JP2016211761A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スケールが生じにくく、長時間安定して使用可能な加熱調理器を提供する。
【解決手段】食材を収容して加熱する加熱室を有する本体と、加熱室に水蒸気を供給する蒸気供給部30と、を備え、蒸気供給部30は、水Wを貯留する貯水部31と、貯水部31に貯留された水Wを加熱するヒータ32と、貯水部31に給水する給水手段33と、ヒータ32と給水手段33とを制御する制御部37と、を有し、制御部37は、ヒータ32による加熱調理の終了に際し、給水手段33を制御し、内部空間31Aにおける水面位置が上昇するように貯水部31に給水する加熱調理器。
【選択図】図5

Description

本発明は、加熱調理器に関するものである。
従来、水の沸点である100℃以上の高温に加熱した水蒸気を用いて、食材を加熱する加熱調理器が知られている。以下の説明において、「100℃以上の高温に加熱した水蒸気」を「過熱水蒸気」と称する。このような加熱調理器としては、貯水部に貯留した水を加熱して水蒸気を発生させ、食材を加熱する加熱室に供給する蒸気供給部を有する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−173824号公報
蒸気供給部においては、長時間使用すると貯水部の内壁に「スケール」と呼ばれる析出物が付着することが知られている。このスケールが内壁から剥がれた「スケール片」は、貯水部に接続する配管を詰まらせる原因となっていた。
例えば、上述のような加熱調理器を業務用に使用する場合、長時間にわたって継続的に加熱を繰り返すことになる。その場合、貯水部で消費した水を補うように貯水部に給水していると、貯水部において無機塩等のスケールの原因物質が濃縮され、スケールが析出しやすくなる。そのため、長時間安定して使用可能な加熱調理器が求められていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、スケールが生じにくく、長時間安定して使用可能な加熱調理器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一形態は、食材を収容して加熱する加熱室を有する本体と、前記加熱室に水蒸気を供給する蒸気供給部と、を備え、前記蒸気供給部は、水を貯留する貯水部と、前記貯水部に貯留された前記水を加熱する加熱手段と、前記貯水部に給水する給水手段と、前記加熱手段と前記給水手段とを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記加熱手段による加熱調理の終了に際し、前記給水手段と前記排水手段とを制御し、前記貯水部の内部空間における水面位置が上昇するように前記貯水部に給水する加熱調理器を提供する。
本発明の一形態においては、前記貯水部から前記排水する排水手段を有し、前記制御部は、前記加熱手段による加熱調理の終了に際し、前記給水手段と前記排水手段とを制御し、前記貯水部の内部空間における水面位置が上昇するように前記貯水部に給水する構成としてもよい。
また、本発明の別の一形態は、食材を収容して加熱する加熱室を有する本体と、前記加熱室に水蒸気を供給する蒸気供給部と、を備え、前記蒸気供給部は、水を貯留する貯水部と、前記貯水部に貯留された前記水を加熱する加熱手段と、前記貯水部に給水する給水手段と、前記貯水部から前記排水する排水手段と、前記加熱手段と前記給水手段と前記排水手段とを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記加熱手段による加熱調理の終了に際し、前記給水手段により前記貯水部に給水し、次いで前記排水手段により前記貯水部から排水する加熱調理器を提供する。
本発明の一形態においては、前記給水手段は、前記貯水部の上部から前記貯水部の内部空間に一端が挿入された給水管と、前記給水管の経路内に配置され、前記水を供給する給水装置と、を有し、前記排水手段は、前記上部から前記内部空間に一端が挿入された排水管と、前記排水管の経路内に配置され、前記水を排出する排水装置と、を有する構成としてもよい。
本発明の一形態においては、前記加熱手段は、湾曲部を有する棒状の発熱体を有し、前記発熱体は、前記貯水部の下部に位置する隔壁の内部に設けられ、前記内部空間において、前記排水管の一端は、前記給水管の一端よりも前記発熱体の湾曲部から離れた位置に配置されている構成としてもよい。
