JP4919061B2 - イヤーパッド及びそれを備えたヘッドホン - Google Patents
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Description
ヘッドホンは、その形態として、耳介の内側に装着するいわゆるインナーイヤータイプと、頭部に装着するヘッドバンド、及び、耳介に当てるあるいは耳介を覆って頭に当てる軟らかいイヤーパッドを備えたオーバーヘッドタイプと、に大別される。
このようなオーバーヘッドタイプのヘッドホンに用いられるイヤーパッドの構造の例として、特許文献1に記載されたものがある。
具体的には、電車,バス,あるいは航空機などの移動体内での使用、あるいは、屋外における待ち時間での使用、などの環境下である。
すなわち、遮音性のより高いヘッドホンが望まれている、ということである。
このノイズキャンセルヘッドホンは、例えば、ヘッドホン周囲の騒音成分を収音するためにハウジングに設けられたマイクと、このマイクで収音した騒音成分の逆位相成分の信号を生成し、その逆位相成分信号を音声信号に合成してスピーカに出力する騒音低減回路とを備えており、騒音成分の正逆の相殺効果により聴感上騒音を低減できるアクティブ型のヘッドホンである。
また、マイクを、耳に放出される騒音成分を含んだ音を直接収音するためにスピーカと耳との間に配置し、このマイクで収音された音と原信号との差分から騒音成分を検出してその騒音成分を減じた音声信号を出力するようにフィードバックをかける騒音低減回路と、を備えて騒音成分を低減させるノイズキャンセルヘッドホンも知られている。
具体的には、音声信号をスピーカから出力して音楽鑑賞などをする場合にとどまらず、航空機などの移動体の内部で睡眠をとる場合の遮音装置としても用いられるようになってきている。
これにより、外部騒音が大きい環境下においても、耳に聞こえる騒音が極めて小さい静かで快適な睡眠環境が得られる。
これは特に、外部騒音となるエンジンノイズなどが大きい航空機の乗客にとって大変有効である。
従って、睡眠などのために騒音低減回路を長時間動作させると、電源である電池の消耗が著しく、頻繁に電池交換をしなければならなくなる、という問題が生じる。
また、旅行などの場合は、交換の電池を常に携帯する必要があり煩わしい、という問題も派生する。
また、ノイズキャンセルタイプでないパッシブ型のヘッドホンにおいても、音声信号の出力有無に拘わらず外部からの騒音を効果的に低減するものであれば、上述したような聴感上の静粛環境が得られ、航空機等での睡眠環境構築が可能となるので、極めて有用である。
従って、フランジと押さえ布の間に隙間が生じ、そこから外部の騒音が内部に侵入し易いものであり、遮音性について改善すべき余地が十分あるものであった。
1) 弾力性を有する環状のパッド(8R)と、
該パッド(8R)の一方の開口端部側に取り付けられ、内向きに開口する周状の収容部(8Rg)を形成する断面略U字状の環状フラップ(8Rf)と、
前記パッド(8R)の外形形状に対応した形状を有する板状のパッドホルダ(9R)と、
前記パッドホルダ(9R)の周縁部に取り付けられた弾力性を有するリング状のクッション材(18)と、を備え、
該クッション材(18)及び前記パッドホルダ(9R)を、該クッション材(18)が前記パッド(8R)と反対側になるように前記収容部(8Rg)に収容して成ることを特徴とするイヤーパッド(51)である。
2) バッフル板(11R)と、該バッフル板(11R)を介して放音するスピーカ(16R)と、前記バッフル板(11R)の前記スピーカ(16R)とは反対側に取り付けられたイヤーパッドと、を備えたヘッドホンにおいて、
前記イヤーパッドを1)に記載のイヤーパッド(51)とし、
前記バッフル板(11R)に前記パッドホルダ(9R)を係止する係止手段(11Rh)を設け、
該係止手段(11Rh)により前記パッドホルダ(9R)を前記バッフル板(11R)に係止した際に、
前記クッション材(18)を前記パッドホルダ(9R)と前記バッフル板(11R)との間で圧縮して前記環状フラップ(8Rf)を前記バッフル板(11R)に圧接する構成にしたことを特徴とするヘッドホン(50)である。
