JP2016222785A - 浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オフセット印刷において長時間印刷を継続させた場合であっても、良好な印刷適性を保持することのできる浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物を提供すること。【解決手段】顔料、樹脂及び油成分を含む顔料分散組成物を調製する混合工程と、2価以上の金属のアルコキシ化合物を添加された状態で上記顔料分散組成物の温度を70〜200℃とするゲル化工程と、を含む製造方法により調整された浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物を用いる。【選択図】なし

Description

本発明は、浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物の製造方法に関するものである。
オフセット印刷は、油性であるオフセット印刷用インキ組成物(以下、「インキ組成物」又は「インキ」と適宜省略する。)が水に反発する性質を利用した印刷方式であり、凹凸を備えた印刷版を用いる凸版印刷方式とは異なり、凹凸のない印刷版を用いることを特徴とする。この印刷版は、凹凸の代わりに親油性の画像部と親水性の非画像部とを備える。そして印刷に際しては、まず、湿し水によって印刷版の非画像部が湿潤されてその表面に水膜が形成され、次いでインキ組成物が印刷版に供給される。このとき、供給されたインキ組成物は、水膜の形成された非画像部には反発して付着せず、親油性の画像部のみに付着する。こうして、印刷版の表面にインキ組成物による画像が形成され、次いでそれがブランケット及び紙に順次転移することにより印刷が行われる。
そして、オフセット印刷は、印刷版の作製が比較的簡単でありながら、高い美粧性を備えた印刷物を得たり、大量の印刷物を短時間で得たりする分野に適するという特性を備える。そこで、オフセット印刷は、パンフレット、ポスター、カレンダー等といった高い美粧性が要求される分野から、新聞、雑誌、電話帳等といった高速かつ大量に印刷されることが要求される分野まで広く利用されている。
これらの分野のうち、高速かつ大量に印刷することが必要な分野では、オフセット輪転機を用いるのが一般的である。オフセット輪転機では、印刷用紙を巻き取りの状態で用紙供給部に装着し、この巻き取りを巻き解くことで印刷用紙を印刷部へ供給し印刷を行う。印刷された印刷用紙は、裁断部で裁断を受けたあと、折り加工等といった必要な加工を受けて製品となる。このような印刷方法によれば、数万部から数十万部程度の印刷を一度に行うことができるので効率的であり、その印刷速度も1時間あたり十万部以上という高速に達することもある。
高速印刷を代表する分野の一つである新聞印刷では、上記のような高速印刷技術を利用し、比較的低級な印刷用紙である更紙に対して浸透乾燥型のインキ組成物を用いて印刷を行う。新聞印刷用の更紙は、用紙の内部へ油を浸透させる吸油性に優れるので、油性であるインキ組成物がその表面に印刷されると、インキ組成物に含まれる油成分を速やかにその内部へ浸透させる。その結果、用紙の表面には油成分を失って粘着性の無くなったインキ組成物が残留し、いわゆる乾燥状態となる。その過程に要する時間は僅かであり、ゆえに、オフセット輪転機から出てきた印刷紙面を直ちに折り加工して冊子状にしたとしても、向かい合った頁にインキ組成物が付着することは殆ど無く、新聞としての可読性を確保することができる。
このように、新聞印刷に用いられるインキ組成物は、高速回転するオフセット輪転機に対する追随性と、浸透乾燥による速やかな乾燥とを両立させることへの技術的な要求があり、高速印刷適性を付与した製品が数多く提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−281954号公報
ところで、特に新聞におけるカラー印刷では、全ての印刷面が同じような大きさのカラー図柄を備えるわけではなく、全面広告に代表されるように大きなカラー図柄が入る印刷面もあれば、記事面に設けられた天気図に代表されるように小さなカラー図柄しか入らない印刷面もある。このような小さなカラー図柄しか入らない印刷面では、一つの印刷面の中で、例えば天気図等が存在して色インキ組成物が消費される箇所と、ニュース記事(主として白黒である。)しか存在せず色インキ組成物が消費されない箇所とが存在する。すると、色インキ組成物が消費されない箇所では、消費されなかった色インキ組成物がインキ供給用のローラーに滞留し、時には印刷版に湿し水を供給するダンプニングローラーにも滞留する。
