JP2016223237A - 鋼管杭埋設方法、及び、鋼管杭埋設システム - Google Patents

鋼管杭埋設方法、及び、鋼管杭埋設システム Download PDF

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Abstract

【課題】連結部材と係合可能な係合部が鋼管杭の外周面から突出していても、連結部材を鋼管杭に連結して鋼管杭を施工基準面よりも下方に回転圧入機を用いて回転圧入可能な鋼管杭埋設方法、及び、鋼管杭埋設システムを提供する。
【解決手段】鋼管杭埋設システムは、鋼管杭の一端側にて外周面から突出する係合部と係合可能であって鋼管杭の一端側に外嵌可能な大径部及び大径部と同軸であって大径部よりも小さい外径の小径部を有する連結部材と、回転圧入機と、回転圧入機の複数のチャック部材の各々に対し径方向にて内側に取り付け可能な複数の縮径部材であって、挟持位置の複数のチャック部材が連結部材の大径部を直接挟持可能である一方で、複数の縮径部材を介して挟持位置の複数のチャック部材が鋼管杭を挟持することを許容する複数の縮径部材と、を備える。
【選択図】 図6

Description

本開示は鋼管杭埋設方法、及び、鋼管杭埋設システムに関する。
場所打ち杭では、鋼管杭を施工基準面よりも下方に埋設する場合がある。この種の場所打ち杭の構築方法では、特許文献1が開示するように、鋼管杭が回転圧入機によって地中に圧入される。そして、鋼管杭の頭部を施工基準面の下方まで圧入するために、鋼管杭に下ヤットコが連結され、回転圧入機は、下ヤットコを掴んで鋼管杭を圧入する。
回転圧入機は、例えば特許文献2が開示するように、鋼管杭を挟持しながら回転可能であると共に鉛直方向に移動可能な複数のチャック部材を有する。
特開2014−189948号公報 特開2002−88756号公報
特許文献1が開示する杭埋設方法では、下ヤットコと鋼管杭との間の係合には、鋼管杭の内周面から突出する突起部材が用いられている。ハンマグラブ等の掘削装置や鉄筋かご等の鋼管杭内への挿入性等を考慮すると、突起部材は杭の外周面に設けられているのが望ましい。
しかしながら、鋼管杭の外周面から突起部材が突出していると、突起部材がチャック部材と干渉して回転圧入機を通過することができないという問題がある。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態の目的は、連結部材と係合可能な係合部が鋼管杭の外周面から突出していても、連結部材を鋼管杭に連結して鋼管杭を施工基準面よりも下方に回転圧入機を用いて回転圧入可能な鋼管杭埋設方法、及び、鋼管杭埋設システムを提供することにある。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る鋼管杭埋設方法は、
軸線方向にて一端側に外周面から突出する係合部を有する鋼管杭を施工基準面よりも下方に埋設する鋼管杭埋設方法であって、
前記係合部を収容可能であるとともに前記係合部と係合可能であって前記鋼管杭の一端側に外嵌可能な大径部、及び、前記大径部と同軸であって前記鋼管杭と同じ外径の小径部を有する連結部材を用意する工程と、
鉛直方向に沿う回転軸の周りに配列された複数のチャック部材、前記施工基準面よりも上方の下位置と前記下位置よりも上方の上位置との間にて前記鉛直方向に前記複数のチャック部材を往復動させるように構成された上下動機構、前記回転軸の周りに前記複数のチャック部材を回転させるように構成された回転機構、及び、前記回転軸と交差する径方向にて挟持位置と前記挟持位置よりも外方の解除位置との間で前記複数のチャック部材を移動させるように構成されたチャック機構を含む回転圧入機を用意する工程と、
前記複数のチャック部材の各々に対し前記径方向にて内側に取り付け可能な複数の縮径部材であって、前記挟持位置の前記複数のチャック部材が前記連結部材の大径部を直接挟持可能である一方で、前記複数の縮径部材を介して前記挟持位置の前記複数のチャック部材が前記鋼管杭を挟持することを許容する複数の縮径部材を用意する工程と、
前記回転圧入機によって繰り返し行われる回転圧入工程であって、前記回転圧入工程の各々は、
前記複数のチャック部材を前記上位置にて前記挟持位置に移動させ、前記複数のチャック部材によって挟持対象物を径方向に挟んで挟持する第1工程と、
前記挟持位置にある前記複数のチャック部材を回転させながら前記上位置から前記下位置まで移動させ、前記複数のチャック部材によって挟持対象物を回転させながら地中に押し込む第2工程と、
前記複数のチャック部材を前記下位置で前記解除位置に移動させ、前記複数のチャック部材による前記挟持対象物の挟持を解除する第3工程と、
を含む、回転圧入工程と、
前記回転圧入工程の前に、前記複数のチャック部材の各々に対し前記縮径部材を取り付ける縮径部材取り付け工程と、
前記回転圧入工程のインターバルに、前記複数のチャック部材から前記縮径部材を取り外す縮径部材取り外し工程と、
前記縮径部材取り外し工程後に、前記鋼管杭の一端側に前記連結部材を連結する連結工程と、
前記鉛直方向にて、前記連結部の大径部が、前記上位置の前記複数のチャック部材により挟持可能な上側挟持可能区間を通過した後に、前記回転圧入工程の前に、前記複数のチャック部材の各々に対し前記縮径部材を取り付ける縮径部材再取り付け工程と、を備え、
前記縮径部材再取り付け工程の後に、前記回転圧入工程の第1工程において、前記複数の縮径部材がそれぞれ取り付けられた前記複数のチャック部材を前記上位置にて前記挟持位置に移動させ、前記複数の縮径部材がそれぞれ取り付けられた前記複数のチャック部材によって前記鋼管杭に連結された前記連結部材の小径部を前記径方向に挟んで挟持する。
上記構成(1)によれば、チャック部材によって、係合部を収容可能な連結部材の大径部を直接挟持可能である一方で、チャック部材に縮径部材を取り付けることで、縮径部材を介してチャック部材により鋼管杭及び連結部材の小径部を挟持することができる。
従って、縮径部材取り付け工程で縮径部材をチャック部材に取り付ければ、回転圧入工程で鋼管杭を挟んで回転圧入することができる。
そして、縮径部材取り外し工程でチャック部材から縮径部材を取り外せば、縮径部材と連結部材の大径部とが干渉することなく、連結工程にて鋼管杭に連結部材を連結することができる。
