JP2016214365A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成によって、少なくともいずれかの電子基板の共用化を容易に行うことが可能であるとともに、各電子基板における空き端子の発生を回避することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機10は、第1コネクタ(コネクタ210)が設けられた第1電子基板(主制御基板200)と、特定基板(例えば中継基板700)に設けられている第2コネクタ(コネクタ710)と、第1コネクタと第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材410を備える。第2コネクタの少なくとも1つの端子は、無効端子(例えば無効端子713)である。無効端子は、特定基板内において電気的に孤立している孤立端子であるか、又は、特定基板に設けられた終端部に対して電気的に接続されていて電気的入力を終端させる終端端子である。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機及び遊技機用の電子基板ユニットに関する。
いわゆるパチンコ機またはスロットマシンに代表される遊技機は、例えば、カウントスイッチやソレノイドなどの動作部と、この動作部に対する電力供給や当該動作部との間での信号の送受信を行う主制御基板と、主制御基板と動作部とを電気的に中継する中継基板と、を備えている。
一般に、遊技機では、機種変更等に伴い、動作部について、被制御機器や動作部について数や構造の変更等が頻繁に行われる。動作部について、数や構造が変更されるのに伴い、主制御基板や中継基板などの電子基板における端子(電力端子や信号の入出力端子など)の必要数が変わる場合がある。
このため、機種変更前の機種(旧機種)における一部の電子基板を、機種変更後の機種(新機種)においても共用しようとすると、当該電子基板における一部の端子が空き端子(未接続の端子)となってしまう場合がある。
主制御基板や中継基板などの電子基板上に空き端子が存在すると、その空き端子を介して不正な信号が入力されることにより遊技機が誤作動したり、何らかのものが空き端子に接触することにより遊技機が故障したりする懸念が生じる。
このため、従来の遊技機においては、電子基板上の空き端子が存在しないように、機種毎に各電子基板を変更することが一般的であった。
よって、遊技機の機種ごとに電子基板の設計及び製造を行う必要が頻繁に生じ、遊技機の製造コストが高くなってしまうといった不都合がある。
これに対する関連技術として、特許文献1には、未使用の入出力部(空き端子)がある場合に、空き端子への入力信号に対する処理を行うことによって不正な制御が行われることを抑制する遊技機が開示されている。
特開平6−261978号公報
しかしながら、特許文献1の遊技機では、空き端子への入力信号を無効化するための特殊な信号処理を制御回路で行う必要があるため、制御回路に特殊なプログラムを組み込む必要がある。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、簡易な構成によって、少なくともいずれかの電子基板の共用化を容易に行うことが可能であるとともに、各電子基板における空き端子の発生を回避することが可能な遊技機、並びに、そのような遊技機を実現するための、遊技機用の電子基板ユニットを提供するものである。
本発明によれば、1つ以上の第1端子を含む第1コネクタが設けられた第1電子基板と、
前記第1電子基板とは別の第2電子基板又は前記第1電子基板である特定基板に設けられているとともに、1つ以上の第2端子を含む第2コネクタと、前記第1コネクタと前記第2コネクタとにそれぞれ装着されて、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材と、を備え、少なくとも1つの前記第2端子は、無効端子であり、前記無効端子は、前記特定基板内において電気的に孤立している孤立端子であるか、又は、前記特定基板に設けられた終端部に対して電気的に接続されていて電気的入力を終端させる終端端子である遊技機が提供される。
また、本発明によれば、1つ以上の端子を含むコネクタと、前記コネクタが設けられた電子基板と、を備える遊技機用の電子基板ユニットであって、少なくとも1つの前記端子は、無効端子であり、前記無効端子は、前記電子基板内において電気的に孤立している孤立端子であるか、又は、前記電子基板に設けられた終端部に対して電気的に接続されていて電気的入力を終端させる終端端子である、遊技機用の電子基板ユニットが提供される。
本発明によれば、簡易な構成によって、少なくともいずれかの電子基板の共用化を容易にすることが可能であるとともに、各電子基板における空き端子の発生を回避することが可能となる。
遊技機の正面図である。 遊技機の遊技盤を示す正面図である。 遊技機の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る遊技機の旧機種に位置付けられる遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第1の実施形態に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第2の実施形態に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第3の実施形態に係る遊技機の旧機種に位置付けられる遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第3の実施形態に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第4の実施形態に係る遊技機の旧機種に位置付けられる遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第4の実施形態に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第5の実施形態に係る遊技機の旧機種に位置付けられる遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第5の実施形態に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第6の実施形態に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第6の実施形態に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第7の実施形態に係る遊技機の旧機種に位置付けられる遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第7の実施形態に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第8の実施形態に係る遊技機の旧機種に位置付けられる遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 第8の実施形態に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 変形例1に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 変形例2に係る遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
本実施形態に係る遊技機は、特に限定されず、例えば、遊技媒体として遊技球(パチンコ球)が用いられるパチンコ遊技機であっても良いし、或いは、遊技媒体としてメダルが用いられる回胴式遊技機(いわゆる、スロットマシン)であっても良い。
ただし、以下では、本実施形態に係る遊技機がパチンコ遊技機である場合を例に説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は遊技機10の正面図、図2は遊技機10の遊技盤50を示す正面図である。
なお、以下の説明において、前、後、左、右、上、下などの方向は、特に断りのない限り、遊技機10を正面側(遊技者側)から見たときの方向を指すものとする。
遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であり、多数の遊技釘(図示略)が立設された遊技盤50の前面領域(以下、遊技領域50aと称す)に遊技球を発射して遊技を行うように構成されており、遊技球が特定の入賞口(例えば、大入賞口55等)に入球すると賞球が得られるようになっている。
図1に示すように、遊技機10は、前後に開口する矩形枠状の外枠15と、外枠15に設けられた中枠(図示せず)であって遊技盤50を着脱可能に保持している中枠(図示せず)と、遊技盤50の前面側を覆うように構成された前枠12と、を備える。
前枠12は、その左側部がヒンジ機構21により中枠に対して回動可能に軸支されることにより、中枠に対して開閉可能となっている。前枠12は、シリンダ錠23により施錠及び解錠が可能となっている。
前枠12は、遊技領域50aの前面側を覆うように配置された透明部材25を備えている。透明部材25は、遊技領域50aおよび遊技盤50を、前方から透視可能な状態で保護している。
前枠12は、遊技球を貯留する上球受け皿27および下球受け皿29を一体的に備えている。上球受け皿27と下球受け皿29とは、互いに上下に離間して配置されている。
前枠12は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備えている。操作ハンドル31が回動操作されることによって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
前枠12の上枠部32の左側と右側には、一対のスピーカ33(33a、33b)の一方ずつが配設されている。前枠12の上枠部32と左右側枠部34、36は、それぞれ光透過性のカバーにより形成されており、それらの内部には照明装置35(35a、35b、35c、35d、35e、35f、35g)が配設されている。スピーカ33や照明装置35は、遊技中に発生する演出やエラー報知等と連動して、音声出力または点灯若しくは消灯することができる。
前枠12は、上球受け皿27の前方に配設されたボタン37を備えている。ボタン37は、遊技中に発生する演出を切り替えたり或いは遊技機10に関わる種々の情報を遊技者が得たりするために行う遊技者の操作を受け付けることができる。
下球受け皿29の下部には、下球受け皿29に貯留された遊技球を下方へ排出する球抜き機構39が設けられている。この球抜き機構39を操作することにより、下球受け皿29の底面に形成された底面口(図示せず)が開口し、該底面口から遊技球を流下させて取り出すことが可能となる。
遊技盤50の略中央には、表示動作が可能な表示領域を有する演出表示装置80が配設されている。演出表示装置80は、演出図柄の変動(変動演出)を含む各種の演出を表示することができる。ここで演出図柄とは、遊技機10における遊技の興趣をより高めるために、演出表示装置80に表示される図柄であり、具体的には数字や絵柄またはそれらの組み合わせ等により構成されている。
一般的に、演出表示装置80は遊技者にとって視認しやすい位置に配置されており、演出表示装置80に表示される演出図柄の変動演出により、遊技に対する遊技者の興趣が喚起されるようになっている。
演出表示装置80としては、一般的には液晶パネルを収容ケースに収容することにより構成された液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式やドットマトリックス式等、多様な方式の表示装置を採用し得る。
一例として、演出表示装置80においては、その表示領域の略中央にて、「左」、「中」、「右」の3つの演出図柄が横並びに表示され、これらの演出図柄が上下方向あるいは左右方向といった所定の方向にスクロールすること等により、演出図柄が演出表示装置80の表示領域にて変動表示される。なお、演出図柄の表示数は3つに限られない。また、演出図柄により形成される図柄列の数(列数)は、一列に限られない(複数列であっても良い)。
図柄表示装置90は、例えば、演出表示装置80の右下側など、演出表示装置80と比べて遊技者が視認しにくい位置に配設される。また、図柄表示装置90の表示領域の面積は、例えば、演出表示装置80の表示領域の面積と比べて小さく設定されている。
図柄表示装置90には、複数の発光表示素子が配列されている。この発光表示素子は、例えば、発光ダイオード(以下、LEDと称す)である。図柄表示装置90は、発光するLEDの配列によって種々の情報を示すようになっている。図柄表示装置90は、例えば、特別図柄表示装置91と普通図柄表示装置92とを含んでいる。
特別図柄表示装置91は、複数個(例えば16個)のLEDの発光パターンにより特別図柄変動ゲームの抽選結果(特別図柄)を表示する。より詳細に言えば、本実施形態の特別図柄表示装置91は、第1特図表示制御部1151(後述)によって制御される第1特別図柄表示装置91aと、第2特図表示制御部1152(後述)によって制御される第2特別図柄表示装置91bと、を含んでいる。例えば、第1特別図柄表示装置91aは、特別図柄表示装置91を構成する16個のLED16のうち左側の8個により構成される。また、第2特別図柄表示装置91bは、特別図柄表示装置91を構成する16個のLEDのうち右側の8個により構成される。
普通図柄表示装置92は特別図柄表示装置91と比べて少ない数(例えば2個)のLEDの発光パターンにより普通図柄変動ゲームの抽選結果(普通図柄)を表示する。
遊技盤50の前面には、多数の遊技釘(図示せず)、風車52、装飾部材といった各種障害物が配置されている。これにより、打ち出された遊技球が転動するように遊技領域50aが形成されている。また、遊技領域50aの左側および上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51および内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央からみて内レール53よりも外側に位置している。風車52とは、遊技球の流下方向に変化を与えるための機構であり、遊技盤50に固定された釘状の止着部材と、この止着部材に対して回転可能に軸支された回転部材と、を備える。
遊技機10は、操作ハンドル31の回転操作量(例えば回転角度)の大小によって遊技球の打ち出し方の強弱を調節することが可能になっている。ここで、遊技領域50aには、第1流路Xと第2流路Yとが形成されており、このうち第1流路Xはその大部分が遊技領域50aの左側に配設されている一方で、第2流路Yはその大部分が遊技領域50aの右側に配設されている。
そして、より弱く打ち出された遊技球(いわゆる左打ちされた遊技球)は主に第1流路Xを転動して流下する一方で、より強く打ち出された遊技球(いわゆる右打ちされた遊技球)は主に第2流路Yを転動して流下するように、各種障害物が遊技領域50aに配置されている。
遊技領域50aには、各種の入賞口(例えば大入賞口55等)が配設され、各入賞口の奥には入球した遊技球を検知する各種スイッチ(例えばカウントスイッチSW4等)が配設されている。なお、以下の説明において入球とは、遊技球が特定の入賞口に入球することをいう。
ここで、上記の各種スイッチは、例えば、遊技者が視認できない位置に配置されており、図1および図2においては図示していない。
図2には、主要な入賞口として、大入賞口55、大入賞口56、第1始動口57、第2始動口59、作動ゲート63及び普通入賞口67(67a、67b、67c)が示されている。なお、図2に図示される入賞口は一例であり、その数や配置は適宜変更しても構わない。
また、作動ゲート63は、通過した遊技球が再び遊技領域50aを転動する、いわゆるゲートタイプのものであるが、本明細書では、作動ゲート63も入賞口であるものとし、且つ、遊技球が作動ゲート63を通過することも「入球」と称する。
第1始動口57は、例えば、遊技領域50aの中央下部(演出表示装置80の下方)に配置されており、一般的に「ヘソ」と呼ばれる。
第1始動口57の奥には入球した遊技球を検知する第1始動口スイッチSW1が配置されている。
