JP6423695B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
いわゆるパチンコ機またはスロットマシンに代表される遊技機には、遊技の制御に用いる、例えば、カウントスイッチや、大入賞口の開閉部材の駆動を行うソレノイドなどの動作部と、この動作部に対する電力供給や制御信号の送受信を行う主制御基板と、主制御基板と動作部との間で制御信号などの電気信号の中継伝送を行う中継端子板が具備されている。
一般に、パチンコ機またはスロットマシンなどの遊技機では、機種変更等に伴って被制御機器や動作部の数や構造の変更等が頻繁に行われる。
また、主制御基板や中継端子板などの基板上に空き端子が存在すると、その空き端子を介して信号を不正に入力されるといったことができてしまうため問題となる。
例えば、遊技機の被制御基板や動作部などの使用数や構造変更があった場合には、これに伴い、電力端子や制御信号の入出力端子の数が変更される。更には、基板上の空き端子ができないように、遊技機機種毎に各基板の変更や設計が行われる。
このため、遊技機各機種ごとに主制御基板や中継端子板を製造、交換する必要が頻繁に生じ、遊技機の製造コストは高くなってしまうといった不都合がある。
これに対する関連技術として、特許文献1の遊技機では、未使用の入出力部(空き端子)がある場合に、この空き端子に対する入力信号に対する処理を行うことによって不正な制御が行われることを抑制する遊技機が開示されている。
特開平6−261978号公報
しかしながら、特許文献1の遊技機では、未使用の入出力端子がある場合に、この入出力端子に入力された信号の働きを無効化する必要があり、基板や端子毎に様々な不正信号の入力に対して処理を行うために膨大なコストがかかってしまうという不都合がある。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、制御基板における空き端子の発生が抑止された遊技機を提供するものである。
本発明によれば、動作部と、電力供給部が設けられた制御基板と、前記動作部と前記制御基板との間で制御信号が伝送される制御信号中継線と、前記電力供給部と前記動作部とを接続することによって前記動作部に定電位を与える電力中継線と、前記制御信号の出力または入力用に前記制御基板に設けられた複数の制御信号ポートと、を備えた遊技機であって、前記制御信号中継線に接続されていない前記制御信号ポートに対して、前記電力中継線から分岐している分岐電力線が接続されており、当該制御信号ポートに接続されている前記分岐電力線に抵抗器である抵抗素子が設けられていることを特徴とする遊技機が提供される。
本発明によれば、制御基板における空き端子の発生が有効に抑止された遊技機が提供され、且つ制御基板が論理回路を備える場合にその論理回路が論理固定され、制御基板内の電位環境を安定化するため、不測の信号が発生しない。
実施形態1の遊技機の主要な内部構成を示す概略説明図である。 遊技機の正面図である。 遊技機内に配設される遊技盤を示す図である。 遊技機の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。 実施形態2の遊技機の主要な内部構成を示す概略説明図である。 実施形態3の遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 実施形態4の遊技機の内部回路構成を示す概略説明図である。 実施形態5の遊技機の主要な内部構成を示す概略説明図である。 従来機の主要な内部構成を示す概略説明図である。 従来機の主要な内部構成を示す概略説明図である。
以下、本発明の実施形態1について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
実施形態1の遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であり、多数の遊技釘(図示せず)が立設された遊技盤50の前面領域(以下、遊技領域50aと称す)に遊技球を発射し、遊技球が特定の入賞口(例えば、大入賞口等)に入球すると賞球が得られる遊技を行うものである(図4参照)。
なお、下記実施形態では、本発明を遊技媒体としてパチンコ球(遊技球)を使用し、遊技の状況に応じて各種の遊技の演出を行うパチンコ遊技機に適用した場合について説明するが、例えば、遊技媒体としてメダルを使用した回胴式遊技機(いわゆる、スロットマシン)に適用してもよい。
[遊技機10の概要について]
図1は、実施形態1である遊技機10の主要な内部構成を示す概略説明図である。
遊技機10は、図1に示すように、動作部400との間で制御信号が伝送される制御信号中継線253に接続された制御基板100と、定電位に接続された一または複数の電力中継線251と、前記制御信号の出力または入力用に制御基板100に設けられた一または複数の制御信号ポート104、106と、を備え、電力中継線251が分岐して制御信号ポート106に対して接続されている。
ここで、動作部400としては、遊技の制御に用いられる動作部、遊技機の状態を示す動作部、遊技の演出に用いられる動作部が含まれる。
「遊技の制御に用いられる動作部」とは、遊技機10がパチンコ遊技機である場合、遊技球が特定の入賞口に入球することを契機として開始され、後述する各種の機能部により決定された結果の出力が行われるまでの一連の遊技処理に用いられる動作部(遊技の制御に用いる動作部)が含まれる。具体的には、一連の遊技の契機となる、始動口などの入賞口への入球を検知するカウントスイッチや、上記決定された遊技の結果の出力を行う、普通電動役物、特別電動役物として付設された開閉部材や遊技の結果と連動して動作する部材の動作を駆動するアクチュエータ(ソレノイドアクチュエータやモータアクチュエータ)などが含まれる。
また、「遊技機の状態を示す動作部」としては、遊技機10に設置された不正な部品、磁石を用いて遊技球を誘導する不正行為などを検知する磁気センサや、扉の開放を検知するセンサなどが含まれる。
また、「遊技の演出に用いられる動作部」としては、遊技機10における遊技の演出に用いられる出力手段(以下「出力手段」という)が含まれる。この出力手段としては、例えば、演出表示装置、スピーカ、装飾ランプ(LED)等が挙げられる。また、その他の出力手段としては、演出表示装置、スピーカ、LEDなどの装飾ランプが設けられた基板(被制御基板)や、演出用の可動式役物を駆動する演出用アクチュエータなども含まれる。
ここで、「遊技の演出」とは、遊技のために実行される一連の処理と連動して、またはこれらの処理を契機として実行され、遊技者が感得可能に出力される演出をいう。
また、遊技機10が回胴式遊技機(いわゆる、スロットマシン)である場合には、メダルがベットされるなどの始動条件が成立している場合に始動操作の通知を受け、この通知に起因して内部抽選を行い、リールの停止操作を受けてリールの停止パターンを判別し、入賞に対応した特典を付与してメダル処理を行うまでの一連の遊技処理に用いられる動作部(動作部400に対応)が含まれる。
ここで、制御信号とは、遊技機10の動作部400から制御基板100に送られる検知信号や、制御基板100から動作部400に送られる動作命令などの各種信号を含む。
より具体的には、動作部400から制御基板100に送られる、遊技機10における遊技球の動作を検出したこと示す検知信号、磁気センサにより検知されたエラーを示す検知信号、制御基板100から動作部400に対して送られる、動作部400における動作を制御するためのコマンド信号や駆動信号(駆動電流信号)などが含まれる。
図1に示すように、遊技機10では、制御信号が伝送される制御信号中継線253は、制御基板100に設けられた制御信号ポート104と動作部400に接続されている。また、電力中継線251は制御基板100の電力ポート102と動作部400とに接続されている。また、制御基板100に設けられた制御信号ポート106には、電力中継線251から分岐した分岐電力線255が接続されている。なお、制御信号中継線253は、動作部400に含まれる異なる動作部(図示なし)に接続された構成であってもよい。
ここで、定電位とは、遊技機10における実質的に一定の電圧電位が印加された、電力中継線251の接続対象(定電位接続対象)を示し、例えば、動作電力などの供給が行われる給電端子、定電位が印加された動作部400、フレーム接地などのグランド(アース)などが含まれる。
また、遊技機10における定電位接続対象としては、制御基板100内に設けられた給電端子やグランド(アース)、また、制御基板100や後述する中継端子板の外部に設けられた給電端子やグランドなどが含まれる。
電力中継線251は、定電位が印加された定電位接続対象に接続された電力伝送線を含む。ここで、電力中継線251は、定電位接続対象と制御基板(主制御基板、演出制御基板を含む)または中継端子板に接続される。定電位接続対象としては、例えば、図2に示される遊技機の前枠12に設けられたフレーム接地などのグランドが含まれる。
また、遊技機10は、例えば、電力中継線251が、制御基板100の外部に設けられたグランド(「定電位接続対象」の一例)と制御基板100に接続されている場合に、この電力中継線251が分岐して制御信号ポート106に接続された構成であってもよい。
また、電力中継線251としては、動作部400に対する電源を供給するための電源供給線や、動作部400における駆動動作用の電流を供給するための電流供給線などが含まれる。なお、上記電源供給線や電流供給線としては、具体的にはスイッチコモンやソレノイドコモンなどが含まれる。これらの構成については、後述する。
また、制御基板100としては、遊技機における遊技を統括的に制御し、遊技の結果に影響を及ぼす各種機能を有する主制御基板110、130、150や遊技に関連する演出を制御する演出制御基板300が含まれる。これら各基板(制御基板、主制御基板、演出制御基板)の構成や各種機能については、後述する(図5〜10参照)。
また、制御基板100では、動作部400から送られた検知信号の種別や検知数などに応じて遊技機10における遊技状態(例えば、確変状態、変短状態など)の制御を行う。
なお、検知信号の種別とは、各動作部400の設置位置や入賞に対する重み付けの違いなどを示す。
また、本実施形態1および後述する実施形態2〜5における、主要な入賞口としては、後述する大入賞口55、56、第1始動口57、第2始動口59、作動ゲート63、普通入賞口67(67a、67b、67c)などが含まれる(図3、4参照)。
以上のように、遊技機10では、電力中継線251から分岐された電力線である分岐電力線255が、制御基板100における未使用となり得る制御信号ポート(「空きポート」という)に直接的に接続されている。
すなわち、制御信号中継線が接続されておらず未使用状態となる制御信号ポート106に対して分岐電力線255が接続され、これにより、制御基板100における空きポートの発生を抑止することができ、このため、遊技機10における機種変更、機種構造や機種仕様の変化等があった場合でも制御基板100を共通して利用すること(制御基板の共通化)が可能となる。
[遊技機10における空きポートについて]
ここで、上記「空きポート」について説明する。
パチンコ機や回胴式遊技機(スロットマシン)などの遊技機では、上述のように、機種変更等に伴い、制御基板に対応する被制御機器や出力手段の数や構造の変更が行われる。
このため、例えば、旧機種から新機種へと機種変更が行われる場合に、この機種変更に伴い旧機種における制御基板に接続された異なる複数の動作部のうちの一つまたは複数の動作部(動作部D1とする)が新機種においては不要となる、といったことが生じ得る。
このような場合、新機種で使用されなくなる側の動作部D1や、この動作部D1が接続していた制御信号線(L1:図示なし)、そして、この制御信号線L1が接続していた制御信号ポートなどが不要となる。
ここで、新機種で同一の制御基板を利用する場合に、旧機種で制御信号線L1が接続されていた制御基板の制御信号ポートは未使用ポートとなる。すなわち、この未使用のポートである制御信号ポートを「空きポート」という。
このため、本実施形態1である遊技機10(ここでは、「新機種」に相当)では、図1に示すように、空きポートとなる制御信号ポート115に対して分岐電力線255が接続された構成を有する。これにより、新機種で旧機種と共通の制御基板を利用する場合でも、制御基板における空き端子が発生するのを抑止することができる。
