JP2009515152A - X線断層合成用の装置 - Google Patents

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Abstract

X線断層合成用の本発明による装置(36)は、荷電粒子がターゲット(42)に衝突した場合に、検査すべき試料(2)を貫通照射するX線を放射するターゲット(42)に、荷電粒子の粒子線を向けるための手段を備える。本発明によれば、ターゲット(42)は、少なくとも1つの支持要素(46)を備え、この少なくとも1つの支持要素には、支持要素(46)をそれぞれ部分的にのみ覆う互いに離間した複数のターゲット要素(48〜54)が配置されている。本発明によれば、粒子線がターゲット要素(48〜54)に衝突するように偏向可能である偏向手段がさらに設けられている。

Description

本発明は、請求項1の前段に記載の種類のX線断層合成用の装置に関する。
このような装置は、一般に知られており、例えば、電子構成部分、平面構造群またはプリント基板を検査するために使用される。
X線断層撮影法またはX線断層合成法は、原理的に、検査すべき物体に対するX線源のX線の相対移動を必要とする。X線断層撮影法またはX線断層合成法の技術的詳細は、例えば独国特許出願公開第10308529A1号明細書によって当業者に一般に知られており、したがって、本明細書においては詳細に説明しない。
独国特許出願公開第10308529A1号明細書によって、検査すべき物体を貫通照射して走査するX線を発生させるためのX線源を有するX線管と、検査すべき物体用のホルダとを備えるX線断層合成用の装置が知られている。公知の装置は、検査すべき物体を貫通照射した後にX線を検出するためのX線検出器をさらに備える。公知の装置において、検査すべき物体は、検査中に前記装置のホルダに固定保持されており、一方、断層撮影法または断層合成法を行うために、X線管もX線検出器も、物体に対して移動される。同様の装置が、欧州特許出願公開第0683389A1号明細書、独国特許出願公開第10142159A1号明細書、独国特許出願公開第10242610A1号明細書、独国特許出願公開第19951793A1号明細書、独国特許出願公開第10317384A1号明細書および独国特許出願公開第10309887A1号明細書によっても知られている。
この公知の装置の不都合は、必要な移動に基づいて、X線源もX線検出器も、検査すべき物体に対して大きな程度に移動させなければならず、このことにより、著しい機械的費用が生じ、したがって、公知の装置が、製造時に費用がかかって高価になるということにある。この不都合は、一方ではX線源の移動に、他方では検出器の移動に関連する高精度の十分な画質を実現する程度の移動を同期して行わなければならないことによってさらに大きくなる。
上記装置の別形態では、可動のX線検出器の代わりに、複数の固定式X線検出器を使用することが既に提案されている。しかし、それに対応する装置では、X線管の移動がさらに必要であるので、原則として、上記不都合がなおさらに存在する。
さらに、X線源が固定配置されており、また検査すべき物体とX線検出器とが移動されるX線断層撮影またはX線断層合成用の装置が既に提案されている。この公知の装置においても、大きな程度の移動を必要とするという原理的な不都合が存在する。
独国特許出願公開第19604802A1号明細書によって、X線源とX線検出器とが固定配置されており、一方、検査すべき物体用のホルダが検査中に移動されるX線断層合成用の装置が知られている。同様の装置が、DE19723074号明細書、米国特許第6,748,046B2号明細書、独国特許出願公表第3790388T1号明細書および独国特許出願公開第10238579A1号明細書によっても知られている。
さらに、例えば独国特許出願公開第10338742A1号明細書によって、X線断層合成用の装置が知られており、このX線断層合成用の装置において、X線管の内部で可動のX線源を有する固定式X線管と、検査すべき物体用の固定式ホルダと、固定式X線検出器とが使用され、この場合、必要な空間解像度を実現するために、可動のミラーシステムが使用され、この可動のミラーシステムは、X線のそれぞれの位置に応じて、検査すべき物体を貫通照射した後に、X線をX線検出器に向ける。同様の装置が、国際公開第89/04477号パンフレットによっても知られている。
これらの装置においても、高精度でさらに大きな程度の移動を必要とするという不都合がある。さらに、必要なミラーシステムにより、著しい機械的費用が生じ、公知の装置の製造が高価になる。
独国特許出願公開第10308529A1号明細書 欧州特許出願公開第0683389A1号明細書 独国特許出願公開第10142159A1号明細書 独国特許出願公開第10242610A1号明細書 独国特許出願公開第19951793A1号明細書 独国特許出願公開第10317384A1号明細書 独国特許出願公開第10309887A1号明細書 独国特許出願公開第19604802A1号明細書 DE19723074号明細書 米国特許第6,748,046B2号明細書 独国特許出願公表第3790388T1号明細書 独国特許出願公開第10238579A1号明細書 独国特許出願公開第10338742A1号明細書 国際公開第89/04477号パンフレット
本発明の課題は、簡単に、したがって安価に製造可能であり、それと同時に、X線画像の高い画質を可能にするX線断層合成用の装置を提供することである。
この課題は、請求項1に記載の教示によって解決される。
本発明による教示の基本概念は、X線源にまたは粒子線に発生した粒子源を移動させることを必要とすることなく、荷電粒子の粒子線がターゲットに衝突した場合にX線が発生される焦点箇所の移動を実現することである。
本発明によれば、この基本概念は、支持要素をそれぞれ部分的にのみ覆う互いに離間した複数のターゲット要素が配置されている支持材料からなる少なくとも1つの支持要素を備えるターゲットによって実現される。