第1始動口57に入球した遊技球を第1始動口スイッチSW1で検知することにより、特別図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立し得るとともに、予め定めた数の遊技球を賞球として払い出す払出条件が成立する。
本実施形態においては、遊技領域50aは、遊技球が第2流路Yを転動して流下したときよりも、遊技球が第1流路Xを転動して流下したときの方が、第1始動口57に入球しやすくなるように、各種障害物が配設されている。つまり、第1始動口57は、遊技領域50aの左側に大部分が配設された第1流路Xに設けられている。
第2始動口59は、例えば、遊技領域50aの右下部(演出表示装置80の右下側)に配置されており、第2始動口59には普通電動役物61が付設されている。普通電動役物61は、第2始動口59を遊技球が入球しやすい開放状態または入球しにくい閉鎖状態に切り換え可能な開閉部材であり、アクチュエータAC1により作動し、当該開放状態または当該閉鎖状態のいずれかに切り換える。なお、普通電動役物61の制御については、後述する。
第2始動口59の奥には入球した遊技球を検知する第2始動口スイッチSW2が配置されている。第2始動口59に入球した遊技球を第2始動口スイッチSW2で検知することにより、特別図柄変動ゲームの始動条件が成立し得るとともに、賞球の払出条件が成立する。
本実施形態においては、遊技領域50aは、遊技球が第1流路Xを転動して流下したときよりも、遊技球が第2流路Yを転動して流下したときの方が、第2始動口59に入球しやすくなるように、各種障害物が配設されている。つまり、第2始動口59は、遊技領域50aの右側に大部分が配置された第2流路Yに設けられている。
作動ゲート63は、第2始動口59の上方(演出表示装置80の右側)に配置されている。作動ゲート63の後方には、通過した遊技球を検知する普通図柄変動スイッチSW3が配設されている。作動ゲート63に入球した遊技球を普通図柄変動スイッチSW3で検知することにより、普通図柄変動ゲームの始動条件が成立し得る。
なお、本実施形態の遊技機10においては、普通図柄変動スイッチSW3により遊技球が検知されても、賞球の払出条件は成立しない。すなわち、本実施形態の作動ゲート63に遊技球が入球しても賞球はゼロである。
大入賞口55は、例えば、第2始動口59の上流側(演出表示装置80の右下側)に配置されている。大入賞口55の開口部には、アクチュエータAC2により作動して当該大入賞口55の開閉動作を行う特別電動役物65が配置されている。大入賞口55の奥には、大入賞口55に入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW4が配置されている。カウントスイッチSW4が大入賞口55に入球した遊技球を検知することにより、賞球の払出条件が成立する。
大入賞口56は、大入賞口55の上流側(演出表示装置80の右側)に配置されている。大入賞口56の開口部には、アクチュエータAC3により作動して開閉動作を行う特別電動役物66が配置されている。大入賞口56の奥には、大入賞口56に入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW5が配置されている。カウントスイッチSW5が大入賞口56に入球した遊技球を検知することにより、賞球の払出条件が成立する。
また、遊技盤50には大入賞口56に連通した連通路(図示なし)が設けられており、この連通路には、通過した遊技球を検知するカウントスイッチSW0が配置されている。なお、この連通路は、遊技球の通過経路が複数に分岐するように構成されている。そして、分岐後の複数の通過経路(複数の分岐路)のうち特定の通過経路(特定の分岐路)に、上記カウントスイッチSW0が設けられている。更に、この連通路には、振分部材が設けられている。この振分部材は、複数の通過経路(複数の分岐路)のうちのいずれか1つの分岐路を選択的に開放させることによって、遊技球を当該いずれか1つの分岐部に振り分けるように作動する。
例えば、大当り遊技時には、カウントスイッチSW0が配置された通過経路(分岐路)が、予め設定された一定長さの時間の間だけ開放される。そして、カウントスイッチSW0による遊技球の検知を契機として、その時に行われている大当り遊技の終了後に確変状態が特典として付与される。すなわち、確変状態の付与の有無を制御している当選確率制御部1141(後述)が、遊技球が特定の通過経路(分岐路)を通過することに起因して、遊技者にとって有利な特典を付与する。
大入賞口55は、第1始動口57または第2始動口59への入球に起因する特別図柄変動ゲームで当選した場合に行われる大当り遊技中に、特別電動役物65の開動作によって開放され、当該大入賞口55への遊技球の入球が許容される。
また、大入賞口56は、第1始動口57または第2始動口59への入球に起因する特別図柄変動ゲームで当選した場合に行われる大当り遊技中に、特別電動役物66の開動作によって開放されて、当該大入賞口56への遊技球の入球が許容される。
いずれの大当り遊技が行われる場合にも、遊技者が賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。なお、本実施形態においては、遊技球が第2流路Yを転動して流下するときには、第1流路Xを転動して流下するときよりも、大入賞口55または大入賞口56に入球しやすくなるように、各種障害物が配設されている。
普通入賞口67(67a、67b、67c)は、演出表示装置80の左下部に配置されている。普通入賞口67の奥には入球した遊技球を検知するカウントスイッチ(図示なし)が配置されている。普通入賞口67に入球した遊技球をこのカウントスイッチで検知することにより、賞球の払出条件が成立し得る。
アウト口69は、遊技領域50aの最下部に配置されている。上述した各入賞口に入球しなかった遊技球(作動ゲート63がゲートタイプである場合には、作動ゲート63を通過して他の入賞口に入球しなかった遊技球を含む)はアウト口69に落入し、アウト球として処理される。
次に、図3を用いて遊技機10の制御構成について説明する。
図3は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
なお、遊技機10は、図3に示される制御構成以外の制御構成を備えていても良いし、図3に示されるすべての制御構成を必ずしも備えていなくても良い。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、一部の制御構成の追加又は削除が許容される。
遊技機10は、主制御基板200(図5)を備えている。この主制御基板200は、図3に示される各制御構成の機能のうち、少なくとも一部の機能を含む種々の機能を、当該主制御基板200と、当該主制御基板200に電気的に接続されている機能部品と、の協働により実現する。
より具体的には、主制御基板200は、所定の制御プログラムに従って制御動作を実行するCPU(Central Processing Unit)201(図5)と、当該CPU201の制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)(図示せず)と、必要なデータの書き込みおよび読み出しができるRAM(Random Access Memory)(図示せず)と、を備えている。
このうちCPU201がROMから読み出した制御プログラムを実行し、RAMに種々のデータを書き込みまたは読み出すことによって、種々の機能を実現することができる。
なお、図3に図示している各種の制御構成の機能としては、1つの電子基板のみで実現できる機能、複数の電子基板の相互間で種々のデータの授受を行うことにより実現できる機能、電子基板と当該電子基板に非搭載の機能部品とが電気的に接続していることにより実現できる機能等が混在している。これらの各種機能を実現するためのハードウェア構成は幾通りも存在しうるものであって、必ずしも一つに限定されない。
ここで、図3に示すように、遊技機10は、遊技を統括的に制御する主制御部1000を備える。主制御部1000は、遊技の結果に影響を及ぼし、または及ぼすおそれがある機能を実行する。
図3に示すように、主制御部1000は多数の制御構成を有し、これらの制御構成が互いに接続されている構成となっている。ただし、ここに図示している構成は一例であって、必ずしもこれに限るものではない。
主制御部1000が備える主な制御構成としては、特図抽選制御部1130、普図抽選制御部1170、遊技状態制御部1140、図柄表示制御部1150、変動パターン決定部1110、情報伝送部1115等が挙げられる。
特図抽選制御部1130は、特別図柄変動ゲームに関連して他の構成要素を制御する機能または大当り遊技を管理する機能を有している。
普図抽選制御部1170は、普通図柄変動ゲームに関連して他の構成要素を制御する機能または普図当りを管理する機能を有している。
遊技状態制御部1140は、確変状態の有無や変短状態の有無を管理し、これらの付与や解除(通常状態への移行)を制御する機能を有している。
図柄表示制御部1150は、特別図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、または普通図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄を、図柄表示装置90に表示させる機能を有している。
変動パターン決定部1110は、特別図柄変動ゲームにおいて図柄が変動してから停止するまでの時間の長さである変動時間および当該変動時間を示す情報(変動時間情報)が含まれる変動パターン(変動条件)を決定する機能を有している。また、変動パターン決定部1110によって決定された変動パターンは、情報伝送部1115を介して演出制御部1010に出力されて演出表示装置80における表示演出(リーチ演出等)を実行する際にも用いられる。
情報伝送部1115は、主制御部1000に含まれる各構成要素にて生成された制御情報(コマンド)を他の構成要素(例えば、演出制御部1010等)に出力する機能を有している。情報伝送部1115によって出力されるコマンドには、上述の変動時間情報の他にも、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態の有無、保留されている乱数値に関する情報または当り遊技の実行に関する情報等が含まれてもよい。
演出制御部1010は、遊技機10によって行われる遊技、特に特別図柄変動ゲームに関連する演出を制御する機能を有している。
以下、主制御部1000の各機能について、より詳細に説明する。
主制御部1000は、第1特図抽選値取得部1111と、第2特図抽選値取得部1112と、特図保留制御部1120と、を備える。
第1特図抽選値取得部1111は、第1始動口57への遊技球の入球を契機として取得された抽選値を保留記憶しておく。第2特図抽選値取得部1112は、第2始動口59への遊技球の入球を契機として取得された抽選値を保留記憶しておく。
後述するように、特図抽選制御部1130は、特図選択部1132を備えている。この特図選択部1132は、第2特図抽選値取得部1112に抽選値が保留記憶されている場合、第1特図抽選値取得部1111に抽選値が保留記憶されているか否かに拘らず、第2特図抽選値取得部1112に保留記憶された抽選値に基づいて当否抽選を行うことができる。
より具体的には、第1特図抽選値取得部1111は、第1始動口スイッチSW1によって第1始動口57への入球が検知されると、特別図柄変動ゲームの抽選値として用いられる大当り判定用乱数を取得し、当該大当り判定用乱数を専用の記憶領域に格納(保留記憶)する。第1特図抽選値取得部1111が保留記憶可能な抽選値の上限数は予め定められており、本実施形態において当該上限数は4個とする。
第2特図抽選値取得部1112は、第2始動口スイッチSW2によって第2始動口59への入球が検知されると、特別図柄変動ゲームの抽選値として用いられる大当り判定用乱数を取得し、当該大当り判定用乱数を専用の記憶領域に格納(保留記憶)する。第2特図抽選値取得部1112が保留記憶可能な抽選値の上限数は予め定められており、本実施形態において当該上限数は4個とする。
特図保留制御部1120は、特図抽選制御部1130が特別図柄変動ゲームに係る制御または大当り遊技に係る制御を行っていないとき、所定の周期で第1特図抽選値取得部1111または第2特図抽選値取得部1112によって保留記憶されている抽選値(大当り判定用乱数)を読み出す。第1特図抽選値取得部1111及び第2特図抽選値取得部1112の双方が、同時に一つ以上の抽選値を保留記憶している場合については、特図保留制御部1120は、第2特図抽選値取得部1112によって保留記憶されている抽選値を優先的に読み出すことができる。
すなわち、大当り抽選部1131は、特図保留制御部1120によって読み出された抽選値を用いて大当り抽選を実行する。よって、結果的に、第1特図抽選値取得部1111に保留記憶されている抽選値よりも、第2特図抽選値取得部1112に保留記憶されている抽選値を優先的に処理する動作(いわゆる優先変動処理)が行われることになる。
ここで、遊技機10が稼働しているときには、随時、遊技機10の内部で乱数が生成されており、当該乱数は種々の抽選処理に用いられている。乱数の生成方式については、専用ICにより生成する方式(ハードウェア方式)、専用のプログラムにより生成する方式(ソフトウェア方式)、あるいはこれらの組み合わせによって生成する方式がある。本実施形態では既述の大当り判定用乱数を含めて数種の乱数を用いるが、これらの生成は上に挙げた方式のいずれを用いて行うようにしても構わない。
特図保留制御部1120は、第1特図抽選値取得部1111に保留格納されている抽選値の数と、第2特図抽選値取得部1112に保留格納されている抽選値の数と、をそれぞれ監視している。また、特図保留制御部1120は、監視している抽選値の数を、図柄表示装置90に表示させるように図柄表示制御部1150に指令を出してもよいし、演出表示装置80に表示させるように情報伝送部1115を介して演出制御部1010に指令を出してもよい。
特図抽選制御部1130は、大当り抽選と大当り遊技を司るものであり、大当り抽選部1131と、特図選択部1132と、大当り遊技制御部1133と、を有している。
大当り抽選部1131は、第1始動口57または第2始動口59への遊技球の入球が検知されることを契機として取得された抽選値(大当り判定用乱数)を用いて大当りの当否抽選を行う。なお、大当り抽選部1131によって行われる抽選の当選確率は、通常状態のときには確変状態のときよりも低くなっており、確変状態のときには通常状態のときよりも高くなっている。
ここで、本明細書において、入球が検知されることを契機として所定の処理(大当りの当否抽選等)を行うということは、入球を検知することを一つの条件として、その後に当該所定の処理を実行しうることを意味する。すなわち、入球が検知されたとしても、必ずしも当該所定の処理を実行しなくてもよい。例えば、本実施形態においては、第1特図抽選値取得部1111の抽選値保留数が上限数(例えば4個)に達しているときに、新たに第1始動口スイッチSW1によって入球が検知されたり、あるいは第2特図抽選値取得部1112の抽選値保留数が上限数(例えば4個)に達しているときに、新たに第2始動口スイッチSW2によって入球が検知されたりしても、特別図柄変動ゲームの始動条件は成立せず、したがって、上記所定の処理は行われない。
特図選択部1132は、大当り抽選部1131による当否抽選の結果に基づいて特別図柄を選択し、選択された特別図柄を図柄表示制御部1150(第1特図表示制御部1151または第2特図表示制御部1152)に通知して、当該選択された特別図柄を特別図柄表示装置91(第1特別図柄表示装置91aまたは第2特別図柄表示装置91b)に表示させる。
ここでいう選択としては、当否抽選にて取得された抽選値に対応する特別図柄の種類が1つである場合など、"選択"をせずに一意に"決定"される場合も含まれる。
本実施形態における大当り遊技は、大当り遊技制御部1133により制御される。
まず、大当り抽選部1131による当否抽選で大当りに当選し、特別図柄表示装置91に表示される特別図柄変動ゲームで特図選択部1132により選択された大当り図柄が停止表示された後、大当り遊技は開始される。
大当り遊技が開始される前に、大当り遊技制御部1133は特図保留制御部1120等に指令を出し、大当り抽選に関する処理または当り抽選に関する処理を、大当り遊技中については一時停止させる。
