JP2016217150A - 圧縮機 - Google Patents

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恵理 森田
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貴典 十佐近
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【課題】流路抵抗の増大を抑制すると共に、簡単な構成で潤滑油の分離効率を向上することができる新規な潤滑油分離機構を備えた圧縮機を提供することにある。
【解決手段】電動機構部と潤滑油溜りの間の空間に、複数の孔を有する第1潤滑油分離板と、この第1潤滑油分離板と所定の距離を置いて第1潤滑油分離板より電動機構部側に中実の第2潤滑油分離板とを配置した。これによれば、電動機構部がある広い空間に潤滑油分離板を配置しているので流路抵抗が増大するのを抑制することができる。また、潤滑油溜りから巻き上げられた潤滑油の粒子径の大きな潤滑油は第1潤滑油分離板で分離され、粒子径の小さな潤滑油は第2潤滑油分離板で分離されるので、簡単な構成で潤滑油の分離効率を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は冷媒ガス等の作動ガスを圧縮する圧縮機に係り、特に作動ガスに混入した潤滑油を分離する潤滑油分離機構を備えた圧縮機に関するものである。
一般的に、空気調和機器や冷蔵、冷凍機器の冷凍サイクルに使用される冷媒ガス(作動ガス)を圧縮する圧縮機は、密閉されたケーシング内部に冷媒ガスを圧縮する圧縮機構部及びこの圧縮機構を駆動する電動機構部を収納した密閉型圧縮機が多く使用されている。
そして、この種の密閉型圧縮機では、圧縮機構部に潤滑油を供給する必要があるため、密閉型圧縮機の底部に設けた潤滑油溜りから潤滑油を吸い上げて圧縮機構部に供給しているが、この供給された潤滑油が圧縮機構部で冷媒ガスに混入し、圧縮機外のサイクルに流出する現象があり、この現象が、冷凍サイクル効率の低下の一因となる。このため、冷媒ガスから潤滑油を分離する潤滑油分離機構が必要となっている。この潤滑油分離機構は種々の構成が提案され、また実用化されている。
例えば、特開2001−140779号公報(特許文献1)においては、以下のような、潤滑油分離機構を提案している。すなわち、固定子と本体ケーシングとの間に形成され、圧縮機構によって圧縮された冷媒ガスの下降が可能なガス流路と、本体ケーシング内部におけるモータの下方に配置され、ガス流路を通って下降する冷媒ガスの向きを、本体ケーシングの内面に沿った所定の方向に変える下部ガイド部と、モータの下方に配置され、下降するガスから油を分離する油分離板よりなる潤滑油分離機構である。
この潤滑油分離機構によれば、本体ケーシング内部におけるモータの下方において、ガス流路を通って下降するガスの向きを本体ケーシングの内面に沿った所定の方向に変える下部ガイド部を備えているので、全てのガスをモータの下方へ流して下部ガイド部によって遠心分離することが可能である。更に、油分離板は、下降する圧縮された冷媒ガス中に含まれる油を分離することが可能である。
特開2001−140779号公報
ところで、最近では冷凍サイクルの性能向上等の目的から圧縮機構を駆動する電動機の高速回転化や圧縮機構の大容量化の要請が強くなっている。このため、冷媒ガスの流量が増え、更に圧縮機機構から吐出管に至る冷媒ガスの速度が高速化するようになっている。確かに特許文献1のように冷媒ガスの流れる冷媒ガス流路を方向転換して潤滑油を衝突分離、或いは慣性分離することは有効であるが、この分だけ流路抵抗が増大して圧縮機の効率が低下する恐れがあると共に、複雑な構成の冷媒ガス流路を設ける必要がある。
このような問題をなくすためには、冷媒ガス流路の方向転換を少なくする通路構成にすると良いが、方向転換が少ないため冷媒ガスの流速が速くなり、冷媒ガスの速度が速いまま潤滑油溜りに吹き出されるようになる。このため、冷媒ガスが潤滑油に強い力で衝突して潤滑油を巻き上げるようになる。この巻き上げられた新たな潤滑油が再び冷媒ガスに混入して吐出管に送られることになるので、潤滑油の分離効率が低下することになる。
