所望の効果に最も近い効果材料を前記一群から選択することと、
(iii)選択された効果材料を使用して処方を決定するようにマッチング予測システムに指示することであって、マッチング予測システムが、前記選択された効果材料と、マ
ッチングされる色に関する色情報と、色分配システムに含まれる各基本色配合物に関する情報と、に基づいて処方を決定し、
前記マッチング予測システムが、前記色分配システムに含まれる各基本色配合物に関する情報と、前記一群の異なる効果材料中に提供される各効果材料に関する情報と、を含むコンピュータを含む、マッチング予測システムに指示することと、
(iv)前記処方を、マッチング予測システムに情報が含まれる各効果材料を多量に含むコレクションをも含む位置にある前記色分配システムに、伝達することと、
(v)前記色分配システムから液体を分配して効果材料を添加することにより、色/効果配合物を作製することと、
を含む。
好適な実施形態に係る方法は、溶融加工装置で前記色/効果配合物をプラスチック材料に添加することを含む方法により、サンプル部品(10〜500gの色/効果配合物を含みうる)又は商用部品(たとえば、市販及び/又は顧客使用が意図される部品)を製造することをさらに含みうる。
本発明の第2の態様によれば、プラスチック材料で所望の色及び所望の効果を提供する処方を決定するのに使用される装置が提供される。本装置は、
(a)処方に組み込むべく選択されうる一群の異なる効果材料中の各効果材料の特性を含むマッチング予測システムと、
(b)処方に組み込むべく前記一群から選択される効果材料を選択する手段と、
を含む。
マッチング予測システム及び効果材料は、第1の態様に従って記載されたとおりでありうる。本装置は、第1の態様に係る方法に対するものでありうる。
本装置は、所望の色の色情報をマッチング予測システムに入力する手段を含みうる。前記マッチング予測システムは、好適には、処方に組み込むべく選択されうる各基本色配合物の特徴を含む。
前記効果材料を選択する前記手段及び色情報を入力する手段は、デジタル手段を含みうるとともに、ウェブサイトを介して入力される情報を含みうる。
前記装置は、第1の態様に記載されるようにマッチング予測システムにより達成可能な各効果の視覚的表現を提供する手段を含みうる。本装置は、利用可能な各効果が物理的形態で再現されているパレットを含みうる。そのようなパレットは、装置の部品でありうる。
本装置は、第1の態様に従って記載される色分配システムを含みうる。色分配システムは、好適には、マッチング予測システムと通信する。好適には、本装置は、マッチング予測システムに特徴が含まれる各効果材料を多量に含むコレクションを含む。前記コレクションは、好適には、前記色分配システム及び選択された効果材料を用いて色/効果配合物を調製できるように、色分配システムに緊密に関連付けられる。
本装置は、ただ1つのマッチング予測システムを含みうる。
本装置は、好適には異なる位置に、複数、好適には少なくとも3つ、より好適には少なくとも4つの色分配システムを含みうる。各色分配システムは、好適には、同一基本色配合物を含む。本装置は、好適には、どの色分配システムを用いて色を分配すべきか、及び/又は色/効果配合物を調製すべき位置、を選択する手段を含む。
第3の態様によれば、プラスチックに添加すべく液体色/効果配合物を調製する方法が提供される。本方法は、
(i)容器内で効果材料と1種以上の着色剤とを接触させることと、
(ii)混合手段を用いて成分を混合し、均一な色/効果配合物を作製することであって、
前記混合手段が、混合される成分に直接接触しない、均一な色/効果配合物を作製することと、
を含む。
色/効果配合物、その成分、及び混合手段は、前記第1の態様に従って記載されたとおりでありうる。
第4の態様によれば、プラスチック材料に添加すべく色/効果配合物を調製する方法が提供される。本方法は、固体、たとえば、微粒子の形態の効果材料を選択することと、前記固体効果材料と、1種以上の着色剤を含む流体配合物と、を接触させることと、を含む。
第4の態様に係る方法は、第1の態様に記載されたとおりでありうる。
本明細書に記載の任意の発明の任意の態様又は実施形態の任意の特徴は、しかるべき変更を加えて、本明細書に記載の任意の他の発明の任意の態様又は実施形態の任意の特徴と組み合わせうる。
熱可塑性高分子材料の着色に使用すべく色配合物を選択及び送達するシステムの概略を示す図。
次に、例として、熱可塑性高分子材料の着色に使用すべく色配合物を選択及び送達するシステムの概略図である図1を参照しながら、本発明の特定の実施形態を説明する。
これ以降では、以下の材料が参照される。
(a)以下の効果顔料が使用された。
以上に記載の効果顔料のパレットが選択されうる。これらは、例示された8種の効果顔料を含みうるか、又はより多くの又はより少ないそのような顔料を含みうる。とはいえ、このパレット内の数は、比較的少なく、一般的には、色及び効果をマッチングさせる配合物が調製されうる通常の実験室状況で選択に利用されうると思われるよりもかなり少ない。本発明の実施形態では、効果顔料は、最小限の数の効果顔料を用いてほとんどの効果タイプ及び色空間をカバーするように選択される。たとえば、パレットは、小粒子効果の白
