JP2016212837A - 基準電圧生成回路、レギュレータ、半導体装置 - Google Patents

基準電圧生成回路、レギュレータ、半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】出力精度の高い基準電圧生成回路を提供する。【解決手段】基準電圧生成回路20は、それぞれ温度特性の異なる基準電圧VrefA〜VrefCを生成する基準電圧源21A〜21Cと、基準電圧VrefAと基準電圧VrefBとを比較して比較信号Sxを生成するコンパレータ23xと、基準電圧VrefBと基準電圧VrefCとを比較して比較信号Syを生成するコンパレータ23yと、比較信号Sxと比較信号Syから切替信号SA〜SCを生成する論理演算部24と、切替信号SA〜SCに応じて基準電圧VrefA〜VrefCのいずれかを基準電圧Vrefとして選択出力するセレクタ22と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、基準電圧生成回路及びレギュレータ、並びに、これらを集積化した半導体装置に関するものである。
近年、入力電圧から電源変動や温度変動の影響を受けにくい出力電圧を生成する半導体装置(いわゆる電圧リファレンスIC)が種々のアプリケーションで用いられている。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2011−232931号公報
しかし、電圧リファレンスICの高精度化については、さらなる改善の余地があった。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者らにより見出された上記の問題点に鑑み、出力精度の高い基準電圧生成回路及びレギュレータ、並びに、これらを集積化した半導体装置を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている基準電圧生成回路は、第1基準電圧を生成する第1基準電圧源と、前記第1基準電圧とは温度特性の異なる第2基準電圧を生成する第2基準電圧源と、前記第1基準電圧と前記第2基準電圧とを比較して第1比較信号を生成する第1コンパレータと、前記第1比較信号に応じて前記第1基準電圧と前記第2基準電圧の一方を基準電圧として選択出力するセレクタと、を有する構成(第1の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている基準電圧生成回路は、アンプと、前記アンプの出力端と前記アンプの第1入力端との間に接続された第1抵抗と、前記アンプの出力端と前記アンプの第2入力端との間に接続された第2抵抗と、前記アンプの第2入力端と接地端との間に接続された第3抵抗と、前記アンプの第1入力端と接地端との間に接続された第1ダイオードと、前記アンプの第2入力端と接地端との間に接続された複数並列の第2ダイオードと、を有し、前記第1抵抗及び前記第2抵抗の一方は、第1抵抗部と、前記第1抵抗部とは異なる温度特性を備えた第2抵抗部と、トリミング信号に応じて前記第1抵抗部及び前記第2抵抗部の各抵抗値を合成抵抗値不変で調整する第1トリミング部と、を含む構成(第2の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている基準電圧生成回路は、アンプと、前記アンプの出力端と前記アンプの第1入力端との間に接続された第1抵抗と、前記アンプの出力端と前記アンプの第2入力端との間に接続された第2抵抗と、前記アンプの第2入力端と接地端との間に接続された第3抵抗と、前記アンプの第1入力端と接地端との間に接続された第1ダイオードと、前記アンプの第2入力端と接地端との間に接続された複数並列の第2ダイオードと、を有し、前記第1抵抗及び前記第2抵抗の一方は、ポリ抵抗部と拡散抵抗部とを組み合わせて成る構成(第3の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されているレギュレータは、帰還電圧が基準電圧と一致するように増幅電圧を出力するアンプと、前記増幅電圧を分圧して前記帰還電圧を生成する抵抗ラダーと、前記抵抗ラダーに含まれる第1抵抗列の両端ノードまたは中間ノードから一つを選択して定電圧の出力端に接続する第1スイッチ群と、前記抵抗ラダーに含まれる第2抵抗列に対して並列接続された第2スイッチ群と、トリミング信号に応じて前記第1スイッチ群及び前記第2スイッチ群を制御するデコーダと、を有する構成(第4の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている半導体装置は、上記第1〜第3いずれかの構成から成る基準電圧生成回路、または、上記第4の構成から成るレギュレータを有する構成(第5の構成)とされている。
なお、本発明のその他の特徴、要素、ステップ、利点、及び、特性については、以下に続く詳細な説明やこれに関する添付の図面によって、さらに明らかとなる。
本明細書中に開示されている発明によれば、出力精度の高い基準電圧生成回路及びレギュレータ、並びに、これらを集積化した半導体装置を提供することが可能となる。
半導体装置1の全体構成例を示すブロック図 プリレギュレータ10の一構成例を示す回路図 基準電圧生成回路20の第1構成例を示す回路図 第1構成例における基準電圧Vrefの温度特性図 基準電圧生成回路20の第2構成例を示す回路図 第2構成例における基準電圧Vrefの温度特性図 基準電圧生成回路20の第3構成例を示す回路図 拡散抵抗部R2bの素子構造を示す縦断面図 拡散抵抗部R2bの温度特性図 第3構成例における基準電圧Vrefの温度特性図 基準電圧生成回路20の第4構成例を示す回路図 基準電圧生成回路20の第5構成例を示す回路図 レギュレータ30の第1構成例を示す回路図 レギュレータ30の第2構成例を示す回路図 レギュレータ30の第3構成例を示す回路図 第3構成例におけるトリミング動作図
<半導体装置>
図1は、半導体装置1の全体構成例を示すブロック図である。本構成例の半導体装置1は、入力電圧Vinから電源変動や温度変動の影響を受けにくい出力電圧Vout1〜Vout3を生成して装置外部に出力する電圧リファレンスICであり、プリレギュレータ10と、基準電圧生成回路20と、レギュレータ30と、バッファ40と、不揮発性メモリ50と、を集積化して成る。なお、出力電圧Vout1〜Vout3は、後段に接続されるコンパレータやオペアンプなどのリファレンスとして好適に利用することができる。
プリレギュレータ10は、入力電圧Vinの印加端と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、入力電圧Vinから所定の第1内部電源電圧Vaと第2内部電源電圧Vbを生成する。第1内部電源電圧Vaは、レギュレータ30及びバッファ40の電源電圧として用いられているほか、第1出力電圧Vout1として半導体装置1の外部にも出力されている。一方、第2内部電源電圧Vbは、基準電圧生成回路20の電源電圧として用いられている。
基準電圧生成回路20は、第2内部電源電圧Vbの印加端と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、プリレギュレータ10から第2内部電源電圧Vbの供給を受けて所定の基準電圧Vrefを生成する。特に、入力電圧Vinの変動範囲が広い場合には、入力電圧Vinから基準電圧Vrefを直接的に生成するのではなく、入力電圧Vinをある程度安定化させた第2内部電源電圧Vbから基準電圧Vrefを生成することが望ましい。このような構成であれば、入力電圧Vinの変動に依ることなく所望の基準電圧Vrefを安定に生成することができる。ただし、基準電圧生成回路20は、必ずしも第2内部電源電圧Vbから基準電圧Vrefを生成する構成に限定されるものではない。すなわち、所望の基準電圧Vrefを安定に生成することができるのであれば、入力電圧Vinから基準電圧Vrefを直接的に生成する構成としてもよい。なお、基準電圧Vrefは、出力帰還制御用リファレンスとして、レギュレータ30に出力されている。
レギュレータ30は、第1内部電源電圧Vaの印加端と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、プリレギュレータ10から第1内部電源電圧Vaの供給を受けて所定の定電圧Vregを生成する。具体的に述べると、レギュレータ30は、定電圧Vreg(またはこれに応じた帰還電圧Vfb)が基準電圧Vrefと一致するように、出力帰還制御を行う。なお、定電圧Vregは、バッファ40に出力されているほか、第2出力電圧Vout2として半導体装置1の外部にも出力されている。
バッファ40は、第1内部電源電圧Vaの印加端と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、レギュレータ30から定電圧Vregの入力を受けてバッファ電圧Vbuffを出力する。なお、バッファ電圧Vbuffは、第3出力電圧Vout3として半導体装置1の外部に出力されている。
不揮発性メモリ50は、入力電圧Vinの供給を受けて動作し、半導体装置1で用いられる種々の制御データ(例えば、基準電圧生成回路20の温度特性やレギュレータ30の出力ゲインを調整するためのトリミング信号)を不揮発的に格納する。なお、不揮発性メモリ50としては、例えば、EEPROM[electrically erasable programmable read-only memory]などを好適に用いることができる。また、不揮発性メモリ50には、半導体装置1の外部からデータアクセスを行うためのインタフェイスとして、クロック信号SCLとデータ信号SDAを用いるICバスが接続されている。
