JP2012067675A - 冷媒用圧縮機 - Google Patents

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直巳 萩田
Hideyuki Ueda
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Abstract

【課題】油溜め部上部に設けた仕切りに、冷媒ガスと分離し仕切り上部に溜まる潤滑油を下部の油溜め部に戻す通路を設ける際に、同時に冷媒ガスも通路を介し下部油溜め部空間に流入,流出できるため、下部の油溜め部の潤滑油が再度上部空間に巻き上げられ、冷媒ガスと共に(圧)外へ吐出され、油溜め部に戻る油が減少し保有油量の減少により、機構部の潤滑に支障を生じる虞がある。
【解決手段】密閉容器内に機構部及び機構部を駆動する電動機を備え、密閉容器内に潤滑油を蓄える油溜め部を有し、前記油溜め部から機構部に潤滑油を供給する給油経路を有し、前記機構部及び機構部を駆動する電動機部と油溜め部の間に、複数枚の仕切りを、間に隙間を設けて設置し、さらに各々の仕切りに上下に貫通する通路を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷媒用圧縮機に関し、特に圧縮機の密閉容器内に保有する潤滑油の保持に関する。
冷媒用圧縮機では、密閉容器内の上部に圧縮機構部とその下方に電動機を有し駆動軸を介し圧縮機構部を駆動する構造が用いられ、駆動軸下端は密閉容器底部の油溜め部に位置し、駆動軸内に設けられた通路を介して油溜め部の油は機構部に供給され各摺動部を潤滑した後、再度密閉容器底部の油溜め部に戻される。
圧縮機構部で圧縮された冷媒ガスは、各摺動部を潤滑した油と共に密閉容器内に吐出され、電動機を冷却すると共に冷媒ガスと油は分離され、冷媒ガスは吐出配管より吐出され、分離された油は油溜めに戻るように構成される。この際に冷媒ガスと分離しきれない油が冷媒ガスと共に吐出配管から吐出されるが、その油の量が多いと油溜め部に戻る油が減少し保有油量の減少により、機構部の潤滑に支障を生じる虞がある。
圧縮機密閉容器底部の油溜めの潤滑油量を確保するため、冷媒ガス中の潤滑油を冷媒ガスと分離し、潤滑油を確実に油溜め部に戻す構造については、種々検討されている。
特開平5−231355号公報
密閉容器下部に溜められた潤滑油は、周囲の冷媒ガスの流れによりその油面が撹拌され、流れる冷媒ガスに巻き上げられ、油溜め部の油量が減少し、機構部の潤滑に支障を生じる虞がある。この冷媒ガスによる油面の撹拌と潤滑油の巻き上げを防止する手段として、電動機下方と油溜め部の油面の間の空間に冷媒ガスの流れを阻害する仕切りを設ける方式がある。
この仕切りの設置は、冷媒ガスによる油面の撹拌,潤滑油の巻き上げ防止を目的とするものである。仕切りを設けた場合、冷媒ガスと分離した潤滑油は仕切り上に溜まることとなり、その状態では仕切り上に溜まる潤滑油は、冷媒ガスの流れに巻き上げられてしまうため、仕切り上に、分離された潤滑油を下部の油溜め部に戻すための通路を設ける構成が必要となる。仕切りに通路を設けることにより、仕切り上部に溜まる潤滑油を下方の油溜め部に戻すことが可能となるが、同時に冷媒ガスも通路を介し下部油溜め部空間に流入,流出できるため、下部の油溜め部の潤滑油が再度上部空間に巻き上げられ、冷媒ガスと共に吐出配管から圧縮機外に吐出される虞がある。
これを防止するために、仕切りに設ける通路の面積または数を小さくすることにより、冷媒ガスの油溜め部への流入を減少できるが、同時に油溜め部へ戻せる潤滑油量も減少し仕切り上部に流れる冷媒ガスに巻き上げられることとなる。また仕切りに対し油面を下方に離して位置させることで、油の巻き上げを減少させることは可能であるが、油面を下げることは保有油量が低下し油量変動の際に安定した油の供給が困難になる。一方同一油量のまま、油面を低下させる場合、油溜め部容積を大形化させる必要があり、小形軽量化が困難である。
そこで本発明では、油溜め部の保有油量を確保しながら、油溜め部へ戻す潤滑油量をなるべく大きくするとともに、冷媒ガスにより巻き上げられる量を抑制することができる冷媒用圧縮機を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の冷媒用圧縮機では、油溜め部の油面の上部に複数枚の仕切りを間に隙間を設けて設置する。
また、複数枚設けた仕切りに開口する潤滑油を油溜め部に戻すための通路は、上方の仕切りに設けた通路の下部は下方の仕切りで仕切られ、下方の仕切りに設けた通路の上部は上方の仕切りで仕切られるように構成しても良い。
さらに、複数枚設けた仕切りのどちらか一方または両方の仕切りに、上下方向に凹凸を設け、仕切り間距離が長い位置に下方の仕切りに仕切りの上下を貫通する通路を設け、仕切り間距離が短い位置に上方の仕切りに仕切りの上下を貫通する通路を設けるように構成しても良い。
本発明によれば、油溜め部の保有油量を確保しながら、油溜め部へ戻す潤滑油量をなるべく大きくするとともに、冷媒ガスにより巻き上げられる量を抑制することができる。
実施例1のスクロール圧縮機の構造を示す断面図である。 実施例2のスクロール圧縮機の構造を示す断面図である。 実施例3のスクロール圧縮機の構造を示す断面図である。
以下冷媒用圧縮機として、スクロール圧縮機の場合の実施例を、図1〜図3にて示す。図1はスクロール圧縮機の断面構造図であり、本発明の各実施例に用いるスクロール圧縮機に共通する、構造,冷媒ガス,油の流れについての説明と、実施例1の内容を説明する。
密閉容器7内には、上方に圧縮機構部105,中央に電動機部6,下方に潤滑油を保有する油溜め部703がある。これにより、圧縮機構部105と電動機部6とにより密閉容器7内は、圧縮機構部105より上の上部空間704と、圧縮機構部105と電動機部6との間の中央部空間705と、電動機部6より下の油溜め部703を有する下部空間706との三つの空間に分割されている。
