JP2016221250A - 三次元桟構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 連続線条が部分的にランダムに溶着することによりループを形成し、押出方向に対応する縦方向、前記押出方向と直交する横方向と厚み方向を有する、ポリエチレン系熱可塑性樹脂、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、又はポリエチレン系熱可塑性樹脂とポリエチレン系熱可塑エラストマーの混合物からなる三次元桟構造体であり、三次元桟構造体の反発弾性が13cm以上であり、ヒステリシスロスが34%を超えず、13%を下回らず、前記縦方向において乾燥熱風試験前後の熱伸長率が0〜8%である。
【選択図】 なし
Description
試料の中心部分から樹脂糸を切り出し、ノギスで樹脂糸の厚みを5回測定した。5回の測定値の平均値を線径とした。S1とS2に対して測定した。エラストマー試料の線径は、ポリエステルの測定結果から推測した。アニーリング有りの温度は60℃、アニーリングなしは23℃とした。
試料を30cm×30cmの大きさに切断し、無荷重で24時間放置した後、4か所の高さを測定して平均値を試料厚みとした。試料厚みから体積を求め、試料の重さを体積で除した値を試料の嵩密度とした。
試料を20cm×20cmの大きさに切断し、押し出し方向表面に形成された不規則な形状のランダムループのループ円の直径が大きいほうを10か所測定を行い、平均値をミリ以下、切り捨て、ランダムループの平均直径とした。
試料を30cm(縦)×30cm(横)の大きさに切断し、この試験片をJIS K 6400−2:2012 A法を準用して計測した。試験温度20℃、湿度65%である。
試料を30cm(縦)×30cm(横)の大きさに切断し、この試験片をJIS K 6400−3:2011を準用して測定を行った。鋼球は直径が41.5mm、重さ290gのものを使用した。落下高さ500mmとした。試験温度23℃、湿度50%である。
試料を30cm(縦)×30cm(横)の大きさに切断し、(5)に記載の方法で定重繰返し試験前の反発弾性(a)を測定する。反発弾性を測定したサンプルに対して定重繰返し圧縮試験を実施する。定重繰り返し圧縮試験はJISK6400-4の繰返し圧縮残留ひずみ試験A法(定荷重法)に準拠して実施する。繰り返し圧縮試験は温度23±2℃、相対湿度50±5%で実施する。A法(定荷重法)は直径25cmの加圧板を用いてサンプルに750N±20Nの力で、毎分70±5回の早さで80000万回の繰返し圧縮を行う。最大の力750±20Nを加圧している時間は、繰り返し圧縮に要する時間の25%以下とする。試験終了後、サンプルに力のかからない状態で100±0.5分放置する。定重繰返し試験後の反発弾性(b)を(5)に記載の方法で測定する。定重繰返し試験後の反発弾性変化率(%)は、定重繰返し試験後の反発弾性を定重繰返し試験前の反発弾性で除す下記式にて算出される。
(定重繰返し試験後の反発弾性変化率(%))=(1-(b)/(a))×100
試料を30cm(縦)×30cm(横)の大きさに切断し、この試験片をJIS K 6400−2:2012 E法を準用して測定した。試験温度23℃、湿度50%である。
試料を30cm(縦)×30cm(横)の大きさに切断し、この試験片をJIS K 6400−2:2012 E法を準用して測定した。
試料を30cm(縦)×30cm(横)の大きさに切断し、試験片の縦方向と横方向の各2箇所に25cmとなるようにマーキングを行った。乾燥熱風試験後でも容易に識別できるペンでマーキングした。マーキングを行った試験片を熱風乾燥炉に30分間入れた。その後、熱風循環乾燥炉から試料を取り出し、22℃の室温で30分間冷却した。冷却後に縦方向と横方向のマーキング距離を各2箇所計測し、各2箇所の平均値を、試験後の縦長さ、試験後の横長さとした。全ての長さの測定は、0.01cmまで読み取れる計測器を用いた。乾燥熱風試験前後の熱伸長率は、(25−得られた長さ)/25×100で計算した。ポリエチレン系樹脂の乾燥熱風試験温度は90℃、ポリエステル系熱可塑性エラストマーの乾燥熱風試験温度は130℃、ポリエチレン樹脂とポリエチレン系熱可塑性エラストマーの乾燥熱風試験温度は90℃とした。
