JP2016500842A - 保護された微細構造を有する眼鏡レンズの作製 - Google Patents

保護された微細構造を有する眼鏡レンズの作製 Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも一方の側に微細構造(18)、特に色フリンジを補正する回析微細構造を有する眼鏡レンズ(10)を調製する方法に関するものであり、特に、眼鏡レンズ製造中および眼鏡レンズ使用中に毀損または汚れによって微細構造が損傷するのを実質的に低減する方法を提供する。本発明に係る眼鏡レンズ製造方法は、眼鏡レンズ本体の少なくとも第1表面に微細構造を調製し、前記微細構造を保護膜が少なくとも部分的に覆うように少なくとも1つの保護膜(20)を前記眼鏡レンズ本体に被着することを含み、前記保護膜は前記眼鏡レンズ本体とは異なる屈折率を有することを特徴とする。

Description

本発明は、少なくとも一方の側に微細構造、特に色フリンジを補正する回析微細構造を有する眼鏡レンズを提供する方法に関するものであり、特に、眼鏡レンズ製造中および眼鏡レンズ使用中に毀損または汚れによる微細構造が損傷するのを実質的に低減する方法を提供する。
分散性材料で構成されて屈折前面と屈折後面とを有する眼鏡レンズは、周辺部に常に色フリンジを発生する。これは、眼鏡レンズ面を当初決定づけていた単色判定基準にかかわりなくあてはまる。例えば目的関数の最小化によってなされるように、特に、これらの面が個別的最適化によって単色間におけるさまざまな要求の間で最適な妥協を実現する場合、これらの面を有するレンズは多色条件のもとで色フリンジを有する。この色フリンジは回析格子を利用することによって少なくとも部分的に補償することができる。眼鏡レンズの色フリンジを補正するために回析構造をデザインする幾つかの例は、例えばDE 10 2010 051 627 A1、DE 10 2010 051 637 A1、DE 10 2010 051 645 A1、DE 10 2010 051 762 A1により知られている。
DE 10 2010 051 627 A1 DE 10 2010 051 637 A1 DE 10 2010 051 645 A1 DE 10 2010 051 762 A1
このような微細構造はそれらの寸法(代表的には軸方向0.3〜5μm、横方向1〜500μm)のゆえにしばしばごく敏感であり、汚れおよび/または毀損(擦傷)によってその光学的効果(optischen Wirkung)が容易に損なわれる。毀損(擦傷)は、特に機械的力の作用によって比較的容易に変形することのある有機材料に構造が被着するときにおこる。微細構造の望ましくない損傷、特に少なくとも眼鏡レンズ製造処理中の微細構造の毀損を極力小さく抑えるために、微細構造の形成を、眼鏡レンズ製造処理全体において最終処理の方に極力ずらすよう努めることができよう。つまり、微細構造を生成するよりも極力前に多くの処理ステップを実施するように努めることができよう。しかしながらその場合、これにより微細構造の生成は特殊な技術に限定され、例えば、眼鏡レンズ素材(ブランク)を製造するための注型成形処理時に、微細構造はもはや生成することができない。
そこで本発明の課題は、眼鏡レンズの特に回析微細構造が毀損または汚れによって損傷するのを低減することである。
この課題は、請求項1および請求項8に明示した特徴を有する方法および眼鏡レンズによって解決される。好ましい実施形態は従属請求項の対象である。
かくして本発明は、眼鏡レンズ製造方法を提供する。この製造方法の工程において、眼鏡レンズもしくは眼鏡レンズ本体の少なくとも第1表面、特に前面に微細構造がまず提供される。この微細構造は、好ましくは眼鏡レンズの色フリンジを補正するために特に可視光用回析格子として役立つ。さらに本方法は、保護膜もしくは層が微細構造を少なくとも部分的に覆うように少なくとも1つの保護膜もしくは層を眼鏡レンズ本体、特に眼鏡レンズ本体の第1表面に被着することを含み、該保護膜もしくは層は眼鏡レンズ本体の屈折率とは異なる屈折率を有する。