圧縮機構部105は、台板101に渦巻き状のラップ102を直立した固定スクロール1と、台板201に渦巻き状のラップ202を直立した旋回スクロール2を、ラップ102,202を互いに噛み合わせて密閉空間を形成している。固定スクロール1には吸入口103と吐出口104が設けられている。
駆動軸3は、電動機上部に設けたフレーム4に設けた主軸受401に支持されている。駆動軸3は先端にクランクピン301を備え、該クランクピン301が旋回スクロール2の台板201の下面に突出するように形成したボス部に挿入されている。ボス部内には旋回軸受210が設けられており、クランクピン301と摺動する構造となっている。
旋回スクロール2の台板201の背面にはオルダム継手5が配設されている。上記圧縮機構部105は、電動機部6に連結した駆動軸3の回転によりクランクピン301が偏心回転すると、旋回スクロール2がオルダム継手5の自転防止機構により固定スクロール1に対し自転せずに旋回運動を行い、冷媒ガスを吸入管702及び吸入口103を介してスクロールラップ102および202で形成される密閉空間に吸入する。上記旋回運動により、密閉空間は中央部へ移動しながら容積を減少して冷媒ガスを圧縮し、圧縮ガスを吐出口104から上部空間704に吐出する。上部空間704に吐出された冷媒ガスは、圧縮機構部の外周部を通って中央部空間705に入り、電動機部6の周囲を循環したのち吐出管701から圧縮機外へ吐出される。
電動機部6は、駆動軸3を嵌合固定した回転子608と、回転子608を取り囲む固定子607とから構成されている。
駆動軸3は下端が油溜め部703内に位置し、駆動軸3内の油通路302が油溜め部703内に開口し、油通路302を介して潤滑油は、旋回スクロール2の旋回軸受210及びフレーム4に設置した主軸受401に給油され、背圧室411へ導入される。導入された潤滑油は、オルダム継手5に給油された後、固定スクロール1と旋回スクロール2の摺動面に給油された後、スクロールラップ102および202で形成される密閉空間に流入し、吐出口104から圧縮された冷媒ガスと共に上の上部空間704に吐出される。
フレーム4にはフレーム外周通路404が設けられており、上部空間704に吐出された潤滑油を含む冷媒ガスは、フレーム外周通路404を通り中央部空間705に入り、電動機部6の周囲を固定子外周通路609と固定子回転子間の隙間610を介して循環し、電動機を冷却すると共に、通路面積の変動する際に冷媒ガスと潤滑油は分離され、冷媒ガスは吐出管701から圧縮機外へ吐出され、分離された潤滑油は仕切り8上に落下し、仕切りに設けた通路801から油溜め部703に落下する。
図1に示す実施例1は、仕切りを2枚設けた例である。2枚の仕切りは間に隙間を有し、電動機部6より下方で、油溜め部703の油面710より上方の位置に設置される。上方の仕切り810の上部には冷媒ガスが流れると共に、冷媒ガスから分離された潤滑油が溜まり、仕切り810,820に設けた通路811,821から潤滑油が落下し油溜め部703に戻る。一方、一部の冷媒ガスが通路から2枚の仕切りの間に流入するが、油溜め部703の油面より上部に設置された下方の仕切り820により、油溜め部703の油面710の撹拌,潤滑油の巻き上げを防止する。
図2に実施例2を示す。実施例2は、仕切りの間に隙間を有するように2枚設けると共に、上方の仕切り810に設けた通路811の下とは異なる位置に下方の仕切り820の通路821を配置することにより、特に冷媒ガスの循環量が多い場合に下方の仕切り820の下部への冷媒ガスの流入を抑制し、油面710の撹拌,潤滑油の巻き上げを防止する。
図3に実施例3を示す。実施例3では、仕切りの間に隙間を有するように2枚設け、さらに各仕切りは上下方向に凹凸を設け、仕切り間の距離が長い部位と短い部位を設ける。上方の仕切り810が下側に凸となる位置の下部には下方の仕切り820が上側に凸となるように配置し仕切り間の距離を短く設置すると共に上方の仕切りに通路811を設ける。また、上方の仕切り810が上側に凸となる位置の下部には下方の仕切り820が下側に凸となるように配置し仕切り間の距離を長く設置すると共に下方の仕切り820に通路821を設ける。
以上の配置により、上方の仕切り810において下側に凸となる位置に通路811を設けるため、潤滑油が集まり、通路を介して下方の仕切り820上に落下する。潤滑油が落下した位置の下方の仕切り820は上に凸となる形状であり、下側に凸となる位置に移動し設けた通路821から油溜め部703に戻る。仕切り上において、潤滑油は主に凹部に集中するため、冷媒ガスの流れによる巻き上げが防止される。
本実施例3では、上下に配置する各仕切りに上下方向に凹凸を設けたが、凹凸の設置は、上側の仕切りのみ、または下側の仕切りのみでも良く、仕切り間の距離が短い位置には上方の仕切りに通路を設け、仕切り間の距離が長い位置に下方の仕切りに通路を設けることで、同様の構成とすることは可能である。
また、各実施例共仕切りは2枚としたが、3枚以上で構成しても良い。
1 固定スクロール
2 旋回スクロール
3 駆動軸
4 フレーム
5 オルダム継手
6 電動機部
7 密閉容器
8 仕切り
101 固定スクロールの台板
102 固定スクロールの渦巻き状のラップ
103 吸入口
104 吐出口
105 圧縮機構部
201 旋回スクロールの台板
202 旋回スクロールの渦巻き状のラップ
209 ボス部
210 旋回軸受
301 クランクピン
302 油通路
401 主軸受
404 フレーム外周通路
411 背圧室
607 固定子
608 回転子
609 固定子外周通路
610 固定子回転子間の隙間
701 吐出管
702 吸入管
703 油溜め部
704 上部空間
705 中央部空間
706 下部空間
710 油面
801 仕切りの通路
810 上方の仕切り
811 上方の仕切りの通路
820 下方の仕切り
821 下方の仕切りの通路