大当り遊技が開始されると、大当り遊技制御部1133は情報伝送部1115を介して演出制御部1010に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関する指令を出す。演出制御部1010は大当り遊技制御部1133の指令に従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55または大入賞口56が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(規定ラウンド数)を上限として複数回行われる。
例えば、1回のラウンド遊技中(1ラウンド中)には、大入賞口55または大入賞口56に規定個数(入球上限数)の遊技球が入球する迄の間、または規定時間(ラウンド遊技時間)が経過するまでの間、大入賞口55または大入賞口56が開放される。ラウンド遊技では、ラウンド演出が行われる。
ただし、1回のラウンド遊技は、当該ラウンド遊技中における大入賞口55または大入賞口56への入球数や大入賞口55または大入賞口56の開放時間に拘わらず、大入賞口55または大入賞口56の開閉回数が所定回数に達することにより終了するようになっていても良い。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55または大入賞口56が所定の時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55または大入賞口56が開放される。
大当り遊技制御部1133は、大入賞口55または大入賞口56を開放させるために、ラウンド数・開閉回数・入球上限数・ラウンド遊技時間・インターバル時間等を制御情報として含む指令を、以下に説明する特別電役制御部1190に伝送する。
特別電役制御部1190は、大当り遊技制御部1133から受けた指令に従って、アクチュエータAC2またはアクチュエータAC3を作動させて特別電動役物65または特別電動役物66を開放させる。また、特別電役制御部1190は、特別電動役物65または特別電動役物66を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55または大入賞口56に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW4またはカウントスイッチSW5の検知に基づいて監視しており、入球上限数に達したとき、アクチュエータAC2またはアクチュエータAC3を作動させて特別電動役物65または特別電動役物66を閉鎖させる。
大当り遊技制御部1133は、情報伝送部1115を介して、演出制御部1010に対し、ラウンド遊技中における演出(ラウンド演出)に関する指令を出す。演出制御部1010は、大当り遊技制御部1133による指令に従ってラウンド演出を実行する。
規定ラウンド数のラウンド遊技が終了すると、大当り遊技制御部1133は、情報伝送部1115を介して、演出制御部1010に対し、大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関する指令を出す。演出制御部1010は、大当り遊技制御部1133の指令に従い、所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行する。
以上により、大当り遊技は終了する。
なお、本実施形態の大当り遊技においては、遊技球が第2流路Yを転動して流下する方が大入賞口55に入球し易いため、いわゆる右打ちの方が遊技者にとって有利である。
遊技状態制御部1140は遊技状態を制御する機能であり、当選確率制御部1141と変短制御部1142とを有している。
当選確率制御部1141にはカウントスイッチSW0による検知結果が通知され、当選確率制御部1141は、当該通知を契機として確変状態を付与する。
すなわち、カウントスイッチSW0が配置された通過経路が一定時間開放される大当り遊技の終了時に、当該大当り遊技の開始から終了までにカウントスイッチSW0による検知が発生したか否かを判定し、当該検知が発生した場合には、当選確率制御部1141は確変状態を付与する。
変短制御部1142は、大当り遊技制御部1133によって実行される大当り遊技が、確変状態のときに当選した大当り遊技であるか否かに拘わらず、当該大当り遊技の終了を契機として変短状態を付与する。
遊技機10は、普図抽選値取得部1113と普図保留制御部1160を備える。
普図抽選値取得部1113は、普通図柄変動スイッチSW3によって作動ゲート63への入賞が検知されると、普通図柄変動ゲームの抽選値として用いられる当り判定用乱数を取得し、専用の記憶領域に格納(保留記憶)する。普図抽選値取得部1113が保留できる抽選値の上限数は予め定められており、本実施形態において当該上限数は4個とする。
普図保留制御部1160は、普図抽選制御部1170が普通図柄変動ゲームに係る制御または普図当りに係る制御を行っていないとき、普図抽選値取得部1113によって保留記憶されている抽選値(当り判定用乱数)を変短状態と通常状態とのそれぞれにおいて所定の周期で読み出す。
普図保留制御部1160は普図抽選値取得部1113に保留格納されている抽選値の数を監視している。また、普図保留制御部1160は、監視している抽選値の数を、図柄表示装置90に表示させるように図柄表示制御部1150に指令を出してもよいし、演出表示装置80に表示させるように情報伝送部1115を介して演出制御部1010に指令を出してもよい。
遊技機10は、普図抽選制御部1170と普通電役制御部1180を備える。普図抽選制御部1170は普図当り抽選と普図当り遊技を司る機能であり、当り抽選部1171と普図選択部1172と当り遊技制御部1173とを有する。
当り抽選部1171は、普図保留制御部1160によって普図抽選値取得部1113から読み出された当り判定用乱数を用いて、普通電動役物61を開放状態に変化させるか否かの開放抽選を行う。なお、当り抽選部1171によって行われる抽選の当選確率は、通常状態のときには変短状態のときよりも低くなっており、変短状態のときには通常状態のときよりも高くなっている。
普図選択部1172は、当り抽選部1171による開放抽選の当否結果に基づいて普通図柄を決定し、決定された普通図柄を図柄表示制御部1150(普図表示制御部1153)に伝達して普通図柄表示装置92に表示させる。普通図柄表示装置92に対応している二つのLEDは一方が当り、一方がはずれに対応しており、普図表示制御部1153は普図選択部1172が決定した普通図柄に従っていずれか一方を発光させる。
当り遊技制御部1173は、当り抽選部1171による当り抽選に当選したとき、アクチュエータAC1による作動によって所定の開放条件で普通電動役物61を開放させるための指令を普通電役制御部1180に出す。
この指令に基づき、普通電役制御部1180は、普通電動役物61を制御する。
なお、変短状態では、普通電動役物61の開放状態の単位時間(1回の開放状態の継続時間)または開放回数が増加するようになっている。
上述のように、遊技機の機種変更に伴い、動作部の数や構造が変更され、主制御基板や中継基板などの電子基板における端子の必要数が変わる場合がある。
ここで、動作部としては、遊技の制御に用いられる動作部、遊技機の状態を示す動作部、又は、遊技の演出に用いられる動作部が挙げられる。
このうち「遊技の制御に用いられる動作部」は、遊技球が特定の入賞口に入球することを契機として開始され、各種の機能部により決定された遊技の結果の出力が行われるまでの一連の遊技処理に用いられる動作部である。具体的には、一連の遊技の契機となる、始動口などの入賞口への入球を検知するカウントスイッチや、上記決定された遊技の結果の出力を行う、普通電動役物、特別電動役物として付設された開閉部材や遊技の結果と連動して動作する部材を作動させるアクチュエータ(ソレノイドアクチュエータやモータアクチュエータ)などが、「遊技の制御に用いられる動作部」に該当する。
また、「遊技機の状態を示す動作部」としては、遊技機10に設置された不正な部品や磁石を用いて遊技球を誘導する不正行為などを検出するための磁気センサや、扉の開放を検出するセンサなどが挙げられる。
また、「遊技の演出に用いられる動作部」としては、遊技機10における遊技の演出に用いられる出力手段(以下「出力手段」という)が含まれる。この出力手段としては、例えば、演出表示装置、スピーカ、装飾ランプ(LED)等が挙げられる。また、その他の出力手段としては、演出表示装置、スピーカ、装飾ランプが設けられた基板(被制御基板)や、演出用の可動式役物を駆動する演出用アクチュエータなども含まれる。
ここで、「遊技の演出」とは、遊技のために実行される一連の処理と連動して、またはこれらの処理を契機として実行され、遊技者が認識可能に出力される演出をいう。
なお、遊技機10が回胴式遊技機(いわゆる、スロットマシン)である場合、動作部としては、メダルがベットされるなどの始動条件が成立している場合に始動操作の通知を受け、この通知に起因して内部抽選を行い、リールの停止操作を受けてリールの停止パターンを判別し、入賞に対応した特典を付与してメダル処理を行うまでの一連の遊技処理に用いられる動作部が挙げられる。
より具体的には、「遊技の制御に用いられる動作部」としては、投入されたメダルを検出するスイッチ、メダルのベット操作を検出するスイッチ、始動レバーに対する操作を検出するスイッチ、リールの停止操作を行うための停止ボタンに対する操作を検出するスイッチ、メダルの払い出し動作を行うためのアクチュエータなどが挙げられる。
また、「遊技機の状態を示す動作部」としては、扉の開放を検出するセンサなどが挙げられる。
また、「遊技の演出に用いられる動作部」としては、スピーカ、装飾ランプ(LED)等が挙げられる。
本実施形態に係る遊技機は、機種変更に伴い、動作部の数や構造が変更され、主制御基板や中継基板などの電子基板における端子の必要数が変わる場合においても、旧機種が備える電子基板のうち少なくともいずれかの電子基板を、新機種においても利用(共用)することが可能なように構成されている。
なお、本明細書において、遊技機の機種変更とは、遊技機の構造又は仕様の変更などを意味する。
以下、詳細に説明する。
図4は第1の実施形態に係る遊技機10の旧機種に位置付けられる遊技機20、すなわち従来の遊技機である遊技機20の内部回路構成を示す概略説明図である。
図5は第1の実施形態に係る遊技機10の内部回路構成を示す概略説明図である。
本実施形態では、旧機種の遊技機20(図4)の一部の電子基板である主制御基板200を新機種の遊技機10においても共用する場合について説明する。
旧機種の遊技機20と新機種の遊技機10とのうち、先ず、旧機種の遊技機20の内部回路構成について、図4を用いて説明する。
図4においては、旧機種の遊技機20の内部回路構成の一部を抜粋して示している。図4に示すように、遊技機20は、例えば、主制御基板200及び中継基板300を含む複数の電子基板を備えているとともに、それぞれが動作部であるカウントスイッチ510及びカウントスイッチ520を備えている。
カウントスイッチ510及びカウントスイッチ520の各々は、例えば、図3に示される第1始動口スイッチSW1、第2始動口スイッチSW2、普通図柄変動スイッチSW3、カウントスイッチSW4、カウントスイッチSW5、カウントスイッチSW0のうちの何れか1つに該当する。
なお、図4においては省略しているが、遊技機20は、例えば3つ以上のカウントスイッチを備えているとともに、ソレノイドやランプ等の動作部も備えている。
各カウントスイッチ510、520は、主制御基板200から供給される電力により動作し、それぞれ対応する入賞口等への入球を検出して検出信号を出力する。
各カウントスイッチ510、520は、対応する入賞口に入球した遊技球が通過する開口部501と、遊技球が開口部501を通過した場合に検出信号を出力する検出信号出力部502と、を備えている。
中継基板300は、例えば、コネクタ310と、コネクタ320と、コネクタ330と、を備えている。
中継基板300の各コネクタ310、320、330は、それぞれ内端子と外端子とを有する1つ以上の端子を備えている。
より具体的には、コネクタ310は、電力中継端子311と、信号中継端子312と、信号中継端子313と、を備えている。コネクタ320は、電力中継端子321と、信号中継端子322と、を備えている。コネクタ330は、電力中継端子331と、信号中継端子332と、を備えている。
更に、中継基板300には、電力中継線部301と、信号中継線部302、303と、分岐電力線部304と、を含むプリント配線パターンが形成されている。このうち電力中継線部301は、電力中継端子311の内端子と電力中継端子321の内端子とを相互に電気的に接続している。信号中継線部302は、信号中継端子312の内端子と信号中継端子322の内端子とを相互に電気的に接続している。信号中継線部303は、信号中継端子313の内端子と信号中継端子332の内端子とを相互に電気的に接続している。分岐電力線部304は、電力中継線部301上の分岐点と電力中継端子331の内端子とを相互に電気的に接続している。
なお、中継基板300は、図4に示される以外のコネクタやプリント配線パターンを有していても良い。中継基板300における何れのコネクタの何れの端子も、空き端子とはなっていない。
主制御基板200は、例えば、遊技機20における遊技を統括的に制御し、遊技の結果に影響を及ぼす各種機能を実行するものである。
主制御基板200では、動作部から送られた検出信号に応じて遊技機20における遊技状態(例えば、確変状態、変短状態など)の制御を行う。
主制御基板200は、カウントスイッチ510、520の検出結果等を用いた演算処理を行うCPU201と、カウントスイッチ510、520に電力を供給する電力供給部202と、電源部203と、カウントスイッチ510、520の検出結果に応じて出力値が変化するように接続された比較器204、205と、グランド206と、コネクタ210と、複数の抵抗素子R201、R202、R203、R204と、を備えている。
主制御基板200のこれらの構成要素は、主制御基板200に形成されたプリント配線パターンを介して相互に電気的に接続されている。
コネクタ210は、電力供給部202の電力を出力するための電力ポート211と、比較器204に入力される信号を受ける信号ポート212と、比較器205に入力される信号を受ける信号ポート213と、を備えている。コネクタ210の各端子、すなわち電力ポート211、信号ポート212及び信号ポート213の各々は、内端子と外端子とを有しており、各内端子は、主制御基板200のプリント配線パターンにそれぞれ接続されている。
比較器204、205は、(+)側端子、(−)側端子及び出力端子をそれぞれ備えている。
各比較器204、205は、(+)側端子と(−)側端子とに印加された2つの電圧を比較し、その比較結果を示す論理値(1か0(HかL))を出力端子から出力する。
ここで、比較器204の(−)側端子は信号ポート212に対して電気的に接続されており、当該(−)側端子には、カウントスイッチ510からの検出信号が入力されるようになっている。
同様に、比較器205の(−)側端子は信号ポート213に対して電気的に接続されており、当該(−)側端子には、カウントスイッチ520からの検出信号が入力されるようになっている。
電力供給部202は、カウントスイッチ510、520に対して電力を供給するものであり、電力ポート211に対して電気的に接続されている。
ここで、主制御基板200は、電力供給部202と電力ポート211とを相互に接続するプリント配線パターンにおける中間部に位置する第1分岐部から分岐した第1分岐線を有している。第1分岐線の一端は第1分岐部に接続され、他端はグランド206に接続され、且つ、第1分岐線には抵抗素子R201、R202が直列に設けられている。
更に、主制御基板200は、第1分岐線における抵抗素子R201と抵抗素子R202との間に位置する第2分岐部から分岐した第2分岐線を有している。第2分岐線の一端は第2分岐部に接続され、他端は各比較器204、205(+)側端子に対して並列に接続されている。
ここで、比較器204の出力端子とCPU201とを相互に電気的に接続する出力ラインには、抵抗素子R203を介して電源部203が接続されている一方で、比較器205の出力端子とCPU201とを相互に電気的に接続する出力ラインには、抵抗素子R204を介して電源部203が接続されている。
電力供給部202は、例えば12Vの電力を供給する。また、電源部203は、例えば5Vの電圧を供給する。
