JP2016223831A - X線装置および構造物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】X線装置1は、電子線をターゲット102上で移動させてX線を被測定物に向けて出射させる移動部と、ターゲットと被測定物との間に設けられ、ターゲットから出射したX線を被測定物へ集光する集光部材11と、を備える。集光部材の集光能力により決まる画像上で解像できる距離に応じて、ターゲット上での電子線の移動量を決定し、X線を被測定物に向けて走査してX線の透過画像を得る。
【選択図】図1
Description
請求項15に記載のX線装置は、載置面上に載置された被測定物へ向けてX線を照射するX線源と、被測定物を透過したX線を検出する検出器と、X線源と検出器との間に設けられ、X線のうちの一部を通過させる開口を有する遮光部材と、遮光部材と被測定物との間における載置面に沿った位置関係を相対的に変更させる変更部とを備える。
請求項16に記載の構造物の製造方法は、構造物の形状に関する設計情報を作成し、設計情報に基づいて構造物を作成し、作成された構造物の形状を、請求項1乃至15の何れか一項に記載のX線装置を用いて計測して形状情報を取得し、取得された形状情報と設計情報とを比較する。
図面を参照しながら、第1の実施の形態によるX線装置について説明する。本実施の形態においては、X線装置は、得られる透過像を拡大して検出することが可能である。本実施形態においては、拡大して検出可能であることから、X線顕微鏡と呼ぶ。また、被測定物のX線の照射位置を移動することができることから、走査型のX線顕微鏡と呼ぶ。本実施形態において、被測定物は、電子基板、回路基板などの工業用製品に使用される。例えば、電気基板において、半田接続される部分においてその半田の接触の良否を、得られる透過X線像から判断するために用いられる。また、本実施形態において、被測定物は、工業用製品に限られず、植物や生物などでも構わない。
図1は、第1の実施の形態の走査型X線顕微鏡1の要部構成を模式的に示すブロック図である。走査型X線顕微鏡1は、X線源10と、集光部材11と、X線検出器12と、ステージ13と、制御装置14と、支持部材15と、チャンバ部材Cとを備える。X線源10は、制御装置14による制御に応じて、ステージ13上に載置された被測定物Sへ向けてX線を出射する。X線源10は、例えば最大エネルギー約5keV〜約10keVのX線を出射することができる。
なお、X線源10が出射するX線の範囲はこれに限られず、X線源10は、例えば約50eVの超軟X線、約0.1〜2keVの軟X線、約2〜20keVのX線および約20〜100keVの硬X線の少なくとも1つを放射することができる。また、更に、X線源10は、例えば1〜10MeVのX線を放射しても構わない。
なお、ターゲット102の形状は平面板に限られず、図1においてXY平面の位置によらずZ軸方向の距離を変えても構わない。また、ターゲット102の外形は矩形であるが、矩形に限らず、例えば円形でも構わない。
なお、本実施の形態においては、支持部材15は、X線源10のボディに取り付けられているが、取り付け位置はこれに限られない。X線源10と集光部材11とが独立してチャンバ部材Cに接続されても構わない。また、例えば、図1において、XY平面に仕切り部材を設け、さらにその仕切り部材をチャンバ部材Cと接続させ、その仕切り部材により集光部材11を支持しても構わない。即ち、X線源10と集光部材11とは別々に支持されていても構わない。勿論、集光部材11が後述するステージ13に取り付けられても構わない。
なお、X線検出器12は、入射するX線のエネルギーを光エネルギーに変換することなく電気エネルギーに変換し、電気信号として出力してもよい。また、X線検出器12は、シンチレータ部と光電子増倍管と受光部とがそれぞれ複数の画素として分割された構造を有し、それらの画素が次元的に配列されたものであっても良い。この場合、走査領域を走査された出射点のそれぞれから出射したX線は、X線源10から出射され、被測定物Sの微小な範囲を通過したX線の強度を複数の画素の何れかにて検出することができる。また、X線検出器12は、ラインセンサによって構成されても良い。また、X線検出器12として、光電子増倍管を設けずに、シンチレータ部が受光部(光電変換部)の上に直接形成された構造であってもよい。
