JP2016225809A - イヤーパッドおよびヘッドホン - Google Patents

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Abstract

【課題】装着感をより良くしつつ、音響空間を十分に確保して音響性能を高め、意匠性にも優れたヘッドホンを実現できるイヤーパッドを提供する。【解決手段】スピーカーユニット30が固定される基体に装着されるイヤーパッド1であって、反発係数の異なる複数の弾性部材をスピーカーユニット30の放音方向において積層した弾性体10と、弾性体10の外面を覆う表皮材13と、を有する。弾性体10は、基体側に配置される第1弾性部材11と第1弾性部材11に積層されて固定される第2弾性部材12は外径が同一のドーナツ型である。第2弾性部材12は、その内径が第1弾性部材11の内径と異なる寸法であり、かつ、第1弾性部材11の内径よりも大きい内径部分を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、イヤーパッド、同イヤーパッドを用いるヘッドホンに関するものである。
左右一対のヘッドホンユニットをヘッドバンドあるいはネックバンドで連結してなるヘッドホンは、ヘッドバンドなどの弾力によって、ユーザーの側頭部あるいは耳介にヘッドホンユニットを押し当てて装着するものである。ヘッドホンユニットには、ユーザーによるヘッドホンの装着感を高めるためのイヤーパッドが取り付けられる。
イヤーパッドは、ヘッドホンの装着感を決定する部材として重要であり、音質を向上させる部材としても重要である。イヤーパッドの主体は、低反発で柔らかいクッション材をリング状に形成したものであって、その外表面は肌触りのよい素材からなる表皮で覆われている。ヘッドホンの装着感を高めるには、イヤーパッドの主体となっているクッション材の柔軟性を高めればよい。しかし、反発弾性係数の小さいクッション材(低反発、柔らかいクッション)は、装着状態でヘッドホンに外力が加わったときに変形が大きく、ヘッドホンの装着状態を不安定にする。これによって、ヘッドホンの位置ずれなどが生じて、装着感が損なわれる。
そこで、イヤーパッドの変形を抑えて装着状態を維持しやすくするために、側圧が加わることで弾性変形する第2クッション材と、より大きな側圧が加わると第2クッション材が弾性変形したままでさらに弾性変形する第1クッション材とを層状に重ねたイヤーパッドを有するヘッドホンが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012−169825号公報
特許文献1に記載のイヤーパッドは、2層にしたクッション材のうち、反発弾性係数の小さい柔軟性に富んだクッション材の厚みを増せば、装着感を向上させることができる。しかし、この構造をポータブル用の小型ヘッドホンのイヤーパッドに用いる場合は、クッション材の寸法が制限されてクッション材の厚みにも限界がある。また、小型ヘッドホンの場合、イヤーパッド全体のサイズにも制限があるので、耳の大きいユーザーが使用すると、イヤーパッドが耳を覆いきることができずに耳を圧迫したり、イヤーパッドと側頭部との間に隙間ができて密閉度が低下したりする。
イヤーパッドが耳を覆い切れずに耳を圧迫すると、装着感が損なわれる。また、小型のヘッドホンのイヤーパッドのサイズを、耳を覆いきるサイズにすると、イヤーパッドが大きく厚くなるので、意匠性が損なわれる。
また、ヘッドホンの音質を決定する要素としてバッフル板の前方空間、すなわち、イヤーパッドとバッフル板と耳介で囲まれた空間の容積は、音響性能を維持するために重要な要素である。この前方空間の容積は、イヤーパッドによって維持される。したがって、装着感を重視してイヤーパッドを柔らかく潰れやすくすると、音響空間への悪影響を与えることになる。一方では、イヤーパッドが硬すぎると、側圧による密閉度は低下するので、音響性能を低下させる要因になる。
本発明は、装着感をより良くしつつ、音響空間を十分に確保して音響性能を高め、意匠性にも優れたヘッドホンを実現できるイヤーパッドを提供することを目的とする。