こうして、眼鏡レンズ、つまり眼鏡レンズ本体の第1表面に形成される(特に回析格子の態様の)微細構造が、後続の眼鏡レンズ製造処理ステップによって毀損しまたはこれらの処理中に汚れることは、保護膜によって防止される。屈折率の違いに基づいて微細構造は光学的に有効なままであり、特に、微細構造は(特に可視光に対して)回析格子として働くことができる。特に、保護膜を含む眼鏡レンズの使用が過度に損なわれないようにするために、保護膜に十分な光学的透明性が提供される。つまり保護膜を眼鏡レンズ上に留めることができ、かくして例えば眼鏡製作者のもとでの後続作業ステップ(例えば眼鏡レンズの縁摺り)の間も、そして完成された眼鏡の装用中も、微細構造を毀損や汚れから保護することができる。このため保護膜は、微細構造とは反対側の面に十分平滑な面を有し、この平滑面は特に微細構造のトポグラフィーに追従するのでなく、眼鏡レンズの大局的湾曲に追従するだけである。かくして保護膜のこの実質平滑な表面は毀損または汚れに対してはるかに敏感でない。このことはさらに、微細構造の平坦でない面に(そう容易には)被着できないか、またはその効果が否定的影響を受け得るような付加的膜(例えば反射防止膜、トップコーティング、硬質膜)をごく簡単に被着することを提供とする。
かくして本発明は、複雑な作製課題を解決するための技術的手間の少ない特別経済的な方法を提供する。特に、保護膜による本発明に係る処理方式によると、微細構造の生成に関しても、微細構造の毀損または汚れを懸念することなく技術的、経済的にごく効率的に処理することができる。例えば、眼鏡レンズもしくは眼鏡レンズ素材(ブランク)の注型成形時に、例えば、少なくとも1つの注型成形型板に、相応する(負の)微細構造を既に設けることによって、微細構造は生成することができる。これは眼鏡レンズ製造のごく早い段階であり、眼鏡レンズは一般になお数多くの他の処理ステップを施されるのではあるが、好ましくは微細構造に被着される保護膜は、注型成形後まもなくまたは直後に、微細構造が毀損または汚れから永続的に保護されることを確実にする。この利点が特別現れるのは、強い力、鋭利な稜、高い温度または腐蝕性薬品(aggressive Chemikalien)が製造すべき眼鏡レンズに作用し、または構造が汚れ(例えば粉塵)に曝され得るような処理ステップにおいてである。その重要な諸例がブロッキング、切断、研削または研磨、縁摺り加工、仕上げステップである。保護膜はさらに、眼鏡製作者による眼鏡レンズの加工時、特に研削時および研削のために不可欠なブロッキング時に微細構造を保護する。
熱硬化性素材(例えばPerfalit1.67)は眼鏡レンズ用基材として広く普及している。この種のポリマーは、大部分の事例において後続の(熱)変形加工に抵抗する。それゆえに、ブランクもしくは眼鏡レンズの重合時に、構造化した注型成形型の型取りによって所望の微細構造を既に設けることが、多くの処理経過にとって不可欠である。従って、微細構造化は当然に処理連鎖の冒頭にあり、構造は前述の「腐蝕性」後続作業過程もしくは環境に必然的に曝されている。本発明はまさにこうした事例において、微細構造化後、そして「腐蝕性」加工ステップのなお前に、もしくはこのような環境に曝されるよりもなお前に保護膜を被着することによって、ごく効率的で経済的に有効な解決策を提供する。
この保護膜は、作製中(眼鏡一式が仕上げられるまで)構造を保護するのに役立つだけでなく、眼鏡レンズと一体の構成部分として眼鏡装用者による使用中に製品を保護するのにも役立つ。
保護膜とその光学的特性、特に屈折率は、微細構造の既に設計時に考慮される。好ましくは保護膜の屈折率と眼鏡レンズ本体の(可視光に関する)屈折率との差は、少なくとも約0.05であり、好ましくは少なくとも約0.1であって、なお一層好ましくは少なくとも約0.15であり、最も好ましくは少なくとも約0.2である。例えば、屈折率が約1.5の保護膜に対して、眼鏡レンズ本体の屈折率は約1.6とすることができよう。別の例において、屈折率が約1.6の保護膜に対して、眼鏡レンズ本体の屈折率は約1.67とすることができよう。屈折率に大きな違いを達成するために、屈折率約1.5の保護膜に対して、眼鏡レンズ本体の屈折率は例えば1.67とすることができよう。屈折率の差を一層大きくするために、眼鏡レンズ本体用に約1.74、保護膜用に約1.5の屈折率を有する例示的組合せも可能である。
さらに、保護膜の材料は光学的に澄んでいて、かつ、別段所望されない場合、可視光範囲内で一様に透明であると好ましい。保護膜は付加的硬質膜を被着することもできるので、それ自体が特別硬質である必要はないが、しかしそれでもなお好ましくは他の加工のために、十分な付着強度と耐摩耗性を確実にすべきとすることであろう。さらに保護膜の材料もしくは保護膜の表面性状は好ましくは、それ自体が体積材料に付着するように、そして望ましい場合には、保護膜上に良好に付着する他の被膜が被着できるように選択される。
