JP2016217951A - 蓄電器管理装置及び蓄電器管理方法 - Google Patents

蓄電器管理装置及び蓄電器管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】劣化状態によって特性が変化する蓄電器の全容量を正確に推定可能な蓄電器管理装置及び蓄電器管理方法を提供すること。【解決手段】劣化状態によって特性が変化する蓄電器の蓄電器管理装置は、蓄電器の充放電電流の変化量を算出する電流変化量算出部と、蓄電器の充電状態を示す充電状態変数の変化量を算出する充電状態変化量算出部と、蓄電器の劣化の進行によって変化する特性の変化量がしきい値以下となる条件を満たすときに限り、電流変化量算出部が算出した充放電電流の変化量と、充電状態変化量算出部が算出した充電状態変数の変化量とに基づいて、蓄電器の全容量を推定する全容量推定部とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、劣化状態によって特性が変化する蓄電器の蓄電器管理装置及び蓄電器管理方法に関する。
特許文献1には、蓄電器の電池状態を推定する電池状態推定装置が記載されている。この電池状態推定装置は、蓄電器の端子管電圧である実電圧の微分値及び蓄電器の充放電電流である実電流の微分値に基づいて、逐次最小二乗法により仮内部抵抗を推定し、仮内部抵抗を実電圧の微分値及び実電流の微分値に基づいて一次補正することにより一次内部抵抗を推定する同定部と、一次内部抵抗を二次補正することにより二次内部抵抗を推定する抵抗補正部と、実電圧及び二次内部抵抗に基づいて蓄電器の充放電電流の推定値である推定電流を算出する電流推定演算部と、推定電流及び実電流に基づいて、逐次最小二乗法により抵抗補正係数を推定する抵抗補正係数演算部とを備え、蓄電器の非線形な特性を考慮して蓄電器の電池状態を高精度に推定するものである。
特許第5278957号公報
特許文献1に記載の電池状態推定装置は、蓄電器の充放電電流を積算した電流量の変化量と、蓄電器の推定充電率の変化量とに基づいて、蓄電器の全容量を推定している。蓄電器の推定充電率は、推定電流と実電流との差が所定値未満である場合には、蓄電器の開路電圧と充電率との特性情報を参照して、蓄電器の開路電圧から導出されている。したがって、蓄電器の全容量を高精度に推定するためには、特性情報を参照して開放電圧から導出される推定充電率の精度が一定以上である必要があり、特許文献1に記載の電池状態推定装置は、開放電圧と充電率との関係が一意である蓄電器を対象としている。しかし、開放電圧と充電率との関係が劣化状態によって大きく変化する蓄電器を対象とする場合、特許文献1に記載の蓄電容量管理装置では、この蓄電器の全容量を正確に推定できない場合がある。
本発明の目的は、劣化状態によって特性が変化する蓄電器の全容量を正確に推定可能な蓄電器管理装置及び蓄電器管理方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
劣化状態によって特性が変化する蓄電器(例えば、後述の実施形態での蓄電器103)の蓄電器管理装置(例えば、後述の実施形態での蓄電器管理装置109)であって、
前記蓄電器の充放電電流の変化量を算出する電流変化量算出部(例えば、後述の実施形態での演算部112)と、
前記蓄電器の充電状態を示す充電状態変数(例えば、後述の実施形態でのSOC)の変化量を算出する充電状態変化量算出部(例えば、後述の実施形態での演算部121)と、
前記蓄電器の劣化の進行によって変化する前記特性の変化量がしきい値(例えば、後述の実施形態でのしきい値thd)以下となる条件を満たすときに限り、前記電流変化量算出部が算出した前記充放電電流の変化量と、前記充電状態変化量算出部が算出した前記充電状態変数の変化量と、に基づいて、前記蓄電器の全容量を推定する全容量推定部(例えば、後述の実施形態での全容量推定部123)と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記蓄電器の開放電圧を算出する開放電圧算出部(例えば、後述の実施形態での開放電圧算出部117)を備え、
前記特性の変化量は、前記蓄電器の劣化に伴う前記開放電圧の変化に対する前記充電状態変数の変化の変化量である。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、
前記全容量推定部は、前記開放電圧が前記条件を満たす範囲内の値であるときに限り、前記蓄電器の全容量を推定する。
請求項4に記載の発明は、
劣化状態によって特性が変化する蓄電器(例えば、後述の実施形態での蓄電器103)の蓄電器管理方法であって、
前記蓄電器の充放電電流の変化量を算出する電流変化量算出ステップと、
前記蓄電器の充電状態を示す充電状態変数(例えば、後述の実施形態でのSOC)の変化量を算出する充電状態変化量算出ステップと、
