JP2016218169A - 貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法 - Google Patents

貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016218169A
JP2016218169A JP2015100834A JP2015100834A JP2016218169A JP 2016218169 A JP2016218169 A JP 2016218169A JP 2015100834 A JP2015100834 A JP 2015100834A JP 2015100834 A JP2015100834 A JP 2015100834A JP 2016218169 A JP2016218169 A JP 2016218169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter lens
neutral density
filter
lens
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015100834A
Other languages
English (en)
Inventor
石川 晃
Akira Ishikawa
石川  晃
久美男 山崎
Kumio Yamazaki
久美男 山崎
敏昭 山中
Toshiaki Yamanaka
敏昭 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cozo Filters Philippines Corp
Original Assignee
Cozo Filters Philippines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cozo Filters Philippines Corp filed Critical Cozo Filters Philippines Corp
Priority to JP2015100834A priority Critical patent/JP2016218169A/ja
Publication of JP2016218169A publication Critical patent/JP2016218169A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Abstract

【課題】フィルターレンズ表面が損傷してもコーティング層には影響を及ぼさなく、また表面を再加工することで表面の損傷を解消できる貼合減光フィルターレンズとその製造方法を提供する。
【解決手段】第一及び第二のフィルターレンズ基板の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の透過率を50%以下にした第一の及び第二の減光フィルターレンズのコーティング面を接着剤を介して一体化された構成を有し、前記一体化された貼合減光フィルターの両外面を研磨加工し更に反射防止等の付加価値のあるコートをコーティングしたフィルターレンズを製作し、前記フィルターレンズ表面が損傷しても前記フィルターレンズ全体の光の透過率を維持できること、表面を再研磨し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートのコーティングをすることで表面の損傷を解消できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、目で見える範囲の光を均等に吸収することができる減光フィルターレンズとその製造方法に関するものである。
減光フィルター(NDフィルター)は、色彩に殆ど影響を与えずにレンズに入る光量を減光させるフィルターで、絞りを開けたりシャッタースピードを遅くすることができるので、川の流れを雲糸状にしたり、炎天下の強い陽射しの元で撮影したり、或いは人通りのある町並みの人を消して撮影する等といった長時間露出による特殊効果を出して撮影することが可能である。
上記減光フィルターは、透明なフィルターレンズ基板の両表面に例えばND4の場合は透過率が25%となるように、ND8の場合は透過率が12.5%となるように金属材料をコーティングすることにより提供できるというのが公知の技術である。
特開2010−049137号公報
強い光がカメラレンズ内に入ってくるとレンズ表面で反射した光がレンズ内部やカメラ内部で複雑に反射しながらフレアを生み出し、フレアの中でも光源とは異なった場所にできる光の輪や玉はゴーストと呼ばれたりしており、画像に影響を及ぼすので反射を抑える必要がある。
然しながら、上記減光フィルターレンズはその両表面がレンズに入る光量を減光させるコーティング層であるため、外部からの衝撃でキズ等の損傷が生じた場合にレンズに入る光量を減光させるコーティング層が損傷してしまうため、そのエリアが大きいと減光フィルターとしての効果がなくなり画像に影響を及ぼす。
一方、表面に発生したキズ等の損傷から再生する手段として表面の再研磨という加工方法があるが、この場合キズ等の損傷と共にレンズに入る光量を減光させるコーティング層自体も除去してしまうので、使用する上でも製造する上でも再生は不可能であるのが現状である。更に、従来のフィルターレンズでは、端面部は表面部と比較して衝撃に弱いためカケやすいのが現状である。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、川の流れを雲糸状にして撮影したい、炎天下の強い陽射しの元で撮影したい、或いは人通りのある町なみの人を消して撮影したい等の要望をかなえることのできる減光フィルターレンズとその製造方法を提供することである。
そして、本発明のより具体的な目的は、本発明における貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法は、従来の減光フィルターレンズでは外部からの衝撃によりレンズに入る光量を減光させるコーティング層が損傷してしまい減光フィルターとしての効果がなくなってしまったり、また再生ができないという問題点を解消することである。
また、本発明の貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法の他の具体的な目的は、従来のフィルターレンズでは端面部は表面部と比較して衝撃に弱いため、カケやすいという問題点を解消することである。
更に本発明における貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法の目的は、フィルター両外面に反射防止等の付加価値のあるコーティング層をコートすることにより、フレアやゴースト等の問題点を解消することである。
