JP2016225174A - 電線テープ巻き作業台 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電線の一端側を揃えた状態で複数の電線を束ねてテープ巻きする作業を容易にすることができ、しかも、複数の電線を束ねてテープ巻きする作業を行う場合に電線に過大な張力が負荷されることによって電線が損傷することを防ぐことができる電線テープ巻き作業台を提供すること。
【解決手段】複数の電線Wを束ねてテープ巻きする作業を支援するため、複数の電線Wのテープ巻き付け区間を含む区間Sを作業台10上に浮揚した状態で保持する電線保持部11を作業台10上に設けた電線テープ巻き作業台1において、電線保持部11は、テープ巻き付け区間を含む区間Sの一端側を固定する固定保持部20と、テープ巻き付け区間を含む区間Sの張力の変化に応じて張力を弾性力を利用して調整可能にテープ巻き付け区間を含む区間Sの他端側を保持する張力調整保持部30と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の電線を束ねてテープ巻きする作業を支援するため、複数の電線のテープ巻き付け区間を含む区間を作業台上に浮揚した状態で保持する電線テープ巻き作業台に関する。
従来、自動車等の電気配線に用いるワイヤハーネスは、複数の電線をテープ巻きすることによって束ねた状態で配索経路に沿って設置される。このため、ワイヤハーネスを組み立てる場合、複数の電線のテープ巻き付け区間を含む区間を作業台上に浮揚した状態で保持する電線テープ巻き作業台を用いる。
例えば、特許文献1に記載された電線テープ巻き作業台は、複数の電線のテープ巻き付け区間を含む区間を間にして対向配置した一対の電線クランプを有し、この一対の電線クランプによって複数の電線のテープ巻き付け区間を含む区間を作業台上に浮揚した状態でテープ巻き作業を行うようになっている。
特開2002−104321号公報
しかしながら、特許文献1に記載された電線テープ巻き作業台は、複数の電線の一端側を揃えた状態でテープを巻き付けて束ねる場合、一方の電線クランプで複数の電線の端部を揃えた状態で固定しつつ、他方の電線クランプで一対の電線クランプによって保持した電線の区間に適当な張力が作用するように固定することが難しく、しかも、テープの巻き付け作業時に作業者によって電線に過大な張力を負荷すると、電線を損傷してしまうおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の電線の一端側を揃えた状態で複数の電線を束ねてテープ巻きする作業を容易にすることができ、しかも、複数の電線を束ねてテープ巻きする作業を行う場合に、電線に過大な張力が負荷されることによって電線が損傷することを防ぐことができる電線テープ巻き作業台を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電線テープ巻き作業台は、複数の電線を束ねてテープ巻きする作業を支援するため、前記複数の電線のテープ巻き付け区間を含む区間を作業台上に浮揚した状態で保持する電線保持部を前記作業台上に設けた電線テープ巻き作業台において、前記電線保持部は、前記テープ巻き付け区間を含む区間の一端側を固定する固定保持部と、前記テープ巻き付け区間を含む区間の張力の変化に応じて張力を弾性力を利用して調整可能に前記テープ巻き付け区間を含む区間の他端側を保持する張力調整保持部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る電線テープ巻き作業台は、上記の発明において、前記固定保持部が、複数の電線束の各分岐線を束ねた分岐線の束の端部を固定し、前記張力調整保持部が、前記複数の電線束の前記分岐線が分岐する側の該分岐線以外の電線の端部を保持し、前記固定部および前記張力調整保持部によって前記分岐線の束をテープ巻き可能に前記作業台上に保持することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