本発明の一形態においては、前記内部空間の底面は、最も低い底部に向けて漸次低くなるように傾斜しており、前記排水管の一端は、平面視で前記底部と重なる位置において、前記給水管の一端よりも低い高さ位置に配置されている構成としてもよい。
本発明の一形態においては、前記蒸気供給部は、前記水を貯留する貯水タンクを有し、前記排水手段は、前記貯水部に貯留された前記水を前記貯水タンクに排水し、前記給水手段は、前記貯水タンクに貯留された前記水を前記貯水部に給水する構成としてもよい。
本発明によれば、スケールが生じにくく、長時間安定して使用可能な加熱調理器を提供することができる。
第1実施形態の加熱調理器を示す前方斜視図である。 第1実施形態の加熱調理器を示す前方斜視図である。 蒸気供給部を説明する模式図である。 ポットおよびヒータについて示す平面図である。 制御部による制御の一例を示す説明図である。 第3実施形態の加熱調理器の説明図である。 第4実施形態の加熱調理器の説明図である。
[第1実施形態]
以下、図1〜図5を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る加熱調理器について説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態の加熱調理器1を示す前方斜視図である。図2は、加熱調理器1を示す後方斜視図である。加熱調理器1は、食材を収容して加熱する加熱室11Aを有する本体部10と、加熱室11Aを開閉自在とする扉部20と、加熱室11Aに水蒸気を供給する蒸気供給部30と、を備える。
[本体部]
本体部10は、本体11と、ファン13と、操作表示パネル15と、開閉検知スイッチ16とを有している。
本体11は、食材を収容する加熱室11Aを有している。本体11は加熱室11Aに繋がる開口部11xを有している。使用者は、開口部11xを介して加熱室11Aの内部に食材を収容し、また加熱室11Aから食材を取り出す。本体11は、加熱室11Aの内部温度を計測する温度計を有していてもよい。
以下の説明においては、加熱調理器1において開口部11xが設けられている側を加熱調理器1の「前方」、開口部11xが設けられた側とは反対側を「後方」、開口部11xから加熱室11Aの内部を見る視野方向に対し水平に直行する方向を「幅方向」、視野方向に対し鉛直上方を「上方」と称することがある。図1,2の説明における前方斜視図、後方斜視図の「前方」「後方」も同様の意味で記載している。
ファン13は、本体11の後方に設けられ、送風することで加熱室11A内の空気を撹拌し、循環させる。これにより、加熱室11A内では対流が生じ、加熱室11Aに収容された食材がムラなく加熱される。
操作表示パネル15は、本体11の前方であって開口部11xの上方に設けられている。操作表示パネル15は、例えば調理時間を表示する表示部と調理開始用のボタン及び調理時間を設定するためのボタン等が設けられた操作部を有する。
開閉検知スイッチ16は、後述する扉部20の開閉を検知し、不図示の制御部に信号を送信する。
[扉部]
扉部20は、扉21と、スライドレール22と、トレイ23と、網24と、を有している。
扉21は、開口部11xに対向し開口部11xの前方に設けられた扉本体21aと、扉本体21aの前方に設けられたハンドル21bとを有している。
スライドレール22は、一対の棒状部材である。スライドレール22は、扉21の後方において開口部11xの幅だけ離間し、扉21の幅方向の両側に固定されている。また、スライドレール22は、扉21から後方に延在し、加熱室11Aの中に挿入されている。スライドレール22は、扉21を閉めている状態では加熱室11Aの内部に配置され、扉21を開ける際には加熱室11Aから引き出される。
トレイ23は、一対のスライドレール22の間に掛け渡されている。網24は、トレイ23の上に配置されている。網24の上には、加熱対象物である食材が載置される。これらトレイ23と網24とは、扉21の開閉に伴って移動可能に設けられている。網24に載置された食材は、扉21の開閉に伴って移動可能となっている。
[蒸気供給部]
蒸気供給部30は、水を貯留し水蒸気を発生させる貯水部31と、水蒸気を加熱し過熱水蒸気を調製するヒータボックス36と、貯水部31とヒータボックス36とを接続する蒸気管38と、水を貯留する貯水タンク39とを有している。貯水タンク39は、本体部10の幅方向の一端側に設けられている。
