JP2016211423A - 内燃機関の給油構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイル供給量を必要最小限にすることによりオイルポンプの小型化を図ることが可能な内燃機関の給油構造を提供する。
【解決手段】エンジン100における給油パイプ40a(40b)の構造は、オイルが流通するとともにカムシャフト3a(3b)の鉛直上方にカムシャフト3a(3b)に沿って延びるオイル流通経路42と、一方端42a側に設けられオイル流通経路42にオイルを供給するオイル供給部41と、オイル流通経路42に沿って配列され鉛直下方に開口する8個のオイル噴射孔43とを備える。オイル流通経路42には、一方端42a側からオイル供給部41とは反対側の他方端42b側に向かって7個のオイル噴射孔43に亘って延びるように形成され、オイル供給部41から供給されたオイルが各々のオイル噴射孔43に分配されるようにオイル流通経路42の内部を仕切る仕切り部50が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の給油構造に関し、特に、カムシャフトの上方に形成されたオイル流通経路を備えた内燃機関の給油構造に関する。
従来、カムシャフトの上方に形成されたオイル流通経路を備えた内燃機関の給油構造が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、内燃機関のカムシャフトに沿って延びる樹脂部材同士を接合して内部にオイル流路(オイル流通経路)を形成するとともに、オイル流路の底部にカムシャフトに向けて開口する複数のオイル噴射孔を有する潤滑オイルの供給構造(内燃機関の給油構造)が開示されている。この特許文献1に記載の潤滑オイルの供給構造では、オイル(エンジンオイル)が一方端部に設けられたオイル供給孔から細長状のオイル流路を流通してオイル供給孔とは反対側の他方端部まで供給されるとともに、オイル流路に沿って列状に配置されたオイル噴射孔からカムシャフトに向けて噴射されるように構成されている。
特開2007−127014号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された内燃機関の給油構造では、細長状のオイル流路において、一方端部に設けられたオイル供給孔に近いオイル噴射孔と、オイル供給孔から遠い他方端部側のオイル噴射孔とでは、オイル流路内の圧力損失に起因してオイルの噴射圧力(噴射量)がばらつくと考えられる。このため、他方端部側のオイル噴射孔において必要最小限の噴射量を確保するためにより多くの油量をオイル流路に供給する必要があるため、その分、オイルの供給源となるオイルポンプが大型化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、オイル供給量を必要最小限にすることによりオイルポンプの小型化を図ることが可能な内燃機関の給油構造を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における内燃機関の給油構造は、内燃機関の吸気用または排気用の少なくとも一方のカムシャフトの鉛直上方にカムシャフトに沿って延びるように形成され、オイルが流通するオイル流通経路と、オイル流通経路の一方端側に設けられ、オイル流通経路にオイルを供給するオイル供給部と、オイル流通経路に沿って配列されるとともに鉛直下方に開口するように設けられ、オイル流通経路のオイルがカムシャフトに向けて噴射される複数のオイル噴射孔と、を備え、オイル流通経路には、一方端側からオイル供給部とは反対側の他方端側に向かって複数のオイル噴射孔に亘って延びるように形成され、オイル供給部から供給されたオイルが複数のオイル噴射孔の各々に分配されるようにオイル流通経路の内部を仕切る仕切り部が設けられている。
この発明の一の局面による内燃機関の給油構造では、一方端側からオイル供給部とは反対側の他方端側に向かって複数のオイル噴射孔に亘って延びるように形成され、オイル供給部から供給されたオイルが複数のオイル噴射孔の各々に分配されるようにオイル流通経路の内部を仕切る仕切り部をオイル流通経路に設けている。これにより、オイル流通経路の一方端側に設けられたオイル供給部から供給されたオイルがオイル流通経路を流通する過程で、仕切り部によってオイル流通経路内に拡散するオイルの各オイル噴射孔までの流通抵抗(圧力損失)を調整することができる。すなわち、各々のオイル噴射孔が、最も上流に位置するオイル供給部に近いか遠いかに関係なく、各オイル噴射孔に対して油圧を均等に作用させることができる。これにより、オイル供給部から最も遠いオイル噴射孔から規定量のオイルが噴射されるようにオイル流通経路内全体の油圧を高める必要がなく、いずれのオイル噴射孔からも必要最小限の噴射量(散布量)でオイルを噴射させるようにオイル流通経路を構成することができる。この結果、オイルポンプの容量(能力)が過剰とならずオイルポンプの小型化を図ることができる。
上記一の局面による内燃機関の給油構造において、好ましくは、仕切り部は、オイル供給部から供給されたオイルをオイル噴射孔に逃がすオイル逃がし部を含む。
このように構成すれば、オイル流通経路の一方端側に設けられたオイル供給部から供給されたオイルの各々のオイル噴射孔までの流通抵抗(圧力損失)を、仕切り部に設けられたオイル逃がし部を利用して互いに等しくなるように調整することができる。これにより、オイル流通経路がカムシャフトに沿って延びる細長状に形成されている場合であっても、必要最小限の噴射量(散布量)かつ互いに均等な油圧(噴射量)となったオイルを、各々のオイル噴射孔から噴射可能な内燃機関の給油構造を容易に得ることができる。
