JP2016226137A - グロメット - Google Patents

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JP2016226137A
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桂介 加藤
Keisuke Kato
桂介 加藤
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【課題】蛇腹形状を有するベース部とベース部の両端で車体に支持される取付部とを一体的にして構成されるグロメットにおいて、構造が簡単で、且つエンジンや車体で発生する振動に伴う他部品への影響を緩和することにある。【解決手段】グロメット(13)には、取付部(15)を覆う弾性部材(21)を設けている。弾性部材(21)の硬度は、グロメット(13)のベース部(14)の硬度よりも高く設定されている。弾性部材(21)は、筒状であり、軸方向の一方の端面(21A)から軸方向の他方の端面(21B)まで延びるスリット(24)を備えている。【選択図】図2

Description

この発明は、グロメットに係り、特にワイヤハーネスを覆って保護するグロメットに関する。
従来、車両としてのハイブリッド車においては、一般的に、エンジン上から車体上に架け渡されるワイヤハーネスの損傷を防止するために、ワイヤハーネスを覆う保護外装材が設けられている。
保護外装材としては、車両の加減速時のエンジン揺動によるワイヤハーネスの伸縮を吸収するために、コルゲートチューブを使用する場合がある。
また、このような保護外装材としては、例えば、以下のような先行技術文献がある。
特開2003−324826号公報
特許文献1に係るグロメットは、蛇腹状の本体部と本体部の両端の取付部とで構成されたゴム製のグロメットであって、取付部を構成する取付部品と本体部を構成する本体部品とを別部品として嵌合により接合し、取付部品の嵌合部位外面に本体部品中央側へ反って突出形成したフランジ状ヒレ片を備え、フランジ状ヒレ片を取付部品側へ反転して取付部品の外面に当接する構造である。
ところが、従来、車体のサスペンションフレームにステアリングシャフトが直接的に連結されている構造の車両においては、エンジンや車体で発生する振動が保護外装材およびワイヤハーネスを伝播してステアリング振動を悪化させたりする等で、車体やエンジンで発生する振動が他の部品へ影響を与えるという問題があった。
また、上記の特許文献1では、蛇腹状の本体部の両端に筒状の取付部を嵌め込む構造であることから、その構造が複雑であり、ワイヤハーネスを取り付ける際に手間がかかり、改善が望まれていた。
そこで、この発明は、構造が簡単で、且つエンジンや車体で発生する振動に伴う他部品への影響を緩和することができるグロメットを提供することを目的とする。
この発明は、蛇腹形状を有するベース部とベース部の両端で車体に支持される取付部とを一体的にして構成されるグロメットにおいて、取付部を覆う弾性部材を設け、弾性部材の硬度はベース部の硬度よりも高く設定されたことを特徴とする。
この発明は、グロメットの取付部を覆うための弾性部材の硬度をグロメットのベース部の硬度よりも高く設定することから、構造が簡単で、且つエンジンや車体で発生する振動に伴う他部品への影響を緩和することができる。
図1は車両に搭載されたエンジン付近の斜視図である。(実施例) 図2は取付部に弾性部材を取り付ける際のグロメットの斜視図である。(実施例) 図3は弾性部材の斜視図である。(実施例) 図4は弾性部材を取り付けたグロメットの側面図である。(実施例) 図5はエンジン上及び車体上に設置された図4のV−V線によるグロメットの断面図である。(実施例)
この発明は、構造が簡単で、且つエンジンや車体で発生する振動に伴う他部品への影響をする目的を、グロメットの取付部を覆うための弾性部材の硬度をグロメットのベース部の硬度よりも高く設定して実現するものである。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。
図1に示すように、ハイブリッド車等からなる車両1は、車体2として、車両前後方向Xに配置された左サイドメンバ3L・右サイドメンバ3Rと、車両左右方向Yに配置されて両端が左サイドメンバ3L・右サイドメンバ3Rに接続されたサスペンションフレーム4とを備える。また、車両1は、サスペンションフレーム4よりも車両後方で、フロントフロアパネル5を備える。
車体2には、サスペンションフレーム4よりも車両前方で、横置き型のエンジン6が搭載される。また、車体2には、サスペンションフレーム4よりも上方で左サイドメンバ3L側に配置されたステアリングギアハウジング7が取り付けられる。
ステアリングギアハウジング7は、車両右方向へ指向するステアリングシャフト8を備える。ステアリングギアハウジング7・ステアリングシャフト8は、固定用ブラケット9・9を介してサスペンションフレーム4に直接的に連結される。
図1に示すように、エンジン6には、ハーネスプロテクタ10が取り付けられる。ハーネスプロテクタ10には、複数のハーネス構成体が支持される。
ハーネス構成体として、例えば、ハーネスプロテクタ10とフロントフロアパネル5側の車体2とに支持され、且つ車両前後方向Xに配置されるハーネス構成体11は、図5に示すように、ハーネスプロテクタ10に支持されたワイヤハーネス12と、ワイヤハーネス12を覆って保護するグロメット(保護外装材)13とからなる。
グロメット13は、図2、図5に示すように、例えば、軟質性のゴム製部材で管状体に形成され、蛇腹形状を有するベース部14と、ベース部14の両端で車体2上(サスペンションフレーム4上)・エンジン6上(ハーネスプロテクタ10上)に支持される取付部15・15とを一体的にして成形機などで成形され、内部空間16にエンジン6上からサスペンションフレーム4上に架け渡されるワイヤハーネス12を覆うものである。ベース部14は、自己形状を保持でき且つワイヤハーネス12の伸縮に対応できる等の柔軟に対応できるための所定の硬度を備えている。