色、銀色、及び金色の顔料ならびに大粒子効果の白色、銀色、及び金色の顔料を含みうる。これらは、少数の干渉効果顔料と組み合わせうる。
(b)液体担体ベース−好適には配合物の希釈に使用されて微粒子を担持する媒体として作用する油である有機媒体。
(c)液体安定剤ベース−ワックス型又はゲル型の生成物を形成する安定剤。この材料は、安定性を助長し、配合物の貯蔵寿命を延長し、かつ全体的安定性に影響を及ぼすことなく配合物を希釈すべく使用される。
(d)最適化レベルで液体系中に分散された単一の着色剤又は添加剤を含む単一の顔料着色剤又は添加剤のディスパージョンを含んだ着色剤配合物。
(e)分散媒−液体配合物中への微粒子の分散を助長してプラスチック材料の加工を容易にすべく提供される。
(f)液体着色剤ベース−好適には油である有機媒体。
所望の色及び所望の効果で熱可塑性ポリマーを含む部品の製造は、個別の要素、すなわち、第1に、使用される色/効果配合物の選択、第2に、選択された色/効果配合物の作製、第3に、評価のための可能性のある色/効果配合物を含むプラークの任意選択の作製、及び第4に、選択された色/効果配合物を用いた部品の製造、に分割されうる。これらの要素を以下でさらに説明する。
所望の効果の選択を可能にすべく、熱可塑性ポリマーと各効果顔料とを含む個別の成形見本を含むパレットが提供されうる。見本は、配合物の調製に使用可能な効果を例示する。提供される効果顔料は、顧客により必要とされうる効果の大部分を規定するように選択される。効果は、可能な効果の全リストの一部に対して顧客専用に設計可能である。いずれにせよ、異なる効果顔料の数は、最小限に抑えられる。利用可能な何百という多くの効果顔料が存在することは、分かるであろう。しかしながら、パレット中の効果顔料の数を限定することにより(一実施形態では、8種の効果顔料に限定)、所望の効果/色の大部分を再現可能な実用的システムが作製される。
色/効果配合物の選択は、所望の色及び所望の効果を有する顧客用見本の分析から開始されうる。一実施形態では、所望の効果を評価すべく見本を手動で目視し、次いで、目視された効果をパレット中の8つの効果と手動で比較し、そして所望の効果に最も近い効果をパレットから選択する。次いで、選択された効果顔料を色/効果配合物の作製に使用する。
パレットからの所望の効果の選択は、比較的未熟なオペレータでさえも、記載のように手動で行いうるが、代替実施形態では、分析法、たとえば、ラマンもしくは近赤外分光法、顕微鏡法、又は他の分析技術を含めて、使用する効果を同定する他の方法を適用しうる。そのような場合、目標の効果は、分析装置に提示可能であり、使用可能なもの、たとえば、パレット中のものから優先順に、ユーザが、使用する最も近い効果を決定するか、又はソフトウェアが、所要の効果を提案するか、のいずれかである。
見本を走査してすべての関連情報(たとえば、L、a、b、cなど)を決定すべく使用される分光光度計を用いて、見本の色情報を照合しうる。
次いで、選択された効果顔料及び見本の色情報を集中マッチング予測システムに入力する。選択された効果顔料を用いて(すなわち、システムは、これを変更したり置き換えたりすることはできない)、見本の特徴をできるかぎり厳密に再現する配合物の処方を規定するように、システムに指示する。システムは、データベース及び関連ソフトウェアを含み、選択された顔料及び分光測光データを取得して、走査された見本の効果/色を関連分
配システムによりどのように再現するかを予測することが可能である。分配システムは、さまざまな比で混合されて全色空間/スペクトルを実質的に再現するように配置された15〜32種類の基本色を含む。システム16及び色分配システムに関するさらなる詳細をこれ以降で提供する。
図1に例示される第1の実施形態では、部品の所望の色/効果は、いくつかの第1の位置4、6、8、10のいずれかで決定されうる。たとえば、ブランドマネージャ又は設計者の前提でありうる位置4では、顧客は、特定の固体部品(たとえば、シャンプーボトル)の製造に望まれる色/効果を選択しうる。色は、たとえば、システムウェブサイト18上に表示されて位置4にフィードバックされた色のライブラリー、見本もしくは他の参照源から走査された色スペクトル、又は色標準(たとえば、パントン(Pantone)参照など)から選択されうる。効果は、以上に記載の成形見本のパレットから、利用可能な効果の記述により、又はシステムウェブサイト18上に表示された利用可能な効果の表現から、選択されうる。次いで、選択された色及び効果の情報は、インターネット上でデジタル方式により、集中マッチング予測システム20と順次通信するシステムウェブサイト18に送信されうる。位置4から送られうる他の情報は、着色される高分子材料のタイプ、顧客の詳細(たとえば、識別番号など)、部品の最終使用用途、法的要件、及び所要の物理的性質(これは、堅牢性、加工の詳細などを含むであろう)に関する情報を含みうる。