ローラーに滞留したインキ組成物は、湿し水と接した状態で長時間、ローラーによって練られ続ける。すると、時間の経過とともに、滞留したインキは、その粘度を増していき、やがてローラー上に固着するようになる。この状態で例えば印刷版の差し替え等により印刷機を停止させると、印刷機を再稼働させたときに固着したインキ組成物が印刷版に付着したり、印刷版を介してブランケットに付着したりすることがある。こうして付着したインキ組成物は極めて粘度が高いので、これが印刷版の非画像部に付着した場合には、湿し水が供給されても印刷版からなかなか除去されずに印刷紙面の汚れを引き起こす場合があり、また、ブランケットに付着した場合には、印刷用紙が毟られて切断される等のトラブルを引き起こす場合がある。
このようにインキ組成物がその粘度を増加させて固着する現象は、「ねっぱり」と呼ばれ、インキ組成物が湿し水の存在下でローラーによって長時間練られた場合に顕著に観察される。こうした「ねっぱり」現象に対するインキ組成物における対応は、未だ十分でないのが現状である。また、このような現象は、新聞印刷の際に使用される浸透乾燥型のオフセット印刷用インキ組成物にて特に顕著に観察される。
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、オフセット印刷において長時間印刷を継続させた場合であっても、良好な印刷適性を保持することのできる浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、インキ組成物を構成する顔料分散組成物を調製した後に、この顔料分散組成物に2価以上の金属のアルコキシ化合物を添加してそれらの温度を70〜200℃に昇温することでゲル化させ、これをインキ組成物として用いることにより、印刷時における「ねっぱり」現象を著しく改善できることを見出した。本発明は、以上の知見によりなされたものであり、具体的には以下のようなものを提供する。
本発明は、顔料、樹脂及び油成分を含む顔料分散組成物を調製する混合工程と、2価以上の金属のアルコキシ化合物を添加された状態で上記顔料分散組成物の温度を70〜200℃とするゲル化工程と、を含む、浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物の製造方法である。
上記金属のアルコキシ化合物の添加量は、上記顔料分散組成物の100質量部に対して、0.1〜3.0質量部であることが好ましい。
上記金属のアルコキシ化合物は、金属としてアルミニウムを含む化合物であることが好ましい。
上記金属のアルコキシ化合物が、下記化学式で表されるジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテートであることが好ましい。
Figure 2016222785
上記樹脂及び上記油成分が、2価以上の金属のアルコキシ化合物の存在下で加熱及び混合されゲル化ワニスとなった状態で上記混合工程に供されることが好ましい。
本発明によれば、オフセット印刷において長時間印刷を継続させた場合であっても、良好な印刷適性を保持することのできる浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物が提供される。
以下、本発明の浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物の製造方法の一実施態様を示して詳細に説明するが、本発明は以下の実施態様に何ら限定されるものではない。
本発明の浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物の製造方法は、顔料、樹脂及び油成分を含む顔料分散組成物を調製する混合工程と、2価以上の金属のアルコキシ化合物を添加された状態で上記顔料分散組成物の温度を70〜200℃とするゲル化工程と、を含む。本発明の製造方法は、これら混合工程及びゲル化工程の2つの工程を必須として含むものであり、これら2つの工程の前や後、さらにはこれら2つの工程の間に別の工程を有してもよい。これら2つの工程は必ずしも連続して行われなければならないものでないが、混合工程はゲル化工程よりも前に位置する必要がある。