試料を20cm(縦)×5cm(横)の大きさに切断し、この試験片を固定金具間が10cmになるように治具に固定した。引張速度は10cm/minとした。測定時の室温は20℃、湿度は65%である。熱可塑性エラストマーは厚みがあるため固定するための治具を用いた。同一試料に対して縦横それぞれ2回の測定を行い、最大点荷重を測定値とした。
押出機のスクリュー径が65mm、ダイス温度が205℃、ダイスの幅方向890mm、厚み方向75mm、孔間ピッチ10mm、ノズル穴径が1.6mm、エヤーギャップ(ノズル下面から水面までの距離)67mm、主原料はメタロセン化合物を触媒としてヘキサン、ヘキセン、エチレンを公知の方法で重合し、得られたエチレン・α−オレフィン共重合体、せん断速度24.3sec−1に対する線径減少率が1.05、せん断速度60.8sec−1に対する線径減少率が1.12、せん断速度121.6sec−1に対する線径減少率が1.15、せん断速度243.2sec−1に対する線径減少率が1.18、せん断速度608sec−1に対する線径減少率が1.23、せん断速度1216sec−1に対する線径減少率が1.26、MFRが12g/10min、密度0.90g/cm3を溶融温度180℃にて、ノズル下方に押出量が86Kg/hにて線条を吐出させ、ノズル面36mm下にシューター下端を配し下端を水没させ、幅105cmのステンレス製コンベアを平行に開口幅71mm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配して、溶融状態の吐出線条をシューターの上で36℃の加温水をシューター上に供給することにより固化処理を行うとともに、線条を接触絡合させてループを形成して接触部分を融着させつつ三次元桟構造を形成し、溶融状態の三次元桟構造体の両面を引取コンベアで挟み込みつつ引取速度が6.7mm/secで36℃の温水へ引込み固化させ両面をフラット化した後、所定の大きさに切断して、60℃の熱風にて5分間乾燥熱処理によるアニーリングを行い、三次元桟構造体を得た。得られた三次元桟構造体は、断面形状が四角形、線経が0.6〜1.1mmの線条で形成されており、表面は平坦化されており、嵩比重が53kg/m3、厚みが75mm、幅890mm、90℃、30分間乾燥熱風試験前後の伸長率が縦方向で2.31%、横方向で1.52%、ヒステリスロスが28.7%、反発弾性31cm、定重繰返し試験後の反発弾性変化率0%であった。なお、気温19℃、湿度42%であった。
押出機のスクリュー径が40mm、ダイス温度が190℃、ダイスの幅方向500mm、厚み方向25mm、孔間ピッチ10mm、ノズル穴径が1.6mm、エヤーギャップ(ノズル下面から水面までの距離)38mm、エチレン・α−オレフィン共重合体(原料は実施例1と同一)のポリエチレンを溶融温度160℃にて、ノズル下方に押出量が13Kg/hにて線条を吐出させ、ノズル面36mm下にシューター下端を配し下端を水没させ、幅55cmのステンレス製コンベアを平行に開口幅23mm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配して、溶融状態の吐出線条をシューターの上で36℃の加温水をシューター上に供給することにより固化処理を行うとともに、線条を接触絡合させてループを形成して接触部分を融着させつつ三次元桟構造を形成し、溶融状態の三次元桟構造体の両面を引取コンベアで挟み込みつつ引取速度が4.1mm/secで36℃の温水へ引込み固化させ両面をフラット化した後、所定の大きさに切断して60℃の熱風にて5分間乾燥熱処理によるアニーリングを行い、三次元桟構造体を得た。得られた三次元桟構造体は、断面形状が四角形、線経が0.6〜1.1mmの線条で形成されており、表面は平坦化されており、嵩比重が70kg/m3、厚みが25mm、幅500mm、90℃、30分間の乾燥熱風試験前後の熱伸長率が縦方向で1.87%、横方向で1.39%、ヒステリスロスが28.6%、反発弾性33cm、定重繰返し試験後の反発弾性変化率6.1%であった。気温21℃、湿度48%であった。
