JP2016218048A - 試料導入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多量の液体を用いずに、試料Xを残すことなく粒径分布測定装置200に導入する。【解決手段】試料Xの粒径分布を測定する粒径分布測定装置200に前記試料Xを導入するものであって、試料Xが投入される投入空間S及び投入空間Sに投入された試料Xを導出する導出口20aを有する試料投入部20と、試料Xと混合されて粒径分布を測定するために供される液体を投入空間Sに供給する液体供給機構50とを具備し、液体供給機構50により供給された液体が、試料投入部20における投入空間Sを形成する内周面24に沿って周回しながら導出口20aに導かれるようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、試料の粒径分布を測定する粒径分布測定装置に前記試料を導入する試料導入装置に関するものである。
この種の試料導入装置としては、特許文献1に示すように、試料が収容された試料容器を有し、この試料容器を粒径分布測定装置の上方で傾けて、試料を粒径分布測定装置に導入するように構成されたものがある。
このような試料導入装置において、前記試料が粉体やゲル状物質である場合、図8に示すように、試料容器から粒径分布測定装置に向かって傾斜する傾斜面を設け、前記試料容器を傾けるとともに該試料容器内に水を噴射することで、試料と水とを混ぜ合わせて傾斜面に滑り落とし、これらを粒径分布測定装置に流し入れるようにしている。
しかしながら、上述した構成では、試料容器内に水を噴射する際に試料が飛散して傾斜面に試料が残ってしまうことがあり、そうすると、次の試料を導入する際に、該試料と傾斜面に残った試料とが混ざり合って、正確な測定ができないという問題が生じる。
一方、試料を残すことなく粒径分布測定装置に流し入れるべく、多量の水を噴射することが考えられるが、この場合は、粒径分布測定装置に許容量以上の水が流れ込む恐れがあり好ましくない。
特開2002−214114号公報
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであって、多量の液体を用いずに、試料を残すことなく粒径分布測定装置に導入することをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る試料導入装置は、試料の粒径分布を測定する粒径分布測定装置に前記試料を導入するものであって、前記試料が投入される投入空間及び前記投入空間に投入された試料を導出する導出口を有する試料投入部と、前記試料と混合されて粒径分布を測定するために供される液体を前記投入空間に供給する液体供給機構とを具備し、前記液体供給機構により供給された前記液体が、前記試料投入部における前記投入空間を形成する内周面に沿って周回しながら前記導出口に導かれることを特徴とするものである。
このような試料導入装置であれば、液体供給機構により供給された液体が、試料投入部の内周面に沿って周回しながら導出口に導かれるように構成されているので、液体の供給量が少くなくても、投入空間に投入された試料は、周回する液体と混ざり合いながら導出口に導かれ、これにより試料を残すことなく粒径分布測定装置に導くことができる。
前記投入空間が、前記導出口に向かって徐々に縮径する縮径部を有していることが好ましい。
このような構成であれば、液体が縮径部を形成する内周面を周回しながら導出口に導かれるので、投入空間に投入された試料を残すことなく粒径分布測定装置に導くことができる。
多量の液体を用いずに試料を効率良く導出口に導くためには、前記内周面が、中心軸が鉛直方向に沿って設けられた回転体形状をなし、前記液体供給機構が、前記内周面の接線方向に沿って前記液体を供給することが好ましい。
簡単な構成で液体を内周面に沿って流すためには、前記液体供給機構が、前記内周面に開口して前記投入空間に連通するとともに、前記液体が流れる液体供給路を有していることが好ましい。
より確実に試料を残すことなく粒径分布測定装置に導入するためには、前記液体供給機構が、前記液体供給路を複数有していることが好ましい。
前記導出口に連通するとともに、該導出口から導出された前記試料及び前記液体を前記粒径分布測定装置に導く導入管をさらに具備し、前記液体供給機構により供給される前記液体の供給量が、前記導入管内を前記液体が途切れることなく流れるように設定されていることが好ましい。
このような構成であれば、導入管に試料が残存することを防ぐことができ、試料投入部が粒径分布測定装置から離れた場所にある場合でも、前記導入管を介して試料を残すことなく粒径分布測定装置に導入することができる。