る電線テープ巻き作業台は、上記の発明において、前記複数の電線束の前記分岐線が分岐する部分から前記分岐線が分岐する側とは逆側の端部までの区間を前記電線保持部によって保持した前記分岐線の束から離して保持するように前記作業台上に設けた電線離間保持部を有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る電線テープ巻き作業台は、前記張力調整保持部によって前記複数の電線のテープ巻き付け区間を含む区間の張力を弾性力を利用して調整した状態で前記固定保持部によって前記複数の電線のテープ巻き付け区間を含む区間の一端側の端部を揃えて固定することができるとともに、前記テープ巻き付け区間にテープを巻き付ける作業を行う際、前記テープ巻き付け区間を含む区間の電線に過大な張力が負荷されないように前記張力調整保持部によって弾性力を利用して張力が調整されるので、結果的に、複数の電線の一端側を揃えた状態で複数の電線を束ねてテープ巻きする作業を容易にすることができ、しかも、複数の電線を束ねてテープ巻きする作業を行う場合に、電線に過大な張力が負荷されることによって電線が損傷することを防ぐことができる。
本発明の請求項2に係る電線テープ巻き作業台は、前記固定保持部および前記張力調整保持部によって前記分岐線の束をテープ巻き可能に前記作業台上に保持しているので、前記分岐線の束にテープを巻き付ける作業を行う際、前記テープ巻き付け区間を含む区間の前記分岐線が分岐する部分に過大な張力が負荷されないように前記張力調整保持部によって弾性力を利用して張力が調整されるので、過大な張力が負荷されることによって前記分岐線が分岐する部分が損傷することを防ぐことができる。
本発明の請求項3に係る電線テープ巻き作業台は、前記電線離間保持部が前記複数の電線束の前記分岐線が分岐する部分から前記分岐線が分岐する側とは逆側の端部までの区間を前記電線保持部によって保持した前記分岐線の束から離して保持するので、前記分岐線の束にテープを巻き付ける際に前記電線保持部によって保持する前記テープ巻き付け区間を含む区間以外の電線部分が邪魔にならないため、前記分岐線の束にテープを巻き付ける作業の作業性を向上することができる。
図1は、本発明の実施例に係る電線テープ巻き作業台の斜視図である。 図2は、図1に示した電線テープ巻き作業台の張力調整保持部周辺の斜視図であり、(a)が可動支持部が一対の柱状部を直立状態から僅かに背面側に傾けている状態を示した図であり、(b)が可動支持部が一対の柱状部を固定保持部側に向けて傾けている状態を示した図である。 図3は、図1に示した電線テープ巻き作業台の固定保持部周辺の斜視図である。 図4は、電線テープ巻き作業台によって束ねてテープ巻きする電線について説明するために示したワイヤハーネスの斜視図である。 図5は、(a)が作業者がテープ巻きする前のワイヤハーネスを張力調整保持部に保持する様子を示した図であり、(b)が作業者が複数の分岐線の端部を揃えている様子を示した図である。 図6は、(a)が分岐線の束の端部を固定保持部によって固定する様子を示した図であり、(b)が作業者がワイヤハーネスの分岐線が分岐する側とは逆側の端部を電線保持部によって保持した後、分岐線の束にテープを巻き付へ開始した様子を示した図である。 図7は、(a)が作業者がテープを分岐線の束の途中まで巻き進めた状態を示した図であり、(b)が作業者が電線保持部によって保持していたワイヤハーネスの電線部分をテープ巻き完了した分岐線の束に沿うように配置し、分岐部分周辺をテープ巻きする様子を示した図である。 図8は、作業者が固定保持部による固定を解除した後、張力調整保持部から各ワイヤハーネスを取り外す様子を示した図である。