本発明によれば、支持材料とターゲット材料は異なる材料である。この場合、ターゲット材料は、所望の波長のまたは所望の波長域内のX線の放射に関連して選択されており、一方、支持材料は、その熱伝導性とそのX線に関する高い透明性とに関連して選択されている。本発明によれば、X線の方向に対して垂直の支持要素の断面は、この方向のターゲット要素の断面よりも大きく規定されており、この結果、ターゲット要素は、支持要素の表面の1つのみの部分を覆う。さらに、支持材料は、より低い密度と、高い熱伝導性と、好ましくは、ドープによって向上した一定の導電性とを有し、一方、ターゲット材料は、高密度材料、例えばタングステンである。
衝突する電子は、ターゲット材料内で非常に短い距離で減速され、この場合、好ましくは、短波X線が発生する。低密度の支持材料内において、その支持材料に入ってくる電子は、非常に長い距離で減速され、この結果、より長波のX線が発生し、より長波のこのX線を、適切なフィルタによって遮断できる。これにより、本発明によれば、焦点箇所の形状、大きさおよび位置が、それぞれのターゲット要素の形状、大きさおよび位置によって規定されることになる。
本発明によれば、所望の波長のまたは所望の波長域内のX線は、それぞれ照射されたターゲット要素内にのみ発生され、これにより、当該ターゲット要素はX線管の焦点箇所を規定するので、X線管の作動時に、電子線がターゲットの全面を常に照射している限り、焦点箇所の形状および大きさは、電子線の断面に依存せず、それぞれのターゲット要素の断面のみに依存する。
すなわち、支持要素内にもX線が発生する。しかし、このX線は、ターゲット要素内に発生された有用なX線として、他の波長を有するかまたは他の波長域内にあるので、前記X線を簡単にフィルタ処理して出力することができる。
このことに基づいて、本発明によれば、本発明による装置の焦点箇所をほとんど任意で小さく形成でき、この場合、マイクロ構造またはナノ構造としてのターゲット要素を形成するために用いることができるマイクロ構造化法によってのみ、境界が設定されている。
焦点箇所の形状、大きさおよび位置は、ターゲット要素の形状、大きさおよび位置によってのみ規定されているので、本発明による装置では、公知の装置においてX線管の焦点箇所の形状、大きさおよび位置を規定する電子線の形状、大きさおよび位置を安定させるために従来の装置には必要な構造的に高価なステップが省略される。したがって、本発明による教示により、それぞれの焦点箇所の形状、大きさおよび位置において、非常に少ない費用でX線断層合成装置の構造の安定性を向上させることが可能になり、それに関連して、図示されている方法を用いた場合に、特に高い画質を可能にする。
それぞれの要件に応じて、電子が照射された場合に所望の波長のまたは所望の波長域内のX線を放射する材料をターゲット材料として使用できる。
粒子線、例えば電子線が照射された場合、それぞれのターゲット要素はX線源として作用する。本発明によれば、ターゲットが、X線源として各々が機能できる互いに離間した複数のターゲット要素を備えることによって、本発明による装置は、空間的に互いに離間しており、これによって、異なる角度に基づいた試料の貫通照射を可能にする可能な複数のX線源を備える。
ターゲット要素の1つをX線源として作用できるようにするために、このターゲット要素に粒子線を照射することのみが必要であり、この結果、このターゲット要素は、X線を放射する。このために、本発明によれば、粒子線がターゲット要素に衝突するように偏向可能である偏向手段が設けられている。したがって、対応する偏向によって、粒子線をそれぞれ所望のターゲット要素に選択的に向けることが可能であり、このターゲット要素は、荷電粒子が衝突した場合にX線を放射し、これにより、X線源として作用する。したがって、粒子線によって、異なるターゲット要素を時間的に連続して照射することにより、試料を貫通照射する際に、X線源の時間的に連続して異なる位置、すなわち、異なる貫通照射角が可能になる。
例えば、適切なコイルまたはコイル装置によって、粒子線の偏向を行うことができるので、本発明によれば、X線源またはその部分の移動を必要とすることなく、試料に対するX線源の位置の変更が可能になる。
したがって、試料を貫通照射する際におけるX線源の位置の、すなわち、貫通照射角の変更には、特に移動を必要としないので、このような変更は、ほとんど時間遅延なしに行うことができる。このようにして、従来の装置よりも極めて超高速で、本発明による装置によって試料を検査できる。このようにして、試料の検査時のサイクル時間が短縮されているので、試料の検査は、時間を節約して、したがって安価に行われている。
本発明による装置のさらなる利点は、原則として、質量を有する構成要素の機械的移動なしで済むということにある。このようにして、本発明による装置の構造は、特に簡単に、したがって、安価で頑丈に形成されている。
ターゲット要素の形状、大きさおよび部分は、それぞれの要件に応じて広範囲にわたって選択可能である。ターゲット要素は、例えば、マイクロ構造化法によって支持要素に形成されているマイクロ構造またはナノ構造であることができる。例えば、マイクロ構造化法として、蒸着法、例えば、追加の3次元ナノリソグラフィまたはイオン線パターを用いることができ、それと同時に、転写法、例えば、電子リソグラフィまたはエッチング法も用いることができる。このような方法は、当業者に一般に知られており、したがって、本明細書においては詳細に説明しない。
本発明によれば、例えば特に、支持要素の表面に、ターゲット要素を形成できる。しかし、必要なそれぞれの要件に応じて、荷電粒子がターゲット要素に到達し、この結果、このターゲット要素がX線を放射することが保証されている限り、ターゲット要素を支持要素に埋め込むこともできる。
例えば特に、本発明によれば、荷電粒子の粒子線を発生させるための粒子源と、検査すべき試料用のホルダと、試料を貫通照射した後にX線を検出するための検出器とを互いに固定配置できる。それに対応して構成された本発明による装置では、上記方法において、試料を貫通照射する際に、上記構成要素の移動を必要とすることなく、異なる貫通照射角を実現可能である。貫通照射角の変化速度は時間間隔のみに依存しているので、その時間間隔内で、粒子線をターゲット要素から他のターゲット要素に偏向させることができ、またこのような偏向が時間的にほとんど時間遅延なしに可能であり、本発明による装置では、貫通照射角をほとんど時間遅延なしに変化させることができる。このことにより、上記方法において、試料の検査時に、特に高い速度が可能になる。
