JP4769773B2 - 縦型スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は冷凍空調機器等に用いられる縦型スクロール圧縮機に関するものである。
従来の縦型スクロール圧縮機は、例えば特許文献1(特開平2−11889号公報)に開示されたものがある。特許文献1の第4図に示すように、密閉容器2には、固定スクロール3と、揺動スクロール17と、この揺動スクロール17を駆動するモータが収納されている。モータの駆動力は主軸7によって揺動スクロール17に伝達される。主軸7は、上部軸受フレーム4と下部軸受フレーム6に設けられた上部主軸受8と下部主軸受9とにより回転自在に軸支されている。
また、特許文献1の第3図に示すように、密閉容器2の下部には油溜め14が設けられており、この油溜め14を覆うように仕切板27が配置されている。主軸7に下端部は仕切板27の中央部を貫通しており、仕切板27と主軸7との間にはオイルキャップ13が設けられている。このオイルキャップ13の下部には吸入口13aが設けられ、この吸入口13aから油16を吸込み主軸7に形成された給油孔25を通して揺動軸受18,下部主軸受9,上部主軸受8,スラスト軸受23に給油され、各軸受を潤滑する。各軸受を潤滑した油は、重力により仕切板27に落下する。仕切板27には落下した油を油溜め14に戻すための返油孔27cが形成されている。仕切板27の裏面には、返油孔27cを覆うようにフィルタ28が設けられており、仕切板27に落下し返油孔27cに流入した油に含まれる異物がフィルタ28によって濾過され、油溜め14に戻るようになっている。
特開平2−11889号公報
上述したようにスクロール圧縮機を運転し主軸7が回転すると、油溜め14内にある油16は吸入口13aから吸込まれ、主軸7の給油孔25を通して揺動軸受18,下部主軸受9,上部主軸受8,スラスト軸受23に給油され、各軸受を潤滑する。そして、各軸受を潤滑した油16は仕切板27に落下し返油孔27cに流入した油に含まれる異物がフィルタ28によって濾過され、油溜め14に戻るようになっている。スクロール圧縮機の運転中は、油16は上述したように密閉容器2内を循環する。
密閉容器内には軸受等を潤滑する油の他に、冷媒ガスが存在している。冷媒ガスと油は同じ密閉容器内に存在しているので、油には冷媒ガスの一部が混入された状態となっている。圧縮機が運転している場合においては、油とともに冷媒ガスが密閉容器内にて渦流れを形成し、その冷媒ガスが油の液膜に包まれて発泡状態となる。発泡状態のまま油が仕切板の返油孔を通って油溜めに流入すると、気泡が混じった油が軸受各部に供給されるため、油膜形成がされにくくなり油膜のもつスクイーズ効果が発揮されず、軸受耐力が低下するという問題があった。
そこで、特許文献1のように仕切板27の返油孔27cに異物を除去するフィルタ28を設け、異物の除去と共に油溜めに流入する油の発泡を抑制することも考えられるが、返油孔27cの孔径は小さく、またここに配置されるフィルタ28の濾過面積も小さいことから、油の循環量が増加すると発泡状態にある油がフィルタ28で滞ってしまう。このため、油溜め14へ戻る油の量が減り、油溜め14の油面が切れて軸受部への給油できず、軸受部が損傷するという問題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決するために成されたものであり、軸受部へ供給される油の発泡を抑制し、軸受への給油を確保して軸受部の損傷を防止するスクロール圧縮機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、密閉容器内に設けられ、固定スクロールと旋回スクロールとを有する圧縮機構部と、該圧縮機構部を駆動する回転子と固定子とを有する電動機部とを備えた縦型スクロール圧縮機において、前記圧縮機構部に前記電動機部の回転を伝えると共に偏心部を備えた主軸と、該主軸の軸受を備えその外周部が前記密閉容器に固定されたフレームと、前記主軸の偏心部と反対側の軸部を支える副軸受が取り付けられ前記密閉容器の内部空間を仕切る支持板と、該支持板で仕切られた前記密閉容器内の底部に設けられた油溜め部と、前記支持板に形成され前記油溜め部と連通する連通孔と、前記主軸の内部に形成され前記油溜め部内の潤滑油を前記圧縮機構部に供給する給油通路とを備え、前記連通孔には上方に向かって突出したフィルタを備えたことにある。
