JP2016225250A - モジュール及びモジュールの製造方法 - Google Patents

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昌示 成田
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Yoji Urano
洋二 浦野
隼人 井岡
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隼人 井岡
興起 藤原
Koki Fujiwara
興起 藤原
弘 宮先
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弘 宮先
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Abstract

【課題】ベース部材の爪部の先端部を折り曲げることなく基板をベース部材に簡単に固定することができるモジュールを提供する。【解決手段】スリット状の第1開口部21a及び第2開口部21bを有する基板20と、基板20が載置され、爪部11及び凸部12を有するベース部材10とを有し、爪部11は、爪部11の根元側に位置し且つ第1開口部21a内に位置する基部11aと、基部11aよりも爪部11の先端側に位置し且つ基板20に対向するように第1開口部21aの長手方向に突出する突出部11bとを有し、基板20は、爪部11が第1開口部21aに係止するとともに凸部12が第2開口部21bに係止することでベース部材10に固定される。【選択図】図4

Description

本発明は、照明器具等の機器に用いられるモジュール及びこのモジュールの製造方法に関する。
照明器具等の機器には、LED(Light Emitting Diode)又は回路素子等の電子部品が実装された基板とこの基板を固定するためのベース部材とを有するモジュールが搭載されている。
この種のモジュールでは、板金製のベース部材の一部を切り起こすことにより形成された略L字状の爪部を基板の開口部に挿入して爪部の先端部を折り曲げることで、基板をベース部材に固定している(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−345573号公報
従来のモジュールでは、基板をベース部材に固定する際に、爪部の先端部を折り曲げている。このため、ベース部材に爪部を形成する加工とは別に爪部の先端部を折り曲げる加工(2次加工)が必要になり、モジュールを組み立てる時の工数が増えるという課題がある。また、金属製の爪部の先端部を部品実装部分に向けて折り曲げた場合には、爪部と基板の充電部との絶縁距離が短くなって絶縁耐圧性が悪くなるという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ベース部材の爪部の先端部を折り曲げることなく基板をベース部材に簡単に固定することができるモジュール及びモジュールの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るモジュールの一態様は、スリット状の第1開口部及び第2開口部を有する基板と、前記基板が載置され、爪部及び凸部を有するベース部材とを有し、前記爪部は、当該爪部の根元側に位置し且つ前記第1開口部内に位置する基部と、前記基部よりも当該爪部の先端側に位置し且つ前記基板に対向するように前記第1開口部の長手方向に突出する突出部とを有し、前記基板は、前記爪部が前記第1開口部に係止するとともに前記凸部が前記第2開口部に係止することで前記ベース部材に固定される。
また、本発明に係るモジュールの製造方法の一態様は、スリット状の第1開口部及び第2開口部を有する基板と、爪部及び凸部を有するベース部材とを有するモジュールの製造方法であって、前記凸部を前記基板の裏面に当接させた状態で前記爪部を前記第1開口部に挿入し、前記基板又は前記ベース部材を前記第1開口部の長手方向にスライドさせることで、前記爪部を前記第1開口部に係止させるとともに前記凸部を前記第2開口部に係止させる。
ベース部材の爪部の先端部を折り曲げることなく基板をベース部材に簡単に固定することができる。
実施の形態1に係る照明器具の斜視図である。 実施の形態1に係る照明器具の分解斜視図である。 図2のIII−III線における光源ユニットの断面斜視図である。 実施の形態1に係るモジュールの斜視図である。 実施の形態1に係るモジュールにおけるベース部材に爪部及び凸部を形成する方法を説明するための図である。 実施の形態1に係るモジュールの製造方法を示す図(基板をベース部材に載置する前の状態を示す図)である。 実施の形態1に係るモジュールの製造方法を示す図(基板をベース部材に載置したときの状態を示す図)である。 実施の形態1に係るモジュールの製造方法を説明するための断面図である。 比較例のモジュールの斜視図である。 実施の形態2に係るモジュールの斜視図である。 実施の形態2に係るモジュールの分解斜視図である。 実施の形態2に係るモジュールにおけるベース部材に爪部及び凸部を形成する方法を説明するための図である。 実施の形態2の変形例に係るモジュールのベース部材の平面図(爪部及び凸部を起こす前の図)である。 変形例に係るモジュールの製造方法を説明するための断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ及びステップの順序等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