なお、本図では明示されていないが、半導体装置1は、上記各ブロック(特にプリレギュレータ10、基準電圧生成回路20、レギュレータ30、及び、バッファ40)の動作可否を制御するためのイネーブル信号を受け付ける構成としてもよい。
<プリレギュレータ>
図2は、プリレギュレータ10の一構成例を示す回路図である。本構成例のプリレギュレータ10は、バンドギャップ基準電圧源11と、オペアンプ12及び13と、抵抗14〜17と、を含む。
バンドギャップ基準電圧源11は、入力電圧Vinの印加端と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、入力電圧Vinから電源変動や温度変動の影響を受けにくいバンドギャップ基準電圧Vbgを生成する。
オペアンプ12は、入力電圧Vinの印加端と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、非反転入力端(+)に入力されるバンドギャップ基準電圧Vbgと、反転入力端(−)に入力される分圧電圧Va’(=第1内部電源電圧Vaの分圧電圧)とが一致するように、第1内部電源電圧Vaの出力帰還制御を行う。
オペアンプ13は、入力電圧Vinの印加端と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、非反転入力端(+)に入力されるバンドギャップ基準電圧Vbgと、反転入力端(−)に入力される分圧電圧Vb’(=第2内部電源電圧Vbの分圧電圧)とが一致するように、第2内部電源電圧Vbの出力帰還制御を行う。
抵抗14及び15は、オペアンプ12の出力端(=第1内部電源電圧Vaの印加端)と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、互いの接続ノードから分圧電圧Va’を出力する第1分圧回路として機能する。
抵抗16及び17は、オペアンプ13の出力端(=第2内部電源電圧Vbの印加端)と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、互いの接続ノードから分圧電圧Vb’を出力する第2分圧回路として機能する。
<基準電圧生成回路(第1構成例)>
図3は、基準電圧生成回路20の第1構成例を示す回路図である。第1構成例の基準電圧生成回路20としては、バンドギャップ基準電圧源21を好適に用いることができる。バンドギャップ基準電圧源21は、抵抗R1〜R3(いずれもポリ抵抗)と、ダイオードD1及びD2と、オペアンプAMPと、を含む。
オペアンプAMPの第1電源端は、第2内部電源電圧Vbの印加端に接続されている。オペアンプAMPの第2電源端は、接地電圧Vssの印加端に接続されている。抵抗R1の第1端と抵抗R2の第1端は、いずれもオペアンプAMPの出力端(=基準電圧Vrefの出力端)に接続されている。抵抗R1の第2端とダイオードD1のアノードは、いずれもオペアンプAMPの非反転入力端(+)に接続されている。抵抗R2の第2端と抵抗R3の第1端は、いずれもオペアンプAMPの反転入力端(−)に接続されている。抵抗R3の第2端は、ダイオードD2のアノードに接続されている。ダイオードD1のカソードとダイオードD2のカソードは、いずれも接地電圧Vssの印加端に接続されている。ただし、抵抗R3は、ダイオードD2のアノード側ではなく、ダイオードD2のカソード側に接続しても構わない。
ダイオードD2は、ダイオードD1をm個(例えばm=4)並列接続したものに相当する。すなわち、ダイオードD2のPN接合面積は、ダイオードD1のPN接合面積に対してm倍となるように設計されている。従って、ダイオードD2の電流密度は、ダイオードD1の電流密度よりも小さくなる。ダイオードD1及びD2としては、ゲート・ドレイン間ないしはベース・コレクタ間がショートされたトランジスタ(=いわゆるダイオード接続トランジスタ)を用いてもよい。
なお、上記の回路構成は、先出のバンドギャップ基準電圧源11にも適用することが可能である。
次に、バンドギャップ基準電圧源21の動作について説明する。オペアンプAMPは、非反転入力端(+)に入力される第1ノード電圧V1と、反転入力端(−)に入力される第2ノード電圧V2とが一致(イマジナリショート)するように、基準電圧Vrefの負帰還制御を行う。その結果、基準電圧Vrefは、次の(1)式で表される。
Figure 2016212837
なお、R1〜R3は抵抗R1〜R3の抵抗値(例えば、R1=R2=250kΩ)、Vf1はダイオードD1の順方向降下電圧、Is1及びIs2はダイオードD1及びD2の飽和電流、並びに、Vtは熱電圧を示している。
上記(1)式において、右辺第1項は負の温度係数を持ち、右辺第2項は正の温度係数を持つ。従って、抵抗R1〜R3の抵抗値、及び、飽和電流Is1及びIs2の電流値を適宜調整することにより、基準電圧Vrefの温度特性を理想的にはフラットにすることができる。
図4は、第1構成例における基準電圧Vrefの温度特性図である。本図の横軸は温度を示しており、縦軸は基準電圧Vrefを示している。本図で示したように、第1構成例における基準電圧Vrefの温度特性は、実際には必ずしもフラットではなく、温度変化に対して極大値を持つ凸型(卵型)となる。このような温度特性では、基準電圧Vrefに18ppm/℃程度の温度ドリフトが生じるので、さらなる改善の余地があった。
<基準電圧生成回路(第2構成例)>
図5は、基準電圧生成回路20の第2構成例を示す回路図である。第2構成例の基準電圧生成回路20は、第1バンドギャップ基準電圧源21Aと、第2バンドギャップ基準電圧源21Bと、第3バンドギャップ基準電圧源21Cと、セレクタ22と、第1コンパレータ23xと、第2コンパレータ23yと、論理演算部24と、を含む。
第1バンドギャップ基準電圧源21Aは、第2内部電源電圧Vbの印加端と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、第1基準電圧VrefAを生成する。
第2バンドギャップ基準電圧源21Bは、第2内部電源電圧Vbの印加端と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、第1基準電圧VrefAとは温度特性の異なる第2基準電圧VrefBを生成する。
第3バンドギャップ基準電圧源21Cは、第2内部電源電圧Vbの印加端と接地電圧Vssの印加端との間に接続されており、第1基準電圧VrefA及び第2基準電圧VrefBのいずれとも温度特性の異なる第3基準電圧VrefCを生成する。
なお、第1バンドギャップ基準電圧源21A、第2バンドギャップ基準電圧源21B、第3バンドギャップ基準電圧源21Cは、それぞれ、図3で示したバンドギャップ基準電圧21と同様の構成から成る。ただし、抵抗R2と抵抗R3の抵抗比(R2/R3)は、各基準電圧源毎に異なっている。
セレクタ22は、PMOSFET[p-channel type metal oxide semiconductor field effect transistor]22A〜22Cを含み、論理演算部24から入力される切替信号SA〜SCに応じて、第1基準電圧VrefA、第2基準電圧VrefB、及び、第3基準電圧VrefCのいずれか一つを基準電圧Vrefとして選択出力する。
PMOSFET22Aは、第1バンドギャップ基準電圧源21Aの出力端(=第1基準電圧VrefAの出力端)と基準電圧生成回路20の出力端(=基準電圧Vrefの出力端)との間に接続されており、切替信号SAがローレベルであるときにオンし、切替信号SAがハイレベルであるときにオフする。
PMOSFET22Bは、第2バンドギャップ基準電圧源21Bの出力端(=第2基準電圧VrefBの出力端)と基準電圧生成回路20の出力端(=基準電圧Vrefの出力端)との間に接続されており、切替信号SBがローレベルであるときにオンし、切替信号SBがハイレベルであるときにオフする。
PMOSFET22Cは、第3バンドギャップ基準電圧源21Cの出力端(=第3基準電圧VrefCの出力端)と基準電圧生成回路20の出力端(=基準電圧Vrefの出力端)との間に接続されており、切替信号SCがローレベルであるときにオンし、切替信号SCがハイレベルであるときにオフする。
すなわち、切替信号SAがローレベルで切替信号SB及びSCがハイレベルであるときには、第1基準電圧VrefAが基準電圧Vrefとして選択出力される。また、切替信号SBがローレベルで切替信号SA及びSCがハイレベルであるときには、第2基準電圧VrefBが基準電圧Vrefとして選択出力される。また、切替信号SCがローレベルで切替信号SA及びSBがハイレベルであるときには、第3基準電圧VrefCが基準電圧Vrefとして選択出力される。
第1コンパレータ23xは、非反転入力端(+)に入力される第1基準電圧VrefAと反転入力端(−)に入力される第2基準電圧VrefBとを比較して第1比較信号Sxを生成する。第1比較信号Sxは、第1基準電圧VrefAが第2基準電圧VrefBよりも高いときにハイレベルとなり、逆に、第1基準電圧VrefAが第2基準電圧VrefBよりも低いときにローレベルとなる。
第2コンパレータ23yは、非反転入力端(+)に入力される第2基準電圧VrefBと反転入力端(−)に入力される第3基準電圧VrefCとを比較して第2比較信号Syを生成する。第2比較信号Syは、第2基準電圧VrefBが第3基準電圧VrefCよりも高いときにハイレベルとなり、逆に、第2基準電圧VrefBが第3基準電圧VrefCよりも低いときにローレベルとなる。