本発明によれば、油溜め部と連通する連通孔に上方に向かって突出したフィルタを設けるようにしたので、フィルタの濾過面積を確保でき、軸受部へ供給される油の発泡を抑制し、軸受への給油を確保して軸受部の損傷を防止するスクロール圧縮機を提供することができる。
以下、本発明に係る実施例について図面を用いて説明する。
本実施例の縦型スクロール圧縮機の構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の一実施例に係る縦型スクロール圧縮機の縦断面図であり、図2は本発明の一実施例に係る縦型スクロール圧縮機の支持板18の平面図ある。
図1において、1はスクロール圧縮機の外郭を構成する密閉容器である。この密閉容器1は筒状に形成され、筒の両端開放部に底板1aと天板1bを取り付けて密閉構造としている。2は冷媒を圧縮する圧縮機構部であり、この圧縮機構部2は密閉容器1の上方側に配置された固定スクロール3と、この固定スクロール3の下方に配置された旋回スクロール4とを備えている。固定スクロール3と旋回スクロール4の鏡板には、それぞれ渦巻き状態のラップ3a,4aが形成されており、このラップ3a,4aが互いに向かい合い噛み合うように配置されている。そして、ラップ3a,4aによって圧縮空間5が形成される。固定スクロール3の反ラップ側(上方)には、圧縮空間5に冷媒を流入させるための吸込管6が設けられている。また、固定スクロール3の中央部には圧縮された冷媒ガスを密閉容器1内に吐出する吐出口7が形成されている。
8はその外周が密閉容器1の内周に固定された固定子であり、9は固定子の内側に配置された回転子であり、固定子8及び回転子9で電動機部10を構成している。11は主軸であり、この主軸11には回転子9が取り付けられ、回転子9と共に回転自在に支持されている。また、主軸11の上部(圧縮機構部側)には偏心部11aが設けられている。旋回スクロール4の鏡板の反ラップ側(下方)には、偏心部11aの軸受となる偏心軸受4bが設けられている。
12はその外周が密閉容器1の内周に固定されたフレームであり、このフレーム12には主軸11が貫通する主軸受13が設けられている。旋回スクロール4の下方とフレーム12との間には、旋回スクロール4が自転するのを防止するオルダムリング14が設けられている。固定スクロール3とフレーム12とはボルト15で締結されている。これにより、旋回スクロール4は、固定スクロール3とフレーム12との間で旋回するように支持されている。
密閉容器1の底部には、潤滑油16を収容する油溜め部17が設けられている。油溜め部17の上方には、油溜め部17を覆うように支持板18が設けられている。この支持板18によって油溜め部17が密閉容器1の内部空間から仕切られている。
19は支持板18の下方に設けられた副軸受ハウジングであり、この副軸受ハウジング19は支持板18の取付部18aに溶接固定されている。副軸受ハウジング19の内部には副軸受となる球面軸受20が配置されている。そして、球面軸受20の円筒穴には主軸11が挿入され、主軸11を回転可能に支持している。副軸受ハウジング19の下方には、主軸受13,偏心軸受4b等に潤滑油16を供給するための動力源となる給油機構21が設けられている。この給油機構21はトロコイドポンプ22等が配置され、主軸11が回転することにより、ポンプとして作用する。
主軸11の内部には、潤滑油16を通す給油経路23が形成されている。この給油経路23の途中には、給油経路23から主軸11の外周に向かって給油孔23aが形成されている。この給油孔23aは主軸受13が位置する部分に形成されており、主軸受13に潤滑油16を供給する。