上記仕切り部がオイル逃がし部を含む構成において、好ましくは、オイル逃がし部は、仕切り部の上端面上に設けられており、オイル流通経路の内部を高さ方向に仕切る仕切り部の上端面の高さが、一方端から他方端に向かって徐々に減少するように構成されている。
このように構成すれば、高さ(仕切り部の突出量)が大きい仕切り部の部分(上流側寄りの部分)によってオイル供給部からオイル供給部に近い側のオイル噴射孔までの流通抵抗を相対的に大きくしてオイルの逃がし量を容易に減少させることができる。反対に、高さ(突出量)が小さい仕切り部の部分(下流側寄りの部分)によってオイル供給部からより遠い側のオイル噴射孔までの流通抵抗を相対的に小さくしてオイルの逃がし量を容易に増加させることができる。これにより、オイル流通経路内での流通抵抗(圧力損失)の不均衡さを容易に是正(平準化)することができる。
上記仕切り部がオイル逃がし部を含む構成において、好ましくは、オイル逃がし部は、オイル供給部から供給されたオイルの一部をオイル噴射孔近傍に直接的に導くように仕切り部を分断するオイル逃がし経路を有する。
このように構成すれば、オイル供給部からオイル流通経路を流通して各々のオイル噴射孔に到達するオイルに加えて、仕切り部のオイル逃がし経路によってオイル流通経路を流通するオイルの一部をオイル噴射孔近傍に直接的に導くことができるので、オイル供給部から各々のオイル噴射孔に到達するオイルの総流量を互いに等しくすることができる。これにより、オイル流通経路内での流通抵抗(圧力損失)の不均衡さを容易に是正することができる。
上記一の局面による内燃機関の給油構造において、好ましくは、仕切り部は、最もオイル供給部側のオイル噴射孔に対応する位置から複数のオイル噴射孔の配列方向に沿って他方端側に延びており、オイル流通経路は、仕切り部が設けられた上流経路部分の経路幅よりも、オイル噴射孔が設けられた下流経路部分の経路幅が大きい。
このように構成すれば、オイル噴射孔が設けられた相対的に経路幅の大きい下流経路部分を流通するオイルの流通抵抗(圧力損失)を、仕切り部が設けられた相対的に経路幅の小さい上流経路部分を流通するオイルの流通抵抗(圧力損失)よりも低減させることができるので、下流経路部分で経路幅(流路断面)が拡大される分、各々のオイル噴射孔にオイルを容易に分配することができる。
なお、上記一の局面による内燃機関の給油構造において、以下の構成も考えられる。
(付記項1)
すなわち、上記オイル逃がし部がオイル逃がし経路を有する内燃機関の給油構造において、オイル逃がし経路の経路幅は、オイル逃がし経路以外のオイル流通経路の経路幅よりも小さい。
(付記項2)
また、上記オイル逃がし部がオイル逃がし経路を有する内燃機関の給油構造において、オイル逃がし経路は、複数のオイル噴射孔の各々に対応して設けられており、オイル流通経路における一方端側に近いオイル噴射孔に対応するオイル逃がし経路の経路幅は、他方端側に近いオイル噴射孔に対応するオイル逃がし経路の経路幅よりも小さい。
本発明の第1実施形態によるエンジンおよび給油装置を概略的に示した斜視図である。 本発明の第1実施形態による給油パイプおよびその下方の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態による給油パイプ部材の構造を示した平面図(上面図)である。 本発明の第1実施形態による給油パイプ部材における仕切り部を示した断面図である。 本発明の第2実施形態による給油パイプ部材の構造を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態による給油パイプ部材の構造を示した平面図(上面図)である。 本発明の第3実施形態による給油パイプ部材の構造を示した平面図(上面図)である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態によるエンジン100の構成を説明する。
(エンジンの概略的な構成)
本発明の第1実施形態による車両(自動車)用のエンジン100(内燃機関の一例)は、図1に示すように、気筒内でピストン1が往復動されることにより吸入・圧縮・膨張(燃焼)・排気の1サイクルを連続的に繰り返してクランクシャフト2を回転させる機能を有している。また、エンジン100は、クランクシャフト2の回転から駆動力を取り出すことにより車両(図示せず)を走行させる駆動源の役割を有している。
エンジン100は、Z方向に延びるシリンダブロック11と、シリンダブロック11のZ1側に締結されるシリンダヘッド12と、シリンダブロック11のZ2側に締結されるクランクケース13とを含むアルミニウム合金製のエンジン本体10を備えている。また、シリンダヘッド12にはヘッドカバー14が被せられている。エンジン本体10内には、駆動力を発生させるピストン1およびコンロッド1aやクランクシャフト2に加えて、各気筒における混合気の爆発タイミングを制御(調整)する吸気用のカムシャフト3aおよび排気用のカムシャフト3bや吸気バルブ4および排気バルブ5などからなるバルブ機構(動弁系タイミング部材)6がシリンダヘッド12内に組み込まれている。
エンジン本体10の内部におけるこれらの駆動機構部(バルブ機構6)が連続的に駆動するために、エンジン100には、潤滑油としてのオイル(エンジンオイル)を循環させる潤滑装置20が設けられている。
(潤滑装置の構成)
潤滑装置20は、オイルポンプ21と、オイルポンプ21によりオイルをエンジン本体10の内部で循環させるための油圧回路部30とを備えている。クランクシャフト2の駆動力を利用して回転されるオイルポンプ21は、オイルをオイルパン13aから吸入ポート21aを介して容積室21cに吸入した後、容積室21cの縮小とともに所定の油圧を発生させた状態で吐出ポート21bから吐出(圧送)する機能を有している。