本発明の構成は、第一の発明として、カメラレンズ鏡筒前面に着脱可能なフィルター枠に装着される目で見える範囲の光を均等に吸収し発色に影響を与えることなく光量のみを少なくできる減光フィルターレンズにおいて、前記減光フィルターレンズは第一のフィルターレンズ基板と第二のフィルターレンズ基板の2枚からなり、前記第一のフィルターレンズ基板の単体時及び前記第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一のフィルターレンズ基板及び前記第二のフィルターレンズ基板双方、或いはどちらかのフィルターレンズ基板の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の透過率を50%以下にした第一の減光フィルターレンズ及び第二の減光フィルターレンズを形成し、前記第一の減光フィルターレンズと前記第二の減光フィルターレンズのコーティング面、または前記第一の減光フィルターレンズのコーティング面と前記第二のフィルターレンズ基板とを接着剤を介して一体化された構成を有しており、前記一体化された貼合減光フィルターの両外面を研磨加工し更に反射防止等の付加価値のあるコートをコーティングしたフィルターレンズを製作することで前記フィルターレンズ表面が損傷しても前記フィルターレンズ全体の光の透過率を維持できること、また表面を再研磨し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートのコーティングをすることで表面の損傷を解消できることを特徴とする貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法を提供するものである。
第二の発明として、前記貼合減光フィルターレンズを構成する第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一のフィルターレンズ基板及び前記第二のフィルターレンズ基板双方の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下にした第一の減光フィルターレンズ及び第二の減光フィルターレンズを形成し、前記第一の減光フィルターレンズと第二の減光フィルターレンズのコーティング面とを接着剤を介して一体化された構成を有しており、前記一体化された前記貼合減光フィルターレンズの両外面を研磨加工し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートをコーティングしたフィルターレンズを製作することで前記フィルターレンズ表面が損傷しても前記フィルターレンズ全体の光の透過率を維持できること、また表面を再研磨し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートのコーティングをすることで表面の損傷を解消できることを特徴とする前記貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法を提供するものである。
第三の発明として、前記貼合減光フィルターレンズを構成する第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一のフィルターレンズ基板の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下にした第一の減光フィルターレンズを形成し、前記第一の減光フィルターレンズのコーティング面と前記第二のフィルターレンズ基板とを接着剤を介して一体化された構成を有しており、一体化された前記貼合減光フィルターレンズの両外面を研磨加工し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートをコーティングしたフィルターレンズを製作することで前記フィルターレンズ表面が損傷しても前記フィルターレンズ全体の光の透過率を維持できること、また表面を再研磨し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートのコーティングをすることで表面の損傷を解消できることを特徴とする前記貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法を提供するものである。
第四の発明として、前記貼合減光フィルターレンズを構成する第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一及び第二のフィルターレンズ基板が円形であることを特徴とする前記貼合減光フィルター及びその製造方法を提供するものである。
第五の発明として、前記貼合減光フィルターレンズを構成する第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一及び第二のフィルターレンズ基板が角形であることを特徴とする前記貼合減光フィルター及びその製造方法を提供するものである。
第六の発明として、前記貼合減光フィルターレンズの端面に弾性のある樹脂を塗布することで、外部からの衝撃から前記貼合減光フィルターレンズを保護することを特徴とする前記貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法を提供するものである。
第七の発明として、前記貼合減光フィルターレンズの製造方法は第一のフィルターレンズ基板と第二のフィルター基板の双方、或いはどちらかのフィルターレンズの基板の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の透過率を50%以下にした第一の減光フィルターレンズや第二の減光フィルターレンズを製作し、前記第一の減光フィルターレンズと前記第二の減光フィルターレンズのコーティング面どうし、或いは前記第一の減光フィルターレンズのコーティング面と前記第二のフィルターレンズ基板とを接着剤を介して一体化する工程を経て、最後に前記一体化されたフィルターレンズの両外面を研磨し更に両研磨面に反射防止コート等の付加価値のあるコートをコーティングする工程を有することを特徴とする前記貼合減光フィルターレンズの製造方法を提供するものである。
本発明により、川の流れを雲糸状にして撮影したい、炎天下の強い陽射しの元で撮影したい、或いは人通りのある町なみの人を消して撮影したい等の要望をかなえることのできる減光フィルターレンズとその製造方法を提供できる。
本発明の貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法により、従来の減光フィルターレンズでは外部からの衝撃によりレンズに入る光量を減光させるコーティング層が損傷してしまい減光フィルターとしての効果がなくなってしまったり、また再生ができないという問題点を解消することができる。
また、本発明における貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法は、従来のフィルターレンズでは端面部は表面部と比較して衝撃に弱いため、カケやすいという問題点を解消できる。
更に本発明における貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法は、フィルター両外面に反射防止等の付加価値のあるコーティング層をコートすることにより、フレアーやゴースト等の問題点を解消することができる。
