JP2016501211A - 三環性インドールを得るためのハロゲン化亜鉛による環化プロセス - Google Patents

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Abstract

本発明は、公知の方法よりも改善された環化ステップを含む、三環性インドール化合物の製造方法に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、化学的方法、特に三環性インドール化合物を得る化学的方法に関する。本発明の方法は、医薬品及び放射性医薬品として用いられる三環性インドール化合物の合成において適用することができる。
三環性インドール化合物は、当技術分野において周知であり、メラトニン拮抗薬(Davies 1998 J Med Chem;41:451−467)、分泌型ホスホリパーゼA2阻害薬(Andersonら、欧州特許出願公開第0952149号)、アルツハイマー病の治療薬(Wantanabe、国際公開第99/25340号)、敗血症性ショックなどの炎症性疾患の治療薬(Kinnickら、国際公開第03/014082号及び国際公開第03/016277号)として活性があり、輸送体タンパク質(TSPO、以前は末梢性ベンゾジアゼピン受容体として知られた。Wadsworthら(国際公開第2010/109007号))に対する高い結合親和性があることが報告されている。
これらの三環性インドール化合物に関する、ある既報の合成方法は、広義には、アナリン(analine)とブロモオキソシクロアルカンカルボキシレートとの縮合反応と、その後の塩化亜鉛存在下での環化を含む。
Daviesら(J Med Chem 1998;41:451−467)には、テトラヒドロシクロペンタ[b]インドール類、テトラヒドロカルバゾール類及びヘキサヒドロシクロヘプタ[b]インドール類から誘導されるメラトニンアゴニスト及びアンタゴニストについて記載されている。この論文で提示されているこれらの化合物の合成に関する一般的な機構には、下に示す通り、適切なN−メチルアニリンを適切な3−ブロモ−2−オキソシクロアルカンカルボキシレートを用いて処理し、続いて、塩化亜鉛と反応させて16時間加熱することが含まれる。
上記スキームにおいて、Meはメチルであり、可変基R、R1及びnは、Daviesらにより定義されている上述の通りである。環化反応後、生成物は、塩酸と酢酸エチルの混合物で3回抽出し、水とNa2CO3で洗浄してMgSO4で乾燥し、続いて、溶媒を蒸発させて、その後の反応での使用に十分な純度のエステルが得られている。
Kinnickら(国際公開第2003/014082号)には、三環性インドール化合物について記載されており、また、2−カルボメトキシ−5−ブロモシクロペンタノンとN−ベンジル−2−クロロ−5−メトキシアニリンの縮合と、その後の10〜60時間にわたる還流温度での塩化亜鉛との加熱を含む、それらの三環性インドール化合物を調製するための合成方法について記載されている。
上記スキームにおいて、Meはメチルであり、Bzlはベンジルである。環化の後、反応混合物は冷却して真空中で濃縮し、クロマトグラフィーで精製している。この反応は、同じグループによって、ヘプタン誘導体を得るように変えられており、上記スキームの2−カルボメトキシ−5−ブロモシクロペンタノンを2−カルボメトキシ−5−ブロモシクロヘプタノンに置き換え(Kinnickら、国際公開第2003/016277号)、続いて、冷却、濾過、洗浄、乾燥及び真空中で濃縮している。このヘプタン誘導体についてさらに具体的には、Kinnickらは、ZnCl2を2回に分けて添加している。ジエチルエーテル中の1MのZnCl2をトルエンに溶解させた中間体に加え、次いで、別のジエチルエーテル中の1MのZnCl2を、別のトルエンと共に1時間後に加えている。
Andersonら(欧州特許出願公開第0952149号)には、ある特定の置換カルバゾール類の調製が、2−カルベトキシ−6−ブロモシクロヘキサノンとアニリンとの縮合と、その後の塩化亜鉛の添加及びベンゼン中での還流を含むこれらの置換カルバゾール類について記載されている。環化ステップ後、その後のステップに進む前に、残留物のワークアップを行っており、例えば、一例では、残留物を酢酸エチルに取り、塩酸で洗浄して水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して真空中で蒸発させ、次いで、シリカゲルクロマトグラフィーで精製している。