本発明の目的は、流路抵抗の増大を抑制すると共に、簡単な構成で潤滑油の分離効率を向上することができる新規な潤滑油分離機構を備えた圧縮機を提供することにある。
本発明の特徴は、吐出管と潤滑油溜りの間の空間に、複数の孔を有する第1潤滑油分離板と、この第1潤滑油分離板と所定の距離を置いて第1潤滑油分離板の複数の孔を覆う連続した面を有する中実の第2潤滑油分離板とを配置した、ところにある。
本発明によれば、広い空間に潤滑油分離板を配置しているので流路抵抗が増大するのを抑制することができ、また、潤滑油溜りから巻き上げられた潤滑油の粒子径の大きな潤滑油は第1潤滑油分離板で分離され、粒子径の小さな潤滑油は第2潤滑油分離板で分離されるので、簡単な構成で潤滑油の分離効率を向上することができる。
本発明の第1の実施形態になる潤滑油分離機構を備えたスクロール圧縮機の縦断面を示す断面図である。 図1の冷媒ガス通路付近を断面したスクロール圧縮機の外観斜視図である。 図1に示す潤滑油分離機構の斜視図である。 図1に示す第1潤滑油分離板の上面図である。 図1に示す第1潤滑油分離板の変形例を示す上面図である。 本発明の第2の実施形態になる潤滑油分離機構の斜視図である。 本発明の第3の実施形態になる潤滑油分離機構の斜視図である。 本発明の第4の実施形態になる潤滑油分離機構の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
本発明の第1の実施形態になる潤滑油分離機構を備えるスクロール圧縮機について、図1乃至図3を用いて詳細に説明する。
図1はスクロール圧縮機の縦断面図である。密閉容器1内には、上方に圧縮機構部2、下方に電動機構部3が配置され、圧縮機構部2と電動機構部3は回転軸4を介して連結されている。また、電動機部3の下部には圧縮機機構部2を潤滑するための潤滑油が溜められる潤滑油溜り5が配設されている。
圧縮機構部2は、固定スクロール台板61に渦巻き状のラップを直立した固定スクロール6、旋回スクロール台板71に渦巻き状のラップを直立した旋回スクロール7とのラップ62、72を互いに噛み合わせて圧縮機構よりなり、固定スクロール6には吸入管14が接続された吸入口63、吐出口64が設けられている。吐出口64は上部密閉空間11に接続されている。回転軸4は上部軸部4a、下部軸部4bを備え、上部軸部4aの上端部にはクランクピン41が設けられ、下部軸部4bの下端部には給油ポンプ継手42を備えている。
フレーム8に配設したフレーム軸受81及び下部ハウジング10に配設した下部軸受101は、回転軸4の上部軸部4aと下部軸部4bを回転自在に支持する軸支持部を構成する。また、フレーム8と下部フレーム102は密閉容器1に固定され、下部フレーム102と下部ハウジング10はボルトによって固定されている。
上部軸部4aに設けられたクランクピン41は、旋回スクロール7の台板71の下方に突設したボス73に挿入されて旋回スクロール7に係合され、下部軸部4bに設けられた給油ポンプ継手42は給油ポンプ103に連結されている。旋回スクロール7の背面には、オルダム継手9が配設されている。このオルダム継手9は、旋回スクロール7を固定スクロール6に対して自転することなく旋回運動させる自転防止機構の役割を担っている。
電動機構部3は、回転軸4を嵌合して固定した回転子31と、密閉容器1に嵌合して固定した固定子32で構成され、この固定子32外周側には固定子側冷媒ガス通路33が軸方向に複数設けられている。
図1及び図2に冷媒ガス通路の構成を示している。フレーム8の外周にはフレーム側冷媒ガス通路82が設けられており、このフレーム側冷媒ガス通路82の直下には、フレーム側冷媒ガス通路82を通過した潤滑油を含んだ冷媒ガスの通路として、フレーム側冷媒ガス通路82と固定子側冷媒ガス通路33をつなぐ第1冷媒ガス中継通路83が配設されている。
更に、固定子側冷媒ガス通路33の直下には、潤滑油油溜り5に直接的に潤滑油を含んだ冷媒ガスが流れ込む第2冷媒ガス中継通路34が配設されている。第2冷媒ガス中継通路34の出口は、潤滑油溜り5の潤滑油面から所定の距離を置いて離れており、吹き出された冷媒ガスは混入した潤滑油と共に潤滑油の油面に衝突するものである。
フレーム側冷媒ガス通路82、第1冷媒ガス中継通路83、固定子側冷媒ガス通路33、及び第2冷媒ガス中継通路34の断面形状は、ほぼ同じ断面形状で、しかもその断面積もほぼ同じとなっている。これによって、冷媒ガスは円滑に流れて潤滑油溜り5に吹き出されるようになる。