なお、本実施形態1の遊技機10における電力中継線251および分岐電力線255、制御信号中継線253はそれぞれフレキシブルケーブルで構成され、制御基板100および動作部400の接続の仕方としては空中配線で接続されていてもよい。
また、制御基板100および動作部400の接続の態様として、制御基板100および動作部400の間に中継端子板を設け、制御信号中継線253、電力中継線251、および分岐電力線255の一部が導電体で中継端子板上にパターニングされた構成であってもよい。なお、制御信号中継線253、電力中継線251、および分岐電力線255の一部が中継端子板上に設けられた構成については、実施形態2〜5として後述する。
[遊技機の外観]
次に、遊技機10の外観について、図2、図3を用いて説明する。なお、後述する遊技機10a、20、30、10bも同様の外観を備えるものとする。
遊技機10は、図2、図3に示すように、前後に開口する矩形枠状の外枠15と、外枠15の開口前面側に遊技盤50を着脱可能に保持する中枠(図示せず)と、遊技盤50(中枠)の前面側を覆うよう構成された前枠12と、を備える。
前枠12は、ヒンジ機構21により左端側を回動自在に支持され、中枠に対して開閉可能となっている。なお、前枠12は、シリンダ錠23により施錠・解錠が可能となっている。
前枠12は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50aおよび遊技盤50を透視保護している。
前枠12は、遊技球を貯留する上球受け皿27および下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠12と一体的に設けられている。
前枠12は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
前枠12の上枠部32の左側と右側にそれぞれ一対のスピーカ33(33a、33b)が配設されている。また、前枠12の上枠部32と左右側枠部34、36は光透過性のカバーにより形成されており、その内部にはそれぞれ照明装置35(35a、35b、35c、35d、35e、35f、35g)が配設されている。スピーカ33や照明装置35は、遊技中に発生する演出やエラー報知等と連動して音声出力または点灯若しくは消灯することができる。
前枠12は、上球受け皿27の前方部にボタン37が配設されている。ボタン37は、遊技中に発生する演出を切り替えるまたは遊技者が遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができる。
下球受け皿29の下部には、下球受け皿29に貯留された遊技球を下方へ排出する球抜き機構39が設けられている。この球抜き機構39を操作することにより、下球受け皿29の底面に形成された底面口(図示せず)が開口して、該底面口から遊技球が自然落下して排出される。
演出表示装置80は、遊技盤50の略中央に配設されている。演出表示装置80は、演出図柄の変動を含む各種の演出を表示することができる。ここで演出図柄とは、遊技機10における遊技の興趣をより高めるために、演出表示装置80に表示される図柄であり、具体的には数字や絵柄またはそれらの組み合わせから構成されている。
一般的に、遊技機10の遊技者は演出表示装置80に表示される演出図柄の変動演出により当該遊技の興趣を喚起されており、演出表示装置80は遊技者にとって視認しやすい位置に配置されている。
演出表示装置80としては、一般的には液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式やドットマトリックス式等、多様な方式の表示装置を採用し得る。
演出表示装置80は、その表示領域の略中央に演出図柄が表示され、さらに当該演出図柄の左側および右側にもそれぞれ演出図柄が表示される。すなわち、演出表示装置80には、「左」「中」「右」にそれぞれ演出図柄が表示され、表示された演出図柄が一または複数の列をなしている。これらの演出図柄が上下方向あるいは左右方向にスクロールすることにより、演出図柄が演出表示装置80の表示領域に変動表示される。
図柄表示装置90は、演出表示装置80の右下側など、演出表示装置80よりも遊技者が視認しにくい位置に配設される。また、図柄表示装置90の表示領域は、演出表示装置80の表示領域よりも小さい面積になっている。
図柄表示装置90は、複数のランプが配列されている。本実施形態で図柄表示装置90に用いられるランプとは、発光ダイオード(以下、LEDと称す)である。図柄表示装置90は、発光するLEDの配列によって種々の情報を示し、特別図柄表示装置91と普通図柄表示装置92とを含んでいる。
特別図柄表示装置91は複数個(例:16個)のLEDの発光パターンにより特別図柄変動ゲームの抽選結果(特別図柄)を表示する。より詳細に言えば、本実施形態の特別図柄表示装置91は、第1特図表示制御部1151によって制御される第1特別図柄表示装置91aと、第2特図表示制御部1152によって制御される第2特別図柄表示装置91bと、を含んでいる。第1特別図柄表示装置91aは、特別図柄表示装置91を構成するLED16個のうち左側の8個から構成される。また、第2特別図柄表示装置91bは、特別図柄表示装置91を構成するLED16個のうち右側の8個から構成される。普通図柄表示装置92は特別図柄表示装置91より少ない数(例:2個)のLEDの発光パターンにより普通図柄変動ゲームの抽選結果(普通図柄)を表示する。
遊技盤50の前面には、多数の遊技釘(図示せず)や風車52、装飾部材といった障害物が配置されていることにより、打ち出された遊技球が転動するように遊技領域50aが画成されている。また、遊技領域50aの左側および上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51および内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央からみて内レール53より外側に位置している。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構で、くぎ状のものをいう。
遊技機10は操作ハンドル31の回転操作量(例えば回転角度)の大小によって遊技球の打ち出しの強弱をつけることが可能になっており、より弱く打ち出された遊技球が転動する第1流路X(いわゆる左打ち)、より強く打ち出された遊技球が転動する第2流路Y(いわゆる右打ち)、のいずれか一方を遊技球が転動するように各種障害物が遊技領域50aに配置されている。
遊技領域50aには、各種の入賞口(例えば大入賞口55等)が配設され、各入賞口の後方には入球した遊技球を検知する各種スイッチ(例えばカウントスイッチSW4等)が配設されている。なお、以下の説明において入球とは、遊技球が特定の入賞口に入球することをいう。
本実施形態1および後述する実施形態2〜5においては、上記の各種スイッチは遊技者が視認できない位置に配置されており、図2および図3においては図示しない。
図3には、主要な入賞口として、大入賞口55、大入賞口56、第1始動口57、第2始動口59、作動ゲート63、普通入賞口67(67a、67b、67c)を図示されている。ここで図示する入賞口は一例であり、その数や配置は適宜変更しても構わない。
第1始動口57は、遊技領域50aの中央下部(演出表示装置80の下方)に配置されており、一般的に「ヘソ」と呼ばれる。
第1始動口57の後方には入球した遊技球を検知する第1始動口スイッチSW1が配置されている。
第1始動口57に入球した遊技球を第1始動口スイッチSW1で検知することにより、特別図柄変動ゲームを始動させる始動条件と、予め定めた数の遊技球を賞球として払い出す払出条件と、が付与される。
本実施形態において、遊技領域50aは、遊技球が第2流路Yから転動したときよりも、遊技球が第1流路Xから転動したときに、第1始動口57に入球しやすくなるように、各種障害物が配置されている。つまり、第1始動口57は、遊技領域50aの左側を主とする第1流路Xに設けられている。
第2始動口59は、遊技領域50aの右下部(演出表示装置80の右下側)に配置されており、第2始動口59には普通電動役物61が付設されている。普通電動役物61は、第2始動口59に遊技球が入球しやすい開放状態または入球しにくい閉鎖状態に可換に遷移する開閉部材であり、アクチュエータAC1の作動により当該開放状態または当該閉鎖状態のいずれかに遷移する。なお、普通電動役物61の制御については、後に詳述する。
第2始動口59の後方には入球した遊技球を検知する第2始動口スイッチSW2が配置されている。第2始動口59に入球した遊技球を第2始動口スイッチSW2で検知することにより、特別図柄変動ゲームの始動条件と、賞球の払出条件と、が付与される。
本実施形態において、遊技領域50aは、遊技球が第1流路Xから転動したときよりも、遊技球が第2流路Yから転動したときに、第2始動口59に入球しやすくなるように、各種障害物が配置されている。つまり、第2始動口59は、遊技領域50aの右側を主とする第2流路Yに設けられている。
作動ゲート63は、第2始動口59の上方(演出表示装置80の右側)に配置されている。作動ゲート63の後方には、通過した遊技球を検知する普通図柄変動スイッチSW3が配設されている。作動ゲート63は、入球した遊技球を普通図柄変動スイッチSW3で検知することにより、普通図柄変動ゲームの始動条件が付与され得る。
なお、本実施形態の遊技機10においては、普通図柄変動スイッチSW3の検知は賞球の払出条件に含まれていない。すなわち、本実施形態の作動ゲート63に遊技球が入球しても賞球はゼロである。
また、作動ゲート63は通過した遊技球が通過後再び遊技領域50aを転動する、いわゆるゲートタイプの入賞口であってもよい。この場合において、作動ゲート63を通過することも、本明細書では「入球」と称す。
大入賞口55は、第2始動口59の上方(演出表示装置80の右下側)に配置されている。大入賞口55の開口部は、アクチュエータAC2の作動により開閉動作を行う特別電動役物65が配置されている。大入賞口55の後方には、大入賞口55に入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW4が配置されている。
ここで、カウントスイッチSW4が大入賞口55に入球した遊技球を検知することにより、賞球の払出条件が付与される。
大入賞口56は、大入賞口55の上方(演出表示装置80の右側)に配置されている。大入賞口56の開口部は、アクチュエータAC3の作動により開閉動作を行う特別電動役物66が配置されている。大入賞口56の後方には、大入賞口56に入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW5が配置されている。ここで、カウントスイッチSW5が大入賞口56に入球した遊技球を検知することにより、賞球の払出条件が付与される。
また、大入賞口56に連通した連通路(図示なし)が設けられており、この連通路には、通過した遊技球を検知するカウントスイッチSW0が配置されている。なお、この連通路は、遊技球の通過経路が複数に分岐するように構成されており、通過経路を通過する遊技球を一方の通過経路から他方の通過経路へと振り分けることで、一方または他方の通過経路を開放する振分部材が設けられている。
ここでは、大当り遊技時にカウントスイッチSW0が配置された通過経路が予め設定された一定時間だけ開放され、カウントスイッチSW0による遊技球の検知を契機として、その時に行われている大当り遊技の終了後に確変状態が特典として付与される。
すなわち、確変状態の付与を制御している当選確率制御部1141が遊技球が特定の通過経路を通過することに起因して遊技者にとって有利な特典を付与する。
なお、当選確率制御部1141の機能については、図4を用いて後述する。
大入賞口55は、第1始動口57または第2始動口59の入球に起因する特別図柄変動ゲームで当選して行われる大当り遊技中に特別電動役物65の開動作によって開放されて遊技球の入球が許容される。また、大入賞口56は、第1始動口57または第2始動口59の入球に起因する特別図柄変動ゲームで当選して行われる大当り遊技中には特別電動役物66の開動作によって開放されて遊技球の入球が許容される。
いずれの大当り遊技が行われる場合にも、遊技者は賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。なお、本実施形態において、遊技球が第2流路Yから転動するときには、第1流路Xから転動するときよりも、大入賞口55または大入賞口56に入球しやすくなるように各種障害物が配置されている。