そして更に、チャック部材によって連結部材の大径部を直接挟持することができる一方で、チャック部材に縮径部材を取り付ければ縮径部材を介しながらチャック部材によって小径部を挟持することができるので、連結工程で連結部材を鋼管杭に連結した後、回転圧入工程で連結部材を連結した鋼管杭を施工基準面よりも下方に回転圧入機を用いて回転圧入可能である。
(2)幾つかの実施形態では、上記構成(1)において、
前記鋼管杭の一端側に内嵌可能なスリーブ部及び前記スリーブ部と同軸であって前記鋼管杭と同じ外径の延出部を有する補強部材を用意する工程と、
前記上位置の前記複数のチャック部材により挟持可能な上側挟持可能区間を前記鉛直方向にて前記鋼管杭の一端が通過する前に行われ、前記鋼管杭の一端側に前記補強部材のスリーブ部を内嵌する補強部材取り付け工程と、
前記鋼管杭の一端が前記鉛直方向にて前記上側挟持可能区間を通過した後であって、前記下側挟持可能区間を通過する前に行われ、前記鋼管杭の一端側から前記補強部材のスリーブ部を引き抜く補強部材取り外し工程と、
前記係合部が前記鉛直方向にて前記上側挟持可能区間を通過する前に、前記係合部と干渉する可能性のある前記縮径部材を前記チャック部材から取り外す干渉縮径部材取り外し工程と、を更に備え、
前記補強部材取り外し工程の後に、前記縮径部材取り外し工程、前記連結工程及び前記縮径部材再取り付け工程を行う。
上記構成(2)によれば、鋼管杭の一端側に補強部材のスリーブ部を内嵌することで、鋼管杭の一端側が補強される。この結果、鋼管杭の一端側をチャック部材で挟持したときに、鋼管杭の一端側の変形が防止される。
(3)幾つかの実施形態では、上記構成(2)において、
前記鋼管杭の一端が前記鉛直方向にて前記下側挟持可能区間の中間にあるときに、前記補強部材取り外し工程を行う。
上記構成(3)によれば、下位置のチャック部材により挟持可能な下側挟持可能区間の中間に鋼管杭の一端があるときに、補強部材取り外し工程が行われる。つまり、鋼管杭の一端側が下側挟持可能区間の中間に至るまで補強部材が取り付けられている。このため、鋼管杭の一端側の変形を確実に防止することができる。
一方で、鋼管杭の一端側が下側挟持可能区間の中間に至るまで鋼管杭が圧入されているので、連結部材を連結したとき、下位置から連結部材の小径部までの鉛直方向での距離を短くすることができる。このため、連結部材を連結した後、連結部材の大径部を挟持することなく、小径部を挟持することが可能である。これにより、回転圧入工程の一回のインターバルの間に、補強部材の取り外し工程と縮径部材の再取り付け工程を行うことが可能になり、作業の効率化を図ることが可能となる。
(4)幾つかの実施形態では、上記構成(1)乃至(3)の何れか1つにおいて、
前記連結工程は、前記上位置の前記複数のチャック部材により挟持可能な上側挟持可能区間を前記鉛直方向にて前記鋼管杭の一端が通過する前に行われ、
前記縮径部材再取り付け工程は、前記連結部材の大径部が前記鉛直方向にて前記上側挟持可能区間を通過した後に行われる。
上記構成(4)によれば、上側挟持可能区間を鋼管杭の一端が通過する前に鋼管杭に連結部材が連結されことで、連結部材の大径部によって鋼管杭の一端側が覆われる。この結果、連結部材の大径部によって鋼管杭の一端側が補強され、鋼管杭の一端側の変形が防止される。
(5)幾つかの実施形態では、上記構成(4)において、
前記回転圧入工程の第1工程で前記チャック部材によって前記大径部を直接挟持する際に前記大径部と前記小径部の境界が前記上側挟持可能区間の中間にあるとき、前記チャック部材と前記小径部との間にスペーサを挿入する。
上記構成(5)によれば、スペーサを挿入することで、大径部と小径部の境界を含む部分を安定して挟持することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記構成(1)乃至(5)の何れか1つにおいて、
前記上位置の前記複数のチャック部材により挟持可能な上側挟持可能区間を前記鉛直方向にて前記連結部材の小径部が通過する前に、前記小径部に前記鋼管杭と同じ外径の延長部材を連結する延長部材連結工程を更に備える。
上記構成(6)によれば、延長部材を連結した状態で回転圧入工程を実行することで、鋼管杭の一端側を所望の深さまで圧入することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記構成(1)乃至(6)の何れか1つにおいて、
前記回転圧入工程の後、前記連結部材の前記小径部又は前記延長部材に前記鋼管杭よりも小径の連結棒を接続する工程と、
前記連結棒を前記鉛直軸の周りで回転させながら引き上げ、前記鋼管杭の係合部との係合を解除して前記連結部材を引き上げる工程と、
を更に備える。
上記構成(7)によれば、鋼管杭よりも小径の連結棒を連結し、連結棒を回転させながら連結部材を引き上げることで、回転圧入機を使用せずに、連結部材を確実に引き抜くことができる。
(8)本発明の少なくとも一実施形態に係る鋼管杭埋設システムは、
軸線方向にて一端側に外周面から突出する係合部を有する鋼管杭を施工基準面よりも下方に埋設するための鋼管杭埋設システムであって、
前記係合部と係合可能であって前記鋼管杭の一端側に外嵌可能な大径部及び前記大径部と同軸であって前記大径部よりも小さい外径の小径部を有する連結部材と、
回転圧入機であって、鉛直方向に沿う回転軸の周りに配列された複数のチャック部材と、前記施工基準面よりも上方の下位置と前記下位置よりも上方の上位置との間にて前記鉛直方向に前記複数のチャック部材を往復動させるように構成された上下動機構と、前記複数のチャック部材を前記回転軸の周りにて回転させるように構成された回転機構と、前記回転軸と交差する径方向にて挟持位置と前記挟持位置よりも外方の解除位置との間で前記複数のチャック部材を移動させるように構成されたチャック機構と、を含む回転圧入機と、
前記複数のチャック部材の各々に対し前記径方向にて内側に取り付け可能な複数の縮径部材であって、前記挟持位置の前記複数のチャック部材が前記連結部材の大径部を直接挟持可能である一方で、前記複数の縮径部材を介して前記挟持位置の前記複数のチャック部材が前記鋼管杭を挟持することを許容する複数の縮径部材と、
を備える。
