JP2016501020A5 - - Google Patents

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2つの核酸配列の間のパーセンテージ配列同一性への言及は、整列された場合、塩基のパーセンテージが、上記2つの配列を比較することにおいて同じであることを意味する。このアラインメントおよびパーセント相同性もしくは配列同一性は、当該分野で公知のソフトウェアプログラム(例えば、参考文献71の第7.7.18節において記載されるもの)を使用して決定され得る。好ましいアラインメントプログラムは、好ましくは、デフォルトパラメーター(これは、以下のとおりである:オープンギャップ=3;伸長ギャップ=1)を使用する、GCG Gap(Genetics Computer Group,Wisconsin,Suite Version 10.1)である。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
2種以上のドナー株由来のバックボーンセグメントを含むリアソータントインフルエンザAウイルスであって、ここでHAセグメントおよびPB1セグメントは、同じインフルエンザウイルスHAサブタイプを有する異なるインフルエンザAウイルスに由来する、リアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目2)
バックボーンセグメントPA、PB1、PB2、NP、NSおよびMを含むリアソータントインフルエンザAウイルスであって、ここで前記バックボーンセグメントは、2種以上のドナー株に由来し、前記インフルエンザAウイルスは、HAおよびNAセグメントをさらに含み、前記HAおよび前記PB1セグメントは、同じインフルエンザウイルスHAサブタイプを有する異なるインフルエンザA株に由来する、リアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目3)
前記HAセグメントおよび前記PB1セグメントは、H1インフルエンザ株に由来する、項目1または項目2に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目4)
2種以上のドナー株に由来するバックボーンセグメントを含むリアソータントインフルエンザAウイルスであって、ここでHAセグメントおよびPB1セグメントは、異なるインフルエンザウイルスHAサブタイプを有する異なるインフルエンザA株に由来し、前記PB1セグメントは、H3 HAサブタイプを有するインフルエンザウイルスに由来せず、そして/または前記HAセグメントは、H1 HAサブタイプもしくはH5 HAサブタイプを有するインフルエンザウイルスに由来しない、リアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目5)
前記PB1セグメントは、H1ウイルスに由来するか、そして/または前記HAセグメントは、H3インフルエンザウイルスに由来する、項目4に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目6)
2種以上のドナー株に由来するバックボーンセグメントを含むリアソータントインフルエンザAウイルスであって、ここで少なくとも1つのバックボーンセグメントは、A/California/07/09インフルエンザ株に由来する、リアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目7)
バックボーンセグメントPA、PB1、PB2、NP、NSおよびMを含むリアソータントインフルエンザAウイルスであって、ここで前記バックボーンセグメントは、2種以上のドナー株に由来し、そして少なくとも1種のバックボーンセグメントは、A/California/07/09インフルエンザ株に由来する、リアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目8)
前記少なくとも1種のバックボーンセグメントは、PB1セグメントである、項目6または項目7に記載のリアソータントインフルエンザウイルス。
(項目9)
前記PB1セグメントは、配列番号16の配列と少なくとも95%もしくは少なくとも99%の同一性を有する、項目8に記載のリアソータントインフルエンザウイルス。
(項目10)
前記PB1セグメントは、配列番号16の配列を有する、項目9に記載のリアソータントインフルエンザウイルス。
(項目11)
前記HAセグメントは、H1インフルエンザ株に由来する、項目6〜10のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザウイルス。
(項目12)
前記PB1セグメントおよび前記PB2セグメントは、同じドナー株に由来する、項目1〜11のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目13)
以下:
a)配列番号1の配列と少なくとも95%もしくは99%の同一性を有するPAセグメント、
b)配列番号3の配列と少なくとも95%もしくは99%の同一性を有するPB2セグメント、
c)配列番号5の配列と少なくとも95%もしくは99%の同一性を有するMセグメント、
d)配列番号4の配列と少なくとも95%もしくは99%の同一性を有するNPセグメント、および/または
e)配列番号6の配列と少なくとも95%もしくは99%の同一性を有するNSセグメント、
からなる群より選択される1種以上のゲノムセグメントをさらに含む、項目1〜12のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目14)
前記ウイルスは、配列番号1の配列と95%の同一性を有するPAセグメント、配列番号3の配列と95%の同一性を有するPB2セグメント、配列番号5の配列と95%の同一性を有するMセグメント、配列番号4の配列と95%の同一性を有するNPセグメント、および配列番号6の配列と95%の同一性を有するNSセグメントを含む、項目13に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目15)
