JP2016091979A - モジュール、照明器具及びこれらに用いられるベース部材 - Google Patents

モジュール、照明器具及びこれらに用いられるベース部材 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の側面とベース部材に形成された貫通孔の一辺との間に隙間が生じるのを抑制することができるモジュールを提供する。
【解決手段】モジュール12は、ベース部材20と、ベース部材20の一部を切り起こすことにより形成された爪部30と、ベース部材20に形成された貫通孔50を覆うようにベース部材20上に載置された基板22と、を備える。爪部30は、基板22の側面22aに沿うようにベース部材20から基板22側に曲げ起こされ、貫通孔50の一辺50aの一端部から他端部に亘って所定方向に延びる基台部52と、爪部30の端部から所定方向に延びるスリット部56と、基板22上をスライドするように曲げられることによりベース部材20との間で基板22を固定する固定部54と、を有する。
【選択図】図7B

Description

本発明は、モジュール、照明器具及びこれらに用いられるベース部材に関する。
LED(Light Emitting Diode)を用いた照明器具が知られている。この照明器具にはモジュールが搭載されている。モジュールは、板金で形成されたベース部材と、当該ベース部材上に載置された基板と、基板上に実装された複数のLEDと、を有している。
モジュールは、さらに、ベース部材の一部を切り起こすことにより形成された略L字状の爪部を有している(例えば、特許文献1参照)。ベース部材には、爪部を形成したことに伴って略矩形状の貫通孔が形成されている。基板は、この貫通孔を覆うようにベース部材上に載置されている。爪部は、基板の側面に沿うように、貫通孔の一辺の一端部から基板側に曲げ起こされている。爪部の先端部が基板上をスライドするように曲げられることにより、ベース部材と爪部の先端部との間に基板が固定される。
特開2001−345573号公報
上述した従来のモジュールでは、基板の側面と貫通孔の一辺との間に、爪部の厚み(例えば約0.5mm)に対応した大きさの隙間が生じてしまう。そのため、虫がこの隙間から照明器具の内部に侵入するのを抑制するために、照明器具の製造時に上記隙間を塞ぐためのテープをベース部材に貼り付ける必要がある。しかしながら、このようにテープをベース部材に貼り付ける作業には多くの工数がかかるという課題が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、基板の側面とベース部材に形成された貫通孔の一辺との間に隙間が生じるのを抑制することができるモジュール、照明器具及びこれらに用いられるベース部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るモジュールは、板金で形成されたベース部材と、前記ベース部材の一部を切り起こすことにより形成された爪部と、前記爪部を形成したことに伴って前記ベース部材に形成された貫通孔を覆うように前記ベース部材上に載置された基板と、を備え、前記爪部は、前記爪部の根元側に設けられ、前記基板の側面に沿うように前記ベース部材から前記基板側に曲げ起こされ、前記貫通孔の一辺の一端部から他端部に亘って所定方向に延びる基台部と、前記基台部よりも前記爪部の先端側に設けられ、前記爪部の端部から前記所定方向に延びるスリット部と、前記スリット部よりも前記爪部の先端側に設けられ、前記基板上をスライドするように曲げられることにより前記ベース部材との間で前記基板を固定する固定部と、を有する。
また、本発明の一態様に係るベース部材は、板金で形成され、基板を載置するための本体部と、前記本体部の一部を切り起こすことにより形成され、前記基板を前記本体部に固定するための爪部と、を備え、前記爪部は、前記爪部の根元側に設けられ、前記本体部から前記基板側に曲げ起こされ、前記爪部を形成したことに伴って前記本体部に形成された貫通孔の一辺の一端部から他端部に亘って所定方向に延びる基台部と、前記基台部よりも前記爪部の先端側に設けられ、前記爪部の端部から前記所定方向に延びるスリット部と、前記スリット部よりも前記爪部の先端側に設けられ、曲げられることにより前記ベース部材との間で前記基板を固定するための固定部と、を有する。