グロメット13は、図1に示すように、一方の取付部15がエンジン6側(振動発生元)のハーネスプロテクタ10に支持具17によって支持されるとともに、車両前後方向Xに指向してステアリングシャフト8の上方を通り、他方の取付部15が支持用ブラケット18を介してサスペンションフレーム4に支持される。なお、エンジン6の振動が問題となる場合は、エンジン6上からワイヤハーネス12が架け渡される先端は、サスペンションフレーム4上に限定されるものではなく、車体2の他の部位でもよい。
グロメット13の他方の取付部15には、他のグロメット19の一端が接続される。他のグロメット19の他端は、フロントフロアパネル5側に位置し且つ他の支持用ブラケット20を介してサスペンションフレーム4に支持される。
グロメット13には、図2、図4、図5に示すように、取付部15・15を覆うように弾性部材(ゴムブッシュ)21・21が設けられる。
図3に示すように、弾性部材21は、筒状であって、本体部22を備え、弾性変形可能なゴム製部材によって所定の板厚tに形成され、内部空間23を備える。ここで、弾性部材21の硬度は、エンジン6や車体2で発生する振動を減衰させるために、グロメット13のベース部14の硬度よりも高く設定される。
弾性部材21は、軸方向の一方の端面21Aから軸方向の他方の端面21Bまで直線状に延びるスリット24を備える。
また、弾性部材21の本体部22は、必ずしも真円断面でなくともよく、図3に示すように、スリット24を境にして、下面が平坦な扁平部25・25を備えることで、取付部分での回転を防ぐことができる。
図2に示すように、取付部15に弾性部材21を取り付ける際には、弾性部材21のスリット24を拡張するように本体部22を弾性変形させ(図2の一点鎖線Rで示す)、取付部15を覆うように本体部22を配置した後、その弾性変形を解除させることで、弾性部材21が取付部15の外周面に巻き付くように密着して取り付けられる。
これにより、ワイヤハーネス12を伝播する振動は、サスペンションフレーム4との間にベース部14及び弾性部材21・21が介されているため、その材料特性にしたがって減衰され、ステアリング振動への影響を小さくすることができる。
また、グロメット13を伝播する振動は、ベース部14の材質特性にしたがって架け渡される部分において減衰され、且つサスペンションフレーム4でも弾性部材21・21を介して支持されるため、さらに減衰され、ステアリング振動への影響を小さくすることができる。
この結果、この実施例において、グロメット13の取付部15を覆うための弾性部材21の硬度は、グロメット13のベース部14の硬度よりも高く設定される。
このような構造により、グロメット13のベース部14と弾性部材21とで硬度の異なる2部品を用いることにより、それぞれの特性を活かしたレイアウトを可能にする。例えば、ベース部14は、自己形状を保持でき且つワイヤハーネス12の伸縮に対応できる等の柔軟に対応できる所定の硬度の部材とする一方、取付部14に設ける弾性部材21は、エンジン6や車体2で発生する振動を減衰させるためにベース部14よりも高い硬度の部材とする。また、エンジン6や車体2の振動特性に応じて最適な硬度を有する弾性部材21・21を選択することができ、エンジン6や車体2の特有の振動特性の違いに対しては、弾性部材21の形状のみのバリエーションで対処することができる。従って、構造が簡単で、且つエンジン6や車体2で発生する振動に伴う他部品への影響を緩和することができる。さらに、グロメット13内にワイヤハーネス12を貫通させた後、外方から弾性部材21を巻き付けるように取付部15に取り付けることができるため、製造作業性も向上することができる。
また、弾性部材21は、筒状であり、軸方向の一方の端面21Aから軸方向の他方の端面21Bまで延びるスリット24を備える。
このような構造により、弾性部材21を取付部15に巻き付くように取り付けることができ、弾性部材21の脱着が容易にできる。また、ワイヤハーネス12を取り外さないままで、弾性部材21のみの脱着ができる。これにより、弾性部材21の取付作業やメンテナンスを、容易に行わせることができる。
この発明のグロメットは、ハーネスプロテクタに接続される他のワイヤケーブルにも適用可能である。
1 車両
2 車体
3L 左サイドメンバ
3R 右サイドメンバ
4 サスペンションフレーム
5 フロントフロアパネル
6 エンジン
7 ステアリングギアハウジング
8 ステアリングシャフト
9・9 固定用ブラケット
10 ハーネスプロテクタ
11 ハーネス構成体
12 ワイヤハーネス
13 グロメット(保護外装材)
14 グロメットのベース部
15・15 グロメットの取付部
16 グロメットの内部空間
17 支持具
18 支持用ブラケット
19 他のグロメット
20 他の支持用ブラケット
21 弾性部材
21A 弾性部材の一方の端面
21B 弾性部材の他方の端面
22 弾性部材の本体部
23 弾性部材の内部空間
24 弾性部材のスリット
25・25 弾性部材の扁平部

Claims (2)

  1. 蛇腹形状を有するベース部と前記ベース部の両端で車体に支持される取付部とを一体的にして構成されるグロメットにおいて、前記取付部を覆う弾性部材を設け、前記弾性部材の硬度は前記ベース部の硬度よりも高く設定されたことを特徴とするグロメット。
  2. 前記弾性部材は、筒状であって、軸方向の一方の端面から軸方向の他方の端面まで延びるスリットを備えることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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