前記ウイルスは、配列番号1の配列を有するPAセグメント、配列番号3の配列を有するPB2セグメント、配列番号5の配列を有するMセグメント、配列番号4の配列を有するNPセグメントおよび配列番号6の配列を有するNSセグメントを含む、項目14に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目16)
2種、3種もしくは4種のドナー株に由来するバックボーンセグメントを含み、ここで各ドナー株は、1種より多くのバックボーンセグメントを提供する、項目1〜15のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目17)
2種以上のドナー株に由来するバックボーンセグメントを含み、ここで前記PB1セグメントは、A/Texas/1/77インフルエンザ株に由来しない、項目1〜16のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目18)
2種以上のドナー株に由来するバックボーンセグメントを含み、ここで少なくとも前記PA、NP、もしくはMセグメントは、A/Puerto Rico/8/34に由来しない、項目1〜17のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目19)
前記ゲノムセグメントのうちの少なくとも1種は、以下:
a)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号3と整列させた場合に、配列番号3のアミノ酸389に対応する位置にリジンを有するPB2ゲノムセグメント;および/または
b)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号3と整列させた場合に、配列番号3のアミノ酸559に対応する位置にアスパラギンを有するPB2ゲノムセグメント;および/または
c)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号1と整列させた場合に、配列番号1のアミノ酸327に対応する位置にリジンを有するPAゲノムセグメント;および/または
d)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号1と整列させた場合に、配列番号1のアミノ酸444に対応する位置にアスパラギン酸を有するPAゲノムセグメント;および/または
e)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号1と整列させた場合に、配列番号1のアミノ酸675に対応する位置にアスパラギン酸を有するPAゲノムセグメント;および/または
f)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号4と整列させた場合に、配列番号4のアミノ酸27に対応する位置にスレオニンを有するNPゲノムセグメント;および/または
g)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号4と整列させた場合に、配列番号4のアミノ酸375に対応する位置にアスパラギンを有するNPゲノムセグメント
からなる群より選択される、項目1〜18のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
(項目20)
PB2セグメントは、ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号3と整列させた場合に、配列番号3のアミノ酸389に対応する位置にリジンを、および配列番号3のアミノ酸559に対応する位置にアスパラギンを有する、項目19に記載のリアソータントインフルエンザA株。
(項目21)
前記PAゲノムセグメントは、ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号1と整列させた場合に、アミノ酸327に対応する位置にリジンを;配列番号1のアミノ酸444に対応する位置にアスパラギン酸を、およびアミノ酸675に対応する位置にアスパラギン酸を有する、項目19に記載のリアソータントインフルエンザA株。
(項目22)
前記NPゲノムセグメントは、ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号4と整列させた場合に、配列番号4のアミノ酸27に対応する位置にスレオニンを、およびアミノ酸375に対応する位置にアスパラギンを有する、項目19に記載のリアソータントインフルエンザA株。
(項目23)
前記株は、項目20のPB2ゲノムセグメント、項目21のPAゲノムセグメントおよび項目22のNPゲノムセグメントを含む、項目1〜22のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザA株。
(項目24)
前記インフルエンザA株は、H1株である、項目19〜23のいずれか1項に記載のインフルエンザA株。
(項目25)
リアソータントインフルエンザAウイルスを調製する方法であって、前記方法は、
(i)培養宿主に、インフルエンザAウイルスを生成するために必要とされるウイルスセグメントをコードする1種以上の発現構築物に導入する工程であって、ここで前記発現構築物は、2種以上のドナー株に由来するバックボーンセグメントをコードし、HAおよびPB1ゲノムセグメントは、同じインフルエンザHAサブタイプを有する異なるインフルエンザ株に由来する、工程;ならびに
(ii)リアソータントウイルスを生成するために、前記培養宿主を培養する工程
を包含する、方法。
(項目26)
前記発現構築物は、A/Texas/1/77インフルエンザ株に由来するPB1セグメントをコードしない、項目25に記載の方法。
(項目27)
リアソータントインフルエンザAウイルスを調製する方法であって、前記方法は、