本発明の一態様に係るモジュール等によれば、爪部は基台部を有しており、この基台部は、基板の側面に沿うようにベース部材から基板側に曲げ起こされ、ベース部材に形成された貫通孔の一辺の一端部から他端部に亘って所定方向に延びている。これにより、貫通孔の一辺が基台部によって覆われるようになるので、基板の側面と貫通孔の一辺との間に隙間が生じるのを抑制することができる。その結果、例えばこのモジュールを照明器具に搭載する場合には、照明器具の製造時に隙間を塞ぐためのテープをベース部材に貼り付ける作業を省略することができ、照明器具の製造効率を高めることができる。
実施の形態1に係る照明器具を示す斜視図 実施の形態1に係る照明器具を示す分解斜視図 図2中のA−A線による光源ユニットの断面斜視図 実施の形態1に係るモジュールを示す斜視図 実施の形態1に係るモジュールを示す分解斜視図 爪部を形成する工程の途中の工程を示す斜視図 図5中の破線で囲まれた部分を拡大して示す斜視図 図4中の破線で囲まれた部分を拡大して示す斜視図 図7Aの状態から爪部の固定部を曲げた状態を示す斜視図 図7Bにおける爪部と基板の切り欠き部との位置関係を示す平面図 比較例に係る爪部を拡大して示す斜視図 実施の形態2に係る爪部を拡大して示す斜視図 実施の形態2に係る爪部と基板の切り欠き部との位置関係を示す平面図 変形例に係る爪部を形成する工程の途中の工程を示す斜視図 変形例に係る爪部と基板の切り欠き部との位置関係を示す平面図
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、及び、構成要素の配置位置や接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1に係るモジュール、照明器具及びこれらに用いられるベース部材について説明する。
[1−1.照明器具の全体構成]
まず、図1〜図5を参照しながら、実施の形態1に係る照明器具2の全体構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る照明器具2を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明器具2を示す分解斜視図である。図3は、図2中のA−A線による光源ユニット6の断面斜視図である。図4は、実施の形態1に係るモジュール12を示す斜視図である。図5は、実施の形態1に係るモジュール12を示す分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の照明器具2は、例えば天井直付け型の照明器具である。照明器具2は、器具本体4及び光源ユニット6を備えている。
器具本体4は、吊りボルト等(図示せず)を用いて、例えば室内の天井8に取り付けられる。器具本体4は、板金に曲げ加工を施すことにより、Y軸方向に長尺且つ扁平な箱形状に形成されている。器具本体4のY軸方向における長さは、例えば1200mmである。器具本体4の下面(天井8と反対側の面)には、矩形状の開口部10が設けられている。開口部10は、器具本体4の長手方向における一端部から他端部に亘って長尺状に延びている。
光源ユニット6は、器具本体4の開口部10に着脱自在に取り付けられる。図1〜図3に示すように、光源ユニット6は、モジュール12、電源装置16及びカバー部材18を有している。
図3〜図5に示すように、モジュール12は、ベース部材20と、ベース部材20上に載置された基板22と、基板22上に実装された複数のLED14(光源)と、を有している。
ベース部材20は、例えばSPCC(Steel Plate Cold Commercial;冷間圧延鋼板)製の板金にロール成形加工を施すことにより、Y軸方向に長尺状に形成されている。ベース部材20の厚みは、例えば0.5mmである。ベース部材20は、本体部24及び一対の取付部26,28を有している。本体部24は、基板22を載置するためのものであり、Y軸方向に長尺な矩形状に形成されている。一対の取付部26,28はそれぞれ、ベース部材20をカバー部材18に取り付けるためのものであり、本体部24の短手方向(X軸方向)における両端部から略L字状に延びている。なお、本体部24と各取付部26,28との境界部はそれぞれ段差状に形成されている。本体部24には、基板22を本体部24上に固定するための複数の爪部30が形成されている。複数の爪部30は、本体部24の短手方向における両端部において、本体部24の長手方向(Y軸方向)に沿って間隔を置いて配置されている。本実施の形態の照明器具2では、爪部30の構成に特徴がある。爪部30の構成については後述する。