普通入賞口67(67a、67b、67c)は、演出表示装置80の左下部に配置されている。普通入賞口67の後方には入球した遊技球を検知するカウントスイッチ(図示なし)が配置されている。普通入賞口67に入球した遊技球をこのカウントスイッチで検知することにより、賞球の払出条件が付与され得る。
アウト口69は、遊技領域50aの最下部に配置されている。上述した各入賞口に入球しなかった遊技球(作動ゲート63がゲートタイプである場合には、作動ゲート63を通過して他の入賞口に入球しなかった遊技球を含む)はアウト口69に落入し、アウト球として処理される。
[遊技機10の制御構成について]
次に、図4を用いて遊技機10の制御構成について説明する。なお、後述する遊技機10a、20、30、10bも同様の制御構成を備えるものとする。
図4は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
図4で図示される各機能は遊技機10を説明する上で必要な機能を挙げたものであり、ここに図示しない機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する機能の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の機能が省かれても良い。
遊技機10は、図4に図示している機能を含む種々の機能を基板と当該基板に電気的に接続している機能部品との処理によって実現する主制御基板を自機の内部に備えている。
より具体的には当該主制御基板は、制御動作を所定の手順で実行するCPUと、当該CPUの制御プログラムを格納するROM(図示せず)と、必要なデータの書き込みおよび読み出しができるRAM(図示せず)を備えている。
また、当該CPUが当該ROMから読み出した制御プログラムを実行し、RAMに種々のデータを書き込みまたは読み出すことによって種々の機能を実現することができる。
なお、図4に図示している各種機能は、一の基板のみで実現できる機能、複数の基板の間で種々のデータ授受を行うことにより実現できる機能、基板と当該基板に非搭載の機能部品とが電気的に接続していることにより実現できる機能等が混在している。これらの各種機能を実現するためのハードウェア構成は幾通りも存在しうるものであって、必ずしも一つに限定されない。
主制御基板は、遊技を統括的に制御する主制御部1000を備える。主制御部1000は、遊技の結果に影響を及ぼし、または及ぼすおそれがある機能を有する基板、いわゆる主制御基板として機能する構成要素である。
図4に示すように、主制御部1000は多数の機能を有し、これらの機能が互いに接続している構成となっているが、ここに図示している構成は一例であって、必ずしもこれに限るものではない。
主制御部1000が備える主な機能としては、特図抽選制御部1130、普図抽選制御部1170、遊技状態制御部1140、図柄表示制御部1150、変動パターン決定部1110等が挙げられる。
特図抽選制御部1130は、特別図柄変動ゲームに関連して他の構成要素を制御する機能または大当り遊技を管理する機能を有している。
普図抽選制御部1170は、普通図柄変動ゲームに関連して他の構成要素を制御する機能または当り遊技を管理する機能を有している。
遊技状態制御部1140は、確変状態の有無や変短状態の有無を管理し、これらの付与や解除(通常状態への移行)を制御する機能を有している。
図柄表示制御部1150は、特別図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、または普通図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる機能を有している
変動パターン決定部1110は、特別図柄変動ゲームに関連して行われる表示演出の決定に用いられる変動パターンを、選択された特別図柄に起因して決定し、決定された変動パターンを演出制御部320に伝達する。
演出制御部320は、遊技機10によって行われる遊技、特に特別図柄変動ゲームに関連する演出を制御する機能を有している。
なお、前段および前々段にて列挙した各機能について、以下ではより詳細に説明する。
[大当り判定用乱数と特図保留について]
主制御部1000は、第1特図抽選値取得部1111と、第2特図抽選値取得部1112と、特図保留制御部1120と、を備える。
第1特図抽選値取得部1111は、第1始動口57に遊技球が入球して取得された抽選値を保留記憶しておく。第2特図抽選値取得部1112は、第2始動口59に遊技球が入球して取得された抽選値を保留記憶しておく。
特図選択部1132は、第2特図抽選値取得部1112に抽選値が保留記憶されている場合、第1特図抽選値取得部1111に抽選値が保留記憶されているか否かに拘らず、第2特図抽選値取得部1112に保留記憶された抽選値に基づいて当否抽選を行うことができる。
より具体的には、第1特図抽選値取得部1111は、第1始動口スイッチSW1によって第1始動口57の入球が検知されると、特別図柄変動ゲームの抽選値として用いられる大当り判定用乱数を取得し、専用の記憶領域に格納(保留記憶)する。第1特図抽選値取得部1111が保留記憶可能な抽選値の上限数は予め定められており、本実施形態において当該上限数は4個とする。
第2特図抽選値取得部1112は、第2始動口スイッチSW2によって第2始動口59の入球が検知されると、特別図柄変動ゲームの抽選値として用いられる大当り判定用乱数を取得し、専用の記憶領域に格納(保留記憶)する。第2特図抽選値取得部1112が保留記憶可能な抽選値の上限数は予め定められており、本実施形態において当該上限数は4個とする。
特図保留制御部1120は、特図抽選制御部1130が特別図柄変動ゲームに係る制御または大当り遊技に係る制御を行っていないとき、所定の周期で第1特図抽選値取得部1111または第2特図抽選値取得部1112によって保留記憶されている抽選値(大当り判定用乱数)を読み出す。第1特図抽選値取得部1111と第2特図抽選値取得部1112が共に一つ以上の抽選値を保留記憶している場合については、特図保留制御部1120は第2特図抽選値取得部1112によって保留記憶されている抽選値を優先的に読み出すことができる。
大当り抽選部1131は、特図保留制御部1120によって読み出された抽選値を用いて大当り抽選を実行するので、結果的に第1特図抽選値取得部1111に保留記憶されている抽選値より、第2特図抽選値取得部1112に保留記憶されている抽選値を優先的に処理することになる。
ここで乱数とは、無秩序でかつ全体として出現頻度が等しい数の系列を指す。遊技機10が稼働しているときに自機内部で常に乱数が生成されており、当該乱数は用いて種々の抽選処理に用いられている。乱数の生成方式については、専用ICにより生成する方式(ハードウェア方式)、専用のプログラムにより生成する方式(ソフトウェア方式)、あるいはこれらの組み合わせによって生成する方式がある。本実施形態では既述の大当り判定用乱数を含めて数種の乱数を用いるが、これらの生成は上に上げた方式のいずれを用いても構わない。
特図保留制御部1120は第1特図抽選値取得部1111または第2特図抽選値取得部1112に保留格納されている抽選値の数をそれぞれについて監視している。また、特図保留制御部1120は、監視している抽選値の数を、図柄表示装置90に表示させるように図柄表示制御部1150に指令を出してもよいし、演出表示装置80に表示させるように演出制御部320に指令を出してもよい。
[大当り抽選と大当り遊技について]
特図抽選制御部1130は大当り抽選と大当り遊技を司る機能であり、大当り抽選部1131と特図選択部1132と大当り遊技制御部1133とを有している。
大当り抽選部1131は、第1始動口57または第2始動口59への遊技球の入球を契機として取得された抽選値(大当り判定用乱数)を用いて大当りの当否抽選を行う。なお、大当り抽選部1131によって行われる抽選の当選確率は、通常状態であるときは確変状態であるときより低くなっており、確変状態であるときは通常状態であるときより高くなっている。
ここで「入球を契機として所定の処理を行う」とは、入球を検知することを一つの条件として、その後に当該所定の処理が実行されうることをいう。すなわち、入球が検知されたとしても、必ずしも当該所定の処理が実行されなくてもよい。例えば、本実施形態においては、第1特図抽選値取得部1111の抽選値保留数が上限を超えた場合に第1始動口スイッチSW1によって検知された入球、あるいは第2特図抽選値取得部1112の抽選値保留数が上限を超えた場合に第2始動口スイッチSW2によって検知された入球は、特別図柄変動ゲームの始動条件にならない。
特図選択部1132は、大当り抽選部1131による当否抽選の結果に基づいて特別図柄を選択し、選択された特別図柄を図柄表示制御部1150(第1特図表示制御部1151または第2特図表示制御部1152)に伝達して特別図柄表示装置91(第1特別図柄表示装置91aまたは第2特別図柄表示装置91b)表示させる。
ここでいう選択とは、当否抽選に用いられた抽選値と、予め用意されている特別図柄の種類が同数であって"選択"をせずに一意に"決定"される場合も含む。
本実施形態における大当り遊技は、大当り遊技制御部1133により制御される。
まず、大当り抽選部1131による当否抽選で大当りに当選し、特別図柄表示装置91に表示される特別図柄変動ゲームで特図選択部1132により選択された大当り図柄が停止表示された後、大当り遊技は開始される。
大当り遊技が開始される前に、大当り遊技制御部1133は特図保留制御部1120等に指令を出し、大当り抽選に関する処理または当り抽選に関する処理を、大当り遊技中については一時停止させる旨の指令を出す。
大当り遊技が開始すると、大当り遊技制御部1133は演出制御部320に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関する指令を出す。演出制御部320は大当り遊技制御部1133の指令に従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55または大入賞口56が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド数)を上限として複数回行われる。1回のラウンド遊技は、大入賞口55または大入賞口56の開閉が所定回数(開閉回数)行われる迄であり、1回のラウンド遊技中に大入賞口55または大入賞口56に規定個数(入球上限数)の遊技球が入球する迄の間、または規定時間(ラウンド遊技時間)が経過するまでの間、開放される。ラウンド遊技では、ラウンド演出が行われる。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55または大入賞口56が所定の時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55または大入賞口56が開放される。
大当り遊技制御部1133は、大入賞口55または大入賞口56を開放させるために、ラウンド数・開閉回数・入球上限数・ラウンド遊技時間・インターバル時間等を制御情報として含む指令を特別電役制御部1190に伝送する。
特別電役制御部1190は、大当り遊技制御部1133から受けた指令に従って、アクチュエータAC2またはアクチュエータAC3を作動させて特別電動役物65または特別電動役物66を開放させる。また、特別電役制御部1190は、特別電動役物65または特別電動役物66を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55または大入賞口56に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW4またはカウントスイッチSW5の検知に基づいて監視しており、入球上限数に達したとき、アクチュエータAC2またはアクチュエータAC3を作動させて特別電動役物65または特別電動役物66を閉鎖させる。
大当り遊技制御部1133は、演出制御部320にラウンド遊技中に係る演出に関する指令を出す。演出制御部320は大当り遊技制御部1133の指令に従ってラウンド演出を実行する。