上記構成(8)によれば、チャック部材によって係合部を収容可能な連結部材の大径部を直接挟持可能である一方で、チャック部材に縮径部材を取り付けることで、縮径部材を介してチャック部材により鋼管杭及び連結部材の小径部を挟持することができる。
従って、縮径部材をチャック部材に取り付ければ、チャック部材によって鋼管杭を挟んで回転圧入することができる。
そして、チャック部材から縮径部材を取り外せば、縮径部材と連結部材の大径部とが干渉することなく、鋼管杭に連結部材を連結することができる。
そして更に、チャック部材によって連結部材の大径部を直接挟持することができる一方で、チャック部材に縮径部材を取り付ければ縮径部材を介しながらチャック部材によって小径部を挟持することができるので、連結部材を鋼管杭に連結した後、連結部材を連結した鋼管杭を施工基準面よりも下方に回転圧入機を用いて回転圧入可能である。
(9)幾つかの実施形態では、上記構成(8)において、
前記複数の縮径部材の各々は、
前記複数のチャック部材の各々に対し、前記径方向にて内側に配置される本体部と、
前記複数のチャック部材の各々の上部に配置可能なアーム部と、を有し、
前記アーム部は前記チャック部材に対し締結部材を用いて固定可能である。
上記構成(9)によれば、縮径部材がチャック部材の上部に配置可能なアーム部を有しており、アーム部が締結部材によってチャック部材に固定可能であるため、チャック部材に対し縮径部材を容易に着脱することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記構成(8)又は(9)において、
前記鉛直方向にて、前記上下動機構による前記上位置と前記下位置との間での前記チャック部材のストローク長は、前記縮径部材の長さよりも長い。
上記構成(10)によれば、上下動機構によるチャック部材のストローク長が、縮径部材の長さよりも長いので、上位置でチャック部材に対し縮径部材を着脱すれば、縮径部材が鋼管杭や連結部材と干渉することを確実に回避することができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記構成(8)乃至(10)の何れか1つにおいて、
前記本体部及び前記チャック部材のうち一方は、前記鉛直方向に沿って延びる少なくとも1つの突条を有し、
前記本体部及び前記チャック部材のうち他方は、前記鉛直方向に沿って延び、前記少なくとも1つの突条が嵌合可能な少なくとも1つの溝を有する。
上記構成(11)によれば、突条と溝が嵌合することによって、チャック部材に対する縮径部材の回転方向での相対変位を規制することができる。この結果、チャック部材は、縮径部材を介して鋼管杭や連結部材の小径部を確実に挟持することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、連結部材と係合可能な係合部が鋼管杭の外周面から突出していても、連結部材を鋼管杭に連結して鋼管杭を施工基準面よりも下方に回転圧入機を用いて回転圧入可能な鋼管杭埋設方法、及び、鋼管杭埋設システムが提供される。
場所打ち鋼管コンクリート杭の構成の一例を説明するための図である。 回転圧入機の構成を概略的に示す図である。 回転圧入機のチャック部材の動きを説明するための図である。 縮径部材が取り付けられた状態のチャック部材を概略的に示す斜視図である。 縮径部材とチャック部材を分離して示す概略的な斜視図である。 縮径部材が取り付けられた状態のチャック部材の動きを説明するための図である。 鋼管杭とともに連結部材を概略的に示す斜視図である。 連結部材とともに延長部材を概略的に示す斜視図である。 幾つかの実施形態に係る連結部材の概略的な側面図である。 鋼管杭の一端側とともに、補強部材を概略的に示す斜視図である。 場所打ち鋼管コンクリート杭の構築方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る鋼管杭埋設方法の手順を概略的に示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る鋼管杭埋設方法の手順を概略的に示すフローチャートである。 回転圧入工程の概略的な手順を説明するフローチャートである。 回転圧入工程を説明するための図である。 干渉縮径部材取り外し工程を説明するための図である。 補強部材取り付け工程を説明するための図である。 補強部材取り外し工程及び縮径部材取り外し工程を説明するための図である。 回転圧入工程を説明するための図である。 延長部材取り付け工程を説明するための図である。 連結棒取り付け工程を説明するための図である。 連結部材引き抜き工程を説明するための図である。 他の実施形態に係る鋼管杭埋設工程の概略的な手順を示すフローチャートである。 連結工程を説明するための図である。 連結部材の大径部と小径部の境界を挟持する際に用いるスペーサを説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、場所打ち鋼管コンクリート杭の構成の一例を説明するための図である。図1に示したように、場所打ち鋼管コンクリート杭1は、施工基準面2に開口する孔4の中に設けられる。孔4は、例えば軸部6及び拡底部8を有し、軸部6の少なくとも上側に鋼管杭10が配置されている。鋼管杭10の上端は、施工基準面2よりも下方に位置している。孔4の内部には。少なくとも下側に鉄筋かご12が配置されている。また孔4の内部には、鋼管杭10の上端までコンクリート14が充填されている。コンクリート14、鉄筋かご12及び鋼管杭10が一体となって、場所打ち鋼管コンクリート杭1を構成している。
なお、孔4は拡底部8を有していなくてもよい。
本発明の少なくとも一実施形態に係る鋼管杭埋設システムは、回転圧入機と、縮径部材と、連結部材とを有している。
図2は、回転圧入機の構成を概略的に示している。図2に示したように回転圧入機20は、複数のチャック部材22と、上下動機構24と、回転機構26と、チャック機構28とを有する。複数のチャック部材22は、鉛直方向に沿う回転軸Aの周りに配列されている。
上下動機構24は、施工基準面2よりも上方に予め設定された下位置と当該下位置よりも上方に予め設定された上位置との間にて鉛直方向に複数のチャック部材22を往復動させるように構成されている。例えば、上下動機構24は、施工基準面2上に水平に設置される下フレーム30、下フレーム30の上方に平行に配置される上フレーム31、及び、下フレーム30と上フレーム31との間に配置される複数の油圧シリンダ32によって構成されている。油圧シリンダ32を伸縮させることで上フレーム31が上下し、これに伴い複数のチャック部材22が上下動する。