投入空間に供給された液体が周囲に飛び散ってしまうことを防ぐためには、前記投入空間の上方に設けられて前記投入空間の少なくとも一部を覆い、前記液体供給機構により供給された前記液体が前記投入空間から飛散することを防止する飛散防止部材をさらに具備することが好ましい。
比較的重たい粉体などの試料は、液体を単純に周回させただけでは流れにくいことから、このような試料を残すことなく粒径分布測定装置に導くためには、前記液体供給機構が、前記投入空間に前記液体を間欠的に供給するように構成されていることが好ましい。
また、本発明に係る粒径分布測定装置は、上述した試料導入装置を用いたことを特徴とするものであり、このような粒径分布測定装置であれば、上述した作用効果を得ることができる。
このように構成した本発明によれば、多量の液体を用いずに、試料を残すことなく粒径分布測定装置に導入することが可能になる。
本実施形態の粒径分布測定装置を模式的に示す図。 同実施形態の試料導入装置の構成を模式的に示す図。 同実施形態の試料投入部の断面図。 変形実施形態の試料投入部の断面図。 変形実施形態の試料導入装置の構成を模式的に示す図。 変形実施形態の試料導入装置の構成を模式的に示す図。 変形実施形態の試料導入装置の構成を模式的に示す図。 従来の試料導入装置の構成を模式的に示す図。
以下に本発明に係る試料導入装置の一実施形態について説明する。
本実施形態の試料導入装置100は、試料Xの粒子径分布を測定する粒径分布測定装置200に前記試料Xを導入するものである。
まず、粒径分布測定装置200について説明すると、このものは、粒子に光を照射した際に生じる回折/散乱光の拡がり角に応じる光強度分布が、MIE散乱理論から粒子径によって定まることを利用し、前記回折/散乱光を検出することによって粒子径分布を測定するようにした、いわゆる回折/散乱式のものである。
具体的にこのものは、図1に模式的に示すように、試料Xを収容するセル1と、そのセル1内の試料Xにレンズ2を介してレーザ光を照射する光源3たるレーザ装置と、レーザ光の照射により生じる回折/散乱光の光強度を拡がり角に応じて検出する複数の光検出器4と、各光検出器4から出力された光強度信号を受信して粒子径分布を算出する演算部5とを具備したものである。
なお、本実施形態の試料Xは、粉体、ゲル状物質又は溶液であり、溶媒(例えば、水やエタノール等の有機溶媒)に分散させた状態でセル1に収容される。
続いて、試料導入装置100について説明する。
前記試料導入装置100は、上述した粒径分布測定装置200に前記試料Xを自動的に導入するものであり、具体的には、図2に示すように、試料Xが収容される複数の試料容器10と、前記試料容器10から試料Xが投入される試料投入部20と、試料投入部20に投入された試料Xを前記粒径分布測定装置200に導く導入管30とを具備するものである。
なお、各試料容器10は、互いに異なる種類の試料Xを収容しているものであっても良いし、互いに同じ種類の試料Xを収容するものであっても良い。
前記試料容器10は、上端が開口するとともに下端が閉塞した筒状をなすものであり、ここでは、複数の前記試料容器10が、互いに所定の間隔を隔てて周状に並び設けられている。
本実施形態では、前記試料容器10は、駆動機構40によって、試料Xを収容した起立姿勢Mと前記起立姿勢Mから下方に傾いた傾倒姿勢Nとの間で移動可能に設けられている。
この駆動機構40は、図2に示すように、所定の軸周りに回転可能に構成されるとともに上述した複数の試料容器10を保持する保持部材41と、前記保持部材41を回転させるとともに、所定位置にある試料容器10を前記起立姿勢Mと前記傾倒姿勢Nとの間で移動させる図示しないアクチュエータとを有したものである。
この構成により、各試料容器10は周方向に沿って回転移動し、前記所定位置にある試料容器10が起立姿勢Mから傾倒姿勢Nに傾いて、該試料容器10に収容された試料Xが下方に滑り落とされる。
前記試料投入部20は、図2及び図3に示すように、所定位置にある試料容器10の下方に設けられており、試料容器10から滑り落ちた試料Xが投入される投入空間Sと、前記投入空間Sに連通するとともに投入された試料Xを導出する導出口20aとが形成されている。
具体的にこのものは、ブロック体形状をなし、上面21に試料Xを投入するための投入口20bが形成されるとともに、下面22に前記導出口20aが形成され、前記投入空間Sが、前記投入口20bと前記導出口20aとを連通するように形成されている。
なお、本実施形態の試料投入部20は、前記下面22から下方に突出する突出部23を有しており、前記導出口20aが、前記下面22の一部である前記突出部23の先端面に形成されている。
前記投入空間Sは、前記投入口20bから前記導出口20aに向かって徐々に縮径する縮径部S1を有しており、本実施形態では、この投入空間Sを形成する内周面24のうち前記縮径部S1を形成する傾斜面241に試料Xが投入される。つまり、試料投入部20は、所定位置にある試料容器10から滑り落ちた試料Xが、前記傾斜面241上に落下するように配置されている。