論理演算部24は、第1比較信号Sxと第2比較信号Syから切替信号SA〜SCを生成する回路ブロックであり、NANDゲート24aと、NANDゲート24bと、ORゲート24cと、を含む。
NANDゲート24aは、第1入力端に入力される第1比較信号Sxと第2入力端に入力される第2比較信号Syとの否定論理積演算を行うことにより、切替信号SAを生成する。切替信号SAは、第1比較信号Sxと第2比較信号Syがいずれもハイレベルであるときにローレベルとなり、第1比較信号Sxと第2比較信号Syの少なくとも一方がローレベルであるときにハイレベルとなる。
NANDゲート24bは、第1反転入力端に入力される第1比較信号Sxと第2入力端に入力される第2比較信号Syとの否定論理積演算を行うことにより、切替信号SBを生成する。切替信号SBは、第1比較信号Sxがローレベルであって第2比較信号Syがハイレベルであるときにローレベルとなり、第1比較信号Sxがハイレベルであるか第2比較信号Syがローレベルであるときにハイレベルとなる。
ORゲート24cは、第1入力端に入力される第1比較信号Sxと第2入力端に入力される第2比較信号Syとの論理和演算を行うことにより、切替信号SCを生成する。切替信号SCは、第1比較信号Sxと第2比較信号Syがいずれもローレベルであるときにローレベルとなり、第1比較信号Sxと第2比較信号Syの少なくとも一方がハイレベルであるときにハイレベルとなる。
図6は、第2構成例における基準電圧Vrefの温度特性図であり、上から順に、基準電圧Vref(太い実線)、第1基準電圧VrefA(破線)、第2基準電圧VrefB(一点鎖線)、第3基準電圧VrefC(二点鎖線)、第1比較信号Sx、第2比較信号Sy、及び、切替信号SA〜SCが描写されている。また、本図の横軸は温度(−80℃〜+160℃)を示している。
本図の例において、第1バンドギャップ基準電圧源21Aは、第1基準電圧VrefAが−20℃付近で極大となる温度特性を示すように設計されている。また、第2バンドギャップ基準電圧源21Bは、第2基準電圧VrefBが+40℃付近で極大となる温度特性を示すように設計されている。また、第3バンドギャップ基準電圧源21Cは、第3基準電圧VrefCが+100℃付近で極大となる温度特性を示すように設計されている。なお、ピーク温度の調整は、抵抗R2と抵抗R3との抵抗比を変えることにより、任意に調整することができる。
VrefA>VrefB>VrefCとなる温度範囲(おおよそ+10℃未満)では、第1比較信号Sxと第2比較信号Syがいずれもハイレベルとなるので、切替信号SAがローレベルとなり、切替信号SB及びSCがハイレベルとなる。その結果、PMOSFET22AがオンしてPMOSFET22B及び22Cがオフするので、第1基準電圧VrefAが基準電圧Vrefとして出力される。
一方、VrefB>VrefA、VrefCとなる温度範囲(おおよそ+10℃〜+70℃)では、第1比較信号Sxがローレベルとなり、第2比較信号Syがハイレベルとなるので、切替信号SBがローレベルとなり、切替信号SA及びSCがハイレベルとなる。その結果、PMOSFET22BがオンしてPMOSFET22A及び22Cがオフするので、第2基準電圧VrefBが基準電圧Vrefとして出力される。
また、VrefC>VrefB>VrefAとなる温度範囲(おおよそ+70℃以上)では、第1比較信号Sxと第2比較信号Syがいずれもローレベルとなるので、切替信号SCがローレベルとなり、切替信号SA及びSBがハイレベルとなる。その結果、PMOSFET22CがオンしてPMOSFET22A及び22Bがオフするので、第3基準電圧VrefCが基準電圧Vrefとして出力される。
このように、第2構成例の基準電圧生成回路20では、極めて簡易な回路構成により、温度特性がフラットになっている領域(第1基準電圧VrefA、第2基準電圧VrefB、及び、第3基準電圧VrefCそれぞれの極大値付近)をロジカルに選択して出力することができるので、基準電圧Vrefの温度ドリフトを低減することが可能となる。
なお、上記では、3つのバンドギャップ基準電圧源を択一的に用いる構成を例に挙げたが、バンドギャップ基準電圧源の個数はこれに限定されるものではなく、2つであっても構わないし4つ以上であっても構わない。
<基準電圧生成回路(第3構成例)>
図7は、基準電圧生成回路20の第3構成例を示す回路図である。第3構成例は、先の第1構成例(図3)をベースとしつつ、抵抗R2がポリ抵抗部R2aと拡散抵抗部R2bとを組み合わせて成る点に特徴を有する。そこで、第1構成例と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、第3構成例の特徴部分について重点的な説明を行う。
ポリ抵抗部R2aとしては、抵抗R1や抵抗R3と同じく、ポリ抵抗(ポリシリコン抵抗)が用いられている。一方、拡散抵抗部R2bとしては、ポリ抵抗部R2aと温度特性の異なる拡散抵抗が用いられている。
ただし、抵抗R1と抵抗R2は、いずれも同一の抵抗値を持つように設計されている。すなわち、ポリ抵抗部R2aと拡散抵抗部R2bは、その合成抵抗値が抵抗R1の抵抗値と一致するように設計されている(例えば、R2a+R2b=R1=250kΩ)。
図8は、拡散抵抗部R2bの素子構造を示す縦断面図である。本図で示すように、拡散抵抗部R2bは、p型の半導体基板101に形成された一対の第1低濃度n型拡散領域102と、一対の第1低濃度n型拡散領域102に各々形成された一対の高濃度n型拡散領域103(コンタクト領域)と、一対の第1低濃度n型拡散領域102に挟まれる形で半導体基板101に形成された第2低濃度n型拡散領域104と、一対の高濃度n型拡散領域103上に各々形成された一対のシリサイド電極105と、を含む。
なお、一対のシリサイド電極105には、それぞれ、一対の配線106が接続されている。また、一対の第1低濃度n型拡散領域102、一対の高濃度n型拡散領域103、並びに、第2低濃度n型拡散領域104は、いずれも絶縁層107により被覆されている。また、拡散抵抗部R2bは、その周囲に形成された素子分離領域108により、隣接する他の素子から電気的に分離されている。
また、拡散抵抗部R2bは、不揮発性メモリ50を形成する浮遊ゲート型のセルトランジスタを流用して形成することができる。すなわち、第2低濃度n型拡散領域104上には、本図で示すように、絶縁層107を挟んで浮遊ゲート領域109が形成されている。
上記の素子構造を有する拡散抵抗部R2bでは、第2低濃度拡散領域104(すなわちセルトランジスタのトンネル領域)が抵抗成分として利用される。ここで、第2低濃度n型拡散領域104は、拡散抵抗部R2bの抵抗値が温度変化に対して極小値を持つようにその不純物濃度が調整されている。
図9は、拡散抵抗部R2bの温度特性図である。本図の横軸は温度を示しており、縦軸は拡散抵抗部R2bの抵抗値を示している。本図で示したように、拡散抵抗部R2bの抵抗値は、第2低濃度n型拡散領域104の不純物濃度を適宜調整することにより、温度変化に対して極小値を持つ凹型(椀型)となる。
図10は、第3構成例における基準電圧Vrefの温度特性図である。本図の横軸は温度を示しており、縦軸は基準電圧Vrefを示している。バンドギャップ基準電圧源21を形成する抵抗R2の一部として、図9の温度特性を持つ拡散抵抗部R2bを加えることにより、図4の温度特性をキャンセルすることができる。
従って、本図で示したように、基準電圧Vrefの温度特性を極めてフラットなものとすることが可能となり、延いては、基準電圧Vrefの温度ドリフトを1ppm/℃以下(例えば0.2ppm/℃)にまで抑え込むことが可能となる。
なお、上記では、抵抗R2の一部として拡散抵抗部R2bを加える構成を例示したが、抵抗R1と抵抗R2との関係を入れ替え、抵抗R1の一部として拡散抵抗部を加える構成としても、上記と同様の効果を得ることが可能である。
<基準電圧生成回路(第4構成例)>
図11は、基準電圧生成回路20の第4構成例を示す回路図である。第4構成例は、先の第3構成例(図7)をベースとしつつ、第2抵抗R2にトリミング機能(=ポリ抵抗部R2aと拡散抵抗部R2bとの配合比率を調整する機能)を追加した点に特徴を有する。そこで、第3構成例と同様の構成要素については、図7と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、第4構成例の特徴部分について重点的な説明を行う。
第4構成例の基準電圧生成回路20において、第2抵抗R2は、ポリ抵抗部R2aと、拡散抵抗部R2bと、トリミング部TRIM1と、を含む。なお、トリミング部TRIM1に入力されるトリミング信号S1及びS2は、不揮発性メモリ50から読み出される。
拡散抵抗部R2bは、AkΩの抵抗値を持つ拡散抵抗r1と、BkΩ(≠AkΩ)の抵抗値を持つ拡散抵抗r2を含む。一方、ポリ抵抗部R2aは、AkΩの抵抗値を持つポリ抵抗r3と、BkΩの抵抗値を持つポリ抵抗r4と、CkΩの抵抗値を持つポリ抵抗r5を含む。拡散抵抗r1及びr2とポリ抵抗r3〜r5は、図示の順序でオペアンプAMPの出力端と反転入力端(−)との間に直列接続されている。
トリミング部TRIM1は、トリミング信号S1及びS2に応じてポリ抵抗部R2a及び拡散抵抗部R2bの各抵抗値を合成抵抗値不変で調整する回路部であり、NMOSFET[N-channel type MOSFET]N1〜N4と、インバータINV1及びINV2を含む。