押出機のスクリュー径が65mm、ダイス温度が217℃、ダイスの幅方向900mm、厚み方向30mm、孔間ピッチ10mm、ノズル穴径が1mm、エヤーギャップ(ノズル下面から水面までの距離)69mm、主原料として熱可塑性エラストマー(登録商標「ハイトレル」)、せん断速度60.8sec−1に対する線径減少率が1.26、せん断速度121.6sec−1に対する線径減少率が1.28、せん断速度243.2sec−1に対する線径減 少率が1.30、せん断速度608sec−1に対する線径減少率が1.30、せん断速度1216sec−1に対する線径減少率が1.33、MFRが14g/10min、密度1.08g/cm3、を溶融温度195℃にて、ノズル下方に押出量が27.5Kg/hにて線条を吐出させ、ノズル面69mm下にシューター下端を配し下端を水没させ、幅105cmのステンレス製コンベアを平行に開口幅70mm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配して、溶融状態の吐出線条をシューターの上で63℃の温水をシューター上に供給することにより固化処理を行うとともに、線条を接触絡合させてループを形成して接触部分を融着させつつ三次元桟構造を形成し、溶融状態の三次元桟構造体の両面を引取コンベアで挟み込みつつ引取速度が3.9mm/secで引込み固化させ両面をフラット化した後、80℃の湯でアニーリングし、その後、所定の大きさに切断して130℃の熱風にて5分間乾燥熱処理によるアニーリングを行い、三次元桟構造体を得た。得られた三次元桟構造体は、断面形状が四角形、線経が0.5〜1.0mmの線条で形成されており、表面は平坦化されており、嵩比重が71kg/m3、厚みが30mm、幅900mm、130℃、30分間乾燥熱風試験前後の熱伸長率が縦方向で0.78%、横方向で1.70%、ヒステリスロスが17.1%、反発弾性33cm、定重繰返し試験後の反発弾性変化率0%であった。気温33℃、湿度48%であった。
押出機のスクリュー径が65mm、ダイス温度が225℃、ダイスの幅方向900mm、厚み方向73mm、孔間ピッチ10mm、ノズル穴径が1.6mm、エヤーギャップ69mm(ノズル下面から水面までの距離)、熱可塑性エラストマー(登録商標「ハイトレル」)(実施例3と同一原料)を溶融温度202℃にて、ノズル下方に押出量が40Kg/hにて線条を吐出させ、ノズル面69mm下にシューター下端を配し下端を水没させ、幅105cmのステンレス製コンベアを平行に開口幅72mm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配して、溶融状態の吐出線条をシューターの上で63℃の加温水をシューター上に供給することにより固化させ、線条を接触絡合させてループを形成して接触部分を融着させつつ三次元桟構造体を形成し、溶融状態の三次元桟構造体の両面を引取コンベアで挟み込みつつ引取速度が2.7mm/secで引込み固化させ両面をフラット化した後、80℃の湯でアニーリングし、所定の大きさに切断して130℃の熱風にて5分間乾燥熱処理によるアニーリングを行い、三次元桟構造体を得た。得られた三次元桟構造体は、断面形状が四角形、線経が0.5〜1.2mmの線条で形成され、表面は平坦化されており、嵩比重が63kg/m3、厚みが73mm、乾燥熱風試験前後の熱伸長率が縦方向で1.22%、横方向で3.08%、ヒステリスロスが16.7%、反発弾性34cm、定重繰返し試験後の反発弾性変化率5.9%であった。気温30℃、湿度44%であった。