また、油圧回路部30は、図1に示すように、オイルパン13aとオイルポンプ21の吸入ポート21aとを接続する油路31と、オイルポンプ21の吐出ポート21bとオイルフィルタ22とを接続する油路32と、オイルフィルタ22とクランクシャフト2の内部とを接続する油路33とを含んでいる。また、油圧回路部30は、油路33のX1側の端部から上方(矢印Z1方向)に延びてカムシャフト3a(3b)およびバルブ機構6が配置されたヘッドカバー14の内部に達する油路34をさらに含んでいる。なお、油路34の下流側の末端部には、後述する給油パイプ部材40が取り付けられている。
これにより、オイルポンプ21によりオイルパン13aから汲み上げられたオイルは、油路31、32および33を流通してピストン1まわり(シリンダ内側面やコンロッド1aおよびクランクシャフト2)の可動部(摺動部)に供給される。また、オイルは、油路31、32および34(給油パイプ部材40)を流通してカムシャフト3a(3b)およびバルブ機構6の可動部(摺動部)にも供給される。その後、オイルは、シリンダヘッド12およびシリンダブロック11内を自重により落下してクランクケース13に達するとともにオイルパン13aに戻される。
(給油パイプ部材の構成)
また、図3に示すように、給油パイプ部材40は、オイル供給部41と、一対のオイル流通経路42と、各々のオイル流通経路42に8個ずつ設けられ両側で合計16個のオイル噴射孔43とを有している。オイル供給部41は、油路34(図1参照)の下流側の末端部(オイル流通経路42の最上流側)に位置するとともに、2本に分岐する一対のオイル流通経路42の各々にオイル(エンジンオイル)を供給する役割を有している。オイル供給部41から分岐した一方側(Y1側)のオイル流通経路42は、吸気用のカムシャフト3aの鉛直上方にカムシャフト3aに沿って延びるように形成されている。また、オイル供給部41から分岐した他方側(Y2側)のオイル流通経路42は、排気用のカムシャフト3bの鉛直上方にカムシャフト3bに沿って延びるように形成されている。
また、図2および図3に示すように、オイル噴射孔43は、各々のオイル流通経路42においてカムシャフト3a(3b)に向けて鉛直下方に開口するように設けられている。また、各々のオイル噴射孔43は、オイル流通経路42に沿ってバルブ機構6の配置間隔を隔てて配列されている。これにより、オイル流通経路42を流通するオイルが各々のオイル噴射孔43からカムシャフト3a(3b)に向けて噴射されるように構成されている。なお、オイル噴射孔43の直下(Z2側)にカムシャフト3a(3b)におけるバルブ機構6(図2参照)が配置されている。
(給油パイプ部材の構造)
また、給油パイプ部材40に関して構造的に説明する。なお、以下では、給油パイプ部材40のうち、吸気用のカムシャフト3aの上方に配置された給油パイプ40aの部分について説明する。すなわち、排気用のカムシャフト3bの上方に配置された給油パイプ40bの部分についても、構造的にはほぼ同様であるので説明を省略する。
図2に示すように、給油パイプ部材40は、オイル流通経路42、オイル噴射孔43および後述する仕切り部50が一体的に形成された樹脂製の本体部材401と、本体部材401の上面401aに接合される樹脂製の蓋部材402とによって構成されている。すなわち、平面的に見て枠状(図3参照)を有する本体部材401に対して枠状を有する蓋部材402が重ね合されて接合(振動溶着を用いて接合)されることによって、本体部材401と蓋部材402とが対向する内部空間に、オイル供給部41、オイル流通経路42、オイル噴射孔43および仕切り部50が形成されるように構成されている。
(個々の給油パイプ内部の詳細な構造)
ここで、第1実施形態では、図3に示すように、給油パイプ40aにおけるオイル流通経路42には、オイル供給部41が配置された一方端42a側(X1側)から、オイル供給部41とは反対側の他方端42b側(X2側)に向かって延びる仕切り部50が設けられている。また、仕切り部50は、オイル噴射孔43のY1側の側方領域において、X1側から数えて第1番目〜第7番目の7個のオイル噴射孔43に亘って延びている。なお、オイル流通経路42に仕切り部50が設けられた給油パイプ40a(40b)の構造は、本発明の「内燃機関の給油構造」の一例である。
したがって、オイル流通経路42は、オイル供給部41から矢印X2方向に仕切り部50に沿って他方端42b近傍まで延びる細長状の上流経路部分44と、他方端42b近傍において折り返して矢印X1方向に沿って一方端42aに向かって延びる下流経路部分45とによって構成されている。また、下流経路部分45の底部に8個のオイル噴射孔43が下方(紙面奥側)に開口している。そして、第1実施形態では、仕切り部50は、オイル流通経路42を流通するオイルが全て(8個)のオイル噴射孔43の各々に均等に分配されるようにオイル流通経路42の内部を仕切る役割を有している。
この場合、第1実施形態では、仕切り部50は、全ての形成領域(X軸方向)に亘って本体部材401の内底面から上方(鉛直上方)に延びて蓋部材402の下面に接合されているわけではない。すなわち、仕切り部50には、オイル供給部41から供給されたオイルを各々のオイル噴射孔43に逃がすオイル逃がし部51が設けられている。