なお、本実施形態においては、回転双曲面1111と回転楕円面1112から構成される反射面を用いたが、これに限られない。回転楕円面1112のみで構成されている反射面が1種類のミラーでも構わない。例えば、回転楕円面1112のみを用い、その楕円面の焦点位置が2種類以上の形状の面で形成されていても構わない。ここで面の種類とは、例えば、その面を規定する関数の数で決まる。また、本実施形態においては、回転対称であり、回転対称軸Z1を中心に円状に反射面が形成されているが、回転対称軸Z1を中心に複数回の対称形状となる形状でも構わない。例えば、6回対称形状でも構わない。
集光部材11は、回転対称軸Z1を共通とする内径の異なる複数の回転対称部材111を備え、回転対称軸Z1から離れる程、隣り合う回転対称部材111の間隔が大きくなるので、集光部材11に入射するX線を取り込む立体角を大きくすることができる。
まず、樹脂により筒状部材を形成する。この筒状部材の外側面形状は回転双曲面1111と回転楕円面1112で構成されて、回転対称部材111aの内側面形状に相当する形状となるように形成される。この筒状部材の外側面から、十分な長さを有する金属棒を、筒状の部材の軸と直交するように貫通させ固定する。次に、上記筒状部材の外側面に、上述した金や、モリブデンや、タングステン等のX線を反射させる材料により1層目の金属膜を形成する。次に、1層目の金属膜の外側面に、樹脂によりいて、その外側面形状が回転対称部材111bの内側面形状に相当する形状となるような筒状部材を形成する。この筒状の部材の外側面に2層目の金属膜を形成する。以下、同様にして、樹脂により筒状部材を形成し、その外側面に金属膜を形成することで、3層目および4層目の金属膜を形成する。次に、4層目の金属膜よりも外部に突出する金属棒を切断する。有機溶剤に浸漬することで樹脂を溶出させることにより樹脂の部分を除去する。このようにして、1層目〜4層目の金属膜がそれぞれ回転対称部材111a、111b、111c、111dを形成し、金属棒が連結部112を形成する上述した集光レンズ11が作製される。なお、上記の作製方法は一例であり、上述した形状を有する集光レンズ11を作製可能となるあらゆる方法を用いることができる。例えば、樹脂等の成形体に回転対称部材111a、111b、111c、111dに対応する形状の溝を加工し、その溝にX線を反射させる物質を真空プロセス等により形成し、その後、成形体を溶剤に浸漬するか、あるいは、加熱する等により除去しても良い。
制御装置14のX線制御部141は、X線源10に電力を供給してフィラメント101から電子線を放出させ、走査部103および収束部104により電子線をターゲット102上の所定の位置に収束させ、ターゲット102に衝突させる。X線制御部141は、走査部103に供給する電力を制御することにより、電子線をターゲット102上の走査範囲内の所定の方向に所定の移動量にて走査させる。なお、上述したように、生成される被測定物Sの再構成画像の倍率は、X線が被測定物Sを走査する際の移動量、即ち電子線がターゲット102の走査範囲内を走査する際の移動量に依存する。従って、電子線の移動量は、例えばユーザが操作部(不図示)等を用いて設定した画像の倍率に基づいて、X線制御部141が電子線の移動量を算出し、算出した移動量に応じた電力を走査部103に供給する。
(1)走査部103は電子線をターゲット102上で走査すなわち移動させることにより、X線を被測定物Sに向けて走査すなわち移動して出射させる。集光部材11は、ターゲット102と被測定物Sとの間に設けられ、ターゲット102から出射したX線を被測定物Sへ集光する。従って、集光部材11と被測定物Sとの相対位置を、X線源10の内部のターゲット102に照射する電子線の照射位置を移動し、位置を変えることで、X線が被測定物Sに照射される位置を変えることができる。すなわち、本実施形態では被測定物SのX線の照射位置を変更したい場合には、X線源10のターゲット102上の電子線の照射位置を変更することで達成することができる。また、電子線の照射位置を変更する場合には、例えば、X線源10のターゲット102のX線の照射位置を固定し、X線源10を移動させて被測定物Sの照射位置を移動させる場合に比べて、電気的に走査部103を制御し、被測定物SのX線の照射位置を変えるために、高速で移動することが可能となる。これにより、被測定物Sの測定時間を短縮することができる。