JP2017174685A - ワイヤハーネスの製造方法、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネスの製造方法、及び、ワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】フラットケーブル部を有していても出来る限り製造効率を向上可能なワイヤハーネスの製造方法、及び、ワイヤハーネス、の提供。【解決手段】電気回路用部品(20)が端部に取り付けられた複数の電線(10)が面状に配列されたフラットケーブル部(100)を備えたワイヤハーネスの製造方法であって、電気回路用部品(20)を複数の電線(10)の端部に取り付ける取付工程と、電気回路用部品(20)が取り付けられた複数の電線(10)を面状に配列する配列工程と、配列された複数の電線を一対のシート材(30,40)によって挟むと共に、一対のシート材を互いに接合して複数の電線(10)を保持することにより、フラットケーブル部(100)を形成する保持工程と、を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、ワイヤハーネスの製造方法、及び、ワイヤハーネスに関する。
従来から、面状に配列した複数の金属線(導体心線)を樹脂等を用いて封止することによってフラットケーブルを製造する方法が提案されている。例えば、従来のフラットケーブルの製造方法の一つ(以下「従来製法」という。)は、接着剤が塗布された一対のフィルムによって複数の金属線を挟み込んだ後、それらフィルムを加熱圧着することにより、フラットケーブルを製造するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平9−115346号公報
ところで、車両等に用いられるワイヤハーネスを構成する電線の一部として、上述したフラットケーブルが用いられる場合がある。例えば、自動車の天井部(ルーフ)のように電線を配索可能な空間が狭い(薄い)部位を通過する電線として、フラットケーブルが用いられる場合がある。
しかし、従来製法によって製造されたフラットケーブルを実際にワイヤハーネスに適用するためには、フラットケーブルに封止されている金属線に電気回路用部品(端子およびコネクタ等)を取り付ける必要がある。具体的には、例えば、フラットケーブルの端部のフィルム及び接着剤を金属線から剥離した後、露出した金属線の各々に端子等を取り付ける工程が必要となる。更に、配索場所ごとに必要な電線の長さが異なる場合、例えば、端子等を金属線に取り付ける前に、露出した金属線の長さを配索場所ごとに整える(不要な部分を切断して除去する等の)工程も必要となる。
このように、フラットケーブルをワイヤハーネスに適用する際(即ち、フラットケーブル部をワイヤハーネスに設ける際)、フラットケーブルに端子等を取り付ける処理(以下「端末加工処理」という。)等に起因し、ワイヤハーネスの製造工程が煩雑となる場合がある。換言すると、フラットケーブル部を有するワイヤハーネスは、一般に、その製造工程の煩雑さ等に起因し、その製造効率を高め難い。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フラットケーブル部を有していても出来る限り製造効率を向上可能なワイヤハーネスの製造方法、及び、ワイヤハーネス、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る「ワイヤハーネスの製造方法」は、下記(1)及び(2)を特徴としている。
(1)
電気回路用部品が端部に取り付けられた複数の電線が面状に配列されたフラットケーブル部を備えたワイヤハーネスの製造方法であって、
前記電気回路用部品を前記複数の電線の端部に取り付ける取付工程と、
前記電気回路用部品が取り付けられた前記複数の電線を面状に配列する配列工程と、
配列された前記複数の電線を一対のシート材によって挟むと共に、前記一対のシート材を互いに接合して前記複数の電線を保持することにより、前記フラットケーブル部を形成する保持工程と、
を備えたワイヤハーネスの製造方法であること。
(2)
上記(1)に記載のワイヤハーネスの製造方法において、
前記保持工程にて、
前記複数の電線の各々に沿った位置において前記一対のシート材を互いに接合することにより、前記一対のシートの間に前記複数の電線の各々に対応する複数の収容空間を形成すると共に、前記複数の収容空間の各々に前記複数の電線の各々を軸線方向に相対移動可能に収容する、
