JP2016222987A - Cvd装置用ボートおよびcvd装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、ウエハがCVD装置用ボートに張り付くことを抑制可能な技術を提供することを目的とする。【解決手段】CVD装置用ボート1は、複数のウエハ10を階層的に載置可能なCVD装置用ボートである。また、CVD装置用ボート1は、複数の支柱3と、複数の支柱3の上下方向に予め定められた間隔ごとに配置され、かつ、ウエハ10を支持する複数の爪4とを備えている。さらに、複数の爪4の上面に切り欠き部5が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、半導体製造装置に関し、特に縦型LP−CVD炉のボート形状に関するものである。
従来の縦型LP-CVD炉は、複数のウエハを階層的に載置する、石英またはSiCで形成されたボートを備えている。ウエハの載置構造は、ウエハ径よりも少し大きい円周上に位置する複数の支柱から、階層ごとに同一平面上に突出した爪を備え、ウエハはこの爪の表面(上面)上に載置される。
通常のCVDプロセスでは従来のボート形状で問題はないが、例えば1μm(10000Å)を超えるような厚膜形成のプロセスを処理する際にウエハがボートに張り付く現象が発生する。この場合、ウエハをボートとウエハカセット間で搬送する搬送機が停止したり、場合によってはボートが倒れたりするなどのトラブルが生じることがあった。
この現象を軽減させるため、例えば特許文献1には、ウエハの載置構造においてウエハとの接触部である爪の表面に半円形の突起を設けて、ウエハと爪との接触面積を小さくした構造が開示されている。
また、例えば特許文献2には、四角柱および円錐形など他の形状を有する突起が開示されている。
特開平9−139352号公報 特開2009−16567号公報
しかしながら、縦型LP-CVD炉のボートでは、一般的にウエハが載置される200個程の階層(スリット部)があり、各階層には例えば4個の爪が設けられた構造が採用されている。この場合、ウエハがボートに張り付く現象を解消するためには、特許文献1,2に記載の構造では爪の表面全てに半円形、四角柱または円錐形の突起を設ける必要があるが、特殊な形状を爪に施すことは容易ではなく、加工費用も高額なものとなっていた。
そこで、本発明は、低コストで、ウエハがCVD装置用ボートに張り付くことを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係るCVD装置用ボートは、複数のウエハを階層的に載置可能なCVD装置用ボートであって、複数の支柱と、前記複数の支柱の上下方向に予め定められた間隔ごとに配置され、かつ、前記ウエハを支持する複数の爪とを備え、前記複数の爪の上面に切り欠き部が形成されるものである。
本発明に係るCVD装置は、CVD装置用ボートを備えるものである。
本発明によれば、CVD装置用ボートは、複数の支柱と、複数の支柱の上下方向に予め定められた間隔ごとに配置され、かつ、ウエハを支持する複数の爪とを備え、複数の爪の上面に切り欠き部が形成される。したがって、従来の形状である爪の上面が平坦な場合と比べて、爪とウエハとの接触面積が減少するため、厚膜を成膜する際にウエハがCVD装置用ボートに張り付くことを抑制できる。さらに、従来の形状に切り欠き部を形成するだけで実現できるため、製造コストを低く抑えることができる。
実施の形態に係るCVD装置用ボートの平面図である。 CVD装置用ボートの下部の正面図である。 爪の平面図である。 爪の正面図である。 前提技術に係るCVD装置用ボートの爪の平面図である。 前提技術に係るCVD装置用ボートの爪の正面図である。
<実施の形態>
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態に係るCVD装置用ボート1の平面図であり、図2は、CVD装置用ボート1の下部の正面図である。なお、図1においては図面を見やすくするために、天板と支柱3を図示していない。
図1と図2に示すように、CVD装置用ボート1は、CVD装置の反応炉(縦型LP-CVD炉)内に配置され、底板2、複数(図1と図2では例えば4本)の支柱3、天板(図示省略)、および複数の爪4を備えている。
底板2および天板は、楕円形状に形成され、底板2の中央部には脚部6の接続部6aが設けられている。複数の支柱3は、上下方向に延びるように形成され、底板2と天板とで保持されている。また、複数の支柱3は、互いに底板2および天板の周方向に予め定められた間隔をあけて底板2および天板の周縁部に沿って配置されている。底板2および天板の周縁部には支柱3が配置されていない領域(図1では紙面の上側)があるが、この領域はウエハ10を出し入れするための領域である。
