JP2016500501A - トップポートmemsマイクロフォン及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

良好な性能を維持しつつ、更なる小型化を可能とするトップポートMEMSマイクロフォンを提供する。トップポートMEMSマイクロフォンは、上面に一体的に結合された保護部材PEを有することにより機械的安定性を増大させたMEMSチップを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、トップポートMEMSマイクロフォン、即ち、音響導入孔を上面に有し、電気的接続手段または機械的接続手段を下面に有するMEMSマイクロフォン、及びそのようなマイクロフォンの製造方法に関する。
通常、MEMS(Micro-Electro-Mechanical System、微小電気機械システム)マイクロフォンは、マイクロフォンのMEMSチップ上に配置された、またはMEMSチップ内のキャビティに配置された、振動膜とバックプレートとの対(以下、振動膜・バックプレート対)を備えている。
MEMSマイクロフォンは、例えば特許文献1〜3によって知られている。
米国特許第6522762号明細書 米国特許第6781231号明細書 米国特許第6732588号明細書
音響導入孔と振動膜・バックプレート対との間の空間部分は、マイクロフォンのフロント容積部であって、このフロント容積部が大きいほど、マイクロフォンの性能が低下し、マイクロフォンの高音域の特性が悪化する。音響導入孔の近くに振動膜・バックプレート対を配置すれば、小さなフロント容積部を得ることができる。しかしながら、このように音響導入孔に極めて近接して配置することで、音響導入孔に侵入する物体や物質により、振動膜・バックプレート対が破損する可能性が増すことになる。
もう1つの可能な方法として、MEMSチップの底部側に振動膜・バックプレート対を配置し、MEMSチップの厚みを減らすことにより、フロント容積部の縮小が実現する。しかしながら、この場合には、薄いMEMSチップが、電気部品の小型化に向かう近年の動向に沿うものとして一般的には好まれるものの、MEMSチップの機械的安定性を阻害するものとなる。
また、MEMSチップの底部側に振動膜・バックプレート対を配置し、例えば特許文献1に示されるような格子などの保護部材を、MEMSチップの上面に設けて、音響導入孔を覆うようにすることが可能である。
本発明の目的は、音響特性、並びに音響的性能及び電気的性能を良好に維持しつつ、小型化が可能なMEMSマイクロフォンを提供することにある。
更に、本発明の目的は、そのようなMEMSマイクロフォンの製造方法を提供することにある。
そのような改善されたMEMSマイクロフォン、及びこれに対応する製造方法は、独立請求項に記載の発明によって提供される。また、従属請求項に記載の発明は、本発明の好ましい態様を提供するものである。
トップポートMEMSマイクロフォンは、上面と下面とを有する。トップポートMEMSマイクロフォンは、上面に一体的に結合された保護部材、バックプレート、及び振動膜を有したMEMSチップを備える。更に、トップポートMEMSマイクロフォンは、上面に設けられた音響導入孔と、下面に設けられた機械的接続手段または電気的接続手段とを備える。一体的に結合された保護部材により、MEMSチップの一体的な構造部分が形成される。この保護部材は、音響導入孔内に達する物体や物質から、当該音響導入孔を保護する。
また、保護部材は、MEMSチップを補強すると共に、MEMSチップの機械的安定性を増大させる。この結果、MEMSチップの厚みを、従来のMEMSマイクロフォンに比べて減少させることが可能となり、フロント容積部を縮小することができる。バックプレート及び振動膜は、MEMSチップの下部に配置することができる。
一態様において、保護部材は、音響導入孔に配置される。音響導入孔は、振動膜及びバックプレートの上方に設けられたキャビティとすることができる。このキャビティは、MEMSチップに形成された穴とすることができる。保護部材が音響導入孔に配置される場合、MEMSチップから突出する保護部材の部位はなく、小型化したMEMSマイクロフォンを得ることができる。
一態様において、音響導入孔は、MEMSチップに配置されてフロント容積部を画定する。音響導入孔は内面を有し、保護部材は、この音響導入孔の内面に結合された格子である。この格子は剛性を有し、保護部材がMEMSチップに一体的結合されているので、保護部材の剛性によって、MEMSチップの剛性が増大し、その結果、MEMSチップが補強される。
一態様において、保護部材は、MEMSチップの上面と面一に設けられる。