Claims (3)

  1. 密閉容器内に機構部及び機構部を駆動する電動機を備え、密閉容器内に潤滑油を蓄える油溜め部を有し、
    前記油溜め部から機構部に潤滑油を供給する給油経路を有し、
    前記機構部及び機構部を駆動する電動機部と油溜め部の間に、
    複数枚の仕切りを、間に隙間を設けて設置し、
    さらに各々の仕切りに上下に貫通する通路を設ける
    ことを特徴とする冷媒用圧縮機。
  2. 密閉容器内に機構部及び機構部を駆動する電動機を備え、密閉容器内に潤滑油を蓄える油溜め部を有し、
    前記油溜め部から機構部に潤滑油を供給する給油経路を有し、
    前記機構部及び機構部を駆動する電動機と油溜め部の間に、
    複数枚の仕切りを、間に隙間を設けて設置し、
    さらに各々の仕切りに上下に貫通する通路を設け、
    上方の仕切りに設けた通路の下部は下方の仕切りで仕切られ、
    下方の仕切りに設けた通路の上部は上方の仕切りで仕切られる
    ように構成することを特徴とする冷媒用圧縮機。
  3. 請求項2において、複数枚設けた仕切りのどちらか一方または両方の仕切りには、上下方向に凹凸を設け、
    仕切り間距離が長い位置に下方の仕切りに仕切りの上下を貫通する通路を設け、
    仕切り間距離が短い位置に上方の仕切りに仕切りの上下を貫通する通路
    を設けることを特徴とする冷媒用圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016217150A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 圧縮機

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