構造群を互いに固定配置する際に、本発明によれば、異なる貫通照射角を実現するために、これらの構造群の互いの移動が不要であることが理解される。これに関連して、本発明によれば、ターゲットの面が、試料の最大で検査すべき面よりも少なくとも大きい前記ターゲットが使用されることが有効である。さらに、これに関連して、試料を貫通照射した後にX線を検出するための検出器として、X線画像検出器の入力画像面が、試料の最大で検査すべき面よりも大きい前記X線画像検出器が使用されると有効である。
しかし、所望するそれぞれの要件に応じて、本発明によれば、粒子源と試料用のホルダと検出器とを互いに移動させるように配置することも可能である。しかし、本発明によれば、試料を貫通照射して検査している間に、この構造群を互いに移動させることが不要である。
検出器によって記録されたX線画像の評価は、例えば、コンピュータ断層撮影法、特に、コンピュータ平面断層撮影法と、画像処理法とによって行うことができる。このような方法は、一般に知られており、したがって、本明細書においては詳細に説明しない。
非円形の焦点箇所の場合、本発明によれば、焦点面またはフォーカス面の焦点箇所の最大の広さが直径であると理解される。
熱伝導率の数値は室温に関連している。
有効であることに、偏向手段は、少なくとも1つのコイルまたはコイル装置および/または少なくとも1つの静電気偏向装置を備える。それに対応するコイルまたはコイル装置あるいは偏向装置では、粒子線は、ほとんど時間遅延なしに、ターゲット要素に衝突するように偏向可能である。
本発明による教示の有利な発展形態は、粒子線を発生させるための粒子源が、少なくとも試料の検査中に、試料を貫通照射した後にX線を検出するための検出器に対して固定配置されていることを意図する。本発明によれば、粒子源と検出器との間における相対移動は不要であるので、このようにして、特により簡単な、したがって安価で頑丈な構造が得られる。検査する際に、本発明によれば、異なる貫通照射角を用いて、複数のX線画像が時間的に直接的に連続して記録されることが理解される。
本発明による教示の他の有利な発展形態は、検査すべき試料用のホルダが、少なくとも試料の検査中に、粒子源および/または検出器に対して固定配置されていることを意図する。特に、上記実施形態を組み合わせることによって、粒子源と試料用のホルダと検出器とが互いに固定配置されている特により簡単な、したがって安価で頑丈な構造が得られる。
本発明によれば、大きな面のターゲットが使用された場合、電子線の強制的に大きな偏向角が必要となり、それと同時に、必要な電子光学システムの電子線の焦点合わせおよび偏向のために、大きなフォーカス長さ(焦点距離)が必要となる。このことにより、焦点箇所の形状および寸法の歪みが生じ、これによって、X線画像品質の低下をもたらすことがある。高い画質を保証するために、これによって、特に、ますます小型化される試料の、例えば多層プリント基板の検査を可能にするために、本発明による教示の非常に有利な発展形態は、ターゲットの平面図のターゲット要素が、本質的に同一の輪郭を有することを意図する。本発明によれば、X線が、ターゲット要素のみにまたはほぼターゲット要素のみに発生され、これによって、X線管の焦点箇所の形状および大きさが、X線をそれぞれ放射するターゲット要素の形状および大きさによって規定されているので、この実施形態では、電子線の断面の形状および寸法に関する歪みは、焦点箇所の形状および大きさに影響を与えない。したがって、ターゲット要素のそれぞれが、粒子線によって照射されることに関係なく、焦点箇所は、ターゲット要素の同一の輪郭に基づいて、常に、同一の大きさおよび寸法を有する。このようにして、本発明による装置によって記録されたX線画像の画質が本質的に向上している。
ターゲット要素の形状および大きさは、それぞれの要件に応じて広範囲にわたって選択可能である。本発明による教示の有利な発展形態は、ターゲットの平面図のターゲット要素が本質的に円形に限定されていることを意図する。このようにして、X線光学の観点において、特に好ましい比率が得られる。
本発明による教示の他の有利な発展形態は、ターゲットが透過ターゲットとして形成されていることを意図する。
本発明による教示の他の有利な発展形態は、粒子線が、ターゲット要素に向けられた場合に、ターゲット要素の全面を常に照射すべく、粒子線の断面が、ターゲット要素のそれぞれの断面よりも大きくなるように選択されていることを意図する。このようにして、粒子線の断面の形状および寸法に関する歪みが、それぞれ照射されたターゲット要素によって形成された焦点箇所の形状および寸法に影響を与えないことが保証されている。
本発明による教示の他の有利な発展形態によれば、粒子線が、予め設定されているかまたは予め設定可能な順序で個々のまたは全てのターゲット要素を照射して、照射されたそのターゲット要素が、予め設定されているかまたは予め設定可能な順序に応じてX線を放射するように、偏向手段を制御可能である制御手段が設けられている。この場合、例えば、ターゲットの面の蛇行状の、螺旋状のまたは直線状の走査、したがって、X線の放射に関連する、走査経路に位置するターゲット要素の時間的に連続する作動を実現するために、それぞれの要件に応じて、制御手段によるターゲット要素の制御を選択できる。
本発明による教示の他の有利な発展形態は、粒子線がターゲット要素のそれぞれ1つのみを照射するように、制御手段が偏向手段を制御することを意図する。この実施形態では、個々のまたは全てのターゲット要素は、粒子線によって時間的に連続して照射され、この結果、前記ターゲット要素は、X線を時間的に連続して放射する。