第1の実施形態では、分配システム22を用いて達成可能な最も厳密なマッチングに関する情報が、通信により位置4に戻されうる。次いで、位置4では、分配システム22を用いてどんな色/効果を達成できるか及び達成可能な色が所望の色とどの程度異なるか(かりに異なるのであれば)を顧客が分かるように、50個までの代替マッチングのリストが校正コンピュータモニター上に視覚的に表示されうる。また、追加情報が通信により位置4に戻されうる。たとえば、そのようなスペクトルを所望の色のスペクトルと比較しるように、達成可能な色のスペクトルが伝達されうる。達成可能な色が所望の色とどの程度異なるかに関する情報が伝達されうる(たとえば、達成可能な色が、所望の色よりも青い、赤い、明るい、暗いなど)。達成可能な色の配合物のコスト及び/又は性能に関する情報が伝達されうる。たとえば、ベストマッチングは、より多くの基本色及び/又はより経費のかかる基本色を混合することにより取得されうるとともに、より広い許容範囲の選択肢又はより安価な基本色を使用しうるより不十分な性能の配合物と比較してより経費がかかりうる。顧客は、達成可能な色の直接目視比較を行って、達成可能な色の使用コストを比較することにより、即時購入又はさらなる評価のいずれかのために、かりに存在するのであれば、達成可能な色のどれを選択すべきかを判断できるであろう。さらなる評価は、選択された色/効果配合物を含む小さいプラークを関連熱可塑性材料で作製することを含みうる。次いで、顧客によりプラーク自体が評価されうる。
次いで、顧客は、達成可能な色を選択して、多量の色/効果配合物を注文しうる。他の選択肢として、異なる色/効果配合物を選択しうるとともに、任意選択で、1つ以上のさらなるプラークを作製して評価しうる。
位置6では、カラーラボの色彩技術者が、位置4との交信のために、一般的に記載されたウェブサイト18と通信しうる。位置8は、ウェブサイト18及びマッチング予測システム20の所有者/管理者により所有/管理されうる。この場合、顧客は、見本又は他の関連情報を位置8に送信しうるとともに、位置8のユーザは、ウェブサイト18と通信して適切なマッチングを決定しうる。位置10は、たとえば、ポータブル分光光度計及び効果パレットを用いて、顧客と協働してウェブサイト18と通信し、許容可能な色/マッチングを生成する販売員が訪問する顧客の敷地でありうる。
図1では、分配ユニット22を用いて、選択された色/効果配合物を作製しうる。及び/又はそのような配合物を用いてプラークを成形しうるとともに、配合物又はプラークをユーザ4’、6’、8’、及び10’に送達しうる。
第2の実施形態では、マッチングされる見本は、ウェブサイト18及びマッチング予測システム20の所有者/管理者の敷地に顧客により送付されうる。そしてオペレータは、以上に記載されるように効果及び色の両方に関してそれを分析し、関連情報をマッチング予測システムに入力しうる。次いで、マッチング予測システムは、配合物の処方を生成するであろう。次いで、オペレータは、配合物のサンプルを分配し、それを用いて配合物からプラークを成形しうる。次いで、プラークは、たとえば宅配業者により、顧客に送達されうる。次いで、顧客は、サンプル(つまり配合物)が許容可能であるかを決定しうる。他の選択肢として、マッチング予測システムは、関連情報を顧客のより近くの分配システム22に伝達しうるとともに、サンプル配合物及び/又はプラークが、記載されるように作製されうる。
色/効果情報は、記載されるようにサンプル又は見本と照合されうるが、マッチングされる標準は、他の形態、たとえば、プラスチック部品、パントン(Pantone)参照、雑誌のページ、さらには塗装壁の形態をとりうる。これらのいずれかを用いて目標色を設定しうる。他の選択肢として、目標色は、あらかじめ記憶された標準又は入力されたLab値又は他のスペクトルデータを用いて、電子的に設定されうる。また、特定のソフトウェアアプリケーションを用いて色の目標をスクリーン上で設計することが可能であり、それにより、ユーザは、色の目標を設計し、これをマッチング予測システムに適用することが可能である。
一般的には、分配システム22は、32個までの個別の容器を含み、各容器は、それぞれ32種の基本配合物の1つを含有する。基本配合物は、好適には、顔料又は染料又は他の添加剤の液体(好適には有機液体)の単一の着色剤又は添加剤のディスパージョンを含む。基本配合物は、好適には、液体担体ベース及び液体安定剤ベースを含む。基本配合物は、ポリマーに添加すべく色/効果配合物中に組み込まれたときに、その色/効果が完全に予測しうるように、かつ分配の時間や温度などの影響を受けないように、時間が経ってもレオロジー的及び/又は色彩的に安定であるように選択される(たとえば、時間が経っても有意に増粘したり変化したり異なる色を生じたりしない)。
各基本配合物は、配合物を均一状態に、たとえば、均一ディスパージョンとして、維持するために、かつ配合物中のいずれの粒子のいかなる沈降も回避するために、容器から配合物を抽出し、それを循環させ、そしてそれを容器に戻すための関連するパイプを含むそれぞれの容器内に提供される。