規定ラウンド数のラウンド遊技が終了すると、大当り遊技制御部1133は演出制御部320に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関する指令を出す。演出制御部320は大当り遊技制御部1133の指令に従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り遊技は終了される。
なお、本実施形態の大当り遊技においては、遊技球が第2流路Yを転動する方が大入賞口55に入球し易いため、いわゆる右打ちの方が遊技者にとって有利である。
[遊技状態制御について]
遊技状態制御部1140は遊技状態を制御する機能であり、当選確率制御部1141と変短制御部1142とを有している。
当選確率制御部1141にはカウントスイッチSW0による検知が伝達され、当選確率制御部1141は当該検知を契機として確変状態を付与する。
すなわち、カウントスイッチSW0が配置された通過経路が一定時間開放される大当り遊技の終了時に、当該大当り遊技の開始から終了までにカウントスイッチSW0による検知が発生したか否かを判定し、当該検知が発生した場合には、当選確率制御部1141は確変状態を付与する。
変短制御部1142は、大当り遊技制御部1133によって実行されるすべての大当り遊技の終了を契機として変短状態を付与する。
[当り抽選と当り遊技について]
遊技機10は、普図抽選値取得部1113と普図保留制御部1160を備える。
普図抽選値取得部1113は、普通図柄変動スイッチSW3によって作動ゲート63の入賞が検知されると、普通図柄変動ゲームの抽選値として用いられる当り判定用乱数を取得し、専用の記憶領域に格納(保留記憶)する。普図抽選値取得部1113が保留できる抽選値の上限数は予め定められており、本実施形態において当該上限数は4個とする。
普図保留制御部1160は、普図抽選制御部1170が普通図柄変動ゲームに係る制御または当り遊技に係る制御を行っていないとき、所定の周期で普図抽選値取得部1113によって保留記憶されている抽選値(当り判定用乱数)を読み出す。
普図保留制御部1160は普図抽選値取得部1113に保留格納されている抽選値の数を監視している。また、普図保留制御部1160は、監視している抽選値の数を、図柄表示装置90に表示させるように図柄表示制御部1150に指令を出してもよいし、演出表示装置80に表示させるように演出制御部320に指令を出してもよい。
遊技機10は、普図抽選制御部1170と普通電役制御部1180を備える。普図抽選制御部1170は当り抽選と当り遊技を司る機能であり、当り抽選部1171と普図選択部1172と当り遊技制御部1173とを有する。
当り抽選部1171は、普図保留制御部1160によって普図抽選値取得部1113から読み出された当り判定用乱数を用いて、普通電動役物61を開放状態に遷移させるか否かの開放抽選を行う。なお、当り抽選部1171によって行われる抽選の当選確率は、通常状態であるときは変短状態であるときより低くなっており、変短状態であるときは通常状態であるときより高くなっている。
普図選択部1172は、当り抽選部1171による開放抽選の当否結果に基づいて普通図柄を選択し、選択された普通図柄を図柄表示制御部1150(普図表示制御部1153)に伝達して普通図柄表示装置92に表示させる。普通図柄表示装置92に対応している二つのLEDは一方が当り、一方がはずれに対応しており、普図表示制御部1153は普図選択部1172が選択した普通図柄に従っていずれか一方を発光させる。
なお、ここでいう選択とは、特図選択部1132による選択と同様に、開放抽選に用いられた抽選値と、予め用意されている特別図柄の種類が同数であって"選択"をせずに一意に"決定"される場合も含まれる。
当り遊技制御部1173は、当り抽選部1171による当り抽選に当選したとき、普通電役制御部1180に指令を伝達し、アクチュエータAC1を作動させて所定の開放条件で普通電動役物61を開放させる。
普通電役制御部1180は、変短状態では開放状態の単位時間または開放回数を増加するように普通電動役物61を制御する。
[実施形態2]
次に、制御基板100および動作部400の間に中継端子板200aを備えた構成としての実施形態2について、図1、5を用いて説明する。ここで、本実施形態2の遊技機を遊技機10aとする(図5)。
遊技機10aは、図5に示すように、制御信号中継線、電力中継線、および分岐電力線(実施形態1における制御信号中継線253、電力中継線251、および分岐電力線255にそれぞれ対応)それぞれの一部が設けられた中継端子板200aを備えている。
中継端子板200aは、一または複数の電力中継線部281aと、上記制御信号中継線部283aと、制御基板100の制御信号ポート104、106それぞれに接続された、異なる複数の制御信号中継端子215a、217aを備えている。
また、中継端子板200aの制御信号中継端子215a、217aの一部(ここでは、215a)を介して、上記制御信号中継線253aが制御信号ポート104および動作部400を接続し、電力中継線251aから分岐した分岐電力線部285a(「分岐した電力中継線」に相当)が制御信号中継端子215a、217aの一部(ここでは、制御信号中継端子217a)を介して制御基板100の制御信号ポート106に接続されている。
ここで、電力中継線部281aは電力中継線251(図1)の一部に対応し中継端子板200a上にパターニングされた部分(プリントパターン)を示す。また、制御信号中継線部283aは制御信号中継線253(図1)の一部に対応し中継端子板200a上にパターニングされたプリントパターンを示す。また、分岐電力線部285aは分岐電力線255(図1)の一部に対応し中継端子板200a上にパターニングされたプリントパターンを示す。
中継端子板200aは、上述のように、電力中継線251の一部としての電力中継線部281aが中継端子板200a内に導電体配設された構成を有する。なお、電力中継線部281aはプリントパターンとして配設されていてもよい。
また、中継端子板200aでは、制御信号中継線253の一部である制御信号中継線部283aが中継端子板200a内に配設され、制御信号中継端子215aに接続されている。また、制御信号中継線部283aはプリントパターンとして中継端子板200a内に配設されていてもよい。また、制御基板100の制御信号ポート104、106と中継端子板200aの制御信号中継端子215a、217aとはそれぞれ伝送線183、185を介して接続されている。
ここで、伝送線183、185は、例えば、導電体のフレキシブルケーブルであり、両端(制御基板100側および中継端子板200a側)には、制御基板100が備えた電力ポート、制御信号ポート、中継端子板200aが備えた電力端子、制御信号端子に接続されるコネクタを備えているものとする。また、制御信号中継端子215a、217aはそれぞれ中継端子板200a上に配設されたプリントパターンに接続する内端子と伝送線183、185に接続される外端子とを有する。
これにより、遊技機10a(図5)では、空きポートとなり得る制御信号ポート106には伝送線185が接続され、この伝送線185が接続した制御信号中継端子217aの内端子に中継端子板200a上のプリントパターンである分岐電力線部285aが接続される。これにより、実施形態1(図1)の場合と同様に、制御基板100における空き端子の発生を抑止することができる。
また、遊技機10aで、例えば、中継端子板200aの外部に設けられたグランド(「定電位接続対象」に対応)および中継端子板200aに接続された電力中継線が設けられている場合に、この電力中継線が分岐して、中継端子板上で空き端子となり得る制御信号中継端子217aの内端子に接続された構成であってもよい。
ここで、遊技機10aにおける定電位接続対象としては、例えば、中継端子板200a内に設けられた給電端子やグランド(アース)、また、中継端子板200aの外部に設けられ、電力中継線を介して中継端子板200aに接続された給電端子やグランドなどが含まれる。
これにより、上記の実施形態2(図5)の場合と同様に、制御基板100および中継端子板200aにおける空きポート(空き端子)の発生を抑止することができる。
また、遊技機10aの中継端子板200aは、分岐した電力中継線(分岐電力線部285a)が接続された制御信号中継端子217aと電力中継線部281aにおける分岐した箇所(分岐点)とを接続する分岐電力線部285aに抵抗素子R289aが設けられた構成であってもよい。
このとき、抵抗素子R289aは分岐電力線部285aに対して直列に設けられている。
これにより、制御基板100の備える論理回路が、後述する旧機種における電位環境と同等に論理固定される。このため、制御基板100内における電位環境を安定化され、制御基板100における不測の信号の発生を抑制することが可能となる。
[実施形態3]
次に、実施形態3として、上述の実施形態2に対応するより具体的な実施形態である遊技機20について、図1、図4、図5、図6を用いて説明する。ここで、図6は、遊技機20の内部回路構成を示す概略説明図である。
遊技機20(図6)では、上記実施形態1(図1)、実施形態2(図5)における動作部400に相当する動作部として、遊技機に設けられた各種スイッチが設けられている。
ここで、各種スイッチとは、具体的には、第1始動口スイッチSW1、第2始動口スイッチSW2、および普通図柄変動スイッチSW3、カウントスイッチSW4、SW5、SW0などを含む総称とする(図4参照)。
遊技機20では、図6に示すように、制御基板100(図5)に対応する主制御基板130、中継端子板200a(図5)に対応する中継端子板202、動作部400(図5)に対応するカウントスイッチ420を備えている。
すなわち、遊技機20は、始動口や大入賞口等への入球を検出して検知信号(制御信号に相当)を出力するカウントスイッチ420と、このカウントスイッチ420に対して電源供給(電力供給に相当)を行うと共に、カウントスイッチ420からの検知信号を取得する主制御基板130と、上記電源供給および検知信号の中継を行う電力中継線および制御信号中継線それぞれの一部を備えた中継端子板202を備えている。
ここで、遊技機20におけるカウントスイッチ420は、第1始動口57に入球した遊技球を検知する第1始動口スイッチSW1、第2始動口59に入球した遊技球を検知する第2始動口スイッチSW2、作動ゲート63を通過した遊技球を検知する普通図柄変動スイッチSW3、大入賞口55に入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW4、大入賞口56に入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW5、大入賞口56に連通した連通路に設置されたカウントスイッチSW0のいずれであってもよい。
また、カウントスイッチ420は、主制御基板130からの電源供給により駆動し、上述のように、大入賞口等の変動入賞装置内に入球した入賞球を検出する。
ここで、カウントスイッチ420は遊技球が自己の開口部422を通過した場合に、これを検出し制御信号に相当する検知信号(出力信号)を出力する検出信号出力部424を備えている。
なお、本実施形態3では、カウントスイッチ420(検出信号出力部424)から出力された検知信号(出力信号)は中継端子板202の動作信号中継端子263に接続された制御信号伝送線383、制御信号中継線部283、制御信号中継端子215、および伝送線183を介して主制御基板130(制御信号ポート113)に送られる。
中継端子板202は、電力中継線251(図1)の一部に対応する電力中継線部281と、制御信号中継線253(図1)の一部に対応する制御信号中継線部283と、電力中継線部281が分岐点276で分岐して制御信号中継端子217の内端子に接続された分岐電力線部285を備えている。ここで、電力中継線部281における分岐箇所を分岐点276とする。なお、制御信号中継線253(図1)は、制御信号ポート113およびカウントスイッチ420を中継端子板202の制御信号中継端子215を介して接続するカウントスイッチラインである。
なお、図6における電力中継線部281、制御信号中継線部283、分岐電力線部285は中継端子板202上に配設されたプリントパターンであり、図5における電力中継線部281a、制御信号中継線部283a、分岐電力線部285aにそれぞれ対応する。
また、中継端子板202は、主制御基板130の制御信号ポート113、115それぞれに伝送線183、185を介して接続された異なる複数の制御信号中継端子215、217と、電力ポート111に電力伝送線181を介して接続された電力中継端子211を備えている。