ワイヤハーネスの製造方法であること。
上記(1)の構成のワイヤハーネスの製造方法によれば、従来製法によって製造されたフラットケーブルを用いてフラットケーブル部を形成する場合とは異なり、あらかじめ電気回路用部品(端子及びコネクタ等)を端部に取り付けた複数の電線を、一対のシート材によって挟んで保持することにより、フラットケーブル部が形成される。別の言い方をすると、従来製法によるフラットケーブルのような特別な電線ではなく、ワイヤハーネスを製造する際に用いられる通常の電線(端部に電気回路用部品が取り付けられた電線)を用いて、フラットケーブル部を形成できる。よって、従来製法によるフラットケーブルを用いる場合に比べ、上述した端末加工処理を省略可能である分だけ、ワイヤハーネスの製造効率を向上できる。従って、本構成のワイヤハーネスの製造方法は、ワイヤハーネスがフラットケーブル部を有していても出来る限り製造効率を向上させることが可能である。
上記(2)の構成のワイヤハーネスの製造方法によれば、フラットケーブル部において、一対のシート材の間に形成された収容空間内に、電線が軸線方向に相対移動可能に(摺動可能に)収容される。これにより、従来製法によるフラットケーブルのようにシート材に電線が相対移動不能に封止(固定)されている場合に比べ、フラットケーブル部の剛性が低くなるため、フラットケーブル部をより容易に変形(湾曲など)させられる。その結果、例えば、本構成の製造方法によって製造されたワイヤハーネスを自動車等に配索する際の作業性を向上できる。
更に、前述した目的を達成するために、本発明に係る「ワイヤハーネス」は、下記(3)及び(4)を特徴としている。
(3)
電気回路用部品が端部に取り付けられた複数の電線が面状に配列されたフラットケーブル部を備えたワイヤハーネスであって、
前記複数の電線の各々は、
導体心線が絶縁体によって覆われた絶縁線心を有する電線であり、
前記フラットケーブル部は、
面状に配列された前記複数の電線と、前記複数の電線を挟んで保持した状態で互いに接合された一対のシート材と、を有する、
ワイヤハーネスであること。
(4)
上記(3)に記載のワイヤハーネスにおいて、
前記フラットケーブル部にて、
前記複数の電線の各々に沿った位置にて前記一対のシート材が互いに接合されて前記一対のシートの間に前記複数の電線の各々に対応する複数の収容空間が形成されていると共に、前記複数の収容空間の各々に前記複数の電線の各々が軸線方向に相対移動可能に収容されている、
ワイヤハーネスであること。
上記(3)に記載のワイヤハーネスによれば、従来製法によって製造されたフラットケーブルを用いたフラットケーブル部とは異なり、複数の電線の各々が(単なる金属線(導体心線)ではなく)導体心線が絶縁体によって覆われた絶縁線心を有する電線であり、更にそれら電線が一対のシート材に挟まれて保持されている。別の言い方をすると、従来製法によるフラットケーブルのような特別な電線ではなく、ワイヤハーネスを製造する際に用いられる通常の電線(端部に電気回路用部品が取り付けられた電線)を用いて、フラットケーブル部が形成されている。よって、従来製法によるフラットケーブルを用いる場合に比べ、上述した端末加工処理を省略可能である分だけ、ワイヤハーネスの製造効率を向上できる。従って、本構成のワイヤハーネスは、ワイヤハーネスがフラットケーブル部を有していても出来る限り製造効率を向上させることが可能である。
上記(4)の構成のワイヤハーネスによれば、フラットケーブル部において、一対のシート材の間に形成された収容空間内に、電線が軸線方向に相対移動可能に(摺動可能に)収容されている。これにより、従来製法によるフラットケーブルのようにシート材に電線が相対移動不能に封止(固定)されている場合に比べ、フラットケーブル部の剛性が低くなるため、フラットケーブル部をより容易に変形(湾曲など)させられる。その結果、例えば、本構成のワイヤハーネスを自動車等に配索する際の作業性を向上できる。