本実施形態の投入空間Sは、回転体形状をなす例えば漏斗状のものであり、前記傾斜面241が周方向に沿って全周に形成されるようにしている。
より具体的に説明すると、前記投入空間Sは、前記縮径部S1の上端と前記投入口20bとを連通するとともに中心軸Cに直交する断面が等断面円形状をなす大径部S2と、前記縮径部S1の下端と前記導出口20aとを連通するとともに中心軸Cに直交する断面が等断面円形状をなす小径部S3とを有し、前記中心軸Cが鉛直方向に沿って設けられている。
前記導入管30は、前記導出口20aから導出された試料Xを粒径分布測定装置200に導くものであり、ここでは、内径が前記導出口20aの径寸法と略一致するように形成された等断面円形状をなすものである。
具体的にこのものは、一端部が前記突出部23に取り付けられるとともに他端部が例えば粒径分布測定装置200に接続されたものであり、前記導出口20aと例えば前記粒径分布測定装置200において試料Xを投入する試料投入口とを連通する。
なお、一端部は必ずしも突出部23に取り付けられている必要はなく、例えば、一端部が前記導出口20aに臨むように導入管30を固定しても良い。また、他端部は必ずしも粒径分布測定装置200に接続されている必要はなく、例えば、他端部が前記混合部に臨むように導入管30を固定しても良い。
しかして、本実施形態の試料導入装置100は、前記試料Xと混合されて粒径分布を測定するために供される溶媒(例えば、水やエタノール等の有機溶媒)などの液体を前記投入空間Sに供給する液体供給機構50をさらに具備してなる。
本実施形態では前記液体として水を用いており、前記液体供給機構50は、例えば所定間隔で間欠的に投入空間Sに水を供給する。1回に供給する水の供給量や供給する間隔は、後述する供給量調整機構の設定として予め定められており、ここでは1回に供給された水が投入空間Sから全て排出された後に、次の供給が開始されるように例えば1秒間隔で複数回の供給が行なわれるように設定されている。このように水を間欠的に供給することで、試料Xが比較的重たい粉体など流れにくいものであっても、投入された試料Xを内周面24に残すことなく流すことができる。
具体的にこの液体供給機構50は、図2及び図3に示すように、前記液体である水が流れる液体供給路51を有し、この液体供給路51から吐出された水が投入空間Sを形成する内周面24に沿って周回して、内周面24における縮径部S1を形成する部分の全面に流れるように構成されている。
前記液体供給路51は、一端開口50aから導入された水を他端開口50bから吐出するものであり、前記他端開口50bが前記内周面24において試料Xが投入される位置よりも上方に形成されている。
より具体的に説明すると、前記液体供給路51の一部は、前記試料投入部20の側壁部を貫通して設けられており、前記一端開口50aが試料投入部20の外部に設けられるとともに、前記他端開口50bが傾斜面241よりも上方、すなわち大径部S2を形成する内周面24に形成されている。
本実施形態では、前記内周面24に沿って水を周回させるべく、前記液体供給路51は、前記内周面24の接線方向に沿って形成されており、ここでは、水平方向に沿って延びるとともに、前記他端開口50bから水平方向に沿って水を吐出するように構成されている。
なお、前記液体供給機構50は、図2に示すように、上述した液体供給路51を複数(例えば2つ)有しており、各液体供給路51の他端開口50bは、前記内周面24において中心軸Cに対して対称位置に形成されている。
さらに、本実施形態の試料導入装置100は、前記液体供給機構50により供給される水の供給量を調整する図示しない供給量調整機構を具備している。
なお、本実施形態では水を間欠的に供給するようにしており、ここでいう供給量とは、1回に供給する供給量のことである。1回に供給される供給量は、毎回同じ量であっても良いし、供給回数によって異なる量にしても良い。
この供給量調整機構は、例えば前記液体供給路51に設けられた流量調整弁などを有し、手動又は自動で弁開度を調整することにより、前記供給量を調整できるように構成されている。
ここでは、前記供給量調整機構は、前記投入空間Sに水が溜まり続けることなく、且つ、前記導入管30内を水が途切れることなく当該導入管30の内周面全体を水が流れるように前記供給量を調整しており、具体的には、例えば導出口20aの径寸法又は前記導入管30の内径に基づいて定められた所定量に調整している。
この供給量調整機構の具体的な実施態様としては、前記供給量と前記導出管から導出される液体(ここでは、水)の導出量とが一致するように前記供給量を調整するものや、前記供給量が前記導出量よりも多くなるように前記供給量を調整するものが挙げられる。