回転機構26は、複数のチャック部材22を回転軸Aの周りにて回転させるように構成されている。回転機構26は、例えば、油圧モータ33、ギア34、旋回ベアリング35,36によって構成されている。
チャック機構28は、回転軸Aと交差する径方向にて、挟持位置と挟持位置よりも外方の解除位置との間で複数のチャック部材22を移動させるように構成されている。チャック機構28は、例えば、上フレーム31と平行に配置された中間フレーム37、上フレーム31と中間フレーム37との間に配置された複数の油圧シリンダ38、及び、中間フレーム37上に配置された楔部材39によって構成されている。
なお、旋回ベアリング35は上フレーム31に固定され、旋回ベアリング36は中間フレーム37に固定されている。
ここで、図3は、回転圧入機20のチャック部材22の動きを説明するための図である。チャック部材22は板形状を有し、旋回ベアリング35の内輪40にリンク41を介して揺動可能に吊り下げられている。一方、楔部材39は、旋回ベアリング36の内輪42上に設けられている。油圧シリンダ38が伸縮すると、上フレーム31と中間フレーム37との間隔、即ち、旋回ベアリング35の内輪40と旋回ベアリング36の内輪42との間隔が変化し、これに伴い楔部材39が上下動する。楔部材39が上方に移動するのに伴い複数のチャック部材22は径方向内側の把持位置に移動し、これとは逆に、楔部材39が下方に移動するのに伴い複数のチャック部材22は径方向外側の解除位置に移動する。
図4は、縮径部材が取り付けられた状態のチャック部材を概略的に示す斜視図である。図5は、縮径部材とチャック部材を分離して示す概略的な斜視図である。図6は、縮径部材が取り付けられた状態のチャック部材の動きを説明するための図である。
図4及び図5に示したように、縮径部材45は、複数のチャック部材22の各々に対し径方向にて内側に取り付け可能である。そして、図6に示したように、挟持位置の複数のチャック部材22は、各々に取り付けられた複数の縮径部材45を介して鋼管杭10を挟持することができる。一方、図3に示したように、挟持位置の複数のチャック部材22は、後述する連結部材50の大径部52を直接挟持可能である。
図7は、鋼管杭とともに連結部材を概略的に示す斜視図である。図7に示したように、鋼管杭10は、一端側にて外周面から突出する少なくとも1つの係合部11を有する。
連結部材50は、例えば鋼鉄製であり、図7に示したように、連結部材50は、大径部52及び小径部54を有する。大径部52は、鋼管杭10の外径よりも大きな外径を有し、鋼管杭10の一端側に外嵌可能である。また大径部52は、鋼管杭10の係合部11と係合可能であるとともに係合部11を収容可能である。例えば、大径部52は、大径部52の一端に連なるT字形状の溝53を有し、溝53に係合部11を収容可能である。小径部54は、大径部52に同軸に連なり、鋼管杭10と同じ外径を有する。なお、同じ外径といっても、以下においても同様であるが、厳密に同じ外径である必要はなく、実質的に同じ外径であればよい。
上記構成によれば、チャック部材22によって、係合部11を収容可能な連結部材50の大径部52を直接挟持可能である一方で、チャック部材22に縮径部材45を取り付けることで、縮径部材45を介してチャック部材22により鋼管杭10及び連結部材50の小径部54を挟持することができる。
従って、縮径部材45をチャック部材22に取り付ければ、チャック部材22によって鋼管杭10を挟んで回転圧入することができる。
そして、チャック部材22から縮径部材45を取り外せば、縮径部材45と連結部材50の大径部52とが干渉することなく、鋼管杭10に連結部材50を連結することができる。
そして更に、チャック部材22によって連結部材50の大径部52を直接挟持することができる一方で、チャック部材22に縮径部材45を取り付ければ縮径部材45を介しながらチャック部材22によって小径部54を挟持することができるので、連結部材50を鋼管杭10に連結した後、連結部材50を連結した鋼管杭10を施工基準面2よりも下方に回転圧入機20を用いて回転圧入可能である。
幾つかの実施形態では、図4及び図5に示したように、複数の縮径部材45の各々は本体部46及びアーム部47を有する。本体部46は、例えば板形状を有し、チャック部材22の径方向にて内側に配置される。アーム部47は本体部46と一体に設けられ、チャック部材22の上部に配置される。アーム部47はチャック部材22に対し締結部材48を用いて固定可能であり、これにより、縮径部材45をチャック部材22に対し固定することができる。
上記構成では、縮径部材45がチャック部材22の上部に配置可能なアーム部47を有しており、アーム部47が締結部材48によってチャック部材22に固定可能であるため、チャック部材22に対し縮径部材45を容易に着脱することができる。
幾つかの実施形態では、締結部材48は、鉛直方向にねじ込まれるボルトである。この構成では、ボルトを鉛直軸の周りで回転させることで、チャック部材22に対し縮径部材45を容易に着脱することができる。
幾つかの実施形態では、鉛直方向にて、上下動機構24による上位置と下位置との間でのチャック部材22のストローク長Ls(図2参照)は、縮径部材45の長さLr(図6参照)よりも長い。
上記構成によれば、上下動機構24によるチャック部材22のストローク長Lsが、縮径部材45の長さLrよりも長いので、上位置でチャック部材22に対し縮径部材45を着脱すれば、縮径部材45が鋼管杭10や連結部材50と干渉することを確実に回避することができる。
幾つかの実施形態では、図5に示したように、縮径部材45の本体部46及びチャック部材22のうち一方は、鉛直方向に沿って延びる少なくとも1つの突条49を有し、他方は、鉛直方向に沿って延び、少なくとも1つの突条49が嵌合可能な少なくとも1つの溝23を有する。なお、溝23は設けなくても良い。
上記構成では、突条49と溝23が嵌合することによって、チャック部材22に対する縮径部材45の回転方向での相対変位を規制することができる。この結果、チャック部材22は、縮径部材45を介して鋼管杭10や連結部材50の小径部54を確実に挟持することができる。