保護膜は、眼鏡レンズ本体に向き合う面では微細構造のトポグラフィーに追従するのに対して、眼鏡レンズ本体とは反対側の保護膜の面にはこの微細構造は好ましくは転写されない。眼鏡レンズ本体とは反対側の保護膜の面は、好ましくは幾何学形状を有しており、保護膜は、眼鏡レンズの対応する面の形状(つまり例えば球状面、非球状の但し回転対称な面、または自由曲面)に、構造を転写することなく(特別好ましくは等距離で)実質追従している。さらに、微細構造とは反対側の面が平滑である保護膜、または特殊な要求条件(例えば後続膜の付着を改善する規定された粗さ)を満足する保護膜が好ましい。
膜の厚さは、好ましくは使用する光の波長よりも大きくなるように選択される。他方で微細構造によって別の(光学的)効果(例えば有効屈折率の生成)を達成すべきである場合、厚さはこれらの要求条件に相応して設計することができる。特別好ましくは、保護膜の厚さは少なくとも約5μmであり、好ましくは少なくとも約20μmであって、特別好ましくは少なくとも約100μmであり、最も好ましくは少なくとも約200μmである。かくして保護膜の内部において、特に干渉現象(主としてファーブリ・ペロ干渉)は効果的に抑制または防止される。そのことは、こうした膜厚の場合通常の周囲光の代表的コヒーレンス長が(少なくとも一部では)膜厚よりも短く、それゆえに干渉効果を無視できることによって説明することができる。
保護膜は少なくとも眼鏡レンズもしくはブランクの微細構造化された面に被着されるため、異なる処理技術を利用することができる。
好ましい一実施形態において保護膜は微細構造上に注型成形される(いわゆる「複合処理」)。かくして比較的厚い膜と規定された厚さの膜とを達成することもできる。注型成形型を適宜形成することによって、規定された形状(幾何学形状)と構造(例えば粗さ)とを表面に有する保護膜も簡単に作製することができる。
本発明の他の好ましい一実施形態により保護膜を製造する手間の少ない解決策は単回または多回浸漬処理である。構造とは反対側の面の被覆が(例えば後続処理を考慮して)望まれていない場合、および浸漬浴が使用される場合に、この面を相応に(例えば「マスキング」によって)保護するか、または後にこの面から膜を除去することができる。
他の好ましい一実施形態において、単回または多回スピニングの、特にフォトリソグラフィー分野で普及した処理が保護膜の作製に使用される。
他の好ましい一実施形態は保護膜の作製にスパッタリング処理を利用する。この処理は主に特殊な膜材料(例えば石英)用に特別適している。
他の好ましい実施形態はスプレーイング(吹付け塗り)および/またはフローティング(流し塗り)も利用する。
既に述べたように本発明は、微細構造の追加的損傷を懸念する必要もなしに所望する微細構造を調製するのに多数のさまざまな方法を利用することを可能とする。好ましい一実施形態において微細構造の製造は、ブランクもしくは眼鏡レンズの作製時、特に体積材料(つまり眼鏡レンズ本体)の重合中に微細構造を注型成形することによって(射出成形によっても)行われる。しかし特別好ましくは、ポリマーが既に重合された注型成形法も、例えばPC、PMMAにおける射出成形法も、用いられる。
しかしながら別の技術を用いる場合でも、それが型取り時とは異なり、始めから強いられたものとは考えられない場合でも、構造化ステップを他のステップ(例えば切断または仕上げ)の前に実施すると有利なことがある。その例となるのが形成加工であるが、形成加工は、要求される力もしくは温度が原因で、既に作製された面(例えば「処方レンズ面」)に不利に作用することがある。幾つかの面(特にPALまたは自由曲面)では、固定すべき面が不規則であるので、レンズ/ブランクの保持は構造化にとって困難であることもある。
これに関連して形成加工は、微細構造化されたポンチによる加圧によって、眼鏡レンズ本体の構造化されるべき表面に微細構造を転写する、特にエンボス加工処理またはパンチング加工処理として理解される。上昇温度の付加的作用によって、眼鏡レンズ本体の所要の表面変形は促進することができる。別の好ましい一実施形態において、眼鏡レンズの第1表面での微細構造の製造は機械的切削加工、例えばダイヤモンドフライス加工によって行われる。他の好ましい一実施形態において、微細構造はレーザアブレーションによってブランクもしくは眼鏡レンズ(眼鏡レンズ本体の第1表面)に組み込まれる。その際、構造は第2処理において平滑にすることができる。これは好ましくはレーザシステムによる溶融によって行われる。