各容器は、それぞれのパイプを介して分配ステーションに接続される。分配ステーションは、集中マッチング予測システム20により決定された情報に従って顧客のために所望の配合物を作製すべく、容器から生成物容器内への流体の正確な分配を制御するようにコンピュータ制御されて配置される。
システム20は、所望の色/効果及び着色されるポリマータイプに関する情報を受信して、色/効果配合物が特定濃度で混合されたポリマーの色が所望のものと同一になるように、すべての因子(特定的には、使用される選択された効果顔料)を考慮に入れて、分配システムにより分配される基本配合物のアイデンティティー及び量を決定すべく、配置される。システム20は、色強度を含むそれぞれの可視スペクトル及び色彩データに関する情報、ポリマータイプ、及び適用情報を含めて、基本配合物及び8種の効果顔料のそれぞれに関する情報のデータベースを含む。システムは、たとえば、各配合物及び効果顔料の
スペクトル情報を組み合わせることにより、基本配合物及び効果顔料を特定量で混合したときに色/効果がどのようになるかを予測することが可能である。そのほかに、システムは、予測された色/効果と特定の高分子材料で目視したときの実際の色/効果との間で実際に知覚された任意の差に関するフィードバックを含み、フィードバックは、システム20の予測能力を最適化すべく連続的に使用される。したがって、システムは、達成可能な色/効果配合物を正確に予測して、顧客にフィードバックすることが可能である。さらに、分配システムに関連付けられた基本配合物の組成は、正確に制御及び維持されるので、分配システムにより必要とされたときに、システム20による予測に基づいて選択された任意の色/効果を効率的かつ正確に再現することが可能である。したがって、顧客により実際に選択された達成可能な色/効果のみが、確実な色/効果配合物として分配システムにより分配される。
システム20、関連分配システム、基本色配合物、及び効果顔料は、上述の品質を適切な品質保証(QA)システムで保証できるのであれば、ポリマーに対して予測可能かつ再現可能な色/効果を有する配合物を提供できるはずである。有利には、上述したことが所定のQAシステムに準拠するのであれば、作製された配合物を品質管理(QC)試験に付す必要はないであろう。このため、オペレータの配合物との関わりが最小限に抑えられ、配合物が自動で分配されて、配合物自体の試験をなんら行うことなく顧客に送達されうる。関連QAシステムが遵守されてきたのであれば、これにより、比較的未熟なオペレータが配合物の分配及び送達を行えるようになる。また、これにより、さまざまな位置に多数の分配ステーションを容易かつ安価に設立できるようになる。いくつかの実施形態では、必要であれば、顧客要件を満たすために、一定レベルの基本配合物試験などを行いうる。
以下の実施例1及び2は、黄色及び青色の真珠効果配合物の処方を例示しており、実施例C1及びC2は、真珠効果をなんら有していないが類似の色を再現する黄色及び青色の配合物を例示している。
実施例1−黄色真珠配合物
プラスチック(ホモポリマーポリプロピレン)中への配合物の添加率は、2.00wt%であった。
実施例C1−黄色非真珠配合物
プラスチック中への配合物の添加率は、1.47wt%であった。
実施例2−青色真珠配合物
プラスチック中への配合物の添加率は、2wt%であった。
実施例C2−青色非真珠配合物
プラスチック中への配合物の添加率は、0.52wt%であった。
実施例1及び2の配合物は、分配システムを用いて調製されうる。
実施例1の配合物のサンプルを調製する場合、評価用のプラークのみを作製するのであれば、100〜200gの配合物が調製されうる。さもなければ、製造運転に必要とされる他の任意の量が調製されうる。分配システム16は、実施例1に記載の成分(真珠光沢粉末以外)を好適な容器内に分配すべく使用される。次いで、真珠光沢粉末が、手動で正確に秤取され、容器内の成分と接触される。
容器上に蓋が配置され、配合物を振盪ひいては混合すべく、塗料振盪機が使用される。使用される混合プロセスは、完全に非侵食性である(生成物の混合にブレードを使用しない)。ミキサーは、振動式又はジャイロスコープ式でありうるとともに、いずれの方法でも、混合プロセスは、生成物に高レベルの剪断を与えない。本方法は、効果顔料に有意な傷や損傷を与えないことが見いだされており、撹拌機ブレードなどを使用しうる方法より
も有利である。
効果顔料を組み込むべく、効果顔料に傷及び/又は有意な害を与えない他のタイプのミキサーが使用されうる。
有利には、効果顔料を組み込む方法は、顔料の損傷を低減し、かつその使用有効性の最適化及び/又は熱可塑性材料で所望の効果を生成するのに必要とされる顔料の量の最小化を行うように機能する。さらに、効果顔料を記載されるように液体配合物中に組み込んで、そのような配合物を熱可塑性材料中に導入すると、効果顔料を含むマスターバッチを本明細書の冒頭に記載されるように使用した場合と比較して、効果顔料の損傷が有意に少なくなりうる。たとえば、マスターバッチ配合物の調製は、第1の熱サイクルでマスターバッチペレットを作製すべく、プラスチック及び効果顔料を溶融加工することを含み、続いて、第2の熱サイクルで生成物を作製すべく、マスターバッチペレットがさらなるプラスチック材料に添加される。記載の液体配合物を用いることにより、効果顔料は、効果顔料の組み込まれた液体配合物がプラスチック材料と共に溶融加工される1回の熱サイクルに付されるにすぎない。したがって、記載の液体配合物を使用すると、マスターバッチ法を用いた場合と比較して、効果顔料の損傷が低減されうる。これは、以下の実施例を参照して例証される。