図2にある通り、フレーム側冷媒ガス通路82、第1冷媒ガス中継通路83、固定子側冷媒ガス通路33、及び第2冷媒ガス中継通路34は、できるだけ通路の方向転換が少ない構成とされており、本実施例ではほぼ一直線上に配置される構成とされている。これによって、冷媒ガスの流路抵抗の増加が抑制されている。
また、各冷媒ガス通路がほぼ一直線上に配置され、しかもほぼ同断面形状、同断面積の構成であるため圧力損失が少なく、冷媒ガスは速い速度(例えば、10m/S〜15m/S)で潤滑油溜り5の潤滑油に衝突する。このため、冷媒ガスに含まれている潤滑油は潤滑油溜り5に吹き出された時に、潤滑油溜り5の潤滑油と接触して分離される。冷媒ガスの速度が遅いと、冷媒ガス中の潤滑油は冷媒ガスの流れに乗って浮遊するので分離効率が向上できないものである。
一方、冷媒ガスの速度が速いまま潤滑油溜りに吹き出されると、冷媒ガスが潤滑油溜り5の潤滑油に直接的に衝突して潤滑油を巻き上げる現象を生じる。この巻き上げられた新たな潤滑油が再び冷媒ガスに混入して吐出管13に送られることになるので、潤滑油の分離効率が低下することになる。
尚、フレーム側冷媒ガス通路82、第1冷媒ガス中継通路83、固定子側冷媒ガス通路33、及び第2冷媒ガス中継通路34で形成される冷媒ガス通路は1つでなく、等角度、或いは所定の角度毎に複数本の冷媒ガス通路を設けても良いものである。本実施例では2本の冷媒ガス通路を形成している。
この巻き上げられた潤滑油を分離するために、本実施例では新たな潤滑油分離機構を設けている。電動機構部3と下部ハウジング10の間の中部空間12には、本実施例の特徴である新規な潤滑油分離機構が配置されている。この潤滑油分離機構は、2枚の第1潤滑油分離板201と1枚の第2潤滑油分離板202とから構成されている。第1潤滑油分離板201には複数の小孔が平均的に分布するように穿孔された円板状に形成されている。
また、第1潤滑油分離板201と電動機構部3の間には第2潤滑油分離板202が配置されている。第2潤滑油分離板202は第1潤滑油分離板201の複数の小孔を覆う連続した面となるように中実の円板状に形成されている。第1潤滑油分離板201は粒径の大きな潤滑油を分離する機能を有し、第2潤滑油分離板202は粒径の小さな潤滑油を分離する機能を有している。これらの第1潤滑油分離板201と第2潤滑油分離板202の詳細については図3によって説明する。
第1潤滑油分離板201の外周面は下部フレーム102の内周面に溶接によって固定され、同様に第2潤滑油分離板202の外周面も下部フレーム102の内周面に溶接によって固定されている。第1潤滑油分離板201には小孔が形成されて冷媒ガスが通過することができるので、第1潤滑油分離板201のほぼ全外周面を下部フレームの内周面に溶接している。
これに対して、第2潤滑油分離板202は中実であるため冷媒ガスが通過することができないので、第2潤滑油分離板202の外周には冷媒ガスの通過領域である冷媒ガス通過面204が形成されている。したがって、冷媒ガス通過面204以外の外周面が下部フレーム102の内周面に溶接によって固定されている。冷媒ガス通過面204は、密閉容器1の半径方向の外側に形成されるので面積を大きくでき、充分な冷媒ガス通過面積を確保することができる。したがって、冷媒ガス通過面204の形状や設置個数は、冷媒ガス流の流路抵抗の増加をできるだけ抑制できるように決められていれば良いものである。
また、第1潤滑油分離板201及び第2潤滑油分離板202の中央付近には回転軸4が挿通する挿通孔が形成されており、回転軸4はこの挿通孔の内側で回転できるようになっている。この挿通孔は、冷媒ガスの通路機能を備えており、回転軸4との間に形成される隙間から冷媒ガスが流れ出るようになっている。したがって、第1潤滑油分離板201の小孔と第2潤滑油分離板202の冷媒ガス通過面204及び挿通孔を介して冷媒ガスは中部空間12に流れ出ることができる。