幾つかの実施形態では、鋼管杭埋設システムは、延長部材を更に備える。図8は、連結部材とともに延長部材を概略的に示す斜視図である。延長部材60は例えば鋼鉄製であり、図8に示したように、連結部材50の小径部54に連結可能であり、小径部54と同じ外径を有する。
上記構成によれば、連結部材50に延長部材60を連結することで、鋼管杭10の一端側を所望の深さまで圧入することができる。
幾つかの実施形態では、鋼管杭埋設システムは連結棒を更に備えている。図7及び図8には、他の部材とともに連結棒が概略的に示されている。連結棒62は例えば鋼鉄製であり、図7及び図8に示したように、連結部材50の小径部54又は延長部材60に連結可能であり、連結部材50の小径部54や鋼管杭10よりも小径である。
上記構成によれば、鋼管杭10よりも小径の連結棒62を連結し、例えば杭打ち機により連結棒62を回転させながら連結部材50を引き上げることで、回転圧入機20を使用せずに、連結部材50を確実に引き抜くことができる。
幾つかの実施形態では、図7及び図8に示したように、蓋部材64を介して、連結部材50又は延長部材60に連結棒62が連結される。
幾つかの実施形態では、図7及び図8に示したように、連結部材50と蓋部材64、連結部材50と延長部材60、或いは、延長部材60と蓋部材64は、印籠継手によって連結される。また、図7及び図8に示したように、連結部材50と蓋部材64、連結部材50と延長部材60、或いは、延長部材60と蓋部材64の間には、位置決め用の突起と突起を受け入れる凹部が設けられ、印籠継手は図示しないボルトによって締結される。
図9は、幾つかの実施形態に係る連結部材50の概略的な側面図である。幾つかの実施形態では、図9に示したように、連結部材50は、小径部54とは反対側の大径部52の端部にビット55を有する。
連結部材50の大径部52が鋼管杭10よりも大径である場合、地質によっては、連結部材50の大径部52を地中に回転圧入することが困難なことがある。この点、上記構成によれば、連結部材50の大径部52の端部にビット55を設けたことで、連結部材50の大径部52が鋼管杭10よりも大径であっても、連結部材50の大径部52を地中に回転圧入することができる。
幾つかの実施形態では、鋼管杭埋設システムは補強部材を更に備える。図10は、鋼管杭の一端側とともに、補強部材を概略的に示す斜視図である。補強部材66は例えば鋼鉄製であり、図10に示したように、鋼管杭10の一端側に内嵌可能なスリーブ部67、及び、スリーブ部67と同軸であって鋼管杭10と同じ外径の延出部68を有する。
上記構成では、鋼管杭10の一端側に補強部材66のスリーブ部67を内嵌することで、鋼管杭10の一端側が補強される。この結果、鋼管杭10の一端側をチャック部材22で挟持したときに、鋼管杭10の一端側の変形が防止される。
幾つかの実施形態では、補強部材66は、図10に示したように、スリーブ部67に例えばT字形状の溝69を有する。溝69は、鋼管杭10の内周面に係合部が設けられているときに、該係合部と係合可能である。つまり、補強部材66は、鋼管杭10の内周面に係合部が設けられているときには、連結部材として用いることができる。
図11は、場所打ち鋼管コンクリート杭の構築方法(以下、単に杭構築方法とも称する。)の概略的な手順を示すフローチャートである。図11に示したように、杭構築方法は、地中に鋼管杭10を埋設する鋼管杭埋設工程S100,S200と、孔4を掘削する孔掘削工程S2と、孔4内に鉄筋かご12を配置する鉄筋配置工程S3と、孔4内に生コンクリートを供給する生コン供給工程S4とを有している。
図12及び図13は、本発明の一実施形態に係る鋼管杭埋設方法(鋼管杭埋設工程)の手順を概略的に示すフローチャートである。まず、図12に示すように、鋼管杭埋設方法は、連結部材50及び回転圧入機20を用意する工程を有している。そして鋼管杭埋設方法は、全てのチャック部材22に縮径部材45を取り付ける縮径部材取り付け工程S101を有し、縮径部材取り付け工程S101の後に、回転圧入工程S102が行われる。
図14は、回転圧入工程の概略的な手順を説明するフローチャートである。図15は、回転圧入工程を説明するための図である。
図14に示したように、回転圧入工程S102は、第1工程S300、第2工程S302及び第3工程S304を有している。図15に二点鎖線で示したように、第1工程S300では、複数のチャック部材22を上位置にて挟持位置に移動させ、複数のチャック部材22によって上側挟持可能区間に存在する対象物を径方向に挟んで挟持する。
なお図15は、鋼管杭10とともに掘削装置としてのハンマグラブ70を示している。ハンマグラブ70を利用して、鋼管杭埋設工程S100と並行して、孔掘削工程S2を行うことができる。
第2工程S302では、挟持位置にある複数のチャック部材22を回転させながら上位置から下位置まで移動させ、複数のチャック部材22によって挟持対象物を回転させながら地中に押し込む。
第3工程S304では、複数のチャック部材22を下位置で解除位置に移動させ、複数のチャック部材22による挟持対象物の挟持を解除する。
回転圧入工程S102の後に、鋼管杭10の係合部11が上側挟持可能区間に進入したか否かを判定する判定工程S104が実行される。判定工程S104の判定結果が肯定的な結果になるまで、回転圧入工程S102が繰り返され、鋼管杭10が地中に押し込まれる。
判定工程S104の判定結果が肯定的な結果になると、回転圧入工程S102,S110のインターバルに、干渉縮径部材取り外し工程S106及び補強部材取り付け工程S108が行われる。図16は、干渉縮径部材取り外し工程を説明するための図である。図16に示したように、干渉縮径部材取り外し工程S106では、係合部11と干渉する縮径部材45のみが取り外される。
干渉縮径部材取り外し工程S106の後に、補強部材取り付け工程S108が実行される。図17は、補強部材取り付け工程S108を説明するための図である。図17に示したように、補強部材取り付け工程S108では、補強部材66が鋼管杭10の上端側に取り付けられる。
補強部材取り付け工程S108の後に、回転圧入工程S110が実行される。回転圧入工程S110の動作は回転圧入工程S102と同じである。回転圧入工程S110でも挟持対象物は鋼管杭10である。