なお、主制御基板200は、図4に示される以外のコネクタやプリント配線パターンを有していても良い。主制御基板200における何れのコネクタの何れの端子も、空き端子とはなっていない。
更に、遊技機20は、接続部材410を備えており、当該接続部材410は、主制御基板200のコネクタ210と中継基板300のコネクタ310とを相互に電気的に接続している。
接続部材410は、コネクタどうしを相互に電気的に接続可能なものであれば、特に限定されず、例えば、複数の配線を束ねることにより構成されたワイヤーハーネスであっても良いし、ボード・ツー・ボード・コネクタであっても良い。
接続部材410は、伝送線411、412、413を有している。このうち伝送線411は、電力ポート211の外端子と電力中継端子311の外端子とを相互に電気的に接続しており、伝送線412は、信号ポート212の外端子と信号中継端子312の外端子とを相互に電気的に接続しており、伝送線413は、信号ポート213の外端子と信号中継端子313の外端子とを相互に電気的に接続している。
更に、遊技機20は、カウントスイッチ510と中継基板300とを相互に電気的に接続する伝送線611、612と、カウントスイッチ520と中継基板300とを相互に電気的に接続する伝送線621、622と、を備えている。
伝送線611は、カウントスイッチ510の検出信号出力部502とコネクタ320の電力中継端子321の外端子とを相互に電気的に接続しており、伝送線612は、カウントスイッチ510の検出信号出力部502とコネクタ320の信号中継端子322の外端子とを相互に電気的に接続している。
同様に、伝送線621は、カウントスイッチ520の検出信号出力部502とコネクタ330の電力中継端子331の外端子とを相互に電気的に接続しており、伝送線622は、カウントスイッチ520の検出信号出力部502とコネクタ330の信号中継端子332の外端子とを相互に電気的に接続している。
図4に示す各構成要素は以上のように接続されているため、カウントスイッチ510に対する電力供給は、電力供給部202から、電力ポート211、伝送線411、電力中継端子311、電力中継線部301、電力中継端子321及び伝送線611を介して行われる。
また、カウントスイッチ510による検出信号は、検出信号出力部502から、伝送線612、信号中継端子322、信号中継線部302、信号中継端子312、伝送線412、信号ポート212を介して、比較器204の(−)側端子に対して入力される。
同様に、カウントスイッチ520に対する電力供給は、電力供給部202から、電力ポート211、伝送線411、電力中継端子311、電力中継線部301、分岐電力線部304、電力中継端子331及び伝送線621を介して行われる。
また、カウントスイッチ520による検出信号は、検出信号出力部502から、伝送線622、信号中継端子332、信号中継線部303、信号中継端子313、伝送線413、信号ポート213を介して、比較器205の(−)側端子に対して入力される。
ここで、比較器204、205の(+)側端子には電力供給部202から一定の電圧(定電圧)が印加されている。この一定の電圧は、グランド206に接続された抵抗素子R202と抵抗素子R201の影響で降下された電位(基準電位)である。
比較器204の(−)側端子に対してカウントスイッチ510からの検出信号が入力されたときには、比較器204の(−)側端子の電位が、比較器204の(+)側端子の電位(基準電位)を上回ることにより、比較器204からの出力が(0から1に、もしくは、1から0に)切り替わる、すなわち、カウントスイッチ510が遊技球を検出したときには、比較器204から出力される論理値が切り替わる。
同様に、比較器205の(−)側端子に対してカウントスイッチ520からの検出信号が入力されたときには、比較器205の(−)側端子の電位が、比較器205の(+)側端子の電位(基準電位)を上回ることにより、比較器205からの出力が(0から1に、もしくは、1から0に)切り替わる、すなわち、カウントスイッチ520が遊技球を検出したときには、比較器205から出力される論理値が切り替わる。
CPU201は、比較器204、205からの出力に基づいて、監視対象の端子(ここでは、比較器204、205の(−)側端子)に印加される電圧電位が一定値を超えたか否かを判定する。換言すれば、CPU201は、各カウントスイッチ510、520による遊技球の検出の有無を監視している。
そして、CPU201は、各カウントスイッチ510、520による遊技球の検出結果に基づいて、遊技の制御(賞球の付与等)を行う。
旧機種の遊技機20は、以上のように構成されている。
ここで、遊技機20を機種変更することにより、一部の動作部(例えばカウントスイッチ)が減少する場合、減少する分の動作部と対応する主制御基板200のポートが空き端子となる。
より具体的には、例えば、新機種の遊技機が図4に示すカウントスイッチ520を有していない装置構成となる場合に、新機種においても主制御基板200を共用しようとすれば、本来であれば、主制御基板200の信号ポート213が空き端子となってしまう。
このような事情に対し、遊技機20の新機種にあたる遊技機、すなわち本実施形態に係る遊技機10が、以下に説明する構成となっていることにより、主制御基板200における空き端子の発生を回避しつつ、遊技機20の主制御基板200を遊技機10においても共用することが可能となる。
以下、本実施形態に係る遊技機10、すなわち新機種の遊技機の内部回路構成について、遊技機20の内部回路構成との相違点を中心に、図5を用いて説明する。
図5に示すように、本実施形態に係る遊技機10は、遊技機20におけるのと同様の主制御基板200と、遊技機20におけるのと同様の接続部材410と、を備えている。
遊技機10は、図4に示すカウントスイッチ510、520のうち、カウントスイッチ510は備えているが、カウントスイッチ520は備えていない。
また、遊技機10は、カウントスイッチ510に付随する伝送線611、612は備えているが、カウントスイッチ520に付随する伝送線621、622(図4)は備えていない。
更に、遊技機10は、図4に示す中継基板300を備えていない代わりに、図5に示す中継基板700を備えている。
中継基板700は、コネクタ310(図4)の代わりにコネクタ710を備え、コネクタ320(図4)の代わりにコネクタ720を備えている。また、中継基板700は、コネクタ330(図4)を備えていない。
更に、中継基板700は、電力中継線部301(図4)及び信号中継線部302(図4)とそれぞれ同様の電力中継線部701及び信号中継線部702を備えている。また、中継基板700は、信号中継線部303(図4)及び分岐電力線部304(図4)を備えていない。
コネクタ720は、コネクタ320と同様に構成されている。すなわち、コネクタ720は、コネクタ320の電力中継端子321及び信号中継端子322とそれぞれ同様の電力中継端子721及び信号中継端子722を備えている。
コネクタ710は、電力中継端子711と、信号中継端子712と、無効端子713と、を備えている。
このうち電力中継端子711及び信号中継端子712は、コネクタ310における電力中継端子311及び信号中継端子312とそれぞれ同様のものである。
電力中継線部701は、電力中継端子711の内端子と電力中継端子721の内端子とを相互に電気的に接続している。信号中継線部702は、信号中継端子712の内端子と信号中継端子722の内端子とを相互に電気的に接続している。
本実施形態の場合、無効端子713は、中継基板700内において電気的に孤立した孤立端子である。
ここで、無効端子713が中継基板700内において電気的に孤立しているとは、無効端子713が中継基板700内において電子部品と他の端子とのいずれに対しても電気的に接続されていないことを意味する。
無効端子713は、他の端子と同様に内端子及び外端子を有している。
接続部材410の伝送線411は、コネクタ210の電力ポート211の外端子とコネクタ710の電力中継端子711の外端子とを相互に電気的に接続し、伝送線412はコネクタ210の信号ポート212の外端子とコネクタ710の信号中継端子712の外端子とを相互に電気的に接続し、伝送線413はコネクタ210の信号ポート213の外端子とコネクタ710の無効端子713の外端子とを相互に電気的に接続している。
このように、本実施形態に係る遊技機10は、1つ以上の第1端子(例えば、電力ポート211、信号ポート212及び信号ポート213の3つの端子)を含む第1コネクタ(コネクタ210)が設けられた第1電子基板(主制御基板200)と、第1電子基板とは別の第2電子基板である特定基板(中継基板700)に設けられているとともに、1つ以上の第2端子(例えば、電力中継端子711、信号中継端子712及び無効端子713の3つの端子)を含む第2コネクタ(コネクタ710)と、第1コネクタと第2コネクタとにそれぞれ装着されて、第1コネクタと第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材(接続部材410)と、を備え、少なくとも1つの第2端子は、無効端子(無効端子713)である。
そして、無効端子(例えば無効端子713)は、特定基板(中継基板700)内において電気的に孤立している孤立端子である。
図5に示すように、本実施形態の場合、特定基板(中継基板700)は、孤立端子である無効端子713に対して電気的に接続された配線パターン(プリント配線パターン)を有していない。すなわち、本実施形態では、無効端子713の内端子に対して電気的に接続されたプリント配線パターンを中継基板700が有していないことにより、無効端子713は中継基板700内において電気的に孤立している。よって、孤立端子である無効端子713に不要な配線パターンが接続されていない、シンプルな構成の特定基板を実現することができる。
また、一の第2コネクタ(コネクタ710)は、第2端子として、無効端子713と、特定基板(中継基板700)内において電気素子又は他の端子に対して配線パターンを介して電気的に接続されている有効端子(例えば、電力中継端子711及び信号中継端子712)と、を含んでいる。
よって、一の第2コネクタの第2端子のうち、一部の第2端子(例えば、電力中継端子711及び信号中継端子712)は有効利用しつつ、他の第2端子は無効端子(無効端子713)として使用することができる。
このような遊技機10においては、本来であれば空き端子となる信号ポート213が、接続部材410の伝送線413によってコネクタ710の無効端子713に対して接続されており、空き端子の発生が回避された構造となっている。
本実施形態の場合、無効端子713は、実質的に電気的な機能を有さないダミー端子となっている。
ここで、無効端子713は、中継基板700内において電気的に孤立しているため、比較器205の(−)側端子に入力される電位の値が一定に維持されるので、比較器205の出力端子から出力される論理値も一定に維持される。すなわち、比較器205の出力端子から出力される論理値が変化してしまうことを回避できるので、不要な賞球の付与等が発生することがない。
このように、本実施形態によれば、簡易な構成によって、主制御基板200を共用化することができ、且つ、主制御基板200及び中継基板700における空き端子の発生を回避することが可能である。
そして、機種変更の際には、主制御基板200を変更することなく、中継基板300を中継基板700に変更することにより、旧機種の遊技機20から新機種の遊技機10への移行を行うことが可能となる。
また、第1電子基板は、制御回路(CPU201)が設けられた制御基板(主制御基板200)であるので、制御基板における空き端子の発生を回避することができる。
また、特定基板(中継基板700)は、第1電子基板(主制御基板200)とは別の第2電子基板であり、第2電子基板(中継基板700)は、第1電子基板と、第1電子基板が電気的に接続される電気的接続対象(例えばカウントスイッチ510)と、を電気的に中継する中継基板である。
よって、第1電子基板における空き端子の発生を回避させる機能を、中継基板700に持たせることができる。
なお、本実施形態では、主制御基板200の入力ポートである信号ポート213を無効端子713に対して接続する例を説明したが、主制御基板200の出力ポート(図5では図示略)を無効端子713に対して電気的に接続しても良い。この場合、出力ポートから出力される信号を無効端子713において無効化させることができる。よって、遊技機10における誤動作の発生を回避することができる。
〔第2の実施形態〕
図6は第2の実施形態に係る遊技機10の内部回路構成を示す概略説明図である。
本実施形態に係る遊技機10は、無効端子713に対して電気的に接続されたプリント配線パターンである配線パターン703を中継基板700が有している点で、第1の実施形態に係る遊技機10と相違し、その他の点では、第1の実施形態に係る遊技機10と同様に構成されている。
配線パターン703の一端は無効端子713の内端子に対して電気的に接続され、他端は中継基板700内に位置し、且つ、中継基板700内において電子部品と他の端子とのいずれに対しても電気的に接続されていない。このため、本実施形態の場合も、無効端子713は、中継基板700内において電気的に孤立している孤立端子となっている。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
〔第3の実施形態〕
図7は第3の実施形態に係る遊技機10(図8)の旧機種に位置付けられる遊技機20の内部回路構成を示す概略説明図であり、図8は第3の実施形態に係る遊技機10の内部回路構成を示す概略説明図である。
本実施形態に係る遊技機10は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る遊技機10と相違し、その他の点では、第1の実施形態に係る遊技機と同様に構成されている。
本実施形態でも、旧機種の遊技機20(図7)の一部の電子基板である主制御基板200を新機種の遊技機10(図7)においても共用する場合について説明する。
先ず、図7に示す旧機種の遊技機20の内部回路構成を説明する。
図7においては、旧機種の遊技機20の内部回路構成の一部を抜粋して示している。図7に示すように、遊技機20は、例えば、主制御基板200及び中継基板300を含む複数の電子基板を備えているとともに、動作部であるアクチュエータを備えている。このアクチュエータは、ソレノイドアクチュエータ、モータアクチュエータなどであるが、ここでは、遊技機20がアクチュエータとしてソレノイドアクチュエータ540、550を備えているものとする。
ソレノイドアクチュエータ540、550の各々は、例えば、図3に示されるアクチュエータAC1、AC2、AC3のうちの何れか1つに該当する。
ソレノイドアクチュエータ540、550は、主制御基板200から供給された電力によってコイルが励磁されることにより駆動し、当該ソレノイドアクチュエータ540、550と対応する開閉部材または特別電動役物を作動させる。
ソレノイドアクチュエータ540、550は、CPU201の制御下で駆動する。
なお、図7においては省略しているが、遊技機20は、例えば3つ以上のソレノイドアクチュエータを備えていても良い。また、遊技機20は、例えば、カウントスイッチやランプ等の動作部も備えている。
図7に示す中継基板300は、図4に示す中継基板300と同様に構成されている。
なお、図7に示す中継基板300における何れのコネクタの何れの端子も、空き端子とはなっていない。
更に、遊技機20は、ソレノイドアクチュエータ540と中継基板300とを相互に電気的に接続する伝送線641、642と、ソレノイドアクチュエータ550と中継基板300とを相互に電気的に接続する伝送線651、652と、を備えている。
伝送線641は、ソレノイドアクチュエータ540とコネクタ320の電力中継端子321の外端子とを相互に電気的に接続しており、伝送線642は、ソレノイドアクチュエータ540とコネクタ320の信号中継端子322の外端子とを相互に電気的に接続している。
同様に、伝送線651は、ソレノイドアクチュエータ550とコネクタ330の電力中継端子331の外端子とを相互に電気的に接続しており、伝送線652は、ソレノイドアクチュエータ550とコネクタ330の信号中継端子332の外端子とを相互に電気的に接続している。