一態様において、MEMSチップは矩形状の断面形状を有し、フロント容積部及び保護部材は、概ね円形状の断面形状を有する。MEMSチップの矩形断面形状は、複数のMEMSチップからなるウエハから、MEMSチップを個々に次々と切り出すことにより得られる。従って、矩形状のMEMSチップとすることにより、MEMSチップの製造工程を単純化することができる。フロント容積部及び保護部材の円形断面形状は、振動膜及びバックプレートがなす一般的な円形形状に対応するものであって、不要な調波共振を生じさせることなく、振動膜の基本振動モードでの振動を可能とするものである。
また、フロント容積部の円形断面形状は、後述する製造工程により、容易に得ることができる。
一態様において、保護部材は、外側から奥に進むにつれて、断面積が増大する孔を有する。
一態様において、トップポートMEMSマイクロフォンは、支持基板を更に備え、当該支持基板に、MEMSチップが電気的または機械的に接続される。
支持基板は、例えばセラミックなどの誘電体層の間に金属膜層を有した、積層セラミック支持基板であってもよい。
トップポートMEMSマイクロフォンは、MEMSチップに隣接して配置可能なASIC(Application-Specific Integration Circuit、専用集積回路)チップを更に備えることが可能である。
MEMSチップ、ASICチップ、及び支持基板の一部の少なくともいずれか1つは、ポリマ膜で覆うことが可能である。
更に、MEMSチップ、ASICチップ、及び支持基板の一部の少なくともいずれか1つは、金属層で覆うことが可能である。この金属層は、スパッタリングにより形成された薄い金属層の厚みを増大させる電解処理を用いて堆積させることができる。このような電解処理の際に、液体からMEMSマイクロフォンを保護するため、特に繊細な部材、即ち振動膜及びバックプレートを、ポリマ膜が保護する。
製造工程の間は、ポリマ膜及び金属層がMEMSチップ全体を覆っているのが好ましいことは当然である。しかしながら、音響導入孔の部分は、開放されている必要がある。このため、後の製造工程において、レーザアブレーション装置を用い、音響導入孔の領域におけるポリマ膜及び金属層の少なくとも一方を除去することができる。MEMSマイクロフォンに対し、直角ではなく、例えば45°以下の角度でビームが当たるように、傾斜させたレーザアブレーション装置を用いることができる。
このようなMEMSマイクロフォンは、フラットな周波数応答性を有し、従来のトップポートマイクロフォンに比べ、優れたマイクロフォン性能が得られる。特に、このようなMEMSマイクロフォンは、ボトムポートマイクロフォンと同等のマイクロフォン性能を達成する。
MEMSチップの厚みは、300μm〜600μmとすることができる。保護部材の厚みは、10μm〜15μmとすることができる。保護部材の孔の幅は、20μm〜50μmとすることができる。音響導入孔の径、並びに保護部材と振動膜及びバックプレートの対との間に形成されるキャビティの径の少なくとも一方は、600μm〜1500μmとすることができる。
レジスト膜の厚みは、10μmとすることができる。
保護部材は、MEMSチップの本体部分、例えばMEMSチップの基板に直接的に形成することが可能である。
MEMSチップは、シリコンで構成されるようにすることが可能である。MEMSチップは、単結晶シリコンチップとすることができる。
MEMSチップの基板は、例えばドーピングにより特性を変え、高い導電性を有するようにすることができる。導電性は、保護部材によって、機械的脅威や、例えば静電放電(ESD)や電磁妨害(EMI)といった電気的脅威から保護可能な程度に高めることができる。
トップポートMEMSマイクロフォンの製造方法は、
上面及び下面を有したモノリシックのMEMSチップを用意する工程と、
前記MEMSチップの前記上面の側において前記MEMSチップと一体的に結合された保護部材を構築する工程と
を備える。
上記の製造方法の一態様において、前記保護部材を構築する工程の際に、前記MEMSチップの前記上面に、孔を形成する。
一態様において、前記孔は、格子状に配置される。
一態様において、上記の製造方法は、前記保護部材の下方にフロント容積部を形成する工程を更に備える。
上記の製造方法の一態様において、前記孔は、エッチング工程により形成され、フロント容積部は、前記孔を形成するのと同じエッチング工程により形成される。
一態様において、上記の製造方法は、
前記MEMSチップの上面にレジスト膜を配置する工程と、
前記レジスト膜を加工処理する工程と
を更に備える。
一般的に、厚みの低減は、MEMSチップの剛性によって制限される。厚みを減らしたMEMSチップは、MEMSチップを貫通する孔が大きくなるほど、破損しやすくなる。上述した態様の構成とすることにより、しっかりした薄いMEMSチップを得ることが可能となる。
エッチング技術を用いて保護部材を実現する場合、SF6(六フッ化硫黄)を利用したイオンビームエッチングを適用し、保護部材に孔を食刻することができる。このため、レジスト膜をMEMSチップの上部に配置することができる。このレジスト膜は、フォトリソグラフィ工程により加工処理することができる。レジスト膜の残存部分により、保護部材の構造が定まり、レジスト膜がない部分では、SF6イオンによって、MEMSチップの材料を除去することができる。