また、支持板18には図2に示すように密閉容器1と油溜め部17とを連通する連通孔24が形成されている。そして、この連通孔24には上方に向かって突出したフィルタ25が設けられている。連通孔24は支持板18に複数形成されており、フィルタ25もこの複数の連通孔24に対応して複数設けられている。フィルタ25の構成については後述する。26は冷媒ガスを密閉容器1外に吐出する吐出管である。
次にスクロール圧縮機の動作について説明する。
電動機部10に通電されると回転子9と共に主軸11が回転する。主軸11が回転すると、偏心軸受4bに挿入される偏心部11aの回転により、旋回スクロール4が旋回運動する。固定スクロール3と旋回スクロール4のラップ3a,4aによって形成される圧縮空間5には、吸込管6から冷媒が流入し、旋回スクロール4の旋回運動により冷媒が圧縮されて固定スクロール3の中央部に移動し、圧縮された冷媒ガスが吐出口7から密閉容器1内の空間に吐出される。
一方、主軸11が回転すると、密閉容器1の下方にあるトロコイドポンプ22が回転し、ポンプ作用により油溜め部17内の潤滑油16を上方に向かって給油する。潤滑油16は給油経路23内を上昇し、一部の潤滑油16が給油孔23aから吐出され、主軸受13を潤滑する。さらに上昇した潤滑油16は主軸11の上方に位置した偏心部11aの上端部から吐出されて偏心軸受4bに至り、偏心軸受4bを潤滑する。主軸受13,偏心軸受4bを潤滑した潤滑油16は重力により下方に落下し、密閉容器1の内周部と固定子8との隙間等を通り支持板18に落下する。このとき、密閉容器1内には圧縮された冷媒ガスと潤滑油16が存在し、密閉容器1内で混在した状態となり、回転子9の機械的攪拌によって冷媒ガスが潤滑油16の液膜に包まれて発泡状態となる。また、密閉容器1内に吐出された冷媒ガスは、密閉容器1と固定子8との隙間、回転子9と固定子8との隙間等を抜けて支持板18に到達し、到達した冷媒ガスは連通孔24から直接油溜め部17に流入しようとする。そして、この冷媒ガスにより発泡状態が助長する。発泡状態のまま潤滑油16が油溜め部17に流入すると、気泡が混在した潤滑油16が軸受各部に供給されるため、給油量が減少し軸受部で油膜が形成され難くなり、軸受が損傷する虞がある。これを防止する手段について、図1〜図4を用いて説明する。
図1において、支持板18の連通孔24には、上方に向かって突出したフィルタ25が設けられている。図2に示すように、連通孔24は支持板18に複数形成されており、フィルタ25もこの複数の連通孔24に対応して複数設けられている。このフィルタ25はステンレス等の金属で構成されており、筒状(本実施例では円筒状)に形成されている。このフィルタ25は潤滑油16の発泡を抑制するために設けられている。このフィルタ25の構成について、図3及び図4を用いて説明する。
図3は本発明の一実施例に係るフィルタ25の側面図であり、図4は図3のA−A断面図である。
図3及び図4において、円筒状に形成されたフィルタ25の側面には、フィルタ部30が設けられている。フィルタ部30は、ステンレス等の金属で構成され、メッシュ状となっている。フィルタ部30は二重構成となっており、外周側にある外フィルタ30aと、この外フィルタ30aより内側にある内フィルタ30bより構成されている。外フィルタ30aと内フィルタ30bとの目開きは、互いに異ならせている。本実施例では、内フィルタ30bの目開きを外フィルタ30aの目開きより小さくしている。フィルタ部の目開きの大きさは冷媒循環量等に基づいて油溜め部17の油面が切れないように適宜選択すればよい。
フィルタ25の上方に位置する上面部31は平板状となっており、フィルタ25の上部を閉塞している。フィルタ25の下方側面には取付部32が形成されており、支持板18の連通孔24に圧入して固定している。取付部32は、例えば取付部32の外周面に螺旋状のねじ山を形成し、支持板18の連通孔24にフィルタ25を回しながら挿入して固定するようにしても良い。取付部32の内部は開放されており、連通孔24を介してフィルタ部30と油溜め部17とが連通している。
本実施例では、円筒状のフィルタ25が上方に向かって突出するように形成しているので、フィルタ部30の濾過面積を大きくできる。特に連通孔24の開口面積に対し、フィルタ部30の濾過面積は大きくなっている。