本発明によれば、フラットケーブル部を有していても出来る限り製造効率を向上可能なワイヤハーネスの製造方法、及び、ワイヤハーネス、を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るワイヤハーネスのフラットケーブル部の概略斜視図である。 図2は、図1に示したフラットケーブル部を構成する複数の電線の端部にコネクタが取付けられた状態を示す概略図である。 図3は、図2に示したA−A断面の一部拡大図である。 図4は、端子が取り付けられる前の電線の一例を示す概略図である。 図5は、端子が取り付けられた後の電線の一例を示す概略図である。 図6は、面状に配列された複数の電線を一対のシート材によって挟んだ状態(シート材の接合前)の一例を示す概略図である。 図7は、図6に示したB−B断面を示す概略図である。 図8は、図6に示したB−B断面の一部拡大図である。 図9は、電線保持具の使用状態の一例を示す概略図である。 図10は、溶着機によって一対のシート材の所定箇所を溶着する様子の一例を示す概略図である。 図11は、図10に示したC−C断面を示す概略図である。 図12は、図1に示すワイヤハーネスのフラットケーブル部を段差がある面上に載置した状態の一例を示す概略図である。 図13は、図1に示すワイヤハーネスのフラットケーブル部を曲面上に載置した状態の一例を示す概略図である。 図14は、図1に示すワイヤハーネスのフラットケーブル部がその軸線周りに捻られた状態の一例を示す概略図である。 図15は、一対のシート材の間に形成された複数の収容空間のうちの1つに電線が収容されていない変形例を示す概略図である。 図16は、図15における電線が収容されていない収容空間に対応する部分にスリットが形成された変形例を示す概略図である。 図17は、フラットケーブル部に線径が異なる複数の電線が保持された変形例を示す概略図である。 図18は、図17に示したD−D断面の一部拡大図である。 図19は、複数の電線の一部が他部から分岐した形態を備えた変形例を示す概略図である。 図20は、フラットケーブル部がワイヤハーネスの複数箇所に設けられた変形例を示す概略図であり、図20(a)はワイヤハーネスの概略図を示し、図20(b)はワイヤハーネスの所定箇所にフラットケーブル部を形成するための手法を示す説明図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、フラットケーブル部100を備えた本実施形態に係るワイヤハーネス、及び、そのワイヤハーネスの製造方法について説明する。フラットケーブル部100は、ワイヤハーネスの末端部に設けられてもよく、末端部以外の部分に設けられても良く、その設置位置は特に制限されない。以下では、便宜上、フラットケーブル部100がワイヤハーネスの末端部に設けられた例について説明する。
図1に示すように、フラットケーブル部100は、面状に(所定の同一平面上に)配列された複数の電線10と、複数の電線10の端部に取り付けられた電気回路用部品20(端子21)と、複数の電線10を挟んで保持した状態で互いに接合された一対のシート材(下シート材30及び上シート材40)と、を備えている。本例において、一対のシート材30,40の端部(図1の手前側の端部)から延びる複数の電線10の長さは略同一であり、一対のシート材30,40は長方形の形状を有している。
端子21は、複数の電線10の各々の端部に取り付けられている(例えば、圧着されている)。なお、電気回路用部品20として、図2に示すように、複数の電線10の各々に取り付けられた端子21を収容するコネクタ22が設けられてもよい。
複数の電線10は、図1,2に示すように、同一平面上において、互いに平行に且つ軸線方向(図中のx軸方向)において直線状に延びると共に、配列方向(図中のy軸方向)において所定のピッチP(図3を参照。)にて等間隔に配列されている。
更に、複数の電線10の各々は、図3に示すように、導体心線11(金属線)と、導体心線11の周囲を覆う絶縁体12と、を有する絶縁線心である。複数の電線10は、略同一の線径を有している。なお、本例では、複数の電線10の各々が一つの絶縁線心のみを有する電線(単芯電線)であるが、複数の電線10の各々が複数の絶縁線心が絶縁体(シース等)で一括して覆われた電線(多芯電線)であってもよい。
一対のシート材30,40は、軟質の樹脂によって構成されている。一対のシート材30,40の各々は、例えば、ロール状に巻かれた状態にて保管可能となっている。一対のシート材30,40のそれぞれの材質は、異なってもよいが、後述する接合(溶着)の観点からは同一であることが好ましい。
図1〜図3に示すように、一対のシート材30,40における、隣接する電線10の間の部分、及び、複数の電線10のうち配列方向(y軸方向)の両端部に位置するそれぞれの電線10の端側の部分のみが、軸線方向(x軸方向)に沿って互いに接合されている(図3の接合箇所Aを参照)。換言すると、複数の電線10の各々に沿った位置において、一対のシート材30,40が互いに接合されている。