さらに、各図において、X軸、Y軸及びZ軸は、三次元直交座標系の三軸を表しており、本実施の形態では、Z軸方向を鉛直方向とし、Z軸に垂直な方向(XY平面に平行な方向)を水平方向としている。X軸及びY軸は、互いに直交し、かつ、いずれもZ軸に直交する軸である。なお、Z軸方向のプラス方向を鉛直下方としている。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1に係るモジュール1及びこのモジュール1を備える照明器具、並びに、モジュール1の製造方法について説明する。
[照明器具]
まず、実施の形態1に係る照明器具100の構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る照明器具100の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明器具100の分解斜視図である。図3は、図2のIII−III線における光源ユニット120の断面斜視図である。
本実施の形態に係る照明器具100は、天井直付け型の照明器具であり、図1及び図2に示すように、例えば室内の天井に吊りボルト等で取り付けられて固定される器具本体110と、器具本体110に固定された光源ユニット120とを備える。
器具本体110は、板金製であり、金属板に曲げ加工等を施すことにより、Y軸方向に長尺且つ扁平な箱形状に形成されている。器具本体110のY軸方向における長さは、例えば約1200mmである。図2に示すように、器具本体110の下面には、矩形状の開口部111が設けられている。開口部111は、器具本体110の長手方向における一端部から他端部に亘って長尺状に設けられている。
光源ユニット120は、器具本体110の開口部111に着脱自在に取り付けられている。光源ユニット120は、器具本体110に収容される電源装置130によって点灯する。電源装置130は、光源ユニット120に電力を供給するものであり、例えば器具本体110と光源ユニット120との間に配置される。
電源装置130は、光源ユニット120を発光させるための電力を生成する電源回路によって構成されており、複数の電子部品が実装されたプリント回路基板と、プリント回路基板を収納する回路ケースとを有する。電源装置130は、例えば、商用電源等の外部電源からの交流電力を、整流、平滑及び降圧等して所定レベルの直流電力に変換し、当該直流電力を光源ユニット120に供給する。なお、電源装置130の出力側端子と光源ユニット120とは、例えば、リード線等の電線等によって電気的に接続されている。
図3に示すように、光源ユニット120は、モジュール1と、カバー部材2とを備える。本実施の形態において、光源ユニット120は、白色等の所定の色の光をライン状に発光するライン光源である。
モジュール1は、ベース部材10と、基板20とを有する。本実施の形態におけるモジュール1は、LEDモジュールであり、さらに、LED30を有する。モジュール1の詳細な構成については後述する。
カバー部材2は、モジュール1を覆う透光カバーであり、LED30からの光を透過する。具体的に、カバー部材2は、基板20を覆うように形成されている。つまり、カバー部材2は、基板20と同様に、Y軸方向に長尺状に形成されている。
図2及び図3に示すように、カバー部材2は、Y軸方向に長尺状をなす略半円筒形状の本体部2aと、本体部2aの短手方向(X軸方向)における両端部の各々に設けられた一対の延出部2bとを有する。
一対の延出部2aの各々の内面には凹部が形成されており、この凹部にベース部材10の一対の取付部10bが取り付けられることで、基板20が覆われるようにしてモジュール1がカバー部材2に固定される。
モジュール1がカバー部材2に固定された状態の光源ユニット120を器具本体110に取り付けることで、モジュール1及びカバー部材2を器具本体110に固定することができる。例えば、カバー部材2の一対の延出部2aの各々を器具本体110の内部に挿し込んで、フック等(図示せず)を用いてカバー部材2を器具本体110に固定する。なお、カバー部材2は、器具本体110の開口部111の形状に対応した形状を有している。
カバー部材2は、例えばアクリルやポリカーボネート等の透光性樹脂材料又はガラス材料等の透光性を有する材料で構成されている。
カバー部材2は、さらに、光拡散性を有していてもよい。つまり、カバー部材2は、透明カバーではなく、透光性及び光拡散性を有する拡散カバーであってもよい。この場合、カバー部材2は、光拡散材が内部に分散された乳白色の拡散パネルとすることができる。このような拡散カバーは、光拡散材を混合した透光性樹脂材料を所定形状に樹脂成型することによって作製することができる。光拡散材としては、シリカ粒子等の光反射性微粒子を用いることができる。
なお、拡散カバーとしては、内部に光拡散材を分散させるのではなく、透明カバーの表面(内面又は外面)に光拡散材等を含む乳白色の光拡散膜を形成することによって構成されていてもよい。また、拡散カバーは、光拡散材を用いるのではなく、拡散加工を施すことによって光拡散性を有するように構成されていてもよい。例えば、シボ加工等の表面処理を施すことによって透明パネルの表面に微小凹凸を形成したり、透明カバーの表面にドットパターンを印刷したりすることによって光拡散性を有するように構成してもよい。なお、拡散加工する場合であっても、光拡散性を高めるために、さらに光拡散材を含有させてもよい。このように、カバー部材2に光拡散機能を持たせることにより、カバー部材2に入射した光はカバー部材2で拡散しながらカバー部材2を透過する。
[モジュール]
次に、本実施の形態に係るモジュール1の構成について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、実施の形態1に係るモジュール1の斜視図である。図5は、実施の形態1に係るモジュール1におけるベース部材10に爪部11及び凸部12を形成する方法を説明するための図である。