ここで、図6の伝送線183、185は、実施形態2(図5)と同様に、導電体のフレキシブルケーブルであり、両端(主制御基板130側および中継端子板202側)には、主制御基板130の電力ポート111、制御信号ポート113、115と、中継端子板202の電力中継端子211、制御信号中継端子215、217に接続されるコネクタを備えているものとする。
ここで、制御信号ポート113はカウントスイッチ420(動作部)から送られた検知信号(制御信号)が入力される入力ポートである。
これにより、カウントスイッチ420から出力された検知信号は主制御基板130に送り込まれる。
また、制御信号中継端子217と制御信号ポート115とは伝送線185を介して接続されており、このため、分岐電力線部285は制御信号中継端子217を介して制御信号ポート115に接続される。
中継端子板202には、図6に示すように、電力中継線(図1の電力中継線251に対応)の一部である電力中継線部281が中継端子板202内にプリント配設された構成、すなわち、電力中継線部281は中継端子板202上にプリントパターンとして配設されている。
また、中継端子板202には、制御信号中継線(図1の253に対応)の一部である制御信号中継線部283が中継端子板202内に配設され、制御信号中継端子215に接続されている。なお、制御信号中継線部283はプリントパターンとして中継端子板202内に配設されていてもよい。
また、主制御基板130の制御信号ポート113、115と中継端子板202の制御信号中継端子215、217とは、それぞれ伝送線183、185を介して接続されている。
なお、制御信号中継端子215、217はそれぞれ、図5の制御信号中継端子215a、217aに対応し、中継端子板202上に配設されたプリントパターンに接続する内端子と伝送線183、185それぞれに接続される外端子とを有する。
すなわち、中継端子板202では、空きポートとなり得る主制御基板130の制御信号ポート115には伝送線185が接続され、この伝送線185が外端子に接続した分岐電力線部285の内端子には分岐電力線部285が接続される。
これにより、分岐電力線部285と制御信号ポート115とが制御信号中継端子217を介して接続され、主制御基板130における空きポートの発生を抑止される。
[遊技機20の空きポートについて]
ここで、本実施形態3における空きポートについて、図6、図9に用いて説明する。なお、図9は、従来機である遊技機60の内部構成、回路構成を示す説明図である。
上述のように、パチンコ機などの遊技機では機種変更など伴って、制御基板(主制御基板、演出制御基板を含む)に対応する被制御機器の数や構造の変更が頻繁に行われる。このため、例えば、旧機種で主制御基板に対応して動作していた動作部(各種スイッチ)の一つが新機種では利用されなくなる場合に、この動作部に伝送線等を介して接続されていた主制御基板の制御信号ポートや中継端子板の制御信号中継端子は未使用状態の空きポート(空き端子)となり得る。
ここでは、旧機種である遊技機60の主制御基板130が新機種である遊技機20で共通に利用される場合に、遊技機20の主制御基板130で生じ得る未使用のポート(空き端子)について説明する。
ここで、動作部としてのカウントスイッチ420、620を備えた遊技機60について、図9を用いて説明する。
なお、図9における主制御基板130およびカウントスイッチ420は、本実施形態3(図6)と同一のものとする。また、カウントスイッチ620はカウントスイッチ420と同型のものであり、カウントスイッチ420、620は、それぞれが設けられた大入賞口等における遊技球の入球を検出して検知信号を出力する。
また、遊技機60は、カウントスイッチ420、620に対して電源供給を行う主制御基板130と、主制御基板130とカウントスイッチ420、620との間に備えられた中継端子板500(図6の中継端子板202に対応)を有する。
中継端子板500は、図9に示すように、カウントスイッチ420からの検知信号の中継を行う制御信号中継線部583と、カウントスイッチ620からの検知信号の中継を行う制御信号中継線部585を備えている。
また、中継端子板500は、主制御基板130に対向した側に設けられた電力中継端子511(図6の電力中継端子211に対応)と、カウントスイッチ420、620それぞれに対向した側に動作電力中継端子561、562(図6の電力中継端子261に対応)を備えている。
中継端子板500は、主制御基板130に対向した側に異なる複数の制御信号中継端子513、515を備えると共に、カウントスイッチ420、620それぞれに対向した側に異なる複数の動作信号中継端子563、565を備えている。
なお、制御信号中継端子513、515はそれぞれ中継端子板500上のプリントパターンと接続される内端子と中継端子板500の外部の機器や基板と伝送線やコネクタを介して接続される外端子からなる。ここで、制御信号中継端子513、515の外端子はそれぞれ伝送線183、185を介して制御信号ポート113、115に接続されている。
ここで、制御信号中継線部583は、制御信号中継端子513の内端子と動作信号中継端子563の内端子に接続され、制御信号中継線部585は、制御信号中継端子515の内端子と動作信号中継端子565の内端子に接続されている。
また、中継端子板500は、主制御基板130に対向した側に設けられた電力中継端子511と、カウントスイッチ420、620に対向した側に設けられた動作電力中継端子561、562(図6の電力中継端子261に対応)を備えている。
なお、図6、図9における主制御基板130は、上述のように、同一のものとする。また、主制御基板130における内部構成、内部回路については後述する。
また、カウントスイッチ420、620はそれぞれ主制御基板130からの電源供給により駆動される。なお、カウントスイッチ620は、カウントスイッチ420と同等の構成を有し、自己の開口部622を通過する遊技球を検知する。また、カウントスイッチ620は、開口部622を通過した遊技球を検出した場合に、制御信号に相当する検知信号を出力する検知信号出力部624を備えている。
図9のカウントスイッチ420は、中継端子板500の動作電力中継端子561の外端子に対して電力伝送線381を介して接続され、また、中継端子板500の動作信号中継端子563に対して制御信号伝送線383を介して接続されている。また、カウントスイッチ620は、中継端子板500の動作電力中継端子562の外端子に対して電力伝送線572を介して接続され、また、中継端子板500の動作信号中継端子565の外端子に対して制御信号伝送線574を介して接続されている。
また、遊技機60は、主制御基板130の電力ポート111からカウントスイッチ420、620に接続され、カウントスイッチ420、620それぞれに対する電力供給を中継する電力中継線を備えている。
ここで、主制御基板130からカウントスイッチ420への電力供給を中継する電力中継線は、主制御基板130の電力ポート111と中継端子板500の電力中継端子511(図6の中継端子板202では電力中継端子211)とに接続された電力伝送線181、電力中継端子511の内端子と動作電力中継端子561の内端子に接続された電力中継線部581、および動作電力中継端子561とカウントスイッチ420とに接続された電力伝送線381から成る。
また、主制御基板130からカウントスイッチ620への電力供給を中継する電力中継線は、主制御基板130の電力ポート111と中継端子板500の電力中継端子511とに接続された電力伝送線181、電力中継線部581における電力中継端子511の内端子と分岐点まで、分岐点と動作電力中継端子562とに接続された分岐電力線部587、および動作電力中継端子561とカウントスイッチ420とに接続された電力伝送線381から成る。
ここで、電力中継線部581は、中継端子板500上に配設されたプリントパターンであり、電力中継端子511の内端子と動作電力中継端子561の内端子とに接続されている。また、電力中継線部581上の分岐点で分岐して動作電力中継端子562の内端子に接続した分岐電力線部587を備えている。
ここで、カウントスイッチ420、620と主制御基板130とを接続する電力中継線はカウントスイッチのコモンラインであって、カウントスイッチ420、620それぞれの(−)端子から中継端子板500上の分岐点を介して電力ポート111に接続された構成を有する。
ここでは、旧機種(遊技機60)から新機種(遊技機20)への機種変更等に伴い、旧機種(図9)における主制御基板130に中継端子板500を介して接続された、異なる複数のカウントスイッチ420、620のうちの一つ(ここでは、カウントスイッチ620とする)が新機種(図6)においては取り外される(不要となる)ものとする。
この場合に、新機種である本実施形態3(図6)で使用されないカウントスイッチ620や、このカウントスイッチ620が接続していた制御信号線(制御信号伝送線574、制御信号中継線部585、および伝送線185)や、中継端子板500上の中継端子(動作電力中継端子562、動作信号中継端子565、および制御信号中継端子515)、そして、この制御信号線が接続していた主制御基板130における制御信号ポート115などが未使用となる。
すなわち、新機種(図6)である遊技機20では、カウントスイッチ620、電力伝送線572、制御信号伝送線574と共に、動作電力中継端子562、動作信号中継端子565、中継端子板500内における分岐電力線部587と制御信号中継線部585は不要となる。
このため、新機種である遊技機20で主制御基板130を利用する場合に、旧機種(図9)で制御信号中継線部585が接続されていた中継端子板500の制御信号中継端子515は未使用の端子(空き端子)となり、このとき、主制御基板130における制御信号ポート115が未使用状態の「空きポート」となる。
ここで、本実施形態3である遊技機20では、図6に示すように、制御信号中継端子217(図9では制御信号中継端子515)の内端子に対して、検知信号が伝送される分岐電力線部285が接続されている。これにより、中継端子板500上における空き端子の発生が抑止されると共に、制御信号中継端子217に伝送線を介して接続された制御信号ポート115が未使用状態の空きポートとなるのを抑止することができる。
[主制御基板130の構成]
次に、遊技機20および遊技機60における主制御基板130の内部構成について、図6、図9を用いて説明する。ここで、遊技機20および遊技機60における主制御基板130は、同一または同等の機能構成を有するものとする。
主制御基板130は、電力供給線を介して接続されたカウントスイッチ420に電源供給(ここでは、12ボルトとする)を行う電力供給部131を備えている。また、遊技機60(図6)では、主制御基板130は並列に接続されたカウントスイッチ420、620に対して電源供給を行っている。
また、主制御基板130は、(+)と(−)側端子それぞれに印加された2つの電圧を比較してその比較結果としての論理値(1か0(HかL))を出力する比較器135と比較器137を備えている。ここで、比較器135の(−)側端子は制御信号ポート113に接続されている。
さらに、主制御基板130は、比較器135、137からの出力に基づいて、モニターしている入力端子(すなわち、比較器135の(−)端子)に印加される電圧電位が一定の値に達したか否かを検出するCPU105を備えている。また、比較器135の出力ラインには抵抗素子R136を介して、また、比較器137の出力ラインには抵抗素子R138を介して、電力供給部139が並列に接続されており、CPU105に対する電力供給(5V)が行われている。
ここで、遊技機20、60における主制御基板130に含まれる機能構成を制御信号取得部130Aとする。
なお、図6、図9に示すように、電力供給部131からの電力供給線は主制御基板130上で分岐され、この分岐線にそれぞれ直列に接続された抵抗素子R132、R134を介してグランド133に接続されている。また、この分岐線は抵抗素子R132とR134の間で分岐して比較器135、137それぞれの(+)側端子に並列に接続されている。
ここで、比較器135、137の(+)側端子には電力供給部131から一定の電圧(定電圧)が印加されている。ここで、この一定の電圧電位は、アースに接続した抵抗素子R134と抵抗素子R132の影響で降下された電位である。