貯水部31は、本体部10の後方に配置されている。貯水部31では、内部に貯留した水を加熱して水蒸気を発生させる。発生した水蒸気は、蒸気管38を介してヒータボックス36に供給される。
ヒータボックス36は、本体11の外側において、本体11の幅方向の両側および上方に設けられている。ヒータボックス36は、貯水部31で発生した水蒸気を加熱するヒータ36aと、水蒸気を流動させる給気ダクト36bと、を有している、ヒータ36aは、給気ダクト36bの内部に設けられている。
ヒータボックス36は、後述するように蒸気供給部30にて発生させた水蒸気が導入され、ヒータボックス36の内部に配置されたヒータ36aを用いて水蒸気を加熱することで、過熱水蒸気を調製する。ヒータボックス36で調整された過熱水蒸気は、本体11の隔壁に設けられ加熱室11Aとヒータボックス36の内部とを接続する貫通孔19から加熱室11Aに供給される。
図3は、蒸気供給部30を説明する模式図である。図に示すように蒸気供給部30は、貯水部31と、ヒータ(加熱手段)32と、給水手段33と、排水手段34と、ヒータボックス36と、制御部37と、蒸気管38と、貯水タンク39とを有している。
貯水部31は、水Wを貯留すると共に、水Wから水蒸気を発生させる内部空間31Aを有している。貯水部31は、内部空間31Aを有し、上方が開口した容器であるポット311と、ポット311の上方の開口を閉じる蓋部312とを有している。また、ポット311の温度を測定する温度計314を有していてもよい。
ポット311は、内部空間31Aの底面313aが、最も低い底部313bに向けて漸次低くなるように傾斜している。図3では、底部313bは、断面視において底面313aの端部に位置する平坦部として示している。
ヒータ32は、ポット311の下方に位置する隔壁313の内部に設けられている。
図4は、ポット311およびヒータ32について示す平面図である。図に示すように、ヒータ32は、棒状の発熱体321と、発熱体321の端末部に設けられた一対の端子部322と、を有する。本実施形態の発熱体321は、円柱状である。ヒータ32には、端子部322に接続された不図示の電源から電流が供給される。これにより、発熱体321は、ポット311および内部空間31Aに貯留された水Wを加熱し、加熱された水Wが蒸発する。
発熱体321は、平面視でU字状に湾曲している。発熱体321は、互いに並行して直線的に延びる一対の直線部321aと、直線部321a同士を湾曲して接続する湾曲部321bと、を有する。一対の直線部321aと湾曲部321bとは、一体に形成されている。
発熱体321は、平面視において、底部313bが設けられた側に一対の直線部321aが突出し、底部313bとは反対側に湾曲部321bが位置するように設けられている。
図3に戻って、給水手段33は、給水管331と給水装置332とを有している。
給水管331は、貯水部31と貯水タンク39とを接続している。給水管331の一端331aは、貯水部31の上部から内部空間31Aに挿入されている。給水管331の他端331bは、貯水タンク39の内部に挿入されている。
給水装置332は、給水管331の経路内に配置され、貯水タンク39に貯留された水Wを貯水部31に供給する。給水装置332として、例えば、チューブポンプを採用できる。
排水手段34は、排水管341と排水装置342とを有している。
排水管341は、貯水部31と貯水タンク39とを接続している。排水管341の一端341aは、貯水部31の上部から内部空間31Aに挿入されている。
詳しくは、排水管341の一端341aは、平面視において、ポット311の底部313bと重なる位置に配置され、かつ給水管331の一端331aよりも低い高さ位置に配置されている。例えば、図に示すように、排水管341の一端341aは、底部313bから少しだけ高い位置に配置されている。これにより、排水時に貯水部31に残留する水Wの量を抑制することができる。
また、排水管341の一端341aは、平面視において、給水管331の一端331aよりも発熱体321の湾曲部321b(図4参照)から離れた位置に配置されている。
発熱体321は、通電した際には、湾曲部321bの近傍において最も発熱量が大きくなる。上述したように、湾曲部321bは平面視で底部313bとは反対側に位置するため、底部313bの近傍では他の位置よりも相対的に温度上昇が抑制される。排水管341の一端341aは、発熱体321の湾曲部321bから離れた位置である底部313bの近傍に配置されていることから、排水管341の一端341aの近傍では、他の位置よりも相対的に温度上昇が抑制されることとなる。これにより、排水管341の一端341aの近傍において、スケール発生を抑制できる。