このように一対のシート材30,40が接合されることにより、一対のシート材30,40の間に、複数の電線10の各々に対応する複数の収容空間Sが形成される。複数の収容空間Sは、軸線方向(x軸方向)に沿って延びている。複数の電線10の各々は、対応する収容空間S内にて、軸線方向(x軸方向)に相対移動可能に(摺動可能に)保持されている。上述した接合の具体的な手法は特に制限されず、例えば、一対のシート材30,40は、溶着されることによって接合されてもよく、接着剤を用いて接合されてもよい。
次いで、上述したフラットケーブル部100を備えたワイヤハーネスの製造方法について説明する。
まず、複数の電線10の端部に電気回路用部品20(端子21及びコネクタ22等)を取り付ける。具体的には、図4に示すように、電線10の端部の絶縁体12を除去し、電線10の端部に端子21を取り付けるために必要な長さだけ導体心線11を露出させる。次いで、図5に示すように、電線10の端部の導体心線11に、端子21を取り付ける。端子21の取り付けは、加締めによる圧着などの周知の手法を用いて行われる。更に、このように端子21が取り付けられた複数の電線10が、図2に示すように、コネクタ22に収容される。
次いで、図6に示すように、端子21及びコネクタ22が取り付けられた複数の電線10が作業台50において面状(所定の同一平面上)に配列された後、それら複数の電線10が一対のシート材30,40によって挟まれる。
具体的には、まず、フラットケーブル部100を形成する目標位置に作業台50を配置する。作業台50の上面には、図7に示すように、フラットケーブル部100の軸線方向(x軸方向)に延びる凸部と凹部とが、配列方向(y軸方向)に交互に形成されている。作業台50の上面の凹凸形状は、複数の電線10が収容空間S内に収容された状態(図3を参照。)における下シート材30の下面の凹凸形状と一致するように、設計されている。なお、作業台50の上面は必ずしも凹凸形状を有する必要はなく、平坦な形状を有してもよい。
次いで、ロール状に巻かれた下シート材30を必要な分だけ引き出し、作業台50の上面に載置する。下シート材30は、軟質の樹脂にとって構成されているため、図7に示すように作業台50の上面の凹凸形状に沿うように変形する。換言すると、作業台50の上面と下シート材30との間に空隙が存在しないように、下シート材30が変形(湾曲)する。
次いで、下シート材30の上面の凹部の各々に複数の電線10の各々が入るように、複数の電線10を下シート材30の上に載置する。これにより、複数の電線10が、同一平面上において互いに平行に且つ軸線方向(x軸方向)において直線状に延びると共に、配列方向(y軸方向)において等間隔(図3のピッチP)に並ぶように、配列される。
次いで、ロール状に巻かれた上シート材40を必要な分だけ引き出し、複数の電線10が載置された下シート材30の上に重ねるように載置する。これにより、図6〜図8に示すように、複数の電線10が一対のシート材30,40によって挟まれる。
なお、本例では、作業台50の上に下シート材30を載置した後、その下シート材30の上に複数の電線10を載置している。しかし、複数の電線10を作業台50の上面から離れた位置に浮かせた状態にて保持する治具などを用い、先に複数の電線10を配列させた後、下シート材30及び上シート材40によって複数の電線10を上下から挟んでもよい。
更に、上述したように複数の電線10を載置する際、図9に示すように、電線保持具60を用いて、複数の電線10の端部における配列方向(y軸方向)の電線10間の間隔を保持してもよい。電線保持具60は、配列方向(y軸方向)に沿って形成され且つ上方に向けて櫛歯状に突出する複数の保持突起61を有している。電線保持具60は、隣接する2つの保持突起61に挟まれた空間に電線10を収容することにより、電線10の間隔(例えば、図3に示すピッチP)を保持するようになっている。
次いで、図10及び図11に示すように、溶着機70によって一対のシート材30,40を接合(溶着)する。
具体的には、溶着機70は、図10に示すように、配列方向(y軸方向)に沿って形成され且つ下方(作業台50の上面)に向けて櫛歯状に突出する複数の溶着端子71を有している。溶着端子71は、熱溶着および超音波溶着などの周知の溶着手法により、一対のシート材30,40を溶着可能であるように構成されている。本例において、複数の溶着端子71は、図示しない制御装置により、複数の電線10の軸線方向に沿って(図10の手前側から奥側に向けて)一体的に移動するようになっている。なお、溶着機70は、直交ロボット及び水平多関節ロボット等を用いることにより、複数の溶着端子71を個別に独立して移動可能に構成されてもよい。