以上に類似した方法により、他の配合物が調製されうる。
記載の効果顔料の手動添加の代替法として、マッチング予測システムのソフトウェアにより、添加される成分の量を計算して、選択された効果顔料の所定重量に基づいて、色/効果配合物を調製することも可能である。その場合、その量の効果顔料は、色/効果配合物の液体成分が分配されうる容器内にあらかじめ秤量されて、又は液体成分に接触すると溶解する入れ物(又はカプセル)を用いて、色/効果配合物の液体成分が分配されうる容器内に導入されうる入れ物(又はカプセルなど)にあらかじめ秤量されて、供給されるであろう。
配合物を含むプラークを以上に記載の第2の実施形態に従って作製する場合、これは、ただちに行われうる。これに関連して、選択された処方物は、記載の分配システムを用いて分配され、色/効果マッチングが行われたのと同一の位置で、又は好適な装置が利用できないのであれば、別の位置で、好適な装置を用いて混合されうる。色/効果を評価する目的では、少量の100〜200gの色/効果配合物サンプルが必要とされる。この配合物は、特定の添加率で適切な熱可塑性ポリマーに添加される。これは、バッグ又は好適なポットを手動で用いて行われうるか、又は使用されるポリマー加工機内に配合物が直接投入されうる。少量のポリマーに秤取する場合、ポリマー及び配合物は、完全に混合される。次いで、調製された色/効果配合物が射出成形機又は他の関連ポリマー加工機に導入され、そして成形されてプラークが作製される。他の形状、たとえば、見本もしくはチップが作製されうるか、又は実際の部品(もしくは最終的に顧客により作製される実際の部品の表現)が作製されうる。次いで、プラーク(又は作製された他の部材)を用いて、所要の目標の色/効果に対する予測処方の色/効果が評価される。これを部品形成として同一の位置で行う場合、色/効果の品質を直接かつただちに評価し、所要により、色/効果配合物を調整することが可能である。好適な配合物が開発された後、プラーク(又は作製された他の部品)が顧客に発送されうる。続いて顧客がプラークを承認すれば、商業量(たとえば、1kg〜500kg)の関連配合物が調製され、顧客に供給されうる。
システム18は、分配システム22と通信する。図1では、デバイス18は、いくつかの分配ステーションと通信するように示されている。たとえば、分配ステーション22a、22b、22cは、異なる国に存在しうるとともに、ステーション22dは、顧客のサイトに存在しうる。各分配ステーションは、以上に記載したとおりである。それは、特定のQAシステムに従って基本配合物などを分配するのに必要とされるすべての装置を含み
うる。好適には、基本配合物は、各分配ステーションに送達されうる。この配合物は、QAシステムに従って他の場所で作製されたものである。基本配合物は、使用時に所定の品質であることを保証すべく、「使用期限」の日付を有しうる。したがって、配合物がどこで分配されるかに関係なく、システム18の効果的な制御下で各分配ステーションで、同一の色/効果配合物を調製することが可能である。
配合物は、規定どおり位置22から分配され、顧客24’、26’、28’、30’に輸送されうる。いくつかの場合、分配後又はQC後にQAを行うことが望ましいこともありうる。QCは、色配合物をプラスチック部品に成形することと、それを標準部品と比較することと、粘度及び他の物理的属性を検査することと、を含みうる。QAは、色配合物自体の測色及びおそらく単純な粘度検査を含みうる。いくつかの場合、色配合物を用いて部品を成形した後、成形品を評価し、情報をシステム18、20にフィードバックし、データベース及び/又はシステムを用いた配合物の予測性の改良を促進しうる。
以下の実施例は、真珠光沢顔料の液体配合物を用いる利点を例示する。実施例では、2つのグレードの真珠光沢着色剤、すなわち、ルチルサチンA(粒子サイズ範囲1〜15μm)及び真珠B(粒子サイズ範囲20〜100μm)を試験に使用した。2つのグレードの着色剤を用いて、固体色濃縮物及び2つの等価な液体色濃縮物のサンプルを作製した。同一の着色剤充填率を与えるように配合物を選択し、作製方法が試験プロセスの主要変数であることを保証した。配合物は、以下の実施例に記載されている。
以下の一般的作製方法を使用した。
実施例C3−固体色濃縮物
成分を秤取し、十分に分散されるまでヘンシェル(Henschel)高速ミキサーを用いて高速混合した。次いで、220℃の温度で二軸スクリュー押出し機を用いて、この混合物を押し出した。次いで、押出し物を直径約2mm×長さ3〜5mmの部片にペレット化した。
実施例3−スピンドルミキサーを用いて調製された液体色濃縮物