回転圧入工程S110の後、鋼管杭10の上端が下側挟持可能区間に進入したか否かを判定する判定工程S112が行われる。判定工程S112の判定結果が肯定的な結果になるまで、回転圧入工程S110が繰り返され、鋼管杭10が地中に押し込まれる。
判定工程S110の判定結果が肯定的な結果になると、回転圧入工程S110,S120のインターバルに、補強部材取り外し工程S113、縮径部材取り外し工程S114、連結工程S116及び縮径部材再取り付け工程S118が実行される。
図18は、補強部材取り外し工程及び縮径部材取り外し工程を説明するための図である。図18に示したように、補強部材取り外し工程S113では補強部材66が取り外され、縮径部材取り外し工程S114では、全ての縮径部材45がチャック部材22から取り外される。
補強部材取り外し工程S113及び補強部材取り外し工程S113の後に連結工程S116が行われ、連結工程S116では、鋼管杭10の上端側に連結部材50が取り付けられる。
連結工程S116の後に、縮径部材再取り付け工程S118が行われ、上位置にて全てのチャック部材22に縮径部材45が取り付けられる。
縮径部材再取り付け工程S118の後に回転圧入工程S120が行われる。図19は回転圧入工程を説明するための図である。図19に示したように、縮径部材再取り付け工程S118の後の回転圧入工程S120の第1工程S300においては、複数の縮径部材45がそれぞれ取り付けられた複数のチャック部材22を上位置にて挟持位置に移動させられる。そしてこれにより、複数の縮径部材45がそれぞれ取り付けられた複数のチャック部材22によって、鋼管杭10に連結された連結部材50の小径部54が挟持される。
上記構成によれば、チャック部材22によって係合部11を収容可能な連結部材50の大径部52を直接挟持可能である一方で、チャック部材22に縮径部材45を取り付けることで、縮径部材45を介してチャック部材22により鋼管杭10及び連結部材50の小径部54を挟持することができる。
従って、縮径部材取り付け工程S101で縮径部材45をチャック部材22に取り付ければ、回転圧入工程S102で鋼管杭10を挟んで回転圧入することができる。
そして、縮径部材取り外し工程S114でチャック部材22から縮径部材45を取り外せば、縮径部材45と連結部材50の大径部52とが干渉することなく、連結工程S116にて鋼管杭10に連結部材50を連結することができる。
そして更に、チャック部材22によって連結部材50の大径部52を直接挟持することができる一方で、チャック部材22に縮径部材45を取り付ければ縮径部材45を介しながらチャック部材22によって小径部54を挟持することができるので、連結工程S116で連結部材50を鋼管杭10に連結した後、回転圧入工程S120で連結部材50を連結した鋼管杭10を施工基準面2よりも下方に回転圧入機20を用いて回転圧入可能である。
また上記構成では、鋼管杭10の一端側に補強部材66のスリーブ部67を内嵌することで、鋼管杭10の一端側が補強される。この結果、鋼管杭10の一端側をチャック部材22で挟持したときに、鋼管杭10の一端側の変形が防止される。
更に上記構成では、鋼管杭10の一端が鉛直方向にて下側挟持可能区間の中間にあるときに、補強部材取り外し工程S113を行われている。つまり、鋼管杭10の一端側が下側挟持可能区間の中間に至るまで補強部材66が取り付けられている。このため、鋼管杭10の一端側の変形を確実に防止することができる。
一方で、鋼管杭10の一端側が下側挟持可能区間の中間に至るまで鋼管杭10が圧入されているので、連結部材50を連結したとき、下位置から連結部材50の小径部54までの鉛直方向での距離を短くすることができる。このため、連結部材50を連結した後、連結部材50の大径部52を挟持することなく、小径部54を挟持することが可能である。これにより、回転圧入工程S110,S120の一回のインターバルの間に、補強部材取り外し工程S113と縮径部材再取り付け工程S118を行うことが可能になり、作業の効率化を図ることが可能となる。
幾つかの実施形態では、鋼管杭10の一端を挟持するとき、図17に示したように、鋼管杭10と補強部材66の延出部68を半分ずつ挟持する。これによって、鋼管杭10の一端側の変形が確実に防止される。
幾つかの実施形態では、鋼管杭埋設方法は、回転圧入工程S120の後に、連結部材50の上端側が上側挟持可能区間に進入したか否かを判定する判定工程S122を更に有している。判定工程S122の判定結果が肯定的な結果になるまで、回転圧入工程S120が実行される。回転圧入工程S120は回転圧入工程S102と動作は同じであるが、挟持対象物は連結部材50である。
判定工程S122の判定結果が肯定的な結果になると、回転圧入工程S120,S126のインターバルに、延長部材取り付け工程S124が行われる。図20は、延長部材取り付け工程を説明するための図である。図20に示したように、延長部材取り付け工程S124では、上側挟持可能区間を鉛直方向にて連結部材50の小径部54が通過する前に、小径部54に鋼管杭10と同じ外径の延長部材60が連結される。
そして、延長部材取り付け工程S124の後に、回転圧入工程S126が実行される。回転圧入工程S126は回転圧入工程S102と動作は同じであるが、挟持対象物は延長部材60である。
上記構成によれば、延長部材60を連結した状態で回転圧入工程S126を実行することで、鋼管杭10の一端側を所望の深さまで圧入することができる。
幾つかの実施形態では、鋼管杭埋設方法は、回転圧入工程S120,S126の後に、連結棒取り付け工程S130を有している。図21は、連結棒取り付け工程を説明するための図である。図21に示したように、連結棒取り付け工程S130では、連結部材50の小径部54又は延長部材60に、鋼管杭10よりも小径の連結棒62が接続される。
そして、連結棒取り付け工程S130の後に、連結部材引き抜き工程S132が行われる。図22は、連結部材引き抜き工程を説明するための図である。図22に示したように、連結部材引き抜き工程S132では、連結棒62を回転軸Aの周りで回転させながら引き上げ、鋼管杭10の係合部11との係合を解除して連結部材50を引き上げる。
上記構成によれば、鋼管杭10よりも小径の連結棒62を連結し、連結棒62を回転させながら連結部材50を引き上げることで、回転圧入機20を使用せずに、連結部材50を確実に引き抜くことができる。