(A)は本発明の実施例1を説明する貼合減光フィルターレンズの部材配列図であり、(B)は本発明の実施例1を説明する貼合減光フィルターレンズの要部断面図である。 (A)は本発明の実施例2を説明する貼合減光フィルターレンズの部材配列図であり、(B)は本発明の実施例2を説明する貼合減光フィルターレンズの要部断面図である。 (A)は本発明の実施例3を説明する貼合円形減光フィルターレンズを示す図であり、(B)は本発明の実施例3を説明する貼合円形減光フィルターレンズの要部断面図である。 (A)は本発明の実施例4を説明する貼合角形減光フィルターレンズを示す図であり、(B)は本発明の実施例4を説明する貼合角形減光フィルターレンズの要部断面図である。 (A)は本発明の実施例5を説明する貼合円形減光フィルターレンズを示す図であり、(B)は本発明の実施例5を説明する貼合角形減光フィルターレンズを示す図である。 本発明の実施例6を説明する貼合減光フィルターレンズの製造フローを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本発明は、水の流れを絹糸のように撮影したり水面に浮かぶ花びらや落ち葉をスローシャッターにて撮影したいなどの要望をかなえることのできる減光フィルターレンズとその製造方法に関するものである。
従来、減光フィルター(NDフィルター)は、色彩に殆ど影響を与えずにレンズに入る光量を減少させるフィルターで、絞りを開けたりシャッタースピードを遅くすることができるので、川の流れを雲糸状にしたり、炎天下の強い陽射しの元で撮影したり、或いは人通りのある町並みの人を消して撮影する等いった長時間露出による特殊効果を出して撮影することが可能である。
また、強い光がカメラレンズ内に入ってくるとレンズ表面で反射した光がレンズ内部やカメラ内部で複雑に反射しながらフレアを生み出し、フレアの中でも光源とは異なった場所にできる光の輪や玉はゴーストと呼ばれたりしており、画像に影響を及ぼすので反射を抑える必要がある。
上記減光フィルターは、透明なフィルターレンズ基板の両表面に例えばND4の場合は透過率が25%となるように、ND8の場合は透過率が12.5%となるように金属材料をコーティングすることにより提供できるというのが公知の技術である。
然しながら、上記フィルターレンズはその両表面がレンズに入る光量を減光させるコーティング層であるため、外部からの衝撃でキズ等の損傷が生じた場合にレンズに入る光量を減光させるコーティング層が損傷してしまうため、そのエイアが大きいと減光フィルターとしての効果がなくなり影響を及ぼす。
一方、表面に発生したキズ等の損傷から再生する手段として表面の再研磨という加工方法もあるが、この場合キズ等の損傷と共にレンズに入る光量を減光させるコーティング層自体も除去してしまうので、使用する上でも製造する上でも再生は不可能であるのが現状である。
更に、従来のフィルターレンズは、端面部は表面部と比較して外部からの衝撃に弱くカケやすいために外部からの衝撃に損傷を受けることが多い。
斯して、本発明は、川の流れを雲糸状にして撮影したい、炎天下の強い陽射しの元で撮影したい、或いは人通りのある町なみの人を消して撮影したい等の要望をかなえることのできる減光フィルターレンズとその製造方法に関するものであり、本発明における貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法は、従来のフィルターレンズでは外部からの衝撃によりレンズに入る光量を減光させるコーティング層が損傷してしまい減光フィルターとしての効果がなくなってしまったり、また再生ができないという問題点を解消するものである。
本発明は、カメラレンズ鏡筒前面に着脱可能なフィルター枠に装着される目で見える範囲の光を均等に吸収し発色に影響を与えることなく光量のみを少なくできる減光フィルターレンズにおいて、前記減光フィルターレンズは第一のフィルターレンズ基板と第二のフィルターレンズ基板の2枚からなり、前記第一のフィルターレンズ基板の単体時及び前記第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一のフィルターレンズ基板及び前記第二のフィルターレンズ基板双方、或いはどちらかのフィルターレンズ基板の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の透過率を50%以下にした第一の減光フィルターレンズ及び第二の減光フィルターレンズを形成し、前記第一の減光フィルターレンズと前記第二の減光フィルターレンズのコーティング面、または前記第一の減光フィルターレンズのコーティング面と前記第二のフィルターレンズ基板とを接着剤を介して一体化された構成を有している。
そして、前記一体化された貼合減光フィルターレンズの両外面を研磨加工し、更に反射防止等の付加価値のあるコートをコーティングしたフィルターレンズを製作することで、前記フィルターレンズ表面が損傷しても前記フィルターレンズ全体の透過率を維持できること、また表面を再研磨し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートのコーティングをすることで、表面の損傷を解消できる貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法であることが好ましい。
また、本発明は、前記貼合減光フィルターレンズを構成する第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一のフィルターレンズ基板及び第二のフィルターレンズ基板双方の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下にした第一の減光フィルターレンズ及び第二の減光フィルターレンズを形成し、前記第一の減光フィルターレンズと前記第二の減光フィルターレンズのコーティング面とを接着剤を介して一体化された構成を有している。
前記一体化された貼合減光フィルターレンズの両外面を研磨加工し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートをコーティングしたフィルターレンズを製作することで前記フィルターレンズ表面が損傷しても前記フィルターレンズ全体の光の透過率を維持できること、また表面を再研磨し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートのコーティングをすることで表面の損傷を解消できる貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法であることが好ましい。