Wadsworthら(国際公開第2010/109007号)には、同様の方法を用いた以下のスキームにしたがう、18Fで標識した三環性化合物の合成について記載されている。
上記において、Etはエチルであり、PGは保護基であり、可変基Y11、Y1211a及びR12は、その明細書中で定義されている。実験例において、環化ステップ後、反応物は酢酸エチルに溶解し、塩酸と炭酸カリウムで(場合によっては、さらに水で)洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して真空中で濃縮し、場合によっては、シリカゲルクロマトグラフィーで精製も行われている。
本発明者らは、上記の方法では、環化反応中に問題が起こり、且つ/又は、その後に実施する何らかの反応の前に、時間がかかり、労働集約的になる可能性のある環化生成物の再処理が必要になることを見出した。したがって、この環化反応を実施するための改善された方法が必要とされている。
国際公開第2010/109007号パンフレット
本発明は、公知の方法よりも改善された環化ステップを含む、三環性インドール化合物の製造方法に関する。本発明者らは、環化に用いられるハロゲン化亜鉛試薬が経時的にそれ自体を不活性化するように見受けられるのを観察している。本発明の方法では、定められた時点での複数回の添加を利用してハロゲン化亜鉛を加えることを提案している。本発明の方法では、環化反応中に生成される2つの相を分離したり、許容される収率にするために相の1つを再処理したりする必要はない。環化中にロット単位でハロゲン化亜鉛を添加すると、より良い転化が容易になり、それによって収率が向上し、環化生成物の再処理を大幅に回避できることが観察された。
好ましい実施形態の詳細な説明
1つの態様では、本発明は、式Zの化合物の製造方法であって、下記の式Yの化合物の環化を含んでいて、環化が、式Yの化合物の溶液に、適当な溶媒中のハロゲン化亜鉛を導入することによって実施され、導入が、第1の添加と、その少なくとも6時間後に実施される第2の添加とを含んでいる、方法を提供する。
式中、
1は、ハロ又はC1-3アルキルから選択されるR1基であり、
2は、水素、ヒドロキシル、ハロ、シアノ、C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、C1-3フルオロアルキル又はC1-3フルオロアルコキシから選択されるR2基であり、
3は、C1-6アルキル又は−O−R7(式中、R7はC1-6アルキルである。)から選択されるR3基であり、
4は、O、S、SO、SO2又はCH2から選択されるR4基であり、
5は、CH2、CH2−CH2、CH(CH3)−CH2又はCH2−CH2−CH2から選択されるR5基であり、
6は、C1-10アルキル又はアミン保護基から選択されるR6基であるか、或いは−O−R8基(式中、R8はC1-10アルキル、C3-12アリール、C7-14アリールアルキル又はヒドロキシル保護基である。)であるR6である。
式中、各Y1-6は、各Z1-6と同一である。
「ハロ」又は「ハロゲン」という用語は、クロロ、フルオロ、ブロモ又はヨードのいずれかを意味する。
単独で又は別の基の一部としてのいずれかで使用される「アルキル」という用語は、直鎖−Cn2n+1基、枝分れ−Cn2n+1基(ここで、nは3より大きい)又は環式−Cn2n-1基(ここで、nは2より大きい)として定義される。アルキル基の非限定的な例としては、メチル、エチル、プロピル、イソブチル、シクロプロピル及びシクロブチルが挙げられる。
「ヒドロキシル」という用語は、−OH基をいう。
「シアノ」という用語は、−CN基をいう。
「アルコキシ」という用語は、上記で定義したアルキル基であってエーテル結合を含むものをいい、「エーテル結合」という用語は、−C−O−C−基をいう。アルコキシ基の非限定的な例としては、メトキシ、エトキシ及びプロポキシが挙げられる。
「フルオロアルキル」及び「フルオロアルコキシ」という用語は、それぞれ上記で定義したアルキル基及びアルコキシ基であって、水素がフルオロで置換されたものをいう。
「アリール」という用語は、単環式又は多環式芳香族炭化水素或いは単環式又は多環式ヘテロ芳香族炭化水素から誘導された分子断片又は基をいう。
「アリールアルキル」という用語は、アリール置換アルキレン基であって、アリール及びアルキレンが上記で定義した通りであるものをいう。
「保護基」という用語は、望ましくない化学反応を阻害又は抑制するが、十分に反応性であるように設計されているため、問題の官能基から開裂されて、分子の残りを修飾しない十分に穏やかな条件下で、所望生成物を得ることができる基を意味する。保護基は当技術分野で周知であり、‘Protective Groups in Organic Synthesis’,by Greene and Wuts(Fourth Edition,John Wiley&Sons,2007)に詳しく記載されている。