MEMSマイクロフォンの基本動作原理をAに、MEMSチップの上面にレジスト膜を積層する工程をBに、MEMSチップの上面にあるレジスト膜及び保護部材が加工処理された工程をCに、それぞれ示す図である。 MEMSチップ及びASICチップが1つの積層基板上に配置された、MEMSマイクロフォンの一実施形態を示す図である。 外側から奥に進むにつれて孔が拡大する保護部材及びMEMSチップの一実施形態を示す図である。 複数の孔を有した保護部材の平面図である。 保護部材のもう1つの実施形態を示す図である。 保護部材のもう1つの実施形態を示す図である。 保護部材のもう1つの実施形態を示す図である。 保護部材のもう1つの実施形態を示す図である。
トップポートMEMSマイクロフォンの具体例が、概要図に示されている。
図1は、振動膜MとバックプレートBPとを有するMEMSチップMCを備えたトップポートMEMSマイクロフォンTPMMの全体的な概略断面図である。振動膜MとバックプレートBPとにより、MEMSチップMCの下面BSに配置されたトランスデューサ対が形成される。MEMSチップMCの上面USには、複数の孔Hを備えた保護部材PEが配置されている。保護部材PEは、複数の部材で構成することも可能であり、それら部材は、互いに結合されていてもよいし、互いに結合されていなくてもよい。
保護部材PEと振動膜M及びバックプレートBPからなるトランスデューサ対との間には、フロント容積部FVが形成される。保護部材PEは、当該保護部材PEがないとマイクロフォンの性能を阻害しうる物体や物質から、音響導入孔SIを保護している。
保護部材PEは、MEMSチップMCに一体的に結合されており、従って、MEMSチップMCと同じ材料からなる。具体的には、MEMSチップMCの上部をドリル加工またはエッチング処理し、MEMSチップMCにそのまま残存する材料の部分を保護部材PEとするようにして、保護部材PEに孔Hを形成することが可能である。保護部材PEにより、MEMSチップMCの機械的安定性が増大し、保護部材が一体的に設けられていないチップに比べ、MEMSチップMCを薄くすることが可能となる。
図1Bは、保護部材PEを形成する前の状態を示しており、MEMSチップMCの上面USにレジスト膜RFが積層されている。保護部材PEを形成するためのエッチング工程で、フロント容積部FVを形成することが可能であり、有限のエッチング速度により、保護部材PEの孔をエッチングで形成した直後に、フロント容積部FVが形成される。
図1Cは、保護部材PEを形成した後の状態を示しており、レジスト膜RFが加工処理され、加工処理されたレジスト膜RFの孔によって規定される箇所において、MEMSチップMCを形成する素材に孔を設けることにより、保護部材PEが形成されている。
図2は、保護部材PEを有したMEMSチップMCが、支持基板CS、例えば誘電体層DLと金属膜層MLとからなる積層基板MLSの上に配置された、トップポートMEMSマイクロフォンTPMMの一実施形態を示す図である。特定の誘電体層DLを貫通するビアVにより、金属膜層MLがそれぞれ接続される。従って、積層基板MLSの金属膜層MLに、コイルやコンデンサといった電気回路部品を形成して、ビアVにより接続することが可能である。
ASICチップACが、MEMSチップMCに隣接して配置され、電気的及び機械的に積層基板MLSに接続されている。絶縁層ILが、トップポートMEMSマイクロフォンTPMMの音響導入孔を覆わない状態に維持しながら、ASICチップACとMEMSチップMCの一部とを覆っている。更に、金属層MELが絶縁層ILを覆っている。この金属層MELは、積層基板MLSの電気回路に接続して、例えば静電遮蔽に好適なアース接続を形成することが可能である。
図3は、MEMSチップMC及び保護部材PEの全体的な断面図である。保護部材PEに形成された孔Hは、外側から奥に進むにつれて、即ち、MEMSチップMCの上面USからの距離が増すほど増大する断面積を有している。このような形状は、イオンビームを様々な角度でMEMSチップMCに当てた場合に得られる。上面USからある程度の深さに達すると、保護部材PEを形成する素材の幅がなくなり、フロント容積部FVを形成するキャビティが得られる。この深さは、孔Hから保護部材PEの中央部までの距離に応じて変化させることができる。
図4は、フロント容積部FVの上方の円形領域に、複数の孔Hを備えた、保護部材PEの平面図である。これらの孔Hは、六角形状のパターンで配置することができる。
図5は、保護部材PEのもう1つの実施形態を示す図である。本実施形態では、孔Hが円形断面を有しておらず、様々な半径の円弧状の断面形状を有する。4つの連結部Bが、保護部材PEの孔以外の残存部分を連結している。
図6は、保護部材PEのもう1つの実施形態を示す図であり、孔Hが複数の円環状に配置され、複数の連結部Bによって分断されている。