なお、前記供給量が前記導出量よりも多い場合は、投入空間Sに水が溜まることから、この場合の供給量調整機構は、前記投入空間Sに溜まった液体の貯留高さが、液体供給路51の他端開口50bよりも低い所定高さ以下となるように、前記供給量を調整するように構成されていることが好ましい。
このように構成された本実施形態に係る試料導入装置100によれば、液体供給機構50によって投入空間Sに供給された水が、投入空間Sの内周面24に沿って周回するので、水の供給量が少くなくても、投入空間Sに投入された試料Xは、水とともに内周面24を周回しながら水と混ざり合って導出口20aに導かれる。これにより、多量の水を用いずに、試料Xを残すことなく粒径分布測定装置200に導くことができる。
また、液体供給機構50が、複数の液体供給路51を有しているので、より確実に試料Xを内周面24に残すことなく粒径分布測定装置200に導入することができる。
さらに、投入空間Sを漏斗状に形成してあるので、投入口20bを十分な大きさにすることができ、試料容器10から滑り落ちた試料Xを投入空間Sの外側にこぼすことなく、投入空間Sへ確実に投入することができる。
供給量調整機構が、投入空間Sに水が溜まり続けることのないように供給量を調整しているので、液体供給機構50により供給された水が投入空間Sに溜まった水に吐出されて、試料Xや水が飛散することがない。
また、導入管30の内周面全体に水が流れることなく導入管30を流れる水が途切れてしまうと、試料Xが導入管30の内周面に付着したまま残る恐れがあるところ、供給量調整機構が、導入管30の内周面全体に水が流れるように供給量を調整しているので、導入管30の内面に試料Xが取り残されることを防ぐことができる。これにより、粒径分布測定装置200が導出口20aから離れた場所にある場合でも、前記導入管30を介して試料Xを残すことなく粒径分布測定装置200に導入することができる。
投入空間Sの内周面24が、中心軸Cが鉛直方向に沿って設けられた回転体形状をなしているので、供給機構により供給された水を確実に内周面24に沿って周回させることができ、少量の水で試料Xを効率良く導出口20aに導くことができる。
さらに、液体供給路51の他端開口50bが内周面24において試料Xが投入される位置よりも上方に形成されており、この他端開口50bから内周面24の接線方向に沿って水を吐出するようにしているので、水が試料Xに直接吐出されることを防ぎ、試料Xの飛散を防止できる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態の液体供給機構は、液体供給路の他端開口から水平方向に沿って水を吐出するように構成されていたが、水平方向よりも上方又は下方に向かって水を吐出するように構成されていても良い。
また、前記実施形態では、液体供給路の一部が試料投入部を貫通して形成されたものであったが、液体供給路51は、図4に示すように、投入空間Sに連通することなく、試料投入部20の外部に設けられていても良い。
より具体的にこの液体供給路51は、水を吐出する開口50bが投入空間Sを臨むように設けられており、水を鉛直下方から傾いた方向に向かって吐出するものである。かかる液体供給路51から供給された水を投入空間Sを形成する内周面24に沿って確実に周回させるためには、液体供給機構50が、例えば前記内周面24に固定されたガイド部材60をさらに有し、前記液体供給路51から吐出された水を前記ガイド部材60に沿って流すことで、前記内周面24を周回させる構成が考えられる。
さらに、液体供給機構は、投入空間に水を供給するものには限られず、例えばエタノール等の有機溶媒を供給するものであっても良い。
前記実施形態の試料投入部は、回転体形状をなす投入空間が形成されたものであったが、投入空間は、例えば断面が多角形状や楕円形状をなす柱状のものであっても良い。この場合、この投入空間は、前記実施形態の縮径部のように、例えば導出口に向かって徐々に断面が小さくなるテーパ部を有していることが好ましい。
また、前記実施形態では、縮径部を形成する傾斜面が周方向に沿って全周に形成されていたが、傾斜面は周方向に沿った一部又は複数部分に形成されていても良い。
さらに、前記実施形態では、投入空間の中心軸が鉛直方向に沿って設けられていたが、投入空間の中心軸は鉛直方向から傾いて設けられていても良い。
前記実施形態の導入管は、内径が試料投入部の導出口と等しく設定されていたが、導入管の内径は、液体供給機構により供給される液体の供給量などによって適宜変更可能である。
また、試料導入装置は、必ずしも導入管を具備している必要はなく、例えば試料投入部の導出口の下方に粒径分布測定装置を配置して、導出口から試料を直接粒径分布測定装置に導入するようにしても良い。