図1は、本発明の実施例に係る電線テープ巻き作業台1の斜視図である。図2は、図1に示した電線テープ巻き作業台1の張力調整保持部30周辺の斜視図であり、(a)が可動支持部32が一対の柱状部31aを直立状態から僅かに背面側に傾けている状態を示した図であり、(b)が可動支持部32が一対の柱状部31aを固定保持部側に向けて傾けている状態を示した図である。図3は、図1に示した電線テープ巻き作業台1の固定保持部20周辺の斜視図である。図4は、電線テープ巻き作業台1によって束ねてテープ巻きする電線Wについて説明するために示したワイヤハーネスWHの斜視図である。
本発明の実施例に係る電線テープ巻き作業台1は、ワイヤハーネスWHを構成する複数の電線Wを束ねてテープ巻きする作業を支援するためのものである。
まず、電線テープ巻き作業台1を用いてテープ巻きする電線Wについて説明する。
電線Wは、複数本ずつ束ねるようにしてテープ巻きした電線束Wbの状態で、両端に端子Tを設け、一端側の端子TをコネクタハウジングChに嵌め込むことによってコネクタCを設けている。
なお、この実施例では、図4に示すように、電線テープ巻き作業台1を用いてテープ巻きする前の状態のワイヤハーネスWH(以下、単に「テープ巻き前ワイヤハーネス」という。)は、一つのコネクタハウジングChに2本の電線束Wbのそれぞれの電線Wが一端側の端子Tを嵌め込んだ状態になっている。
また、各電線束Wbを構成する複数の電線Wは、コネクタハウジングChに端子Tを介して嵌め込まれる電線Wと分岐した1本の分岐線Wjを有する。この分岐線Wjの端部は、絶縁被覆を剥がして導体が露出した状態になっている。
この実施例では、電線テープ巻き作業台1を用いて2つのワイヤハーネスWHの4つの電線束Wbの各分岐線Wjを束ねるようにテープ巻きする。
次に、電線テープ巻き作業台1について詳細に説明する。
電線テープ巻き作業台1は、複数の電線Wのテープ巻き付け区間を含む区間S(以下、「保持区間」という。)を作業台10上に浮揚した状態で保持する電線保持部11を作業台10上に設けている。
電線保持部11は、保持区間Sの一端側を固定する固定保持部20と、保持区間Sの張力の変化に応じて張力を弾性力を利用して調整可能に保持区間Sの他端側を保持する張力調整保持部30と、を有する。
このような電線テープ巻き作業台1は、電線保持部11と、固定保持部20による電線Wの固定および固定解除を自動で行うため作業者が操作する部分となる操作スイッチ部50と、複数の電線束Wbの分岐線Wjが分岐する部分から分岐線Wjが分岐する側とは逆側の端部までの区間を電線保持部11によって保持した分岐線の束Wbから離して保持するように作業台10上に設けた電線離間保持部40と、を有する。
なお、固定保持部20は、2つのワイヤハーネスWHの各分岐線Wjを束ねた分岐線の束Wjbの端部を固定する。
この固定保持部20は、複数の電線Wの保持区間Sの一端側を挟持する挟持部21と、挟持部21を挟持位置と挟持解除位置とに位置するように駆動する不図示の駆動部と、を有する。
挟持部21は、分岐線の束Wjbの端部を挟持する面を互いに向かい合わせて配置した一対の挟持片21a、21bを有し、一方の挟持片21aを所定位置に固定し、他方の挟持片21bを駆動部によって挟持位置と挟持解除位置とに移動する。
駆動部は、例えば、エアシリンダーによって実現し、操作スイッチ部50に接続することによって、操作スイッチ部50からの出力信号に基づいて挟持部21を駆動するようになっている。
張力調整保持部30は、保持区間Sの他端側を保持する可動側保持部31と、可動側保持部31と固定保持部20との間の距離を変化できるように可動側保持部31を可動可能に支持する可動支持部32と、可動支持部32の後述する支持本体部32aに連結し、支持本体部32aに可動方向の力を弾性的に作用する弾性力作用部33と、支持本体部32aの可動範囲を規制する可動規制部34と、弾性力作用部33および可動規制部34の一部に連結することによって弾性力作用部33および可動規制部34を支持する板バネ型支持部35と、を有する。
この実施例では、2つのワイヤハーネスWHを保持するように2つの張力調整保持部30を作業台10上に並設している。
なお、張力調整保持部30の数は2つに限らず、保持する電線Wの構成に応じて設けるようにすればよい。例えば、上述したワイヤハーネスWHを1つだけ保持する場合、張力調整保持部30の数は1つであってもよい。