押出機のスクリュー径が40mm、ダイス温度が195℃、ダイスの幅方向500mm、厚み方向51mm、孔間ピッチ10mm、ノズル穴径が1mm、エヤーギャップ(ノズル下面から水面までの距離)38mm、エチレン・α−オレフィン共重合体(実施例1と同一材料)主成分と不燃材を混合したものを溶融温度160℃にて、ノズル下方に押出量が23Kg/hにて線条を吐出させ、ノズル面38mm下にシューター下端を配し下端を水没させ、幅55cmのステンレス製コンベアを平行に開口幅40mm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配して、溶融状態の吐出線条をシューターの上で36℃の加温水をシューター上に供給することにより固化処理を行うとともに、線条を接触絡合させてループを形成して接触部分を融着させつつ三次元桟構造を形成し、溶融状態の三次元桟構造体の両面を引取コンベアで挟み込みつつ引取速度が6.8mm/secで36℃の温水へ引込み固化させ両面をフラット化した後、所定の大きさに切断して60℃の熱風にて5分間乾燥熱処理して、嵩密度45kg/m3の三次元桟構造体を得た。得られた三次元桟構造体は、断面形状が四角形、線経が0.7〜1.3mmの線条で形成されており、表面は平坦化されており、嵩比重が50kg/m3、厚みが51mm、幅400mm、90℃、30分間乾燥熱風試験前後の伸長率が縦方向で2.68%、横方向で1.28%、ヒステリスロスが27.0%、反発弾性24cm、定重繰返し試験後の反発弾性変化率16.7%であった。気温15℃、湿度52%であった。
押出機のスクリュー径が40mm、ダイス温度が195℃、ダイスの幅方向500mm、厚み方向25mm、孔間ピッチ10mm、ノズル穴径が1mm、エヤーギャップ(ノズル下面から水面までの距離)38mm、メタロセン化合物を触媒としてヘキサン、ヘキセン、エチレンを公知の方法で重合し、得られたエチレン・α−オレフィン共重合体(実施例1と同一材料)主成分とし不燃材を混合した原料を溶融温度160℃にて、ノズル下方に押出量が17Kg/hにて線条を吐出させ、ノズル面36mm下にシューター下端を配し下端を水没させ、幅55cmのステンレス製コンベアを平行に開口幅40mm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配して、溶融状態の吐出線条をシューターの上で36℃の加温水をシューター上に供給することにより固化処理を行うとともに、線条を接触絡合させてループを形成して接触部分を融着させつつ三次元桟構造を形成し、溶融状態の三次元桟構造体の両面を引取コンベアで挟み込みつつ引取速度が4.5mm/secで36℃の温水へ引込み固化させ両面をフラット化した後、所定の大きさに切断して60℃の熱風にて5分間乾燥熱処理して、嵩密度65kg/m3の三次元桟構造体を得た。得られた三次元桟構造体は、断面形状が四角形、線経が0.7〜1.3mmの線条で形成されており、表面は平坦化されており、嵩比重が50kg/m3、厚みが43mm、幅400mm、90℃、30分間の乾燥熱風試験前後の熱伸長率が縦方向で2.06%、横方向で1.22%、ヒステリスロスが30.0%、反発弾性32cm、定重繰返し試験後の反発弾性変化率12.5%であった。気温21℃、湿度48%であった。
押出機のスクリュー径が40mm、ダイス温度が205°C、ダイスの幅方向500mm、厚み方向60mm、孔間ピッチ10mm、ノズル穴径が1mm、エヤーギャップ(ノズル下面から水面までの距離)38mm、メタロセン化合物を触媒としてヘキサン、ヘキセン、エチレンを公知の方法で重合し、得られたエチレン・α-オレフィン共重合体(実施例1と同一材料)とオレフィン ブロック コポリマー(ポリエチレン系熱可塑性エラストマー)を重量比20%混ぜ溶融温度200°Cにて、ノズル下方に押出量が22Kg/hにて線条を吐出させ、ノズル面39mm下にシュート下端を配し、幅55cmのステンレス製コンベアを平行に開口幅40mm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配して、溶融状態の吐出線条をシュートの上で29°Cの加温水をシュート上に供給することにより固化処理を行うとともに、線条を接触絡合させてループを形成して接触部分を融着させつつ三次元桟構造体を形成し、溶融状態の三次元桟構造体の両面を引取コンベアで挟み込みつつ引取速度が4.5mm/secで29°Cの温水へ引込み固化させ両面をフラット化した後、所定の大きさに切断して60°Cの熱風にて5分間乾燥熱処理して、嵩密度65kg/m3の三次元桟構造体を得た。得られた三次元桟構造体は、断面形状が四角形、線経が0.8〜1.5mmの線条で形成されており、表面は平坦化されており、嵩比重が65kg/m3、厚みが50mm、幅405mm、90°C、30分間の乾燥熱風試験前後の熱伸長率が縦方向で3.04%、横方向で2.72%、ヒステリスロスが29.1%、反発弾性16cm、定重繰返し試験後の反発弾性変化率5.5%であった。気温12°C、湿度45%であった。