前記蓄電器の劣化の進行によって変化する前記特性の変化量がしきい値(例えば、後述の実施形態でのしきい値thd)以下となる条件を満たすときに限り、前記電流変化量算出ステップで算出した前記充放電電流の変化量と、前記充電状態変化量算出ステップで算出した前記充電状態変数の変化量と、に基づいて、前記蓄電器の全容量を推定する全容量推定ステップと、
を有する。
請求項1及び4の発明によれば、蓄電器の劣化の進行によって変化する当該蓄電器の特性の変化量がしきい値以下となる条件を満たすときに限り、蓄電器の全容量が推定される。このように、蓄電器の全容量が推定される際の蓄電器の特性の変化量は小さいため、劣化状態によって特性が変化する蓄電器の全容量を正確に推定することができる。
請求項2の発明によれば、蓄電器の劣化に伴う開放電圧の変化に対する充電状態変数の変化の変化量がしきい値以下であるときに限り、蓄電器の全容量が推定される。このように、劣化状態によらず開放電圧に対する充電状態変数が一定に変化するときに限り全容量が推定されるため、蓄電器の全容量は正確に推定される。
請求項3の発明によれば、開放電圧が上記条件を満たす範囲内の値であるときに限り、蓄電器の全容量が推定される。このように、劣化状態によらず充電状態変数が一定に変化する開放電圧の範囲内で全容量が推定されるため、蓄電器の全容量は正確に推定される。
一実施形態の蓄電器管理装置を搭載した車両の概略構成図である。 蓄電器が新品時及び劣化時の、実SOCに対する開放電圧の変化特性を示す図である。 蓄電器の劣化が進行した際のdSOC/dOCVの変化量が蓄電器の開放電圧によって異なることを示す図である。 蓄電器管理装置の内部構成を示すブロック図である。 蓄電器が新品時、劣化時及び劣化進行時の、制御SOCに対する開放電圧の変化特性を示す図である。 図2に示した特性図と図3に示した特性図との関係を表した図である。 蓄電器のSOCの差分値ΔSOCと充放電電流Ibの積分値の差分値ΔAhとの関係の一例を示す図である。 蓄電器管理装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。以下説明する実施形態の蓄電器管理装置は、蓄電器から供給された電力によって駆動する電動機が駆動源として設けられたEV(Electric Vehicle:電気自動車)やHEV(Hybrid Electrical Vehicle:ハイブリッド電気自動車)等の車両に搭載されている。
図1は、一実施形態の蓄電器管理装置を搭載した車両の概略構成図である。図1に示す車両は、電動機Mと、変速機構TMと、駆動輪Wと、電力制御装置101と、蓄電器103と、電流センサ105と、電圧センサ107と、蓄電器管理装置109とを主に備える。この車両では、電動機Mからの駆動力が変速機構TMを介して駆動輪Wに伝達される。また、減速時に駆動輪W側から電動機M側に駆動力が伝達されると、電動機Mが発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを回生エネルギーとして蓄電器103に回収する。
以下、車両が備える各構成要素について説明する。
電力制御装置101は、電動機Mの駆動に係る蓄電器103から電動機Mへの電力供給、及び電動機Mから蓄電器103への回生エネルギーの回収を制御する。
蓄電器103は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の2次電池である。2次電池である蓄電器103を利用するにあたっては、蓄電器103の残容量(SOC:State of Charge)を常に監視し、過充電や過放電の防止制御を行う必要がある。蓄電器103は、こういった制御が行われた上で、蓄電器103を使用可能なSOCの範囲内で充放電が繰り返される。蓄電器103のSOCは、蓄電器103の充放電電流の積算値及び/又は蓄電器103の開放電圧(OCV:Open Circuit Voltage)に基づいて導出される。
また、蓄電器103の開放電圧とSOCとの関係は、図2に示すように、蓄電器103の劣化状態によって異なる。このため、蓄電器103の開放電圧に対するSOCは、蓄電器103が新品時と劣化時とでは異なる。但し、図2に示されるように、蓄電器103の劣化が進行しても「開放電圧の微分値に対するSOCの微分値(dSOC/dOCV)」、すなわち、図2に示すSOC−OCVカーブの傾きがほとんど変化しない領域がある。図3は、蓄電器103の劣化が進行した際のdSOC/dOCVの変化量が蓄電器103の開放電圧によって異なることを示す図である。図3に示すように、蓄電器103の劣化が進行した際のdSOC/dOCVの変化量は、蓄電器103の開放電圧が所定範囲(OCV1〜OCV2)ではしきい値thd以下である。