本発明は、スピーカーユニットが固定される基体に装着されるイヤーパッドであって、反発係数の異なる複数の弾性部材を前記スピーカーユニットの放音方向において積層した弾性体と、前記弾性体の外面を覆う表皮材と、を有し、前記弾性体のうち、前記基体側に配置される第1弾性部材と前記第1弾性部材に積層されて固定される第2弾性部材は外径が同一のドーナツ型であり、前記第2弾性部材は、その内径が前記第1弾性部材の内径と異なる寸法であり、かつ、前記第1弾性部材の内径よりも大きい内径部分を有する、ことを最も主な特徴とする。
本発明によれば、装着感をより良くしつつ、音響空間を十分に確保して音響性能を高め、意匠性にも優れたヘッドホンを実現できる。
本発明に係るヘッドホンユニットの例を示す断面図である。 上記ヘッドホンユニットの使用状態の例を示す断面図である。 本発明に係るイヤーパッドの例を示す断面図である。 上記イヤーパッドの別の各種例を示す端面図である。
以下、本発明の実施形態について、図を用いながら説明する。図1は、本実施形態に係るヘッドホンユニット100の例を示す断面図である。図1において、ヘッドホンユニット100は、イヤーパッド1と、バッフル板20と、スピーカーユニット30と、ハウジング40と、を有してなる。
バッフル板20は、ヘッドホンユニット100の基体であって、外形が円板状であり、中心部には孔が形成され、外周部分にはフランジが形成されている。バッフル板20の中心部の孔にはスピーカーユニット30が孔を貫通する状態で固定されている。バッフル板20の前面側(図1において左面側)には、バッフル板20のフランジの外周縁に沿ってリング状のイヤーパッド1が取り付けられている。なお、イヤーパッド1のバッフル板20への固定は、適宜の固定手段が選択される。バッフル板20の後面側(図1において右面側)には、スピーカーユニット30の背面側を覆うようにハウジング40が取り付けられている。
ハウジング40の背面側(図1において右面側)には、図示しないヘッドバンドまたはネックバンドが固定されて、このヘッドバンド等の他端において対をなすヘッドホンユニット100が固定される。ヘッドバンド等の両端にヘッドホンユニット100が固定されて、イヤーパッド1を備えるヘッドホンは構成される。
バッフル板20は、スピーカーユニット30の前面側である放音面側と背面側とを分ける機能を有する。バッフル板20とハウジング40によって囲まれた空間である背部気室と、バッフル板20とイヤーパッド1とユーザーの側頭部によって囲まれる音響空間300とは、バッフル板20のフランジに形成された孔によって連通している。
音響空間300は、ヘッドホンユニット100によって楽音が作成されたときの音質に影響を与える。すなわち、音響空間300の容積は、音質を維持するために、ユーザーがヘッドホンユニット100を装着したときも一定であることが望ましい。音響空間300に関する詳細な説明は後述する。
イヤーパッド1の詳細な構成について説明する。図1に示すように、イヤーパッド1は、第1の素材からなる第1弾性部材11と、第2の素材からなる第2弾性部材12と、表皮材であるカバー13と、を有してなる。イヤーパッド1の主体は、第1弾性部材11と第2弾性部材12を積層して形成したドーナツ型の弾性体10である。第1弾性部材11と第2弾性部材12はいずれもクッション材からなり、互いの弾性係数は異なるものである。すなわち、弾性体10は、弾性係数が異なる素材を複数積層して形成したドーナツ型の部材である。第1弾性部材11は、バッフル板20の外周縁部であるフランジ側に固着されている。第1弾性部材11に重ねて第2弾性部材12が固着されている。すなわち、弾性体10は、基体側に配置される第1弾性部材11と、この第1弾性部材11に積層されて固着される第2弾性部材12とを有し、外形がドーナツ型の部材である。