基板22は、Y軸方向に長尺な略矩形状に形成されている。基板22の厚みD1(後述する図7A参照)は、例えば1.0mmである。基板22は、例えばガラスエポキシ樹脂(CEM−3)で形成されており、その表面にはプリント配線(図示せず)が配置されている。基板22の側面22aのうちY軸方向に延びる一対の長辺にはそれぞれ、複数の切り欠き部32が形成されている。複数の切り欠き部32は、上述した複数の爪部30の各々の配置に対応して配置されている。複数の切り欠き部32の各々は、略矩形状に形成されており、基板22の長手方向(Y軸方向)に沿って延びている。基板22は、複数の爪部30がそれぞれ対応する複数の切り欠き部32に配置されるようにして、ベース部材20の本体部24上に載置される。
複数のLED14は、基板22上に実装されており、基板22の長手方向に沿って一列に且つ間隔を置いて配置されている。複数のLED14の各々は、例えばLEDチップ(図示せず)がパッケージ化されたLED素子である。すなわち、基板22の実装構造は、LEDチップがパッケージ化されたLED素子を基板22上に実装したSMD(Surface Mount Device)構造である。
図2に示すように、電源装置16は、ベース部材20の本体部24の上面(天井8側の面)に取り付けられている。電源装置16は、基板22に電力を供給するためのものであり、電線(図示せず)を介して基板22と電気的に接続されている。電源装置16からの電力が基板22に供給されることにより、基板22に実装された複数のLED14の各々が点灯する。
図1及び図2に示すように、カバー部材18は、器具本体4の開口部10の形状に対応した形状を有しており、Y軸方向に長尺状に形成されている。カバー部材18は、光拡散性を有する材料、例えば乳白色のアクリル樹脂で形成されている。カバー部材18は、その短手方向(X軸方向)における両端部から中央部にかけて下側(Z軸方向における下側)への突出量が漸増する凸レンズ形状の拡散面34を有している。図3に示すように、カバー部材18の短手方向における両端部にはそれぞれ一対の延出部36,38が設けられている。一対の延出部36,38の各々の内面にはそれぞれ、一対の凹部40,42が形成されている。一対の凹部40,42の各々は、互いに対向するようにして、カバー部材18の長手方向(Y軸方向)における一端部から他端部に亘って延びている。一対の凹部40,42にはそれぞれ、ベース部材20の一対の取付部26,28が取り付けられている。これにより、カバー部材18は、基板22を覆うようにしてモジュール12を支持するようになる。
図1に示すように、光源ユニット6が器具本体4の開口部10に取り付けられた状態では、カバー部材18の一対の延出部36,38の各々は、器具本体4の内部に挿し込まれ、フック等(図示せず)を用いて器具本体4に固定される。また、拡散面34は、器具本体4の開口部10から下側に突出する。これにより、複数のLED14の各々からの光は、カバー部材18の拡散面34で拡散された後に、例えば室内に照射される。
なお、複数のLED14の各々は、点灯に伴って発熱するようになる。複数のLED14の各々からの熱は、基板22を介してベース部材20に伝達され、ベース部材20から空気中に放熱される。このとき、基板22と本体部24との間に、複数のLED14の各々からの熱をベース部材20に効率良く伝達するための熱伝導部材(図示せず)を介在させてもよい。熱伝導部材としては、例えばシリコン製のグリース又はシート等を用いることができる。
[1−2.爪部の構成]
次に、図4〜図8を参照しながら、爪部30の構成について説明する。図6Aは、爪部30を形成する工程の途中の工程を示す斜視図である。図6Bは、図5中の破線で囲まれた部分を拡大して示す斜視図である。図7Aは、図4中の破線で囲まれた部分を拡大して示す斜視図である。図7Bは、図7Aの状態から爪部30の固定部54を曲げた状態を示す斜視図である。図8は、図7Bにおける爪部30と基板22の切り欠き部32との位置関係を示す平面図である。