周知のように、インキ組成物は、樹脂を油成分に溶解させて得たワニスと着色成分である顔料とを混合分散させて調製される。このとき、オフセット印刷において要求される粘弾性をインキ組成物に付与すべく、ワニスを調製する際に、樹脂を油成分で溶解させた後に2価以上の金属のアルコキシ化合物を加えて加熱することにより、樹脂分子に含まれるカルボキシル基等の極性基を介して樹脂分子同士を架橋させ、ワニスをゲル化させることが行われる。つまり、予めゲル化されたワニスと顔料とを混合分散させることによりインキ組成物を調製するのが通常の手順である。
一方、本発明の製造方法では、ワニスと顔料とを混合分散させて顔料分散組成物を調製した後に、この顔料分散組成物に2価以上の金属のアルコキシ化合物を加えて加熱することでゲル化を行う。つまり、本発明では、ワニスの状態でゲル化を行うのではなく、顔料を分散させ、インキ組成物となる一歩手前の状態でゲル化を行う。本発明者らは、このような調製手順を経たインキ組成物を用いて印刷を行うと、意外にも上記の「ねっぱり」現象が著しく改善されることを知見し、本発明を完成させたのである。以下、各工程について説明する。
[混合工程]
まず、混合工程について説明する。この工程では、顔料、樹脂及び油成分を含む顔料分散組成物が調製される。まずは、各原料について説明する。
樹脂は、後述の着色顔料を印刷用紙の表面で固定するためのバインダーとして機能する成分であり、また、そうした着色顔料等をインキ組成物中に分散させるために用いられる成分でもある。このような樹脂としては、インキ組成物の分野で通常使用されるものを特に制限なく挙げることができ、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性アルキド樹脂、ロジン変性石油樹脂、ロジンエステル樹脂、石油樹脂変性フェノール樹脂、アクリル変性フェノール樹脂、アルキド樹脂、植物油変性アルキド樹脂、石油樹脂等が例示される。これらの樹脂の重量平均分子量としては、3000〜30万程度を好ましく例示することができる。
これらの樹脂の中でも、顔料分散性、印刷品質及び長時間にわたる安定な印刷適性といった観点からは、重量平均分子量が1万〜15万であるロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂よりなる群から選択される少なくとも1種を用いることが好ましい。また、顔料の分散性を向上させるために、これらの樹脂とアルキド樹脂とを併用することも好ましい。この場合、ロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂の合計100質量部に対して、アルキド樹脂を3〜10質量部程度用いるのが好ましい。樹脂の添加量としては、インキ組成物全体に対して、10〜35%程度を好ましく例示できる。
既に述べたように、樹脂は、後述する油成分とともに加熱されることにより溶解され、ワニスとされた状態で使用される。上記のように、樹脂が溶解されてワニスとなったときに二価以上の金属のアルコキシ化合物とともに加熱することでワニスをゲル化させて用いるのが一般的だが、本発明では、顔料がワニス中に混合分散されて顔料分散組成物とされた状態でゲル化を行う。なお、この顔料分散組成物を調製するためのワニスは、樹脂を油成分に溶解させたままのもの(いわゆる溶解ワニス)であってもよいし、樹脂を油成分に溶解させた後に二価以上の金属のアルコキシ化合物の存在下で加熱及び混合してゲル化ワニスとしたものでもよい。後者のゲル化ワニスを顔料分散組成物の調製に用いると、結果として得られるインキ組成物において「ねっぱり」現象がより抑制される傾向があって好ましい。
ワニスとしては、そこに含まれる樹脂や油成分の種類、樹脂の含有量等が異なる複数種類のものを組み合わせて用いることもできる。この場合、溶解ワニスとゲル化ワニスとを組み合わせて用いることもできる。