特に、本発明の場合、試料を貫通照射した後のX線を検出するために、より小さい面の複数の検出器から一体成形されている大きな面の検出器が使用されるが、本発明によれば、少なくとも2つのターゲット要素を同時に照射することも可能であり、この結果、少なくとも2つのX線源が同時に作用する。しかし、このためには、異なるX線源によって発生されたX線画像が、画質に悪影響を与えることなく重なり合っていることが前提である。この点において、本発明による教示の他の有利な発展形態は、少なくとも2つのターゲット要素が、粒子線によって同時に照射されるように、制御手段が偏向手段を制御することを意図する。このような実施形態では、複数の粒子線を発生させるための複数の粒子源を使用できる。
支持要素を構成する支持材料は、それぞれの要件に応じて広範囲で選択可能である。支持材料は、ターゲット材料よりも低い密度と、高い熱伝導性と、好ましくはドープによって向上した導電性と、X線に関する高い透過性とを有する。
特に高い熱伝導を実現するために、本発明による教示の有利な発展形態は、支持要素が、少なくとも部分的に支持材料からなり、この支持材料の熱伝導率が、≧10W(cmxK)、好ましくは、≧20W(cmxK)であることを意図する。このようにして、X線を発生させるために、高エネルギーに加速された荷電粒子、特に電子によるそれぞれのターゲット要素の照射に必要な特に効率的な熱伝導が保証されている。
特に優れた熱伝導を実現するために、本発明による教示の他の発展形態は、支持材料が、ダイヤモンドであるかまたはダイヤモンドを含むことを意図する。
本発明による教示の他の有利な発展形態によれば、支持材料は、導電性を向上させるためにドープされている。すなわち、この発展形態は、例えばダイヤモンドが支持材料として使用されている場合、発生する熱の十分な伝導が保証されているが、それと同時に、ダイヤモンドの電気絶縁特性に基づきターゲットが帯電されるという認識に基づいている。さらに、この発展形態は、電荷の制御不能な剥離およびターゲットへの再衝突により、X線の制御不能なさらなる放射が生じている限り、ターゲットの帯電が画質を低化させるという認識に基づいている。例えば特に、支持材料として、電気絶縁体であるダイヤモンドが使用された場合、適切なドーパント材料、例えば金属またはホウ素でドープすることによって、または粒子線に対向する表面の数ナノメートル厚さの金属カバーによって、ダイヤモンドを導電性にすることができる。したがって、ターゲットによって、電荷、例えば電子を誘導でき、この結果、画質に悪影響を与えるターゲットの帯電が確実に防止されている。驚くべきことに、このようにして、本発明による装置で記録された画像の画質が本質的に向上している。
本発明による教示の他の有利な発展形態は、ターゲットが、ターゲット要素に発生されたX線を透過させ、かつ支持要素に発生されたX線を少なくとも部分的に遮断するフィルタを備えることを意図する。このようにして、所望の波長のまたは所望の波長域内のX線のみが試料を貫通照射することが保証されている。
本発明による装置の実施形態が示されている非常に概略化された添付図面を参照して、本発明について以下に詳細に説明する。この場合、それ自体のまたは互いに任意の組み合わせの、用いられているか、記載されているかまたは図示されている全ての特徴は、本発明の特許請求の範囲の要約またはその後に関連するものに関係なく、および発明の詳細な説明におけるまたは図面における本発明の構成または開示に関係なく本発明の目的を成す。
図面において、同一の構成部分には同一の参照番号が付されている。図面は、非常に概略化されており、また寸法通りでない純粋な原理図を示している。
図1は、図示されている方法でX線によって検査中の多層プリント基板2を示している。多層プリント基板2は、異なる面4、6に配置された半田ボールの形態の半田接続部を備え、図1において、例えば、2つの半田ボール8、10が示されており、この場合、半田ボール8は気泡12、14の形態の欠陥を有する。
多層プリント基板2を検査するために、その多層プリント基板が、焦点箇所の面16の焦点箇所15にあるX線源によって発生されるX線で貫通照射される。半田ボール8、10を貫通照射して、貫通照射画像18、20が発生した場合、それらの貫通照射画像が、検出器によって検出器面22に記録される。この場合、気泡10、12の貫通照射画像24、26が発生する。
図1から明らかなように、半田ボール8、10の貫通照射画像18、20は検出器面22に重ね合わせられている。したがって、検出器によって記録された画像、すなわち、気泡10、12の貫通照射画像24、26を検出可能であり、この結果、貫通照射された半田ボール8、10の1つが欠陥を有していることを確認可能である。しかし、貫通照射画像18、20の重なりに基づいて、半田ボール8、10のいずれに気泡12、14が存在しているかを確認することはできない。したがって、図1に示されている方法は、半田ボール8、10内の欠陥を面4、6に割り当て、これによって欠陥を突き止めるのには適切でない。
図2は、半田ボール8、10内の欠陥を確認するだけでなく、その欠陥を面4、6に割り当て、このようにして欠陥を突き止めることが可能である従来技術による断層合成法を示している。図2に示されているように、このような方法では、多層プリント基板2が斜めに貫通照射され、この結果、対応して選択された貫通照射角の場合、貫通照射画像18、20は、検出器面22に重なり合うだけでなく、互いに離間している。図2に示されているように、多層プリント基板が位置Aにあった場合、半田ボール8、10の貫通照射画像18、20が、図2に示されているように位置AまたはAに発生する。
図2の矢印28で示されているように、多層プリント基板が位置Aから位置Bに検出器面22に対して平行に移動された場合、半田ボール8の貫通照射画像18が位置Bに発生し、一方、半田ボール10の貫通照射画像20が位置Bに発生する。
多層プリント基板2が位置Aから位置Bに移動された場合、半田ボール8の貫通照射画像18が、検出器面22において、図2の矢印30で示されているより短い距離だけ移動し、一方、半田ボール10の貫通照射画像20が、投影面22において、図2の矢印32で示されているより長い距離だけ移動することが明らかである。このようにして、確認時に、欠陥を半田ボール8、10内に明確に割り当てることができ、ここで、面4、6には、欠陥のある半田ボールが存在する。