図5に示すように、爪部30は、ベース部材20の本体部24の一部を切り起こすことにより形成される。ここで、図6A及び図6Bを用いて、爪部30を形成する工程について簡単に説明する。まず、図6Aに示すように、例えばプレス機(図示せず)を用いて本体部24の一部を打ち抜くことにより、本体部24に所定形状の切り込み44を形成する。切り込み44で囲まれた本体部24の領域には、爪片46が形成されるようになる。その後、図6Bに示すように、例えばパンチ金型(図示せず)を用いて、爪片46を折り曲げ線48(図6B中に一点鎖線で示す)に沿って略垂直に曲げ起こす。このように曲げ起こされた爪片46によって爪部30が形成される。
図5及び図6Bに示すように、本体部24には、複数の爪部30を形成したことに伴って(すなわち、本体部24に切り込み44を形成した後に、爪片46を略垂直に曲げ起こしたことに伴って)、略矩形状の貫通孔50が複数形成される。なお、図4に示すように、基板22は、これらの複数の貫通孔50の各々を覆うようにして本体部24上に載置される。
図6B、図7A及び図7Bに示すように、爪部30は、基台部52、固定部54及びスリット部56を有している。なお、爪部30の厚みD2は、ベース部材20の厚みと同じく、例えば0.5mmである。
図6Bに示すように、基台部52は、爪部30の根元側に設けられており、貫通孔50の一辺50aの一端部から他端部に亘ってY軸方向(所定方向)に延びている。図7Aに示すように、基板22が本体部24上に載置された状態では、基台部52は、基板22の切り欠き部32に沿うように(すなわち、基板22の側面22aに沿うように)、貫通孔50の一辺50aから基板22側に略垂直に曲げ起こされている。図7A及び図8に示すように、基台部52のY軸方向における長さは、切り欠き部32のY軸方向における長さと略同一である。そのため、基台部52は、切り欠き部32のY軸方向における一端部から他端部に亘って延びるようになる。さらに、図7Aに示すように、基台部52の本体部24からの高さH1は、例えば0.6mmであり、基板22の厚みD1以下である。
スリット部56は、基台部52よりも爪部30の先端側に設けられている。スリット部56は、爪部30のY軸方向における一端部からY軸方向に延びている。爪部30は、このスリット部56によって基台部52と固定部54とに分けられる。
固定部54は、スリット部56よりも爪部30の先端側に設けられており、基台部52と略平行に延びている。なお、固定部54のZ軸方向における一端部(基台部52側の端部)の本体部24からの高さH2は、例えば1.1mmであり、基板22の厚みD1以上である。図7B及び図8に示すように、固定部54は、例えば治具(図示せず)を用いて、折り曲げ線58(図7B中に一点鎖線で示す)に沿って基板22上をスライドするように曲げられる。すなわち、固定部54は、基台部52の曲げ方向に対して略垂直な方向に、且つ、基板22上に向けて曲げられる。これにより、基板22は、固定部54と本体部24との間に固定される。なお、「基板22上をスライドする」とは、固定部54が基板22の表面に接触しながらスライドする場合だけでなく、固定部54が基板22の表面から離れた状態でスライドする場合も含む。また、固定部54が基板22上をスライドする際の移動軌跡は、必ずしも基板22の表面と平行でなくてもよい。例えば、固定部54を基板22に向けてZ軸方向に対して斜めにねじるように曲げてもよい。このとき、固定部54の先端部が基板22に近付くように移動するので、基台部52の本体部24からの高さH1が基板22の厚みD1よりも大きい場合であっても、基板22を固定部54と本体部24との間に固定することができる。
なお、図4及び図5に示すように、ベース部材20の長手方向における両端部に配置された一対の爪部30aは、各々のスリット部56が向かい合うようにして配置されている。これにより、爪部30aのY軸方向における他端部(スリット部56が設けられていない側の端部)を基板22の切り欠き部32に接触させることができ、ベース部材20に対する基板22のY軸方向における位置決めを容易に行うことができる。
[1−3.効果等]