ワニス中の樹脂成分の含有量としては、30〜60質量%程度を挙げることができるが、インキ組成物中において必要となる樹脂の含有量や、ワニスとしてのハンドリング性を考慮して適宜設定すればよい。また、樹脂を油成分に溶解させてワニスにする際の加熱温度は、樹脂の溶解性等を考慮して適宜設定すればよいが、100〜250℃程度を例示することができる。なお、上記のように、用いるワニスの一部又は全部としてゲル化されたワニスを用いる場合、樹脂を溶解させて得られたワニス中に二価以上の金属のアルコキシ化合物といったゲル化剤を投入し、100〜200℃程度で加熱すればよい。
[油成分]
油成分は、樹脂を溶解させてワニスとしたり、インキ組成物の粘度を調節したりするために使用される。油成分としては、植物油及び/又は鉱物油を挙げることができ、これまでインキ組成物の調製に用いられてきたものを特に制限なく使用できる。
本発明において、植物油には、植物油の他に植物油由来の脂肪酸エステル化合物が含まれてもよい。植物油としては、大豆油、綿実油、アマニ油、サフラワー油、桐油、トール油、脱水ヒマシ油、カノーラ油等の乾性油や半乾性油等が例示される。また、植物油由来の脂肪酸エステル化合物としては、上記植物油に由来する脂肪酸のモノアルキルエステル化合物等が例示される。この脂肪酸モノアルキルエステル化合物を構成する脂肪酸としては、炭素数16〜20の飽和又は不飽和脂肪酸が好ましく例示され、このような飽和又は不飽和脂肪酸としては、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸等が好ましく例示される。脂肪酸モノアルキルエステル化合物を構成するアルキル基としては、炭素数1〜10のアルキル基が好ましく例示され、より具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基等が好ましく例示される。
これらの植物油は、単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。植物油としては、大豆油、大豆油脂肪酸エステル等が好ましく例示される。インキ組成物における植物油の含有量としては、インキ組成物全体に対して20〜60質量%程度を例示することができる。
本発明において、鉱物油としては、溶剤とも呼ばれる軽質の鉱物油や、潤滑油状である重質の鉱物油等が挙げられる。重質の鉱物油を用いることにより、「ねっぱり」現象をより抑制することができるので好ましい。
軽質の鉱物油としては、沸点160℃以上、好ましくは沸点200℃以上の非芳香族系石油溶剤が例示される。このような非芳香族系石油溶剤としては、JX日鉱日石エネルギー株式会社製の0号ソルベント、同AFソルベント5号、同AFソルベント6号、同AFソルベント7号等が例示される。
重質の鉱物油としては、スピンドル油、マシン油、ダイナモ油、シリンダー油等として分類されてきた各種の潤滑油を挙げることができる。これらの中でも、米国におけるOSHA基準やEU基準に適応させるとの観点からは、縮合多環芳香族成分の含有量が抑制されたものであることが好ましい。このような鉱物油としては、JX日鉱日石エネルギー株式会社製のインクオイルH8、同インクオイルH35(いずれも商品名)、三共油化工業株式会社製のSNH8、同SNH46、同SNH220、同SNH540(いずれも商品名)等が例示される。
これらの鉱物油は、単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。インキ組成物における鉱物油の含有量としては、インキ組成物全体に対して0〜50質量%程度を例示することができる。なお、財団法人日本エコマーク事務局が認定する、インキ組成物におけるエコマーク基準(類型名:印刷インキVersion2.8、基準:インキ組成物中の石油系溶剤が30質量%以下)に適合させるとの観点からは、インキ組成物における鉱物油の含有量を30質量%以下とすることが好ましい。
[顔料]
顔料は、インキ組成物に着色力を付与する着色顔料と、インキ組成物に粘弾性等の印刷適性を付与する体質顔料とに分類される。本発明では、着色力を付与するための着色顔料が必須として用いられ、体質顔料は任意成分として用いられる。次に、これらの顔料について説明する。
着色顔料としては、従来からインキ組成物に使用される有機及び/又は無機顔料を特に制限無く挙げることができる。