更に、本発明は、前記貼合減光フィルターレンズを構成する第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一のフィルターレンズ基板の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下にした第一の減光フィルターレンズを形成し、前記第一の減光フィルターレンズのコーティング面と前記第二のフィルターレンズ基板とを接着剤を介して一体化された構成を有しており、前記一体化された貼合減光フィルターレンズの両外面を研磨加工し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートをコーティングしたフィルターレンズを製作することで前記フィルターレンズの表面が損傷しても前記フィルターレンズの光の透過率を維持できること、また表面を再研磨し更に反射防止コート等の付加価値のあるコートをコーティングすることで表面の損傷を解消できる貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法であることが好ましい。
更にまた、本発明は、前記貼合減光フィルターレンズを構成する第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一及び第二のフィルターレンズ基板が円形である貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法であることが好ましい。
而して、本発明は、前記貼合減光フィルターレンズを構成する第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一及び第二のフィルターレンズ基板が角形である貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法であることが好ましい。
一方、本発明は、従来のフィルターレンズでは端面部は表面部と比較して衝撃に弱いためカケやすいという問題点を解消するものである。
本発明は、前記貼合減光フィルターレンズの端面に弾性のある樹脂を塗布することで、外部からの衝撃から前記貼合減光フィルターレンズを保護する貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法であることが好ましい。
更に、本発明は、フィルター両外面に反射防止等の付加価値のあるコーティング層をコートすることにより、フレアやゴースト等を解消するものである。
そこで、本発明として前記貼合減光フィルターレンズの製造方法は、第一のフィルターレンズ基板と第二のフィルターレンズ基板の双方、或いはどちらかのフィルターレンズ基板の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の透過率を50%以下にした第一の減光フィルターレンズや第二の減光フィルターレンズを製作し、前記第一の減光フィルターレンズと第二の減光フィルターレンズのコーティング面どうし、或いは前記第一の減光フィルターレンズと第二のフィルターレンズ基板とを接着剤を介して一体化する工程を経て最後に前記一体化されたフィルターレンズ両外面を研磨し更に両研磨面に反射防止コート等の付加価値のあるコートをコーティングする工程を有する前記貼合減光フィルターレンズの製造方法であることが好ましい。
<実施例1>
図1において、図1(A)は本発明の実施例1を説明する貼合減光フィルターレンズの部材の配列図であり、図1(B)は本発明の実施例1を説明する貼合減光フィルターレンズの断面図である。
図1(A)において、1は第一のフィルターレンズ基板、2は第二のフィルターレンズ基板であり、前記第一のフィルターレンズ基板1と前記第二のフィルターレンズ基板2間には接着剤層3が配置されている。
図1(B)において、前記第一のフィルターレンズ基板1、前記接着剤層3、前記第二のフィルターレンズ基板2は前記接着剤層3により互いに接着されて三層構造に一体化されている。
また、図1(A)、(B)において、前記第一のフィルターレンズ基板1は組立前の単体時に第一の減光フィルターレンズ11に加工されるものであり、前記第二のフィルターレンズ基板2は組立前の単体時に第二の減光フィルターレンズ12に加工されるものである。
更に、実施例1において、前記第一のフィルターレンズ基板1を前記第一の減光フィルターレンズ11に加工する工程は、前記第一のフィルターレンズ基板1の裏面側8に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の透過率を50%以下にのしたもので、これを前記第一の減光フィルターレンズ11とする。
前記第二のフィルターレンズ基板2を前記第二の減光フィルターレンズ12に加工する工程は、前記第二のフィルターレンズ基板2の裏面側9に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の透過率を50%以下にしたもので、これを前記第二の減光フィルターレンズ12とする。
斯して、実施例1は、カメラレンズ鏡筒前面に着脱可能なフィルター枠に装着される目で見える範囲の光を均等に吸収し発色に影響を与えることなく光量のみを少なくできる貼合減光フィルターレンズ4において、前記貼合減光フィルターレンズ4を構成する前記第一のフィルターレンズ基板1及び前記第二のフィルターレンズ基板2の単体時に前記第一のフィルターレンズ基板1の裏面側8及び前記第二のフィルターレンズ基板2の裏面側9に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下にした前記第一の減光フィルターレンズ11及び前記第二の減光フィルターレンズ12を形成する。
前記第一の減光フィルターレンズ11の光の透過率を50%以下にするコーティング層10a側と前記第二の減光フィルターレンズ12の光の透過率を50%以下にするコーティング層10b側とを前記接着剤層3を介して一体化されたフィルターレンズ13を製作する。
前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14a及び14bを研磨加工し更に前記外面14a及び14bに反射防止等の付加価値のあるコーティング層15(15a,15b)をコーティングすることにより、前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14aまたは14bまたはその両方が損傷しても前記一体化されたフィルターレンズ13全体の透過率を維持できること、また前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14aまたは14bまたはその両方を再研磨し更に前記付加価値のあるコーティング層15をコーティングすることで、前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14aまたは14bまたはその両方の損傷を解消できる前記貼合減光フィルターレンズ4及びその製造方法であることが好ましい。
<実施例2>
図2において、図2(A)は本発明の実施例2を説明する貼合減光フィルターレンズの部材の配列図であり、図1(B)は本発明の実施例2を説明する貼合減光フィルターレンズの断面図である。
図2(A)において、1は第一のフィルターレンズ基板、2は第二のフィルターレンズ基板であり、前記第一のフィルターレンズ基板1と前記第二のフィルターレンズ基板2間には接着剤層3が配置されている。
図2(B)において、前記第一のフィルターレンズ基板1、前記接着剤層3、前記第二のフィルターレンズ基板2は、前記接着剤層3により互いに接着されて三層構造に一体化されている。