具体的には、図4に示すように、オイル逃がし部51は、仕切り部50の上端面50a上に設けられている。すなわち、上端面50aと蓋部材402の下面との隙間部分がオイル逃がし部51に相当する。この場合、オイル流通経路42の内部を高さ方向(Z軸方向)に仕切る仕切り部50の高さH(本体部材401の内底面から蓋部材402の下面への突出量)が、一方端42aでの高さH1(最大値)から他方端42bでの高さH2(最小値)に向けて一定の傾き(矢印X2方向への下り勾配)を有して徐々に減少するように構成されている。したがって、傾斜面となった上端面50aと蓋部材402の下面との隙間部分(オイル逃がし部51)が、一方端42aから他方端42bに向かって徐々に広がるように構成されている。
また、第1実施形態では、図3に示すように、仕切り部50は、最もオイル供給部41寄り(第1番目)のオイル噴射孔43に対応する位置から、残り7個のオイル噴射孔43に沿って他方端42b側に延びている。そして、オイル流通経路42は、仕切り部50が設けられた細長状の上流経路部分44の経路幅(溝幅)W1よりも、仕切り部50が設けられていない下流経路部分45の経路幅(溝幅)W2が大きくなるように構成されている。
これにより、図4に示すように、オイル供給部41から供給されたオイルは、上流経路部分44(経路幅W1)を矢印X2方向に流れて他方端42b近傍に達し、他方端42b近傍で矢印X1方向に折り返して下流経路部分45(経路幅W2)を流れて第8番目〜第1番目の8個のオイル噴射孔43へと順次供給される。また、これと同時に、オイル供給部41から供給されたオイルは、上流経路部分44の途中で仕切り部50の上端面50aを乗り越えて上流経路部分44側からオイル逃がし部51を介して第1番目〜第7番目の7個のオイル噴射孔43に供給されるように構成されている。
このように、給油パイプ40aでは、オイル供給部41から供給されたオイルは、仕切り部50に沿って上流経路部分44および下流経路部分45へと流れる経路と、オイル逃がし部51を介して(仕切り部50を乗り越えて)下流経路部分45に流れる経路とによって8個全てのオイル噴射孔43に拡散されるようになる。この際、仕切り部50の高さHが一方端42a(高さH1)から他方端42b(高さH2)へと変化されるので、仕切り部50の上流側寄りの部分によってオイル供給部41からオイル供給部41に近い側のオイル噴射孔43までの流通抵抗が相対的に大きくなってオイルの逃がし量が減少する一方、仕切り部50の下流側寄りの部分によってオイル供給部からより遠い側のオイル噴射孔43までの流通抵抗が相対的に小さくなってオイルの逃がし量が増加する。これにより、各々のオイル噴射孔43が、最も上流に位置するオイル供給部41に近いか遠いかに関係なく、全てのオイル噴射孔43からの噴射量(散布量)が平準化されるように構成されている。
なお、図3に示すように、オイル供給部41から反対側(Y2側)に延びる給油パイプ40bについても、給油パイプ40aと同様の現象を伴ってオイルが流れる。これにより、給油パイプ40bにおいても、各々のオイル噴射孔43が、最も上流となるオイル供給部41に近いか遠いかに関係なく、全てのオイル噴射孔43からの噴射量(散布量)が平準化されるように構成されている。第1実施形態におけるエンジン100の給油構造(給油パイプ部材40)は、上記のように構成されている。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、一方端42a側から他方端42b側に向かって7個のオイル噴射孔43に亘って延びるように形成され、オイル供給部41から供給されたオイルが8個のオイル噴射孔43の各々に分配されるようにオイル流通経路42の内部を仕切る仕切り部50をオイル流通経路42に設ける。これにより、オイル流通経路42の一方端42a側に設けられたオイル供給部41から供給されたオイルがオイル流通経路42を流通する過程で、仕切り部50によってオイル流通経路42内に拡散するオイルの各オイル噴射孔43までの流通抵抗(圧力損失)を調整することができる。すなわち、各々のオイル噴射孔43が、最も上流に位置するオイル供給部41に近いか遠いかに関係なく、各オイル噴射孔43に対して油圧を均等に作用させることができる。これにより、オイル供給部41から最も遠いオイル噴射孔43から規定量のオイルが噴射されるようにオイル流通経路42内全体の油圧を高める必要がなく、いずれのオイル噴射孔43からも必要最小限の噴射量(散布量)でオイルを噴射させるように給油パイプ40aおよび40b(オイル流通経路42)を構成することができる。この結果、オイルポンプ21の容量(能力)が過剰とならずオイルポンプ21の小型化を図ることができる。また、バルブ機構6が十分に潤滑可能となる散布量自体を最小限に留めることができるので、給油パイプ部材40の小型化も図ることができる。
また、第1実施形態では、オイル供給部41から供給されたオイルをオイル噴射孔43に逃がすオイル逃がし部51を仕切り部50に設ける。これにより、オイル流通経路42の一方端42a側に設けられたオイル供給部41から供給されたオイルの各々のオイル噴射孔43までの流通抵抗(圧力損失)を、仕切り部50とともに仕切り部50に設けられたオイル逃がし部51をも利用して互いに等しくなるように調整することができる。これにより、オイル流通経路42がカムシャフト3a(3b)に沿って延びる細長状に形成されている場合であっても、必要最小限の噴射量(散布量)かつ互いに均等な油圧(噴射量)となったオイルを、各々のオイル噴射孔43から噴射可能なエンジン100の給油パイプ部材40(給油パイプ40aおよび40b)を容易に得ることができる。