このような着色顔料としては、ジスアゾイエロー(ピグメントイエロー12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー17、ピグメントイエロー1)、ハンザイエロー等のイエロー顔料、ブリリアントカーミン6B、レーキレッドC、ウオッチングレッド等のマゼンタ顔料、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、アルカリブルー等のシアン顔料、カーボンブラック等の黒色顔料等が例示される。
着色顔料の添加量としては、インキ組成物全体に対して8〜30質量%程度が例示されるが、特に限定されない。なお、イエロー顔料を使用してイエローインキ組成物を、マゼンタ顔料を使用してマゼンタインキ組成物を、シアン顔料を使用してシアンインキ組成物を、黒色顔料を使用してブラックインキ組成物をそれぞれ調製するに際しては、補色として、他の色の顔料を併用したり、他の色のインキ組成物を添加したりすることも可能である。
体質顔料としては、クレー、タルク、カオリナイト(カオリン)、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、ベントナイト、酸化チタン等が例示される。体質顔料の添加量としては、インキ組成物全体に対して0〜33質量%程度が例示されるが、特に限定されない。
着色顔料及び体質顔料(すなわち顔料)としては、プレスケーキを用いてもよいし、パウダー状のものを用いてもよい。顔料の多くは水系で合成され、合成の最終段階で水に不溶の析出物として得られた顔料から水分が除去されてインキ組成物の調製に供される。この水分の除去の第一段階は濾別であり、濾別により顔料の粒子を集め、さらにこれに圧力をかけて水分を絞り出したものがプレスケーキと呼ばれる。プレスケーキにはいくらかの水分が残留しているために重量が大きくなるが、顔料粒子の周囲に水分が存在することで顔料粒子の凝集が抑制され、インキ組成物を調製する際、顔料分散に要するエネルギーを小さくすることができる。一方、濾別された顔料を乾燥させるとパウダー状の顔料となる。パウダー状の顔料は、プレスケーキと違って水分を含まないので重量を小さくすることができるが、乾燥に伴う顔料粒子の凝集が生じているため、顔料分散に要するエネルギーが大きくなりがちである。いずれのタイプの顔料を用いるかは、生産設備やハンドリング等を考慮して適宜決定すればよい。
本工程では、これらの材料を混合して顔料分散組成物が調製される。顔料分散組成物を調製するに際しては、上記のように、予め樹脂及び油成分をワニスとしておくのが一般的であるので、ここでの説明は樹脂及び油成分をワニスとしておくことを前提とするが、本発明の製造方法はこれに限定されるわけではない。
顔料としてプレスケーキを用いる場合、そのプレスケーキとワニスとを十分に混合させ、その後、プレスケーキに由来する水分を混合物から除去すればよい。プレスケーキとワニスとを混合するには、ニーダーや高速撹拌装置を用いることができる。混合物から水分を除去するには、混合物を密閉容器に収容し減圧状態で加温すればよい。ニーダーや高速撹拌装置を用いて混合するときにプレスケーキに含まれていた水分が分離してきた場合には、減圧状態で水分を除去するのに先立ってこれを傾斜排水しておいてもよい。水分を除去された上記混合物が本工程の目的物となる顔料分散組成物であり、これをそのまま次の工程で用いてもよいし、三本ロールミル等の混練装置でさらに顔料分散を行ってから次の工程で用いてもよい。
顔料としてパウダー状のものを用いる場合、顔料とワニスとを十分に混合させ、得られた混合物を混練して顔料分散を行えばよい。顔料とワニスとを混合するには、高速撹拌装置を用いることができる。得られた混合物を混練するには、三本ロールミルやビーズミル等の混練装置を用いることができる。グラインドゲージ等を用いて顔料分散の程度を適宜調べ、所望の顔料分散となるまで混練を行うことで本工程の目的物となる顔料分散組成物が得られる。
[ゲル化工程]
上記混合工程を経た顔料分散組成物は、ゲル化工程に付される。ゲル化工程は、顔料分散組成物に2価以上の金属のアルコキシ化合物を添加し、その状態で温度を70〜200℃とする工程である。この工程を経ることにより、顔料分散組成物に含まれる樹脂が上記金属のアルコキシ化合物に架橋され、顔料分散組成物全体がゲル化する。