また、図2(A)、(B)において、前記第一のフィルターレンズ基板1は組立前の単体時に第一の減光フィルターレンズ11に加工されるものである。
更に、実施例2において、前記第一のフィルターレンズ基板1を前記第一の減光フィルターレンズ11に加工する工程は、前記第一のフィルターレンズ基板1の裏面側8に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の透過率を50%以下にしたもので、これを前記第一減光フィルターレンズ11とする。
斯して、実施例2は、カメラレンズ鏡筒前面に着脱可能なフィルター枠に装着される目で見える範囲の光を均等に吸収し発色に影響を与えることなく光量のみを少なくできる貼合減光フィルターレンズ4において、前記貼合減光フィルターレンズ4を構成する前記第一のフィルターレンズ基板1の単体時に、前記第一のフィルターレンズ基板1の裏面側8に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下にした前記第一の減光フィルターレンズ11を形成する。
前記第一の減光フィルターレンズ11の光の透過率を50%以下にするコーティング層10a側と前記第二のフィルターレンズ基板2とを接着剤層3を介して一体化されたフィルターレンズ13を製作する。
前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14a及び14bを研磨加工し更に前記外面14a及び14bに反射防止等の付加価値のあるコーティング層15をコーティングすることにより、前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14aまたは14bが損傷しても前記一体化されたフィルターレンズ13の全体の透過率を維持できること、また前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14aまたは14bを再研磨し更に付加価値のあるコーティング層15をコーティングすることで前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14aまたは14bの損傷を解消できる前記貼合減光フィルターレンズ4及びその製造方法であることが好ましい。
<実施例3>
図3において、図3(A)は本発明の実施例3を説明する貼合円形減光フィルターレンズであり、図3(B)は本発明の実施例3を説明する貼合円形減光フィルターレンズの断面図である。
図3(B)において、1は円形の第一のフィルターレンズ基板、2は円形の第二のフィルターレンズ基板、3は接着剤層であり、円形の前記第一のフィルターレンズ基板1、前記接着剤層3、円形の前記第二のフィルターレンズ基板2は前記接着剤層3により互いに接着されて三層構造に一体化されている。
また、図3(A)、(B)において、円形の前記第一のフィルターレンズ基板1は組立前の単体時に円形の第一の減光フィルターレンズ11に加工されるものであり、円形の前記第二のフィルターレンズ基板2は組立前の単体時に円形の第二の減光フィルターレンズ12に加工されるかそのまま使用されるものである。
更に、実施例3において、円形の第一のフィルターレンズ基板1を円形の第一の減光フィルターレンズ11に加工する工程は、円形の前記第一のフィルター基板1の裏面側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の透過率を50%以下としたもので、これを円形の前記第一の減光フィルターレンズ11とし、円形の前記第二のフィルターレンズ基板2を円形の前記第二の減光フィルターレンズ12に加工する工程は、円形の第二のフィルターレンズ基板2の裏面側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下としたもので、これを円形の第二の減光フィルターレンズ12とする。
斯して、実施例3は、カメラレンズ鏡筒前面に着脱可能なフィルター枠に装着される目で見える範囲の光を均等に吸収し発色に影響を与えることなく光量のみを少なくできる貼合円形減光フィルターレンズ5において、前記貼合円形減光フィルターレンズ5を構成する円形の前記第一のフィルターレンズ基板1及び円形の前記第二のフィルターレンズ基板2の単体時において、円形の前記第一のフィルターレンズ基板1の裏面側及び円形の前記第二のフィルターレンズ基板2の裏面側、或いは円形の前記第一のフィルターレンズ基板1の裏面側のみに真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティング(10a,10b)してフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下にした円形の前記第一の減光フィルターレンズ11及び円形の前記第二の減光フィルターレンズ12を形成する。
円形の前記第一の減光フィルターレンズ11の光の透過率を50%以下にするコーティング層10a側と円形の前記第二の減光フィルターレンズ12の光の透過率を50%以下にするコーティング層10b側、或いは円形の前記第一の減光フィルターレンズ11の光の透過率を50%以下にするコーティング層10a側と円形の前記第二のフィルターレンズ基板2とを接着剤層3を介して一体化された円形のフィルターレンズ13を製作する。
円形の前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14a及び14bを研磨加工し更に前記14a及び14bに反射防止等の付加価値のあるコーティング層15(15a,15b)をコーティングすることにより、円形の前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14a及び14bが損傷しても円形の前記一体化されたフィルターレンズ13の全体の透過率を維持できること、また円形の前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14aまたは14bを再研磨し更に前記付加価値のあるコーティング層15(15a,15b)をコーティングすることで円形の前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14aまたは14bの損傷を解消できる前記貼合円形減光フィルターレンズ5及びその製造方法であることが好ましい。
<実施例4>
図4において、図4(A)は本発明の実施例4を説明する貼合円形減光フィルターレンズであり、図4(B)は本発明の実施例3を説明する貼合円形減光フィルターレンズの断面図である。
図4(B)において、1は角形の第一のフィルターレンズ基板、2は角形の第二のフィルターレンズ基板、3は接着剤層であり、角形の前記第一のフィルターレンズ基板1、前記接着剤層3、角形の前記第二のフィルターレンズ基板2は前記接着剤層3により互いに接着されて三層構造に一体化されている。