ヒドロキシルに対する好適な保護基の非限定的な例としては、メチル、エチル、イソプロピル、アリル、t−ブタニル、ベンジル(−CH265)、ベンゾイル(−COC65)が挙げられ、エステル基に対する好適な保護基の非限定的な例としては、t−ブチル、エステルベンジルエステル、イソプロピル、並びにメチルエステル及びエチルエステルが挙げられる。
「環化」という用語は、開鎖化合物からの環式化合物の生成をいう。
「ハロゲン化亜鉛」は、塩化亜鉛及び臭化亜鉛から好適に選択され、好ましくは塩化亜鉛である。
ハロゲン化亜鉛に対する「適当な溶媒」は、ジエチルエーテル、プロパン−2−オール、トルエン、テトラヒドロフラン(THF)、2−メチル−THF(MTHF)及びシクロペンチルメチルエーテル(CPME)から選択される。
1基は、好ましくは、それが結合したアリール環の底部(すなわち、式Y又は式Zの8位)にある。
2基は、好ましくは、それが結合したアリール環の頂部(すなわち、式Y又は式Zの5位)にある。
1基は、好ましくはハロであり、最も好ましくはクロロである。
2基は、好ましくはC1-3アルコキシ、C1-3又はC1-3フルオロアルコキシであり、最も好ましくはC1-3アルコキシ、特に最も好ましくはメトキシである。
3基は、好ましくは−O−R7(式中、R7はC1-6アルキルであり、最も好ましくはR7はエチルである。)である。
4基は、好ましくは、S、SO、SO2又はCH2であり、最も好ましくはCH2である。
5基は、好ましくはCH2、CH2−CH2又はCH2−CH2−CH2であり、最も好ましくはCH2−CH2である。
6基は、好ましくはC1-10アルキル又はアミン保護基である。或いは好ましくは、R6基は−O−R8基(式中、R8はC1-10アルキル、C3-12アリール、C7-14アリールアルキル又はヒドロキシル保護基である。)である。この代替の好ましい実施形態では、R8は好ましくはヒドロキシル保護基であり、最も好ましくはベンジルである。
式Y又は式Zの好ましい化合物において、
1基はハロであり、
2基はC1-3アルコキシ、C1-3又はC1-3フルオロアルコキシであり、
3基は−O−R7(式中、R7はC1-6アルキルである。)であり、
4基はS、SO、SO2又はCH2であり、
5基はCH2、CH2−CH2又はCH2−CH2−CH2であり、
6基はC1-10アルキル又はアミン保護基である。
式Y又は式Zの代替の好ましい化合物において、
1基はハロであり、
2基はC1-3アルコキシ、C1-3又はC1-3フルオロアルコキシであり、
3基は−O−R7(式中、R7はC1-6アルキルである。)であり、
4基はS、SO、SO2又はCH2であり、
5基はCH2、CH2−CH2又はCH2−CH2−CH2であり、
6基は−O−R8基(式中、R8はC1-10アルキル、C3-12アリール、C7-14アリールアルキル又はヒドロキシル保護基である。)である。
式Y又は式Zの最も好ましい化合物において、
1基は、それが結合したアリール環の底部にあって、ハロであり、
2基は、それが結合したアリール環の頂部にあって、C1-3アルコキシ、C1-3又はC1-3フルオロアルコキシであり、
3基は−O−R7(式中、R7はC1-3アルキルである。)であり、
4基はCH2であり、
5基はCH2−CH2であり、
6基は−O−R8基(式中、R8はヒドロキシル保護基である。)である。
式Y又は式Zの特に好ましい化合物において、
1基はそれが結合したアリール環の底部にあって、クロロであり、
2基はそれが結合したアリール環の頂部にあって、C1-3アルコキシであり、
3基は−O−R7(式中、R7はエチルである。)であり、
4基はCH2であり、
5基はCH2−CH2であり、
6基は−O−R8基(式中、R8はベンジルである。)である。
式Y又は式Zの特に最も好ましい化合物において、
1基はそれが結合したアリール環の底部にあって、クロロであり、
2基はそれが結合したアリール環の頂部にあって、メトキシであり、
3基は−O−R7(式中、R7はエチルである。)であり、
4基はCH2であり、
5基はCH2−CH2であり、
6基は−O−R8基(式中、R8はベンジルである。)である。