図4に示すように、本実施の形態に係るモジュール1は、ベース部材10と、ベース部材10に支持された基板20と、基板20に実装されたLED30とを有する。
ベース部材10は、基板20を支持する部材(フレーム)である。ベース部材10には基板20が載置される。ベース部材10に基板20を載置して基板20をベース部材10に固定することで、基板20はベース部材10に支持される。
本実施の形態において、ベース部材10は、板金製である。例えば、ベース部材10は、SPCC(Steel Plate Cold Commercial;冷間圧延鋼板)製の板金(金属板)にロール成形加工又はプレス加工等を施すことにより所定の形状に形成されている。また、ベース部材10は、基板20及び器具本体110と同様に、Y軸方向に長尺状に形成されている。ベース部材10(板金)の厚みは、例えば0.5mmである。
ベース部材10は、基板20を載置するための本体部10aと、ベース部材10をカバー部材2に取り付けるための一対の取付部10bとを有する。本体部10aは、Y軸方向に長尺状で且つ矩形状に形成されている。本体部10aには、幅方向(X軸方向)に一対をなす段差部が長手方向に沿って形成されており、この一対の段差部によって形成された凹部に基板20が載置される。一対の取付部10bの各々は、本体部10aの短手方向(X軸方向)における両端部からZ軸方向に延設されている。
ベース部材10は、爪部11(爪片)及び凸部12を有する。爪部11及び凸部12は、基板20をベース部材10に固定するための部材であり、本実施の形態では、板金製のベース部材10の一部を切り起こすことによって形成されている。
具体的には、爪部11は、ベース部材10(本体部10a)の一部をX軸方向(図4における第1開口部21aの幅方向)に切り起こすことにより形成されている。爪部11を形成する場合、まず、図5の(a)に示すように、例えばプレス機を用いてベース部材10の一部を打ち抜くことにより、ベース部材10に所定形状の切り込みを形成する。この切り込みを形成することで所定形状の爪部11が形成される。その後、図5の(b)に示すように、例えばパンチ金型を用いて、爪部11を略垂直に曲げ起こす。これにより、ベース部材10の主面から立設するように爪部11が形成される。
一方、凸部12は、ベース部材10(本体部10a)の一部をY軸方向(図4における第1開口部21aの長手方向)に切り起こすことにより形成されている。具体的には、まず、図5の(a)に示すように、X軸方向に沿ってベース部材10の一部に切り込みを入れるスリット加工を施してスリット12Sを形成する。その後、図5の(b)に示すように、スリット12Sの片側を押し上げるようにベース部材10を加工する。本実施の形態では、スリット12Sの爪部11側周辺の片側におけるベース部材10(本体部10a)を膨出させるように変形させる。これにより、ベース部材10の主面の一部がZ軸方向に突出した形状の凸部12を形成することができる。
図4に示すように、本実施の形態において、爪部11及び凸部12は、複数形成されている。つまり、爪部11及び凸部12の各々は、ベース部材10(本体部10a)の複数箇所を切り起こすことによって複数個ずつ形成されている。
基板20は、LED30を実装するための実装基板である。本実施の形態において、基板20は、ベース部材10の長手方向(Y軸方向)に長尺状をなす略矩形状に形成されている。基板20の厚みは、例えば1.0mmである。基板20において、LED30が実装される面(素子実装面)がオモテ面(第1主面)であり、オモテ面とは反対側の面がウラ面(第2主面)である。なお、基板20のウラ面は、ベース部材10(本体部10a)に載置される面であり、基板20がベース部材20に載置されと、基板20のウラ面はベース部材10の主面に接触する。
基板20は、例えば樹脂をベースとする樹脂基板によって構成されており、基板20のオモテ面には所定のパターンのプリント配線(図示せず)が形成されている。樹脂基板としては、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板(CEM−3等)、又は、紙フェノールや紙エポキシからなる基板等を用いることができる。
基板20は、第1切り欠き部21及び第2切り欠き部22を有する。本実施の形態において、第1切り欠き部21及び第2切り欠き部22は、基板20のY軸方向に延びる一対の長辺の各々の一部をY軸方向に長尺状となるスリット状に切り欠くことで形成されている。
第1切り欠き部21は、スリット状の第1開口部21aと第2開口部21bとによって構成されたスリット状の1つの開口部である。つまり、本実施の形態において、第1開口部21aと第2開口部21bとは空間的に連結しており、1つの開口部を構成している。このように、基板20は、1つの第1切り欠き部21において、スリット状の第1開口部21aと、第2開口部21bとを有する。スリット状の第1開口部21aの長手方向の長さは、例えば、基板20をスライドさせるときの爪部11の移動量である。
第1切り欠き部21は、ベース部材10の爪部11と凸部12に対応している。つまり、各第1切り欠き部21には、爪部11と凸部12とが存在している。具体的には、各第1切り欠き部21において、第1開口部21aには爪部11が存在し、第2開口部21bには凸部12が存在する。
本実施の形態において、基板20の第1切り欠き部21において、爪部11及び凸部12は、基板20のスリット状の第1開口部21aの長手方向(Y軸方向)に沿って並んでいる。第1切り欠き部21の長手方向(スリット方向)の長さは、例えば10.5mmである。この場合、爪部11と凸部12との距離は、10.0mm程度である。