また、図4(A)、(B)において、角形の前記第一のフィルターレンズ基板1は組立前の単体時に角形の第一の減光フィルターレンズ11に加工されるものであり、角形の前記第二のフィルターレンズ基板2は組立前の単体時に角形の第二の減光フィルターレンズ12に加工されるかそのまま使用されるものである。
更に、実施例4において、角形の第一のフィルターレンズ基板1を角形の第一の減光フィルターレンズ11に加工する工程は、角形の前記第一のフィルター基板1の裏面側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の透過率を50%以下としたもので、これを角形の前記第一の減光フィルターレンズ11とし、角形の前記第二のフィルターレンズ基板2を角形の前記第二の減光フィルターレンズ12に加工する工程は、角形の第二のフィルターレンズ基板2の裏面側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下としたもので、これを角形の第二の減光フィルターレンズ12とする。
斯して、実施例4は、カメラレンズ鏡筒前面に着脱可能なフィルター枠に装着される目で見える範囲の光を均等に吸収し発色に影響を与えることなく光量のみを少なくできる貼合角形減光フィルターレンズ6において、前記貼合角形減光フィルターレンズ6を構成する角形の前記第一のフィルターレンズ基板1及び角形の前記第二のフィルターレンズ基板2の単体時において、角形の前記第一のフィルターレンズ基板1の裏面側及び角形の前記第二のフィルターレンズ基板2の裏面側、或いは角形の前記第一のフィルターレンズ基板1の裏面側のみに真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下にした角形の前記第一の減光フィルターレンズ11及び角形の前記第二の減光フィルターレンズ12を形成する。
角形の前記第一の減光フィルターレンズ11の光の透過率を50%以下にするコーティング層10a側と角形の前記第二の減光フィルターレンズ12の光の透過率を50%以下にするコーティング層10b側、或いは角形の前記第一の減光フィルターレンズ11の光の透過率を50%以下にするコーティング層10a側と角形の前記第二のフィルターレンズ基板2とを接着剤層3を介して一体化された角形のフィルターレンズ13を製作し、角形の前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14a及び14bを研磨加工し更に前記14a及び14bに反射防止等の付加価値のあるコーティング層15をコーティングする。
角形の前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14a及び14bが損傷しても角形の前記一体化されたフィルターレンズ13の全体の透過率を維持できること、また角形の前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14aまたは14bを再研磨し更に前記付加価値のあるコーティング層15をコーティングすることで角形の前記一体化されたフィルターレンズ13の外面14aまたは14bの損傷を解消できる前記貼合角形減光フィルターレンズ6及びその製造方法であることが好ましい。
<実施例5>
図5(A)は、本発明の実施例5を説明する貼合円形減光フィルターレンズであり、図5(B)は、本発明の実施例5を説明する貼合角形減光フィルターレンズである。
図5(A)において、5は貼合円形減光フィルターレンズ、7はシールド剤であり、前記貼合円形減光フィルターレンズ5の端面16aにはシールド剤7が塗布されている。
図5(B)において、6は貼合角形減光フィルターレンズ、7はシールド剤であり、前記貼合角形減光フィルターレンズ6の端面16bにはシールド剤7が塗布されている。
また、実施例5において、前記貼合円形減光フィルターレンズ5や前記貼合角形減光フィルターレンズ6といった貼合減光フィルターレンズ4の端面16aまたは16bは弾性のある樹脂からできたシールド剤7を塗布することで、前記シールド剤7が外部からの衝撃を吸収して前記貼合円形減光フィルターレンズ5及び前記貼合角形減光フィルターレンズ6といった前記貼合減光フィルターレンズ4を保護できる前記貼合減光フィルターレンズ4及びその製造方法であることが好ましい。
<実施例6>
図6は、本発明の実施例6を説明する貼合減光フィルターレンズの製造フローである。
実施例6において、貼合減光フィルターレンズの製造フローは、第一のフィルターレンズ基板及び第二のフィルターレンズ基板の片側にフィルター全体の光の透過率が50%以下となるよう真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングすることで第一の減光フィルターレンズ及び第二の減光フィルターレンズを製造する減光フィルターレンズの製造工程を第一の工程とする。
また、貼合減光フィルターレンズの製造フローは、前記第一の工程で製造された前記第一の減光フィルターレンズのフィルター全体の光の透過率が50%以下となるように金属材料をコートしたコーティング面と、前記第二減光フィルターレンズのフィルター全体の透過率が50%以下となるように金属材料をコートしたコーティング面どうし、或いは前記第一の減光フィルターレンズのフィルターの光の当家率が50%以下となるように金属材料をコートしたコーティング面と前記第二のフィルターレンズ基板とを接着剤を介して一体化することで、一体化したフィルターレンズを製造する工程を第二の工程とする。
更に、貼合減光フィルターレンズの製造フローは、前記第二の工程で製造された前記一体化されたフィルターレンズの両外面を研磨する工程を第三の工程とする。
更にまた、貼合減光フィルターレンズの製造フローは、前記第三の工程で研磨加工された前記一体化したフィルターレンズの研磨面に反射防止等付加価値のあるコートをコーティングする工程を第四の工程とする。
以上より、実施例6において、前記貼合減光フィルターレンズの製造フローは、[1]減光フィルターレンズの製作、[2]フィルターレンズの一体化、[3]一体化したフィルターレンズの両外面を研磨、[4]研磨面をコート、の4工程であることが好ましい。
斯して、本発明は、川の流れを雲糸状にして撮影したい、炎天下の強い陽射しの元で撮影したい、或いは人通りのあり町なみの人を消して撮影したい等の要望をかなえることのできる減光フィルターレンズとその製造方法を提供することができ、本発明における貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法は、従来のフィルターレンズでは外部からの衝撃によりレンズに入る光量を減光させるコーティング層が損傷してしまい減光フィルターとしての効果がなくなってしまったり、また再生ができないという問題点を解消できる。
また、本発明における貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法は、従来のフィルターレンズでは端面部は表面部と比較して衝撃に弱いためカケやういという問題点を解消できる。
更に、本発明における貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法は、フィルター両外面に反射防止等の付加価値のあるコーティング層をコートすることにより、フレアやゴースト等の問題点を解消できる。