これに対応する方法において、貫通照射角を変化させることによって、面4、6に存在する半田ボールの他のものが欠陥を有しているかどうかを調査して確認することができる。したがって、図2に示されている方法によって、欠陥を確認するだけでなく、正確に突き止めることができる。図2には、3層のプリント基板用の公知の方法が示されている。当然、2つ以上の層を有するプリント基板を検査している場合にも、基本原理を維持しつつ、上記方法を用いることが可能である。
図3は、多層プリント基板2が検査中に固定されたままであるという点で図2に示されている方法とは異なる従来技術による代替断層合成法を示している。一方では位置AとAに、他方では位置B、Bに貫通照射画像18、20を発生させるために必要とされている貫通照射角の変化は、図3に示されている方法において、X線源、したがって、焦点箇所の面16の焦点箇所15が、図3の矢印34で示されているように移動されることによって実現される。
図2と図3に示されている従来技術による断層合成法は、検査中に、多層プリント基板2(図2を参照)またはX線源(図3を参照)を移動させなければならないという不都合を有する。欠陥を突き止めるのに必要な精度を有する貫通照射画像を得るために、この移動を高精度に行わなければならない。この理由は、特に、試料を検査する際に、例えば、超小型の多層プリント基板を対象とすることがあるからである。移動時の必要な精度には、公知の断層合成装置の高精度の、したがって、費用のかかる高価な機械構造が必要となる。公知の装置のさらなる不都合は、X線源のまたは試料の各配置に時間がかかり、またこのような多くの配置を行わなければならないので、試料の検査に時間がかかるということにある。
図4には、装置36の作動時に真空引きされるハウジング40を備えるX線管38を備える本発明による装置36の実施形態が示されており、荷電粒子の粒子線を発生させるために、前記ハウジングの内部には、図4では見ることができない粒子源が収容されている。粒子源は、この実施形態において、フィラメントにより形成されており、電子から流出し、また公知の方法で、例えば有孔陽極によってターゲット42の方向に加速される電子線を形成する。高エネルギーに加速された電子がターゲット42に衝突した場合、断層合成法で多層プリント基板2を貫通照射するために用いられるX線が発生する。X線を発生させる方法は、一般に知られており、したがって、本明細書においては詳細に説明しない。
図4に示されている装置36は、多層プリント基板2およびX線感受性検出器44用のホルダをさらに備える。図4に示されている実施形態では、ターゲット42の面は、検査すべき多層プリント基板2の面よりも大きい。本発明によれば、ターゲット42の面が、少なくとも、試料としても以下に簡潔に示す多層プリント基板2の検査すべき面よりも大きいと有効である。
検出器44の入力画像面は、この実施形態において、検査すべき試料2の面よりも大きく選択されている。X線管38から発生されたX線による試料2の考えられる全ての貫通照射角において、照射方向で測定された試料2とターゲット42との間隔、およびこのことから生じる拡大に基づいて、発生された貫通照射画像が、常に検出器44の入力画像面の境界内に位置するように、検出器44の入力画像面が大きく個別に選択されている。
本発明によれば、ターゲット42は支持要素46を備え、この支持要素には、支持要素46をそれぞれ部分的にのみ覆う互いに離間した複数のターゲット要素が配置されており、これらのターゲット要素は、この実施形態において、支持要素64に格子状に配置されている。図4には、複数のターゲット要素から、4つのみのターゲット要素が参照番号48、50、52、54で示されている。
電子線56がターゲット要素54、52、50、48に時間的に連続して向けられた場合、これらのターゲット要素はX線を放射し、また検出器44の入力画像面には、電子線56のそれぞれの入射角によってターゲット42に規定された異なる貫通照射角に応じて、試料2の領域66の貫通照射画像58、60、62、64が発生する。
例示目的のために、図4には、異なる貫通照射角に基づいて、試料2の他の領域68が貫通照射された場合に、貫通照射画像70、72、74が発生することが示されている。
例示する都合上、図4の電子線56は複数の位置に同時に示されており、これらの複数の位置において、前記電子線が、異なるターゲット要素48〜54を照射する。しかし、実際には、電子線56は、この実施形態において、ターゲット要素48〜54のそれぞれ1つのみと別のターゲット要素とを同時に照射する。電子線56がターゲット要素の1つに衝突した場合、このことにより、図7以下に詳細に図示されている方法において、X線が発生し、このX線によって、試料2が貫通照射される。
粒子線をターゲット42の個々のターゲット要素に選択的に向けるために、本発明によれば、偏向手段が設けられており、この偏向手段によって、ターゲット要素に衝突するように電子線56を偏向可能である。偏向手段は、図4に示されている実施形態において、コイル装置を備え、このコイル装置によって、電子線56がターゲット44のターゲット要素の各々に衝突できるように前記電子線を偏向可能である。電子線56の照射方向が、例えばZ方向であることが想定された場合、電子線56は、コイル装置によってX方向にもY方向にも、さらには2次元にも偏向可能である。このようなコイル装置の構造および機能は、当業者には一般に知られており、したがって、本明細書においては詳細に説明しない。
図5と図6は、検出器44の入力画像面の寸法を示すために用いられている。図5は、試料が存在する焦点箇所の面16と面75との間の間隔Dにおける照射形状比を示している。これに対して、図6は、焦点箇所の面16と面75との間のより大きな間隔Dで生じる照射形状比を示している。図5による構成によって、図6による構成よりも高い拡大が実現され、この場合、より高いこの拡大において、検出器44のより大きな入力画像面が必要となることが明らかである。