可動側保持部31は、電線Wを間に挿通可能、かつ、コネクタハウジングChが挿通されない間隔を隔てて向かい合うように立設した一対の柱状部31a、31aを有する。
各柱状部31aは、外周を滑り難い材質の部材で覆い、かつ、複数のリップ状の凸部が周方向に沿って略等間隔に形成されている。
このような可動側保持部31は、一対の柱状部31a、31aの上端側から一対の柱状部31a、31aの間にコネクタC周辺の複数の電線WをコネクタハウジングChが一対の柱状部31a、31aの固定保持部20に対峙する面の裏側(以下、背面側という。)に位置するように入れ込むことによって、ワイヤハーネスWHの一端側を保持するようになっている。
可動支持部32は、一対の柱状部31a、31aが立設する支持本体部32aと、支持本体部32aを回動可能に軸支する軸支部32bと、を有する。
このような可動支持部32は、一対の柱状部31a、31aを直立状態から僅かに背面側に傾いた位置(図2(a)参照)と、固定保持部20側に向けて傾いた位置(図2(b)参照)との間で回動するように支持している。
なお、2つの張力調整保持部30の各支持本体部32aは、互いの間を橋渡すように連結する連結部36(図2参照)を設けることによって同時に可動するようになっている。
弾性作用部33は、バネ部材であり、この実施例では弾性力の異なる2種類のバネ部材33a、33bを2つ連ねて設けている。この弾性作用部33は、一端側を連結部36に引っ掛け、他端側を板バネ型支持部35に引っ掛けるようになっている。
なお、バネ部材の数、および、種類は所望の弾性力に応じて設定すればよい。
可動規制部34は、結束バンドであり、板バネ型支持部35の上部に形成したバンド挿通孔35aに通して板バネ型支持部35に輪状に結束したバンドの輪の内部に連結部36を挿通するように設けている。
このため、支持本体部32aが固定保持部20側に回動して所定の傾きに達すると、連結部36が可動規制部34の輪の内側に当接することによって、支持本体部32aが固定保持部20側にさらに傾くことを阻止するようになっている。
これにより、支持本体部32aを固定保持部20側に傾け過ぎることによって弾性力作用部33のバネ部材33a、33bが損傷することを防ぐことができる。
なお、可動規制部34は、板バネ型支持部35に結束しているため、板バネ型支持部35によって適当な弾性力が作用されながら連結部36に当接するようになっている。
板バネ型支持部35は、板状の金属部材をL字状に曲げ加工した部材である。この板バネ型支持部35は、屈曲部分を境界として略直交する2片のうち、1片を作業台10上に固定する一方、他片が屈曲部分を固定端として上端部を自由端とするように設けている。
なお、2つの張力調整保持部30は、弾性力作用部33、可動規制部34、および、板バネ型支持部35を共有するものを例示したが、これらを各張力調整保持部30に設けるようにしても構わない。
電線離間保持部40は、U字フォーク状の部材であり、U字状の部分に電線を引っ掛けて保持するようになっている。この電線離間保持部40は、複数の電線束Wbの分岐線Wjが分岐する側とは逆側のワイヤハーネスWHの端部を複数の電線束Wbの分岐線Wjが分岐する側の端部に向けて折り返した状態で保持する。
なお、電線離間保持部40は電線Wを保持することできれば、U字フォーク状の部材に限らず、その他のものであっても構わない。
次に、図5−図8用いて電線テープ巻き作業台1を用いて複数の電線Wを束ねてテープ巻きする作業手順を説明する。