特に個別的に作製される眼鏡レンズの場合、好ましくは眼鏡レンズの後面は個別的に計算され、そして好ましくはフライス加工および/または研削および/または研磨によって加工され、個別的に計算され最適化された表面効果が達成される。本発明を利用すると、眼鏡レンズ本体の第2表面のこのような加工ステップは好ましくは保護膜の被着後に行われるので、保護膜は好ましくは既に事前に作製された微細構造を後の加工ステップの間保護する。従って本方法はさらに、好ましくは保護膜の被着後、眼鏡レンズ(すなわち眼鏡レンズ本体)の第1表面とは反対側の第2表面(特に後面)を機械加工することを含む。このステップにおいて、微細構造とは反対側の面に所望の表面幾何学形状が設けられる。このステップは、微細構造とは反対側の面を継続加工する必要がなければ省くこともできよう。これが該当するのは、例えば、既に注型後にこの面にも所望の幾何学形状が既に設けられるときである。
第2表面の機械加工が望ましい場合、好ましくはフライス加工、研削、研磨(古典的RGF)または切断、研磨("cut to polish“)等の技術がこのために利用される。このためにブランクはふつうブロッキングされる。こうして第2表面の機械加工は好ましくは眼鏡レンズの第1表面もしくは保護膜に保持要素(いわゆるブロック)を固着することを含む。引き続き第2表面は、眼鏡レンズが保持要素によって保持または操作される(つまり制御下に動かされる)間に機械加工される。眼鏡レンズの第1表面もしくは保護膜に保持要素を固着するために、例えば接着フィルムまたは特殊な塗膜を低融点金属合金(いわゆる「アロイ」)と組合せて利用することができる。接着剤もしくは塗料を選択するとき、一方ではそれらが十分に強く保護膜に付着してブランクを確実に保持し、他方では加工後、保護膜を破壊することなくブランクから引き剥がすこともできることを確実にすべきであろう。
第2表面の加工後、好ましくは保持要素は眼鏡レンズの第1表面もしくは保護膜から除去され、保護膜は実質的に眼鏡レンズ本体に留められる(ブロック除去)。好ましくは保護膜は、ブロック除去後そして他の加工前に清浄および/または平滑にされる。しかし他の好ましい実施形態において、眼鏡レンズもしくは眼鏡レンズ素材は初期的にはブロッキングされたままであり、こうして他の加工ステップが実施される。このことは、かくしてレンズの手間のかかる再位置決めを省くことができるとき特別有利である。好ましくは本製造方法は眼鏡レンズの縁摺り加工も含む。このステップ中も保護膜は好ましくは第1表面に存続したままである。眼鏡レンズ素材もしくは眼鏡レンズはこのステップの間、ブロッキングしたままとすることもできる。
好ましくは本方法は保護膜の被着後にさらに他の機能性膜、特に付着膜および/または硬質膜および/または反射防止膜および/または疎水性膜および/または撥油性(撥水性および/または撥埃性)膜および/または着色膜を析出させることを含む。この他の機能性膜は好ましくは少なくとも部分的に保護膜上に析出される。
ほかの観点において本発明は、特に本発明に係る方法によって製造される眼鏡レンズを提供する。この眼鏡レンズは、眼鏡レンズ本体の少なくとも第1表面に微細構造を有する眼鏡レンズ本体と、眼鏡レンズ本体に配置されて微細構造を少なくとも部分的に覆う保護膜とを含み、該保護膜が眼鏡レンズ本体の屈折率とは異なる屈折率を有することを特徴とする。かくして、既に上で述べたように、所望の微細構造は毀損および/または汚れによる損傷からごく効率的に保護される。
好ましくは、保護膜の屈折率と眼鏡レンズ本体の屈折率の差は少なくとも約0.05であり、好ましくは少なくとも約0.1であって、なお一層好ましくは少なくとも約0.15であり、最も好ましくは少なくとも約0.2である。
好ましくは保護膜の厚さは少なくとも約5μmであり、好ましくは少なくとも約20μmであって、特別好ましくは少なくとも約100μmであり、最も好ましくは少なくとも約200μmである。かくして保護膜の内部において特に干渉現象(主としてファーブリ・ペロ干渉)は効果的に抑制または防止される。そのことは、こうした膜厚の場合通常の周囲光の代表的コヒーレンス長が(少なくとも一部では)膜厚よりも短く、それゆえに干渉効果を無視できるという事実によって説明することができる。
