JP2016224253A - 定着装置 - Google Patents
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Description
(1)画像形成装置
本実施例に係る画像形成装置について説明する。図1は本実施例にて用いた画像形成装置Pを示したもので、記録材Sの搬送経路3と、この搬送経路3に対して略鉛直方向へ略直線状に配列された4つの画像形成ステーション3Y、3M、3C、3Kと、を備えている。4つの画像形成ステーション3Y、3M、3C、3Kのうち、3Yはイエロー(以下Yと略記)色の画像を形成する画像形成ステーションである。3Mはマゼンタ(以下Mと略記)色の画像を形成する画像形成ステーションである。3Cはシアン(以下Cと略記)色の画像を形成する画像形成ステーションである。3Kはブラック(以下Kと略記)色の画像を形成する画像形成ステーションである。
定着装置について説明する。以下の説明において、定着装置及びこれを構成する部材に関し、長手方向とは記録材の面において記録材搬送方向と直交する方向である。また、短手方向とは記録材の面において記録材搬送方向と平行な方向である。幅とは短手方向の寸法である。記録材に関し、長手幅とは記録材の面において記録材搬送方向と直交する方向の寸法である。図2は本実施例に係る定着装置F1の断面構成を模式的に表す図である。図3は本実施例に係る定着装置F1の長手概略構成を模式的に表す図である。図4は本実施例に係る定着装置F1に用いられるセラミックヒータ15の概略構成を模式的に表す断面図である。図5はセラミックヒータ15と通電制御系とを表す説明図である。 本実施例に示す定着装置F1は、外部加熱方式の定着装置である。定着装置F1は、定着ローラ30と、加熱ユニット10と、バックアップ部材としての加圧ユニット50と、を有している。定着ローラ30は、鉄、SUS、アルミニウム等の金属材料で形成された芯金30Aを有している。そしてこの芯金30Aの外側にシリコーンゴムなどを主成分とする弾性層30Bが形成され、この弾性層30Bの外側にPTFE、PFA又はFEPなどを主成分とする離型層30Cが形成されている。
ィラーの形状はどのような形状のものであっても良い。
本実施例における画像形成装置および定着装置F1で、非通紙部昇温に対する効果を確認する実験を行った。ニップ部形成部材53の高熱伝導部53Aの長手方向の幅を216mmから232mmまで、4mm間隔で変えた装置1から装置5を用意し、実験1に使用した。ニップ部形成部材53の中央部に、高熱伝導部53Aを備え、両端部には、低熱伝導部53Bを継ぎ足して、長手方向の長さが合計232mmであるニップ部形成部材53と、長手方向の全域(232mm)が高熱伝導部53Aであるニップ部形成部材と、を用いている。ニップ部形成部材53の厚みは1.0mm、短手幅9.0mmである。高熱伝導部53Aは、アルミニウムA1000製で、熱伝導率は200W/mKである。低熱伝導部53Bは、PPS樹脂製で、熱伝導率0.2W/mKである。定着ローラ30は、断熱弾性層30Dの熱伝導率0.15W/mK、高熱伝導弾性層30Eの熱伝導率1.5W/mK、外径φ20mm、長手幅は226mmである。ヒータ15は、基板15Aがアルミナ製で、熱伝導率25W/mK、短手幅7.0mm、厚み1.0mmである。発熱抵抗体15Bの長さを224mmとした。発熱抵抗体15B、定着ローラ30、高熱伝導部53Aは記録材Sの搬送基準に対して左右で対称形状になるように構成されている。実験を行った定着装置F1の各部材の長手幅を、表1に示す。
加熱ユニット10、加圧ユニット50、定着ローラ30は、装置フレームの側板71へ支持されている。各部材端部から側板71へ熱が逃げる為、各部材端部の温度は、中央部に比べて低下しやすい。加圧ユニット50内に高熱伝導部材53Aを設けることによる定着装置の長手方向の端部における定着性へ影響を確認した。実験1と同様の画像形成装置で、定着装置の長手方向の端部の定着性を確認した。装置1〜3は、実施例としての画像形成装置である。装置4、5は、比較例としての画像形成装置である。実験には、一般的なLBP印刷用紙、坪量75g/m2、LTR(幅216mm縦279mm)サイズ紙を用いた。定着性の評価画像は、マゼンタトナー印字量50%のハーフトーン全面画像を記録材端部からの余白設定を5mmで形成した。トナー画像域の幅は206mmである。定着装置の長手方向の端部の定着性が悪化しやすい条件として、10枚連続でプリントし、定着装置が暖まった後に、5分間待機した後、1枚プリントした画像で評価した。プリント後、待機し、再度プリントする間欠プリント時に、定着装置の長手方向の端部の温度が低下しやすく、定着性が不足しやすい。定着装置F1が加熱定着動作を行い、待機状態に入ると、加熱定着動作時に温度が上昇した各部材の温度が低下し始める。その際、長手方向に関し各部材の端部の方が中央部よりも温度が下がりやすいため、各部材の中央部と端部との間で温度差が生じる。この温度差が大きい状態でプリントを行うと、定着装置中央部に比べて、端部の定着性が低下する。