溶着機70は、図11に示すように、複数の溶着端子71の配列方向(y軸方向)における位置が、一対のシート材30,40における溶着(予定の)位置と一致するように、調整される。具体的には、複数の溶着端子71の配列方向(y軸方向)における位置は、隣接する電線10の間の位置、及び、複数の電線10のうち配列方向(y軸方向)の両端部に位置するそれぞれの電線10の端側の位置に一致するように、調整される。
このように複数の溶着端子71の配列方向(y軸方向)における位置が調整された状態にて、複数の電線10の端部側(図10における手前側)の位置において、複数の溶着端子71によって上シート材40を下シート材30に向けて押圧し、その押圧箇所において一対のシート材30,40を互いに接触させる。その後、溶着端子71によって一対のシート材30,40を溶着させながら、溶着機70を複数の電線10の他端側(図10における奥側)に向けて軸線方向(x軸方向)に沿って所定速度で必要な距離だけ移動させる(図10における白色矢印を参照。)。
これにより、複数の溶着端子71によって押圧された箇所の軌跡に相当する位置において、一対のシート材30,40が互いに溶着される。一対のシート材30,40は、連続的に溶着されてもよく、所定間隔を空けながらスポット状に溶着されてもよい。その結果、複数の電線10の各々に沿った位置(隣接する電線10間の部分、及び、複数の電線10のうち配列方向(y軸方向)の端部に位置する電線10の端側の部分)において、一対のシート材30,40が溶着される。この溶着により、一対のシート材30,40の間に、軸線方向(x軸方向)に沿った複数の収容空間Sが形成される(図3を参照。)。更に、この収容空間Sの形成と同時に、複数の電線10の各々が対応する収容空間Sの内側に軸線方向(x軸方向)に相対移動可能に保持される。即ち、フラットケーブル部100を備えたワイヤハーネス(図1,2を参照。)が製造される。
以上に説明したように、本実施形態に係るワイヤハーネスの製造方法は、従来製法によって製造されたフラットケーブルを用いてフラットケーブル部を形成する場合とは異なり、あらかじめ電気回路用部品20(端子21及びコネクタ22等)を端部に取り付けた複数の電線10を、一対のシート材30,40によって挟んで保持することにより、フラットケーブル部100が形成される。別の言い方をすると、従来製法によるフラットケーブルのような特別な電線ではなく、ワイヤハーネスを製造する際に用いられる通常の電線10(端部に電気回路用部品20が取り付けられた電線10)を用いて、フラットケーブル部100を形成できる。よって、従来製法によるフラットケーブルを用いる場合に比べ、端末加工処理が不要である分だけ、ワイヤハーネスの製造効率を向上できる。従って、本実施形態のワイヤハーネスの製造方法は、ワイヤハーネスがフラットケーブル部100を有していても出来る限り製造効率を向上させることが可能である。
更に、一対のシート材30,40が軟質の樹脂等によって構成されているため、図12に示すように、フラットケーブル部100を段差がある面上に載置した場合、その段差形状に沿ってフラットケーブル部100を容易に変形させることが可能である。同様に、図13に示すように、フラットケーブル部100を曲面上に載置した場合、その曲面形状に沿ってフラットケーブル部100を容易に変形させることも可能である。
加えて、フラットケーブル部100において、一対のシート材30,40の間に形成された収容空間S内に、電線10が軸線方向(x軸方向)に相対移動可能に収容(保持)される。これにより、従来製法によるフラットケーブルのようにシート材に電線が相対移動不能に封止(固定)されている場合に比べ、フラットケーブル部100の剛性が低くなるため、フラットケーブル部100をより容易に変形(湾曲など)させられる。例えば、図14に示すように、フラットケーブル部100を捻るように変形(湾曲)させることも可能である。その結果、例えば、本実施形態の製造方法によって製造されたワイヤハーネスを自動車等に配索する際の作業性を向上できる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、一対のシート材30,40の間に形成された全ての収容空間Sに電線10が収容されている。しかし、図15に示すように、複数の収容空間Sのうちの一部分(図15のシート中央部80に対応する部分)に電線10が収容されないようにフラットケーブル部100を形成すると共に、図16に示すように、その一部分(シート中央部80)にスリット81を形成してもよい。これにより、スリット81を挟んで複数の電線10を分岐させられる。