第2切り欠き部22は、第1切り欠き部21と同様に、スリット状の1つの開口部である。第2切り欠き部22は、ベース部材10の爪部11のみが対応している。つまり、各第2切り欠き部22には、爪部11のみが存在している。
第1切り欠き部21及び第2切り欠き部22の各々は、第1開口部21aの幅方向(X軸方向)に対向する位置に一対で、かつ、基板20の長手方向(Y軸方向)に複数形成されている。
したがって、第1切り欠き部21において、第1開口部21a及び第2開口部21bの各々も、第1開口部21aの幅方向(X軸方向)に対向する位置に一対で、かつ、基板20の長手方向(Y軸方向)に複数形成されている。
同様に、第1開口部21aに対応する爪部11及び第2開口部21bに対応する凸部12の各々についても、第1開口部21aの幅方向(X軸方向)に対向する位置に一対で、かつ、基板20の長手方向(Y軸方向)に複数形成されている。
基板20は、ベース部材10の複数の爪部11がそれぞれ対応する第1切り欠き部21及び第2切り欠き部22内に位置する状態で、ベース部材10の本体部10aに載置されている。
そして、基板20は、第1切り欠き部21において、爪部11が第1開口部21aに係止されるとともに凸部12が第2開口部21bに係止されることで、ベース部材10に固定されている。本実施の形態では、基板20又はベース部材10をスライドさせることによって、爪部11が第1開口部21aに係止するとともに凸部12が第2開口部21bに係止する。
ベース部材10に形成された各爪部11は、略L字形状(カギ形状)の突起部であり、基部11aと突出部11bとを有する。
第1切り欠き部21に対応する各爪部11において、基部11aは、爪部11の根元側に位置し、且つ、基板20の第1切り欠き部21の第1開口部21a内に位置する。また、第1切り欠き部21における各爪部11において、突出部11bは、基部11aよりも爪部11の先端側に位置し、且つ、基板20に対向するように基板20の第1開口部21aの長手方向(Y軸方向)に突出する。突出部11bは、ベース部材10の主面と略平行に延びるように形成されている。
このような形状の爪部11を形成することによって、突出部11bとベース部材10の主面との間に隙間が形成される。この隙間には、基板20が挿入される。本実施の形態において、この隙間の幅は、基板20の厚みとほぼ同じであり、例えば1.0mmである。
なお、第2切り欠き部22に対応する爪部11については、第1切り欠き部21に対応する爪部11と同じ形状である。
一方、凸部12は、1/4球状に突出する突起部であり、第1切り欠き部21において、第2開口部21b内に位置する。凸部12は、球面側が爪部11側で、開口側が第2開口部21bの内側面に対面にするように形成される。
図5に示すように、凸部12は、基板20又はベース部材10をスライドさせる方向であって爪部11に近づく方向に沿って高さが減少する傾斜部12aを有する。具体的には、凸部12の爪部11側の面は、球面状の傾斜面となっている。
また、凸部12の高さは、爪部11の高さよりも低くなっている。具体的には、凸部12のベース部材10(本体部10a)の主面からの高さは、爪部11のベース部材10(本体部10a)の主面からの高さよりも低くなっている。凸部12の高さは、基板20の厚みと同程度であり、本実施の形態では、1mmである。
第1切り欠き部21では、第1切り欠き部21の長手方向(Y軸方向)に沿って爪部11と凸部12とが並んでいるので、基板20が第1切り欠き部21の長手方向に移動することを規制できる。
具体的には、基板20がY軸方向のプラス方向に移動しようとすると、爪部11(基部11a)が第1切り欠き部21の長手方向の内側面に当接し、また、基板20がY軸方向のマイナス方向に移動しようとすると、凸部12が第1切り欠き部21の反対側の内側面に当接する。すなわち、基板20がY軸方向に移動しようとすると、爪部11(基部11a)が第1開口部21aの内側面に当接し、凸部12が第2開口部21bの内側面に当接することになる。これにより、基板20の第1切り欠き部21の長手方向(Y軸方向)の動きを規制することができる。このように、爪部11及び凸部12は、基板20の第1開口部21aの長手方向の動きを規制する規制部として機能する。
また、爪部11は、第1切り欠き部21の端縁に引っかかるようにして係止している。本実施の形態では、爪部11の突出部11bとベース部材10(本体部10a)の主面との間の隙間に基板20が差し込まれるように挿入されている。これにより、基板20が基板20のオモテ面の垂直方向(Z軸方向)に移動することを規制できる。
具体的には、基板20がZ軸方向のプラス方向に移動しようとすると、ベース部材10(本体部10a)の主面が基板20のウラ面に当接し、また、基板20がZ軸方向のマイナス方向に移動しようとすると、爪部11の突出部11bが基板20のオモテ面に当接する。これにより、基板20の主面垂直方向(Z軸方向)の動きを規制することができる。このように、爪部11は、基板20の主面垂直方向の動きを規制する規制部であり、基板20がベース部材10から脱落すること防止する抜け止め爪として機能している。
特に、後述するように、本実施の形態では、基板20をスライドさせて凸部12が第1切り欠き部21(第2開口部21b)にスナップインすることで、基板20の爪部11への差し込みが完了する。つまり、凸部12も爪部11と連動して基板20の主面垂直方向の動きを規制する規制部であり、基板20がベース部材10から脱落すること防止する抜け止め爪として機能している。
また、爪部11は、基板20の幅方向の両側に形成されている。具体的には、爪部11は、基板20を挟むようにX軸方向に対向するように形成されている。これにより、基板20がX軸方向に移動することを規制できる。