電流センサ105は、蓄電器103の充放電電流Ibを検出する。充放電電流Ibは、蓄電器103から電動機Mに供給される放電電流、及び回生動作を行う電動機Mから蓄電器103に供給される充電電流を含む。
電圧センサ107は、蓄電器103の端子電圧Vb(閉路電圧(CCV:Closed Circuit Voltage)ともいう。)を検出する。電流センサ105の検出タイミングと電圧センサ107の検出タイミングは略同時である。
蓄電器管理装置109は、蓄電器103のSOCを導出して、満充電時の蓄電器103の容量を推定する。図4は、蓄電器管理装置109の内部構成を示すブロック図である。図5に示すように、蓄電器管理装置109は、電流/電圧取得部111と、演算部112と、微分演算部113と、内部抵抗算出部115と、開放電圧算出部117と、SOC導出部119と、演算部121と、全容量推定部123と、劣化判定部125とを有する。
電流/電圧取得部111は、電流センサ105が検出した充放電電流Ib及び電圧センサ107が検出した端子電圧Vbを取得する。演算部112は、電流/電圧取得部111が取得した充放電電流Ibの積分値の単位時間当たりの差分値ΔAhを演算する。微分演算部113は、電流/電圧取得部111が取得した充放電電流Ib及び端子電圧Vbをそれぞれ微分演算する。内部抵抗算出部115は、微分演算部113が算出した充放電電流Ibの微分値ΔIb及び端子電圧Vbの微分値ΔVbに基づいて、以下の式(1)より蓄電器103の内部抵抗Rnを算出する。
Rn=ΔVb/ΔIb …(1)
開放電圧算出部117は、内部抵抗算出部115が算出した内部抵抗Rn、並びに、電流/電圧取得部111が取得した充放電電流Ib及び端子電圧Vbに基づいて、以下の式(2)より蓄電器103の開放電圧OCVを算出する。
OCV=Vb+Ib×Rn …(2)
SOC導出部119は、蓄電器103の充放電電流の積算値及び/又は蓄電器103の開放電圧に基づいて、蓄電器103のSOCを導出する。蓄電器103の充放電電流の積算値に基づく場合、SOC導出部119は、蓄電器103が放電時の充放電電流Ibを正値、充電時の充放電電流Ibを負値としたときの充放電電流Ibの積算値を所定値によって除算した値を、SOC導出部119が導出したSOCの前回値から減算することによってSOCを算出する。一方、蓄電器103の開放電圧に基づく場合、SOC導出部119は、開放電圧に対するSOCを示したマップを用いて、開放電圧算出部117が算出した開放電圧からSOCを導出する。このマップの具体例としては、図5に示すように、蓄電器103の劣化状態によって変化する制御SOC−OCVカーブのうち、新品の蓄電器103のカーブと劣化した蓄電器103のカーブの中間のカーブが示す値に基づいて作成されている。新品時のカーブと劣化時のカーブの中間のカーブを用いることによって、SOC導出部119が導出したSOCに含まれる誤差を、新品時のカーブを用いた場合や劣化時のカーブを用いた場合と比較して、小さくすることができる。
演算部121は、SOC導出部119が導出したSOCの単位時間当たりの差分値ΔSOCを演算する。
全容量推定部123は、図2に示した特性図と図3に示した特性図との関係を表した図6に示すように、蓄電器103の劣化に伴うdSOC/dOCVの変化量がしきい値thd以下であるとき、すなわち、蓄電器103の開放電圧が所定範囲(OCV1〜OCV2)内の値であるときに限り、満充電であるときの蓄電器103の容量である蓄電器103の全容量を推定する。具体的には、全容量推定部123は、演算部112が算出した充放電電流Ibの積分値の差分値ΔAh及び演算部121が算出したSOCの差分値ΔSOCをサンプルとして複数取得して、差分値ΔAhと差分値ΔSOCとの関係を示した複数のサンプルから、逐次最小二乗法により、蓄電器103の全容量を推定する。図7は、蓄電器103のSOCの差分値ΔSOCと充放電電流Ibの積分値の差分値ΔAhとの関係の一例を示す図である。図7において、一次直線の傾きに100を乗じた値が、蓄電器103の全容量に相当する。つまり、「蓄電器103の全容量(CAPA)=(ΔAh/ΔSOC)×100」の関係式が成立する。
劣化判定部125は、全容量推定部123が推定した蓄電器103の全容量(CAPA)に基づいて、蓄電器103が劣化(容量劣化)しているか否かを判定する。この判定には、容量劣化判定しきい値thcが用いられ、劣化判定部125は、蓄電器103の全容量(CAPA)が容量劣化判定しきい値thc未満(CAPA<thc)である場合には、蓄電器103が劣化していると判定する。