図5は、(a)が作業者がテープ巻きする前のワイヤハーネスWHを張力調整保持部30に保持する様子を示した図であり、(b)が作業者が複数の分岐線Wjの端部を揃えている様子を示した図である。図6は、(a)が分岐線の束Wjbの端部を固定保持部20によって固定する様子を示した図であり、(b)が作業者が2つのテープ巻き前ワイヤハーネスWHの分岐線Wjが分岐する部分から複数の電線束Wbの分岐線Wjが分岐する側とは逆側の端部までの区間を電線離間保持部40によって保持した後、分岐線の束WjbにテープTPを巻き付け開始した様子を示した図である。図7は、(a)が作業者がテープTPを分岐線の束Wjbの途中まで巻き進めた状態を示した図であり、(b)が作業者が電線保持部11によって保持していたワイヤハーネスWHの電線部分をテープ巻き完了した分岐線の束Wjbに沿うように配置し、分岐部分P周辺をテープ巻きする様子を示した図である。図8は、作業者が固定保持部20による固定を解除した後、張力調整保持部30から各ワイヤハーネスWHを取り外す様子を示した図である。
まず、作業者は、2つのテープ巻き前ワイヤハーネスWHを各張力調整保持部30によって保持する(図5(a)参照)。ここで、作業者は、各テープ巻き前ワイヤハーネスWHのコネクタC周辺の複数の電線Wを一対の柱状部31a、31aの上端側から一対の柱状部31a、31aの間にコネクタハウジングChが背面側に位置するように入れ込む。
次に、作業者は、2つのテープ巻き前ワイヤハーネスWHの各電線束Wbから分岐した分岐線Wjを束ねて、複数の分岐線Wjの端部を揃える(図5(a)参照)。
次に、作業者は、分岐線の束Wjbの端部を固定保持部20によって固定する(図6(a)参照)。
ここで、作業者は複数の分岐線Wjの端部を揃えた状態で固定保持部20の一対の挟持片21a、21bの間に分岐線の束Wjbの端部を挿入しつつ、操作スイッチ部50を操作する。
これにより、複数の分岐線Wjが挟持部21よって端部を揃えた状態で固定される。
また、テープ巻き前ワイヤハーネスWHはコネクタC側の端部を張力調整保持部30によって保持されているものの、支持本体部32aが固定保持部20側に傾くように回動することによって、分岐線の束Wjbの端部を固定保持部20に容易に近づけることができる。
このようにして各テープ巻き前ワイヤハーネスWHを各張力調整保持部30および固定保持部20によって作業台10上に保持することによって、保持区間Sが固定保持部20と張力調整保持部30との間で適当な張力を保ちながら保持される。
次に、作業者は、2つのテープ巻き前ワイヤハーネスWHの分岐線Wjが分岐する部分から複数の電線束Wbの分岐線Wjが分岐する側とは逆側の端部までの区間を電線離間保持部40によって保持した後、分岐線の束WjbにテープTPを巻き付ける(図6(b)、7(a)参照)。
この時、テープTPの巻き始めから巻き付け完了するまでの間、作業者が保持区間Sに沿ってテープTPを移動させながら巻き付けるため、テープTPの巻き付け作業による外力が保持区間Sに作用される。
ここで、テープTPの巻き付け作業による過度な外力が保持区間Sの電線Wに負荷され、保持区間Sでの電線Wの張力が増加すると、張力調整保持部30の支持本体部32aが固定保持部20側に傾斜することによって電線Wに負荷される張力が減少し、適当な張力に調整される。
なお、電線離間保持部40によって分岐線Wjが分岐する部分から複数の電線束Wbの分岐線が分岐する側とは逆側の端部までの区間を電線保持部11によって保持した分岐線の束Wjbから離して保持しているので、テープ巻きする部分以外の電線部分がテープ巻き作業の邪魔にならない。
次に、作業者は、電線保持部40によって分岐線の束Wjbから離れるように保持していた2つのワイヤハーネスWHの電線部分をテープ巻き完了した分岐線の束Wjbに沿うように配置し、分岐部分P周辺をテープ巻きする(図7(b)参照)。
最後に、作業者は固定保持部20による固定を解除した後、張力調整保持部30から各ワイヤハーネスを取り外すことによってこの作業を完了する(図8参照)。ここで作業者は、操作スイッチ部50を操作し、挟持部21による分岐線の束Wjbの端部の固定を自動で解除する。