ここで、比較器135の(−)側入力端子に対してカウントスイッチ420からの検知信号(制御信号)の入力があった場合に、比較器135の(−)側入力端子に入力された信号の電位が(+)側端子定電圧を上回ることで、比較器135からの出力が(0から1に、もしくは、1から0)切り替わる。すなわち、比較器135の(−)側入力端子に対する検知信号の入力があった場合に、比較器135の(−)側入力端子に印加される電圧電位が(+)側端子に印加されている定電圧電位を上回るので、比較器135から出力される論理値が切り替わる。
なお、比較器135、137の(+)側端子には定電圧が印加されており、この定電位を制御信号取得部130Aにおける「基準電位」とする。
ここで、主制御基板130は、制御信号ポート113(入力ポート)が受信した検知信号(制御信号)を取得する制御信号取得部130Aを備え、分岐電力線部286(分岐した電力中継線上における抵抗素子R289より制御信号取得部130A側の部分)における電位が制御信号取得部130A内における基準電位より低くなるように抵抗素子R289の抵抗値が設定されている。
これにより、制御信号取得部130Aの比較器137における電位環境が論理固定される。すなわち、比較器137の(−)側端子には、(+)側端子に印加された定電位(基準電位)より低い電位の電圧が印加された状態で論理固定される。ここで、比較器137の(−)側端子には、検知信号は入力されないため、比較器137から出力される論理値の切り替わりは発生しないため、制御信号取得部130A内における電位環境が安定化する。このため、CPU105に対して不測の信号が入力されるのを有効に抑制することができる。
ここで、本実施形態3の遊技機20では、上述のように、制御信号取得部130Aに比較器135、137を設けた構成について説明したが、制御信号取得部130Aの全体、または制御信号取得部130Aの内部構成の一部を集積回路により実現してもよい。
また、遊技機20の制御信号取得部130Aでは、主制御基板130は入力ポートである制御信号ポート113から受信した検知信号を取得し、遊技機60の制御信号取得部130Aでは、主制御基板130は2つの制御信号ポート113、115から受信した検知信号を取得する点が相違する。
また、遊技機60(図9)の制御信号取得部130Aでは、比較器137の(−)端子には、制御信号ポート115を介して入力されたカウントスイッチ620からの検知信号(制御信号)を含む電圧電位が印加される点が、遊技機20(図6)の制御信号取得部130Aと相違する。
以下、遊技機20(図6)の制御信号取得部130Aについて説明する。
制御信号取得部130Aでは、中継端子板202の分岐電力線部285上における、抵抗素子R289および制御信号中継端子217の間(「分岐電力線部286」とする)における電圧電位が、比較器137の(−)端子に対して印加される。
このため、分岐電力線部286における電位が比較器137の(+)端子に印加されている定電位である「制御信号取得部130A内における基準電位」より低くなるように抵抗素子R289の抵抗値が設定されている。
このため、抵抗素子R289の電気抵抗値(以下「抵抗値」という)をカウントスイッチ420における抵抗値と同等またはそれ以上の値に設定する。
これにより、カウントスイッチ620が中継端子板500上の分岐電力線部587および制御信号中継線部585に接続されていたときの制御信号取得部130A(図9)における電位環境を、遊技機20の主制御基板130内(図6の制御信号取得部130A)で模擬することができる。すなわち、遊技機20の制御信号取得部130A(図6)においても、遊技機60(図9)の制御信号取得部130A内における電位環境を模擬することが可能となり、制御信号取得部130A(図6)内における電位環境が安定化される。
ここで、「同等の値」とは、図9の制御信号取得部130A側から見て、カウントスイッチ420、620とが並列に接続された状態で、制御信号取得部130A(図9)内の電位環境を模擬した場合の抵抗素子R289の抵抗値を示す。なお、ここで「同等の値」として具体的には、1/2倍以上2倍以下の値とする。
以上のように、図6に示す遊技機20では、制御信号を受信する受信ポートとしての制御信号ポートを備えた主制御基板130における空き端子の発生が有効に抑止され、さらには、主制御基板130(図6の制御信号取得部130A)の備える論理回路が論理固定されるので、主制御基板130内の電位環境が安定化され、これにより、主制御基板130における不測の信号の発生を抑制することが可能となる。
更には、機種変更が行われる場合に、主制御基板を変更することなく、中継端子板の変更を行うことで、旧機種から新機種への移行を行うことが可能となる。
[実施形態4]
次に、実施形態4として、上述の実施形態2(図5)に対応するより具体的な実施形態である遊技機30について、図1、図4、図5、図7、図10を用いて説明する。図7は、遊技機30の内部回路構成を示す概略説明図である。
遊技機30では、図10に示すように、上記実施形態1(図1)、実施形態2(図5)における動作部400に相当する動作部として、アクチュエータが設けられている。
ここで、アクチュエータとは、具体的には、第2始動口59に遊技球が入球しやすい開放状態または入球しにくい閉鎖状態に可換に遷移する開閉部材を駆動するアクチュエータAC1、大入賞口55の開口部に設けられた特別電動役物65の開閉動作を作動するアクチュエータAC2、特別電動役物66の開閉動作を駆動するアクチュエータAC3などを示す。
アクチュエータAC1、AC2、AC3はそれぞれ主制御基板150から送られた電流によってコイルが励磁され、それぞれに対応する開閉部材や特別電動役物を電磁力で運動を行わせる。
なお、本実施形態4においても、上述のように、特別電役制御部1190が大当り遊技制御部1133から受けた指令に従って、アクチュエータAC2を作動させて特別電動役物65を開放させる。また、特別電役制御部1190が大当り遊技制御部1133から受けた指令に従って、アクチュエータAC3を作動させて特別電動役物66を閉鎖させるまた、普通電役制御部1180は、普図抽選制御部1170からの指令に基づき、アクチュエータAC1を作動させて所定の開放条件で普通電動役物61を開放させる。
なお、上記アクチュエータAC1、AC2、AC3はそれぞれソレノイドアクチュエータ、モータアクチュエータなどであってもよい。
本実施形態4では、アクチュエータAC1、AC2、AC3を、総称としてソレノイドアクチュエータとする。
以下、ソレノイドアクチュエータ(以下「ソレノイド」という)440を備えた構成である遊技機30について、図7に基づき説明する。
遊技機30は、図7に示すように、制御基板100(図5)に対応する主制御基板150、中継端子板200a(図5)に対応する中継端子板204、動作部400(図5)に対応するソレノイド440を備えている。
主制御基板150は、ソレノイド440に対して電流供給(電力供給に相当)を行うと共に、ソレノイド440における駆動動作を制御するための制御信号を出力する。なお、主制御基板150の内部構成、回路構成については、図7、10を用いて後述する。
また、中継端子板204は、上記電流供給および制御信号の中継を行う電力中継線および制御信号中継線それぞれの一部を備えている。
ソレノイド440は、主制御基板150から供給された電流を利用して特別電動役物65や入昇降装置などの開閉部材における開閉動作を駆動する。
具体的には、ソレノイド440に通電することにより、開閉羽根などの開閉部材における開閉動作を駆動する。例えば、ソレノイド440に通電して駆動すると、1対の開閉羽根が入賞口を開放する開位置に移動し、また、制御信号を送ることにより、ソレノイド440への通電状態を高電圧から低電圧への切り替えることによって、開閉羽根の開位置から入賞口を閉塞する閉位置への移動、また、開閉羽根の閉位置から開位置への移動を制御する。
なお、本実施形態4の遊技機30では、主制御基板150から出力される制御信号は主制御基板150の制御信号ポート123(出力ポート)、伝送線193、制御信号中継線部293、および制御信号伝送線393を介してソレノイド440に送られる。
また、中継端子板204は、図7に示すように、電力中継線(電力中継線251(図1)、電力中継線251a(図5)に対応)の一部である電力中継線部291と、制御信号中継線(制御信号中継線253(図1)、制御信号中継線253a(図5)に対応)の一部である制御信号中継線部293と、電力中継線部291が分岐点276で分岐して制御信号中継端子225に接続された分岐電力線部295を備えている。
なお、電力中継線部291、制御信号中継線部293、および分岐電力線部295は、中継端子板204上に配設されたプリントパターンであってもよい。
また、中継端子板204は、主制御基板150の制御信号ポート123、125それぞれに接続された、異なる複数の制御信号中継端子223、225を備えている。
ここで、制御信号ポート123はソレノイド440(動作部)に対して送信される制御信号が出力される出力ポートである。
なお、制御信号中継端子225と制御信号ポート125とは伝送線195を介して接続されている。このため、分岐電力線部295は制御信号中継端子225を介して制御信号ポート125に接続されている。
また、中継端子板204は、電力中継線の一部である電力中継線部291が当該中継端子板204上にプリント配設された構成を有する。また、制御信号中継線の一部である制御信号中継線部293はプリントパターンとして中継端子板204内に配設されており、制御信号中継端子223とソレノイド側の中継端子である動作信号中継端子273に接続されている。
また、主制御基板150の制御信号ポート123、125と中継端子板204の制御信号中継端子223、225とはそれぞれ伝送線193、195を介して接続されている。
これにより、本実施形態4の遊技機30では、空きポートとなり得る制御信号ポート125に伝送線195を介して分岐電力線部295が接続されるので、主制御基板150における空き端子の発生を抑止することができる。
[遊技機30における空きポートについて]
ここで、本実施形態4の空きポートについて、図7、10に基づき説明する。なお、図10は、従来機である遊技機70の内部構成、回路構成を示す説明図である。
ここで、図10における主制御基板150およびソレノイド440はそれぞれ本実施形態4(図7)と同一とする。また、ソレノイド640はソレノイド440と同型のものとする。
上述のように、パチンコ機などの遊技機では機種変更などによって制御基板に対応する被制御機器の数や構造の変更が頻繁に行われる。このため、例えば、旧機種で主制御基板に対応して動作していた動作部(アクチュエータ)の一つが新機種では利用されなくなる場合に、この動作部に伝送線等を介して接続されていた主制御基板の制御信号ポートや中継端子板の制御信号中継端子は未使用状態の空きポート(空き端子)となり得る。
ここでは、旧機種である遊技機70の主制御基板150が新機種である遊技機30で共通に利用される場合に、遊技機30の主制御基板150で生じ得る未使用のポート(空き端子)について説明する。
ここで、ソレノイド440、640を備えた遊技機70について、図10を用いて説明する。なお、遊技機70は、遊技機30(図7)と同様に、主制御基板150とソレノイド440、640との間に中継端子板600を備えているものとする。
遊技機70は、上述のように、遊技機70における異なる開閉部材それぞれに対応して開閉動作を作動するソレノイド440、640と、これらソレノイド440、640それぞれに対して送られる制御信号の中継を行う制御信号中継線(図1の制御信号中継線253に相当)の一部を備えた中継端子板600を備えた構成を有する。
また、ソレノイド440、640は、上述のように、それぞれ主制御基板150からの電流供給により駆動する。
ソレノイド440は、中継端子板600の動作電力中継端子661に対して電力伝送線391を介して接続され、また、中継端子板600の動作信号中継端子663に対して制御信号伝送線393を介して接続されている。また、ソレノイド640は、中継端子板600の動作電力中継端子662の外端子に対して電力伝送線693を介して接続され、また、中継端子板600の動作信号中継端子665の外端子に対して制御信号伝送線694を介して接続されている。