また、本実施形態においては、被測定物Sの照射位置を微小量移動させるために被測定物Sのみを移動させる際に、被測定物Sを保持したステージ13を微小量移動させる場合に対して、ターゲット102上での電子線の照射位置を微小量移動させるため、ステージ13の微小量を移動させる駆動機構を設ける必要がない。また、被測定物Sを微小移動させる場合には、その移動に伴い、移動に伴う被測定物Sの振動の影響および、微小移動機構からの被測定物Sへの熱の伝導により、被測定物Sの姿勢、載置位置および被測定物Sの変質もしくは被測定物の変形などの被測定物の載置条件が変化してしまう可能性がある。本実施形態では、被測定物S上でのX線の照射位置の微小移動を、ターゲット102上での電子線の照射位置を微小移動させることで達成することが可能となる。また、本実施形態において、X線源10と被測定物との間に集光部材10を設けた。これにより、被測定物SとX線源10とが離れて配置されたために、X線源10から発生する熱の被測定物Sへの伝導を抑制することができる。被測定物Sへの熱の伝導は、結果として、例えば、被測定物Sにタンパク質が含まれる場合には、タンパク質の変質が引き起こされる。また、被測定物Sへの熱の伝導は、結果として、例えば、被測定物Sに金属など熱により収縮する物質が含まれる場合には、その物質が収縮する。これにより、被測定物Sの測定不良を引き起こす可能性がある。
本実施の形態において、得られる画像は集光部材11の集光能力によっても決まる。例えば、集光部材11の集光能力により、得られる画像における2点を分離して解像できる能力が決まる。集光能力は、例えば、集光部材11に入射するX線の波長や、集光部材11の開口数によって決まる。そこで、本実施の形態においては、解像できる距離に応じて、X線源10におけるターゲット102上での電子線の移動量を決定しても構わない。すなわち、解像できる距離よりも電子線を短い距離の間隔で所定時間の間で移動させ、画像を取得しても、解像できる距離以上にX線の画像を取得することが難しい。したがって、少なくとも、解像できる距離に相当する電子線の移動量を決め、決定された移動量で移動させることが望ましい。勿論、X線源10におけるターゲット102上での電子線の位置を移動させるときの可能な移動の間隔の距離に応じて、集光部材11を選択しても構わない。
また、本実施の形態において、X線が被測定物Sに照射される位置を変更するために、集光部材11もしくは被測定物Sを移動させるための駆動機構を用いていない。駆動機構を用いる場合には、その駆動機構の精度に依存して、得られる画像の分解能が決まってしまう。本実施の形態では、そのような駆動機構とは異なり、アライナである走査部103を用いるために、電子線をより精度よく移動させることができる。勿論、集光部材11もしくは被測定物Sを駆動させる機構を設け、その駆動機構を用いた場合の精度よりも高い精度が必要な場合のために、本実施の形態の走査部103を用いる電子線移動機構をさらに設けて、それらを併用しても構わない。
(1)走査型X線顕微鏡1が備える集光部材11は回転対称部材111により構成されるものに限定されない。例えば、図4に模式的に示すように、集光部材11としてカセグレン形状のミラーを用いてX線源10からのX線の一部を被測定物Sに向けて反射させても良い。
なお、上述の実施形態においては、X線源10と集光部材11とが固定されて配置されているが、少なくとも一方に駆動機構を設けて、X線源10と集光部材11の中心軸との位置調整を行えるようにしても構わない。例えば、集光部材11に位置調整機構を設け、集光部材11の光軸方向を変更できるようにしても構わない。この場合に、常に同じ姿勢になるように調整しても構わないし、X線検出器12に届く光量に基づき、常に最大光量となるように、集光部材の姿勢を調整しても構わない。
なお、上述の実施形態では、ステージ13は固定されていたが、駆動させても構わない。例えば、電子線の移動に伴い被測定物でのX線の照射可能な領域よりも、被測定物Sの測定領域が広い場合には、被測定物SでのX線の照射領域を変えるために、被測定物Sが載置されたステージ13を移動させる必要がある。この場合には、被測定物Sのステージ13による移動距離に対して、電子線の照射移動に伴うX線の照射位置の移動距離は短い。すなわち、電子線の照射領域の微小量移動で測定可能な領域よりも、大きい移動量でステージ13を移動することが可能となる。勿論、被測定物Sをステージ13に支持して移動させながら、電子線の照射位置を移動させて、被測定物SでのX線の照射位置を移動させても構わない。