ハロゲン化亜鉛を、2回以上の添加を利用して導入すれることが本発明の極めて重要な特徴である。加えて、本発明者らは、ハロゲン化亜鉛の第2の添加及びその後の添加が、前回の添加の少なくとも6時間後に好適に実施されることを見出した。その後のハロゲン化亜鉛の添加が早すぎる場合、本発明者らは、反応物の撹拌において、ハロゲン化亜鉛の沈殿によると考えられる重大な問題に直面した。別の実施形態では、ハロゲン化亜鉛の添加は、第2の添加の少なくとも6時間後に実施される第3の添加をさらに含むことができる。好ましくは、各添加の間の間隔は6〜36時間、最も好ましくは12〜24時間である。また、各添加におけるハロゲン化亜鉛の添加量も重要である。好ましくは、大過剰量を第1の添加で使用し、その後の各添加では第1の添加の半分の量を使用する。例えば、第1の添加では、環化されていない中間体(すなわち、式Yの化合物)1g当たり約1gのハロゲン化亜鉛、その後の各添加では、環化されていない中間体1g当たり0.5g使用する。1つの実施形態では、第1の添加に3モル当量を超えて使用することができる。
式Yの化合物は、先行技術に記載の方法を利用して、又は適応させて、市販の出発原料から得ることができる。この点に関して、Julia&Lenzi(Bulletin de la Societe de France 1962:2262−2263)、Daviesら(J Med Chem 1998;41:451−467)、Kinnickら(国際公開第2003/014082号及び国際公開第2003/016277号)、Andersonら(欧州特許第0952149号)及びWadsworthら(国際公開第2010/109007号)の教示を参照することができる。これらの各刊行物において、式Yの化合物は、下記スキーム1に示すアナリンとブロモオキソシクロアルカンカルボキシレートとの間の縮合反応により得られている。
上記スキームにおいて、R’は、本明細書において定義されたR7基であり、R’’は、本明細書において定義されたR1基及び/又はR2基であり、R’’’は、本明細書において定義されたR6基であり、n’は、1〜3の整数である。
本発明の上記の方法により得られる式Zの化合物は、当業者に周知の手段によりさらに転化して、別の化合物を得てもよい。したがって、別の実施形態では、本発明の方法は、式Zの−C(=O)−Z3基を−C(=O)−Z13基(式中、Z13は、ヒドロキシル又はNR910であり、ここで、R9及びR10は独立にC1-3アルキル、C7-10アリールアルキルであるか、或いはR9及びR10はそれらが結合した窒素と共に、窒素、酸素及び硫黄から選択される1個の別のヘテロ原子を任意選択で含む含窒素C4-6脂肪族環を形成する。)に転化させることをさらに含む。
「含窒素C4-6脂肪族環」は、窒素ヘテロ原子を含む飽和C4-6アルキル環である。具体例としては、ピロリジニル、ピペリジニル及びモルホリニル環が挙げられる。
この別のステップは、周知の合成化学の技術を用いて容易に実現することができる。例えば、−C(=O)−Z3基のZ3が−O−R7の場合、これは、酸又は塩基を用いる加水分解によって、好ましくは、NaOHなどの塩基を用いることによって、R7基を直接除去することにより、Z13がヒドロキシルである−C(=O)−Z13に転化することができる。
別の実施形態では、本発明の方法は、−N−Z6基を−N−Z16基(式中、Z16は、水素、C1-10アルキレン−OH、又はLGが脱離基であるC1-10アルキレン−LGである。)に転化させることをさらに含む。
「アルキレン」という用語は、二価線状−Cn2n−基をいう。
脱離基」という用語は、ヘテロリティック結合開裂において1対の電子と共に脱離する分子断片をいう。好適な脱離基の非限定的な例としては、クロロ、ヨード又はブロモから選択されるハロ基、トシレート、トリフレート、ノシレート又はメシレートのようなアリール又はアルキルスルホン酸が挙げられる。
16は、好ましくはC1-10アルキレン−LG、最も好ましくはC1-6アルキレン−LGである。
LGは、好ましくは、ハロ、或いはアリール又はアルキルスルホン酸であり、最も好ましくは、アリール又はアルキルスルホン酸である。好ましいアリール又はアルキルスルホン酸は、トシレート、トリフレート、ノシレート及びメシレートから選択される。
−N−Z6基の−N−Z16基への転化は、例えば、−NH2又は−N−アルキレン−OHを得るために保護基を単に除去することにより、また、脱離基の適した源とさらに反応させて−N−アルキレン−LGを得ることにより、直接的に実施することができる。脱離基の適した源は市販されており、また、当業者に周知であり、例えば、p−トルエンスルホニルクロリド(TsCl)及びメタンスルホニルクロリド(MsCl)などのスルホニルクロリド試薬がある。