次に、本実施の形態の照明器具2により得られる効果について説明する。まず、比較例として、図9に示す爪部100について説明する。図9は、比較例に係る爪部100を拡大して示す斜視図である。なお、図9では、本実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してある。
図9に示すように、比較例に係る爪部100は、ベース部材102に形成された貫通孔104の一辺104aの一端部から基板22側に略垂直に曲げ起こされている。爪部100は、全体として略L字状に形成されており、上述した基台部52を有していない。そのため、基板22をベース部材102上に載置した状態では、基板22の切り欠き部32と貫通孔104の一辺104aとの間に、爪部100の厚みd(例えば0.5mm)に対応した大きさの隙間106が生じるようになる。
これに対して、本実施の形態では、爪部30は基台部52を有している。この基台部52は、切り欠き部32に沿うように本体部24から基板22側に略垂直に曲げ起こされ、貫通孔50の一辺50aの一端部から他端部に亘ってY軸方向に延びている。これにより、図7Aに示すように、貫通孔50の一辺50aが基台部52によって覆われるようになるので、基板22の切り欠き部32(すなわち、基板22の側面22a)と貫通孔50の一辺50aとの間に隙間が生じるのを抑制することができる。その結果、照明器具2の製造時に、隙間を塞ぐためのテープを本体部24の上面に貼り付ける作業を省略することができ、照明器具2の製造効率を高めることができる。
さらに、基台部52の本体部24からの高さH1は、基板22の厚みD1以下である。これにより、固定部54を、基板22上をスライドするように曲げることが容易となる。
さらに、基板22は、基板22の側面22aに形成され、Y軸方向に延びる切り欠き部32を有し、基台部52は、切り欠き部32に沿うようにベース部材20から基板22側に曲げ起こされている。これにより、爪部30のY軸方向における両端部をそれぞれ切り欠き部32のY軸方向における両端部に接触させることができ、ベース部材20に対する基板22のY軸方向における位置決めを容易に行うことができる。
さらに、基台部52は、切り欠き部32のY軸方向における一端部から他端部に亘って延びている。これにより、基板22の切り欠き部32と貫通孔50の一辺50aとの間に隙間が生じるのをより一層効果的に抑制することができる。
さらに、モジュール12は、基板22上に実装された複数のLED14を有している。これにより、モジュール12を例えば照明器具2に搭載することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係るモジュール、照明器具及びこれらに用いられるベース部材について説明する。
[2−1.爪部の構成]
まず、図10及び図11を参照しながら、実施の形態2に係る爪部30Aの構成について説明する。図10は、実施の形態2に係る爪部30Aを拡大して示す斜視図である。図11は、実施の形態2に係る爪部30Aと基板22Aの切り欠き部32Aとの位置関係を示す平面図である。なお、本実施の形態では、上記実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態のモジュール12Aでは、貫通孔50Aの形状が上記実施の形態1の貫通孔50の形状と異なっている。すなわち、図10及び図11に示すように、貫通孔50Aは、略矩形状ではなく、基台部52のY軸方向における両端部からそれぞれ、Y軸方向に対して傾斜して直線状に延びる一対の傾斜部50b,50cを有している。さらに、基板22Aの切り欠き部32AのY軸方向における長さは、基台部52のY軸方向における長さよりも長くなっている。
[2−2.効果等]
上述したように、基板22Aの切り欠き部32AのY軸方向における長さが基台部52のY軸方向における長さよりも長い。そのため、貫通孔50Aの一辺50aのY軸方向における両端部が基板22Aにより覆われずに、基板22Aの外部に露出される。しかしながら、上述したように、貫通孔50Aは一対の傾斜部50b,50cを有しているので、貫通孔50Aの一辺50aのY軸方向における両端部は、略三角形状の隙間60として基板22Aの外部に露出されるようになる。これにより、基板22Aの外部に露出される隙間60の大きさを小さく抑えることができるので、虫がこの隙間60から照明器具2(図1参照)の内部に侵入するのを抑制することができる。したがって、本実施の形態では、切り欠き部32AのY軸方向における長さを基台部52のY軸方向における長さと必ずしも略同一にする必要が無いため、ベース部材20の熱膨張率と基板22の熱膨張率との差を考慮して、切り欠き部32AのY軸方向における長さの寸法精度及び基台部52のY軸方向における長さの寸法精度に余裕を持たせることができる。