また、第1実施形態では、オイル逃がし部51が仕切り部50の上端面50a上に設けられており、オイル流通経路42の内部を高さ方向に仕切る仕切り部50の上端面50aの高さHを一方端42aの高さH1から他方端42bの高さH2に向けて徐々に減少させる。これにより、高さH(仕切り部50の上方への突出量)が大きい仕切り部50の上流側寄りの部分によってオイル供給部41からオイル供給部41に近い側のオイル噴射孔43までの流通抵抗を相対的に大きくしてオイルの逃がし量を容易に減少させることができる。反対に、高さH(突出量)が小さい仕切り部50の下流側寄りの部分によってオイル供給部からより遠い側のオイル噴射孔43までの流通抵抗を相対的に小さくしてオイルの逃がし量を容易に増加させることができる。これにより、オイル流通経路42内での流通抵抗(圧力損失)の不均衡さを容易に是正(平準化)することができる。
また、第1実施形態では、仕切り部50が設けられた上流経路部分44の経路幅(溝幅)W1よりもオイル噴射孔43が設けられた下流経路部分45の経路幅(溝幅)W2が大きくなるようにオイル流通経路42を構成する。これにより、オイル噴射孔が設けられた相対的に経路幅W2の大きい下流経路部分45を流通するオイルの流通抵抗(圧力損失)を、仕切り部50が設けられた相対的に経路幅W1の小さい上流経路部分44を流通するオイルの流通抵抗よりも低減させることができるので、下流経路部分45で経路幅(流路断面)が拡大される分、各々のオイル噴射孔43にオイルを容易に分配することができる。
[第2実施形態]
次に、図1、図3、図5および図6を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、一様な高さを有する仕切り部250における所定位置に仕切り部250を分断するオイル逃がし経路52を設けた例について示す。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して図示する。
(給油パイプ部材の構造)
本発明の第2実施形態におけるエンジンの給油構造では、図6に示すように、油路34(図1参照)の下流側の末端部に給油パイプ部材240が取り付けられている。なお、給油パイプ部材240の外形形状は、給油パイプ部材40(図3参照)と同様である。また、給油パイプ部材240は、オイル供給部41と、一対のオイル流通経路242と、複数(合計16個)のオイル噴射孔43とを備えている。また、給油パイプ部材240は、給油パイプ240aおよび240bによって構成されている。
(個々の給油パイプ内部の詳細な構造)
給油パイプ240aにおけるオイル流通経路242には、オイル供給部41が配置された一方端42a側(X1側)から矢印X2方向に沿って第1番目〜第4番目のオイル噴射孔43に亘って延びる仕切り部250が設けられている。また、仕切り部250は、給油パイプ240aの中央部において終端する終端部255を有している。したがって、X1側から数えて第5番目〜第8番目のオイル噴射孔43に沿っては、仕切り部250は設けられていない。なお、オイル流通経路242に仕切り部250が設けられた給油パイプ240aおよび240bの構造は、本発明の「内燃機関の給油構造」の一例である。
これにより、オイル流通経路242は、オイル供給部41から仕切り部250に沿って中央部まで延びる細長状の上流経路部分44と、中央部において折り返して一方端42aに向かって延びる下流経路部分245aと、中央部からさらに矢印X2方向に延びて他方端42b近傍に達する下流経路部分245bとによって構成されている。
ここで、第2実施形態では、仕切り部250は、オイル供給部41から供給されたオイルを第1番目〜第4番目のオイル噴射孔43の近傍に逃がすオイル逃がし経路52(オイル逃がし部の一例)を有している。
具体的には、図5に示すように、オイル逃がし経路52は、X1側から数えて第1番目〜第4番目の各々のオイル噴射孔43の近傍(若干上流側)に位置するように、仕切り部250を分断するように溝状に形成されている。また、溝状を有するオイル逃がし経路52の経路幅(溝幅)W51〜W54(図6参照)は、オイル逃がし経路52以外のオイル流通経路242の上流経路部分44の経路幅W1および下流経路部分245a(245b)の経路幅W2よりも小さく構成されている。さらには、オイル流通経路242における一方端42a側から中央部に向かうにしたがって、オイル逃がし経路52の経路幅W51〜W54(図6参照)が順次拡大されるように構成されている。すなわち、オイル流通経路242における一方端42a側に最も近い第1番目のオイル噴射孔43に対応するオイル逃がし経路52の経路幅(溝幅)W51は最も狭く(小さく)、矢印X2方向に隣接する第2番目のオイル噴射孔43に対応するオイル逃がし経路52の経路幅(溝幅)W52は経路幅W51よりも広い(大きい)。そして、図6に示すように、オイル流通経路242における中央部に最も近い第4番目のオイル噴射孔43に対応するオイル逃がし経路52の経路幅(溝幅)W54が、経路幅W51〜W54の中で最も広くなるように構成されている。
また、図5および図6に示すように、各々のオイル逃がし経路52は、上流側から下流側に向かって仕切り部250を斜め方向に分断している。そして、各々のオイル逃がし経路52の下流側の延長線上にオイル噴射孔43が配置されている。
これにより、オイル供給部41から供給されたオイルは、上流経路部分44(経路幅W1)を矢印X2方向に流れて中央部近傍に達し、矢印X1方向に折り返して下流経路部分245a(経路幅W2)を流れて第4番目〜第1番目のオイル噴射孔43へと順次供給される。また、これと同時に、図5に示すように、オイル供給部41から供給されたオイルは、上流経路部分44の途中で仕切り部250のオイル逃がし経路52(経路幅W51〜W54<経路幅W1<経路幅W2:図6参照)を介して第1番目〜第4番目の4個のオイル噴射孔43に供給される。