また、2枚の第1潤滑油分離板201と第2潤滑油分離板202は夫々所定の距離を置いて配置されている。下部フレーム102と下側の第1潤滑油分離板201との間の距離L1、下側の第1潤滑油分離板201と上側の第1潤滑油分離板201との間の距離L2、上側の第1潤滑油分離板201と第2潤滑油分離板202との間の距離L3の夫々の長さは、L2<L1<L3の関係を有している。特に、上側の第1潤滑油分離板201と第2潤滑油分離板202との間の距離L3は、第2潤滑油分離板202の側周壁202bを配置するため長く設定されている。側周壁204も冷媒ガス中の潤滑油を分離する機能を備えている。
次に、本実施例の特徴である潤滑油分離機構の詳細を図3に基づき説明する。図3において、2枚の第1潤滑油分離板201と第2潤滑油分離板202は下部フレーム102の内周面に溶接によって固定されている。
2枚の第1潤滑油分離板201は粒径の大きな潤滑油を分離する機能を有しており、このため、冷媒ガス及び冷媒ガスに混入している潤滑油が通過する小孔201aが穿孔され、小孔201a以外は中実部201bとされている。そして、冷媒ガス及び粒径の小さい冷媒ガス潤滑油は小孔201aを通過し、粒径の大きい潤滑油は中実部201bに捕捉されて分離される。小孔201aの大きさや個数は流路抵抗に関係するため、適切な大きさや個数を選択すれば冷媒ガスの流路抵抗を適切に管理することができる。
尚、第1潤滑油分離板201の中央部には、回転軸4が配置される挿通孔201dが形成されており、この挿通孔201dの直径は回転軸4の直径より大きく、これによる隙間によって冷媒ガスが通過可能となっている。
また、2枚の第1潤滑油分離板201の外周には第2冷媒ガス中継通路34を形成する通路壁と当接するための通路逃げ部201cが形成されている。したがって、第1潤滑油分離板201の通路逃げ部201cが、第2冷媒ガス中継通路34を形成する通路壁に当接するように第1潤滑油分離板201を下部フレーム102に配置し、下部フレーム102の内周面と溶接すれば容易に第1潤滑油分離板201と下部フレーム102を固定できる。
次に、第2潤滑油分離板202は粒径の小さな潤滑油を分離する機能を有しており、このため、全体が中実のカップ状に形成されている。つまり、中実の上面壁202aと中実の側周壁202bより形成されている。尚、第2潤滑油分離板202の中央部には、回転軸4が配置される挿通孔202cが形成されており、この挿通孔202cの直径は回転軸4の直径より大きく、これによる隙間によって冷媒ガスが通過可能となっている。
上面壁202aは進行してきた冷媒ガス中の潤滑油を衝突によって分離するものであり、側周壁202bは、上面壁202aで方向変換された冷媒ガスや、回転軸4の回転によって冷媒ガスに生じる回転力で潤滑油を衝突分離、或いは遠心分離する機能を備えている。
また、第2潤滑油分離板201の外周には、第2冷媒ガス中継通路34を形成する通路壁との間で冷媒ガスの通過領域を形成する冷媒ガス通過面204が形成されている。本実施例では上述したように、フレーム側冷媒ガス通路82、第1冷媒ガス中継通路83、固定子側冷媒ガス通路33、及び第2冷媒ガス中継通路34で形成される冷媒ガス通路が2本設けられているので、冷媒ガス通過面204も2箇所に設けられている。
尚、第1冷媒ガス中継通路83、固定子側冷媒ガス通路33、及び第2冷媒ガス中継通路34で形成される冷媒ガス通路の領域とは別に、第2潤滑油分離板201の外周に冷媒ガスの通過領域を形成する冷媒ガス通過面204を新たに設けることができる。これらによって、冷媒ガスの流路抵抗を適切に管理することができる。
以上のような構成のスクロール圧縮機の動作について説明する。圧縮機構部2は、電動機機構部3に連結した回転軸4の回転によりクランクピン41が偏心回転すると、旋回スクロール7がオルダム継手9の自転防止機構により、固定スクロール6に対し自転せずに旋回運動を行い、冷媒ガスを吸入管14及び吸入口63を介してラップ62、72で形成される圧縮室21に吸入する。旋回スクロール7の旋回運動により、圧縮室21は中央部へと移動しながら容積を減少して冷媒ガスを圧縮し、圧縮された冷媒ガスを吐出口64より密閉容器1の上部密閉空間11に吐出する。
この時、回転軸4の回転に伴い、回転軸4に配置されている給油ポンプ継手42が回転運動をおこない、給油ポンプ継手42を介して給油ポンプ103が作動することにより、潤滑油溜り5の潤滑油が圧縮機構部2に給油される。背圧室84に到達した潤滑油は旋回スクロール7を介して圧縮室21に流入する。流入した潤滑油は、冷媒ガスと共に吐出口64より密閉容器1の上部密閉空間11に吐出される。