配合物の成分を適切な槽内に秤取した。最初に、500gの各配合物を作製した。まず、スパチュラを用いて手動で混合することにより、着色剤を湿潤させた。次いで、入れ物をハミルトン・ビーチ(Hamilton Beach)HMD200スピンドルミキサー上に充填し、十分に分散されるまで約3〜5分間混合した。次いで、生成物をデカントして貯蔵ジャー内に導入し、使用できる状態にした。
実施例4−ミニミックス(Minimix)振動ミキサーを用いて調製された液体色濃縮物
水密蓋を備えた適切な槽内に配合物の成分を秤取した。最初に、500gの各配合物を作製した。入れ物上に蓋を配置し、次いで、メリス・ミニミックス(Merris Minimix)自動振動ミキサー内に配置した。サンプルを90秒間混合した。この時点後、蓋を除去し、生成物完全性を検査した。さらなる混合が必要とされた場合、蓋を再配置して、サンプルをさらに90秒間再混合した。十分に混合されたら、サンプルは使用できる状態であり、必要になるまで混合槽内に残存させた。
実施例5−色サンプルの作製
200gの標準的天然ポリプロピレンホモポリマーをポリエチレンバッグ内に秤取し、1.0wt%の色濃縮物を添加し、次いで、バッグを激しく振盪することにより、組合せを混合した。これを各サンプルに対して繰り返し、そして1.5wt%及び2.0wt%の色濃縮物の添加率ですべてのサンプルに対して再度繰り返した。
次いで、BOY XS射出成形機を用いて、色サンプルを成形し、30mm×厚さ1mmの色プラークを形成した。成形機を十分に洗浄し、各サンプル間で天然無着色ポリマーを用いてパージし、各成形の完全性を保証した。同一の方法を用いて各サンプルを成形
し、押出し物で色が観測されるまで、各サンプルを手動で押し出した。次いで、成形サイクルを開始した。8個の部品を廃棄処理した後、30〜36個のプラークを捕集し、測定用として保持した。
以下の配合物を調製した。
実施例C4−固体色濃縮物(実施例C3のように調製した)
実施例C5−固体色濃縮物(実施例C3のように調製した)
実施例6−液体色濃縮物(実施例3のように調製した)
実施例7−液体色濃縮物(実施例4のように調製した)
実施例8−液体色濃縮物(実施例3のように調製した)
実施例9−液体色濃縮物(実施例4のように調製した)
サンプルの試験:
ミノルタ361OA分光光度計を用いて、実施例5に記載したように作製されたプラークの色を測定し、結果をL、a、b値、クロマ、色相、及び反射率スペクトルデータで記録した。クロマ及び反射率データの平均値、最大値、及び最小値を計算した。
結果を以下の表に提供する。
クロマは、色強度又は飽和度の尺度であり、その値が高くなるほど、色強度が高い。以上の表は、試験されたすべてのサンプル群に対して、平均クロマ値が固体色濃縮物(実施例C4及びC5)で最低であることを示している。このことから、この作製方法(二軸スクリュー押出し)では色強度及び/又は光沢が液体色作製法と比較して低減することが示唆される。この差は、試験したすべてのサンプルにわたり一貫性がある。
それに加えて、データ点全体にわたりL、a、及びb値の差の変動を評価したところ、実施例C4及びC5の配合物では、実施例6〜9の液体色配合物を使用したときと比較して、より多くのサンプル間変動が観測されることが判明した。そのほかに、実施例C4及びC5の配合物では、反射率曲線は、実施例6〜9の配合物を使用したときの反射率と比較して、最大値と最小値との間でより広範な変動を示すことが判明した。
したがって、固体色濃縮物を使用すると、液体色濃縮物から作製された類似の配合物と比較して、最終部品の明るさが劣ることが、結果から示される。それに加えて、成形粘稠度は、固体等価体と比較して、液体色濃縮物を用いるほうがはるかに良好であった。このことは、小さい射出成形機を用いて小さい部品を成形する場合、顕著になる。
本発明は、以上の実施形態の細部に限定されるものではない。本発明は、本明細書(いずれの添付の特許請求の範囲、要約、及び図面をも含めて)に開示された特徴の任意の新規な1つもしくは任意の新規な組合せ又はそのように開示されたいずれの方法もしくはプロセスでもその工程の任意の新規な1つもしくは任意の新規な組合せに拡張される。

Claims (33)

  1. プラスチック材料で所望の色及び所望の効果を提供する処方を決定するための方法において、
    (i)処方に組み込むべく選択されうる一群の異なる効果材料を提供する工程と、
    (ii)所望の効果に最も近い効果材料を前記一群から選択する工程と、
    (iii)選択された効果材料を使用して処方を決定するようにマッチング予測システムに指示する工程であって、前記マッチング予測システムが、前記選択された効果材料と、マッチングされる色に関する色情報と、に基づいて処方を決定する、マッチング予測システムに指示する工程とを備える、方法。