好ましくは眼鏡レンズはさらに他の機能性膜、特に付着膜および/または硬質膜および/または反射防止膜および/または疎水性(撥水性および/または撥埃性)膜および/または着色膜を含む。
眼鏡レンズ本体および保護膜用の好ましい材料の具体例を以下に明示する。眼鏡レンズ本体、つまり眼鏡レンズ素材(ブランク)から得られる眼鏡レンズの主な構成要素用に適しているのは特に以下の材料である。
・Perfalit1.5
化学名:ポリエチレングリコールビスアリルカーボネート
基礎はPPGのCR 39(Columbia Resin 39)
屈折率1.5;アッベ数58
熱硬化性プラスチック
・PCM 1.54(フォトクロム)
化学名:なかんずくポリエチレングリコールジメタクリレートを含有するコポリマー
屈折率1.54;アッベ数43
熱硬化性プラスチック
・ポリカーボネート
屈折率1.59;アッベ数29
絶対的耐破壊性!(スポーツ分野、子供分野)
劣耐溶剤性(アルコール、アセトン)
熱硬化性プラスチック
・Perfalit1.6
化学名:ポリチオウレタン
屈折率1.60;アッベ数41
熱硬化性プラスチック
・Perfalit1.67
化学名:ポリチオウレタン
屈折率1.67;アッベ数32
熱硬化性プラスチック
・Perfalit/Cosmolit1.74
化学名:ポリアピスルフィド(Polyapisulfid)
屈折率1.74;アッベ数約32
熱硬化性プラスチック
特に眼鏡レンズ本体の単数または複数の好ましい上記材料と合わせて、保護膜用に好ましくは単数または複数の下記材料が用いられる。
・トクヤマのTS56T
屈折率1.49のこの塗料は従来の眼鏡レンズ、好ましくはPerfalit1.5用に用いられる。浸漬処理によって好ましくは2.2μm前後の厚さが得られる。
・SDC TechnologiesのIM-9200
この塗料は屈折力が1.585〜1.605であり、従来の眼鏡レンズにおいて好ましくは表面活性化後にPerfalit1.6、1.67に被着される。好ましくは浸漬処理によって2.8μm前後の厚さが達成される。1.5μm〜3.2μmの変動が可能である。
・トクヤマのTranshade
これは好ましくはフォトクロミック塗料系である。その際好ましくは眼鏡レンズ本体(Perfalit1.6または1.67)上にプライマー(Transhade-SC-P)が接着剤として被着され、その後、屈折率が1.50〜1.55の範囲内のフォトクロミックフォトレジスト(Transhade-SC-L4のBrownまたはGray)が被着され、好ましくは硬質塗膜によって被覆される。スピンコーティングによって好ましくは30μm〜50μmの厚さが達成される。その際代表的な厚さは約39μmである。さらに、200μm超の厚さを達成することのできる注型処理を用いることもできよう。この塗料はフォトクロミック染料なしでも入手可能であり、熱硬化もUV照射も行うことができる。
・PPGのHi-Guard 1080とトクヤマ製品
これらの塗料は、トクヤマのTS56T (3)の代替として、Perfalit1.5に被着するのに用いることができよう。
・溶融石英
好ましい一実施形態においてPerfalit1.5上に硬質膜として溶融石英が蒸着される。その際好ましくは最大3μmの膜厚が達成される。この膜はPerfalit1.6および1.67上に被着することもできる。しかし膜はこれらの高屈折率の材料に直接付着するのではないため、好ましくは硬質塗料から成る中間膜が利用される。
極力低い屈折率(低屈折率nS)の保護膜を極力高い屈折率(特に微細構造を含む眼鏡レンズ本体の高屈折率nK)のレンズに被着するのが特別好ましい。かくして極力高い屈折率への急上昇が達成される。好ましい組合せは例えばnS=1.5からnK=1.6またはnK=1.67またはnK=1.74等へ、或はnS=1.6からnK=1.67またはnK=1.74等へ、或はnS=1.67からnK=1.74等への急上昇である。屈折率の違いがなお一層高く、特に少なくとも0.2以上である組合せが特別好ましい。
以下、添付図面を参考に好ましい実施形態に基づいて本発明を説明する。