NMOSFETN1は、拡散抵抗r1に並列接続されており、ゲートに入力されるトリミング信号S1に応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、NMOSFETN1は、トリミング信号S1がハイレベルであるときにオンし、トリミング信号S1がローレベルであるときにオフする。
NMOSFETN2は、拡散抵抗r2に並列接続されており、ゲートに入力されるトリミング信号S2に応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、NMOSFETN2は、トリミング信号S2がハイレベルであるときにオンし、トリミング信号S2がローレベルであるときにオフする。
NMOSFETN3は、ポリ抵抗r3に並列接続されており、インバータINV1を介してゲートに入力される反転トリミング信号S1Bに応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、NMOSFETN3は、反転トリミング信号S1Bがハイレベルであるときにオンし、反転トリミング信号S1Bがローレベルであるときにオフする。
NMOSFETN4は、ポリ抵抗r4に並列接続されており、インバータINV2を介してゲートに入力される反転トリミング信号S2Bに応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、NMOSFETN4は、反転トリミング信号S2Bがハイレベルであるときにオンし、反転トリミング信号S2Bがローレベルであるときにオフする。
まず、トリミング信号S1がローレベルであり、トリミング信号S2がハイレベルである第1状態を考える。この場合、NMOSFETN1及びN4がオフし、NMOSFETN2及びN3がオンする。従って、拡散抵抗r2とポリ抵抗r3がそれぞれショートされるので、抵抗R2は、拡散抵抗r1とポリ抵抗r4及びr5を直列接続した状態となる。
次に、トリミング信号S1がハイレベルであり、トリミング信号S2がローレベルである第2状態を考える。この場合、NMOSFETN1及びN4がオンし、NMOSFETN2及びN3がオフする。従って、拡散抵抗r2とポリ抵抗r4がそれぞれショートされるので、抵抗R2は、拡散抵抗r2とポリ抵抗r3及びr5を直列接続した状態となる。
上記の第1状態及び第2状態のいずれにおいても、抵抗R2の合成抵抗値は(A+B+C)kΩとなり、この不変値は抵抗R1の抵抗値と一致するように設計されている(例えば、R2=R1=250kΩ)。
このようなトリミング機能を追加することにより、ポリ抵抗部R2aと拡散抵抗部R2bの配合比率を調整することができるので、拡散抵抗部R2bの製造ばらつきが生じた場合であっても、その影響を小さくすることができる。従って、拡散抵抗部R2bの製造ばらつきに依ることなく、基準電圧Vrefの温度特性を極めてフラットなものとすることが可能となる。
なお、NMOSFETが並列接続されていないポリ抵抗r5は、第1状態及び第2状態のいずれにおいても抵抗R2に組み込まれる。従って、ポリ抵抗r5の抵抗値(CkΩ)を調整することにより、基準となる拡散抵抗部R2bの配合比率を決めることができる。
また、上記では、トリミング信号S1及びS2が互いに排他的論理信号(一方がハイレベルであるときに他方がローレベルとなる2値信号)であるものとして説明を行ったが、抵抗R2に拡散抵抗r1及びr2の双方を組み込んだ場合の挙動や、抵抗R2をポリ抵抗r3〜r5のみで構成した場合の挙動を確認したい場合には、トリミング信号S1及びS2を同一の論理レベル(ハイレベルまたはローレベル)とすることも可能である。
一方、上記の挙動確認が不要であれば、トリミング信号S1及びS2を単一のトリミング信号S0にまとめてもよい。その場合には、例えば、NMOSFETN1及びN4のゲートにトリミング信号S0を入力し、NMOSFETN2及びN3のゲートに反転トリミング信号S0B(=トリミング信号S0の論理反転信号)を入力すればよい。
<基準電圧生成回路(第5構成例)>
図12は、基準電圧生成回路20の第5構成例を示す回路図である。第5構成例は、先の第4構成例(図11)をベースとしつつ、第1抵抗R1にも形式的なトリミング機能を追加した点に特徴を有する。そこで、第4構成例と同様の構成要素については、図11と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、第5構成例の特徴部分について重点的な説明を行う。
第5構成例の基準電圧生成回路20において、第1抵抗R1は、ポリ抵抗部R1a及びR1bと、トリミング部TRIM2と、を含む。
ポリ抵抗部R1bは、AkΩの抵抗値を持つポリ抵抗r6と、BkΩの抵抗値を持つポリ抵抗r7を含む。また、ポリ抵抗部R1aは、AkΩの抵抗値を持つポリ抵抗r8と、BkΩの抵抗値を持つポリ抵抗r9と、CkΩの抵抗値を持つポリ抵抗r10を含む。ポリ抵抗r6〜r10は、図示の順序でオペアンプAMPの出力端と非反転入力端(+)との間に直列接続されている。
なお、ここでは、抵抗R2におけるポリ抵抗部R2a及び拡散抵抗部R2bとの対応付けを明確とするために、抵抗R1の構成要素をポリ抵抗部R1a及びR1bの2つに区分している。ただし、ポリ抵抗部R1a及びR1bをそれぞれ形成している複数の要素抵抗は、いずれもポリ抵抗r6〜r10である。従って、ポリ抵抗部R1a及びR1bを一つのポリ抵抗部として理解することも可能である。
トリミング部TRIM2は、トリミング信号S1及びS2に応じてポリ抵抗部R1a及びR1bの各抵抗値を合成抵抗値不変で調整する回路部であり、NMOSFETN5〜N8と、インバータINV3及びINV4を含む。
NMOSFETN5は、ポリ抵抗r6に並列接続されており、ゲートに入力されるトリミング信号S1に応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、NMOSFETN5は、トリミング信号S1がハイレベルであるときにオンし、トリミング信号S1がローレベルであるときにオフする。
NMOSFETN6は、ポリ抵抗r7に並列接続されており、ゲートに入力されるトリミング信号S2に応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、NMOSFETN6は、トリミング信号S2がハイレベルであるときにオンし、トリミング信号S2がローレベルであるときにオフする。
NMOSFETN7は、ポリ抵抗r8に並列接続されており、インバータINV3を介してゲートに入力される反転トリミング信号S1Bに応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、NMOSFETN7は、反転トリミング信号S1Bがハイレベルであるときにオンし、反転トリミング信号S1Bがローレベルであるときにオフする。
NMOSFETN8は、ポリ抵抗r9に並列接続されており、インバータINV4を介してゲートに入力される反転トリミング信号S2Bに応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、NMOSFETN8は、反転トリミング信号S2Bがハイレベルであるときにオンし、反転トリミング信号S2Bがローレベルであるときにオフする。
まず、トリミング信号S1がローレベルであり、トリミング信号S2がハイレベルである第1状態を考える。この場合、NMOSFETN5及びN8がオフして、NMOSFETN6及びN7がオンする。従って、ポリ抵抗r7及びr8がそれぞれショートされるので、抵抗R1は、ポリ抵抗r6とポリ抵抗r9及びr10を直列接続した状態となる。
次に、トリミング信号S1がハイレベルであり、トリミング信号S2がローレベルである第2状態を考える。この場合、NMOSFETN5及びN8がオンして、NMOSFETN6及びN7がオフする。従って、ポリ抵抗r6及びr9がそれぞれショートされるので、抵抗R1は、ポリ抵抗r7及びr8とポリ抵抗r10を直列接続した状態となる。
上記の第1状態及び第2状態のいずれにおいても、抵抗R1の合成抵抗値は(A+B+C)kΩとなり、この不変値は抵抗R2の抵抗値と一致するように設計されている(例えば、R1=R2=250kΩ)。
このように、拡散抵抗部を含まない抵抗R1にも形式的なトリミング機能を追加することの技術的意義について説明する。先の第4構成例を採用した場合には、NMOSFETN1〜N4のソース・ドレイン間やサブ間に生じるリーク電流により、抵抗R1と抵抗R2との抵抗値マッチングにずれが生じる。特に、リーク電流が大きくなる高温時には、上記の問題が顕著となるので、基準電圧Vrefの温度特性を悪化させる要因となり得る。
一方、第5構成例の基準電圧生成回路20では、抵抗R1と抵抗R2の双方に同等のリーク特性が与えられている。従って、NMOSFETN1〜N4のリーク電流に起因する抵抗値マッチングのずれをキャンセルすることができるので、高温下における基準電圧Vrefの温度特性を改善することが可能となる。
<レギュレータ(第1構成例)>
図13は、レギュレータ30の第1構成例を示す回路図である。第1構成例のレギュレータ30は、オペアンプAMP1と、抵抗ラダーRL1と、スイッチ群SW1と、デコーダDEC1と、を含む。なお、デコーダDEC1に入力されるトリミング信号Strimは、不揮発性メモリ50から読み出される。
オペアンプAMP1は、反転入力端(−)に入力される帰還電圧Vfbが非反転入力端(+)に入力される基準電圧Vrefと一致するように増幅電圧Vampを出力する。なお、増幅電圧Vampは、先述の定電圧Vregとして後段に出力される。