本発明の実施例に係る電線テープ巻き作業台1は、張力調整保持部30によって複数の電線Wの保持区間Sの張力を弾性力を利用して調整した状態で固定保持部20によって複数の電線Wの保持区間Sの一端側の端部を揃えて固定することができるとともに、テープ巻き付け区間にテープを巻き付ける作業を行う際、保持区間Sの電線に過大な張力が負荷されないように張力調整保持部30によって弾性力を利用して張力が調整されるので、結果的に、複数の電線Wの一端側を揃えた状態で複数の電線Wを束ねてテープ巻きする作業を容易にすることができ、しかも、複数の電線を束ねてテープ巻きする作業を行う場合に、電線に過大な張力が負荷されることによって電線が損傷することを防ぐことができる。
また、本発明の実施例に係る電線テープ巻き作業台1は、固定保持部20および張力調整保持部30によって分岐線の束Wjbをテープ巻き可能に作業台10上に保持しているので、分岐線の束WjbにテープTを巻き付ける作業を行う際、保持区間Sの分岐線Wjbが分岐する部分Pに過大な張力が負荷されないように張力調整保持部30によって弾性力を利用して張力が調整されるので、過大な張力が負荷されることによって分岐線Wjbが分岐する部分Pが損傷することを防ぐことができる。
また、本発明の実施例に係る電線テープ巻き作業台1は、電線離間保持部40が複数の電線束Wbの分岐線Wjが分岐する部分Pから分岐線Wjが分岐する側とは逆側の端部までの区間を電線保持部11によって保持した分岐線の束Wjbから離して保持するので、分岐線の束Wjbにテープを巻き付ける際に電線保持部11によって保持する保持区間S以外の電線部分が邪魔にならないため、分岐線の束WjbにテープTを巻き付ける作業の作業性を向上することができる。
なお、この実施例に係る電線テープ巻き作業台1は、複数の電線束Wbから分岐する分岐線Wjを束ねてテープ巻きする作業に用いるものを例示したが、これに限らず、分岐線Wj以外の電線Wの束を束ねてテープ巻きする作業にも用いることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 電線テープ巻き作業台
10 作業台
11 電線保持部
20 固定保持部
21 挟持部
21a、21b 挟持片
30 張力調整保持部
31 可動側保持部
31a 柱状部
32 可動支持部
32a 支持本体部
32b 軸支部
33 弾性力作用部
33a、33b バネ部材
34 可動規制部
35 板バネ型支持部
35a バンド挿通孔
36 連結部
40 電線離間保持部
50 操作スイッチ部
WH ワイヤハーネス
W 電線
Wb 電線束
Wj 分岐線
Wjb 分岐線の束
S 保持区間
P 分岐する部分
T 端子
Ch コネクタハウジング
C コネクタ
TP テープ

Claims (3)

  1. 複数の電線を束ねてテープ巻きする作業を支援するため、前記複数の電線のテープ巻き付け区間を含む区間を作業台上に浮揚した状態で保持する電線保持部を前記作業台上に設けた電線テープ巻き作業台において、
    前記電線保持部は、
    前記テープ巻き付け区間を含む区間の一端側を固定する固定保持部と、
    前記テープ巻き付け区間を含む区間の張力の変化に応じて張力を弾性力を利用して調整可能に前記テープ巻き付け区間を含む区間の他端側を保持する張力調整保持部と、
    を有することを特徴とする電線テープ巻き作業台。
  2. 前記固定保持部は、
    複数の電線束の各分岐線を束ねた分岐線の束の端部を固定し、
    前記張力調整保持部は、
    前記複数の電線束の前記分岐線が分岐する側の該分岐線以外の電線の端部を保持し、
    前記固定保持部および前記張力調整保持部によって前記分岐線の束をテープ巻き可能に前記作業台上に保持することを特徴とする請求項1に記載の電線テープ巻き作業台。
  3. 前記複数の電線束の前記分岐線が分岐する部分から前記分岐線が分岐する側とは逆側の端部までの区間を前記電線保持部によって保持した前記分岐線の束から離して保持するように前記作業台上に設けた電線離間保持部
    を有することを特徴とする請求項2に記載の電線テープ巻き作業台。
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