更に、上記実施形態では、線径が同一の複数の電線10が用いられ、一対のシート材30,40の端部(例えば、図1の手前側の端部)から延びる複数の電線10の長さは略同一となっている。しかし、図17に示すように、線径が異なる複数の電線10A,10Bを保持するようにフラットケーブル部100を形成し、一対のシート材30,40の端部から延びる複数の電線10の長さを異なる長さ(例えば、電線10の配索場所ごとに異なる長さ)にしてもよい。図17に示す例では、電線10Bの線径が、電線10Aの線径より大きい。なお、この場合、電線10Aの間のピッチPAと、電線10Bの間のピッチPBと、を図18に示すように同一にしてもよく、それらを相違させてもよい。また、複数の電線10が一対のシート材30,40に対して相対位置可能に保持されていれば、複数の電線10のうちの所望の電線を所望の長さだけ容易に引き出し、一対のシート材30,40の端部から延びる複数の電線10の長さを調整できる。
更に、上記実施形態では、フラットケーブル部100を構成する複数の電線10は、全て互いに平行に配列されている。しかし、図19に示すように、複数の電線10の一部が他部とは異なる向きに延びるように、複数の電線10が配列されてもよい。この場合、例えば、直交ロボット及び水平多関節ロボット等を用いて溶着端子71を電線10の各々に沿って移動させることにより、複数の電線10がこのように配列された状態のまま、一対のシート材30,40を接合(溶着)できる。
更に、上記実施形態では、フラットケーブル部100がワイヤハーネスの一の末端部に設けられた例が説明されている。しかし、図20(a)に示すように、ワイヤハーネスWH上の複数箇所に複数のフラットケーブル部(本例では、3つのフラットケーブル部100A,100B、100C)が設けられてもよい。
具体的には、図20(a)において、ワイヤハーネスWHは、電線束91、コネクタ92〜95、及び、グロメット等の中間部材96を含んでいる。このワイヤハーネスWHの電線束91の分岐先の一つに直線状のフラットケーブル部100Aが形成され、フラットケーブル部100Aから延びる電線にコネクタ22Aが取り付けられている。一方、ワイヤハーネスWHの電線束91の分岐先の他の一つに湾曲したフラットケーブル部100Bが形成され、フラットケーブル部100Bから延びる電線にコネクタ22Bが取り付けられている。このように、フラットケーブル部は、ワイヤハーネスWHの形状(電線の配索形状)に応じ、直線状に形成されても湾曲するように形成されてもよい。
更に、ワイヤハーネスWHの電線束91の分岐先の更に他の一つにフラットケーブル部100Cが形成されている。フラットケーブル部100Cは、フラットケーブル部100A,100Bとは異なり、分岐した電線束91の端部には形成されず、分岐した電線束91の中間部に形成されている。このように、フラットケーブル部は、必ずしもワイヤハーネスWHの端部にのみ形成されるわけではなく、必要に応じ、ワイヤハーネスWHの任意の位置に形成されてもよい。
なお、ワイヤハーネスWHにフラットケーブル部を形成する手法として、例えば、図20(b)に示すように、電線束91の外装部を剥がして複数の電線10を露出させ、図9に示す電線保持具60を用いて電線10の形を整えた後、図10に示すように電線10を挟み込みながら一対のシート材を接合する手法が挙げられる。本手法によれば、ワイヤハーネスWHの任意の位置にフラットケーブル部を形成できる。
更に、上記実施形態では、一対のシート材30,40の特定の部分(隣接する電線10の間の位置など)のみが互いに接合(溶着)されている。しかし、接着剤等を利用し、一対のシート材30,40の全領域が互いに接合(接着)されてもよい。この場合、複数の電線10が一対のシート材30,40に対して相対移動不能となるが、従来製法に比べてワイヤハーネスの製造効率を向上させることは可能である
ここで、上述した本発明に係るワイヤハーネスの製造方法およびワイヤハーネスの実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(4)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