既に説明したように、従来のインキ組成物の製造方法では、ゲル化したワニスと顔料とを混合してインキ組成物を調製していたが、本発明のインキ組成物の製造方法では、ワニスと顔料とを混合して顔料分散組成物を調製した後、顔料分散組成物全体に対してゲル化を行う。このような手順でインキ組成物を調製することにより「ねっぱり」現象が著しく改善されることは既に述べた通りである。このような効果の得られる理由は必ずしも明らかでないが、ワニスのみをゲル化させて用いていた従来法に比較して、インキ組成物の一歩手前である顔料分散組成物に対してゲル化を行うことにより、インキ組成物全体にわたって架橋による網目構造を形成させることができ、この網目構造の中に油成分が保持され、油成分の離脱に伴う粘度の急激な上昇、すなわち「ねっぱり」現象が抑制されるものと推察される。なお、顔料分散組成物を調製するのに用いるワニスとしては、上記のように、溶解ワニス単独であってもよいし、ゲル化ワニス単独であってもよいし、溶解ワニスとゲル化ワニスとを組み合わせたものであってもよい。顔料分散組成物を調製するためのワニスの少なくとも一部としてゲル化ワニスを用いると、インキ組成物となった後でより「ねっぱり」現象が抑制される傾向があって好ましいことは既に述べた通りである。
本工程にて顔料分散組成物に添加される2価以上の金属のアルコキシ化合物は、樹脂分子に含まれるカルボキシル基や水酸基等の極性基と反応し、アルコールを放出して金属−樹脂分子間に結合を形成させる。このアルコキシ化合物は2価以上であるので、複数の樹脂分子間で架橋を行い、組成物に含まれる樹脂分子の見かけの分子量を上昇させこの組成物をゲル化させる。
2価以上の金属のアルコキシ化合物としては、金属としてアルミニウムを含むものが好ましく用いられ、中でも、下記化学式で表されるジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテートが好ましく例示される。この化合物は市販されており、例えば川研ファインケミカル株式会社からALCHの商品名で販売されているものを容易に入手できる。
Figure 2016222785
2価以上の金属のアルコキシ化合物を顔料分散組成物に添加する際の添加量としては、顔料分散組成物100質量部に対して、上記金属のアルコキシ化合物0.1〜3.0質量部を好ましく挙げられ、0.5〜2.0質量部をより好ましく挙げられ、0.8〜1.5質量部をさらに好ましく挙げられる。
2価以上の金属のアルコキシ化合物を顔料分散組成物に添加した後、これらを70〜200℃に昇温させ、30〜120分間程度その温度を保持する。これにより、顔料分散組成物がゲル化される。温度としては、100〜150℃を好ましく挙げられる。
ゲル化を行った後の顔料分散組成物を放冷し、上記油成分を添加することで組成物が所望の粘度となるまで粘度調整を行う。粘度は、インキ組成物が適用される印刷機やハンドリング性等を考慮して適宜設定すればよいが、新聞印刷用の浸透乾燥型オフセットインキ組成物であれば、ラレー粘度計による25℃での値が2.0〜20Pa・sであることを例示できるが、特に限定されない。
ゲル化された顔料分散組成物は、上記のような粘度調整を経ることでインキ組成物となる。このようにして調製されたインキ組成物は、「ねっぱり」現象が顕著に抑制されるので、長時間印刷を継続させた場合であっても良好な印刷適性が保持される。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の記載では、特に断りのない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は質量部を意味する。
[インキ組成物用ワニスA(非ゲル化ワニス)の調製]
冷却管、温度計及び撹拌機を装着した4つ口フラスコに、重量平均分子量10万のロジン変性フェノール樹脂(荒川化学工業株式会社製)35部、大豆油20部及びAFソルベント6号(JX日鉱日石エネルギー株式会社製)44.5部を仕込んだ後200℃に昇温し、同温度を1時間維持することにより樹脂を溶解させることで、非ゲル化ワニスであるインキ組成物用ワニスA(以下、ワニスAと呼ぶ。)を得た。
[インキ組成物用ワニスB(ゲル化ワニス)の調製]