図7は、ターゲット要素48の領域のターゲット44の概略断面図を示している。ターゲット44は、支持材料からなる支持要素76を備え、この支持要素には、ターゲット材料からなるターゲット要素48と、図7では見ることができない別のターゲット要素とが配置されており、これらのターゲット要素は、電子線56がそれぞれのターゲット要素に向けられた場合に、X線を放射する。支持要素76は、原則として、低密度および高熱伝導性の支持材料からなる。本実施形態では、支持材料は、熱伝導率が≧20W/(cmxK)であるダイヤモンドである。
この実施形態では、支持材料は、導電性を向上させるために、本実施形態ではホウ素ドープによってドープされている。それ自体が電気絶縁性の支持材料が、ドープによって導電性になっていることにより、電荷は支持要素76から流出できるので、支持要素46の、したがってターゲット44の帯電が防止されている。
ターゲット要素48は、高密度材料、本実施形態ではタングステンからなり、このターゲット要素は、荷電粒子、特に電子が照射された場合に、X線を放射する。以下のことは、ターゲット要素48のみに関連しており、それに対応して、別のターゲット要素が構成されている。
平面図のターゲット要素48が本質的に円形に限定されていることを図7からは理解できないので、このことについて説明する。以下に詳細に説明するターゲット要素48の直径はX線管38の焦点箇所の直径を規定し、所望の解像度に応じて、試料2の貫通照射によって実現されかつ検出器44によって記録された画像が選択されている。ターゲット要素48は、例えばマイクロ構造化法によって支持要素4に形成されたマイクロ構造またはナノ構造であることができ、前記ターゲット要素の直径は、用いられたマイクロ構造化法の精度のみに依存し、また≦略1,000nmであることができる。
電子線56がターゲット要素48に向けられて、電子がターゲット要素48に照射された場合、ターゲット要素48内の電子は非常に短い距離で減速され、この場合、短波X線が発生する。これに対して、支持材料がより低密度の支持要素76では、入ってくる電子が非常に長い距離で減速され、この場合、より長波のX線が発生する。図7には、直径dE1を有する電子線がターゲット要素48に衝突し、ここで、この場合の直径dE1がターゲット要素48の直径よりも小さい例が示されている。ターゲット要素48内における電子の減速により、ターゲット要素48の直径よりも小さいX線源の直径dX1を有する短波X線が発生する。ターゲット要素48を通って、支持材料がより低密度の支持要素76に入ってくる電子は、支持要素76の内部の制動容量78の中において非常に長い距離で減速され、また適切なフィルタによって抑制できる主に長波のX線を発生させ、この結果、本発明によれば支持要素76の面を部分的にのみ覆うターゲット要素48から来るより短波のX線成分のみが作用される。
図8には、電子線dE2の断面の直径がターゲット要素48の直径よりも著しく大きい例が示されている。この場合も、主に短波のX線が、直径dX2を有する規定するように限定されたターゲット要素48内に発生し、一方、支持材料がより低密度の支持要素76に入ってくる電子は、制動容量78の内部に、より長波のX線を発生させ、試料2を貫通照射するために、ターゲット要素48から来るより短波のX線のみが、規定された波長にまたは規定された波長域内に作用されるように、前記より長波のX線をフィルタ処理して出力することができる。
図7と図8を比較すると、X線管48の焦点箇所の形状、大きさおよび位置が、ターゲット要素48の、または電子線56が向けられている他のターゲット要素の形状、大きさおよび位置のみに依存しており、電子線の断面の形状、大きさおよび位置には依存していないことが明らかである。
図9は、図8によるターゲットの図面を示しており、この場合、直径d、したがって電子線56の断面80が、直径d、したがってターゲット要素48の断面よりも大きいことが明らかである。しかし、図7と図8を参照して説明したように、X線管38の焦点箇所の断面について、ターゲット要素48の断面のみが、標準的に、ターゲット42の表面に対して垂直である。
図10には、本発明による装置36の透過ターゲットとして形成されたターゲット42の代替実施形態が示されており、この代替実施形態は、支持要素76が、ターゲット要素48の反対側の側面にX線フィルタ82を備え、このX線フィルタが、ターゲット要素48内に発生されたX線84を透過させるが、支持要素76内に発生されたX線86をほとんど吸収するという点において、図7と図8による実施形態とは異なる。例えばアルミ箔によって、X線フィルタ82を形成できる。
図11には、電子線56の予め設定された断面が参照番号80で示されており、一方、妨害の影響によって拡大された断面が参照番号80’で示されており、電子線56の妨害の影響によって縮小された断面が参照番号80”で示されている。X線管38の焦点箇所の断面は、ターゲット要素48の断面のみに依存しており、このターゲット要素の断面は一定であるので、ターゲット要素48の全面が、電子線56によって照射されている限り、電子線56の断面の対応する変化は焦点箇所の断面に影響を与えない。
図12から理解できるように、電子線56がそのX線軸に対して横方向に位置80’’’に側方移動した場合にも、同様のことが適用されるが、この理由は、電子線56のこの位置においても、ターゲット要素48の全面が、電子線56によってなお検出されているからである。
また、図13から理解できるように、電子線56の断面が変化した後にも、ターゲット要素48の全面がなお照射されている限り、電子線56の断面の変化は焦点箇所の断面に影響を与えない。一例として、図13には、電子線の歪んだ2つの断面が参照番号82と84で示されている。X線管38の焦点箇所の断面はターゲット要素48の断面のみに依存しており、またこのターゲット要素の断面は一定であり、位置が固定されているので、電子線56の断面が変化しても、本発明による装置36のX線画像品質が低下しない。
図11〜図13の要約から理解できるように、電子線56の断面変化および移動は、焦点箇所の断面および位置に影響を与えない。それに応じて、X線管48内において、図示されている方法で使用される従来のX線管における構造的に高価な措置を省略でき、十分な画質を実現するために、電子線の形状、大きさおよび衝突点をターゲットで安定させなければならない。