排水管341の他端341bは、貯水タンク39に接続されている。他端341bには、フィルターが設けられていてもよい。フィルターは、排水中に含まれるスケール片を捕捉し除去することができる。
排水装置342は、排水管341の経路内に配置され、貯水部31に貯留された水Wを貯水タンク39に排水する。排水装置342として、例えば、チューブポンプを採用できる。また、貯水部31の水をサイフォンの原理で排水する場合、排水装置342として排水管341を開閉するバルブを採用することができる。
制御部37は、ヒータ32と、給水手段33における給水装置332と、排水手段34における排水装置342と、を制御する。制御部37は、操作表示パネル15、開閉検知スイッチ16等と接続され、入力される信号に基づいてヒータ32と、給水手段33における給水装置332と、排水手段34における排水装置342と、を制御する。また、制御部37は、ヒータボックス36のヒータ36aを制御することとしてもよい。制御部37による制御の一例については、後述する。
蒸気管38は、一端が貯水部31の内部空間31Aと接続し、他端がヒータボックス36に接続している。貯水部31で発生した水蒸気は、蒸気管38を介してヒータボックス36に供給される。
貯水タンク39は、機器使用により消費される水Wを貯留する。貯水タンク39内の水は、給水手段33により貯水部31に供給される。また、貯水部31内の水Wは、排水手段34により貯水タンク39に排出される。貯水タンク39は、例えば取り外し可能となっていてもよい。
図5は、制御部37による制御の一例を示す説明図である。本実施形態の加熱調理器1においては、食材の加熱調理の終了に際し、制御部37は、まずヒータ32による加熱を停止させる。
「食材の加熱調理の終了に際し」とは、加熱調理の終了時を含む。加熱調理の終了時とは、設定された調理時間が経過したことにより自動的に運転を停止した時や、扉部20が開いていることを開閉検知スイッチ16が検知したことにより調理時間の経過前に運転を停止した時、等が該当する。
ヒータ32による加熱の停止後、図5(a)に示すように、制御部37は給水手段33を制御して、内部空間31Aにおける水面位置が上昇するように貯水部31に給水する。このとき、給水管331を介して内部空間31Aに水Wが供給される。
スケールは、貯水部31の内側壁311aにおいて水面と接する位置に析出しやすい。図5(a)において、ヒータ32による加熱を停止させた直後の水面が符号WL1の位置であるとすると、ヒータ32による加熱停止には、内側壁311aと水面WL1とが接する位置αにスケールが析出しやすい。
このような場合に、上述のように制御部37が給水手段33を制御すると、内部空間31Aにおける水面は、符号WL1の位置から符号WL2の位置に上昇する。すると、位置αは水没するため、位置αにおけるスケールの発生が抑制される。
また、貯水部31内の高温の水HWに対し、給水管331を介して低温の水CWが供給されるため、貯水部31内の水および貯水部31が冷却される。これにより、貯水部31内では水の蒸発が抑制され、スケールの発生が抑制される。
さらに、貯水部31においては、使用により水Wが蒸発し、無機塩等のスケールの原因物質が濃縮されやすい。しかし、上述のように貯水部31に給水することで、貯水部31内の水Wにおけるスケールの原因物質を希釈することができる。これにより、貯水部31におけるスケールの発生が抑制される。
このように、加熱調理の終了に際し、給水手段33により貯水部31に給水し水面位置を上昇させると、貯水部31の温度および貯水部31に貯留された水Wの温度を下げ、スケールの発生を抑制するという効果が期待できる。また、給水手段33により貯水部31に給水し水面位置を上昇させると、加熱調理の終了に際し、毎回同じ水位で貯留部の内壁が乾燥することが抑制され、同じ箇所へのスケールの付着を抑制するという効果が期待できる。
次いで、図5(b)に示すように、制御部37は排水手段34を制御して、内部空間31Aにおける水面位置が下降するように貯水部31から排水する。このとき、排水管341を介して内部空間31Aから水Wを排出する。