左右のハンガー2L,2Rは、それぞれ基部3a,3bに対して矢印D2方向の所定角度範囲で回動自在に連結されている。
図1(L)は、このジャック4に信号ケーブル5のプラグ5aが装着された状態を示している。
この信号ケーブル5の他端側には、例えばCD(Compact Disc)プレーヤや携帯音楽プレーヤなどの音響機器が接続され、その音響機器から出力された音声信号が信号ケーブル5を介してこのヘッドホン50に供給される。
このヘッドホン50の左右のスピーカ部1L,1Rは、互いに概ね同様の構造を有しており、特に違いについての記載がない限り、左右のスピーカ部1L,1Rは同様の対称構造である。そこで、代表として右スピーカ部1Rについて詳述する。
また、右スピーカ部1Rのバッフル板11Rには、電源として単4乾電池を収容する電池収容部11Rdが形成され、左スピーカ部1Lのバッフル板11Lには、電池収容部11Rdと同様形状の電池収容ダミー部11Ld〔図3(c)参照〕が形成されている。使用時には、右スピーカ1R側の電池収容部11Rdにのみ、電池BTが収められる。
また、Y字状の2つの腕の先端部には、内向きに突出したダボ2Rcがそれぞれ形成されている。
マイクロホン14Rは、バッフル板11Rに形成されたマイク収容部11Raに嵌着されている。
この一対の貫通孔11Rbに右ハンガー2Rのダボが嵌合して右スピーカ部1Rと右ハンガー2Rとが連結されている。
また、右ハンガー2Rの逆Y字状の基部2Rdに、ヘッドバンド部3の腕部3cの先端部が係合して右ハンガー2Rとヘッドバンド部3とが連結されている。
また、マイクロホン14L,14Rで収音された音声信号は、それぞれ回路基板13L,13Rに送出される。
回路基板13L,13Rからは、それぞれスピーカユニット16L,16Rに音声出力信号が出力される。
電池収容部11Rdに収められた電池の電源電圧は、各回路基板13L,13Rに供給される。その際、左スピーカ部1Lの回路基板13Lには、ヘッドバンド部3の内部に収められた別の信号線SL1を介して供給される。
そして、この差分信号の逆位相信号である逆差分信号を生成し、この逆差分信号と音声信号とを合成した合成音声信号をスピーカユニット16Rに対して出力する。
この合成音声信号は、そして、スピーカユニット16Rから出力された合成音声信号と外部からの騒音とを再びマイクロホン14Rで収音して音声信号との差分を取った差分信号を生成する・・・というフィードバックが行われるよう構成されている。
まず、バッフル板11Rについて図3を用いて説明する。
図3(a)は、バッフル板11Rをスピーカユニット15Rが装着される側から見た斜視図であり、図3(b)は、パッド8Rが装着される側から見た斜視図である。
このバッフル板11Rは、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂を用い、上下方向にやや長い長丸状に形成されている。
また、この長丸状において、軸CLHは上下方向のほぼ中央に位置するように設定されている。
また、周縁の全域には、周壁11Rcが形成されている。
この突出壁11Reの内形は、スピーカユニット16Rの外形と隙間なく嵌合するように設定されている。
この突出壁11Reには、ユニットケース12RをねじNJで固定するための下孔11Re1が2ヶ所形成されている。
また、突出壁11Reに囲まれた範囲には、所定の大きさで開口する複数の放音孔11Rgと、略籠状に突出壁11Reとは反対側に突出しマイクロホン14Rを収容するマイク収容部11Raが形成されている。
また、突出壁11Reには、一対の半円弧状の切り込み11Re2が一対形成されている。
この電池収容部11Rdの張り出し量、言い換えれば、電池収容部11Rdの収容部深さdp1は、この電池収容部11Rdに収められた電池の一部が、バッフル板11Rの表面11Rfよりも突出するように設定されている。
電池収容部11Rdの長手方向の一方、または両方の端部には、電池BTの電極と接触させるための端子を取り付けるための端子孔11Rd1が設けられている。
この端子孔11Rd1は、端子を取り付けた後にシール材により封止される。