図14は、電子線56の異なる衝突角度でターゲット42に発生する、電子線56の断面のさらに大きくなった歪みを示している。電子線56が90°の角度でターゲット42に衝突した場合の、ターゲット42に作用する前記電子線の断面が参照番号80で示されている。これに対して、電子線56が、90°とは異なる角度でターゲット42に衝突した場合、作用する断面は楕円状に歪んでいる。図14は、異なる貫通照射角に対応する電子線56の種々の偏向位置における楕円状に歪んだ対応する断面を示しており、この場合、分かりやすくするために、歪んだ断面のみに参照番号88が付されている。それに対応して、従来のX線管では、電子線の歪んだ断面88により、画質を著しく低化させるX線管の焦点箇所の形状の歪みが生じる。
図15は、本発明によるターゲット42の場合に限って生じた割合を示しており、この場合、ターゲット要素48の他に、一例として、ターゲット要素92、94、96、98、100、102および104が示されている。ターゲット42の平面図のターゲット要素48および92〜104のそれぞれは、図示されている実施例で円形に限定された同一の輪郭を有することが明らかである。図15から理解できるように、ターゲット要素48および92〜104の断面のそれぞれは、電子線56の歪んでいるかまたは歪んでいない断面よりも小さいので、電子線56のそれぞれの偏向位置において、ターゲット要素48または92〜104の全面のそれぞれが照射される。それぞれの焦点箇所の形状、大きさおよび位置は、上記のように、それぞれ照射されたターゲット要素48または90〜104の形状、大きさおよび位置のみに依存しているので、それぞれ1つの完全に円形の焦点箇所が生じる。このようにして、本発明による装置36では、電子線46が原理的に望ましい大きな偏向角である場合にも、焦点箇所の形状、大きさおよび位置について高い精度が得られ、これによって、特に高い画質が得られる。
本発明による装置36の機能は、以下のようなものである。
試料2を検査するために、この試料は、X線管のターゲット42に対し、所望の拡大に応じて選択された間隔にホルダによって保持される。試料2の検査中、X線管38と試料2と検出器44とが互いに固定配置されている。
例えば、試料2の領域66が検査された場合、電子線56は、偏向手段によって最初にターゲット要素54に向けられるので、電子が上記方法でターゲット要素54に衝突した場合には、X線が発生され、このX線によって領域66が貫通照射され、この結果、貫通照射画像58が発生して検出器44により記録される。断層合成法に必要な異なる貫通照射角を実現するために(図3を参照)、電子線56は、次に、例えばターゲット要素52、50、48に衝突するように偏向手段によって偏向され、この結果、貫通照射画像60、62、64が発生する。
本発明によれば、電子線56が、異なるターゲット要素に向けられることによって、X線源の位置が試料2のみに対して変更されるので、これにより、本発明によれば、X線源、試料2および検出器44を機械的に移動させることなく、必要な異なる貫通照射角を実現可能である。コイル装置による電子線56の偏向、したがって、一方のターゲット要素から他方のターゲット要素への移行をほとんど時間遅延なしに行うことができるので、公知の断層合成装置では達成不可能な非常に高い速度で、試料2を検査できる。さらに、質量を有する構成部分を移動させることなく、必要な異なる貫通照射角を実現できるので、本発明による装置36の構造は、さらに、特に簡単になり、これによって、特に安価で頑丈になる。
検出器44によって記録された貫通照射画像の評価は、当業者に一般に知られている方法で、コンピュータ断層合成および画像処理のアルゴリズムによって行われ、したがって、本明細書においては詳細に説明しない。
これにより、本発明によれば、電子線をターゲット要素の1つに向けることによって、X線管38の焦点箇所が位置決めされる。図16には、4つの部分A、B、CおよびDに分割された試料2に関する対応する焦点箇所の配置順序が示されている。図示されている実施形態において、焦点箇所のそれぞれが円軌道に沿って位置決めされることが図16から明らかである。
図17は、図16による試料2の部分Aに関する焦点箇所の配置順序で得られたX線画像シーケンスを示している。図17には、試料の焦点箇所の近傍の面の細部が、頭部に位置する黒色の三角形で示されており、一方、試料2の焦点箇所から離れた面の細部が、灰色の六角形で示されている。このように記録された貫通照射画像の評価により、図2に基づく上記方法で、断層合成および画像処理のアルゴリズムによって、試料2内の欠陥を突き止めることが可能になる。
図18は、一例として、代替的な焦点箇所の配置順序を示している。この場合、図18の左側には、焦点箇所の蛇行状の配置が示されており、図18の中央には、焦点箇所の螺旋状の配置が示されており、また図18の右側には、焦点箇所の直線状の配置が示されている。
多層プリント基板の概略断面図である。 従来技術によるX線断層合成法によって検査中の多層プリント基板の概略断面図である。 従来技術による他の断層合成法によって検査中の多層プリント基板の概略断面図である。 本発明による断層合成装置の実施形態の概略斜視図である。 検査すべき試料と検出器との間の第1の間隔にある場合の図4による装置の概略側面図である。 試料と検出器との間の第2の間隔にある場合の図4による装置の概略側面図である。 ターゲット要素の領域内における図4による装置のターゲットの断面図である。 ターゲット要素の領域内における図4の装置のターゲットの断面図である。 ターゲット要素の領域内の図7によるターゲットの平面図である。 本発明による装置のターゲットの代替実施形態の断面図である。 図10によるターゲットの平面図である。 図11のターゲットの平面図である。 図11のターゲットの別の平面図である。 種々の空間位置における粒子線の照射断面の変形を示した図面である。 電子線を照射した場合の図4による装置のターゲットの代替実施形態の平面図である。 図4による装置の焦点箇所の配置順序を示した概略図である。 図16による焦点箇所の配置順序によって発生された貫通照射画像の概略図である。 例えば、代替的な焦点箇所の配置順序を示した概略図である。