第1弾性部材11に用いる第1の素材の弾性係数は、第2弾性部材12に用いる第2の素材の弾性係数よりも小さい。言い換えると第1弾性部材11は第2弾性部材12よりも硬く、第2弾性部材12は第1弾性部材11よりも柔らかい。さらに言い換えると、第1弾性部材11は反発係数が小さい高反発素材によって形成されていて、外部から加えられた圧力に応じて変形する度合いが小さく、いわゆるコシのあるスポンジである。一方、第2弾性部材12は、反発係数が大きい低反発素材を用いて形成されていて、柔らかく、外部から加えられた圧力を吸収するように変形しやすいスポンジである。したがって、ヘッドホンユニット100においてヘッドバンド等による側圧が加わると、イヤーパッド1はユーザーの側頭部に押し付けられて第2弾性部材12は潰れて密着度を増し、第1弾性部材11は潰れずに音響空間300の容積を維持する。
弾性体10は、第1弾性部材11と第2弾性部材12をスピーカーユニット30の振動板による放音方向(図1における左面方向)に積層してなる。弾性体10の接合面には接着剤が用いられていて、相互に固定されている。また、弾性体10の外周面は、表皮材であるカバー13で覆われている。以上の構成によるイヤーパッド1は、全体としてドーナツ型をなしている。
図1に示すように、第1弾性部材11の断面形状は矩形であって、第2弾性部材12の断面形状は台形である。スピーカーユニット30の放音方向に直交するイヤーパッド1の径方向の寸法に着目すると、第1弾性部材11と第2弾性部材12の外径は同じであるが、第1弾性部材11の内径は第2弾性部材12の内径よりも小さい。イヤーパッド1の主たる構成をなす弾性体10は、第1弾性部材11と第2弾性部材12の積層が、第1弾性部材11の外周側のみであって、第1弾性部材11の内径側には第2弾性部材12との内径差に応じた空間が形成されている。この内径差による空間は、イヤーパッド1の変形許容空間である。上記のような寸法関係にある第1弾性部材11と第2弾性部材12とを積層してなる弾性体10の外周をカバー13で包むと、図1に示すようにイヤーパッド1がユーザーの側頭部に接する面において、内径側に向かう下り傾斜面が形成される。
ここで、上に示したイヤーパッド1を備えるヘッドホンユニット100をユーザーが装着した状態について、図2を用いて説明する。すでに説明のとおり、イヤーパッド1の内周側には弾性体10の断面形状によって形成される空間があり、この空間はカバー13によって覆われている。ヘッドホンユニット100をユーザーが装着すると、ヘッドバンドの側圧によってイヤーパッド1がユーザーの側頭部に押し当てられる。このとき、ユーザーの耳200の一部は、点線円201で示すイヤーパッド1の内径の一部分を構成するカバー13に押し当てられる。
すでに説明したとおり、第2弾性部材12は低反発性のスポンジ材であるから、カバー13がユーザーの耳200に押し当てられることで第2弾性部材12はヘッドホンユニット100の内径側に倒れこむように変位する。この変位によって、イヤーパッド1がユーザーの側頭部に、より密着した状態で押し当てられる。
ヘッドホンユニット100の音響空間300は、イヤーパッド1のうち、第1弾性部材11の内径部分と、スピーカーユニット30の振動板の前面と、第2弾性部材12の内径に当たってイヤーパッド1に接する耳200によって囲まれた空間である。すでに説明のとおり、第2弾性部材12は、耳200に押し当てられることで潰れるが、第1弾性部材11は高反発性素材であるから、側圧による潰れはなく所定の厚さを保持する。すなわち、音響空間300の容積は、第1弾性部材11の厚みと内径の寸法によって規定することができ、装着時にこの空間が狭められないように設計することができる。また、第2弾性部材12の内径は大きくとってあるので、イヤーパッド1が耳200の上に乗って、イヤーパッド1と耳200またはユーザーの側頭部との間に隙間ができることなく、音響空間300の密閉度が下がることを防止することができる。
音響空間300は、ヘッドホンの音響設計上、非常に重要な要素であって、所定の音響特性を得るために必要な容積を確保しなければならない。ユーザーがヘッドホンを装着してヘッドホンユニット100に側圧が加えられると、イヤーパッド1は、バッフル板20とユーザーの側頭部との間で圧縮される。この場合、弾性係数の大きい第2弾性部材12が潰れて側圧を吸収しつつ、側頭部との密着度を確保する。一方、第1弾性部材11は、側圧によって潰れることなく、所定の厚さを維持する。この第1弾性部材11の厚さによって維持される第1弾性部材11の内径空間を音響空間300として設定すれば、音響空間300の容積を維持することができ、音響特性を維持しやすくなる。