図1は本発明の好ましい実施形態により第1表面に回析微細構造を有する眼鏡レンズもしくは眼鏡レンズ素材の略図である。 図2は本発明の好ましい一実施形態による製造方法の個々の方法ステップの略図である。
図1は効果および面曲率の異なる眼鏡レンズ10の諸例を示す。その際、眼鏡レンズ本体12はそれぞれ前面14と後面16(眼球側の面)とを有する。前面14にそれぞれ回析微細構造18が形成されている。回析微細構造18の図は純然たる略図と見做すべきである。特に、各微細構造18は寸法どおり図示されているのではない。通常、微細構造18は眼鏡レンズ本体12と比較してはるかに小さい。回析微細構造の代表的寸法は好ましくは軸方向(つまり眼鏡レンズの厚さ方向)が約0.3〜5μm、横方向が約1〜500μmである。左から右へと図1には順次、凸面ベースカーブを有するプラスレンズ(前面14)、凸面ベースカーブを有するマイナスレンズ(前面14)、平面ベースカーブを有するプラスレンズ(前面14)、そして平面ベースカーブを有するマイナスレンズ(前面14)が例示的に示してある。
図示した好ましい実施形態において、眼鏡レンズ10はさらに眼鏡レンズ本体12の前面14に保護膜20も有する。微細構造18と同様に保護膜20も図1には寸法どおり図示されてはいない。好ましくは、保護膜は眼鏡レンズ本体よりもはるかに薄い。保護膜20は好ましくは約1 mmよりも薄く、さらに好ましくは約0.5 mmよりも厚くなく、なお一層好ましくは約0.2 mmよりも厚くない。好ましい幾つかの実施形態において、保護膜は約0.1 mmよりも厚くなく、またはさらに約50μmよりも厚くない。しかし保護膜は好ましくは少なくとも、前面14(眼鏡レンズ本体の第1表面)の微細構造18を覆い、かくして毀損や汚れから保護するに充分な厚さである。
好ましくは、保護膜20は眼鏡レンズ製造時に微細構造18の調製後まもなくまたは直後に被着され、眼鏡レンズ素材の他の全加工中、眼鏡レンズが完成されるまで、特に眼鏡が完成されるまで、眼鏡レンズ本体12に留まり、その際微細構造18を覆いかつ保護する。
図2は本発明の好ましい一実施形態により眼鏡レンズを製造する当該方法を概略的に示す。この好ましい実施形態では、まずステップST10において少なくとも1つの表面、好ましくは前面に回析微細構造を有する眼鏡レンズ本体(眼鏡レンズ素材)が提供される。微細構造の調製は、好ましくは上記方法の1つにおいて(例えば眼鏡レンズ素材の注型成形中に、および/またはエンボス/パンチング法によって、および/またはフライス加工等によって)行われる。
次に他のステップST12において、保護膜は少なくとも第1表面に微細構造を好ましくは完全に覆うように被着される。その際、保護膜の屈折率は眼鏡レンズ本体のそれとは異なり、その差は好ましくは少なくとも約0.05である。特別好ましくは、保護膜の屈折率は眼鏡レンズ本体の屈折率よりも小さい。好ましくは、保護膜は上記方法の1つで(例えば浸漬処理によって、および/またはスピニングによって、および/またはスパッタリングによって、および/または吹付け塗りによって、および/またはフローティング等によって)被着される。
図2に示す好ましい実施形態において、本方法はさらに、眼鏡レンズ本体の第2表面、特に微細構造とは反対側の後面を機械加工するステップST14を含む。このことは主に個別的に作製される眼鏡レンズに関して有利である。このような加工ステップは特に、眼鏡レンズ、特に個別的に製造されるプログレッシブレンズの後面のフライス加工および/または研削および/または研磨を含む。このため、保持要素(ブロック)は好ましくは眼鏡レンズの第1表面もしくは保護膜に固着され、眼鏡レンズ素材を精確に保持もしくは操作できるようにする。特に、ブロックを利用する全加工ステップの終了後にブロックは取り除かれ、保護膜は眼鏡レンズ本体の第1表面上で元の状態のままである。
図2に示す好ましい方法はさらに、単数または複数の他の機能性膜、特に硬質膜および/または付着膜および/またはAR膜および/または疎水性膜および/または撥油性膜および/または着色膜を析出させることによって眼鏡レンズを仕上げるステップST16を含む。これらの他の膜(単・複)が眼鏡レンズの後面(第2表面)にのみ析出されるべきである場合、眼鏡レンズ素材がなおブロッキングされている限り、その析出も行うことができる。しかし前面の他の被覆を行わねばならない場合、この他の膜は好ましくは直接または間接的に保護膜に被着される。