吐出された潤滑油を含む冷媒ガスは、フレーム8に設けられたフレーム側冷媒ガス通路82を通り、フレーム側冷媒ガス通路82の直下にある第1冷媒ガス中継通路83、固定子側冷媒ガス通路33、及びこの固定子側冷媒ガス通路33の直下にある第2冷媒ガス中継通路34を通過して、密閉容器1の下部にある潤滑油溜り5に吐出される。
ここで、上述したように、フレーム側冷媒ガス通路82、第1冷媒ガス中継通路83、固定子側冷媒ガス通路33、及び第2冷媒ガス中継通路34は、断面形状、断面積がほぼ同じのほぼ直線状に延びた通路である。このため、流路抵抗を少なくすることができるので冷媒ガスの流速を減速しない状態で冷媒ガスを潤滑油溜り5に吹き出すことができる。
したがって、冷媒ガスを速い速度で強く潤滑油に衝突させることで、冷媒ガスに混入している潤滑油を分離することができる。また、断面形状、断面積がほぼ同じのほぼ直線状に延びた通路であるので、流路構成が簡単となっている。
一方、冷媒ガスを潤滑油溜り5に吹き出して潤滑油と衝突させることで、潤滑油溜り5から巻き上げられた粒径の大きい潤滑油や粒径の小さい潤滑油は、冷媒ガスの流れに引きずられて下部フレーム102側に流れるようになる。
ここで、巻き上げられた粒径の大きい潤滑油はペネトレーション(貫通力)が大きく冷媒ガスの流れに乗りづらいので、第1潤滑油分離板の中実部201bに衝突、捕捉されて分離される。本実施例の場合では2枚の第1潤滑油分離板201を並べているので、1枚目の第1潤滑油分離板201の小孔201aを通過した粒径の大きい潤滑油は、2枚目の第1潤滑油分離板201の中実部201bで捕捉することが可能である。
一方、粒径の小さい潤滑油は冷媒ガスの流れに乗り易いので、粒径の小さい潤滑油は冷媒ガスと共に、第1潤滑油分離板201の小孔201aを通って上方へと流れていく。しかしながら、上側の第1潤滑油分離板201の上方に配設した、中実の第2潤滑油分離板202の上面壁202aに冷媒ガスが衝突することにより、粒径の小さな潤滑油が冷媒ガスから衝突分離されるようになる。また、冷媒ガス通過面204が第2潤滑油分離板202の外周側に形成してあるので、上面壁202aに衝突した後の冷媒ガスは側周壁202bの方に方向転換されるが、この方向転換された冷媒ガスは側周壁202bに衝突することによって更に潤滑油が分離されるようになる。
また、回転軸4が位置する挿通孔202c付近には、回転軸4の回転に伴って第1潤滑油分離板201と第2潤滑油分離板202の間の空間で冷媒ガスの回転流が生じることも考えられる。この回転流によって潤滑油に遠心力が作用して側周壁202bに潤滑油が衝突、付着することにより潤滑油の分離を促進することもできる。
尚、本実施例では第2潤滑油分離板202には側周壁202bが形成されているが、上面壁202aだけで潤滑油が充分な量だけ分離されている場合は、側周壁202bを有しない、すなわち上面壁202aだけの第2潤滑油分離板としても差し支えないものである。
ここで、第2潤滑油分離板202の側周壁202bを下側の第1潤滑油分離板201上に投影した領域に、小孔201aを穿孔することが望ましい。仮に、小孔201aが側周壁202bの投影面より外側にあると、粒径の小さい潤滑油を含んだ冷媒ガスが直接的に冷媒ガス通過面204に流れて潤滑油の分離が行われない恐れがある。このため、小孔201aが側周壁202bの投影面より内側に位置するように穿孔することが有利である。
上述したように、潤滑油分離機構によって潤滑油が分離された冷媒ガスは、密閉容器1の中部空間12に到達し、電動機構部3の下部の周囲を流れ、電動機構部3の固定子32と回転子31との間の隙間、固定子32と密閉容器1の間に形成した隙間を通って流れることで、電動機構部3を冷却して吐出管13から圧縮機外へ吐出されるようになる。
図4に第1潤滑油分離板201の正面図を示している。図4にある通り、小孔201aは縦方向(列方向)と横方向(行方向)に規則性を持って形成されている。このため、一枚の金属板に縦方向(列方向)と横方向(行方向)に規則的に(直線状に)小孔201aを穿孔し、この穿孔された金属板から図4に示すようなほぼ円形状の第1潤滑油分離板201を打ち抜くことで、多くの同形状の第1潤滑油分離板201を製作することができる。これによって生産コストを低減することができる。また、隣り合う小孔201a同士が略等間隔に所定の距離を有して配置されるため、第1潤滑油分離板201の強度を向上させることもできる。