  2. 前記一群の異なる効果材料が20種以下の構成要素を含んでなる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記一群の異なる効果材料は、少なくとも4種の層状もしくは板状の顔料からなること、プラスチック材料中に組み込まれたときに真珠光沢効果を生じるように配置された少なくとも4種の顔料からなること、又は少なくとも4種の金属酸化物被覆雲母顔料からなることのうちの少なくとも1つの構成を有する、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記一群の異なる効果材料は第1の銀色効果顔料と第1の金色効果顔料と第1の白色効果顔料とを含んでなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記一群の異なる効果材料は第2の銀色効果顔料と第2の金色効果顔料と第2の白色効果顔料とを含んでなる、請求項4に記載の方法。
  6. 前記一群の異なる効果材料は、比較的小さい数平均粒子サイズを有する第1の銀色効果顔料と、より大きい数平均粒子サイズを有する第2の銀色効果顔料と、比較的小さい数平均粒子サイズを有する第1の金色効果顔料と、より大きい数平均粒子サイズを有する第2の金色効果顔料と、を含んでなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記一群の前記各効果材料の特性は前記マッチング予測システムに含まれる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記方法は、既存の材料に関連付けられる効果にマッチングさせる工程をさらに備え、かつ、前記既存の材料を分析して、再現する必要のある効果を決定し、かつ再現する必要のある効果に最も近い効果材料を前記一群から選択することを可能にする工程を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記既存の材料の分析が、オペレータによる目視評価により又は分析装置を用いて行われる、請求項8に記載の方法。
  10. 前記マッチング予測システムにより達成可能な各効果の視覚的表現が提供され、たとえば、前記視覚的表現が、各効果が再現されているパレットを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記方法は、提供される所望の色を選択する工程と、前記所望の色に関する情報を前記マッチング予測システムに入力する工程とを粗会える、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記方法が、サンプルの色を決定する工程を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載
    の方法。
  13. 前記一群から選択された効果材料に関する詳細を工程(iii)で前記システムに入力することを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記選択された効果材料を含む処方を生成しなければならないように、前記マッチング予測システムがプログラムされる、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記マッチング予測システムが、工程(ii)で選択された効果に関する情報及び色情報を受け取って、所望の色及び効果のマッチング又は厳密マッチングを決定するように配置されたコンピュータを含み、前記コンピュータが、前記一群に含まれる各効果材料に関する情報を含むデータベースを含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記コンピュータが、色配合物の分配に使用されるように配置された色分配システムに含まれる多数の基本色配合物に関する情報を含むデータベースを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記コンピュータは、複数の基本色配合物及び複数の効果材料のうちの少なくとも一方の混合物から生じる効果を決定する手段を備える、請求項15又は請求項16に記載の方法。
  18. 前記マッチング予測システムは、第1の位置に提供され、かつ工程(ii)で選択された効果に関する情報及び色情報が、前記第1の位置から離れた第2の位置から1つの又は前記コンピューターに入力される、請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記方法は、プラスチック材料を含む部品を製造すべく処方を決定して色/効果配合物を作製する工程を備える、請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記処方が色分配システムに伝達される、請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記方法は、前記色分配システムを用いて、決定された前記処方に従って、所定量の基本色配合物を容器内に分配する工程を備える、請求項20に記載の方法。
  22. 前記色分配システムは、前記マッチング予測システムが提供される第1の位置、及び工程(ii)で選択された効果に関する情報及び色情報が1つのもしくは前記コンピュータに入力される前記第2の位置とは異なる第3の位置のうちの少なくとも一方で提供される、請求項20又は請求項21に記載の方法。