抵抗ラダーRL1は、増幅電圧Vampを分圧して帰還電圧Vfbを生成する抵抗分圧回路であり、オペアンプAMP1の出力端(=増幅電圧Vampの印加端)と接地電圧Vssの印加端との間に、抵抗R11、抵抗R12、及び、抵抗列R13(=m個の抵抗R13(1)〜R13(m))を直列に接続して成る。
本図の例に即して具体的に述べる。抵抗R12の第1端は、オペアンプAMP1の出力端に接続されている。抵抗R12の第2端は、抵抗R13(1)の第1端に接続されている。抵抗R13(k)(ただし、k=1、2、…、m−1)の第2端は、抵抗R13(k+1)の第1端に接続されている。抵抗R13(m)の第2端は、抵抗R11の第1端に接続されている。抵抗R11の第2端は、接地電圧Vssの印加端に接続されている。
スイッチ群SW1は、抵抗ラダーRL1に含まれる抵抗列R13の両端ノードまたは中間ノードから一つを選択してオペアンプAMP1の反転入力端(−)に接続する回路部であり、PMOSFETP1(0)〜P1(m)を含む。PMOSFETP1(0)は、抵抗R13(1)の第1端とオペアンプAMP1の反転入力端(−)との間に接続されており、デコーダDEC1からの指示に応じてオン/オフされる。PMOSFETP1(1)〜P1(m)は、それぞれ、抵抗R13(1)〜R13(m)の第2端とオペアンプAMP1の反転入力端(−)との間に接続されており、デコーダDEC1からの指示に応じてオン/オフされる。
デコーダDEC1は、トリミング信号Strimに応じてスイッチ群SW1に含まれるPMOSFETP1(0)〜P1(m)のオン/オフ制御を行う。例えば、PMOSFETP1(0)を択一的にオンした場合には、定電圧Vregが次の(2a)式で表される最低値VregLに設定される。一方、PMOSFETP1(m)を択一的にオンした場合には、定電圧Vregが次の(2b)式で表される最高値VregHに設定される。
Figure 2016212837
なお、両式中におけるR11及びR12は、それぞれ、抵抗R11及びR12の抵抗値を示している。また、R13は、抵抗列R13の最大合成抵抗値(=抵抗R13(1)〜R13(m)の各抵抗値を全て足し合わせた値)を示している。
また、PMOSFETP1(1)〜P1(m−1)のいずれかを択一的にオンすれば、定電圧VregをVregL<Vreg<VregHの範囲で設定することができる。
このように、第1構成例のレギュレータ30では、トリミング信号Strimに応じて抵抗ラダーRL1の分圧比(延いてはレギュレータ30の出力ゲイン)を任意に調整することができるので、定電圧Vregの高精度化を図ることが可能となる。
特に、第1構成例のレギュレータ30では、スイッチ群SW1を形成するPMOSFETP1(0)〜P1(m)が電流の流れない経路に挿入されている。従って、それぞれのオン抵抗がトリミング精度に影響を及ぼすおそれがないので、定電圧Vregの高精度化を図る上で有利である。
ただし、第1構成例のレギュレータ30では、抵抗列R13に含まれている抵抗R13(1)〜R13(m)の抵抗値をいずれも同一値とする必要があり、それぞれの重み付けを行うことができない。そのため、抵抗ラダーRL1の分圧比を精細にトリミングするためには、抵抗R13(1)〜R13(m)やPMOSFETP1(0)〜P1(m)が多数必要となる。従って、レギュレータ30の小規模化を図る上では不利となる。
<レギュレータ(第2構成例)>
図14は、レギュレータ30の第2構成例を示す回路図である。第2構成例のレギュレータ30は、オペアンプAMP2と、抵抗ラダーRL2と、スイッチ群SW2と、デコーダDEC2と、を含む。なお、デコーダDEC2に入力されるトリミング信号Strimは、不揮発性メモリ50から読み出される。
オペアンプAMP2は、反転入力端(−)に入力される帰還電圧Vfbが非反転入力端(+)に入力される基準電圧Vrefと一致するように増幅電圧Vampを出力する。なお、増幅電圧Vampは、先述の定電圧Vregとして後段に出力される。
抵抗ラダーRL2は、増幅電圧Vampを分圧して帰還電圧Vfbを生成する抵抗分圧回路であり、オペアンプAMP2の出力端(=増幅電圧Vampの印加端)と接地電圧Vssの印加端との間に、抵抗R21、抵抗R22、及び、抵抗列R23(=n個の抵抗R23(1)〜R23(n))を直列に接続して成る。
本図の例に即して具体的に述べる。抵抗R22の第1端は、オペアンプAMP2の出力端に接続されている。抵抗R22の第2端は、抵抗R23(1)の第1端に接続されている。抵抗R23(k)(ただし、k=1、2、…、n−1)の第2端は、抵抗R23(k+1)の第1端に接続されている。抵抗R23(n)の第2端は、抵抗R21の第1端とオペアンプAMP2の反転入力端(−)に接続されている。抵抗R21の第2端は、接地電圧Vssの印加端に接続されている。
スイッチ群SW2は、抵抗R23(1)〜R23(n)に対してそれぞれ並列接続されたPMOSFETP2(1)〜P2(n)を含む。なお、PMOSFETP2(1)〜P2(n)は、それぞれ、デコーダDEC2からの指示に応じてオン/オフされる。
デコーダDEC2は、トリミング信号Strimに応じてスイッチ群SW2に含まれるPMOSFETP2(1)〜P2(n)のオン/オフ制御を行う。例えば、PMOSFETP2(1)〜P2(n)を全てオンした場合には、定電圧Vregが次の(3a)式で表される最低値VregLに設定される。一方、PMOSFETP2(1)〜P2(n)を全てオフした場合には、定電圧Vregが次の(3b)式で表される最高値VregHに設定される。
Figure 2016212837
なお、両式中におけるR21及びR22は、それぞれ、抵抗R21及びR22の抵抗値を示している。また、R23は、抵抗列R23の最大合成抵抗値(=抵抗R23(1)〜R23(n)の各抵抗値を全て足し合わせた値)を示している。
また、PMOSFETP2(1)〜P2(n)のうち、任意の一つまたは複数をオンすることにより、定電圧VregをVregL<Vreg<VregHの範囲で設定することができる。
このように、第2構成例のレギュレータ30では、先出の第1構成例と同じく、トリミング信号Strimに応じて抵抗ラダーRL2の分圧比(延いてはレギュレータ30の出力ゲイン)を任意に調整することができるので、定電圧Vregの高精度化を図ることが可能となる。
特に、第2構成例のレギュレータ30では、抵抗列R23に含まれる抵抗R23(1)〜R23(n)の抵抗値をいずれも異なる値として、それぞれの重み付けを行うことができる。従って、先の第1構成例と比べて、抵抗R23(1)〜R23(n)やPMOSFETP2(1)〜P2(n)を減らしても、抵抗ラダーRL2の分圧比を同等の精細度でトリミングすることができるので、レギュレータ30の小規模化を図る上で有利である。
ただし、第2構成例のレギュレータ30では、スイッチ群SW2を形成するPMOSFETP2(1)〜P2(n)のうち、オンしているものに電流が流れる。従って、そのオン抵抗がトリミング精度に影響を及ぼすおそれがあるので、定電圧Vregの高精度化を図る上では不利である。
<レギュレータ(第3構成例)>
図15は、レギュレータ30の第3構成例を示す回路図である。第3構成例のレギュレータ30は、オペアンプAMP3と、抵抗ラダーRL3と、スイッチ群SW31及びSW32と、デコーダDEC3と、を含む。なお、デコーダDEC3に入力されるトリミング信号Strimは、不揮発性メモリ50から読み出される。
オペアンプAMP3は、反転入力端(−)に入力される帰還電圧Vfbが非反転入力端(+)に入力される基準電圧Vrefと一致するように増幅電圧Vampを出力する。
抵抗ラダーRL31は、増幅電圧Vampを分圧して帰還電圧Vfb及び定電圧Vregを生成する抵抗分圧回路であり、オペアンプAMP3の出力端(=増幅電圧Vampの印加端)と接地電圧Vssの印加端との間に、抵抗列R31(=i個の抵抗R31(1)〜R31(i))と、抵抗列R32(=j個の抵抗R32(1)〜R32(j))と、抵抗R33及びR34を直列に接続して成る。
本図の例に即して具体的に述べる。抵抗R31(1)の第1端は、オペアンプAMP3の出力端に接続されている。抵抗R31(p)(ただしp=1、2、…、i−1)の第2端は、抵抗R31(p+1)の第1端に接続されている。抵抗R31(i)の第2端は、抵抗R33の第1端に接続されている。抵抗R33の第2端は、抵抗R32(1)の第1端に接続されている。抵抗R32(q)(ただしq=1、2、…、j−1)の第2端は、抵抗R32(q+1)の第1端に接続されている。抵抗R32(j)の第2端は、抵抗R34の第1端とオペアンプAMP3の反転入力端(−)に接続されている。抵抗R34の第2端は、接地電圧Vssの印加端に接続されている。
スイッチ群SW31は、抵抗ラダーRL3に含まれる抵抗列R31の両端ノードまたは中間ノードから一つを選択して定電圧Vregの出力端に接続する回路部であり、PMOSFETP31(0)〜P31(i)を含む。PMOSFETP31(0)は、抵抗R313(1)の第1端(=オペアンプAMP3の出力端)と定電圧Vregの出力端との間に接続されており、デコーダDEC3からの指示に応じてオン/オフされる。PMOSFETP31(1)〜P31(i)は、それぞれ、抵抗R31(1)〜R31(i)の第2端と定電圧Vregの出力端との間に接続されており、デコーダDEC3からの指示に応じてオン/オフされる。
スイッチ群SW32は、抵抗R32(1)〜R32(j)に対してそれぞれ並列に接続されたPMOSFETP32(1)〜P32(j)を含んでいる。なお、PMOSFETP32(1)〜P32(j)は、それぞれ、デコーダDEC3からの指示に応じてオン/オフされる。