具体的には、基板20がX軸方向のプラス方向に移動しようとすると、基板20の一方の長辺側の側面が一対の爪部11の一方に当接し、基板20がX軸方向のマイナス方向に移動しようとすると、基板20の他方の長辺側の側面が一対の爪部11の他方に当接する。これにより、基板20のX軸方向の動きを規制することができる。このように、爪部11は、基板20の幅方向(X軸方向)の動きを規制する規制部としても機能する。
また、第2切り欠き部22における爪部11も、第1切り欠き部21における爪部11と同様の機能を有している。
なお、凸部12は、全ての爪部11に対応して形成されておらず、本実施の形態では、4つの爪部11に対応して形成されている。つまり、凸部12は、ベース部材10に4つ形成されており、凸部12が存在する第1切り欠き部21も基板20の4箇所に形成されている。具体的には、基板20を幅方向に挟む一対の爪部11を基板20の長手方向に2組形成している。このように、基板20は、ベース部材10の4箇所で固定されている。なお、凸部12は、全ての爪部11に対応するように形成してもよい。つまり、基板20の第2切り欠き部にも凸部12を形成してもよい。
基板20のオモテ面(第1主面)には、LED30が実装されている。本実施の形態では、複数のLED30が基板20の長手方向(Y軸方向)に沿って直線状に一列に且つ所定の間隔を置いて実装されている。LED30は、発光素子の一例である。
本実施の形態におけるモジュール1は、表面実装(SMD:Surface Mount Device)構造のLEDモジュールであり、複数のLED30の各々は、例えば、個々にパッケージ化されたSMD構造のLED素子である。
この場合、各LED30は、樹脂製等の容器(パッケージ)と、容器内に配置されたLEDチップ(ベアチップ)と、LEDチップを封止する封止部材とを備える。LED30が白色光を放出する白色LED素子である場合、例えば、LEDチップとしては、通電されると青色光を発する青色LEDチップが用いられ、容器に充填される封止部材としては、黄色蛍光体が含有されたシリコーン樹脂(蛍光体含有樹脂)が用いられる。
なお、モジュール1は、SMD構造に限るものではなく、COB(Chip On Board)構造であってもよい。COB構造のモジュール1は、基板20にLED30としてLEDチップが直接実装された構成であり、例えば、基板20と、基板20に一列で実装された複数のLEDチップ(LED30)と、複数のLEDチップを個別に又は一括して封止する封止部材(蛍光体含有樹脂)とを有する。
[モジュールの製造方法]
次に、実施の形態1に係るモジュール1の製造方法(組み立て方法)について、図4を参照しながら、図6〜8を用いて説明する。図6は、実施の形態1に係るモジュール1の製造方法を示す図(基板20をベース部材10に載置する前の状態を示す図)である。図7は、実施の形態1に係るモジュール1の製造方法を示す図(基板20をベース部材10に載置したときの状態を示す図)である。図8は、実施の形態1に係るモジュール1の製造方法を説明するための断面図である。
まず、図6に示すように、スリット状の第1開口部21a及び第2開口部21bが形成された基板20と、爪部11及び凸部12が形成されたベース部材10とを準備し、図7に示すように、基板20をベース部材10の本体部10aに配置する。
このとき、図8の(a)に示すように、ベース部材10の凸部12を基板20のウラ面に当接させた状態でベース部材10の爪部11を基板20の第1切り欠き部21(第1開口部21a)及び第2切り欠き部22に挿入する。
その後、図8の(b)に示すように、凸部12が第1切り欠き部21(第2開口部21b)に挿入されるまで、基板20を爪部11(突出部11b)とベース部材10との間に差し込むように基板20を第1開口部21aの長手方向にスライドさせる。このとき、基板20は凸部12を支点に反って上方からの押圧が付与される状態になるが、この状態のまま基板20をスライドさせていく。
そして、さらに基板20をスライドさせていくと、図8の(c)に示すように、突出部11bとベース部材10との間の隙間の奥まで基板20が挿入していくとともに、凸部12が第1切り欠き部21(第2開口部21b)にスナップインする。このとき、基板20に加わっていた上方からの押圧が解放され、基板20の反りがなくなる。これにより、図4に示すように、爪部11が第1切り欠き部21(第1開口部21a)及び第2切り欠き部22に係止するとともに凸部12が第1切り欠き部21(第2開口部21b)に係止する。
このように、本実施の形態におけるモジュール1の製造方法によれば、基板20を爪部11とベース部材10との間に差し込むだけで、基板20をベース部材10に簡単に固定することができる。なお、本実施の形態では、基板20をスライドすることで基板20をベース部材10に固定したが、これとは逆に、ベース部材10をスライドすることで基板20をベース部材10に固定してもよい。
[効果等]
次に、実施の形態1に係るモジュールにより得られる効果について、図9に示す比較例のモジュールと比較して説明する。図9は、比較例のモジュール1000の斜視図である。
図9に示す比較例のモジュール1000では、板金製のベース部材1010の一部を切り起こすことにより形成された略L字状の爪部11を基板1020の開口部1022に挿入して爪部11の突出部(先端部)11bを折り曲げることで、基板1020をベース部材1010に固定している。つまり、比較例のモジュール1000では、基板1020又はベース部材1010をスライドさせることなく爪部11の突出部11bを折り曲げることで基板1020の動きを規制し、これにより、基板1020をベース部材1010に固定している。