次に、第1潤滑油分離板201の変形例を図5に示している。図5にある通り、小孔201aは中央部から径方向に向かって直線状に形成されている。このため、外周に向かうにしたがって中実部201bの面積が増える形状になるので、粒径の大きい潤滑油を捕捉する効果を大きくすることができる。また、複数の第1潤滑油分離板201を配置する場合には、鉛直方向にみて隣り合う第1潤滑油分離板201の中実部201bが重ならないようにずらして配置されるようにする。これにより、小孔201aを通過した潤滑油が次の第1潤滑油分離板201の中実部201bで捕捉されるようになり潤滑油の分離効率が向上する。
図4に示す第1潤滑油分離板201か、図5に示す第1潤滑油分離板201のどちらを使用するかは、スクロール圧縮機の仕様によって適切なものを選択すれば良いものである。例えば、図5に示す第1潤滑油分離板201を下側に配置し、図4に示す第1潤滑油分離板201を上側に配置することも有効である。この場合、下側の第1潤滑油分離板201で粒径の大きな潤滑油を多く捕捉することが可能となる。
以上述べた通り、本実施例によれば、圧縮機構部から潤滑油を含んだ冷媒ガスを密閉容器下部に設けられた潤滑油溜り5に戻すと共に、電動機構部と潤滑油溜りの間の空間に、複数の孔を有する第1潤滑油分離板と、この第1潤滑油分離板と所定の距離を置いて第1潤滑油分離板より電動機構部側に中実の第2潤滑油分離板とを配置した構成とした。
これによれば、電動機構部がある広い空間に潤滑油分離板を配置しているので流路抵抗が増大するのを抑制することができる。また、潤滑油溜りから巻き上げられた潤滑油の粒子径の大きな潤滑油は第1潤滑油分離板で分離され、粒子径の小さな潤滑油は第2潤滑油分離板で分離されるので、簡単な構成で潤滑油の分離効率を向上することができる。
なお、潤滑油の分離のためには、潤滑油溜り5から吐出管13までの間に第1潤滑油分離板201および第2潤滑油分離板202を配置すれば良い。また、隣り合う第1潤滑油分離板201同士の小孔201aは鉛直方向にみて重ならないようにずらして配置されることが望ましい。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。実施例1では2枚の第1潤滑油分離板201を用いていたのに対し、本実施例では1枚の第1潤滑油分離板とした点で異なっている。ここで、実施例1と同じ参照番号は同一の構成部品を示すものであるため、説明は省略する。
図6にある通り、1枚の第1潤滑油分離板201と1枚の第2潤滑油分離板202は下部フレーム102の内周面に溶接によって固定されている。実施例1と同様に第1潤滑油分離板201は粒径の大きな潤滑油を分離する機能を有しており、このため、冷媒ガス及び冷媒ガスに混入している潤滑油が通過する小孔201aが穿孔され、小孔201a以外は中実部201bとされている。そして、冷媒ガス及び粒径の小さい冷媒ガス潤滑油は小孔201aを通過し、粒径の大きい潤滑油は中実部201bに捕捉されて分離される。
本実施例では第1潤滑油分離板201を一枚だけ使用しているので、この分だけ実施例1より縦方向の長さを短くでき、スクロール圧縮機1の全体的な高さを短くできる効果がある。ここで、実施例1では2枚の第1潤滑油分離板201を使用しているので小孔201aの口径を大きくしているが、本実施例では粒径の大きい潤滑油の捕捉効果を高めるため小孔201aの口径を小さくすることも可能である。また、図4、図5に示す形状の第1潤滑油分離板201のどちらかを使用することも可能である。
以上述べた通り、本実施例は実施例1と同様の効果を奏すると共に、第1潤滑油分離板201を一枚だけ使用しているので、この分だけ実施例1より縦方向の長さを短くでき、スクロール圧縮機1の全体的な高さを短くできる効果がある。
次に本発明の第3の実施形態について説明する。実施例2では第1潤滑油分離板201の挿通孔201d、及び第2潤滑油分離板202の挿通孔202cは平面部に形成されているのに対し、本実施例では内側に傾斜された傾斜面に形成された点で異なっている。ここで、実施例1と同じ参照番号は同一の構成部品を示すものであるため、説明は省略する。