また、バッフル板11Rには、マイク収容部11Raと同じ方向に突出し、外向きの凸部11Rh1を有する係合爪11Rhが4つ設けられている。この係合爪11Rhは、詳細を後述するパッドホルダ9Rの係合爪と係合する。
図4(a)は、スピーカユニット16Rのユニットケース12Rへの取り付けを説明する斜視図であり、図4(b)は、スピーカユニット16Rを取り付けた状態での図4(a)におけるS1−S1断面を示した図である。
また、背面M1から信号線SN2が一対延出している。
また、ユニットケース12Rの周縁壁12R1には、突出壁11Reに設けられた切り込み11Re2に対応するように、半円弧状の切り込み12R2が一対形成され、中心から図4の下方に偏倚した位置に貫通孔12R3が形成されている。
信号線SN2と各切り込み11R2,12R2で形成される孔とは、両者の間に隙間が生じないように切り込みの形状が設定されている。
そして、貫通孔12R3は、スピーカユニット16Rに直接接する空間であるキャビティBC1と壁を挟んだその外側の空間であるキャビティBC2とを連通するダクト(音響孔)として機能する。
また、このハウジング15Rは、外縁に沿う周壁部15R1を備えており、この周壁部15R1の先端とバッフル板1Rの周壁11Rcとは、隙間無く嵌合するように互いの詳細形状が設定されている。
また、ハウジング15Rの内側には、下孔(めくら孔)を有する4本のボスB11〜B14が立設されており、これらのボスは、バッフル板1RのボスB1〜B4とそれぞれ対応してねじ止めに供される。
これらの開口部15R2,15R3は、組み立て後において、嵌合した電源スイッチとLEDとの隙間がほとんどなくなるように寸法や形状が設定されている。
具体的には、バッフル板11Rに、スピーカユニット16Rを固着したユニットケース12Rをねじ止めし、回路基板13Rをねじ止めし、ユニットケース12R及び回路基板13Rを覆うようにハウジング15Rをねじ止めした状態を、説明する。
図6は、図1におけるS2−S2断面図であり、図7は、図6におけるS3−S3断面図であり、いずれの図も、理解容易のために一部を省略して模式的に示している。
また、上述したように、電池収納部11Rdに設けられた端子孔11Rd1(図6及び図7には不図示)は、図示しない充填剤(シリコン系のシール材など)により封止されている。
また、ボスB1〜B4の貫通孔もねじNJ(図2参照)により塞がれている。
また、左スピーカ部1Lにおいて、ジャック4の孔は、それがキャビティBC1またはBC2と空間的に連結しないように、バッフル板1L及びハウジング15Lとにより形成される図示しない壁により塞がれている。
さらに、スピーカユニット11Rの背面11R2側は、上述したように、ユニットケース12Rにより貫通孔12R3以外塞がれた密閉状態のキャビティBC1が形成されている。
また、ユニットケース12Rと、ハウジング15Rの内面15R2との間には、所定の間隙が設けられており、これにより、密閉された空間であるキャビティBC2が形成されている。
換言するならば、外部からの騒音は、少なくとも2つの壁を通過しないと耳に到達し得ないということである。
これにより、左右のスピーカ部1L,1Rから出力される音声の再生周波数特性が揃うので、このヘッドホン50は極めて高品位な再生音を提供することができる。
また、右スピーカ部1R側に設けてある端子孔11Rd1に相当する孔は設けられてないので電池収容部11Ldに開口部はない。
この突出量は、図6においてβで示される。
その際、電池BTの押さえは、後述するように、パッドホルダ9Rで行う構成としている。
また、電池収容部11Rdの凹みを少なくできるので、スピーカ部の内部レイアウトに余裕ができ、スピーカ部を小さく、あるいは、薄くすることが可能となる。これは、図6に示すように、電池BTを完全に収容した場合のαのラインが、例えば基板13Rと干渉してしまうことからも明らかである。
いずれの態様の電池であっても、実施例のヘッドホン50は、バッフル板11Rにおけるパッド8Rを装着する面11Rf側に開口すると共に他の面11Rd側が塞がれた電池収容部11Rdを形成し、この電池収容部11Rdを、電池BTの一部がバッフル板11Rの表面11Rfから突出するようにその電池BTの一部を収容するものとし、この電池収容部11Rdから電池BTが外れるのを防止する蓋の機能を、パッド8Rの形状維持機能を有するパッドホルダ9Rに持たせるように構成されている。