符号の説明
2 多層プリント基板
4 異なる面
6 異なる面
8 半田ボール
10 半田ボール
12 気泡
14 気泡
15 焦点箇所
16 焦点箇所の面
18 貫通照射画像
20 貫通照射画像
22 検出器面
24 貫通照射画像
26 貫通照射画像
28 矢印
30 矢印
32 矢印
34 矢印
36 装置
38 X線管
40 真空引きされるハウジング
42 ターゲット
44 X線感受性検出器
46 支持要素
48 ターゲット要素
50 ターゲット要素
52 ターゲット要素
54 ターゲット要素
56 電子線
58 貫通照射画像
60 貫通照射画像
62 貫通照射画像
64 貫通照射画像
66 領域
68 他の領域
70 貫通照射画像
72 貫通照射画像
74 貫通照射画像
75 面
76 支持要素
78 制動容量
80 断面
80’ 断面
80” 断面
80’’’ 位置
82 X線フィルタ
84 X線
86 X線
88 歪んだ断面
92 ターゲット要素
94 ターゲット要素
96 ターゲット要素
98 ターゲット要素
100 ターゲット要素
102 ターゲット要素
104 ターゲット要素
A 焦点箇所の配置順序
位置
位置
B 焦点箇所の配置順序
位置
位置
C 焦点箇所の配置順序
直径
E1 直径
E2 直径
直径
X1 直径
X2 直径
D 焦点箇所の配置順序
間隔
より大きな間隔

Claims (15)

  1. X線断層合成用の装置であって、
    荷電粒子がターゲット(42)に衝突した場合に、検査すべき試料(2)を貫通照射するX線を放射する前記ターゲット(42)に、前記荷電粒子の粒子線を向けるための手段を有するX線断層合成用の装置において、
    前記ターゲット(42)が少なくとも1つの支持要素(46)を備え、該少なくとも1つの支持要素には、前記支持要素(46)をそれぞれ部分的にのみ覆う互いに離間した複数のターゲット要素(48〜54)が配置されていること、および、
    粒子線が前記ターゲット要素(48〜54)に衝突するように偏向可能である偏向手段が設けられていることを特徴とするX線断層合成用の装置。
  2. 前記偏向手段が、少なくとも1つのコイルまたはコイル装置および/または少なくとも1つの静電気偏向装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 粒子線を発生させるための粒子源が、少なくとも前記試料の貫通照射中に、前記試料(2)を検査した後にX線を検出するための検出器(44)に対して固定配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記検査すべき試料(2)用のホルダが、少なくとも前記試料の検査中に、前記粒子源および/または前記検出器(44)に対して固定配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記ターゲット(42)の平面図の前記ターゲット要素(48〜54)が、本質的に同一の輪郭を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記ターゲットの前記平面図の前記ターゲット要素(48〜54)が、本質的に円形に限定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記ターゲット(42)が透過ターゲットとして形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 粒子線が、ターゲット要素(48〜54)に向けられた場合に、該ターゲット要素の全面を常に照射すべく、粒子線の断面が、前記ターゲット要素(48〜54)のそれぞれの断面よりも大きくなるように選択されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 粒子線が、予め設定されているかまたは予め設定可能な順序で個々のまたは全ての前記ターゲット要素(48〜54)を照射して、前記照射されたターゲット要素(48〜54)が、予め設定されているかまたは予め設定可能な順序に応じてX線を放射するように、前記偏向手段を制御可能である制御手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 粒子線が前記ターゲット要素(48〜54)のそれぞれ1つのみを照射するように、前記制御手段が前記偏向手段を制御することを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 少なくとも2つのターゲット要素(48〜54)が、粒子線によって同時に照射されるように、前記制御手段が前記偏向手段を制御することを特徴とする請求項9に記載の装置。
  12. 前記支持要素(46)が、少なくとも部分的に支持材料からなり、該支持材料の熱伝導率が、≧10W/(cmxK)、好ましくは、≧20W/(cmxK)であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記支持材料が、ダイヤモンドであるかまたはダイヤモンドを含むことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記支持材料が、導電性を向上させるためにドープされていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 前記ターゲットがフィルタ(82)を備え、該フィルタが、前記ターゲット要素(48〜54)内に発生されたX線を透過させ、また前記支持要素(46)内に発生されたX線を少なくとも部分的に遮断することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の装置。
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