このように、給油パイプ240aでは、オイル供給部41から供給されたオイルは、仕切り部250に沿って上流経路部分44および下流経路部分245aへと流れる経路と、オイル逃がし経路52を介して下流経路部分245aに流れる経路とによって第4番目〜第1番目の4個のオイル噴射孔43に拡散されるようになる。この際、オイル逃がし経路52の経路幅が一方端42a(経路幅W51)から他方端42b(経路幅W54)へと変化(増加)されるので、仕切り部250の上流側寄りの部分によってオイル供給部41からオイル供給部41に近い側のオイル噴射孔43までの流通抵抗が相対的に大きくなってオイルの逃がし量が減少する一方、仕切り部250の下流側寄りの部分によってオイル供給部からより遠い側のオイル噴射孔43までの流通抵抗が相対的に小さくなってオイルの逃がし量が増加する。これにより、各々のオイル噴射孔43が、最も上流に位置するオイル供給部41に近いか遠いかに関係なく、第1番目〜第4番目の4個のオイル噴射孔43からの噴射量(散布量)が平準化されるように構成されている。
なお、図6に示すように、下流経路部分245aへ流れないオイルは、中央部近傍からさらに矢印X2方向へと下流経路部分245b(経路幅W2)を流れて第5番目〜第8番目の4個のオイル噴射孔43へと順次供給される。この際、第2実施形態では、仕切り部250が設けられた上流経路部分44の経路幅W1よりも、仕切り部250が設けられていない下流経路部分245bの経路幅W2が大きい(W1<W2)。したがって、中央部近傍から下流経路部分245b(経路幅W2)へと流れるオイルは、流経路部分44よりも流通抵抗が減らされた状態で第5番目〜第8番目の4個のオイル噴射孔43へと順次供給される。これらによって、給油パイプ240aでは、各々のオイル噴射孔43が、最も上流に位置するオイル供給部41に近いか遠いかに関係なく、第1番目〜第8番目の8個のオイル噴射孔43からの噴射量(散布量)が平準化されるように構成されている。
なお、図6に示すように、オイル供給部41から反対側(Y2側)に延びる給油パイプ240bについても、給油パイプ240aと同様の現象を伴ってオイルが流れる。これにより、給油パイプ240bにおいても、全てのオイル噴射孔43からの噴射量(散布量)が平準化されるように構成されている。なお、第2実施形態による給油パイプ部材240のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、オイル供給部41から供給されたオイルの一部をオイル噴射孔43の各々に直接的に導くように仕切り部250を分断するオイル逃がし経路52を複数設ける。これにより、オイル供給部41からオイル流通経路242を流通して各々のオイル噴射孔43に到達するオイルに加えて、仕切り部250のオイル逃がし経路52によってオイル流通経路242を流通するオイルの一部をオイル噴射孔43の近傍に直接的に導くことができるので、オイル供給部41から各々のオイル噴射孔43に到達するオイルの総流量を互いに等しくすることができる。これにより、オイル流通経路242内での流通抵抗(圧力損失)の不均衡さを容易に是正することができる。
また、第2実施形態では、オイル逃がし経路52の経路幅W51〜W54をオイル逃がし経路52以外のオイル流通経路242の上流経路部分44の経路幅W1および下流経路部分245aの経路幅W2よりも小さく構成する。これにより、下流経路部分245aを経由せずに上流経路部分44から第1番目〜第4番目の4個のオイル噴射孔43に直接的に供給されるオイルの量を詳細に調整することができる。すなわち、オイル逃がし経路52を介して第1番目〜第4番目の4個のオイル噴射孔43に過剰にオイルが供給されることに起因して、オイル流通経路242における第1番目〜第8番目の8個のオイル噴射孔43へのオイルの拡散量(供給量)が不均衡になるのを効果的に防止することができる。
また、第2実施形態では、オイル流通経路242における一方端42a側に最も近い第1番目のオイル噴射孔43に対応するオイル逃がし経路52の経路幅W51は最も狭く、矢印X2方向に隣接する第2番目、第3番目および第4番目の各々のオイル噴射孔43に対応するオイル逃がし経路52の経路幅W52、経路幅W53および経路幅W54を順次拡大するように構成する。これにより、各オイル逃がし経路52を流通するオイルのうち、より上流側に位置するオイル逃がし経路52から対応するオイル噴射孔43へのオイル流量を相対的に少なく(流通抵抗を相対的に大きく)、より下流側に位置するオイル逃がし経路52から対応するオイル噴射孔43へのオイル流量を相対的に多く(流通抵抗を相対的に小さく)するように調整することができる。これにより、オイル流通経路242内での流通抵抗(圧力損失)の不均衡さを容易に是正(平準化)することができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図1、図3および図7を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、上記第2実施形態と異なり、中央部から矢印X2方向に延びる下流経路部分345bの経路幅(溝幅)W3を、中央部から矢印X1方向に延びる下流経路部分245bの経路幅(溝幅)W2よりも大きく(太く)した例について示す。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成には、同じ符号を付して図示する。
(給油パイプ部材の構成)
本発明の第3実施形態におけるエンジンの給油構造では、図7に示すように、油路34の下流側の末端部(図1参照)に給油パイプ部材340が取り付けられている。なお、給油パイプ部材340の外形形状は給油パイプ部材40(図3参照)と同様である。また、給油パイプ部材340は、オイル供給部41と、一対のオイル流通経路342と、複数(合計16個)のオイル噴射孔43とを備えている。また、給油パイプ部材340は、給油パイプ340aおよび340bによって構成されている。