しかしながら、比較例のモジュール1000の固定方法では、基板1020をベース部材1010に固定する際に、爪部11の突出部11bを折り曲げている。このため、ベース部材1010に爪部11を形成する加工とは別に爪部11の突出部11bを折り曲げる加工(2次加工)が必要になり、モジュール1000を組み立てる時の工数が増えてしまう。
また、基板1020の配置スペース、基板1020の面積又は基板1020のプリント配線のパターンの制約等により、爪部11の突出部11bをLED30等の充電部に向けて折り曲げなければならない場合がある。この場合、金属製の爪部11の突出部11bをLED30に向けて折り曲げると、爪部11と充電部との絶縁距離が短くなって絶縁耐圧性が悪くなってしまう。
これに対して、本実施の形態におけるモジュール1では、基板20にスリット状の第1開口部21a及び第2開口部21bを設けており、基板20が載置されるベース部材10には爪部11及び凸部12を形成している。また、爪部11は、爪部11の根元側に位置し且つ第1開口部21a内に位置する基部11aと、基部11aよりも爪部11の先端側に位置し且つ基板20に対向するように第1開口部21aの長手方向に突出する突出部11bとを有する。また、そして、爪部11を第1開口部21aに係止するとともに凸部12を第2開口部21bに係止することで、基板20がベース部材10に固定されている。
この構造により、爪部11を第1開口部21aに挿入して基板20又はベース部材10を第1開口部21aの長手方向にスライドさせることで、爪部11の突出部11b(先端部)を折り曲げることなく基板20をベース部材10に固定することができる。
具体的には、爪部11及び凸部12によって、基板20の第1開口部21aの長手方向(Y軸方向)における動きを規制することができるとともに、基板20の主面垂直方向(Z軸方向)における動きを規制することができる。これにより、基板20をベース部材10に固定することができる。
このように、本実施の形態におけるモジュール1によれば、爪部11の突出部11bを折り曲げる加工(2次加工)を施すことなく、基板20をベース部材10に固定することができる。これにより、比較例のモジュール1と比べて、モジュール組み立て時の工数を削減することができる。
また、爪部11の突出部11bをLED30又は配線等の充電部に向けて折り曲げることもないので、爪部11と充電部との絶縁距離を容易に確保でき、絶縁耐圧性を向上させることができる。これにより、基板20における配線パターンの設計自由度を大きくすることができる。
さらに、本実施の形態では、爪部11の突出部11bは、基板20に対向するように突出している。つまり、突出部11bは、基板20の主面垂直方向の移動を規制している。これにより、爪部11によって基板20の抜け止め構造を実現できるので、振動等によって基板20がベース部材10から抜け落ちることを抑制できる。
また、本実施の形態において、第1切り欠き部21(第1開口部21a、第2開口部21b)、爪部11及び凸部12の各々は、第1開口部21aの幅方向に対向する位置に一対形成されている。
これにより、爪部11及び凸部12によって、基板20の第1開口部21aの幅方向(X軸方向)における動きも規制することができる。
また、本実施の形態において、第1開口部21a及び第2開口部21bは、第1切り欠き部21として、スリット状の1つの開口部によって構成されている。
これにより、1つの第1切り欠き部21(開口部)が第1開口部21a及び第2開口部21bを兼用することができるので、1つの第1切り欠き部21を形成するだけで、爪部11を係止する部分と凸部12を係止する部分とを形成することができる。
また、本実施の形態において、爪部11及び凸部12は、第1切り欠き部21(第1開口部21a)の長手方向に沿って並んでいる。
これにより、基板20とベース部材10との固定構造を小さなスペースで実現することができる。
また、本実施の形態において、ベース部材10は、板金製であり、爪部11及び凸部12の各々は、ベース部材10の一部を切り起こすことにより形成されている。
これにより、爪部11及び凸部12をベース部材10に簡単に設けることができる。
また、本実施の形態において、凸部12は、基板20又はベース部材10をスライドさせる方向であって爪部11に近づく方向に沿って高さが減少する傾斜部12aを有する。
これにより、基板20が凸部12に当接した状態で基板20又はベース部材10をスライドさせる際に、基板20を滑らかにスライドさせることができる。また、傾斜部12aを形成することで凸部12の上端に角がなくなるので、基板20又はベース部材10をスライドさせる際に、凸部12によって基板20を傷つけてしまうことを抑制できる。
また、本実施の形態において、爪部11は、ベース部材10の一部を第1切り欠き部21(第1開口部21a)の幅方向に切り起こすことにより形成されており、凸部12は、ベース部材10の一部を第1切り欠き部21(第1開口部21a)の長手方向に切り起こすことにより形成されている。
例えば、凸部12は、ベース部材10の一部をスリット加工してスリットの片側を押し上げることで形成することができる。これにより、凸部12に傾斜部12aを容易に形成することができる。
また、本実施の形態において、凸部12の高さは、爪部11の高さよりも低くなっている。
これにより、爪部11(突出部11b)とベース部材10の主面との間の隙間に基板20を差し込む際に生じる基板20の反り量を極力抑えることができる。したがって、基板20をベース部材10に固定する際に、基板20が破損してしまうことを抑制できる。
また、本実施の形態において、基板20にはLED30が実装されている。