複数の爪4は、複数のウエハ10を階層的に載置可能に構成されている。より具体的には、複数の爪4は、複数の支柱3の上下方向に予め定められた間隔ごとにそれぞれ配置され、同じ高さ位置に配置された4つの爪4によってウエハ10が支持される。これにより、複数のウエハ10は複数の支柱3の上下方向に階層的に載置される。
次に、爪4の構造について説明する。図3は、爪4の平面図であり、図4は、爪4の正面図である。図3と図4に示すように、爪4は、平面視にて長方形状に形成されており、爪4の先端側の角部には、面取り加工が施されている。爪4の根元部および側部を避けるように切り欠き部5が設けられている。より具体的には、切り欠き部5は、爪4の角部を除いた先端側から爪4の全長の約3分の2の領域に設けられている。ここで、ウエハ10は爪4の先端側から中央部に渡る領域に載置されるが、切り欠き部5を設けることで、ウエハ10は爪4の幅方向両端部のみに接触することになり、爪4とウエハ10との接触面積が減少する。そのため、爪4は、切り欠き部5を設けた状態で4つの爪4によってウエハ10を支持することが可能な強度を有している。
次に、実施の形態に係るCVD装置用ボート1およびCVD装置用ボート1を備えるCVD装置が奏する効果について、前提技術と対比しながら説明する。図5は、前提技術に係るCVD装置用ボートの爪14の平面図であり、図6は、前提技術に係るCVD装置用ボートの爪14の正面図である。
図5と図6に示すように、前提技術に係るCVD装置用ボートの爪14の上面は平坦に形成されている。そのため、ウエハ10をCVD装置用ボートに載置した状態で、爪14とウエハ10との接触面積は大きくなり、例えば1μm(10000Å)を超えるような厚膜を成膜した際、ウエハ10が爪14に張り付く現象が発生する。この場合、ウエハ10をCVD装置用ボートとウエハカセット間で搬送する搬送機が停止したり、場合によってはCVD装置用ボートが倒れたりするなどのトラブルが生じることがあった。
これに対して、実施の形態に係るCVD装置用ボート1およびCVD装置では、複数の支柱3と、複数の支柱3の上下方向に予め定められた間隔ごとに配置され、かつ、ウエハ10を支持する複数の爪4とを備え、複数の爪4の上面に切り欠き部5が形成される。
したがって、前提技術の場合と比べて、爪4とウエハ10との接触面積が減少するため、厚膜を成膜する際にウエハ10がCVD装置用ボート1の爪4に張り付くことを抑制できる。
その結果、CVD装置用ボート1の交換頻度を削減することができ、CVD装置用ボート1の洗浄および先行確認などの削減にも繋がり、作業負荷を軽減することが可能となる。また、ウエハ10をCVD装置用ボート1とウエハカセット間で搬送する搬送機が停止したり、CVD装置用ボート1が倒れたりするなどのトラブルの予防にもなる。以上より、CVD装置用ボート1およびCVD装置の長期使用が可能となるとともに、半導体装置の歩留り向上を図ることが可能となる。
さらに、前提技術の形状に切り欠き部5を形成するだけで実現できるため、加工を簡単に行うことができ、製造コストを低く抑えることができる。
切り欠き部5は、複数の爪4の根元部および側部を避けて形成されるため、爪4の角部に切り欠き部5が形成されることを避けることができ、爪4の強度が低下することを抑制できる。これにより、爪4におけるウエハ10を支持するために必要な強度を確保することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 CVD装置用ボート、3 支柱、4 爪、5 切り欠き部。

Claims (3)

  1. 複数のウエハを階層的に載置可能なCVD装置用ボートであって、
    複数の支柱と、
    前記複数の支柱の上下方向に予め定められた間隔ごとに配置され、かつ、前記ウエハを支持する複数の爪と、
    を備え、
    前記複数の爪の上面に切り欠き部が形成される、CVD装置用ボート。
  2. 前記切り欠き部は、前記複数の爪の根元部および側部を避けて形成される、請求項1記載のCVD装置用ボート。
  3. 請求項1または請求項2記載のCVD装置用ボートを備える、CVD装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04105544U (ja) * 1991-02-21 1992-09-10 ソニー株式会社 ウエハクランパ
JPH07125804A (ja) * 1993-06-11 1995-05-16 Sony Corp ウエハ移載装置
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