左右スピーカ部1L,2Rの外形:72mm(長手),60mm(短手),厚さ15mm
スピーカユニット16Rの外径:φ40mm
このイヤーパッド51は、バッフル板11Rに装着されるパッド8R及びパッドホルダ9Rを有して構成され、その形状は、いずれも左右同じとすることができるので、簡単のために、以下、パッド8Rとパッドホルダ9Rを一体にしたものをパッド部19と称し、代表として右側のものについて説明する。
防塵ネット8Reは、微細な網目状に形成され、埃などは通過せず、音は自由に通過するものである。
フラップ8Rfは、環状であって、パッド本体部8Rdの全周にわたり、図9(b)に示す断面が横U字状となって収容部8Rgを形成するように設けられている。
シート8Rb及びフラップ8Rfの材料として、例えば、ポリウレタン(PU)シートを用いることができる。
樹脂レザー8Rcの材料として、例えば、プロテインレザー(出光興産株式会社の登録商標)を用いることができる。
防塵ネット8Reの材料として、例えば、ナイロンを用いることができる。
このパッドホルダ9Rには、このパッドホルダ9Rとバッフル板11Rとを面同士対向させて重ね合わせることでバッフル板11Rの係合爪11Rhに係合する爪9R1が設けられている。
また、爪9R1が形成されている面には、一対のリブ9R3が形成されている。このリブ9R3は、このパッドホルダ9Rがバッフル板11Rに取り付けられた際に、電池収容部8Rdに収められた電池BTにわずかな隙間を有して近接する高さで形成されている。
従って、実施例のヘッドホン50は電池蓋が不要であるから、部品点数が削減され、その分、コストダウンとなり得る。
具体的には、パッドホルダ9Rの周縁に沿ってリング状の遮音リング18が取り付けられている。
この遮音リング18は、ウレタンフォームで形成されて弾力性を有しており、パッドホルダ9Rに対して両面テープ19で貼付されている。この状態で遮音リング18の厚さをtとし、リブ9R3の高さをβ1としておく。
図11において、パッドホルダ9Rは、収容部8Rgに、遮音リング18がバッフル板11R側(図11の下方側)になるように収められている。
パッドホルダ9Rを収める際には、フラップ8Rfをめくるように変形させ、収容部8Rgに嵌め込むようにして収める。ここで、フラップ8Rfの厚さをt2としておく。
すなわち、遮音リング18は、厚さ方向にわずかにつぶされている。
また、繰り返しとなるが、リブ9R3の先端が電池BTと当接寸前の位置にある。
後者により、電池BTは電池収容部11Rdにほぼガタなく収められる。
β+β1<t+t2 となるように設定されている。
パッドホルダ9Rをバッフル板11Rに固定した状態で、密閉性を高めるために遮音リング18は所定量圧縮されるように各寸法が設定されており、この圧縮量をΔtとすると、 β+β1≒t−Δt+t2 である。
実施例では、t=2mm,t2=0.5mm,β=1mm,β1=1.1mm,圧縮率:75%とし、電池BTとリブ9R3との隙間を0.1mmとして、良好な密閉性と電池押さえ機能を発揮することができている。その場合、β+β1+0.1=0.75t+t2 として示される。
そして、内部に低発泡ポリウレタン材153を収め、中央開口を塞ぐように防塵ネット155が取り付けられたリング状のパッド154を、図示しない係合手段によりハウジング151に固定していた。
その際、遮音リング152は、若干量厚さ方向につぶされてパッド154とハウジング151間の密着度を向上させるように構成されていた。
従って、遮音リング152は外部から視認できるものであった。
この材料としては、上述したように、ポリウレタンの発泡材を用いるのが望ましいが、これは気泡構造を有するため遮音性は高くない。
また、別の効果として、発泡ポリウレタン材は、外観的に高い品位を得にくく、遮音リング18が外部から視認できるデザインで高品位を得ることは難しかったが、実施例では、遮音リングが外部から見えず、PUのシート材や樹脂レザー材のみを見せるようにできるので、ヘッドホン50を高級感溢れる外観デザインにすることが容易になっている、ということがある。