図2に示す本方法は最後に、本発明の特別好ましい一実施形態により眼鏡レンズを縁摺りするステップST18をなお含み、好ましくは、例えば眼鏡製作者によって実施されるこのステップ中も、そして引き続き眼鏡レンズをフレームに組付ける間および眼鏡装用の間も、保護膜は元の状態のままである。
10 眼鏡レンズ(素材)
12 眼鏡レンズ本体
14 眼鏡レンズの前面(ベースカーブ)
16 眼鏡レンズの後面
18 微細構造
20 保護膜

Claims (10)

  1. 眼鏡レンズを製造する方法であって、
    眼鏡レンズ本体の少なくとも第1表面に微細構造を提供するステップと、
    保護膜が前記微細構造を少なくとも部分的に覆うように、少なくとも1つの保護膜を前記眼鏡レンズ本体に被着するステップと、を備え、
    前記保護膜が前記眼鏡レンズ本体の屈折率とは異なる屈折率を有することを特徴とする眼鏡レンズを製造する方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    注型によって、および/または単回または多回浸漬処理によって、および/または単回または多回スピニングによって、および/またはスパッタリングによって、および/または吹付け塗りによって、および/または流し塗りによって、前記保護膜が被着されることを特徴とする方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法において、
    前記眼鏡レンズ本体の前記第1表面の前記微細構造が、
    前記眼鏡レンズ本体の作製時に前記微細構造を注型することによって、および/または
    前記第1表面をポンチにより形成加工することによって、および/または
    切削加工法によって、および/または
    レーザアブレーションによって
    調製されることを特徴とする方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法において、
    前記保護膜の被着後に、前記眼鏡レンズの前記第1表面とは反対側の第2表面を機械加工するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、
    前記第2表面の前記機械加工は、
    前記眼鏡レンズの前記第1表面もしくは前記保護膜に保持要素を固着するステップと、
    前記眼鏡レンズを前記保持要素によって保持または操作する間に前記第2表面を機械加工するステップと、
    前記眼鏡レンズの前記第1表面もしくは前記保護膜から前記保持要素を除去するステップと、を含み、
    前記保護膜が実質的に前記眼鏡レンズ本体上で元の状態のままであることを特徴とする方法。
  6. 請求項5に記載の方法において、
    前記保持要素の除去後に前記保護膜を清浄および/または平滑にするステップを含むことを特徴とする方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法において、
    前記保護膜の被着後、他の機能性膜、特に付着膜および/または硬質膜および/または反射防止膜および/または疎水性膜および/または撥油性膜および/または着色膜を析出させるステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  8. 眼鏡レンズ本体の少なくとも第1表面に微細構造を有する眼鏡レンズ本体と、
    前記眼鏡レンズ本体に配置されて前記微細構造を少なくとも部分的に覆う保護膜と、を備え、
    前記保護膜が前記眼鏡レンズ本体の屈折率とは異なる屈折率を有することを特徴とする眼鏡レンズ。
  9. 請求項8に記載の眼鏡レンズにおいて、
    前記保護膜の屈折率と前記眼鏡レンズ本体の屈折率との差は少なくとも約0.05であり、好ましくは少なくとも約0.1であって、なお一層好ましくは少なくとも約0.15であり、最も好ましくは少なくとも約0.2であることを特徴とする眼鏡レンズ。
  10. 請求項8または9に記載の眼鏡レンズにおいて、
    前記保護膜の厚さは少なくとも約5μm、好ましくは少なくとも約20μmであって、特別好ましくは少なくとも約100μmであり、最も好ましくは少なくとも約200μmであることを特徴とする眼鏡レンズ。
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