1 第一のフィルターレンズ基板
2 第二のフィルターレンズ基板
3 接着剤層
4 貼合減光フィルターレンズ
5 貼合円形減光フィルターレンズ
6 貼合角形減光フィルターレンズ
7 シールド剤
8 (第一のフィルターレンズ基板の)裏面側
9 (第二のフィルターレンズ基板の)裏面側
10 光の透過率を50%以下にするコーウィング層
11 第一の減光フィルターレンズ
12 第二の減光フィルターレンズ
13 一体化されたフィルターレンズ
14 (一体化されたフィルターレンズの)外面
15 付加価値のあるコーティング層
16 貼合減光フィルターレンズの端面

Claims (5)

  1. 第一のフィルターレンズ基板及び第二のフィルターレンズ基板を備え、カメラレンズ鏡筒前面に、着脱可能なフィルター枠に装着される目で見える範囲の光を均等に吸収し発色に影響を与えることなく光量のみを少なくできる貼合減光フィルターレンズにおいて、
    第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一のフィルターレンズ基板及び前記第二のフィルターレンズ基板双方、或いはどちらかのフィルターレンズ基板の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下にした第一の減光フィルターレンズ及び第二の減光フィルターレンズの組を形成し、
    前記第一の減光フィルターレンズと前記第二の減光フィルターレンズのコーティング面、または前記第一の減光フィルターレンズのコーティング面と前記第二のフィルターレンズ、または前記第一の減光フィルターレンズと前記第二の減光フィルターレンズのコーティング面とを、接着剤を介して一体化された構成を有し、
    前記一体化された第1および第2の貼合減光フィルターの両外面を研磨加工し更に付加価値のあるコートをコーティングした、
    貼合減光フィルターレンズ。
  2. 前記貼合減光フィルターレンズを構成する第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、
    前記第一及び前記第二のフィルターレンズ基板が円形である請求項1に記載の貼合減光フィルターレンズ。
  3. 前記貼合減光フィルターレンズを構成する第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一及び前記第二のフィルターレンズ基板が角形である請求項1に記載の貼合減光フィルターレンズ。
  4. 前記貼合減光フィルターレンズの端面に弾性のある樹脂を塗布することで、外部からの衝撃から前記貼合減光フィルターを保護する1〜3のいずれか一つに記載の貼合減光フィルターレンズ。
  5. 第一のフィルターレンズ基板及び第二のフィルターレンズ基板を備え、カメラレンズ鏡筒前面に、着脱可能なフィルター枠に装着される目で見える範囲の光を均等に吸収し発色に影響を与えることなく光量のみを少なくできる貼合減光フィルターレンズの製造方法において、
    第一のフィルターレンズ基板の単体時及び第二のフィルターレンズ基板の単体時において、前記第一のフィルターレンズ基板及び前記第二のフィルターレンズ基板双方、或いはどちらかのフィルターレンズ基板の片側に真空蒸着やイオンプレーティングやスパッタリング等の方法で金属材料をコーティングしてフィルターレンズ全体の光の透過率を50%以下にした第一の減光フィルターレンズ及び第二の減光フィルターレンズの組を形成する工程と、
    前記第一の減光フィルターレンズと前記第二の減光フィルターレンズのコーティング面どうし、或いは前記第一の減光フィルターレンズのコーティング面と前記第二のフィルターレンズ基板を接着剤を介して一体化する工程を経て、最後に前記一体化されたフィルターレンズの両外面を研磨し、更に両研磨面に付加価値のあるコートをコーティングする工程と、
    前記第一の減光フィルターレンズと前記第二の減光フィルターレンズのコーティング面、または前記第一の減光フィルターレンズのコーティング面と前記第二のフィルターレンズ、または前記第一の減光フィルターレンズと前記第二の減光フィルターレンズのコーティング面とを、接着剤を介して一体化する工程と、
    前記一体化されたフィルターレンズの両外面を研磨し、更に両研磨面に付加価値のあるコートをコーティングする工程と、
    を有する前記貼合減光フィルターレンズの製造方法。
JP2015100834A 2015-05-18 2015-05-18 貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法 Pending JP2016218169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015100834A JP2016218169A (ja) 2015-05-18 2015-05-18 貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015100834A JP2016218169A (ja) 2015-05-18 2015-05-18 貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016218169A true JP2016218169A (ja) 2016-12-22

Family

ID=57580890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015100834A Pending JP2016218169A (ja) 2015-05-18 2015-05-18 貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016218169A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018045181A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 マルミ光機株式会社 Ndフィルターおよびその製造方法
JP3218195U (ja) * 2018-07-17 2018-09-27 マルミ光機株式会社 Ndフィルター
JP2019117311A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 マルミ光機株式会社 Ndフィルターおよびその製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0273201A (ja) * 1988-09-08 1990-03-13 Asahi Seimitsu Kk 光学フィルター
JP2005055683A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Canon Inc 光量調節部材の製造方法、光量調節部材、光量調節装置及び撮影装置