(i)培養宿主に、インフルエンザAウイルスを生成するために必要とされるウイルスセグメントをコードする1種以上の発現構築物を導入する工程であって、ここで前記発現構築物は、2種以上のドナー株に由来するバックボーンセグメントをコードし、PB1バックボーンウイルスセグメントは、A/California/07/09に由来する、工程;ならびに
(ii)リアソータントウイルスを生成するために、前記培養宿主を培養する工程、
を包含する、方法。
(項目28)
前記少なくとも1種の発現構築物は、配列番号22の配列と少なくとも90%もしくは100%の同一性を有する配列を含む、項目25〜27のいずれか1項に記載の方法。
(項目29)
前記発現構築物は、配列番号9、および/もしくは11〜14の配列と少なくとも90%の同一性もしくは100%の同一性を有する配列のうちの1つ以上をさらに含む、項目25〜28のいずれか1項に記載の方法。
(項目30)
前記発現構築物は、配列番号9および11〜14の配列と少なくとも90%の同一性もしくは100%の同一性を有する配列のうちの全てを含む、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記HAセグメントは、H1インフルエンザウイルスに由来する、項目26〜30のいずれか1項に記載の方法。
(項目32)
(iii)工程(ii)で得られるリアソータントウイルスを精製する工程をさらに包含する、項目25〜31のいずれか1項に記載の方法。
(項目33)
インフルエンザウイルスを生成するための方法であって、前記方法は:
(a)培養宿主を項目1〜24に記載のリアソータントインフルエンザウイルスに感染させる工程;
(b)工程(a)の宿主を培養して、前記ウイルスを生成する工程;および必要に応じて、
(c)工程(b)で生成したウイルスを精製する工程
を包含する、方法。
(項目34)
ワクチンを調製する方法であって、前記方法は:
(a)項目33に記載の方法によってウイルスを調製する工程、および
(b)前記ウイルスからワクチンを調製する工程、
を包含する、方法。
(項目35)
前記培養宿主は、孵化鶏卵である、項目33または34に記載の方法。
(項目36)
前記培養宿主は、哺乳動物細胞である、項目33または34に記載の方法。
(項目37)
前記細胞は、MDCK細胞、Vero細胞もしくはPerC6細胞である、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記細胞は、接着して増殖する、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記細胞は、懸濁物中で増殖する、項目37に記載の方法。
(項目40)
前記MDCK細胞は、細胞株MDCK 33016(DSM ACC2219)である、項目39に記載の方法。
(項目41)
工程(b)は、前記ウイルスを不活性化する工程を包含する、項目34〜40のいずれか1項に記載の方法。
(項目42)
前記ワクチンは、全ビリオンワクチンである、項目34〜41のいずれか1項に記載の方法。
(項目43)
前記ワクチンは、スプリットビリオンワクチンである、項目34〜41のいずれか1項に記載の方法。
(項目44)
前記ワクチンは、表面抗原ワクチンである、項目34〜41のいずれか1項に記載の方法。
(項目45)
前記ワクチンは、ビロソームワクチンである、項目34〜41のいずれか1項に記載の方法。
(項目46)
前記ワクチンは、1用量あたり、10ng未満の残留宿主細胞DNAを含む、項目34〜45のいずれか1項に記載の方法。
(項目47)
前記インフルエンザ株のうちの少なくとも1種は、H1、H2、H5、H7もしくはH9サブタイプである、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目48)
インフルエンザAウイルスのセグメントをコードするvRNAを含む1種以上の発現構築物を含む発現系であって、ここで前記発現構築物は、2種以上のインフルエンザドナー株に由来するバックボーンウイルスセグメントをコードし、HAおよびPB1セグメントは、同じインフルエンザHAサブタイプを有する2種の異なるインフルエンザ株に由来する、発現構築物。
(項目49)
インフルエンザAウイルスのセグメントをコードするvRNAを含む1種以上の発現構築物を含む発現系であって、ここで前記発現構築物は、2種以上のインフルエンザドナー株に由来するバックボーンウイルスセグメントをコードし、HAおよびPB1セグメントは、異なるインフルエンザウイルスHAサブタイプを有する2種の異なるインフルエンザ株に由来し、前記発現構築物は、H3 HAサブタイプを有するインフルエンザウイルスに由来するPB1セグメントをコードせず、そして/または前記発現構築物は、H1 HAサブタイプもしくはH5 HAサブタイプを有するインフルエンザウイルスに由来するHAセグメントをコードしない、発現系。 インフルエンザAウイルスのセグメントをコードするvRNAを含む1種以上の発現構築物を含む発現系であって、ここで前記発現構築物は、2種以上のインフルエンザドナー株に由来するバックボーンウイルスセグメントをコードし、PB1セグメントは、A/California/07/09に由来する、発現系。
(項目50)
前記発現構築物は、PR8−X由来のPB2、NP、NS、MおよびPAセグメントをコードするvRNAをさらに含み得る、項目48または49に記載の発現系。
(項目51)
前記少なくとも1種の発現構築物は、配列番号22の配列と少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有する配列を含む、項目48〜50のいずれか1項に記載の発現系。
(項目52)
前記発現構築物は、配列番号9および/もしくは11〜14の配列と少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有する配列のうちの1以上をさらに含む、項目48〜51のいずれか1項に記載の方法。
(項目53)
前記発現構築物は、配列番号9および11〜14の配列と少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有する配列のうちの全てを含む、項目52に記載の方法。