これにより、内部空間31Aにおける水面は、符号WL2の位置から符号WL3の位置に下降する。
貯水部31においては、使用により水Wが蒸発し、無機塩等のスケールの原因物質が濃縮されやすい。しかし、上述のように貯水部31から排水することで、貯水部31内のスケールの原因物質を水Wと共に貯水部31の外部に排出することができる。これにより、貯水部31におけるスケールの発生が抑制される。
制御部37は、図5(a)に示す動作と、図5(b)に示す動作とを交互に繰り返して貯水部31におけるスケールの発生を抑制する。制御部37は、予め定めた回数だけ図5の動作を繰り返すように、給水手段33と排水手段34とを制御してもよい。また、制御部37は、温度計314により検出される温度が所定の閾値を下回るまで、図5の動作を繰り返すように、給水手段33と排水手段34とを制御してもよい。
本実施形態の加熱調理器1においては、食材の加熱調理の終了に際し、上述のように蒸気供給部30を制御する。
以上のような構成の加熱調理器1によれば、スケールが生じにくく、長時間安定して使用可能な加熱調理器となる。
なお、本実施形態においては、加熱調理の終了時の制御部の制御について説明したが、本発明における「加熱調理の終了に際し」とは、加熱調理の終了以後のみならず、終了直前も含む概念である。例えば、加熱調理終了直前に、過熱水蒸気の供給を続けながら貯水部31に給水して貯水部31内の水位を上昇させてもよい。
[第2実施形態]
第1実施形態においては、食材の加熱調理の終了に際し、制御部37は、給水手段33を制御して貯水部31に給水し、次いで、排水手段34を制御して貯水部31から排水することとしたが、次のような制御をしてもよい。
すなわち、制御部37は、図5(a)において、給水手段33により給水しながら、排水手段34により排水してもよい。その場合、制御部37は、給水量が排水量を上回るように給水手段33と排水手段34とを制御する。これにより、内部空間31Aにおける水面は、符号WL1の位置から符号WL2の位置に上昇する。
また、図5(a)においては、給水手段33により給水しながら、排水手段34により排水してもよい。その場合、制御部37は、排水量が給水量を上回るように給水手段33と排水手段34とを制御する。これにより、内部空間31Aにおける水面は、符号WL2の位置から符号WL3の位置に下降する。
[第3実施形態]
図6は、第3実施形態における加熱調理器の説明図である。本実施形態の加熱調理器においては、貯水部31における配管の構成が第1実施形態、第2実施形態と異なっている。そのため、以下の説明においては、貯水部31周辺の構成について図示して説明する。
上述の第1実施形態、第2実施形態では、給水管331と排水管341とが別体であることとした。対して、本実施形態の加熱調理器においては、図6に示すように、排水管341の経路の途中に給水管331を接続し、給水管331と排水管341との一部を共有する構成とする。図6においては、排水管341と給水管331との接続箇所を、符号341xで示している。
このような構成を採用する場合、給水管331を介して貯水部31に給水する際に、水が排水管341を介して貯水タンク39側に流れないように、排水管341の経路中にバルブ341vを設けてもよい。排水装置342がこのようなバルブを兼ねることとしてもよい。
同様に、上述のような構成を採用する場合、排水管341を介して貯水部31から排水する際に、水が給水管331を介して貯水タンク39側に流れないように、給水管331の経路中にバルブ331vを設けてもよい。
以上のような構成の加熱調理器であっても、食材の加熱調理の終了に際し、貯水部31内に貯留する水の水面位置を上述したように制御することで、スケールが生じにくく、長時間安定して使用可能な加熱調理器となる。
[第4実施形態]
図7は、第4実施形態における加熱調理器の説明図である。本実施形態の加熱調理器においては、貯水部31における配管の構成が第1実施形態、第2実施形態と異なっている。そのため、以下の説明においては、貯水部31周辺の構成について図示して説明する。
上述の第1実施形態、第2実施形態では、給水管331と排水管341とが、貯水部31のポット311に上方から挿入されることとして示した。対して、本実施形態の加熱調理器においては、図7に示すように、ポット311の底部313bにポット311の隔壁を貫通する貫通孔311bを設け、排水管341を貫通孔311bと連通するように接続する構成とする。