これにより、モジュール1をLEDモジュールとして例えば照明器具100に搭載することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係るモジュール1Aについて、図10〜図12を用いて説明する。図10は、実施の形態2に係るモジュール1Aの斜視図である。図11は、実施の形態2に係るモジュール1Aの分解斜視図である。図12は、実施の形態2に係るモジュール1Aにおけるベース部材10Aに爪部11及び凸部12Aを形成する方法を説明するための図である。
本実施の形態に係るモジュール1Aは、実施の形態1と同様に、例えば照明器具100に搭載されるLEDモジュールである。
図10及び図11に示すように、本実施の形態に係るモジュール1Aが実施の形態1に係るモジュール1と異なる点は、ベース部材10Aの凸部12Aの形状である。なお、凸部12A以外の構成は、実施の形態1と同様である。
凸部12Aは、爪部11と同様に、ベース部材10A(本体部10a)の一部をX軸方向(図10における第1開口部21aの幅方向)に切り起こすことにより形成されている。
具体的には、まず、図12の(a)に示すように、例えばプレス機を用いてベース部材10Aの一部を打ち抜いてベース部材10Aに所定形状の切り込みを形成することで、所定形状の爪部11及び凸部12Aを形成する。その後、図12の(b)に示すように、例えばパンチ金型を用いて爪部11及び凸部12Aを略垂直に曲げ起こす。これにより、ベース部材10Aの主面から立設するように爪部11及び凸部12Aが形成される。
なお、本実施の形態でも、凸部12Aは、爪部11に近づく方向に沿って高さが減少する傾斜部を有する。
このように構成されるモジュール1Aの組み立て方法は実施の形態1と同様であり、例えば図8に示す方法と同様の方法によって基板20をベース部材10Aに固定することができる。
具体的には、まず、ベース部材10Aの凸部12Aを基板20のウラ面に当接させた状態でベース部材10Aの爪部11を基板20の第1切り欠き部21(第1開口部21a)及び第2切り欠き部22に挿入する。
次いで、凸部12Aが第1切り欠き部21(第2開口部21b)に挿入されるまで、基板20を爪部11(突出部11b)とベース部材10Aとの間に差し込むように基板20を第1開口部21aの長手方向にスライドさせる。
その後、凸部12Aが第1切り欠き部21(第2開口部21b)に挿入するまで、基板20を第1開口部21aの長手方向にスライドさせる。これにより、爪部11が第1切り欠き部21(第1開口部21a)及び第2切り欠き部22に係止するとともに凸部12Aが第1切り欠き部21(第2開口部21b)に係止する。
このように、本実施の形態でも、基板20を爪部11とベース部材10Aとの間に差し込むだけで、基板20をベース部材10Aに簡単に固定することができる。なお、本実施の形態でも、基板20をスライドさせるのではなく、ベース部材10Aをスライドさせてもよい。
以上、本実施の形態におけるモジュール1Aによれば、実施の形態1におけるモジュール1と同様の効果を得ることができる。
例えば、本実施の形態でも、基板20又はベース部材10Aをスライドさせるだけで、爪部11の突出部11b(先端部)を折り曲げることなく基板20を簡単にベース部材10Aに固定することができる。また、爪部11の突出部11bを折り曲げることなく基板20をベース部材10Aに固定することができるので、モジュール組み立て時の工数を削減できるとともに、爪部11と充電部との絶縁距離を容易に確保できる。
さらに、本実施の形態では、爪部11及び凸部12Aの各々は、ベース部材10Aの一部を第1開口部21aの幅方向に切り起こすことにより形成されている。
これにより、ベース部材10Aの一部を打ち抜いて爪部11及び凸部12Aを同時に形成して爪部11及び凸部12Aを略垂直に同時に曲げ起こすことで、ベース部材10Aの主面から立設するように爪部11及び凸部12Aを形成することができる。したがって、実施の形態1と比べて、さらに、工数を削減することができる。
なお、図12の(a)に示すように、本実施の形態では、ベース部材10Aの一部を打ち抜いて爪部11及び凸部12Aを形成する際に、ベース部材10A(本体部10a)の打ち抜き部分は、爪部11と凸部12とで共通にしたが、これに限るものではない。例えば、図13に示すように、ベース部材10A(本体部10a)の打ち抜き部分は、爪部11と凸部12とで別々にしてもよい。これにより、爪部11と凸部12Aとの間に渡り部を形成することができるので、打ち抜きによるベース部材10Aの機械的強度の劣化を抑制できる。
(変形例等)
以上、本発明に係るモジュール等について、実施の形態1及び2に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の各実施の形態では、第1開口部21aと第2開口部21bとは1つの第1切り欠き部21(開口部)によって構成したが、これに限るものではい。具体的には、図14に示すように、第1開口部21aと第2開口部21bとは物理的に分離された2つの開口部であってもよい。これにより、爪部11と凸部12との距離を長くすることができる。なお、この場合も、実施の形態1と同様の方法で基板20をベース部材10に固定することができる。具体的には、まず、図14の(a)に示すように、ベース部材10の凸部12を基板20のウラ面に当接させた状態でベース部材10の爪部11を基板20の第1開口部21aに挿入する。次いで、図14の(b)凸部12が第2開口部21bに挿入されるまで、基板20を爪部11(突出部11b)とベース部材10との間に差し込むように基板20を第1開口部21aの長手方向にスライドさせる。その後、凸部12が第2開口部21bに挿入するまで、基板20を第1開口部21aの長手方向にスライドさせる。これにより、図14の(c)に示すように、爪部11が第1開口部21aに係止するとともに凸部12が第2開口部21bに係止する。