冷却管、温度計及び撹拌機を装着した4つ口フラスコに、重量平均分子量10万のロジン変性フェノール樹脂(荒川化学工業株式会社製)35部、大豆油20部及びAFソルベント6号(JX日鉱日石エネルギー株式会社製)44.5部を仕込んだ後200℃に昇温し、同温度を1時間維持することにより樹脂を溶解させた後、ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテート(川研ファインケミカル株式会社製、ALCH)を0.5部仕込み、その後170℃で60分間加熱保持することで、ゲル化ワニスであるインキ組成物用ワニスB(以下、ワニスBと呼ぶ。)を得た。
[マゼンタインキベースAの調製]
フラッシャー内に、上記ワニスAを35部と、ブリリアントカーミン6Bの顔料プレスケーキ(顔料純分25%)を顔料乾燥固形分として30部と、を加え、温度50℃にて混練することで顔料プレスケーキに含まれている水分をフラッシャー内の固形分から分離させ(フラッシング)、これをデカンテーションにより排水した。その後、フラッシャー内に存在する固形物を減圧下で110℃に加熱することで当該固形物から水分を除去し、これに上記ワニスAを20部と大豆油を15部とを加えて混合することでマゼンタインキベースA(以下、MベースAと呼ぶ。)を得た。MベースAは、非ゲル化ワニスのみを用いて調製したインキベースである。
[マゼンタインキベースBの調製]
フラッシャー内に、上記ワニスBを35部と、ブリリアントカーミン6Bの顔料プレスケーキ(顔料純分25%)を顔料乾燥固形分として30部と、を加え、温度50℃にて混練することで顔料プレスケーキに含まれている水分をフラッシャー内の固形分から分離させ(フラッシング)、これをデカンテーションにより排水した。その後、フラッシャー内に存在する固形物を減圧下で110℃に加熱することで当該固形物から水分を除去し、これに上記ワニスBを20部と大豆油を15部とを加えて混合することでマゼンタインキベースB(以下、MベースBと呼ぶ。)を得た。MベースBは、ゲル化ワニスのみを用いて調製したインキベースである。
[シアンインキベースAの調製]
シアニンブルー顔料30部、上記ワニスAを60部、及び大豆油10部を混合した後、これを3本ロールミルにより練肉し、シアンインキベースA(以下、「CベースA」と呼ぶ。)を得た。CベースAは、非ゲル化ワニスのみを用いて調製したインキベースである。
[シアンインキベースBの調製]
シアニンブルー顔料30部、上記ワニスBを60部、及び大豆油10部を混合した後、これを3本ロールミルにより練肉し、シアンインキベースB(以下、「CベースB」と呼ぶ。)を得た。CベースBは、ゲル化ワニスのみを用いて調製したインキベースである。
[体質インキベースの調製]
炭酸カルシウム50部、上記ワニスAを40部及び大豆油10部を混合した後、これを3本ロールミルにより練肉し、体質インキベース(以下、「体質ベース」と呼ぶ。)を得た。
[実施例1〜12のインキ組成物の調製]
上記各インキベース、体質ベース、及び大豆油(すなわち、ALCHを除く各成分)を表1及び2に示す配合割合で混合して、顔料分散組成物を得た。その後、各顔料分散組成物に対して、表1及び2に示す配合割合でジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテート(川研ファインケミカル株式会社製、ALCH)を加えてから撹拌しながら120℃に昇温させ、その温度を1時間維持した後放冷し、粘度が6.0±0.5Pa・sとなるように大豆油を添加して粘度調製を行うことで実施例1〜12のインキ組成物を得た。なお、表1及び2に示す配合割合は質量部である。
[比較例1及び2のインキ組成物の調製]
上記各色ベースインキ、体質ベース、マシン油及び大豆油を表2に示す配合割合で混合し、粘度が6.0±0.5Pa・sとなるように大豆油を添加して粘度調製を行うことで比較例1及び2のインキ組成物を得た。なお、表2に示す配合割合は質量部である。
[印刷評価]
実施例1〜12及び比較例1〜2のインキ組成物のそれぞれについて、N−750型印刷実験機(東浜精機株式会社製)を使用して、印刷速度12万部/時で用紙を新聞用更紙として下記のベタ紙面濃度にて印刷試験を行った。各インキ組成物について2万部の印刷を行い、それぞれの印刷の終了後における水着けローラー(印刷版に湿し水を供給するローラー)上のインキ組成物の「ねっぱり」状態を指触で評価した。その評価結果を表1及び2に示す。印刷試験における湿し水としては水道水にSAH−7(サカタインクス株式会社製、アルカリH液)を0.7%加えたものを使用し、湿し水の供給にはスプレーダンプナーSSD−12(サカタインクス株式会社製)を使用した。印刷に際しては、水幅の下限付近での印刷状態の比較を行うために、水幅の下限値よりもSSD−12のダイヤルを2ポイント上げた状態とした。各色のベタ紙面濃度は、マゼンタ及びシアンとも0.95±0.02とした。なお、ベタ紙面濃度は、印刷物におけるベタ部の濃度をSpectroeye濃度計(Gretagmacbeth社製)により測定した数値である。なお、評価基準は下記の通りである。