図7に示す主制御基板200は、ソレノイドアクチュエータ540、550の動作制御を行うCPU201と、ソレノイドアクチュエータ540、ソレノイドアクチュエータ550に対して電力(例えば30ボルトの電力)を供給する電力供給部207と、CPU201からの制御信号に基づきソレノイドアクチュエータ540、550の駆動制御に用いられる駆動信号を出力するドライバ端子208、218と、コネクタ210と、グランド209と、抵抗素子R205、抵抗素子R206と、を備えている。なお、駆動対象がソレノイドではなくモータである場合は、ドライバ端子208、218は、モータドライブとする。
各ドライバ端子208、218は、入力端子(IN端子)、GND端子及び出力端子を備えている。
各ドライバ端子208、218のGND端子は、グランド209に対して電気的に接続されている。
CPU201からドライバ端子208のIN端子への入力ラインには抵抗素子R205が設けられ、CPU201からドライバ端子218のIN端子への入力ラインには抵抗素子R206が設けられている。
CPU201は、ドライバ端子208、218の入力端子(IN端子)に電圧印加を行うことにより、ドライバ端子208、218からソレノイドアクチュエータ540、550に対する駆動信号の出力を制御する。
ドライバ端子208、218は、CPU201の制御下で、ソレノイドアクチュエータ540、550に対して駆動信号を出力する。
主制御基板200のコネクタ210は、図4〜図6に示されるコネクタ210と同様に、電力ポート211と、信号ポート212と、信号ポート213と、を備えている。
本実施形態の場合、電力ポート211の内端子には、主制御基板200のプリント配線パターンを介して電力供給部207が接続されている。また、信号ポート212の内端子には、主制御基板200のプリント配線パターンを介してドライバ端子208の出力端子が接続されている。また、信号ポート213の内端子には、主制御基板200のプリント配線パターンを介してドライバ端子218の出力端子が接続されている。
そして、電力ポート211は、電力供給部207の電力を出力するために用いられ、信号ポート212は、ソレノイドアクチュエータ540の駆動信号を出力するために用いられ、信号ポート213は、ソレノイドアクチュエータ550の駆動信号を出力するために用いられる。
更に、遊技機20は、主制御基板200と中継基板300とを相互に電気的に接続する接続部材410を備えている。この接続部材410は、図4〜図6に示される接続部材410と同様に、伝送線411、412、413を備えている。
接続部材410の伝送線411は、電力ポート211の外端子と電力中継端子311の外端子とを相互に電気的に接続している。接続部材410の伝送線412は、信号ポート212の外端子と信号中継端子312の外端子とを相互に電気的に接続している。接続部材410の伝送線413は、信号ポート213の外端子と信号中継端子313の外端子とを相互に電気的に接続している。
なお、主制御基板200は、図7に示される以外のコネクタやプリント配線パターンを有していても良い。主制御基板200における何れのコネクタの何れの端子も、空き端子とはなっていない。
図7に示す各構成要素は以上のように接続されているため、ソレノイドアクチュエータ540に対する電力供給は、電力供給部207から、電力ポート211、伝送線411、電力中継端子311、電力中継線部301、電力中継端子321及び伝送線641を介して行われる。また、ソレノイドアクチュエータ540に対する駆動信号の供給は、ドライバ端子208から、信号ポート212、伝送線412、信号中継端子312、信号中継線部302、信号中継端子322及び伝送線642を介して行われる。
同様に、ソレノイドアクチュエータ550に対する電力供給は、電力供給部207から、電力ポート211、伝送線411、電力中継端子311、電力中継線部301、分岐電力線部304、電力中継端子331及び伝送線651を介して行われる。また、ソレノイドアクチュエータ550に対する駆動信号の供給は、ドライバ端子218から、信号ポート213、伝送線413、信号中継端子313、信号中継線部303、信号中継端子332及び伝送線652を介して行われる。
本実施形態の場合、旧機種の遊技機20は、以上のように構成されている。
ここで、例えば、新機種の遊技機が図7に示すソレノイドアクチュエータ550を有していない装置構成となる場合に、新機種においても主制御基板200を共用しようとすれば、本来であれば、主制御基板200の信号ポート213が空き端子となってしまう。
このような事情に対し、遊技機20の新機種にあたる遊技機、すなわち本実施形態に係る遊技機10が、以下に説明する構成となっていることにより、主制御基板200における空き端子の発生を回避しつつ、遊技機20の主制御基板200を遊技機10においても共用することが可能となる。
以下、本実施形態に係る遊技機10、すなわち新機種の遊技機の内部回路構成について、遊技機20の内部回路構成との相違点を中心に、図8を用いて説明する。
図8に示すように、本実施形態に係る遊技機10は、遊技機20(図7)におけるのと同様の主制御基板200と、遊技機20(図7)におけるのと同様の接続部材410と、を備えている。
遊技機10は、図7に示すソレノイドアクチュエータ540、550のうち、ソレノイドアクチュエータ540は備えているが、ソレノイドアクチュエータ550は備えていない。
また、遊技機10は、ソレノイドアクチュエータ540に付随する伝送線641、642は備えているが、ソレノイドアクチュエータ550に付随する伝送線651、652(図7)は備えていない。
更に、遊技機10は、図7に示す中継基板300を備えていない代わりに、図8に示す中継基板700を備えている。
図8に示す中継基板700は、終端部704を備えている点で、第2の実施形態に係る遊技機10(図6)の中継基板700と相違し、その他の点では、第2の実施形態に係る遊技機10(図6)の中継基板700と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図8に示すように、配線パターン703の他端に終端部704が接続されている。
本実施形態の場合、無効端子713は、特定基板(中継基板700)に設けられた終端部704に対して電気的に接続されていて電気的入力を終端させる終端端子である。終端部704は、信号又は電力等の電気的入力を終端させる電子部品であり、例えば、終端器、又は、電気的入力を実質的にキャンセルするフィルタ、などである。無効端子713に対して電気的入力が生じた場合に、当該電気的入力が配線パターン703を介して終端部704に入力されて終端される。
このため、本来はソレノイドアクチュエータ550を駆動させるための駆動信号が、ドライバ端子218から、信号ポート213、伝送線413、無効端子713及び配線パターン703を介して終端部704に入力されても、当該駆動信号が終端部704において無効化されるので、遊技機10における誤動作の発生を回避させることができる。
よって、本実施形態の場合も、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、主制御基板200の出力ポートである信号ポート213を無効端子713及び終端部704に対して電気的に接続する例を説明したが、主制御基板200の入力ポート(例えば、図6に示す信号ポート213など)が無効端子713及び終端部704に対して電気的に接続されていても良い。
また、配線パターン703には終端部704が接続されていなくても良いし、或いは、無効端子713には配線パターン703及び終端部704が接続されていなくても良い。
〔第4の実施形態〕
図9は第4の実施形態に係る遊技機10(図10)の旧機種に位置付けられる遊技機20の内部回路構成を示す概略説明図であり、図10は第4の実施形態に係る遊技機10の内部回路構成を示す概略説明図である。
本実施形態に係る遊技機10は、以下に説明する点で、上記の第3の実施形態に係る遊技機10と相違し、その他の点では、第3の実施形態に係る遊技機と同様に構成されている。
本実施形態でも、旧機種の遊技機20(図9)の一部の電子基板である主制御基板200を新機種の遊技機10(図10)においても共用する場合について説明する。
先ず、図9に示す旧機種の遊技機20の内部回路構成について、第3の実施形態における旧機種の遊技機20(図7)との相違点を中心に説明する。
図9においては、旧機種の遊技機20の内部回路構成の一部を抜粋して示している。図9に示すように、遊技機20は、例えば、主制御基板200及び中継基板300を含む複数の電子基板を備えているとともに、動作部であるアクチュエータ(ソレノイドアクチュエータ、モータアクチュエータなど)を備えている。ここでは、遊技機20がアクチュエータとしてソレノイドアクチュエータ540を備えているものとする。
図9に示す中継基板300は、コネクタ340と、コネクタ350と、電力中継線部305と、信号中継線部306と、を備えている。
ただし、図9に示す中継基板300は、図7に示す中継基板300のコネクタ310、320、330、電力中継線部301、信号中継線部302、信号中継線部303及び分岐電力線部304を備えていない。
コネクタ340は、それぞれ内端子と外端子とを有する電力中継端子341と信号中継端子342とを備えている。
コネクタ350は、それぞれ内端子と外端子とを有する電力中継端子351と信号中継端子352とを備えている。
電力中継線部305及び信号中継線部306は、それぞれプリント配線パターンである。このうち電力中継線部305は、電力中継端子341の内端子と電力中継端子351の内端子とを相互に電気的に接続しており、信号中継線部306は、信号中継端子342の内端子と信号中継端子352の内端子とを相互に電気的に接続している。
コネクタ350の電力中継端子351は、伝送線641を介してソレノイドアクチュエータ540に対して電気的に接続され、コネクタ350の信号中継端子352は、伝送線642を介してソレノイドアクチュエータ540に対して電気的に接続されている。
図9に示す主制御基板200は、図7に示す主制御基板200と同様に、CPU201、抵抗素子R205、ドライバ端子208、電力供給部207及びグランド209を備えている。
ただし、図9に示す主制御基板200は、抵抗素子R206、ドライバ端子218及びコネクタ210を備えておらず、コネクタ210の代わりにコネクタ220を備えている。
コネクタ220は、電力ポート211と同様の電力ポート221と、信号ポート212と同様の信号ポート222と、を備えている。電力ポート221の内端子には電力供給部207が電気的に接続され、信号ポート222の内端子にはドライバ端子208の出力端子が電気的に接続されている。
更に、図9に示す遊技機20は、接続部材410を備えていない代わりに、接続部材420を備えている。接続部材420は、ワイヤーハーネス又はボード・ツー・ボード・コネクタなどであり、伝送線421、422を備えている。
コネクタ220の電力ポート221の外端子は、伝送線421を介して、コネクタ340の電力中継端子341の外端子に対して電気的に接続されている。
同様に、コネクタ220の信号ポート222の外端子は、伝送線422を介して、コネクタ340の信号中継端子342の外端子に対して電気的に接続されている。
図9に示す各構成要素は以上のように接続されているため、ソレノイドアクチュエータ540に対する電力供給は、電力供給部207から、電力ポート221、伝送線421、電力中継端子341、電力中継線部305、電力中継端子351及び伝送線641を介して行われる。また、ソレノイドアクチュエータ540に対する駆動信号の供給は、ドライバ端子208から、信号ポート222、伝送線422、信号中継端子342、信号中継線部306、信号中継端子352及び伝送線642を介して行われる。
本実施形態の場合、旧機種の遊技機20は、以上のように構成されている。
ここで、例えば、新機種の遊技機10(図10)のソレノイドアクチュエータ540の動作電圧が、旧機種の遊技機20(図9)のソレノイドアクチュエータ540の動作電圧と異なる場合に、新機種においても主制御基板200を共用しようとすれば、本来であれば、主制御基板200の電力ポート221が空き端子となってしまう。
このような事情に対し、遊技機20の新機種にあたる遊技機、すなわち本実施形態に係る遊技機10が、以下に説明する構成となっていることにより、主制御基板200における空き端子の発生を回避しつつ、遊技機20の主制御基板200を遊技機10においても共用することが可能となる。
以下、本実施形態に係る遊技機10、すなわち新機種の遊技機の内部回路構成について、遊技機20の内部回路構成との相違点を中心に、図10を用いて説明する。
図10に示すように、本実施形態に係る遊技機10は、遊技機20(図9)におけるのと同様の主制御基板200と、遊技機20(図9)におけるのと同様の接続部材420と、を備えている。
更に、遊技機10は、図9に示す中継基板300を備えていない代わりに、図10に示す中継基板700を備えている。
図10に示す中継基板700は、電力供給部705と、コネクタ730と、コネクタ740と、電力供給線部708と、信号中継線部709と、を備えている。電力供給線部708、709は、中継基板700のプリント配線パターンである。
コネクタ740は、コネクタ350と同様に構成されている。すなわち、コネクタ740は、電力中継端子351と同様の電力中継端子341と、信号中継端子352と同様の信号中継端子342と、を備えている。
電力中継端子341の外端子は、伝送線641を介してソレノイドアクチュエータ540に対して電気的に接続され、信号中継端子342の外端子は、伝送線642を介してソレノイドアクチュエータ540に対して電気的に接続されている。
電力供給部705は、電力供給部207とは異なる電圧(例えば12ボルト)の電力をソレノイドアクチュエータ540に供給するためのものである。電力供給部705は、電力供給線部708を介して、電力中継端子341の内端子に対して電気的に接続されている。
コネクタ730は、無効端子731と、信号中継端子732と、を備えている。無効端子731は、無効端子713(図5)と同様に構成され、信号中継端子732は、信号中継端子712と同様に構成されている。
信号中継端子732の内端子は、信号中継線部709を介して信号中継端子742の内端子に対して電気的に接続されている。
図10に示す各構成要素は以上のように接続されているため、ソレノイドアクチュエータ540に対する電力供給は、電力供給部705から、電力供給線部708、電力中継端子741及び伝送線641を介して行われる。また、ソレノイドアクチュエータ540に対する駆動信号の供給は、ドライバ端子208から、信号ポート222、伝送線422、信号中継端子732、信号中継線部709、信号中継端子742及び伝送線642を介して行われる。
そして、電力供給部207は、コネクタ220及び伝送線421を介して無効端子731に接続されているため、主制御基板200及び中継基板700における空き端子の発生を回避しつつ、電力供給部207からの出力を無効端子731によって無効化させることができる。
よって、本実施形態の場合も、簡易な構成によって、容易に主制御基板200を共用することが可能となるとともに、各電子基板(主制御基板200及び中継基板300)における空き端子の発生を回避することが可能となる。
なお、図6における無効端子713と同様に、無効端子731には配線パターン703が接続されていても良い。また、図8における無効端子713と同様に、無効端子731には配線パターン703及び終端部704が接続されていても良い。
〔第5の実施形態〕
図11は第5の実施形態に係る遊技機10(図12)の旧機種に位置付けられる遊技機20の内部回路構成を示す概略説明図であり、図12は第5の実施形態に係る遊技機10の内部回路構成を示す概略説明図である。
本実施形態に係る遊技機10は、以下に説明する点で、上記の第3の実施形態に係る遊技機10(図8)と相違し、その他の点では、第3の実施形態に係る遊技機10と同様に構成されている。
本実施形態でも、旧機種の遊技機20(図11)の一部の電子基板である主制御基板200を新機種の遊技機10(図12)においても共用する場合について説明する。
先ず、図11に示す旧機種の遊技機20の内部回路構成について説明する。
図11に示す主制御基板200は、コネクタ210(図7)の代わりにコネクタ220(図9)を備え、且つ、コネクタ220と同様の構成のコネクタ230を更に備えている。すなわち、コネクタ230は、電力ポート221と同様の電力ポート231と、信号ポート222と同様の信号ポート232と、を備えている。