なお、給水管331については、図に示すようにポット311の上方から挿入する構成であってもよく、排水管341と同様にポット311の隔壁を貫通する貫通孔と接続する構成であってもよい。
以上のような構成の加熱調理器であっても、食材の加熱調理の終了に際し、貯水部31内に貯留する水の水面位置を上述したように制御することで、スケールが生じにくく、長時間安定して使用可能な加熱調理器となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
本発明は、オーブンレンジ等の加熱調理器に利用が可能である。
1…加熱調理器、W,CW,HW…水、11…本体、11A…加熱室、30…蒸気供給部、31…貯水部、31A…内部空間、32…ヒータ(加熱手段)、33…給水手段、34…排水手段、37…制御部、39…貯水タンク、313…隔壁、313a…底面、313b…底部、321…発熱体、321b…湾曲部、331…給水管、331a…給水管の一端、332…給水装置、341…排水管、341a…排水管の一端、342…排水装置、WL1,WL2,WL3…水面

Claims (7)

  1. 食材を収容して加熱する加熱室を有する本体と、
    前記加熱室に水蒸気を供給する蒸気供給部と、を備え、
    前記蒸気供給部は、水を貯留する貯水部と、
    前記貯水部に貯留された前記水を加熱する加熱手段と、
    前記貯水部に給水する給水手段と、
    前記加熱手段と前記給水手段とを制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記加熱手段による加熱調理の終了に際し、前記給水手段を制御し、前記貯水部の内部空間における水面位置が上昇するように前記貯水部に給水する加熱調理器。
  2. 前記貯水部から前記排水する排水手段を有し、
    前記制御部は、前記加熱手段による加熱調理の終了に際し、前記給水手段と前記排水手段とを制御し、前記貯水部の内部空間における水面位置が上昇するように前記貯水部に給水する請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 食材を収容して加熱する加熱室を有する本体と、
    前記加熱室に水蒸気を供給する蒸気供給部と、を備え、
    前記蒸気供給部は、水を貯留する貯水部と、
    前記貯水部に貯留された前記水を加熱する加熱手段と、
    前記貯水部に給水する給水手段と、
    前記貯水部から前記排水する排水手段と、
    前記加熱手段と前記給水手段と前記排水手段とを制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記加熱手段による加熱調理の終了に際し、前記給水手段により前記貯水部に給水し、次いで前記排水手段により前記貯水部から排水する加熱調理器。
  4. 前記給水手段は、前記貯水部の上部から前記貯水部の内部空間に一端が挿入された給水管と、
    前記給水管の経路内に配置され、前記水を供給する給水装置と、を有し、
    前記排水手段は、前記上部から前記内部空間に一端が挿入された排水管と、
    前記排水管の経路内に配置され、前記水を排出する排水装置と、を有する請求項2または3に記載の加熱調理器。
  5. 前記加熱手段は、湾曲部を有する棒状の発熱体を有し、
    前記発熱体は、前記貯水部の下部に位置する隔壁の内部に設けられ、
    前記内部空間において、前記排水管の一端は、前記給水管の一端よりも前記発熱体の湾曲部から離れた位置に配置されている請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記内部空間の底面は、最も低い底部に向けて漸次低くなるように傾斜しており、
    前記排水管の一端は、平面視で前記底部と重なる位置において、前記給水管の一端よりも低い高さ位置に配置されている請求項4または5に記載の加熱調理器。
  7. 前記蒸気供給部は、前記水を貯留する貯水タンクを有し、
    前記排水手段は、前記貯水部に貯留された前記水を前記貯水タンクに排水し、
    前記給水手段は、前記貯水タンクに貯留された前記水を前記貯水部に給水する請求項2から5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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