図23は、他の実施形態に係る鋼管杭埋設工程の概略的な手順を示すフローチャートである。図23に示したように、鋼管杭埋設工程S200は、縮径部材取り付け工程S201、回転圧入工程S202及び判定工程S204を有し、これらは、鋼管杭埋設工程S100の縮径部材取り付け工程S101、回転圧入工程S102及び判定工程S104と同じである。
鋼管杭埋設工程S200では、判定工程S204の判定結果が肯定的な結果になると、回転圧入工程S202,S210のインターバルに、縮径部材取り外し工程S206及び連結工程S208が行われる。縮径部材取り外し工程S206では、全てのチャック部材22から縮径部材45が取り外される。
図24は、連結工程を説明するための図である。縮径部材取り外し工程S206の後に連結工程S208が行われ、図24に示したように、鋼管杭10に連結部材50が取り付けられる。
連結工程S208の後、回転圧入工程S210が実行される。回転圧入工程S210の動作は、回転圧入工程S102の動作と同じであるが、挟持対象物は連結部材50の大径部52である。
回転圧入工程S210の後、大径部52と小径部54の境界が上側挟持可能区間を通過したか否かを判定する判定工程S212が実行される。判定工程S212の判定結果が肯定的な結果になるまで、回転圧入工程S210が繰り返される。そして、判定工程S212の判定結果が肯定的な結果になると、縮径部材再取り付け工程S214が実行される。縮径部材再取り付け工程S214は、縮径部材再取り付け工程S118と同じであり、縮径部材再取り付け工程S214にて、全てのチャック部材22に縮径部材45が取り付けられる。鋼管杭埋設工程S200における縮径部材再取り付け工程S214以降の工程は、鋼管杭埋設工程S100と同じである。
上記構成では、連結工程S208にて、上側挟持可能区間を鋼管杭10の一端が通過する前に鋼管杭10に連結部材50が連結されことで、連結部材50の大径部52によって鋼管杭10の一端側が覆われる。この結果、連結部材50の大径部52によって鋼管杭10の一端側が補強され、鋼管杭10の一端側の変形が防止される。
幾つかの実施形態では、回転圧入工程S210の第1工程S300でチャック部材22によって大径部52を直接挟持する際に大径部52と小径部54の境界が上側挟持可能区間の中間にあるとき、図25に示したように、チャック部材22と小径部54との間にスペーサ72を挿入する。
上記構成によれば、スペーサ72を挿入することで、大径部52と小径部54の境界を含む部分を安定して挟持することができる。
最後に、本発明は上述した幾つかの実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、チャック機構28は、上記構成に限定されることはなく、油圧シリンダによってより直接的にチャック部材を往復動させるような構成を採用してもよい。
1 場所打ち鋼管コンクリート杭
2 施工基準面
4 孔
6 軸部
8 拡底部
10 鋼管杭
11 係合部
12 鉄筋かご
14 コンクリート
20 回転圧入機
22 チャック部材
23 溝
24 上下動機構
26 回転機構
28 チャック機構
30 下フレーム
31 上フレーム
32 油圧シリンダ
33 油圧モータ
34 ギア
35 旋回ベアリング
36 旋回ベアリング
37 中間フレーム
38 油圧シリンダ
39 楔部材
40 内輪
41 リンク
42 内輪
45 縮径部材
46 本体部
47 アーム部
48 締結部材
49 突条
50 連結部材
52 大径部
53 溝
54 小径部
55 ビット
60 延長部材
62 連結棒
64 蓋部材
66 補強部材
67 スリーブ部
68 延出部
69 溝
70 ハンマグラブ
72 スペーサ

Claims (11)

  1. 軸線方向にて一端側に外周面から突出する係合部を有する鋼管杭を施工基準面よりも下方に埋設する鋼管杭埋設方法であって、
    前記係合部を収容可能であるとともに前記係合部と係合可能であって前記鋼管杭の一端側に外嵌可能な大径部、及び、前記大径部と同軸であって前記鋼管杭と同じ外径の小径部を有する連結部材を用意する工程と、
    鉛直方向に沿う回転軸の周りに配列された複数のチャック部材、前記施工基準面よりも上方の下位置と前記下位置よりも上方の上位置との間にて前記鉛直方向に前記複数のチャック部材を往復動させるように構成された上下動機構、前記回転軸の周りに前記複数のチャック部材を回転させるように構成された回転機構、及び、前記回転軸と交差する径方向にて挟持位置と前記挟持位置よりも外方の解除位置との間で前記複数のチャック部材を移動させるように構成されたチャック機構を含む回転圧入機を用意する工程と、
    前記複数のチャック部材の各々に対し前記径方向にて内側に取り付け可能な複数の縮径部材であって、前記挟持位置の前記複数のチャック部材が前記連結部材の大径部を直接挟持可能である一方で、前記複数の縮径部材を介して前記挟持位置の前記複数のチャック部材が前記鋼管杭を挟持することを許容する複数の縮径部材を用意する工程と、
    前記回転圧入機によって繰り返し行われる回転圧入工程であって、前記回転圧入工程の各々は、
    前記複数のチャック部材を前記上位置にて前記挟持位置に移動させ、前記複数のチャック部材によって挟持対象物を径方向に挟んで挟持する第1工程と、
    前記挟持位置にある前記複数のチャック部材を回転させながら前記上位置から前記下位置まで移動させ、前記複数のチャック部材によって挟持対象物を回転させながら地中に押し込む第2工程と、
    前記複数のチャック部材を前記下位置で前記解除位置に移動させ、前記複数のチャック部材による前記挟持対象物の挟持を解除する第3工程と、
    を含む、回転圧入工程と、
    前記回転圧入工程の前に、前記複数のチャック部材の各々に対し前記縮径部材を取り付ける縮径部材取り付け工程と、
    前記回転圧入工程のインターバルに、前記複数のチャック部材から前記縮径部材を取り外す縮径部材取り外し工程と、
    前記縮径部材取り外し工程後に、前記鋼管杭の一端側に前記連結部材を連結する連結工程と、