中継端子板600は、主制御基板150に対向した側に異なる複数の制御信号中継端子613、615を備えると共に、ソレノイド440、640それぞれに対向した側に異なる複数の動作信号中継端子663、665を備えている。
また、制御信号中継端子613、615はそれぞれ中継端子板600上のプリントパターンと接続される内端子と中継端子板600の外部の機器や基板と伝送線を介して接続される外端子からなる。ここで、制御信号中継端子613、615の外端子はそれぞれ伝送線193、195を介して制御信号ポート123、125に接続されている。
また、中継端子板600は、制御信号中継線(図1の制御信号中継線253に対応)の一部である、プリントパターンとしての制御信号中継線部683、685を有する。また、制御信号中継線部683が制御信号中継端子613の内端子と動作信号中継端子663の内端子に接続され、制御信号中継線部685が制御信号中継端子615の内端子と動作信号中継端子665の内端子に接続されている。
また、遊技機70は、主制御基板150の電力ポート121からソレノイド440、640に接続され、ソレノイド440、640それぞれに対する電流供給を中継する電力中継線を備えている。
ここで、主制御基板150からソレノイド440への電流供給を中継する電力中継線は、主制御基板150の電力ポート121と中継端子板600の電力中継端子611とに接続された電力伝送線191、電力中継端子611の内端子と動作電力中継端子661の内端子に接続された電力中継線部681、および動作電力中継端子661とソレノイド440とに接続された電力伝送線391から成る。
また、主制御基板150からソレノイド640への電流供給を中継する電力中継線は、主制御基板150の電力ポート121と中継端子板600の電力中継端子611とに接続された電力伝送線191、電力中継線部681における電力中継端子611の内端子と分岐点まで、分岐点と動作電力中継端子662とに接続された分岐電力線部687、および動作電力中継端子662とソレノイド640とに接続された電力伝送線693から成る。
ここで、電力中継線部681は、中継端子板600上に配設されたプリントパターンであり、電力中継端子611の内端子と動作電力中継端子661の内端子とに接続されている。また、電力中継線部681上の分岐点で分岐して動作電力中継端子662の内端子に接続された分岐電力線部687を備えている。
ここで、ソレノイド440、640と主制御基板150とを接続する電力中継線(電力中継線251(図1)に対応)はソレノイド440、640のコモンラインであって、ソレノイド440、640それぞれから中継端子板600上の分岐点を介して電力ポート121に接続された構成を有する。
ここでは、旧機種(遊技機70)から新機種(遊技機30)への機種変更等に伴い、旧機種(図10)における主制御基板150に中継端子板600を介して接続された、異なる複数のソレノイド440、640のうちの一つ(ここでは、ソレノイド640とする)が新機種(図7)においては取り外される(不要となる)ものとする。
この場合に、新機種である本実施形態4(図7)では使用されないソレノイド640や、このソレノイド640が接続されていた制御信号線(制御信号伝送線694、制御信号中継線部685、および伝送線195)や、中継端子板600上の中継端子(動作電力中継端子662、動作信号中継端子665、および制御信号中継端子615)、そして、この制御信号線が接続していた主制御基板150における制御信号ポート125などが未使用状態となる。
すなわち、新機種(図7)としての遊技機30では、ソレノイド640、電力伝送線693、制御信号伝送線694と共に、動作電力中継端子662、動作信号中継端子665、中継端子板600内における分岐電力線部687と制御信号中継線部685は不要となる。
このため、新機種である遊技機30で主制御基板150を利用する場合に、旧機種(図10)で制御信号中継線部685が接続されていた制御信号中継端子615の内端子は未使用の端子(空き端子)となる。このとき、主制御基板150における制御信号ポート125が未使用状態の「空きポート」となる。
ここで、本実施形態4である遊技機30では、図7に示すように、制御信号中継端子225の内端子(制御信号中継端子615(図10)の内端子に対応)に対して、電力中継線部291における電圧電位が分岐して印加された分岐電力線部295が接続されている。
これにより、中継端子板600上における空き端子の発生が抑止されると共に、制御信号中継端子225に伝送線を介して接続された制御信号ポート125が未使用状態の空きポートとなるのを抑止することができる。
[主制御基板150の構成]
次に、遊技機30および遊技機70における主制御基板150の内部構成について、図7、図10を用いて説明する。ここで、遊技機30および遊技機70における主制御基板150は同一または同等の機能構成を有する。
遊技機30、70の主制御基板150は、電力ポート121および電力供給線を介して接続されたソレノイド440に駆動用の電流供給(ここでは、30ボルトとする)を行う電力供給部151を備えている。
なお、遊技機70(図10)では、主制御基板150に対して並列に接続されたソレノイドアクチュエータ(以下「ソレノイド」という)440、640に対して電流供給を行っている。
また、主制御基板150は、CPU105からの制御信号に基づきソレノイド440における駆動制御に用いられる電流(駆動制御電流)の出力を行うドライバ端子155、157を備えている。なお、駆動対象がモータである場合は、モータドライブとする。
ソレノイドドライブ(以下「ドライバ端子」という)155、157は、パワー半導体素子などのドライバ端子であり、ソレノイド440、640における駆動制御用の電流を生成して送出する。
ここで、遊技機30における主制御基板150に含まれる機能構成を制御信号生成部150Aとする。
制御信号生成部150AにおけるCPU105はドライバ端子155、157における入力端子(IN端子)に電圧印加を行うことで、ドライバ端子155、157における上記駆動制御電流の送出を制御する。
また、ドライバ端子155、157のGND素子はそれぞれ主制御基板150におけるグランド153に接続され、CPU105からドライバ端子155、157におけるIN端子への入力ラインにはそれぞれ抵抗素子R152とR154が設けられている。
ここで、主制御基板150の備える制御信号ポート123、125はソレノイド440、640に対する駆動制御電流が出力される出力ポートである。
以下、遊技機30、70の主制御基板150に含まれる、CPU105を除く機能構成を制御信号生成部150Aという。
遊技機70における制御信号生成部150Aにおける電力供給線は、図10に示すように、電力供給部151から電力ポート121を介して中継端子板600に接続され、この中継端子板600上で分岐されソレノイド440、640に対して並列に接続されている。
また、本実施形態4(遊技機30)の主制御基板150は、制御信号を生成し制御信号ポート123(出力ポート)から送信する制御信号生成部150Aを備え、この制御信号生成部150Aでは、ドライバ端子157の出力端子(OUT端子)には中継端子板204の分岐電力線部295から伝送線195を介して一定の電圧(定電圧)が印加された状態にある。
このため、分岐した電力中継線(分岐電力線部295)の抵抗素子R299よりも制御信号中継端子225寄りの部分における電位が制御信号生成部150Aにおける基準電位より高くなるように、中継端子板204の抵抗素子R299の抵抗値が設定されているものとする。なお、ここでは、グランド153における電圧電位を基準電位とする。
すなわち、ドライバ端子157におけるグランド端子(−)おける印加電圧電位より出力端子に印加される電圧電位が高くなるように中継端子板204上の抵抗素子R299の抵抗値が設定される。具体的には、抵抗素子R299の抵抗値は、ソレノイド440における電気抵抗値以下の値とする。
これにより、旧機種である遊技機70における、ソレノイド640が中継端子板600を介して主制御基板150に接続されている場合の制御信号生成部150A内部における電位環境(図10)を、遊技機30(図7)の主制御基板150内で模擬することが可能となる。
すなわち、図7の制御信号生成部150A内においても図10の制御信号生成部150A内における電位環境が模擬されるので、ソレノイド640が外された遊技機30においても共通の主制御基板150を利用することが可能となり、更には、図7の主制御基板150内(制御信号生成部150A)における電位環境を安定化することができる。
以上のように、図7に示す遊技機30では、制御信号を送信を行う出力ポートである制御信号ポート123、125、または、中継端子板204における制御信号中継端子223、225の内端子における空きポート(空き端子)の発生を有効に抑止することが可能となる。また、機種変更が行われる場合に、主制御基板を変更することなく、中継端子板の変更を行うことで、旧機種から新機種への移行を行うことが可能となる。
さらには、主制御基板150(図7の制御信号生成部150A)の備える論理回路が論理固定されるので、主制御基板150内の電位環境が安定化され、これにより、主制御基板150における不測の信号の発生を抑制することが可能となる。
なお、上記の実施形態3(図6)、実施形態4(図7)では、主制御基板130に受信ポートが備えられ、主制御基板150には出力ポートが備えられた構成について説明したが、主制御基板は受信用ポート(出力ポート)と送信用ポート(出力ポート)のどちらも備えた構成であってもよい。すなわち、CPU105を有する単一の主制御基板内に上述の制御信号取得部130Aと制御信号生成部150Aが併設された構成であってもよい。
[実施形態5]
次に、遊技に関連する演出に用いられる出力手段としての動作部410を備えた実施形態5について、図2、3、4、5、8を用いて説明する。以下、本実施形態5(図8)の遊技機を遊技機10bとする。図8は、遊技機10bの主要な内部構成を示す概略説明図である。
なお、上記出力手段としては、演出表示装置(液晶表示装置)80、スピーカ33、LEDなどの照明装置35、可動式役物(図示なし)等が挙げられる(図2、3参照)。また、出力手段としては、演出表示装置、スピーカ、装飾ランプなどが設けられた基板(非制御基板)や、演出用の可動式役物を駆動する演出アクチュエータ38(図4参照)なども含まれる。
遊技機10bは、図8に示すように、上記の動作部410(図5の動作部400に対応)と演出制御基板300(図5の制御基板100に対応)との間に、中継端子板200bが設けられた構成を有する。
また、遊技機10bは、演出制御基板300に対して遊技に関連する演出用の制御信号(演出用制御コマンド)を送信する主制御基板110を備えている。演出用制御コマンドには、スピーカ33による音声演出、LEDや冷陰極線管放電管などの照明装置35によるランプ演出、演出表示装置80による図柄演出、および可動式役物などの演出ギミックを駆動する役物演出などを実現するための制御コマンドを含む。
演出制御基板300は、遊技に関連する演出に用いられる動作部410に対して制御信号を送ることにより、動作部410による演出動作を駆動する制御を行う。
また、演出制御基板300は、図8に示すように、演出表示装置80、照明装置35、スピーカ33などにおける動作を制御する演出制御部320を有する。
ここで、演出制御部320について、図4を用いて説明する。
演出制御部320は、主制御部1000の特図選択部1132によって選択された特別図柄、変動パターン決定部1110によって決定された変動パターン、またはボタン37で受け付けた遊技者の操作等に基づいて各種演出を実行する。演出制御部320はボタン37から受け付けた遊技者の操作に応じて演出を可変に切り替えてもよい。また、演出制御部320は演出アクチュエータ38を演出表示装置80周縁に設けられた可動式役物(いわゆる演出ギミック)の動作を制御してもよい。
ここで、主制御部1000の変動パターン決定部1110は、特図保留制御部1120・特図抽選制御部1130、遊技状態制御部1140、普図保留制御部1160、普図抽選制御部1170と接続しており、これらの機能から信号(データ)を得ることにより、主制御部1000による遊技制御に適った変動パターンを生成することができる。変動パターンには、特別図柄が変動表示を開始してから終了(停止表示)するまでの時間等が規定されている。