(項目54)
項目48〜53のいずれか1項に記載の発現系を含む、宿主細胞。
(項目55)
前記宿主細胞は、哺乳動物細胞である、項目54に記載の宿主細胞。
(項目56)
前記宿主細胞は、MDCK細胞、Vero細胞もしくはPerC6細胞である、項目55に記載の宿主細胞。

Claims (28)

  1. 2種以上のドナー株由来のバックボーンセグメントを含むリアソータントインフルエンザAウイルスであって、ここで少なくとも1つのバックボーンセグメントはA/California/07/09インフルエンザ株に由来する、リアソータントインフルエンザAウイルス。
  2. HAセグメントおよびPB1セグメントは、H1インフルエンザ株に由来する、請求項1に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
  3. 前記A/California/07/09インフルエンザ株に由来する前記少なくとも1種のバックボーンセグメントは、PB1セグメントである、請求項1に記載のリアソータントインフルエンザウイルス。
  4. 前記PB1セグメントは、配列番号16の配列と少なくとも95%もしくは少なくとも99%または100%の同一性を有する、請求項に記載のリアソータントインフルエンザウイルス。
  5. HAセグメントは、H1インフルエンザ株に由来する、請求項1、3または4のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザウイルス。
  6. B1セグメントおよびPB2セグメントは、同じドナー株に由来する、請求項1〜のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
  7. 以下:
    a)配列番号1の配列と少なくとも95%もしくは99%の同一性を有するPAセグメント、
    b)配列番号3の配列と少なくとも95%もしくは99%の同一性を有するPB2セグメント、
    c)配列番号5の配列と少なくとも95%もしくは99%の同一性を有するMセグメント、
    d)配列番号4の配列と少なくとも95%もしくは99%の同一性を有するNPセグメント、および/または
    e)配列番号6の配列と少なくとも95%もしくは99%の同一性を有するNSセグメント、
    からなる群より選択される1種以上のゲノムセグメントをさらに含む、請求項1〜のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
  8. 前記ウイルスは、
    a)配列番号1の配列と95%の同一性を有するPAセグメント、配列番号3の配列と95%の同一性を有するPB2セグメント、配列番号5の配列と95%の同一性を有するMセグメント、配列番号4の配列と95%の同一性を有するNPセグメント、および配列番号6の配列と95%の同一性を有するNSセグメント、あるいは
    b)配列番号1の配列を有するPAセグメント、配列番号3の配列を有するPB2セグメント、配列番号5の配列を有するMセグメント、配列番号4の配列を有するNPセグメントおよび配列番号6の配列を有するNSセグメント
    を含む、請求項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
  9. a)2種、3種もしくは4種のドナー株に由来するバックボーンセグメントを含み、ここで各ドナー株は、1種より多くのバックボーンセグメントを提供する
    b)2種以上のドナー株に由来するバックボーンセグメントを含み、ここでPB1セグメントは、A/Texas/1/77インフルエンザ株に由来しないか、または
    c)2種以上のドナー株に由来するバックボーンセグメントを含み、ここで少なくともPA、NP、もしくはMセグメントは、A/Puerto Rico/8/34に由来しない、
    請求項1〜のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
  10. ゲノムセグメントのうちの少なくとも1種は、以下:
    a)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号3と整列させた場合に、配列番号3のアミノ酸389に対応する位置にリジンを有するPB2ゲノムセグメント;および/または
    b)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号3と整列させた場合に、配列番号3のアミノ酸559に対応する位置にアスパラギンを有するPB2ゲノムセグメント;および/または
    c)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号1と整列させた場合に、配列番号1のアミノ酸327に対応する位置にリジンを有するPAゲノムセグメント;および/または
    d)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号1と整列させた場合に、配列番号1のアミノ酸444に対応する位置にアスパラギン酸を有するPAゲノムセグメント;および/または
    e)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号1と整列させた場合に、配列番号1のアミノ酸675に対応する位置にアスパラギン酸を有するPAゲノムセグメント;および/または
    f)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号4と整列させた場合に、配列番号4のアミノ酸27に対応する位置にスレオニンを有するNPゲノムセグメント;および/または
    g)ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号4と整列させた場合に、配列番号4のアミノ酸375に対応する位置にアスパラギンを有するNPゲノムセグメント