    前記鉛直方向にて、前記連結部の大径部が、前記上位置の前記複数のチャック部材により挟持可能な上側挟持可能区間を通過した後に、前記回転圧入工程の前に、前記複数のチャック部材の各々に対し前記縮径部材を取り付ける縮径部材再取り付け工程と、を備え、
    前記縮径部材再取り付け工程の後に、前記回転圧入工程の第1工程において、前記複数の縮径部材がそれぞれ取り付けられた前記複数のチャック部材を前記上位置にて前記挟持位置に移動させ、前記複数の縮径部材がそれぞれ取り付けられた前記複数のチャック部材によって前記鋼管杭に連結された前記連結部材の小径部を前記径方向に挟んで挟持する
    ことを特徴とする鋼管杭埋設方法。
  2. 前記鋼管杭の一端側に内嵌可能なスリーブ部及び前記スリーブ部と同軸であって前記鋼管杭と同じ外径の延出部を有する補強部材を用意する工程と、
    前記上位置の前記複数のチャック部材により挟持可能な上側挟持可能区間を前記鉛直方向にて前記鋼管杭の一端が通過する前に行われ、前記鋼管杭の一端側に前記補強部材のスリーブ部を内嵌する補強部材取り付け工程と、
    前記鋼管杭の一端が前記鉛直方向にて前記上側挟持可能区間を通過した後であって、前記下側挟持可能区間を通過する前に行われ、前記鋼管杭の一端側から前記補強部材のスリーブ部を引き抜く補強部材取り外し工程と、
    前記係合部が前記鉛直方向にて前記上側挟持可能区間を通過する前に、前記係合部と干渉する可能性のある前記縮径部材を前記チャック部材から取り外す干渉縮径部材取り外し工程と、を更に備え、
    前記補強部材取り外し工程の後に、前記縮径部材取り外し工程、前記連結工程及び前記縮径部材再取り付け工程を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の鋼管杭埋設方法。
  3. 前記鋼管杭の一端が前記鉛直方向にて前記下側挟持可能区間の中間にあるときに、前記補強部材取り外し工程を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の鋼管杭埋設方法。
  4. 前記連結工程は、前記上位置の前記複数のチャック部材により挟持可能な上側挟持可能区間を前記鉛直方向にて前記鋼管杭の一端が通過する前に行われ、
    前記縮径部材再取り付け工程は、前記連結部材の大径部が前記鉛直方向にて前記上側挟持可能区間を通過した後に行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載の鋼管杭埋設方法。
  5. 前記回転圧入工程の第1工程で前記チャック部材によって前記大径部を直接挟持する際に前記大径部と前記小径部の境界が前記上側挟持可能区間の中間にあるとき、前記チャック部材と前記小径部との間にスペーサを挿入する
    ことを特徴とする請求項4に記載の鋼管杭埋設方法。
  6. 前記上位置の前記複数のチャック部材により挟持可能な上側挟持可能区間を前記鉛直方向にて前記連結部材の小径部が通過する前に、前記小径部に前記鋼管杭と同じ外径の延長部材を連結する延長部材連結工程を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の鋼管杭埋設方法。
  7. 前記回転圧入工程の後、前記連結部材の前記小径部又は前記延長部材に前記鋼管杭よりも小径の連結棒を接続する工程と、
    前記連結棒を前記鉛直軸の周りで回転させながら引き上げ、前記鋼管杭の係合部との係合を解除して前記連結部材を引き上げる工程と、
    を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の鋼管杭埋設方法。
  8. 軸線方向にて一端側に外周面から突出する係合部を有する鋼管杭を施工基準面よりも下方に埋設するための鋼管杭埋設システムであって、
    前記係合部と係合可能であって前記鋼管杭の一端側に外嵌可能な大径部及び前記大径部と同軸であって前記大径部よりも小さい外径の小径部を有する連結部材と、
    回転圧入機であって、鉛直方向に沿う回転軸の周りに配列された複数のチャック部材と、前記施工基準面よりも上方の下位置と前記下位置よりも上方の上位置との間にて前記鉛直方向に前記複数のチャック部材を往復動させるように構成された上下動機構と、前記複数のチャック部材を前記回転軸の周りにて回転させるように構成された回転機構と、前記回転軸と交差する径方向にて挟持位置と前記挟持位置よりも外方の解除位置との間で前記複数のチャック部材を移動させるように構成されたチャック機構と、を含む回転圧入機と、
    前記複数のチャック部材の各々に対し前記径方向にて内側に取り付け可能な複数の縮径部材であって、前記挟持位置の前記複数のチャック部材が前記連結部材の大径部を直接挟持可能である一方で、前記複数の縮径部材を介して前記挟持位置の前記複数のチャック部材が前記鋼管杭を挟持することを許容する複数の縮径部材と、
    を備えることを特徴とする鋼管杭埋設システム。
  9. 前記複数の縮径部材の各々は、
    前記複数のチャック部材の各々に対し、前記径方向にて内側に配置される本体部と、
    前記複数のチャック部材の各々の上部に配置可能なアーム部と、を有し、
    前記アーム部は前記チャック部材に対し締結部材を用いて固定可能である
    ことを特徴とする請求項8に記載の鋼管杭埋設システム。
  10. 前記鉛直方向にて、前記上下動機構による前記上位置と前記下位置との間での前記チャック部材のストローク長は、前記縮径部材の長さよりも長い
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の鋼管杭埋設システム。
  11. 前記本体部及び前記チャック部材のうち一方は、前記鉛直方向に沿って延びる少なくとも1つの突条を有し、
    前記本体部及び前記チャック部材のうち他方は、前記鉛直方向に沿って延び、前記少なくとも1つの突条が嵌合可能な少なくとも1つの溝を有する
    ことを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の鋼管杭埋設システム。
JP2015112975A 2015-06-03 2015-06-03 鋼管杭埋設方法、及び、鋼管杭埋設システム Active JP6623566B2 (ja)

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