なお、この隙間60のY軸方向における幅Wが0.3mm以下となるように、一対の傾斜部50b,50cの各々のY軸方向に対する傾斜角度を決定することにより、虫がこの隙間60から照明器具2の内部に侵入するのをより効果的に抑制することができる。
なお、本実施の形態では、一対の傾斜部50a,50bの各々が直線状に延びる場合について説明したが、これに限定されず、例えば一対の傾斜部50a,50bの各々が曲線状に延びるように構成してもよい。
(変形例等)
以上、本発明について実施の形態1及び2に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態1及び2に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態では、照明器具2を天井直付け型の照明器具で構成したが、これに限定されず、例えば天井埋め込み型の照明器具又は天井吊り下げ型の照明器具等で構成してもよい。
また、上記各実施の形態では、モジュール12(12A)を照明器具2に搭載したが、これに限定されず、例えば画像処理検査用の照明装置又は液晶テレビジョン受像機用のバックライトユニット等に搭載することもできる。
また、上記各実施の形態では、基板22(22A)にLED14を実装したが、これに限定されず、例えばIC(Integrated Circuit)等の各種電子部品を実装してもよい。
また、上記各実施の形態では、基板22(22A)の実装構造をSMD構造としたが、これに限定されず、例えばLEDチップを基板22(22A)に直接実装したCOB(Chip On Board)構造であってもよい。
また、上記各実施の形態では、基台部52を基板22(22A)の切り欠き部32(32A)に沿うように基板22側に曲げ起こしたが、これに限定されず、例えば基板22(22A)に形成された貫通孔(図示せず)に沿うように基板22側に曲げ起こしてもよい。このとき、基板22(22A)に形成された貫通孔の周面は、基板22(22A)の側面22aを構成する。
また、上記各実施の形態では、基台部52を基板22(22A)の切り欠き部32(32A)に沿うように基板22(22A)側に曲げ起こしたが、これに限定されず、切り欠き部32(32A)を有しない基板22(22A)の側面に沿うように基板22(22A)側に基台部52を曲げ起こしてもよい。例えば、本体部24の長手方向における両端部にそれぞれ一対の壁部(図示せず)が設けられ、これら一対の壁部がそれぞれ基板22の長手方向における両端部に接触している場合等に、上述した構成を採用することができる。なお、この場合、ベース部材20に対する基板22(22A)の長手方向の動きは一対の壁部により規制され、ベース部材20に対する基板22(22A)の短手方向の動き及び厚み方向の動きはそれぞれ複数の爪部30(30A)により規制される。
また、上記各実施の形態では、スリット部56としてZ軸方向に幅を有する帯状の切り欠きで形成したが、これに限定されず、例えばZ軸方向に幅を有しない線状の切り込みで形成してもよい。
また、上記各実施の形態では、爪部30(30A)を複数個設けたが、1個のみ設けるようにしてもよい。例えば基板22(22A)の長手方向における一端部が本体部24に形成された押さえ部(図示せず)により押さえられている場合等には、1個の爪部30(30A)により基板22(22A)を本体部24上に固定することができる。