(個々の給油パイプ内部の詳細な構造)
そして、第3実施形態では、オイル流通経路342は、仕切り部250が設けられた細長状の上流経路部分44の経路幅(溝幅)W1よりも、仕切り部250が設けられていない下流経路部分345bの経路幅W3が大きくなる(W1<W3)ように構成されている。また中央部から矢印X2方向に延びる下流経路部分345bの経路幅W3は、中央部から矢印X1方向に延びる下流経路部分345aの経路幅W2よりも大きくなる(W2<W3)ように構成されている。なお、オイル流通経路342に仕切り部250が設けられた給油パイプ340aおよび340bの構造は、本発明の「内燃機関の給油構造」の一例である。
これにより、オイル供給部41から供給されたオイルは、上流経路部分44(経路幅W1)を矢印X2方向に流れて中央部近傍に達し、矢印X1方向に折り返して下流経路部分345a(経路幅W2)を流れて第4番目〜第1番目のオイル噴射孔43へと順次供給される。また、一部のオイルは、中央部近傍からさらに矢印X2方向へと下流経路部分245b(経路幅W2)を流れて第5番目〜第8番目の4個のオイル噴射孔43へと順次供給される。この際、第5番目〜第8番目のオイル噴射孔43が設けられた相対的に経路幅W3の大きい下流経路部分345bを流通するオイルの流通抵抗(圧力損失)は、第1番目〜第4番目のオイル噴射孔43が設けられた相対的に経路幅W2の小さい下流経路部分345aを流通するオイルの流通抵抗(圧力損失)よりも低減される。したがって、オイル供給部41から矢印X2方向に遠く離れ、かつ、オイル逃がし経路52の存在しない下流経路部分345bで流路断面(経路幅W3)が最も拡大される分、第1番目〜第8番目の8個のオイル噴孔43にオイルが容易に均等に分配される。
なお、図7に示すように、オイル供給部41から反対側(Y2側)に延びる給油パイプ340bについても、給油パイプ340aと同様の現象を伴ってオイルが流れる。これにより、給油パイプ340bにおいても、全てのオイル噴射孔43からの噴射量(散布量)が平準化されるように構成されている。なお、第3実施形態による給油パイプ部材340のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、仕切り部250が設けられた上流経路部分44の経路幅W1よりも第5番目〜第8番目のオイル噴射孔43が設けられた下流経路部分345bの経路幅W3が大きくなるようにオイル流通経路342を構成する。これにより、第5番目〜第8番目のオイル噴射孔43が設けられた相対的に経路幅W3の大きい下流経路部分345bを流通するオイルの流通抵抗(圧力損失)を、仕切り部250が設けられた相対的に経路幅W1の小さい上流経路部分44を流通するオイルの流通抵抗(圧力損失)よりも効果的に低減させることができる。さらには、第5番目〜第8番目のオイル噴射孔43が設けられた相対的に経路幅W3の大きい下流経路部分345bを流通するオイルの流通抵抗(圧力損失)を、第1番目〜第4番目のオイル噴射孔43が設けられた相対的に経路幅W2の大きい下流経路部分345aを流通するオイルの流通抵抗(圧力損失)よりも低減させることができる。このように、オイル供給部41から遠く離れ、かつ、オイル逃がし経路52の存在しない下流経路部分345bで経路幅W3(流路断面)が拡大される分、第1番目〜第8番目の各々のオイル噴射孔43にオイルを容易に均等に分配することができる。なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1実施形態では、仕切り部50(上端面50a)の高さHを一方端42aの高さH1から他方端42bの高さH2へと一定の傾きを有して減少させたが、本発明はこれに限られない。上端面50aを一方端42aから他方端42bに向かって階段状に低くなるように形成してもよいし、オイルの圧力損失の特性に合わせて上端面50aが曲面を有して一方端42aから他方端42bへ高さHを減少させてもよい。
また、上記第1実施形態では、仕切り部50を給油パイプ40aの一方端42aから他方端42b近傍まで延びるように形成したが、本発明はこれに限られない。たとえば、高さHが徐々に減少される仕切り部50を一方端42aから中央部までで終端させてもよい。
また、上記第2実施形態では、オイル逃がし経路52を有する仕切り部250を給油パイプ240a(240b)における一方端42a側から中央部までしか設けなかったが、本発明はこれに限られない。すなわち、上記第1実施形態に適用した仕切り部50のように、オイル逃がし経路52を有する仕切り部250を一方端42a側から他方端42b近傍まで延びるように形成してもよい。この場合、8個全てのオイル噴射孔43の近傍に位置するように仕切り部250を分断するオイル逃がし経路52を設けてもよいし、他方端42b近傍領域において、オイル逃がし経路52を設けずに単に高さHを減少(徐変)させるようにオイル逃がし部を構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、一方端42aから他方端42bへ高さHを減少させる仕切り部50を設けるとともに、上記第2実施形態では、オイル逃がし経路52を有する仕切り部250を設けたが、本発明はこれに限られない。すなわち、仕切り部50の全域に亘って高さHを減少させ、かつ、オイル逃がし経路52も有するように構成してもよい。