そのうえ、試料導入装置100としては、図5及び図6に示すように、投入空間Sの上方に設けられて投入空間Sの少なくとも一部を覆い、液体供給機構50により供給された液体が投入空間Sから飛散することを防止する飛散防止部材70をさらに具備するものであっても良い。
具体的にこの飛散防止部材70は、図5に示すように、試料投入部20の上面に例えば螺子などで取り付けられており、ここでは投入口20bに臨むとともに投入口20bよりも小さい開口70aが形成された平板状のものである。なお、この飛散防止部材70には、起立姿勢にある試料容器の上端部が傾倒姿勢に傾いたときに入り込む切り欠き部70bが形成されている。
この飛散防止部材70は、図6に示すように、内周面24において少なくとも液体供給路51から供給された液体が直接当たる部分の上方に設けられており、ここでは、内周面24において少なくとも液体供給路51の中心軸Lが交わる部分Zを覆っている。言い換えれば、この飛散防止部材70は、内周面24において液体供給路51の他端開口50bの前方に位置する部分Zを覆うように設けられていることになる。
このように構成された試料導入装置100であれば、投入空間Sに供給された液体が周囲に飛び散ってしまうことを防ぐことができる。
飛散防止部材70は、平板状をなすものには限られず、例えば図7に示すように、切頭円錐形状をなすものなど、投入空間Sの少なくとも一部を傾斜面71によって塞ぐように構成されたものでも構わない。このようなものであれば、仮に液体が飛散して傾斜面71に付着したとしても、傾斜面71に沿って液体を下方に流れ落とすことができる。
前記実施形態の粒径分布測定装置は、回折/散乱式のものであったが、動的光散乱理論に基づいて粒子径分布を測定する、いわゆる動的光散乱式のものであっても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・試料導入装置
10 ・・・試料容器
20 ・・・試料投入部
S ・・・投入空間
S1 ・・・縮径部
24 ・・・内周面
25 ・・・傾斜面
20a・・・導出口
C ・・・中心軸
30 ・・・導入管
50 ・・・液体供給機構
51 ・・・液体供給路

Claims (9)

  1. 試料の粒径分布を測定する粒径分布測定装置に前記試料を導入する試料導入装置であって、
    前記試料が投入される投入空間及び前記投入空間に投入された試料を導出する導出口を有する試料投入部と、
    前記試料と混合されて粒径分布を測定するために供される液体を前記投入空間に供給する液体供給機構とを具備し、
    前記液体供給機構により供給された前記液体が、前記試料投入部における前記投入空間を形成する内周面に沿って周回しながら前記導出口に導かれることを特徴とする試料導入装置。
  2. 前記投入空間が、前記導出口に向かって徐々に縮径する縮径部を有していることを特徴とする請求項1記載の試料導入装置。
  3. 前記内周面が、中心軸が鉛直方向に沿って設けられた回転体形状をなし、
    前記液体供給機構が、前記内周面の接線方向に沿って前記液体を供給することを特徴とする請求項1又は2記載の試料導入装置。
  4. 前記液体供給機構が、前記内周面に開口して前記投入空間に連通するとともに、前記液体が流れる液体供給路を有していることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項に記載の試料導入装置。
  5. 前記液体供給機構が、前記液体供給路を複数有していることを特徴とする請求項4記載の試料導入装置。
  6. 前記導出口に連通するとともに、該導出口から導出された前記試料及び前記液体を前記粒径分布測定装置に導く導入管をさらに具備し、
    前記液体供給機構により供給される前記液体の供給量が、前記導入管内を前記液体が途切れることなく流れるように設定されていることを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか一項に記載の試料導入装置。
  7. 前記投入空間の上方に設けられて前記投入空間の少なくとも一部を覆い、前記液体供給機構により供給された前記液体が前記投入空間から飛散することを防止する飛散防止部材をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至6のうち何れか一項に記載の試料導入装置。
  8. 前記液体供給機構が、前記投入空間に前記液体を間欠的に供給することを特徴とする請求項1乃至7のうち何れか一項に記載の試料導入装置。
  9. 請求項1乃至8のうち何れか一項に記載の試料導入装置を用いたことを特徴とする粒径分布測定装置。
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