図7は、保護部材PEの一実施形態を示す図であり、8本の連結部Bによって孔Hが区分けされている。
図8は、保護部材PEのもう1つの実施形態を示す図である。図8の実施形態は、図7に示した実施形態に、リング状の連結部分を残すことによって得ることができる。
図5〜図8の実施形態では、保護部材PEの中央孔が、保護部材PEの中央部分に配置されている。この中央孔は、保護部材PEの内側円環状連結部Rによって取り囲まれている。
MEMSマイクロフォンは、上述した実施形態や図中に示す実施形態に限定されるものではない。更なる構造的保護部材や電気回路部品を備えたトップポートMEMSマイクロフォンも、本発明によって構成されるものである。
AC ASICチップ
B 保護部材の連結部
BP バックプレート
BS 下面
CS 支持基板
DL 誘電体層
FV フロント容積部
H 孔
IL 絶縁層
M 振動膜
MC MEMSチップ
MEL 金属層
ML 金属膜層
MLS 積層基板
PE 保護部材
R 保護部材の環状連結部
RF レジスト膜
SI 音響導入孔
TPMM トップポートMEMSマイクロフォン
US 上面
V ビア

Claims (13)

  1. 上面(US)と下面(BS)とを有したトップポートMEMSマイクロフォン(TPMM)であって、
    前記上面(US)に一体的に結合された保護部材(PE)、バックプレート(BP)、及び振動膜(M)を有したMEMSチップ(MC)と、
    前記上面(US)に設けられた音響導入孔(SI)と、
    前記下面(BS)に設けられた機械的接続手段または電気的接続手段(MC/EC)と
    を備えることを特徴とするトップポートMEMSマイクロフォン。
  2. 前記保護部材(PE)は、前記音響導入孔(SI)に配置されることを特徴とする請求項1に記載のトップポートMEMSマイクロフォン。
  3. 前記音響導入孔(SI)は、前記MEMSチップ(MC)に配置されてフロント容積部(FV)を画定すると共に内面を有し、
    前記保護部材(PE)は、前記音響導入孔(SI)の前記内面に結合された格子である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のトップポートMEMSマイクロフォン。
  4. 前記保護部材(PE)は、前記MEMSチップ(MC)の前記上面(US)と面一に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトップポートMEMSマイクロフォン。
  5. 前記MEMSチップ(MC)は、矩形状の断面形状を有し、
    前記フロント容積部(FV)及び前記保護部材(PE)は円形状の断面形状を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のトップポートMEMSマイクロフォン。
  6. 前記保護部材(PE)は、外側から奥に進むほど断面積が増大する孔(H)を有することを特徴とする請求項4に記載のトップポートMEMSマイクロフォン。
  7. 支持基板(CS)を更に備え、
    前記MEMSチップ(MC)は、前記支持基板(CS)に電気的または機械的に接続される
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のトップポートMEMSマイクロフォン。
  8. トップポートMEMSマイクロフォン(TPMM)の製造方法であって、
    上面(US)及び下面(BS)を有したモノリシックのMEMSチップ(MC)を用意する工程と、
    前記MEMSチップ(MC)の前記上面(US)の側において前記MEMSチップ(MC)と一体的に結合された保護部材(PE)を構築する工程と
    を備えることを特徴とする製造方法。
  9. 前記保護部材(PE)を構築する工程の際に、前記MEMSチップ(MC)の前記上面(US)に、孔(H)を形成することを特徴とする請求項8に記載の製造方法。
  10. 前記孔(H)は、格子状に配置されることを特徴とする請求項9に記載の製造方法。
  11. 前記保護部材(PE)の下方にフロント容積部(FV)を形成する工程を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の製造方法。
  12. 前記孔(H)は、エッチング工程により形成され、
    前記フロント容積部(FV)は、前記孔(H)を形成するのと同じエッチング工程により形成される
    ことを特徴とする請求項11に記載の製造方法。
  13. 前記MEMSチップ(MC)の前記上面(US)にレジスト膜(RF)を配置する工程と、
    前記レジスト膜(RF)を加工処理する工程と
    を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の製造方法。
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