他社製マットレスのポリエステル系熱可塑性エラストマー製の網状構造体(厚みが45mm、幅400mm)について各試験を行った結果、嵩比重が40kg/m3、130℃、30分間の乾燥熱風試験前後の熱伸長率が縦方向で−0.32(収縮)、横方向で−0.12%(収縮)、ヒステリスロスが70.4%、反発弾性22cm、定重繰返し試験後の反発弾性変化率68.2%であった。
比較例1とは別の他社製マットレスのポリエステル系熱可塑性エラストマー製の網状構造体(厚みが25mm、幅400mm)について各試験を行った結果、嵩比重が50kg/m3、130℃、30分間の乾燥熱風試験前後の熱伸長率が縦方向で−0.28(収縮)、横方向で−0.20%(収縮)、ヒステリスロスが81.0%、反発弾性21cm、定重繰返し試験後の反発弾性変化率4.8%であった。
Claims (9)
- 連続線条が部分的にランダムに溶着することによりループを形成し、押出方向に対応する縦方向、前記押出方向と直交する横方向と厚み方向を有する、ポリエチレン系熱可塑性樹脂、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、又はポリエチレン系熱可塑性樹脂とポリエチレン系熱可塑エラストマーの混合物からなる、三次元桟構造体であり、
前記三次元桟構造体の反発弾性が13cm以上であり、
ヒステリシスロスが34%を超えず、13%を下回らず、
ポリエチレン系熱可塑性樹脂の場合に温度90℃で30分間、ポリエステル系熱可塑性エラストマーの場合に130℃で30分間、又はポリエチレン系熱可塑性樹脂とポリエチレン系熱可塑エラストマーの混合物の場合に90℃で30分間の乾燥熱風試験後、前記縦方向において乾燥熱風試験前後の熱伸長率が0〜8%である三次元桟構造体。 - ポリエチレン系熱可塑性樹脂の場合に温度90℃で30分間、ポリエステル系熱可塑性エラストマーの場合に130℃で30分間、又はポリエチレン系熱可塑性樹脂とポリエチレン系熱可塑エラストマーの混合物の場合に90℃で30分間の乾燥熱風試験後、前記横方向において、乾燥熱風試験前後の熱伸長率が0〜8%である請求項1の三次元桟構造体。
- 前記縦方向と前記横方向の熱伸長率が異なる非等方性の熱伸長特性を有する請求項1または請求項2の三次元桟構造体。
- 定荷重繰返し試験後の反発弾性変化率が20%以下である請求項1から3までのいずれかに記載の三次元桟構造体。
- 前記三次元桟構造体の見掛け密度が、0.025g/cm3〜0.2g/cm3であり、厚みが単層及び複層において5mm〜500mmで、線径が直径0.1mm〜1.5mmである請求項1から4までのいずれかに記載の三次元桟構造体。
- 前記ポリエチレン系熱可塑性樹脂が、ポリエチレン、または、主としてエチレンと炭素数3以上のαオレフィンからなるエチレン・α-オレフィン共重合体樹脂である請求項1から5までのいずれかに記載の三次元桟構造体。
- 前記ポリエチレン系熱可塑性樹脂とポリエチレン系熱可塑性エラストマーの混合物は、主としてエチレンと炭素数3以上のαオレフィンからなるエチレン・α-オレフィン共重合体樹脂とポリエチレン系熱可塑性エラストマーの混合物であり、前記混合物中の前記ポリエチレン系熱可塑性エラストマーの含有量は重量比率で45%以下である、請求項1から5までのいずれかに記載の三次元桟構造体。
- クッション、クッションシート、座布団、枕、介護用品、ベッド用クッションまたはマットレス用であることを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載の三次元桟構造体。
- 複数の面を備え、そのうちの2面、3面、または、4面が成形された請求項1から8までのいずれかに記載の三次元桟構造体。
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