次に、フィルタ25の作用について説明する。主軸受13,偏心軸受4bを潤滑した潤滑油16は下方に落下し、回転子9の機械的攪拌によって冷媒ガスが潤滑油16の液膜に包まれて発泡状態となる。発泡状態となった潤滑油16は支持板18に落下する。図1に示す29は潤滑油16に発生している泡である。そして、発泡状態の潤滑油16はフィルタ25を通過するとき、フィルタ部30により泡29が壊される。しかもフィルタ部30は二重構成となっており、まず外フィルタ30aで泡29が壊される。次に外フィルタ30aを通過した小さな泡29は、外フィルタ30aより目開きの小さい内フィルタ30bより泡29が壊される。内フィルタ30bを通過した潤滑油16は発泡状態が抑制され、油溜め部17に流入する。そして、発泡状態が抑制された潤滑油16が主軸受13,偏心軸受4bに供給され、主軸受13,偏心軸受4bを潤滑する。これにより、給油量の不足による軸受の損傷を防止することができる。
さらに、密閉容器1と固定子8との隙間、回転子9と固定子8との隙間等を抜け出た冷媒ガスは、直接油溜め部17に流入して冷媒ガスを吹き出し、油溜め部17での発泡を助長しようとする。本実施例ではフィルタ25の上面部31は平板状となっており、油溜め部17への冷媒ガスの吹き出しを防止できる。密閉容器1と固定子8との隙間、回転子9と固定子8との隙間等を抜け出た冷媒ガスは、直接油溜め部17に流入することがなく、まずフィルタ25の上方を閉塞する上面部31に衝突する。上面部31に衝突した冷媒ガスは、上面部31で撥ね返され、フィルタ25側面のフィルタ部30へと迂回する。これにより、油溜め部17への冷媒ガスの吹き出しを抑制でき、冷媒ガスの発泡を抑制できる。
潤滑油の発泡を抑制する手段として、連通孔にフィルタを装着することが考えられる。連通孔は比較的小さな孔で形成されているので、連通孔にフィルタを装着すると濾過面積が充分に確保することができず、落下した潤滑油が連通孔のフィルタを通過しきれず、支持板上で滞ってしまう虞がある。この場合、油溜め部の潤滑油の量が減少してしまい、軸受に潤滑油を供給できない虞がある。
これに対し、本実施例では、フィルタ25が上方に向かって突出するように形成しているので、フィルタ部30の濾過面積を大きくすることができ、支持板上での潤滑油16の滞りを抑制することができる。これにより、安定して軸受各部に潤滑油16を供給することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、油溜め部17と連通する連通孔24にフィルタ25を設け、このフィルタ25を上方に向かって突出させて設けるようにしたので、フィルタ25の濾過面積を確保でき、支持板18での潤滑油16の滞りを抑制できると共に軸受部へ供給される油の発泡を抑制できる。これにより、軸受への給油を確保して軸受部の損傷を防止するスクロール圧縮機を提供することができる。
また、フィルタ部30は円筒状に形成されているので、円筒部の周辺からスムーズに潤滑油16を流入させることができる。
さらに、フィルタ25のフィルタ部30を二重構成としているので、泡の破砲を効率よく行うことができる。特に、外フィルタ30aとこの外フィルタ30aよりフィルタの目開きが小さい内フィルタ30bを設けることにより、外フィルタ30aを通過する潤滑油16の通過抵抗を低減できるとともに、外フィルタ30aで破砲できなかった泡を内フィルタ30bで破砲することができ、発泡状態が抑制された潤滑油16が油溜め部17に流入し、発泡状態が抑制された潤滑油16を軸受各部に供給することができる。これにより、軸受への給油を確保して軸受部の損傷を防止するスクロール圧縮機を提供することができる。
なお、本実施例ではフィルタ25を円筒状に形成した例を示したが、これに限られるものではない。たとえば、角柱状でもよく、必要に応じて形状を選択すれば良い。
次に図5を用いて他の実施例を説明する。本実地例はフィルタの形状が先の実施例と異なる。図5は本発明の他の実施例に係るフィルタ35の側面図である。