イヤーパッド1についてより詳細に説明する。図3は、イヤーパッド1のみを取り出した拡大断面図である。図3に示すようにイヤーパッド1は、第1弾性部材11と第2弾性部材12とを層状にして一体にしてある。イヤーパッド1の製造工程について説明する。まず、第1弾性部材11と第2弾性部材12の間に接着剤を塗布しておき、第1弾性部材11と第2弾性部材12を固定する。続いて、第1弾性部材11と第2弾性部材12からなる弾性体10の外面を覆うようにカバー13で包む。カバー13は、例えば合成皮革やベロア素材からなる布状の部材である。
カバー13で弾性体10を包んだ後に、内周側で縫合して縫合部分131を形成する。縫合部分131においてカバー13の開口を合わせて固定するときに、カバー13の上方部分(図面左側)から縫合部分131に向けてカバー13を引っ張ることになる。このときにカバー13に与えられる張力によって、弾性体10の一部である第2弾性部材12の上部は下方に向けて押されて潰れる。この変形によって、第2弾性部材12の上方部分は、カバー13の引張方向、すなわち、バッフル板20の中心方向に向けて押されて傾斜し、外形的には傾斜面を形成する。
このカバー13に与えられる張力によって第2弾性部材12は変形して、イヤーパッド1の断面形状は台形になる。イヤーパッド1の内径は、ユーザーの側頭部側が大きくバッフル板20側が小さくなる。この内径差によって形成される空間にユーザーの耳200が入り、
イヤーパッド1に側圧が加わる。
ユーザーが装着したときにイヤーパッド1に加わる側圧と、カバー13による付勢力がイヤーパッド1をバッフル板20側に向けて押しつぶすように加わる。この押圧によって第2弾性部材12は第1弾性部材側に圧縮されて潰れながら、変形許容空間側に変形し、イヤーパッド1が中央方向に向けて倒れこむように変位する。図3に示す矢印Bは、上に示した変位の方向を示している。この変位によって、イヤーパッド1は側頭部との密着度を増すことができ、合わせて、音響空間300の密閉度を増すことができる。すなわち、上に示したようなイヤーパッド1の構造と形状、及び材質の組み合わせによって、より音質の高いヘッドホンユニット100を得ることができる。
次に、イヤーパッド1の形状の別の例について説明する。図4に示すイヤーパッド1の断面形状は、カバー13やバッフル板20を省略して、弾性体10の形状のみを示している。
図4(a)は、すでに説明したイヤーパッド1の断面形状の例と同様のものである。すなわち、第1弾性部材11の断面形状が長方形であって、第2弾性部材12の断面形状は、第1弾性部材11に比べて内径が大きく、かつ、断面形状が矩形である。図4(b)乃至(f)に示す各形状において、第1弾性部材11の断面形状は同様である。
図4(a)に示すように、イヤーパッド1の外径odは、第1弾性部材11の外径od1と第2弾性部材12の外径od2により決定される。第1弾性部材11の外径od1の長さと第2弾性部材12の外径od2の長さは同一である。一方、第1弾性部材11の内径id1の長さと第2弾性部材12の内径id2の長さは異なる長さになっている。第2弾性部材12の内径id2の方が、第1弾性部材11の内径id1に比べて大きい(長い)。
また図4(b)は、第2弾性部材12aの断面の形状が台形である場合を例示している。図4(b)に示すように、例えば、第2弾性部材12aの下底の長さは、第1弾性部材11の長辺と同じ長さである。一方、第2弾性部材12aの上底の長さは、第1弾性部材11の長辺よりも短い。このような場合、第1弾性部材11と接する面を含む第2弾性部材12aの内径id21は、第1弾性部材11の内径id1と同じ寸法である。しかし、ユーザーの側頭部に接する側である第2弾性部材12aの内径id22は、第1弾性部材11の内径id1よりも大きくなる。