他の実施形態では、本発明の方法は、−N−Z16基を−N−Z26基(式中、Z26はC1-10アルキレン−18Fである。)に転化させることをさらに含む。
18Fを用いる標識は、核反応18O(p,n)18Fから水溶液として通常得られ、カチオンの対イオンの添加及びその後の水の除去により反応性を持たせることができる[18F]フッ化物イオン(18-)の適した源を用いる反応により、1段階でLGの求核置換によって実現することができる。また、18Fは、LGが上記で定義した通りである18F(CH23−LGを用いて、ヒドロキシル基のO−アルキル化によって導入することもできる。
現在、[18F]放射性トレーサーは、好都合には、しばしば自動放射合成装置(automated radiosynthesis apparatus)で調製される。このような装置として市販されているものの例として、Tracerlab(商標)及びFastlab(商標)(GE Healthcare Ltd)を始めとするいくつかある。このような設備は、一般に、しばしば使い捨てで、内部で放射化学反応が行われ、放射合成を実施するために設備に取り付けられる「カセット」を含む。カセットには、通常、流路、反応容器、及び試薬バイアルを収容するポート、並びに放射合成後の精製段階で用いられる任意の固相抽出カートリッジが含まれる。したがって、好ましい実施形態では、−N−Z16基の−N−Z26基(式中、Z26は、C1-10アルキレン−18Fである。)への転化の別のステップは自動化されている。
以下の非限定的な例により、本発明をさらに詳細に説明する。
実施例の簡単な説明
実施例1では、本発明の方法をどのように実施して、式Yの化合物を環化することにより式Zの化合物を得ることができるのか説明している。
実施例に用いられる略記のリスト
EtOAc:酢酸エチル
HPLC:高性能液体クロマトグラフィー
TLC:薄層クロマトグラフィー
実施例1:エチル9−(2−(ベンジルオキシ)エチル)−8−クロロ−5−メトキシ−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−4−カルボキシレートの合成
ステップ1:エチル3−ブロモ−2−オキソシクロヘキサンカルボキシレートの合成
ステップ2:N−(2−(ベンジルオキシ)エチル)−2−クロロ−5−メトキシアニリンの合成
ステップ3:エチル3−((2−(ベンジルオキシ)エチル)(2−クロロ−5−メトキシフェニル)アミノ)−2−ヒドロキシシクロヘキサ−1−エンカルボキシレートの合成
ステップ4:エチル9−(2−(ベンジルオキシ)エチル)−8−クロロ−5−メトキシ−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−4−カルボキシレートの合成
ステップ1〜3はそれぞれ、Wadsworthら(WO2010/109007、実施例1)に記載の通り実施した。
ステップ4で用いた一般的な手順では、まず、化合物6(xg、1モル当量)とジエチルエーテル(化合物6は20ml/g)を窒素雰囲気下で投入した。次いで、1gの化合物6当たり、塩化亜鉛を約1g加え、反応混合物を十分に還流するまで加熱し、還流下で約1日間維持した。次いで、1gの化合物6当たり、塩化亜鉛をさらに約0.5g加え、さらに約1日間還流させた。TLC(溶出液:ヘプタン中の25%EtOAc、UV:254nm)を用いて反応を監視しながら還流を維持して、1gの化合物6当たり、塩化亜鉛の第3の添加を0.4〜0.6gで実施したが、通常の反応時間は、約5日であった。ワークアップには、真空下での反応混合物の蒸発(25〜40℃)が含まれ、油性の物質を得た。未精製物の重量を測定し、次いで、酢酸エチルに溶解(1〜10ml/g未精製物)し、HCl(1部の濃HClと5部の水(約2M)、2×1〜10ml/g未精製物)で洗浄した。次いで、酢酸エチルの相を真空下、25〜50℃で濃縮し、サンプルをTLC(溶出液:ヘプタン中の25%EtOAc、UV:254nm)用に採取した。室温以下で保管した。
表1:各添加の間に約19〜25時間経過した、塩化亜鉛の複数回の添加を含む本発明の実施形態による環化ステップの実施結果を示す。

Claims (28)

  1. 下記の式Zの化合物の製造方法であって、下記の式Yの化合物の環化を含んでいて、環化が、式Yの化合物の溶液に、適当な溶媒中のハロゲン化亜鉛を導入することによって実施され、導入が、第1の添加と、その少なくとも6時間後に実施される第2の添加とを含んでいる、方法。
    式中、
    1は、ハロ又はC1-3アルキルから選択されるR1基であり、