図5において、フィルタ35は先の実施例と同様、連通孔24に取り付けられるものであり、上方に向かって突出している。36はフィルタ部であり、半球面状に形成されている。フィルタ35の下方側面には取付部37が形成されており、支持板18の連通孔24に圧入して固定している。取付部37は、例えば取付部37の外周面に螺旋状のねじ山を形成し、支持板18の連通孔24にフィルタ35を回しながら挿入して固定するようにしても良い。取付部37の内部は開放されており、連通孔24を介してフィルタ部36と油溜め部17とが連通している。フィルタ部36は、ステンレス等の金属で構成され、メッシュ状となっている。本実施例では、球面状のフィルタ35が上方に向かって突出するように形成しているので、フィルタ部36の濾過面積を大きくできる。特に連通孔24の開口面積に対し、フィルタ部36の濾過面積は大きくなっている。
本実施例によれば、油溜め部17と連通する連通孔24にフィルタ35を設け、このフィルタ35を上方に向かって突出させて設けるようにしたので、フィルタ35の濾過面積を確保でき、支持板18での潤滑油16の滞りを抑制できると共に軸受部へ供給される油の発泡を抑制できる。これにより、軸受への給油を確保して軸受部の損傷を防止できる。
なお、フィルタ部36は先の実施例と同様、二重構成としてもよい。この場合も、内フィルタ目開きを外フィルタの目開きより小さくし、外フィルタと内フィルタとの目開きを互いに異ならせるようにすると良い。
これにより、外フィルタを通過する潤滑油16の通過抵抗を低減できるとともに、外フィルタで破砲できなかった泡を内フィルタで破砲することができ、発泡状態が抑制された潤滑油16が油溜め部17に流入し、発泡状態が抑制された潤滑油16を軸受各部に供給することができる。
本発明の一実施例に係る縦型スクロール圧縮機の縦断面図である。 本発明の一実施例に係る縦型スクロール圧縮機の支持板18の平面図である。 本発明の一実施例に係るフィルタ25の側面図である。 図3のA−A断面図である。 本発明の他の実施例に係るフィルタ25の側面図である。
符号の説明
1 密閉容器
2 圧縮機構
3 固定スクロール
4 旋回スクロール
11 主軸
11a 偏心部
13 主軸受
16 潤滑油
17 油溜め部
18 支持板
21 給油機構
22 トロコイドポンプ
23 給油経路
24 連通孔
25,35 フィルタ
29 泡

Claims (5)

  1. 密閉容器内に設けられ、固定スクロールと旋回スクロールとを有する圧縮機構部と、該圧縮機構部を駆動する回転子と固定子とを有する電動機部とを備えた縦型スクロール圧縮機において、
    前記圧縮機構部に前記電動機部の回転を伝えると共に偏心部を備えた主軸と、該主軸の軸受を備えその外周部が前記密閉容器に固定されたフレームと、前記主軸の偏心部と反対側の軸部を支える副軸受が取り付けられ前記密閉容器の内部空間を仕切る支持板と、該支持板で仕切られた前記密閉容器内の底部に設けられた油溜め部と、前記支持板に形成され前記油溜め部と連通する連通孔と、前記主軸の内部に形成され前記油溜め部内の潤滑油を前記圧縮機構部に供給する給油通路とを備え、
    前記連通孔には上方に向かって突出したフィルタを備えたことを特徴とする縦型スクロール圧縮機。
  2. 請求項1において、
    前記フィルタは筒状に形成されており、筒の上部が閉塞され、筒の下部が前記連通孔と接続され、
    筒の周部には前記潤滑油が通過するフィルタ部が設けられていることを特徴とする縦型スクロール圧縮機。
  3. 請求項2において、
    前記フィルタ部は外フィルタと、該外フィルタより内側にある内フィルタより構成され、前記外フィルタと前記内フィルタとの目開きを異ならせたことを特徴とする縦型スクロール圧縮機。
  4. 請求項3において、
    前記内フィルタの目開きは前記外フィルタの目開きより小さくしたことを特徴とする縦型スクロール圧縮機。
  5. 請求項1において、
    前記フィルタは半球面状に形成されていることを特徴とする縦型スクロール圧縮機。
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