電気回路用部品(20)が端部に取り付けられた複数の電線(10)が面状に配列されたフラットケーブル部(100)を備えたワイヤハーネスの製造方法であって、
前記電気回路用部品(20)を前記複数の電線(10)の端部に取り付ける取付工程と、
前記電気回路用部品(20)が取り付けられた前記複数の電線(10)を面状に配列する配列工程と、
配列された前記複数の電線を一対のシート材(30,40)によって挟むと共に、前記一対のシート材を互いに接合して前記複数の電線(10)を保持することにより、前記フラットケーブル部(100)を形成する保持工程と、
を備えたワイヤハーネスの製造方法。
(2)
上記(1)に記載のワイヤハーネスの製造方法において、
前記保持工程にて、
前記複数の電線(10)の各々に沿った位置にて前記一対のシート材(30,40)を互いに接合することにより、前記一対のシートの間に前記複数の電線の各々に対応する複数の収容空間(S)を形成すると共に、前記複数の収容空間(S)の各々に前記複数の電線(10)の各々を軸線方向(x軸方向)に相対移動可能に収容する、
ワイヤハーネスの製造方法。
(3)
電気回路用部品(20)が端部に取り付けられた複数の電線(10)が面状に配列されたフラットケーブル部(100)を備えたワイヤハーネスであって、
前記複数の電線(10)の各々は、
導体心線(11)が絶縁体(12)によって覆われた絶縁線心を有する電線であり、
前記フラットケーブル部(100)は、
面状に配列された前記複数の電線(10)と、前記複数の電線を挟んで保持した状態にて互いに接合された一対のシート材(30,40)と、を有する、
ワイヤハーネス。
(4)
上記(3)に記載のワイヤハーネスにおいて、
前記フラットケーブル部(100)にて、
前記複数の電線(10)の各々に沿った位置にて前記一対のシート材(30,40)が互いに接合されて前記一対のシートの間に前記複数の電線(10)の各々に対応する複数の収容空間(S)が形成されていると共に、前記複数の収容空間(S)の各々に前記複数の電線(10)の各々が軸線方向(x軸方向)に相対移動可能に収容されている、
ワイヤハーネス。
10 電線
11 導体心線(金属線)
12 絶縁体
20 電気回路用部品
21 端子
22 コネクタ
30 下シート材
40 上シート材
70 溶着機
100 フラットケーブル部

Claims (4)

  1. 電気回路用部品が端部に取り付けられた複数の電線が面状に配列されたフラットケーブル部を備えたワイヤハーネスの製造方法であって、
    前記電気回路用部品を前記複数の電線の端部に取り付ける取付工程と、
    前記電気回路用部品が取り付けられた前記複数の電線を面状に配列する配列工程と、
    配列された前記複数の電線を一対のシート材によって挟むと共に、前記一対のシート材を互いに接合して前記複数の電線を保持することにより、前記フラットケーブル部を形成する保持工程と、
    を備えたワイヤハーネスの製造方法。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスの製造方法において、
    前記保持工程にて、
    前記複数の電線の各々に沿った位置において前記一対のシート材を互いに接合することにより、前記一対のシートの間に前記複数の電線の各々に対応する複数の収容空間を形成すると共に、前記複数の収容空間の各々に前記複数の電線の各々を軸線方向に相対移動可能に収容する、
    ワイヤハーネスの製造方法。
  3. 電気回路用部品が端部に取り付けられた複数の電線が面状に配列されたフラットケーブル部を備えたワイヤハーネスであって、
    前記複数の電線の各々は、
    導体心線が絶縁体によって覆われた絶縁線心を有する電線であり、
    前記フラットケーブル部は、
    面状に配列された前記複数の電線と、前記複数の電線を挟んで保持した状態で互いに接合された一対のシート材と、を有する、
    ワイヤハーネス。
  4. 請求項3に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記フラットケーブル部にて、
    前記複数の電線の各々に沿った位置にて前記一対のシート材が互いに接合されて前記一対のシートの間に前記複数の電線の各々に対応する複数の収容空間が形成されていると共に、前記複数の収容空間の各々に前記複数の電線の各々が軸線方向に相対移動可能に収容されている、
    ワイヤハーネス。
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