  23. 前記色分配システム又はそれぞれの色分配システムに関連付けられることは、前記マッチング予測システムに特徴が含まれるコレクション、及び本方法で選択するために利用可能である各効果材料を多量に含むコレクションのうちの少なくとも一方である、請求項20〜22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記方法は、前記色分配システムにより分配された1種以上の着色剤を含む流体配合物と、前記方法の工程(ii)で選択された前記効果材料と、を接触させる工程を備える、請求項20〜23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記効果材料と、前記1種以上の着色剤を含む流体配合物と、を容器内で接触させた後、前記材料を混合して均一な色/効果配合物を作製すべく混合手段が使用され、前記混合手段が、ブレード付きでないミキサーを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 1つの又は前記色/効果配合物は、
    固体の少なくとも30wt%が効果材料からなる10〜40wt%の固体と、
    分散媒を含む60〜90wt%の液体と、担体ベースと、安定剤ベースとを含んでなる、請求項1〜25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記方法は、前記マッチング予測システムにより決定された処方を選択する工程と、前記処方を用いてサンプル部品を作製する工程とを備える、請求項1〜26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記方法は、
    (i)前記サンプル部品が許容可能である場合、好適にはウェブサイトを介して、製造量の前記色/効果配合物を注文する工程、又は
    (ii)代替処方を決定するように要求することもしくはあらかじめ決められた処方を用いて代替サンプル部品を作製するように要求する工程を備える、請求項27に記載の方法。
  29. 請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法において、プラスチック材料で所望の色及び所望の効果を提供する処方を決定して、プラスチック材料からなる部品を製造すべく色/効果配合物を作製する方法を含み、前記方法が、
    (i)処方に組み込むべく選択されうる一群の異なる効果材料を提供する工程と、
    (ii)所望の効果に最も近い効果材料を前記一群から選択する工程と、
    (iii)選択された効果材料を使用して処方を決定するようにマッチング予測システムに指示する工程であって、前記マッチング予測システムが、前記選択された効果材料と、マッチングされる色に関する色情報と、色分配システムに含まれる各基本色配合物に関する情報と、に基づいて処方を決定し、
    前記マッチング予測システムが、前記色分配システムに含まれる各基本色配合物に関する情報と、前記一群の異なる効果材料中に提供される各効果材料に関する情報と、を含むコンピューターを含む、マッチング予測システムに指示する工程と、
    (iv)前記処方を、前記マッチング予測システムに情報が含まれる各効果材料を多量に含むコレクションをも含む位置にある前記色分配システムに、伝達する工程と、
    (v)前記色分配システムから液体を分配して前記選択された効果材料と混合することにより、色/効果配合物を作製する工程とを備える、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
  30. プラスチック材料で所望の色及び所望の効果を提供する処方の決定に使用される装置において、
    (a)処方に組み込むべく選択されうる一群の異なる効果材料中の各効果材料の特性を含むマッチング予測システムと、
    (b)前記処方に組み込むべく効果材料を前記一群から選択する手段と、
    を備える、装置。
  31. 前記マッチング予測システム及び効果材料が、請求項1〜29のいずれか一項に記載されるとおりである、請求項30に記載の装置。
  32. プラスチックに添加すべく液体色/効果配合物を調製する方法において、
    (i)容器内で効果材料と1種以上の着色剤とを接触させる工程と、
    (ii)混合手段を用いて成分を混合し、均一な色/効果配合物を作製する工程であって、前記混合手段が、混合される成分に直接接触しない、均一な色/効果配合物を作製する工程とを備える、方法。
  33. プラスチック材料に添加すべく色/効果配合物を調製する方法において、固体、たとえば、微粒子の形態の効果材料を選択する工程と、前記固体効果材料と、1種以上の着色剤を含む流体配合物と、を接触させる工程とを備える、方法。
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