更に、図11に示す主制御基板200は、2つの電力供給部207、217を備えている。
電力供給部207は、電力ポート221の内端子に対して電気的に接続されている。ドライバ端子208の出力端子は、信号ポート222の内端子に対して電気的に接続されている。
電力供給部217は、電力供給部207とは異なる電圧の電力をソレノイドアクチュエータ550に対して供給するためのものである。
電力供給部217は、コネクタ230の電力ポート231の内端子に対して電気的に接続されている。
ドライバ端子218の出力端子は、コネクタ230の信号ポート232の内端子に対して電気的に接続されている。
図11に示す中継基板300は、コネクタ340(図9)及びコネクタ350(図9)を備えているとともに、コネクタ340及びコネクタ350とそれぞれ同様のコネクタ360及びコネクタ370を備えている。すなわち、コネクタ360は、電力中継端子341と同様の電力中継端子361と、信号中継端子342と同様の信号中継端子362と、を備えている。また、コネクタ370は、電力中継端子351と同様の電力中継端子371と、信号中継端子352と同様の信号中継端子372と、を備えている。
電力中継端子341の内端子は、電力中継線部305を介して電力中継端子351の内端子に対して電気的に接続されている。
信号中継端子342の内端子は、信号中継線部306を介して信号中継端子352の内端子に対して電気的に接続されている。
電力中継端子361の内端子は、電力中継線部307を介して電力中継端子371の内端子に対して電気的に接続されている。
信号中継端子362の内端子は、信号中継線部308を介して信号中継端子372の内端子に対して電気的に接続されている。
電力中継端子351の外端子は、伝送線641を介してソレノイドアクチュエータ540に対して電気的に接続され、信号中継端子352の外端子は、伝送線642を介してソレノイドアクチュエータ540に対して電気的に接続されている。
電力中継端子371の外端子は、伝送線651を介してソレノイドアクチュエータ550に対して電気的に接続され、信号中継端子372の外端子は、伝送線652を介してソレノイドアクチュエータ550に対して電気的に接続されている。
図11に示す遊技機20は、接続部材420と、接続部材420と同様の接続部材430と、を備えている。接続部材430は、伝送線431、432を備えている。
電力ポート221の外端子は、伝送線421を介して電力中継端子341の外端子に対して電気的に接続され、信号ポート222の外端子は、伝送線422を介して信号中継端子342の外端子に対して電気的に接続されている。
電力ポート231の外端子は、伝送線431を介して電力中継端子361の外端子に対して電気的に接続され、信号ポート232の外端子は、伝送線432を介して信号中継端子362の外端子に対して電気的に接続されている。
図11に示す各構成要素は以上のように接続されているため、ソレノイドアクチュエータ540に対する電力供給は、電力供給部207から、電力ポート221、伝送線421、電力中継端子341、電力中継線部305、電力中継端子351及び伝送線641を介して行われる。また、ソレノイドアクチュエータ540に対する駆動信号の供給は、ドライバ端子208から、信号ポート222、伝送線422、信号中継端子342、信号中継線部306、信号中継端子352及び伝送線642を介して行われる。
同様に、ソレノイドアクチュエータ550に対する電力供給は、電力供給部217から、電力ポート231、伝送線431、電力中継端子361、電力中継線部307、電力中継端子371及び伝送線651を介して行われる。また、ソレノイドアクチュエータ550に対する駆動信号の供給は、ドライバ端子218から、信号ポート232、伝送線432、信号中継端子362、信号中継線部308、信号中継端子372及び伝送線652を介して行われる。
本実施形態の場合、旧機種の遊技機20は、以上のように構成されている。
本実施形態の場合、新機種の遊技機が図11に示すソレノイドアクチュエータ550を有していない装置構成となる場合に、新機種においても主制御基板200を共用する。
以下、本実施形態に係る遊技機10、すなわち新機種の遊技機の内部回路構成について、遊技機20の内部回路構成との相違点を中心に、図12を用いて説明する。
図12に示すように、本実施形態に係る遊技機10は、遊技機20(図11)におけるのと同様に、主制御基板200、接続部材420、430、ソレノイドアクチュエータ540、伝送線641、642を備えている。
ただし、遊技機10は、ソレノイドアクチュエータ550、伝送線651、652を備えていないとともに、中継基板300の代わりに中継基板700を備えている。
図12に示す中継基板700は、コネクタ750と、コネクタ760と、コネクタ770と、電力中継線部706と、信号中継線部707と、を備えている。
コネクタ750、760は、コネクタ340、350と同様に構成されている。すなわち、コネクタ750は、電力中継端子341と同様の電力中継端子751と、信号中継端子342と同様の信号中継端子752と、を備えている。また、コネクタ760は、電力中継端子351と同様の電力中継端子761と、信号中継端子352と同様の信号中継端子762と、を備えている。
電力中継端子751の内端子は、電力中継線部706を介して電力中継端子761の内端子に対して電気的に接続され、信号中継端子752の内端子は、信号中継線部707を介して信号中継端子762の内端子に対して電気的に接続されている。
また、コネクタ770は、無効端子771及び無効端子772を備えている。各無効端子771、772は、無効端子713(図5)と同様のものであり、例えば、コネクタ770内において電気的に孤立している。
このように、本実施形態の場合、一の第2コネクタ(コネクタ770)の、すべての第2端子が、無効端子(無効端子771、772)である。よって、一の第2コネクタのすべての第2端子を、電気的入力の無効化に使用することができる。
なお、本実施形態の場合、コネクタ770は、実質的に電気的な機能を有さないダミーコネクタとなっている。
電力中継端子761の外端子は、伝送線641を介してソレノイドアクチュエータ540に対して電気的に接続され、信号中継端子762の外端子は、伝送線642を介してソレノイドアクチュエータ540に対して電気的に接続されている。
電力ポート221の外端子は、伝送線421を介して電力中継端子751の外端子に対して電気的に接続され、信号ポート222の外端子は、伝送線422を介して信号中継端子752の外端子に対して電気的に接続されている。
電力ポート231の外端子は、伝送線431を介して無効端子771の外端子に対して電気的に接続され、信号ポート232の外端子は、伝送線432を介して無効端子772の外端子に対して電気的に接続されている。
本実施形態の場合、本来であれば空き端子となる電力ポート231及び信号ポート232のうち、電力ポート231が接続部材430の伝送線431によって無効端子771に対して接続されているとともに、信号ポート232が接続部材430の伝送線432によって無効端子772に対して接続されているため、空き端子の発生が回避された構造となっている。
また、本来はソレノイドアクチュエータ550を駆動させるための駆動信号が、ドライバ端子218から無効端子772に入力されても、当該駆動信号が無効端子772において無効化されるので、遊技機10における誤動作の発生を回避させることができる。
同様に、本来はソレノイドアクチュエータ550を駆動させるための電力が、電力供給部217から無効端子771に入力されても、当該電力が無効端子771において無効化されるので、遊技機10における誤動作の発生を回避させることができる。
このように、本実施形態によれば、簡易な構成によって、主制御基板200を共用化することができ、且つ、主制御基板200及び中継基板700における空き端子の発生を回避することが可能である。
そして、機種変更の際には、主制御基板200を変更することなく、中継基板700を変更することにより、旧機種の遊技機20から新機種の遊技機10への移行を行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、主制御基板200の入力ポートである信号ポート213を無効端子713に対して接続する例を説明したが、主制御基板200の出力ポート(図5では図示略)を無効端子713に対して電気的に接続しても良い。この場合、出力ポートから出力される信号を無効端子713において無効化させることができる。よって、遊技機10における誤動作の発生を回避することができる。
なお、図6における無効端子713と同様に、無効端子771、772には配線パターン703が接続されていても良い。また、図8における無効端子713と同様に、無効端子771、772には配線パターン703及び終端部704が接続されていても良い。
〔第6の実施形態〕
図13は第6の実施形態に係る遊技機10の内部回路構成を示す概略説明図であり、図14は第6の実施形態に係る遊技機10aの内部回路構成を示す概略説明図である。
本実施形態に係る遊技機10、10aは、以下に説明する点で、上記の第5の実施形態で説明した遊技機20(図12)と相違し、その他の点では、第5の実施形態で説明した遊技機20と同様に構成されている。
本実施形態では、旧機種の遊技機(遊技機10(図13)又は遊技機10a(図14))の一部の電子基板である主制御基板200を新機種の遊技機(遊技機10a(図14)又は遊技機10(図13))においても共用する場合について説明する。
なお、本実施形態の場合、第1電子基板である主制御基板200自体が、第2コネクタであるコネクタ250、260を有する特定基板である。
先ず、図13に示す遊技機10の内部回路構成について説明する。
図13に示す遊技機10の主制御基板200は、図11に示す遊技機20の主制御基板200の構成に加えて、抵抗素子R207、ドライバ端子228、電力供給部227、コネクタ240、接続部材440、コネクタ250及びコネクタ260を備えている。
ドライバ端子228は、ドライバ端子208と同様のものであり、CPU201からドライバ端子228のIN端子への入力ラインには抵抗素子R207が設けられている。ドライバ端子228のGND端子は、グランド209に対して電気的に接続されている。
コネクタ240は、コネクタ220、230と同様のものであり、電力ポート241及び信号ポート242を備えている。
電力供給部227は、電力供給部207及び電力供給部217とは異なる電圧の電力を供給するためのものであり、コネクタ240の電力ポート241の内端子に対して電気的に接続されている。
また、ドライバ端子228の出力端子は、信号ポート242の内端子に対して電気的に接続されている。
図13に示す遊技機10は、図11に示す遊技機20の中継基板300の代わりに、中継基板700を備えている。中継基板700は、コネクタ750、電力中継線部706、信号中継線部707及びコネクタ760により構成される中継経路を3組備えている。コネクタ750、電力中継線部706、信号中継線部707及びコネクタ760は、それぞれ図12に示すものと同様である。
図13に示す遊技機10は、更に、接続部材420、430、440を備えている。接続部材420、430、440は、それぞれワイヤーハーネス又はボード・ツー・ボード・コネクタなどであり、互いに同様に構成されている。接続部材420は、伝送線421、422を備え、接続部材430は、伝送線431、432を備え、接続部材440は、伝送線441、442を備えている。
伝送線421は、電力ポート221の外端子と中継基板700の3組の中継経路のうち1組目の中継経路の電力中継端子751の外端子に対して電気的に接続されている。
伝送線422は、信号ポート222の外端子と中継基板700の1組目の中継経路の信号中継端子752の外端子に対して電気的に接続されている。
伝送線431は、電力ポート231の外端子と中継基板700の3組の中継経路のうち2組目の中継経路の電力中継端子751の外端子に対して電気的に接続されている。
伝送線432は、信号ポート232の外端子と中継基板700の2組目の中継経路の信号中継端子752の外端子に対して電気的に接続されている。
伝送線441は、電力ポート241の外端子と中継基板700の3組の中継経路のうち3組目の中継経路の電力中継端子751の外端子に対して電気的に接続されている。
伝送線442は、信号ポート242の外端子と中継基板700の2組目の中継経路の信号中継端子752の外端子に対して電気的に接続されている。
図13に示す遊技機10は、更に、伝送線641、642、651、652、661、662と、ソレノイドアクチュエータ540、550、560と、を備えている。
伝送線641は、中継基板700の1組目の中継経路の電力中継端子761の外端子とソレノイドアクチュエータ540とを相互に電気的に接続している。
伝送線642は、中継基板700の1組目の中継経路の信号中継端子762の外端子とソレノイドアクチュエータ540とを相互に電気的に接続している。
伝送線651は、中継基板700の2組目の中継経路の電力中継端子761の外端子とソレノイドアクチュエータ550とを相互に電気的に接続している。
伝送線652は、中継基板700の2組目の中継経路の信号中継端子762の外端子とソレノイドアクチュエータ550とを相互に電気的に接続している。
伝送線661は、中継基板700の3組目の中継経路の電力中継端子761の外端子とソレノイドアクチュエータ560とを相互に電気的に接続している。
伝送線662は、中継基板700の3組目の中継経路の信号中継端子762の外端子とソレノイドアクチュエータ560とを相互に電気的に接続している。
図13に示す遊技機10は、更に、コネクタ250、260と、接続部材450と、を備えている。
コネクタ250、260は、コネクタ770(図12)と同様のものであり、コネクタ250は無効端子251及び無効端子252を、コネクタ260は無効端子261及び無効端子262を、それぞれ備えている。
接続部材450は、ワイヤーハーネスで又はボード・ツー・ボード・コネクタなどであり、伝送線451、452を備えている。
伝送線451は、例えば、無効端子251の外端子と無効端子262の外端子とを相互に電気的に接続しており、伝送線452は、例えば、無効端子252の外端子と無効端子261の外端子とを相互に電気的に接続している。
このように、図13に示す遊技機10は、空き端子を有していない。
次に、図14に示す遊技機10aを説明する。
図14に示す遊技機10aは、図13に示すのと同様の主制御基板200を備えている。
遊技機10aは、図13に示す遊技機10と比べてソレノイドアクチュエータの数が2つ少なく、ソレノイドアクチュエータ540、550を有していない。
更に、遊技機10aは、接続部材450の代わりに、2つの接続部材460、470を有している。接続部材460、470は、それぞれ接続部材450と同様に構成されており、接続部材460は伝送線461、462を、接続部材470は伝送線471、472を、それぞれ備えている。
なお、遊技機10aは、遊技機20と同様に接続部材440、伝送線661、662を備えている。ただし、遊技機10aは、接続部材420及び接続部材430を備えていない。
また、遊技機10aの中継基板700の構成は、図13に示す中継基板700とは相違する。遊技機10aの中継基板700は、コネクタ750、電力中継線部706、信号中継線部707及びコネクタ760により構成される中継経路を1組備えている。
遊技機10aにおいては、信号ポート232が伝送線471を介して無効端子251に対して電気的に接続され、電力ポート231が伝送線472を介して無効端子252に対して電気的に接続されている。
同様に、信号ポート222が伝送線461を介して無効端子261に対して電気的に接続され、電力ポート221が伝送線462を介して無効端子262に対して電気的に接続されている。
このように、図14に示す遊技機10aも、空き端子を有していない。
ここで、本来はソレノイドアクチュエータ550を駆動させるための駆動信号が、ドライバ端子218から無効端子251に入力されても、当該駆動信号が無効端子251において無効化される。
同様に、本来はソレノイドアクチュエータ550を駆動させるための電力が、電力供給部217から無効端子252に入力されても、当該電力が無効端子252において無効化される。