デコーダDEC3は、トリミング信号Strimに応じて、スイッチ群SW31に含まれるPMOSFETP31(0)〜P31(i)のオン/オフ制御、及び、スイッチング群SW32に含まれるPMOSFETP32(1)〜P32(j)のオン/オフ制御を行う。例えば、スイッチ群SW31でPMOSFETP31(i)を択一的にオンし、スイッチ群SW32でPMOSFETP32(1)〜P32(j)を全てオンした場合には、定電圧Vregが次の(4a)式で表される最低値VregLに設定される。一方、スイッチ群SW31でPMOSFETP31(0)を択一的にオンし、スイッチ群SW32でPMOSFETP32(1)〜P32(j)をいずれもオフした場合には、定電圧Vregが次の(4b)式で表される最高値VregHに設定される。
Figure 2016212837
なお、両式中において、R31は抵抗列R31の最大合成抵抗値(=抵抗R31(1)〜R31(i)の各抵抗値を全て足し合わせた値)を示している。また、R32は抵抗列R32の最大合成抵抗値(=抵抗R32(1)〜R32(j)の各抵抗値を全て足し合わせた値)を示している。また、R33及びR34は、それぞれ、抵抗R33及びR34の抵抗値を示している。
また、PMOSFETP31(0)〜P31(i)及びPMOSFETP32(1)〜P32(j)を上記以外の組み合わせで適宜オン/オフさせることにより、定電圧VregをVregL<Vreg<VregHの範囲で設定することができる。
このように、第3構成例のレギュレータ30では、先出の第1構成例や第2構成例と同じく、トリミング信号Strimに応じて抵抗ラダーRL3の分圧比(延いてはレギュレータ30の出力ゲイン)を任意に調整することができるので、定電圧Vregの高精度化を図ることが可能となる。
ここで、抵抗R31(1)〜R31(i)は、いずれも同一の抵抗値(例えば5kΩ未満)を持つように設計されている。また、抵抗R32(1)〜R32(j)は、いずれも抵抗R31(1)〜R31(i)よりも高い抵抗値(例えば5kΩ以上)を持ち、かつ、いずれも異なる抵抗値を持つようにそれぞれの重み付けが行われている。
このような構成とすることにより、先出の第1構成例(図13)及び第2構成例(図14)の長所を受け継ぎながら、それぞれの短所を克服することができる。従って、定電圧Vregの高精度化とレギュレータ30の小型化を両立することが可能となる。
なお、抵抗R32(1)〜R32(j)の素子サイズについては、これらと並列に接続されるPMOSFETP32(1)〜P32(j)の素子サイズに応じて適切に決定することが望ましい。すなわち、抵抗R32(1)〜R32(j)の抵抗値は、PMOSFETP32(1)〜P32(j)のオン抵抗による影響を殆ど無視することのできる大きさに設計することが望ましい。
より具体的に述べると、5kΩ以上の抵抗R32(1)〜R32(j)については、PMOSFETP32(1)〜P32(j)の並列接続を認めることにより、各抵抗値の重み付けを実現し、レギュレータ30の小型化を図ることが望ましい。
一方、5kΩ未満の抵抗R31(1)〜R31(i)については、PMOSFETのオン抵抗による影響を受けやすいことに鑑み、PMOSFETP1(0)〜P1(m)を電流の流れない経路に挿入し、トリミング精度の向上を図ることが望ましい。
図16は、第3構成例におけるトリミング動作図であり、上から順に、トリミング信号Strim、PMOSFETP31(0)〜P31(4)のゲート信号、PMOSFETP32(1)〜P32(3)のゲート信号、及び、基準電圧Vregが描写されている。なお、本図では、説明を簡単とすべく、前提条件として、i=4かつj=3とし、R31(1)=R31(2)=R31(3)=R31(4)=1kΩ、R32(1)=5kΩ、R32(2)=10kΩ、R32(3)=20kΩとする。
トリミング信号Strimのデータ値が「0」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(0)が択一的にオンされ、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(1)〜P32(3)が全てオフされる。その結果、定電圧Vregは、先の(4b)式で表される最高値VregH(=(39kΩ+R33+R34)/R34×Vref)に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「1」〜「4」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(1)〜P31(4)が順次択一的にオンされる一方、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(1)〜P32(3)が全てオフされた状態に維持される。その結果、定電圧Vregは、抵抗列R31での電圧降下により、最高値VregHから1段階〜4段階引き下げた電圧値に設定される。なお、1段階毎の電圧引き下げ量は(1kΩ/R34)×Vrefとなる。
トリミング信号Strimのデータ値が「5」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(0)が再び択一的にオンされ、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(1)が択一的にオンされる。すなわち、抵抗列R32の合成抵抗値が30kΩに引き下げられた状態で増幅電圧Vampが定電圧Vregとして出力される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから5段階引き下げた電圧値(=(34kΩ+R33+R34)/R34×Vref)に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「6」〜「9」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(1)〜P31(4)が順次択一的にオンされる一方、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(1)だけがオンされた状態に維持される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから6段階〜9段階引き下げた電圧値に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「10」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(0)が再び択一的にオンされ、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(2)が択一的にオンされる。すなわち、抵抗列R32の合成抵抗値が25kΩに引き下げられた状態で増幅電圧Vampが定電圧Vregとして出力される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから10段階引き下げた電圧値(=(29kΩ+R33+R34)/R34×Vref)に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「11」〜「14」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(1)〜P31(4)が順次択一的にオンされる一方、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(2)だけオンされた状態に維持される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから11段階〜14段階引き下げた電圧値に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「15」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(0)が再び択一的にオンされ、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(1)及びP32(2)がオンされる。すなわち、抵抗列R32の合成抵抗値が20kΩに引き下げられた状態で増幅電圧Vampが定電圧Vregとして出力される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから15段階引き下げた電圧値(=(24kΩ+R33+R34)/R34×Vref)に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「16」〜「19」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(1)〜P31(4)が順次択一的にオンされる一方、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(1)及びP32(2)がオンされた状態に維持される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから16段階〜19段階引き下げた電圧値に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「20」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(0)が再び択一的にオンされ、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(3)が択一的にオンされる。