また、上記の各実施の形態では、ベース部材10(10A)は板金製であったが、これに限るものではない。したがって、ベース部材10(10A)に形成する爪部11及び凸部12(12A)もベース部材10(10A)の一部を切り起こしたものでなくてもよい。例えば、リベット等で爪部及び凸部を構成し、爪部及び凸部はベース部材と別部品であってもよい。
また、上記の各実施の形態では、第1開口部21a及び第2開口部21bは、基板20の一部を切り欠いた形状としたが、これに限るものではない。例えば、第1開口部21a及び第2開口部21bは、周囲が切り欠かれることなく基板20を貫通する貫通孔であってもよい。つまり、第1切り欠き部21を貫通孔にしてもよい。同様に、第2切り欠き部22も貫通孔にしてもよい。
また、上記の各実施の形態では、照明器具100を天井直付け型の照明器具で構成したが、これに限定されず、例えば天井埋め込み型の照明器具又は天井吊り下げ型の照明器具等で構成してもよい。
また、上記の各実施の形態では、モジュール1(1A)を照明器具100に搭載したが、これに限定されず、例えば画像処理検査用の照明装置又は液晶テレビジョン受像機用のバックライトユニット等に搭載することもできる。つまり、LED30を搭載したモジュール1(1A)は、様々な機器の光源モジュールとして用いることができる。
また、上記の各実施の形態では、発光素子としてLED30を例示したが、半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等のEL発光素子等、その他の固体発光素子を用いてもよい。
また、上記の各実施の形態では、基板20にはLED30を実装したが、これに限定されず、例えば基板20にはIC(Integrated Circuit)等の各種電子部品を実装してもよい。つまり、モジュール1(1A)は、LEDモジュールに限るものではない。
また、上記各実施の形態では、爪部11及び凸部12(12A)を複数個設けたが、それぞれ1個のみ設けるようにしてもよい。
その他、上記各実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A モジュール
10、10A ベース部材
11 爪部
11a 基部
11b 突出部
12、12A 凸部
12a 傾斜部
20 基板
21a 第1開口部
21b 第2開口部
30 LED(発光素子)

Claims (12)

  1. スリット状の第1開口部及び第2開口部を有する基板と、
    前記基板が載置され、爪部及び凸部を有するベース部材とを有し、
    前記爪部は、当該爪部の根元側に位置し且つ前記第1開口部内に位置する基部と、前記基部よりも当該爪部の先端側に位置し且つ前記基板に対向するように前記第1開口部の長手方向に突出する突出部とを有し、
    前記基板は、前記爪部が前記第1開口部に係止するとともに前記凸部が前記第2開口部に係止することで前記ベース部材に固定される
    モジュール。
  2. 前記爪部及び前記凸部は、前記第1開口部の長手方向に沿って並んでいる
    請求項1に記載のモジュール。
  3. 前記ベース部材は、板金製であり、
    前記爪部及び前記凸部の各々は、前記ベース部材の一部を切り起こすことにより形成されている
    請求項1又は2に記載のモジュール。
  4. 前記爪部は、前記ベース部材の一部を前記第1開口部の幅方向に切り起こすことにより形成されており、
    前記凸部は、前記ベース部材の一部を前記第1開口部の長手方向に切り起こすことにより形成されている
    請求項3に記載のモジュール。
  5. 前記爪部及び前記凸部の各々は、前記ベース部材の一部を前記第1開口部の幅方向に切り起こすことにより形成されている
    請求項3に記載のモジュール。
  6. 前記基板又は前記ベース部材を第1開口部の長手方向にスライドさせることで、前記爪部が前記第1開口部に係止するとともに前記凸部が前記第2開口部に係止する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のモジュール。
  7. 前記凸部は、前記基板又は前記ベース部材をスライドさせる方向であって前記爪部に近づく方向に沿って高さが減少する傾斜部を有する
    請求項6に記載のモジュール。
  8. 前記第1開口部、前記第2開口部、前記爪部及び前記凸部の各々は、前記第1開口部の幅方向に対向する位置に一対形成されている
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のモジュール。
  9. 前記第1開口部及び前記第2開口部は、スリット状の1つの開口部である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のモジュール。
  10. 前記凸部の高さは、前記爪部の高さよりも低い
    請求項1〜9のいずれか1項に記載のモジュール。
  11. さらに、前記基板に実装された発光素子を有する
    請求項1〜10のいずれか1項に記載のモジュール。
  12. スリット状の第1開口部及び第2開口部を有する基板と、爪部及び凸部を有するベース部材とを有するモジュールの製造方法であって、
    前記凸部を前記基板の裏面に当接させた状態で前記爪部を前記第1開口部に挿入し、
    前記基板又は前記ベース部材を前記第1開口部の長手方向にスライドさせることで、前記爪部を前記第1開口部に係止させるとともに前記凸部を前記第2開口部に係止させる
    モジュールの製造方法。
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