また、本来はソレノイドアクチュエータ540を駆動させるための駆動信号が、ドライバ端子208から無効端子261に入力されても、当該駆動信号が無効端子261において無効化される。
同様に、本来はソレノイドアクチュエータ540を駆動させるための電力が、電力供給部207から無効端子262に入力されても、当該電力が無効端子262において無効化される。
よって、遊技機10と遊技機10aとで主制御基板200を共用しつつも、遊技機10aにおける空き端子の発生、並びに、遊技機10aにおける誤動作の発生を回避することができる。
〔第7の実施形態〕
図15は第7の実施形態に係る遊技機10(図16)の旧機種に位置付けられる遊技機20の内部回路構成を示す概略説明図であり、図16は第7の実施形態に係る遊技機10の内部回路構成を示す概略説明図である。
本実施形態に係る遊技機10は、以下に説明する点で、上記の第6の実施形態に係る遊技機10(図14)と相違し、その他の点では、第6の実施形態に係る遊技機10と同様に構成されている。
本実施形態でも、旧機種の遊技機20(図15)の一部の電子基板である主制御基板200を新機種の遊技機10(図16)においても共用する場合について説明する。
先ず、図15に示す旧機種の遊技機20の内部回路構成について説明する。
図15に示す遊技機20は、主制御基板200がコネクタ250、260を有していない点と、接続部材450を備えていない点で、図13に示す遊技機10と相違し、その他の点では図13に示す遊技機10と同様に構成されている。図15に示す遊技機20の中継基板300は、図13に示す遊技機10の中継基板700と同様に構成されている。
次に、本実施形態に係る遊技機10(図16)の内部回路構成について説明する。
図16に示すように、本実施形態に係る遊技機10の主制御基板200は、図15に示す遊技機10の主制御基板200と同様である。更に、本実施形態に係る遊技機10は、図15に示す中継基板300の代わりに、図14に示す中継基板700と同様の中継基板700を備えている。
更に、本実施形態に係る遊技機10は、図15に示す遊技機20と同様に、接続部材440、伝送線661及び662を備えている。
更に、本実施形態に係る遊技機10は、配線集約基板800と、接続部材480と、接続部材490と、を備えている。
配線集約基板800は、コネクタ810とコネクタ820とを備えている。コネクタ810、820の各々は、コネクタ770(図12)と同様のものであり、コネクタ810は無効端子811及び無効端子812を備え、コネクタ820は無効端子821及び無効端子822を備えている。
接続部材480、490の各々は、接続部材440と同様のものであり、接続部材480は伝送線481、482を、接続部材490は伝送線491、492を、それぞれ備えている。
伝送線481は電力ポート221の外端子と無効端子811の外端子とを相互に電気的に接続し、伝送線482は信号ポート222の外端子と無効端子812の外端子とを相互に電気的に接続している。
伝送線491は信号ポート232の外端子と無効端子821の外端子とを相互に電気的に接続し、伝送線492は電力ポート231の外端子と無効端子822の外端子とを相互に電気的に接続している。
これにより、遊技機10は、空き端子の発生が回避された構成となっている。
本実施形態によれば、機種変更の際には、主制御基板200を変更することなく、中継基板300の代わりに中継基板700及び配線集約基板800を用いることにより、旧機種の遊技機20から新機種の遊技機10への移行を行うことが可能となる。
ここで、本実施形態の場合、配線集約基板800が特定基板(第2電子基板)である。そして、第2電子基板(配線集約基板800)が有するすべてのコネクタ(コネクタ810、820)のすべての端子(無効端子811、812、821、822)が、無効端子である。
このため、配線集約基板800を適宜に設計することにより、他の電子基板(主制御基板200、中継基板700)における空き端子の発生を回避させることができる。配線集約基板800は、例えば、図16に示されるように、電気的入力の無効化に専用の電子基板とすることができる。
なお、本実施形態では、主制御基板200の入力ポートである信号ポート213を無効端子713に対して接続する例を説明したが、主制御基板200の出力ポート(図5では図示略)を無効端子713に対して電気的に接続しても良い。この場合、出力ポートから出力される信号を無効端子713において無効化させることができる。よって、遊技機10における誤動作の発生を回避することができる。
〔第8の実施形態〕
図17は第8の実施形態に係る遊技機10(図18)の旧機種に位置付けられる遊技機20の内部回路構成を示す概略説明図であり、図18は第8の実施形態に係る遊技機10の内部回路構成を示す概略説明図である。
本実施形態に係る遊技機10は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る遊技機10(図5)と相違し、その他の点では、第1の実施形態に係る遊技機10と同様に構成されている。
本実施形態でも、旧機種の遊技機20(図17)の一部の電子基板である主制御基板200を新機種の遊技機10(図18)においても共用する場合について説明する。
先ず、図17に示す旧機種の遊技機20について説明する。
図17に示す主制御基板200は、図4に示す主制御基板200の構成に加えて、図11に示す主制御基板200の構成を備えている。
また、図17に示す中継基板300は、図4に示す中継基板300の構成に加えて、図11に示す中継基板300の構成を備えている。
更に、図17に示す遊技機20は、主制御基板200と中継基板300とを電気的に中継する中継基板1300を備えている。
中継基板1300は、コネクタ1310、1320、1330、1340、1350、1360を備えている。
コネクタ1310、1320は、それぞれコネクタ310(図4)と同様に構成されており、コネクタ1310は電力中継端子1311、信号中継端子312、313を、コネクタ1320は電力中継端子1321、信号中継端子322、323を、それぞれ備えている。
コネクタ1330、1340、1350、1360は、それぞれコネクタ330(図4)と同様に構成されており、コネクタ1330は電力中継端子1331及び信号中継端子1332を、コネクタ1340は電力中継端子1341及び信号中継端子1342を、コネクタ1350は電力中継端子1351及び信号中継端子1352を、コネクタ1360は電力中継端子1361及び信号中継端子1362を、それぞれ備えている。
電力中継端子1311の内端子と電力中継端子1321の内端子とは中継基板1300上のプリント配線パターンを介して相互に電気的に接続され、信号中継端子1312の内端子と信号中継端子1322の内端子とは中継基板1300上のプリント配線パターンを介して相互に電気的に接続され、信号中継端子1313の内端子と信号中継端子1323の内端子とは中継基板1300上のプリント配線パターンを介して相互に電気的に接続されている。
電力中継端子1331の内端子と電力中継端子1341の内端子とは中継基板1300上のプリント配線パターンを介して相互に電気的に接続され、信号中継端子1332の内端子と信号中継端子1342の内端子とは中継基板1300上のプリント配線パターンを介して相互に電気的に接続されている。
電力中継端子1351の内端子と電力中継端子1361の内端子とは中継基板1300上のプリント配線パターンを介して相互に電気的に接続され、信号中継端子1352の内端子と信号中継端子1362の内端子とは中継基板1300上のプリント配線パターンを介して相互に電気的に接続されている。
図17に示す遊技機20は、更に、接続部材1410、1420、1430、1440、1450、1460を備えている。
接続部材1410、1420は、それぞれ接続部材410(図4)と同様に構成されており、接続部材1410は伝送線1411、1412、1413を、接続部材1420は伝送線1421、1422、1423を、それぞれ備えている。
接続部材1430、1440、1450、1460は、それぞれ接続部材420(図11)と同様に構成されており、接続部材1430は伝送線1431、1432を、接続部材1440は伝送線1441、1442を、接続部材1450は伝送線1451、1452を、接続部材1460は伝送線1461、1462を、それぞれ備えている。
そして、接続部材1410によりコネクタ210とコネクタ1310とが相互に電気的に接続され、接続部材1420によりコネクタ1320とコネクタ310とが相互に電気的に接続され、接続部材1430によりコネクタ220とコネクタ1330とが相互に電気的に接続され、接続部材1440によりコネクタ1340とコネクタ340とが相互に電気的に接続され、接続部材1450によりコネクタ230とコネクタ1350とが相互に電気的に接続され、接続部材1460によりコネクタ1360とコネクタ360とが相互に電気的に接続されている。
また、図17に示す遊技機20は、図4に示す遊技機20と同様に、カウントスイッチ510、520と、伝送線611、612と、を備えている。
更に、図17に示す遊技機20は、図11に示す遊技機20と同様に、ソレノイドアクチュエータ540、550と、伝送線641、642、651、652と、を備えている。
次に、図18に示す遊技機10について説明する。
図18に示す遊技機10は、図17に示す主制御基板200と同様の主制御基板200と、中継基板1700と、中継基板700と、を備えている。
中継基板1700は、コネクタ1350と、コネクタ1360と、コネクタ1350の各端子1351、1352とコネクタ1360の各端子1361、1362とをそれぞれ接続するプリント配線パターンと、を備えていない代わりに、コネクタ1370を備えている点で、図17に示す中継基板1300と相違し、その他の点では、図17に示す中継基板1300と同様に構成されている。
コネクタ1370は、コネクタ770(図12)と同様に構成されており、無効端子1371及び無効端子1372を備えている。
本実施形態の場合、主制御基板200と中継基板700とを電気的に中継する中継基板1700が、特定基板となっている。
中継基板700は、コネクタ360及びコネクタ370を備えていない点で、図17に示す中継基板300と相違し、その他の点では図17に示す中継基板300と同様に構成されている。
更に、遊技機10は、図17に示す遊技機20と同様に、カウントスイッチ510、520、伝送線611、612、621、622、ソレノイドアクチュエータ540、550、伝送線641、642、651、652を備えている。
更に、遊技機10は、接続部材1460、伝送線651、652を備えていない。
図18に示す遊技機10は、図17に示す遊技機20と比べて、ソレノイドアクチュエータの数が1つ少なく、具体的には、ソレノイドアクチュエータ560を有していない。
この場合に、コネクタ230の電力ポート231及び信号ポート232が、それぞれ中継基板1700のコネクタ1370の無効端子1371、1372に対して接続されている。よって、主制御基板200、中継基板1700、中継基板700における空き端子の発生を回避しつつ、遊技機20と遊技機10とで主制御基板200を共用することができる。
なお、上記の第3の実施形態では、本来は空き端子となる信号ポート213を無効端子(無効端子713)に接続し、無効端子に対する電気的入力を、特定基板(中継基板700)に設けられた終端部704にて終端させる例を説明した。
これに対し、以下の変形例1から3では、本来は空き端子となる端子(例えば信号ポート213)を現用の動作部(スイッチやソレノイドなど)に対して電気的に接続することによって終端させる例について説明する。
<変形例1>
図19は変形例1に係る遊技機10の内部回路構成を示す概略説明図である。
本変形例に係る遊技機10は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る遊技機10(図5)と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る遊技機10と同様に構成されている。
本変形例に係る遊技機10の中継基板700は、電力中継線部701上の分岐点791と無効端子713の内端子とを相互に電気的に接続する分岐電力線部792を備えている。
ここで、無効端子713は、分岐電力線部792、電力中継線部701、電力中継端子721及び伝送線611を介してカウントスイッチ510に対して電気的に接続されている。
換言すれば、無効端子713は、主制御基板200及び中継基板700とは異なる部位に設けられた電子部品であるカウントスイッチ510に接続されて終端している。
本変形例に係る遊技機10によっても、空き端子の発生を回避しつつ、図4に示す遊技機20の主制御基板200を共用することができる。
ここで、分岐電力線部792には、抵抗素子R701が設けられている。
また、主制御基板200の信号ポート212は、カウントスイッチ510から出力された検出信号(制御信号)が入力される入力ポートである。
そして、主制御基板200において、この入力ポート(信号ポート212)が受信した制御信号(検出信号)を取得する部位を制御信号取得部200Aと称する。
また、分岐電力線部792において、抵抗素子R701と無効端子713との間の部分を分岐電力線部793と称する。
抵抗素子R701の抵抗値は、分岐電力線部793における電位が制御信号取得部200Aにおける基準電位(比較器205の(+)側端子に印加される定電位)よりも低くなるような値に設定されている。
これにより、比較器205の(−)側端子に印加される電位を基準電位よりも低い電位に維持させることができるため、比較器205から出力される論理値を固定することができる。
なお、本変形例1に係る遊技機10は、1つ以上の第1端子(例えば電力ポート211、信号ポート212、213)を含む第1コネクタ(コネクタ210)が設けられた第1電子基板(主制御基板200)と、1つ以上の第2端子(例えば電力中継端子711、信号中継端子712、無効端子713)を含む第2コネクタ(コネクタ710)と、1つ以上の第3端子(例えば電力中継端子721、信号中継端子722)を含む第3コネクタ(コネクタ720)と、が設けられているとともに、一の第2端子(例えば電力中継端子711)と一の第3端子(例えば電力中継端子721)とを相互に電気的に接続している第1配線パターン(電力中継線部701)と、他の第2端子(例えば無効端子713)と第1配線パターンとを相互に電気的に接続している第2配線パターン(分岐電力線部792(分岐電力線部793))と、を有する第2電子基板(中継基板700)と、第1コネクタと第2コネクタとにそれぞれ装着されて、第1コネクタと第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材410と、第1電子基板(主制御基板200)および第2電子基板(中継基板700)の外部に設けられ、第3コネクタに電気的に接続された動作部(例えばカウントスイッチ510)と、を備えている。
また、第1配線パターン(電力中継線部701)は、一の第2端子(例えば電力中継端子711)と一の第3端子(例えば電力中継端子721)との間で電力を伝送する電力中継線を構成している。
<変形例2>
図20は変形例2に係る遊技機10の内部回路構成を示す概略説明図である。
本変形例に係る遊技機10は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る遊技機10(図5)と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る遊技機10と同様に構成されている。
本変形例に係る遊技機10の中継基板700は、信号中継線部702上の分岐点795と無効端子713の内端子とを相互に電気的に接続する分岐信号中継線部796を備えている。
ここで、無効端子713は、分岐信号中継線部796、信号中継線部702、信号中継端子722及び伝送線612を介してカウントスイッチ510に対して電気的に接続されている。
換言すれば、無効端子713は、主制御基板200及び中継基板700とは異なる部位に設けられた電子部品であるカウントスイッチ510に接続されて終端している。
本変形例に係る遊技機10によっても、空き端子の発生を回避しつつ、図4に示す遊技機20の主制御基板200を共用することができる。