すなわち、抵抗列R32の合成抵抗値が15kΩに引き下げられた状態で増幅電圧Vampが定電圧Vregとして出力される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから20段階引き下げた電圧値(=(19kΩ+R33+R34)/R34×Vref)に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「21」〜「24」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(1)〜P31(4)が順次択一的にオンされる一方、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(3)のみオンされた状態に維持される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから21段階〜24段階引き下げた電圧値に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「25」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(0)が再び択一的にオンされ、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(1)及びP32(3)がオンされる。すなわち、抵抗列R32の合成抵抗値が10kΩに引き下げられた状態で増幅電圧Vampが定電圧Vregとして出力される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから25段階引き下げた電圧値(=(14kΩ+R33+R34)/R34×Vref)に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「26」〜「29」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(1)〜P31(4)が順次択一的にオンされる一方、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(1)及びP32(3)がオンされた状態に維持される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから26段階〜29段階引き下げた電圧値に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「30」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(0)が再び択一的にオンされ、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(2)及びP32(3)がオンされる。すなわち、抵抗列R32の合成抵抗値が5kΩに引き下げられた状態で、増幅電圧Vampが定電圧Vregとして出力される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから30段階引き下げた電圧値(=(9kΩ+R33+R34)/R34×Vref)に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「31」〜「34」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(1)〜P31(4)が順次択一的にオンされる一方、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(2)及びP32(3)がオンされた状態に維持される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから31段階〜34段階引き下げた電圧値に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「35」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(0)が再び択一的にオンされ、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(1)〜P32(3)がいずれもオンされる。すなわち、抵抗列R32がショートされた状態で、増幅電圧Vampが定電圧Vregとして出力される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから35段階引き下げた電圧値(=(4kΩ+R33+R34)/R34×Vref)に設定される。
トリミング信号Strimのデータ値が「36」〜「39」である場合、スイッチ群SW31ではPMOSFETP31(1)〜P31(4)が順次択一的にオンされる一方、スイッチ群SW32ではPMOSFETP32(1)〜P32(3)がいずれもオンされた状態に維持される。その結果、定電圧Vregは、最高値VregHから36段階〜39段階引き下げた電圧値に設定される。なお、トリミングデータStrimのデータ値が「39」である場合には、定電圧Vregが先の(4a)式で表される最低値VregL(=(R33+R34)/R34×Vref)に設定される。
例えば、トリミング信号Strimのデータ値「20」を基準(オフセット0)とした場合、データ値を「20」よりも小さく設定すれば定電圧Vregに正極性のオフセットを与えることができ、逆に、データ値を「20」よりも大きく設定すれば定電圧Vregに負極性のオフセットを与えることができる。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えば、バイポーラトランジスタとMOS電界効果トランジスタとの相互置換や、各種信号の論理レベル反転は任意である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている発明は、例えば、電圧リファレンスICの高精度化に利用することが可能である。
1 半導体装置(電圧リファレンスIC)
10 プリレギュレータ
11 バンドギャップ基準電圧源
12、13 オペアンプ
14〜17 抵抗
20 基準電圧生成回路
21、21A〜21C バンドギャップ基準電圧源
22 セレクタ
22A〜22C PMOSFET
23x、23y コンパレータ
24 論理演算部
24a ANDゲート
24b NANDゲート
24c ORゲート
30 レギュレータ
40 バッファ
50 不揮発性メモリ
100 半導体装置
101 半導体基板
102 第1低濃度n型拡散領域
103 高濃度n型拡散領域
104 第2低濃度n型拡散領域(トンネル領域)
105 シリサイド電極
106 配線
107 絶縁層
108 素子分離領域
109 浮遊ゲート領域
R1、R2、R3 抵抗
D1、D2 ダイオード
AMP オペアンプ
N1〜N8 NMOSFET
INV1〜INV4 インバータ
R1a、R1b、R2a ポリ抵抗部
R2b 拡散抵抗部
r1〜r10 要素抵抗
TRIM1、TRIM2 トリミング部
RL1〜RL3 抵抗ラダー
R11、R12 抵抗
R13 抵抗列
R13(1)〜R13(m) 抵抗
R21、R22 抵抗
R23 抵抗列
R23(1)〜R23(n) 抵抗
R31、R32 抵抗列
R31(1)〜R31(i) 抵抗
R32(1)〜R32(j) 抵抗
R33、R34 抵抗
SW1、SW2、SW31、SW32 スイッチ群
P1()、P2()、P31()、P32() PMOSFET
AMP1〜AMP3 オペアンプ
DEC1〜DEC3 デコーダ

Claims (31)

  1. 第1基準電圧を生成する第1基準電圧源と、
    前記第1基準電圧とは温度特性の異なる第2基準電圧を生成する第2基準電圧源と、
    前記第1基準電圧と前記第2基準電圧とを比較して第1比較信号を生成する第1コンパレータと、
    前記第1比較信号に応じて前記第1基準電圧と前記第2基準電圧の一方を基準電圧として選択出力するセレクタと、
    を有することを特徴とする基準電圧生成回路。
  2. 前記第1基準電圧及び前記第2基準電圧のいずれとも温度特性の異なる第3基準電圧を生成する第3基準電圧源と、
    前記第2基準電圧と前記第3基準電圧とを比較して第2比較信号を生成する第2コンパレータと、
    前記第1比較信号と前記第2比較信号から切替信号を生成する論理演算部と、
    をさらに有し、
    前記セレクタは、前記切替信号に応じて前記第1基準電圧、前記第2基準電圧、及び、前記第3基準電圧のいずれかを前記基準電圧として選択出力することを特徴とする請求項1に記載の基準電圧生成回路。
  3. 前記第1基準電圧は−20℃付近で極大となり、前記第2基準電圧は+40℃付近で極大となり、前記第3基準電圧は+100℃付近で極大となることを特徴とする請求項2に記載の基準電圧生成回路。
  4. 各基準電圧源は、いずれもバンドギャップ基準電圧源であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の基準電圧生成回路。
  5. 各基準電圧源は、
    アンプと、
    前記アンプの出力端と前記アンプの第1入力端との間に接続された第1抵抗と、
    前記アンプの出力端と前記アンプの第2入力端との間に接続された第2抵抗と、