(1)本実施の形態の詳細説明
本実施例が適用される画像形成装置の基本構成は、実施例1のものと同じであるため、実施例1のものと同一もしくは相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
定着装置F1の長手方向の端部は中央部よりも装置の外部に近く放熱量が多いので温度が低下しやすく記録材の端部における定着性が悪化する場合がある。長手方向に関し記録材の搬送基準又は発熱抵抗体15Bの中央に対して、定着装置F1の側板71などの位置が非対称であると、端部における熱の逃げる量も両端部で異なる。一方の端部の定着性が他方の端部よりも悪化しやすくなり、定着不良や光沢ムラが発生する場合がある。尚、ここで言う記録材の搬送基準は、記録材を装置で搬送するときに記録材の幅方向の中央を合わせる基準位置である。
本実施例にて用いた画像形成装置および定着装置F1で、定着装置の長手方向の端部の定着性を確認した。実験を行った定着装置F1の各部材の長手方向の記録材Sの搬送基準からの距離を、表2に示す。
Claims (8)
- ローラと、
筒状の第1のフィルムと、基板と前記基板の上に形成された発熱抵抗体とを有し前記第1のフィルムの内面に接触し前記ローラと共に前記第1のフィルムを介して圧接部を形成するヒータと、を有する加熱ユニットと、
筒状の第2のフィルムと、前記第2のフィルムの内面に接触し前記ローラと共に前記第2のフィルムを介してニップ部を形成するニップ部形成部材と、を有する加圧ユニットと、
を備え、前記ニップ部でトナー像が形成された記録材を搬送しながら加熱して前記トナー像を記録材に定着する定着装置において、
前記ニップ部形成部材は前記第2のフィルムよりも熱伝導率が高く、前記ローラの母線方向において前記熱伝導部材の端部は、前記発熱抵抗体の端部と同じ位置もしくは前記発熱抵抗体の端部よりも外側にあることを特徴とする定着装置。 - 前記ニップ部形成部材の熱伝導率は、前記基板の熱伝導率よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記第2のフィルムは樹脂で形成され、前記ニップ部形成部材は、金属で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
- 前記ローラは、芯金と、前記芯金の外側に形成された弾性層と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記母線方向において、前記ニップ部形成部材の端部は、前記弾性層の端部よりも外側にあることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
- 前記母線方向において、前記発熱抵抗体の端部は、前記弾性層の端部よりも内側にあることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
- 前記弾性層は、第1のゴム層と、前記第1のゴム層の外側に形成され前記第1のゴム層よりも熱伝導率の高い第2のゴム層と、を有することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記母線方向において、前記ローラの一端を支持する第1の支持部と、前記ローラの他端を支持する第2の支持部と、を有し、
前記ニップ部における記録材の搬送基準から前記第1の支持部までの距離は、前記搬送基準から前記第2の支持部までの距離よりも長く、
前記搬送基準から前記ニップ部形成部材の前記第1の支持部に近い側の端部までの距離は、前記搬送基準から前記ニップ部形成部材の前記第2の支持部に近い側の端部までの距離よりも長いことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置。
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