また、上記第2および第3実施形態では、仕切り部250を分断する溝状のオイル逃がし経路52を設けたが、本発明はこれに限られない。板状の仕切り部250を厚み方向に斜めに貫通する貫通孔(オイル逃がし経路の一例)を設けるように構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、上流経路部分44の経路幅W1を一定としたが、本発明はこれに限られない。たとえば、経路幅W2や経路幅W3よりも小さい範囲であれば、上流経路部分44の経路幅W1を下流に向かって徐々にまたは段階的に増加させるように構成してもよい。この場合、仕切り部50(250)の厚み(Y軸方向)を一方端42aから他方端42bへ向かって減少させるように構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、本体部材401の側に上方(蓋部材402)に突出する仕切り部50(250)を一体的に設けたが、本発明はこれに限られない。すなわち、蓋部材402の側に下方(本体部材401)に垂下する仕切り部50(250)を一体的に設けてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、樹脂製の本体部材401と蓋部材402とを接合して給油パイプ部材40(240、340)を形成したが、本発明はこれに限られない。金属材料(アルミニウム合金など)を用いて給油パイプ部材40を形成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、吸気用のカムシャフト3aおよび排気用のカムシャフト3bの両方の給油構造に本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。すなわち、本発明の「内燃機関の給油構造」を、吸気用のカムシャフト3aまたは排気用のカムシャフト3bのいずれかの鉛直上方に配置してもよい。
また、上記第1実施形態の給油パイプ40aと上記第2実施形態の給油パイプ240aとによってカムシャフト3aおよび3bの鉛直上方に配置される給油パイプ部材を構成してもよい。同様に、上記第2実施形態の給油パイプ240aと上記第3実施形態の給油パイプ340aとによってカムシャフト3aおよび3bの上方に配置される給油パイプ部材を構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、給油パイプ40における片側のオイル流通経路42に8個のオイル噴射孔43を設けたが、本発明はこれに限られない。オイル噴射孔43の個数については、内燃機関の気筒数に応じて当然変更されるべきものである。
また、上記第1〜第3実施形態では、エンジン100を備えた車両(自動車)に搭載される潤滑装置20に本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。車両以外の設備機器用の内燃機関の給油構造に対して本発明を適用してもよい。また、内燃機関としては、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンおよびガスエンジンなどが適用可能である。
3a、3b カムシャフト
20 潤滑装置
21 オイルポンプ
40、240、340 給油パイプ部材
40a、40b、240a、240b、340a、340b 給油パイプ
41 オイル供給部
42、242、342 オイル流通経路
42a 一方端
42b 他方端
43 オイル噴射孔
44 上流経路部分
45、245a、245b、345a、345b 下流経路部分
50、250 仕切り部
50a 上端面
51 オイル逃がし部
52 オイル逃がし経路(オイル逃がし部)
100 エンジン(内燃機関)

Claims (5)

  1. 内燃機関の吸気用または排気用の少なくとも一方のカムシャフトの鉛直上方に前記カムシャフトに沿って延びるように形成され、オイルが流通するオイル流通経路と、
    前記オイル流通経路の一方端側に設けられ、前記オイル流通経路にオイルを供給するオイル供給部と、
    前記オイル流通経路に沿って配列されるとともに鉛直下方に開口するように設けられ、前記オイル流通経路のオイルが前記カムシャフトに向けて噴射される複数のオイル噴射孔と、を備え、
    前記オイル流通経路には、前記一方端側から前記オイル供給部とは反対側の他方端側に向かって前記複数のオイル噴射孔に亘って延びるように形成され、前記オイル供給部から供給されたオイルが前記複数のオイル噴射孔の各々に分配されるように前記オイル流通経路の内部を仕切る仕切り部が設けられている、内燃機関の給油構造。
  2. 前記仕切り部は、前記オイル供給部から供給されたオイルを前記オイル噴射孔に逃がすオイル逃がし部を含む、請求項1に記載の内燃機関の給油構造。
  3. 前記オイル逃がし部は、前記仕切り部の上端面上に設けられており、
    前記オイル流通経路の内部を高さ方向に仕切る前記仕切り部の上端面の高さが、前記一方端から前記他方端に向かって徐々に減少するように構成されている、請求項2に記載の内燃機関の給油構造。
  4. 前記オイル逃がし部は、前記オイル供給部から供給されたオイルの一部を前記オイル噴射孔近傍に直接的に導くように前記仕切り部を分断するオイル逃がし経路を有する、請求項2に記載の内燃機関の給油構造。
  5. 前記仕切り部は、最も前記オイル供給部側の前記オイル噴射孔に対応する位置から前記複数のオイル噴射孔の配列方向に沿って前記他方端側に延びており、
    前記オイル流通経路は、前記仕切り部が設けられた上流経路部分の経路幅よりも、前記オイル噴射孔が設けられた下流経路部分の経路幅が大きい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の給油構造。
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