図面を参照しながら第2の実施の形態による走査型X線顕微鏡について説明する。
図6は、第2の実施の形態の走査型X線顕微鏡2の要部構成を模式的に示すブロック図である。走査型X線顕微鏡2は、X線源20と、X線検出器21と、ステージ23と、制御装置24と、遮光部25と、移動部26とを備える。X線源20は、制御装置24による制御に応じて、ステージ23上に載置された被測定物Sへ向けてX線を出射する。第2の実施の形態におけるX線源20も、例えば最大エネルギー約5keV〜約10keVのX線を出射することができる。なお、第2の実施の形態の走査型X線顕微鏡2も、第1の実施の形態の場合と同様に、X線源20から発生するX線が外部空間に漏洩しないように囲まれた、鉛等で形成されたチャンバ部材Cを有している。チャンバ部材Cは、ベース部材Bを介して、工場の床面等の支持面Dと接触している。なお、本実施の形態においても、ベース部材Bを用いずにチャンバ部材Cと支持面Dとを接触させて支持しても良い。
遮光部25は、X線源20とX線検出器21との間に設けられ、X線のうちの一部を通過させる開口251を有する。移動部26は、遮光部25と被測定物Sとの間におけるステージ23に沿った位置関係を相対的に移動させる。従って、例えば特定の単波長のX線を集光させる部材を用いて被測定物Sに集光させる場合と比較して、広い範囲の波長域のX線を用いて測定を行うことができる。
(1)遮光部25を、X線源20被測定物Sとの間に配置するものに代えて、遮光部25をステージ23とX線検出器21との間に配置しても良い。即ち、X線検出器21は、被測定物Sを透過した透過X線のうち遮光部25のピンホール251を通過した透過X線のみを検出するようにしても良い。
図面を参照して、本発明の実施の形態による構造物製造システムを説明する。本実施の形態の構造物製造システムは、たとえば自動車のドア部分、エンジン部分、ギア部分および回路基板を備える電子部品等の成型品を作成する。
ステップS111では、設計装置610はユーザによって構造物の設計を行う際に用いられ、設計処理により構造物の形状に関する設計情報を作成し記憶してステップS112へ進む。なお、設計装置610で作成された設計情報のみに限定されず、既に設計情報がある場合には、その設計情報を入力することで、設計情報を取得するものについても本発明の一態様に含まれる。ステップS112では、成形装置620は成形処理により、設計情報に基づいて構造物を作成、成形してステップS113へ進む。ステップS113においては、走査型X線顕微鏡100は測定処理を行って、構造物の形状を計測し、形状情報を出力してステップS114へ進む。
(1)構造物製造システム600の走査型X線顕微鏡100は、設計装置610の設計処理に基づいて成形装置620により作成された構造物の形状情報を取得する測定処理を行い、制御システム630の検査部632は、測定処理にて取得された形状情報と設計処理にて作成された設計情報とを比較する検査処理を行う。従って、構造物の欠陥の検査や構造物の内部の情報を非破壊検査によって取得し、構造物が設計情報の通りに作成された良品であるか否かを判定できるので、構造物の品質管理に寄与する。
(3)上述の実施形態では、被測定物SでのX線の照射位置を移動させて、被測定物Sを透過したX線を検出していたが、検出するX線はこれに限られない。例えば、蛍光X線、回折X線など検出しても構わない。勿論、複数種類のX線を検出しても構わない。例えば、蛍光X線スペクトルを検出しつつ、その透過X線像を検出し、そのX線の照射位置情報を取得することで、そのX線の照射位置のX線の透過像データと蛍光X線スペクトルから算出される材料の組成情報とを比較して検討することが可能となる。また、被測定物Sを透過したX線を検出する場合に、被測定物Sに照射する角度を変え、複数の透過X線像を検出し、再構成像を形成しても構わない。例えば、被測定物Sを回転させつつ被測定物SにX線を照射することにより得られた複数のX線像を検出する。その検出される複数の透過X線像を用いて被測定物Sを再構成し、これにより被測定物Sの内部構造の三次元データ(三次元構造)を生成する。被測定物Sの断層画像の再構成方法としては、例えば、逆投影法、フィルタ補正逆投影法、逐次近似法が挙げられる。逆投影法及びフィルタ補正逆投影法に関しては、例えば、米国特許出願公開第2002/0154728号明細書に記載されている。また、逐次近似法に関しては、例えば、米国特許出願公開第2010/0220908号明細書に記載されている。