なお、本変形例2に係る遊技機10は、1つ以上の第1端子(例えば電力ポート211、信号ポート212、213)を含む第1コネクタ(コネクタ210)が設けられた第1電子基板(主制御基板200)と、1つ以上の第2端子(例えば電力中継端子711、信号中継端子712、無効端子713)を含む第2コネクタ(コネクタ710)と、1つ以上の第3端子(例えば電力中継端子721、信号中継端子722)を含む第3コネクタ(コネクタ720)と、が設けられているとともに、一の第2端子(例えば信号中継端子712)と一の第3端子(例えば信号中継端子722)とを相互に電気的に接続している第1配線パターン(信号中継線部702)と、他の第2端子(例えば無効端子713)と第1配線パターンとを相互に電気的に接続している第2配線パターン(分岐信号中継線部796)と、を有する第2電子基板(中継基板700)と、第1コネクタと第2コネクタとにそれぞれ装着されて、第1コネクタと第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材410と、第1電子基板(主制御基板200)および第2電子基板(中継基板700)の外部に設けられ、第3コネクタに電気的に接続された動作部(例えばカウントスイッチ510)と、を備えている。
また、第1配線パターン(信号中継線部702)は、一の第2端子(例えば信号中継端子712)と一の第3端子(例えば信号中継端子722)との間で電力を伝送する電力中継線を構成している。
<変形例3>
本変形例に係る遊技機は、以下に説明する点で、上記の第3の実施形態に係る遊技機10(図8)と相違し、その他の点では、上記の第3の実施形態に係る遊技機10と同様に構成されている。
本変形例の場合、中継基板700が終端部704(図8)を備えていない。その代わりに、配線パターン703が電力中継線部701に対して電気的に接続されている。これにより、無効端子713を、主制御基板200及び中継基板700とは異なる部位に設けられた電子部品であるソレノイドアクチュエータ540に接続して終端させることができる。
本変形例に係る遊技機によっても、空き端子の発生を回避しつつ、図7に示す遊技機20の主制御基板200を共用することができる。
なお、本変形例に係る遊技機10は、1つ以上の第1端子(例えば電力ポート211、信号ポート212、213)を含む第1コネクタ(コネクタ210)が設けられた第1電子基板(主制御基板200)と、1つ以上の第2端子(例えば電力中継端子711、信号中継端子712、無効端子713)を含む第2コネクタ(コネクタ710)と、1つ以上の第3端子(例えば電力中継端子721、信号中継端子722)を含む第3コネクタ(コネクタ720)と、が設けられているとともに、一の第2端子(例えば電力中継端子711)と一の第3端子(電力中継端子721)とを相互に電気的に接続している第1配線パターン(電力中継線部701)と、他の第2端子(例えば無効端子713)と第1配線パターンとを相互に電気的に接続している第2配線パターン(配線パターン703)と、を有する第2電子基板(中継基板700)と、第1コネクタと第2コネクタとにそれぞれ装着されて、第1コネクタと第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材410と、第1電子基板(主制御基板200)および第2電子基板(中継基板700)の外部に設けられ、第3コネクタに電気的に接続された動作部(例えばソレノイドアクチュエータ540)と、を備えている。
また、第1配線パターン(電力中継線部701)は、一の第2端子(例えば電力中継端子711)と一の第3端子(例えば電力中継端子721)との間で電力を伝送する電力中継線を構成している。
なお、上記の各実施形態及び変形例では、第1電子基板が主制御基板200である例を説明したが、第1電子基板はその他の電子基板であっても良く、例えば、第1電子基板が制御回路を有していなくても良い。
上記の実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)1つ以上の第1端子を含む第1コネクタが設けられた第1電子基板と、前記第1電子基板とは別の第2電子基板又は前記第1電子基板である特定基板に設けられているとともに、1つ以上の第2端子を含む第2コネクタと、前記第1コネクタと前記第2コネクタとにそれぞれ装着されて、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材と、を備え、少なくとも1つの前記第2端子は、無効端子であり、前記無効端子は、前記特定基板内において電気的に孤立している孤立端子であるか、又は、前記特定基板に設けられた終端部に対して電気的に接続されていて電気的入力を終端させる終端端子である遊技機。
(2)前記第1電子基板は、制御回路が設けられた制御基板である(1)に記載の遊技機。
(3)前記特定基板は、前記第2電子基板であり、前記第2電子基板は、前記第1電子基板と、前記第1電子基板が電気的に接続される電気的接続対象と、を電気的に中継する中継基板である(1)又は(2)に記載の遊技機。
(4)前記特定基板は、前記孤立端子である前記無効端子に対して電気的に接続された配線パターンを有していない(1)から(3)のいずれか一項に記載の遊技機。
(5)一の前記第2コネクタは、前記第2端子として、前記無効端子と、前記特定基板内において電気素子又は他の端子に対して配線パターンを介して電気的に接続されている有効端子と、を含む(1)から(4)のいずれか一項に記載の遊技機。
(6)一の前記第2コネクタの、すべての前記第2端子が、前記無効端子である(1)から(4)のいずれか一項に記載の遊技機。
(7)前記特定基板は、前記第2電子基板であり、前記第2電子基板が有するすべてのコネクタのすべての端子が、前記無効端子である(1)から(4)のいずれか一項に記載の遊技機。
(8)1つ以上の端子を含むコネクタと、前記コネクタが設けられた電子基板と、を備える遊技機用の電子基板ユニットであって、少なくとも1つの前記端子は、無効端子であり、前記無効端子は、前記電子基板内において電気的に孤立している孤立端子であるか、又は、前記電子基板に設けられた終端部に対して電気的に接続されていて電気的入力を終端させる終端端子である、遊技機用の電子基板ユニット。
(9)1つ以上の第1端子を含む第1コネクタが設けられた第1電子基板と、1つ以上の第2端子を含む第2コネクタと、1つ以上の第3端子を含む第3コネクタと、が設けられているとともに、一の前記第2端子と一の前記第3端子とを相互に電気的に接続している第1配線パターンと、他の前記第2端子と前記第1配線パターンとを相互に電気的に接続している第2配線パターンと、を有する第2電子基板と、前記第1コネクタと前記第2コネクタとにそれぞれ装着されて、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材と、前記第1電子基板および前記第2電子基板の外部に設けられ、前記第3コネクタに電気的に接続された動作部と、を備える遊技機。
(10)前記第1配線パターンは、前記一の前記第2端子と前記一の前記第3端子との間で電力を伝送する電力中継線を構成している(9)に記載の遊技機。
(11)前記第1配線パターンは、前記一の前記第2端子と前記一の前記第3端子との間で信号を伝送する信号中継線を構成している(9)に記載の遊技機。
10、10a、20 遊技機
12 前枠
15 外枠
21 ヒンジ機構
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
34 左右側枠部
35 照明装置
36 左右側枠部
37 ボタン
38 演出アクチュエータ
39 球抜き機構
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
56 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 作動ゲート
65 特別電動役物
66 特別電動役物
67 普通入賞口
67a 普通入賞口
67b 普通入賞口
67c 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
90 図柄表示装置
91 特別図柄表示装置
91a 第1特別図柄表示装置
91b 第2特別図柄表示装置
92 普通図柄表示装置
200 主制御基板
200A 制御信号取得部
201 CPU
202、203 207、217、227、705 電力供給部
204、205 比較器
206、209 グランド
208、218、228 ドライバ端子
210、220、230、240、250、260、310、320、330、340、350、360、370、710、720、730、750、760、770、780、810、820、1310、1320、1330、1340、1350、1360、1370 コネクタ
211、221、231、241、 電力ポート
212、213、222、232、242 信号ポート
251、252、261、262、713、731、771、772、783、811、812、821、822 無効端子
300、700、1300、1700 中継基板
301、305、307、701、706、 電力中継線部
311、321、331、341、351、361、371、711、721、751、761、781、1311、1321、1341、1351、1361 電力中継端子
302、303、306、308、702、707、709 信号中継線部
304 分岐電力線部
312、313、322、332,342、352、362、371、372、712、722、732、752、762、782、1312、1313、1322、1323、1332、1342、1352、1362 信号中継端子
410、420、430、440、450、460、470、480、490、1410、1420、1430、1440、1450、1460 接続部材
411、412,413、421、422、431、432、441、442、451、452、461、462、471、472、481、482、611、612、621、622、641、642、651、652、1411、1412、1413、1421、1422、1423、1431、1432、1441、1442、1451、1452、1451、1452、1461、1462 伝送線
501 開口部
502 検出信号出力部
510、520 カウントスイッチ
540、550、560 ソレノイドアクチュエータ
703 配線パターン
704 終端部
708 電力供給線部
791、795 分岐点
792、793 分岐電力線部
795 分岐点
796 分岐信号中継線部
800 集約基板
1000 主制御部
1010 演出制御部
1110 変動パターン決定部
1115 情報伝送部
1111 第1特図抽選値取得部
1112 第2特図抽選値取得部
1113 普図抽選値取得部
1120 特図保留制御部
1130 特図抽選制御部
1131 大当り抽選部
1171 当り抽選部
1132 特図選択部
1133 大当り遊技制御部
1173 当り遊技制御部
1140 遊技状態制御部
1141 当選確率制御部
1142 変短制御部
1150 図柄表示制御部
1151 第1特図表示制御部
1152 第2特図表示制御部
1153 普図表示制御部
1160 普図保留制御部
1170 普図抽選制御部
1172 普図選択部
1180 普通電役制御部
1190 特別電役制御部
SW0、SW4、SW5 カウントスイッチ
SW1 第1始動口スイッチ
SW2 第2始動口スイッチ
SW3 普通図柄変動スイッチ
AC1、AC2、AC3 アクチュエータ
R201、R202、R203、R204、R205、R206、R207、R701 抵抗素子
本発明によれば、1つ以上の第1端子を含む第1コネクタが設けられた第1電子基板と、前記第1電子基板とは別の第2電子基板に設けられているとともに、1つ以上の第2端子を含む第2コネクタと、前記第1コネクタと前記第2コネクタとにそれぞれ装着されて、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材と、前記第1電子基板および前記第2電子基板の外部に設けられており、前記第1電子基板に電気的に接続されている動作部と、を備え、少なくとも1つの前記第2端子は、無効端子であり、前記無効端子は、前記第2電子基板内において電気的に孤立している孤立端子であるか、又は、前記第2電子基板に設けられた終端部に対して電気的に接続されていて電気的入力を終端させる終端端子であり、前記第2電子基板は前記動作部に対して電気的に接続されたコネクタを有さないとともに、前記第2電子基板が有するすべてのコネクタのすべての端子が前記無効端子である遊技機が提供される。
また、本発明によれば、1つ以上の第1端子を含む第1コネクタと、1つ以上の第2端子を含む第2コネクタと、が設けられた第1電子基板と、前記第1コネクタと前記第2コネクタとにそれぞれ装着されて、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材と、を備え、少なくとも1つの前記第2端子は、無効端子であり、前記無効端子は、前記第1電子基板内において電気的に孤立している孤立端子であるか、又は、前記第1電子基板に設けられた終端部に対して電気的に接続されていて電気的入力を終端させる終端端子である遊技機が提供される。

Claims (8)

  1. 1つ以上の第1端子を含む第1コネクタが設けられた第1電子基板と、
    前記第1電子基板とは別の第2電子基板又は前記第1電子基板である特定基板に設けられているとともに、1つ以上の第2端子を含む第2コネクタと、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとにそれぞれ装着されて、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを相互に電気的に接続する接続部材と、
    を備え、
    少なくとも1つの前記第2端子は、無効端子であり、
    前記無効端子は、前記特定基板内において電気的に孤立している孤立端子であるか、又は、前記特定基板に設けられた終端部に対して電気的に接続されていて電気的入力を終端させる終端端子である遊技機。
  2. 前記第1電子基板は、制御回路が設けられた制御基板である請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特定基板は、前記第2電子基板であり、
    前記第2電子基板は、前記第1電子基板と、前記第1電子基板が電気的に接続される電気的接続対象と、を電気的に中継する中継基板である請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記特定基板は、前記孤立端子である前記無効端子に対して電気的に接続された配線パターンを有していない請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 一の前記第2コネクタは、前記第2端子として、
    前記無効端子と、
    前記特定基板内において電気素子又は他の端子に対して配線パターンを介して電気的に接続されている有効端子と、
    を含む請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技機。
  6. 一の前記第2コネクタの、すべての前記第2端子が、前記無効端子である請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技機。
  7. 前記特定基板は、前記第2電子基板であり、
    前記第2電子基板が有するすべてのコネクタのすべての端子が、前記無効端子である請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技機。
  8. 1つ以上の端子を含むコネクタと、前記コネクタが設けられた電子基板と、を備える遊技機用の電子基板ユニットであって、
    少なくとも1つの前記端子は、無効端子であり、
    前記無効端子は、前記電子基板内において電気的に孤立している孤立端子であるか、又は、前記電子基板に設けられた終端部に対して電気的に接続されていて電気的入力を終端させる終端端子である、遊技機用の電子基板ユニット。
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