図8は、蓄電器管理装置109の動作を示すフローチャートである。図8に示すように、蓄電器管理装置109の電流/電圧取得部111は、電流センサ105が検出した充放電電流Ib及び電圧センサ107が検出した端子電圧Vbを取得する(ステップS101)。次に、演算部112が、充放電電流Ibの積分値の差分値ΔAhを演算する(ステップS102)。次に、微分演算部113が、充放電電流Ib及び端子電圧Vbをそれぞれ微分演算して、内部抵抗算出部115が、充放電電流Ibの微分値ΔIb及び端子電圧Vbの微分値ΔVbから蓄電器103の内部抵抗Rnを算出する(ステップS103)。次に、開放電圧算出部117は、内部抵抗Rn、充放電電流Ib及び端子電圧Vbに基づいて、蓄電器103の開放電圧OCVを算出する(ステップS105)。
次に、SOC導出部119は、蓄電器103の充放電電流Ibの積算値及び/又は蓄電器103の開放電圧OCVからSOCを導出する(ステップS107)。次に、演算部121は、蓄電器103のSOCの差分値ΔSOCを演算する(ステップS109)。次に、全容量推定部123は、ステップS105で算出した蓄電器103の開放電圧OCVが所定範囲(OCV1〜OCV2)内の値であるか否かを判別し(ステップS111)、開放電圧OCVが所定範囲内の値であればステップS113に進み、所定範囲内の値でなければステップS101に戻る。ステップS113では、全容量推定部123は、ステップS102で算出した充放電電流Ibの積分値の差分値ΔAhの変化及びステップS109で算出したSOCの差分値ΔSOCの変化に基づいて、蓄電器103の全容量を推定する。
次に、劣化判定部125は、ステップS113で推定した蓄電器103の全容量(CAPA)が容量劣化判定しきい値thc未満(CAPA<thc)であるか否かを判定し(ステップS115)、CAPA≦thcであればステップS117に進み。CAPA>thcであればステップS101に戻る。ステップS117では、劣化判定部125は、蓄電器103が劣化していると判定する。
以上説明したように、本実施形態では、蓄電器103の劣化に伴うdSOC/dOCVの変化量がしきい値thd以下であるとき、すなわち、蓄電器103の開放電圧が所定範囲(OCV1〜OCV2)内の値であるときに限り、蓄電器103の全容量が推定される。蓄電器103の全容量は、充放電電流Ibの積分値の差分値ΔAhと、蓄電器103のSOCの差分値ΔSOCとに基づいて推定され、本実施形態で全容量が推定される際の差分値ΔSOCに係る蓄電器103の特性は、劣化状態によらず一定である。したがって、劣化状態によって開放電圧とSOCとの関係が異なる蓄電器103の全容量を正確に推定することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
101 電力制御装置
103 蓄電器
105 電流センサ
107 電圧センサ
109 蓄電器管理装置
111 電流/電圧取得部
112 演算部
113 微分演算部
115 内部抵抗算出部
117 開放電圧算出部
119 SOC導出部
121 演算部
123 全容量推定部
125 劣化判定部
M 電動機
TM 変速機構
W 駆動輪

Claims (4)

  1. 劣化状態によって特性が変化する蓄電器の蓄電器管理装置であって、
    前記蓄電器の充放電電流の変化量を算出する電流変化量算出部と、
    前記蓄電器の充電状態を示す充電状態変数の変化量を算出する充電状態変化量算出部と、
    前記蓄電器の劣化の進行によって変化する前記特性の変化量がしきい値以下となる条件を満たすときに限り、前記電流変化量算出部が算出した前記充放電電流の変化量と、前記充電状態変化量算出部が算出した前記充電状態変数の変化量と、に基づいて、前記蓄電器の全容量を推定する全容量推定部と、
    を備える、蓄電器管理装置。
  2. 請求項1に記載の蓄電器管理装置であって、
    前記蓄電器の開放電圧を算出する開放電圧算出部を備え、
    前記特性の変化量は、前記蓄電器の劣化に伴う前記開放電圧の変化に対する前記充電状態変数の変化の変化量である、蓄電器管理装置。
  3. 請求項2に記載の蓄電器管理装置であって、
    前記全容量推定部は、前記開放電圧が前記条件を満たす範囲内の値であるときに限り、前記蓄電器の全容量を推定する、蓄電器管理装置。
  4. 劣化状態によって特性が変化する蓄電器の蓄電器管理方法であって、
    前記蓄電器の充放電電流の変化量を算出する電流変化量算出ステップと、
    前記蓄電器の充電状態を示す充電状態変数の変化量を算出する充電状態変化量算出ステップと、
    前記蓄電器の劣化の進行によって変化する前記特性の変化量がしきい値以下となる条件を満たすときに限り、前記電流変化量算出ステップで算出した前記充放電電流の変化量と、前記充電状態変化量算出ステップで算出した前記充電状態変数の変化量と、に基づいて、前記蓄電器の全容量を推定する全容量推定ステップと、
    を有する、蓄電器管理方法。
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