また、上記各実施の形態では、爪部30(30A)を形成する際に、本体部24の一部を打ち抜くことにより本体部24に切り込み44を形成したが、図12Aに示すように、切り込み44に加えて、幅を有しない線状の一対の切り込み62を本体部24に形成してもよい。これら一対の切り込み62はそれぞれ、爪片46BのY軸方向における両端部に沿ってX軸方向に延びている。図12Bに示すように、一対の切り込み62の各々のX軸方向における長さLは、爪部30Bの厚みD2以上である。これにより、図12Bに示すように、爪片46Bを折り曲げ線48B(図12A参照)に沿って略垂直に曲げ起こした際に、貫通孔50Bが基板22Bにより完全に覆われるようになる。その結果、切り欠き部32BのY軸方向における長さを基台部52のY軸方向における長さと必ずしも略同一にする必要が無いため、ベース部材20の熱膨張率と基板22Bの熱膨張率との差を考慮して、切り欠き部32BのY軸方向における長さの寸法精度及び基台部52のY軸方向における長さの寸法精度に余裕を持たせることができる。
その他、上記各実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
2 照明器具
12,12A モジュール
14 LED(光源)
20,102 ベース部材
22,22A,22B 基板
22a 側面
24 本体部
30,30a,30A,30B,100 爪部
32,32A,32B 切り欠き部
50,50A,50B,104 貫通孔
50a,104a 一辺
52 基台部
54 固定部
56 スリット部
50b,50c 傾斜部

Claims (8)

  1. 板金で形成されたベース部材と、
    前記ベース部材の一部を切り起こすことにより形成された爪部と、
    前記爪部を形成したことに伴って前記ベース部材に形成された貫通孔を覆うように前記ベース部材上に載置された基板と、を備え、
    前記爪部は、
    前記爪部の根元側に設けられ、前記基板の側面に沿うように前記ベース部材から前記基板側に曲げ起こされ、前記貫通孔の一辺の一端部から他端部に亘って所定方向に延びる基台部と、
    前記基台部よりも前記爪部の先端側に設けられ、前記爪部の端部から前記所定方向に延びるスリット部と、
    前記スリット部よりも前記爪部の先端側に設けられ、前記基板上をスライドするように曲げられることにより前記ベース部材との間で前記基板を固定する固定部と、を有する
    モジュール。
  2. 前記基台部の前記ベース部材からの高さは、前記基板の厚み以下である
    請求項1に記載のモジュール。
  3. 前記基板は、前記基板の前記側面に形成され、前記所定方向に延びる切り欠き部を有し、
    前記基台部は、前記切り欠き部に沿うように前記ベース部材から前記基板側に曲げ起こされている
    請求項1又は2に記載のモジュール。
  4. 前記基台部は、前記切り欠き部の前記所定方向における一端部から他端部に亘って延びている
    請求項3に記載のモジュール。
  5. 前記貫通孔は、前記基台部の前記所定方向における両端部からそれぞれ、前記所定方向に対して傾斜して延びる一対の傾斜部を有する
    請求項3に記載のモジュール。
  6. 前記モジュールは、さらに、前記基板上に実装された光源を備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のモジュール。
  7. 請求項6に記載のモジュールを備える
    照明器具。
  8. 板金で形成され、基板を載置するための本体部と、
    前記本体部の一部を切り起こすことにより形成され、前記基板を前記本体部に固定するための爪部と、を備え、
    前記爪部は、
    前記爪部の根元側に設けられ、前記本体部から前記基板側に曲げ起こされ、前記爪部を形成したことに伴って前記本体部に形成された貫通孔の一辺の一端部から他端部に亘って所定方向に延びる基台部と、
    前記基台部よりも前記爪部の先端側に設けられ、前記爪部の端部から前記所定方向に延びるスリット部と、
    前記スリット部よりも前記爪部の先端側に設けられ、曲げられることにより前記ベース部材との間で前記基板を固定するための固定部と、を有する
    ベース部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018037178A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 日立アプライアンス株式会社 光源ユニット及び照明器具

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