図7において、第1潤滑油分離板201の挿通孔201dに至る面は、外周側から内側に向けて下側に傾斜する円錐状の傾斜面201eに形成されている。同様に第2潤滑油分離板202の挿通孔202cに至る面は、外周側から内側に向けて下側に傾斜する円錐状の傾斜面202dに形成されている。したがって、第1潤滑油分離板201及び第2潤滑油分離板202で捕捉された潤滑油は、傾斜面201e、202dに沿って回転軸4側に流れるようになる。これによって、潤滑油溜り5に戻される潤滑油の返油効率を向上することができる。
尚、本実施例では第1潤滑油分離板201、及び第2潤滑油分離板202に傾斜面を形成しているが、どちらか一方に設けることでも差し支えないものである。また、本実施例では1枚の第1潤滑油分離板を使用しているが、実施例1と同様に2枚の第1潤滑油分離板201を用いても差し支えないものである。
以上述べた通り、本実施例は実施例1と同様の効果を奏すると共に、潤滑油溜り5に戻される潤滑油の返油効率を向上することができる。
次に本発明の第4の実施形態について説明する。実施例1では第2潤滑油分離板202の挿通孔202cは平面部に単に開口された状態で形成されているのに対し、本実施例では、挿通孔202cの更に上側に挿通孔201cを流れてくる潤滑油を分離する潤滑油分離壁を設けた点で異なっている。ここで、実施例1と同じ参照番号は同一の構成部品を示すものであるため、説明は省略する。
図8において、第2潤滑油分離板202の挿通孔の202cの周囲には潤滑油分離壁203が設けられている。この潤滑油分離壁203は、挿通孔の202cの周囲から植立した3本の支持部203bと、支持部203bの上部に形成された上面分離壁203aから構成されている。上面分離壁203aの中央付近には回転軸4が挿通する挿通孔203cが形成されている。この挿通孔203cの直径は、第1潤滑油分離板201の挿通孔201dや第2潤滑油分離板202の挿通孔202cの直径より小さく、回転軸4に近接する直径となっている。もちろん、回転軸4の回転振れによって接触しない程度の隙間が形成されていることは言うまでもない。
したがって、第1潤滑油分離板201の挿通孔201d、第2潤滑油分離板202の挿通孔202cを通過した冷媒ガスに混入している粒径の小さい潤滑油は、潤滑油分離壁203に到達し、上面分離壁203aに冷媒ガスを衝突させることで潤滑油を上面分離壁203aに付着させて分離することができる。
以上述べた通り、本実施例は実施例1と同様の効果を奏すると共に、第1潤滑油分離板201の挿通孔201d、第2潤滑油分離板202の挿通孔202cを通過した冷媒ガスに混入している粒径の小さい潤滑油の分離効率を高めることができる。
以上述べた通り本発明によれば、圧縮機構部から潤滑油を含んだ冷媒ガスを密閉容器下部に設けられた潤滑油溜りに戻すと共に、電動機構部と潤滑油溜りの間の空間に、複数の孔を有する第1潤滑油分離板と、この第1潤滑油分離板と所定の距離を置いて第1潤滑油分離板より電動機構部側に中実の第2潤滑油分離板とを配置した構成とした。
これによれば、電動機構部がある広い空間に潤滑油分離板を配置しているので流路抵抗が増大するのを抑制することができ、また、潤滑油溜りから巻き上げられた潤滑油の粒子径の大きな潤滑油は第1潤滑油分離板で分離され、粒子径の小さな潤滑油は第2潤滑油分離板で分離されるので、簡単な構成で潤滑油の分離効率を向上することができる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…密閉容器、2…圧縮機構部、3…電動機構部、4…回転軸、4a…上部軸部、4b…下部軸部、5…潤滑油溜り、6…固定スクロール、7…旋回スクロール、8…フレーム、9…オルダム継手、10…下部ハウジング、11…上部密閉空間、12…中部空間、13…吐出管、14…吸入管、21…圧縮室、31…回転子、32…固定子、33…固定子側冷媒ガス通路、34…第1冷媒ガス中継通路、41…クランクピン、42…給油ポンプ継手、61…固定スクロール台板、62…ラップ、63…吸入口、64…吐出口、71…旋回スクロール台板、72…ラップ、73…ボス、81…フレーム軸受、82…フレーム側冷媒ガス通路、83…第2冷媒ガス中継通路、84…背圧室、101…下部軸受、102…下部フレーム、103…給油ポンプ、201…第1潤滑油分離板、201a…小孔、201b…中実部、201c…通路逃げ部、201d…挿通孔、202…第2潤滑油分離板、202a…上面壁部、202b…側周壁、202c…挿通孔、204…冷媒ガス通過面。