    からなる群より選択される、請求項1〜のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス。
  11. a)前記PB2セグメントは、ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号3と整列させた場合に、配列番号3のアミノ酸389に対応する位置にリジンを、および配列番号3のアミノ酸559に対応する位置にアスパラギンを有する、
    b)前記PAゲノムセグメントは、ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号1と整列させた場合に、アミノ酸327に対応する位置にリジンを;配列番号1のアミノ酸444に対応する位置にアスパラギン酸を、およびアミノ酸675に対応する位置にアスパラギン酸を有する、
    c)前記NPゲノムセグメントは、ペアワイズアラインメントアルゴリズムを使用して配列番号4と整列させた場合に、配列番号4のアミノ酸27に対応する位置にスレオニンを、およびアミノ酸375に対応する位置にアスパラギンを有する、
    請求項10に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス
  12. 前記インフルエンザA株は、H1株である、請求項10または11に記載のリアソータントインフルエンザAウイルス
  13. リアソータントインフルエンザAウイルスを調製する方法であって、前記方法は、
    (i)培養宿主に、インフルエンザAウイルスを生成するために必要とされるウイルスセグメントをコードする1種以上の発現構築物を導入する工程であって、ここで前記発現構築物は、2種以上のドナー株に由来するバックボーンセグメントをコードし、PB1バックボーンウイルスセグメントは、A/California/07/09に由来する、工程;ならびに
    (ii)リアソータントウイルスを生成するために、前記培養宿主を培養する工程、
    を包含する、方法。
  14. a)前記発現構築物は、配列番号9および11〜14の配列と少なくとも90%の同一性もしくは100%の同一性を有する配列のうちの全てを含む、
    b)前記HAセグメントは、H1インフルエンザウイルスに由来する、
    請求項13に記載の方法。
  15. インフルエンザウイルスを生成するための方法であって、前記方法は:
    (a)培養宿主を請求項1〜12のいずれか1項に記載のリアソータントインフルエンザウイルスに感染させる工程;
    (b)工程(a)の宿主を培養して、前記ウイルスを生成する工程;および必要に応じて、
    (c)工程(b)で生成したウイルスを精製する工程
    を包含する、方法。
  16. ワクチンを調製する方法であって、前記方法は:
    (a)請求項15に記載の方法によってウイルスを調製する工程、および
    (b)前記ウイルスからワクチンを調製する工程、
    を包含する、方法。
  17. 前記培養宿主は、
    (a)孵化鶏卵である、または
    (b)哺乳動物細胞である、
    請求項15または16に記載の方法。
  18. 前記細胞は、MDCK細胞、Vero細胞もしくはPerC6細胞である、請求項17(b)に記載の方法。
  19. (a)前記細胞は、接着して増殖する、または
    (b)前記細胞は、懸濁物中で増殖する、
    請求項18に記載の方法。
  20. 前記MDCK細胞は、細胞株MDCK 33016(DSM ACC2219)である、請求項19(b)に記載の方法。
  21. a)工程(b)は、前記ウイルスを不活性化する工程を包含する、かつ/または
    b)前記ワクチンは、全ビリオンワクチン、スプリットビリオンワクチン、表面抗原ワクチンまたはビロソームワクチンである、かつ/または
    c)前記ワクチンは、1用量あたり、10ng未満の残留宿主細胞DNAを含む、
    請求項16〜20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記インフルエンザ株のうちの少なくとも1種は、H1、H2、H5、H7もしくはH9サブタイプである、請求項13〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. インフルエンザAウイルスのセグメントをコードするvRNAを含む1種以上の発現構築物を含む発現系であって、ここで前記発現構築物は、2種以上のインフルエンザドナー株に由来するバックボーンウイルスセグメントをコードし、PB1セグメントは、A/California/07/09に由来する、発現
  24. a)前記発現構築物は、PR8−X由来のPB2、NP、NS、MおよびPAセグメントをコードするvRNAをさらに含み得る、かつ/または
    b)前記少なくとも1種の発現構築物は、配列番号22の配列と少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有する配列を含む、かつ/または
    c)前記発現構築物は、配列番号9および/もしくは11〜14の配列と少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有する配列のうちの1以上をさらに含む、
    請求項23に記載の発現系。
  25. 前記発現構築物は、配列番号9および11〜14の配列と少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%もしくは100%の同一性を有する配列のうちの全てを含む、請求項24(c)に記載の発現系
  26. 請求項23〜25のいずれか1項に記載の発現系を含む、宿主細胞。
  27. 前記宿主細胞は、哺乳動物細胞である、請求項26に記載の宿主細胞。
  28. 前記宿主細胞は、MDCK細胞、Vero細胞もしくはPerC6細胞である、請求項27に記載の宿主細胞。
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