また、演出制御部320は、特図選択部1132によって選択された特別図柄や変動パターン決定部1110によって決定された変動パターンを用いて演出図柄の変動演出(例えば、リーチ演出等)やその他演出の演出態様を決定し、決定された演出を演出表示装置80、照明装置35またはスピーカ33に実行させる。
なお、本実施形態5における演出制御部320は、特図選択部1132によって選択された特別図柄を、変動パターン決定部1110を介して取得しているものとする。
演出制御部320によって決定される演出態様には、演出表示装置80における図柄変動演出の発展態様の他に、演出表示装置80に表示される背景や色彩、スピーカ33により音声出力される演出音(音楽)、照明装置35の発光色や発光強度、ボタン37の操作を受け付けるタイミング等が含まれうる。
次に、遊技機10bの備えた中継端子板200bについて、図8を用いて説明する。
中継端子板200bは、電力中継線251bの一部である電力中継線部281bと、制御信号中継線253bの一部である制御信号中継線部283bと、演出制御基板300の制御信号ポート304、306それぞれに伝送線を介して接続された制御信号中継端子215b、217bと、電力中継線部281bから分岐して制御信号中継端子217bに接続された、プリントパターンとしての分岐電力線部285bを備えている。
ここで、電力中継線部281b、制御信号中継線部283b、および制御信号中継端子217bはそれぞれ中継端子板200b上に配設された導電体のプリントパターンとする。
また、遊技機10bは、遊技の演出に用いられる上記出力手段としての動作部410と、動作部410に電力供給(電源供給)を行うと共に、動作部410に対して制御信号を送ることにより動作部410における演出動作を駆動する制御を行う演出制御基板300を備えている。
これにより、遊技機10bでは、演出制御基板300から動作部410に対して電力中継線251bを介して電力供給が行われる。また、演出制御基板300から動作部410に対して制御信号中継線253bを介して制御信号が送られる。
中継端子板200bは、上述のように、電力中継線251の一部としての電力中継線部281aが中継端子板200a内に導電体配設された構成を有する。なお、電力中継線部281aはプリントパターンとして配設されていてもよい。
また、中継端子板200bでは、制御信号中継線253bの一部である制御信号中継線部283bが中継端子板200b内に配設され、制御信号中継端子215bの内端子に接続されている。なお、制御信号中継線部283bはプリントパターンとして中継端子板200b内に配設されていてもよい。
また、図8に示すように、演出制御基板300の制御信号ポート304、306と中継端子板200bの制御信号中継端子215b、217bとはそれぞれ伝送線183b、185bを介して接続されている。
ここで、伝送線183b、185bは、例えば、導電体のフレキシブルケーブルであり、両端(演出制御基板300側および中継端子板200b側)には、演出制御基板300が備えた電力ポート302、制御信号ポート304、306、中継端子板200bが備えた電力中継端子(図示なし)、制御信号中継端子215b、217bに接続されるコネクタを備えているものとする。
また、制御信号中継端子215b、217bはそれぞれ中継端子板200b上に配設されたプリントパターンに接続する内端子と伝送線183b、185bに接続される外端子とを有する。
ここで、遊技機10b(図8)では、遊技機の機種変更や構成の変更に伴って空きポートとなり得る制御信号ポート306に対して、分岐電力線部285bに接続された伝送線185が接続される。これにより、演出制御基板300における空き端子の発生を抑止することができる。
なお、分岐電力線部285bに、動作部410における抵抗値を模した抵抗値の抵抗素子(図示なし)が直列に設けられた構成であってもよい。
これにより、演出制御基板300の備える論理回路が、後述する旧機種における電位環境と同等に論理固定される。このため、演出制御基板300内における電位環境を安定化され、演出制御基板300における不測の信号の発生を抑制することが可能となる。
また、遊技機10bは、電力中継線251b(電力中継線部281b)の分岐点から制御信号ポート306までの分岐電力線255b(分岐電力線部285b、制御信号中継端子217b、および伝送線185bを含む)、および制御信号中継線253bは、それぞれフレキシブルケーブルで構成された構成であってもよい。このとき、演出制御基板300および動作部410はフレキシブルケーブルを利用した空中配線で接続される。
以上のように、遊技機10bでは、演出制御基板300で空きポートとなり得る制御信号ポート(ここでは、制御信号ポート306)に対して分岐電力線(または、分岐された電力線に接続した伝送線)が接続されるので、演出制御基板300における空き端子の発生を抑止することができ、このため、出力手段(動作部410)の数や構成が変更された場合でも、変更前の演出制御基板を共通して利用することが可能となる。すなわち、機種変更が行われる場合に、演出制御基板を変更することなく、中継端子板のみを変更することで、旧機種から新機種への移行を行うことが可能となる。
以上のように、実施形態1〜5における遊技機10、10a、20、30、10bでは、制御基板(主制御基板または演出制御基板)の備える制御信号ポートに電力中継線が分岐して接続されることにより、送信用の出力ポートまたは受信用の受信ポートとしての制御信号ポートを備えた制御基板(主制御基板または演出制御基板)における空き端子(空きポート)の発生を有効に抑止することができる。さらには、制御基板の備える論理回路が論理固定されるので、制御基板内の電位環境が安定化され、これにより、制御基板における不測の信号の発生を抑制することが可能となる。
上記の実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)動作部との間で制御信号が伝送される制御信号中継線に接続された制御基板と、定電位に接続された電力中継線と、前記制御信号の出力または入力用に前記制御基板に設けられた1または複数の制御信号ポートと、を備えた遊技機であって、前記電力中継線が分岐して前記制御信号ポートに対して接続されていることを特徴とする遊技機。
(2)前記一または複数の電力中継線と、前記制御信号中継線と、前記制御信号ポートそれぞれに接続された異なる複数の制御信号中継端子と、を備えると共に、前記制御基板と前記動作部との間に設けられた中継端子板を有し、前記制御信号中継線は前記制御信号中継端子の一部を介して前記制御信号ポートと前記動作部とを接続し、前記分岐した電力中継線が前記制御信号中継端子の一部を介して前記制御信号ポートに接続されていることを特徴とする(1)に記載の遊技機。
(3)前記分岐した電力中継線が接続された前記制御信号中継端子または前記制御信号ポートと前記電力中継線における分岐した箇所とを接続する分岐電力線に抵抗素子が設けられていることを特徴とする(1)または(2)のいずれか一つに記載の遊技機。
(4)前記制御信号ポートは前記動作部から送られた前記制御信号が入力される入力ポートであることを特徴とする(3)に記載の遊技機。
(5)前記制御信号ポートは前記動作部に対する前記制御信号が出力される出力ポートであることを特徴とする(3)に記載の遊技機。
(6)前記制御基板は前記入力ポートが受信した前記制御信号を取得する制御信号取得部を備え、前記分岐した電力中継線における電位が前記制御信号取得部における基準電位より低くなるように前記抵抗素子の抵抗値が設定されていることを特徴とする(4)に記載の遊技機。
(7)前記制御基板は、前記制御信号を生成し前記出力ポートから送信する制御信号生成部を備え、前記分岐した電力中継線における電位が前記制御信号生成部における基準電位より高くなるように前記抵抗素子の抵抗値が設定されていることを特徴とする(5)に記載の遊技機。
10、10a、10b、20、30、60、70 遊技機
12 前枠
15 外枠
21 ヒンジ機構
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33(33a、33b) スピーカ
34、36 左右側枠部
35(35a、35b、35c、35d、35e、35f、35g) 照明装置
37 ボタン
38 演出アクチュエータ
39 球抜き機構
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55、56 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 作動ゲート
65、66 特別電動役物
67、67a、67b、67c 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
90 図柄表示装置
91 特別図柄表示装置
91a 第1特別図柄表示装置
91b 第2特別図柄表示装置
92 普通図柄表示装置
100 制御基板
102、111、121、302 電力ポート
104、106、113、115、123、125、304、306 制御信号ポート
105 CPU
110、130、150 主制御基板
130A 制御信号取得部
131、139、151 電力供給部
R132、R134、R136、R138、R152、R154、R289、R289a、R299 抵抗素子
133、153、155、157 グランド
135、137 比較器
150A 制御信号生成部
155、157 ドライバ端子
160 特典付与部
183、183b、185、185b、191、193、195 伝送線
181、191、381、391、572、693 電力伝送線
200a、200b、202、204、500、600 中継端子板
211、261、511、611 電力中継端子
215、215a、215b、217、217a、217b、223、225、513、515、613、615 制御信号中継端子
251、251a、251b 電力中継線
253、253a、253b 制御信号中継線
255、255b 分岐電力線
263、273、563、565、663、665 動作信号中継端子
276 分岐点
R289、R289a、R299、R132、R134、R136、R138 抵抗素子
281、281a、281b、291、581、681 電力中継線部
283、283a、283b、293、583、585、683、685 制御信号中継線部
285、285a、285b、286、295、587、687 分岐電力線部
300 演出制御基板
320 演出制御部
383、393、574、694 制御信号伝送線
400、410 動作部
420、620 カウントスイッチ
422、622 開口部
424、624 検出信号出力部
440、640 ソレノイドアクチュエータ
561、562、661、662 動作電力中継端子
1000 主制御部
1110 変動パターン決定部
1111 第1特図抽選値取得部
1112 第2特図抽選値取得部
1113 普図抽選値取得部
1120 特図保留制御部
1130 特図抽選制御部
1131、1171 抽選部
1132 特図選択部
1133、1173 遊技制御部
1140 遊技状態制御部
1141 当選確率制御部
1142 変短制御部
1150 図柄表示制御部
1151 第1特図表示制御部
1152 第2特図表示制御部
1153 普図表示制御部
1160 普図保留制御部
1170 普図抽選制御部
1172 普図選択部
1180 普通電役制御部
1190 特別電役制御部
SW0、SW4、SW5、SW6 カウントスイッチ
SW1 第1始動口スイッチ
SW2 第2始動口スイッチ
SW3 普通図柄変動スイッチ
AC1、AC2、AC3 アクチュエータ

Claims (1)

  1. 動作部と、電力供給部が設けられた制御基板と、前記動作部と前記制御基板との間で制御信号が伝送される制御信号中継線と、前記電力供給部と前記動作部とを接続することによって前記動作部に定電位を与える電力中継線と、前記制御信号の出力または入力用に前記制御基板に設けられた複数の制御信号ポートと、を備えた遊技機であって、
    前記制御信号中継線に接続されていない前記制御信号ポートに対して、前記電力中継線から分岐している分岐電力線が接続されており、
    当該制御信号ポートに接続されている前記分岐電力線に抵抗器である抵抗素子が設けられていることを特徴とする遊技機。
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