    2は、水素、ヒドロキシル、ハロ、シアノ、C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、C1-3フルオロアルキル又はC1-3フルオロアルコキシから選択されるR2基であり、
    3は、C1-6アルキル又は−O−R7(式中、R7はC1-6アルキルである。)から選択されるR3基であり、
    4は、O、S、SO、SO2又はCH2から選択されるR4基であり、
    5は、CH2、CH2−CH2、CH(CH3)−CH2又はCH2−CH2−CH2から選択されるR5基であり、
    6は、C1-10アルキル又はアミン保護基から選択されるR6基であるか、或いは−O−R8基(式中、R8はC1-10アルキル、C3-12アリール、C7-14アリールアルキル又はヒドロキシル保護基である。)であるR6である。
    式中、各Y1-6は、各Z1-6と同一である。
  2. 1基が、それが結合したアリール環の底部にある、請求項1記載の方法。
  3. 2基が、それが結合したアリール環の頂部にある、請求項1又は請求項2記載の方法。
  4. 1基がハロである、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の方法。
  5. 1がクロロ基である、請求項4記載の方法。
  6. 2基が、C1-3アルコキシ、C1-3又はC1-3フルオロアルコキシである、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の方法。
  7. 2基がC1-3アルコキシである、請求項6記載の方法。
  8. 2基がメトキシである、請求項7記載の方法。
  9. 3基が−O−R7(式中、R7はC1-6アルキルである。)である、請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の方法。
  10. 7がC1-3アルキルである、請求項9記載の方法。
  11. 7がエチルである、請求項10記載の方法。
  12. 4基がS、SO、SO2又はCH2である、請求項1乃至請求項11のいずれか1項記載の方法。
  13. 4基がCH2である、請求項13記載の方法。
  14. 5基がCH2、CH2−CH2又はCH2−CH2−CH2である、請求項1乃至請求項13のいずれか1項記載の方法。
  15. 5基がCH2−CH2である、請求項14記載の方法。
  16. 6基がC1-10アルキル又はアミン保護基から選択される、請求項1乃至請求項15のいずれか1項記載の方法。
  17. 6基が−O−R8基(式中、R8はC1-10アルキル、C3-12アリール、C7-14アリールアルキル又はヒドロキシル保護基である。)である、請求項1乃至請求項15のいずれか1項記載の方法。
  18. 8がヒドロキシル保護基である、請求項17記載の方法。
  19. 8がベンジルである、請求項18記載の方法。
  20. ハロゲン化亜鉛が塩化亜鉛である、請求項1乃至請求項19のいずれか1項記載の方法。
  21. 式Zの−C(=O)−Z3基を−C(=O)−Z13基(式中、Z13は、ヒドロキシル又はNR910であり、ここで、R9及びR10は独立にC1-3アルキル、C7-10アリールアルキルであるか、或いはR9及びR10はそれらが結合した窒素と共に、窒素、酸素及び硫黄から選択される1個の別のヘテロ原子を任意選択で含む含窒素C4-6脂肪族環を形成する。)に転化させることをさらに含む、請求項1乃至請求項20のいずれか1項記載の方法。
  22. −N−Z6基を−N−Z16基(式中、Z16は、水素、C1-10アルキレン−OH、又はLGが脱離基であるC1-10アルキレン−LGである。)に転化させることをさらに含む、請求項1乃至請求項21のいずれか1項記載の方法。
  23. 16がC1-10アルキレン−LGである、請求項22記載の方法。
  24. 16がC1-6アルキレン−LGである、請求項23記載の方法。
  25. LGが、ハロ或いはアリール又はアルキルスルホン酸である、請求項23又は請求項24記載の方法。
  26. LGが、アリール又はアルキルスルホン酸である、請求項25記載の方法。
  27. アリール又はアルキルスルホン酸が、トシレート、トリフレート、ノシレート及びメシレートから選択される、請求項26記載の方法。
  28. −N−Z16基を−N−Z26基(式中、Z26はC1-10アルキレン−18Fである。)に転化させることをさらに含む、請求項23記載の方法。
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