Claims (12)

  1. 密閉容器内に、上側から圧縮機構部、電動機構部及び潤滑油溜りを配設し、前記電動機構部によって回転する回転軸によって前記圧縮機構部で作動ガスを圧縮すると共に前記潤滑油溜りより上側に位置する吐出管から圧縮された作動ガスが吐出され、前記回転軸によって回転する潤滑油ポンプで前記潤滑油溜りの潤滑油を前記圧縮機構部に供給し、前記圧縮機構部から吐出される潤滑油を含んだ作動ガスを前記潤滑油溜りに導く作動ガス通路を備えた圧縮機において、
    前記吐出管と前記潤滑油溜りの間の空間に、複数の孔を有する第1潤滑油分離板と、この第1潤滑油分離板と所定の距離を置いて前記第1潤滑油分離板の複数の孔を覆う連続した面を有する中実の第2潤滑油分離板とを配置したことを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1に記載の圧縮機において、
    前記第2潤滑油分離板は、第1潤滑油分離板よりも前記吐出口に近い位置に配置されることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項1に記載の圧縮機において、
    前記圧縮機後部は作動ガスを圧縮するスクロール型の圧縮機構部であり、前記作動ガス通路は、前記圧縮機構部の上部密閉空間から前記潤滑油溜りの潤滑油面の上側をつなぐほぼ直線状の作動ガス通路であることを特徴とする圧縮機。
  4. 請求項3に記載の圧縮機において、
    前記前記作動ガス通路は、前記圧縮機構部の前記上部密閉空間から前記潤滑油溜りの潤滑油面の上側までほぼ同じ断面形状、断面積に形成されていることを特徴とする圧縮機。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の圧縮機において、
    複数の前記第1潤滑油分離板が所定の距離を置いて設けられていることを特徴とする圧縮機。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の圧縮機において、
    前記第2潤滑油分離板の外周には作動ガスが通過する作動ガス通過面が形成されていることを特徴とする圧縮機。
  7. 請求項5に記載の圧縮機において、
    隣り合う前記第1潤滑油分離板は鉛直方向においてそれぞれ互いの複数の孔が重ならないように配置されることを特徴とする圧縮機。
  8. 請求項5に記載の圧縮機において、
    前記第2潤滑油分離板の外周には、前記第1潤滑油分離板の方に延びる側周壁が形成されていることを特徴とする圧縮機。
  9. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の圧縮機において、
    前記第1潤滑油分離板に形成される複数の孔は、縦方向と横方向に規則的に並んでいるか、或いは中心部から径方向に向かって直線状に並んでいることを特徴とする圧縮機。
  10. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の圧縮機において、
    前記第1潤滑油分離板と前記第2潤滑油分離板は中央付近に前記回転軸が挿通する挿通孔が形成され、この挿通孔を介して作動ガスが前記吐出管側に流れることを特徴とする圧縮機。
  11. 請求項10に記載の圧縮機において、
    前記第1潤滑油分離板、或いは前記第2潤滑油分離板、或いは前記第1潤滑油分離板と前記第2潤滑油分離板の前記挿通孔は、前記各潤滑油分離板の外周側から内側に向けて下側に傾斜する傾斜面に形成されていることを特徴とする圧縮機。
  12. 請求項10に記載の圧縮機において、
    前記第2潤滑油分離板には前記挿通孔から上側に植立した支持部が形成され、前記支持部に前記第2潤滑油分離板の前記挿通孔から流れてくる作動ガスが衝突する上面分離壁を設けたことを特徴とする圧縮機。
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