図4(b)に示す例のように、第2弾性部材12aの内周面の位置は、厚さ方向において、内径id21に相当する位置から内径id22に相当する位置まで変化する。すなわち、第2弾性部材12aの内径id22は第1弾性部材11の内径id1よりも大きい部分であって、第2弾性部材12aの最小の内径id21は第1弾性部材11の内径id1と同じである。
また、図4(c)に示す例は、第2弾性部材12bの断面形状が変形した5角形の場合である。図4(c)に示す例では、第2弾性部材12bにおける第1弾性部材11に近い側の内径id21は、第1弾性部材11の内径id1と同じである。しかし、第2弾性部材12bにおける第1弾性部材11から遠い側の内径id22は、第1弾性部材11の内径id1よりも大きい。
図4(d)に示す例は、第2弾性部材12cの断面形状が図4(b)に示したものと同じ台形であるが、上底と下底の寸法関係が異なっている。すなわち、図4(d)に示す第2弾性部材12cは、図4(b)に示す第2弾性部材12aと上下が逆になっている。このような断面形状であっても、第2弾性部材12cにおける第1弾性部材11に近い側の内径id21と、第1弾性部材11から遠い側の内径id22との差によって、第2弾性部材12cは側圧による変形をしやすくなる。すなわち、ユーザーがイヤーパッド1を装着したときには、第2弾性部材12cは側頭部に押し当てられて変形し、上述したものと同じ効果を得ることができる。
その他、イヤーパッド1は、図4(e)に示すように、断面形状が三角形の第2弾性部材12dを用いてもよい。また、図4(f)に示すように、イヤーパッド1は、第2弾性部材12eの断面形状を変形した5角形にし、第2弾性部材12eの内径の最大部分を、第1弾性部材11の内径よりも大きいものにしてもよい。
1 イヤーパッド
10 弾性体
11 第1弾性部材
12 第2弾性部材
13 カバー(表皮材)
20 バッフル板
30 スピーカーユニット
40 ハウジング
100 ヘッドホンユニット

Claims (7)

  1. スピーカーユニットが固定される基体に装着されるイヤーパッドであって、
    反発係数の異なる複数の弾性部材を前記スピーカーユニットの放音方向において積層した弾性体と、
    前記弾性体の外面を覆う表皮材と、
    を有し、
    前記弾性体のうち、前記基体側に配置される第1弾性部材と前記第1弾性部材に積層されて固定される第2弾性部材は外径が同一のドーナツ型であり、
    前記第2弾性部材は、その内径が前記第1弾性部材の内径と異なる寸法であり、かつ、前記第1弾性部材の内径よりも大きい内径部分を有する、
    ことを特徴とするイヤーパッド。
  2. 前記第2弾性部材の内径は、厚み方向において内径が変化する部分を有する、
    請求項1記載のイヤーパッド。
  3. 前記第2弾性部材の内径の変化は、前記第1弾性部材から離れる厚み方向において大きくなる、
    請求項2記載のイヤーパッド。
  4. 前記第2弾性部材の内径は、前記第1弾性部材の内径よりも大きい、
    請求項1記載のイヤーパッド。
  5. 前記表皮材は、前記弾性体の内周側において縫合されていて、
    前記縫合されている部分に向かって前記弾性体のうち前記第2弾性部材に圧力が加わり、
    前記圧力によって前記第2弾性部材の一部は内周面において傾斜する部分を形成する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載のイヤーパッド。
  6. 前記第2弾性部材の反発係数は、前記第1弾性部材の反発係数よりも小さく、
    前記第2弾性部材は、前記放音方向の圧力が加わると、前記第1弾性部材側に圧縮され、かつ、前記第1弾性部材との内径の差により形成されている変形許容空間側に変形する、
    請求項1乃至5のいずれかに記載のイヤーパッド。
  7. ヘッドバンドの両端にヘッドホンユニットを固定したヘッドホンであって、
    前記ヘッドホンユニットに固定されるイヤーパッドは、請求項1乃至6記載のいずれかに記載のイヤーパッドである、
    ことを特徴とするヘッドホン。
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