従って、このパッド部17の遮音構造と、スピーカ部1L,1Rが有する2重壁の遮音構造とを組み合わせることは、それぞれ単独で得られた以上の極めて高い遮音性が得られて大変好ましい。
図13は、実施例のヘッドホン50の音圧周波数特性を示す。
図14は、比較例のヘッドホン150の音圧周波数特性を示す。
これは、実施例における、スピーカ部の2重壁構造やパッドの遮音構造による遮音性が、この周波数帯域で極めて高いことを示している。
このアクティブな騒音低減機能に加えて、実施例のパッシブな構造を採用することで、低音域から中音域にわたる広い帯域で、極めて良好な騒音減衰効果が得られることがわかる。
これは、ノイズキャンセル回路の消費電力が少なく、左右スピーカ部1L,1Rのいずれか一方のみに電池を搭載すれば十分であることから、キャビティBC1,BC2の内部に電池を配置する構成にすると、左右のキャビティの容量が異なって出力音質も左右で異なってしまうことを回避するためである。
すなわち、実施例のように、キャビティの外部に一つの電池を配設することにより、左右のキャビティの容量を同じにして左右の出力音質を揃えることが可能となっている。
ノイズキャンセルタイプ以外の電池搭載ヘッドホンの例として、ワイヤレスヘッドホン,サラウンドヘッドホン,ラジオ内蔵ヘッドホンなどがある。
また、本発明は、ヘッドバンドを備えていないいわゆる耳掛け型のヘッドホンやそれに備えられたイヤーパッドにも適用することができる。
回路基板は、左右のスピーカ部1L,1Rの内の少なくとも一方に搭載されていればよい。
1R 右スピーカ部
2L 左ハンガー
2R 右ハンガー
2Ra ハンガー
2Rb ハンガーカバー
2Rc ダボ
3 ヘッドバンド部
3a 基部
3b,3c 腕部
4 ジャック
5 信号ケーブル
5a プラグ
6 電源スイッチ
7 LED(インジケータ)
8L,8R パッド
8Ra スポンジ部材
8Rb PUシート
8Rc 樹脂レザー
8Rd パッド本体部
8Re 防塵ネット
8Rf フラップ
8Rg 収容部
9L,9R パッドホルダ
9R1 爪
9R2 開口部
9R3 リブ
11L,11R バッフル板
11Ra マイク収容部
11Rc 周壁
11Rd,11Ld 電池収容部
11Rd1 端子孔
11Re 突出壁
11Re1 下孔
11Re2 切り込み
11Rf 表面
11Rg 放音孔
11Rh 係合爪
12L,12R ユニットケース
12R1 周縁壁
12R2 貫通孔
12R3 貫通孔(ダクト)
12R4 内側面
13L,13R 回路基板
14L,14R マイクロホン
15L,15R ハウジング
15R1 周壁部
16L,16R スピーカユニット
16R1 段部
16R2 背面
17 パッド部
18 遮音リング
19 両面テープ
20L,20R シート
50 ヘッドホン
51 イヤーパッド
BC1,BC2 キャビティ
BT 電池
CLH (回動)軸
dp1 電池収容部深さ
EAR 耳
NJ タッピングねじ
NS 騒音
SD (音孔からの)音
Claims (2)
- 弾力性を有する環状のパッドと、
該パッドの一方の開口端部側に取り付けられ、内向きに開口する周状の収容部を形成する断面略U字状の環状フラップと、
前記パッドの外形形状に対応した形状を有する板状のパッドホルダと、
前記パッドホルダの周縁部に取り付けられた弾力性を有するリング状のクッション材と、を備え、
該クッション材及び前記パッドホルダを、該クッション材が前記パッドと反対側になるように前記収容部に収容して成ることを特徴とするイヤーパッド。 - バッフル板と、該バッフル板を介して放音するスピーカと、前記バッフル板の前記スピーカとは反対側に取り付けられたイヤーパッドと、を備えたヘッドホンにおいて、
前記イヤーパッドを請求項1記載のイヤーパッドとし、
前記バッフル板に前記パッドホルダを係止する係止手段を設け、
該係止手段により前記パッドホルダを前記バッフル板に係止した際に、
前記クッション材を前記パッドホルダと前記バッフル板との間で圧縮して前記環状フラップを前記バッフル板に圧接する構成にしたことを特徴とするヘッドホン。
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