JP2008008976A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Sony Corp 光学ndフィルタ、光量調節装置、レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2008039852A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Agc Techno Glass Co Ltd ガラス光学素子及びその製造方法
JP2008090194A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Kaneka Corp 反射防止基材の製造方法
JP2011197602A (ja) * 2010-03-24 2011-10-06 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 吸収型多層膜ndフィルター及びその製造方法
JP2013033075A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Marumi Koki Kk デジタルカメラ用の減光フィルター
JP2013114011A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Marumi Koki Kk デジタルカメラ用の特殊フィルター及びその製造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0273201A (ja) * 1988-09-08 1990-03-13 Asahi Seimitsu Kk 光学フィルター
JP2005055683A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Canon Inc 光量調節部材の製造方法、光量調節部材、光量調節装置及び撮影装置
JP2008008976A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Sony Corp 光学ndフィルタ、光量調節装置、レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2008039852A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Agc Techno Glass Co Ltd ガラス光学素子及びその製造方法
JP2008090194A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Kaneka Corp 反射防止基材の製造方法
JP2011197602A (ja) * 2010-03-24 2011-10-06 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 吸収型多層膜ndフィルター及びその製造方法
JP2013033075A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Marumi Koki Kk デジタルカメラ用の減光フィルター
JP2013114011A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Marumi Koki Kk デジタルカメラ用の特殊フィルター及びその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018045181A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 マルミ光機株式会社 Ndフィルターおよびその製造方法
WO2018051584A1 (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 マルミ光機株式会社 Ndフィルターおよびその製造方法
JP2019117311A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 マルミ光機株式会社 Ndフィルターおよびその製造方法
JP3218195U (ja) * 2018-07-17 2018-09-27 マルミ光機株式会社 Ndフィルター

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4768995B2 (ja) 光学フィルタおよび撮像装置
JP5896061B1 (ja) 光学系および撮像システム
JP6119747B2 (ja) 近赤外線カットフィルタ
JP6790831B2 (ja) 光学フィルタ及び撮像装置
KR102104081B1 (ko) 카메라 구조, 정보 통신 기기
CA3116126A1 (en) Transparent covering having anti-reflective coatings
JP2008276059A (ja) 光学素子およびそれを有する光学系
JP2016218169A (ja) 貼合減光フィルターレンズ及びその製造方法
CN102998875A (zh) 一种闪光灯镜片结构和具有该结构的拍摄装置
FR3054682A1 (fr) Lentille ophtalmique en particulier pour lunettes de soleil
TWI808479B (zh) 透鏡組、光學裝置與電子裝置
JP6136661B2 (ja) 近赤外線カットフィルタ
JP2013114103A (ja) 光学系および光学機器
JP5475061B2 (ja) デジタルカメラ用の特殊機能付き円偏光フィルター
JP2007225735A (ja) Ndフィルタ、該ndフィルタによる光量絞り装置及び撮像装置
JP3190916U (ja) レンズ保護シート
CN105093371A (zh) 光学元件
JP2001004917A (ja) 吸収階調及び選択的なスペクトル濾過を有する光学装置及びそれを取付けたレンズ構成及びカメラ
JPS6027963B2 (ja) 撮影レンズ
CN210347980U (zh) 一种用于天文摄影的放射型渐变式抗光污染滤光镜
JP2006220872A (ja) 光学フィルタ、光学フィルタの製造方法および撮像装置
JP2019117311A (ja) Ndフィルターおよびその製造方法
JP5205503B1 (ja) デジタルカメラ用の特殊機能付き円偏光フィルター
US20060103945A1 (en) Method for enhancing the light transmittance of a composite optical assembly and a composite optical assembly made by the same
TWI417643B (zh) 快門片及相機模組

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170606