◎:ローラー上のインキ組成物が指に付着し、その粘度も元のインキ組成物と同様だった
○:ローラー上のインキ組成物が指に付着したが、その粘度は元のインキ組成物よりもわずかに増加していた
△:ローラー上のインキ組成物が指に付着したが、その量は僅かである
×:ローラー上のインキ組成物が指に付着しない
[経時変化評価]
実施例1〜12及び比較例1〜2のインキ組成物のそれぞれについて、調製直後と、調製した後に60℃の保温庫で30日間放置したものとに関し、垂直ガラス板流度計を用いて、25℃において、印刷インキ組成物0.5ccが重力により10分間で流れた距離を測定した。そして、30日間放置したものの流れた距離を、調製直後のものの流れた距離で除算することで経時に伴う流動性の変化率を算出し、経時変化を評価した。その結果を表1及び2に示す。なお、評価基準は下記の通りである。
◎:流動性の変化率が110%未満であった
○:流動性の変化率が110%以上、150%未満であった
△:流動性の変化率が150%以上であった
Figure 2016222785
Figure 2016222785
表1及び2に示すように、ワニスと顔料とを混合分散させて顔料分散組成物としてからゲル化を行ってインキ組成物とした実施例1〜12のインキ組成物では、ワニスに対してゲル化を行ってからインキ組成物とした比較例1及び2のインキ組成物に比べて、「ねっぱり」現象が改善される傾向となった。また、顔料組成物に対してゲル化を行う場合、金属のアルコキシ化合物の添加量が0.5〜2質量部であればインキ組成物の経時変化も抑制され、より好ましい結果となることも確認された。また、実施例1、11及び12のインキ組成物では印刷評価がいずれも良好だったが、印刷評価における指触では実施例11及び12のインキ組成物のほうがより良好であり、少なくとも一部としてゲルワニスを用いて顔料分散組成物を調製し、これをゲル化させて得たインキ組成物を用いることで、より「ねっぱり」現象が抑制される傾向にあるのが確認された。

Claims (5)

  1. 顔料、樹脂及び油成分を含む顔料分散組成物を調製する混合工程と、
    2価以上の金属のアルコキシ化合物を添加された状態で前記顔料分散組成物の温度を70〜200℃とするゲル化工程と、を含む、浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物の製造方法。
  2. 前記金属のアルコキシ化合物の添加量が、前記顔料分散組成物の100質量部に対して、0.1〜3.0質量部である請求項1記載の浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物の製造方法。
  3. 前記金属のアルコキシ化合物が、金属としてアルミニウムを含む化合物である請求項1又は2記載の浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物の製造方法。
  4. 前記金属のアルコキシ化合物が、下記化学式で表されるジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテートである請求項1〜3のいずれか1項記載の浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物の製造方法。
    Figure 2016222785
  5. 前記樹脂及び前記油成分が、2価以上の金属のアルコキシ化合物の存在下で加熱及び混合されゲル化ワニスとなった状態で前記混合工程に供されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物の製造方法。
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