    前記アンプの第2入力端と接地端との間に接続された第3抵抗と、
    前記アンプの第1入力端と接地端との間に接続された第1ダイオードと、
    前記アンプの第2入力端と接地端との間に接続された複数並列の第2ダイオードと、
    を各々含むことを特徴とする請求項4に記載の基準電圧生成回路。
  6. 前記第2抵抗と前記第3抵抗の抵抗比は、各基準電圧源毎に異なることを特徴とする請求項5に記載の基準電圧生成回路。
  7. アンプと、
    前記アンプの出力端と前記アンプの第1入力端との間に接続された第1抵抗と、
    前記アンプの出力端と前記アンプの第2入力端との間に接続された第2抵抗と、
    前記アンプの第2入力端と接地端との間に接続された第3抵抗と、
    前記アンプの第1入力端と接地端との間に接続された第1ダイオードと、
    前記アンプの第2入力端と接地端との間に接続された複数並列の第2ダイオードと、
    を有し、
    前記第1抵抗及び前記第2抵抗の一方は、
    第1抵抗部と、
    前記第1抵抗部とは異なる温度特性を備えた第2抵抗部と、
    トリミング信号に応じて前記第1抵抗部及び前記第2抵抗部の各抵抗値を合成抵抗値不変で調整する第1トリミング部と、
    を含むことを特徴とする基準電圧生成回路。
  8. 前記第2抵抗部は、第1抵抗値を持つ第1要素抵抗と、前記第1抵抗値とは異なる第2抵抗値を持つ第2要素抵抗とを含み、
    前記第1抵抗部は、前記第1抵抗値を持つ第3要素抵抗と、前記第2抵抗値を持つ第4要素抵抗とを含み、
    前記第1トリミング部は、前記第1要素抵抗に並列接続された第1トランジスタと、前記第2要素抵抗に並列接続された第2トランジスタと、前記第3要素抵抗に並列接続された第3トランジスタと、前記第4要素抵抗に並列接続された第4トランジスタとを含み、
    前記第1トランジスタと前記第4トランジスタがオンするときには、前記第2トランジスタと前記第3トランジスタがオフし、前記第1トランジスタと前記第4トランジスタがオフするときには、前記第2トランジスタと前記第3トランジスタがオンすることを特徴とする請求項7に記載の基準電圧生成回路。
  9. 前記第1抵抗部は、第3抵抗値を持つ第5要素抵抗をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の基準電圧生成回路。
  10. 前記第1抵抗及び前記第2抵抗の他方は、
    前記第1抵抗部と同一の温度特性を備えた第3抵抗部及び第4抵抗部と、
    前記トリミング信号に応じて前記第3抵抗部及び前記第4抵抗部の各抵抗値を合成抵抗値不変で調整する第2トリミング部と、
    を含むことを特徴とする請求項6〜請求項9の何れか一項に記載の基準電圧生成回路。
  11. 前記第3抵抗部は、前記第1抵抗値を持つ第6要素抵抗と、前記第2抵抗値を持つ第7要素抵抗とを含み、
    前記第4抵抗部は、前記第1抵抗値を持つ第8要素抵抗と、前記第2抵抗値を持つ第9要素抵抗と、を含み、
    前記第2トリミング部は、前記第6要素抵抗に並列接続された第5トランジスタと、前記第7要素抵抗に並列接続された第6トランジスタと、前記第8要素抵抗に並列接続された第7トランジスタと、前記第9要素抵抗に並列接続された第8トランジスタとを含み、
    前記第5トランジスタと前記第8トランジスタがオンするときには、前記第6トランジスタと前記第7トランジスタがオフし、前記第5トランジスタと前記第8トランジスタがオフするときには、前記第6トランジスタと前記第7トランジスタがオンすることを特徴とする請求項10に記載の基準電圧生成回路。
  12. 前記第3抵抗部は、前記第3抵抗値を持つ第10要素抵抗をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の基準電圧生成回路。
  13. アンプと、
    前記アンプの出力端と前記アンプの第1入力端との間に接続された第1抵抗と、
    前記アンプの出力端と前記アンプの第2入力端との間に接続された第2抵抗と、
    前記アンプの第2入力端と接地端との間に接続された第3抵抗と、
    前記アンプの第1入力端と接地端との間に接続された第1ダイオードと、
    前記アンプの第2入力端と接地端との間に接続された複数並列の第2ダイオードと、
    を有し、
    前記第1抵抗及び前記第2抵抗の一方は、ポリ抵抗部と拡散抵抗部とを組み合わせて成ることを特徴とする基準電圧生成回路。
  14. 前記第1抵抗と前記第2抵抗は、いずれも同一の抵抗値を持つように設計されていることを特徴とする請求項13に記載の基準電圧生成回路。
  15. 前記拡散抵抗部の抵抗値は、温度変化に対して極小値を持つことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の基準電圧生成回路。
  16. 前記拡散抵抗部は、
    p型の半導体基板に形成された一対の第1低濃度n型拡散領域と、
    前記一対の第1低濃度n型拡散領域に各々形成された一対の高濃度n型拡散領域と、
    前記一対の第1低濃度n型拡散領域に挟まれる形で前記半導体基板に形成された第2低濃度n型拡散領域と、
    前記一対の高濃度n型拡散領域に各々形成された一対の電極と、
    を含むことを特徴とする請求項13〜請求項15のいずれか一項に記載の基準電圧生成回路。
  17. 前記第2低濃度n型拡散領域は、前記拡散抵抗部の抵抗値が温度変化に対して極小値を持つように、その不純物濃度が調整されていることを特徴とする請求項16に記載の基準電圧生成回路。
  18. 前記拡散抵抗部は、不揮発性メモリを形成する浮遊ゲート型のセルトランジスタを流用して形成されていることを特徴とする請求項13〜請求項17のいずれか一項に記載の基準電圧生成回路。
  19. 帰還電圧が基準電圧と一致するように増幅電圧を出力するアンプと、
    前記増幅電圧を分圧して前記帰還電圧を生成する抵抗ラダーと、
    前記抵抗ラダーに含まれる第1抵抗列の両端ノードまたは中間ノードから一つを選択して定電圧の出力端に接続する第1スイッチ群と、
    前記抵抗ラダーに含まれる第2抵抗列に対して並列接続された第2スイッチ群と、
    トリミング信号に応じて前記第1スイッチ群及び前記第2スイッチ群を制御するデコーダと、
    を有することを特徴とするレギュレータ。
  20. 前記第1抵抗列を形成する複数の第1抵抗は、いずれも同一の抵抗値を持つことを特徴とする請求項19に記載のレギュレータ。
  21. 前記第2抵抗列を形成する複数の第2抵抗は、それぞれ、異なる抵抗値を持つことを特徴とする請求項19または請求項20に記載のレギュレータ。
  22. 前記第2抵抗列を形成する複数の第2抵抗は、いずれも、前記第1抵抗列を形成する複数の第1抵抗よりも高い抵抗値を持つことを特徴とする請求項19〜請求項21のいずれか一項に記載のレギュレータ。
  23. 前記複数の第1抵抗は、いずれも5kΩ未満の抵抗値を持ち、
    前記複数の第2抵抗は、いずれも5kΩ以上の抵抗値を持つ、
    ことを特徴とする請求項22に記載のレギュレータ。
  24. 前記抵抗ラダーは、
    前記アンプの出力端と前記帰還電圧の出力端との間に接続された前記第1抵抗列及び前記第2抵抗列のほかに、
    前記アンプの出力端と前記帰還電圧の出力端との間に接続された第3抵抗と、
    前記帰還電圧の出力端と接地端との間に接続された第4抵抗と、
    を含むことを特徴とする請求項19〜請求項23の何れか一項に記載のレギュレータ。
  25. 請求項1〜請求項18のいずれか一項に記載の基準電圧生成回路を有することを特徴とする半導体装置。
  26. 入力電圧から第1内部電源電圧と第2内部電源電圧を生成するプリレギュレータと、
    前記第1内部電源電圧から定電圧を生成するレギュレータと、
    をさらに有し、
    前記基準電圧生成回路は、前記プリレギュレータから前記第2内部電源電圧の供給を受けて前記基準電圧を生成し、
    前記レギュレータは、前記定電圧またはこれに応じた帰還電圧が前記基準電圧と一致するように出力帰還制御を行うことを特徴とする請求項25に記載の半導体装置。
  27. 請求項19〜請求項24のいずれか一項に記載のレギュレータを有することを特徴とする半導体装置。
  28. 入力電圧から第1内部電源電圧と第2内部電源電圧を生成するプリレギュレータと、
    前記プリレギュレータから前記第2内部電源電圧の供給を受けて前記基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    をさらに有し、
    前記レギュレータは、前記帰還電圧が前記基準電圧と一致するように、前記第1内部電源電圧から前記定電圧を生成することを特徴とする請求項27に記載の半導体装置。
  29. 前記定電圧の入力を受けてバッファ電圧を出力するバッファをさらに有することを特徴とする請求項26または請求項28に記載の半導体装置。
  30. 前記第1内部電源電圧、前記定電圧、及び、前記バッファ電圧の少なくとも一つを外部出力することを特徴とする請求項29に記載の半導体装置。
  31. トリミング信号を不揮発的に格納する不揮発性メモリをさらに有することを特徴とする請求項25〜請求項30のいずれか一項に記載の半導体装置。
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