12、21…X線検出器、13、23…ステージ、14、24…制御装置、
15…支持部材、19…遮蔽板、25…遮光部、26…駆動部、
101、201…フィラメント、102、202…ターゲット、103走査部、
111…回転対称部材、112…連結部、141、241…X線制御部、
142、242…画像生成部、251…ピンホール
600…構造物製造システム、610…設計装置、620…成形装置、
630…制御システム、632…検査部、640…リペア装置
Claims (18)
- 電子線をターゲット上で移動させてX線を被測定物に向けて出射させる移動部と、
前記ターゲットと前記被測定物との間に設けられ、前記ターゲットから出射したX線を前記被測定物へ集光する集光部材と、を備えるX線装置。 - 請求項1に記載のX線装置において、
前記集光部材は、前記出射されたX線の少なくとも一部を反射して前記被測定物へ向けて集光する反射面を備えるX線装置。 - 請求項2に記載のX線装置において、
前記集光部材の前記反射面は、筒状の回転対称部材により構成され、前記X線の前記反射面に対する斜入射成分を反射するX線装置。 - 請求項3に記載のX線装置において、
前記集光部材は、径が異なる複数の前記回転対称部材を有し、前記複数の回転対称部材はそれぞれ共通の回転対称軸を有するX線装置。 - 請求項4に記載のX線装置において、
前記複数の回転対称部材は、前記共通の回転対称軸と直交する面において、前記共通の回転対称軸から離れる程、隣り合う前記反射面の間隔が大きくなるX線装置。 - 請求項4または5に記載のX線装置において、
前記回転対称部材は、前記電子線が前記ターゲット上で移動された際の移動領域の中心から出射するX線の光軸と前記回転対称軸とが一致するX線装置。 - 請求項4乃至6の何れか一項に記載のX線装置において、
前記回転対称部材は、構造体の内壁側に前記反射面を有するX線装置。 - 請求項4乃至7の何れか一項に記載のX線装置において、
前記集光部材は、互いに隣り合う前記回転対称部材を連結する連結部材を有し、前記連結部材は、前記複数の回転対称部材のそれぞれを固定するX線装置。 - 請求項3乃至8の何れか一項に記載のX線装置において、
前記回転対称部材は、回転双曲面と回転楕円面とを有するウォルターミラーによって構成されるX線装置。 - 請求項6に記載に記載のX線装置において、
前記X線の光軸と前記回転対称部材の前記回転対称軸とを一致させて前記回転対称部材を支持する支持部を有するX線装置。 - 請求項1乃至10の何れか一項に記載のX線装置において、
前記出射されたX線のうち前記集光部材の外部に進行するX線を遮蔽する遮蔽板を備えるX線装置。 - 請求項10に従属する請求項11に記載のX線装置において、
前記支持部の一部が前記遮蔽板を形成するX線装置。 - 請求項1乃至12の何れか一項に記載のX線装置において、
前記X線が前記被測定物上を移動されて前記被測定物の異なる位置を透過した透過X線を検出するごとに検出信号を出力する検出器と、
前記検出信号を用いて前記被測定物の透過像データを生成する生成部とをさらに備えるX線装置。 - 請求項1乃至13の何れか一項に記載のX線装置において、
前記集光部材の倍率は1よりも大きいX線装置。 - 載置面上に載置された被測定物へ向けてX線を照射するX線源と、
前記被測定物を透過したX線を検出する検出器と、
前記X線源と前記検出器との間に設けられ、前記X線のうちの一部を通過させる開口を有する遮光部材と、
前記遮光部材と前記被測定物との間における前記載置面に沿った位置関係を相対的に変更させる変更部とを備えるX線装置。 - 構造物の形状に関する設計情報を作成し、
前記設計情報に基づいて前記構造物を作成し、
作成された前記構造物の形状を、請求項1乃至15の何れか一項に記載のX線装置を用いて計測して形状情報を取得し、
前記取得された前記形状情報と前記設計情報とを比較する構造物の製造方法。 - 請求項16に記載の構造物の製造方法において、
前記形状情報と前記設計情報との比較結果に基づいて実行され、前記構造物の再加工を行う構造物の製造方法。 - 請求項17に記載の構造物の製造方法において、
前記構造物の再加工は、前記設計情報に基づいて前記構造物の作成を再度行う構造物の製造方法。
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